◆−霊界ハンターSU・TE・RA 〜プロローグ〜−クレミシア扇(7/4-16:44)No.10851
 ┣夢ですか?−人見蕗子(7/4-18:58)No.10858
 ┃┗改造です−扇(7/5-18:02)No.10867
 ┣夢か・・・。−TRYNEXT(7/5-10:42)No.10863
 ┃┗ドリー夢−扇(7/5-18:14)No.10868
 ┗霊界ハンターSU・TE・RA 第1夜−扇(7/8-16:27)No.10919
  ┗Re:霊界ハンターSU・TE・RA 第1夜−浅島 美悠(7/11-20:08)NEWNo.10971
   ┗大当たりですわ〜!−扇(7/11-20:53)NEWNo.10972


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10851霊界ハンターSU・TE・RA 〜プロローグ〜クレミシア扇 7/4-16:44



 皆さん今日は、扇です。
 とりあえず新連載の始まりはクレミシア、ってことで、今日はクレちゃん扇です。
 きっと私の小説の中で表題作になるであろう『天国に一番近い女』も終わったところで、性懲りもなく扇は新連載を図りました。
 コトの始まりは、『天国〜』が終わる3日くらい前・・・私は夢を見ました。
「おお、こりは神託に違いない、よし小説にするぞ」
 そんな感じのものでした(謎)
 ともかく出来たんです。
 近未来ものです。魔族小説魔族小説言ってましたが、そっちの方は次回に保留・・・というのか、もうしばらくお待ちを。
 そのかわり、幽霊が出てきます。妖怪も出てきます。それを狩るハンターも出てきます。
 そんな話です。
 現時点で、4人組とヴァル以外の登場確率低いです・・・。
 今回のヴァルは、好みだけでなく「こいつしかいない」という理由で出してます。決して、私の好みと独断と偏見ではありません。(というわけで、好みと独断と偏見のようである)
 そんな長い話になるつもりはないですが・・・とりあえず、プロローグをどうぞ。

__________________________________


  霊界ハンターSU・TE・RA 〜プロローグ〜


 時は20××年。
 どっかの国の政府は、核に次ぐ最強破壊兵器『SUTERA』を創り出した。核を上回る最新技術を駆使し、人間の細胞やDNAにまで作用するように作られた、まさに『最強』の名を持つ兵器だった。
 その国は、すぐさまそれを戦争に導入し、発動させた。
 たしかに、それは遙かに核を上回り、多くの人間を死に至らしめたり、後遺症を残させたりした。
 だが、SUTERAの威力は、それだけでは終わらなかった。

  ――――その日、世界は滅んだ――――

 人々にそう思わせるほどの威力を、SUTERAは持っていた。
 だが実際、SUTERAは太陽の光を遮断する『夜』を創り出し、一つの禁忌の門を開いたにすぎなかった。
 その門は――――――――霊界の門。

 SUTERAによって世界は滅びはしなかったが、引き替えに霊界から、死してなお動くもの、彷徨える魂・・・・・・霊界の住人達が、人間達の世界へと進入していった。
 工業科学は、霊界から伝わった『幽稀』と呼ばれる類い稀なる霊気物質により大いに発展していった。
 街を照らすのは電気の光。植物は農業化学により日光が無くても育つようになった。
 世界は闇に覆われ、地下都市となっていった。

 霊界の住人と人間達は、争いはしないものの決して仲は良くなかった。
 科学の発展については霊界の者達は大いに貢献してくれたが、それ以外の時は共に会話を交わすこともなく、同じ空間に存在すること自体嫌う。はげしい差別が繰り広げられ、いつしか霊界の者達は、世界の隅へと追いやられた。
 霊界の者達は本来の肉体を持たぬ魂だけの存在がほとんどだったが、その内には並ならぬ力を持つ物や、現世の住人・・・人間達に激しい恨みを持つ者もいた。
 彼らは悪魔とされ、『幽魔』と呼ばれ、実際に何もせずにいても、激しく厳しい差別を受けた。
 その幽魔たちが、この世界で悪行、犯罪、破壊行為を始めた。
 止められる者は・・・・・・ほんの僅かのみだった。

 ここに、一つの街がある。
 名はステラ。
 SUTERAが発動し、一番被害を受けた地でもあり、同時に世界の中心都市でもあった。そして、世界最大の地下都市。
 ステラに住まぬ者、いやステラに住む者でも、この都市に隠された秘密を知らぬ者が居る。

 この街には、SUTERAにより人ならざる力を持った者が居る。

__________________________________

 扇→オ セフィ→セ マナァカミュ→マ

セ:たかだかプロローグ。されどプロローグ!
マ:新連載・・・か。
オ:長くなりそうだねぇ。
セ:・・・まとまった完結、出来そうか?
オ:おう、扇はその辺凄いのだ。裏設定裏ネタほとんど決まってるぞ。
マ:・・・使うの忘れるくせに。
オ:ぎくぅぅぅぅっ!!
セ:このおっちょこちょいの瞬間忘れ魔め・・・。
オ:と、ともかくともかくともかく!
  次回へ続くのだーーっ!

