タイトル : Re:魔を滅する者
投稿者 : セス
投稿時間 : 2010年5月29日20時42分46秒
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>こんばんは。お久しぶりですセスさん。
お久しぶりです、レスが大変遅くなってすみません。
>>『海王様がご乱心です!』
>>「・・・は?」
>> 冥王にこんな声と表情をさせたというだけでも、この報告をした魔族は後世まで語り継がれる資格があるかもしれない――もし他者が見ていれば、そんな感想を抱くほどに、五人の腹心の中でも、最大の力を有する高位魔族は間の抜けた声を漏らし、目を点にした。
>殿のご乱心でござる!
>…なんかちがうよーな
いえ、多分そんな感じです(をい
>>「・・・じゃあ、あとは君たちに任せるよ」
>めんどくさそうな予感がしたんでしょうか?
>あっさり放棄しようとしましたね。さすが冥王。切り捨てるのも早いです。
実力は高くても、かなり部下の扱い悪いですからね、彼・・・(笑
>>『お待ちくださいいいいいっ!』
>> 空間を渡ってその場を速やかに立ち去ろうとしたものの、複数の魔族にしがみつかれて断念。
>> 次の瞬間、海王が手にした矛で魔力波を文字通り一刀両断した。
>>「・・・てうそぉ!?」
>> 思わず叫ぶ冥王に向けて、海王が矛を振りかざし――
>冥王の面目丸つぶれ。
>ピンチだフィブリゾ海王の得物が
>>ごずっ。
>>
>>「・・・はうっ」
>> 鈍い音と共に、海王は妙になよやかな動作で倒れた。
>>「・・・許せ、海王」
>> そう呟くのは、いつの間にか海王の後ろに近づき、魔力をこめた拳で後頭部を殴りつけた獣王である。
>なんの躊躇もなくどつくとは、やはり長年の付き合いというのは大事ってことですか?
獣王様って割と律儀なイメージあるので、あの後
「とっさのこととは言え、すまなかった」
て謝ってそうな気がします。
>>「・・・ふっ。終わったか」
>>「何もしてないだろ、君」
>> 涼しげな表情で呟く覇王に、冥王はじっとりした視線を向けながら突っ込む。
>>
>>「さてと、海王は贈り物を見てこうなったって言うけど一体・・・」
>> 冥王の声が途切れた。
>>「どうした?フィ・・・」
>> 訝しげに問いかけた獣王も同じく口をつぐむ。
>>「?汝らどうし・・・」
>> 覇王も『それ』を目にして絶句する。
>>
>>それは一枚の絵だ。
>>描かれているのは、一人の男。燃え盛る焔が揺らめくがごとく緋色の長髪をなびかせ、浅黒く彫りの深い顔に獰猛な薄ら笑いを浮かべている偉丈夫だ。
>> その名は魔竜王ガーヴ。魔族に反旗を翻した赦されざる裏切り者。
>>ただしこの場合、見たものを絶句させたのは、他の要素である。
>> たくましい体躯にまとうのは・・・セーラー服である。
>薄ら笑い浮かべながらセーラー……目的のためなら手段を選ぶなとは言いますけど。
>これじゃ手段のためなら目的を選んでません。なりふりかまってませんね。
まるでどこぞの聖王家の長女のごとく(をい
>>ちゅどおおおおんっ!
>>
>> 三体の高位魔族は思わず、その場に膝をつく。
>>「・・・こ・・・これはひょっとして・・・新手の精神攻撃!?てことは送り主はガーヴ?」
>>「・・・生き延びるためとは言え、だいぶ・・・手段を選ばなくなったようだな・・・」
>>「た・・・確かにこれは効くな・・・海王が半狂乱になったのも分かる・・・下級の純魔族ならば、瞬時に滅び去っていたかもしれん・・・他のものが見なくてよかった・・・」
>> 与えられた精神的衝撃に、痙攣しながら呻くように呟く。
>>
>>その後、絵は速やかに殲滅された。
>>正気に戻った海王は、ショックで記憶がとんだのか、自分が見た絵のことも、半狂乱になったことも覚えていなかったらしい。
>>
>>
>>
>>
>>あとがき
>>なんかしょーも無い話を書きたくなって書いてみました(をい)
>こちらもしょーもない感想をかいてみました。
>>ちなみにガーヴのセーラー服見た時、自分は
>>「ふっ・・・効いたぜ、今の精神攻撃は・・・」
>>見たいな感じで、硬直してました(笑)
>私は脳みそ処理能力が停止しました(笑)
>
フィーナさん、コメントありがとうございました(笑
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