◆−三章〜スーパー カリフラジリスティック エクスピアリ ドーシャス〜−時水夜 氷沙梓(11/7-22:01)No.12287
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 ┗四章〜OF A DISTANT STAR〜 −時水夜 氷沙梓(11/11-23:51)No.12312


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12287三章〜スーパー カリフラジリスティック エクスピアリ ドーシャス〜時水夜 氷沙梓 11/7-22:01


 お久でっす!!また来ました!!「まだ続くのかよこれ・・・」とか思わないでくださいねー(多分ちょい泣するから)
 さー今回も(適度に)はりきって行きましょう!!!!!

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 星宮キャンサー(Cancer) 蟹座
  キャンサー、ヴァルゴのいる岬、そこを目指してまっしぐら。
        もうすぐ海に、日が沈む。そしたら君に、会えるかな?

「んーーーーー・・・・・・」
 ごろんと寝返りをうって、フィリアは目覚めた。
 そして気付く。
「・・・・・あ・・・・」
 (私・・・寝ちゃったの・・・・)
 冷や汗が一筋、頬から流れる。
 そして玉座に手をつき、呆然とする。
「ヴァル・・・・・ガーーヴゥー・・・・・・」
 この部屋への入り口へ向かって、嘆きとも言うような声をあげる。
 だが。

 ずり。

「・・・・これ・・・?」
 フィリアは、自分に掛けられていたモノに、今気づいた。
 (マント・・・・・)
 けっこう大きく長いマント。
 ヴァルガーヴのではないとフィリアは思った(そりゃあヴァルといえば短めだけどセークシーvなマント)←バカ丸出しっぽい
 それに、このマントは白い。彼のは赤紫っぽい色だ。
「ヴァルガーヴ?」
 さっきより少し大きい声で名を呼ぶ。
 返事は返ってこない。

 だが。

「ヴァ・・・・・・・・」
 言いかけた言葉が詰まる。
 足音が聞こえる。
 じょじょに近づいて。
 その足音は。
 部屋の中に入って。
 止まった。
 フィリアの心臓は。
 いきなりものすごい速さで動き始めた。
 そして。
 彼もこちらに気付く。
「・・・・よう・・・・・・」
 彼は笑った。
 少しぎこちないかんじで。
 
 前とまったく変わらない声。
 
 聞きたかった。

 待っていた。
 
 声。

 緊張気味だったフィリアの顔が、彼の笑顔を見て、やがて微笑む。
「ヴァルガーヴ・・・・」
 フィリアは言いながら手を伸ばす。
 ヴァルガーヴは、ふっと笑ってから、フィリアに向かってゆっくりと歩きだした。それと共にフィリアも立ち上がる。
「お久しぶりです」
「こちらこそ」
 言ってヴァルガーヴは浮遊呪文で玉座の上へ上がり、フィリアと共に座る。
「そういえば・・・ヴァルガーヴ・・・服が・・・」
「ああ、これか?」
 殆どが白の服。
 フード付きで袖は長い。
 ベルトは茶色。
 膝下ぐらいまであるこれまた白のスカート(?)。
 その下には、これも白いズボンを履いている。
 靴はブーツのようなので、色は茶。
 こういったどうも女っぽい服を着こなすヴァルを心底すごいと思うフィリアだった。
「これは、俺が目覚めたとき、すでに着ていた。ヴォルフィードの趣味かなんかじゃないか?」
「ヴォルフィ・・・・・」
 一瞬ヴォルフィードの趣味を疑おうとした。
 なんで男の人に女っぽい服を・・・・と。

「そういや・・・お前、どうしてここに来たんだ?」
 ヴァルガーヴに問われて、『おぉ』というように、フィリアは手をぽんっと叩く。
「もともとここに来たのは、ジラスさんに聞いたんです。それで・・・あわてて飛んで来たんです。・・・・・貴方に会いたくなって・・」
 思いっきり顔を赤くするフィリア。
 しかし、当のヴァルガーヴは、なぜ顔が赤いのか分かっていない(こういうとこはちょっと鈍めv)。
「で、俺に会ったけど、これからどうするつもりだよ?」
 ヴァルガーヴにまた問われて、我を取り戻すフィリア。
「あ・・・えーっと・・・実は・・」


