◆−最後の天使(ヴァルフィリ)−扇(6/28-18:49)No.10745 ┣梅雨ってベタベタ。−人見蕗子(6/28-20:44)No.10747 ┃┗こゆわけです。−扇(6/29-15:02)No.10753 ┣出遅れてしまいましたね・・・−ささはら 朋(7/1-13:21)No.10772 ┃┗いや、まだ−扇(7/1-16:01)No.10777 ┗Re:のほほほほほほほほほほほほほ−真人(7/1-22:26)No.10792 ┗にゃはははははははははははは−扇(7/2-17:52)No.10805
10745 | 最後の天使(ヴァルフィリ) | 扇 | 6/28-18:49 |
こんにちは、扇です。 今度はヴァルフィリです(またかい)。 少し短めです。それほどネタがあるわけでも無し。 今回も躍起になって捧げ物! 貰ってね、人見さん&ささはら様っ!! もちろん返却は不可。 ではでは、頭蓋骨陥没にならぬよう(ならねぇよ)気を付けてお読み下さいvv __________________________________ 地上に舞い降りた最後の天使 燦々と降り注ぐ太陽に輝き! その光を反射し輝く水面! 繰り返し単調で、しかし安らぐ波音! 人々の笑い声、ついでに溺れた人の悲鳴! ボール遊びをする人、浮き輪でぷかぷかする人、足を攣りピンチな人! 白いって嘘だろと思いつつマジ白い砂浜! 常夏のビーチ! それがココ!! その砂浜を、一組の男女が歩く。 町内の福引き大会で偶然特賞を当ててこの地に参った、超運がいい人達、それが彼ら。 女性の方はその美しきボディと見事にあった水着により、人々の目を釘付け! でも本人気付いてない! 男性の方は・・・サングラスにパーカー、足にもタオル巻いたりの夏を夏と思わせぬ格好で、見るだけで蒸し暑くなるので、誰も見ようとしない! もちろん本人気付いてない! 「本当に、運が良かったですね、ヴァル!」 「・・・俺にとっては・・・三等の海の幸盛り合わせセットが良かった・・・」 「あら、こっちに来ればいつでも食べられますよ? 新鮮な、本場の物を!」 「・・・・・・盛り合わせセットに紫外線はないけどな・・・」 どうやら、男性のほう・・・ヴァルというらしい、重装備の彼は、どうやら日焼けが死ぬほどイヤらしい。 たしかに、サングラスの隙間から見える肌は、白雪姫顔負けなほどの美白である。『美』を忘れちゃいけない。 「わたしは、日焼けって健康的で良いと思うんですけどねぇ・・・」 「お前みたいな世間知らずには、俺の繊細な心は分からないのさ・・・」 肩をすくめ、ふっと息を吐くヴァル。 その言葉に、女性・・・フィリアは叫ぶ。 「なんですって!? こう見えても私は、元火竜王神殿の・・・」 「バザード=ウル=コプトの娘で聖位一位の巫女なんだろ? そんなの、もう耳にタコができるくらいしょっちゅう聞いてる・・・」 「あら? 今日はまだ3回目ですよ?」 そんなに言ったのか。 「あっ、あっちの岩場行きましょ! ああいうところは、カニさんとかがいっぱいで・・・」 言うが早いか、さっさと駆けていくフィリア。 「・・・ガキだな、ありゃまるで・・・」 呟くヴァル。納得。 外見的にはフィリアのほうが年上のようだが、精神年齢はどう考えてもヴァルの方が上だった。 「きゃぁぁっ!」 「!?」 岩場を必死に登っている半ば(暑くなってきたらしくスピードが遅い)上の方からフィリアの声が聞こえ、人目をはばからず(人居ないけど)空間転移をし、フィリアの元へとヴァルは向かった。 なんだかんだ言ってもヴァルは結局、フィリアにベタ惚れなのである。 「ど、どうしたフィリア!?」 カニのはさみに指でも挟まれたか――ヴァルがそう言うより早く。 「ほら見て下さいヴァルっ!! 可愛い可愛い〜っ!!」 そこには、指先ほどあるか無いか、ごく小さなカニさんたち。 沢ガニだった。海にいるか、フツー? それを見て、がくっと肩を落とすヴァル。本気で焦った自分がバカみたいに思えたのだ。 「まったく・・・心配かけるなよな」 屈み込んで沢ガニをつついて笑っているフィリアの隣に座るヴァル。 そのフィリアの横顔は本当に美人で、それが沢ガニによるものとはどうも思えない。 ちゃっかりその肩に手を回し、自分は水平線を見る。 本当に、最近の生活はのどかだ。 消えたと思っていたけれど、しかし徐々によみがえりつつある自分の『前世』と比べてみる。 あの頃の自分は、水平線を見ているヒマなど無かった。 今の自分は、水平線を見つめ昔を思い出すヒマがある。 ヴァルは、大空や海のような、果てしないものを見ていると、少し悲しくなる。 自分は、空や海にとって、本当に米粒程度でしかないのだ、と。 「・・・どうしたんですか?」 その声に振り返ると、自分の片手を肩に乗せたまま、こちらを心配そうに見つめるフィリア。黙ってしまったヴァルが気になったのだろう。 「あ・・・やっぱり、沢ガニなんてつまらないですよね・・・ごめんなさい、つきあわせてしまって。 泳いできましょう・・・」 フィリアがすっと立ち上がって、早くその場を去ろうとする。 だがヴァルは片手を掴み、もう一度座らせる。 「もう少し・・・ココにいよう」 もしヴァルが、水平線に沈む夕日を見ようと言い出さなければ、その日一つの命が消えるところだった。 「こんなところに居るとは・・・な」 ヴァルは、小さなくぼみに手を入れ言った。 くぼみから出したヴァルの手のひらには、羽がばさばさになり汚れた小さな鳥が一羽。 どうやら雨風にやられてくぼみに避難したが、そのまま出られなくなった、というところだろう。 自然好き動物好きのヴァルに助けられたのがラッキーだった。 ヴァルは、動物が相手になるとそれはもう人格が変わったかのように優しくなる。ちなみに、竜族のような人型になれるのはダメらしい。 さらに、おまけのフィリア(おい)は、これでも元巫女。回復魔法はお手の物だ。 鳥は、徐々に暗くなる空によってみーみー鳴き出したため、運良くヴァル達に発見されたのだ。 「でも、珍しい鳥だなぁ」 フィリアの回復魔法を使いきれいに洗ったら、それはもう『純白』の鳥がさぞ可愛いらしくぎゅーっとしながら(死ぬぞ、おい)ヴァルは言った。 「白いけど、白鳥はこんなにでかくないし・・・でも、鳴き声はウミネコに似てるし・・・」 「なんて生物でしょうねぇ」 フィリアも見当が付かないようで、首をひねっている。 「旅館の人に聞いてみましょう」 「こ、こりゃぁっ!」 旅館のおばちゃんは、それはもう驚いて、大きな声をあげた。 「珍しい、『天使』じゃないかいっ!」 「・・・は?」 その言葉に、ヴァルとフィリアは目を丸くする。 「天使・・・って・・・」 「ああ、この鳥の名前さ。 昔、太陽と共に地上に舞い降り、月と共に人々を見守ったとされていた、守り神的な鳥さ。 昔はたくさん居たんだけど、どんどん狩られたりして数が減っていってねぇ・・・」 ヴァルは、『天使』を見下ろし、ため息を付いた。 「可哀想に・・・・・・。 結局、そうなんだ。人型の生物は・・・自分たちが気にくわなかったり、何が何でも手に入れようと思ったら・・・無茶苦茶なことをする・・・」 ヴァルのつぶやきに、フィリアはズキっと胸を痛める。 自分たちの一族が、私利私欲のためにヴァル達古代竜の命を奪ったのは、紛れもない事実なのだから。 (けれど・・・わたしは、火竜王神殿最後の黄金竜。その罪を・・・償わねばならない) 真実から逃げることは許されない・・・ならば、いっそ真実と向き合い、戦い抜く。 それが、フィリアの出した決断だった。 「で、ヴァル・・・その子、どうするんですか?」 フィリアは、俯いているヴァルの肩に手をかける。 「・・・人の手が届かない自然に・・・帰してやらなければ。 森の中でも・・・平気かな」 「昔、『天使』たちは森林より参ったとされているから、大丈夫じゃないかねぇ?」 宿屋のおばちゃん、ナイスフォロー。 「・・・ヴァル?」 『天使』はどうやらお腹がすいていたらしく、みーみー鳴き続けるので餌をやり、そのままヴァルは一緒に寝入ってしまったと思ったが・・・。 フィリアは彼の部屋に行ったが、どこにもその姿はなかった。 「・・・まさか」 フィリアは一カ所思いつき、そこに転移をする。 その場所は・・・・・・。 その場所は、忌まわしく、そして神聖な地。 ・・・古代竜族の神殿。 今は闇を撒くものとの戦いにより神殿は姿を失ったが、そのあたりをつつむ豊かな緑は顕在していた。 月明かりの元、その木々は、本当に神秘的な印象を醸し出していた。 そしてそこには、思った通りヴァルの姿があった。 「フィリア・・・よく、この場所が分かったな」 「この前来たとき、綺麗な森がありましたから・・・きっとここだろう、と思って」 フィリアはヴァルの隣に立った。 「『天使』、離さないんですか?」 ヴァルの手の内には、まだ純白の鳥の姿があった。 