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10858夢ですか?人見蕗子 7/4-18:58
記事番号10851へのコメント

クレミシア扇さんは No.10851「霊界ハンターSU・TE・RA 〜プロローグ〜」で書きました。
>
>

> きっと私の小説の中で表題作になるであろう『天国に一番近い女』も終わったところで、性懲りもなく扇は新連載を図りました。
> コトの始まりは、『天国〜』が終わる3日くらい前・・・私は夢を見ました。
>「おお、こりは神託に違いない、よし小説にするぞ」
> そんな感じのものでした(謎)
> ともかく出来たんです。
> 近未来ものです。魔族小説魔族小説言ってましたが、そっちの方は次回に保留・・・というのか、もうしばらくお待ちを。
> そのかわり、幽霊が出てきます。妖怪も出てきます。それを狩るハンターも出てきます。
> そんな話です。
 すごい夢ですね・・・。私は夢はよく見ますが、内容のあるものなんて・・・。
怪奇モノか、ヴァルの夢くらいです。

> 現時点で、4人組とヴァル以外の登場確率低いです・・・。
> 今回のヴァルは、好みだけでなく「こいつしかいない」という理由で出してます。決して、私の好みと独断と偏見ではありません。(というわけで、好みと独断と偏見のようである)
 ヴァルでるんですかー?わーいわーい!!

>
>__________________________________
>
>
>  霊界ハンターSU・TE・RA 〜プロローグ〜
>
>
> 時は20××年。
> どっかの国の政府は、核に次ぐ最強破壊兵器『SUTERA』を創り出した。核を上回る最新技術を駆使し、人間の細胞やDNAにまで作用するように作られた、まさに『最強』の名を持つ兵器だった。
> その国は、すぐさまそれを戦争に導入し、発動させた。
> たしかに、それは遙かに核を上回り、多くの人間を死に至らしめたり、後遺症を残させたりした。
> だが、SUTERAの威力は、それだけでは終わらなかった。
>
>  ――――その日、世界は滅んだ――――
>
> 人々にそう思わせるほどの威力を、SUTERAは持っていた。
> だが実際、SUTERAは太陽の光を遮断する『夜』を創り出し、一つの禁忌の門を開いたにすぎなかった。
> その門は――――――――霊界の門。
>
> SUTERAによって世界は滅びはしなかったが、引き替えに霊界から、死してなお動くもの、彷徨える魂・・・・・・霊界の住人達が、人間達の世界へと進入していった。
> 工業科学は、霊界から伝わった『幽稀』と呼ばれる類い稀なる霊気物質により大いに発展していった。
> 街を照らすのは電気の光。植物は農業化学により日光が無くても育つようになった。
> 世界は闇に覆われ、地下都市となっていった。
>
> 霊界の住人と人間達は、争いはしないものの決して仲は良くなかった。
> 科学の発展については霊界の者達は大いに貢献してくれたが、それ以外の時は共に会話を交わすこともなく、同じ空間に存在すること自体嫌う。はげしい差別が繰り広げられ、いつしか霊界の者達は、世界の隅へと追いやられた。
> 霊界の者達は本来の肉体を持たぬ魂だけの存在がほとんどだったが、その内には並ならぬ力を持つ物や、現世の住人・・・人間達に激しい恨みを持つ者もいた。
> 彼らは悪魔とされ、『幽魔』と呼ばれ、実際に何もせずにいても、激しく厳しい差別を受けた。
> その幽魔たちが、この世界で悪行、犯罪、破壊行為を始めた。
> 止められる者は・・・・・・ほんの僅かのみだった。
>
> ここに、一つの街がある。
> 名はステラ。
> SUTERAが発動し、一番被害を受けた地でもあり、同時に世界の中心都市でもあった。そして、世界最大の地下都市。
> ステラに住まぬ者、いやステラに住む者でも、この都市に隠された秘密を知らぬ者が居る。
>
> この街には、SUTERAにより人ならざる力を持った者が居る。
 す・・・すごい!!すごすぎる!!これが夢!?耳元でお経読まれる夢なんて見てる私はなに?新井素子さんのようですね・・・。
>
>__________________________________
>
> 扇→オ セフィ→セ マナァカミュ→マ
>
>セ:たかだかプロローグ。されどプロローグ!
>マ:新連載・・・か。
>オ:長くなりそうだねぇ。
>セ:・・・まとまった完結、出来そうか?
>オ:おう、扇はその辺凄いのだ。裏設定裏ネタほとんど決まってるぞ。
>マ:・・・使うの忘れるくせに。
>オ:ぎくぅぅぅぅっ!!
>セ:このおっちょこちょいの瞬間忘れ魔め・・・。
>オ:と、ともかくともかくともかく!
>  次回へ続くのだーーっ!
 忘れちゃうんですよね・・・。何でだろ・・・。
ところで扇様の小説の最後に必ずあるこの対談、「セ」と「マ」ってだれ!?
 では、この辺で。本編まってますー。ヴァルvvv

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10867改造です7/5-18:02
記事番号10858へのコメント

人見蕗子さんは No.10858「夢ですか?」で書きました。

>> きっと私の小説の中で表題作になるであろう『天国に一番近い女』も終わったところで、性懲りもなく扇は新連載を図りました。
>> コトの始まりは、『天国〜』が終わる3日くらい前・・・私は夢を見ました。
>>「おお、こりは神託に違いない、よし小説にするぞ」
>> そんな感じのものでした(謎)
>> ともかく出来たんです。
>> 近未来ものです。魔族小説魔族小説言ってましたが、そっちの方は次回に保留・・・というのか、もうしばらくお待ちを。
>> そのかわり、幽霊が出てきます。妖怪も出てきます。それを狩るハンターも出てきます。
>> そんな話です。
> すごい夢ですね・・・。私は夢はよく見ますが、内容のあるものなんて・・・。
>怪奇モノか、ヴァルの夢くらいです。
 いやいや、正しく言うと夢の改造です。
 暗いビルの中で幽霊を倒している私の夢(笑)
 ガーヴ様が出ていたのは内緒の話v(ヴァルは人形だった)

