◆−マイヤーリングの華(気まま2-11)−CANARU(8/23-19:44)No.11609 ┗泡沫の恋は悲恋だぞガウリイ(汗)−P.I(8/24-00:33)No.11620 ┗頑張れガウリイ〜♪−CANARU(8/24-09:52)No.11625
11609 | マイヤーリングの華(気まま2-11) | CANARU | 8/23-19:44 |
「あ〜あ・・・・・・・。」 意味も無くリナが溜息をつく。 ナポリ、ヒチリアをとりしきるまだしも合法的なマフィア組織の 『カタート』。 その若い総帥ゼロスの義妹にしてガウリイの仕事上の相棒の彼女だが・・。 実はルクセンブルク公国の王女にして、義兄ゼロスはルクセンブルク公国の 『ワルキューレの騎士団』旅団長だったりする。 無論、その組織にガウリイも入っているのだが・・・・・・・。 「そう溜息つくなよ・・・・・・・・・・・・・。」 尚もリナの憂鬱そうな様子は拭えない。 「だって〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・・・・・・。」 なおも愚痴愚痴しているリナ・・・・・・。 「まあ・・・。無理もありませんね・・・・。」 アメリアがそんなリナの事が分かる、とでも言うように頷く。 「まったくだ・・・・・・・・・・・。」 ゼルまでもが賛同の態度を示す・・・・・・・・。 「悪かったですね・・・・・・・・・・・・・・。」 そんな周囲の冷ややかな視線に一人、不貞腐れたような態度を示すゼロス。 「まったく・・・・。ど〜してこんな事になっちまったんだかなあ・・・・。」 リナに溜息をつくなよ・・などと言っておきながらガウリイまでも溜息を一つ。 「・・・・今日も・・・ご飯がインスタントラーメン・・・。」 ガウリイの溜息に重ねる様にリナの呟き・・・。 「仕方ないですよ・・・。ゼロスさんが・・・・・・・・・。」 「間抜けにも1週間分の食費を落としたんだからな・・・・。光熱費削る訳には いかんし・・・・・・・・・・・。これでもマシな方だろ・・。」 アメリアとゼルまでもが冷たく言い放つ。 「あああ〜〜〜〜!!!もう!!悪かったですよおおおおおお〜〜〜〜〜〜〜〜!! ただね、今回の調査は・・リナさん・・と言うよりもガウリイさんに依頼すると時間が 掛かりそうでしたからね・・・。ジョヴァンニさんからの電話を受けて・・。僕が 直々に行って・・そ〜なったんですよ!!」 半ばやけっぱちに成りながらゼロスが訳を言う。 「・・・ジョヴァンニに〜さまが?それに・・ガウリイに依頼出来ないって・・?」 実兄の名前に腑に落ちないゼロスの発言に リナは眉を顰めながら問いかける。 「・・・・・あんまり良い響きじゃ無いんですが・・。俗に言う『墓暴き』・・ですよ。 其処で・・・暗かったのでお金は落としましたって・・リナさん?」 「其処・・その墓場は何処なのおおおおお〜〜〜〜〜!!!お金返して〜〜〜〜〜!!」 凄まじい剣幕でリナはゼロスに詰め寄る!! 「わかりましたよ・・怖いから机の上に乗り込んで詰め寄らないでくださいいいい!! ついでに・・依頼の方も完了してはいないので・・受けてもらえると嬉しいんですが・・」 「・・・・・・・・・・。お金のためなら・・・・ふふ・・ふふふふふふふ・・。」 怪しい微笑を浮かべながらリナは更に詳しくゼロスから話を聞こうとする。 「でも・・その前に・・良いんですか?」 そんな彼女を尻目にクイ・・とある方向を指差しながらゼロス。 「あ・・・・・・・・・・・・・・・。」 忘れてた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 幽霊恐怖症のこの男・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 「リナぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・。 仕事・・・ルクセンブルクのエルミタージュから盗まれたモノ探すためとはいえ・・・。墓暴きなんて・・・非人道的だぞ〜〜〜〜〜〜〜・・・・。」 訴えかける様にリナの肩に背後例しながらガウリイが言う。 「だああああああ〜〜〜〜〜!!暑い〜〜!!近付くな〜〜〜!!」 「リナアアアアアアアア〜〜〜〜〜〜!!!(涙)!!!」 ええ〜〜〜い!!埒があかない!!!!! 「ゼロス!!コイツはこのままで良いわ!!依頼内容を話して!!」 かくして・・・・・・・・・・・・・・・・・。 