◆−チェイシング・ザ・ポテトスタンド4−千歳みさと(12/21-13:16)No.12788
 ┗あ、ツリーが−千歳みさと(12/21-13:20)No.12789
  ┗キトさんにレス−千歳みさと(12/23-17:42)No.12807


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12788チェイシング・ザ・ポテトスタンド4千歳みさと 12/21-13:16
記事番号12751へのコメント


 あぁっ、なんかツリー落ちそう・・・

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Фチェイシング・ザ・ポテトスタンド4Ф

 ヴァルガーヴがいたというゲーセンは、紅神通りを入ってしばらく行ったところにある。ヴァルガーヴがまだいるかどうかは別として、アメリアはそこに向かったはずだから、あたしたちの目的地も、そこ。
「アメリア、まさかいきなりゲーセンに殴り込んだりとか・・・してないわよね・・・」
「さあな。とりあえず急ごうや」
 制服警官が走ってるのを見て周りの人が道をあけてくれたんで、その分早くアメリアに追いつけそうだ。
 ・・・ひょっとして、周りの人たちアメリアを万引き犯か何かとおもってるかもしんない。『正義の怒り』に燃えたものすごい形相で走る学生を警官が追っかけてるんだから。
「まさか、かも・・・」
 ゲーセンの前には人だかりができてた。アメリアが起こした騒ぎによってきたのは想像に難くない。
「すいませーん、ちょっと、道・・・って、必要なさそうね」
 ここでもガウリイの役得。制服警官の姿に、野次馬は勝手に道をあけてくれる。道をあけるってより逃げてったって人もいるようだけど、今は不問。ガウリイは気になるようだが、アメリアの件が優先だ。あたしは彼の手を半ば無理矢理ひっぱって、人だかりの中心へと進む。
 しかし・・・あたしたちとアメリアの到着のタイムラグは1分あるかないか。そんな短時間でこれだけの人が集まるとは、相当派手に殴り込みでもかけたんじゃなかろうか。
 ともあれ、騒ぎの元にたどり着くと・・・いた。
 アメリアとヴァルガーヴ。殴り合いにはなってないけど、さっきあたしと一緒にガウリイに説教たれてたときとは段違いに激しい口論。
 アーケードゲームの筐体のいすに座ったヴァルガーヴを、アメリアがびしばし指さして、多分本人は『正義の心を説いている』つもりなんだろう、声を張り上げている。
「あ、リナさん、ガウリイさん、ちょうどいいところに来ました。
 ほら、ヴァルガーヴさん、今日の午前中、このガウリイさんをはり倒して手帳を奪った上、公園にほったらかしにしたでしょう!?本人を前にして忘れたとは言わせませんよ!ガウリイさんじゃないんですから!」
「あ、あのなあ・・・」
「いや・・・だから、そのポリ公をはり倒したのは認める。だが手帳なんて盗っちゃぁいねーし、公園までわざわざ運んでもねーよ!」
「それじゃあなんでガウリイさんは公園で倒れてたんですかっ!?」
「俺が知るかよ!」
「それじゃ、はり倒した後はどうしたんですかっ!?」
「その場におきっぱなしだ!!・・・あ、いや、ころがしとくには邪魔だったからな。その後・・・あそこに置いといた」
「置いといた・・・って物扱いかよ俺」
 論点ずれてるって、ガウリイ。
 ヴァルガーヴの指さした先は・・・って。
 生ゴミ集積所。
「あ・・・あほかぁ───っ!!!」
 
 ごすっ!

 あたしの跳び蹴りがヴァルガーヴの顔面に炸裂!
「おおっ、そういえば!」
「あんたも忘れるなぁっ!!」

 びばしぃっっ!!

 あたしは着地前に空中で体をひねり、ふところから取り出したハリセンでガウリイを一閃!!
 ・・・とことばで言うと簡単そうだが実はこれがなかなか難しい技で・・・というか、んなものまともにできるわけはない。空中でこっそり浮遊を唱えてたりする。
 なぜ「こっそり」なのかは言うまでもない。あからさまに呪文で補助したら場が盛り下がるからである。
 ともかく、それでガウリイとヴァルガーヴは沈黙した。
「あ、あのところでリナさん?」
「ん?なによ?」
「なにを・・・してるんです?」
「何って、ガウリイおこして事情訊くのよ」
「でも、ガウリイさん憶えてないんでしょ?」
「ちっちっち、甘いわねアメリア」
 あたしは人差し指を振り子のように動かして言う。
「さっきのガウリイの口振りだと、はり倒されてからしばらくは、体は動かなくても意識はあったって感じでしょ?
 なら------問いただせば何か思い出すかもしれないじゃない。例えば、誰か手帳をとってったひとがいなかったか、とか」
「でも相手はガウリイさんですよ。たとい問いただしても憶えてるかどうか・・・そんなことより、先にゴミ山漁って探した方がいいんじゃないですか?」
「っはぁ〜っ、わかってないわねー」
 あたしはアメリアの肩に手を置き、彼女の瞳を見つめて言う。
「可憐なじょしこーせーに生ゴミ漁りなんてしろっての?」
「いえ、別にそこまでは・・・」
「あんたもしたくないでしょ」
「はい・・・」
 あたしはガウリイに活を入れてやった。
「・・・ん?ああっリナっ!おまえなにすんだよいきなりっ!」
「いーじゃない。済んだことなんだから」
「よくねーよ」
「と・こ・ろ・で、あんた捨てられてすぐは意識あったんでしょ?なんか憶えてないの?」
「捨てられてって・・・まあそれはそうなんだが・・・
 えーと・・・あ、そういえば。なんかしばらくしてから赤い人に動かされてたような気がするぞっ!よく憶えてねーけど」
「赤い人・・・山部赤人?」
「うわ、さっぶー・・・っていうか、この辺で『赤い人』なんてひとりしかいないでしょーがっ!」
「誰だ?」
「っ、あ、あんたわ・・・レゾ先生よっ!5丁目の!お医者さん!
「あれでもリナさん、レゾ先生じゃなくても、例えば赤いワンピース着た人ってこともあるんじゃないですか?」
 アメリアが反論するが、
「それはないと思うわ。ガウリイの体格は女の人に運べるもんじゃないと思うし、ワンピースやオーバー以外で赤い人、なんて一目で思うような服だって思い当たらないもの。
 この容器でオーバーってのもないだろうし、レゾ先生だって考えるのが一番妥当でしょうね」

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 あうぅ、時間ないですぅ・・・・
 また、めっちゃちゅーとだけど終わります。

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12789あ、ツリーが千歳みさと 12/21-13:20
記事番号12788へのコメント


 書いてるうちにツリーが落ちちまいました。
 2時間ほどかかってたから当然のような気が・・・
 というわけで新ツリーです。

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12807キトさんにレス千歳みさと 12/23-17:42
記事番号12789へのコメント

 
 レスしてもらったのにお返事遅れてごめんなさい〜
 自分のとこでも書きましたけど、わたしまだ人差し指でしか打てない(涙)ので時間がかかってかかって・・・それで時間なくてレスもあまり打てないです。

 キトさんのおはなし、いつもよませてもらってますよ♪『子供は大暴走』も面白いです。