◆−君がいた空間(ばしょ) (ネタバレ?注意)−扇(5/27-01:44)No.10193
 ┗こんにちわ☆−ささはら 朋(5/30-11:18)NEWNo.10251
  ┗うにょぉぉぉぉっ!!(感激らしい)−扇(6/1-17:30)NEWNo.10286


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10193君がいた空間(ばしょ) (ネタバレ?注意)5/27-01:44



 どうも、こんばんわ。扇です。
 今回は珍しく、シリアス(?)なカップリング物。
 さて・・・誰と誰でしょう?
 ・・・ちょっと15巻ネタバレあり? な感じなので、注意。まぁ、どっちかというと、14巻ネタバレ。

 ちなみに、タイトルは『空間』と書いて『ばしょ』と読みます。特に意味はないですが(汗)

__________________________________

  君がいた空間(ばしょ)

  白い花が舞う・・・・・・
  雪解けの小さな、小さな川が幾筋にも分かれ、地を流れていく。
  その大地に立つ者は・・・・・・彼(か)が一人。

 もう、隣には誰も居ない。
 つい、昨日の時には横にいたのに。
 いつも静かに笑っている。
 特に何をしゃべらずとも。

  ・・・・・・仲間、だから・・・・・・

 分かり合えた。
 二人きりで、旅をしてきた。
 いくつもの危険を、一緒に乗り越えてきた。
 仲間じゃないか。
 ずっと、一緒にいようって。
 言ったじゃないか。

  ・・・・・・不器用、ですから・・・・・・

 それでも、良かったのに。
 一緒にいただけで、嬉しかったのに。
 君が居たから・・・。
 君が居たから。もう、あのことに戻る事なんて無かったのに。

 お前は言ったよな。
  「人間を、嫌いにならないで」

 ちょっと、難しすぎたな。
 それを、聞き入れたかったけれど。
 それを、実現させたかったけれど。
 ・・・無理だった。

 頭じゃ、理解しているけれど。
 心じゃ、理解できなかった。
 お前が死ぬ事なんて、有るはずないって。
 決めつけていたから・・・。

 ずっと、一緒にいたから。
 お前が強い、って分かってたから。
 お前が、俺の隣にいたから。
 ・・・信じたくなかった。

 あの二人には、悪いことをした。
 栗色の髪の少女と、金の髪のあんちゃん。
 巻きこんじまったな・・・って。
 後悔している。
 でも、あの二人しか・・・。
 俺のことは、きっと分かってくれなかったから。
 あの二人なら、必ず・・・。
 俺のことを、きっと分かってくれたから。

 今更後悔しても。
 もう遅いんだ。
 現実には、リセット(やり直し)もコンテニュー(もう一度)も無い。
 一度っきりのRPG。
 『人生』というタイトルロール掲げて。
 人は生きていく。
 すべては、ゼロには戻せない。
 足したり引いたり出来るけど、ゼロにはならない。
 ゼロより下の数は・・・有るのに・・・・・・。

 君がいた空間(ばしょ)・・・・・・。
 今はスカスカだ。
 もう、何もない。
 ぽっかりと、穴が開いたみたいだ。
 いや・・・・・・。
 俺の心を見てみれば。
 きっと、大きな風穴が開いている。
 ひゅうひゅうと、冷たい秋風が通り過ぎていく。
 それが・・・・・・君の大きさ。

 せめて・・・・・・。
 最後で良いから。
 もう一度、目を開けて。
 もう一度、起きあがって。
 もう一度、俺の名を呼んで。
 もう一度・・・・・・もう一度。
 あと、一度で良いから・・・・・・。

 逆恨み、ってのは分かってる。
 こいつらを殺しても、なんにも解決にはならない。
 もう、君は帰ってこない。
 けれど・・・止まらない。
 俺の中の、血が騒ぐ。

 それが、何を意味しているのか・・・・・・。
 あの瞬間がすぎてから、分かった気がする。
 呼んでいる・・・・・・。
 あいつが。
 俺にとっての悪魔が。
 俺にとっての天使が。
 すべてにとっての魔王が。


 『汝・・・我を求めよ・・・さすれば・・・・・・』

_____________________________おしまい。

 はいっ、いったい何だったんだコレは(自分で書いと気ながら・・・)
 はい、これはどっからどう見てもルクミリっすね!!
 でもね、個人的にはヴァル君入れてもおっけー。『君』ってのを、古代竜の誰かにしてさ。最後の人、ガーヴ様って感じで。『君』をガーヴ様、最後の人をアルメイスって手もあるけど。

