◆−夢と疑念と憤りと・・・・・・(そーは見えないガーヴァル?)−葵楓 扇(8/7-22:17)No.11348
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11348夢と疑念と憤りと・・・・・・(そーは見えないガーヴァル?)葵楓 扇 8/7-22:17



 みなさんこんばんは、扇です。
 大募集第二弾も書いたし、『DESERT』第二幕も送ったし、今日は一段落つきました。
 つーことで、某サイトの掲示板で書いたガーヴァル。
 ダブル疑問形(爆)
 いや、マジでそーは見えないから・・・・・
 つーことで、お楽しみいただけたら何となく幸い。
 (とりあえず時代的に、『黄金島4』の後です)

__________________________________


  夢と疑念と憤りと・・・・・・


 ――――死を覚悟した、その瞬間から。
 ――――生きる覚悟を決めることになった。

『あいつはな』
 誰の声だろう。
 どこかで聞いたことのある声・・・・・・
『死を望んでるんじゃねぇんだ』
 どこか懐かしい。
 どこか暖かい。
『生きる、ってコトを・・・諦めてるんだ』


「ううううう・・・・・・」
 主のうなり声に、少年は首を傾げて近づいていった。
「どうしたんですか? ガーヴ様」
「ああ・・・ちょっとなぁ」
 主は相変わらず唸りながら、一冊の本を読んでいた。
 それに気づき、少年は口元に手を当て、驚愕の表情で後ずさっていった。
「が・・・ガーヴ様が・・・本を読んでる・・・!?」
「・・・・・・なんでそんなに驚くのか、かなり気になるんだが・・・・・・」
 主・・・魔竜王ガーヴが、納得がいかないとばかりに立ち上がる。
「だってだって、誰だったかに『単純馬鹿』って命名されて、それが本にも載った人なんですよ!? ガーヴ様はッ!!」
「・・・お前、この本読んだな」
 ガーヴは、手に持った本を少年に渡した。
「ここんとこ。声に出して読んでみ」
「えー・・・『魔竜王ガーヴとは、魔王シャブラニグドゥに見事に捨てゴマにされた魔王腹心の一人である。どう魔王に言いくるめられたかは知らないが、単純馬鹿に違いない』・・・・・・」
 少年は両手を「ぱんっ」と打った。
「そおか、ガーヴ様だから唸ってたんですねっ! へーきへーき、こんなん浅知恵の塊である人間の誰かが書いたものでしょう? 本気にして信じて、記憶の片隅にでも置いておく価値有りませんよ、こんなもの!」
「・・・・・・お前、さっきしっかりと本気にして信じて、覚えてなかったか・・・・・・?」
「は? この竜神官ヴァル、魔竜王ガーヴ様に生涯の忠誠を誓った者! そんなコトあるはずないじゃないですか。やっだなーもー」
 少年・・・ヴァルは手をぱたぱた振り、けらけら笑う。
 主の、理不尽じみた表情にも気づかず。

『はっ・・・はっ・・・』
 少年は、息苦しくなりながらも、果ての無いように見えるその道を走っていた。
『父さん・・・母さん・・・・・・ッ』
 自分の左手の手首を握る。
 そこには・・・紅い宝石の付いた、金細工の腕輪。
 昔両親に貰ったもの。
『みんな・・・・・・』
 後ろを振り返る。
 火柱が、すぐ其処に迫っていた。

 ――――生きることがこんなに辛いことなら、死んだって良い――――

『どうして、そんなに簡単に、生きることを止めようって思えるの?』
 不意に、上空から声が掛けられる。
『私は、生きたかった。どんなことがあっても、絶対に生き抜いてやる・・・・・・』
 力強い言葉だった。
 けれど、あるのは・・・恨みの念。
『なのに、どうして?』

 ――――どうして、私が死ななきゃいけないの?――――

『どうして、貴方が生きてるの?』

「・・・・・・・・・・・・ッ!!」
 思わず飛び起きた。
 ヴァルは、頭がひどく重く感じた。
「ゆ・・・・・・夢・・・・・・?」
 左手で額を押さえる。
 すごい冷や汗だった。
 その、左の手首に目をやる。
 今は、黒いリボンが結んである。
 主にあの腕輪をあげ、代わりに自分が貰ったリボン・・・普段は髪を結うのに使っているが、寝るときはこうしている。
「家族とか・・・古代竜の仲間が夢に出るのは分かるけど・・・・・・」
 窓から天を仰ぐ。
 まだ、月は高い。
「誰だ・・・? あの女・・・・・・」

「どうした? ヴァル」
 そうガーヴに問われ、ヴァルは気づいた。
 自分が枕を抱えて、主の部屋に来たことを。
「嫌な夢・・・見ちゃって・・・」
「で、怖くて眠れない、とか?」
 ガーヴは読んでいた本(さっきのものだった)にしおりを挟んで、隣に置いた。
「一緒に寝て欲しいのか?」
 思わず顔を紅くして、ヴァルは抱えた枕に顔を埋め・・・一応頷く。
 ガーヴは、声に出して笑い声を立てた。
「別に良いぜ・・・このベッド、ヤケにでかいからな」
 自分の隣をぽんぽんと、ガーヴは叩き、ヴァルに手招きする。
 ヴァルは其処に枕を置いてさっさと横になると、ガーヴが掛けようとしていた布団を奪う。
「・・・・・・をい・・・・・・?」
「俺、すごく眠いんです今・・・話しかけないで下さい・・・・・・」
 ぐー。
 言うだけ言って、ヴァルは布団を抱いたまま寝息を立てた。
「恐ろしく寝付きだけは良いんだな・・・お前・・・・・・」
 空間からもう一枚大きな布団を取り出し、自分とヴァルに掛け、ランプを消し、ガーヴも横になった。