「・・・ちょっと、な」 「ちょっと、なんですか?」 意地悪く、フィリアが聞き返す。 ヴァルが俯いて、呟いた。 「・・・こいつの一族も、もうこいつしか残ってないのかな、って思って・・・だったら、危険が多い森より、うちに連れて帰った方が良いかな、って。 俺と・・・同じだから」 その様子を見て、フィリアはまたズキっと胸が痛んだ。 自分は必死に乗り越えようと、真実と向き合っている。 けれど、彼は・・・加害者ではなく、被害者なのだ。 それだけ一層、事実との対面はつらいものなのだ・・・。 「・・・・・・わたしは」 「・・・でも。 こいつは、そうは思っていないかもしれない」 フィリアが言いかけたのを遮って、ヴァルが言った。 フィリア自身、自分が何を言うのか分からなかったため、それで良いと思った。 「俺がこのまま、家に連れ帰ったら、こいつはもう森には戻れない。 けれど、ここで離せば・・・こいつがうちに来ることは出来る」 ヴァルの手が、ぱっと離される。 月明かりに、『天使』の白さが反射する。 ばさばさ、と天高く飛び行く『天使』。 たしかに、その名前はその姿にぴったりだった。 白い羽が一枚、また一枚とヴァルとフィリアの元に降りてくる。 「・・・これで・・・良かったんだよな」 「・・・・・・わたしは・・・良かったと思います」 そのまま、二人とも黙ってしまう。 「・・・帰るぞ。腹減った!」 「・・・は!?」 ガシっとヴァルに手を捕まれ、フィリアは引きずられるように、ヴァルと共に歩く。 「しんみりしてるのは、ガラじゃない。お前もだ!」 ヴァルはそう言ってから、フィリアの手を離した。 きっ、とフィリアの目を見る。 つい、頬が紅くなるフィリア。 「・・・お前も、一族のただ独りなんだよな」 「・・・・・・」 そう言われ、フィリアは俯いてしまう。 「だぁかぁらぁ。しんみりするのはガラじゃないだろ! んな『真実』、気にすんな! 俺だって平気なんだ。俺を見ろ、こんなにも立派に育っただろう」 立派かな? そう思ってヴァルを見て、フィリアはふと思った。 彼も、彼なりに真実と戦っているのだなぁ、と。 __________________________________ おかしい。 どーしてこんな話になったのだろう(汗) 当初は、フィリアが『天使病(症候群だったかも)』と呼ばれる病気にかかって大変だって話で、短かった話なのに。 全然内容が違ってしまった(汗) ちなみに、今回海なのは人見さんの影響ではなく(パクリでもなく) 『Sunrise or Sunset』というCDアルバムのVOL.2に収録されている、『君のひとみは10000ボルト』という、タイトルからすると死語的な曲を聞いていてこの話を思いついたからです。この曲、常夏のビーチってカンジのメロディだから・・・。 その中の台詞に、『地上に降りた最後の天使』という言葉によって、この話は誕生した! なぜだろう! まぁ、話書きながら延々この曲を10回ほど繰り返し聞いたら飽きてきましたが。 ちなみに、ヴァルが動物好きなのは独断です。当てにしないでちょ。 あと、ちょっと別な話題。 前っから、『次は地球防衛軍』とか言っときながら、それはもう少し後になりそうです。 というわけで、次はキューキョクなガーヴァル『黄金島』シリーズ第4弾になりそうです。 これと、この『天使』と、『無題』の三作をワンセットにしようと思ったのですが、もう時間がないので・・・そろそろテスト。 なので、ここでさよ〜なら〜(珍しい終わりカタだ) |
10747 | 梅雨ってベタベタ。 | 人見蕗子 | 6/28-20:44 |
記事番号10745へのコメント 扇さんは No.10745「最後の天使(ヴァルフィリ)」で書きました。 > > > こんにちは、扇です。 > 今度はヴァルフィリです(またかい)。 > 少し短めです。それほどネタがあるわけでも無し。 長い!それにすばらしい話じゃないですか!「ネタ無し」ってのは私の小説みたいのをいうんです。 > > 今回も躍起になって捧げ物! > 貰ってね、人見さん&ささはら様っ!! > もちろん返却は不可。 ありがとうございますう・・・。返せと言われても返しませんからね!!(笑) > > ではでは、頭蓋骨陥没にならぬよう(ならねぇよ)気を付けてお読み下さいvv はあとマークはv(スモールブイ)でしょうか。頭蓋骨は大切にしないとだめですね。 > >__________________________________ > > 地上に舞い降りた最後の天使 > > > 燦々と降り注ぐ太陽に輝き! > その光を反射し輝く水面! > 繰り返し単調で、しかし安らぐ波音! > 人々の笑い声、ついでに溺れた人の悲鳴! > ボール遊びをする人、浮き輪でぷかぷかする人、足を攣りピンチな人! > 白いって嘘だろと思いつつマジ白い砂浜! > 常夏のビーチ! それがココ!! さわやかです・・・。しかし実際は梅雨まっさかりですよ!!もう!! > 女性の方はその美しきボディと見事にあった水着により、人々の目を釘付け! でも本人気付いてない! フィリアさんみたいなタイプって、自分の魅力に気づきませんよね。教えてあげようよ・・・ヴァル君。 > 男性の方は・・・サングラスにパーカー、足にもタオル巻いたりの夏を夏と思わせぬ格好で、見るだけで蒸し暑くなるので、誰も見ようとしない! もちろん本人気付いてない! 個人的に「素肌にパーカー」ってセクシーだとおもうのですが。あ、ヴァルならなに着ててもセクシー(というかエロっちい)か。 > どうやら、男性のほう・・・ヴァルというらしい、重装備の彼は、どうやら日焼けが死ぬほどイヤらしい。 日焼けはヤです(断言)。わたしがヴァルフィリ夏ネタかいたきっかけってのは、じつはその数日前に体育祭でぼろっぼろに日焼けしたからなんです。体操着だったからへーんな焼けかたしたし・・・。 >「わたしは、日焼けって健康的で良いと思うんですけどねぇ・・・」 >「お前みたいな世間知らずには、俺の繊細な心は分からないのさ・・・」 > 肩をすくめ、ふっと息を吐くヴァル。 > その言葉に、女性・・・フィリアは叫ぶ。 >「なんですって!? > こう見えても私は、元火竜王神殿の・・・」 >「バザード=ウル=コプトの娘で聖位一位の巫女なんだろ? > そんなの、もう耳にタコができるくらいしょっちゅう聞いてる・・・」 >「あら? > 今日はまだ3回目ですよ?」 > そんなに言ったのか。 過去の名誉に慢心しちゃいかんよ、お嬢さん。 >「あっ、あっちの岩場行きましょ! > ああいうところは、カニさんとかがいっぱいで・・・」 > 言うが早いか、さっさと駆けていくフィリア。 >「・・・ガキだな、ありゃまるで・・・」 > 呟くヴァル。納得。 > 外見的にはフィリアのほうが年上のようだが、精神年齢はどう考えてもヴァルの方が上だった。 まあ、実際どれだけ生きてるか、ってことになると、ヴァルは200プラスアルファ、フィリアは100プラスアルファですもの。 > >「きゃぁぁっ!」 >「!?」 > 岩場を必死に登っている半ば(暑くなってきたらしくスピードが遅い)上の方からフィリアの声が聞こえ、人目をはばからず(人居ないけど)空間転移をし、フィリアの元へとヴァルは向かった。 > なんだかんだ言ってもヴァルは結局、フィリアにベタ惚れなのである。 そう、寡黙な男こそ内面は熱いものですわ。 >「ど、どうしたフィリア!?」 > カニのはさみに指でも挟まれたか――ヴァルがそう言うより早く。 >「ほら見て下さいヴァルっ!! > 可愛い可愛い〜っ!!」 > そこには、指先ほどあるか無いか、ごく小さなカニさんたち。 > 沢ガニだった。海にいるか、フツー? > それを見て、がくっと肩を落とすヴァル。本気で焦った自分がバカみたいに思えたのだ。 バカでもいいじゃない。フィリアバカになれ!(私はヴァルバカ) > ちゃっかりその肩に手を回し、自分は水平線を見る。 > 本当に、最近の生活はのどかだ。 > 消えたと思っていたけれど、しかし徐々によみがえりつつある自分の『前世』と比べてみる。 > あの頃の自分は、水平線を見ているヒマなど無かった。 > 今の自分は、水平線を見つめ昔を思い出すヒマがある。 > ヴァルは、大空や海のような、果てしないものを見ていると、少し悲しくなる。 > 自分は、空や海にとって、本当に米粒程度でしかないのだ、と。 >「・・・どうしたんですか?」 > その声に振り返ると、自分の片手を肩に乗せたまま、こちらを心配そうに見つめるフィリア。黙ってしまったヴァルが気になったのだろう。 >「あ・・・やっぱり、沢ガニなんてつまらないですよね・・・ごめんなさい、つきあわせてしまって。 > 泳いできましょう・・・」 > フィリアがすっと立ち上がって、早くその場を去ろうとする。 > だがヴァルは片手を掴み、もう一度座らせる。 >「もう少し・・・ココにいよう」 お互いに気遣い合うヴァルフィリ。(略すな)大人のレンアイですなー。 > フィリアの回復魔法を使いきれいに洗ったら、それはもう『純白』の鳥がさぞ可愛いらしくぎゅーっとしながら(死ぬぞ、おい)ヴァルは言った。 実はファンシー好きなヴァル・・・。考えると可愛いっっvv > ヴァルのつぶやきに、フィリアはズキっと胸を痛める。 > 自分たちの一族が、私利私欲のためにヴァル達古代竜の命を奪ったのは、紛れもない事実なのだから。 >(けれど・・・わたしは、火竜王神殿最後の黄金竜。その罪を・・・償わねばならない) > 真実から逃げることは許されない・・・ならば、いっそ真実と向き合い、戦い抜く。 > それが、フィリアの出した決断だった。 ラブコメかと思えばシリアス。文才すばらしいです。 > >「・・・ヴァル?」 > 『天使』はどうやらお腹がすいていたらしく、みーみー鳴き続けるので餌をやり、そのままヴァルは一緒に寝入ってしまったと思ったが・・・。 > フィリアは彼の部屋に行ったが、どこにもその姿はなかった。 >「・・・まさか」 > フィリアは一カ所思いつき、そこに転移をする。 > その場所は・・・・・・。 > > その場所は、忌まわしく、そして神聖な地。 > ・・・古代竜族の神殿。 > 今は闇を撒くものとの戦いにより神殿は姿を失ったが、そのあたりをつつむ豊かな緑は顕在していた。 > 月明かりの元、その木々は、本当に神秘的な印象を醸し出していた。 > そしてそこには、思った通りヴァルの姿があった。 >「フィリア・・・よく、この場所が分かったな」 >「この前来たとき、綺麗な森がありましたから・・・きっとここだろう、と思って」 そういえば雪はなくなったんでしたね。わたしは雪大好きなもんで残念・・・。 > フィリアはヴァルの隣に立った。 >「『天使』、離さないんですか?」 > ヴァルの手の内には、まだ純白の鳥の姿があった。 >「・・・ちょっと、な」 >「ちょっと、なんですか?」 > 意地悪く、フィリアが聞き返す。 > ヴァルが俯いて、呟いた。 >「・・・こいつの一族も、もうこいつしか残ってないのかな、って思って・・・だったら、危険が多い森より、うちに連れて帰った方が良いかな、って。 > 俺と・・・同じだから」 > その様子を見て、フィリアはまたズキっと胸が痛んだ。 > 自分は必死に乗り越えようと、真実と向き合っている。 > けれど、彼は・・・加害者ではなく、被害者なのだ。 > それだけ一層、事実との対面はつらいものなのだ・・・。 >「・・・・・・わたしは」 >「・・・でも。 > こいつは、そうは思っていないかもしれない」 > フィリアが言いかけたのを遮って、ヴァルが言った。 > フィリア自身、自分が何を言うのか分からなかったため、それで良いと思った。 >「俺がこのまま、家に連れ帰ったら、こいつはもう森には戻れない。 > けれど、ここで離せば・・・こいつがうちに来ることは出来る」 > ヴァルの手が、ぱっと離される。 > 月明かりに、『天使』の白さが反射する。 > ばさばさ、と天高く飛び行く『天使』。 > たしかに、その名前はその姿にぴったりだった。 > 白い羽が一枚、また一枚とヴァルとフィリアの元に降りてくる。 >「・・・これで・・・良かったんだよな」 >「・・・・・・わたしは・・・良かったと思います」 2人の未来を暗示しているのでしょうか・・・。 >「・・・帰るぞ。腹減った!」 >「・・・は!?」 > ガシっとヴァルに手を捕まれ、フィリアは引きずられるように、ヴァルと共に歩く。 >「しんみりしてるのは、ガラじゃない。お前もだ!」 > ヴァルはそう言ってから、フィリアの手を離した。 > きっ、とフィリアの目を見る。 > つい、頬が紅くなるフィリア。 >「・・・お前も、一族のただ独りなんだよな」 >「・・・・・・」 > そう言われ、フィリアは俯いてしまう。 >「だぁかぁらぁ。しんみりするのはガラじゃないだろ! > んな『真実』、気にすんな! > 俺だって平気なんだ。俺を見ろ、こんなにも立派に育っただろう」 > 立派かな? > そう思ってヴァルを見て、フィリアはふと思った。 > 彼も、彼なりに真実と戦っているのだなぁ、と。 なにをかいたらいいのか・・・最高です。もう私の中のヴァルフィリそのまんま!!カンドーの嵐!!涙でそう・・・。 > >__________________________________ > > おかしい。 > どーしてこんな話になったのだろう(汗) > 当初は、フィリアが『天使病(症候群だったかも)』と呼ばれる病気にかかって大変だって話で、短かった話なのに。 「予定は未定」。私はいつもそう。 > ちなみに、今回海なのは人見さんの影響ではなく(パクリでもなく) > 『Sunrise or Sunset』というCDアルバムのVOL.2に収録されている、『君のひとみは10000ボルト』という、タイトルからすると死語的な曲を聞いていてこの話を思いついたからです。この曲、常夏のビーチってカンジのメロディだから・・・。 跪いて足をなめさせて下さい!!(マゾっけ・・・?)わたしなんて文字通り足元にもおよびませぬ!! 私はglobeと椎名林檎の曲から思いつきます。昨日CDラジカセ壊れたんです。ううう・・・。 > ちなみに、ヴァルが動物好きなのは独断です。当てにしないでちょ。 私も彼は動物には甘いと思ってました。 > > あと、ちょっと別な話題。 > 前っから、『次は地球防衛軍』とか言っときながら、それはもう少し後になりそうです。 > というわけで、次はキューキョクなガーヴァル『黄金島』シリーズ第4弾になりそうです。 > これと、この『天使』と、『無題』の三作をワンセットにしようと思ったのですが、もう時間がないので・・・そろそろテスト。 > なので、ここでさよ〜なら〜(珍しい終わりカタだ) テスト・・・。いつからだっけ・・・。知らなきゃ恐いものなんてないですよね!?いつかホントにしらない・・・。たしかー、7月5?6?7? 変なタイトルですいません。もー梅雨ってベタベタ。晴れより雨の方がすきですけど、こうあつくちゃねえ・・・。しっぱねはかけられるし友達とケンカするし。なんなの!?梅雨!?(さかうらみ) ところで「余分部分カット」ってよく意味がわからないんですが・・・。なんせ頭蓋骨陥没しまして。あしたMMRをうけに・・・。ってウソウソ。MMRじゃなくてMRIだし。脳の検査は。いみがつかめないのは本当です。ばかでごめんなさい。なんせ思考がヴァルですから。 ではでは、このへんで。テストか・・・(遠い目) |
10753 | こゆわけです。 | 扇 | 6/29-15:02 |
記事番号10747へのコメント 人見蕗子さんは No.10747「梅雨ってベタベタ。」で書きました。 >> こんにちは、扇です。 >> 今度はヴァルフィリです(またかい)。 >> 少し短めです。それほどネタがあるわけでも無し。 > 長い!それにすばらしい話じゃないですか!「ネタ無し」ってのは私の小説みたいのをいうんです。 いやいやいやいや。 私のネタ無しってのは、ストーリーの最初と最後が思いつかれて間がすっ飛んでいるようなヤツです(笑・・・ってる場合じゃねぇ) >> 今回も躍起になって捧げ物! >> 貰ってね、人見さん&ささはら様っ!! >> もちろん返却は不可。 > ありがとうございますう・・・。返せと言われても返しませんからね!!(笑) ええ、ええ。好きなだけ貰っていって下さい!(そんなに無いか) >> ではでは、頭蓋骨陥没にならぬよう(ならねぇよ)気を付けてお読み下さいvv > はあとマークはv(スモールブイ)でしょうか。頭蓋骨は大切にしないとだめですね。 すもぉるぶいです。 >> 地上に舞い降りた最後の天使 >> >> >> 燦々と降り注ぐ太陽に輝き! >> その光を反射し輝く水面! >> 繰り返し単調で、しかし安らぐ波音! >> 人々の笑い声、ついでに溺れた人の悲鳴! >> ボール遊びをする人、浮き輪でぷかぷかする人、足を攣りピンチな人! >> 白いって嘘だろと思いつつマジ白い砂浜! >> 常夏のビーチ! それがココ!! > さわやかです・・・。しかし実際は梅雨まっさかりですよ!!もう!! うちのほうは全然雨降りません。暑いです。もうマルマル夏です。 >> 女性の方はその美しきボディと見事にあった水着により、人々の目を釘付け! でも本人気付いてない! > フィリアさんみたいなタイプって、自分の魅力に気づきませんよね。教えてあげようよ・・・ヴァル君。 ヴァル君は、それを独り占めしたいのー! >> 男性の方は・・・サングラスにパーカー、足にもタオル巻いたりの夏を夏と思わせぬ格好で、見るだけで蒸し暑くなるので、誰も見ようとしない! もちろん本人気付いてない! > 個人的に「素肌にパーカー」ってセクシーだとおもうのですが。