◆−新・洗濯日和1−一姫都(8/23-23:24)No.11616
 ┣あとがき。(先に読んでも大丈夫だけど・・・)−一姫都(8/23-23:26)No.11617
 ┣Re:新・洗濯日和1−人見蕗子(8/23-23:47)No.11619
 ┃┗これってヴァルフィリ小説だったのね・・・(再確認・笑)−一姫都(8/25-00:01)No.11633
 ┃ ┗ばっちりヴァルフィリですわ!!(力説)−人見蕗子(8/25-22:12)No.11641
 ┣ももへいさまへ☆−一姫都(8/25-00:00)No.11632
 ┃┗どうも…ありがとうございます…−31(8/25-01:56)No.11635
 ┗初めてここにお便りします−美月 沙耶(8/25-02:04)No.11636
  ┗どうもーーーーっっ都でーす。−一姫都(8/25-20:51)No.11640
   ┗子ヴァルってホントええやぃ!!!−美月 沙耶(8/26-13:08)No.11646


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11616新・洗濯日和1一姫都 E-mail 8/23-23:24


             新・洗濯日和1



 さっきまでこの店を、天使の微笑のように見守っていたお日様も、すっかりその色を赤褐色に変えてしまっている。
 人の数はまばらになり、どこかしんみりと寂しさが辺りを覆っていた。
 喫茶店の最後のお客が帰り、三人は店じまいを始めた。
 クラボスは、ついに店の外にまで置かなくてはならなくなったテーブルセットを中に運び入れ、ジラスは茶器を丁寧に洗っている。
 ヴァルガーヴと言えば、手にほうきを持ち、適当に埃を掃いているふりをして、店先から続いている茶の間へと目を凝らしている。
 変わらない店じまいの、変わらない様子の中で、ひとつだけ変わっていたこと……
それはその茶の間の中の様子だった。
「だからね」
 こほんっと一つ咳をし、もう一度フィリアに言い聞かせる婦人。
「このお話は、フィリアちゃんにとって、とぉぉっってもいいものだと思うのよ」
 重々しい見合い写真をどんっと置き、そう思わない?
と、返事を促す婦人。名前をリーベルと言い、血色のいいちょっと太めの人である。
「は、はあ。
けど、わたしお見合いだなんて………」
 考えてもいなかった事の運びに、フィリアは大層困った様子で返答する。
「この方はね、それはそれは心根のよい方でね、
子供もお好きだし、なにより目上の者を大切にするのですよ。
ちょっとした商人の家の嫡子でね、ゆくゆくは後をお継ぎになって、それはすばらしい功績を………」
 放っておけばこの婦人は、夜の闇があたりを包むまで話し続けているであろう。
 昼中に仕事をしたかったら、あの人には出会うまい、というのがこのあたりのもっぱらの噂だったからだ。
 そんな有名人の呟きをほぼ流しつつ、フィリアはおそるおそる言ってみることにした。
「けど、ヴァルもまだ小さいですし。
それに、このお店だってあるんです。
それは、代々続いた商人様のお店とは規模が違うかもしれませんけど、ここ私の大切な場所なんです…」
 まあまあ、そんなこと…笑いながら話を続ける婦人。
「あちらの方はね、そんな事承知でこのお見合いを受けてくださるって言ってるのよ。
裕福な御家ですからね、使用人に一人や二人いらっしゃる訳ですよ。
だから貴方は洗濯や家事等そういった、煩わしいものを一切しなくてよいのですよ
だから、結婚しても自由な時間があるの。ここのお店だって続けられますよ」
「いえ、でも…」
「それにね、ヴァルガーヴには父親が必要だと思うのよ。
あれ位の年頃の男の子には特に同性の親が居たほうがいいと、そう思うのよ。だってね、父親が賞金稼ぎで、もう5年も行方が知れないディビス坊やったら、最近は夜中も外でなにやら柄の悪い男達と、夜中まで騒いで遊びまわっているっていうじゃないですかっ!
これはたいへんな問題ですよっ、この街であのようなごろつきが屯しているなんて…!」
 今にもテーブルを引っくり返してしまいそうな程力を込めているリーベルに、フィリアは三杯目のお茶を薦める。
「ああ、こんな事は今関係ないかもしれませんけどね。
それでも、やはりヴァルガーヴには父親が必要だと思うのですわ。
母親だけでは与えられない物というのも、残念ながらこの世に存在しますからね」
 時計の針が六時を指し、会話を打ち破る振り子の音が鳴り響くと、婦人はあたふたと帰り支度をし、それでも最後にこういい付けることを忘れなかった。
「フィリアちゃん、よーく考えてちょうだい。
結婚は、本当に素晴らしいものですからね!」
 嵐が去ったかのような気分になりながら、フィリアは机に取り残された写真を見つめ深くため息をついた。
「父親かぁ……」
「あねさん!!」
「うひゃあ!?」
 勢いだって駆け込んだジラスは、そのままでフィリアに詰め寄った。
「見合いするんですかい!?」
「な、なにを…。
さては聞いていたのねっ」
 やれやれと肩を叩きながら、ゆっくり茶の間へ入るクラボス。
「あんな大声で話していちゃ、二件先の肉屋の奥さんにだって聞こえますって。
リーベルの女将さんは、声のでかさと蛙嫌いではこの街じゃ大層有名人ですからね」
「もうっ
そんなことを言ってるんじゃないのよっっ」
 フィリアは頬を膨らませ、だんっと写真を両手で叩いた。
「ああ、これが相手さんの写真ですかい?」
 引き抜こうとするジラスの手を、おもいっきり抓り上げるフィリア。
「いてぇっ」
「だ、だめよっっ
これは明日リーベルさんの所に返しにいくんですからねっっ!」
「ええーーーーー、そうなんですかい?」
 少し残念そうな声を上げるクラボス。
「じゃあ、お見合いしないのか?」
「そうよ」
「ふん、すればいいのに」
 こつんっとフィリアの頭を小突いたのは、さっきまでこの話にまったく無関心のようにしていたヴァルガーヴだっった。
 9歳という年齢のせいか、最近は昔のように泣きつくことも甘えることも滅多に無くなって、実に立派な反抗期ぶりを見せている。
 好き嫌いが無いのとよく寝ていることが効果しているのか、ヴァルはすくすくと育ち、周りの子より2cmばかり大きいのである。それでも、フィリアと並ぶとまだまだその差はあるのだが…。そして子供らしいという印象が消えない顔立ちであった。
「そんなんだから、いい年にもなって男の一人も出来ないんだ」
「ヴァル!」
 あまりいい言い方とはいえなかったので、フィリアは素早く叱った。
「あねさん、ずっと彼氏いないのか?」
「ジラス!」
「本当のことを言われて怒るのは歳を取った証拠だって、先生が行ってたぜ」
「ヴァル!
貴方はなんでそういう……!!」
 言いながら階段を昇るヴァルガーヴ。フィリアの抗議も、すでにヴァルには届かなかった。最近益々言葉遣いが悪くなっているわね…と、ため息をつくフィリア。
その様子をかかかっと笑いながら見てるクラボス。
「……でも」
 ふいに思いつめた表情で、その写真を見つめ直すフィリア。
「ヴァルがあんなにひねくれてしまったのも、……やっぱり、父親がいないって事にちょっとは原因があるのかもしれない………」
「いやいや、元からあんなんでしたって」
 元という遠い昔のことを思い出して、ぱたぱたと手を振るクラボス。
「学校の父親参観には代わりの、クラボスとジラスが行ってくれたとしてもそれは似て非なるもの…。父親がいない…、ましてや母親も実母じゃないなんて事実で、いじめられたりしたかもしれないし…」
「この辺一体でヴァルガーヴ様にかなう子供なんていないぞ」
「うん!
あたし、…お見合いしてみるわ!」
「どえええええええええええ!?」
 180度意味不明な急速展開に、二人は手を合わせて驚いた。
 勝手に始まり勝手に終わったフィリアの妄想は、この後けっこうな事態を巻き起こす事になるのだった。



