◆−初めましてでゼロリナです。−紅葉(5/30-12:56)No.10252 ┗カウント−紅葉(5/30-13:01)No.10253 ┣Re:カウント 読みました。−ほりまゆみ(5/30-13:30)No.10254 ┃┗Re:カウント 読みました。−紅葉(5/31-10:03)No.10264 ┣はじめまして−一坪(5/31-03:32)No.10263 ┃┗Re:はじめまして−紅葉(5/31-10:08)No.10265 ┣にゃんこ物語−紅葉(5/31-10:24)No.10267 ┃┣四コマのアドレスの訂正−紅葉(5/31-11:06)No.10268 ┃┣Re:はじめまして−tsubame(5/31-21:09)No.10276 ┃┃┗Re:はじめまして−紅葉(6/1-10:14)No.10284 ┃┗はじめまして☆−高砂 時緒(6/3-23:43)NEWNo.10324 ┃ ┗Re:はじめまして☆−紅葉(6/4-16:34)NEWNo.10331 ┣はじめまして!!レアです−玲亜(6/4-23:25)NEWNo.10339 ┃┗Re:はじめまして!!レアです−紅葉(6/5-14:08)NEWNo.10343 ┗にやにやがとまりませんわ。−理奈(6/5-14:15)NEWNo.10344 ┗Re:にやにやがとまりませんわ。−紅葉(6/5-17:02)NEWNo.10345
10252 | 初めましてでゼロリナです。 | 紅葉 E-mail | 5/30-12:56 |
初めまして、紅葉(くれは)と申しますm(_ _)m いつも楽しませて頂いているのですが、とうとう…投稿してしまいました(-_-;) 偽者なゼロリナ書きですが、優しい目でご覧頂けると嬉しいです…。 紅葉はゼロリナな小説しか書けない人ですので、ゼロリナがお好きではない方は、読まれないほうが宜しいかと存じます。 では、少しでも楽しんでいただければ光栄です。 |
10253 | カウント | 紅葉 E-mail | 5/30-13:01 |
記事番号10252へのコメント 「『あなたのKissを数えましょう』っていう歌があるんですよね」 目の前の青年の突然の発言に、一呼吸おいてから少女はキョトンとして顔を上げた。 少女の手には今までチェックしていた生徒会の書類の束が握られている。 「何だ。起きてたの? 目をつぶってたから寝てたのかと思ったわ……。そういえばあったわね、そんな歌。それがどうかしたの?」 「数えなければならないほど沢山Kissをしているのか、数えられる程度しかKissをしていないのか、一体どちらなのでしょうね」 少女は青年の話が続くらしいと判断したのか、握り締めた書類を無造作に机の上に投げ出し、何とはなしに窓の外に視線を向けた。ほとんど地平線に沈んでしまった太陽が、最後の名残のような光を一筋二筋投げかけている。 「さぁね」 首を傾げた少女の顔に、絹のような髪が柔らかく揺れて…落ちた。 「いっぱいKissしたら、幸せですよね」 青年が、裏も何もありませんという顔でニコニコと微笑む。 生徒会長と副会長という関係の前に、うんざりするほどの腐れ縁の所為で目の前の青年の笑顔を見慣れきった少女は、裏がなさそうなその笑顔こそ怪しいという事を十二分に承知しきっていた。 少女の眉がピクリとつりあがる。 「……相手にも…よるんじゃないの?」 「でも好きな相手となら、数え切れないくらいKissしたいと思うのが普通ですよね?」 「………。だぁああああああああっ、もうっっ、何のなのよっ! 言いたいことがあるならはっきり言いなさいはっきいっ!!!」 堪忍袋の緒が切れた少女が、乱暴に机を叩く。置かれた書類がふわりと飛んで、舞い落ちた。 頬を染めて怒っている少女をさして気に留めるでもなく、青年は相変わらず微笑んだままだった。 「リナさん、あまり騒ぐと迷惑ですよ?」 「何が迷惑よっ! 生徒たちはほとんど皆帰っちゃったわよっっ!!! 今学校に残っているのなんて、生徒会長のあんたと、副会長のあたしくらいよっっ!!! 大体なんであんたの方が仕事が終ってるのに、あたしの仕事が終ってないのよっっ! 不公平じゃないっっ!!!!」 青年が立ち上がって少女の方へと歩み寄る。 ちょうど逆光の位置に立ってしまった青年の表情は、少女からは伺えなかった。 「リナさん……」 「…な…何よ」 無意識だろうが、少女の肩が僅かに後へ引いた。 「僕、言いましたよね。書類を溜めると後が大変ですよって。」 「うっっっ……。だ…だって…ちまちました仕事を一々片付けるのって面倒なんだもん。 1度にぱーっとやっちゃったほうがイイと思って……」 相変わらず少女には青年の顔は見えなかったが、僅かに苦笑したらしいことは気配から察した。 「だとすれば、今リナさんが大量の書類に追われているのは、僕のせいではありませんよね?」 「……そりゃ…そうだけど……。大体あんたって男のくせに細々した事が得意過ぎるのよ。一々こんなんやってられないわよねぇ…」 ブツブツ文句を言いつつも仕事に戻ろうとした少女は、横に立っている青年の所為で書類が読めない事に気がついて不機嫌そうに青年を見上げた。 「ちょっとゼロス、そこ邪魔。暗くて書類が見えないんだってば。暇なら電気でもつけてよ」 「駄目です」 顔は見えないが、やはり何時もの笑顔で言われたのだろうと察して、少女は益々不機嫌そうに眉をひそめた。 「書類が片付けられないんだってば」 「僕の話、まだ終っていないんですよ、リナさん」 静かに諭す様ような口調に、少女はうんざりしたように溜息をついて、それでもわずかに頬を染めつつ青年を見つめた。 「何よ。言いたいことがあるならはっきり言いなさいよ」 「僕達、付き合い始めてから三ヶ月になりますよね」 「………そうね」 少女は何かを思い出したらしく、怒ったような照れたような嬉しいような口惜しいような、恐ろしく複雑な表情を浮かべた。青年が僅かに頬を緩めて、可笑しそうに少女を見つめる。 「その間に、沢山Kissしましたよね。数え切れないくらい」 「バ、バカッ…何言って……」 「正確には325回Kissしたんですけれどね」 「あ…あんた…数えてたの………」 恥かしさよりも呆れかえったような色を浮かべて、少女は溜息をついた。 「愛しいリナさんとのKissですからね。やはり覚えておきたいじゃないですか」 さらりと言われたその言葉は、実は結構な口説き文句である。一体付き合って三ヶ月にもなる彼女を口説き落としても意味があるのだろうかという突っ込みはこの際無意味なので止めておいたほうが良い。 「で? 一体あんたは何が言いたいわけ?」 「325回中、僕からリナさんへのKissは325回です。つまり僕はリナさんにKiss してもらったことがないんですよね」 「…………」 青年が何を言いたいのかようやく察して、少女は脱力したように机に突っ伏した。 「やっぱり僕もリナさんからのKissを数えみたいんですよね。僕からのKissばかりではなくて」 「あん…あんた…あんた……。…はぁ……。どっちからKissしたって同じ事じゃないの」 「全然同じじゃありません」 「だって結局することは同じじゃないっっ!!!」 少女は真っ赤になって青年を睨み上げた。 「気持ちの問題ですよ。リナさん、僕の事好きですよね?」 「……恥かしい事聞かないでよっ!!!」 少女は拗ねた様に頬をふくらませて、プイッとそっぽを向いた。 そんな少女を愛しげに見つめて、青年は膝をかがめた。少女の頬に自分の両手を添えて、そっとこちらを向かせる。 「リナさん? 今更だと思いますよ? どうせ僕達の仲は全校生徒公認なんですから」 しゃがんでいる青年を見下ろす形になった少女は、困った様に瞳を伏せた。少女の長い睫毛が頬に繊細な影を落とす。 「だ……って…今更なんだから…言う必要無いじゃない」 「でも、僕の事、好きですよね? 僕はリナさんが大好きですよ」 少女のふっくらした頬が一気に赤く染まる。付き合い始めてから、それこそKissの回数など比べ物にならない位毎日言われつづけた言葉なのだが、一向に慣れる事がない。 愛しい少女の可愛いらしい反応を見て、青年の唇が満足げに微笑む。 「僕はリナさんが好きで、リナさんも僕を好きなんですから、たまにはリナさんからKiss して下さっても良いでしょう?」 少女は、諭す様に静かに語られる青年の言葉に、困った様に俯いた。 