>> 現時点で、4人組とヴァル以外の登場確率低いです・・・。
>> 今回のヴァルは、好みだけでなく「こいつしかいない」という理由で出してます。決して、私の好みと独断と偏見ではありません。(というわけで、好みと独断と偏見のようである)
> ヴァルでるんですかー?わーいわーい!!
 でますよー。
 『ハーフ』といったら、この人しか思いつかないので(笑)

>>  霊界ハンターSU・TE・RA 〜プロローグ〜
>>
>>
>> 時は20××年。
>> どっかの国の政府は、核に次ぐ最強破壊兵器『SUTERA』を創り出した。核を上回る最新技術を駆使し、人間の細胞やDNAにまで作用するように作られた、まさに『最強』の名を持つ兵器だった。
>> その国は、すぐさまそれを戦争に導入し、発動させた。
>> たしかに、それは遙かに核を上回り、多くの人間を死に至らしめたり、後遺症を残させたりした。
>> だが、SUTERAの威力は、それだけでは終わらなかった。
>>
>>  ――――その日、世界は滅んだ――――
>>
>> 人々にそう思わせるほどの威力を、SUTERAは持っていた。
>> だが実際、SUTERAは太陽の光を遮断する『夜』を創り出し、一つの禁忌の門を開いたにすぎなかった。
>> その門は――――――――霊界の門。
>>
>> SUTERAによって世界は滅びはしなかったが、引き替えに霊界から、死してなお動くもの、彷徨える魂・・・・・・霊界の住人達が、人間達の世界へと進入していった。
>> 工業科学は、霊界から伝わった『幽稀』と呼ばれる類い稀なる霊気物質により大いに発展していった。
>> 街を照らすのは電気の光。植物は農業化学により日光が無くても育つようになった。
>> 世界は闇に覆われ、地下都市となっていった。
>>
>> 霊界の住人と人間達は、争いはしないものの決して仲は良くなかった。
>> 科学の発展については霊界の者達は大いに貢献してくれたが、それ以外の時は共に会話を交わすこともなく、同じ空間に存在すること自体嫌う。はげしい差別が繰り広げられ、いつしか霊界の者達は、世界の隅へと追いやられた。
>> 霊界の者達は本来の肉体を持たぬ魂だけの存在がほとんどだったが、その内には並ならぬ力を持つ物や、現世の住人・・・人間達に激しい恨みを持つ者もいた。
>> 彼らは悪魔とされ、『幽魔』と呼ばれ、実際に何もせずにいても、激しく厳しい差別を受けた。
>> その幽魔たちが、この世界で悪行、犯罪、破壊行為を始めた。
>> 止められる者は・・・・・・ほんの僅かのみだった。
>>
>> ここに、一つの街がある。
>> 名はステラ。
>> SUTERAが発動し、一番被害を受けた地でもあり、同時に世界の中心都市でもあった。そして、世界最大の地下都市。
>> ステラに住まぬ者、いやステラに住む者でも、この都市に隠された秘密を知らぬ者が居る。
>>
>> この街には、SUTERAにより人ならざる力を持った者が居る。
> す・・・すごい!!すごすぎる!!これが夢!?耳元でお経読まれる夢なんて見てる私はなに?新井素子さんのようですね・・・。
 ステラというのは私のスレの未来の小説(聖剣の墓の原型)にでてくる街の名前だったりします。夢は、この話を思いついたきっかけにすぎませんが・・・。
 まぁ、夢を見なかったら思いつかなかったでしょうなぁ。考えていたスレ話二つ(暗殺者と夜の街の話)を合体しようなんて・・・。

>> 扇→オ セフィ→セ マナァカミュ→マ
>>
>>セ:たかだかプロローグ。されどプロローグ!
>>マ:新連載・・・か。
>>オ:長くなりそうだねぇ。
>>セ:・・・まとまった完結、出来そうか?
>>オ:おう、扇はその辺凄いのだ。裏設定裏ネタほとんど決まってるぞ。
>>マ:・・・使うの忘れるくせに。
>>オ:ぎくぅぅぅぅっ!!
>>セ:このおっちょこちょいの瞬間忘れ魔め・・・。
>>オ:と、ともかくともかくともかく!
>>  次回へ続くのだーーっ!
> 忘れちゃうんですよね・・・。何でだろ・・・。
 何ででしょー・・・。

>ところで扇様の小説の最後に必ずあるこの対談、「セ」と「マ」ってだれ!?
 セフィは、私がロココ時代から一緒にいる背後霊(本人は守護霊と自称する)で、マナァは『天国に一番近い女』最終話からの新キャラの、天冥士という魔道士のねーちゃんです。

> では、この辺で。本編まってますー。ヴァルvv
 本編のせますよー!