「あれ、ヴァルガーヴ様っ
今日は外に遊びに行かないんですかい?」
 掃除機片手に二回に上がってきたクラボス。水色のエプロンが、やはりとても似合わない。
 ソファーに寝転んだままで、雑誌に目を通しているヴァル。
「うん」
「じゃあなんで着替えているんですかい?」
「なんとなく」
 愛想無く答えて目を瞑るヴァル。やることが無くて寝る様子だった。
「暇なら手伝ってくださいよう。
今日はあねさんのお見合いで忙しいんですから……」
 それが気に入らないのだと…、ふてるように立ち上がるヴァルガーヴ。
「あ、下の行くんでしたら、あねさんの姿を一目見てくださいよ。
きっと、びっくりしますぜっ」
 別に用は無かったが、なんとなく階段を下りるヴァルガーヴ。
「…別に、ただ、そう
喉がかわいたから…」
 自分に言い訳をし、台所へと向かう。その途中のフィリアの部屋からなにやら賑やかな空気が伝わってきた。
「あ、ヴァルガーヴ様!」
 ふいに台所から出てきたジラスに捕まった。
「そんなところにいないで、部屋に入ってくださいようっっ」
「い、いやだっっ」
 それでも無理矢理部屋に入れられるヴァルガーヴ。
「ああ、ヴァルガーヴ
ちょっと見てごらんよ」
 リーベル婦人は、まるで自分の事のように興奮してフィリアを着飾った。
 ドレス色は高貴な紫だった。袖は膨らみ、長いスカートの裾には薄い黄色のレースがふんだんに使ってある。胸元には赤が美しく鮮やかなゼラニウムのブローチが飾られていた。質素ではあるが上品なそのドレスは、フィリアが着ると一層輝きを増した。
「ね。綺麗でしょう?
このドレスはあたしが娘時代の時に着ていたものだけど、なんていったって貴族の叔父が送ってくれたものでね、とってもよい品なのでこうして取っておいたんですよ。
それがまあ、フィリアちゃんによく似合うこと!」
 息を切らして話すリーベルに対して、当のフィリアはなんだかぼうっとして、はしゃいだ様子はあまり見受けられなかった。
「あねさん綺麗ですぜっっ
ねえ、ヴァルガーヴ様!」
 綺麗だった。いつも見ていた骨董屋の主でないフィリアが、そこにはあった。
「あ、うん」
 皮肉を言うのも忘れて、素直に頷くヴァル。
「…なんだか、懐かしいわ」
 と、フィリアはドレスの裾を持ち上げて、にっこりと微笑んだ。
「フィリアちゃんはお嬢様だったんだっけね。ああ、よく似合うはずだよ。
ブローチも気に入ってくれただろうね?
それは前の主人があたしの誕生日に買ってくれたもんなんだよ。
あたしにはちぃと派手な気がして、タンスの肥やしになっていたのさ」
 けどこれで前の旦那も喜んでくれるね、と婦人は笑った。

 
 
「ヴァルガーヴーーーー!
バスケしよーーぜっっっ」
 いつもの遊び仲間が、公園にいるヴゥルガーヴに声をかける。
「ごめんっ
また今度!」
 それを断り、再び一人になったヴァルは、何をするでもなくブランコに座っていた。
 日曜日の公園は親子連れでにぎわっていた。
 泣いたり、走ったりしている子供達。それを慰めたり、あやしたりしている親。
 それは昔、自分も経験した懐かしい光景だった。
「はーあ…」
「こんにちは」
「うわぁっっっ!?」
 どがっと、後ろに倒れこむヴァル。思い切りぶつけた頭が震えているように痛い。
「ああ、すみません。
驚かせるつもりじゃなかったんですけど……」
 ふいに前に現れた黒尽くめのプリーストは、ヴァルに手を差し伸べる。
「お前、誰だ?」
「おや。
覚えていませんか」
 おかっぱ頭の男は、にこやかな笑顔のまま隣のブランコに座る。
「小さい頃、一度おじゃまさせてもらったんですけどねぇ。
まあ、フィリアさんのちょっとした知り合いです」
 なんとも胡散臭い男ではあったが、何か記憶に訴えるものがあって、ヴァルはそのまま話を聞くことにした。ブランコに座りなおし、汚れた服を叩く。
「で、何の用だ?」
 その瞳にははっきりと疑惑の念が込められていた。
「そんなに警戒しないでください。
ただのあやしいプリーストですから」
 どう打ち解けろというのだ、その答えで。
「それにしても、立派になりましたねえ。
前みたときは、まだ言葉もしゃべれなかったのに」
「……立派?」
「ええ、すっかり大きくなって…」
 その言葉に一気に暗くなるヴァルーヴ。
「おや、どうしました?」
 …しぶしぶと話し始めたヴァル。それをなんとか笑いを堪えながら聞いていたプリースト。
「はあ…なるほど。
フィリアさんに、お、お見合い話ですか………」
 中々面白い展開になってきたなと思い、プリーストはブランコをひとこぎした。
「そうなんだ」
「それが、嫌なんですか?」
「………………昔、だけど」
 立ち上がり、ブランコを思い切り揺らし始めるヴァルガーヴ。
「フィリアに言ったんだ。
大きくなったら、フィリアをお嫁さんにしてあげるって」
 3歳ぐらいの時だった。幼稚園で「結婚」というものを習って、息を切らして家に帰った。
「なるほどー。
それで、フィリアさんは受けてくださったんですか?」
「うんっ!
もしヴァルが、あと十年後にそう思ってくれてたら、お嫁さんにしてもらうね。
って、そう言ったんだよ」
 その時のフィリアはとっても嬉しそうだった…
「…なのに」
「フィリアさんがお見合いをしてしまう…、ですか」
 まあそれもそうですね。3歳の子のいう事を間に受ける訳は無いでしょう…
 錆付いた音を立てるブランコを、軽軽しく降りるプリースト。
「それでは、今からお見合いを壊しにいけばいいんですよ」
「……そんなの考えた」
「おや、ならどうしてこんな所に?」
 ぐんぐん上昇していくブランコ。
「……だめなんだ。今のままじゃ…。
俺、大きくならなきゃ」
「なるほど。
プロポーズの再演という訳ですね」
 悩める少年には、魔法使いの手助けが必須ですからね、とプリーストは口に人差し指を当ててウインクをした。