「泡沫の恋・・かあ・・・・・。」 現実逃避モードなのだろ〜〜か・・・・。 イタリアからウィーンに向かう飛行機の中、なにやらボ~~っとしたように言うガウリイ。「そ。オーストリア=ハンガリー帝国の皇太子ルドルフが男爵礼嬢マリー=ヴェッツェラと情死した『マイヤーリング事件』よ・・・・・・・。」 未だに謎の多いこの事件・・・・・・・。 マイヤーリングに在る別荘でかの帝国の皇太子と下級貴族の礼嬢が情死した・・・・。 それは何故・・・か・・・・・。 更に言えば・・・かの礼嬢の墓は未だに暴かれた状態のまま・・という・・。 「そりゃ〜さあ・・。やっぱりうたかたの恋・・だろ〜?」 ロマンチストか・・アンタは・・・・・・・・・・・・・・・・。 あいも変わらず陶酔した様子でガウリイは一人でうんうん、と頷いている。 「けどね。そんな綺麗事じゃないのよ・・・。ルドルフは遺伝的、環境的から来る重度なそう鬱病でね・・・。しかも病気の治療やそ〜んな気分から来る・・・・。あんまり言いたくないんだけどモルヒネの中毒でね・・・・・。」 「・・・・・・・それを支えたのが・・その心中した礼嬢・・・・。」 あくまで淡い幻影に浸りたいらしいガウリイには悪いのだが・・・。 「父親の皇帝、フランツ=ヨーゼフとの政治的対立と不和。彼を支えようとしたのは むしろ妃のステファニーの方よ。マリー嬢は・・『憧れ』だけと言ったほうが正しいわ。 彼は・・・・・・。」 ココまで言ってリナは言葉を切る。 「ま・・・。調査途中でイヤって程説明してあげるわ・・・。」 どうやら・・今回の調査はそのマリー嬢の野心とも関係がアリそうだ・・・・。 「やっほ〜。リナ、ガウリイ!!」 「よぉ・・・。馬鹿兄・・・・・・・。」 マイヤーリング事件のあった別荘近くの山道・・・・。 歩いていたリナとガウリイに一人の青年と一人の少年が声をかけてくる。 「ジョヴァンニに〜さま」「ガストン!!」 そんな二人に声を返すリナとガウリイ。 「悪いな・・・。ガウリイ・・・。こ〜んな事に付き合わせてさ〜。」 苦笑しながらジョヴァンニがガウリイに言う。 「あ〜〜〜・・・。別に・・・・・・・・・・。」 もはやなるになれ・・・と堪忍したのだろうか?アッサリガウリイは顔を引きつらせながらもそう言う。 「今回の事件・・・ココだけの話あんまり『ルクセンブルクのエルミタージュ』から盗まれたモノとは関係の無いような気がするんだけど・・・?」 不意にリナがそんなジョヴァンニに問いかける。 「ナンでだ・・・?」 今度は顔だけリナの方を向けながらガウリイが言う。 「簡単な事よ。マイヤーリング事件とルクセンブルクのエルミタージュ。あんまり 関連性が見られないんだもの・・・。」 その辺りを説明するためにジョヴァンニがココに居るのだろうけれども・・・・。 「あ〜〜あ・・・。簡単な事だ。マイヤーリング事件が世界にセンセーションを起こしたことは・・知っているな。かの礼嬢の墓暴きが起こったくらい、だ・・・。」 ガウリイが既に硬直して恐怖しているのを見越してだろうか? ここで一端言葉を切るジョヴァンニ。 「で、それに便乗して・・。マイヤーリングの宝物も多々盗難されたんだ・・・。 それがルクセンブルクのエルミタージュのも流れて・・・。」 恐怖に怯える兄にはお構いなしに話を続けるガストン。 だが、幽霊関連の話で無くなったからにはガウリイとて黙っていない。 「でもよ〜。それじゃあ・・エルミタージュの所蔵品はもともとここ・・マイヤーリングのモンだったんじゃないのか〜?」 既に復活モードに入ってそうツッコムガウリイ。 「其処だよ・・。宝物を売り払ったミッドガルズ・・フレイの騎士団の連中は・・。 その辺りに目をつけて。関係の無い『エルミタージュ』所蔵の品をマイヤーリングの悪徳組織にドサマギで売り払ったんだよ・・・・・。」 なるほど・・・・。 その品物もカモフラージュで、「もともとマイヤーリングの物だった」 と言ってしまえば問題は無いのである。 「ガウリイ。ウィーンに行ってみない?」 マイヤーリング付近に宿泊した翌日の事である。 ジョヴァンニとガストンが調査のタメに何処へとも無く行ってしまった 後の事である。 ガウリイにリナがそんな提案をしたのは。 「別に構わないけど・・・・・・。」 いや・・・むしろ願ったり叶ったり・・と言う感じがしないでも無いのだが。 「そう・・・・。あんがと。」 そんなガウリイに対してリナはあくまで呆然とした様子が拭い去れない。 「どうしたんだ・・・?