◆−新連載のお知らせでございます(ちょっと巫山戯てる)−葵楓 扇(8/3-15:18)No.11283 ┗『DESERT』序幕−葵楓 扇(8/3-15:33)No.11284 ┣おばんです〜♪(謎−せりあ(8/3-17:05)No.11288 ┃┗こんちゃな〜−葵楓 扇(8/4-16:08)No.11309 ┗『DESERT』第一幕−葵楓 扇(8/4-16:26)No.11310 ┗『DESERT』第二幕−葵楓 扇(8/7-15:35)No.11339 ┣遅くなりました・・・−れーな(8/8-14:15)No.11360 ┃┗ふにゃっ!(柔らかい感じ)−葵楓 扇(8/8-23:19)No.11364 ┗『DESERT』第三幕−葵楓 扇(8/10-20:24)NEWNo.11413
11283 | 新連載のお知らせでございます(ちょっと巫山戯てる) | 葵楓 扇 | 8/3-15:18 |
(ぴんぽんぱんぽぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおお・・・ん☆) ただいま機内放送であります、みなさん今日は、葵楓扇でございます。 ホントむっちゃい名前ですわね、キフーオーギなんて。うん。 えー、そろそろ単独喋りってのも飽きてきたので、この自爆霊と時代錯誤エルフを・・・・・・ セフィ(以下セ):誰が自爆霊だっ(怒) マナァ(以下マ):時代錯誤なのか? 私の口調は・・・・・・ オウギ(以下オ):違うの? セ&マ:ちがわぁぁぁっ!! オ:とにもかくにも、新連載。 セ:あの『ちょー質問』の結果発表だな! マ:あのツリーが沈んでから書くべきだと思うが・・・・・・? オ:平気平気、あれから1が逆転負けすることはまず無いと思うから。 セ:すごい自信・・・・・・。 マ:ともかく、結果発表だな。 オ:まず、春ちゃんこと春牙さん! セ:1に1票だ!! マ:次はぷちさん。 セ:同じく1に1票! オ:次はれーちゃんだわっ! マ:1に1票! セ:次は斎藤由理さんとゆかりさん・・・ オ:できれば、一つのレスには1点限りが良かったかな・・・入れるの。 マ:ともかく、1に1票、2に1票。 セ:そしてringoさん。 オ:どれが本文かよく分からないんですけど・・・とりあえず、2に1票とな。 マ:では、結果は・・・!! オ:1に5票、2に2票! ぱんぱかぱ〜んっ! オ:1のダントツ勝利っ!! サクラたち:わーぱちぱちぱち・・・ セ:誰っ!? オ:気にするべからず。 オ:つーわけで、本文は1、『正義の仲良し四人組とゼロスが出てくる』ですな! サクラたち:おーぱちぱちぱち・・・ セ:・・・・・・・・・。 マ:では扇殿、本編を少し紹介してはどうかな? オ:をっ、ナイスそれ。じゃ、行くかな。 第三話までオリジナル街道ばく進中(笑)のストーリー。 テーマは『戦争』。 敵に落とされた祖国の復興を図るため、国の騎士達が反乱軍を立て、敵国を攻め入る! だが、その行く手を阻むのは、敵国だけでなく、謎の男。 反乱軍と同じく敵国を恨むその男の目的は、敵国だけでなく全ての世界の『滅び』! 反乱軍の一同は、祖国の復興のため戦う王家の者は、そしてなんでかリナ=インバース達は、一体どーなる!? 愛と友情、恨みと憎悪の強さを世に知らしめる、完全スペクタル・ノンフィクション戦争小説(嘘) ――――――――『DESERT』―――――――― 愛する者を失った者の恨み――『当然の報い』を受けるのは、誰か―――――――― マ:なんというか・・・・・・ セ:映画のノリ? オ:うん。カッコイイじゃん。 セ:・・・それだけ? オ:当たり前じゃん。 二人:・・・・・・・・・はぁぁぁぁぁぁぁぁ。 オ:なんだよそのため息はぁぁぁぁぁぁっ!!(泣) 二人:ともかく、本編どうぞっ! オ:勝手に話を進めるなぁぁぁぁっ!! ・・・続く。 |
11284 | 『DESERT』序幕 | 葵楓 扇 | 8/3-15:33 |
記事番号11283へのコメント こんにちは、扇です。 つーわけで『DESERT』。 意味は『当然の報い』。電子辞書あさってたら見つけたので採用された単語(爆) とまぁ、序幕です。ぷろろぉぐ、ってヤツですね。 昔の話です。戦争直前話。 とりあえずお楽しみいただけたら幸いです。 __________________________________ 『DESERT』 序幕 あの頃は平和だった。 王政国家“エルテナハ”。 私は、その国の王女だった。 兄が居た。 優しくたくましく、そして賢明な兄だった。 私には、本当は妹も居た。 妹は、まだ幼い頃に行方不明になった。 それから、何年も経っている。 誰も、生きているなど思っていない。 私も諦めている。 私の可愛い妹。 もうこの世には居ない。 私の母は妹を生むと、すぐ死んでしまった。 私は、父と兄と、沢山の城で働いている人たちと一緒に暮らしていた。 けれど、私は変わっていた。 女のくせに、剣を勉強して、魔法を習った。 女のくせに。 女のくせに。 女のくせに―――――――― あの日、私の生きる世界が変わった。 “エルテナハ”が落ちた。 私は、闇の底に落ちていく。 二度と這い上がれない、闇の底。 血の中。 いくら呼んでも、何も答えない。 何もない。 全てが私を殺そうとする。 ならば―――――――― ――――――――私が全てを殺してやる。 それが、当然の報いだから。 __________________________________ この王女コワイかも(笑) ともかく。 ストーリーのテーマ、『復讐』にでもするかな(笑) とりあえず、次回もよろしくです。 |
11288 | おばんです〜♪(謎 | せりあ E-mail URL | 8/3-17:05 |