 店の名前は、フォーシーズンズ。先代はかの聖都市の宮殿料理長だったが、60歳になって引退し、この店を築き上げた。まさに名前にふさわしいであろう広々とした庭園には、四季折々の花が美しく咲いている。今は夏。向日葵がその笑顔を振りまいている。
 レストランに流れるのは優雅なオーケストラ。硝子で創られたシャンデリアは、まるで宝石のように輝き、店内を眩く彩っていた。
 ナイフ・ホークの音と少しの談笑の聞こえるその只中にフィリアはいた。
 四人がけのテーブルに、フィリア・リーベル婦人、そして相手の男性と母親。名前はモーガンというらしい。着ている服の仕立ての良さと、乗ってきた馬車で、とても裕福な人だという事がわかった。
「ほほほほほほほっ、お料理美味しいですわねぇ」
 母親がムニエルを口に運び、これはシナモンが隠し味ですわねっと息子に尋ねる。
「そうですね、お母様」
 どうですかフィリアさんと尋ねられ、引きつりながらも笑顔で返すフィリア。
「お、おいしいです」
 この緊張感のせいで味なんてわからなかった。
「モーガンさん、フィリアちゃんは少し緊張しているみたいなのよ」
 リーベル婦人がワインを口に注ぎながら呟く。
「けどね、この子はとってもいい子なんですよ。
この通り器量良しですしね。ああでも女の価値が器量で決まるだなんて、あたしはこれっぽっちも思ってないんですよ。この子は家事だって立派にこなすし、なんたって心配りのできる子ですからね。お嫁にしたら、そりゃあ婿はこの町内で鼻が高いでしょうよ。
それぐらい、きちんとした振る舞いのできる娘ですからね」
 ええ、そう思いますよ、とモーガン青年は笑う。
「うちの息子も、自分でいうのも何なんですけど、そりゃあもう商才のある子でね。
この前も一つ大きな契約を取ってきた所なんですわ」
「そう思いますとも。とても立派な息子さんだわ。私はいくらか目利きの出きる女だと思っていますけどね、最近の若者にはめずらしい利発さですよ、おたくの息子さんは。
ねえ、フィリアちゃん?」
 確かに。
 家は見晴らしのいい場所に500坪の豪邸。
 お手伝いさんはゆうに10はいるという。由緒正しきその家系。
 たしかに玉の輿。きっぱりお金持ち。
 けどっ……
――顔が濃い!!!!!!
 ばしばしに生えた下まつげ。剃り跡が青い口髭。割れたあご。てかてかとした黒髪。
 それよりなにより嫌なのが、向かい側に座っているのに漂ってくるこのフェロモン!!
 ああっっイヤ!!!
 デザートを食べ終わり、リーベル婦人から恐ろしい提案がなされた。
「ほら、ちょっと二人で散歩でもしてきたらどうだい?
あたしは腰が痛いので遠慮しておくよ。それに、この奥さんとここの自慢の紅茶、フォーシーズンズを飲みたいしね。なんとかって葉をブレンドしてあるんですわよね」
 それならあたしの専売特許ですからご一緒に…と言い出すフィリアにモーガン婦人が、後で届けさせますわ、といかにもお金持ちらしい事を言って追い払った。
 二人の婦人をうらめしい目つきで通り過ぎ、フィリアと青年は庭に出た。
 さりげない段差に手を差し出す青年は、まさにレディファーストの伝道師といった感じだった。
 夏の終わりの景色は晴れ晴れとしていて、それでもまだその暑さを残していた。
 少し日陰になったテラスで足を止める。
「フィリアさん。わたしは貴方を永遠の伴侶にしたい」
 ぶはっっ!
 唐突すぎる申し出に、フィリアは思わずつんのめりそうになった。
「ま、まあ。
そ、それは急な……」
「貴方は美しい…」
 呟き、フィリアの頬へと手を伸ばす青年。心の中で悲鳴を上げるフィリア。
「この白い肌はまるで雪のようで、今にも溶けてしまいそうだ…。
金の髪は豊かで繊細。大きな瞳に映るのは、僕らの未来だろうか……?
そして」
 顔を近づけるモーガン青年。
「赤い唇は艶やかで、とても魅惑的だ」
 擦り寄ってくる青年。小動物のように脅えながら後ずさるフィリア。
「ああっっ、可愛らしいっ
僕のスィートハニー☆」
「きゃゃゃぁぁああああああああああああああ!!!!!!!!!」
 接吻しようとする青年を、自慢の右足で蹴り倒そうと降り下ろすフィリア。
 どがっっっ!!!!
 痛ましい音が庭園に響き渡る。
 蹴り下ろしたにしては、随分と重音がしたので、怖くて目を瞑るフィリア。
「……あれ?」
――違うわ。
 あたしの蹴りは、モーガンさんに当たって無い…。
 相手に当たらなかった足を見つめ、フィリアは視線をモーガン青年へと移す。
 すると倒れている青年の顔には、痕がつくほどめり込んだアメリカンクラッカー。
 見慣れた玩具に、一時混乱するフィリア。青年の顔からそれを持ち上げる。
「これは…ヴァルの?」
「たく…。おおボケなんだから……」
 後ろから、予想通りヴァルガーヴの声がして、涙目のままで振り返るフィリア。
「そ、そんな事言ったって、ヴァッ…………」
 言葉の途中で固まるフィリア。
 沢山の向日葵の中から出てきたのは、背丈が170cm以上あると思われる青年だった。
 緑の髪に、金色の瞳、手足は長く、何より野性的で美麗な顔立ちが目を引いた。
 そして、その顔は酷く懐かしいものであった。
「ヴァ…ル、ガーヴ……?」
 地上で天使を見てしまったかの如く驚くフィリアに、自慢気な笑みで答えるヴァル。
「そうだよ、フィリア。
俺、おっきくなったんだ!」
 何がなんだかわからず、ただただその姿を凝視するフィリア。
 だ、だれかの悪戯かしら……。思い当たる人物、一人しかいないわっっ!
「ヴァル…。
貴方もしかして、
おかっぱ頭のプリーストに会わなかった……?」
「うんっっ。大きくなれる薬を貰ったんだ!!」
 がくっと、その場にしゃがみ込むフィリア。
 あっあのオトボケ災害魔族ぅぅぅぅぅぅぅぅぅううううう!!!!
 どうせ奴のことだから、ちょっとした暇つぶしに…とかなんとか言ってここに来たに違いないわっっ!!!!
 そして純粋なヴァルを玩具のよーに考えたのねぇぇぇぇぇぇぇぇっっっ!!!!
 フィリアの殺気に只ならぬものを感じたヴァル。
 すこししょんぼりとして、フィリアに尋ねる。
「フィリア…。
大きくなった俺、嫌い……?」
「え?
そ、そんな事無いのよっっ」
 本当に、そんなことは無かった。
 なんだかじんわりとしたものが込み上げてきて、フィリアは再びじっくりとその精悍な青年を見た。
 あの時の様子がゆっくりと目に浮かぶ。あんなにも遠くに感じていた…否、本当は誰よりも理解したいと思ったその姿の青年が、今こうして目の前にいる。
 理解し難い感銘を受け、フィリアはヴァルの髪に触れる。
「とっても…素敵よ」
 その手を優しく包み、握り締めるヴァルガーヴ。
 そうしてその指に向日葵の花びらの輪をはめる。
「?
なあに、これ?」
「婚約指輪。
本当はもっとちゃんとしたのあげたいけど、お金無いんだ…。
だから、今はこれで我慢して」
「えっ…」
「きちんと十年たったら、結婚してよ」
 そう言って、ヴァルはフィリアを引き寄せ額にキスした。
「っひゃあっっ!?」
 いきなり成長したヴァルに接吻され混乱するフィリア。
 手をじたばたとさせ、顔をたこのように赤くしていた。
 その途端…
「うわっ」
 急に視界が低くなり、草むらに倒れ込むヴァル。
 ヴァランスを崩しフィリアも尻餅をついた。
「あたた……
って、ヴァル……」
「あーあ…。
効果が切れちゃった……。
もう30分たったのかあ……」
 どうやら、あのほら吹きプリーストの薬は30分という制限時間がついていたらしい。
 元の小さな子供に戻ったヴァルに、なんだか安心するフィリア。
 だって…あの姿でああいうことされると、とっても困るんですもの…。
 まだ高揚している頬に手を当てるフィリア。すぐに立ち上がり、フィリアに手を差し伸べる小さな紳士。
「約束だぞ」
 言われ、少し戸惑いつつ、手を取るフィリア。
 まあ…、今日のことは大目にみるとしましょう。あのプリーストのことは、ね。
 夏色の指輪の小さな約束。
「喜んで」
 けれどその約束は、いつしか、
 新しい家庭に大輪の花を咲かせることになるかもしれないのだった。



             End












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11617あとがき。(先に読んでも大丈夫だけど・・・)一姫都 E-mail 8/23-23:26
記事番号11616へのコメント

ををっっ、前の洗濯日和よりもずぅぅっっと漢字が増えているではありませんか!
てな訳で、赤毛のアンを読みすっかりロマンス(!?)に浸っている一姫都です☆
「新」になった理由は、前の洗濯日和とはちょっと雰囲気に違いがあるから。
あと、これだけ間をあけていたのに、いきなり5とするのはどうかと思ったので。
それだけなんです。(けっして何番まで書いたのか忘れたからとか、そういうことじゃないんですよ。ええ、決して。)
この作品は凄く好きなもので、続編を書くのを楽しみにしていました。
今が丁度その時であるかのように思えまして、うきうきしながら筆をとったのです。
書いてみるとなんと楽しいこと!
ヴァルガーヴのひねくれ加減、フィリアの純情な性格。とっても懐かしくて、いつまでも終わらせたくないと思う程でした。
この物語がいつまで続くのかわかりませんが、出来れば二人と二匹が(笑)幸福になれるようにと思っています。
もし、このお話をはじめて読んでくださっている方がいらっしゃったら、前作の洗濯日和1-4をお読みくださることをお勧めします。
この二人のほのぼの加減が、いい具合におわかりいただけると思いますから☆

. If it is what it please read it, and thank you and is below, I expect that even the next work meets and finishes appearing.
by・Miyako Ichihime

それでは…。

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11619Re:新・洗濯日和1人見蕗子 8/23-23:47
記事番号11616へのコメント