一体・・・・。」 さしものガウリイもリナの様子に不審を抱いた様に尋ねる。 「ガウリイ・・・。『うたかたの恋』って信じる?」 いやに今回の事件に関してはその事に拘っているような気がするのだが。 「何言ってるんだ?リナ・・・・・・・・。」 「・・・・今回・・ど〜もジョヴァンニに〜さまと馬鹿兄にちょろまかされたような 気がしてならないのよ・・・。」 ガウリイを今回の一件に関わらせないようにしたその理由・・・・・。 更に言えば・・・もっとタチの悪い事に『金を落とした』という事は事実だろう・・ という事。 だから・・なお更にタチが悪いのだ。『別』の意味で。 そんな考えを頭から払拭するためか。はたまたルドルフ皇太子生誕の地のウィーン ならば何かが分かるのでは・・と思ったためか。 自分でも分からないままリナはウィーンに行こう・・そう決心したのだが。 「ほらほら〜♪リナ!!あ〜んして〜♪ザッハトルテ食えよ〜♪」 ピースに刻まれたザッハトルテをフォークに刺しながらリナに暢気に差し出すガウリイ。 「あのねえ・・ガウリイ・・。」 と言いつつ(彼から食べさせては貰わないが・・)ザッハトルテを奪いとって食べるリナ。「なんだよ〜〜〜・・。」 そんなリナに少々不満そうにガウリイが答える。 「今月・・食費ピンチなのよ・・?ケーキなんて買うお金何処に・・」 とか言いつつムシャムシャとケーキを食べつづけるリナ。 「安心しろ。俺のへそくりだ〜!!」 おい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 「別良いけど・・・。って・・・・・・・。」 不意に聞きなれた声が聞こえてくる。 「どうした・・・リナ・・・?」 立ち止まって周囲に気を払っているリナにガウリイが不審そうな顔を向ける。 「あの人・・・・・・・・・・・・。」 行く所、行く所に事件アリ。 そう言った所であろうか・・・・?????? 「オラオラオラオラ!!!!」 勇ましい声を上げながら一人の人物が多数のごろつき風の連中を迎撃している。 「このラウラ様にウィーンの三流マフィア風情が勝とうなんざぁ!!400年早いのよ!」ラウラ・・・・・・・・・・・・・・・・・。 グシャグシャとごろつきを倒して行く背の高い・・男装の女性・・・。 昔の面影は・・・・その姿からは覗えない・・・。 しかし・・・・・・・。 「ラウラ!!!???」 声、髪の色、更に言えばその面立ちはどんなに男装してもそうそう変換させられる ものでは無い。 「・・・・・・・・リナ!!!??アンタ、リナなのかい!!?」 ごろつきを倒す手を・・・もとい・・・。足を止めながらラウラがリナの方を 振りかえる。 「・・・・知り合い・・なのか・・・?」 「・・・・・・・・・。女子大時代の先輩・・・・。」 10代後半のリナには少々似つかわしくない言葉なのだが・・・。 彼女は一応シエナの名門女子大を主席、特待、飛び級で卒業しているのである。 すっかり忘れ去られていたその事実を思い出してガウリイは苦笑する。 「いやさ〜。しっかし。あんの男嫌いのあんたがねえ〜〜・・・。」 流石に先ほどの道端で話し込むわけにはいかずにリナ、ガウリイそしてラウラは ちょっと外れた大通りを歩きながらラウラがリナに言う。 「何言ってるの!!コイツは単なる『オプション』よ!!『オプション!!』」 そんな先輩に抗議しながらリナはガンガン、と無意味に殴りつける。 「いでええ〜〜〜〜〜!!それに・・ナンだよ・・そのオプションって・・。」 抗議は殴ったことよりも別の所に不満があるらしいガウリイ。 「まあ・・・。今回はそ〜ゆ〜事にしておくよ・・・・・・。」 何やら考え深げに呟くラウラ。 「今回は・・って・・・。まあ、別にど〜でも良いけど・・。一つだけ聞かせてくれる?ラウラ、ナンでそんな格好してるのよ?」 黒い・・隙間の無い男装の麗人・・と言った所だろうか? 今ままでも多少男っぽい所はあったのだが。 こんな風になったラウラはまったくもって予想外な展開であった・・・・・。 「リナ・・・・・・・・・・・・・・・。」 急に聞こえるジョヴァンニの声・・・・。 「ジョヴァンニ・・・・?????」 そう答えたのはリナではなく・・・・。 「ラウラ・・・・・????」 そんな彼女にジョヴァンニも呼び返す・・・・・。 「ナンだ〜〜知りあいだったのか〜〜〜〜???」 緊張感の無い声はワザト・・・と思うことにしておこう。この二人の様子からして 「知り合い」なんてなごやかな雰囲気は微塵も感じ取る事が出来ないのだが。 