 いや、話かわっちゃったけど(汗)
 わたしは、いっつもヴァル君で騒いでますが、カップリングの中ではルクミリが、ヴァル君系抜かしたら一番好きです。次ガウリナ。
 ルークとミリーナって、ベストなコンビだと思うんですよ。
 ルークにとってミリーナは文字通り『すべて』だし、ミリーナも逆にルークが死んだりしたら、それなりに混乱したりすると思います。暴走までは行かないにしても。
 ルークは、ミリーナが居たから、『自分』を保っていたんだと思います。
 昔暗殺者をしていたっていうのも、心にそれなりの傷があったんだと思います。
 それを癒して、穴埋めしてくれたのがミリーナ。
 だから、彼女を失ったことによって、ルークは魔王と同化してしまった。
 悲しいことです。
 せめて、母なるあの方の元で、二人が幸せになってくれることを祈るまでです。
 うみゅ、コレはルクミリのつもりで書いたんだから、今回はヴァル君の話は避けておきましょう。どーしても聞きたい、って人は居ないと思うので。多分。きっと(ちょっと弱気)

 では、長くなってしまったけれど、以上です。
 明らかに、14巻のネタバレ。15巻のネタバレはあんまり無いのでおっけーかもしれない(なにが?)
 ではでは、扇でした〜☆

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10251こんにちわ☆ささはら 朋 5/30-11:18
記事番号10193へのコメント

扇さんは No.10193「君がいた空間(ばしょ) (ネタバレ?注意)」で書きました。

扇様へ

こんにちわ、ささはらです!
いやぁ〜、私の住んでいるところってスレの本が売ってないんで、
手に入れるのに時間がかかるんですよ。
それで「ネタバレ注意」と書かれていたこのお話を避けておりましたが・・・
たったいま!無事に読み終えたので(遅すぎ、絶対に)
感想かかせてくださいぃぃぃ〜っ!!

ルクミリですね、もうすごく切ないです。
ルークの気持がじんじんと伝わってきて・・・
たったいま読み終えたばかりだから、なおさら・・・

個人的には彼の行動には納得がゆかなかったのですが(ってゆーか頭がついてゆかないって感じ)
このお話を読んでわかったような気がするんです。
彼がどうしてあんな事をしたか、どんな気持でいたかとか。
扇様に感謝とゆーことで(^^)

> でもね、個人的にはヴァル君入れてもおっけー。『君』ってのを、古代竜の誰かにしてさ。最後の人、ガーヴ様って感じで。『君』をガーヴ様、最後の人をアルメイスって手もあるけど。

確かに充分ヴァルでもOK。

> いや、話かわっちゃったけど(汗)
> わたしは、いっつもヴァル君で騒いでますが、カップリングの中ではルクミリが、ヴァル君系抜かしたら一番好きです。次ガウリナ。

私もルクミリ好きです。
ただ・・・たぶん書くコトは出来ないでしょうね。アレを読んでしまったら。
思い出すたびに泣けてくるから、お話を思いつくなんて到底できそーにありません(汗)

> ルークとミリーナって、ベストなコンビだと思うんですよ。
> ルークにとってミリーナは文字通り『すべて』だし、ミリーナも逆にルークが死んだりしたら、それなりに混乱したりすると思います。暴走までは行かないにしても。
> ルークは、ミリーナが居たから、『自分』を保っていたんだと思います。
> 昔暗殺者をしていたっていうのも、心にそれなりの傷があったんだと思います。
> それを癒して、穴埋めしてくれたのがミリーナ。
> だから、彼女を失ったことによって、ルークは魔王と同化してしまった。
> 悲しいことです。

私も扇様と同意意見です!
ルークはミリ―ナと一緒だったからこそ、自分を保っていられて、幸せを感じていたのでしょう。
癒してくれる存在はとっても大切だと思います。失ったら暴走してしまうぐらい。
ヴァルフィリに共通すること・・・・・かもしれませんね(結局はそれかい)

> せめて、母なるあの方の元で、二人が幸せになってくれることを祈るまでです。

私もそう願います。最後のルークの願いでもあるのですしね。

> うみゅ、コレはルクミリのつもりで書いたんだから、今回はヴァル君の話は避けておきましょう。どーしても聞きたい、って人は居ないと思うので。多分。

聞きたいかも・・・・(をいをい)
って、私は別にヴァルの大ファンってわけじゃないのですが。
人気投票だってゼロス様とリナちゃんに振り分け50ポイントしちゃいましたし・・・
(↑うわっ、サイテ―。血も涙も義理も人情もねぇっ!)
でもでも、扇様のヴァル論はけっこー好きなんです。

> 明らかに、14巻のネタバレ。15巻のネタバレはあんまり無いのでおっけーかもしれない(なにが?)

いやいや、充分十五巻のネタバレでっせ?

