◆−凍結の戦術(気まま2-16)−CANARU(12/12-08:44)No.12661
 ┗あつあつのお粥さん♪−P.I(12/12-22:52)No.12679
  ┗冬休みなのに〜〜でっす(汗)−CANARU(12/13-11:21)No.12683


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12661凍結の戦術(気まま2-16)CANARU 12/12-08:44


今回は書くのに苦労しました・・・。
北欧の歴史はまだまだ疎いでっす(涙)

************************

「あの〜〜〜・・リナさん・・仕事・・していただけませんか・・?」
ナポリ、ヒチリアを取り仕切るまだしも合法的なマフィア組織・・・。
『カタート』の若き総帥にしてリナの義兄・・・。
しかし実態はルクセンブルク公国の『ワルキューレの騎士団』副旅団長だったりするこの
ニコ目の男、ゼロス・・・・・。
更に言えばむくれ、出窓の日当たりの良い位置に座り込んでいるこのストロベリー・ブロンドの娘のリナは・・実はその公国の公女だったりする。
「死んでも厭!!当分の間、あったかいナポリから出るつもりはありません!ねえ、ガウリイ・・・・。」
「zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz・・・・・。」
そう言ってリナはゼロスを困らせる目的の為・・・。
彼の本来の席、日当たりの最高な総帥専用デスクで眠り込んでいる金髪の仕事の相棒・・。ガウリイに声をかける。
勿論、これはあからさまな嫌がらせであることは目に見えている・・・。
普段、どんな雑談であったとしても・・・。
ガウリイが居眠りをして話を聞き逃す!!
そ〜んな状況は絶対にリナにはありえないから・・である!!
「・・まあ・・いいでしょう・・。ともかく・・居間に来てくれませんか?
可愛いお客様がいらっしゃてますよ・・?」
・・・・・・・・・誰だろう・・・????
そう言われてみれば・・興味がわかない訳でもない・・・・・・。
「おら!!可愛いお客様のおいでだそ〜よ!!ガウ!!」
座り込んだ出窓の枠から真下に見える、机に突っ伏したガウリイの金色の髪の毛に
向かってリナは思い切り蹴りをカマす!!
「・・・なんだ・・・もう朝かあ・・なんか・・頭が痛い・・・・。」
「もうとっくに昼よ!!ついでにいえば・・あんたの頭には隕石が直撃したの!!」
・・・・無論・・『蹴った』なんて言った日には・・「ひどいぞおおおお!!」
と無意味に潤んだ目で文句言われるに決まっている・・・・。
適当に巨大な嘘をつくリナ。
「ええ!!で、で!!俺の頭は大丈夫なのか!!!??」
寝ぼけているのだろうか・・?アッサリ見え透いた嘘に動揺するガウリイ・・・・・・。「・・・・運が良くてクラゲの悪化・・・。運が悪くてノ〜ミソ蒸発してるんじゃない?」「・・・そうか・・蒸発か・・・って・・じょうはつううううううう!!!!!??」
こりゃ・・完璧に寝ぼけてる・・・・・。
動揺しまくるガウリイを引きずり、リナとゼロスは「お客様」の待つ居間へと向かうのだった・・・・。


「こ・・これが・・可愛いお客様かあ・・う・・う〜〜〜ん・・・。」
座り込み・・顎に手を当て何やら真剣に考え込んでいるガウリイ・・・。
「あの・・・・・・・。」
「・・気にしちゃ駄目。一寸ノーミソ蒸発しちゃったみたいだから・・。
気にしないでね!!」
パタパタと手を振りながら大慌てで取り繕う(?)リナ。
「う〜〜〜ん・・さして・・可愛いとは・・・・。」
なおも信楽焼きの狸の置物をしゃがみ込み、まじまじと眺めつつ・・・・。
ガウリイはう〜〜んう〜〜んと唸りながら考え込む・・・・。
「リナさ〜〜ん・・・。困ります!!あの狸の置物、ゼロスさんが蚤の市で道楽で買ってきたんですよ!!邪魔です〜〜〜〜!!」
ガウリイの事にこそ触れないが・・アメリアがリナに向かってこの件に関する
抗議を遠回りにする。
「ま、馬鹿兄もガウリイも・・・。放っておけば飽きるでしょうしって・・・?」
どんがらがっしゃああああああああああああああんんがらがらがっしゃ〜〜ん!!
マトモに狸の信楽焼きに度付き合いするガウリイ!!
「あ〜あ・・。アタシと同じ場所蹴っちゃって・・・。」
舌を出しながらリナはぼそり・・と零す。
「だああああああああ!!!!てめぇ!!昼寝してたな!!この馬鹿兄!!お客は
その狸じゃね〜〜〜!!エリザベス姫だ!!」
弟・・ガストンが放ったクリティカル・ヒットが寝ぼけガウの脳みそに今度こそ間違いなく直撃したのだった・・・・・。