ガウリイのこの一言で場の雰囲気が緩んだ・・いや・・・・。 正確に言えば緊張感の糸がプッツリと切れた・・事だけは確かである。 「まあ・・・・。昔馴染み・・って事は確かかねぇ。じゃね。リナ。」 そんな状況になってもやはり気まずかったのだろう。 さっさと身を翻して消えて行くラウラ・・・・・・・・。 「ジョヴァンニ・・。貴方さ・・・・ぁ・・・。」 何時の間にかこの場に来ていたガストンがリナに良く似た男に遠慮がちに言う。 「なんだ・・チビ・・・。」 上の空の様にジョヴァンニ。さしものクソガキガストンもこの「チビ」扱いには 少々コケたようだったが・・・。やがて・・・・・。 「アンタさあ・・。もしかして・・ストーカー・・・??」 ズベ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 ああ・・・薄々感じてはいたが・・・・。 ついに言ってはイケナイ事を言ってしまったようである・・。このチビスケは・・。 「お〜〜い・・。ジョヴァンニにいさまぁ〜〜〜・・。」 マトモにずっこけて再起不能のジョヴァンニをそこらへんにあった棒でつんつんと突っついて見るリナ。 「リナさん・・その棒・・さっきでっかい黒い犬が散歩中に・・お小水ひっかけてましたよ・・・・・。」 「げ!!!」 「あ、大丈夫です。リナさんの持った方は無事です。ただ・・ジョヴァンニさんをつついた方はかな〜〜〜り・・・・・・・・・・。」 あ・・・・・・・・・・・・。 ますます兄貴が再起不能になってるんですけどね・・まあいっか(爆)。 そんなガス&リナ&ジョヴァの漫才に珍しく沈黙して何かを考えているガウリイ。 「なあ・・リナ・・。さっきのね〜ちゃんだけどさ・・・。あの黒服・・・。」 「ん・・・。そうね・・。ドイツ辺りのかなりの19〜20世紀くらい・・・。強いて言うならプロイセン時代辺りの伝統的な征服かしらね・・・。ラウラ・・軍人になったのかしら?」 思い出したかのようにリナは呟く。 かくいうガウリイは中世から続くルクセンブルクの騎士団の団員というともあれば忘れそうになる設定が頭を過る。 そんな彼が軍服や軍人の雰囲気に敏感になっても納得はいくことである。 「に、しては違和感が・・・・・。」 まだ何か腑に落ちない様子でガウリイ。 「あのね・・ガウリイ。『サーベルが無かったぞ』とか間抜けなこと言わないでよね。 真坂プロイセン時代から続く伝統鏑な軍団員だって・・。街中でそんなの持ってるわけ無いでしょ?」 そんなリナの言葉にますます何やら考え込むガウリイ。 彼にとってラウラは相当な違和感があったらしいのだが・・・・・。 「けど・・・。ラウラ事態危険人物である事は変わらないと思うぜ・・・。」 不意にそんなリナとガウリイの問答に口を挟んだのは他ならぬ再起したジョヴァンニだった。 「真坂・・・。彼女がネオナチとでも言うわけ?」 少々小ばかにしたような口調でリナがジョヴァンニに言う。 「ネオナチ・・・・????ナチの事か?」 一時考えを中断したガウリイがリナに尋ねる。 「ああ・・。ナチスの残党じゃないから安心してね。あのファシズム政権の生き残りが今でも発見されたらどんなじい様になってても町中大騒ぎになるって言うくらいだし・・・。ナチス政権の名前を借りた単なるドイツの外国人排斥テロ軍団よ・・。もっとも・・。最近は聞かないけどね・・・・・・・・。」 仮にラウラがそんなテロ組織に入っていたとしても・・・・。 このオーストリアは少なくともドイツ語圏であってもドイツではない。 スパイ活動をしている様子でもなしに・・・・・・・。 今回の事件との関連性は少なくとゼロだと思うのだが・・・・・・・・・・・・・。 「う〜〜ん・・。う〜〜ん・・・。」 「要らないんならこのラム肉頂戴。」 言ってガウリイのラム肉にフォークをつきたてようとするのだが・・・。 ち・・・・・・・・・・。 見事にナイフでディフェンスをカマされて思わずリナは舌打ちする。 「ねえ・・・。ガウリイ。そ〜んな違和感感じるの・・・?」 「ま〜〜な・・・・・・・・。」 ここまで拘るのは・・まあ軍人のプライドと言った所だろうか。 「まあ・・。フリーメーソンみたいな中世からのウラの地下組織・・・。ヨハネ・ナイツみたいな表の事前組織が未だに存在するんだし。19世紀か20世紀の其処らに新設された軍団が未だに残っていたとしても・・。違和感は無いけど・・・・。」 