記事番号11284へのコメント > こんにちは、扇です。 せりあです〜♪ おばんです・・・ってこんばんは、だったと思います。 ・・・たぶん(弱気 > つーわけで『DESERT』。 > 意味は『当然の報い』。電子辞書あさってたら見つけたので採用された単語(爆) あぁ、それ私もよくやりまふ・・・。 辞書は便利ですよね〜♪ > とまぁ、序幕です。ぷろろぉぐ、ってヤツですね。 > 昔の話です。戦争直前話。 > とりあえずお楽しみいただけたら幸いです。 戦闘シーンとかかっこよさそうです〜!!(わくわく。どきどき > この王女コワイかも(笑) いえいえ、かっこいいです!! 女の子にかっこいいっていうのもどうかもですけド・・・vv > このシリーズは、ちょっとタイトルに凝ってみます。 > 序幕っからイカレてるわタイトル(笑) おお〜(パチパチ 私いっつも副題適当になってます・・・・(汗 でも、なんか科白みたいでカッコイイと私は思うですけどネ♪ > ともかく。 > ストーリーのテーマ、『復讐』にでもするかな(笑) > とりあえず、次回もよろしくです。 はいは〜い!! せんちゃん(早速呼んでみる)のお話は毎回楽しみにしてます♪ 続き楽しみにしてます〜(^^) 自分も書かなきゃですわ・・・・・ ではでは☆ |
11309 | こんちゃな〜 | 葵楓 扇 | 8/4-16:08 |
記事番号11288へのコメント せりあさんは No.11288「おばんです〜♪(謎」で書きました。 >> こんにちは、扇です。 >せりあです〜♪ >おばんです・・・ってこんばんは、だったと思います。 >・・・たぶん(弱気 おばんです〜でいいんです〜 >> つーわけで『DESERT』。 >> 意味は『当然の報い』。電子辞書あさってたら見つけたので採用された単語(爆) >あぁ、それ私もよくやりまふ・・・。 >辞書は便利ですよね〜♪ でも、うちの電子辞書は『海』と入れても『Ocean』が出ない(笑) >> とまぁ、序幕です。ぷろろぉぐ、ってヤツですね。 >> 昔の話です。戦争直前話。 >> とりあえずお楽しみいただけたら幸いです。 >戦闘シーンとかかっこよさそうです〜!!(わくわく。どきどき かなり多いです、戦闘シーンは(笑) >> この王女コワイかも(笑) >いえいえ、かっこいいです!! >女の子にかっこいいっていうのもどうかもですけド・・・vv 女学校の運動系の部長とかやっている人とかって、バレンタインのチョコ貰うみたいですしね(話が違う) とりあえず、そんな感じで、女の人にカッコイイってのもあり。 >> このシリーズは、ちょっとタイトルに凝ってみます。 >> 序幕っからイカレてるわタイトル(笑) >おお〜(パチパチ >私いっつも副題適当になってます・・・・(汗 >でも、なんか科白みたいでカッコイイと私は思うですけどネ♪ なんか私、最近詩作りに凝ってきているので、こう言うの得意になってきた(笑) >> ともかく。 >> ストーリーのテーマ、『復讐』にでもするかな(笑) >> とりあえず、次回もよろしくです。 >はいは〜い!! >せんちゃん(早速呼んでみる)のお話は毎回楽しみにしてます♪ >続き楽しみにしてます〜(^^) >自分も書かなきゃですわ・・・・・ はいはーい、こっちも楽しみにしてまーす! >ではでは☆ ではでは、扇でした〜☆ |
11310 | 『DESERT』第一幕 | 葵楓 扇 | 8/4-16:26 |
記事番号11284へのコメント みなさんこんにちは、扇です。 第一幕。やってきましたわ。 ほんとにもう、この話、第三幕までスレキャラ誰も出ません。 気長に待って下さい(笑) というわけで、お楽しみいただけたら幸いです。 __________________________________ 『DESERT』 〜戦い慣れた躰に自分が脅える〜 第一幕 〜黒騎士〜 世界は今、混乱に沈んでいた。 中立を保っていた『四強』と呼ばれる四つの強力な国の一つ、“帝国リトリラトル”が『魔兵器ドール』と呼ばれる、魔力で動く人型殺人兵器を作り上げたのだ。 それにより『四強』の一つ、“王国エルテナハ”が落とされ、王と王妃は殺され、王家は途絶えたとされていた。 それを知った“神聖都市セイルーン”と“魔道国アールグレイ”は“帝国”に対抗して力を付けつつ、沈黙を守っていた。 そんな中、“王国”に、一つのレジスタンスが立ち上がった。 リーダーは、“王国”の騎士団長だったクルーザ=ラーラヴェン。 彼の指揮の元、“エルテナハ解放軍”は力を付けて行き、“帝国”を倒そうとしていた。 彼ら“エルテナハ解放軍”の希望は、“王国”の王家の生き残り。 国王と王妃は殺されたが、その三人の子供は、まだ生きている、とされていた。 “帝国”と“エルテナハ解放軍”はそれぞれ別な理由で、その三人の子供を捜していた。 “エルテナハ解放軍”は王家復興のため、“帝国”は王家絶滅のため。 そんな中、世界には別口の危機が起こっていた。 魔物達が突然凶暴化し、人々を無差別に襲いだした、という危機が―――― 「ミレニームッ!!」 エルテナハ解放軍リーダー、クルーザの叫びが響いた。 「早く、回復をっ!」 「分かってるわ、兄さん」 クルーザの妹、ミレニム=ラーラヴェンはそう答え、素早く回復呪文を唱えた。 「治癒(リカバリィ)!!」 すると、軍の負傷者のキズが癒えていく。 「ミレニムさん、前見ろっ!!」 軍のサブリーダー、クラヴィス=サリサラスの声に、ミレニムは手に持った杖を構えすぐに振り向く。 だが其処に居たのは獲物を見つけ嬉々としている魔物ではなく、辺りにその鮮血をまき散らして倒れ伏す息絶えた魔物だった。 「アーシュイア・・・助かったわ」 「礼は良いから、お前は早く兵の回復を」 無敗の賞金稼ぎと名高い、アーシュイアは冷たくそう言い放ち、剣を構え再び魔物へと斬りかかっていった。 “元”エルテナハ領地、現在はリトリラトルに支配されている地域、深い緑に覆われてその内は完全には把握されてないと言われる、サラリア森林。 その外れ、僅かに開けた場所となっている草原で、エルテナハ解放軍は近くの街の人々を苦しめている魔物退治をしていた。 「ふぅ、おっ疲れサン、ミレニムさんv」 “軍師”の二つ名を持つ、だが実質はタダの女好きのクラヴィスが、ミレニムの肩に手を置いた。 「クラヴィスも、お疲れさま」 「お、おう・・・」 そのクラヴィスの肩に手を置き、“聖騎士”クルーザは言った。 慌ててミレニムから手を離すクラヴィス。ミレニムは、この“エルテナハ最強の騎士”クルーザの妹なのだ。そうそう簡単に手が出せるものではない。 クラヴィス本人は、クルーザがそういう『イロコイザタ』と言うものに極端に疎いお堅い人間だとは知らずに、“ミレニムに馴れ馴れしくすると殺される”と思いこんでいた。 「アーシュイアも、お疲れさま」 「・・・・・・ああ」 クルーザに明るく言われ、だがアーシュイアは暗い声で答えた。 