◆−星願月祈第七話『彼女の光』&募集とお知らせ−葵楓 扇(5/4-01:00)No.15249 ┣Re:星願月祈第七話『彼女の光』&募集とお知らせ−れい(5/4-01:24)No.15250 ┃┗素晴らしいです、ユー予感!!!−葵楓 扇(5/4-22:28)No.15268 ┣Re:星願月祈第七話『彼女の光』&募集とお知らせ−神無月遊芽(5/4-13:13)No.15258 ┃┗消えますか?−葵楓 扇(5/4-22:18)No.15267 ┣ご苦労様っす〜(^^;)−れーな(5/4-23:08)No.15270 ┃┗日々を生きゆかん・・・(謎)−葵楓 扇(5/5-16:30)No.15281 ┣ショートショート〜其れは既に忘れ去られようとしている出来事〜−れい(5/5-13:14)No.15278 ┃┗書き忘れ(^^;)−れい(5/5-16:41)No.15282 ┣生徒登録お願いしますv−R・I・P(5/5-17:01)No.15283 ┃┣やあRv−れい(5/5-17:26)No.15284 ┃┃┗やあれいv−R・I・P(5/5-21:57)No.15291 ┃┗よっしゃあ、男子生徒だぁぁぁぁぁぁぁっ!!(笑)−葵楓 扇(5/6-14:17)No.15300 ┣ショートショート〜時水夜 氷沙梓の木登り講座〜−れい(と、R・I・P)(5/6-12:36)No.15295 ┃┣登録…。−R・I・P(5/6-12:51)No.15296 ┃┃┗はっ!−れい(5/6-12:56)No.15297 ┃┣扇さん、本当にすみません!!−れい(5/6-13:02)No.15298 ┃┃┗あらあらあらあらまあまあまあまあ(謎)−葵楓 扇(5/6-14:12)No.15299 ┃┗うきゃああぁぁ〜〜〜〜vvv −時水夜 氷沙梓(5/6-20:51)No.15307 ┃ ┗おおきにおおきに(笑)−れい(5/7-04:40)No.15310 ┣星願月祈第八話『恐怖のイトコ』−葵楓 扇(5/6-15:51)No.15301 ┃┣ファイトだ海月くん。−れい(5/6-16:30)No.15302 ┃┃┗いつかお茶に殺される(違)−葵楓 扇(5/6-16:53)No.15303 ┃┣Re:星願月祈第八話『恐怖のイトコ』−R・I・P(5/6-17:03)No.15304 ┃┃┗お後がよろしいようで・・・(良くない)−葵楓 扇(5/6-18:04)No.15305 ┃┗チョッパーが好きです♪(関係無し?)−れーな(5/7-22:52)No.15317 ┃ ┗可愛いしねぇ♪(まぁた、なぁ)−葵楓 扇(5/8-17:28)No.15319 ┣ショートショート・ルーヴ君の気まぐれ日記〜木登り編〜−R・I・P(5/6-19:06)No.15306 ┃┗これはちょっと…良いんでしょうか?−れい(5/7-22:50)No.15315 ┗第九話『ふぁいるなんばー0.5:希斗と沙楽の愉快な猫探し♪』−葵楓 扇(5/8-22:09)No.15321 ┣Re:第九話『ふぁいるなんばー0.5:希斗と沙楽の愉快な猫探し♪』−れい(5/9-18:27)No.15323 ┃┗ふぁいなるあんさー?(違)−葵楓 扇(5/9-18:58)No.15324 ┃ ┗ファイナルアンサー、お願い致します!!(大違)−れい(5/9-20:57)No.15329 ┣活躍してますっ☆−キト(5/11-21:49)No.15353 ┃┗便利なんか・・・−葵楓 扇(5/11-23:11)No.15354 ┣短くてごめんー(^^;)−れーな(5/12-14:48)No.15357 ┃┗おおさか〜みちのち〜♪(謎)−葵楓 扇(5/12-22:04)No.15371 ┗Re:おひさし。−みい(5/13-12:54)No.15377 ┗ぬぁぁうっ!!−葵楓 扇(5/13-21:54)NEWNo.15388
15249 | 星願月祈第七話『彼女の光』&募集とお知らせ | 葵楓 扇 | 5/4-01:00 |
こんにちは、扇です。 久方ぶりの星願月祈です。なんだかちょっと懐かしいです。タイトルの書き方を忘れたのはいつものことですが。 とりあえず、これから母の好きな「赤っ恥青っ恥」が始まるということでTVが占領され、レギュラー全員はいごうしたDQM2の続きは後回しにして、星願書いてます。 えー、みなさんお元気でしょうか? おひさしです(今更あいさつかい?)。 では、全員集合ー。星願がはじまるよ、パソコンの前にスタンバイだー(棒読み) ということで(謎)いつも通りの募集内容です。次回から省略していいですか? 募集内容1:イベント、ハプニングを募集! 星月学園とその寮を舞台にしたものなら、何でもOK。『文化祭』とか言う場合は、その内容なども書いて下さい。ただし、『旅行』や『冒険』、『お使い』の場合は、学園の外でもOKです。 募集内容2:穴場スポットを募集! 学園なので、敷地はとっても広いので(偏見)、公園とか不思議なお店とか、レストランみたいな食堂とか、校内に○○室とか。何でもOK! 募集内容3:学校伝説を募集! ジンクス、七不思議、言い伝え、何でもOK。屋上の奥のベンチで足を組んで座ると恋人募集中の合図になるとか、夜八時に職員室の奥からつまみ食いの音がするとか(?)何でもOK。 募集内容4:ショートパロディ(ショートショート)を募集! 自分かメインキャラを主役にした物語にしてください。ただし、本編に未登場のメインキャラを出したり(序盤は泉が出ないので)、本編のストーリーを左右するような内容は却下です。ジャンルは問いませんが、勝手なカップリングは作らないでくださいね(泉が沙楽への愛に燃えるのはかまいませんが(笑))。各話のタイトルは書いて下さい。ショートショートと分かるように、聖願月祈のツリーに投稿して下さい。 募集内容5:もちろんこれ、参加したい人募集! 今回は読者によって話が変化する場合もあるので、大きな規制がありません。○○の友達とか、××の過去を知っているとか、△△を「姉御!」と呼ぶとか、人間じゃないとか、もちろん教師とか(もちろん学園長と教頭は却下だけど)、さらには星月学園の生徒でも教師でもないとか(ただし、生息地(爆)は星月学園)、そういうのもOKです。ただし、以下の五つはダメです。 1:千影の過去を知っている。 2:泉の過去を知っている。 3:○○の恋人(自称恋人、ストーカー(笑)はOK)。 4:メインキャラの兄弟姉妹(いとこは可。千影、泉、沙楽の場合、いとこも不可)。 5:能力が、自然の摂理に逆らうもの(時間を操ったり、惑星を落としたり、生命あるものを創造したり)。 名前(HN以外も可)、性別、自称(自分の呼び方)、口調、能力(四大元素とその応用)or技能(どちらか一つ)、性格・プロフィールを書いて、レス下さい。 扇からのお願い:最近、能力を勘違いしている人が居るようです。能力は万能ではないので、「あれもできるこれもできる」とつけないでください。あと、どう考えても「これ、能力でも技能でもなく、ただの特技だろ」というものを能力・技能欄に書く人が居るので、そういうのは止めてください。 あと、個人的かも知れませんが、あんまり他の人と重なる能力や技能、特徴や性格は避けてください。はっきり言っちゃうと、すごく書きにくいです。 以上のことを守っていただければ、愉快で楽すぃー星月学園ライフが送れるはず(あくまでハズ)ですので、よろしくお願いします。 では、次は恒例の「突撃! 心のインタビュー」の時間です。そういえば、木村拓哉氏(一発で漢字出たよ)にお子さまが生まれましたね。名前、ぱっと見で心と間違えました(扇さん頭大丈夫でしょうか?) 今回は貴英に質問! 心: こんにちは! お名前を教えてくださいなv 貴英: 僕の名前は星野貴英と言います。 心: ではでは、貴英さん。質問を五つ、させていただきますね。まず一つ目は、あなたの能力を教えてください。 貴英: 僕の能力は、『星の一族』の長として、星の力を使うことができます。