 「新・洗濯日和1」ステキですー。「1」ということはまだ続くのですね!?少しずつヴァルフィリっぽくなりますね。はじめはヴァルの片想いみたいだったのに、今回大きくなってフィリアも彼がヴァルガーヴであることを再認識したような。可愛らしくていい感じです。一姫様の野望(笑)によるとこれからラブラブになるんですよね?
 もう泣けますよ。いい小説読むとすぐ涙がでる私。フィリアさんの相手の濃ゆさとヴァルの必殺アメリカンクラッカーには笑わせてもらいました。
 

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11633これってヴァルフィリ小説だったのね・・・(再確認・笑)一姫都 E-mail 8/25-00:01
記事番号11619へのコメント

どうもーーーーっっ一姫ですー。

>「新・洗濯日和1」ステキですー。「1」ということはまだ続くのですね!?
はい。続けたいと思ってますー。
というか、終わりがあるのか…(笑)

>少しずつヴァルフィリっぽくなりますね。はじめはヴァルの片想いみたいだったのに、今。>回大きくなってフィリアも彼がヴァルガーヴであることを再認識したような。
ちょっとびっくりーーーってかんじでしょうか。
でもまだヴァルの片恋です。(ひどっ・笑)ああ…アダルトなヴァルが書きたいよう…。ふう。

>可愛らしくていい感じです。一姫様の野望(笑)によるとこれからラブラブになるんです>よね?
えっ、あたしの!? 人見しゃんぢゃなくて??(笑)

>もう泣けますよ。いい小説読むとすぐ涙がでる私。フィリアさんの相手の濃ゆさとヴァル>の必殺アメリカンクラッカーには笑わせてもらいました。
 そこまで言ってくださるなんてっっっ!!!ありがたやぁーーーーー(拝んでる)
 フィリアちんのお相手、モーガンはサイコーに書いてて楽しいキャラでした。一人歩きしてたけど…。是非スタメンになってほしいところ。
 アメリカンクラッカーは、ただの趣味ですけど…。うふふ。

 それではではではーーーーーっっご感想ほんとーにありがとうございましたっっ!!☆


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11641ばっちりヴァルフィリですわ!!(力説)人見蕗子 8/25-22:12
記事番号11633へのコメント

一姫都さんは No.11633「これってヴァルフィリ小説だったのね・・・(再確認・笑)」で書きました。
>
>どうもーーーーっっ一姫ですー。
 そんなに気軽にお声を・・・。ふっきーでございます。
>
>>「新・洗濯日和1」ステキですー。「1」ということはまだ続くのですね!?
>はい。続けたいと思ってますー。
>というか、終わりがあるのか…(笑)
 すごい!!私には続き物は無理ですー。ぜひ永遠にヴァルフィリしてくださいねv(おいおい)
>
>>少しずつヴァルフィリっぽくなりますね。はじめはヴァルの片想いみたいだったのに、今。>回大きくなってフィリアも彼がヴァルガーヴであることを再認識したような。
>ちょっとびっくりーーーってかんじでしょうか。
>でもまだヴァルの片恋です。(ひどっ・笑)ああ…アダルトなヴァルが書きたいよう…。ふう。
 そのうち大きくなったりするんですか?最後はばっちりヴァルフィリに・・・?
>
>>可愛らしくていい感じです。一姫様の野望(笑)によるとこれからラブラブになるんです>よね?
> えっ、あたしの!? 人見しゃんぢゃなくて??(笑)
 どこかにそう書いていませんでした?まあ、確かに私の野望というか希望というか妄想というか・・・。もっとヴァル君の思いを!!
>
>>もう泣けますよ。いい小説読むとすぐ涙がでる私。フィリアさんの相手の濃ゆさとヴァル>の必殺アメリカンクラッカーには笑わせてもらいました。
> そこまで言ってくださるなんてっっっ!!!ありがたやぁーーーーー(拝んでる)
> フィリアちんのお相手、モーガンはサイコーに書いてて楽しいキャラでした。一人歩きしてたけど…。是非スタメンになってほしいところ。
> アメリカンクラッカーは、ただの趣味ですけど…。うふふ。
 あんな濃ゆいのを!!?
 アメリカンクラッカー・・・(うっとり)昔持ってました。あれ踏んづけると痛いんですよね・・・。カタギの友にヴァルの説明をしたら「武器がアメリカンクラッカー」ってところで頭抱えちゃった・・・。「カンカン鳴らしながら登場するの」と嘘ついた私が悪いのでしょうが。
>
> それではではではーーーーーっっご感想ほんとーにありがとうございましたっっ!!☆
 短くてすいません!!破滅的レスで何人もの書き手様を悩ませた経歴が・・・。
>
>

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11632ももへいさまへ☆一姫都 E-mail 8/25-00:00
記事番号11616へのコメント

ももへいさまーーーーっっ

 ゼラス様のツリーへのご感想、ありがとうございましたぁぁっっっっっ
(こんなところですいません…汗)

>はじめまして、隠れヴァルフィリの者です。
 はじめましてーーーーーぇぇぇ。一姫都です☆
隠れヴァルアフィリーですかあ…。ふふふ。(妖しい…)

>本当にほろんでしまいたくなるくらい笑いました。これの続きがあったなら大半の魔族は>渾沌に還っちゃうかもしれませんね。
 魔族だけでなく、人間にも通用する大技です。身内を削って、世界を混沌に陥れるという非道な技っ!!

>洗濯日和の新作を読むまではまだ滅びたくないなと思いました。短いですが、以上感想で>した。
と、いうことで洗濯日和の新作です☆
前作との違いがあるでしょうか…?(どきどき)まえのがいいーーーっってかんじでしょうか??もしかして…!?

それではではではーーーっっっっ

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11635どうも…ありがとうございます…31 8/25-01:56
記事番号11632へのコメント

 一姫都さん、こんにちは。絶叫をありがとうございます。すいません、うっかり旧名で書き込んでしまいました、最近は「31」と名乗っている者です。
 
 「新・洗濯日和1」を読みました。旧も新もどちらもいい小説です。出て来た恰幅のよさそうなおばさまのトークを聞き続けていたいとか、ステキな濃密ダンディーにバラの花でも差し上げたいとか思ったりしましたが、フィリアさんはそれには流されずともヴァル君の態度にはカタナシなんですね。

 ヴァルガーヴの「お嬢さん…」の一言にノックダウンしてからヴァルフィリ者になりました。「新・洗濯日和1」の「1」の字に感銘を受けつつこのへんで失礼します。

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11636初めてここにお便りします美月 沙耶 8/25-02:04
記事番号11616へのコメント

最近・・・と言っても結構たったけど、家にインターネットがやってきたので、ひゃっほーーーー!!!とばかりにスレイヤーズ関連のネットを見ていてここを発見しました!!!私、今だにTRY大好きなんです(^^)もちろんMY LOVERはドラゴンのにーちゃん、ヴァルです!!!一姫都さんの「新・洗濯日和1」いいですねーーー!!!さいこうですぅ(はぁと)ヴァルフィリ(&ガーヴァル)信者としてはツボですーーー。

>「だからね」
> こほんっと一つ咳をし、もう一度フィリアに言い聞かせる婦人。
>「このお話は、フィリアちゃんにとって、とぉぉっってもいいものだと思うのよ」
> 重々しい見合い写真をどんっと置き、そう思わない?
このおばはんなんか一発で想像つきます(>@<)

> 放っておけばこの婦人は、夜の闇があたりを包むまで話し続けているであろう。
> 昼中に仕事をしたかったら、あの人には出会うまい、というのがこのあたりのもっぱらの噂だったからだ。
おばはんPOWERにフィリアさんピンチ!!!

