TERROR [i]
1.KAKINAGURI i
2.怪談
卍里さんの話
とある人気ラジオ番組が、大阪地区中心のテレビ番組化されたときのエピソードです。
番組内で[笑福亭T瓶]が心霊体験のお便りを扱うコーナーがありました。
そこに、女子高生から一通の手紙と写真が送られて来たのです。
写真には、当の本人と友人2人が写っていました。
友人2人共、写真に写っていない部位(足とか腕)があり、
その後、2人共死亡(事故と自殺)なさったというのです。
恐ろしいことに、死んだ時に、写らなかった部分が無くなっていたそうです。
そして当の本人は首の部分が写っておらず、「恐くて外出できない」という意味合いの手紙の内容だったのでした。
それを読んだT氏は、
「そんな事、あるはず無い!きっと偶然やっ!今から此処(ラジオ局)に来い!」
と言ったそうです。
でも、その女子高生はなかなか了承せず、T氏が
「局からタクシーをよこすから。それなら安心やろっ!」
と説得し、彼女はスタジオへ来る事になったのでした。
しかし・・・・・・・いくら待っても彼女は現れませんでした
・・・・・結局、放送時間を過ぎてしまったのですが、T氏は待ち続けたそうです。
しばらくして、担当のスタッフがあわてた様子で控室に飛び込んできて、告げたんです。
「彼女を乗せたタクシーが事故に遭った!」
いったい、彼女に何が起こったのか・・・?
VTR収録中に電話でテレビ局に来るように説得された彼女は、母親同伴でテレビ局に着く事が出来たのですが、
彼女がタクシーから降りようとしていた その時、
暴走してきたオートバイがタクシーに激突し、
彼女は首が切断され即死。
その光景を目の当たりにした母親は錯乱してしまって、
その女の子の返り血を大量に浴びたままでスタジオに駆け込み、
T氏に血だらけの手で掴みかかろうとしたのでした。
しかしスタッフに制止された彼女の母親は、
事故現場であるテレビ局玄関にもどり・・・・、
【切断された娘の首】を手に持ち、
再びスタジオに向かったのです。
あまりの異様な状況に、
今度は誰も母親を制止することが出来ず、
公開生放送だった為、スタジオの観客は悲鳴を上げるだけで、
カメラが天井を写して続けたままCMに雪崩れ込み、
放送はその時点で終わってしまったそうです・・・。
その後、当然番組は打ち切りとなり、
T氏は責任を感じて活動を自粛したそうです。
なお、この話は業界では絶対に禁句なのだそうです・・・。
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