重力を操る力と、真空を起こす力が使えます。 心: かなり攻撃威力(ちゅーか殺傷力だヨ)の高い能力なんですね。では、次は趣味と特技を教えてください。 貴英: 趣味と特技、ですか・・・。こう見えてもロックバンドでギターを担当しているので、結構ギターは得意です。あと、歌を歌うのも趣味ですね。将来の夢はジャズで歌うことです。 心: ロックバンドでギターをやっているのに、ジャズシンガーが夢とは、また変わっていますね。 貴英: 本当は、ロックをする気はあんまりなかったんですけど、まあいろいろあって・・・。 心: ふみゅ、そのエピソードが明かされることを楽しみにしていますね。では、次は好き嫌いを教えてください。 貴英: 好きなことは、やっぱり歌うことと、音楽を聴くことです。嫌い、と言ったらほうれん草ですね。 心: 仲が悪かったわりには気が合うんじゃないですか? 海月さんと貴英さんは(笑)。では、次は年齢を教えてください。 貴英: 18歳です。 心: では、最後に、思いつく限りの『自分のこと』を教えてくださいな。 貴英: 自分のこと、ですか? ・・・誰か、僕が本当にやりたいことはジャズだってことに気づいてください(笑) 心: 心の叫びですね(笑)では、ご協力ありがとうございました!(ぱたぱた)・・・ぎにゃー!! 貴英: あ、カラスに群がられてる(助けろー!)。 えー、心は生きて帰ってきてくれるでしょうか?(爆) では、次は生徒名簿です(一部生徒外・・・)。読みにくくなりましたが、内容をはっきりさせてみました。 名前☆能力・技能☆性格・プロフィール 千歳 みさと☆火☆元素フェチの近鉄ファン。胡蝶とは喧嘩友達。人に物をあげるのが好き。 瑞貴 黎☆記憶力☆孤児で、人を信じられない性格。極度の活字中毒。生まれつき髪が真っ白。 刻詩 希斗☆水☆マイペースな「探し屋」。公園に掘っ建て小屋を(勝手に)作って住んでいる。 風林 みつき☆水ぱんだ(パンダぢゃなくて)をこよなく愛する、男嫌いの天然ペンギン女。 二見 美沙紀☆コウモリ並みの聴覚☆かなり口が達者なクールでシビアな人。理数人間さん。 時水夜 氷沙梓☆高く跳ぶ☆ハイテンションさん。人の目を盗んで行動するのが好き。運動が得意。 エル=クライシス☆居合術☆よその国から来た英語教師。せくしーなおねえさま。愛刀は『夜桜月鬼』。 草杉 珊瑚☆催眠術師(カウンセリング)☆心療科の医師。内面はだいぶ冷酷。趣味はマジック。 白崎 優香☆精神を操る☆一応いいところのお嬢様。良く壁に激突する最強のおっとりさん。 白羅 洸希☆物体転移☆面倒くさがり。口癖は「あとよろしく」。なにかとトラブルに巻き込まれる。 綾瀬 礼名☆風☆ゆったりほのぼののんびり屋。お茶のお姉さま。海月のいとこにあたる。 みい☆跳ぶ(滞空時間十数分)☆猫と会話可能の謎の人物、本名不明。図書館に良く出没。 一条 亜由菜☆格闘☆副生徒会長でチアリーデング部部長。幼い頃から星月学園で育ったひと。 季節四兄弟☆不明☆今のところ、細かいことがほぼ不明の謎の四兄弟。三男一女らしい。 これを書いて思ったこと・・・ 能力を長く書いている人は、性格を短く書かれるため損である(笑) まあ、実際に能力の説明に「あれも、これも」と長く書かれると、扇が引いちゃうんですけどね〜・・・・・・ さて、次はお久しぶりということで、星願月祈のキャラ紹介をやってみます。もちろん、ワケわからんやつもいます(笑) 名前☆能力・技能☆性格・プロフィール 青葉 千影☆?(相手の能力を相殺する)☆星願月祈の主人公。間違った想像を展開する謎の少女。 海月 聖也☆月(相手の能力を反射する)☆千影の先輩の一人、クラゲ頭なおにぃさん。 星野 貴英☆星(重力と真空を操る)☆千影の先輩の一人、聖也のライバル的の人。現在負傷中。 沙楽・カノン☆星(治癒能力)☆千影の後輩、聖也の異父兄弟。常にペットのbcと一緒にいる。 高田 玲羅☆音(現在封印中)☆千影の友人、美人なおねーさん。家族を一気に失った過去がある。 緋菜 泉☆氷☆沙楽のクラスにやってきた謎の転校生。その正体は本編にて。 アーリ・ジュエリー・フロンズローン☆鋼糸☆バンド『グレイスカイ』のヴォーカル。過激な人。 くま学園長☆???☆星月学園の学園長。謎に包まれたくまのぬいぐるみ。 えー、一応今まで登場したキャラを載せました。記入漏れは一応ありませんよね・・・? ふう、しかしまぁたっぷり書きましたね。時間かかりました。40分。いつも小説一つに一時間半かけているので、半分はすぎちゃいました。とりあえず、父上が帰ってくるまでに書かなきゃ・・・。 あ、そうそう。タイトルにも書いたお知らせ、です。 私が書くと言っていたオリジ小説、掲載が遅れます。何でかって言うと単純に、私が受験生だからです。星願月祈はみなさんに協力してもらっているのでなんとかなりますが、全部自分で描くオリジ小説は時間がかかってしまうので、ジュケンベンキョオが出来なくなってしまうのですね。それはさすがに大変なので、なんだかんだ言っていたけれど、オリジ小説を書くのはもーちょっと後にしよう、ということになりました。 ごめんなさいですね、自分で勝手に書いて置いて。まあ、いつか絶対書くので、それまでは、オリジ小説に注ぐつもりだった力を十二分に使った星願月祈でも読んで、待っていてください。 ではでは、やっとたどり着きました星願本編。お楽しみいただけたら幸いです。 ☆ミ________________________________ 星に願いを月に祈りを 第七話『彼女の光』 人には、人それぞれの『自分だけの星』があるそうです。 そして、その星は、その人の願いを受けて輝きを放つそうです。 その輝きは、純粋な願いほど強くなるそうです。 純粋な願いほどよく輝くというのなら、彼女の願いは太陽より光るでしょう。 「(ひそひそ)なあ、やっぱし、あいつが犯人だよな?」 「(ひそひそ)激あやしいですっ!」 「(ひそひそ)やっぱり、沙楽のことを襲うつもりなのかしら?」 ひそひそひそひそ、と千影達は、ドアの隙間から教室内を覗く。 教壇の前には、赤毛を腰まで伸ばした少女──緋菜泉が、生徒達に向かって自己紹介をしていた。 「あたしのネームはヒナ・イズミ! でも、これはトゥルー(本当)のネームじゃなくって偽名だから、とっても気をつけてね!」 (自分で偽名ってばらすなーーーーーーっ!!) 思わず、心の中で叫ぶ海月。 しかし、沙楽の教室内では、それを冗談と取ったらしく笑いが起きる。緊迫感は、当然ない。まあ、あの沙楽のクラスメイトだし。 「みんな、仲良くするように。では、HRを終わります」 先生がそう言うと、日直が「きりーつ」と言う。 HRが終わると、次の授業までしばらく業間休みになり、生徒達が出てくる。千影達は慌てて隠れようと立ち上がり、お約束通り転ぶ。 「あいたたたたた・・・」 一番下敷きになった玲羅がかさかさかさかさと腕を動かしている上で、海月は床にぶつけた頭をおさて起きあがる。 すると、目の前に人の顔があった。 「うわぁぁぁっ!?」 思わず声を上げる。 目の前にいたのは、いつの間にかやってきた泉だった。 「何よ、ヒバゴンを見たみたいな声を出さないでよ」 うるさそうに、泉は耳を押さえる。 「ひ・・・ヒバ?」 千影が呟くが、泉は無視して言葉を進める。 「アナタ、セイヤ・カイヅキよね?」 「そ、そーだけど・・・」 うつぶせの千影の上から起きあがれずに、海月は泉に答える。 「そう、やっぱりアナタだったのね・・・『月の一族』の長」 「!? どーして転校生のあんたが・・・・・・」 海月は、声にならない声を出す。 『月の一族』なんて古めかしい言葉を知っているひとは、そう居ない。この学園内では有名ではあるが、外から・・・しかも、口調からしてどう考えても帰国子女である泉が、そのことを知っているなんて意外すぎだった。 「セイヤ・カイヅキ! あんたはあたしがキル!!」 どびしぃっ! 泉は海月を指さした後、教室の中へと戻っていく。 「キル、って・・・はさみでか?」 「違うですなのっ!」 