「で、何があったんだ・・・?」
弟の怒涛の一撃にさしものガウリイも目が醒めたのだろう。
まじめ腐った口調でエリザベス姫とガストンに問い掛ける。
「あ・・あの・・・・(汗)」
「・・・・大丈夫。コイツは単なる馬鹿兄で害はないから。まあ・・リナさん・・・。
エリザベスからの報告・・聞いてください。」
完全に粗雑な扱いをされてる事に少々傷つきながらガウリイは自分の分の紅茶に
ブツブツ言いながらシュガーを入れて掻き混ぜる。
「ああの・・。私・・その・・いちおう・・『ワルキューレの騎士団』の・・」
「ええ・・。イングランド支部の長に無事選ばれたのね。」
にっこりと笑いながらリナは年下の少女に語りかける。
いろいろゴタゴタがあり・・何とかやっと落ち着いた・・と言った状況だろうか。
「当然です!!エリザベスさんは正当な後継者!!文句を言うほうが悪なのです!!
ああ〜〜〜♪そ〜んな姫を守る騎士のガストンさん!!ロマンチックですう〜〜♪」
「あ・・あのおお〜〜〜(汗)」
「あ、アメリアは単なるサーガ・お宅だから!!気にしちゃ駄目よ!!」
大慌てで側に控えたゼルに合図でアメリアを回収するように頼むリナ!!
「あああ〜〜〜!!ひどいですううう!!アタシもお話ききたいのにいいいいい!!」
部屋に余韻だけ残してヒロイック・サーガおたくは無事に回収されていく。
今にも泣き出しそうなエリザベスを宥めるのに30分以上かかった事は・・。
言うまでも無い・・・・・・・。
「ともかく・・。俺が代わりに話します。ええっと・・。事の始まりは・・。
エリザベス姫のイングランド支部でも『エルミタージュ』の失われた秘法を探していた
んですけど・・・。トマスさん・・覚えてます?」
「ああ・・。あの陽気禿げでデブなな白い薔薇のおっちゃんだろ!!?」
がっしゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んんん!!
お馬鹿な特徴をあげるガウリイをリナの『テーブル下の足ふみ攻撃』が炸裂する!!
「エリザベス姫の後見人になった・・『ホワイト・ローズ』を象徴とする人ね?」
前回の時間ではこのエリザベスを守ろうとした功臣である。
「ええ・・。彼がスウェーデンに先日出張したんですけど・・・。
何者かに襲われたらしく・・『カールの策略』と大急ぎで書いたらしいメールが届いて
以来・・・。音信不通なんです!!」
半ば泣き出しそうな声でそう告げるエリザベス。
「・・カールの策略ねえ・・・・。」
「そう・・。確か・・ロシア遠征した・・スウェーデン王カール11世の事だと思う・・。
と連絡が入りましたし・・・。既にジョヴァンニさんとラウラさんが現地に飛んでるので・・。大丈夫だとは思いますが・・・。」
リナの呟きに考え込んだようにガストンが答える。
「・・本当に・・大丈夫だと思うか・・・??」
不意に真面目ぶっていたガウリイがガストンに問い掛けてくる。
「・・・どういう意味だよ・・・・・・?」
さしものガストンも・・このガウリイの意味深かつ慎重さを含んだ声に顔を思わずあげる。
「だからさ・・・。本当に『ジョヴァンニ』と『ラウラ』で・・・。大丈夫と思うかと聞いているんのだが・・・・・。」
『う!!!!!!!!』
何時に無く的を得たガウリイの発言にリナとガストンも返答に窮する!!
「・・・ま・・・まあ・・・大丈夫だとは・・・・」
勿論・・思えない・・・。今にも泣き出しそうな顔のエリザベスの前でいえたことで無い
事は確かなのだが・・・・・・・・(汗)