>「だ、だめよっっ
>これは明日リーベルさんの所に返しにいくんですからねっっ!」
>「ええーーーーー、そうなんですかい?」
> 少し残念そうな声を上げるクラボス。
>「じゃあ、お見合いしないのか?」
>「そうよ」
>「ふん、すればいいのに」
> こつんっとフィリアの頭を小突いたのは、さっきまでこの話にまったく無関心のようにしていたヴァルガーヴだった。
> 9歳という年齢のせいか、最近は昔のように泣きつくことも甘えることも滅多に無くなって、実に立派な反抗期ぶりを見せている。
> 好き嫌いが無いのとよく寝ていることが効果しているのか、ヴァルはすくすくと育ち、周りの子より2cmばかり大きいのである。それでも、フィリアと並ぶとまだまだその差はあるのだが…。そして子供らしいという印象が消えない顔立ちであった。
ヴァルめ・・・9歳のくせに生意気な・・・(笑)あらあらヴァルFANの発言とは思えないね。(殴)

>「本当のことを言われて怒るのは歳を取った証拠だって、先生が行ってたぜ」
えーーーーっ!!!そうなの!?ヴァルくん。先生そんな事言ってたーーー?

>「ヴァルがあんなにひねくれてしまったのも、……やっぱり、父親がいないって事にちょっとは原因があるのかもしれない………」
>「いやいや、元からあんなんでしたって」
> 元という遠い昔のことを思い出して、ぱたぱたと手を振るクラボス。
だからいいんだよね!!!ヴァルは(笑)

>「あ、下の行くんでしたら、あねさんの姿を一目見てくださいよ。
>きっと、びっくりしますぜっ」
> 別に用は無かったが、なんとなく階段を下りるヴァルガーヴ。
>「…別に、ただ、そう
>喉がかわいたから…」
> 自分に言い訳をし、台所へと向かう。その途中のフィリアの部屋からなにやら賑やかな空気が伝わってきた。
>「あ、ヴァルガーヴ様!」
> ふいに台所から出てきたジラスに捕まった。
>「そんなところにいないで、部屋に入ってくださいようっっ」
>「い、いやだっっ」
> それでも無理矢理部屋に入れられるヴァルガーヴ。
私も見たいなーーーフィリアさんの姿(^0^)っーーか無理矢理・・・ヨワヨワだね、ヴァル・・・

>「あねさん綺麗ですぜっっ
>ねえ、ヴァルガーヴ様!」
> 綺麗だった。いつも見ていた骨董屋の主でないフィリアが、そこにはあった。
>「あ、うん」
> 皮肉を言うのも忘れて、素直に頷くヴァル。
>「…なんだか、懐かしいわ」
> と、フィリアはドレスの裾を持ち上げて、にっこりと微笑んだ。
にっこりってフィリアさん・・・そりゃ私を悩殺するつもりかね・・・(ドキドキ・・・)
 
>「ヴァルガーヴーーーー!
>バスケしよーーぜっっっ」
> いつもの遊び仲間が、公園にいるヴゥルガーヴに声をかける。
>「ごめんっ
>また今度!」
> それを断り、再び一人になったヴァルは、何をするでもなくブランコに座っていた。
> 日曜日の公園は親子連れでにぎわっていた。
> 泣いたり、走ったりしている子供達。それを慰めたり、あやしたりしている親。
> それは昔、自分も経験した懐かしい光景だった。
>「はーあ…」
>「こんにちは」
>「うわぁっっっ!?」
> どがっと、後ろに倒れこむヴァル。思い切りぶつけた頭が震えているように痛い。
>「ああ、すみません。
>驚かせるつもりじゃなかったんですけど……」
> ふいに前に現れた黒尽くめのプリーストは、ヴァルに手を差し伸べる。
>「お前、誰だ?」
>「おや。
>覚えていませんか」
> おかっぱ頭の男は、にこやかな笑顔のまま隣のブランコに座る。
>「小さい頃、一度おじゃまさせてもらったんですけどねぇ。
>まあ、フィリアさんのちょっとした知り合いです」
> なんとも胡散臭い男ではあったが、何か記憶に訴えるものがあって、ヴァルはそのまま話を聞くことにした。ブランコに座りなおし、汚れた服を叩く。
>「で、何の用だ?」
> その瞳にははっきりと疑惑の念が込められていた。
>「そんなに警戒しないでください。
>ただのあやしいプリーストですから」
> どう打ち解けろというのだ、その答えで。
>「それにしても、立派になりましたねえ。
>前みたときは、まだ言葉もしゃべれなかったのに」
>「……立派?」
>「ええ、すっかり大きくなって…」
> その言葉に一気に暗くなるヴァルーヴ。
>「おや、どうしました?」
> …しぶしぶと話し始めたヴァル。それをなんとか笑いを堪えながら聞いていたプリースト。
ヴァル・・・見ず知らずのゼロスにお前ときたか!!!(笑)ゼロスも人生相談(?)受けてるし・・・ふふふ・・・

> 中々面白い展開になってきたなと思い、プリーストはブランコをひとこぎした。
なんか、笑えます。ゼロスにブランコ・・・

>「………………昔、だけど」
> 立ち上がり、ブランコを思い切り揺らし始めるヴァルガーヴ。
>「フィリアに言ったんだ。
>大きくなったら、フィリアをお嫁さんにしてあげるって」
> 3歳ぐらいの時だった。幼稚園で「結婚」というものを習って、息を切らして家に帰った。
>「なるほどー。
>それで、フィリアさんは受けてくださったんですか?」
>「うんっ!
>もしヴァルが、あと十年後にそう思ってくれてたら、お嫁さんにしてもらうね。
>って、そう言ったんだよ」
> その時のフィリアはとっても嬉しそうだった…
>「…なのに」
>「フィリアさんがお見合いをしてしまう…、ですか」
> まあそれもそうですね。3歳の子のいう事を間に受ける訳は無いでしょう…
> 錆付いた音を立てるブランコを、軽軽しく降りるプリースト。
フィリアさん、いいなぁ・・・お嫁さんか・・・ヴァルの(笑)せめて結婚式よんでくだせぇ・・・しかしゼロス子供に向かって酷いなーーー夢壊すよーな事言って・・・(笑)

>「……だめなんだ。今のままじゃ…。
>俺、大きくならなきゃ」
>「なるほど。
>プロポーズの再演という訳ですね」
> 悩める少年には、魔法使いの手助けが必須ですからね、とプリーストは口に人差し指を当ててウインクをした。
あらあら、気が早いねーーヴァル(笑)若いっていいねぇ・・・(泣)ゼロス・・・人(じゃないけど)助けとは・・・株上げくわーーー!!!

> 四人がけのテーブルに、フィリア・リーベル婦人、そして相手の男性と母親。名前はモーガンというらしい。着ている服の仕立ての良さと、乗ってきた馬車で、とても裕福な人だという事がわかった。
モーガン・・・(笑)私はバギーのほうが・・・はっ、げふん!げふん!!


> 確かに。
> 家は見晴らしのいい場所に500坪の豪邸。
> お手伝いさんはゆうに10はいるという。由緒正しきその家系。
> たしかに玉の輿。きっぱりお金持ち。
> けどっ……
>――顔が濃い!!!!!!
> ばしばしに生えた下まつげ。剃り跡が青い口髭。割れたあご。てかてかとした黒髪。
> それよりなにより嫌なのが、向かい側に座っているのに漂ってくるこのフェロモン!!
> ああっっイヤ!!!
金持ちと結婚したい願望ありの私・・・どうやら、それは愛を取るか金を取るか究極の選択だったんですね!!!(ガックシきた)



>「フィリアさん。わたしは貴方を永遠の伴侶にしたい」
> ぶはっっ!
> 唐突すぎる申し出に、フィリアは思わずつんのめりそうになった。
ホント唐突・・・この人、相当あせってません?(笑)

>「この白い肌はまるで雪のようで、今にも溶けてしまいそうだ…。
>金の髪は豊かで繊細。大きな瞳に映るのは、僕らの未来だろうか……?
>そして」
> 顔を近づけるモーガン青年。
>「赤い唇は艶やかで、とても魅惑的だ」
こんな事ヴァルにだって言われたくない・・・こともないかな・・・?でもきっとヴァルに言わせてもきっと棒読みっぽい気が・・・(笑)