 その夜はもう、変な夢は見なかった。

「朝ぢゃぁぁぁぁっ!!」
 ガンガンガンガンっ!!
 大きな声と、鍋の底をおたまで叩く音。
 その両方が耳元でハーモニーを奏でる。
 はっきり言わなくとも、うるさい。
「ヴァぁぁぁぁルっ!! 今日の朝食当番はお前さんだったはずぢゃなかったのかのっ!?」
 ヤケに元気な、老人の声。
「じーさん・・・・・・うるさい・・・・・・」
 ヴァルの力無い声。
 この程度の声では、老人は止まらない。
「こぉぉぉぉのわぁぁぁぁしが、朝飯ぃぃぃぃぃを作っておいたぞっ、明日はお前さんがきっちりやぁぁぁぁれっ!!」
 ガンガンガンっボキっ。
 老人が鍋の底を再びおたまで叩き、おたまが折れた。

「やっと起きたか・・・目覚めはどうだ?」
「ラルタークじいさんが三十人、耳元で合唱した気分で最悪・・・・・・」
 食卓に降りたヴァルを待っていたのは、一人の剣士風の男だった。
「ラーシャート・・・なんであんたが来てくれなかったんだ・・・・・・」
「私に、お前の耳元でオーケストラをしろと?」
 男・・・ラーシャートは言って、どこからか縦笛を取り出す。
「伊達に私、ガーヴ様に『音楽1』を付けられたわけではないぞ」
 縦笛に息を吹き込もうとする。
「だぁぁぁぁっ、飯がまずくなる吹くなっ!!」
 過去にこれでひどい目にあったらしく、ヴァルが必死で止めに入る。
「で、ガーヴ様は?」
「寝てる・・・ラルタークが、折れたおたまでなんとか鍋を叩いて起こそうとしてる」
「そうか・・・やはり折れたか・・・・・・」
 その言葉に、なにやら悟った口調でラーシャートが言った。
「で、俺の御飯は?」
「ハムエッグサンド」
「・・・じじーのくせに、ラルターク・・・洋食とはやるな・・・・・・」
 なにやら感心した口調で、ヴァルが呟く。
「あまりにも、お前が和食しか作らないから、飽きたんだろう」
「ガーヴ様は喜んで食べてくれるのに・・・・・・」
 そりゃガーヴ様はヴァルが来る前まではラルタークの和食しか食べていなかったから舌が慣れたのだろう、と言ってやろうと思ったが、また何か言われると思い、ラーシャートは口を噤む。

 その頃・・・。
 カンカンカンカン。
「ガーヴ様ー早く起きてくだされー」
 軽い音しか立てなくなった鍋で、ラルタークは必死に熟睡しているガーヴに喧嘩を売っていた。多少意味が違うが。

「さーて、今日も元気に・・・・・・」
「修行?」
「いや、遊びに行く」
 ヴァルは腕を上げ伸びをし、ガーヴの問いかけにあっさり答えた。
 多少似合っていない気がするジージャンとジーパンを来て、ヴァルは一歩歩く。
「ガーヴ様、此処最近『修行修行』としか言ってませんねぇ」
「お前が、全然力の訓練をしないからだ」
 ガーヴが、『主の心部下知らず』とばかりに言う。
「お前は、その内に神に属する竜の力と、俺・・・魔竜王に属する魔の力、両方を取り込んだ、過去に全然存在しない神魔の存在なんだ、その力を制御し自分で操りきれないと、いつ暴走するか分かったものじゃ・・・・・・ってをい、聞いてるかヴァル!?」
 ガーヴがまじめな話をしていた最中に、さっさとヴァルはどこかへと姿を消していた。
 此処魔竜王一家の家は霧立ちこめる山奥にあり、この家の周りには深い森がある。
 この中にわざわざヴァルを探しに行くのは、骨が折れる。
「ったく・・・怪しいヤツや生ごみが出てきても知らないぞ・・・・・・」
 何故か妙に現実味のある口調で、ガーヴは呟いた。

「・・・あれ?」
 ヴァルは呟き、辺りを見渡した。
 木々の間から木漏れ日の日差し。
 美しいところだった。
 美しいところだったけれど・・・・・・。
「・・・此処何処?」
 思わず、呟く。
「もしかしてー・・・道に迷ったかなぁ?」
 そう言うが、心の中では「そのとーりっ!」と誰かが叫んでいる。
「転移して帰・・・・・・」
 呟き、止まる。
 自分の中には、竜と魔の力が入り交じっているのだ。
 その力を使う転移を使うには、まずその両方の力が制御できていなければならない。
 そして自分は、その制御の修行をとことんサボっている。
「つまりー・・・転移を使えば、力が暴走する恐れもあるワケかたははははは」
 呟き、泣き笑いをする。
 ・・・これから、どうやって帰ろぉぉぉ。
「あああああ・・・ガーヴ様の言うとおりにしとけばよかった・・・・・・」
『今更後悔しても遅いのよ』
 呟くと突然、声が掛けられた。
 どこかで聞いた声・・・・・・
「・・・! 夢の・・・・・・」
『そう・・・ちゃんと、私が見せた夢・・・覚えていたのね』
 その声は、相変わらず憎しみを秘めた低い声だった。
『今更・・・ガーヴ様のことを思っても、遅いのよ』
「何者なんだ? あんたは・・・・・・」
『私は・・・・・・』
 ヴァルの問いかけに、その細い声が答えた。
『私の名前はフェスタ。竜族の者・・・・・・』

