◆−初めてのガウリナ。−時水夜 氷沙梓(12/18-20:49)No.12761
 ┗初めまして!−あごん(12/19-04:22)No.12764
  ┗きっと巡り逢えるわ・・・(謎) −時水夜 氷沙梓(12/19-18:37)No.12768


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12761初めてのガウリナ。時水夜 氷沙梓 12/18-20:49


今日は!!!時水でっす。今回はいきなり思いついた一発書き(爆)のガウリナです。しかもヴァルフィリ以外の小説なんて初めて(をい)
頑張りました(多分)。でもあんましガウリナのことわかってないからこのカップリング好きな人に喜んでもらえるか・・・・(ほろり)
では、どうぞ・・・・・

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 それは、姉ちゃんの一言から始まった。

「街に行くけど、あんたも来る?リナ」
「いく!!」

 まだ、あたしが十ぐらいのこと。
 良くは覚えてないんだけど。
 あれだけは良く覚えてる。
 風になびいてた金色の髪の毛。
 蒼色の綺麗な瞳。
 何かを感じた。

「う・・・うあぁ、おっきなまちだねぇ、姉ちゃん」
「そりゃそうよ。ここらで一番でかいんだから」
「ふえぇぇぇ」
「もっと遠くへ行けばここより大きな街がたくさんあんのよ。あんたも一度、世界を観てくることね」
「ここよりおっきいの!!??行く!!絶対行くから!!」
「ん・・・じゃ、あたしは買い出しへ行って来るから。ここら辺で大人しくしてんのよ」
「うん!!!いってらっしゃい!」
 でも。そのころのあたしはやっぱり子供。
 大人しくするなんて絶対できなかった。

 十分後―――――――
「・・・つまぁんなぁーーーーい」
 あたしは噴水に座り、足をぶらつかせていた。
「あーー、何か面白いものないかなぁ・・・」
 辺りをきょろきょろ見回す。
「あ!!!」
 そばに落ちている銅貨に気づく。
 商売人の血が騒ぐのも無理はない。
「コインめーーーっっけ!!!」
 あたしはひょいっと地面に足をつけ、銅貨向かって走りはじめた。
 こちらに迫ってくる影に気付かず。
「とーーーーー・・・」

 びしっっ

「あうっ・・・・・」
 あたしは何かに頭をぶつけた。
「お。すまんすまん。ケガは無いか?お嬢ちゃん」
「あうぅぅぅぅぅ・・・痛いぃぃぃ」
 少々涙目で頭をさすりながら声をかけた人へ眼を向ける。
「お。泣いてんのか?そんなに痛かったかぁ?」
「泣いてないよ!!りな泣き虫じゃないもん!!!」
「へぇー、お前さんリナっていうのかぁー」
 申し訳なさを忘れてあっけらかんと笑うその男。
 だらんと長く伸びた金髪。
 優しくあたしを見つめる蒼色の瞳。
 傭兵か何からしい。
 肩にショルダーガード。
 剣は腰に掛けずに手で持っている。
「で、この銅貨はお前さんのもんか?」
「え・・・・・・」
 すっかり忘れていた銅貨は、目の前の男の手の中にある。
 男は手もかなり大きく、銅貨がかなり小さく見える。
「あたしの!!!返して!!」
 あたしは男の手からばっと銅貨を取り上げた。
「そういや、お前ここで何してんだ?こんなに小さいんだ。一人じゃないんだろ?」
 銅貨をポケットの中に入れているあたしの頭をぽんぽんと叩きながら男は言う。
「姉ちゃんと。」
「じゃ、お前さん姉さんを待ってんのか?」
「ん」
「ふーーん。暇じゃないのか?」
「ちょーひま」
「じゃ、おにーさんが遊んであげようか?」
「ホント!!?」
 あたしは立ち上がった。
「あ。そういえば、おにーちゃんおなまえは?」
「俺か?ガウリイだ。よろしくな、リナちゃん」
「がうりー・・・がうりー!!よろしくねっっ!!!」
 あたしは笑った。
 彼も笑った。