「なんだぁあいつ、ホント人付き合い悪いなぁ」 「仕方ない事よ」 クラヴィスの呟きに、“聖母”ミレニムは明るく答えた。 「あの人は、あの“黒騎士”アーシュイア。後ろめたい仕事をしてきた人だから、後ろめたくて自然に後ろめたくなっちゃうのよ」 「・・・ともかく後ろめたいんだな?」 「そーいうこと」 クラヴィスの言葉に、のほほんとミレニムは答えた。 「何か後ろめたくて後ろめたかったら、私に言ってくれればいいのに。とりあえず後ろめたい後ろめたさの懺悔の文句くらいは教えてあげられるのに」 「あいつは、そーいう人間じゃないと思うぜ」 足早に、勝利を分かち合っている兵士達の元を去るアーシュイアの後ろ姿を見て、クラヴィスは呟いた。 「まったく、なんで突然この“エルテナハ解放軍”に入ったりしたのかねぇ」 (くそっ・・・・・・) アーシュイアは、心の中で毒づいた。 (なんだって、オレがあんなヤツらと馴れ馴れしくしなきゃならないんだっ!!) アーシュイアは胸の内で叫び、自分の身体、姿を見下ろした。 紺のラバースーツに、黒の鎧。これは、自分のトレードマークともっており、二つ名の“黒騎士”もこれによるものだった。 腰までくる長い髪。その色は、エルテナハ人である証拠の紫が混じった黒。 (オレは・・・黒騎士、アーシュイア。人付き合いが悪くて、いつも暗い雰囲気で、そして無敗の賞金稼ぎ・・・・・・) そこで、アーシュイアは胸の内で訂正した。 (元、賞金稼ぎだ) 今の自分は、エルテナハ解放軍の一員なのだ。 あの憎き帝国リトリラトルを倒し、王国エルテナハを復興させるため、戦っている。 その為に、過去の自分は捨てた、今の自分が居る。 「きゃぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」 気のせいだろうか、真上から悲鳴が聞こえる。 アーシュイアはそう思い、上を振り向き・・・驚愕に固まった。 「きゃああああっ!!」 どしゃっ!! 上から少女が降ってきて、見事アーシュイアは下敷きとなった。 「いたたたたたた・・・・・・」 「痛いのはこっちだ・・・早くどけっ!!」 「ああああっ、すみませんすみませんっ!!」 アーシュイアが叫ぶと、慌てて降ってきた少女が上からどいた。 「何者だ、貴様」 「あ、あのその・・・わ、私の名前はトルテ=レーヴェル。この奥の村の者です」 「何故上から降ってきた」 「木登りしてたら、手を滑らせちゃって・・・・・・」 そう言って彼女・・・トルテは、「えへへ」と頭を掻いた。 「ほんっと、ごめんなさいっ! そうだ、私の村まで来て下さい、お詫びしますっ!!」 「そーいうわけにはいかない、軍のヤツらが・・・」 「はいはいっ、こう言うときは素直が一番っ!! ついてきてくださいっ!!」 「おい、ヤツらが待って・・・」 「さあさあ!!」 アーシュイアが文句を言おうとしたが、それより早くトルテはアーシュイアの手をつかみ立たせ、そのまま手を引いて駆けていく。 (な、なんだ、この馬鹿力はっ!!) アーシュイアが必死にふりほどこうとしたが、トルテはぎっちりとアーシュイアの手をつかんでおり、離さない。 「人に言うくらいなら、貴様が素直に人の話を聞けぇぇぇぇぇぇっ!!」 アーシュイアの悲鳴は、風の音しか聞こえていないトルテには届かなかった・・・・・・。 「はいっ、ここが私の村ですっ!」 「貴様の所有物ではないだろう、その表現は・・・」 「さあ、ダッシュで私の家へっ!!」 「間違ってる、といいたいんだが聞いちゃいないだろうなぁ」 「さあさあさあ! あ、そうだ」 村の中・・・何故か人が誰も居ないそこでトルテは突然立ち止まった。 「貴方、お名前は?」 「・・・・・・“黒騎士”アーシュイアだ・・・・・・」 「アーシュイアさんですかっ、ファミリーネームは?」 「・・・・・・無い」 それを聞き、トルテは目を見開いた。 ファミリーネームが無い、それは自らの住む土地を失ったか、家長が居ないか、のどちらかだった。 アーシュイアの口振りを聞いて後者と判断したのであろう、トルテは謝った。 「ごめんなさい・・・」 「別に・・・気にしてないから」 アーシュイアはそこで、笑みを浮かべた。 冷たい笑いだった。 「オレは、両親と、両親を殺したヤツに感謝しているのさ」 「なっ・・・」 「オレに、『復讐』という生きる希望を与えてくれたからな」 それを聞き、トルテは(こんな人連れてくるんじゃなかったかも知れない・・・)と心の中で呟いた。 「ところで、何故この村には、誰も居ない?」 「みんな隠れてるんですよ、人間が珍しいから」 「・・・・・・は?」 アーシュイアが思わずそう呟いたが、トルテは答えず、 「さあ、私の家へっ!!」 と、再びアーシュイアの手をつかみ駆けていった。 「貴様、他人から『自分勝手』と言われたことはないか?」 「特にないですけど?」 トルテの家、という木造の建物の中に入り、アーシュイアは呟いた。 「あ、でも友達の一人に『猛進トルちゃん』って言われたことならありますけど」 「・・・常識人は一人だけか・・・・・・」 その可愛らしい作りの室内で、トルテはアーシュイアに椅子を勧めた。 「アーシュイアさん、紅茶とコーヒー、どっちが好きですか?」 「・・・コーヒー」 「ブラック? シュガー?」 「・・・・・・砂糖たっぷりのヤツで」 「意外ですね」 言われたとおりのコーヒーを作りながら、トルテは小さく笑った。 「アーシュイアさん、その格好と同じでブラックのコーヒーが好きだと思ってました」 「人を外見で判断する人間は嫌いだ」 「いや、好き嫌いの問題じゃないと思うんですけど」 アーシュイアに言葉に、トルテはほくそ笑んだ。 「けど、やけに村が静かですね。私が人間を連れてくると、最初は脅えてるくせにすぐ窓に集まって見に来るのに」 「・・・この村、珍獣パークか?」 「似てますね」 アーシュイアの、冷や汗と一緒に放たれた言葉に、トルテは笑って答えた。 「さっき言った友達のペットはニシキヘビですから」 「帰る」 「あああああっ、ちょっと待って下さいよぉぉぉっ!!」 立ち上がったアーシュイアを、無理矢理トルテは椅子に座り直させた。 「マントヒヒ飼ってる子は居ませんから、落ちついてっ!!」 「そーいう例えするなっ! かなり不安になるからっ!!」 