「竜族・・・・・・?」
 思わず、ヴァルが呟く。
「どの系統の竜なんだ?」
『すでに・・・絶滅した一族よ。遠い昔・・・言いがかりを付けられて、滅ぼされた・・・・・・』
「まさか・・・・・・」
 古代竜族、という言葉が頭に浮かぶ。
『私は・・・死にかけたところを、ガーヴ様に助けられた者』
「が・・・ガーヴ様が・・・?」
『そう・・・・・・』
 声は、相変わらずあっさりと答える。
『有らぬ罪で滅びを迎えかけし者よ、生きて復讐と遂げたいか――――あの方は、私にそう問いた』
 それを聞き、ヴァルは少しだけ・・・安心した。
 自分以外の人に、ガーヴは『自分に似てる』とは言っていない、と分かって・・・・・・。
 そう。魔竜王後継・・・ガーヴの名を継ぐ者は、自分だけ、と言うこと。
『私は生きることを望んだ・・・・・・あの方は、私のキズを癒し、助けてくれた・・・・・・けれどすぐに敵に見つかり、私は死んだ』
 思わず、ヴァルは呻いた。
 相手は・・・この世の者じゃない。
『それからずっと、私はあの方を見てきた。貴方は、あの方に助けられて、別に死んでも良いと答え・・・・・・生き延びた。今でも、あの方と一緒に居て・・・・・・』
 ヴァルに、だいたい意味が分かってきた。
 彼女の言動の理由が。
『どうして――――貴方が生きて、私が死んだの?』

 ――――どうして、貴方があの人と一緒に居るの――――

「俺は、あの人と一緒に居るべきだから・・・一緒に居る」
 ヴァルは、声を出した。
 細い、細かい、か細い声だった。
『どうして、私はあの人と一緒に居るべきではないの?』
 彼女の、細い声が震えて聞こえる。
『どうして、私はあの人のことをずっと想っていたのに・・・初めて会ったときから・・・火に包まれて死ぬときまで・・・・・・』
 夢で見たあの火柱は、彼女の死因だったのか、とヴァルは思った。
 つまりは、フェスタは、ガーヴとヴァルが一緒に居るのが気にくわないのだ。
 いや――――なぜ自分はガーヴと一緒に居れなくて、ヴァルはガーヴと一緒に居るのか・・・それが分からないのだ。
 それは・・・・・・理由の分からない嫉妬。
『ねぇ・・・何故? 何故、私はあの人と一緒に居てはいけないの・・・貴方はあの人と一緒に居るの・・・?』
 彼女の声が、頭に響く。
 その感情に、ヴァルは嫌悪を覚える。
 その悲しみが、魔族の自分に疑念を与える。
 その憎しみが、竜族の自分に憤りを教える。
 そして――――彼女の質問に答えられない自分に、腹が立つ。
 そんな質問を自分にしてきた彼女に、腹が立つ。
「何故かは・・・分からないけど・・・・・・」
 不思議と、声が出た。
 思ったことを・・・ただありのまま、口にする。
「俺は、あの人と一緒に居たいから一緒に居る・・・あんたも、一緒に居ようと思えば、一緒に居られるんじゃ・・・ないかな」
『一緒に・・・・・・居られる?』
 彼女が、力無く呟く。
『――――嘘を言わないで!!』
 激しい音と・・・・・・
 激しい痛みに、身を包まれる。

「――――痛っ・・・・・・」
 右腕を押さえる。
 岩の破片が当たったばしょ。
 破片が少し・・・めり込んでいる。
『あの人は、私のことなんか忘れてる・・・貴方が一緒に居るから・・・・・・』
 フェスタの声が聞こえる。
 ただ、聞こえるだけだった。
『何で・・・・・・・・・・・・?』

 ――――私はこんなに、夢見ているのに――――
 ――――一緒に居ることを――――
 ――――生きることを――――

 ただ、彼女は――――
 生きることに、どん欲で・・・どん欲で、どん欲で・・・・・・。
「貪欲で」
 口から、自然と・・・そんな言葉が出てきた。
「貪欲で夢を見るだけで・・・・・・あんたは、何も行動に起こしてない」
 ぴたっ、と・・・あたりの空気の揺れが、止まった。
 フェスタが怒りにまかせ、あたりをおかしくしていたのに・・・ただ、「おかしく」していたのに。
「ガーヴ様は、きっと自分のことを忘れてる。それは全部、突然現れて、死を望んだのに生き残った、自分と同じ境遇のヤツのせい・・・そいつが、ガーヴ様と一緒に居るから、ガーヴ様は自分のことなんか覚えちゃいない」
 ヴァルは、呟いた。
 フェスタに、ちゃんと聞こえるように・・・叫んだ。
「巫山戯るなっ!!」
 びくっ、とどこかの空気が反応する。
「『きっと』・・・『あいつのせい』・・・『あいつさえ居なければ』・・・・・・全部全部聞き飽きた!!」
 古代竜として生まれた、その瞬間から。
 自分は黄金竜に命を狙われる運命だった。

 ――――『きっと』ヤツらは、あの武器を使う・・・『あいつらのせい』で、我らは危機に陥る・・・『あいつらさえ居なければ』我々は助かる――――

 そして、自分たちは殺された。
 『きっと』・・・『もしも』のことで。
 『もしかしたら』自分たちは、あいつらに滅ぼされないかも知れない。
 けれど、『もしかしたら』自分たちはあいつらに滅ぼされるかも知れないから、先にあいつらを滅ぼしておく・・・・・・。
「もしかしたらとか、きっととか・・・『絶対』じゃ無いじゃないかッ!!」
『・・・・・・』
「どうして、一度ガーヴ様に会ってみようとか、そういうこと考えないんだ!?」
『・・・・・・・・・・・・』
「どうして・・・・・・疑念と憤りに、自分を殺させたんだ!?」