「でも…だって…………」 「リナさん…大好きですよ」 少女は耳に心地良いその声で自分の名前を呼ばれるのが大好きだった。 その声で囁かれる言葉が大好きだった。 だから。 薄暗い教室の中で、少女がおずおずと青年の方に体を傾ける。 表情は見えないけれど、きっと青年の唇には幸せな笑みが浮かんでいる。 そう確信して。 少女は、大好きな人の、幸せな笑顔と、優しい声が大好きだったから。 だから少女も、幸せそうに微笑む。 そして、静かに、影が…重なった……。 陽光が木々の葉に反射してキラキラと揺れる。 赤い瞳をまぶしげに細めて、少女が満足そうに笑んだ。 「リナさん、ご機嫌ですね」 「本当。何か良いことでもありましたの?」 同じ生徒会の仲間であり、幼馴染のアメリアとシルフィールが不思議そうに少女を覗き込んだ。 「ん〜? だって気持ち良いし、天気良いし、お弁当も美味しいしさ。やっぱ昼休みは屋上でお弁当ってのがベストよねっ。立ち入り禁止の場所だけど生徒会の権限であたし達だけ入れるってのもナイスだわ ♪ この景色を1人占め〜〜って感じでしょ?」 「リナの場合、景色云々よりも弁当が一番大事だろ?」 「そうだよなぁ…。リナが景色を見て機嫌良くなるなんて……」 同じく幼馴染で生徒会仲間のゼルガディスとガウリィが、自分たちの不用意な発言に気付いて、慌てて口を閉じたが、少女は怖い位に爽やかな笑みを浮かべて…………なんだかとっても先の尖ったフォークを握り締めていた。 「や、や、やめろ…リナ、俺が悪かった」 「謝るからそれで刺すのは止めろ。せめて俺が弁当を食い終わってからにしてくれ」 どちらが誰の台詞かは言わずもがなであろう。 「リナさんだって、綺麗な景色は好きですよね。そこに美味しいお弁当があれば文句無し、ということであって」 ニコニコと何時もの笑みを浮かべながら、フォローなのか突っ込みなのか判断に苦しむ台詞を吐いているのは、リナの幼馴染でもあり恋人でもあり、生徒会長でもあるゼロスだ。 「ゼロス…あんたねぇ………。…ま、良いわ」 リナはゼロスを睨みつけたが、目が合ったとたん何かを思い出したかのように真っ赤に頬を染め上げて視線をそらせた。 「アメリア、あんたのお茶頂だい。それ美味しいんだもん」 「リナさん…自分でお茶くらい持ってきてください…。あ、それはそうと今日カラオケに行きませんか? 学校の近くに新しくカラオケBOXが出来たんですけれど、オープン記念で三時間100円だそうですよ。今日だけだってポストにチラシが入ってました」 「あら、良いですわね。皆で行きましょうよ。わたくし最近『あなたのKissを数えましょう』を練習しましたので歌いますわ」 「ぶーっ!!! んぐっ。げ…げほげほごほっっ!!!」 突然リナがお茶を吹き出しそうになって咳き込んだ。 すかさずゼロスが駆け寄って背中を叩いたり摩ったりしている。 「リナさん…どうしたんですか?」 「な、な、なんでもないっっ!!!」 不思議そうに問うアメリアに、リナは真っ赤になって叫んだ。 「そうですか」 納得は行かないが、これ以上追求すると何か酷い目に会わされそうだと察したアメリアは、あっさり頷いた。 「とにかく、今日はカラオケで盛りあがりましょうねっ。私もあの歌は好きですよ」 「ロマンチックですわよね。Kissを数えるなんて………。わたくしも………様の…Kiss を数えてみたりして……うふふ、嫌ですわっ、ガウリィ様ったらっっっ!!!!!!!」 シルフィールは最初声を小さくして呟いていたが、やがて妄想の世界へと突入してしまったらしく、本人が目の前にいるのもお構いなしに赤くなって体をくねらせていた。もっとも幸いな事にというか何というか、ガウリィは弁当に夢中で気がつかなかったらしいが。 「じゃぁ、授業が終ったら、すぐ行きましょうねっ!」 リナは、アメリアのご機嫌な叫びを聞きながら、やっと咳の治まった喉をなだめようとお茶に手を伸ばした。 「ありがとゼロス。もう大丈夫よ」 「そうですか。ところでリナさん……」 「………何?」 嫌な予感でもしたのか、リナはお茶を飲もうとした手をピタリと止めてゼロスを見上げた。 「やっぱり、一回じゃ数えられませんよね」 「…………何が」 「少なくとも、五回とか十回とか、そういう数になるから、数えるんですよね」 「…………っ馬鹿!」 青年は、知らない。 本当は既に数えなければいけないほどの回数、自分が少女からKissをされていることを。 放課後の生徒会室。 生徒が帰ってひっそりとした時刻に、副会長の仕事を待ちつかれた会長が、椅子に座ってわずかな時間居眠りをする。 そんな時、少女は頬を染めながら…。 ………こっそりと、青年に忍び寄る………。 あなたのKissを数えましょう? −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− うぅぅん…。自分の文章力の無さに改めてビックリです←こら。 いつも読んでばかりいるほうでしたので、緊張しまくりです…。イチオウHP開設記念に投稿してみたのですが……慣れない事はするものではないですね……(遠い目) ゼロリナな方に少しでも楽しんでいただければ、本当に本当に嬉しいです。 |
10254 | Re:カウント 読みました。 | ほりまゆみ E-mail | 5/30-13:30 |
記事番号10253へのコメント 紅葉さんは No.10253「カウント」で書きました。 初めまして、こんにちわ。 「カウント」読みました。めっちゃラブラブ度高いです〜 読んでて、照れました(笑) これからも甘甘なゼロリナ書いてくださいね。 この話、シリーズ化してください。 全然感想文になってなくてごめんなさい(涙) |
10264 | Re:カウント 読みました。 | 紅葉 E-mail | 5/31-10:03 |
記事番号10254へのコメント 初めましてですm(_ _)m お読みくださってありがとうございますっ(感涙) 本当に…どなたも感想を入れてくださらないと思いこんでおりましたので、コメントを見つけた時には狂気乱舞致しましたわっ♪ 本当に本当にありがとうございますっm(_ _)m >「カウント」読みました。めっちゃラブラブ度高いです〜 >読んでて、照れました(笑) えぇっ!? こ…これで…ですか? うみゅぅ…。でもこれ…紅葉のゼロリナの中ではそれほどラブ度は高くないと……思うのですが…(汗) 照れ…て下さったのですが。ありがとうございます(笑) でもこれで照れて下さるのなら……他の方々のもっと素晴らしく甘いお作品を読まれた時はどうなるのでしょうか…(^_^;) >これからも甘甘なゼロリナ書いてくださいね。 はいっ、ありがとうございます(π_π)ウルリ お優しいお言葉に大感動ですわ。 >この話、シリーズ化してください。 う……。えと……実はこれ、前作があるのですが…それは人様に差し上げてしまったものだったりするので……。 続き……でしょうか…。どう…しましょう…か…ねぇ…(^_^;) リナちゃん視点のお話とか……えと…書けたら書いてみます。がんばらねばっ! > 全然感想文になってなくてごめんなさい(涙) とんでもありません! 素敵なお言葉に心が潤っておりますわっ♪ 本当に本当にこんな駄文を読んでなおかつ感想まで書いてくださってありがとうございました〜m(_ _)m また続きを書いた暁には読んでくださると嬉しいです。 それでは失礼致しますm(_ _)m 紅葉 拝 |
10263 | はじめまして | 一坪 E-mail | 5/31-03:32 |
記事番号10253へのコメント 投稿ありがとうございました! 学園らぶらぶ物(そんなジャンルあるのかな?)ですねー。 …………………。 ………いやんv 照れくさくて感想書けないのvv じゃ、また投稿してねvvv |
10265 | Re:はじめまして | 紅葉 E-mail | 5/31-10:08 |
記事番号10263へのコメント 初めまして紅葉でございますm(_ _)m 新参者にわざわざ御挨拶頂きありがとうございます。本当に本当に嬉しいですっっ(*^.^*) >学園らぶらぶ物(そんなジャンルあるのかな?)ですねー。 えと……まぁ…らぶらぶですわね…(笑) >…………………。 >………いやんv 照れくさくて感想書けないのvv そそそ…そんなに……照れますでしょうか…? でわ今日投稿するのは……もっと照れるのでしょうか…うーん……(^_^;) もしや紅葉の書く小説って甘いのでしょうか……(悩) はっ、感想を頂けなくてもお言葉を書けていただけただけで大満足です〜。 本当にありがとうございましたm(_ _)m >じゃ、また投稿してねvvv はい。また懲りずに投稿させて頂きます。 よろしくお願い申し上げますm(_ _)m 紅葉 拝 |
