◆−I long for your love(後編の16)−あごん(1/2-23:50)No.12991 ┣どきどきですっ!−砂緒(1/3-01:18)No.12997 ┃┗ばくばくですっ!−あごん(1/4-05:29)No.13029 ┣謹賀新年−MIYA(1/3-10:47)No.13001 ┃┗謹賀新世紀(対抗するなお前は)−あごん(1/4-05:44)No.13030 ┃ ┗謹賀新ミレニ・・・は去年からだぁあ(笑)−MIYA(1/4-10:40)No.13035 ┣Re:明けまして!新世紀ですねっ!!!−みい(1/3-19:08)No.13007 ┃┗新世紀といえば、エヴァ○ゲリ○ン・・・(笑)−あごん(1/4-06:26)No.13031 ┗I long for your love(後編の17)−あごん(1/3-22:09)No.13013 ┣I long for your love(後編の18)−あごん(1/4-05:15)No.13028 ┃┗Re:レスレスです〜♪−みい(1/6-10:39)No.13076 ┃ ┗レスレスレスです〜♪(笑)−あごん(1/6-21:33)No.13080 ┃ ┗レスレスレスレスです〜♪(違/笑)−みい(1/7-12:54)No.13087 ┗Re:暇人なので一つずつレスです〜♪−みい(1/6-10:21)No.13075
12991 | I long for your love(後編の16) | あごん E-mail | 1/2-23:50 |
連立する木々の間をすり抜けるようにあたしは山中を走った。 声のする方向へと、時折地上に顔を出した木の根を飛び越え、あるいは行く手を遮るかのように中空に塞がる枝を叩き折りながらただ走った。 先ほど脳裏を横切った可能性が、今またあたしの思考を巡る。 それは。 なぜ、ディーンは足を止めなかったのか。 悲鳴はディーンにも聴こえたはずだった。 なのになぜ、足を止めなかったのか。 回答はひとつしかないようにあたしには感じられた。 人々のざわめきが大きくなってきた。 騒ぎの元はそこにあるはすだ。 あたしの予想では、そこにいるのは。 おそらく・・・。 急に視界が開けた。 昼なお暗き山中を駆けていたあたしの視界が、急速に色を持ったのだ。 春先の和かな光の乱反射。 今の今まで目の前に立ち並んでいた木々が、姿を消したのだ。 正面から吹きつける風は、まだ冷たく容赦かない。 「・・・崖、か」 そう。そこは崖になっていたのだ。 幅はそう広くない。 運動神経の発達している大の男ならば、助走をつければなんとか跳び越えられそうだ。 ちらりと下方へと目を走らせる。 「・・・ふむ」 高さは、8・5ミェート(約10メートル)といったところだ。 崖というよりは、過去に起こったであろう地震かなにかでの裂け目といった感じだった。 しかし、その長さ自体はかなりの物だった。 「さて、と」 言ってあたしは声のする方角へと顔を上げた。 あたしからちょい離れた場所、やはり裂け目の淵に幾人かが集まって騒いでいるのが目に入った。 障害物である木々も無いことだし、翔封界で行こうかとも思ったがやめた。 呪文を唱える間に走れば着いてしまいそうな距離しかない。 それに、魔力が勿体なかったとゆー感想を持ってしまいそーだし。。 そしてあたしは再び、駆けたのだった。 騒いでいた人々の内、一人があたしの到着に気が付いた。 「魔道士さんっ!」 その声に、周りの人々が一斉に顔を上げる。 「おおっ!良かった!魔道士さんが来てくれたか!」 「これで安心じゃなっ!」 「魔道士さん、早くこっちへ!」 喜びと安堵の声があたしを迎え入れ、人の輪が崩れる。 「状況はわかんないけど、とにかく悲鳴が聴こえたモンでね」 崩れた輪の所から、あたしの為に道が開けられる。 いや、厳密に言うとあたしの為じゃあないのだろう。 「こっちだ、魔道士さん」 「・・・・・」 あたしは無言で足を進める。 人々の中心、裂け目の淵であたしはやはり無言で足を止めた。 そこには。 予想通り、ジョイス・グリニーの姿があった。 ジョイスは、裂け目の中腹辺りにある少しばかり出張った岩の上にいた。 「足を滑らせたんだろうな、ジョイス」 あたしの隣にいるおっちゃんが独白するかのように呟く。 「テリーのことが心配で、こっそりわしらの後を尾いてきたのか?」 次の言葉は別のおっちゃんがジョイスに向かい投げた言葉だ。 こっくりとジョイスの首が縦に動く。 うなずいたのだと認識するのに、なぜかあたしは少し時間がかかった。 最前列で自分を見下ろすあたしの視線に、ジョイスが気付く。 「・・・・・・・・」 「・・・・・・・・」 無言であたしとジョイスは目を交わし合う。 先に目を逸らしたのはジョイスだった。 「さっ、魔道士さん。ジョイスを助けてやってくれ」 「わかったわ」 短くそれだけ返事をして、あたしは呪文の詠唱に入ったのだった。 普段よりゆっくりと呪文を唱えながら、あたしは考える。 悲鳴が聴こえた時、何故ディーンは足をとめなかったのか。 回答なんてひとつしか有り得ない。 最初から、ディーンは悲鳴があがることを知っていたからだ。 あたし達は、悲鳴を無視しても良かったのだが、それも出来なかった。 もし、この悲鳴が計画染みた物ではなかったら。 偶然の事故だったなら。 生命に関わる事ならば。 捨ててはおけなかった。 まったく、あたし達ときたらどーにも・・・。 『□□□□な存在ですねぇ』 突然のリフレイン。 夢で見た過去の映像。 黒づくめの獣神官。 『そーかしら。わたしはそうは思わないけど』 どこかの町で。 どこかの宿屋で。 艶やかな黒髪の王女。 『それは俺に対するあてつけかなにかなわけか?』 確かあれは。 朝食の席だった。 銀の髪の合成人間。 あの時、一体彼らは何の会話をしていたんだろうか? なぜ、こんなにも、気にかかる? 『・・・なぁ、リナ』 金の髪のあたしの連れ。 苛々するあたし。 なぜ、こんなにも、苛付くのだろうか。 その時呪文が完成した。 完成された呪文は解き放ってやらなければならない。 「浮遊!」 力ある言葉を解き放つと同時に、あたしの周りに魔力が収束する。 ふわり、と浮き上がる体。 夢占いは後回しである。 今は、とにかくジョイスを引き上げガウリイと合流すること。 あたしは頭を振り、雑念を追い払ったのだった。 こんばんは!あごんです!おひさしぶりです! さて、なんとか物語も終わりをつげられそうな勢いです。 次回こそ、最終回となることでしょう(希望)。 実はまだ、メインの推理を行っておりません(笑)。 つまり、メインの事件はまだとゆーことですね(笑・・・えんよ)。 さて、なんだか引っ張るゼロスの言葉ですが。 □□□□。 当てた方には、夢でまでうなされるあごんのラヴレターをお送ります(笑)。 次回には明らかになります。 この言葉こそが、この話の主題であり、事件の全貌を暗示します。 ではでは、なるべくはやく仕上げちゃいたいつもりです(消極的)。 年末年始で体がヘトヘトのあごんでした! 私信。 >みい様。 お見事です。 大当たりですねっ! ジョイスをオトリにしたディーンの作戦だったとゆーわけです。 いつもいつもレスありがとう! あごんの心はいつもあなたの傍らにあります。 遅れましたが、明けましておめでとうございます。 新世紀がみい様にとって、良い世紀でありますように。 |