呆然としている海月に、泉とは違う声が降りかかる。 口調からして、沙楽以外の誰でもない。 「キルって、英語で「殺す」っていう意味ですなの! おにいさま、もうちょっとお勉強しなきゃだめですなの!」 「いや、お勉強しなきゃダメっつわれても・・・って、ええっ!? 俺殺されるのか!?」 「そうみたいですなの〜」 沙楽は泣きそうな顔をして、海月に視線を合わせてかがんだ。 「ご臨終様ですなの」 「いやまだ死んでないから! っていうか、助けろ沙楽!!」 冷や汗バリバリの海月。 そこに、再び泉が教室から出てきた。 「シャラ!」 泉が腰に手を当て、怒った様子で沙楽を呼ぶ。 「そんなヤツと話しちゃダメよ、シャラ! クラゲが移っちゃうわ!」 沙楽の腕をつかむと、泉はそのまま教室の中に引きずり込む。 「なんだ? あいつ、沙楽の味方・・・・・・?」 海月は、それを呆然と見て、呟く。 「なんだか、沙楽くんは大丈夫そうですね!」 のんきに、千影は笑って呟く。 「・・・・・・どうでも良くないけど、早くどいてくれない・・・?」 そこに、弱々しい玲羅の声が割って入った。 ・・・そして、時間が経過して放課後、寮内に海月の声が響く。 「何はともあれ、あいつ・・・緋菜泉? えーっと、その泉ってやつをとっちめるぞ!」 「どうやって?」 元気いっぱいに、海月はガッツポーズをする。そして、まだベッドから起きられない貴英のあっさりした言葉。 「沙楽をおとりにする」 「本気ですか!? 沙楽さんは貴方の大事な弟でしょう?」 慌てて、貴英は海月に訊ねる。 「大丈夫だ、泉は多分沙楽には害を与えないだろうな」 「何故そういえるのですか?」 「あいつはどうやら、沙楽にめろめろらしい」 海月は、沙楽から聞いたことを思い出す。 『なぁ沙楽、あいつ沙楽に嫌がらせとかやってきたか?』 『いいえ、そういうことはぜんぜんですなの。それどころか、とっても親切にしてくれたんですなの!』 『親切?』 『はいですなの。ぼくが消しゴムを落として困っていると消しゴムを貸してくれたり、お弁当の時間にぼくの好きなタコさんウインナーをくれたり、授業中にぼくが先生に当てられて、答えた答えが間違っていたら先生に抗議したり、HRの時間にぼくが配るはずだったプリントを配ってくれたり・・・』 『・・・途中に、使い方を間違えた『親切』がある気がするんだけど・・・』 『それとそれと、休み時間はしょっちゅうぼくのそばに来るんですなの。授業中も来ようとするんですなの』 『うーん・・・なんかベタ惚れされてるなぁ・・・』 『そうなんですなの〜・・・ぼくもよくわからないんですなの〜・・・』 『そうだ沙楽! 良いこと考えた!』 『な、なんですなの?』 『今日の放課後、あいつを屋上の呼び出してきてくれ!』 「というわけで、俺はさっそくだけど屋上へ行って来る」 「って、いつの間にか回想終了!?」 「早ッ」と貴英が思っている間に、椅子に腰掛けていた海月は立ち上がっていた。 「早く行かないと、千影達があいつの餌食にされちまうし」 「千影さん囮!?」 「千影だけじゃない、玲羅もだ」 「さっさと行って来なさいッ!!」 平然とした海月の言葉に、怒り爆発で貴英はケリを入れた。 「ててっ・・・ったく、ランボーなんだからよ・・・」 ぶつぶつ言って、海月は部屋から出ていく。 「どっちがですか・・・」 やれやれ、と貴英は肩をすくめる。 それから、閉まったドアに向かって呟いた。 「・・・無事に帰ってきてくださいね・・・」 「くぉら緋菜泉! 千影とか沙楽とか玲羅とかに手ぇだしたらタダじゃおかねぇぞっ!!」 どばんっ!! バカ大きな音を立てて、海月は屋上の入り口のドアを開けた。 そして、固まる。 「あ、おにいさま! 遅かったですなの〜♪」 「海月せんぱーい! お茶菓子食べます〜?」 「あら、セイヤ・カイヅキ。ホントに来たわ」 「嘘付いたって意味ないじゃない」 ずずー、とお茶を玲羅はすすった。 ・・・四人は、屋上にビニールシートを引いて、ミニお茶会を開いていた。 「っていうか、なんでそんなに和気あいあいなんだよ!? そいつは、貴英を病院送りにしかけた通り魔なんだぞ!!」 「失礼ね、別に病院に行かせるつもりなんて無かったわ」 ぷんぷん、とばかりに泉は立ち上がり、海月に向かって言う。 「じゃあ、全部白状しろ! 『陽の一族』ってのはなんだ!?」 「嘘よ」 「そーか、嘘か・・・・・・嘘!?」 「そう、嘘よ。たしかにそー名乗ったけど、それはアナタたちを混乱させるためのウ・ソ」 にこやかに、泉は海月に答える。 後ろでは、相変わらず三人がお茶会を開いているが。 「あたしは、ただアナタとタカヒデっていう彼の二人が、シャラを泣かしているのを見たから、リベンジ(復讐)してやろーって思っただけよ」 泉は、海月をにらみつけて言う。 「な、なんでお前が沙楽のためにそこまですんだよ? なんか縁があんのか?」 「もちろん、おーありよ!!」 びしっ! がつっ! 泉は、意味もなく空を指さしポーズを取る。 「なぜなら・・・あたしとシャラは、遙か昔から愛を誓い合ったフィアンセ(婚約者)同士なんですもの!!」 「・・・ぼく、泉さんと会ったのは今日が初めてですけど?」 どぴくひくっ!! 無意味にカッコつけて語った泉に、沙楽はナイスに一言答えた。 「しゃ・・・シャラ!? あたしのこと、忘れたの!?」 「はぁ・・・忘れた以前に知らないんですけど・・・」 泉に胸ぐら捕まれ、沙楽は海月に救出を求める視線を送りつつ、冷や汗を流す。 「そーいや、泉さんって偽名名乗ってるんでしょう? 本当の名前教えれば、さすがの沙楽くんも思い出すんじゃないですか?」 さすがに沙楽が哀れに思えたか、千影が助け船を出した。 「それもそうね! シャラ、耳の穴かっぽじいてよーく聞いてちょーだい!!」 ぱっ! びしぃっ!! 沙楽を解放し、泉は再び無意味なポーズを取って言った。 「あたしのトゥルーのネームはイズミ・カノン。シャラ、アナタの実の妹よ!!」 「・・・誰ですっけ?」 沙楽は、泉の大告白に向かって、一言答えたのだった。 「わ、忘れたの!? ホントに!? フォーゲット!! あたしよ、シャラがまだここに来る前、よく遊んだじゃない! あたし、シャラとはママが違う兄妹だけど・・・仲が良かったじゃない!!」 泉は、かなり必死で説明する。 それに、ぽんっと手を打ち、沙楽はかろうじて思い出した。 「ああっ、ぼくがすごく小さい頃に何度か遊んだ子! でも、ぼくとおかあさまが違う兄妹だなんて、はじめて知ったですなの〜。それに、ふぃあんせって言っても、それはおままごとでの話ですなの〜」 どガーン!!! ・・・と実際に音がしそうなくらい、泉は心不全気味ショックを受けた。そのまま、うつぶせに倒れていきそうだった。 そりゃそうだろう。愛し合う(?)婚約者と信じ切っていた異母兄が、自分のことを忘れていたのだから。果てには「すごく小さい頃に何度か遊んだ子」程度にしかとらえられていなかったなんて分かったら。 さらに、そこに追い打ちがかけられる。 「へへ〜ん、所詮その程度だったんだな、お前は! 大口たたいた割には、大したことねーじゃん」 復讐に燃える海月が、ここぞとばかりに悪口を言い連ねた。 「ウミツキ・・・・・・あんた、本気でいつかキル(殺す)!!!」 泉は、怒りに燃えたぎる瞳を海月に向けた。逆恨みが本当の恨みになった瞬間だった。 「ともかく!!」 どびしっ! 泉は、シャラを音が鳴りそうなくらいの勢いで指さした。 「あたし、諦めてないから! 絶対、真のフィアンセと認めさせてあげるわ!!」 何を諦めていないのだろうか? はぁやれやれ、とばかりに千影は肩をすくめ、呆れて心の中で呟いた。 「これから、新しい仲間も一人増えて、日々が更に退屈しなくなりそうです・・・」 続くデス、次回はやっとこさ読者キャララッシュデス☆ __________________________________ あああ゛、やぁぁぁぁぁっと終わったぁぁぁぁっ!! 4時から書き始めて、脱線し続けて早翌日・・・本気で書いてりゃ、6時には終わってたかなぁ・・・? 心: ダメダメですね。 どぎくっ! ・・・・・・この、効果音の前に「ど」ってつけるの、泉限定ですハイ。 心: まあ、勝手にしてください。 さて、裏話。 泉が沙楽の妹、ってのはずーっと昔から考えてました。母親が違うってのも。 理由は簡単、こうすれば海月と泉は完全な他人だからです(笑) 心: 意外と考えてるんですね。 意外だなんて心外な(笑) 心: なにはともあれ、次回は読者キャララッシュだそうで? 誰が出る予定ですか? 次回はれーなさんの予定です。その次は・・・どーしましょーねー・・・公民の資料集に載ってた、とある国の首都と同じ名前だったキトさんとか・・・ 心: どの国ですか、そりは・・・ 忘れました!!(どきっぱり) 心: ・・・・・・ではでは! あ、また勝手に終わらせるつもりだ。 心: 次回もお楽しみに!! ではでは〜☆ |