実際に中世の産物だと思われていた「スイス人傭兵」なんぞと言うものもどっかに行けば 簡単にお目に掛かれるし・・・・。 アラブ諸国じゃ未だに傭兵なんぞ雇っている国も在る。 「ま・・・。確かにココじゃ食事した気分にはなれんな・・・・。」 そう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 折角ウィーンに行くのなら絶対に寄って下さいね!! とかナンとか言ってアメリアが福引で当てた高級レストランに今は居たりするのだが・・・。 「ま〜ね。ナポリの大衆食堂で慣れたアタシとしては・・。正装はキッツイわ・・。」 言いながらおもむろに溜息をつくリナ。 「・・・お前なあ・・。散在俺が『あ〜ゆ〜所に出入りするな!!』と言っていたのに・・。」 ジト眼でリナを見ながらガウリイ。 「・・・・。墓穴掘ったわね・・。我ながら・・・・・。」 後で何かと追及されることは・・コレで確実・・・・。 「まあ・・。それはさておき・・・。要らないんならサラダ貰うぞ!!」 「駄目!!」 咄嗟に伸びたガウリイのフォークを二本の指で白刃取りして今度はリナがディフェンス をカマす。 「おいおい・・・・・。」 「ふふふ・・。何時もみたいに決戦できないところが辛いわね・・・。って・・。 もう!!アンタの食べてた肉汁が手袋についちゃったじゃないのよ!!」 雰囲気上こんなもんつけて食事していた訳なのだが・・・・・・・・・。 白い手袋に見事に茶色い染みがくっついている。 「悪い。クリーニング代金くらいなら・・まあ・・どうにか・・・。って・・・。手袋・・?」 不意に先ほどまで考えていた違和感がまた頭をもたげる。 「ガウリイ・・・・・・・・???」 「なあ・・。リナ・・。あのね〜ちゃん・・・。あの軍服って公式なモノなのか?」 不意にされる質問。無論それはラウラの事を言っている事に疑いはないのだが。 「・・・サーベルと勲章こそつけてなかったけど・・。ラウラが大将クラスの人物で・・・。ついでに言えばあの軍服もかなりの品の良い公式のものだと思うわ・・。」 なるべく状況を思い出しながらリナ・・・・。 「・・・・。『手袋』・・・・・・・・・・・・。」 「は・・・・・・・・?????」 「あの手袋だよ・・。普通・・サーベルを持つような軍人の手袋は『白い』布製品と大方の相場は決まっているからな。あのね〜ちゃんの手袋は・・どんなものだったか覚えてるか?」 そういえば。いやに高そうだったから覚えている・・・。 「黒い皮製品・・・。まあ・・ピストルやライフルを扱う・・。近代的な軍隊のソルジャーが持ちそうな・・・・・・・。しかも・・。片手は確か素手だったわ。」 確かに・・レトロな軍服にそんなグローブではガウリイのような人間にして見れば違和感があるかもしれない。 ましてや片手は『素手』である。 「・・・・・でも・・何でそんな必用が・・・・。」 リナの回答を聞いてさらにう〜〜〜んと悩むガウリイ。 「其処までくれば後はアタシの領域よ・・・。彼女は手に何らかの傷を負っているのね。 それも・・火薬関連の何らかの・・ね・・・。或いはカモフラージュにも・・。」 『義手』・・・・・・・・・・・・。 その言葉がリナの頭に過る・・。しかし・・ナンのタメに???? 其処までは掴みきれず・・やっぱり今一つハッキリしない思いがしてならない。 女性が傷を隠したがるのは当然の心理・・と反論されればまさにそれまでなのだが。 「けどさ・・。リナよ・・・。ど〜して黒い手袋・・と聞いてそう言いきれるんだ? 単なる趣味とか・・・・。」 そう言う反論の仕方も遭ったか・・・・。 思わずガウリイに向かって鋭い(ブーイングの)視線を向けたくなるのを抑えつつリナは・・・・。 「いやね・・・・・・・。ちょっと・・。」 オーストリア皇太子ルドルフの情死事件。 彼は葬られる時、正式な軍人のする白い手袋ではなく・・黒い手袋を着用していた と言われている・・・・。 銃で愛人のマリー嬢を殺害し、その後自分の後を追った・・・。 ソレで手が傷ついたのを誤魔化したといえばそれまでなのだが。 彼の身に他に『何か』があったのだとしたら・・・話はまた違った方面に向かってくる。 「リナ・・・・・・。」 不意にガウリイがリナをゴミ箱の後ろに隠す様に引っ張り自分自身は情けない事に電信柱の裏に隠れたりする。 「ちょっと〜〜何するのよおおおお!!」 流石に不燃物のポリバケツだったから良かったとはいえ・・・。 産業廃棄物を頭に乗っけたままリナは電柱に向かって抗議の声を漏らす。 「シ!!