10267 | にゃんこ物語 | 紅葉 E-mail | 5/31-10:24 |
記事番号10253へのコメント ※注意 このお話に出てくるゼロスさんとリナちゃんは思いっきり偽者です。 何しろ猫ですから……(^_^;) それでも宜しいと思われる方、なおかつゼロスさんが格好良くなくても許せるわ、と仰られる方のみお読みくださいませ。 それ以外のお方はお読みになられないほうが宜しいかと存じます。 キャラを破壊しまくってしまいましたから……。 それでは、少しでも楽しんでいただければ光栄に存じますm(_ _)m −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ある所にとってもプリティでベリーキュートな茶虎の猫ちゃんが居りました。 彼女は飼い猫でしたが、何時も外へ遊びに言ってはお魚屋さんなどを襲撃して、美味しいものを盗み食いするという可愛らしい習癖がありました。 今日も今日とて、美味しいものを物色しつつ、町の商店街を歩いていると、そこへこの近辺を仕切っている絹の様な毛並みの“謎の黒猫”が現れました。 「こんにちは、リナさん。今日も可愛らしいですね♪ また何時もみたいにお魚屋さんを襲うんですか? それとも今日は焼き鳥屋さんですか?」 黒猫の名前はゼロス。 ほっそりしたフワフワの毛並みのリナ猫ちゃんにぞっこんラブな、ちょっと妖しい普通の黒猫です(笑) 「出たわねゼロス! あたしの邪魔をしないでよ? したら殺すわよ?」 リナ猫ちゃんはフーフー言ってゼロス猫を威嚇しました。 けれどもリナ猫ちゃんにラブラブな上に、御近所一体を仕切っているボスであるゼロス猫には、たんなるじゃれつき位にしか感じられません。 「そんなにフーフーしないで下さい。僕がリナさんの邪魔をする筈無いじゃないですか。ただ僕は大好きなリナさんに、危険な事をして頂きたく無いだけですよ」 リナ猫ちゃんは、心配げに目を細めるゼロス猫の言葉を気にも留めず、ただただツーンとそっぽを向きました。 「ほっといてよね。大体あんなに美味しそうなものがいっぱい並んでるんだから、ちょっとくらい取ったって良いんだもん」 「お店の人は、そうは思ってくれませんよ?」 「大丈夫よ。あたしすばしっこいもの。掴まったりしないわよ」 リナ猫ちゃんは、心配そうに後からついて来るゼロス猫をキッと睨み付けました。 「ついて来ないでよねっ! あたしは一人で狩をするんだからっ!!!」 そう言うとフンッっと言ってそのままスタスタと行ってしまいました。 後に残されたゼロス猫は……。 「リナさん………。お店からかっぱらうのは“狩り”とは言いません……」 一人寂しく呟きながら地面に「の」の字を書いていました。 ………随分器用な猫です。 一方リナ猫ちゃんは…。 「ちょっと冷たくし過ぎちゃったかな。でもゼロスってばいつも妖しい笑みばっかり浮かべて、何考えてるかわかんないし、謎が多いし、怪しいし……。でも…優しいんだよね」 珍しくちょっぴり落ち込みながら歩いていました。 けれど視線がお魚屋さんの美味しそうな鯛を掠めた瞬間、リナ猫ちゃんの頭のなかは目の前の美味しそうなお魚の事でいっぱいになってしまいました。 「うにゃぁああああ?♪ すっごく美味しそうっ(はぁと) 今日の獲物はアレにき〜めたっ♪♪♪」 お店の人に気が付かれないように姿勢を低くしてジリジリと近付いて行きます。 あと5m…あと4m…3m…2m……。 あと…1m…………。 目の前の美味しそうなお魚に夢中になっていたリナ猫ちゃんは、後ろに人が立った気配に気付くのが一瞬遅れてしまいました。 バシャッ!!!! 「つ、冷たいーーーーーーーーっっ!!!!」 「この泥棒猫っっ!! 何度も何度も来やがってっっ!!! 今度来たら水ぶっかけるだけじゃすまねーぞ!!! しっっ!!!!!」 あわれリナ猫ちゃんは、バケツいっぱいの水を思いっきりかけられて全身ずぶ濡れになってしまいました。 こんな失敗をしたことが無かったリナ猫ちゃんは、一目散に逃げ出しました。 いつもの空き地の隠れ場の土管の中に入り込むと、体を震わせて水をはね飛ばす事も忘れて、しくしく泣き出してしまいました。 「あたしの………あたしのお魚ちゃんがぁぁあああああああ…」 …………。 …こんな目にあわされても、リナ猫ちゃんの食欲は衰えを知らないようです。 悔しくて悲しくて、リナ猫ちゃんが落ち込んでいると、後ろからそっと体を舐めてくれる気配がしました。吃驚したリナ猫ちゃんが振り向くと、そこには一生懸命濡れた毛を舐めているゼロス猫が居りました。 「…ゼロス? 何してんの?」 「何って…リナさんこのままでは風邪を引いてしまいますから、毛を乾かす為に…って動かないで下さいよ。ほら、じっとしていて。僕が水を全部舐めてあげますから」 そう言ってゼロス猫は、全身ずぶ濡れになったリナ猫ちゃんを丁寧に舐めていきました。 リナ猫ちゃんはくすぐったくてたまりませんでしたがゼロス猫が一生懸命舐めてくれていたので、大人しくじっとしてされるがままになっていました。 リナ猫ちゃんがゼロス猫の優しい感触に慣れて来て、とろとろと微睡み始めた頃、やっといつも通りにふわふわの毛に戻りました。 「リナさん、リナさん? 寝てしまったんですか? 仕方ないですねぇ…。ちょっとここで待っていらして下さいね」 ゼロス猫は、微睡んでいるリナ猫ちゃんの額をそっと一舐めすると、何処かへ消えていきました。 どこからかとっても美味しそうな焼き魚の匂いが漂って来ます。 リナ猫ちゃんはお腹が空いてたまりませんでした。 「うーにゃっ! お魚ぁ…」 「リナさん、リナさんってば。まだ寝惚けていらっしゃるんですか? ほら、起きて下さい。お魚持って来ましたよ」 心地よい眠りに落ちているリナ猫ちゃんの体を、誰かがそっと揺すって起こそうとしています。 「リナさん…リナさんって…痛っっ!!! 僕を食べないで下さいよ…」 リナ猫ちゃんは、美味しそうなお魚の匂いと、まだ夢見心ちの寝惚けた頭の所為で、ゼロス猫の手に噛み付いてしまいました。 「酷いですよリナさん…。まぁ愛しいリナさんのした事ですから許して差し上げますけど…。ほら、起きて下さい」 「うーん………ゼロス?」 「はい、僕です」 「何か良い匂いがする……」 「ここにお魚があるからですよ。さっきリナさんが食べたがっていらした鯛ですよ」 リナ猫ちゃんが起き上がるとそこには美味しそうに焼けたお頭付きの鯛が置いてありました。 「お…お……美味しそう〜〜〜〜〜〜!!!! いっただっきまーす♪ …はぐはぐはぐっっ、うーにゃんっ、美味しーーーーーい!! ホントに美味しいっっ、むぐむぐむぐむぐっっ」 リナ猫ちゃんはお昼から何も食べていなかったので、ものすごい勢いで食べ尽くしていきます。ゼロス猫は、自分は一口も食べずにそんなリナ猫ちゃんをニコニコと笑って見つめていました。 「ぷはーーーーーーーっ。うーーーーーーーーーなんっ!! 満足ぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!」 リナ猫ちゃんは食べ終わって満足げに一声鳴いてから、初めてあることに気がつきました。 「あの…ゼロス……、このお魚…ゼロスのご飯だったんじゃないの?」 「そうですよ」 ゼロス猫は相変わらずニコニコと微笑みながら頷きました。 「うっ。えと……ご…ごめんね。全部食べちゃった」 リナ猫ちゃんが申し訳なさそうに誤ると、ゼロス猫はクスクスと笑って、リナ猫ちゃんの口の端をペロリと舐めました。 「………?」 「欠片が、ついていましたよ。ところで魚のことならリナさんに食べていただこうとして持ってきたんですから、全部食べてくださって構わないんですよ。僕はリナさんが美味しそうに食べてくださったところを見ているだけで幸せでしたから」 「…うぅぅぅ。あんたそうやって恥かしいことばっかり言って……」 「だって本当のことですから。僕はリナさんが幸せな顔をなさっている所を見るのが大好きなんですよ」 ゼロス猫の優しい優しい笑顔に、リナ猫ちゃんは何となく照れてしまい、仕方なく毛繕いをして誤魔化す事にしました。