15250 | Re:星願月祈第七話『彼女の光』&募集とお知らせ | れい E-mail | 5/4-01:24 |
記事番号15249へのコメント お久しぶりです★一番乗りぃっ!(の、ハズ)いやぁ、「今日は何となく扇さんが書かれる予感…」みたいなカンジがしまして。有難うマイ予感!(何語!?) 扇さん受験生の方だったのですね。実は私も(汗) ええと、今回は募集案を幾つかあげさせて頂きます。まあショートショートも書きますけどね(笑) ハプニング&イベント案: あのでかい裏山の草むしりのアルバイトを誰か(え?)が募集している(何だそりゃあああ!)とか。因みにそのバイト料はべらぼうに高いが、(そのかわり1週間若しくは1ヶ月程度/扇さんに任せます←をい/後払い)誰もが1日経たずしてやめているとか。物凄くキツ〜いバイト。 穴場スポット案: 校長室のぬいぐるみ基校長先生の座っている椅子をどかし、何らかのパスワードを言うと隠し扉&秘密の階段があり、更に進むとそこにはナント兎に角広い部屋(ホール?)があり、そして校長先生にくりそつなぬいぐるみ達がぎっしりと詰まっている!…あ、前私が言った「校長先生を探せ!」ネタ(?)とリンクして頂ければ恐縮です。まあ却下OKですが。 学校伝説案: 不順な動機で(例:教師の給料を盗む等。←いるのか?)学校へ入った者が廊下を歩くと、タイルがはずれる様に仕掛けてあり、その階の床下とその階の下の天井の合間に仕込んであるベルトコンベアー(逃げられない様電気ショック付き)に運ばれて「地獄の拷問室」(ネームセンスないんです…)とゆー分かりやすい名前の部屋に連れていかれ…あああこれ以上は怖くて言えません!(をい) かなり無理ありそうですね(汗)でもこういうの考えるのは凄く好きなんですよ★ それでは、また…。 かしこ。 |
15268 | 素晴らしいです、ユー予感!!! | 葵楓 扇 | 5/4-22:28 |
記事番号15250へのコメント れいさんは No.15250「Re:星願月祈第七話『彼女の光』&募集とお知らせ」で書きました。 >お久しぶりです★一番乗りぃっ!(の、ハズ)いやぁ、「今日は何となく扇さんが書かれる予感…」みたいなカンジがしまして。有難うマイ予感!(何語!?) おひさしです〜。一番ですね〜、ビバです。 >扇さん受験生の方だったのですね。実は私も(汗) じゅけんせーですー。 バカバカしーくらい、モロじゅけんせーですー。 >ええと、今回は募集案を幾つかあげさせて頂きます。まあショートショートも書きますけどね(笑) よろしくです(笑) ネタが出来たら、募集案にせずにショートに使ってもOKですよ。 >ハプニング&イベント案: > あのでかい裏山の草むしりのアルバイトを誰か(え?)が募集している(何だそりゃあああ!)とか。因みにそのバイト料はべらぼうに高いが、(そのかわり1週間若しくは1ヶ月程度/扇さんに任せます←をい/後払い)誰もが1日経たずしてやめているとか。物凄くキツ〜いバイト。 嫌なバイトだ(笑) >穴場スポット案: > 校長室のぬいぐるみ基校長先生の座っている椅子をどかし、何らかのパスワードを言うと隠し扉&秘密の階段があり、更に進むとそこにはナント兎に角広い部屋(ホール?)があり、そして校長先生にくりそつなぬいぐるみ達がぎっしりと詰まっている!…あ、前私が言った「校長先生を探せ!」ネタ(?)とリンクして頂ければ恐縮です。まあ却下OKですが。 ああ、いつかのDQを思い出す・・・(笑) >学校伝説案: > 不順な動機で(例:教師の給料を盗む等。←いるのか?)学校へ入った者が廊下を歩くと、タイルがはずれる様に仕掛けてあり、その階の床下とその階の下の天井の合間に仕込んであるベルトコンベアー(逃げられない様電気ショック付き)に運ばれて「地獄の拷問室」(ネームセンスないんです…)とゆー分かりやすい名前の部屋に連れていかれ…あああこれ以上は怖くて言えません!(をい) いや、それは学校として何とやら(笑) >かなり無理ありそうですね(汗)でもこういうの考えるのは凄く好きなんですよ★ いえいえ、無理ありもOK! どれも、出来るだけ使用させてもらいます!!! ありがとうございましたです! >それでは、また…。 >かしこ。 ではでは〜☆ |
15258 | Re:星願月祈第七話『彼女の光』&募集とお知らせ | 神無月遊芽 E-mail URL | 5/4-13:13 |
記事番号15249へのコメント > こんにちは、扇です。 > 久方ぶりの星願月祈です。なんだかちょっと懐かしいです。タイトルの書き方を忘れたのはいつものことですが。 こんにちは扇さん…。 うっうっ…一度書き込もうとしたらタイトル書くの忘れてパーに…。 というわけで、感想は手短に書きます。気力ないので…(泣) >「あたしのネームはヒナ・イズミ! でも、これはトゥルー(本当)のネームじゃなくって偽名だから、とっても気をつけてね!」 >(自分で偽名ってばらすなーーーーーーっ!!) > 思わず、心の中で叫ぶ海月。 そうですわね(笑) それに気をつけてといわれても、何に気をつけろをいうのでしょう(笑) >「セイヤ・カイヅキ! あんたはあたしがキル!!」 > どびしぃっ! > 泉は海月を指さした後、教室の中へと戻っていく。 >「キル、って・・・はさみでか?」 ナイスボケ。 >「ご臨終様ですなの」 >「いやまだ死んでないから! っていうか、助けろ沙楽!!」 沙楽君ったら、はやとちりさんv >『親切?』 >『はいですなの。ぼくが消しゴムを落として困っていると消しゴムを貸してくれたり、お弁当の時間にぼくの好きなタコさんウインナーをくれたり、授業中にぼくが先生に当てられて、答えた答えが間違っていたら先生に抗議したり、HRの時間にぼくが配るはずだったプリントを配ってくれたり・・・』 >『・・・途中に、使い方を間違えた『親切』がある気がするんだけど・・・』 大分間違えてますねー。 >「なぜなら・・・あたしとシャラは、遙か昔から愛を誓い合ったフィアンセ(婚約者)同士なんですもの!!」 そうだったんですかー…知りませんでした(当たり前) >「あたしのトゥルーのネームはイズミ・カノン。シャラ、アナタの実の妹よ!!」 あらあら、更なる真実が☆ >「ああっ、ぼくがすごく小さい頃に何度か遊んだ子! でも、ぼくとおかあさまが違う兄妹だなんて、はじめて知ったですなの〜。それに、ふぃあんせって言っても、それはおままごとでの話ですなの〜」 > どガーン!!! おかわいそうに。 本気で短くてごめんなさい。 それではー。 神無月遊芽 |
15267 | 消えますか? | 葵楓 扇 | 5/4-22:18 |