 ではでは☆

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10863夢か・・・。TRYNEXT E-mail 7/5-10:42
記事番号10851へのコメント

はろ〜、扇さん。TRYNEXTです♪


> とりあえず新連載の始まりはクレミシア、ってことで、今日はクレちゃん扇です。

名前も新たに、新連載ですな(^^)

> きっと私の小説の中で表題作になるであろう『天国に一番近い女』も終わったところで、性懲りもなく扇は新連載を図りました。
> コトの始まりは、『天国〜』が終わる3日くらい前・・・私は夢を見ました。
>「おお、こりは神託に違いない、よし小説にするぞ」
> そんな感じのものでした(謎)

なるなる、夢のお告げを受けたんですか。
ともいうあたしも、夢をねたに小説かいてます(現在進行形)
なんか夢の中で話を構成させてしまったんですが、(笑)
今、オリジナルの話として書いてます。・・・・が、ぜんぜん進んでなかったりするんだこれが(^^;;)
スレイに当てはめようと考えても、最後が最後なもんで当てはめれなかった。
ちょいとだけ言ってみると、天使が出てくる話。

でわ、新連載楽しみに読ませてもらいますね(^^v)

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10868ドリー夢7/5-18:14
記事番号10863へのコメント

TRYNEXTさんは No.10863「夢か・・・。」で書きました。

>はろ〜、扇さん。TRYNEXTです♪
 おハローです☆

>> とりあえず新連載の始まりはクレミシア、ってことで、今日はクレちゃん扇です。
>
>名前も新たに、新連載ですな(^^)
 すぐ戻るんですけどねー(笑)
 『天国〜』第1話より保たなかったです・・・。

>> きっと私の小説の中で表題作になるであろう『天国に一番近い女』も終わったところで、性懲りもなく扇は新連載を図りました。
>> コトの始まりは、『天国〜』が終わる3日くらい前・・・私は夢を見ました。
>>「おお、こりは神託に違いない、よし小説にするぞ」
>> そんな感じのものでした(謎)
>
>なるなる、夢のお告げを受けたんですか。
>ともいうあたしも、夢をねたに小説かいてます(現在進行形)
 ああ凄い。
 私は最近、スレの夢を見ようとスレの本を枕の下に置く始末です(笑)

>なんか夢の中で話を構成させてしまったんですが、(笑)
 凄すぎぢゃん(笑)

>今、オリジナルの話として書いてます。・・・・が、ぜんぜん進んでなかったりするんだこれが(^^;;)
>スレイに当てはめようと考えても、最後が最後なもんで当てはめれなかった。
 ありますよねー、オリジナルにするとアレだけど、スレにすると進まない話って。
 私も一つ良い話があるんですけど、ほぼオリジ・・・。
 一応頑張ってスレに当てはめてみました(未来ネタですが)
 そのうち載せるかもです。長いけど。
 
>ちょいとだけ言ってみると、天使が出てくる話。
 あー、見てみたいです〜(^*^/)

>でわ、新連載楽しみに読ませてもらいますね(^^v)
 ありがとうございますですー!
 明日辺りに第1話書きます〜☆
 ではでは。

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10919霊界ハンターSU・TE・RA 第1夜7/8-16:27
記事番号10851へのコメント


 忘れた頃にやって来る♪ 忘れてなくてもやって来る♪
 今日は、台風のど真ん中の扇です。
 クレミシアなのは最初だけなので、これからはタダの扇です〜☆
 とゆーわけで、やってきました出来ました、第1話。
 今回は趣向変えて、夜の街なんで『第1夜』です♪(元ネタ何のアニメか分かるかしら?)
 でぇあでぇあ、お楽しみいただけると幸いです。

__________________________________☆

   霊界ハンターSU・TE・RA 
  第1夜『silent moon 〜月には牙を〜』


「とゆーことなんだ。依頼を受けてはくれるか?」
「だから・・・」
 女性・・・と言っても、外見的にはまだ幼い、夕日色の髪の少女の言葉を遮って、中年親父は口角泡を飛ばしながら口を大きく、だが声は小さく言う。
「だから、受けてくれるのか?
 Yes or No?
 私が聞きたいのは、それだけだ」
「あのね・・・」
「どっちなのだ、はっきりしたまえ!」
「だぁぁぁぁっ、受けるわよ受けるって!
 だから、人の話を聞きなさい!」
 彼女がイライラしながら声を張り上げ承諾するが、だが男はまだ釈然とせず言う。
「お前のような一社員が独断で決めて良いものではないだろう?
 社長に取り次いでくれ」
 じゃあ何で、あたしにあんだけ迫ったのよ・・・と少女は心の内で毒づきつつ、だがしっかりと大人びて言う。
「あたしが、この幽魔ハンター事務所社長のリナ=インバースよ!」

「とゆーわけで、仕事よガウリイ」
「ええっ?」
 そう、社長・・・リナに言われ、ガウリイと呼ばれた金髪の男は、雑誌から顔を上げ、そして声も上げた。
「お前、今月いっぱいは梅雨だし台風来てるから、って言って仕事はしないって宣言して・・・」
「んなのとーい昔のことよ、おー昔」
 リナが取り繕うと、珍しくせんべいなんかを勧めてきたので、ガウリイはその態度の理由に気づいた。
「お前・・・もしかして、また新品の銃とか買ってお金が・・・・・・」
「わーわーわー、それ以上言わないで認めたくないのっていうか認めないで」
 リナが急須(カラで良かった)をぶんぶん振り回し、耳をふさぐ。
「今月生活費もうやばいのー今回の依頼、結構儲かるのー、お願いガウリイ、可愛いリナちゃんのお手伝いをしてv
 ねっ?」
 ねっ、と言われても・・・といった顔をしながらも、ガウリイは雑誌をテーブルに置いた。
「で、今度は何処の何を退治するんだ?」