12997 | どきどきですっ! | 砂緒 E-mail | 1/3-01:18 |
記事番号12991へのコメント 後編の14,15を読んでなかったので、著者別の方に行って来ました。 あごんさまはきっと自分でトリック考えておられるのですね・・・。 すごいなあ・・・。(感嘆のため息) 口口口口。さっぱり見当つきません。 なんだか、ガウリイの身に何かが起こりそうな予感ですね。 心配だ!! ここで、「クリス・クロスの城」(ヘンなタイトル・・・)についてのご返事も。 @殺人は起きるのか!? 起きます。 個人的には、あんまし殺人は書きたくないのですが・・・。(度胸がないので) A元ネタについて 残念。ハズレです。 これから話が進むにつれて、どんどん違うものになってゆく恐れがあります。 できるかぎり、原作に似せたいもんだ(笑) それでは。次回、楽しみにしています!! |
13029 | ばくばくですっ! | あごん E-mail | 1/4-05:29 |
記事番号12997へのコメント 砂緒さんは No.12997「どきどきですっ!」で書きました。 こんばんは、あごんです! ご丁寧にレスをありがとうございます。 >後編の14,15を読んでなかったので、著者別の方に行って来ました。 わあっ!わざわざ著者別へ行って下さったのですか! うっ!嬉しいです! >あごんさまはきっと自分でトリック考えておられるのですね・・・。 >すごいなあ・・・。(感嘆のため息) はい。一応自分で考えております。 と言っても、この話はトリック物ではないのですが(笑)。 トリックを考えられるホド豊かな脳はないです(泣) >口口口口。さっぱり見当つきません。 >なんだか、ガウリイの身に何かが起こりそうな予感ですね。 >心配だ!! (笑)。 さ〜て、どーでしょねぇ(意地が悪いらしです)。 > >A元ネタについて > 残念。ハズレです。 アラ。外れましたか(笑)。 ん〜。気になります! > >それでは。次回、楽しみにしています!! ありがとうございました! いちおー最終回まで突っ走るつもりです。 私が好きな推理とゆーのは、犯人が誰かではなく、なぜこいつが犯人なのか、なのです。 推理のプロセスが大好きなので、この話もまたプロセスを大事にしたいのです。 ではでは、もうすぐ終わりますが最後までお付き合い頂くと嬉しい限りです。 ありがとうございました。 |
13001 | 謹賀新年 | MIYA E-mail URL | 1/3-10:47 |
記事番号12991へのコメント 新年明けましておめでとうございます。 昨年は素敵なお話を沢山読ませて下さって本当に ありがとうございました。 今年もよろしくお願いします。←我が侭(爆) 最近はあごんさんのお名前が書き殴りさんに書かれるたびに ああ・・・レス・・・なのね・・・と思っていた不届き者 ですが、ようやくこうして連載の続きを読むことが出来て とても嬉しいです。 >さて、なんだか引っ張るゼロスの言葉ですが。 >□□□□。 >当てた方には、夢でまでうなされるあごんのラヴレターをお送ります(笑)。 >次回には明らかになります。 ・・・最初にこの伏せ字が出たときから、 「人間不信」 という言葉が出ていた私は・・・暗いですね(苦笑) 「お人好し」かな、とも思っていたりもするのですが。 どっちかに絞れって・・・(苦笑) というか意味が全然逆(爆) とりあえず『人間不信』を応募しつつ、続きを楽しみにさせて 頂きます。 <どうせ違うんだろう・・・。ラブレターはとても欲しいのですが(笑) それでは。 |
13030 | 謹賀新世紀(対抗するなお前は) | あごん E-mail | 1/4-05:44 |
記事番号13001へのコメント MIYAさんは No.13001「謹賀新年」で書きました。 > >新年明けましておめでとうございます。 明けましておめでとうございます。 お久しぶりでございます! 実はあごんはMIYA様のHPにちょくちょく顔を出させてもらっています。 素敵なHPですよね! 小説の部屋の隠しページも発見したんですが、いかんせん勇気がなく、MIYA様にメールできなくて悶々としております(するな)。 MIYA様の御小説、読みたいですのにっ! 今度、メールを送らせて頂いてもよろしいでしょうか(図々しい奴)? >昨年は素敵なお話を沢山読ませて下さって本当に >ありがとうございました。 >今年もよろしくお願いします。←我が侭(爆) あああっ!このあごんには過ぎたお言葉ですよぅ! でも、嬉しいです。 こちらこそ、よろしくお願いします。 >最近はあごんさんのお名前が書き殴りさんに書かれるたびに >ああ・・・レス・・・なのね・・・と思っていた不届き者 >ですが、ようやくこうして連載の続きを読むことが出来て >とても嬉しいです。 (笑)。 実はとんでもないスランプでして(とほほ)。 なんとか脱出できそーですが。 >・・・最初にこの伏せ字が出たときから、 >「人間不信」 >という言葉が出ていた私は・・・暗いですね(苦笑) >「お人好し」かな、とも思っていたりもするのですが。 >どっちかに絞れって・・・(苦笑) >というか意味が全然逆(爆) >とりあえず『人間不信』を応募しつつ、続きを楽しみにさせて >頂きます。 ><どうせ違うんだろう・・・。ラブレターはとても欲しいのですが(笑) > >それでは。 > ありがとうございました! 例のあの言葉ですが、もーそろそろ明らかになります。 答えは最終回にて! ん〜〜、たぶん、リナが言うのかなぁ。このセリフ。 なんて曖昧な(苦笑)。 ではでは、調子に乗ってきましたので一気に最終回までイクつもりです! お待ち頂ければ幸いです。 本当にありがとうございます! |