記事番号15258へのコメント 神無月遊芽さんは No.15258「Re:星願月祈第七話『彼女の光』&募集とお知らせ」で書きました。 >> こんにちは、扇です。 >> 久方ぶりの星願月祈です。なんだかちょっと懐かしいです。タイトルの書き方を忘れたのはいつものことですが。 > こんにちは扇さん…。 > うっうっ…一度書き込もうとしたらタイトル書くの忘れてパーに…。 > というわけで、感想は手短に書きます。気力ないので…(泣) こんにちは、扇です。 うーにゅ、大変だったようですね・・・ でも、私確かめてみましたが、タイトル書き忘れてもパーにはなりませんでした・・・ っていうか、たまにクッキー消えて名前書き忘れてるときがあるんですけど、一度もパーにはなりませんでした(爆) >>「あたしのネームはヒナ・イズミ! でも、これはトゥルー(本当)のネームじゃなくって偽名だから、とっても気をつけてね!」 >>(自分で偽名ってばらすなーーーーーーっ!!) >> 思わず、心の中で叫ぶ海月。 > そうですわね(笑) > それに気をつけてといわれても、何に気をつけろをいうのでしょう(笑) 泉のバックに付いている、謎の秘密結社(笑) そこではみんなはコードネームで呼び合い、二人一組で行動する賞金稼ぎだったり(ワンピース)、謎の薬で子供になったり(コナン)・・・ >>「セイヤ・カイヅキ! あんたはあたしがキル!!」 >> どびしぃっ! >> 泉は海月を指さした後、教室の中へと戻っていく。 >>「キル、って・・・はさみでか?」 > ナイスボケ。 まあ、一般高校生は「KILL」なんて知らないでしょう(嘘) >>「ご臨終様ですなの」 >>「いやまだ死んでないから! っていうか、助けろ沙楽!!」 > 沙楽君ったら、はやとちりさんv まあ、あの沙楽ですからv(爆) >>『親切?』 >>『はいですなの。ぼくが消しゴムを落として困っていると消しゴムを貸してくれたり、お弁当の時間にぼくの好きなタコさんウインナーをくれたり、授業中にぼくが先生に当てられて、答えた答えが間違っていたら先生に抗議したり、HRの時間にぼくが配るはずだったプリントを配ってくれたり・・・』 >>『・・・途中に、使い方を間違えた『親切』がある気がするんだけど・・・』 > 大分間違えてますねー。 まあ、沙楽ですし(をい) >>「なぜなら・・・あたしとシャラは、遙か昔から愛を誓い合ったフィアンセ(婚約者)同士なんですもの!!」 > そうだったんですかー…知りませんでした(当たり前) そーですね、だいたい泉の独りよがりだし(ひどい) >>「あたしのトゥルーのネームはイズミ・カノン。シャラ、アナタの実の妹よ!!」 > あらあら、更なる真実が☆ 最初、「単なる真実」と読んでしまいました(笑) >>「ああっ、ぼくがすごく小さい頃に何度か遊んだ子! でも、ぼくとおかあさまが違う兄妹だなんて、はじめて知ったですなの〜。それに、ふぃあんせって言っても、それはおままごとでの話ですなの〜」 >> どガーン!!! > おかわいそうに。 泉だし(謎) > 本気で短くてごめんなさい。 いや、まあ・・・はあ・・・(爆) だいじょぶですよ、心意気があれば。 > それではー。 > 神無月遊芽 ではでは〜☆ |
15270 | ご苦労様っす〜(^^;) | れーな E-mail | 5/4-23:08 |
記事番号15249へのコメント 葵楓 扇さんは No.15249「星願月祈第七話『彼女の光』&募集とお知らせ」で書きました。 > こんにちは、扇です。 ほいさっさ。こんばんわお久しぶり?れーなだったりします(当たり前です) > 久方ぶりの星願月祈です。なんだかちょっと懐かしいです。タイトルの書き方を忘れたのはいつものことですが。 そんな時はめげずに過去の記事をチェックだーっ!あたしもよくやるよ、うん。 > えー、みなさんお元気でしょうか? おひさしです(今更あいさつかい?)。 元気です。眠いです。寝ます(待て) > では、全員集合ー。星願がはじまるよ、パソコンの前にスタンバイだー(棒読 み) 8時だよ・・・的な感じで? > ふう、しかしまぁたっぷり書きましたね。時間かかりました。40分。いつも小説一つに一時間半かけているので、半分はすぎちゃいました。とりあえず、父上が帰ってくるまでに書かなきゃ・・・。 ああら40分・・・。あたしも投稿には大抵1時間ほどかけまふ・・・。下書き見ながらって時間かかるのねぃ・・・。 > あ、そうそう。タイトルにも書いたお知らせ、です。 > 私が書くと言っていたオリジ小説、掲載が遅れます。何でかって言うと単純に、私が受験生だからです。星願月祈はみなさんに協力してもらっているのでなんとかなりますが、全部自分で描くオリジ小説は時間がかかってしまうので、ジュケンベンキョオが出来なくなってしまうのですね。それはさすがに大変なので、なんだかんだ言っていたけれど、オリジ小説を書くのはもーちょっと後にしよう、ということになりました。 あー受験生だったんすかー。そっか受験生かー・・・。うん、それは頑張らないかんと思うにょ。頑張ってにょ。 > 教壇の前には、赤毛を腰まで伸ばした少女──緋菜泉が、生徒達に向かって自己紹介をしていた。 >「あたしのネームはヒナ・イズミ! でも、これはトゥルー(本当)のネームじゃなくって偽名だから、とっても気をつけてね!」 >(自分で偽名ってばらすなーーーーーーっ!!) > 思わず、心の中で叫ぶ海月。 だめぢゃん?(笑)いや、ホントのをバラしてないからいいのか?とっても何に気を付けようか・・・(笑) >「セイヤ・カイヅキ! あんたはあたしがキル!!」 > どびしぃっ! > 泉は海月を指さした後、教室の中へと戻っていく。 >「キル、って・・・はさみでか?」 いや、普通は刀とかさぁ(爆) >「違うですなのっ!」 > 呆然としている海月に、泉とは違う声が降りかかる。 > 口調からして、沙楽以外の誰でもない。 >「キルって、英語で「殺す」っていう意味ですなの! おにいさま、もうちょっとお勉強しなきゃだめですなの!」 あ、そっちすか(笑)勉強しなおしてくるわ(笑) > 沙楽は泣きそうな顔をして、海月に視線を合わせてかがんだ。 >「ご臨終様ですなの」 >「いやまだ死んでないから! っていうか、助けろ沙楽!!」 何気に酷いし紗羅(笑) >『親切?』 >『はいですなの。ぼくが消しゴムを落として困っていると消しゴムを貸してくれたり、お弁当の時間にぼくの好きなタコさんウインナーをくれたり、授業中にぼくが先生に当てられて、答えた答えが間違っていたら先生に抗議したり、HRの時間にぼくが配るはずだったプリントを配ってくれたり・・・』 >『・・・途中に、使い方を間違えた『親切』がある気がするんだけど・・・』 ええっと・・・・・・ズバリ先生に抗議ってトコ・・・よね(笑) >「早く行かないと、千影達があいつの餌食にされちまうし」 >「千影さん囮!?」 >「千影だけじゃない、玲羅もだ」 >「さっさと行って来なさいッ!!」 > 平然とした海月の言葉に、怒り爆発で貴英はケリを入れた。 囮多し(笑) >「あ、おにいさま! 遅かったですなの〜♪」 >「海月せんぱーい! お茶菓子食べます〜?」 >「あら、セイヤ・カイヅキ。ホントに来たわ」 >「嘘付いたって意味ないじゃない」 > ずずー、とお茶を玲羅はすすった。 > ・・・四人は、屋上にビニールシートを引いて、ミニお茶会を開いていた。 あー・・・和やか♪仲良しさんは良いことよね♪(笑) >「じゃあ、全部白状しろ! 『陽の一族』ってのはなんだ!?」 >「嘘よ」 >「そーか、嘘か・・・・・・嘘!?」 >「そう、嘘よ。たしかにそー名乗ったけど、それはアナタたちを混乱させるためのウ・ソ」 うあ(笑)重要そうで嘘か(笑) >「なぜなら・・・あたしとシャラは、遙か昔から愛を誓い合ったフィアンセ(婚約者)同士なんですもの!!」 >「・・・ぼく、泉さんと会ったのは今日が初めてですけど?」 > どぴくひくっ!! > 無意味にカッコつけて語った泉に、沙楽はナイスに一言答えた。 あー・・・誰かフォローしろ(笑) >「それもそうね! シャラ、耳の穴かっぽじいてよーく聞いてちょーだい!!」 > ぱっ! びしぃっ!! > 沙楽を解放し、泉は再び無意味なポーズを取って言った。 >「あたしのトゥルーのネームはイズミ・カノン。シャラ、アナタの実の妹よ!!」 >「・・・誰ですっけ?」 > 沙楽は、泉の大告白に向かって、一言答えたのだった。 んー・・・もうフォロー無理?(笑)ってゆーか妹だったんだー・・・性格激違(笑) >「わ、忘れたの!? ホントに!? フォーゲット!! あたしよ、シャラがまだここに来る前、よく遊んだじゃない! あたし、シャラとはママが違う兄妹だけど・・・仲が良かったじゃない!!」 > 泉は、かなり必死で説明する。 あ、異母兄妹なら性格違ってもしかたないかぁ(つーか関係ないし) > それに、ぽんっと手を打ち、沙楽はかろうじて思い出した。 >「ああっ、ぼくがすごく小さい頃に何度か遊んだ子! でも、ぼくとおかあさまが違う兄妹だなんて、はじめて知ったですなの〜。それに、ふぃあんせって言っても、それはおままごとでの話ですなの〜」 > どガーン!!! > ・・・と実際に音がしそうなくらい、泉は心不全気味ショックを受けた。そのまま、うつぶせに倒れていきそうだった。 うーん・・・紗羅ってば極悪非道なんだから☆(笑) >「これから、新しい仲間も一人増えて、日々が更に退屈しなくなりそうです・・・」 ・・・仲間になったの?(笑)愉快な仲間たち?(笑) > 続くデス、次回はやっとこさ読者キャララッシュデス☆ 楽しみデスデス☆ > あああ゛、やぁぁぁぁぁっと終わったぁぁぁぁっ!! > 4時から書き始めて、脱線し続けて早翌日・・・本気で書いてりゃ、6時には終わってたかなぁ・・・? えとぉ・・・・・・午前1時?!(汗)えーっと・・・・・・9時間くらい・・・? >心: ダメダメですね。 > どぎくっ! > ・・・・・・この、効果音の前に「ど」ってつけるの、泉限定ですハイ。 さいですか。ハイ。 > さて、裏話。 > 泉が沙楽の妹、ってのはずーっと昔から考えてました。母親が違うってのも。 > 理由は簡単、こうすれば海月と泉は完全な他人だからです(笑) ・・・他人じゃないとダメなん?? >心: なにはともあれ、次回は読者キャララッシュだそうで? 誰が出る予定ですか? > 次回はれーなさんの予定です。その次は・・・どーしましょーねー・・・公民の資料集に載ってた、とある国の首都と同じ名前だったキトさんとか・・・ あ、ありがとさんでし☆楽しみでっし☆ キトさん・・・?首都だったんですか・・・!(←誤解してない?) >心: どの国ですか、そりは・・・ > 忘れました!!(どきっぱり) ぬう。ならあたしも調べてみっかなぁ・・・。 >心: ・・・・・・ではでは! > あ、また勝手に終わらせるつもりだ。 >心: 次回もお楽しみに!! > ではでは〜☆ 待ってるにょ〜♪ んではまた☆れーなでしたんv |
15281 | 日々を生きゆかん・・・(謎) | 葵楓 扇 | 5/5-16:30 |
記事番号15270へのコメント れーなさんは No.15270「ご苦労様っす〜(^^;)」で書きました。 >> こんにちは、扇です。 >ほいさっさ。こんばんわお久しぶり?れーなだったりします(当たり前です) こにゃんちわです。おひさかしら? >> 久方ぶりの星願月祈です。なんだかちょっと懐かしいです。タイトルの書き方を忘れたのはいつものことですが。 >そんな時はめげずに過去の記事をチェックだーっ!あたしもよくやるよ、うん。 実は今回の不安はもう一つ、「ほんとに第七話でいいのか」(笑) 過去記事は・・・いつも重いから見るのヤなんです(^^;) >> えー、みなさんお元気でしょうか? おひさしです(今更あいさつかい?)。 >元気です。眠いです。寝ます(待て) 私も寝たいです。 でも、何故か夢にサザンオールスターズとチャゲ&アスカとゼルとヴァルと金田一少年が出てきて、安眠できませんでした(ホントに、なんでこんな夢見たんでしょうね〜?) >> では、全員集合ー。星願がはじまるよ、パソコンの前にスタンバイだー(棒読 >み) >8時だよ・・・的な感じで? そんな感じで。 >> ふう、しかしまぁたっぷり書きましたね。時間かかりました。40分。いつも小説一つに一時間半かけているので、半分はすぎちゃいました。とりあえず、父上が帰ってくるまでに書かなきゃ・・・。 >ああら40分・・・。あたしも投稿には大抵1時間ほどかけまふ・・・。下書き見ながらって時間かかるのねぃ・・・。 下書き書いてないからなー・・・ 初めて下書きした「地球防衛軍109襲来編」はすごく早く終わっちゃいました(爆) >> あ、そうそう。タイトルにも書いたお知らせ、です。 >> 私が書くと言っていたオリジ小説、掲載が遅れます。何でかって言うと単純に、私が受験生だからです。星願月祈はみなさんに協力してもらっているのでなんとかなりますが、全部自分で描くオリジ小説は時間がかかってしまうので、ジュケンベンキョオが出来なくなってしまうのですね。それはさすがに大変なので、なんだかんだ言っていたけれど、オリジ小説を書くのはもーちょっと後にしよう、ということになりました。 >あー受験生だったんすかー。そっか受験生かー・・・。うん、それは頑張らないかんと思うにょ。頑張ってにょ。 とりあえず、がんばるです。 >> 教壇の前には、赤毛を腰まで伸ばした少女──緋菜泉が、生徒達に向かって自己紹介をしていた。 >>「あたしのネームはヒナ・イズミ! でも、これはトゥルー(本当)のネームじゃなくって偽名だから、とっても気をつけてね!」 >>(自分で偽名ってばらすなーーーーーーっ!!) >> 思わず、心の中で叫ぶ海月。 >だめぢゃん?(笑)いや、ホントのをバラしてないからいいのか?とっても何に気を付けようか・・・(笑) とりあえず、泉の言動に気をつける、と。 >>「セイヤ・カイヅキ! あんたはあたしがキル!!」 >> どびしぃっ! >> 泉は海月を指さした後、教室の中へと戻っていく。 >>「キル、って・・・はさみでか?」 >いや、普通は刀とかさぁ(爆) 銃刀法違反で逮捕する! っていうか、泉外人だから、刀知らないかも。 >>「違うですなのっ!」 >> 呆然としている海月に、泉とは違う声が降りかかる。 >> 口調からして、沙楽以外の誰でもない。 >>「キルって、英語で「殺す」っていう意味ですなの! おにいさま、もうちょっとお勉強しなきゃだめですなの!」 >あ、そっちすか(笑)勉強しなおしてくるわ(笑) 行ってらっしゃーい♪(笑) >> 沙楽は泣きそうな顔をして、海月に視線を合わせてかがんだ。 >>「ご臨終様ですなの」 >>「いやまだ死んでないから! っていうか、助けろ沙楽!!」 >何気に酷いし紗羅(笑) というか、その漢字だともう沙楽の原型とどめてませんぜ、れーちゃんさん(笑) >>『親切?』 >>『はいですなの。ぼくが消しゴムを落として困っていると消しゴムを貸してくれたり、お弁当の時間にぼくの好きなタコさんウインナーをくれたり、授業中にぼくが先生に当てられて、答えた答えが間違っていたら先生に抗議したり、HRの時間にぼくが配るはずだったプリントを配ってくれたり・・・』 >>『・・・途中に、使い方を間違えた『親切』がある気がするんだけど・・・』 >ええっと・・・・・・ズバリ先生に抗議ってトコ・・・よね(笑) そーでごわす(笑) >>「早く行かないと、千影達があいつの餌食にされちまうし」 >>「千影さん囮!?」 >>「千影だけじゃない、玲羅もだ」 >>「さっさと行って来なさいッ!!」 >> 平然とした海月の言葉に、怒り爆発で貴英はケリを入れた。 >囮多し(笑) まあ、海月でござりまするので(謎) >>「あ、おにいさま! 遅かったですなの〜♪」 >>「海月せんぱーい! お茶菓子食べます〜?」 >>「あら、セイヤ・カイヅキ。ホントに来たわ」 >>「嘘付いたって意味ないじゃない」 >> ずずー、とお茶を玲羅はすすった。 >> ・・・四人は、屋上にビニールシートを引いて、ミニお茶会を開いていた。 >あー・・・和やか♪仲良しさんは良いことよね♪(笑) まあ、この四人は多分仲吉さん達ですので(漢字一部違うし) >>「じゃあ、全部白状しろ! 