ついでに言えば・・放射性物質は無いようだから安心しろ・・。」 「当たり前よ・・ったくって・・・・・。」 ようやっとガウリイの意図を察したリナは更に産業廃棄物が零れるのも気にしないで ゴミ箱に身を潜める。 「ああ・・・。ラウラだ・・・・・・・・・・。」 人目を引かない様にするためだろうか? お堅い雰囲気はそのままながら今度は普通の服装に着替えたラウラが細い路地に入っていく。 其処には・・・・・・・・・・・・・。 「・・・・リナ・・・。お前が言ってた『ネオナチ』ってやつか・・・?」 「・・・・・・・。いいえ・・。恐らく話をしているのは・・・。ラウラの上官じゃないかしら・・・?ヴィスマルク時代のドイツの軍服・・・・・・ね・・・。」 大方東ドイツ時代を生き延びた・・ベルリンの秘密部隊と言った所か? 「ヴィスマルク・・・???」 「何度も説明させないで!!19世紀にドイツを統一した・・・・・・・。」 ここまで言ってリナの頭に一つの事実が蘇る・・・・。 ガウリイの文句のアリそうな顔は無視してとりあえず地獄耳を駆使してラウラと上官らしき男の会話に全神経を集中する。 「・・・・。分かったな・・・。『あの事』が知られれば・・・・・・。」 「分かっている・・・。今でも存続する騎士団、裏組織の連中に・・。私タチは確実的に『処罰』される・・。でしょう・・・?」 「そう。その証拠さえ抹殺すれば・・。お前を自由にしてやる・・・。」 聞き飽きたわ・・その言葉・・・。 微かに聞こえたような気がするラウラの言葉。 「リナ・・・・・・・・・・・・・・・。」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。当時・・。ドイツはヴィスマルクによって統一されたの・・・。国王は一応居たけど宰相のヴィスマルクの方が遥かに権力は上回っていたわ・・・。新生ドイツ・・まあ、現時点ではプロイセンと言うべきかしらね? ともあれ・・彼らは戦争によってフランス、ロシアを破って世界最強国家になったのよ。で・・・当時のオーストリア皇帝はプロイセンと同盟を組もうとしていたの・・・。」 「・・・・・。それが・・・・?」 さっきまでは聞きたがっていた事なのにラウラと上官らしき男の会話を聞いてその事は不必要なことと勝手に判断したガウリイが気のない返事をリナに返す。 「まあ・・。そう面白い話じゃないけど聞きなさいよ。ポイントはここから。皇帝の息子、皇太子ルドルフはそのプロイセンのヴィスマルクには不信感を感じていてね。なるほど・・。上手くすれば彼はオーストリアを併合するつもりだった。で・・ルドルフは密にフランス、ロシアと同盟を結ぼうとしたんだけど新聞の記事にその事をスッパ抜かれてね・・。皇帝にバレて親子大喧嘩したって訳・・・。皇帝にバレたって事は・・。プロイセンもバレて当然のこと・・・・・・。」 「・・・・・・どう言う事だ・・・・???」 「つまり・・。ルドルフは情死したんじゃない。『暗殺』されたのよ・・・・・。元々最後のオーストリア皇后ツィタの証言でそう言った説があるんだけど・・。あくまで犯人は失踪したオーストリア皇帝一家一員のヨハン大公って事になっているの・・。けど・・。 それがラウラの所属するプロイセン軍隊だとしたら・・・・????」 今回無くなったルクセンブルクのエルミタージュの宝物はその『証拠』に他ならない。 ラウラ達よりも先に見つけ出す必用が生じる・・と言うわけである・・・・。 「状況証拠は結構ある・・・・・。」 ウィーンのホテルのロビーで合流したガストンが何やら本を出しながらガウリイに説明、リナに報告をする。 「第一、ルドルフの手はサーベルのようなモノで切り落とされていた・・と言う事。第二に・・情死したと言う割には・・マイヤーリングの別荘は家具類と言った類が荒らされていた事・・。第3に・・皇帝フランツィがこの事件後緘口令を引いた事・・。」 「まあ・・・。スキャンダラスな事件だし。緘口令は分かる気がするわね・・。」 本を見ながらリナは溜息を一つ。 と・・その時だった・・・・。 キィィィィィィィィィィィッィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィッィ!!!! 思いっきりブレーキをかけ、再度思いっきりアクセルをかけるようなイヤな音が聞こえる。「おい!!あれ・・・?」 窓の外を咄嗟に見遣ったのだろうガウリイが何かを指差している。 「・・ジョヴァンニにいさま!!!??」 状況がカーチェイス、と言う事は誰が見ても一目瞭然である。 