「はあ・・・・・・・・・・・・・・・。」
ため息が止まらない・・・。折角この寒い冬はナポリでゆっくりしよう・・そう決心
していたのだが・・・・・。
「な〜〜んでこ〜〜んな息の凍るスウェーデンにアタシは居るの〜〜〜!!」
「・・・やめろ・・リナ・・・。周囲の目が痛い・・・・。」
アノ後・・エリザベスの側にガストンを付け、ガウリイとリナはナポリを後にしたのだが・・・・・・・・。
もともとナポリは南欧の更に暖かい気候。
しかし・・・ここは北欧三国の寒い、スウェーデン・・・・。
唯でさえ寒いのが大嫌いなリナには・・コレが辛い筈は無い気候だったのだ・・。
「とにかく・・。状況の説明をするわね・・・・。」
「・・・もともとスウェーデンにあった『エルミタージュ』が『盗まれた』って事じゃないのか・・?」
「・・・その前に・・。カール11世スウェーデン国王のこと・・・。アンタ分かってるの?」
「・・・・・・申し訳ありませんでした〜〜・・教えてください〜・・・。」
深々と頭を下げてリナに敬礼するガウリイ。まあ、よろしい!!
「カール11世が在位の頃・・。デンマークではフレデリック4世、ロシアではピヨートル大帝、ポーランドではアウグスト二世、というとんでもない大物役者がそろっていたの。連中はカールがまだ10代の少年なのを良い事に、軍を動かしてね・・・。」
「・・餓鬼だから舐められたって事か?」
「そ〜ゆ〜事。でもね。彼はなかなかの手腕の持ち主でね。デンマークがスウェーデンと同盟しているホルスタイン・ゴットプル公領を攻撃、ロシアがインゲルマンランドに潜入。ついでにいえば・・代々ポーランド王は自分にスウェーデン王位継承権があることを主張・・。まあ、ポーランドはさておきこの二国のせ〜で「北方大戦役」が起こったのよ。」
「・・ま〜さ〜に・・四面楚歌ってヤツだな・・・?」
「まね・・。そこでカールはデンマーク本土に上陸・・・。『これこそ我が音楽』とかのたまって・・。銃声の轟音の中、駆け回ったといわれているわ・・。」
「で・・デンマークに勝ったのか?」
「そ。その後、彼はバルト海を渡ってロシアへ。カールの軍一万、ピヨートルの軍は三万五千という大差で・・ロシアの勝利したのよ・・・。」
問題はここから・・である。
この辺りに「戦略」なるものは見当たらない・・・。
と、なると・・今回の事件に関係がある事は・・その後の出来事から・・という事になるのだ・・・・・・・・。
「その後・・カールはポーランド・・更にはぺテルブルクに侵入して・・・。
そして更に無謀な事に首都のモスクワ侵攻を企んだのよ・・・。町や、村、橋、食料を焼き払って北上する作戦・・。彼が居るぺテルブルクから一路モスクワに向かえば・・・。
或いはモスクワは陥落したかもしれない・・・。けれども彼は態々東方迂回でモスクワに迫る事を企んだの。理由は・・コサック部隊を懐柔するため・・。もっとも・・。
その計画は水泡に帰したけど・・・ね・・・。」
少し考えたようにリナはそう付け足す。
「それが・・今回のキーワード、『カールの戦略』か・・・・?」
「・・・それが・・ど〜かわからないよの・・・・。ココだけの話、このカールのロシア遠征の焦土作戦って大した作戦じゃないとアタシは思ってるのよ・・・。実際ナポレオンもこれと同じような事やって・・あのザマよ?」
「結果的には失敗って訳だしね・・・・。」
不意に現れたラウラがリナの言葉に付け足す。
「・・ジョヴァンニは・・・・?」
にっこりと微笑みあいながら再会を喜ぶ二人の女性に一瞬恐ろしいモノを感じたガウリイは思わずラウラにそう尋ねる・・・・。
「ああ・・。あいつかい。あいつなら・・今・・。実証検分中だよ!!」
ケタケタェタケタっと豪快に笑いながらラウラはリナとガウリイを事件現場にして宿舎と言われる場所に案内する。
「此方でございます・・・・。」
『宝物』の管理人にしてやはりルクセンブルクの関係者であろうか・・?
一人の男がラウラ・・続いて現れたリナ、ガウリイを認め・・軽く会釈してくる。
「何処の騎士団にも属してないけど・・。ルクセンブルクの秘法の管理人・・・。
アドルフさんだよ・・・。彼も気付かないうちに『秘法』は盗まれたらしいね・・。」
その人物を紹介しながらラウラは一つの部屋が望める庭の一角に二人を案内する。
巨大な濠とも池ともつかない水に巡らされた一室・・恐らく秘法を保管しておいた部屋
だろう・・・。
ヴェネツィアの運河沿いに作られた家屋を連想させる屋敷・・・・。
恐らく濠を泳いで犯人は潜入したのだろう・・・・。無残にもその一室の窓は割られている。
「・・・外部犯・・・ね・・・・・・・・。」
そうリナが呟いたその時だった・・・・。
「ぐお〜〜ほげっほげほへえええええ〜〜〜ってででででででででででででで(涙!!)」
情けない声を張り上げ、レッド・ロブスターに肘を挟まれ・・軽く伸ばしたリナと同色のストロベリー・ブロンドに藻とも陸上の雑草ともいえない緑色の物体を乗っけた一人の男が濠の水の中から飛び出してくる!!!??
「おお!!ジョヴァンニ!!!オマエ・・元気だな〜〜・・。寒中水泳大会か〜♪」
「寝ぼけんじゃね〜〜!!ガウリイ!!実証検分だ!!じっしょうけんぶんんん!!」
鼻と目から水を流しながらジョヴァンニは唯ひたすら絶叫する・・・・。
「水の深さはどのくらいだい?ジョヴァンニ?」
ギロリっと情けないそ〜んな彼の姿を一瞥だけしながらラウラは問い掛ける。
「ええ〜〜〜・・俺・・底まで何て・・潜ってね〜よおおおお(涙)」
「・・ぢゃあ・・今から潜って調べるんだね・・・。」
絶対零度よりなお冷たいラウラの紫色の瞳・・・。
「・・・そうね・・折角だし・・。何か面白そうものあったらついでに拾ってきて
くれない〜♪」
打って変わって此方は楽しげにリナ・・・・。
「鬼!!悪魔!!人でなし!!ロクデナシ!!冷血女ども〜〜!!今に・・」
『今に・・なんだってんだい(のよ!!)』
ラウラとリナの脅迫の声が見事にはもる・・・。かくして・・・・。
「お〜〜〜い!!ジョヴァンニ!!生きてるか〜〜〜!!」
無意味によ〜やっと引き揚げてもらえたジョヴァンニをツンツンとつつくガウリイ。
「どうやら・・水圧のせ〜で水中からあの部屋に侵入するのは不可能なようだね。」
「そうね・・・。しかもこの季節・・零度ジャストなんて日常茶飯事の水温に長時間漬かるなんて・・。ま〜さ〜に自殺行為よね・・・・・・。」
うんうん・・と頷きながら調査結果をまとめるリナとラウラ・・・。
「お、あえら・・・わっかへふんはら・・おへに・・やはすな・・・・・。」
(お前ら・・分かってるんなら俺にやらすな・・・・・・・・・・・・・・。)
「・・・耐えろ・・ジョヴァンニ・・。今にいいことあるさ・・。多分・・。」
ガウリイの一言も珍しく確証が持てない口調であるのだった・・・・。