 幽魔ハンター。
 悪逆非道を繰り返す、背徳的霊界の住人達、幽魔を退治する者達。
 当初は、「儲かるから」と軽い気持ちでハントを始めた者が多かったが、次第にその危険性により、止めるか死を迎えていった者が増え、反面幽魔ハンターの数は減っていった。
 だが、今でも幽魔ハントを続ける者はいる。
 彼らは、幾多の危機を乗り越えていったハントのプロフェッショナルであり、そのほとんどが腕が立つ。
 そして。
 この、『幽魔ハンターステラ』も、例外ではなかった。
「だぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
 社長兼経理兼受付のリナ=インバースは、足と手と口をそれぞれ使い分けながら、向かってくる一体の幽魔を撃ち倒す。
「なんだよ、ヤケに野生の幽魔が多いなぁ」
 副社長兼秘書兼社員のガウリイ=ガブリエフは、ちょっとのんびりした口調で、だがしっかりと幽魔をなぎ払う。
 幽魔の全てが全て、完全なる犯罪者ではない。幽魔というのは、強力な力を持つ霊界の住人のことなのだ。
 たしかに幽魔の内には、怪盗のように盗みを働いたり、もしくは大量虐殺犯、廃墟ビルを住処にヤクザの様なことをしている者もいる。
 だが、ごく少数ではあるものの、人との共存を望み、だがそれが叶わず闇にひっそりと暮らす幽魔もいる。
 そのような知的幽魔とは違い、知能が低く獰猛で、人を襲い金品を強奪するか、もっと高位な幽魔の手下程度である幽魔達を、人々は野生の幽魔と呼ぶ。
 野生の幽魔達は、本当に野生の動物達と同じように、裏路地に隠れゴミをあさり、たまに人を襲う。その程度の、この世界では『少し』やっかいなザコたちにすぎなかった。
 だが、そのかわり数は多かった。
「リナ、これだけ野生のが居るってコトは・・・」
「目的地は近い、ってコトね!」
 二人は視線を交差させ、その先にたたずみ牙を立てている幽魔をあっさり足蹴にする。
 今回の二人の任務は、街・・・魔都ステラの西のはずれにある、小さな廃墟ビルの幽魔退治だった。
 依頼人は、どうやらそのビルを買い取り、新たな事業を興そうとしているらしい。
 空には、巨大な月が辺りを薄暗く照らしている。
 この世界には太陽はない。ただ、闇と、やけに近くなった月と、たまに見える星、有るかどうか分からない雲くらいしか、空には存在していない。
 ・・・恨めしい月。
 SUTERAによってこの世に生まれたのは、大きくなった月と、破壊と、闇の牙。
 霊界の住人、幽魔、犠牲者・・・・・・。
 いつも、彼女はそう思って日々を暮らしてきた。
 いつか、必ず――――
「・・・あれね!」
 リナは、前方に小さな廃墟ビルを発見する。
 これでもか、というくらいボロボロだ。ああいうビルには、ヤクザの幽魔か、人の眼を避けて暮らす人間か、『裏切り者』幽魔くらいしか居ない。
「さぁぁて、突撃よガウリイ!」
「あのさぁ、リナ。思ったんだけど、なんで今回車使わなかったんだ?」
 リナの声に、ガウリイは疑問を投げかける。
 いつも依頼により移動のさいなどには、車もしくはバイクを使っているのだ。
「ガソリン代もったいない!」
「・・・そんなに金無いのか・・・・・・」
 ガウリイは少し、こんな社長が情けなかった。
 こんなんだから、社員は自分一人なんだな、とも思った。
 ・・・・・・その方が、仕事はラクだったが・・・・・・

「さーて幽魔ちゃ〜ん。誰か、居ないかしらぁ?」
 リナが進入後早速声を出すが、ただそれは反響するだけ。
「うーみゅ、人とか幽魔どころか、なんの物さえないみたいね・・・反響の具合から言って」
「とりあえず、依頼があったくらいだ。上へ行くぞ」
 どっちが社長か分からないが、ガウリイが仕切っていった。
「でも、依頼の空回り、ってこともあるのよ?
 こーいうビルには何か居るだろう、って決めつけて、調べもしないで依頼する奴って、居るじゃん」
「そういうヤツも居るけど、でも一応調べないと」
「えーめんどくさー」
 リナは言って床に座ろうとして、そこには砂ならともかく埃しかないので、もう一度立ち上がった。
「お前、面倒臭がり屋だなー。そんなんで、よくこんな仕事、やる気になったなぁ」
「あたしだって、いろいろあるのよ」
 ガウリイが言いながら幽稀で出来たエネルギーソード『オーラブレード』を取り出し、リナも言いながら幽稀銃を取り出す。
「さて・・・どちら様かしら?」
 リナは、気配のする方向へ幽稀銃の銃口を向けた。突然現れたこの気配は、明らかに幽魔のものだった。しかも、かなり強力な電磁波も感じる。
 電気系の幽魔ね、結構面倒なヤツだわ・・・心の中で、リナは呟く。
 電気系幽魔とはその名の通り、電気系属性の幽魔のことだ。
 幽魔はほとんどが属性を持っており、それぞれその属性に伴う能力、そして姿をとっている。
 電気系がやっかいなのは、電気という物は磁力を持ちつつも目で見える部類の物ではないため、肉眼でその姿を発見できないためだ。勘と磁力の働きで、姿を発見せねばならない。最悪の部類だ。
 ・・・いや。幽魔には、もっと嫌な部類もいる。
 リナは、心の中で思い描いた。
 過去会った幽魔の中で、最悪の属性・・・人工的でしか生まれない『無属性』。
 リナは頭を振る。今は、そんなことを考えている間ではない。
「さぁ、さっさと出てきて頂戴!
 じゃないと・・・・・・」
 リナは、そこで声をあげた。
「ガウリイ、GO!」
 この相棒の直感が、こういう戦いで最も頼りになる。