13035 | 謹賀新ミレニ・・・は去年からだぁあ(笑) | MIYA E-mail URL | 1/4-10:40 |
記事番号13030へのコメント こんにちは。 家を出る前にちょこっと失礼します。 (休日出なのでゆっくりしていたり・・・ああでもスタッフはもう来ているのだろう) >実はあごんはMIYA様のHPにちょくちょく顔を出させてもらっています。 >素敵なHPですよね! ありがとうございます(//) あごんさんもいらしてくださってたなんて・・・(緊張) >小説の部屋の隠しページも発見したんですが、 あ・・・そうだったのですね。 隠しページ・・・メールを送らない限り『絶対』辿り着かない完全隠し。 ほとんど会員制ページと化しているような・・・(苦笑) >MIYA様の御小説、読みたいですのにっ! う・・・(赤面) ありがとうございます。ええ、数と種類(?)だけは揃えています(笑) 人様におおっぴらに公開するには恥ずかしいものばかりですが・・・ >今度、メールを送らせて頂いてもよろしいでしょうか(図々しい奴)? 全然構わないです。お待ちしています。 今なら「明けましておめでとう」の一文でもれなく年賀メール限定 小話がついてきます<いらないって(笑) >あああっ!このあごんには過ぎたお言葉ですよぅ! そんなことないです♪>あごん様の新作アップの一言で どれだけの人間が釣れることか(^^) >実はとんでもないスランプでして(とほほ)。 >なんとか脱出できそーですが。> そうだったのですか? 何やらお仕事の方もお忙しいようで・・・ 無理はなさらずに御自分のペースで突き進んで下さい。 気長に待たせて頂きますから! >例のあの言葉ですが、もーそろそろ明らかになります。 >答えは最終回にて! 楽しみにしていますね。 >ではでは、調子に乗ってきましたので一気に最終回までイクつもりです! >お待ち頂ければ幸いです。 はい!首を長くして待たせて頂きます。 それでは! |
13007 | Re:明けまして!新世紀ですねっ!!! | みい E-mail | 1/3-19:08 |
記事番号12991へのコメント あごんさんは No.12991「I long for your love(後編の16)」で書きました。 あ はっぴい にゅう せんちゅり〜!!! 明けましておめでとうございます!!!みいですっ!お待ちしてました〜! > 連立する木々の間をすり抜けるようにあたしは山中を走った。 > 声のする方向へと、時折地上に顔を出した木の根を飛び越え、あるいは行く手を遮るかのように中空に塞がる枝を叩き折りながらただ走った。 叩き折り・・・自然破壊は悪ですっ!(by何所かのお姫様/笑) > 先ほど脳裏を横切った可能性が、今またあたしの思考を巡る。 > それは。 > なぜ、ディーンは足を止めなかったのか。 > 悲鳴はディーンにも聴こえたはずだった。 > なのになぜ、足を止めなかったのか。 > 回答はひとつしかないようにあたしには感じられた。 ・・・当ってるのかしら(ドキわくv) > 人々のざわめきが大きくなってきた。 > 騒ぎの元はそこにあるはすだ。 > あたしの予想では、そこにいるのは。 > おそらく・・・。 おそらく? > 急に視界が開けた。 > 昼なお暗き山中を駆けていたあたしの視界が、急速に色を持ったのだ。 > 春先の和かな光の乱反射。 > 今の今まで目の前に立ち並んでいた木々が、姿を消したのだ。 > 正面から吹きつける風は、まだ冷たく容赦かない。 >「・・・崖、か」 > そう。そこは崖になっていたのだ。 > 幅はそう広くない。 > 運動神経の発達している大の男ならば、助走をつければなんとか跳び越えられそうだ。 > ちらりと下方へと目を走らせる。 >「・・・ふむ」 > 高さは、8・5ミェート(約10メートル)といったところだ。 スレイの世界では<ミェート>って単位なんですか? > 崖というよりは、過去に起こったであろう地震かなにかでの裂け目といった感じだった。 > しかし、その長さ自体はかなりの物だった。 >「さて、と」 > 言ってあたしは声のする方角へと顔を上げた。 > あたしからちょい離れた場所、やはり裂け目の淵に幾人かが集まって騒いでいるのが目に入った。 > 障害物である木々も無いことだし、翔封界で行こうかとも思ったがやめた。 > 呪文を唱える間に走れば着いてしまいそうな距離しかない。 > それに、魔力が勿体なかったとゆー感想を持ってしまいそーだし。。 > そしてあたしは再び、駆けたのだった。 まあ、確かに魔族がいつ襲ってくるかわからない立場ですからねぇ。。。 > 騒いでいた人々の内、一人があたしの到着に気が付いた。 >「魔道士さんっ!」 > その声に、周りの人々が一斉に顔を上げる。 >「おおっ!良かった!魔道士さんが来てくれたか!」 >「これで安心じゃなっ!」 >「魔道士さん、早くこっちへ!」 > 喜びと安堵の声があたしを迎え入れ、人の輪が崩れる。 >「状況はわかんないけど、とにかく悲鳴が聴こえたモンでね」 > 崩れた輪の所から、あたしの為に道が開けられる。 > いや、厳密に言うとあたしの為じゃあないのだろう。 ???なぜリナちゃんの為でなく道が開けるのですか? >「こっちだ、魔道士さん」 >「・・・・・」 > あたしは無言で足を進める。 > 人々の中心、裂け目の淵であたしはやはり無言で足を止めた。 > そこには。 > > 予想通り、ジョイス・グリニーの姿があった。 うっっっっしゃ〜〜〜〜〜〜!!!!! 当りましたっ!!!ヤッタ!!! > ジョイスは、裂け目の中腹辺りにある少しばかり出張った岩の上にいた。 はい(^^)/ちょっとした疑問です。ジョイスにはかすり傷とかあるんですか? あんまり関係ないかも知れないですけど、ふと疑問に思いました。。。 ほら、崖(?)の上からロープ垂らしてジョイスを降ろせば傷は付かないでしょう? 最初からそこにいて時間を見計らって叫べばイイ訳じゃないですか。。。 >「足を滑らせたんだろうな、ジョイス」 > あたしの隣にいるおっちゃんが独白するかのように呟く。 >「テリーのことが心配で、こっそりわしらの後を尾いてきたのか?」 > 次の言葉は別のおっちゃんがジョイスに向かい投げた言葉だ。 > こっくりとジョイスの首が縦に動く。 > うなずいたのだと認識するのに、なぜかあたしは少し時間がかかった。 > 最前列で自分を見下ろすあたしの視線に、ジョイスが気付く。 >「・・・・・・・・」 >「・・・・・・・・」 > 無言であたしとジョイスは目を交わし合う。 > 先に目を逸らしたのはジョイスだった。 ・・・リナちゃんとにらめっこして勝てる方は限られてくると思いますが・・・(^^;) >「さっ、魔道士さん。ジョイスを助けてやってくれ」 >「わかったわ」 > 短くそれだけ返事をして、あたしは呪文の詠唱に入ったのだった。 > 普段よりゆっくりと呪文を唱えながら、あたしは考える。 何故ゆっくりなのでしょう??? > 悲鳴が聴こえた時、何故ディーンは足をとめなかったのか。 > 回答なんてひとつしか有り得ない。 > 最初から、ディーンは悲鳴があがることを知っていたからだ。 > あたし達は、悲鳴を無視しても良かったのだが、それも出来なかった。 > もし、この悲鳴が計画染みた物ではなかったら。 > 偶然の事故だったなら。 > 生命に関わる事ならば。 > 捨ててはおけなかった。 > まったく、あたし達ときたらどーにも・・・。 > > 『□□□□な存在ですねぇ』 あうあうあう。。。これだけはわかんないですっ!!!一体ゼロスさんvは、何を言ったんでしょう??? > 突然のリフレイン。 > 夢で見た過去の映像。 > 黒づくめの獣神官。 > > 『そーかしら。わたしはそうは思わないけど』 > > どこかの町で。 > どこかの宿屋で。 > 艶やかな黒髪の王女。 小説の姫ですね。 > 『それは俺に対するあてつけかなにかなわけか?』 > > 確かあれは。 > 朝食の席だった。 > 銀の髪の合成人間。 うーみゅ。。。ゼルに対してのあてつけ??? 増々ワカラナイです。。。 > あの時、一体彼らは何の会話をしていたんだろうか? > なぜ、こんなにも、気にかかる? > > 『・・・なぁ、リナ』 > > 金の髪のあたしの連れ。 > 苛々するあたし。 > なぜ、こんなにも、苛付くのだろうか。 なぜでしょう? > その時呪文が完成した。 > 完成された呪文は解き放ってやらなければならない。 >「浮遊!」 > 力ある言葉を解き放つと同時に、あたしの周りに魔力が収束する。 > ふわり、と浮き上がる体。 > 夢占いは後回しである。 > 今は、とにかくジョイスを引き上げガウリイと合流すること。 > あたしは頭を振り、雑念を追い払ったのだった。 > > > >こんばんは!あごんです!おひさしぶりです! お久しぶりです! >さて、なんとか物語も終わりをつげられそうな勢いです。 >次回こそ、最終回となることでしょう(希望)。 希望なんですか? >実はまだ、メインの推理を行っておりません(笑)。 >つまり、メインの事件はまだとゆーことですね(笑・・・えんよ)。 ええええぇっ!!!まだ事件が起こるんですかっ!? >さて、なんだか引っ張るゼロスの言葉ですが。 >□□□□。 なんでしょう??? >当てた方には、夢でまでうなされるあごんのラヴレターをお送ります(笑)。 ・・・夢でうなされる・・・ちょっと見てみたいかもです・・・。。。 >次回には明らかになります。 >この言葉こそが、この話の主題であり、事件の全貌を暗示します。 あああ、早く見たいですっ!気になりますぅっ!!! >ではでは、なるべくはやく仕上げちゃいたいつもりです(消極的)。 >年末年始で体がヘトヘトのあごんでした! おもしろかったですっ!!!がんばってくださいねっ!!! >私信。 > >みい様。 へ?私ですかっ!? > お見事です。 > 大当たりですねっ! ありがとうございますっ!めちゃはっぴ〜ですっ! > ジョイスをオトリにしたディーンの作戦だったとゆーわけです。 > いつもいつもレスありがとう! いいえ、とんでもないですっ!!! > あごんの心はいつもあなたの傍らにあります。 > 遅れましたが、明けましておめでとうございます。 > 新世紀がみい様にとって、良い世紀でありますように。 ありがとうございます!今世紀・・・出来れば今年中に良い世紀にしちゃいたいですね。。。 あごんさんのレスって、見ると勇気がわいてくるんですっ。 続き、頑張って下さいね!それではっ! みいでした! |
13031 | 新世紀といえば、エヴァ○ゲリ○ン・・・(笑) | あごん E-mail | 1/4-06:26 |
記事番号13007へのコメント みいさんは No.13007「Re:明けまして!新世紀ですねっ!!!」で書きました。 > >あごんさんは No.12991「I long for your love(後編の16)」で書きました。 >あ はっぴい にゅう せんちゅり〜!!! >明けましておめでとうございます!!!みいですっ!お待ちしてました〜! >あ・はっぴー・乳・イヤ〜ン(私ゃ思春期の中坊か)。 どーも、おめでとうございます! いつもいつもありがとーございます! >> 高さは、8・5ミェート(約10メートル)といったところだ。 >スレイの世界では<ミェート>って単位なんですか? >いえ、私が勝手に決めました(笑) スレイヤーズて、単位が出てこないんですよね、確か、 >> 崩れた輪の所から、あたしの為に道が開けられる。 >> いや、厳密に言うとあたしの為じゃあないのだろう。 >???なぜリナちゃんの為でなく道が開けるのですか? >助ける方よりも助けられる方の為に開けたってことです。 >> ジョイスは、裂け目の中腹辺りにある少しばかり出張った岩の上にいた。 >はい(^^)/ちょっとした疑問です。ジョイスにはかすり傷とかあるんですか? >あんまり関係ないかも知れないですけど、ふと疑問に思いました。。。 >ほら、崖(?)の上からロープ垂らしてジョイスを降ろせば傷は付かないでしょう? >最初からそこにいて時間を見計らって叫べばイイ訳じゃないですか。。。 >ん〜〜、と。 これは本編をどーぞ(うふ)。 >・・・リナちゃんとにらめっこして勝てる方は限られてくると思いますが・・・(^^;) >故郷の姉ちゃんくらいですかね(笑)。 >> >> 『□□□□な存在ですねぇ』 >あうあうあう。。。これだけはわかんないですっ!!!一体ゼロスさんvは、何を言ったんでしょう??? >ふふふっ! さて、一体なんでしょーね(笑)。 >> >> 『そーかしら。わたしはそうは思わないけど』 >小説の姫ですね。 >はい、その通りです。 私は原作のアメリアの方が好きなので。 珍しいですかね、やっぱり。 こんばんは、いや、おはようございます、ですか(笑)。 レスありがとーございます! いやー、なんとかなりそーです。 例のゼロやんの言葉。 気になってますねぇ(ふふふ)。 実はこの言葉をリナに言わせたくて、この話を作ったのです。 どーです? もっとワカラナくなったでしょ?このヒント(笑)。 とにもかくにも、まて次回!てなところですか。 次回こそ最終回にしたいです。いやホント。 ではでは、もう仕事に行かなければ(笑)。 少しでも喜んでもらえるような作品にしたいものです。 お待ち頂ければ幸いです。 ありがとうございました!! |