「内部犯行の確証は無し・・。ついでにいえば・・・。外部からの侵入経路も不明か・・・。」
あの割られた窓ガラスから何者かが侵入した事は先日まで滞在し・・更に言えば現在行方不明になったトマスの調査で分かっている・・・。
宝物の行方が知れなくなった翌日、トマスは姿を消した・・・か・・・・。
「そ〜考えると・・・。侵入経路とトマスおじさんの失踪は・・・。」
「犯人は同じでも・・。恐らく無関係。まあ・・宝物よりもトマスさんの人名を最優先した調査をする事が前提ね・・・。」
「わかった・・・・。」
ボ〜〜っと過ごすしかないココしばらく・・・・。
適当な店に入ってただただビールを飲みながらビスケットを適当に食べる。
そんなもどかしい状況で既に2日が過ぎ去ったのだが・・・・。
「なんだい!!なんだい!!何でワインが無いんだい〜〜〜!!この店は!!」
不意に聞こえてくる・・いや〜〜〜な見知った声・・・。
「おい・・リナ・・・。アレって・・・もしかして・・・(汗)」
「・・ええ・・・。多分・・間違いないわ・・・。」
言うまでも無く、ナルシスト、ロクデナシ、危な系、銀髪の性格最悪の英国貴族と日本人のハーフ!!リナの中学時代の同級生の・・・・・・・。
「氷(ひょう)」である!!!!!!
「あれ・・?君たち・・なんでココに居るんだい・・・????」
今まで大騒ぎしていた氷がリナとガウリイの存在にアッサリ気付いて声をかけてくる。
「おお!!廻!!あれ・・・????おい・・リナ!!」
「何よ・・?廻君に前会ってから・・まだ一ヶ月も経ってないでしょって・・えええ?」
声をかけた氷は完全無視し!!
ガウリイとリナは驚愕の声を廻と・・強いて言えばもう一人の人物の方を見遣りながら漏らす!・・いや!!漏らさずには居られない・・といったところだろうか?!
「どうも〜〜!!ガウリイさん!!リナさん!!凄いでしょ!!今日はまだ緋雨裡ね〜ちゃん!!まだな〜〜んの被害にも遭ってないんですよ!!」
あはは〜〜と笑いながら暖かいココアを飲み干す廻!!
その隣には・・いつも気絶しているところしか見た事の無い、悲運の人、緋雨裡が無傷で食事をのんびりとしているところなのだった!!!!
「・・・ねえ・・ガウリイ・・・。一寸緋雨裡さんには悪いけど・・・。
彼女の運の悪さを見込んだ提案があるのよ・・・・。」
コショコショコショコショ・・・・・・・・・・・・・・・・。
「・・・成る程な・・・・。」
さしあたり。これで事件の『トマス誘拐事件』の方は・・解決しそうである・・・。