 ――――僕たちには、生き残るという『夢』を見る権利すら無いんですか?――――

「どうして・・・・・・夢すら見なかった? もしかしたら、相手は自分のことを思っていてくれるかも知れない・・・という夢を!!」
 そう、たしかにそれは『もしかしたら』だけれど。
 『もしかしたら相手は自分を忘れている』があるなら、『もしかしたら相手は自分を覚えている』も、同時に存在するのだ。
『教えて・・・・・・私は、間違ったことをしたの? 間違ったことを考えたの?』
 フェスタの、泣きそうな声が聞こえた。
 ただ、耳に届いた・・・だけだけれど。
「もしかしたら、間違っていたかも知れないけれど、合っていたかも知れない」
 ヴァルは、自分にしてはヤケにまじめなことを言ってるな、と思いつつ、答えた。
「それは、あんたが自分で決めることだ」
 そう呟きを聞いたきり、フェスタは何も喋らなくなった。

「帰ってきたか・・・道に迷ったか?」
「さあ、それはどうでしょう?」
 ガーヴの言葉に、ヴァルは少しおどけて答えた。
「さっさと帰って夕飯食ったら寝るぞ」
「今夜は、怖い夢を見るでしょうか?」
 ヴァルは、ただそう聞いてみた。
「さぁな・・・また一緒に寝たいとか言うのか?」
「さあ、それもどうでしょう?」
 ガーヴの言葉に、ヴァルはやはりそう答えただけだった。
「・・・・・・ねえ、ガーヴ様」
「なんだ?」
 ヴァルが突然かしこまった風に言った。
 何か変なものでも食べたか、とガーヴは胸の内で思った。
「俺の他に、命を助けた人って・・・居ますか?」
「・・・ああ、一人な」
 何故知っているのか、とばかりにガーヴが答えた。
 ここははぐらかさない方が良い、と思って。
「竜の少女だった。たしか・・・・・・フェスタ、って言ったか」
 ガーヴは、ヴァルの顔を見つめた。
「どうして、そんなことを知ってる?」
「いえ・・・ただ何となく、ですよ」
 ヴァルは身を翻して、さっさと家へと進んだ。
「さあ、早く帰りましょ!」
「あ、ああ」
 ガーヴも、歩を進めた。

 夜、ベッドの中でヴァルは考えた。
 また明日、森の中のあの場所へ行こう。
 もしかしたら、フェスタは居ないかも知れないけれど。
 もしかしたら、フェスタが居るかも知れないから。
 ちゃんとガーヴは覚えていた、と伝えておこう。
 そう、ヴァルは考えた。
 隣で、気持ちよさげにと寝息を立てているガーヴを見つめながら。

 その夜、ヴァルは、のどかな草原でのんびりしている、ある古代竜の家族の夢を見た。

 生を望んだ少女は死んだ。
 死を望んだ少年は生きた。
 どちらも、もう一方の生死を、諦めなかったから。

 生きることを望んだら、死を諦めるか。
 死ぬことを望んだら、生を諦めるか。
 全て、同時に両方の覚悟をしなければならない。


__________________________________END.

琴乃:こ、これでガーヴァルを語るつもりですか!? 扇さんっ!!
扇 :言うな、そーいうことは・・・・・・
琴乃:ガーヴァルってのはですね、あーいうのがあー・・・・・・
扇 :だめだだめだだめだだめだ、こーいうとこで言うコトじゃないそーいうのはっ!!
琴乃:うっうっうっ・・・・・・
扇 :じゃ、琴乃も落ち着いたことで・・・ではでは、扇でした〜☆(汗)
琴乃:けどこれ、途中からヴァルさんとフェスタさんの人生論になってません? NHKとかで放映してそうな・・・・・・
扇 :ぎくっ。

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11369呼ばれて飛び出てほほいのほ〜い俺様 E-mail 8/9-02:00
記事番号11348へのコメント

>「ああ・・・ちょっとなぁ」
> 主は相変わらず唸りながら、一冊の本を読んでいた。
> それに気づき、少年は口元に手を当て、驚愕の表情で後ずさっていった。
>「が・・・ガーヴ様が・・・本を読んでる・・・!?」
いやぁねぇ、ガーヴ様も本ぐらい御読みになられますわ♪

>「だってだって、誰だったかに『単純馬鹿』って命名されて、それが本にも載った人なんですよ!? ガーヴ様はッ!!」
>「・・・お前、この本読んだな」
> ガーヴは、手に持った本を少年に渡した。
>「ここんとこ。声に出して読んでみ」
>「えー・・・『魔竜王ガーヴとは、魔王シャブラニグドゥに見事に捨てゴマにされた魔王腹心の一人である。どう魔王に言いくるめられたかは知らないが、単純馬鹿に違いない』・・・・・・」
ひどいっ!!ガーヴ様も昔は忠誠心が旺盛だったのかもしれないのに!!
まぁ、はっきし言ってしまいえば、馬鹿ってことだけども!
考え様によっちゃぁ魔族の鑑!部下の華!(謎)

> 少年は両手を「ぱんっ」と打った。
>「そおか、ガーヴ様だから唸ってたんですねっ! へーきへーき、こんなん浅知恵の塊である人間の誰かが書いたものでしょう? 本気にして信じて、記憶の片隅にでも置いておく価値有りませんよ、こんなもの!」
と言っても、ヴァルは置いていたのよね・・・

>「・・・・・・お前、さっきしっかりと本気にして信じて、覚えてなかったか・・・・・・?」
>「は? この竜神官ヴァル、魔竜王ガーヴ様に生涯の忠誠を誓った者! そんなコトあるはずないじゃないですか。やっだなーもー」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヴァルよ・・・(汗)

> 少年・・・ヴァルは手をぱたぱた振り、けらけら笑う。
> 主の、理不尽じみた表情にも気づかず。
(-_-;)ガーヴ様〜・・・

> 左手で額を押さえる。
> すごい冷や汗だった。
> その、左の手首に目をやる。
> 今は、黒いリボンが結んである。
> 主にあの腕輪をあげ、代わりに自分が貰ったリボン・・・普段は髪を結うのに使っているが、寝るときはこうしている。
んふ♪(謎爆)やっぱり皆考える事はいっしょよねぇ!
ハチマキはやっぱりガーヴ様にもらったものよね〜!!

