◆−『さよなら』−神無月遊芽(10/19-19:57)No.12194
 ┗『同じ道を』−神無月遊芽(10/19-19:58)No.12195


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12194『さよなら』神無月遊芽 E-mail 10/19-19:57


 お久しぶりな神無月です。
 相変わらず投稿してませんわね…申し訳ないです。
 …というか久しぶりすぎてかなり緊張してます…。

 えと、ゼロリナです。しかも今さっき書いたばっかりです(苦笑)
 誤字脱字変な表現あっても責任みれないかもです…。
 暗めなやつですけどダークではないので安心(?)

 『さよなら』

   ねえ…ゼロス…
   人間って、どうして、皆一緒に幸せになることができないんだろうね……

 貴方はそう言った。
金色に輝く黄昏を背負い、憂いを帯びた瞳で。
「皆、皆で幸せになれたら一番いいことなのに、どうしてそれが出来ないんだろう…」
今が黄昏時であるのを幸いに思う。
今、自分がそんな表情をしているかなんて想像も出来なかったから。
「それは、貴方が一番解っているでしょう?
 人はそれぞれ別の道を歩んでいる。道と道がぶつかったとしても、決して同じ道は歩めない。
 ……特に、正反対の道を歩んでいるものは」
そう、貴方と僕の道は交わり過ぎた。
二つの道は真正面からぶつかって、一つになってしまった。
その一つの道を歩めるのは、一人だけ…。
「どちらかが、滅びるしかないんですよ。貴方と僕は」
運命の皮肉を呪おう。
この日が来ることを、どれだけ恐れたことか。
貴方は口にしない。戦いのことを。でも、貴方が今日そのつもりで来たのは解っている。
「………そうね」
一瞬の戸惑いの後、貴方の瞳は真っ直ぐに僕を見詰めなおす。
 幾度となく見惚れた紅い瞳。でも、今だけは見たくなかった。
「ゼロス、勝負!!どっちが勝ってもうらまないでよっ!!」
「解っていますよ」
僕は、勝っても負けても貴方を恨みなどしない。
僕は僕を恨むだけ。貴方と戦う運命を導いてしまった自分を責めるだけ。
 でも。
「……さよなら…」


リナさん。貴方は残酷すぎる。
どうして、よりにもよってその言葉なのですか?
僕が一番聞きたくなかった言葉を紡ぎだすのですか?

いつも「またね」と言っていた貴方から、その言葉だけは聞きたくなかったのに。

『さよなら』

僕は今、貴方といる時間を、少しでも長く感じることしか出来ない。

                     終わり

 …暗い。
 ちょっと自分に嫌気がさしている今日この頃。
しかもこの中途半端なまま終わるいい加減さ。誰か私に文章力と画力ください。あと表現力もくれるとなおさら嬉しいかも…(贅沢過ぎ)
 姉が居間で大音量で聞いていた音楽に、最初の部分のような歌詞があったので書いたんですけど…。
 これ見て後悔した人は後で投稿するリナバージョン見ないほうがいいです。

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12195『同じ道を』神無月遊芽 E-mail 10/19-19:58
記事番号12194へのコメント

「さよなら」のリナバージョンです。
ちょっと変になっちゃいました。

 『同じ道を』

   ねえ…ゼロス…
   人間って、どうして、皆一緒に幸せになることができないんだろうね……

 私の言葉が、紅く染まった空に染み入っていく。
金色に輝く黄昏が、私と貴方を焦がしていく。
「皆、皆で幸せになれたら一番いいことなのに、どうしてそれが出来ないんだろう…」
そう、貴方と私のように。
どうして、2人とも幸せになれるという道を探せなかったのだろう?
「それは、貴方が一番解っているでしょう?
 人はそれぞれ別の道を歩んでいる。道と道がぶつかったとしても、決して同じ道は歩めない。
 ……特に、正反対の道を歩んでいるものは」
綺麗なアメシストの瞳が、今は暗く濁っていた。
それは、夕焼けのせいなんて思えなくて。
貴方が発した言葉は、私を、そして貴方をも傷つけていく。
「どちらかが、滅びるしかないんですよ。貴方と僕は」
どうして貴方と会ってしまったのか。
この日が来てしまうのをどれだけ恐怖したか。
そして、貴方は口にしてくれない。私が本当に欲しい言葉を。
「………そうね」
もう、戦うしかないから。自分が生き延びるための戦いを、始めるしかない。
 どんなに貴方のことを思っていても。もう、引き返せない。
「ゼロス、勝負!!どっちが勝ってもうらまないでよっ!!」
「解っていますよ」
解ってない。全然解ってなんかない。
ねえ、本当に貴方と私の道は交わっていた?
「……さよなら…」
貴方への決別と、私の思いの区切りのために、この言葉を紡ぐ。
この言葉で、貴方がどれだけ傷つくかなんて無視して。

私、本当に貴方を愛してた。
少しでも貴方と同じ時を生き、同じ感情を共有していたかった。

どんなに、この世界の運命に…因果律に背き、この身を滅ぼされたとしても。
貴方と同じ道を、歩んでいたかった。

                    終わり

 読んでくださった方、本当にありがとうございます。
このような至らない者の駄文を読んで頂いて…。どうやら昔より下手になってるっぽいです…。

 えっと、それから、自然消滅していた「金と銀の女神」、11月半ば〜後半になったらもう一度投稿を始めます。
 何故かと言うと11月12日は日舞の発表会で、それまで稽古が忙しいのです(^^;)(今までは今までで稽古とかゲーム(爆)とかで書いてなかったので(おい)
 それを過ぎたら書き始めたいと思います。
 マイペース更新になってしまうと思いますが、自分に負担がかからず、そして皆様に待っていただける範囲で頑張りたいと思います。

 それでは。読んでいただいてありがとうございました。
    神無月遊芽