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13376 | 無題〜もう一つの世界〜1 | 一二三 E-mail | 2/1-18:31 |
初めまして、こんにちわ〜〜!一二三(ひふみ)ともうします。 今回2回目の投稿です。しばらくの間来なかったら、ツリーが落ちてました。(案の定) ので、ここに最初っから書こうと思います。読んでやって下さい!! ちなみに・・ゼロリナです。 ************************************************** 紅き少女は光を愛していた 昏貴青年は闇を愛していた 「・・・何よその本。」 ベッドにひじをついて横になっていたリナは、自分の前で本を朗読する少女にいった。 「何って、詩ですよ。私好きなんです。」 「そう、だったら自分の部屋で静かに読んでくんない?」 いって少女から目をはなす。目にはいるのは部屋のすみに置かれた鏡台。 合わせ鏡になっているらしく、今は閉じられている。 「えー、すてきな詩だからリナさんにも読んでもらいたいんですよ。」 「読まないわよ。」 しらっ と少女に目をながす。 「だから私が読んで聞かせてるんじゃないですか。」 「・・・あんたねえ、アメリア。 今何時だと思ってるの?11時すぎてるのよ!?」 「えっと、性格には11時42分ですね。」 本を手に持ったまま、部屋の壁にある時計を見る。 「いーのよ、んなこまかいことは!!」 ぐっ と右手に拳をつくって 殴るわよ!? の体勢になる。 「すみません〜〜〜っ」 本から手を離し、頭をかばうようにかかえる。 その様子を見て、リナはため息をつく。 「だいたいねえ、そんなの明日でもいいでしょ? 消灯時間すぎてから来るんじゃないわよ。そお言うのって、悪じゃないの?」 ぴくっ・・・ 悪 の単語にアメリアは反応した。 「消灯時間は11時よ。」 アメリアを見て、リナは静かに言った。 「そ・・・ぉでしたっけ・・・?」 小さく、おそるおそると聞き返す。 「そーよ。ちゃんと覚えときなさ・・・・・」 「リナさんおじゃましました!!」 ばたむ リナの話を最後まで聞かず、アメリアは部屋を出ていった。 「・・・・ん〜〜〜」 リナはしばらくの間アメリアの出ていったドアを見ていたが、 「寝るか。」 言って明かりを消し、ベッドによこになった。 「おやすみー。」 そう、小さく誰にともなく言うとリナは目を閉じる。 つづく。 ************************************************** と、今回はここで終わります。 時間がないって悲しいことですね・・・・・・ それではまた!! 一二三 |
13470 | 無題〜もう一つの世界〜1-2 | 一二三 E-mail | 2/5-18:24 |
記事番号13376へのコメント 続きで〜〜〜〜〜〜す!!! ****************************************************************************** ***************************************** リナ達がいるのは小さな宿場町。 久々だから高い宿を取ったが、すべて個室(トイレ付き)。 それにプラスされてかされずでか、消灯時間付きだときている。 宿の明かりは必要以外は消され、食堂も開かない。外にも出入りできない。 消灯時間を過ぎて宿内を歩いている人は、怒られる。とにかく怒られて、 最悪は宿を追い出されるのだ。 「・・・・・。」 リナは目をかたく閉じている。 「ん〜〜〜〜・・・。」 眠れないのか、目を開ける。 ごろん と、体を右に向けてみる。 「・・・眠れないわ・・・」 つぶやいて、体を元にもどし、天井を仰ぐ。 「なんか・・・ひっかかるのよね・・・」 あの本。 アメリアの読んでいた本。 この宿場町について、立ち寄った古本屋でアメリアが子供の頃読んでいた本を見つけて 買った。 好きだって言ってたわね、アメリア。・・・ ん〜、私も読んだことあったかなぁ・・・。んーっと、 「アカき少女は光を愛していた・・・だっけ? たしか・・・くらい少年・かなんかも・・・・」 いたような・・・。 記憶を探り、掘り起こす前に、リナは眠りにおちていった。 紅き少女は光を愛していた 昏き青年は闇を愛していた −−愛していた−− つづく ********************************************* 今日はここまでです。 一二三 |