(・・・おかしい)
 後退していく幽魔の気配を追いながら、ガウリイは考えた。
 この幽魔は・・・戦う気配がない?
 となれば、人との共存を望む『裏切り者』達だろうか。
 いや、彼らは、人間が来れば喜んで出てくるだろう。
 幽魔ハンターは、『裏切り者』達は傷つけない。幽魔ハンターのターゲットは、あくまで暴力的幽魔達でしかないのだ。
 『裏切り者』たちも、それくらい知っているだろう。
 だとすれば、こいつは・・・?
「お待ちなさい!!」
 上から響いたその声に、ガウリイはびくっと肩をすくめる。
 この声は・・・よく知っている。
「また貴方達ですね、幽魔ハンターステラ!!
 此処ウエスト地方が、このアメリア=ウィル=テスラ=セイルーンの管轄と知って、幽魔ハントをするつもりですか!?」
 ・・・ヤなヤツが来た。
 ステラ警備隊・・・別名ステラポリスの第3中隊隊長であり警部補、アメリアは幽魔ハンターステラの天敵だった。
 アメリアは『絶対正義主義者』で、いかなる幽魔が相手であろうと殺生はいけません、絶対更正させてあげますと志ているのだ。
 いかなる幽魔に対してもあっさり退治してしまうハンターステラとは仲が非常に悪いのだ(倒しているのはリナが主で、ガウリイはこっそり逃がしていたりするが、アメリアは知らない)。
 まぁ、幽魔と言っても実際はもう死んでいるヤツらであって、倒すことは犯罪ではないのだが。
 ともかく、そんな事を言ってもアメリアは聞かない。
「けどあんた、いつのまにかウエスト地方まで管轄下にしたわけ?」
「・・・ウエスト地方の第13区が私の管轄です!」
 それほど広い範囲を管轄下においたわけではないようだ。
 しかし、第13区と言ったら、ジャスト此処だ。
 さて、どうする?
 リナが考えを巡らせる。
 こーいう場合は・・・・・・
「逃げるが勝ちっ!」
「同じくっ!!」
「ああっ、待ちなさいっ!!」
 アメリアが後ろに控えていた警備兵に追跡命令を出すが、そー簡単に捕まるリナとガウリイではなかった。というより、慣れた。

「ふぅ、ここまで来れば十分ね」
 ビルの最上階まで来て、リナは床に座り込んだ。
「あーもー疲れたー幽魔消えちゃったしー」
「どうしようか・・・」
 ガウリイはそこまで言って、リナを見た。
「なぁ、俺思い出したんだけど」
「あら珍しい。忘れんぼのあんたが何を?」
「いや、お前よく床に座ってるな。いつも、埃で黒くなるからいやだって」
「ああっ、そういえばっ!!」
 はっと思いだし、リナは立ち上がろうとして・・・ふと止まる。
「床・・・綺麗」
 床は、ほぼ毎日ぴかぴかに磨かれているようで、ガラスのない窓から差し込む僅かな月明かりすら反射している。
「・・・誰が掃除を?」
 リナは立ち上がり、奥へと進んだ。
 奥はやけに暗い。窓すらない、完全なる闇だ。
 いくら人目を忍ぶつもりでも、あんな奥に人間は居ないだろう。
 となれば・・・幽魔。
「誰っ!」
  ばうんっ!!
 大きな音を立てて、リナが一発発砲する。
 威嚇のためと・・・壁に穴を開け、僅かであろうと月明かりを取り入れるため。
 幽稀で出来た、オリハルコンすら貫通する幽稀銃の一撃は、見事壁の一部をえぐり取る。
 ぼろぼろと、埃が落ち壁の一部が崩れ・・・・・・。
 そこには、一人居た。
 ・・・・・・幽魔とも人間とも付かない・・・半透明な者が。
 リナが、それを見てはっとする。
 この気配は・・・知っている。
 最悪の属性を持つ、あいつと同じ――――
「・・・おいあんた、さっき下にいたヤツか?」
 ガウリイが尋ねた。
 その半透明な奴は、足を抱えて顔を埋め、びくとも動かない。
 背後の壁が、僅かに透けて見える。人間では、明らかにない。
 だが・・・何故、幽魔の気配と同時に、人間の気を感じるのだろうか?
「・・・どうしたんだ?」
 ガウリイが近づき、そいつに手を伸ばす。
「――――さわるな!!」
 突然そいつは顔を上げ、叫んだ。
 その顔を、姿を見て、今度はガウリイも息をのんだ。
 上半身は黒一色の衣で身を包んでいるが、右腕は出ている。わずかに腰が見え、今度は左足の部分がないズボンをはいている。
 腰、腕や足、そして両頬にある僅かな傷・・・そして、前頭部に生えている、角。
 人間ではない。けれど、幽魔とも思えない。
 月色の瞳。淡水色の髪。どちらも、人間にはあり得ない色。
 幽魔の気配と、人間の気。両方を持つ生物・・・・・・。
「あんた・・・ハーフね。幽魔と、人間の」
 リナのつぶやきが、ここでは全員に聞こえた。

