タイトル : 白と茶と緑の来訪者と金色に消えた存在たち B
投稿者 : kou
投稿時間 : 2011年1月1日12時16分40秒
k 新年明けましておめでとうございます。お正月です。去年は、スレイヤーズのDVDボックスが発売されたりとすごかったですね。
L そうねー。今年は、スレイヤーズはどんなふうに発展するのかしらね。
k 個人的には、またアニメ化とかして欲しいですね。
L いや、アニメ化は無理じゃないの?
k 見もふたもありませんが………。とにかく、2011年初めての白と茶と緑の来訪者シリーズでございます。
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『アホかぁぁぁぁ!』
クウにレビやマント。そして、ガウリィ以外のその場の全員が美技なまでに唱和してガウリィにそう怒鳴ったのは、その時だった。
スッパァァァン
と、スリッパでガウリィの頭をひっぱたいたリナは、
「このクラゲ頭。あんた少しは、脳細胞を使わないとそのうち、脳みそがただの筋肉細胞になるわよ!
つか、もうすでになっているんじゃないの!」
「て、そんな事を言っている場合じゃないだろうが!」
ビシリとゼルガディスが突っ込むと、同時に二人の首根っこをつかんで駆け出す。それと同時に、アメリアとシルフィールも駆け出す。
数テンポ遅れて、クウはレビとマントを連れて後を追う。
「なあ。マント。ありゃ、誰だ?」
「今、判断したところですが……。魔王シャブラニグドゥの五人の腹心の中で最も強い力を持つ冥王フェブリゾです」
「また、舌を噛みそうな名前だな」
しみじみと、つぶやくクウ。
そして、しばらく考えて、
「なあ。そいつは滅んだんじゃなかったのか?」
「はい。混沌に飲み込まれたはずです。水竜王や赤い竜神と違って欠片も残さずに滅びました」
「う〜ん。こりゃ、マント。お前の推測が当たりそうだな」
「元々、可能性そのものは高いですからね。第一、あのような術をあれだけ使えば、何かしら影響が出来ますよ」
しみじみとした口調で、マントはそうつぶやいたのだった。
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