『陽の一族』ってのはなんだ!?」 >>「嘘よ」 >>「そーか、嘘か・・・・・・嘘!?」 >>「そう、嘘よ。たしかにそー名乗ったけど、それはアナタたちを混乱させるためのウ・ソ」 >うあ(笑)重要そうで嘘か(笑) 嘘です(笑) >>「なぜなら・・・あたしとシャラは、遙か昔から愛を誓い合ったフィアンセ(婚約者)同士なんですもの!!」 >>「・・・ぼく、泉さんと会ったのは今日が初めてですけど?」 >> どぴくひくっ!! >> 無意味にカッコつけて語った泉に、沙楽はナイスに一言答えた。 >あー・・・誰かフォローしろ(笑) そんな知恵のある人は居ません(笑) >>「それもそうね! シャラ、耳の穴かっぽじいてよーく聞いてちょーだい!!」 >> ぱっ! びしぃっ!! >> 沙楽を解放し、泉は再び無意味なポーズを取って言った。 >>「あたしのトゥルーのネームはイズミ・カノン。シャラ、アナタの実の妹よ!!」 >>「・・・誰ですっけ?」 >> 沙楽は、泉の大告白に向かって、一言答えたのだった。 >んー・・・もうフォロー無理?(笑)ってゆーか妹だったんだー・・・性格激違(笑) 母親違うので(爆) >>「わ、忘れたの!? ホントに!? フォーゲット!! あたしよ、シャラがまだここに来る前、よく遊んだじゃない! あたし、シャラとはママが違う兄妹だけど・・・仲が良かったじゃない!!」 >> 泉は、かなり必死で説明する。 >あ、異母兄妹なら性格違ってもしかたないかぁ(つーか関係ないし) でも、微妙に「ボケ」なところが似てるのでは(謎) >> それに、ぽんっと手を打ち、沙楽はかろうじて思い出した。 >>「ああっ、ぼくがすごく小さい頃に何度か遊んだ子! でも、ぼくとおかあさまが違う兄妹だなんて、はじめて知ったですなの〜。それに、ふぃあんせって言っても、それはおままごとでの話ですなの〜」 >> どガーン!!! >> ・・・と実際に音がしそうなくらい、泉は心不全気味ショックを受けた。そのまま、うつぶせに倒れていきそうだった。 >うーん・・・紗羅ってば極悪非道なんだから☆(笑) 思ったことをそのまま言うので(笑) >>「これから、新しい仲間も一人増えて、日々が更に退屈しなくなりそうです・・・」 >・・・仲間になったの?(笑)愉快な仲間たち?(笑) うむ(笑)←否定しろヨ >> 続くデス、次回はやっとこさ読者キャララッシュデス☆ >楽しみデスデス☆ よろしくデス☆ >> あああ゛、やぁぁぁぁぁっと終わったぁぁぁぁっ!! >> 4時から書き始めて、脱線し続けて早翌日・・・本気で書いてりゃ、6時には終わってたかなぁ・・・? >えとぉ・・・・・・午前1時?!(汗)えーっと・・・・・・9時間くらい・・・? かなり(笑) >>心: ダメダメですね。 >> どぎくっ! >> ・・・・・・この、効果音の前に「ど」ってつけるの、泉限定ですハイ。 >さいですか。ハイ。 ホイ。 >> さて、裏話。 >> 泉が沙楽の妹、ってのはずーっと昔から考えてました。母親が違うってのも。 >> 理由は簡単、こうすれば海月と泉は完全な他人だからです(笑) >・・・他人じゃないとダメなん?? こういうやりとりをしたいので。 海月: まっ、同じ沙楽の兄弟同士、仲良く行こうぜ! 泉: あたしとあんたは兄弟じゃないわ! オコトワリよ!! >>心: なにはともあれ、次回は読者キャララッシュだそうで? 誰が出る予定ですか? >> 次回はれーなさんの予定です。その次は・・・どーしましょーねー・・・公民の資料集に載ってた、とある国の首都と同じ名前だったキトさんとか・・・ >あ、ありがとさんでし☆楽しみでっし☆ >キトさん・・・?首都だったんですか・・・!(←誤解してない?) 見かけたときは衝撃でした(笑) >>心: どの国ですか、そりは・・・ >> 忘れました!!(どきっぱり) >ぬう。ならあたしも調べてみっかなぁ・・・。 カタカナの名前の国でした・・・ >>心: ・・・・・・ではでは! >> あ、また勝手に終わらせるつもりだ。 >>心: 次回もお楽しみに!! >> ではでは〜☆ >待ってるにょ〜♪ >んではまた☆れーなでしたんv ではでは〜☆ |
15278 | ショートショート〜其れは既に忘れ去られようとしている出来事〜 | れい E-mail | 5/5-13:14 |
記事番号15249へのコメント >青葉 千影☆?(相手の能力を相殺する)☆星願月祈の主人公。間違った想像を展開する謎の少女。 > >海月 聖也☆月(相手の能力を反射する)☆千影の先輩の一人、クラゲ頭なおにぃさん。 > >星野 貴英☆星(重力と真空を操る)☆千影の先輩の一人、聖也のライバル的の人。現在負傷中。 > >沙楽・カノン☆星(治癒能力)☆千影の後輩、聖也の異父兄弟。常にペットのbcと一緒にいる。 > >高田 玲羅☆音(現在封印中)☆千影の友人、美人なおねーさん。家族を一気に失った過去がある。 > >緋菜 泉☆氷☆沙楽のクラスにやってきた謎の転校生。その正体は本編にて。 > >アーリ・ジュエリー・フロンズローン☆鋼糸☆バンド『グレイスカイ』のヴォーカル。過激な人。 > >くま学園長☆???☆星月学園の学園長。謎に包まれたくまのぬいぐるみ。 > どーも、今日和★ 早速ショートショート書きました。 あ、もしかしたら私の知り合いのRが「参加したいっ!」と申しておりますので宜しく〜。 今回の御話は黎と希斗さんが初めて出会った御話です。希斗さん書きやすいんですよ(笑) 因みに、「ノックノックジョーク」と言うのは、アメリカの1種の言葉遊び、みたいなものです。 例:「KNOCK,KNOCK(ノック、ノック)」「WHO’S THERE(其処にいるのは誰)?」「KEN/健」「KEN WHO(健、誰さん)?」「KEN I COME?(CAN I COME?/入って良いですか?をひっかけたもの)」 まあアメリカンな駄洒落…かな。「KEN I」の発音と「CAN I」の発音が似ているので。 因みに何故希斗さんが知っているのかはナゾです(をい)でも私は↑これ好きですよ〜。説明が判り難かったらすみません…ヘタなもんで(じゃあ書くなよ) では! +++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ショートショート〜其れは既に忘れ去られようとしている過去の出来事〜 そう、あれは忘れもしない(否、忘れたくとも忘れることが不可能なのだが)出来事だ。 其れは今から数年前の出来事―――。 「失礼…玲羅はおられるか?」 私は新聞部の所へ伺っていた。 「いるけど…あら黎さん。どうしたんですか?」 「否、最近変わった事は無いかと…どうも退屈で。図書館の本も大分読んだしな」 「そうですか…ええっと…」 彼女は私より1歳年下だが、新聞部内での知り合いは彼女以外にいなかった(同学年の人は単なるクラスメイトであり、話をした事すらなかったのである) 彼女と知り合ったのはついこないだの文化祭の時、偶然知り合った…ただ其れだけなのだが、彼女に何となく惹かれるものを感じ、それから私はこうやってちょくちょく新聞部の所へ伺っている。 「あ、そうそう、学園に公園があるじゃないですか、そこに小さい木造の小屋があるんですが…」 「ああ、あれか」 「あそこに、確か…刻詩希斗って言う人が住みついてるらしいです。何でも、『探し屋』という商売…みたいなものをやっているそうですよ」 「探し屋…?」 「ええ。何か探し物があれば、行ってみたらどうです?」 「そうか…いやすまないな、手を煩わせた。感謝致す、ではこれにて」 「探し屋…、か。一つ、其の腕を確かめさせて頂こう。ちょうど、探している本がある事だしな」 私は新聞部の部室を出て、そう呟いた。 「ここか…確かに、人の住む気配があるが…」 こんこん。 「だあれ?」 …普通「どうぞ」と返事するのではなかろうか? 「黎、と申します」 「何黎さん?」 「……瑞貴黎、です」 「…だめでふよ、それじゃあ!『ノックノックジョーク』になってないじゃあないでふかっ!」 