>「ああっっ、可愛らしいっ
>僕のスィートハニー☆」
>「きゃゃゃぁぁああああああああああああああ!!!!!!!!!」
> 接吻しようとする青年を、自慢の右足で蹴り倒そうと降り下ろすフィリア。
> どがっっっ!!!!
> 痛ましい音が庭園に響き渡る。
> 蹴り下ろしたにしては、随分と重音がしたので、怖くて目を瞑るフィリア。
>「……あれ?」
>――違うわ。
> あたしの蹴りは、モーガンさんに当たって無い…。
> 相手に当たらなかった足を見つめ、フィリアは視線をモーガン青年へと移す。
> すると倒れている青年の顔には、痕がつくほどめり込んだアメリカンクラッカー。
> 見慣れた玩具に、一時混乱するフィリア。青年の顔からそれを持ち上げる。
>「これは…ヴァルの?」
>「たく…。おおボケなんだから……」
> 後ろから、予想通りヴァルガーヴの声がして、涙目のままで振り返るフィリア。
ドキドキドキドキ・・・・・・

>「そ、そんな事言ったって、ヴァッ…………」
> 言葉の途中で固まるフィリア。
> 沢山の向日葵の中から出てきたのは、背丈が170cm以上あると思われる青年だった。
> 緑の髪に、金色の瞳、手足は長く、何より野性的で美麗な顔立ちが目を引いた。
> そして、その顔は酷く懐かしいものであった。
>「ヴァ…ル、ガーヴ……?」
> 地上で天使を見てしまったかの如く驚くフィリアに、自慢気な笑みで答えるヴァル。
>「そうだよ、フィリア。
>俺、おっきくなったんだ!」
TRY8話で出てきたヴァルのサイズですよねーーー!!!きゃーーーー!!!こっち向いてーーー!!!ヴァルーーー!!!でもしゃべり方はガキンチョ(はあと)

>「ヴァル…。
>貴方もしかして、
>おかっぱ頭のプリーストに会わなかった……?」
>「うんっっ。大きくなれる薬を貰ったんだ!!」
> がくっと、その場にしゃがみ込むフィリア。
> あっあのオトボケ災害魔族ぅぅぅぅぅぅぅぅぅううううう!!!!
> どうせ奴のことだから、ちょっとした暇つぶしに…とかなんとか言ってここに来たに違いないわっっ!!!!
> そして純粋なヴァルを玩具のよーに考えたのねぇぇぇぇぇぇぇぇっっっ!!!!
> フィリアの殺気に只ならぬものを感じたヴァル。
ヴァルを・・・玩具に・・・(笑)って、私も相当汚れてきたね。

> すこししょんぼりとして、フィリアに尋ねる。
>「フィリア…。
>大きくなった俺、嫌い……?」
>「え?
>そ、そんな事無いのよっっ」
> 本当に、そんなことは無かった。
> なんだかじんわりとしたものが込み上げてきて、フィリアは再びじっくりとその精悍な青年を見た。
> あの時の様子がゆっくりと目に浮かぶ。あんなにも遠くに感じていた…否、本当は誰よりも理解したいと思ったその姿の青年が、今こうして目の前にいる。
> 理解し難い感銘を受け、フィリアはヴァルの髪に触れる。
>「とっても…素敵よ」
そう!!!あんたは素敵なの、ヴァル(はあと)お料理上手そうなトコロも、(私的に・・・)腰フェチにはたまらんそのエロ腰も、高木渉さんのハスキーボイスもーーー!!!

> その手を優しく包み、握り締めるヴァルガーヴ。
> そうしてその指に向日葵の花びらの輪をはめる。
>「?
>なあに、これ?」
>「婚約指輪。
>本当はもっとちゃんとしたのあげたいけど、お金無いんだ…。
>だから、今はこれで我慢して」
>「えっ…」
>「きちんと十年たったら、結婚してよ」
> そう言って、ヴァルはフィリアを引き寄せ額にキスした。
>「っひゃあっっ!?」
> いきなり成長したヴァルに接吻され混乱するフィリア。
> 手をじたばたとさせ、顔をたこのように赤くしていた。
くーーー!!!このガキ!元ヴァルガーヴとは思えんくらいませとるーーー!!!最高ですぞーーー!!!一姫都どのーーー!!!(BYキタキタ)

> その途端…
>「うわっ」
> 急に視界が低くなり、草むらに倒れ込むヴァル。
> ヴァランスを崩しフィリアも尻餅をついた。
>「あたた……
>って、ヴァル……」
>「あーあ…。
>効果が切れちゃった……。
>もう30分たったのかあ……」
> どうやら、あのほら吹きプリーストの薬は30分という制限時間がついていたらしい。
オウマイガーーー!!!なんとかしてくれ!!!ゼロスーーー!!!

> 元の小さな子供に戻ったヴァルに、なんだか安心するフィリア。
> だって…あの姿でああいうことされると、とっても困るんですもの…。
> まだ高揚している頬に手を当てるフィリア。すぐに立ち上がり、フィリアに手を差し伸べる小さな紳士。
>「約束だぞ」
> 言われ、少し戸惑いつつ、手を取るフィリア。
> まあ…、今日のことは大目にみるとしましょう。あのプリーストのことは、ね。
> 夏色の指輪の小さな約束。
>「喜んで」
> けれどその約束は、いつしか、
> 新しい家庭に大輪の花を咲かせることになるかもしれないのだった。
>いやーーーん。その後が楽しみですねーーー!!!2人の。一姫都さんこれからもヴァルフィリをヨロシクおねがいしますーーー!!!
>
>
>             End
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11640どうもーーーーっっ都でーす。一姫都 E-mail 8/25-20:51
記事番号11636へのコメント

初めましてっ美月さん、一姫都と申します。(ふかぶかー)

>最近・・・と言っても結構たったけど、家にインターネットがやってきたので、ひゃっほ>ーーーー!!!とばかりにスレイヤーズ関連のネットを見ていてここを発見しまし >た!!!
インターネットって本当、限りないぐらいのスレページがあって至福ですよねーーーっっっ(はぁと)こんな低料金で幸せになれるなんて…、いい世の中になったもんだ…。(遠い目)

>私、今だにTRY大好きなんです(^^)もちろんMY LOVERはドラゴンのに      >ーちゃん、ヴァルです!!!一姫都さんの「新・洗濯日和1」いいですねーーー!!!さ>いこうですぅ(はぁと)ヴァルフィリ(&ガーヴァル)信者としてはツボですーーー。
前作、「洗濯日和」よりもぜんぜんヴァルフィリらしい、作品となっております。☆
(でも、前の洗濯日和もお気に入りなんです。ふふふ。1なんかはマンガになってますし…笑)
ヴァルは、あの色っぽさに惚れてます。ええ、ばっちりと!

> 重々しい見合い写真をどんっと置き、そう思わない?
>このおばはんなんか一発で想像つきます(>@<)
このおばはんは、何処の町にも一人はいるおせっかいな、でも懐の深いおばちゃんイメージだったんですけど、なんか色々可笑しかった…。

> こつんっとフィリアの頭を小突いたのは、さっきまでこの話にまったく無関心のように>していたヴァルガーヴだった。
> 9歳という年齢のせいか、最近は昔のように泣きつくことも甘えることも滅多に無くな。>って、実に立派な反抗期ぶりを見せている。
> 好き嫌いが無いのとよく寝ていることが効果しているのか、ヴァルはすくすくと育ち、>周りの子より2cmばかり大きいのである。それでも、フィリアと並ぶとまだまだその差は>あるのだが…。そして子供らしいという印象が消えない顔立ちであった。
>ヴァルめ・・・9歳のくせに生意気な・・・(笑)あらあらヴァルFANの発言とは思えな>いね。(殴)

格好さけたい年頃なのでしょう。例の「大人にー」なんたらの、約束もあったしねっ☆

>「ヴァルがあんなにひねくれてしまったのも、……やっぱり、父親がいないって事にちょっとは原因があるのかもしれない………」
>「いやいや、元からあんなんでしたって」
> 元という遠い昔のことを思い出して、ぱたぱたと手を振るクラボス。
>だからいいんだよね!!!ヴァルは(笑)
 ひねてるってゆーか、逆に裏表が無くて、わかりやすいというか…(笑)
 どっちにしろ子供ですねー。

> それでも無理矢理部屋に入れられるヴァルガーヴ。
>私も見たいなーーーフィリアさんの姿(^0^)っーーか無理矢理・・・ヨワヨワだね、>ヴァル・・・
フィーは、実際すごい美人さんだと思う訳ですよー。
金髪に色白。スレンダーでグラマー!(って…こう書くとほんとすごい・笑)

> と、フィリアはドレスの裾を持ち上げて、にっこりと微笑んだ。
>にっこりってフィリアさん・・・そりゃ私を悩殺するつもりかね・・・(ドキドキ・・・)
大丈夫っ!
同時にヴァルも悩殺されてるからっ!!
 