「けれど、本当に静かすぎです」 「話逸らすなよ」 トルテが突然シリアスに言い、アーシュイアが言うが聞いていない。 トルテは出来たコーヒーをアーシュイアの前のテーブルに置き、クリーム色のケープを羽織った。 「ちょっと気になるから、見てきます」 「オレも付いていこう」 アーシュイアがそう言って立ち上がった。 トルテは、すぐ隣の家の扉をノックしたが、反応が無くてその扉を開けた。 「ミュア、ミュア!?」 何度も呼んだが、反応はない。 「ソイト、クルーゼ、アーリス、オスカーっ!! 誰か、返事してっ!! どうして誰も居ないの、みんなで私を騙すつもりなの!?」 トルテが上空に向けて叫んだが、依然反応はなかった。 「どうしたの・・・? ねぇ、みんな・・・・・・」 泣き声になりつつ、トルテは呟いた。 「・・・! あれは・・・」 アーシュイアが、道の遠くに人影を見つけ、呟いた。 「あれは・・・ミュウさん、ミュウさんっ!!」 トルテが呼び、ミュウと呼ばれた者はこちらへと走ってきた。 「トルテ、ああ良かった・・・貴方は無事だったのですね」 「無事って、何があったの? ミュウさんっ!!」 「それは・・・」 ミュウはそう言って、アーシュイアの方を向いた。 「この方は?」 「あ、ああ、この方はアーシュイアさん。私が木登りをしているとき、会ったの」 さすがに、『落ちてつぶした人』とは言わずにトルテは答えた。 「木登り・・・それで助かったのですね・・・」 「そ、それはいいからミュウさ・・・・・・」 そう言って、トルテはアーシュイアを見た。 「アーシュイアさん? 何固まってるんですか?」 「こ・・・・・・この女は・・・・・・?」 アーシュイアは動揺しながら、何とか言った。 「ああ、この人はミュウ=ラプンツェルさん。この村の長老様なんですよ」 「そ、そんな事を聞いてるんじゃないっ!!」 アーシュイアは叫んだ。 「なんで・・・この女は耳がとがってて、肌が浅黒くて、背中にコウモリの羽根が生えているっ!?」 「そりゃ、サキュバスなんですから当たり前ですよ」 「サキュバス!? あの、『女淫魔』か!?」 「そーいう下品な呼び名は止めて欲しいですね」 ミュウが、心外とばかりに答えた。 「この村の人は、みんなエルフかサキュバス、インキュバス、他はジャイアントか精霊達ですからね」 「なんだよ、ホントの珍獣パークじゃないかっ!!」 ミュウの言葉に、この世の終わりが一気に来たとばかりにアーシュイアは叫んだ。 「そんなことよりトルテ、アーシュイアさん」 「一言で終わさないで欲しいんだが」 だがアーシュイアの言葉は無視して、ミュウは答えた。 「この村に今、空前の大ピンチが起こっています。私と貴方以外の村人が、全員変な男にさらわれてしまったんですっ!!」 「えええええええええええええええええええっ!?」 「その男はホントの珍獣パークを作るつもりか?」 アーシュイアは呟いたが、トルテの叫びにかき消されて、彼女たちには届かなかった。 ▽To Be Continued! __________________________________ また書きました。『とべこんてにゅー』(笑) 意外にこの話、ギャグありです。 とりあえず今回のテーマは珍獣パークかなぁ(笑) あと、『第○幕』の上、タイトルの隣の一文は副題中の副題です。あんま気にしないで下さい。 この話キャラ多いので、毎回簡易登場人物紹介でもします。 名前 二つ名 こんなヤツ ☆アーシュイア 黒騎士 謎に包まれた元賞金稼ぎ。 ☆トルテ=レーヴェル 炎の魔女 人外の住む村の唯一の人間。 ☆クルーザ=ラーラヴェン 聖騎士 元エルテナハ王国の騎士。解放軍リーダー。 ☆ミレニム=ラーラヴェン 聖母 クルーザの妹。一流の僧侶。 ☆クラヴィス=サリサラス 軍師 元エルテナハ王国の軍師。女好きなだけ。 ☆ミュウ=ラプンツェル 黒の鎖縛 村の長老、サキュバス。 今は一行ですむけれど、そのうちアメリアを初めとする王家のヤツらっちゅう名前が長い連中が出てきたら、一人二行にします。 しかし気づいたら、まだ本文中にトルテとミュウの二つ名出てないなぁ(笑)ま、いっか。 この村の人の二つ名はみんな『○の○○』って形式だな、そういえば・・・。 このシリーズの元ネタといえる物紹介。 パソコンゲーム『ウルティメイト・スペル』というものと、SFCでもPSでもサターンでも出てるゲーム『タクティクス オウガ』。 この二つっきりです。FEはやってません。 キャラ&ストーリー元ネタは『スペル』、戦闘システム(?)とストーリー展開は『オウガ』です。 この二つが無きゃ、この話はこんな物にはならなかったので感謝。 ただ、一言言うのは・・・パクリじゃない、ってことだけです。 つーわけで、続く。 |
11339 | 『DESERT』第二幕 | 葵楓 扇 | 8/7-15:35 |
記事番号11310へのコメント みなさん今日は、扇です。 何とも言えない第二幕。 次回から戦闘シーンてんこもり。 ともかく、お楽しみいただけたら幸いです。 __________________________________ 『DESERT』 〜二人の魔女の鼓動〜 第二幕 〜炎の魔女〜 「この村の人が、みんな変な男にさらわれちゃったんですっ!!」 「えええええええええええええええええええっ!?」 ミュウの言葉に、トルテは大声で叫んだ。 「あのミュアもっ!? “氷の魔女”ミュアもおとなしく捕まったんですかっ!?」 「わかりません・・・私は魔法で気絶させられていましたから」 ミュウは悔しげに呻いた。 「その変な男は、呪縛魔法でみんなの動きを封じて、捕まえていったんです。ただ私は、自慢ですけどこの村最強の術者ですから、その男の魔法を防いだんです」 さらっと余計な一言を言いつつも、ミュウは言葉を続けた。 「けれど、そのかわり男が不意打ちで私に掛けた催眠呪文で・・・! 私がかなりの術者と知ったため、男は私に恐れをなして、私だけ捕まえずに去っていったんです」 本当に恐れをなしたのだろうか、とアーシュイアは心の中で考えた。 「お前、その自称最強なんだから、その男を捕まえようとか考えなかったのか?」 「もちろん考えましたとも」 アーシュイアの言葉にミュウは胸を張って答えた。 「けれど、その男は明らかに私より強かったから」 「ダメだこの村のヤツら珍獣パーク行きだ」 「しかーしっ!!」 