> ではでは、扇でした〜☆

ささはらでした☆

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10286うにょぉぉぉぉっ!!(感激らしい)6/1-17:30
記事番号10251へのコメント

ささはら 朋さんは No.10251「こんにちわ☆」で書きました。

>こんにちわ、ささはらです!
 こんにちはです!!

>いやぁ〜、私の住んでいるところってスレの本が売ってないんで、
>手に入れるのに時間がかかるんですよ。
>それで「ネタバレ注意」と書かれていたこのお話を避けておりましたが・・・
>たったいま!無事に読み終えたので(遅すぎ、絶対に)
>感想かかせてくださいぃぃぃ〜っ!!
 ありがとうございますですぅぅぅっ!!

>ルクミリですね、もうすごく切ないです。
>ルークの気持がじんじんと伝わってきて・・・
>たったいま読み終えたばかりだから、なおさら・・・
 ルーク・・・(泣)

>個人的には彼の行動には納得がゆかなかったのですが(ってゆーか頭がついてゆかないって感じ)
>このお話を読んでわかったような気がするんです。
>彼がどうしてあんな事をしたか、どんな気持でいたかとか。
>扇様に感謝とゆーことで(^^)
 ありがとうございますですぅぅぅっ!! ・・・って、しつこいかな(笑)

>> でもね、個人的にはヴァル君入れてもおっけー。『君』ってのを、古代竜の誰かにしてさ。最後の人、ガーヴ様って感じで。『君』をガーヴ様、最後の人をアルメイスって手もあるけど。
>
>確かに充分ヴァルでもOK。
 ヴァル君ナイス(謎)

>> いや、話かわっちゃったけど(汗)
>> わたしは、いっつもヴァル君で騒いでますが、カップリングの中ではルクミリが、ヴァル君系抜かしたら一番好きです。次ガウリナ。
>
>私もルクミリ好きです。
>ただ・・・たぶん書くコトは出来ないでしょうね。アレを読んでしまったら。
>思い出すたびに泣けてくるから、お話を思いつくなんて到底できそーにありません(汗)
 ルークと言う存在も、ミリーナと言う存在も、スレイヤーズにとって必要不可欠ですからね。
 今はもうお亡くなりになられてしまいましたが、彼らが存在していた、と言う事実が大事なんですよね。
 だから、よけいショックが多いというか・・・。
 今回の話は、彼らに捧げる鎮魂歌といったところです。

>> ルークとミリーナって、ベストなコンビだと思うんですよ。
>> ルークにとってミリーナは文字通り『すべて』だし、ミリーナも逆にルークが死んだりしたら、それなりに混乱したりすると思います。暴走までは行かないにしても。
>> ルークは、ミリーナが居たから、『自分』を保っていたんだと思います。
>> 昔暗殺者をしていたっていうのも、心にそれなりの傷があったんだと思います。
>> それを癒して、穴埋めしてくれたのがミリーナ。
>> だから、彼女を失ったことによって、ルークは魔王と同化してしまった。
>> 悲しいことです。
>
>私も扇様と同意意見です!
>ルークはミリ―ナと一緒だったからこそ、自分を保っていられて、幸せを感じていたのでしょう。
>癒してくれる存在はとっても大切だと思います。失ったら暴走してしまうぐらい。
>ヴァルフィリに共通すること・・・・・かもしれませんね(結局はそれかい)
 結局はそれかもしれない(爆)
 まぁ、ヴァルフィリもルクミリも、互いに傷をなめあい生き抜いてきていた、これからも生き抜いていくという点では変わりありませんからね。

>> せめて、母なるあの方の元で、二人が幸せになってくれることを祈るまでです。
>
>私もそう願います。最後のルークの願いでもあるのですしね。
 だからこそルークは竜破斬で敗れたんですよね。

>> うみゅ、コレはルクミリのつもりで書いたんだから、今回はヴァル君の話は避けておきましょう。どーしても聞きたい、って人は居ないと思うので。多分。
>
>聞きたいかも・・・・(をいをい)
 うみゅ・・・なんというか。
 ヴァルにとって古代竜の仲間もガーヴ様も、かけがえのない相手だった、と言うことくらいですが・・・。

>って、私は別にヴァルの大ファンってわけじゃないのですが。
>人気投票だってゼロス様とリナちゃんに振り分け50ポイントしちゃいましたし・・・
>(↑うわっ、サイテ―。血も涙も義理も人情もねぇっ!)
 ちょいショック(笑)

>でもでも、扇様のヴァル論はけっこー好きなんです。
 ありがとうございますです☆

>> 明らかに、14巻のネタバレ。15巻のネタバレはあんまり無いのでおっけーかもしれない(なにが?)
>
>いやいや、充分十五巻のネタバレでっせ?
 うーみゅ・・・読み直してみたら、確かに(汗)

>> ではでは、扇でした〜☆
>
>ささはらでした☆
 ではではです。