13013 | I long for your love(後編の17) | あごん E-mail | 1/3-22:09 |
記事番号12991へのコメント とん、と小さく音を立ててジョイスを両手に抱えたままで、あたしは地面に降り立った。 おおっと周囲の村人達が声を上げる。 助けたあたしに、というよりは無事に助けられたジョイスへと向けられた声だろう。 あたしが浮遊の術を解除すると同時に、とすんっとジョイスも音を立て大地へと足をつけた。 そして、あたし達へと押し寄せるように集まる人垣。 「ジョイス!無事か?」 ・・・見りゃわかんでしょーが。 「・・・え、ええ」 小声で答えるジョイス。 「怪我はないののか?」 「掠り傷程度だけ・・・」 確かに体のあちこちに擦り傷ができている。 裂け目へと落ちる時にぶつけたのか、青アザが上椀にあるのが見えた。 その答えに、村人達は一斉に安堵の吐息をもらす。 「どうして、黙って連いてきたりしたんだ!」 安心のあとに訪れる優しい怒りの声が、一人のおっちゃんの口から発せられる。 厳しいものではない。責めるものでもない。 親がイタズラをした子供を叱りつける時のそれだ。 村人全員が身内だという小さな村だからこそ、他家の娘でも我が子のように叱れるのだろう。 「ご・・ごめんなさい。私・・・どうしてもテリーのことが心配で・・・」 長いまつげを震わせながら、伏せ目がちに呟くジョイス。 ジョイスの返答に口を開きかけたおっちゃんの言葉を、あたしの声が遮った。 「はいはい。その話は村に帰ってからでも遅くはないでしょ?」 「いや、こういう事は・・・」 なおも喋ろうとするおっちゃんに、あたしは背を向けジョイスへと向き直る。 「ふつー、助けられたら何か言うんじゃあないの?良識ある人間だったらね」 あたしの常識ある言葉に、ジョイスは弾かれたように顔を上げると、 「・・・あ、ありがとうございます・・・」 いまにも消え入りそうな声でそれだけ言った。 「・・・どういたしまして」 あたしはややぶっきらぼうにそう応えたのだった。 ジョイスが無事救出されたことで、和みかけた場の雰囲気をいかに自然に壊してみるかをあたしは思案した。 どうして誰も気付かない? こんな、その場だけ切り取られたように木々のない場所で。 あからさまに裂けた大地へ。 幼子でもない少女がどうやって足を滑らせたのか。 どう間違えればこんな裂け目へと落ちることが出来るのかを。 そうつらつらと考えたその時。 ずどぉぉおおむぅんっ!! 轟音が静かな山に響きわたった。 「んなっ・・・!?」 魔法によって作られたような爆発音ではない。 例えるのなら、何か巨大なものが倒れるような・・・。 「何の音だっ!?」 「なんだなんだ!?」 騒ぎ出す村人達を後目に、あたしは再び地を蹴り駆け出した。 こんなとこで、あーだこーだ言っても始まらない! 事実確認あるのみっ! 走りながら、呪文を唱える。 「翔封界っ!」 あれだけ派手な音だ。 なにかしらの痕跡があるはずである。 とにもかくにも空中からの確認である。 あたしは空へと舞い上がった。 空から一望すると、異変は顕著に現れていた。 吹き上がる土煙が明瞭に視界へと入ってきた。 距離はそう離れていない。 ちらり、と足もとの下界へと視線を落とすと、村人達が不安気にこちらを振り仰いでいる。 「あっちの方角よっ!何があったのか確かめてくるわっ!」 風の結界を身にまとっているため、声を張り上げそう怒鳴る。 そして、あたしはそのまま目的の場所へと術をコントロールした。 未だ土煙を上げている場所へと近づくと、その土煙の原因はすぐに知れた。 空へと一直線に伸びているべき、一本の杉の巨木が大地へと横たわっていたのだった。 倒れた方向にあった木々を巻き添えながら、その木は倒れたらしい。 「・・・どーゆー事?」 ぽつりと呟きながら、あたしは近くへと降り立つ。 口元をマントでおさえ、煙を吸わないように用心しながら辺りを見回す。 その時だった。 気配がいきなし前方に生まれたのを感じた。 「・・・!?」 あたしの前に突然現れたのは・・・! すいませんっ!あごんです! ひゃー!中途半端! いきなし仕事が入ってしまいましたぁ! 続きはすぐ書きます! レスもまだなのに!! |
13028 | I long for your love(後編の18) | あごん E-mail | 1/4-05:15 |
記事番号13013へのコメント 「おー、リナ。思ったより早かったなー」 べちゃりっ。 あたしの前にのほほ〜んと穏やかと言えば穏やかな、呑気と言えば余りにも呑気な空気をまとい、ガウリイがにこやかに手なんぞ振りつつ笑っていた。 思わずその場で顔面からコケるあたし。 「ん?どーしたんだ?地面にキスなんかして」 「あほかぁぁぁぁぁぁぁっ!」 がばりっと身を起こし、心の底からの叫びを口にした。 「誰が地面にキスして嬉しがるのよっ!コケたのよっ!んなこたどーでもいーのっ!それよりこの状況は何!?この木はなんで倒れてるワケ!?」 ガウリイはぽかんと口を開け、首を軽く捻ると。 「・・・やっぱ、自然愛護団体の人とかなら地面に喜んでキスくらいするんじゃあないか?」 ぼごづんっ。 「なんでそーゆー返答をすんのよ、あんたはっ!んなこたどーでもいいっつってんでしょーがっ!」 あたしは足元に落ちていた手頃な大きさの石を、ガウリイのどたまに投げつけそう怒鳴る。 をや。ガウリイが何故がピクピクと痙攣をしている。 ちょいとあたしの頭より一回りほど大きい石をぶつけただけだとゆーのに。 実はガウリイって虚弱体質なのだろーか。 「お・・・お前なー・・、そーやって何気なく人を殺そうとするなよ・・・いてて」 「やかましいっ!ガウリイの生死には興味ないのよ、こっちは!」 よろよろと立ち上がるガウリイに、あたしは指を突き付けた。 「それよりさっさと状況説明しなさいよ!」 「この木のことか?」 「そーよ!」 鼻息も荒いあたしの顔を、ひたりと見つめるとガウリイはこう言ったのだった。 「道に迷ったから、リナを呼ぼうと思って」 ごでぢっっ。 あたしはまたしてもマトモに、顔面から地面へと突っ込んだ。 「おいおいおいっ!?どーしたんだよリナ!」 どーしたもこーしたもあるかっ! かなりのダメージを受けたが、あたしはなんとか身を起こした。 「・・・その為だけに木を斬ったってゆーの?斬妖剣で」 「そうだけど?」 一一一なるほど。 