「・・・そうだ。あんたの言うとおり。俺の親父は幽魔だったらしく、俺の母は人間だ」
「・・・だった『らしく』?」
 彼の言葉に、ガウリイが聞き返す。
「親父とは、会ったこと無い。俺の存在自体、知らないだろうな」
 彼の言葉はどこか自嘲的で、母親、父親、今この場にいるリナとガウリイ、そして自分自身をも嘲っているように聞こえる。
「母さんは親父に未練たらたらで、でも俺を嫌って、そして死んだ」
 リナが一歩近づく。
 彼は再び、膝に自分の顔を埋める。
「・・・出てってくれ。俺は誰とも話をする気はない」
(そんなコト言っても、あんたが勝手に自分の生い立ちしゃべってるんじゃん)
 リナは心の中で毒づく。
 こういう奴は、自分のことを聞いてほしくて聞いてほしくてたまらないのに、だが人との接し方がよく分からず、人の怒りを買ってしまう自己破滅タイプだ。
 そういう奴には、相手が積極的に近づく。それが一番だ。
「あたし、昔あんたに似た気配の奴、見たこと有る」
 リナは、勝手に話を進めた。
「そいつは、人工的に幽魔と人間の親を持った奴だった。それにより、人間の無属性と、幽魔の・・・なんだったかの属性を受け継いでいたわ」
 びっ、とリナはうずくまっている彼を指さす。
「あんた、下じゃぁ電気を感じたけど、今は何も感じない。両方を使うってコトは、あんたの親父は、電気属性の幽魔ね」
「・・・それがどうした?」
(いや、どうしたって言われてもどーしようもないんだけど)
 リナがわずかに焦って続けた。
「あんたが半透明なのも、幽魔の透明と人間の無透明のせいね?」
「だからそれがどうした」
 ぶっきらぼうに続ける彼に、一言言う。
「あんた、此処から出てって。
 ここに住む幽魔を追い出すのが、あたしの仕事なの」
 リナは、幽稀銃を構えた。
「どーしても出ていきたくないって言うんなら・・・」
「や、やめろリナ!」
 動かない彼に銃口を向けたリナと、半幽魔の彼の間に割ってはいるガウリイ。
 ガウリイは、剣の腕は立つが如何せん、この仕事にあわない『優しさ』を持っていた。
「どいてガウリイ。あたしは、仕事をしなきゃいけないの。
 ・・・・・・いいえ。あたしは、この世から幽魔を排除しなきゃいけない」
 その口調は・・・普段のリナとは別人かと思わせるほどの圧迫感があった。
 ガウリイが僅かにたじろぐ。だが、ここでどけば、半幽魔の彼は確実に撃たれるだろう。
 幽魔に対して、リナは異常に冷酷だった。
「・・・なんであろうと、ここをどくわけには行かない」
 後ろで、半幽魔の彼が立ち上がるのが、気配で分かった。
「こいつは、居場所がないんだ。
 ・・・なんだったら、俺が引き取るぞ」
『・・・をい・・・』
 このつぶやきは、ガウリイ以外が同時に言ったものだった。
「勝手に決めるな・・・」
「ちょっと、相手は半分とはいえ幽魔よ?」
 Are you kidding? とばかりに、リナと半幽魔の彼が言ってくる。
「死なせるには惜しいし、死なせるには可哀想だろ」
 二人の圧力にドギマギしながら、けれど胸を張ってガウリイは言う。
「だから・・・・・・」
 ガウリイが説得にかかろうとした、その時。
「や、やっと追いつきましたよハンターステラ!!」
 ・・・・・・この声は。
「ちょっ、リナさんなに仲間に銃を向けてるんですか!?」
 ・・・・・・アメリア。
 こーいう事態に現れられると、一番やっかいな奴だった。
「アメリアごっめ〜ん、ちょっと邪魔だから眠っててv」
  ばきゅん。
 リナがあっさり催眠銃をアメリアに放つ。
「ぐ〜」
 やけに寝付きが良く、アメリアは崩れ落ちる。
「・・・あ、階段」
  がったんがったんがったんがったんがったん。
 アメリアは、背後の階段の全ての段に頭をぶつけて落ちていった。
「いたたたた・・・とりあえずリナさんガウリイさん、お縄を頂戴されてくださいっ!」
 どうやらアメリアには、先ほどの構図が、幽魔をいじめているハンターという風に見えたようだ。
「よしっ、逃げるぞ!」
 さっと半幽魔の手を引き、ガウリイは壁の穴から身を翻す。
 リナもその後を追う。
「ち・・・ちょっ」
 このビルはぱっと見でも、5、6階はある。
 その最上階から降りたとしたら・・・。
「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
 ガウリイの気合いの一声。
 月夜に響く・・・咆哮。
 そこに、ガウリイの姿はなかった。
 半幽魔の彼があたりをきょろきょろ見渡すと、そこには巨大な狼に乗ったリナの姿。
「さっ、気が進まないけど」
 リナは手をさしのべ、彼を狼の背に上げる。
「さーてガウリイ、さっさと帰るわよ!」
『ああ』
「・・・!?」
 頭に響くようなその声に、彼の鮮度が一瞬増す。
「ガウリイ!?
 この狼が、さっきの奴!?」
「そゆこと」
 リナは、立ち上がりかけた彼を制する。
「・・・あんた、SUTERAって・・・知ってる?」
「あの、相当大昔の破壊兵器か?」
「そう」
 リナは、狼・・・ガウリイの毛並みを一筋撫でて、続けた。
「あれは多くの人を死なせたけど、あれには一つ欠点があった。
 あれのすぐ隣にいる者は、死なない。
 SUTERAを作ったヤツらや、事情を知らない一般市民は、SUTERAの元に避難した。
 けれど、SUTERAはそんなヤツらに、死以外の者を与えた」
 彼の、唾を飲む音が聞こえた。
『様々な『後遺症』』
 ガウリイの声。
「ガウリイは、こうやって、狼になっちゃう力を持ったわけ。
 で、あたしはまだガキだったこいつを拾って育ててやって、そして幽魔ハンターを始めた」
 ガウリイが、リナの元を離れない理由。
 ・・・命を拾って貰った恩。
「でも、SUTERAって大昔のものだろ?」
 なんで、まだこんなにガウリイは若い?
 当然の疑問だった。
「SUTERAは、発動してからも小レベルのエネルギーを発しているの。
 それは普通に暮らしてれば問題はないものだけど、もしSUTERAに触ったりしたら、後遺症を身に受けるわ」
『俺はそうして、15年くらい前にこうなったわけさ』
 ハンターステラのメンバーが、リナとガウリイだけだったのは、この事実を知らせないためだった。
 気が付いたら、ガウリイはもう大地を駆けていた。
「さて、あんたは秘密を知ってしまった。
 残された道は、自らもハンターステラに入るか死か!」
「・・・をい」
 勝手に話を進めて、勝手なヤツらだ。
 彼が心で呟く。
 彼は、気づいていなかった。
 リナはこうやって、無理にでも彼を連れ帰ろうとしていることを・・・。
「・・・俺はまだ、死ぬ気はない」
「なら」
 入れ、とばかりにリナは言う。
「・・・けど、そんな怪しいハンター事務所に入る気はない」
「なら」
 死か、とばかりにリナは言う。
「・・・特別ゲストだ。その事務所が気に入ったら、入ってやっても良い」
「・・・入って、やっても、良い〜?」
 リナが、青筋を浮かべて言う。
「あんたねぇ、それならこっちから願い下げよ出て行きなさい社長命令!!」
「俺はまだ入社してないさ〜」
 へらへらと、彼は言った。
 背の上の会話を聞いて、とりあえず今のところは、これで良いな、とガウリイは思った。
 そして、体重が二人分に増えて重いからさっさとどいてほしい、とも思った。