けれどゼロス猫にはそんな仕草すら可愛いものにしか映りません。 特に今までは側に行こうとするとリナ猫ちゃんがフーフー言って中々近寄る事が出来なかったので、今リナ猫ちゃんが自分の側で無防備にお腹を出して毛繕いしているのが嬉しくて仕方ありませんでした。 「本当にリナさんは可愛らしいですね」 しみじみと言ったゼロス猫の言葉に、リナ猫ちゃんは真っ赤になって飛び起きました。 「ゼ、ゼロスッ、あんたいっつもそんな事ばかり言って、全然信用出来ないのよっ」 「えぇー? そうですか? 僕は何時も本当の事を言っているんですけれどねぇ…」 けろっとしているゼロス猫に、リナ猫ちゃんは呆れたようにため息をつきました。 「もぉ…良いわよ。それよりゼロス、あんたこのお魚どこから盗って来たの?」 リナ猫ちゃんの質問に、ゼロス猫は苦笑しました。 「あれは盗ったんじゃなくて、僕のご主人様が僕の為に焼いてくれたお魚なんですよ」 リナ猫ちゃんはきょとんとして大きな赤い目をますます大きく見開きました。 「……へ? あんた、野良じゃなかったの?」 「はい? 何故僕が野良……。ちゃんと飼われていますよ。リナさん、三丁目の角の、白いお家をご存知でしょうか。あそこが僕の家です」 「あの大きいお家? あんたあそこの家の猫なの!? へーーーーーっ! ぼんぼん猫だったのねっ!!!!」 リナ猫ちゃんの言い方に、ゼロス猫はカクっと肩を落としました。 「リナさん………。ボンボンって…」 「だからご飯もこんなに豪勢だったのねっ!!! あんたのご主人様って、金髪の綺麗なお姉ちゃん?」 「ご飯…豪勢ですかねぇ……ってあぁ、そうです。あの方が僕のご主人様ですよ。リナさん、ご存知だったんですか?」 「んー…。何かね、たまに道端で会うんだけど、いっつも走ってきて抱っこしてくれるの。それでポッケに美味しいもの入れててあたしに食べさせてくれるんだ♪」 「ご主人様……美少女好きですからねぇ………」 ゼロス猫は、ご主人様が時々家に帰ってきた時、『今日もあの激プリな猫と会っちゃったわっ。ホントにふわふわでほっそりしてて泣き声が可愛らしくて美味しそうに物を食べる子なのよっっ。ゼロスっ、あんたお嫁さんを連れてくる時はあぁいう可愛い子にしなさいねっ!!!』と叫んでいた事を思い出しました。 「あれって…リナさんのことだったんですねぇ……」 ゼロス猫はしみじみと呟きました。 女の子の趣味はご主人様に似たのかもしれません(笑) 「…うにゃ? 何か言った?」 「あぁ…何でもありませんよ。それよりリナさん、毛繕いが終ったのでしたらそろそろお帰りになったほうが良いですよ? ちょっと遅くなってしまいましたから、お家までお送りしますね…ってどうかなさったんですか?」 ゼロス猫は突然真っ青になったリナ猫ちゃんを不思議そうに見つめました。 リナ猫ちゃんは細かく体を震わせながら、ぎしぎしと音がしそうなぎこちなさで、ゼロス猫の方に顔を向けました。 「ゼ…ゼロス………今…お日様沈んじゃってる?」 「…? えぇ、とっくに」 とたんにリナ猫ちゃんはパニックに陥りました。 「うにゃぁああああああっっ!!!!! どうしよーーーーーーーーーーー!!!! ねーちゃんに叱られる、怒られる、食べられるぅぅぅぅううううううううっ!!!!!!!!」 「リ、リナさん落ち着いて下さい…。しかも食べられるって……」 ゼロス猫は慌ててリナ猫ちゃんを宥めましたが全然効果がありません。 「あぁあああ、あたし…あたし、ねーちゃんに『お日様が沈むまでに帰って来ないとあんたを食べちゃうわよ』って言われてんのよ。はにゃぁああああっっ!! どうしよう…恐いっっ、お家に帰りたくないぃぃぃ」 ゼロス猫は泣きじゃくって叫ぶリナ猫ちゃんの様子に、とりあえず落ち着かせなければと思いました。そしてリナ猫ちゃんの体を優しく舐めて、額に小さなキスをしました。 「うぅぅぅ…。ゼ…ゼロスゥ…?」 「とにかく落ち着いて下さいね。僕がちゃんとお家にお送りしますから。それに幾らお姉さんが『食べてしまう』と仰ったとしても、そんな…共食いなんてあるわけがないですよ」 ゼロスの言葉にリナ猫ちゃんはウルウルしたお目めのまま小さく体を震わせました。 「『共食い』じゃないわよぉ…。あたしのねーちゃん…豹だもの」 長い様な短い様な、なんとも言えない奇妙な間が空きました。 「………は?」 「だからっ、あたしのねーちゃんは黒豹なのっ!」 「あの……念の為……お聞きしますけれど…、リナさん、猫ですよね?」 ゼロス猫はリナ猫ちゃんの全身をまじまじと眺めました。 フワフワの柔らかい毛に覆われた、ほっそりした魅力的な体。 形の良い可愛らしい耳。 優雅にゆれる愛らしい尻尾。 毛皮の模様は虎模様ですが、どこからどう見てもとってもプリティでキュートな猫にしか見えません。こんな状況にも関わらず、ゼロスはうっとりしてしまいました。 「どこをどう見たらあたしが猫じゃなく見えるのよっ!」 リナ猫ちゃんはちょっぴりいつもの調子を取り戻して、ゼロス猫に文句を言いました。 「だって…お姉さんが豹なのでしょう? あぁ…もしかして御主人様が一緒だから…ですか?」 「そうよ。あたしとねーちゃんの飼い主…御主人様が一緒なの。あたしが貰われて来た時は、もうねーちゃんが居たのよ。ねーちゃんと始めて顔を合わせて固まってたあたしに『ほ〜らリナちゃん、あんたのお姉ちゃんよ。仲良くするのよ?』って御主人様が言ったのよ」 「つまり…その時から…その……『黒豹』さんを、『お姉さん』とお呼びしている訳ですね?」 リナ猫ちゃんはこっくり頷きました。 「ねーちゃん、いつもは優しいんだけど、怒ると恐いのよっ。あぁ今夜のねーちゃんの御飯はあたしの生き作りだわっ!! しくしくしくしく…」 ゼロス猫は、リナ猫ちゃんの御主人様がそんなことを黙ってみているはずが無いと思いました。けれどリナ猫ちゃんの怯え方は尋常ではありません。 食べられる事は無くても、尻尾を半分かじられるくらいはあるかもしれません。そんなことになったら、ゼロス猫の大事な大事な愛しいリナ猫ちゃんにとっても、ゼロス猫にとっても一大事です。 なにしろゼロス猫は、リナ猫ちゃんを自分のお嫁さんにすると勝手に決めているのです。将来のお嫁さんの身に何か起こりそうな時は、身を呈してでもかばうのが自分の役目だと思いました。 「大丈夫ですよ。僕がなんとかしますから」 ゼロス猫はリナ猫ちゃんを優しく抱き締めて、安心させるようにほっぺをぺろりと舐めました。リナ猫ちゃんは、まだ大きなお目めをウルウルさせていましたが、ゼロス猫の言葉に安心したように小さく頷きました。 「とにかく、このまま真直ぐリナさんのお家に帰るのはまずいみたいですから、一旦僕の家に行きましょうね」 ゼロス猫は静かにリナ猫ちゃんを促して、土管の中から抜け出しました。 「ゼロス…、あんたの家に行くのは良いんだけど…その後どうするの?」 リナ猫ちゃんは大分安心したようでしたが、まだどこか頼りない声でゼロス猫に尋ねました。リナ猫ちゃんが今日の事で自分を信じきった目で見つめてくれるようになったので、ゼロス猫は嬉しくてたまりませんでした。いつもよりもさらに優しい笑顔を浮かべてリナ猫ちゃんを安心させるように心掛けながら、自分の計画を話しました。 「家に帰ったら、多分御主人様が家にいらっしゃるはずなんです。リナさんは御主人様の大のお気に入りですから、事情を話して助けを求めれば何とかして下さると思いますよ」 「………? 話すって……あんたの御主人様、ニンゲンなんでしょ?」 リナ猫ちゃんはキョトンとしてゼロス猫を見つめました。大きな赤い瞳がビー玉のようにキラキラと光って吸い込まれるように綺麗です。ゼロス猫はどぎどきして頬が赤くなるのを感じました。もっとも真っ黒な猫でしたから、リナ猫ちゃんからはまったく分かりませんでしたが。 「えと……僕の御主人様はちょっと特殊なんですよ。動物達とお話が出来る方なんです。普段はあまりその能力は使われないみたいですけれど、僕とはよくお話しされますよ」 リナ猫ちゃんは目をまんまるにして立ち止まってしまいました。 「あたし達と、話せるのっ!?」 ゼロス猫はリナ猫ちゃんに歩くように優しく促しながら頷きました。 「えぇ。まぁ何せ獣王………いえ、何でもありません。あ、ちょっと近道をしますから、屋根に上りますね」 リナ猫ちゃんが不思議そうにこちらを見ているので、ゼロス猫はお得意のニッコリ笑顔で誤魔化しました。 