>…しぶしぶと話し始めたヴァル。それをなんとか笑いを堪えながら聞いていたプリート。
>ヴァル・・・見ず知らずのゼロスにお前ときたか!!!(笑)ゼロスも人生相談(?)受>けてるし・・・ふふふ・・・
この二人が仲良しだったら、そりゃもう怖いです。(おいおい)
でもまあ、こういうのもありかしらん☆と思って。

> 中々面白い展開になってきたなと思い、プリーストはブランコをひとこぎした。
>なんか、笑えます。ゼロスにブランコ・・・
本当は木馬にしよーと思ったんですけどね。あの幼稚園児とかが「わーーいっ」ちとか言って、前後に揺らすやつ…(ああっっ。あたしゼロスファンなのにっっ!)

>フィリアさん、いいなぁ・・・お嫁さんか・・・ヴァルの(笑)せめて結婚式よんでくだせ >ぇ・・・しかしゼロス子供に向かって酷いなーーー夢壊すよーな事言って・・・(笑)
結婚式…誰が来るんだろ。
とりあえず薔薇の花束を抱えて、モーガンが来るのは間違いなし!

>あらあら、気が早いねーーヴァル(笑)若いっていいねぇ・・・(泣)ゼロス・・・人(じ>ゃないけど)助けとは・・・株上げくわーーー!!!
とりあえず、小さいだけに自分に素直というか…。けど、いつでも直球だもんねぇ…ヴゥル…。(おねーさんはそこがスキよ!!)
ゼロスには、本当にあたしの都合で出演していただきました。どうもどうも。お礼に宿題にまったく手をつけていない、わたくしの負の感情を…(くはっっ・吐血)

>モーガン・・・(笑)私はバギーのほうが・・・はっ、げふん!げふん!!
三枚歯いや、三刀流の……ヴっっっ、ごぶん!!!

>金持ちと結婚したい願望ありの私・・・どうやら、それは愛を取るか金を取るか究極の選>択だったんですね!!!(ガックシきた)

愛だけでは食べていけない、けれど、愛なくしては生きていけない。
というのを、倫理の時間に先生(45歳・女性)が刻々と語ってくださいました…。

>「フィリアさん。わたしは貴方を永遠の伴侶にしたい」
> ぶはっっ!
> 唐突すぎる申し出に、フィリアは思わずつんのめりそうになった。
>ホント唐突・・・この人、相当あせってません?(笑)

家系なんでしょう。

>「この白い肌はまるで雪のようで、今にも溶けてしまいそうだ…。
>金の髪は豊かで繊細。大きな瞳に映るのは、僕らの未来だろうか……?
>そして」
> 顔を近づけるモーガン青年。
>「赤い唇は艶やかで、とても魅惑的だ」
>こんな事ヴァルにだって言われたくない・・・こともないかな・・・?でもきっとヴァル>に言わせてもきっと棒読みっぽい気が・・・(笑)

「お嬢さん、
今夜は、帰さない……」
 とか?

>

> 沢山の向日葵の中から出てきたのは、背丈が170cm以上あると思われる青年だった。
> 緑の髪に、金色の瞳、手足は長く、何より野性的で美麗な顔立ちが目を引いた。
> そして、その顔は酷く懐かしいものであった。
>「ヴァ…ル、ガーヴ……?」
>「そうだよ、フィリア。
>俺、おっきくなったんだ!」
>TRY8話で出てきたヴァルのサイズですよねーーー!!!きゃーーーー!!!こっち向 >いてーーー!!!ヴァルーーー!!!でもしゃべり方はガキンチョ(はあと)

もーーーーーードキドキーーーーって感じですよねぇっっっ
街中で、超有名アイドルを目撃した感覚…。

> そして純粋なヴァルを玩具のよーに考えたのねぇぇぇぇぇぇぇぇっっっ!!!!
> フィリアの殺気に只ならぬものを感じたヴァル。
>ヴァルを・・・玩具に・・・(笑)って、私も相当汚れてきたね。

ああ…そっちもスキなんですけど…ごふっ!!ぐははっっ!!!!

>「とっても…素敵よ」
>そう!!!あんたは素敵なの、ヴァル(はあと)お料理上手そうなトコロも、(私的に・・・)>腰フェチにはたまらんそのエロ腰も、高木渉さんのハスキーボイスもーーー!!!
え!?
ヴァル、料理上手なの!?(どっちかっていうとヘタそーな…)
エロ腰っ(爆笑)いやー…、最近腰を武器にしたキャラ、多いですよねぇ…ふふう。

>くーーー!!!このガキ!元ヴァルガーヴとは思えんくらいませとるーーー!!!最高ですぞ>ーーー!!!一姫都どのーーー!!!(BYキタキタ)

子ヴァルにしてみたら、「ちゅっ」ってかんじだったんでしょうけど…。
(フィリアが毎晩ほっぺにしてあげるように☆)

>いやーーーん。その後が楽しみですねーーー!!!2人の。一姫都さんこれからもヴァル>フィリをヨロシクおねがいしますーーー!!!

さてさて、本当にどうなんるでしょうかね(笑)
けど、久々にヴァルフィリシリアスも書きたいかなー…って思ってます。
ネタが浮かばないけど…(大問題!)
ヴゥルフィリでシリアスは…、あ、一応あるか。でもほとんど書いたことがないので、結構楽しみだったり…。
それでは、ご感想、ほんとーにありがとうございましたっっ!!!!!

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11646子ヴァルってホントええやぃ!!!美月 沙耶 8/26-13:08
記事番号11640へのコメント

一姫都さんは No.11640「どうもーーーーっっ都でーす。」で書きました。
>
>初めましてっ美月さん、一姫都と申します。(ふかぶかー)
>

>インターネットって本当、限りないぐらいのスレページがあって至福ですよねーーーっっっ(はぁと)こんな低料金で幸せになれるなんて…、いい世の中になったもんだ…。(遠い目)
ええ・・・まったく・・・都さんを始めヴァルフィリ(&ガーヴァル:笑)を執筆してくださる皆さんのおかげです(ふかぶか・・・)

>

>前作、「洗濯日和」よりもぜんぜんヴァルフィリらしい、作品となっております。☆
>(でも、前の洗濯日和もお気に入りなんです。ふふふ。1なんかはマンガになってますし…笑)
>ヴァルは、あの色っぽさに惚れてます。ええ、ばっちりと!
ええっ!!マ、マンガってどういうものですくわーーー!!!見、見たい・・・。私も2のマンガ描かせて欲しいくらいです(・^)そのうち、イラストギャラリーに絵を投稿しようと思ってます・・・(死)よかったら見てやってください。(図々・・・;)

>
>> 重々しい見合い写真をどんっと置き、そう思わない?
>>このおばはんなんか一発で想像つきます(>@<)
>このおばはんは、何処の町にも一人はいるおせっかいな、でも懐の深いおばちゃんイメージだったんですけど、なんか色々可笑しかった…。
はたから見てりゃぁ面白いですけどね・・・この手のおばはんは。(笑)フィリアさんはたまらんなーーーこりゃ。
>
>> こつんっとフィリアの頭を小突いたのは、さっきまでこの話にまったく無関心のように>していたヴァルガーヴだった。
>> 9歳という年齢のせいか、最近は昔のように泣きつくことも甘えることも滅多に無くな。>って、実に立派な反抗期ぶりを見せている。
>> 好き嫌いが無いのとよく寝ていることが効果しているのか、ヴァルはすくすくと育ち、>周りの子より2cmばかり大きいのである。それでも、フィリアと並ぶとまだまだその差は>あるのだが…。そして子供らしいという印象が消えない顔立ちであった。
>>ヴァルめ・・・9歳のくせに生意気な・・・(笑)あらあらヴァルFANの発言とは思えな>いね。(殴)
>
>格好さけたい年頃なのでしょう。例の「大人にー」なんたらの、約束もあったしねっ☆
ふふっ・・・早く大きくなれるたいいねーーーヴァルくん(はあと)って・・・でかくなるじゃん!!!(30分)

>
>>「ヴァルがあんなにひねくれてしまったのも、……やっぱり、父親がいないって事にちょっとは原因があるのかもしれない………」
>>「いやいや、元からあんなんでしたって」
>> 元という遠い昔のことを思い出して、ぱたぱたと手を振るクラボス。
>>だからいいんだよね!!!ヴァルは(笑)
> ひねてるってゆーか、逆に裏表が無くて、わかりやすいというか…(笑)
> どっちにしろ子供ですねー!