再びアーシュイアの言葉を無視し、ミュウは声をあげた。 「その男の特徴を、私はきっちり覚えてますっ!」 「ど、どんな男でした!?」 トルテが、身を乗り出して叫んだ。 「真っ黒づくめで顔すら見えない男でした」 「全然ダメじゃん」 突然冷静な声をトルテがあげた。 「ああミュアっ、それとその他大勢っ! 無事かしらっ!!」 「無事じゃないか? 今のところは」 アーシュイアの言葉に、トルテとミュウはアーシュイアを見つめた。 「その男がこの村人の虐殺などを狙っていたのなら、この村は今頃死体の山になっているだろうさ。だが、その男は一人も殺さず・・・眠っていて無防備なミュウすら殺さず、村人の動きを止めて・・・つまり抵抗されて傷つけないために呪縛魔法を使い、男は村人を連れ去っていった」 そこで、「分かるか?」とアーシュイアは二人に質問した。 「そんな手の込んだことをする理由、それはつまり、この村人を何かに使うため連れ去ったんだ」 「な、何かって何ですか?」 「さあな。本当に珍獣パークのためかも知れないし・・・一番有力なのは、生贄ってセンだな」 「い、いけにえ〜〜〜〜〜っ!?」 トルテが叫び、アーシュイアの襟元をつかんで、例の馬鹿力でガクガク揺すった。 「い、生贄って、あの、真っ暗い洞窟の奥で、地面に六紡星の魔法陣を書いて、大きな釜の中で闇鍋する、アレですか!?」 「それって、邪悪系の儀式だと思うんだが」 「その鍋に人入れたりすれば、立派な生贄ですっ!!」 まぁ間違って無くもない気がしないでもないからほっとくか、とアーシュイアは心の内で呟き、ミュウを向き直った。 「で、お前らはこれからどうするつもりだ?」 「・・・・・・・・・・・・え?」 ミュウはそう問われ、トルテを見た。 「・・・・・・どうします?」 「どーしますって言われても・・・・・・そうだっ!」 今度はトルテがアーシュイアの方を向いた。 「アーシュイアさん、確か此処に来る途中、軍がなんたらって言ってましたよね、だとしたら男の情報がつかめるかもっ! 私たちを連れていって下さいっ!!」 「・・・お前、オレの言葉聞こえてたわけか・・・?」 アーシュイアは呟き、言い返した。 「断る、赤の他人を俺たち軍の情勢に巻き込みたくない」 「大丈夫です、私たちの村の事件に巻き込んだりはしません!」 「お前やっぱり俺の話聞いてないだろ」 「お願いですからっ!」 トルテが、ミュウの頭を手で押さえつけながら、自分の頭も下げた。 「お願いします・・・ミュアは私にとって妹みたいな子なんです、絶対助けたいんです・・・!!」 「私からもお願いします」 ミュウはトルテの手を払い、自ら頭をさげた。 「私は、邪式の儀式については、全然詳しくないんです。もし村人が生贄に使われるようなことがあったら、手の打ちようがないんです・・・軍と言うからには、僧侶や神官が居るでしょう? そう言う方なら、詳しいでしょうから・・・」 僧侶や神官は、破邪の法を使うため、相対する邪式の儀式についても詳しいのだ。魔法の理論をしっかり把握しなければならないから。 「・・・しょうがない・・・連れて行くだけ、連れて行ってやる」 「やったぁっ!」 アーシュイアの言葉に、トルテは飛び跳ねて喜んだ。 「だが、その後については、一切知らないからお前らで勝手に助けに行けよ」 「えええええっ、さっきは、『今後の世話は全部見てやる、お前らをちゃんといい男に嫁がせてやる』って・・・・・・」 「言ってない言ってない」 トルテが勝手に暴走して言った。 『猛進トルちゃん』は事実だなぁ、とアーシュイアは再び思った。 「とりあえずお前ら、付いてこい」 「アーシュイアーっ!」 「どこ行ったのー?」 サラリア森林の草原で、クルーザとミレニムは叫び、アーシュイアを探していた。 「突然ふらりと現れたんだ、突然ふらりと消えてもおかしくないと思うけど?」 「そんな・・・やっぱり昨日、私が失敗したサラダ食べさせちゃったせいかしら・・・緑色って事でコケを入れたのが駄目だったかしら」 「・・・そりゃ逃げ出したくなるかも・・・・・・」 クラヴィスに返して言ったミレニムの言葉に、クラヴィスは今初めてアーシュイアに同情した。 「おい、クルーザ」 「あっ、アーシュイア。ちょうど良かった、今君を捜してたんだ、一緒に捜して・・・・・・え?」 突然隣から掛けられたアーシュイアの言葉に、クルーザはついとぼけた声を出した。 「アァァシュイアっ!! 捜してたんだぞっ!!」 「すまん」 アーシュイアはそう言って、後ろに控えているトルテを指さした。 「こいつに連れて行かれてな」 「そっか・・・・・・心配したんだぞ、無事なら良いが・・・・・・」 クルーザは、本当に心底心配したように言って、アーシュイアはもう一度謝っておいた。 「お前ら、この優男が、オレ達“エルテナハ解放軍”リーダー、“聖騎士”クルーザ=ラーラヴェン。性格まで優男だが、剣の腕だけは立つ」 「アーシュイアぁ、それってもしかしてけなしてる?」 「誉めてやっているつもりだが。まぁともかく、戦闘中のお前ほど機敏で判断力のある剣士は珍しいからな」 「ふぅぅん・・・」 本当に、戦闘中とは打って代わった声で、クルーザは呟いた。 「ところで、後ろのお二人は? 可愛いショートカットの女の子と、なんか変わったファッションの人」 「そ、その人・・・もしや、サキュバス!?」 クルーザの言葉の直後に声を出したのは、ミレニムだった。 「ああ。歴史初、最もとぼけたサキュバスだが」 「それは明らかに誉めてませんね」 ミュウが呟いたが、アーシュイアは無視した。 「とりあえずこいつらはおいといて、と・・・この男はクラヴィス、タダの体力馬鹿」 「貴様ぁぁっ!!」 「この女はミレニム。クルーザの妹で、我が軍の中で最高の僧侶だ。こいつに、例の話を聞け」 クラヴィスを無視して、アーシュイアは紹介を進めた。 「こっちのショートカットの女はトルテ、後ろのコウモリ女はミュウ」 「初めまして」 「・・・コウモリって・・・・・・」 紹介され、トルテはお辞儀をして、ミュウは呟いた。 「初めまして。例の話って何かしら?」 「あのですね・・・」 ミレニムに問われ、トルテはおとなしく答えた。 「そう・・・それは大変ね」 トルテの話を全て聞いて、ミレニムはそう呟いた。 「私たちで力になれることがあったら、何でも言って。