>「どうした? ヴァル」
> そうガーヴに問われ、ヴァルは気づいた。
> 自分が枕を抱えて、主の部屋に来たことを。
( ̄□ ̄;)!!無意識のうちに?!なんておいしいの!!
ガーヴ様ったら!ずるいわ!!俺も一緒に寝る〜!!
うえげはっ!!・・・そんなに本気で殴らんでも(謎)

>「一緒に寝て欲しいのか?」
> 思わず顔を紅くして、ヴァルは抱えた枕に顔を埋め・・・一応頷く。
> ガーヴは、声に出して笑い声を立てた。
へ(>▽<*)ノ〜〜〜〜!!(←声が出てない)

>「別に良いぜ・・・このベッド、ヤケにでかいからな」
> 自分の隣をぽんぽんと、ガーヴは叩き、ヴァルに手招きする。
> ヴァルは其処に枕を置いてさっさと横になると、ガーヴが掛けようとしていた布団を奪う。
>「・・・・・・をい・・・・・・?」
>「俺、すごく眠いんです今・・・話しかけないで下さい・・・・・・」
> ぐー。
> 言うだけ言って、ヴァルは布団を抱いたまま寝息を立てた。
照れ隠しね!(オイ)ドゥッフフフフフ・・・

> 空間からもう一枚大きな布団を取り出し、自分とヴァルに掛け、ランプを消し、ガーヴも横になった。
・・・便利ネェ・・・

>「朝ぢゃぁぁぁぁっ!!」
> ガンガンガンガンっ!!
> 大きな声と、鍋の底をおたまで叩く音。
> その両方が耳元でハーモニーを奏でる。
> はっきり言わなくとも、うるさい。
っていうか、何故鍋?!わざわざ鍋?!
おじいちゃん、フライパンの方が軽いですよ〜。
はいはい、とってはここですからね〜(爆)

> この程度の声では、老人は止まらない。
>「こぉぉぉぉのわぁぁぁぁしが、朝飯ぃぃぃぃぃを作っておいたぞっ、明日はお前さんがきっちりやぁぁぁぁれっ!!」
> ガンガンガンっボキっ。
> 老人が鍋の底を再びおたまで叩き、おたまが折れた。
ぶあははははははは!!( ̄▽ ̄)ノシ(爆笑)!!

>「やっと起きたか・・・目覚めはどうだ?」
>「ラルタークじいさんが三十人、耳元で合唱した気分で最悪・・・・・・」
( ̄□ ̄;)!!それはかなり嫌かも!!
しかもちっちゃくって、周りをうろちょろしながら合唱されたりしたら・・・

>「私に、お前の耳元でオーケストラをしろと?」
> 男・・・ラーシャートは言って、どこからか縦笛を取り出す。
・・・(汗)オーケストラっていうか・・・縦笛♪

>「寝てる・・・ラルタークが、折れたおたまでなんとか鍋を叩いて起こそうとしてる」
>「そうか・・・やはり折れたか・・・・・・」
> その言葉に、なにやら悟った口調でラーシャートが言った。
(爆笑)やはりってあんた!!(笑)

> カンカンカンカン。
>「ガーヴ様ー早く起きてくだされー」
> 軽い音しか立てなくなった鍋で、ラルタークは必死に熟睡しているガーヴに喧嘩を売っていた。多少意味が違うが。
喧嘩かい(笑)じいさん一瞬にして沈黙させられちゃうわよ♪

>「いや、遊びに行く」
> ヴァルは腕を上げ伸びをし、ガーヴの問いかけにあっさり答えた。
> 多少似合っていない気がするジージャンとジーパンを来て、ヴァルは一歩歩く。
( ̄□ ̄;)!!にあわねーーー!!(死滅)

> ガーヴがまじめな話をしていた最中に、さっさとヴァルはどこかへと姿を消していた。
やんちゃ坊主♪

>「ったく・・・怪しいヤツや生ごみが出てきても知らないぞ・・・・・・」
> 何故か妙に現実味のある口調で、ガーヴは呟いた。
(汗)生ゴミ君でスか・・・出てきたらちゃんと処理してね?(謎)

>「つまりー・・・転移を使えば、力が暴走する恐れもあるワケかたははははは」
> 呟き、泣き笑いをする。
> ・・・これから、どうやって帰ろぉぉぉ。
ヴァル・・・(^_^;;)

>『今更・・・ガーヴ様のことを思っても、遅いのよ』
今更ですと―!!ヴァルはきっといつでもガーヴ様の事を以下略!!!!
その所為で迷以下略!!