「・・・・・旅?・・・」
「ええ・・・こんな所にずっと居ないで、ゆっくりと世界を観て歩くのもどうかなーと思いまして・・・ダメですか?」
「・・・・・あいつらは・・・居るのか?」
「え?」
「リナ=インバース達は・・・居るのかって?」
「あ・・・はい・・・」
 そして、彼は黙り込む。
 だが表情は。
 怒りや憎悪は無く。
 少し困った感じであった。
「ヴァル・・・・・」
 言いかけた瞬間。
 ヴァルガーヴは思い切り立ち上がった。
「ど・・・どうしたんですか・・・?!」
 ヴァルガーヴはフィリアを見下ろし、笑った。
 そして、フィリアに手を差し出す。
「・・・行ってやるよ。一緒に・・・世界を観に・・・」
 フィリアは、その手を取り、立ち上がった。
「ありがとうございます」

 
 港街のエイステンズ――――――
 リナ達は、相も変わらず食っていた。
「やっぱ港街ってこともあって海の幸がおいしーわぁv」
「リナさん・・・ちょっと食べ過ぎ・・・・・」
 アメリアが止めるのも聞かず、リナとガウリイは食べ続ける。
 ゼルは、もう他人のふりをし、近くのアイテム屋で古文書をみていた。
「そういえば・・・あれから二日、フィリアさん帰って来ませんね。」
「そうね・・・駆け落ちでもしたんじゃない?」
「えええええええええええええええええええええ!!!!!!!?」
 爆弾発言に思い切りびびるアメリア。
 一瞬本気にしてたり。
「冗談よアメリア。でも・・・あの二人、会えたかしらね?」
「どうでしょうか?というか、ジラスさんホントに会ったんでしょうか?ちょっとあやしいです。」
 などとやり取りしてる間に、ゼルは店から出てきた。
「まだ食ってんのか、あんたらは。」
 呆れ度MAX。
 そして、やれやれと椅子に腰を下ろそうとして、ゼルは向こうから来る影に気付き、手を振る。
 なんだなんだと振り向く三人。
 そこには。
 手を振り返しているフィリアと、もうひとり。
『ヴァルガーヴ!!!!』
 見事三人の声がはもる。
「リナさん、またこんなに食べたんですかぁ?」
「・・・っていうか、そんなの気にするより、なんでヴァルガーヴが・・・!?」
「ああ、私達と一緒に旅をすることにしたんです。」
「うわー、よく私達と旅する気んなったわねー。何?色仕掛け?」
 にやっと笑い、フィリアに詰め寄る。
「ち、違いますよ!!!これは彼の意志です!!色仕掛けなんてそんな馬鹿なこと・・・!!!!!」
 めちゃめちゃびびりまくってるフィリアを横におき、
「ホントなの?ヴァルガーヴ?あたしたちと旅するの」
 こくんと小さく頷く。
「何かしゃべれよお前〜〜〜」
 めちゃめちゃのんきにするガウリイ。
 そして、戸惑い気味だったヴァルガーヴの口が開く。
「・・・・・・これから、いろいろ世話になるが・・・よろしく・・・頼む・・・」
 俯いて喋っているのは照れ隠しだろうか?
 それを聞いたフィリアは、なぜか嬉しそうだ。
 リナはそれを聞き、にっと笑い、
「こちらこそ、よろしく!」
 言って手を差し出す。
 その手を見て、ヴァルガーヴは顔を上げた。
 リナと顔が合うと、彼女はばちっとウインクをした。
 それと同時にヴァルはふっと笑い、
「じゃ・・・とっとと行こうぜ」
 言ってぱしんっと手を叩き合った。
「あ、それとリナさん」
「ん?何?」
「彼はもう、ヴァルガーヴではありません。」
「・・・は?」
「彼の名前は・・・ヴァル・・・ヴァル=アガレスです」