出来る限り、協力するわ」 「ありがとう、ミレニムさん」 すっかりうち解けたらしく、ミレニムとトルテは仲良さげに話していた。 「けど、アーシュイアにもイイとこあんじゃんか」 「うるさい黙れ脳みそ筋肉」 「なんだとぉぉっ!?」 クラヴィスに茶化され、アーシュイアは静かに言った。 「あの・・・・・・」 クルーザの元に、ミュウが寄ってきた。 「あのぅ、クルーザさん。お願いがあるんです・・・」 「何ですか? 力になりますよ」 クルーザが、『エルテナハの女性100人が100人、最高と答えた笑み(ミレニム談)』を浮かべてミュウに答えた。 ちなみにクルーザは、この笑みが女性を虜にしている、などと言うことにはもちろん気づいていない。 「あの子を・・・トルテを解放軍で引き取って下さいっ!!」 「何ぃぃぃぃっ!?」 ミュウの言葉に悲鳴を上げたのは、隣で聞いていたアーシュイアだった。 「クルーザ、これは罠だ。もし言うとおりにしたら、あの女に骨までしゃぶられるぞっ!!」 「昔のそのテの漫画みたいな台詞言わないで下さい」 どのテなのかはよく分からないが、ミュウが心外とばかりに言った。 「あの少女のこと・・・気づきましたか? 彼女は・・・人間なんです」 「たしかに、耳を見れば分かりますね」 クルーザの言うとおり、トルテの黒髪のショートカットの隙間から見える彼女の耳は、とがってはなく丸かった。 「彼女は、今から12年前、突然私たちの村の近くで倒れていました。助けて介抱をしたのですが、彼女は記憶を失っていて、自分の名前すら分からない状態でした・・・」 ミュウは、遠くを向いて語った。 さも、『これが長い話なんだよなぁ』とばかりに。 「私たちは村の掟で、村に人間を住ませてはならないとされていました。そこで私は条件を出しました、『彼女が15歳になるまで、この村に住ませてあげよう』と」 「そうですか・・・」 脳みそ単純男(アーシュイア談)のクルーザは、純粋にトルテを同情した。 「今年、彼女は十五歳になりました。あ、なんで分かったかって言うと、カンなんですけど」 ミュウは最後に、『何となく怪しい台詞』をくっつけつつも、言った。 「お願いです、彼女には私が魔法の手ほどきをしていますから、解放軍の役に立ってくれると思います。・・・と言っても彼女、魔法の才能はあるのに何故か治癒(リカバリィ)くらいしか使えないんですけど・・・お願いです、彼女を・・・」 「ダメだっ!!」 アーシュイアが割り込んできた。 「オレたちがやっていることは、殺し合いなんだ。・・・だからお前らをここに連れてくるのが嫌だったんだ・・・」 「・・・アーシュイア」 ぶつぶつ文句を言うアーシュイアの両肩に手を乗せ、クルーザは真剣な顔で言った。 「困ってる人は助けてあげないと」 「オレだって困ってるっ!!」 「けれどアーシュイア、彼女は私たちのことを知ってしまったわ。このまま野放しにするのは危険よ」 「ミレニムまでっ!!」 どこからか出てきたミレニムまで会話に加わってきて、とうとうアーシュイアは叫んだ。 「勝手にしろっ、そのガキが気づいたら死んでいた、ってことになってもオレは知らんぞっ!!」 「アーシュイアさん・・・」 後ろを向いて、拗ねてその場を去っていったアーシュイアの後ろ姿を見て、トルテは呟いた。 「・・・怒らせちゃいましたね・・・」 「良いんだ、どうせすぐ機嫌をなおしてくれるさ」 クルーザはそう言って、落ち込んだトルテに微笑み掛けた。 「アーシュイアは優しいからね」 「あいつが優しいぃぃ? クルーザ、お前目と頭は平気か?」 クラヴィスが言ってきたが、完全に無視された。 これは、アーシュイアの悪態より堪えたらしく、クラヴィスまで後ろを向いて拗ねてしまった。 「ふんだ、オレなんて・・・・・・」 「あらトルテ、変わってるわね。貴方、左手にだけ革手袋してるじゃない」 ミレニムが言った。 「どーせオレは、ミレニムさんに回復して貰った回数が一番多いさ・・・・・・」 「あ、これは・・・私左手には変な痕があって、たぶん記憶を失ったときのせいだと思うんですけど・・・見て気分が良いものじゃないから、隠してるんです」 「そう、大変ね・・・」 「ふんだ、のの字書いてやる・・・あ、地面草だらけだ」 「クラヴィス、うるさいから戻ってこい」 クルーザにそう言われ、クラヴィスは相手にされたのが嬉しかったらしく、子供のように顔を明るくして立ち上がった。 「ところでミュウさん、貴方はこれからどうするんですか?」 「私は、知り合いの精霊の所などを回って、情報を仕入れてきます・・・・・・」 そう言って、ミュウは翼を羽ばたかせ宙に浮いた。 「みなさん、それではトルテは任せました!」 「さよーならー」 去っていったミュウの後ろ姿に、トルテは手を振った。 「じゃあ、みんな。アジトに撤収だ! 次の計画を立てる!」 クルーザがそう言い、兵士達は一気に活気づき騒々しくなった。 (ミュア・・・無事でいて・・・・・・) ミュアと対比とされ、“炎の魔女”と呼ばれるトルテは、その光景を見つめながら心の中で呟いた。 ▽To Be Continued! __________________________________ 次回、アメリア&ミュア&謎の男登場。 全員ちょっとずつ(笑) 今回は登場人物紹介は無し。前回と全く同じ。 というわけで、続く。 ではでは、扇でした〜☆ |
11360 | 遅くなりました・・・ | れーな | 8/8-14:15 |
記事番号11339へのコメント どもお久しぶり!れーなです! コメント遅くなりましたね〜・・・すみません。 題名みた瞬間、「砂漠ッ?!」とか思ってしまったあたし(爆) えと・・・当然の報い?だっけ? そんな意味もあったのね・・・ オリジナルですねぇ、最初。うれしーからいいけど♪ えっとそーねぇ、まず読んで思ったのは・・・ アーシュイアってなんかゼルと相性良さそう・・・(爆) 観点ずれてるか(笑) なんかゼルみたいな役回りやん、とか思ってしまったのでした・・・ あたし的にはトルテちゃんお気に入りですね〜♪ あの人の話を聞かない性格がいい(笑) 次回からアメリアと謎の男(ゼロス君?)が出てくるっちゅ−事で♪ 楽しみにしておりますvv でわでわ、れーなでしたっ☆ |
11364 | ふにゃっ!(柔らかい感じ) | 葵楓 扇 | 8/8-23:19 |