> 古代竜族、という言葉が頭に浮かぶ。
>『私は・・・死にかけたところを、ガーヴ様に助けられた者』
Σ(゜д゜)ガーヴ様ったら!!たらしね!(オイ)

>『私は生きることを望んだ・・・・・・あの方は、私のキズを癒し、助けてくれた・・・・・・けれどすぐに敵に見つかり、私は死んだ』
(-_-;)おドジねぇ・・・(汗)

> ヴァルに、だいたい意味が分かってきた。
> 彼女の言動の理由が。
>『どうして――――貴方が生きて、私が死んだの?』
(-_- )おドジだったから?(オイィ)

>『ねぇ・・・何故? 何故、私はあの人と一緒に居てはいけないの・・・貴方はあの人と一緒に居るの・・・?』
> 彼女の声が、頭に響く。
いやぁねぇ(−_ー;)こぉ言う女の人(爆)いや、男の人でも嫌だけど(爆笑)

>『あの人は、私のことなんか忘れてる・・・貴方が一緒に居るから・・・・・・』
> フェスタの声が聞こえる。
> ただ、聞こえるだけだった。
>『何で・・・・・・・・・・・・?』
( ̄▽ ̄;)でぇあはははは・・・(−_ー;)なんでかしらね(爆)

> ヴァルは、呟いた。
> フェスタに、ちゃんと聞こえるように・・・叫んだ。
>「巫山戯るなっ!!」
(−▽−)ノ はいー!なんて読むんですか!(死)

>「どうして・・・・・・夢すら見なかった? もしかしたら、相手は自分のことを思っていてくれるかも知れない・・・という夢を!!」
> そう、たしかにそれは『もしかしたら』だけれど。
> 『もしかしたら相手は自分を忘れている』があるなら、『もしかしたら相手は自分を覚えている』も、同時に存在するのだ。
(・_・)ふむふむ・・・


>「もしかしたら、間違っていたかも知れないけれど、合っていたかも知れない」
> ヴァルは、自分にしてはヤケにまじめなことを言ってるな、と思いつつ、答えた。
素敵よ♪

>「さぁな・・・また一緒に寝たいとか言うのか?」
>「さあ、それもどうでしょう?」
> ガーヴの言葉に、ヴァルはやはりそう答えただけだった。
( ´ー`)r いいわねぇ・・・さりげなくのろけかよガーヴ様!

> 夜、ベッドの中でヴァルは考えた。
> また明日、森の中のあの場所へ行こう。
> もしかしたら、フェスタは居ないかも知れないけれど。
> もしかしたら、フェスタが居るかも知れないから。
> ちゃんとガーヴは覚えていた、と伝えておこう。
> そう、ヴァルは考えた。
> 隣で、気持ちよさげにと寝息を立てているガーヴを見つめながら。
(>▽<)きゃっ!!結局一緒に寝たのん!!んもぅ!!
のろけどもが――――――――――――――!!(殴)

> 生を望んだ少女は死んだ。
> 死を望んだ少年は生きた。
> どちらも、もう一方の生死を、諦めなかったから。
>
> 生きることを望んだら、死を諦めるか。
> 死ぬことを望んだら、生を諦めるか。
> 全て、同時に両方の覚悟をしなければならない。
(−_ー)うぅむ・・・生きることを望みつつ、死ぬ事を望む人が居るっちゅうのも
おかしい感じがするが・・・にゃ〜(−w−)
どうせ、ヴァルの「生きる」に関しては、ガーヴ様が居るから、だしねぇ・・・(微笑)

>琴乃:ガーヴァルってのはですね、あーいうのがあー・・・・・・
>扇 :だめだだめだだめだだめだ、こーいうとこで言うコトじゃないそーいうのはっ!!
>琴乃:うっうっうっ・・・・・・
(微笑)いうことじゃないのね!

>琴乃:けどこれ、途中からヴァルさんとフェスタさんの人生論になってません? NHKとかで放映してそうな・・・・・・
>扇 :ぎくっ。
(汗)ぱくりか?!(固羅)


久しぶりのガーヴァルさ〜♪
ほんじゃ〜

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11373へっくしょん葵楓 扇 8/9-16:29
記事番号11369へのコメント

俺様さんは No.11369「呼ばれて飛び出てほほいのほ〜い」で書きました。

>>「ああ・・・ちょっとなぁ」
>> 主は相変わらず唸りながら、一冊の本を読んでいた。
>> それに気づき、少年は口元に手を当て、驚愕の表情で後ずさっていった。
>>「が・・・ガーヴ様が・・・本を読んでる・・・!?」
>いやぁねぇ、ガーヴ様も本ぐらい御読みになられますわ♪
 まぁ、とっっっっっっことん、ヴァルにとっては意外だったんでしょう。うん。

>>「だってだって、誰だったかに『単純馬鹿』って命名されて、それが本にも載った人なんですよ!? ガーヴ様はッ!!」
>>「・・・お前、この本読んだな」
>> ガーヴは、手に持った本を少年に渡した。
>>「ここんとこ。声に出して読んでみ」
>>「えー・・・『魔竜王ガーヴとは、魔王シャブラニグドゥに見事に捨てゴマにされた魔王腹心の一人である。どう魔王に言いくるめられたかは知らないが、単純馬鹿に違いない』・・・・・・」
>ひどいっ!!ガーヴ様も昔は忠誠心が旺盛だったのかもしれないのに!!
>まぁ、はっきし言ってしまいえば、馬鹿ってことだけども!
>考え様によっちゃぁ魔族の鑑!部下の華!(謎)
 でも、ハタから見れば単純馬鹿(爆)
 もちろん私はハタじゃ無くて正面から見てるから、そんなこと思ってないわvvv

>> 少年は両手を「ぱんっ」と打った。
>>「そおか、ガーヴ様だから唸ってたんですねっ! へーきへーき、こんなん浅知恵の塊である人間の誰かが書いたものでしょう? 本気にして信じて、記憶の片隅にでも置いておく価値有りませんよ、こんなもの!」
>と言っても、ヴァルは置いていたのよね・・・
 きっちりかっちり置いておりました。

>>「・・・・・・お前、さっきしっかりと本気にして信じて、覚えてなかったか・・・・・・?」
>>「は? この竜神官ヴァル、魔竜王ガーヴ様に生涯の忠誠を誓った者! そんなコトあるはずないじゃないですか。やっだなーもー」
>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヴァルよ・・・(汗)
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まぁ、そんなこともあるんです。