「そう・・・それじゃ、行きましょうか!!みんな!んで、ヴァル!!!」


 そして、新たな旅の幕開け――――――――
          そして、ちょっとした悲劇の・・・・・・

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 っつあーーーーーーー!!!終わったあーーー!!第三章!!
 眠いなあーー!!でも、夜なのに暑いな!!
 では!!寝てきます!!おやすみなさい(_ _)

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12303行くぜ、世界を見に!!!(をいをい)稀虹 戯空 11/9-18:16
記事番号12287へのコメント


 どうもーぎくーでーっす。相変わらず感想短くてすいませーん(泣き笑い)
 というわけで、感想いきまーす。

 蟹座でしたねー。うむ。カニ。

 ヴァルの服!! ナイス!!! 想像とちょうぴったり!!! 時水夜さんさーいこー!!!(をいをい)
 やっぱ、白くて女の子っぽい服が良いわねv それはもうヴォルフィードじゃなくて私の趣味だわv(をい)
 世界を見に・・・ううう。何故此処まで同じなのかしら?
 私の想像(妄想)でも、助かった後の挫折しかけヴァル君を復活させた言葉がこれでしたわ・・・世界を見に生きろ! でも言ったのは何故かガウリイだった(笑)いや、フィリアは「一緒に旅を」みたいなことを・・・(暴走)ちなみに小説にはしてませーん(暴走野郎め)
 続きが楽しみですわっ! 悲劇? なにがござったのかしら!?
 と言うわけで次回へ続く!!(をい)

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12304カニは鍋よりそのまま(意味不明)! 時水夜 氷沙梓 11/9-20:48
記事番号12303へのコメント

稀虹 戯空さんは No.12303「行くぜ、世界を見に!!!(をいをい)」で書きました。
>
>
> どうもーぎくーでーっす。相変わらず感想短くてすいませーん(泣き笑い)
> というわけで、感想いきまーす。
時水でーす!!!感想いただけただけでも嬉しいですー(感涙)
>
> 蟹座でしたねー。うむ。カニ。
カニカニ。私カニ大好きですぅ!!滅多に食べないけど・・・うん。カニ。
>
> ヴァルの服!! ナイス!!! 想像とちょうぴったり!!! 時水夜さんさーいこー!!!(をいをい)
> やっぱ、白くて女の子っぽい服が良いわねv それはもうヴォルフィードじゃなくて私の趣味だわv(をい)
わーー、気が合いますぅーー!!はい、女の子さーいこーーーですvv(おいおい)
> 世界を見に・・・ううう。何故此処まで同じなのかしら?
> 私の想像(妄想)でも、助かった後の挫折しかけヴァル君を復活させた言葉がこれでしたわ・・・世界を見に生きろ! でも言ったのは何故かガウリイだった(笑)いや、フィリアは「一緒に旅を」みたいなことを・・・(暴走)ちなみに小説にはしてませーん(暴走野郎め)
ヴァルファンは一度は見てみたい(?)冒険シーン(??)うふふ・・・フィリアはヴァルをぐいぐい引っ張って行くお姉さん的な人(どっかで聞いた・・・)そして、ヴァルの怒りを抑える鞘の役目を持って・・・・(夢遊病)
> 続きが楽しみですわっ! 悲劇? なにがござったのかしら!?
はい、あるんです!!!そこのシーン考えてあるんですが、そこまでこの小説もつかしら(殴蹴)
> と言うわけで次回へ続く!!(をい)
しーゆーねくすとたーいむ!!!!!

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12312四章〜OF A DISTANT STAR〜 時水夜 氷沙梓 11/11-23:51
記事番号12287へのコメント

「皆さん今日は、お昼の放送をお送りします。今日の献立は・・・・」
 は!!昔の想い出が!!!!この頃小学校時代が恋しい時水です。はー、この頃肩こりがひどいです(ババくさっっ)
 第四章ですう!!!!今回も短いかもですが行ってみよう!(やってみよう!!!)←これもNHK教育で見たことが・・・・・・・・

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 星宮タウロス(Taurus)
  タウロス、ひとつ考えた。ヴァルゴに何かプレゼント。
        野を駆け山越え見つけたものは、夜空に輝くいちばんぼし。