「爆裂陣」 ごどぅぅむんっ!! あたしの放ったおしゃま系の術に、ガウリイは見事なほどに吹っ飛んだのは言うまでもないだろー。 「だからさー、ディーンを見つけられなかったんだよ、結局」 「深追いするなって言ったでしょーに」 呆れ半分、怒り半分のあたしの声に、ガウリイは叱られた小犬のよーにしょげる。 「ん、深追いするつもりはなかったんだけどな」 ぽりぽりと頬を掻きつつ言うガウリイ。 「挙げ句に迷って木を斬り倒すなんて」 「でも、それ以外の方法が思いつかなかったんだからしょーがないだろ?」 まー、良い方法とは言えないが、悪いとも一慨には言えない。 一応、なにか発見した時の為に、村人達には発煙筒を持たせてあったのだが、あたしは魔道士だから持たなかったのだ。 あたしと行動を共にするガウリイもまた持っていなかったのだ。 「そーだ。そっちはどうだったんだ?あの悲鳴は?」 ガウリイはぽむっと手を打ち、顔を上げる。 「あー。あれね・・・」 そしてあたしは、あたしの考えも含めながら今あった出来事をガウリイに説明したのだった。 「・・・ふぅん。ジョイスはオトリだったってわけか」 「そーでしょうね」 あたしの話を聞き終えて。 ガウリイはつまらなさそうにそうとだけ言った。 「自分からその裂け目とやらに飛び込んだってことか?」 「そーでしょうね」 ふぅん、と鼻を鳴らすガウリイの眉がぴくりと動く。 「なによ。なんか気にかかるの?」 「いや別に。女の子がそんな危険なマネするなんて、と思っただけだ」 「それほど危険でもないわよ。底までおちても下半身不随くらいよ?」 「・・・いや危険だろそれ」 おやまあ、何を言ってんだか。 「だから底に落ちないように、出張った岩のある場所を選んだんでしょ?」 「・・・論点がズレてるよーな・・・」 「ズレてないわよ。もー、それよりディーンよ」 その時だった。後方からいくつもの気配がこちらへと近付いてきた。 そちらへと視線を移すと、先ほどの村人達とジョイスが小走りにこっちに向かってきた。 「魔道士さーん!」 そう呼びかける声に反応しようとしたその時だった。 ひゅるるるるるるるるる! 奇妙な音があたし達の耳に届いたのだ。 「?」 訝し気に空を仰ぐあたし達。 その途端。 ぱんっ! 大きな破裂音が続いて聞こえた。 空中を見た目には下から上へと伸びる白煙が映る。 「発煙筒・・・!?」 あたしとガウリイは顔を見合わせ、こくりと頷き合った。 発煙筒、それの持つ意味すなわちそれは。 誰かが何かを発見したのだ! 「行くわよガウリイ!」 「おうっ!」 力強く返事をするガウリイを見てから、ジョイスへと視線を変える。 「ジョイス!魔法でちゃっちゃと行くわっ!あなたも来る!?」 一瞬、ジョイスは目をみはったがすぐにうなずいた。 「オッケー。じゃあ行くわよ!」 ガウリイがあたしの肩をぐっと掴む。 それを確認してからあたしは再度、術を放った。 「翔封界!」 飛びざまに、ジョイスの手をがしりと引っ掴むとあたしは大空へと飛び立ったのだった。 こんばんは、あごんです。 最近ようやくスランプから抜けつつあります。 はぁ。 やっぱり終わりませんでした(号泣)。 次回こそ、無事最終回と銘打ってみたいものです。 ところで、ゼロスの例の言葉。 今回で明らかになると言ったのに、ダメでした(苦笑)。 次回こそっ! 全ての伏線を明らかにしたいものです。 ではでは、調子づいてる間に書ききってしまうつもりです。 お待ち頂ければ幸いです。 ではでは、あごんでした! |
13076 | Re:レスレスです〜♪ | みい E-mail | 1/6-10:39 |
記事番号13028へのコメント あごんさんは No.13028「I long for your love(後編の18)」で書きました。 こんちゃ!みいでっす!続けてレスです〜! >「おー、リナ。思ったより早かったなー」 ・・・この声は・・・ > べちゃりっ。 あ。やっぱり。。。 > あたしの前にのほほ〜んと穏やかと言えば穏やかな、呑気と言えば余りにも呑気な空気をまとい、ガウリイがにこやかに手なんぞ振りつつ笑っていた。 > 思わずその場で顔面からコケるあたし。 それは・誰でもコケます。 >「ん?どーしたんだ?地面にキスなんかして」 >「あほかぁぁぁぁぁぁぁっ!」 > がばりっと身を起こし、心の底からの叫びを口にした。 >「誰が地面にキスして嬉しがるのよっ!コケたのよっ!んなこたどーでもいーのっ!それよりこの状況は何!?この木はなんで倒れてるワケ!?」 > ガウリイはぽかんと口を開け、首を軽く捻ると。 >「・・・やっぱ、自然愛護団体の人とかなら地面に喜んでキスくらいするんじゃあないか?」 ・・・話が噛み合ってません・・・。 > ぼごづんっ。 ?何の音でしょう? >「なんでそーゆー返答をすんのよ、あんたはっ!んなこたどーでもいいっつってんでしょーがっ!」 > あたしは足元に落ちていた手頃な大きさの石を、ガウリイのどたまに投げつけそう怒鳴る。 うあ。フツーの人間だったら間違いなく死んでますね。『フツーの人間』だったら・・・。 > をや。ガウリイが何故がピクピクと痙攣をしている。 > ちょいとあたしの頭より一回りほど大きい石をぶつけただけだとゆーのに。 > 実はガウリイって虚弱体質なのだろーか。 ・・・あの、ゼフィーリアって、コレが普通なんですか? ・・・行きたくないです〜(++;) >「お・・・お前なー・・、そーやって何気なく人を殺そうとするなよ・・・いてて」 >「やかましいっ!ガウリイの生死には興味ないのよ、こっちは!」 うあ。リナちゃん酷い! > よろよろと立ち上がるガウリイに、あたしは指を突き付けた。 >「それよりさっさと状況説明しなさいよ!」 >「この木のことか?」 >「そーよ!」 > 鼻息も荒いあたしの顔を、ひたりと見つめるとガウリイはこう言ったのだった。 >「道に迷ったから、リナを呼ぼうと思って」 うあ。ガウリイ・・・いくら何でもそれは・・・。 > ごでぢっっ。 > > あたしはまたしてもマトモに、顔面から地面へと突っ込んだ。 あらまぁ。 >「おいおいおいっ!?どーしたんだよリナ!」 > どーしたもこーしたもあるかっ! > かなりのダメージを受けたが、あたしはなんとか身を起こした。 >「・・・その為だけに木を斬ったってゆーの?斬妖剣で」 >「そうだけど?」 > 一一一なるほど。 > >「爆裂陣」 > > ごどぅぅむんっ!! > あたしの放ったおしゃま系の術に、ガウリイは見事なほどに吹っ飛んだのは言うまでもないだろー。 おしゃま系っ!?