◆−大盗賊・ネオ 〜祖先〜−DAICHI(8/12-04:41)No.11432
11432 | 大盗賊・ネオ 〜祖先〜 | DAICHI | 8/12-04:41 |
昼食を終えて、俺達は作戦会議に一応の区切りをつけた。 作戦内容はこうだ。 まず、ハルメイアの魔道を駆使した兵器・・・「ポポロット」で、デュモンを身動きさせなくする。 このポポロットは非常に強力だ。能力はただ1つ、「一定容積に動く物体に自動標準で、火薬をばらまく」 <サヴァルトの森>にはオークがいるので、多少標準の邪魔になると思ったが、オークが撃たれれば、それはそれでデュモンも推理し、身動きが取れないだろう。 当たったらそれに越した事は無い。なかなか感心な兵器だ。・・・・・・・ネーミングを除いては。 「では、これで。皆さんの仕事は夕食の後、説明します」 アルバが一礼をし、自室に入っていった。 俺とアメリアとゼロスは、各々の部屋に戻った。 俺はゼロスの部屋に、さっきの「リリス」とかいう奴の事を聞こうと、扉を開けた。 「ゼロス、話がある・・・・・」 扉を開けたはいいものの、そこはもぬけの殻だった。 「・・・・・」 俺は辺りを調べた。魔族はテレポーションが簡単にできるから厄介だ。 幸い、ゼロス愛用の杖があったのでここに戻ってくる事は間違い無いだろう。 ここで待ってようかと思ったが、そこはゼロスの事だ。うかつに姿を現すわけが無い。 そこで俺は、奴の杖を持っていることにした。意外に重く、不自由だとも思ったが、城の中で移動がいくら不自由でも別に困る事はない。 夕食まで時間があるから、俺はアメリアの部屋に行き、俺がゼロスと部屋にいた間の、アルバの話を聞いた。 アルバの知能は、やはりアメリアでも感心するらしい。 「とにかく、軍事方面の知識に長けてるんです」 「あまり、長けたくない方面だがな」 それから、いろいろとハルメイア王室の事も聞いた。 ハルメイアの王族は2人しかいない。 ハルメイア現王のシアズと息子のアルバだ。 王妃はアルバを産み、その直後、死んだらしい。 国王継承者が1人しかいないから、国王はいろいろアルバに叩きこませたらしい。 何せ、国王の課題というものが出来なかったらアルバの飯を抜いた程だ。 「私、小さい頃にここに来た事があるんです。その時、アルバさんはご飯を抜かれていて、泣いてました。可哀相でしたね」 「まあ、必死なんだろうさ」 「だから私、アルバさんは絶対屈折すると思ったんです。断食という過酷な試練に、王族というわがままな人達は絶対に耐え切れないだろうと・・・・・でもそれは思い違いでしたね」 ・・・・・・・・・・・・まあ、こいつもこいつで先入観の問題もあるが。 コンコン、 ドアをノックする音が聞こえる。「夕食をお持ちしました」と言う侍女の声。 「と、俺も自分の部屋へ戻らないと。邪魔したな」 俺はゼロスの杖を持ち、扉の方へ向かう。 すると、 ガチャ! 扉が勢い良く開いた。そして目の前には、 「フフ。待ってたわ」 血みどろの侍女と・・・リリスとか言った例の少女がいた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−つづく− コンバンワ〜。ようやく中盤の前半に差し掛かったところ。 そろそろ他の作品も書きたいです。 これが終わったらデュモン抜きのヤツを書きます。 カップリングはありません。まあ、冒険モノです。 しかし、だんだんこのデュモンシリーズ、グロくなってないかい? 最初は「血」なんて、一言も使わなかったのにな〜。 汚れて行くのかねぇ(何が?) DAICHI |