もっとも・・誰もが係わり合いに成る事を恐れて見てみぬフリを決め込んでいるのだが。「さがって!!!」 不意にガウリイを押しのけてリナは窓辺に佇み・・・・・・・。 ズグドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンンン!!!! 「おい・・・・・・・・・・・・・・・。」 「リナさん・・・・・・・・・・・・。」 ガウ&ガス兄弟の抗議の声は無視!!更に・・・・・・・・・。 ズドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンン!!! 「再度命中!!!」 ズダガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンン!!!!! 「3台撃沈、完了!!」 そう言いながら何処からともなく取り出して・・先ほど散々ジョヴァンニの車を追いまわしていた車輛のタイヤにぶっ放しまくった拳銃を誇らしげに構える。 「おまえなあ・・。何時も思うのだが・・。行く先々何処で入手する?そのチャカ・・。」半ば呆れた様にガウリイがリナに言う。 「ん・・・。その国の『カタート』の支部で。」 その明確な答えにさしものガウリイも沈黙を余儀なくされるのだった・・・・。 無論誰しも係わり合いになる事を恐れているのだからこんな騒ぎも不問だろうが・・。 「いや・・。済まなかったな~~リナ・・・・・。」 頭をボリボリと掻きながらロビーに姿を現したジョヴァンニ。 「・・今の連中は・・・?」 「ああ・・・・。調査の結果ルクセンブルクのエルミタージュの宝物はマイヤーリングにあったんだ。コレ。それが目当てで追ってきたのだろうが・・・。連中が何者かまでは・・。」 言いにくそうにジョヴァンニは言ってリナにその宝物・・・一つの髪飾りをリナに渡す。 この豪華な髪飾りがどのように今回の事件に関連するのかリナの知った所では無いのだが。万が一ジョヴァンニとラウラの事を連中が知り合いと知っていたら・・・・。 「ガウリイ・・・・・・・・・・。」 「ああ・・・・・・・・・・・・・・・・。」 ラウラが危険、その事実だけである・・・・・・・・・・・・・・・。 「マイヤーリングには何も無かったわ・・・。貴方・・どう言う事なのですか?」 「それはこっちの台詞だ・・・・・・・。貴様の友人・・ジョヴァンニとか言う男が持ち出したそうだ・・・。裏切ったのはお前だろう・・・?」 不意にこめかみに付きつけられる拳銃の冷たさがラウラを支配する。 「・・・・・そう・・。彼が・・・・・・・・・・。」 あの髪飾りには未だにルドルフを暗殺した・・と言われるプロイセン軍の女兵士・・。 ラウラの曾祖母と言われる女の血がこびり付いている・・・・。 少なくとも彼らの間ではそう信じられている・・・・・・。それをルクセンブルクまで持って逃げ出し・・其処のエルミタージュに保護を求めたのは彼女の夫と言われている。 しかし・・・・それが裏取引によって持ち出され・・・ラウラがマイヤーリングの別荘の地下に隠した・・・。その抵抗も今無駄に終わったらしい・・・・。 「けど・・。ジョヴァンニなら・・。大丈夫ね・・・。リナの兄貴ですもの・・。」 可笑しくて仕方ない・・と言った口調でラウラは言う。 「これで。祖先の呪縛で貴方方の手先になって。悪事をする必要も無くなったわ、。」 「言わせておけば!!!!!!!」 ズダアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンンン!!!!! 不意に扉が突き破られる。 「ラウラ!!!」 リナが咄嗟に飛び込みラウラを捕らえている男の腕にナイフを投げつける。 「・・・ビンゴ!!!」 「・・・ナイフ投げもするのか・・・・・???」 呆れた様にガウリイが言う。こちらも此方でアッサリと敵の大将に机を投げつけ気絶させてしまっている。 「アンタには負けるわよ。」 苦笑しながらリナは答える。どうやら・・今回は活躍はこれだけ・・らしいのだが。 「ねえ・・。ガウリイ・・・。」 ナンだか後味が悪いまま帰途につきながらリナがガウリイに言う。 「なんだ〜〜〜?????」 此方は相変わらず緊張感が無い。 「ラウラと・・ジョヴァンニは・・・・・・・・。」 「・・・・知らないほうが良い事もあるさ・・・。」 ガウリイにしては感慨深げにリナにそうとだけ言う。 