◆−OFFSTAGE→Lovers 「激録!ニコ目神官は見た!!」−みてい(2/10-10:29)No.13556


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13556OFFSTAGE→Lovers 「激録!ニコ目神官は見た!!」みてい 2/10-10:29


どうも、みていでございます。
この話は、前回投稿させていただいた『I→Lover1〜4』『Partner→Lover1〜2』『LoverLover1〜2』の番外編です。
まだの方は是非そちらからどうぞ(宣伝♪)
裏でこそこそ活動していた彼の話。
ギャグっぽいです。ではどうぞおつきあいください。
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【激録!ニコ目神官は見た!!】


「…今、何とおっしゃいました?」
「あら、二度も同じことを聞きたいの??」
 すちゃっ
「あっ、あのそのっってその輝くとげ付きハンマーはまさかっ」
 っんッ
 ………。
「……………(微笑)」

 どこきゅ
 どこんっ
 ずむっ
 …………………………………。

<1>
 どこから行きましょうか?

(ですから、そういう言い伝えがあるんですっ!)
(ホントなのお、それ)

 おや、この声はリナさんとアメリアさんですか。
 お二人とも強い精神をお持ちですから、見ていて楽しいのですよ。
 ところで、何話してんでしょうねぇ。
(姉さんに聞いたんだから、間違いありませんっ)
(…………ま、そこまで言うなら信用してあげようじゃないの)
 わかりませんねぇ。
 もっと近付いてみましょうか。
「リ〜ナさんv」
「――――――『烈閃(エルメキア・)』
「へっ」
「『槍(ランス)』っ!」
 ひゅおっ
「わわわわわわわっ」
 本当なら避ける必要も無いのについ避けてしまう。
「危ないじゃないですかぁ」
「な、な、な、」
「煩い、出てけ。」
「リナさぁん」
「出・て・け。(強調)」
 とりつく島も無いってのはこういうのを言うんでしょうねぇ。
 じゃ、目標を変えましょうか。
「アメリアさん、リナさんと何話してたんですか?」
 ぽぽっ
 スコン
「はぐっ!?」
 ああっ、錫錠の先が無くなってるじゃないですかっ
「へぇぇえ?」
 あっ、リナさんヤな笑い方…。
「アメリアぁ?」
「はい?」
 声も高らかに問い掛けるリナさん。
 ものごっつぅ嫌な(なぜ訛る)感じがしますねぇ。
「ぼ、僕はこれでっ」
「ゼルのこと好き?」
「はいっ」
 ぱきこんっ

 お仕事とは言え、厳しいです獣王様…

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「やりなおしですかぁっ!?」
「だって、つまんないもの」
 ちゃらり
 獣王様の手に燦然ときらめくのは嗚呼懐かしの『こんぺいとう○号』!!
 ちゃらり
「……………行ってまいります」
 アラ残念、という御声は聞かなかったことにいたします…

<2>
 別のとこ行きましょう。愛用の錫錠がいくつあっても足りません。
 ゼルガディスさんにしましょう。
 以前はあの方もずいぶんと僕たち魔族に貢献してくれたんですけどねぇ…
 
 どがらしっ

 おやおや、ちょっといい感情が流れてきてますね。
 誰でしょう。
「おっつぅ…」
 ここはガウリイさんの部屋ですね。喧嘩でもしましたか?
 頬に赤い痕ありましたけど。
「ゼルガディスさんv」
「何処からわいて出た」
「そんな人をボーフラみたいに言わないでくださいよぉ」
 ぶつつっ
 全身のばねを使って勢いよく立ち上がったゼルガディスさんの後ろに数条の白い筋。
 壁に刺さってたんですか、頭。
「何してたんですか。教えてくださいよぉ」
「知ってどうする」
「レポートにしますv」
 すたすたすたすた
「待ってくださいよー」
「何故ついてくるっ」
「だから、レポートにするんですv」
「朝顔の観察日記にでもしろっ!」
「お仕事ですから」
 ぴた。
「……そんなに、聞きたいか」
「ええできれば…」
 言いながら、何だかまた嫌ぁ〜な感じがひしひしと。
 で、でもお仕事ですし…
「や、やっぱり遠慮しておきます」
「そう遠慮するな」
 我が身の保身を考えたのに邪魔しないでくださいっ

「惚れた女の涙に逆上した男が相手を殴ったのさ」

 ぼひゅうっ

「ぐはっ」
 精神世界に溶け込むと同時に右腕が消滅した。
 魔竜王レベルですかっ!?

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「いまいちなのよねぇ」
 笑顔がウツクシイです、獣王様。
「さ、もう一回、レッツトライっv」
 何故そんなに楽しそうなんですか、獣王様…

<3>
 同じ轍を踏む、二の舞になる、二度あることは三度ある。
 …無くていいですっ

 たんっ

「何か用か、ゼロス」
 声と同時にナイフが飛んでくる。
 僕にそんなもの通じないことは百も承知でしょうけれど、さらに勘が鋭くなりましたね。ガウリイさん。
「リナさんたちがつれないのでこちらへ」
「ふぅん」
 あなたがリナさんと会う前に一度お会いしておきたかったですよ。
「何の用なんだ」
 とてもいい闇をお持ちなのに。
「お仕事です。貴方方の様子を見てこいと」
「要するに、暇なのか?」
「そんなぁ。僕も忙しいんですよ。上も下も人手不足なんですから」
「大変だなぁ」
 にぱっと笑うガウリイさん。
「ま、だったらこれからイイモン見れるから見てけ」
 お、お仕事お仕事お仕事お仕事お仕事お仕事お仕事仕事仕事仕事仕事×100
「よいせっ」
 言って、窓の桟を支軸にして屋根に手をかけた――――――

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 その頃、壁に映し出された風化する獣神官を見て指差して笑う二人の美女がいたそうな。

                                  /了/
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二人の美女の目的。『突撃レポート』を書くことを口実に自分達が楽しもうという企画でした。ちゃんちゃん。

いかがでしたでしょうか?
本編15巻でゼロスが魔族してまして、そっから生まれた話です。


次回予告。(いつになるやら)
ゼフィーリアです。ねーちゃんが出ます。姉さんが出ます。
その他は未定。
気の長い方、待ってていただけると嬉しいです。

ではでは、みていでございました。