「ふふ〜〜ん〜♪大金持ちで美しいこの僕だよ〜〜!!こ〜んなもの身に付けなくても
誘拐される事は・・必然だね!!」
何やら一人、気張りながらもリナから手渡された『エルミタージュ』の宝物の一部のレプリカのペンダントを身につける氷・・・。
「・・おい・・リナ・・何でもコイツまで居るんだよ・・。しかもシャネルの服と香水つけて・・女装して・・・・・・。」
「・・・僕も囮の役やらせないと・・下僕(緋雨裡)は貸さないよ・・とかホザキやがったのよ・・・・・。」
半ば遠い目をしながらリナは呟く・・・・。
かくしてスウェーデンの街中を氷、緋雨裡に適当に歩かせ、その後ろをガウリイとリナが追う『囮捜査』の開始・・と言ったところか・・・・。
一応目立つように、との事で「ルクセンブルク」の秘法のレプリカを二人には持たせてある。これで食いついてきてくれれば・・・しめたものなのだが・・・。
そんな事をリナが考えていたその矢先の出来事だった!!
がっしゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んんんん!!!!!!
不意に建物の上方から何かが緋雨裡めがけて落下してくる!!?
「しまった!!!」
迂闊だったことにリナは気付くが時既に遅く・・・・・・・・・。
アッサリと緋雨裡の頭に子供の拳くらいの石が落下し、アッサリと彼女は目を回す・・。
「ああああああああああああ!!!!やっぱりあのね〜ちゃん!!運が悪いぞ!!」
「・・そんな事言ってる場合じゃないでしょ!!」
数人の人垣が彼女の周りにたちまちできる・・・。
見れば・・介抱するかのように見せかけた男の一人がその首からぶらさげていたルクセンブルクのエルミタージュの秘法のレプリカをコソコソと奪い去っていく!!?
この季節・・という事もあり、目深に被った帽子のせいで犯人の顔は確認出来ない・・。
このまま狭い路地に入り込まれたら・・・・・・・・・・・・・。
・・・まさに・・こっちの有利・・・である・・・。
そんなリナの魂胆も知らずさっさと狭いアパートとアパートの隙間に入り込んでいく
その男・・・。が・・・・。
ベッチャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア・・・。
「おい!!リナ・・何やってるんだよ!!すまなかったなあ・・廻〜〜(汗)」
「別にい〜んですよ〜♪ど〜せ緋雨裡ね〜ちゃんですし・・・・・〜♪」
「廻・・アンタ・・。これで当分の間『やった〜♪コレでね〜ちゃんに冬休みの宿題やれ!!っどやされなくて済んだぞ!!』とか思ってない・・・???」
「う!!!!!!!!!!!!!!」
・・・・・・・・図星かい・・・・ったく・・・・・・・。
「そ・・そう言えば・・氷様は何処でしょう〜〜〜???」
誤魔化すように気にもしてない氷の行方を求め、キョロキョロとする廻・・・。
「・・・そういえば・・見ないな・・・・・。」「ええ・・見ないわ・・・・。」
暫しの沈黙・・・。が、しかし・・・。次の瞬間には・・・。
『ま〜・・。ど〜せ氷だから・・・・。それこそど〜でも良いことだね!!』
が一同が達した最もな結論であった・・・・・・。


「遅かったね・・。ま、楽しかったのは分かるけどね〜♪」
リナとガウリイを交互にみやりながらケタケタと笑い出すラウラ・・・。
「そんなんじゃないって!!にいさまは・・・?」
「あ〜・・。あの優男・・。あれしきの検証実験で熱出しやがったよ・・・。
今、アドルフさんが看病してくれてるよ・・・・。」
「あんたがしてやんないのか〜?」
アッサリと冷たい返答をしたラウラにガウリイがのほほ〜〜んとした口調で問い掛ける。
「・・あのねえ・・アタシが看病するってガラかい?で、収穫はどうだったんだい?」
それこそもっとな意見である・・・・・・・・・。
「う〜〜ん・・予想に反してトマスさんは発見出来なかったけど・・・。今生出せば二、三日中に犯人発見は可能かもしれないわ・・・・。」
ボリボリと髪を掻きながらリナはあまり気の乗らない声で返答する。
「良かったじゃないかい〜♪」
此方は至って楽天的な様子でラウラが言う。膝の上に飼い猫のシャムなんぞん乗っけて。
「・・・言葉の綾じゃなくて・・マジで根性必要なんですけどね・・・。」
はあ・・とため息を吐き出しながらリナがその続きの言葉を紡ぐ直前に・・・。
「あああ!!りなああああああ!!その手はど〜〜〜したんだよおおおお!!」
やたら滅多ら取り乱したようにガウリイはリナの手を取り、高価な品である事は疑いの無いハンカチをポケットから取り出し、ゴシゴシとふき取ろうとする・・・が・・。
「・・・落ちないぞ・・・この血・・・・。」
ブ!!!!せめてペンキならまだしも・・本気で血と勘違いしてるらしい・・・。
「大丈夫よ・・血じゃないから・・・。」
「・・で・・・でも・・落ちないぞ・・・・?」
「・・・落ちたら・・困るのよ・・逆にね・・・・・・。」
意味深な言葉を言いながらリナは自分の指にわずかにこびりついた赤い液体の痕跡を
眺めながら言う・・・・・。
まあ・・確かに気分はあんまり良いものではないし・・ミスったとは思うのだが・・・。