(←意味がわかってません) >「だからさー、ディーンを見つけられなかったんだよ、結局」 >「深追いするなって言ったでしょーに」 > 呆れ半分、怒り半分のあたしの声に、ガウリイは叱られた小犬のよーにしょげる。 こ、子犬・・・カワイイかも? >「ん、深追いするつもりはなかったんだけどな」 > ぽりぽりと頬を掻きつつ言うガウリイ。 >「挙げ句に迷って木を斬り倒すなんて」 >「でも、それ以外の方法が思いつかなかったんだからしょーがないだろ?」 > まー、良い方法とは言えないが、悪いとも一慨には言えない。 > 一応、なにか発見した時の為に、村人達には発煙筒を持たせてあったのだが、あたしは魔道士だから持たなかったのだ。 > あたしと行動を共にするガウリイもまた持っていなかったのだ。 >「そーだ。そっちはどうだったんだ?あの悲鳴は?」 > ガウリイはぽむっと手を打ち、顔を上げる。 >「あー。あれね・・・」 > そしてあたしは、あたしの考えも含めながら今あった出来事をガウリイに説明したのだった。 > >「・・・ふぅん。ジョイスはオトリだったってわけか」 はぁっ!?珍しく理解してるっ!!!(←をひ) >「そーでしょうね」 > あたしの話を聞き終えて。 > ガウリイはつまらなさそうにそうとだけ言った。 >「自分からその裂け目とやらに飛び込んだってことか?」 >「そーでしょうね」 > ふぅん、と鼻を鳴らすガウリイの眉がぴくりと動く。 >「なによ。なんか気にかかるの?」 >「いや別に。女の子がそんな危険なマネするなんて、と思っただけだ」 >「それほど危険でもないわよ。底までおちても下半身不随くらいよ?」 ・・・十分危険ですっ! >「・・・いや危険だろそれ」 > おやまあ、何を言ってんだか。 >「だから底に落ちないように、出張った岩のある場所を選んだんでしょ?」 >「・・・論点がズレてるよーな・・・」 >「ズレてないわよ。もー、それよりディーンよ」 いや。ズレてます!思いっきり! > その時だった。後方からいくつもの気配がこちらへと近付いてきた。 > そちらへと視線を移すと、先ほどの村人達とジョイスが小走りにこっちに向かってきた。 >「魔道士さーん!」 > そう呼びかける声に反応しようとしたその時だった。 > > ひゅるるるるるるるるる! 発煙筒ですか? > 奇妙な音があたし達の耳に届いたのだ。 >「?」 > 訝し気に空を仰ぐあたし達。 > その途端。 > > ぱんっ! > > 大きな破裂音が続いて聞こえた。 > 空中を見た目には下から上へと伸びる白煙が映る。 >「発煙筒・・・!?」 当たりっ! > あたしとガウリイは顔を見合わせ、こくりと頷き合った。 > 発煙筒、それの持つ意味すなわちそれは。 > 誰かが何かを発見したのだ! >「行くわよガウリイ!」 >「おうっ!」 > 力強く返事をするガウリイを見てから、ジョイスへと視線を変える。 >「ジョイス!魔法でちゃっちゃと行くわっ!あなたも来る!?」 > 一瞬、ジョイスは目をみはったがすぐにうなずいた。 >「オッケー。じゃあ行くわよ!」 > ガウリイがあたしの肩をぐっと掴む。 > それを確認してからあたしは再度、術を放った。 >「翔封界!」 > 飛びざまに、ジョイスの手をがしりと引っ掴むとあたしは大空へと飛び立ったのだった。 つらそうですね〜。。。 3人で飛ぶのって、結構力使うんですよね? > >こんばんは、あごんです。 こんちゃ!改めましてみいですっ! >最近ようやくスランプから抜けつつあります。 >はぁ。 >やっぱり終わりませんでした(号泣)。 がんばって下さい! >次回こそ、無事最終回と銘打ってみたいものです。 >ところで、ゼロスの例の言葉。 >今回で明らかになると言ったのに、ダメでした(苦笑)。 あうあうあうっ!教えて下さいっ!!!(←コラ) >次回こそっ! >全ての伏線を明らかにしたいものです。 >ではでは、調子づいてる間に書ききってしまうつもりです。 >お待ち頂ければ幸いです。 お待ちしてますっ! >ではでは、あごんでした! では。みいでしたっ!!! |
13080 | レスレスレスです〜♪(笑) | あごん E-mail | 1/6-21:33 |
記事番号13076へのコメント こんばんは、みい様! いつもいつもレスありがとうございますねっ! あごんは本当に嬉しいです!! え〜と、この話も大詰めを迎えつつあります。 ったく。いつから書いているんだか(苦笑)。 ここで予告っ! 今話まったくいいとこなしのガウリイ・ガブリエフっ! 君にはこれからも活躍の場はないと思えっ!(酷ぇ)。 っつーか予告かこれ(笑)? まぁ、ここは私のことよりも(逃)。 みい様のことですよ(ニヤリ)。 「・・・偶然」の続き待ってますのに(いぢわる?)。 ひょっとして、煮詰まってます? だったら、仲間ですね(をいこら)! その名も煮詰まり仲間(まんまやんっ!)! まーおいといて。 本当もレスはいつも感謝しております! なるべく早く決着をつけさせてやりたいと思っております。 ひょとしたら、最後の事件は推理小説でおなじみの。 「犯人当て・ただしそのプロセスに限る」をやるかも、です! ・・・無謀ですかねぇ? ではでは、続きは多分。 週明けの火曜の深夜ですかねぇ(また自分で自分の首を)。 なにぶん本業と副業の二つをやっておりますもので。 副業ですか? 暗殺者です(アサッシンと読んでくれると嬉しい)! ではでは、謎の女・あごんでした♪ |
13087 | レスレスレスレスです〜♪(違/笑) | みい E-mail | 1/7-12:54 |
記事番号13080へのコメント あごんさんは No.13080「レスレスレスです〜♪(笑)」で書きました。 >こんばんは、みい様! こんちゃっ! >いつもいつもレスありがとうございますねっ! >あごんは本当に嬉しいです!! いいえ! >え〜と、この話も大詰めを迎えつつあります。 >ったく。いつから書いているんだか(苦笑)。 いつからなんですか? >ここで予告っ! >今話まったくいいとこなしのガウリイ・ガブリエフっ! >君にはこれからも活躍の場はないと思えっ!(酷ぇ)。 えぇっ!? >っつーか予告かこれ(笑)? ・・・終わりですか?予告。 >まぁ、ここは私のことよりも(逃)。 >みい様のことですよ(ニヤリ)。 ぎぎくぅっ! >「・・・偶然」の続き待ってますのに(いぢわる?)。 はわわわわっ! >ひょっとして、煮詰まってます? >だったら、仲間ですね(をいこら)! >その名も煮詰まり仲間(まんまやんっ!)! ・・・投稿しました。ええ、今さっき。このレスを見て。 >まーおいといて。 >本当もレスはいつも感謝しております! はい!私も感謝してるんですっ! >なるべく早く決着をつけさせてやりたいと思っております。 >ひょとしたら、最後の事件は推理小説でおなじみの。 >「犯人当て・ただしそのプロセスに限る」をやるかも、です! プロセスってなんですか? >・・・無謀ですかねぇ? いいえ!それより私はゼロスさんvの言葉の方が気になります。 >ではでは、続きは多分。 >週明けの火曜の深夜ですかねぇ(また自分で自分の首を)。 >なにぶん本業と副業の二つをやっておりますもので。 >副業ですか? >暗殺者です(アサッシンと読んでくれると嬉しい)! ・・・((((^^;) あごんさん、それ犯罪ですっ!今すぐ足を洗って下さいっ! さもなくばっ! あごんさんの所へ行って、一晩中「人生ってなんて素晴らしいのっ!?」って囁き続けますよっ!? >ではでは、謎の女・あごんでした♪ であ、謎の中学生・みいでした♪ |