「とにかく、御主人様にお願いすれば、御主人様がリナさんのお姉さんとお話して、怒りを解いて下さいますよ。だから安心して下さいね?」 ゼロス猫の笑顔が本当に優しかったので、リナ猫ちゃんは何だかどきどきしてしまいました。そして何時もゼロス猫に冷たくしていた事を思い出して、本当に悪い事をしてしまったと思いました。 思い返せばゼロス猫は何時だってリナ猫ちゃんの事を思って行動してくれました。何か危ない事をしようとすると、心配して止めようとしましたし、それで何かが起こると必ず助けに来てくれました。今日も本当はゼロス猫の夕御飯だった美味しい美味しいお魚を分けてくれました。 リナ猫ちゃんは、ゼロス猫の事をちょっぴり……いえ、とっても好きになってしまいました。もっともリナ猫ちゃんはとっても照れ屋でいぢっぱりさんでしたから、直接好きだなんて言えません。 前を歩いているゼロス猫を見つめて、てってって…と早足で追い抜くと、ゼロス猫の前に立ちました。 「………リナさん、どうかしたんですか? 歩き疲れましたか? 僕のお家はもうすぐそこですけれど………。……!!! リナさん!!!」 ゼロス猫は飛び上がる程驚きました。 リナ猫ちゃんが…大好きな愛しいリナ猫ちゃんが、ゼロス猫のほっぺたを小さなうす桃色の舌で舐めてくれたのです。 「今まで冷たくしてごめんね」 リナ猫ちゃんは真っ赤になりながらゼロス猫に謝りました。 ゼロス猫は何かを言わなければと思いましたが、あまりの嬉しさに言葉が出ませんでした。半年前、一目見た時から恋に落ちてしまった大好きなリナ猫ちゃんがやっと振り向いてくれたのです。嬉しくて幸せで、天にも上る心地です。 「…ゼロス? 怒ってるの?」 リナ猫ちゃんはいつまでも黙っているゼロス猫の様子に、不安そうな表情を浮かべました。 「だっ、ちっ…ちがっ……。ぼ…僕がリナさんに怒るわけがないでしょう!? 今までの事だって怒ったりしていませんよ。ただ…あまりにも嬉しくて……」 幸せの余りちょっぴりどもりがちになったゼロス猫の言葉に、リナ猫ちゃんはニッコリ微笑みました。 「あたしも嬉しいよ?」 リナ猫ちゃんはちょっぴり照れたようにそう言って、夜空を見上げました。 大きな大きな満月が、二匹を優しく照らしていました。リナ猫ちゃんのふわふわの柔らかな毛が、月の光に淡く光って本当に綺麗でした。 ゼロス猫はリナ猫ちゃんの側にそっと寄り添って一緒にお月様を見上げました。 「とっても綺麗なお月様ですね。こんなに綺麗なお月様をリナさんと眺められて、僕は世界で一番幸せな猫です」 しみじみと言ったゼロス猫の言葉に、リナ猫ちゃんは真っ赤になってしまいました。 「………バカ」 「本当の事を言っただけですけど?」 ゼロス猫はニヤリッと笑ってリナ猫ちゃんを見つめました。 「もうっ、本当にバカッッ! 早く行くわよ!」 リナ猫ちゃんは真っ赤になって先に歩いて行きました………。 「きゃぁああああっっ♪ あの子っ、いつものプリティ猫ちゃんっっ!!! ゼロスっ、あんた一体どうやって口説き落としたのっ!? あぁん、こんな子がお嫁に来たら良いなぁとは思っていたけれど本当に来るなんてっっ!!!」 リナ猫ちゃんがゼロス猫に連れられてお家に入ると、すぐにゼロス猫の御主人様がやって来ました。開口一番のこの台詞を聞く限り、リナ猫ちゃんの為なら一肌も二肌も脱いでくれそうです。 ゼロス猫は御主人様に今までの事情を説明しました。 「……ふ〜ん…なる程ねぇ…。それにしても食べるって…また強烈な脅しよね……。良いわ、あたしが話をつけてあげる。ところでリナちゃん…さっきから何故固まっているのかしら?」 リナ猫ちゃんはいつもの元気さはどこへやら、ゼロス猫の後ろに隠れてちょっぴり恐そうにゼロス猫の御主人様-ゼラス-を見つめています。リナ猫ちゃんは、自分達と話ができるニンゲンを見たのは初めてでしたから、どうして良いのか分からなかったのです。そんなリナ猫ちゃんの様子に、ゼラスは可笑しそうに笑って、すぺしゃりぃに高級なかつお節の欠片をちらりと見せました。 とたんにリナ猫ちゃんはゼロス猫の後ろを飛び出して、ゼラスに走り寄りました。 「頂戴っ、ね、ゼロスの御主人様っ、それ…その美味しそうなの頂戴っ!!」 ゼラスは笑いながらリナ猫ちゃんを抱き上げました。 「これが欲しいの?」 さっきまで怖がっていたのはどこへやら、リナ猫ちゃんは必死に頷きました。 「あたしの事は『ゼラス』って呼んでね。はい、かつお節。食べて頂戴ね。本当にリナちゃんってば可愛いわぁ♪ 柔らかいしぃ…はぁん、このほっそりとした体っ、艶やかな毛並みっ。美猫よねぇ…、うっとりしちゃう…ってあら? リナちゃん、それ自分で食べないの?」 リナ猫ちゃんはゼラスからかつお節を貰うと、優しく撫でてくれる手からそっと抜け出してゼロス猫の元へと走り寄りました。 「はい」 ゼロス猫はリナ猫ちゃんが自分の前にぽとりと落としたかつお節を見て首を捻りました。 「…リナさん……ご自分で召し上がらないんですか? これは御主人様がリナさんに下さったものですけど…」 「でもあんたさっきあたしにお魚全部くれたでしょ? お腹空いてるだろうと思って。だから食べてね?」 ゼロス猫は小首を傾げて自分を覗き込むリナ猫ちゃんの愛らしさにくらくらする程魅力を感じました。後ろでは何やらゼラスが騒いでいます。 「きゃぁああああっっ!!! リナちゃんってば可愛すぎるわっっ!!! ゼロスっ、こぉの果報者っ! リナちゃんからこんなことしてもらうなんてっ、あんたもやるわねっ」 ゼロス猫はリナ猫ちゃんからの初めてのプレゼントが本当に嬉しくて、食べてしまうのが勿体無いと思いました。でもリナ猫ちゃんが食べて欲しそうにこちらを見つめているので、その場で頂く事にしました。ゼロス猫が美味しそうに食べているのを眺めてリナ猫ちゃんはとっても満足そうにうにゃうにゃ鳴きました。 「本当に可愛らしいわねぇ…。ほぉらこっちにいらっしゃいなリナちゃん。ね、リナちゃん、どうせあたしが貴女のお姉ちゃんを説得してあげるんだし、門限やぶっちゃったなら今日も明日も同じ様なものだから、今晩はうちに泊まっていかない?」 リナ猫ちゃんは目をまん丸にして首を振りました。 「あら、駄目? …お姉さんとやらが恐いの? 大丈夫よ。あたしがちゃんとお話してあげるから。今日泊まって行ってくれたら美味しいお夜食作ってあげるわよ?」 「ねーちゃん…怒らないかな」 リナ猫ちゃんが恐る恐る呟きます。ゼラスは安心させるようにリナ猫ちゃんの咽を優しく撫でました。 「大丈夫よ。任せておきなさい。とにかく今夜はうちのゼロスと寝てね?」 ぶふーーーーーーーっ! どこかで何かを盛大に吐き出す様な音がしましたが、リナ猫ちゃんはゼラスに撫でられていて気持ち良くて目をあける気にはなりませんでしたし、ゼラスはそんなこと気にも止めませんでした。 「あんたのとこの御飯、何時もあんなに豪華なの?」 リナ猫ちゃんはポコポコになったお腹を毛繕いしながら、幸せそうな声で尋ねました。 「…はい? あぁ…大体…あんな感じですね」 リナ猫ちゃんと同じベッドに寝られるので、ゼロス猫はちょっぴり緊張していました。それでも幸せでたまりませんでしたし、大好きなリナ猫ちゃんの側で寝られるなんてチャンスは滅多に無い事ですから、この際遠慮は無用だとばかりにリナ猫ちゃんにすり寄りました。 幸いな事にリナ猫ちゃんはゼロス猫が体をぴったりくっつけても一言も文句を言いませんでした。 今日一日の出来事でゼロス猫の点数はかなり上がったようです。 ゼロス猫は、御主人様が仰るようにリナ猫ちゃんがお嫁さんに来てくれたら毎日こんな風にして眠れるんだと考えて、リナ猫ちゃんお嫁さん計画を新たに決意し直しました。 リナ猫ちゃんは足を目一杯伸ばして、指をキュパっと広げると、小さく息を吐き出しました。 「リナさん…、どうしたんですか?」 「うーん…幸せだなぁって思ったの。御飯は美味しかったし、ねーちゃんに食べられちゃう事も無さそうだし………それに……ゼロスが側にいるもんね」 最後の方は聞き取れないくらい小さな声でしたが、ゼロス猫にはしっかりと聞こえました。リナ猫ちゃんは自分からもぞもぞと寄って来て、ゼロス猫の頭に額をコツンと優しくぶつけました。 「今日はホントに楽しかったな。毎日遊びに来てもイイって、ゼラスが言ってたの。今度から遊びに来ても良い?」 「勿論ですよ。遊びに来て下さるなら、僕毎日でもお迎えに行きますよ」 ゼロス猫は幸せそうにそう言って、リナ猫ちゃんの額におやすみなさいのキスをしました。 