あ、ヴァルならなに着ててもセクシー(というかエロっちい)か。 たしかにえろっちいっすな。 >> どうやら、男性のほう・・・ヴァルというらしい、重装備の彼は、どうやら日焼けが死ぬほどイヤらしい。 > 日焼けはヤです(断言)。わたしがヴァルフィリ夏ネタかいたきっかけってのは、じつはその数日前に体育祭でぼろっぼろに日焼けしたからなんです。体操着だったからへーんな焼けかたしたし・・・。 腕半分から下黒、ってカンジで? >>「わたしは、日焼けって健康的で良いと思うんですけどねぇ・・・」 >>「お前みたいな世間知らずには、俺の繊細な心は分からないのさ・・・」 >> 肩をすくめ、ふっと息を吐くヴァル。 >> その言葉に、女性・・・フィリアは叫ぶ。 >>「なんですって!? >> こう見えても私は、元火竜王神殿の・・・」 >>「バザード=ウル=コプトの娘で聖位一位の巫女なんだろ? >> そんなの、もう耳にタコができるくらいしょっちゅう聞いてる・・・」 >>「あら? >> 今日はまだ3回目ですよ?」 >> そんなに言ったのか。 > 過去の名誉に慢心しちゃいかんよ、お嬢さん。 せめて、過去の名目を言ってもショックを受けないくらい回復したフィリアを誉めてやりませう(汗) >>「あっ、あっちの岩場行きましょ! >> ああいうところは、カニさんとかがいっぱいで・・・」 >> 言うが早いか、さっさと駆けていくフィリア。 >>「・・・ガキだな、ありゃまるで・・・」 >> 呟くヴァル。納得。 >> 外見的にはフィリアのほうが年上のようだが、精神年齢はどう考えてもヴァルの方が上だった。 > まあ、実際どれだけ生きてるか、ってことになると、ヴァルは200プラスアルファ、フィリアは100プラスアルファですもの。 ヴァル君・・・転生後ですぜ?(汗) >>「きゃぁぁっ!」 >>「!?」 >> 岩場を必死に登っている半ば(暑くなってきたらしくスピードが遅い)上の方からフィリアの声が聞こえ、人目をはばからず(人居ないけど)空間転移をし、フィリアの元へとヴァルは向かった。 >> なんだかんだ言ってもヴァルは結局、フィリアにベタ惚れなのである。 > そう、寡黙な男こそ内面は熱いものですわ。 内面は煮えたぎってますわ。 >>「ど、どうしたフィリア!?」 >> カニのはさみに指でも挟まれたか――ヴァルがそう言うより早く。 >>「ほら見て下さいヴァルっ!! >> 可愛い可愛い〜っ!!」 >> そこには、指先ほどあるか無いか、ごく小さなカニさんたち。 >> 沢ガニだった。海にいるか、フツー? >> それを見て、がくっと肩を落とすヴァル。本気で焦った自分がバカみたいに思えたのだ。 >バカでもいいじゃない。フィリアバカになれ!(私はヴァルバカ) 私もヴァルバカ。てかスレバカ。 >> ちゃっかりその肩に手を回し、自分は水平線を見る。 >> 本当に、最近の生活はのどかだ。 >> 消えたと思っていたけれど、しかし徐々によみがえりつつある自分の『前世』と比べてみる。 >> あの頃の自分は、水平線を見ているヒマなど無かった。 >> 今の自分は、水平線を見つめ昔を思い出すヒマがある。 >> ヴァルは、大空や海のような、果てしないものを見ていると、少し悲しくなる。 >> 自分は、空や海にとって、本当に米粒程度でしかないのだ、と。 >>「・・・どうしたんですか?」 >> その声に振り返ると、自分の片手を肩に乗せたまま、こちらを心配そうに見つめるフィリア。黙ってしまったヴァルが気になったのだろう。 >>「あ・・・やっぱり、沢ガニなんてつまらないですよね・・・ごめんなさい、つきあわせてしまって。 >> 泳いできましょう・・・」 >> フィリアがすっと立ち上がって、早くその場を去ろうとする。 >> だがヴァルは片手を掴み、もう一度座らせる。 >>「もう少し・・・ココにいよう」 > お互いに気遣い合うヴァルフィリ。(略すな)大人のレンアイですなー。 ほのぼのらぶらぶなんですわ。 >> フィリアの回復魔法を使いきれいに洗ったら、それはもう『純白』の鳥がさぞ可愛いらしくぎゅーっとしながら(死ぬぞ、おい)ヴァルは言った。 >実はファンシー好きなヴァル・・・。考えると可愛いっっvv 超絶可愛すぎってヤツです。 >> ヴァルのつぶやきに、フィリアはズキっと胸を痛める。 >> 自分たちの一族が、私利私欲のためにヴァル達古代竜の命を奪ったのは、紛れもない事実なのだから。 >>(けれど・・・わたしは、火竜王神殿最後の黄金竜。その罪を・・・償わねばならない) >> 真実から逃げることは許されない・・・ならば、いっそ真実と向き合い、戦い抜く。 >> それが、フィリアの出した決断だった。 > ラブコメかと思えばシリアス。文才すばらしいです。 でもでも、書きたいことをすぐ忘れるおとぼけさんですよ、私(汗) >> その場所は、忌まわしく、そして神聖な地。 >> ・・・古代竜族の神殿。 >> 今は闇を撒くものとの戦いにより神殿は姿を失ったが、そのあたりをつつむ豊かな緑は顕在していた。 >> 月明かりの元、その木々は、本当に神秘的な印象を醸し出していた。 >> そしてそこには、思った通りヴァルの姿があった。 >>「フィリア・・・よく、この場所が分かったな」 >>「この前来たとき、綺麗な森がありましたから・・・きっとここだろう、と思って」 > そういえば雪はなくなったんでしたね。わたしは雪大好きなもんで残念・・・。 私は冷え性ですから寒いのは超絶苦手ですが(汗) 雪遊びは嫌いじゃないです。 >> フィリアはヴァルの隣に立った。 >>「『天使』、離さないんですか?」 >> ヴァルの手の内には、まだ純白の鳥の姿があった。 >>「・・・ちょっと、な」 >>「ちょっと、なんですか?」 >> 意地悪く、フィリアが聞き返す。 >> ヴァルが俯いて、呟いた。 >>「・・・こいつの一族も、もうこいつしか残ってないのかな、って思って・・・だったら、危険が多い森より、うちに連れて帰った方が良いかな、って。 >> 俺と・・・同じだから」 >> その様子を見て、フィリアはまたズキっと胸が痛んだ。 >> 自分は必死に乗り越えようと、真実と向き合っている。 >> けれど、彼は・・・加害者ではなく、被害者なのだ。 >> それだけ一層、事実との対面はつらいものなのだ・・・。 >>「・・・・・・わたしは」 >>「・・・でも。 >> こいつは、そうは思っていないかもしれない」 >> フィリアが言いかけたのを遮って、ヴァルが言った。 >> フィリア自身、自分が何を言うのか分からなかったため、それで良いと思った。 >>「俺がこのまま、家に連れ帰ったら、こいつはもう森には戻れない。 >> けれど、ここで離せば・・・こいつがうちに来ることは出来る」 >> ヴァルの手が、ぱっと離される。 >> 月明かりに、『天使』の白さが反射する。 >> ばさばさ、と天高く飛び行く『天使』。 >> たしかに、その名前はその姿にぴったりだった。 >> 白い羽が一枚、また一枚とヴァルとフィリアの元に降りてくる。 >>「・・・これで・・・良かったんだよな」 >>「・・・・・・わたしは・・・良かったと思います」 >2人の未来を暗示しているのでしょうか・・・。 いや、特に何も考えてなかったり(汗) TRY最終話の、ヴァルの羽らしい、真っ白な羽がばさばさ出てくるところをイメージして書きましたけど。 >>「・・・帰るぞ。腹減った!」 >>「・・・は!?」 >> ガシっとヴァルに手を捕まれ、フィリアは引きずられるように、ヴァルと共に歩く。 >>「しんみりしてるのは、ガラじゃない。お前もだ!」 >> ヴァルはそう言ってから、フィリアの手を離した。 >> きっ、とフィリアの目を見る。 >> つい、頬が紅くなるフィリア。 >>「・・・お前も、一族のただ独りなんだよな」 >>「・・・・・・」 >> そう言われ、フィリアは俯いてしまう。 >>「だぁかぁらぁ。しんみりするのはガラじゃないだろ! >> んな『真実』、気にすんな! >> 俺だって平気なんだ。俺を見ろ、こんなにも立派に育っただろう」 >> 立派かな? >> そう思ってヴァルを見て、フィリアはふと思った。 >> 彼も、彼なりに真実と戦っているのだなぁ、と。 > なにをかいたらいいのか・・・最高です。もう私の中のヴァルフィリそのまんま!!カンドーの嵐!!涙でそう・・・。 ありがとうです〜。 とりあえずこの話は、戦ってるのはフィリアだけじゃない、ということをアピールしたかったんです。 >> おかしい。 >> どーしてこんな話になったのだろう(汗) >> 当初は、フィリアが『天使病(症候群だったかも)』と呼ばれる病気にかかって大変だって話で、短かった話なのに。 > 「予定は未定」。私はいつもそう。 「予定は破るためにある」それが私。 >> ちなみに、今回海なのは人見さんの影響ではなく(パクリでもなく) >> 『Sunrise or Sunset』というCDアルバムのVOL.2に収録されている、『君のひとみは10000ボルト』という、タイトルからすると死語的な曲を聞いていてこの話を思いついたからです。この曲、常夏のビーチってカンジのメロディだから・・・。 > 跪いて足をなめさせて下さい!!(マゾっけ・・・?)わたしなんて文字通り足元にもおよびませぬ!! > 私はglobeと椎名林檎の曲から思いつきます。昨日CDラジカセ壊れたんです。ううう・・・。 うにゅ、私はあまりglobeは聞きませんが(それ以外は良く聞きますが、今は倉木麻衣さんとか林原さんがブーム)ラジカセ大破(そこまでいってないか)はショッキング。 >> ちなみに、ヴァルが動物好きなのは独断です。当てにしないでちょ。 > 私も彼は動物には甘いと思ってました。 大きな犬とか、ぎゅーってするの好きそう。 >> あと、ちょっと別な話題。 >> 前っから、『次は地球防衛軍』とか言っときながら、それはもう少し後になりそうです。 >> というわけで、次はキューキョクなガーヴァル『黄金島』シリーズ第4弾になりそうです。 >> これと、この『天使』と、『無題』の三作をワンセットにしようと思ったのですが、もう時間がないので・・・そろそろテスト。 >> なので、ここでさよ〜なら〜(珍しい終わりカタだ) > テスト・・・。いつからだっけ・・・。知らなきゃ恐いものなんてないですよね!?いつかホントにしらない・・・。たしかー、7月5?6?7? テスト、今日と明日。 > 変なタイトルですいません。もー梅雨ってベタベタ。晴れより雨の方がすきですけど、こうあつくちゃねえ・・・。しっぱねはかけられるし友達とケンカするし。なんなの!?梅雨!?(さかうらみ) じめじめするのは嫌いです。 タダでさえ暑いのに。 > ところで「余分部分カット」ってよく意味がわからないんですが・・・。なんせ頭蓋骨陥没しまして。あしたMMRをうけに・・・。ってウソウソ。MMRじゃなくてMRIだし。脳の検査は。いみがつかめないのは本当です。ばかでごめんなさい。なんせ思考がヴァルですから。 ストーリーで、感想を書きたい要所以外は消した方が良いって事です。量が膨大になってしまうので。 また、余分な「>」は消しちゃいました。 > ではでは、このへんで。テストか・・・(遠い目) テスト・・・英語以外は平気・・・。 ではでは〜☆ |
10772 | 出遅れてしまいましたね・・・ | ささはら 朋 | 7/1-13:21 |
記事番号10745へのコメント 扇さんは No.10745「最後の天使(ヴァルフィリ)」で書きました。 こんにちわ、ささはらですvv 今日も元気にヴァルフィリしましょうか♪ (って、散々コメントが遅れたくせに何を言うか、この口は) > 今回も躍起になって捧げ物! > 貰ってね、人見さん&ささはら様っ!! > もちろん返却は不可。 返却だなんて、そんなもったいないっ!! ファイルにコピーして、大事にさせてもらいますわんvv (↑妲己ちゃん口調でGo!) > 燦々と降り注ぐ太陽に輝き! > その光を反射し輝く水面! > 繰り返し単調で、しかし安らぐ波音! > 人々の笑い声、ついでに溺れた人の悲鳴! > ボール遊びをする人、浮き輪でぷかぷかする人、足を攣りピンチな人! > 白いって嘘だろと思いつつマジ白い砂浜! > 常夏のビーチ! それがココ!! このイントロ・・・・読んでてかなり痺れちゃいましたぁvv これぞ夏の海!!って感じで。 溺れてる人、大丈夫ですか?足が痺れてる人もいるし・・・ ってゆーか、ナレーター!!見ていたんなら助けろっ!!(笑) > その砂浜を、一組の男女が歩く。 > 町内の福引き大会で偶然特賞を当ててこの地に参った、超運がいい人達、それが彼ら。 > 女性の方はその美しきボディと見事にあった水着により、人々の目を釘付け! でも本人気付いてない! にゃっはは〜。確かに気付いてないっ!! > 男性の方は・・・サングラスにパーカー、足にもタオル巻いたりの夏を夏と思わせぬ格好で、見るだけで蒸し暑くなるので、誰も見ようとしない! もちろん本人気付いてない! にゃはは〜さすがに気付けよ、ヴァルくん。 >「本当に、運が良かったですね、ヴァル!」 >「・・・俺にとっては・・・三等の海の幸盛り合わせセットが良かった・・・」 >「あら、こっちに来ればいつでも食べられますよ? > 新鮮な、本場の物を!」 >「・・・・・・盛り合わせセットに紫外線はないけどな・・・」 > どうやら、男性のほう・・・ヴァルというらしい、重装備の彼は、どうやら日焼けが死ぬほどイヤらしい。 > たしかに、サングラスの隙間から見える肌は、白雪姫顔負けなほどの美白である。『美』を忘れちゃいけない。 ええ、たしかに『美』を忘れてはいけません。 >「わたしは、日焼けって健康的で良いと思うんですけどねぇ・・・」 >「お前みたいな世間知らずには、俺の繊細な心は分からないのさ・・・」 世間知らずとどう関係が・・・・・(汗) > 肩をすくめ、ふっと息を吐くヴァル。 > その言葉に、女性・・・フィリアは叫ぶ。 >「なんですって!? > こう見えても私は、元火竜王神殿の・・・」 >「バザード=ウル=コプトの娘で聖位一位の巫女なんだろ? > そんなの、もう耳にタコができるくらいしょっちゅう聞いてる・・・」 >「あら? > 今日はまだ3回目ですよ?」 > そんなに言ったのか。 フィリアさん・・・・強くなりましたね。 こんなヤバイこと、何回も口にしているんですから。 >「あっ、あっちの岩場行きましょ! > ああいうところは、カニさんとかがいっぱいで・・・」 > 言うが早いか、さっさと駆けていくフィリア。 >「・・・ガキだな、ありゃまるで・・・」 > 呟くヴァル。納得。 > 外見的にはフィリアのほうが年上のようだが、精神年齢はどう考えてもヴァルの方が上だった。 いやぁぁ〜可愛いvvフィリアさん〜vv カニさんを追ってはしゃぐ姿が目に浮かぶようですわ〜 >「きゃぁぁっ!」 >「!?」 > 岩場を必死に登っている半ば(暑くなってきたらしくスピードが遅い)上の方からフィリアの声が聞こえ、人目をはばからず(人居ないけど)空間転移をし、フィリアの元へとヴァルは向かった。 > なんだかんだ言ってもヴァルは結局、フィリアにベタ惚れなのである。 そうなんです、ベタ惚れなんですよね〜。 >「ど、どうしたフィリア!?」 > カニのはさみに指でも挟まれたか――ヴァルがそう言うより早く。 >「ほら見て下さいヴァルっ!! > 可愛い可愛い〜っ!!」 > そこには、指先ほどあるか無いか、ごく小さなカニさんたち。 > 沢ガニだった。海にいるか、フツー? > それを見て、がくっと肩を落とすヴァル。本気で焦った自分がバカみたいに思えたのだ。 結局振りまわされる損な役回りなんですよね、彼は。 さすが、世界一不幸の似合う男!(をい) >「まったく・・・心配かけるなよな」 > 屈み込んで沢ガニをつついて笑っているフィリアの隣に座るヴァル。 > そのフィリアの横顔は本当に美人で、それが沢ガニによるものとはどうも思えない。 > ちゃっかりその肩に手を回し、自分は水平線を見る。 > 本当に、最近の生活はのどかだ。 > 消えたと思っていたけれど、しかし徐々によみがえりつつある自分の『前世』と比べてみる。 > あの頃の自分は、水平線を見ているヒマなど無かった。 > 今の自分は、水平線を見つめ昔を思い出すヒマがある。 > ヴァルは、大空や海のような、果てしないものを見ていると、少し悲しくなる。 > 自分は、空や海にとって、本当に米粒程度でしかないのだ、と。 ギャグしてる彼も素敵ですが、こんな彼も素敵ですね。 ってゆーか、これが本来の彼ですね(^^) 私がぶっ壊しすぎ。 >「・・・どうしたんですか?」 > その声に振り返ると、自分の片手を肩に乗せたまま、こちらを心配そうに見つめるフィリア。黙ってしまったヴァルが気になったのだろう。 >「あ・・・やっぱり、沢ガニなんてつまらないですよね・・・ごめんなさい、つきあわせてしまって。 > 泳いできましょう・・・」 ああ、フィリアさん・・・・・果てしなく違いますよ、その考えは。 でも、ま、恋する乙女の勘違いほど可愛らしいものはないですけどね(^^) > フィリアがすっと立ち上がって、早くその場を去ろうとする。 > だがヴァルは片手を掴み、もう一度座らせる。 >「もう少し・・・ココにいよう」 らぶらぶ・・・・・ > もしヴァルが、水平線に沈む夕日を見ようと言い出さなければ、その日一つの命が消えるところだった。 >「こんなところに居るとは・・・な」 > ヴァルは、小さなくぼみに手を入れ言った。 > くぼみから出したヴァルの手のひらには、羽がばさばさになり汚れた小さな鳥が一羽。 > どうやら雨風にやられてくぼみに避難したが、そのまま出られなくなった、というところだろう。 > 自然好き動物好きのヴァルに助けられたのがラッキーだった。 > ヴァルは、動物が相手になるとそれはもう人格が変わったかのように優しくなる。ちなみに、竜族のような人型になれるのはダメらしい。 確かに彼は動物好きの感じがしますよね。 捨て猫とか、道端で見掛けたら絶対にほっとけないタイプ(笑) ミルクでもパンでも買ってきて、食わせることでしょう。 > さらに、おまけのフィリア(おい)は、これでも元巫女。回復魔法はお手の物だ。 フィリア「わたしはおまけじゃありませんっ(泣)」 ばこぉぉぉぉぉん モーニングスターの一撃が飛んできた!! > 鳥は、徐々に暗くなる空によってみーみー鳴き出したため、運良くヴァル達に発見されたのだ。 >「でも、珍しい鳥だなぁ」 > フィリアの回復魔法を使いきれいに洗ったら、それはもう『純白』の鳥がさぞ可愛いらしくぎゅーっとしながら(死ぬぞ、おい)ヴァルは言った。 ・・・・ぎゅ〜としながら・・・・ぎゅ〜っとしながら・・・ ああ、ヴァル・・・・・なんか可愛いぞ。 >「白いけど、白鳥はこんなにでかくないし・・・でも、鳴き声はウミネコに似てるし・・・」 >「なんて生物でしょうねぇ」 > フィリアも見当が付かないようで、首をひねっている。 >「旅館の人に聞いてみましょう」 > >「こ、こりゃぁっ!」 > 旅館のおばちゃんは、それはもう驚いて、大きな声をあげた。 >「珍しい、『天使』じゃないかいっ!」 >「・・・は?」 > その言葉に、ヴァルとフィリアは目を丸くする。 >「天使・・・って・・・」 >「ああ、この鳥の名前さ。 > 昔、太陽と共に地上に舞い降り、月と共に人々を見守ったとされていた、守り神的な鳥さ。 > 昔はたくさん居たんだけど、どんどん狩られたりして数が減っていってねぇ・・・」 > ヴァルは、『天使』を見下ろし、ため息を付いた。 >「可哀想に・・・・・・。 > 結局、そうなんだ。人型の生物は・・・自分たちが気にくわなかったり、何が何でも手に入れようと思ったら・・・無茶苦茶なことをする・・・」 > ヴァルのつぶやきに、フィリアはズキっと胸を痛める。 > 自分たちの一族が、私利私欲のためにヴァル達古代竜の命を奪ったのは、紛れもない事実なのだから。 >(けれど・・・わたしは、火竜王神殿最後の黄金竜。その罪を・・・償わねばならない) > 真実から逃げることは許されない・・・ならば、いっそ真実と向き合い、戦い抜く。 > それが、フィリアの出した決断だった。 彼女ならきっと戦い抜くことが出来るでしょうね(^^) がんばってください!そんな貴方達を私は応援してますから!! (って、感想がずれてる〜) >「・・・こいつの一族も、もうこいつしか残ってないのかな、って思って・・・だったら、危険が多い森より、うちに連れて帰った方が良いかな、って。 > 俺と・・・同じだから」 > その様子を見て、フィリアはまたズキっと胸が痛んだ。 > 自分は必死に乗り越えようと、真実と向き合っている。 > けれど、彼は・・・加害者ではなく、被害者なのだ。 > それだけ一層、事実との対面はつらいものなのだ・・・。 >「・・・・・・わたしは」 >「・・・でも。 > こいつは、そうは思っていないかもしれない」 > フィリアが言いかけたのを遮って、ヴァルが言った。 > フィリア自身、自分が何を言うのか分からなかったため、それで良いと思った。 >「俺がこのまま、家に連れ帰ったら、こいつはもう森には戻れない。 > けれど、ここで離せば・・・こいつがうちに来ることは出来る」 > ヴァルの手が、ぱっと離される。 > 月明かりに、『天使』の白さが反射する。 > ばさばさ、と天高く飛び行く『天使』。 > たしかに、その名前はその姿にぴったりだった。 > 白い羽が一枚、また一枚とヴァルとフィリアの元に降りてくる。 >「・・・これで・・・良かったんだよな」 >「・・・・・・わたしは・・・良かったと思います」 > そのまま、二人とも黙ってしまう。 扇様の書かれるヴァルフィリ、やっぱり素敵ですね。 ひたすら前向きなヴァルが・・・・そして彼に勇気付けられるフィリアが・・・・ 読んでいてすごく感動的です(^^)やっぱり二人はこうでなくては・・・ >「・・・帰るぞ。腹減った!」 >「・・・は!?」 > ガシっとヴァルに手を捕まれ、フィリアは引きずられるように、ヴァルと共に歩く。 >「しんみりしてるのは、ガラじゃない。お前もだ!」 > ヴァルはそう言ってから、フィリアの手を離した。 > きっ、とフィリアの目を見る。 > つい、頬が紅くなるフィリア。 >「・・・お前も、一族のただ独りなんだよな」 >「・・・・・・」 > そう言われ、フィリアは俯いてしまう。 >「だぁかぁらぁ。しんみりするのはガラじゃないだろ! > んな『真実』、気にすんな! > 俺だって平気なんだ。俺を見ろ、こんなにも立派に育っただろう」 > 立派かな? > そう思ってヴァルを見て、フィリアはふと思った。 > 彼も、彼なりに真実と戦っているのだなぁ、と。 ・・・・・陶酔〜♪ ラブコメちっくかつシリアスを散りばめた、まさに一石二鳥、いや、一つで二つの味が楽しめる、最高のお話でしたぁ〜vv ラブラブヴァルフィリも好きですが、やっぱりシリアスも捨てがたい私にとっては本当に美味しい話vv 扇様の書かれるヴァルフィリはいいなぁ〜最高だにゃ〜ああ、読めて幸せですぅ(^^) > ちなみに、ヴァルが動物好きなのは独断です。当てにしないでちょ。 ヴァルファンの方に聞いたら、10人中8人は扇様の判断に頷くと思いますよv 優しい人は動物にも優しいものですから(^^) んで、時間がないので、短くてすみませんが、 このへんで失礼させていただきますね。 ささはら |
10777 | いや、まだ | 扇 | 7/1-16:01 |
記事番号10772へのコメント ささはら 朋さんは No.10772「出遅れてしまいましたね・・・」で書きました。 >こんにちわ、ささはらですvv >今日も元気にヴァルフィリしましょうか♪ >(って、散々コメントが遅れたくせに何を言うか、この口は) この口か、この頬か、この顎か〜っ!! ・・・というわけで、扇ですvv >> 今回も躍起になって捧げ物! >> 貰ってね、人見さん&ささはら様っ!! >> もちろん返却は不可。 > >返却だなんて、そんなもったいないっ!! >ファイルにコピーして、大事にさせてもらいますわんvv >(↑妲己ちゃん口調でGo!) GO! でも私は、☆が多いので喜媚ちゃんだなぁ。 >> 燦々と降り注ぐ太陽に輝き! >> その光を反射し輝く水面! >> 繰り返し単調で、しかし安らぐ波音! >> 人々の笑い声、ついでに溺れた人の悲鳴! >> ボール遊びをする人、浮き輪でぷかぷかする人、足を攣りピンチな人! >> 白いって嘘だろと思いつつマジ白い砂浜! >> 常夏のビーチ! それがココ!! > >このイントロ・・・・読んでてかなり痺れちゃいましたぁvv >これぞ夏の海!!って感じで。 >溺れてる人、大丈夫ですか?足が痺れてる人もいるし・・・ >ってゆーか、ナレーター!!見ていたんなら助けろっ!!(笑) それはそれ、これはこれ(笑) >> その砂浜を、一組の男女が歩く。 >> 町内の福引き大会で偶然特賞を当ててこの地に参った、超運がいい人達、それが彼ら。 >> 女性の方はその美しきボディと見事にあった水着により、人々の目を釘付け! でも本人気付いてない! > >にゃっはは〜。確かに気付いてないっ!! そういう俗世の廃れた心に興味なしの真の聖女! でもその実は世間知らずなお嬢様!!(笑) >> 男性の方は・・・サングラスにパーカー、足にもタオル巻いたりの夏を夏と思わせぬ格好で、見るだけで蒸し暑くなるので、誰も見ようとしない! もちろん本人気付いてない! > >にゃはは〜さすがに気付けよ、ヴァルくん。 そんなことに気を回すヒマがない・・・。 >>「本当に、運が良かったですね、ヴァル!」 >>「・・・俺にとっては・・・三等の海の幸盛り合わせセットが良かった・・・」 >>「あら、こっちに来ればいつでも食べられますよ? >> 新鮮な、本場の物を!」 >>「・・・・・・盛り合わせセットに紫外線はないけどな・・・」 >> どうやら、男性のほう・・・ヴァルというらしい、重装備の彼は、どうやら日焼けが死ぬほどイヤらしい。 >> たしかに、サングラスの隙間から見える肌は、白雪姫顔負けなほどの美白である。『美』を忘れちゃいけない。 > >ええ、たしかに『美』を忘れてはいけません。 美しき白い肌と書いて美白と読む!