「そうね・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 今回ばかりはそんな簡単な答えに納得してしまうリナ。 「ま。今日は家に帰ったら・・・・・・。」 「知らなくていい事をイヤでも知ってしまった馬鹿兄が・・・・・。」 そう言い合いながら更に苦笑するガウリイとリナ・・・・。 かくして・・・。家ではウィーン〜マイヤーリングでガウリイ、リナ・・。 更に言えばジョヴァンニ、ガストンが食べまくったツケに埋れているゼロスの生ける屍が机に佇んでいるのだった・・・。 食費探し・・どこれではない事態なのは・・言うまでも無い・・。 (気が向いたらまた書きます) ************** |
11620 | 泡沫の恋は悲恋だぞガウリイ(汗) | P.I E-mail | 8/24-00:33 |
記事番号11609へのコメント CANARUさん、こんばんは〜!お久しぶりです♪ まだ夏休み中ですよね?楽しんでますか〜♪Pは今週から仕事です(^^;) 久しぶりにお話が読めて嬉し〜♪♪ 今回は・・・・おんや〜ジョヴァンニにーちゃんの泡沫の恋!?(笑) ラウラさん、あの後なにも言わずにジョジョにーちゃんの前から 姿を消したんでしょーか?事件が解決したんだから改めておつき合いしたら 良かったのに。いつかどこかでまたばったり出会ったりして(笑) ジョヴァンニにーちゃん、墓暴きした際、ゼロスのお金見つけなかったので しょーかね?まさか「らっき〜♪」とか言って懐へ・・・(汗) いつもいつもリナとガウリイに助けてもらってるんだから、食費ぐらい立て替 えてあげてもよさそーなものなのに、タカるんですねぇ、ガストンくんも(笑) ゼロス哀れ。ラーメン生活は何日くらい続いたのかしら(^^;) エルミタージュの秘宝はあとどれくらい残ってるんでしょ? 全部回収するまでリナは指輪をもらえないのでしょーか?(爆) また気が向いたら続きを読ませてくださいね〜♪ それでは一曲! うたか〜たぁ〜 酔いしれて〜恋ぃ〜〜♪♪(五輪真弓の歌です) |
11625 | 頑張れガウリイ〜♪ | CANARU | 8/24-09:52 |
記事番号11620へのコメント >CANARUさん、こんばんは〜!お久しぶりです♪ どうも〜〜!! すっかりスランプで書くのが遅くなったCANARUですう〜〜!! (しかし・・既にジバクくん小説は書いてある・・・) >まだ夏休み中ですよね?楽しんでますか〜♪Pは今週から仕事です(^^;) >久しぶりにお話が読めて嬉し〜♪♪ はうう!! 一応9月の半ばまでお暇な短大生できそうですうううう!!! >今回は・・・・おんや〜ジョヴァンニにーちゃんの泡沫の恋!?(笑) >ラウラさん、あの後なにも言わずにジョジョにーちゃんの前から >姿を消したんでしょーか?事件が解決したんだから改めておつき合いしたら >良かったのに。いつかどこかでまたばったり出会ったりして(笑) ですねえ〜♪ 個人的に気に入っているキャラなのでまた出したいな〜〜と思っています。 どうも女性キャラが少ないなあ・・と思っていたので!! (出てくる女性オリキャラはヒステリック・ママにこれまた ヒステリック症候群の悲劇のね〜ちゃんくらいなので・・・) >ジョヴァンニにーちゃん、墓暴きした際、ゼロスのお金見つけなかったので >しょーかね?まさか「らっき〜♪」とか言って懐へ・・・(汗) ふふふふふ・・・。 ぢつは・・お察しの通りです・・・。 割と無駄遣いが好きなジョヴァンニに〜ちゃんだったりします・・・。 >いつもいつもリナとガウリイに助けてもらってるんだから、食費ぐらい立て替 >えてあげてもよさそーなものなのに、タカるんですねぇ、ガストンくんも(笑) ですね・・・。 ちゃっかりお子様とは彼のことですねえ・・・。 >ゼロス哀れ。ラーメン生活は何日くらい続いたのかしら(^^;) >エルミタージュの秘宝はあとどれくらい残ってるんでしょ? う〜〜ん・・・。 来月の給料日まで頑張れ〜〜!! あ・・ルナね〜ちゃんに利子8倍で借金する生存方法も・・・。 >全部回収するまでリナは指輪をもらえないのでしょーか?(爆) >また気が向いたら続きを読ませてくださいね〜♪ >それでは一曲! はいな〜♪ 一応結末は考えてあるのですが・・。 いかにせん間が(汗) > うたか〜たぁ〜 酔いしれて〜恋ぃ〜〜♪♪(五輪真弓の歌です) はううう!! 今は青ざめた〜〜りばいばるぅ〜〜〜〜!! ああ・・繰り返すだけの〜〜おもいではあ〜〜(何故か知っている!!) では!! |