記事番号11360へのコメント れーなさんは No.11360「遅くなりました・・・」で書きました。 >どもお久しぶり!れーなです! >コメント遅くなりましたね〜・・・すみません。 いえいえ、コメントくれただけで嬉しいっス。 >題名みた瞬間、「砂漠ッ?!」とか思ってしまったあたし(爆) >えと・・・当然の報い?だっけ? >そんな意味もあったのね・・・ そんな意味もあったようです・・・ >オリジナルですねぇ、最初。うれしーからいいけど♪ はい、第五幕からはリナが暴走しています(笑) >えっとそーねぇ、まず読んで思ったのは・・・ >アーシュイアってなんかゼルと相性良さそう・・・(爆) >観点ずれてるか(笑) >なんかゼルみたいな役回りやん、とか思ってしまったのでした・・・ 実質、ゼルより不幸ですが(笑) たしかに、『魔法剣士で(魔法使えるのだ)不幸で観点ズレてて・・・(以下略)』・・・ゼルに似てるなぁ(笑) >あたし的にはトルテちゃんお気に入りですね〜♪ >あの人の話を聞かない性格がいい(笑) 猛進トルちゃんですから(笑) >次回からアメリアと謎の男(ゼロス君?)が出てくるっちゅ−事で♪ >楽しみにしておりますvv はい、楽しみにしてくれて嬉しいですvv ゼロス君は、仲間キャラの中では一番最後に登場します(爆) 一番最後に仲間になるのはミュウですが。 >でわでわ、れーなでしたっ☆ ではでは、扇でした〜☆ 感想ありがとですっ! |
11413 | 『DESERT』第三幕 | 葵楓 扇 | 8/10-20:24 |
記事番号11339へのコメント こんばんちゃ。扇です。 来た・・・来た来た来た来たッ!! とーとー、アメリア登場ッす。 なんとも言えないです。だって出番ごくちょっとなんだもん(爆) とりあえず、次回活躍お見のがし無くって感じ。 それでは、お楽しみいただけたら幸いです。 __________________________________ 『DESERT』 〜確実に守り抜けるただ一つの方法〜 第三幕 〜屍霊使い〜 「今我々が置かれている状況下を再確認するっ!」 クルーザが叫び、武装した兵士達が騒いだ。 「今我々は元エルテナハ領地、現リトリラトル領地の都市ヴィリーブルへと来ている。目的は、この都市の占領、奪回だ!」 「おおおおおお!!」 兵士達が活気づき、喚きだした。 「そして徐々に我々は南下し、最後は“帝国リトリラトル”首都リトリラトルへと向かう!!」 「頑張りましょうね、アーシュイアさん!」 「・・・ああ」 (あの二人、なんだかんだ言っても仲良さげじゃない) よく見すぎているのか、はたまた全然何も考えていないのか、トルテとアーシュイアの会話を聞いてミレニムは心の中で微笑んだ。 「トルテちゃんは私と一緒に後列よ。アーシュイア、クラヴィス、しっかり護ってちょうだいね」 「・・・了解」 「もちろん、命に代えてもお護りしますぜっ、ミレニムさんっ!!」 相変わらずのアーシュイアと、相変わらずのクラヴィスだった。 「よし・・・・・・突撃ーーー!!」 クルーザの声に、兵士達は剣を構え、数百メートル先に見える魔兵器ドールへと駆けていった。 「うぇっ・・・・・・」 その燦々たるありさまに、思わずトルテは呻いた。 ボロボロにされたドール、そして虚しく散った軍の兵士。 血と、ドールのオイルが辺りに広がり、人型であるせいで兵士だけでなくドールまでが人間の死体に見えてくる。 「やっぱり、突然の実践は刺激が強すぎたかしら・・・・・・」 おろおろとしながら、ミレニムが呟いた。 「けどミレニムさん、戦いは経験です。ほっといても、こういうものは慣れるもんじゃありませんよ。これを克服できなければ、死あるのみです」 「あら、珍しくまともなコト言うのね、クラヴィス」 「ミレニムさぁぁぁぁん」 ミレニムのキっツい一言に、やはりクラヴィスは涙を流した。 「私は・・・大丈夫です」 思わずうずくまっていたトルテが立ち上がった。 「人の死を見ないために・・・私は、魔法を唱えるんです」 「分かってくれて嬉しいわ、トルテちゃん」 ミレニムが、姉の気分で言った。 「アーシュイア、大丈夫か?」 「オレを誰だと思ってる?」 「そうだな、心配するほどの者じゃない」 アーシュイアの冷たい言葉に、だがクルーザは微笑んで答えた。 「けど、やけにドールの数が少ないな・・・こりゃ、何かあるな」 クルーザがそう呟いた、その時だった。 「ぅあああああああああああああああっ」 語尾が大きくなる、断末魔の悲鳴が耳に届いた。 「だ、大丈夫か!?」 慌てて後ろを振り向いたが、そこにドールの姿はなく、倒れ息絶えた兵士しか居なかった。 「一体・・・何が・・・? ま、まさか!」 クルーザがそう呟いた、その時だった。 「氷の矢(フリーズ・アロー)!!」 魔法を唱える声と、飛んできた凍り付く矢。 それをなんとか、クルーザはすんでの所で避けた。 「そうか、帝国魔道士か・・・たしかに、魔道士一人居ればドール10人分にはなるな。ドールは、自分が倒されるか相手が全滅するかまで戦い続ける、考えぬ兵士だから」 考える、それが戦場では最も大切なことの一つだった。 「ミレニム、それかトルテちゃんっ! 治癒(リカバリィ)を急いで!!」 「は、はいっ!!」 クルーザにそう言われ、トルテが慌てて前進して、呪文を唱えた。 「アーシュイア、気を付けろ。あの帝国魔道士、かなりの使い手だぞ」 「本当にそうか?」 アーシュイアは不敵に微笑み、呪文を唱えた。 「影縛り(シャドウ・スナップ)!!」 共にナイフを投げ、目の前にいた帝国魔道士に呪文を掛けた。 とたんに、その身体が動かなくなる。 「悪いな、オレは黒騎士。魔法もちょっとは使えるんでな!!」 そう言って、アーシュイアはその魔道士の首を撥ねた。 だが、聞こえてきたのは首が大地に落ちるドサっとした音ではなく、カランと高い音だった。 「何!?」 その魔道士を見ると、その正体は、魔道士のローブを纏った囮のドールだった。 「ほら、かなりやるって言っただろ?」 クルーザの声が聞こえてきたが、コケにされプライドが傷つけられたアーシュイアの耳には届かなかった。 「ぜぇぇぇぇぇったい、あの魔道士オレが殺ぉぉぉぉすっ!!」 「はいはい、気を付けろよー」 本物の魔道士(呪文を唱えているから、少なくとも人間)を見つけたアーシュイアは、剣を構えて駆けていった。 