(「肌」はどこに消えた?) >>「わたしは、日焼けって健康的で良いと思うんですけどねぇ・・・」 >>「お前みたいな世間知らずには、俺の繊細な心は分からないのさ・・・」 > >世間知らずとどう関係が・・・・・(汗) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・さあ(笑) >> 肩をすくめ、ふっと息を吐くヴァル。 >> その言葉に、女性・・・フィリアは叫ぶ。 >>「なんですって!? >> こう見えても私は、元火竜王神殿の・・・」 >>「バザード=ウル=コプトの娘で聖位一位の巫女なんだろ? >> そんなの、もう耳にタコができるくらいしょっちゅう聞いてる・・・」 >>「あら? >> 今日はまだ3回目ですよ?」 >> そんなに言ったのか。 > >フィリアさん・・・・強くなりましたね。 >こんなヤバイこと、何回も口にしているんですから。 そう、真実と戦い抜いているのですから。 だてに日々ペットの犬のノミ取りしてませんから(笑) >>「あっ、あっちの岩場行きましょ! >> ああいうところは、カニさんとかがいっぱいで・・・」 >> 言うが早いか、さっさと駆けていくフィリア。 >>「・・・ガキだな、ありゃまるで・・・」 >> 呟くヴァル。納得。 >> 外見的にはフィリアのほうが年上のようだが、精神年齢はどう考えてもヴァルの方が上だった。 > >いやぁぁ〜可愛いvvフィリアさん〜vv >カニさんを追ってはしゃぐ姿が目に浮かぶようですわ〜 良い歳してかわい子ぶってんなぁ、とは思えないのが良いですよね。 フィリアはべつに、「ぶってる」んじゃなくて、マジで可愛い子・・・あっそこ、ヴァル君。なに顔紅くしてんの?(笑) >>「きゃぁぁっ!」 >>「!?」 >> 岩場を必死に登っている半ば(暑くなってきたらしくスピードが遅い)上の方からフィリアの声が聞こえ、人目をはばからず(人居ないけど)空間転移をし、フィリアの元へとヴァルは向かった。 >> なんだかんだ言ってもヴァルは結局、フィリアにベタ惚れなのである。 > >そうなんです、ベタ惚れなんですよね〜。 べたべたべたべた。とり餅。 >>「ど、どうしたフィリア!?」 >> カニのはさみに指でも挟まれたか――ヴァルがそう言うより早く。 >>「ほら見て下さいヴァルっ!! >> 可愛い可愛い〜っ!!」 >> そこには、指先ほどあるか無いか、ごく小さなカニさんたち。 >> 沢ガニだった。海にいるか、フツー? >> それを見て、がくっと肩を落とすヴァル。本気で焦った自分がバカみたいに思えたのだ。 > >結局振りまわされる損な役回りなんですよね、彼は。 >さすが、世界一不幸の似合う男!(をい) たしかに世界一・・・。 >>「まったく・・・心配かけるなよな」 >> 屈み込んで沢ガニをつついて笑っているフィリアの隣に座るヴァル。 >> そのフィリアの横顔は本当に美人で、それが沢ガニによるものとはどうも思えない。 >> ちゃっかりその肩に手を回し、自分は水平線を見る。 >> 本当に、最近の生活はのどかだ。 >> 消えたと思っていたけれど、しかし徐々によみがえりつつある自分の『前世』と比べてみる。 >> あの頃の自分は、水平線を見ているヒマなど無かった。 >> 今の自分は、水平線を見つめ昔を思い出すヒマがある。 >> ヴァルは、大空や海のような、果てしないものを見ていると、少し悲しくなる。 >> 自分は、空や海にとって、本当に米粒程度でしかないのだ、と。 > >ギャグしてる彼も素敵ですが、こんな彼も素敵ですね。 >ってゆーか、これが本来の彼ですね(^^) >私がぶっ壊しすぎ。 趣味は料理と流れる雲を見ること、みたいな(^^) >>「・・・どうしたんですか?」 >> その声に振り返ると、自分の片手を肩に乗せたまま、こちらを心配そうに見つめるフィリア。黙ってしまったヴァルが気になったのだろう。 >>「あ・・・やっぱり、沢ガニなんてつまらないですよね・・・ごめんなさい、つきあわせてしまって。 >> 泳いできましょう・・・」 > >ああ、フィリアさん・・・・・果てしなく違いますよ、その考えは。 >でも、ま、恋する乙女の勘違いほど可愛らしいものはないですけどね(^^) 度がすぎると・・・ふっ。 >> フィリアがすっと立ち上がって、早くその場を去ろうとする。 >> だがヴァルは片手を掴み、もう一度座らせる。 >>「もう少し・・・ココにいよう」 > >らぶらぶ・・・・・ ここで、肩に手でも回したら・・・! >> もしヴァルが、水平線に沈む夕日を見ようと言い出さなければ、その日一つの命が消えるところだった。 >>「こんなところに居るとは・・・な」 >> ヴァルは、小さなくぼみに手を入れ言った。 >> くぼみから出したヴァルの手のひらには、羽がばさばさになり汚れた小さな鳥が一羽。 >> どうやら雨風にやられてくぼみに避難したが、そのまま出られなくなった、というところだろう。 >> 自然好き動物好きのヴァルに助けられたのがラッキーだった。 >> ヴァルは、動物が相手になるとそれはもう人格が変わったかのように優しくなる。ちなみに、竜族のような人型になれるのはダメらしい。 > >確かに彼は動物好きの感じがしますよね。 >捨て猫とか、道端で見掛けたら絶対にほっとけないタイプ(笑) >ミルクでもパンでも買ってきて、食わせることでしょう。 みーみー鳴いてるのを見ると、きっと連れ帰っちゃいますわ! >> さらに、おまけのフィリア(おい)は、これでも元巫女。回復魔法はお手の物だ。 > >フィリア「わたしはおまけじゃありませんっ(泣)」 >ばこぉぉぉぉぉん >モーニングスターの一撃が飛んできた!! さっ! 扇は紙一重で避けた! だてにドッジボールでただ一人生き残ったワケじゃありません!(事実) >> 鳥は、徐々に暗くなる空によってみーみー鳴き出したため、運良くヴァル達に発見されたのだ。 >>「でも、珍しい鳥だなぁ」 >> フィリアの回復魔法を使いきれいに洗ったら、それはもう『純白』の鳥がさぞ可愛いらしくぎゅーっとしながら(死ぬぞ、おい)ヴァルは言った。 > >・・・・ぎゅ〜としながら・・・・ぎゅ〜っとしながら・・・ >ああ、ヴァル・・・・・なんか可愛いぞ。 ファンシーヴァルv ちょっと違うv >> ヴァルは、『天使』を見下ろし、ため息を付いた。 >>「可哀想に・・・・・・。 >> 結局、そうなんだ。人型の生物は・・・自分たちが気にくわなかったり、何が何でも手に入れようと思ったら・・・無茶苦茶なことをする・・・」 >> ヴァルのつぶやきに、フィリアはズキっと胸を痛める。 >> 自分たちの一族が、私利私欲のためにヴァル達古代竜の命を奪ったのは、紛れもない事実なのだから。 >>(けれど・・・わたしは、火竜王神殿最後の黄金竜。その罪を・・・償わねばならない) >> 真実から逃げることは許されない・・・ならば、いっそ真実と向き合い、戦い抜く。 >> それが、フィリアの出した決断だった。 > >彼女ならきっと戦い抜くことが出来るでしょうね(^^) >がんばってください!そんな貴方達を私は応援してますから!! >(って、感想がずれてる〜) いえいえ、ずれてませんわ。 今回のテーマは、『ヴァルもフィリアも真実と戦ってる』だし。 >>「・・・こいつの一族も、もうこいつしか残ってないのかな、って思って・・・だったら、危険が多い森より、うちに連れて帰った方が良いかな、って。 >> 俺と・・・同じだから」 >> その様子を見て、フィリアはまたズキっと胸が痛んだ。 >> 自分は必死に乗り越えようと、真実と向き合っている。 >> けれど、彼は・・・加害者ではなく、被害者なのだ。 >> それだけ一層、事実との対面はつらいものなのだ・・・。 >>「・・・・・・わたしは」 >>「・・・でも。 >> こいつは、そうは思っていないかもしれない」 >> フィリアが言いかけたのを遮って、ヴァルが言った。 >> フィリア自身、自分が何を言うのか分からなかったため、それで良いと思った。 >>「俺がこのまま、家に連れ帰ったら、こいつはもう森には戻れない。 >> けれど、ここで離せば・・・こいつがうちに来ることは出来る」 >> ヴァルの手が、ぱっと離される。 >> 月明かりに、『天使』の白さが反射する。 >> ばさばさ、と天高く飛び行く『天使』。 >> たしかに、その名前はその姿にぴったりだった。 >> 白い羽が一枚、また一枚とヴァルとフィリアの元に降りてくる。 >>「・・・これで・・・良かったんだよな」 >>「・・・・・・わたしは・・・良かったと思います」 >> そのまま、二人とも黙ってしまう。 > >扇様の書かれるヴァルフィリ、やっぱり素敵ですね。 >ひたすら前向きなヴァルが・・・・そして彼に勇気付けられるフィリアが・・・・ >読んでいてすごく感動的です(^^)やっぱり二人はこうでなくては・・・ 後ろを振り返るわけにはいかない。後戻りをするわけにはいかない。 だから、二人は一緒に歩む道を取ったんです・・・たぶん。 >>「・・・帰るぞ。