「リナァ!!こら、こんな遠くまで来てんじゃないの!!」
「姉ちゃん!!ごめんなさい。がうりーが遊んでくれたから・・・」
「ガウリイ?」
「うん。このおにーちゃん」
「あ、どうもすいません。妹が世話になって・・・」
 姉ちゃんが礼儀正しくお辞儀をする。
 あたしもつられてガウリイに、礼をした。
「いや、いいですよ。子供は嫌いじゃないですし・・・、ま、姉ちゃんが帰ってきたんならもういいな。じゃあな、リナ」
 ガウリイが、バイバイしながら去っていく。
「ばいばーーい!!がうりー!!」
 あたしは姉ちゃんと彼を見送った。


 次の日。
 あたしと姉ちゃんはこの街の大富豪の家の前を通った。
 この家の主人は何者かに狙われていたらしい。
「あ。」
 あたしはその家の前に立つ二人の人影を見つけた。
 一人は頭にバンダナをした黒髪の男。
 そしてもう一人は。
「がうりー!!!」
 あたしは叫んだ。
 その声に気づいたガウリイはこちらを見たが、昨日みたいに笑わなかった。
「あの人は今、仕事中。笑ってはだめなの」
「そうなの・・・ざんねん」
 なぜだかものすごくまた、あのおおらかな笑顔が見たくなった。
 何かを感じたから。
 あの笑顔に。
 あの人自身に。
 あたしはガウリイの前を通り過ぎる時、ちらりと彼の方を見た。
 彼もこちらに気づいた。
 そして。
 口だけで何かを言った。
「・・・・・え・・・」


 そう。
 思えばあれが、初恋だったのかも。
 別に優しくしてもらったことが嬉しかったとか。
 そんなわけじゃない。
 こんな話。
 恥ずかしくてまだ誰にも話した事ない。
 絶対嘘だって言われる。
 それに、彼の名前、ここらじゃ結構多い名前らしいから、見つかるかも分からない。
 だって、彼が最後に言った言葉。

 ―マタ、アエルカラ、ソノトキマデ、スコシノワカレダナ―

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 終わりでっす!!
 ガウリナなんて初めてさーー!!
 とは言っても全然それっぽくないーー。
 これは、リナが旅に出る前の時に語っている回想です。
 回想が十歳で、現在が十五歳ぐらいでしょうか?
 この一年後にまた二人は再会すると・・・そんな設定(?)で書いてました。
 少しでも気に入ってくれれば嬉しいっす!!
 それでは・・・・・・

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12764初めまして!あごん E-mail 12/19-04:22
記事番号12761へのコメント

初めまして、時水夜様。
あごんという者です。

ガウリナ小説と事件ものしか読まない女なので、実は時水夜様の御小説を読むのは初めてなのです。
申し訳ないです。
あっ、でも常々気にはなってましたよ、時水夜様のことは。
なんて読むんだろー、この名前・・・という感じですが(笑)。
・・・トミヤ様・・・ではないですよねぇ?
教えて下さいね、読み方。

ヴァルフィリの御方なんですよね、時水夜様は。
私、どーにもヴァルガーヴが苦手で(トホホ)。
シリアス過ぎて、テレビでもついていけなかったんです(笑・・えない)。
これから著者別に行って、読んでみようかしら。
時水夜様の文章が、透明な印象でとても素敵ですので、苦手なヴァルガーヴも読めてしまいそうです。

あ。感想書いてないですね、私。
すいません。

自称「月光ガウリナ卍会」の会長であるあごんなのですが(謎)、とても素敵ですーっ!
リナが可愛いっっ!!
読み終えた瞬間。
10才のリナちん、15才(位ですかねぇ)のガウと運命を感じる!!
この時からふたつの運命は、互いの歯車と噛み合い始めたのだった!
・・・とゆーナレーションまで聞こえました。私の耳には。
↑いやそれは脳味噌が腐りつつあるぞお前。

ガウリイの唇の動きを読んでしまうリナ!
ああっ愛しいっ!
読唇術はきっと姉ちゃんにたたき込まれたんでしょうね(笑)。
いやいや、愛ですか、やっぱし。

ああっなんか文法的にも、日本語としても、それ以前に人間としてどーかと思う感想になってしまいましたがっ!
とにかく、可愛いガウリナをありがとうございましたっ!
またガウリナ読みたいです(調子に乗るな)!
とりあえず、私はこれからヴァルフィリを読んでみますね。
いろいろなカップリングを楽しみたいと思うあごんでした!
ではでは、失礼を致しました。