>> 少年・・・ヴァルは手をぱたぱた振り、けらけら笑う。
>> 主の、理不尽じみた表情にも気づかず。
>(-_-;)ガーヴ様〜・・・
 ちょっと虚しい。

>> 左手で額を押さえる。
>> すごい冷や汗だった。
>> その、左の手首に目をやる。
>> 今は、黒いリボンが結んである。
>> 主にあの腕輪をあげ、代わりに自分が貰ったリボン・・・普段は髪を結うのに使っているが、寝るときはこうしている。
>んふ♪(謎爆)やっぱり皆考える事はいっしょよねぇ!
>ハチマキはやっぱりガーヴ様にもらったものよね〜!!
 そうそう。
 私の場合どういういきさつで貰った勝ってのは以下略。

>>「どうした? ヴァル」
>> そうガーヴに問われ、ヴァルは気づいた。
>> 自分が枕を抱えて、主の部屋に来たことを。
>( ̄□ ̄;)!!無意識のうちに?!なんておいしいの!!
>ガーヴ様ったら!ずるいわ!!俺も一緒に寝る〜!!
>うえげはっ!!・・・そんなに本気で殴らんでも(謎)
 んじゃ、蹴ります(笑)

>>「一緒に寝て欲しいのか?」
>> 思わず顔を紅くして、ヴァルは抱えた枕に顔を埋め・・・一応頷く。
>> ガーヴは、声に出して笑い声を立てた。
>へ(>▽<*)ノ〜〜〜〜!!(←声が出てない)
 私もとうとう眠りオチしましたわ(笑)

>>「別に良いぜ・・・このベッド、ヤケにでかいからな」
>> 自分の隣をぽんぽんと、ガーヴは叩き、ヴァルに手招きする。
>> ヴァルは其処に枕を置いてさっさと横になると、ガーヴが掛けようとしていた布団を奪う。
>>「・・・・・・をい・・・・・・?」
>>「俺、すごく眠いんです今・・・話しかけないで下さい・・・・・・」
>> ぐー。
>> 言うだけ言って、ヴァルは布団を抱いたまま寝息を立てた。
>照れ隠しね!(オイ)ドゥッフフフフフ・・・
 でぃうらぅはははははははは・・・・・・

>> 空間からもう一枚大きな布団を取り出し、自分とヴァルに掛け、ランプを消し、ガーヴも横になった。
>・・・便利ネェ・・・
 マゾクだしぃ・・・

>>「朝ぢゃぁぁぁぁっ!!」
>> ガンガンガンガンっ!!
>> 大きな声と、鍋の底をおたまで叩く音。
>> その両方が耳元でハーモニーを奏でる。
>> はっきり言わなくとも、うるさい。
>っていうか、何故鍋?!わざわざ鍋?!
>おじいちゃん、フライパンの方が軽いですよ〜。
>はいはい、とってはここですからね〜(爆)
 フライパンも重いっスよ。

>> この程度の声では、老人は止まらない。
>>「こぉぉぉぉのわぁぁぁぁしが、朝飯ぃぃぃぃぃを作っておいたぞっ、明日はお前さんがきっちりやぁぁぁぁれっ!!」
>> ガンガンガンっボキっ。
>> 老人が鍋の底を再びおたまで叩き、おたまが折れた。
>ぶあははははははは!!( ̄▽ ̄)ノシ(爆笑)!!
 とりあえず、折れたさきっちょを雷ねーさまのお茶碗にしましょう。

>>「やっと起きたか・・・目覚めはどうだ?」
>>「ラルタークじいさんが三十人、耳元で合唱した気分で最悪・・・・・・」
>( ̄□ ̄;)!!それはかなり嫌かも!!
>しかもちっちゃくって、周りをうろちょろしながら合唱されたりしたら・・・
 うがぁぁぁぁ・・・一匹欲しいかも知れない・・・でもヴァルの方が・・・・・・ぁぁぁ!!

>>「私に、お前の耳元でオーケストラをしろと?」
>> 男・・・ラーシャートは言って、どこからか縦笛を取り出す。
>・・・(汗)オーケストラっていうか・・・縦笛♪
 合奏しましょ☆

>>「寝てる・・・ラルタークが、折れたおたまでなんとか鍋を叩いて起こそうとしてる」
>>「そうか・・・やはり折れたか・・・・・・」
>> その言葉に、なにやら悟った口調でラーシャートが言った。
>(爆笑)やはりってあんた!!(笑)
 分かってて止めなかった。計画犯罪ですな、これは(爆)

>> カンカンカンカン。
>>「ガーヴ様ー早く起きてくだされー」
>> 軽い音しか立てなくなった鍋で、ラルタークは必死に熟睡しているガーヴに喧嘩を売っていた。多少意味が違うが。
>喧嘩かい(笑)じいさん一瞬にして沈黙させられちゃうわよ♪
 まぁ、多少意味違うし。

>>「いや、遊びに行く」
>> ヴァルは腕を上げ伸びをし、ガーヴの問いかけにあっさり答えた。
>> 多少似合っていない気がするジージャンとジーパンを来て、ヴァルは一歩歩く。
>( ̄□ ̄;)!!にあわねーーー!!(死滅)
 うーん、そうは思わなかったり私(爆)
 下に黒いTシャツ着てたりして・・・・・・

>> ガーヴがまじめな話をしていた最中に、さっさとヴァルはどこかへと姿を消していた。
>やんちゃ坊主♪
 やんちゃんちゃ☆

>>「ったく・・・怪しいヤツや生ごみが出てきても知らないぞ・・・・・・」
>> 何故か妙に現実味のある口調で、ガーヴは呟いた。
>(汗)生ゴミ君でスか・・・出てきたらちゃんと処理してね?(謎)
 燃えるゴミは月曜木曜!!