そう簡単に死にはしないだろう、と分かっているクルーザは、笑顔でそれを見送った。 そして、それを見てトルテは、こんなとこ入るんじゃなかったかも、と思った。 「恨むんなら、自分の不幸を恨みな!!」 アーシュイアがそう叫び、剣を前に構えた。 だが・・・・・・ 「炎の矢(フレア・アロー)!」 (なっ・・・此処でっ!?) 超至近距離で魔道士は呪文を唱えた。 自分が巻き込まれるの覚悟で放った、捨て身の戦法だった。 「ぐぁああああああっ!!」 身体の、スーツと手袋の間の素肌が出ているところに喰らい、アーシュイアは悲鳴を上げる。 だがそこで引かず、斬りかかるのもアーシュイア。 一瞬で、その魔道士の首を撥ねた。 「くっ・・・・・・そっ!」 「アーシュイアさんっ!!」 腕を押さえうずくまったアーシュイアに、トルテは駆け寄り呪文を唱えた。 「大丈夫か、アーシュイア?」 「ああ・・・大したことはない」 クルーザの言葉に、アーシュイアは短く答えた。 「見ろ・・・もうドールの残りが少ない。後一息だ。お前はオレなんか気に掛けるより、あいつらをさっさと何とかしろ」 「分かった」 アーシュイアの力強い言葉に、クルーザは剣を手に素早く従った。 「はぁぁぁぁぁぁっ!!」 気合い一閃、すぐそこで統率を失いうろちょろしていたドールを斬り倒す。 「やっぱ、剣の腕だけは良いな・・・」 その様子を見て、アーシュイアは呟いた。 「勝った・・・か!」 クルーザの声に、兵士達は血塗られた剣を掲げ騒いだ。 「・・・どうして?」 トルテの声は、ミレニムにのみ届いた。 「どうして、皆さんは・・・人を殺して喜べるんですか?」 血塗れの剣が、トルテには異形の存在に見えた。 「トルテちゃん・・・よく聞いて」 ミレニムがかしこまって言った。 「これは、戦争なの。戦争は・・・きれい事じゃすまないの。戦争で綺麗で終わりを迎える人なんて、居ないのよ・・・・・・」 その言葉に、トルテは涙が出そうだった。 「戦争で綺麗には終われない・・・か。良いことを言うな、僧侶」 その言葉に、ミレニムは宙を仰いだ。 上から、声が聞こえたのだ。 そこには、黒いマントを頭からすっぽり被った、あからさまに怪しい男が・・・浮いていた。 「真っ黒づくめの顔さえ見えない男・・・・・・まさか・・・・・・?」 トルテは、小さく呟いた。 「貴様ら、エルテナハ解放軍だな」 「・・・そうです」 ミレニムが答えた。一瞬ためらって。 その異変・・・男が放つ異様な邪気に、クルーザも駆けてきた。 立ち上がったアーシュイア、剣ではなく斧・・・バトル・アックスを構えたクラヴィスも後に続いた。 「何者だ?」 「ふふふふ・・・・・・」 男は、マントを翻させた。 顔が見えた。 整った、細面の男。 黒い・・・アーシュイアと同じ、紫の混じった黒の髪。 「ま・・・さか・・・!?」 アーシュイアが、思わず声を枯らして呟いた。 「これを見てくれれば、私が何者か、くらいは・・・分かってくれると嬉しいのだがな」 まるで闘牛士のように、男はマントを広げた。 それを翻させる。 その先には・・・・・・ 山と存在する、ゾンビの群だった。 「ミュア――――!!」 トルテの声が、その場に響いた。 「ミュア・・・ミュアでしょ、ミュアっ!!」 そのゾンビの中心にいる、肌が土気色の、まるでキョンシーのような少女を、トルテは一心に呼んだ。 「ミュア? あの少女が、お前の言っていた・・・・・・」 アーシュイアが、記憶を探り呟いた。 「私の村からさらわれた・・・貴方なのね、ミュウさんを気絶させて、村の人をさらったのは!!」 トルテは、宙に浮き平然としているその男を向いて叫んだ。 「一体、村の人を・・・ミュアをどうするつもり!?」 「私の道具として、動いて貰うのさ」 男は平然と、さも当然とばかりに言った。 「帝国を滅ぼすための駒としてな!」 「帝国を?」 クルーザは聞き返した。 「ならば、我々レジスタンスと手を組み、共に滅ぼそうぞ!」 「いや・・・・・・」 男は、小馬鹿にしたように笑った。 「帝国を滅ぼした次は四強を、そして貴様ら、いや世界全てを滅ぼす!!」 「何!?」 クルーザが意外そうな顔で声をあげた。 「貴様らは、ここであの屍霊使いとゾンビどもに殺されるがいい・・・もっとも、あの屍霊使い達の方が死んだところで、私には痛くも痒くもないがな!」 「最悪な使い方・・・してくれるじゃねぇか!」 正義感が人一倍強いクラヴィスが、怒りを現し叫んだ。 「はーっはっはっはっ・・・・・・」 男はマントを翻し、笑い声を上げながらその場を去っていった。 「ミレニムさん・・・どうする!?」 こう言うことに詳しいであろう、ミレニムにクラヴィスは仰いだ。 「きっと彼女は、邪式の術で操られているのよ・・・素早く、強力な破邪の儀式で助けてあげなければ、身も心も邪悪に染まってしまうわ!」 「お願いです皆さん、ミュアを、ミュアを・・・助けて!」 トルテが叫んだ。 「もちろんだとも・・・たとえ帝国を滅ぼそうとする同士であろうと、こんな悪質なやり方、許されるはずがない!」 クルーザがそう言ったときだった。 「話は全て聞かせて貰いましたっ!」 「・・・・・・へ?」 上から・・・隣の崖の上から、声が聞こえた。 「そうです、悪を許してはいけません! 私にも協力させて下さい、レジスタンスさんっ!」 少女の声だった。 「とうっ!」 ばさばさとマントをなびかせ、彼女はその場から思いっきり飛び降りた! ずべしゃぁぁぁぁっ!! そして、超派手な音を立てて墜落した。頭から。 「うあ・・・これは駄目だろ、助からないって」 思わず顔を背け、クラヴィスが呟いた。徐々にゾンビが迫る中。 「はあっ!」 と思ったら、少女は勢い(何の勢いかは分からないが)で立ち上がった。 その顔は、クルーザには見覚えがあった。 「せ、セイルーンの・・・アメリア姫!?」 ▽To Be Continued! __________________________________ 扇 :アメリアぁ。出たにょ。 琴乃:出ましたねぇ。落ちましたねぇ。 扇 :落ちた。出た。ダメだこりゃ。 琴乃:・・・・・・。ところで、登場人物紹介は・・・・・・ 扇 :今回はナシ。次回、ミュアとアメリアの正式な登場なので、その時に・・・・・・ 琴乃:んではではっ! 扇 :次回へ続くのらっ☆ |