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12768きっと巡り逢えるわ・・・(謎) 時水夜 氷沙梓 12/19-18:37
記事番号12764へのコメント

あごんさんは No.12764「初めまして!」で書きました。
>
>初めまして、時水夜様。
>あごんという者です。
初めまして、あごんさん。時水ですv
様なんて付けなくていいですよ♪気軽によろしくありがとうです(暴走)v
あ、いきなりですいません・・・・・
もう、嬉しくて・・・・
>
>ガウリナ小説と事件ものしか読まない女なので、実は時水夜様の御小説を読むのは初めてなのです。
>申し訳ないです。
いえいえ、読んでくれて嬉しいですよvvv
とはいえガウリナ初めてで・・・とほほ・・・
>あっ、でも常々気にはなってましたよ、時水夜様のことは。
初めてここに投稿した時から、自分でも「私のHNは何か他の人と違う!!?」と思ってました・・・・・こんなことではないですね(汗)
>なんて読むんだろー、この名前・・・という感じですが(笑)。
>・・・トミヤ様・・・ではないですよねぇ?
>教えて下さいね、読み方。
時水夜で、「ときみや」、氷沙梓で、「ひさし」と読みます。
変な名前です。
>
>ヴァルフィリの御方なんですよね、時水夜様は。
>私、どーにもヴァルガーヴが苦手で(トホホ)。
>シリアス過ぎて、テレビでもついていけなかったんです(笑・・えない)。
私もヤツは(をい)苦手でした。
テレビでヴァルガーヴが出たとき、隠したくなりました(をい)。
>これから著者別に行って、読んでみようかしら。
>時水夜様の文章が、透明な印象でとても素敵ですので、苦手なヴァルガーヴも読めてしまいそうです。
そんな・・・!!透明だなんて・・・。嬉しいですv
自分で文を書いてると、矛盾とか日本語が変とか、いっつもそう思って悩まされます(?)・・・。
>
>あ。感想書いてないですね、私。
>すいません。
いえいえvvv
>
>自称「月光ガウリナ卍会」の会長であるあごんなのですが(謎)、とても素敵ですーっ!
まんじ!!?ですか!!
いや、でも・・・ステキだなんて・・・そんな・・・(超・照れ)
>リナが可愛いっっ!!
>読み終えた瞬間。
>10才のリナちん、15才(位ですかねぇ)のガウと運命を感じる!!
でも、よくよく考えてみると、10才じゃ、こんな口調じゃないなぁと思い。
6才に変更(爆)!!!!!
でも・・・それだとガウリイは・・・若!!!
>この時からふたつの運命は、互いの歯車と噛み合い始めたのだった!
>・・・とゆーナレーションまで聞こえました。私の耳には。
>↑いやそれは脳味噌が腐りつつあるぞお前。
私も聞こえてたり・・・(をーい)
>
>ガウリイの唇の動きを読んでしまうリナ!
超人でっす(違)!!!!!!
>ああっ愛しいっ!
>読唇術はきっと姉ちゃんにたたき込まれたんでしょうね(笑)。
>いやいや、愛ですか、やっぱし。
うーーーん・・・どっちかっていうと姉ちゃんでしょうか(殴)?
いや、愛ですv愛が全てです。愛しかない!!!!
>
>ああっなんか文法的にも、日本語としても、それ以前に人間としてどーかと思う感想になってしまいましたがっ!
>とにかく、可愛いガウリナをありがとうございましたっ!
いえいえ!!こちらこそレス有り難うです!!!
私幸せvvv
>またガウリナ読みたいです(調子に乗るな)!
頑張ります!!!!!!ヴァレンタインぐらいにまた・・・
>とりあえず、私はこれからヴァルフィリを読んでみますね。
ええ、恥ずかしくなりますよ(笑)。
自分自身恥ずかしくなったし・・・(をい)
>いろいろなカップリングを楽しみたいと思うあごんでした!
>ではでは、失礼を致しました。
>
でわでわ!!ありがとうでした!!