やがて寝室には、夢見る幸せな二匹の猫が寄り添って眠る姿がありました。 ゼロス猫の願いが叶う日はそう遠くは無いようです。 -------------------------------------------------------------------------------- おまけ 「ふぅん…貴女があの『動物の言葉が話せるニンゲン』のゼラス?」 優雅な体をゆったりと横たわらせた黒豹が、ちらりと視線だけ動かす。 「貴女があの『この界隈を取り仕切る裏ボスのルナ』…でしょ? 噂は耳にしてるわよ」 ゼラスがニッコリと微笑んで優雅に腰に手を当てた。 「昨日は妹が世話になったみたいね。迷惑をかけなかったかしら?」 ルナもまたちらりと笑んで、身を起こした。 「とんでもない。それどころかとっても可愛らしいから毎日遊びに来て欲しいと思っているのよ」 「それはそれは。あの子は美味しいものに目が無いから、食べ物さえ用意しておけばつられて行くと思うけれど」 「じゃぁ、たまには借りて良いのね」 黒豹は静かに笑った。 「ちゃんと返してね。あたしが退屈するから」 ゼラスは小さく苦笑した。 「余計なお世話かもしれないけれど、あまり妹を虐めない方が良いわよ? リナちゃんってば本気で貴方に食べられると思っていたみたいだし」 ルナは美しい尻尾をぴしゃりと床に打ちつけて笑った。 「大丈夫よ。全部食べたりしないから。食べても支障が無い所……そうね、尻尾とかにしておくわ。身があまり入っていないのが残念だけれど」 黒豹はクスクスと笑って目を細めた。 「でもまぁ…尻尾の欠けた猫だなんて…格好がつかないわねぇ…」 「そうよ。リナちゃんってばあんなにプリティなんですもの。是非そのままの姿を保って欲しいから、尻尾の先でもかじるのはやめてね?」 「心しておくわ」 くすくす笑いながら黒豹は目を細めた……。 ヲハリ -------------------------------------------------------------------------------- ここまで偽者を出してしまうともう怖いものはありませんわねぇ…(遠い目) でも猫リナちゃんは結構可愛いと…自分で書いたくせに思う紅葉なのです(^_^;) いえ、こんな猫ちゃん欲しいなぁ…と………。 ちなみに、この猫リナちゃんと猫ゼロスさん…の、元ネタになった四コマ(鉛筆描き)があります。 ド下手くそうですが、このお話を読まれてゼロス猫とリナ猫ちゃんの外見が気になった方(笑)はご覧下さいませ。 URL は http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Cell/6078/gazou/honjitu/0527.jpgです。 恥のかき逃げということで…。Σ( ̄ロ ̄) ハッ!! でもこれって記録が残ってしまうのだわ (;_; )オロオロ ( ;_;)オロオロ それでは、ここまでお読みくださったお優しい方(いらっしゃいましたら)に心より御礼申し上げますm(_ _)m 少しでも楽しんでいただけましたら光栄に存じます。 それでは、失礼致しますm(_ _)m −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 紅葉 拝 |
10268 | 四コマのアドレスの訂正 | 紅葉 E-mail | 5/31-11:06 |
記事番号10267へのコメント 上で書いた四コマのあるページは、 http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Cell/6078/gazou/honjitu/nyan.html の方が見やすいですので、もしご覧になられる方…おられましたら、こちらのアドレスへお願い致しますm(_ _)m 紅葉 拝 |
10276 | Re:はじめまして | tsubame E-mail | 5/31-21:09 |
記事番号10267へのコメント はじめまして、こんにちは。tsubameです。お話読ませていただきました。ということで、ド下手ですが、感想を書かせていただきます。気に障るところがあったら、すみません。 リナ猫が可愛いですぅ。ゼラスさま、好きです。リナ猫、愛されていますね、ゼロス猫に。しかも、最後ラブラブですね。もう、すごっく可愛いです。あと、おまけのゼラスさまとルナ姉ちゃんの会話が好きです。リナ猫、欲しいですね。 読んでいて、幸せな気分になりました。有り難うございます。これからも、がんばって下さい。短い感想ですが、これで失礼します。では、tsubameでした。 |
10284 | Re:はじめまして | 紅葉 E-mail | 6/1-10:14 |
記事番号10276へのコメント お初にお目にかかります、紅葉と申しますm(_ _)m きゃぁっ、どうしましょうっっ!! tsubame様のお話はいつも楽しく拝見させて頂いております。それですのにいつも読み逃げばかりして……申し訳ありませんっっ(土下座) いつか感想を書いてみたいものだわと思いつつ勇気が出ずに出来なかったのですが、お先に書かれてしまうなんて…紅葉、一生の不覚ですわ(π_π)ウルリ どうぞこの無礼者をお許し下さいませ…。 > はじめまして、こんにちは。tsubameです。お話読ませていただきました。ということで、ド下手ですが、感想を書かせていただきます。気に障るところがあったら、すみません。 とんでもありません! 感想を頂けるだけで嬉しいのですわ。そんな…気に障るだなんて、ありえませんっ! 紅葉など感想も書かなかった大馬鹿者ですから、そちらのほうがよほどお気に触りますよねぇ……。 > リナ猫が可愛いですぅ。ゼラスさま、好きです。リナ猫、愛されていますね、ゼロス猫に。しかも、最後ラブラブですね。もう、すごっく可愛いです。あと、おまけのゼラスさまとルナ姉ちゃんの会話が好きです。リナ猫、欲しいですね。 ありがとうございますっ!(><) リナ猫ちゃんを可愛く書きたくて頑張ったのです……。といいつつあえなく失敗…思ったよりも可愛くならなかったのですが、tsubame様に可愛いと言っていただけるなんて大感激ですっ!!! ゼロス猫と…ラブラブになりましたわねぇ…。当初の計画ではもう少しあっさり目で終る筈だったのですが、何故だかこんなラブラブエンディング………。 ルナねーちゃんが黒豹だったのは何故だか好評でした…(自分のHPでですが…) > 読んでいて、幸せな気分になりました。有り難うございます。これからも、がんばって下さい。短い感想ですが、これで失礼します。では、tsubameでした。 ありがとうございますぅ(π_π)ウルリ 幸せ気分になっただなんて言っていただけると紅葉が幸せ気分です…。 本当に本当にありがとうございましたm(_ _)m 今日は忙しいので感想が書けるかどうか分かりませんが、かならずtsubame様のお作品にも感想を書かせて頂きます。追い返したりなさらないでくださいませ…(^_^;) 紅葉 拝 |
10324 | はじめまして☆ | 高砂 時緒 E-mail | 6/3-23:43 |
記事番号10267へのコメント はじめまして、高砂時緒と申します。 『カウント』と『にゃんこ物語』を読ませていただきました。 どちらの作品も面白かったです♪ 『カウント』では、ゼロスさんのセリフから思わず1日辺り平均何回キスしているのか真面目な顔をして計算してしまいました(^_^;) 三ヶ月でそれだけキスできるだなんて……さすがはゼロスさん、というかなんというか(笑) ゼロスさんが眠っている間に内緒でキスするリナちゃん、きっとした後で我に返って顔が真っ赤になるんでしょうね(^^) ゼロスさんがそれに気付くのはいつになるんでしょうねぇ。 『にゃんこ物語』では、リナ猫ちゃんの愛らしさに思わず悶えました(笑) はうぅぅっ!わたしもあんなキュートでラブリーな猫ちゃんがほしいです〜。 最後の方の『足を目一杯伸ばして、指をキュパっと広げる』シーン、あぁ、もう抱きしめたいくらい可愛いですっ(壊) ゼロス猫くんにはゼヒ『リナ猫ちゃんお嫁さん計画』を成功させていただきたいです。 最後のゼラスさんと黒豹なルナさんの会話も良かったです♪ 文章だけでなくイラストもお描きになるんですね。 しかも両方ともすばらしい腕をしていらっしゃるし……(尊敬) 四コマのオチがひたすら笑えました。2人とも猫さんですから子沢山になるんですよねぇ(にやり☆) なんだか、感想を書いているのか、ただ暴走しながら叫んでいるだけなのか、わからない内容になってしまって申し訳ありません。 次回作も必ず読ませていただきます。 それでは、失礼いたします。 |