>
>> それでも無理矢理部屋に入れられるヴァルガーヴ。
>>私も見たいなーーーフィリアさんの姿(^0^)っーーか無理矢理・・・ヨワヨワだね、>ヴァル・・・
>フィーは、実際すごい美人さんだと思う訳ですよー。
>金髪に色白。スレンダーでグラマー!(って…こう書くとほんとすごい・笑)
美人!美人!!私が男なら、「君が欲しい・・・」ってなところですよ!!!(笑)ヴァル・・・ごめーん!!!でも、あんたも女の子だったら「お、俺のために毎日味噌汁、作ってくれ!!!」だね(笑)そーいや今のままでもんだいないんだっけ?はははは・・・


>
>> と、フィリアはドレスの裾を持ち上げて、にっこりと微笑んだ。
>>にっこりってフィリアさん・・・そりゃ私を悩殺するつもりかね・・・(ドキドキ・・・)
>大丈夫っ!
>同時にヴァルも悩殺されてるからっ!!
「うわっ!!ヴァル!!!でーじょうぶかーーー!!!」(BY美月)
「・・・・・・(かくっ!)」(BYヴァル)

> 
>>…しぶしぶと話し始めたヴァル。それをなんとか笑いを堪えながら聞いていたプリート。
>>ヴァル・・・見ず知らずのゼロスにお前ときたか!!!(笑)ゼロスも人生相談(?)受>けてるし・・・ふふふ・・・
>この二人が仲良しだったら、そりゃもう怖いです。(おいおい)
>でもまあ、こういうのもありかしらん☆と思って。

ありですぅ(^0^)
>
>> 中々面白い展開になってきたなと思い、プリーストはブランコをひとこぎした。
>>なんか、笑えます。ゼロスにブランコ・・・
>本当は木馬にしよーと思ったんですけどね。あの幼稚園児とかが「わーーいっ」ちとか言って、前後に揺らすやつ…(ああっっ。あたしゼロスファンなのにっっ!)
うっ!!!似合うぞ!!!セロス!!!木馬神官!!!(なんかやばくないでしょうか・・・この発言・・・;)

>
>>フィリアさん、いいなぁ・・・お嫁さんか・・・ヴァルの(笑)せめて結婚式よんでくだせ >ぇ・・・しかしゼロス子供に向かって酷いなーーー夢壊すよーな事言って・・・(笑)
>結婚式…誰が来るんだろ。
>とりあえず薔薇の花束を抱えて、モーガンが来るのは間違いなし!
んで、次はヴァルにほれちゃうとか!?(あいやあああ!!!)

>
>>あらあら、気が早いねーーヴァル(笑)若いっていいねぇ・・・(泣)ゼロス・・・人(じ>ゃないけど)助けとは・・・株上げくわーーー!!!
>とりあえず、小さいだけに自分に素直というか…。けど、いつでも直球だもんねぇ…ヴゥル…。(おねーさんはそこがスキよ!!)
こっちのオネエサンもそこが好き!!!

>
>>モーガン・・・(笑)私はバギーのほうが・・・はっ、げふん!げふん!!
>三枚歯いや、三刀流の……ヴっっっ、ごぶん!!!
私、「ラヴコック」に・・・(はあと)最初は、「はらまきさん」だったけど・・・(話が脱線・・・失礼)

>
>>金持ちと結婚したい願望ありの私・・・どうやら、それは愛を取るか金を取るか究極の選>択だったんですね!!!(ガックシきた)
>
>愛だけでは食べていけない、けれど、愛なくしては生きていけない。
>というのを、倫理の時間に先生(45歳・女性)が刻々と語ってくださいました…。
うう・・・道理ですね・・・先生(45歳・女性)・・・。
>
>>「フィリアさん。わたしは貴方を永遠の伴侶にしたい」
>> ぶはっっ!
>> 唐突すぎる申し出に、フィリアは思わずつんのめりそうになった。
>>ホント唐突・・・この人、相当あせってません?(笑)
>家系なんでしょう。
さすが、スレイヤーズ!!!万歳いい!!!

>
>>「この白い肌はまるで雪のようで、今にも溶けてしまいそうだ…。
>>金の髪は豊かで繊細。大きな瞳に映るのは、僕らの未来だろうか……?
>>そして」
>> 顔を近づけるモーガン青年。
>>「赤い唇は艶やかで、とても魅惑的だ」
>>こんな事ヴァルにだって言われたくない・・・こともないかな・・・?でもきっとヴァル>に言わせてもきっと棒読みっぽい気が・・・(笑)
>
>「お嬢さん、
>今夜は、帰さない……」
> とか?
ぐはああああ!!!・・・でも棒読み(笑)頑張れ!ヴァル!!

>
>>
>
>> 沢山の向日葵の中から出てきたのは、背丈が170cm以上あると思われる青年だった。
>> 緑の髪に、金色の瞳、手足は長く、何より野性的で美麗な顔立ちが目を引いた。
>> そして、その顔は酷く懐かしいものであった。
>>「ヴァ…ル、ガーヴ……?」
>>「そうだよ、フィリア。
>>俺、おっきくなったんだ!」
>>TRY8話で出てきたヴァルのサイズですよねーーー!!!きゃーーーー!!!こっち向 >いてーーー!!!ヴァルーーー!!!でもしゃべり方はガキンチョ(はあと)
>
>もーーーーーードキドキーーーーって感じですよねぇっっっ
>街中で、超有名アイドルを目撃した感覚…。
あうあうあうあうあうあうあうあーーーーーーーー!!!!!!!!!(やば・・・)

>
>> そして純粋なヴァルを玩具のよーに考えたのねぇぇぇぇぇぇぇぇっっっ!!!!
>> フィリアの殺気に只ならぬものを感じたヴァル。
>>ヴァルを・・・玩具に・・・(笑)って、私も相当汚れてきたね。
>
>ああ…そっちもスキなんですけど…ごふっ!!ぐははっっ!!!!
おや!!!気が合いますねぇ???(下ネタ話はOKだけど、や0い本はまだ、修行が足りん・・・笑)

>
>>「とっても…素敵よ」
>>そう!!!あんたは素敵なの、ヴァル(はあと)お料理上手そうなトコロも、(私的に・・・)>腰フェチにはたまらんそのエロ腰も、高木渉さんのハスキーボイスもーーー!!!
>え!?
>ヴァル、料理上手なの!?(どっちかっていうとヘタそーな…)
>エロ腰っ(爆笑)いやー…、最近腰を武器にしたキャラ、多いですよねぇ…ふふう。
ええ。なんか、ガーヴ氏(私的になんでもできそう、割烹着でお料理してそう)に仕込まれてヤラサレテそう・・・(っーか自分でやれよとか自分で思ってても思う・・・。)

>
>>くーーー!!!このガキ!元ヴァルガーヴとは思えんくらいませとるーーー!!!最高ですぞ>ーーー!!!一姫都どのーーー!!!(BYキタキタ)
>
>子ヴァルにしてみたら、「ちゅっ」ってかんじだったんでしょうけど…。
>(フィリアが毎晩ほっぺにしてあげるように☆)
そうですね・・・私ったら取り乱しちゃって・・・(笑)

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>>いやーーーん。その後が楽しみですねーーー!!!2人の。一姫都さんこれからもヴァル>フィリをヨロシクおねがいしますーーー!!!
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>さてさて、本当にどうなんるでしょうかね(笑)
>けど、久々にヴァルフィリシリアスも書きたいかなー…って思ってます。
>ネタが浮かばないけど…(大問題!)
>ヴゥルフィリでシリアスは…、あ、一応あるか。でもほとんど書いたことがないので、結構楽しみだったり…。
>それでは、ご感想、ほんとーにありがとうございましたっっ!!!!!
いえ、こちらこそ。楽しませてもらいましたよ(☆)
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