「・・・で、これから何処へ向かうんだ?」
「そうねぇ、遺跡とかは、結界の外の良く知らないし・・・結界の中でも結構あるわよ?」
 とりあえず港街から出て数時間。
 とりあえず街道をぶらぶらして、これからの行く当てを相談していた。
「そういや、あたし達初めて会ったの結界の外だけど、あんた結界の中行ったことあんの?いちおーそんときゃ魔族だったんだから、入れるはずだけど・・・」
 ヴァルは腕を組みながら、
「あんまし行ったことねえなあ。行ったとしても、遺跡とかなんてまわる暇なかたし、それに・・・」
「それに?」
「・・・そん時の俺は、戦い以外の事には余裕がなかったからな・・・」
 それを聞いてフィリアははっとした。
 そうだ。
 そのときのヴァルは、ずっとずっと戦っていた。
 主と。
 そして主は。
 その結界を貼った張本人に。
 殺された。
 その事を。
 少し思い出したのかもしれない。
 ゛ヴァルガーヴ″として。
 フィリアは少し心配になり、ヴァルの横へ行き、不安気な表情で彼を見た。
 彼も、すぐその表情の意味が解り、「大丈夫だ」というように彼女を見下ろし、優しく笑ってぽんっとフィリアの肩を押した。
「じゃ、結界ん中に行くか。で、そこまでは船使うんだろ?それはどうするんだ?」
「さっきの港街は漁港でそういう船出てないし、海沿いに歩くっつっても結構きついだろうし・・・」
「あ、リナさん、私ここらの事、少しは分かりますよ。確か、ここから真っ直ぐすすんで二つ町を越えた次の街は旅客用の船も出ていますよ。」
「うし!!んじゃ、まずはそこを目的地にして行きますか!!」

 それから四時間ほどして着いた第一の町。
 地名は知らんが別にいい。
 太陽はもう海に沈み掛け、反対側では、三日月が顔をのぞかせている。
 空を見上げると、朱から薄紫、群青、藍色と変わってゆくのが、なんとも美しい。ちぎれ雲は、夕日を浴びて、縁が黄金色に輝いて、なんとも言えない幻想的な雰囲気になる。
 町は、夕食時の買い物客でにぎわっており、あちこちから活気の良い声が絶え間なく聞こえる。
 この時期は旅人が多いが、なんとか宿を取ったリナ達は、夕食まで自由行動をすることにした。
 リナはガウリイと一緒にこの町の名物探し。
 アメリアとゼルは市場ヘ飛びこんでいき。
 フィリアとヴァルは別々の部屋で読書をしていた。
 
「ガウリイ、次はあの照り焼きなんてどう!?メチャメチャ香ばしいにおいがしてもうたーまんないったら!!!!」
「うわーー、すっげーうまそう!!!行こうぜリナ!!」
「よっしゃあ!!!!」
     ダダダダダダダダダダ!!!!!!!

「ねえねえゼルガディスさん、これなんですか?」
「・・・・・・言っていいのか?」
「?何かあるんですか?」
「・・・・それ・・・」
 ゼルは、アメリアが思い切り掴んでいるのを、静かに指した。
「・・・・カエルの干物(食用)」
「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」

「ヴァル・・・あれから大丈夫でしょうか?」
 フィリアはさっきの出来事から、彼のことをものすごく心配していてならなかった。
 だが。
 今、彼の部屋に行く気にもなれない。
「そうだ!!!!」
 がばっと起きあがり、フィリアは部屋を出た。


 カラン カラン ・・・
 店内に静かな鐘の音が響く。
「はいはい、どなたぁ?」
 中から、ふっくらとした、いかにも主婦な感じの女性が出てくる。
「おやまあ、綺麗な子だねえ」
 感心して見る女性に少々笑いかけてから、フィリアは問い掛けた。
「あの、ここはアクセサリー屋ですか?」
「ああ、そうだよ。」
「それじゃ・・・」

 一日目は、静かに終わって行く。

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 中途半端ですいません。父が寝ろと・・・(泣)

 それでは・・・・・・