>>「つまりー・・・転移を使えば、力が暴走する恐れもあるワケかたははははは」
>> 呟き、泣き笑いをする。
>> ・・・これから、どうやって帰ろぉぉぉ。
>ヴァル・・・(^_^;;)
 うちのヴァルは方向音痴っスから。

>>『今更・・・ガーヴ様のことを思っても、遅いのよ』
>今更ですと―!!ヴァルはきっといつでもガーヴ様の事を以下略!!!!
>その所為で迷以下略!!
 とりあえずフェスタはヤなヤツ。

>> 古代竜族、という言葉が頭に浮かぶ。
>>『私は・・・死にかけたところを、ガーヴ様に助けられた者』
>Σ(゜д゜)ガーヴ様ったら!!たらしね!(オイ)
 うーん・・・死にかけてる人を助けるいーひと、って思いましょう。

>>『私は生きることを望んだ・・・・・・あの方は、私のキズを癒し、助けてくれた・・・・・・けれどすぐに敵に見つかり、私は死んだ』
>(-_-;)おドジねぇ・・・(汗)
 とりあえずフェスタは変なヤツ。

>> ヴァルに、だいたい意味が分かってきた。
>> 彼女の言動の理由が。
>>『どうして――――貴方が生きて、私が死んだの?』
>(-_- )おドジだったから?(オイィ)
 とりあえずフェスタはダメなヤツ。

>>『ねぇ・・・何故? 何故、私はあの人と一緒に居てはいけないの・・・貴方はあの人と一緒に居るの・・・?』
>> 彼女の声が、頭に響く。
>いやぁねぇ(−_ー;)こぉ言う女の人(爆)いや、男の人でも嫌だけど(爆笑)
 とりあえずフェスタは(以下略)一番最初の参照。

>>『あの人は、私のことなんか忘れてる・・・貴方が一緒に居るから・・・・・・』
>> フェスタの声が聞こえる。
>> ただ、聞こえるだけだった。
>>『何で・・・・・・・・・・・・?』
>( ̄▽ ̄;)でぇあはははは・・・(−_ー;)なんでかしらね(爆)
 フェスタは幽霊になってのーみそ混乱してますから。とりあえず。

>> ヴァルは、呟いた。
>> フェスタに、ちゃんと聞こえるように・・・叫んだ。
>>「巫山戯るなっ!!」
>(−▽−)ノ はいー!なんて読むんですか!(死)
 ふざけるなぁぁぁぁぁぁっ!!
 ・・・っス。

>>「どうして・・・・・・夢すら見なかった? もしかしたら、相手は自分のことを思っていてくれるかも知れない・・・という夢を!!」
>> そう、たしかにそれは『もしかしたら』だけれど。
>> 『もしかしたら相手は自分を忘れている』があるなら、『もしかしたら相手は自分を覚えている』も、同時に存在するのだ。
>(・_・)ふむふむ・・・
 これ扇の名言その13くらい?(爆)

>>「もしかしたら、間違っていたかも知れないけれど、合っていたかも知れない」
>> ヴァルは、自分にしてはヤケにまじめなことを言ってるな、と思いつつ、答えた。
>素敵よ♪
 そうそう☆
 かしこいヴァルもLOVEvv

>>「さぁな・・・また一緒に寝たいとか言うのか?」
>>「さあ、それもどうでしょう?」
>> ガーヴの言葉に、ヴァルはやはりそう答えただけだった。
>( ´ー`)r いいわねぇ・・・さりげなくのろけかよガーヴ様!
 超のろけ。
 誘ってます。

>> 夜、ベッドの中でヴァルは考えた。
>> また明日、森の中のあの場所へ行こう。
>> もしかしたら、フェスタは居ないかも知れないけれど。
>> もしかしたら、フェスタが居るかも知れないから。
>> ちゃんとガーヴは覚えていた、と伝えておこう。
>> そう、ヴァルは考えた。
>> 隣で、気持ちよさげにと寝息を立てているガーヴを見つめながら。
>(>▽<)きゃっ!!結局一緒に寝たのん!!んもぅ!!
>のろけどもが――――――――――――――!!(殴)
 眠りオチだもんねぇぇぇぇぇっ!!
 とりあえず、最終目的はガーヴ様の腕枕!!

>> 生を望んだ少女は死んだ。
>> 死を望んだ少年は生きた。
>> どちらも、もう一方の生死を、諦めなかったから。
>>
>> 生きることを望んだら、死を諦めるか。
>> 死ぬことを望んだら、生を諦めるか。
>> 全て、同時に両方の覚悟をしなければならない。
>(−_ー)うぅむ・・・生きることを望みつつ、死ぬ事を望む人が居るっちゅうのも
>おかしい感じがするが・・・にゃ〜(−w−)
>どうせ、ヴァルの「生きる」に関しては、ガーヴ様が居るから、だしねぇ・・・(微笑)
 難しい話なのよ。ともかく。
 自分でも理解してないから私(爆)

>>琴乃:ガーヴァルってのはですね、あーいうのがあー・・・・・・
>>扇 :だめだだめだだめだだめだ、こーいうとこで言うコトじゃないそーいうのはっ!!
>>琴乃:うっうっうっ・・・・・・
>(微笑)いうことじゃないのね!
 言えるコトじゃナイのさ!!

>>琴乃:けどこれ、途中からヴァルさんとフェスタさんの人生論になってません? NHKとかで放映してそうな・・・・・・
>>扇 :ぎくっ。
>(汗)ぱくりか?!(固羅)
 いや、結果がなんとなくそーなっちゃっただけ(笑)

>久しぶりのガーヴァルさ〜♪
>ほんじゃ〜
 じゃ、次はねーさまがガーヴァル書いてネvvv
 じゃね〜☆