13075 | Re:暇人なので一つずつレスです〜♪ | みい E-mail | 1/6-10:21 |
記事番号13013へのコメント あごんさんは No.13013「I long for your love(後編の17)」で書きました。 こんちゃ!みいでっす! > とん、と小さく音を立ててジョイスを両手に抱えたままで、あたしは地面に降り立った。 > おおっと周囲の村人達が声を上げる。 > 助けたあたしに、というよりは無事に助けられたジョイスへと向けられた声だろう。 ・・・助けた『魔道士さん』へのお礼は・・・? > あたしが浮遊の術を解除すると同時に、とすんっとジョイスも音を立て大地へと足をつけた。 > そして、あたし達へと押し寄せるように集まる人垣。 >「ジョイス!無事か?」 > ・・・見りゃわかんでしょーが。 ・・・不機嫌ですね〜。。。 >「・・・え、ええ」 > 小声で答えるジョイス。 >「怪我はないののか?」 >「掠り傷程度だけ・・・」 > 確かに体のあちこちに擦り傷ができている。 > 裂け目へと落ちる時にぶつけたのか、青アザが上椀にあるのが見えた。 自ら飛び降りたんですねぇ・・・。 ただ引き離すだけなら、前のレスで書いた方法でもイイと思うんですけど・・・。。。 でも、やっぱりかすり傷とかないと怪しまれてしまうからでしょうか・・・? > その答えに、村人達は一斉に安堵の吐息をもらす。 >「どうして、黙って連いてきたりしたんだ!」 > 安心のあとに訪れる優しい怒りの声が、一人のおっちゃんの口から発せられる。 > 厳しいものではない。責めるものでもない。 > 親がイタズラをした子供を叱りつける時のそれだ。 > 村人全員が身内だという小さな村だからこそ、他家の娘でも我が子のように叱れるのだろう。 >「ご・・ごめんなさい。私・・・どうしてもテリーのことが心配で・・・」 > 長いまつげを震わせながら、伏せ目がちに呟くジョイス。 > ジョイスの返答に口を開きかけたおっちゃんの言葉を、あたしの声が遮った。 >「はいはい。その話は村に帰ってからでも遅くはないでしょ?」 >「いや、こういう事は・・・」 > なおも喋ろうとするおっちゃんに、あたしは背を向けジョイスへと向き直る。 >「ふつー、助けられたら何か言うんじゃあないの?良識ある人間だったらね」 やっぱりこのコトで不機嫌になってたんですねぇ。 > あたしの常識ある言葉に、ジョイスは弾かれたように顔を上げると、 >「・・・あ、ありがとうございます・・・」 > いまにも消え入りそうな声でそれだけ言った。 >「・・・どういたしまして」 > あたしはややぶっきらぼうにそう応えたのだった。 お礼が遅かったからでしょうか?>ぶっきらぼう > ジョイスが無事救出されたことで、和みかけた場の雰囲気をいかに自然に壊してみるかをあたしは思案した。 > どうして誰も気付かない? > こんな、その場だけ切り取られたように木々のない場所で。 > あからさまに裂けた大地へ。 > 幼子でもない少女がどうやって足を滑らせたのか。 > どう間違えればこんな裂け目へと落ちることが出来るのかを。 > そうつらつらと考えたその時。 そうですねぇ。いつもこんなおドジをやってる、なんてコトは無さそうですし。 でも、まさかジョイスが犯人とグル、なんてコトは夢にも思って無さそうですね、村人さん達。。。 > ずどぉぉおおむぅんっ!! ふにっ!? > 轟音が静かな山に響きわたった。 >「んなっ・・・!?」 > 魔法によって作られたような爆発音ではない。 > 例えるのなら、何か巨大なものが倒れるような・・・。 巨大なもの・・・木とかですか? >「何の音だっ!?」 >「なんだなんだ!?」 > 騒ぎ出す村人達を後目に、あたしは再び地を蹴り駆け出した。 > こんなとこで、あーだこーだ言っても始まらない! > 事実確認あるのみっ! > 走りながら、呪文を唱える。 >「翔封界っ!」 > あれだけ派手な音だ。 > なにかしらの痕跡があるはずである。 > とにもかくにも空中からの確認である。 > あたしは空へと舞い上がった。 こんな時、やっぱり便利ですねぇ。魔術は。。。 > 空から一望すると、異変は顕著に現れていた。 > 吹き上がる土煙が明瞭に視界へと入ってきた。 > 距離はそう離れていない。 > ちらり、と足もとの下界へと視線を落とすと、村人達が不安気にこちらを振り仰いでいる。 >「あっちの方角よっ!何があったのか確かめてくるわっ!」 > 風の結界を身にまとっているため、声を張り上げそう怒鳴る。 > そして、あたしはそのまま目的の場所へと術をコントロールした。 > > 未だ土煙を上げている場所へと近づくと、その土煙の原因はすぐに知れた。 > 空へと一直線に伸びているべき、一本の杉の巨木が大地へと横たわっていたのだった。 やっぱり。 > 倒れた方向にあった木々を巻き添えながら、その木は倒れたらしい。 >「・・・どーゆー事?」 > ぽつりと呟きながら、あたしは近くへと降り立つ。 > 口元をマントでおさえ、煙を吸わないように用心しながら辺りを見回す。 > その時だった。 > 気配がいきなし前方に生まれたのを感じた。 >「・・・!?」 > あたしの前に突然現れたのは・・・! 誰ですかっ!?まさか、ガウリイとかじゃないですよねぇ・・・。 > > >すいませんっ!あごんです! >ひゃー!中途半端! >いきなし仕事が入ってしまいましたぁ! あら。がんばって下さいねっ! >続きはすぐ書きます! >レスもまだなのに!! お気に為さらず。 がんばってきてくださいね。 それでは! みいでした! |