腹減った!」 >>「・・・は!?」 >> ガシっとヴァルに手を捕まれ、フィリアは引きずられるように、ヴァルと共に歩く。 >>「しんみりしてるのは、ガラじゃない。お前もだ!」 >> ヴァルはそう言ってから、フィリアの手を離した。 >> きっ、とフィリアの目を見る。 >> つい、頬が紅くなるフィリア。 >>「・・・お前も、一族のただ独りなんだよな」 >>「・・・・・・」 >> そう言われ、フィリアは俯いてしまう。 >>「だぁかぁらぁ。しんみりするのはガラじゃないだろ! >> んな『真実』、気にすんな! >> 俺だって平気なんだ。俺を見ろ、こんなにも立派に育っただろう」 >> 立派かな? >> そう思ってヴァルを見て、フィリアはふと思った。 >> 彼も、彼なりに真実と戦っているのだなぁ、と。 > >・・・・・陶酔〜♪ >ラブコメちっくかつシリアスを散りばめた、まさに一石二鳥、いや、一つで二つの味が楽しめる、最高のお話でしたぁ〜vv >ラブラブヴァルフィリも好きですが、やっぱりシリアスも捨てがたい私にとっては本当に美味しい話vv >扇様の書かれるヴァルフィリはいいなぁ〜最高だにゃ〜ああ、読めて幸せですぅ(^^) ホント、コレが書きたかった! 『ヴァルだって戦ってんだコンチクショ〜(謎)!!』 フィリアも大変ですが、被害者だって立ち直るのに時間がかかりますからね。 ただ、フィリアは好きで古代竜絶滅に関わったワケじゃないんですけどね・・・・・・。 >> ちなみに、ヴァルが動物好きなのは独断です。当てにしないでちょ。 >ヴァルファンの方に聞いたら、10人中8人は扇様の判断に頷くと思いますよv >優しい人は動物にも優しいものですから(^^) 人以外限定・・・・・・? フィリア除く。 >んで、時間がないので、短くてすみませんが、 >このへんで失礼させていただきますね。 >ささはら ではでは、こちらも『天国〜』を終わさにゃいかんので・・・。 それでは☆ |
10792 | Re:のほほほほほほほほほほほほほ | 真人 E-mail | 7/1-22:26 |
記事番号10745へのコメント 扇さんは No.10745「最後の天使(ヴァルフィリ)」で書きました。 > > > こんにちは、扇です。 こんにちは、扇さん。真人です。お久しぶりです。 > 今度はヴァルフィリです(またかい)。 ヴァルフィリ!?ヴァルフィリね!?(きらーん) > 女性の方はその美しきボディと見事にあった水着により、人々の目を釘付け! でも本人気付いてない! 流石フィリア。 > 男性の方は・・・サングラスにパーカー、足にもタオル巻いたりの夏を夏と思わせぬ格好で、見るだけで蒸し暑くなるので、誰も見ようとしない! もちろん本人気付いてない! ……ヴァル。 > どうやら、男性のほう・・・ヴァルというらしい、重装備の彼は、どうやら日焼けが死ぬほどイヤらしい。 > たしかに、サングラスの隙間から見える肌は、白雪姫顔負けなほどの美白である。『美』を忘れちゃいけない。 そんなにお肌が弱いのか!?ヴァルよ。 >「・・・ガキだな、ありゃまるで・・・」 > 呟くヴァル。納得。 そんなフィリアが…(じゅる。っは。涎が……) > 沢ガニだった。海にいるか、フツー? ほんとに。 > ちゃっかりその肩に手を回し、自分は水平線を見る。 ふふふ。ヴァルフィリヴァルフィリ(済みません。壊れてます) > どうやら雨風にやられてくぼみに避難したが、そのまま出られなくなった、というところだろう。 > 自然好き動物好きのヴァルに助けられたのがラッキーだった。 > ヴァルは、動物が相手になるとそれはもう人格が変わったかのように優しくなる。ちなみに、竜族のような人型になれるのはダメらしい。 > さらに、おまけのフィリア(おい)は、これでも元巫女。回復魔法はお手の物だ。 つまり、人間以外の人(型)ならOK? >(けれど・・・わたしは、火竜王神殿最後の黄金竜。その罪を・・・償わねばならない) > 真実から逃げることは許されない・・・ならば、いっそ真実と向き合い、戦い抜く。 > それが、フィリアの出した決断だった。 なんて、けなげなの?フィリアって。 >「フィリア・・・よく、この場所が分かったな」 >「この前来たとき、綺麗な森がありましたから・・・きっとここだろう、と思って」 言葉がなくても分かり合える仲なんですね。 > そう思ってヴァルを見て、フィリアはふと思った。 > 彼も、彼なりに真実と戦っているのだなぁ、と。 ヴァル君、かっこいい〜!立派に成長してくれて、お母さん嬉しいわ(どかばき) > おかしい。 > どーしてこんな話になったのだろう(汗) > 当初は、フィリアが『天使病(症候群だったかも)』と呼ばれる病気にかかって大変だって話で、短かった話なのに。 > 全然内容が違ってしまった(汗) うみゅ。良くあることです。(って、私だけ?) 扇さん、楽しませて頂きました。有り難うございます。 テスト、頑張ってください。 あ、でも、また、読ませてくださいね。 それでは。真人でした〜!! |
10805 | にゃはははははははははははは | 扇 | 7/2-17:52 |
記事番号10792へのコメント 真人さんは No.10792「Re:のほほほほほほほほほほほほほ」で書きました。 >> こんにちは、扇です。 >こんにちは、扇さん。真人です。お久しぶりです。 おひさしぶり〜〜〜っ! >> 今度はヴァルフィリです(またかい)。 >ヴァルフィリ!?ヴァルフィリね!?(きらーん) そう、ヴァルフィリ! >> 女性の方はその美しきボディと見事にあった水着により、人々の目を釘付け! でも本人気付いてない! >流石フィリア。 俗世のことをよく分からないでいらっしゃる☆ >> 男性の方は・・・サングラスにパーカー、足にもタオル巻いたりの夏を夏と思わせぬ格好で、見るだけで蒸し暑くなるので、誰も見ようとしない! もちろん本人気付いてない! >……ヴァル。 本人も暑いだろうに。 >> どうやら、男性のほう・・・ヴァルというらしい、重装備の彼は、どうやら日焼けが死ぬほどイヤらしい。 >> たしかに、サングラスの隙間から見える肌は、白雪姫顔負けなほどの美白である。『美』を忘れちゃいけない。 >そんなにお肌が弱いのか!?ヴァルよ。 肌白いから、日焼けすると凄いことに・・・。 >>「・・・ガキだな、ありゃまるで・・・」 >> 呟くヴァル。納得。 >そんなフィリアが…(じゅる。っは。涎が……) おちついて! はい、バケツ!!(爆) >> 沢ガニだった。海にいるか、フツー? >ほんとに。 居るかも知れないが、居ないかも知れない。 >> ちゃっかりその肩に手を回し、自分は水平線を見る。 >ふふふ。ヴァルフィリヴァルフィリ(済みません。壊れてます) いーのいーのいーの。どんどん壊れちゃって。 >> どうやら雨風にやられてくぼみに避難したが、そのまま出られなくなった、というところだろう。 >> 自然好き動物好きのヴァルに助けられたのがラッキーだった。 >> ヴァルは、動物が相手になるとそれはもう人格が変わったかのように優しくなる。ちなみに、竜族のような人型になれるのはダメらしい。 >> さらに、おまけのフィリア(おい)は、これでも元巫女。回復魔法はお手の物だ。 >つまり、人間以外の人(型)ならOK? いや、だから人型は全部ダメ・・・フィリア&ガーヴ様除く。 >>(けれど・・・わたしは、火竜王神殿最後の黄金竜。その罪を・・・償わねばならない) >> 真実から逃げることは許されない・・・ならば、いっそ真実と向き合い、戦い抜く。 >> それが、フィリアの出した決断だった。 >なんて、けなげなの?フィリアって。 それがフィリア! >>「フィリア・・・よく、この場所が分かったな」 >>「この前来たとき、綺麗な森がありましたから・・・きっとここだろう、と思って」 >言葉がなくても分かり合える仲なんですね。 ヴァルフィリですから。 ていうかこいつら、テレパシーとかありそう(竜族だし) >> そう思ってヴァルを見て、フィリアはふと思った。 >> 彼も、彼なりに真実と戦っているのだなぁ、と。 >ヴァル君、かっこいい〜!立派に成長してくれて、お母さん嬉しいわ(どかばき) あなた、まさかお母様・・・・・・の親戚の同級生の娘の子!?(爆) >> おかしい。 >> どーしてこんな話になったのだろう(汗) >> 当初は、フィリアが『天使病(症候群だったかも)』と呼ばれる病気にかかって大変だって話で、短かった話なのに。 >> 全然内容が違ってしまった(汗) >うみゅ。良くあることです。(って、私だけ?) いやいや、そんな。 >扇さん、楽しませて頂きました。有り難うございます。 >テスト、頑張ってください。 >あ、でも、また、読ませてくださいね。 >それでは。真人でした〜!! はい、ぜひお願いします! ではでは〜☆ |