10331 | Re:はじめまして☆ | 紅葉 E-mail | 6/4-16:34 |
記事番号10324へのコメント >はじめまして、高砂時緒と申します。 こちらこそ初めまして。紅葉と申しますm(_ _)m えぇと……「たかさときお」様とお読みするのでしょうか? >『カウント』と『にゃんこ物語』を読ませていただきました。 >どちらの作品も面白かったです♪ あ、ありがとうございますぅぅぅぅ(>▽<) 本当に本当に嬉しいですっっ。あんな駄文を読んで下さるなんて、なんて素晴らしい方なのでしょうっ。 >『カウント』では、ゼロスさんのセリフから思わず1日辺り平均何回キスしているのか真面目な顔をして計算してしまいました(^_^;) どうして皆様そこを気になさるのでしょう(笑) いえ…HPでも計算されたお方が…(笑) まぁ紅葉も人様が書かれた小説でしたら計算してしまうとおもいますが(^^;) 平均すると結構多めですわね…。 >三ヶ月でそれだけキスできるだなんて……さすがはゼロスさん、というかなんというか(笑) きっと押して押して押しまくったのではないかと(^^;) 因に一日に何回くらい迫っているのですかという御質問をなさったかたもおられましたが、キスに持ち込む回数の3〜4倍なのですわ(爆笑) >ゼロスさんが眠っている間に内緒でキスするリナちゃん、きっとした後で我に返って顔が真っ赤になるんでしょうね(^^) それはもう…これ以上ないくらいに真っ赤になっているのです♪ >ゼロスさんがそれに気付くのはいつになるんでしょうねぇ。 気が向いたら……そのお話も書くかもしれませんが……。 今の所あくまで予定ですので……。 >『にゃんこ物語』では、リナ猫ちゃんの愛らしさに思わず悶えました(笑) >はうぅぅっ!わたしもあんなキュートでラブリーな猫ちゃんがほしいです〜。 自分ででっちあげた偽物のくせに、愛らしさにくらくらしてしまった紅葉なのです。やはり肉球がついていると思うと……(^^;) でも実際に飼われたら大変ですわ。えぇ…餌代が半端ではないと思われますし…。 >最後の方の『足を目一杯伸ばして、指をキュパっと広げる』シーン、あぁ、もう抱きしめたいくらい可愛いですっ(壊) ありがとうございますぅぅぅぅぅ(><) えぇもぉ抱き締めちゃってくださいませっ(笑) >ゼロス猫くんにはゼヒ『リナ猫ちゃんお嫁さん計画』を成功させていただきたいです。 成功するのは時間の問題ですから…。4コマの方もある事ですし(笑) >最後のゼラスさんと黒豹なルナさんの会話も良かったです♪ 嬉しいですわっ。紅葉はルナねーさまとゼラス様のカラミが好きで良く書いてしまうのです…。やはりゼラス様に対抗出来るのはルナねーさまくらいではないかと…。 >文章だけでなくイラストもお描きになるんですね。 >しかも両方ともすばらしい腕をしていらっしゃるし……(尊敬) さ…才能っ!? 才能などありませんわっ。そ、尊敬など為さらないで下さいませっっ。デッサン狂いも良い所ですから…(;;)しくしく。 でも御覧になって下さって本当に嬉しいです。ありがとうございます〜m(_ _)m >四コマのオチがひたすら笑えました。2人とも猫さんですから子沢山になるんですよねぇ(にやり☆) えぇ(にやり☆) もぉ…たっくさん生れるのですわ(笑) しかもあの毛色では言い逃れ出来ませんしねぇ…(爆笑) 無論ゼロス猫は言い逃れする気などはなからないでしょうけれども…。というか狂喜乱舞するのでしょう 。 >なんだか、感想を書いているのか、ただ暴走しながら叫んでいるだけなのか、わからない内容になってしまって申し訳ありません。 こ…これ…。このコメント……滅茶苦茶にありがたいですし、嬉しいのですが……大爆笑してしまいましたっ(笑) 申し訳ありません(汗) でも暴走しながら叫ぶって…(爆笑) そんな風に言って頂けて本当に幸せです。 >次回作も必ず読ませていただきます。 ありがとうございます〜〜〜っっ(TヮT) 頑張って書きますわっっ。どうぞ見捨てずに読んでやって下さいませ。 今回は本当にお読み頂いた上にコメントまで下さってありがとうございましたm(_ _)m 紅葉 拝 |
10339 | はじめまして!!レアです | 玲亜 E-mail | 6/4-23:25 |
記事番号10253へのコメント はじめまして!レアともうします! 紅葉さまいつも見さしていただいてます!私紅葉さまの書かれる小説ってすっごく好きなんです! ええっとかなりありきたりな言葉とは思ってはいるんですけど、でもほんとにすきなんですよ!! あのお姉さま 女王様のやつなんですけどあの物語 めっちゃ好きなんです!今回のも好きなんですけど あのストーリは個人的につぼをついておりまして、 もうもうもう! ブラボー!!!ってな感じなんですよね!なんてったてあのゼロスさまの 独占的で強気なトコ んでリナちゃんの あの振り回されてるんだか振り回してんだか わかんないとこ好きなんですよねー!!・・・っああなんか勝手に一人の世界に入ってしまって好き勝手なこと並べてることは 重々承知なんですけど・・・ああ、とまらない・・・それから、・・・さしでまかしい事もわかってはいるんですけど・・・今度良かったら・・また中世物を書いてもらえないでしょうか?!あとあと・・・ほんっとにめちゃくちゃさしでまかしいんですけど・・・日本の平安物!・・・なーんて 無理でしょうか?・・・あぅっ! 本当に「なんだこいつは!!!」ってな感じは重々、承知なんです!・・ですけど どうしても見てみたいんです!帝や東宮の貴族社会の中での ゼロリナ+ゼラルナ・・・ああ個人的にかなり つぼな関係!!! ・・・ほんとにできたらでいいんです!あの・・・「暇で暇でたまんない!!んーなんか小説が書きたくなったなあ・・・それも平安物が妙に書きたくなったなあ!」ってな感じなときでいいんです。よろしくお願いしますっ!! それでは また次の作品楽しみにしています!!変に長くなってしまいましたが これからもがんばってくださいね!!それでは! |
10343 | Re:はじめまして!!レアです | 紅葉 E-mail | 6/5-14:08 |
記事番号10339へのコメント 初めまして紅葉と申しますm(_ _)m わざわざコメント下さいまして、本当にありがとうございます(T_T) 心より御礼申し上げますわ。 >はじめまして!レアともうします! >紅葉さまいつも見さしていただいてます!私紅葉さまの書かれる小説ってすっごく好きなんです! はうっっ。ありがとうございます〜〜〜〜。こんな…駄文を毎回読んでくださった上に、好きだなんて……それも「すっごく」だなんて… (;_; )オロオロ ( ;_;)オロオロ あぁ…調子に乗りたくなってしまいます…(こら) でも本当に本当に嬉しいですわ。ありがとうございます〜m(_ _)m >ええっとかなりありきたりな言葉とは思ってはいるんですけど、でもほんとにすきなんですよ!! いえいえいえ。全然まったくありきたりなどではございませんともっ。 えぇ本当に…、「好き」という言葉は特別ですもの。それを言って頂けるということは本当に本当に嬉しいですし、幸せなことですわ♪ 紅葉の小説が「好き」と言って頂けるほどの価値がある物かどうかはさておき…(-_-;) >あのお姉さま 女王様のやつなんですけどあの物語 めっちゃ好きなんです!今回のも好きなんですけど あのストーリは個人的につぼをついておりまして、もうもうもう! ブラボー!!!ってな感じなんですよね! えと…お姉様と女王様というと…某T様の所の公爵様……ですわね?(^_^;) あれが…お好きなのですか…。そうですか……。あれ……何でしょうかねぇ…お好きと仰ってくださる方多いですわねぇ…。とっても嬉しいのですが、書きにくくて(-_-;) そういえば公爵様シリーズの続き物をUPして頂きましたので、もし宜しければお読みくださいまし。 それにしてもブラボーと言って頂けるほどのものではございませんが……。 >なんてったてあのゼロスさまの 独占的で強気なトコ んでリナちゃんの あの振り回されてるんだか振り回してんだか わかんないとこ好きなんですよねー!! あはははははははっっ!!(大爆笑) 確かに振り回しているのか振りまわされているのか分かりませんわねえ(爆笑) リナちゃん、無意識に振り回しておりますし。 ゼロスさん、確かに独占的で強気ですわねっ(笑) かなり強引ですし…(-_-;) おかげで書きにくいったらありません…。 でも…これから公爵様の新婚物を書かねばならないのです。本当は今日のお昼休みから書き始める予定だったのですが、上司に無理矢理お昼を付き合わされてしまい、時間が無くなってしまいました……。 もし書きあがったらご覧頂ければ嬉しいです。 >・・・っああなんか勝手に一人の世界に入ってしまって好き勝手なこと並べてることは 重々承知なんですけど・・・ああ、とまらない・・・それから、・・・さしでまかしい事もわかってはいるんですけど・・・今度良かったら・・また中世物を書いてもらえないでしょうか?! 中世物…ですか? えぇネタはあるのですけれど…。また中世物なの!?と言われそうで止めようかと思ってお蔵入りにしていたネタが……。 レア様がそう仰って下さるならいつか引っ張り出して書くかもしれませんわ(^_^;) でもその前に公爵様を終らせないといけませんけれど……。レア様は中世物がお好きなのでしょうか? というか紅葉の公爵様シリーズって中世物なのかどうか怪しいですよね…。色々と出鱈目ですし…。 そんなもので良ければいつか書きますけれども…。 >あとあと・・・ほんっとにめちゃくちゃさしでまかしいんですけど・・・日本の平安物!・・・なーんて 無理でしょうか?・・・あぅっ! 本当に「なんだこいつは!!!」ってな感じは重々、承知なんです!・・ですけど どうしても見てみたいんです!帝や東宮の貴族社会の中での ゼロリナ+ゼラルナ・・・ああ個人的にかなり つぼな関係!!! ・・・ほんとにできたらでいいんです!あの・・・「暇で暇でたまんない!!んーなんか小説が書きたくなったなあ・・・それも平安物が妙に書きたくなったなあ!」ってな感じなときでいいんです。よろしくお願いしますっ!! はうっっっ。日本の平安物は……いつか書いてみたいとは思っておりますが…時代考証が大変ですし…資料も膨大な量を調べなければならなそうで面倒なのですよねぇ…(笑) えせ平安とかなら書けるかもしれませんけれど……どちらにしろ今の紅葉には荷が重いような気が致しますが。実力不足も甚だしいですから……。 因みにストーリーに関してリクエストして下さることに「なんだこいつは」なんて思いませんわよ? それが元でネタが出ることって沢山ありますもの。どなたかが読みたいと仰ってくださるものを書いている場合、「少なくともお一人は読んでくださる方がおられるのだわっ!」と思うと、何とか頑張って書こうという気持ちになりますし。ありがたいと思うことはあっても、迷惑だなんて絶対に思いませんわ。えぇそれが叶えられるかどうかはまた別問題ですが(だって実力が…………) ところで…ゼラルナお好きですの?(笑) あの問題カップリングを…(爆笑) いえ、お好みにあっていたのでしたら本当に嬉しいですわ。特に紅葉はゼラルナが好きで結構色々な所で書いておりますし(^_^;) とりあえず頑張ってサクサクリクエスト小説その他を片付けていこうと思います。 >それでは また次の作品楽しみにしています!!変に長くなってしまいましたが これからもがんばってくださいね!!それでは! とんでもありません。ありがとうございますm(_ _)m 次…ですか? 次は(多分)公爵様の新婚物だと思われますが(というかそうであって欲しいというか…) もし宜しければ紅葉のHPにも遊びにいらして下さいませm(_ _)m それでは失礼致します。 紅葉 拝 |
10344 | にやにやがとまりませんわ。 | 理奈 | 6/5-14:15 |
記事番号10253へのコメント はじめましてぇ、ですよね。こんにちは、理奈です。 読みましたわ、読みましたわ。すっごくいいですわぁ!! あぁ、リナちゃん、かぁわいぃ!ゼロス君、かわぁいぃ!!! 二人ともかわぁいぃ!(だいじょうぶか、自分) もう顔のニヤニヤがとまりませんわ。 生徒会長ゼロス君とリナちゃんの関係、って私も結構書いてるんですけど、 私のと比べると紅葉さんの方がだんぜんいいですわぁ!みならわなくちゃ。 どうしたらこのようなゼロス君かけるんでしょう?どうも私のゼロス君は、 このようなセリフを言ってくれません。ちなみにリナちゃんも。 くぅ〜〜、二人のやり取り、いいですわぁ。あぁ、うらやましいぞ、リナちゃん。 楽しく読ませていただきました。またこのようなかわいらしいぃお二人を書いて ください!また読ませていただきます! それでは、短く、わけわかんない感想でしたけど。しつれいします。 |
10345 | Re:にやにやがとまりませんわ。 | 紅葉 E-mail | 6/5-17:02 |
記事番号10344へのコメント あぁっ、ツリーが落ちそうでハラハラします…。 どうぞこのコメントを書き終えるまで落ちません様に…(一応最後尾から2番目ですが…) >はじめましてぇ、ですよね。こんにちは、理奈です。 初めまして…ですわね。いえ…紅葉は何時も理奈様の小説を拝読させて頂いておりますが…。 申し訳ありません…読み逃げしておりました(汗) どうしても勇気が出なくて……。 無礼者ですわね、どうぞお許し下さいませ……。 >読みましたわ、読みましたわ。すっごくいいですわぁ!! ありがとうございますっっ(π_π)ウルリ 嬉しいですわっ。理奈様に…あんなに素晴らしいお作品の数々を世に送り出しておられる理奈様にそんな事を仰って頂けるとは……。天にも昇る心地ですわ。 >あぁ、リナちゃん、かぁわいぃ!ゼロス君、かわぁいぃ!!! >二人ともかわぁいぃ!(だいじょうぶか、自分) >もう顔のニヤニヤがとまりませんわ。 ありがとうございますっっ!!! 本当に本当にそんなことを仰っていただけると幸せです〜…。 でも…ゼロスさん……可愛いですか?(^_^;) いえ、リナちゃんはかろうじて可愛いかもしれませんが……。 あぁゼロス猫は可愛いかもです。でも人間のゼロスさんは可愛いのでしょうか(悩) うーん…今まで自分が書いてきたゼロスさんを思い浮かべてみると全然可愛くないので(笑)、可愛いとは思えないのですが…。 でも可愛いだなんていって頂けて滅茶苦茶に嬉しいですっっ(><) 紅葉は理奈様の「緑の海」のゼロスさんのほうが何万倍も可愛いと思いますけれど…。えぇ本当に。 そういえばこの間続きが載せられていて狂気乱舞致しましたわ☆ あぁこんなところで申し訳ありませんっ。 でも流石理奈様っ、期待を裏切らぬ面白さでした♪ >生徒会長ゼロス君とリナちゃんの関係、って私も結構書いてるんですけど、 >私のと比べると紅葉さんの方がだんぜんいいですわぁ!みならわなくちゃ。 ど…どこがですか……。全然良くないですわ…(-_-;) そんな…ご謙遜なさっても駄目ですぅぅぅぅ(○`ε´○)ぶーっ (←こら!) 理奈様の小説って何時も甘くて幸せになれる素晴らしい小説ではありませんかっ。紅葉、足元にも及びませんわ…(T_T) >どうしたらこのようなゼロス君かけるんでしょう?どうも私のゼロス君は、 >このようなセリフを言ってくれません。ちなみにリナちゃんも。 >くぅ〜〜、二人のやり取り、いいですわぁ。あぁ、うらやましいぞ、リナちゃん。 え? え?? どの…台詞でしょう……( ̄〜 ̄;)うーん キスして下さいと迫り倒す所でしょうか(笑) うちのゼロスさん押しが強くて………。まだこのゼロスさんは控えめな方なのですが…(遠い目) >楽しく読ませていただきました。またこのようなかわいらしいぃお二人を書いて >ください!また読ませていただきます! きゃぁああああっっ。ありがとうございますっっっ!!! 嬉しいですっ、幸せですっ、光栄ですっっ!!! 本当に本当にありがとうございましたm(_ _)m >それでは、短く、わけわかんない感想でしたけど。しつれいします。 とんでもありませんわ。何時も読み逃げしていた無礼者紅葉に感想を下さるなんて…。 本当に本当にありがとうございますm(_ _)m いつかまた続きを書くかもしれませんので、その時はお読み頂ければ幸せです。 それでは失礼致します。 紅葉 拝 |