  ▽To Be continued.

__________________________________

 ああ、なんか長いし。すんません。
 でも続き物です。
 何故、リナは執拗に幽魔を排除しようとするのか?
 最後に新たに仲間に(?)なった彼は誰?(どー考えてもヴァルしかいないんだけど)
 ガウリイ狼だー理由はしっぽ生やしたかったからー(これも夢です)
 リナの口調がちょっと我が儘入ってるっぽいのは、今読んでる本の影響です。何の本かって、『ちょー』のシリーズですわ(一発で分かると凄いわー)
 クイズです。今回の副題の日本語部分、なんの歌からとったでしょうか?
 次回も次々回も、この歌からとるつもりです。分かったら凄いよ貴方は!(ヒント・最近の歌謡曲です。唄ってる方は女性で、グループ名(名前?)はアルファベットです)
 とゆーわけで、次回へ続く〜です。
 (ところで、これってガウリナ?)
 (そのつもりは全然ないですけど)

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10971Re:霊界ハンターSU・TE・RA 第1夜浅島 美悠 7/11-20:08
記事番号10919へのコメント


あうあうですわ〜。
久々に来ました、みゆりんですわ。
ってーか、キーが半分壊れているんで。
某連載小説の続きがかけない〜〜〜〜〜〜!!(ですわ)

読ませて頂きましたわv
んで、これわ…(はぅっ!)
coccoの……『けもの道』ですわ?

あたしあの人の歌大好きですわ〜〜vvv
あ、まちがってたらごめんなさいですわ。

でゅわ、短いですがこのへんで。
美悠もはやく復帰できるようにがんばりますわ!

Miyu Asazima

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10972大当たりですわ〜!7/11-20:53
記事番号10971へのコメント

浅島 美悠さんは No.10971「Re:霊界ハンターSU・TE・RA 第1夜」で書きました。

>あうあうですわ〜。
>久々に来ました、みゆりんですわ。
 お久しぶりです〜v
 今日第2話書くつもりだったのに、同じアパートの子供達と遊んでてつい・・・えへv(おい)

>ってーか、キーが半分壊れているんで。
>某連載小説の続きがかけない〜〜〜〜〜〜!!(ですわ)
 ああっ、楽しみにしてますのに!
 ・・・でも、よくコレ(感想)書けましたね。

>読ませて頂きましたわv
>んで、これわ…(はぅっ!)
>coccoの……『けもの道』ですわ?
 大当たり〜!
 ですわっ。

>あたしあの人の歌大好きですわ〜〜vvv
>あ、まちがってたらごめんなさいですわ。
 いえいえ、あってますです。
 私も、あの歌好きで好きでv

>でゅわ、短いですがこのへんで。
>美悠もはやく復帰できるようにがんばりますわ!
 がんばってください、オーエンしてますっ!

>Miyu Asazima
 ではでは〜☆