「う〜〜〜ん・・・う〜〜〜ん・・・・・。」
「大丈夫?にいさま・・・・・・・(汗)・・・・。」
本気でうなされているジョヴァンニの所をガウリイ、そしてこの家の管理人のアドルフ
と見舞いながらリナはまじまじと苦しんで寝込んでいる兄を見遣る。
「・・・う〜〜〜〜ん・・・おかゆが・・おかゆが・・・・・・」
「・・・リナ・・。どうやら・・寒中水泳の事でうなされているみたいじゃないぞ?」
ジョヴァンニの寝言を聞きとがめたガウリイがリナに進言する。
「・・先程・・ラウラ嬢さまが・・・。お粥とも・・その・・こ〜言ってはナンですが・・・。残飯とも区別のつかない品を持ってこられて・・・・。ジョヴァンニ様に強制的に食べさせたのです・・・・。」
・・・・・・・『アタシが看病ってガラかい・・・・』・・・????
不意にラウラの一言が脳裏に過ぎる・・・・・・・。
「なんだ〜〜!!あのね〜ちゃん!!何だかんだ言ってジョヴァンニの看病したのか〜〜〜〜♪うんうん〜〜〜♪」
事の重大性に気付かないのだろう・・・・。ガウリイは嬉しそうに頷く。
「・・・ラウラ・・昔から家庭科は・・どっかのお暇な学生とタメ張れるくらい
とんでもね〜〜〜成績だったこと・・忘れてたわ・・・。あの暇人の言葉を借りれば・・・。ど〜せアヒル・・もしくはそれ以下ばっかり・・・・・(汗)」
そんな人間が作ったものを食べさせられては・・・・もはや死ぬしか無い・・・。
「・・・まあ、ゆっくり休養なされて・・・。」
そう言いながらジョヴァンニが払いのけた毛布を再度彼の肩のあたりまで持っていきながらアドルフが言う・・・。
ふっと屈んだその首筋に・・微かに見える・・・・・・・・・。
「リナ・・・・・・・・。」
その事にガウリイも気がついたのだろう・・・。
「わかっているわ・・・・・・・・。」
後は・・『証拠』をつきとめるだけ・・である・・・・。


「ふぃ〜〜〜・・冷える・・冷えるわ・・・・(涙)」
「まあね・・・。ったく・・やってられないよ・・・。」
サウナから出た温度差にリナとラウラはごねるようにブツブツと言いながら廊下を進んでいく・・・・。
「ったく・・誰だい!!こんな所に水こぼしたのは!!寒さで凍ったら転んじゃうじゃ
ないのさね!!」
廊下にたれていた僅かな水に対して文句を言うラウラ・・・・。
「・・・水・・・・・???」
そういえば・・・聞いた事がある・・・・・・・・・・・・・。

バリ・・・バリ・・・シャリ・・・シャリ・・・・・・・・。
まさか・・・。こ〜んな経路があったとは思わなかった・・・・。
微かに室内から漏れてくる明かりを目指し、リナとガウリイは冷たい道を突き進んでいく。
密室の犯行ならまだしも・・・。
『外部』からの犯行に見せかける単純なトリックが分からないとは・・・。
なかなかに間の抜けた話だったかもしれない・・・・。

ガシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンン!!
「ああ・・。すまないな〜♪力の加減、忘れてた!!わっりぃ!!首から血が出てるぞ!」口調こそはいつもの気のいいおに〜さん・・・。
しかし、その目は決して笑わずにガウリイが・・室内に居る数人のうちの一人に向かって言う。
「や〜〜ね!!ガウリイ!!あれは・・アタシの投げた『カラーボール』よ!!
・・・・あれはね・・どんなに洗っても当分の間色が落ちないのよ・・・。アタシの
指先も・・ね?」
「そっか・・。じゃ、ありゃ〜〜・・。『犯人』のしるしって訳か・・・・。」
言うなりガウリイは割ったガラスから室内にらくらくと入り込む。
「・・アタシとした事が迂闊だったわ・・・。カールはカールでも・・・。
『戦略』をたてたのは11世ではなく・・・カール10世・・・。対デンマーク戦線のとき・・・バルト海は完全に凍結して艦隊を送り込めない・・。かといって陸上は完全に封鎖されている・・。そこでカールは・・凍結したバルト海に軍隊を渡らせて海を道にしてデンマークに迫ったのよ・・・。海峡を渡ってコペンハーゲンに迫ってね・・・。」
不敵に微笑みながらリナは・・今回の事件の主犯・・・。
アドルフに向かってそう告げる!!
「手の込んだことしてくれたもんだね・・・。この凍った濠の道を渡って外部犯の仕業に見せかけようなんざぁさ・・・・。」
挟み撃ちにするかのようにラウラ、ジョヴァンニが扉のところに立ちふさがる。
「く!!!!」
やおら無意味に踊りかかってくるアドルフとその一味!!
が・・いとも簡単にガウリイとジョヴァンニのタッグに迎撃される!!
「あったよ!!リナ!!エルミタージュの宝だ!!」
何処を漁っていたのか一つの小さな宝石を・・それは氷のような色の・・澄んだ石・・。
をリナに向かってラウラが投げるようにパスする。
パシっと見事にリナはそれを受け取る。
「ま・・今回は・・ガウリイとにいさまのお手柄・・かしらね・・???」
苦笑しながらリナはそう言うのだった・・・・・・。


「ああ〜〜〜(涙)本当に申し訳ないですううううう!!!」
泣きながらナポリに帰ったリナとガウリイに謝るエリザベス・・・。
あの後・・・何処を探しても・・どれだけアドルフ達をいじめようと・・・。
トマスの居所を吐かなかったのだが・・・・・・。
「トマスさん・・・。エリザベスにメールした後・・・。国際電話のかけすぎで・・。
物凄く金かかった事に気付いて・・・。それ以来連絡を避けていたんだと・・・。」
はあ・・・っとため息をつきながらガストンが言う・・。
「まあ・・世界中何処からでも繋がる・・イリジウム携帯の落とし穴よね・・・。」
自分も経験あるリナが苦笑しながら呟く・・・。
ちなみにトマスは事件も解決したとあり、暢気に本国イングランドに帰国して、温泉めぐりツアーとしゃれ込んでいるらしい・・・・(汗)
「で・・更に問題あるんだけど・・・・。」
なにやら切り出しにくそうに言いながらガストンはリナとガウリイに一束の新聞を差し出す・・・・。
「・・・???どうか・・なさいました・・・???」
たちまちのうちに沈黙したリナとガウリイに訝しそうにエリザベスが尋ねる。
「ねえ・・・ガウリイ・・・・・・。」
「ま・・・・まあ・・金持ちなんだし・・。平気なんじゃね〜かな・・?
な、みんなでナンか食べいこ〜ぜ!!」
「馬鹿兄もたまには良いこというなあ〜〜♪」「そうですわね・・・。」
・・・新聞にはこう書かれている・・・。
『英国貴族と日本人のハーフ御曹司、スウェーデンで誘拐され、身代金5億円要求される!!』と・・・・・・・・・。かくして・・・・・・。
氷の行方を知るものは・・いない・・・(多分・・・)


「リナ〜〜〜!!凍った道あるいて風邪ひいた〜〜〜!!」
食事から帰り、熱出したガウリイがなにやらリナにごねる・・・。
「・・アタシは看病ってガラじゃ・・・・。」
「してる!!十分してる!!お願い!!看病してくれえええ〜〜〜!!
今年の風邪はしつこいんだぞ!!」
そりゃ〜〜まあ・・どっかの健康な暇人ですら38度の高熱出したくらいだし・・・。
「分かったわよ!!パエリアでも作ってあげる!!・・残飯みたいになっても文句言うんじゃないわよ!!」
どうやら・・今回は少しは報われたようなガウリイ・・である・・・。


(気が向いたらまた書きます)


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12679あつあつのお粥さん♪P.I E-mail 12/12-22:52
記事番号12661へのコメント

CANARUさん、こんばんは!風邪はもう治りましたか?
そろそろ雪かな〜という季節、今回は北欧スウェーデンですか。さぶい(^^;)

最近ヒウリの不幸の道連れになってる感のある氷殿下(笑)5億円の身代金は
実は殿下自身がつけた値段だったのでは!?最初は5千万くらいだったのが、
「この僕の身を贖うのにそれっぽっちのハシタ金だなんて許せないねっ!!」
とか言って無理矢理0をひとつ増やさせたんじゃ・・・。今では犯人の方が
「・・・こんな大事になるんならやめときゃよかった・・・(涙)」
って後悔していそう(大笑)
ラウラおねーさま、今回はかわいかったですね♪「アタシが看病ってガラかい!」
なんて言いながら・・・くすくす。たとえ残飯のよーなお粥でもラウラの手作り
とあれば、ジョジョにーちゃん、きっと残さず食ったでしょう!・・・でも体は
正直だから(爆笑!)
ガウリイくんもパエリア作ってもらえて良かったね♪で、この後は
「リナ〜、食わしてくれよぉ〜〜!!」
・・・ですか?(笑)どこまでリナの譲歩が引き出せるか・・・頑張れガウ!!
弟に彼女を見せびらかされた(としか思えないっ!)敵を取るのだぁ〜っ!!

スウェーデンと聞いて実は「クリスティナ女王」をちょこっと期待したですよ♪
「世界の悪女」とかゆー本にはほとんど必ず出てくる人ですし、男装の麗人です
し・・・(またそれかい!!)いつかこのネタでなにか考えていただけません
か〜?
それではまた!!

P.S.「リヴァー・ダンス2000」観て来ました!感動の嵐でした〜〜!!

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12683冬休みなのに〜〜でっす(汗)CANARU 12/13-11:21
記事番号12679へのコメント

>CANARUさん、こんばんは!風邪はもう治りましたか?
はい〜〜!!
あたしにしてはてこずりましたが・・。
すかっかり回復いたしました〜♪
>そろそろ雪かな〜という季節、今回は北欧スウェーデンですか。さぶい(^^;)
ですねえ〜〜〜!!
冬休みなのに先生の都合で補講はいって・・・。
心はかなり寒い北欧状態ですうう〜〜(涙)
>最近ヒウリの不幸の道連れになってる感のある氷殿下(笑)5億円の身代金は
>実は殿下自身がつけた値段だったのでは!?最初は5千万くらいだったのが、
>「この僕の身を贖うのにそれっぽっちのハシタ金だなんて許せないねっ!!」
>とか言って無理矢理0をひとつ増やさせたんじゃ・・・。今では犯人の方が
>「・・・こんな大事になるんならやめときゃよかった・・・(涙)」
>って後悔していそう(大笑)
あえますう〜〜〜!!
「このぼくを誘拐するくらいなら!!君たちもそれくらいの度胸を
きめて欲しいね!!」
とか逆に説教しそうですしねえ・・・。
でもってガウリイがこの事件をしった時の第一声。
「リナ〜〜・・五億円ってどこくらいだあ???」
「ええっとね・・・日本の一万円札で・・この部屋の本棚の
一番上まで踏み台がつくれるくらいかな〜〜〜?」
な〜んてわかりやすく説明する光景が目に浮かびます〜〜(汗)
>ラウラおねーさま、今回はかわいかったですね♪「アタシが看病ってガラかい!」
>なんて言いながら・・・くすくす。たとえ残飯のよーなお粥でもラウラの手作り
>とあれば、ジョジョにーちゃん、きっと残さず食ったでしょう!・・・でも体は
>正直だから(爆笑!)
ですねえ〜〜〜!!
万が一「ラウラ〜〜!!これ・・食えないよお!!」
とか言った日には・・・。
「あたしが作ったもの、たべられないっていうのかい!!}
と逆上したラウラさんに無理矢理口におしこめられそうですねえ・・・。
残飯おかゆ(汗)
>ガウリイくんもパエリア作ってもらえて良かったね♪で、この後は
>「リナ〜、食わしてくれよぉ〜〜!!」
>・・・ですか?(笑)どこまでリナの譲歩が引き出せるか・・・頑張れガウ!!
>弟に彼女を見せびらかされた(としか思えないっ!)敵を取るのだぁ〜っ!!
ですねえ〜〜〜!!
食べさせて攻撃には・・・。
リナちゃん・・ラウラさんから適当な「躱し」のアドバイス既に
伝授されていそうな気がします〜〜〜(汗)
さて・どこまで頑張れる!!ガウリイ!!
>スウェーデンと聞いて実は「クリスティナ女王」をちょこっと期待したですよ♪
>「世界の悪女」とかゆー本にはほとんど必ず出てくる人ですし、男装の麗人です
>し・・・(またそれかい!!)いつかこのネタでなにか考えていただけません
>か〜?
はい〜〜!!
確か有名な国王の娘でしたよねえ〜〜〜!!
謎多き、男装の!!
>それではまた!!
ではでは〜〜〜!!
>P.S.「リヴァー・ダンス2000」観て来ました!感動の嵐でした〜〜!!
おお!!
あたしもまた何かみたいですううう!!
ちなみに「物語スイスの歴史」げっとしました!!
では、また〜〜♪