をい…何時誰がノックノックジョークを致すと申したんだ…。序に申すと私はあれは苦手だ。 うーむ…まあいい、兎に角入ろう。 ぎぎぃ、っと、ドアを開ける。 其処には、1人の少女と、3匹の犬が佇んでいた。「初めまして、刻詩希斗君。早速だがなくした物があるので探して頂きたい」 「はい。瑞貴黎さん、宜しく御願いします☆あ、タメ口&呼び捨てでOKでふよ。…それで、探し物は何でふか?」 「ミヒャエル・アンデ作の『スモモ』」 「…あ、あのファンタジー作家の!あたしもミヒャエルさん好きでふ☆…ってそれはいいとして、何時なくしたんですか?」 「昨日の4時39分」 ま、設定はこんなとこで良いだろう。 「く…詳しいですね…」 「自分の技能故だ。此ればかりはどうしようもない。それより、出来るだけ早く探し出して頂きたい。勿論報酬は払うが」 「はい、任せて下さい☆…あ、ところで、黎さんの技能は何ですか?あたしは、水を操る能力なんですけど」 「自分か?…ああ、一言で表すならば記憶、だな。1度記憶したものは絶対に一生忘れない、と言うものだ」 「凄い技能じゃないでふか!」 「否、そのかわり五感の力其のものが極端に弱く、コンタクトや補聴器、補臭器が手放せない…不便な能力だよ。悩みもある」 「そうでふか…じゃ、行ってきまふ☆」 「頼んだぞ。自分は花丸図書館で待っている」 さて、腕の確かめ所…だな。 「黎さん…見つけました」 2時間27分9秒。ふむ…。 「そうか、有難う。其れにしては、えらく納得出来ぬ顔をされてるが?」 「…此の本、貴女の寮にあったんでふけど」 「それで?」 「貴女、『なくなった』じゃなくて、『なくした』と言ってましたよね」 「確かに」 …ばれたかな。 「貴女の能力があれば、そんな依頼する必要無い筈。…若しかして、唯単に、思い出すのが面倒で依頼したんでふか?」 ずべしゃっ。 …ズレてる。何か違うだろ、それは。 まあ説明したらもっとズレた展開が大口を開けてそうだからやめておこう。 「まあ、そんな所だ。悪かったな、試すみたいで」 実際は本当に腕を試させて頂く意味であんな依頼をでっちあげたのだが… 「そうそう、約束の報酬を払わなければ。今から再びになるが自分の寮にお越し頂きたい」 「はあ」 「ええと、ここにしまっておいた…あった」 私はある一冊の本を取り出した。 「此れ…何でふか?」 「本以外の何物でもないぞ」 「いえあの…」 「もう少し詳しく申すと…外国語の辞書のようなもの、になるか」 自分の腕より太い幅の辞書を、私はよっこらせっと希斗に手渡した。 表紙にでかでかと、「1日で判る外国語!」とある。…それにしても、1日で読めるのか、これは。 「希斗の姿はよく図書館で見かけるからな。本好きであろう?」 「いやそれはそうなんでふけど…何か違いません?」 「何を言う、3日前、偶然聞えたが、図書館で『この本読みたいけど外国語じゃ分かんない』と言ってたではないか」 「…ううっ、確かに」 「なら話は早い。此の本は確かに外国語の辞書(のようなもの)だが、此れを読めばあの本程度であればすぐ理解出来る」 実際私はその体験者だしな。読むのに飲まず食わずでまる1日かかったが。 私も本当に悪趣味だな。 くっ、と、意地の悪い笑みを浮かべた。 「笑ったのは久々だ、例を言うぞ、希斗」 まあ余りに酷いかな、今度食事にでも誘う事にしよう。 その後、希斗が本当に本を読んだかは、定かではないが。 ついこないだ、希斗があの本を腕に抱えていたのを私は此の目ではっきりと見た。 おひまい。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ごめんなさい。何か黎が極悪人ですね(^^;)人を試すマネはするわ、わざと希斗さんを困らせるわ…。 いつか黎のヤラレ話も書かなくてわっ!と決心したれいでございました〜。(何だそりゃ) 喋り方とか違ってたらすいません。(;;) んでわまた。 かしこ。 |
15282 | 書き忘れ(^^;) | れい E-mail | 5/5-16:41 |
記事番号15278へのコメント れいさんは No.15278「ショートショート〜其れは既に忘れ去られようとしている出来事〜」で書きました。 >>青葉 千影☆?(相手の能力を相殺する)☆星願月祈の主人公。間違った想像を展開する謎の少女。 >> >>海月 聖也☆月(相手の能力を反射する)☆千影の先輩の一人、クラゲ頭なおにぃさん。 >> >>星野 貴英☆星(重力と真空を操る)☆千影の先輩の一人、聖也のライバル的の人。現在負傷中。 >> >>沙楽・カノン☆星(治癒能力)☆千影の後輩、聖也の異父兄弟。常にペットのbcと一緒にいる。 >> >>高田 玲羅☆音(現在封印中)☆千影の友人、美人なおねーさん。家族を一気に失った過去がある。 >> >>緋菜 泉☆氷☆沙楽のクラスにやってきた謎の転校生。その正体は本編にて。 >> >>アーリ・ジュエリー・フロンズローン☆鋼糸☆バンド『グレイスカイ』のヴォーカル。過激な人。 >> >>くま学園長☆???☆星月学園の学園長。謎に包まれたくまのぬいぐるみ。 >> > すいません、ここの部分消し忘れてました(をい) あと… 今回出演された方 高田 玲羅さん…おねーさま、って感じの人好きです★(何だそりゃ) 彼女、結構顔が広そうなんで…。 刻詩 希斗さん…すいません、ディムとガーガとワイトの出番無かったですね (^^;)でもまあ探す時活躍してくれたんでしょう。 ショート内での修正 ミヒャエル・アンデ→ミヒャエル・エンデ スモモ→モモ ミヒャエル・エンデの「モモ」は、私が小学校の頃読んだお話です。 時間がどうたら、ってなカンジの話でした。 因みに、「モモ」は、桃じゃあなくて主人公の名前です(笑) すっかり書き方を忘れてしまいました(汗) 本当にすみません! でわ。 かしこ。 |
15283 | 生徒登録お願いしますv | R・I・P E-mail | 5/5-17:01 |
記事番号15249へのコメント 初めまして、こんにちは。 名前だけならおそらくスレタワーの方でれいが使っていたのでご存知かと思いますが、R・I・Pと申す、れいのパソに寄生している謎の生命体です。(笑) 挨拶はこれまでにして、早速生徒登録しますね。どうぞよろしく! …そう言えば、読者キャラで男の子って初めてですね!う〜ん、どきどき★(謎…) 名前:R・I・P(正式名称:ルーヴ・アイメント・パーキー)/通称R 性別:男 自称:僕 口調:フィブリゾと全く一緒(笑) 能力:精神…念じただけで他人を狂人に出来る。(弱く念じると混乱する程度) 性格:フィブと正反対で純真且つ子供らしい性格。自分の能力に苦悩している。 プロフィール:フィブそっくり(年齢→12歳)の可愛らしい男の子。他の人を「〜おねえちゃん」「〜おにいちゃん」と呼ぶが、何故かエル先生だけは「おかあさま」と呼ぶ(笑)*年下のコはちゃん付け。 瑞貴黎と同じく孤児で、同じ孤児院にいた為、黎の事だけは「おねえちゃん」と呼ぶ。(本人に許可取ってます) 趣味はピアノ(プロ並)あと、生まれつき右目の色が真っ白で見えません。 黎の過去を知る唯一の人物。(勿論黎も僕、RIPの過去を知っています) ええと…こんなもんでよろしいでしょうか? 説明が長くてすみません。では! |
15284 | やあRv | れい | 5/5-17:26 |
記事番号15283へのコメント > 初めまして、こんにちは。 やあこんにちは。 > 名前だけならおそらくスレタワーの方でれいが使っていたのでご存知かと思いますが、R・I・Pと申す、れいのパソに寄生している謎の生命体です。(笑) 謎の生命体って何だよ(笑) > 挨拶はこれまでにして、早速生徒登録しますね。どうぞよろしく! > …そう言えば、読者キャラで男の子って初めてですね!う〜ん、どきどき★(謎…) ホントだ…いいなあ〜(は!?)あ、そう言えば読者キャラの方の中に男嫌い、って方がいらっしゃるそうで…がんばれ(ナゾ > 名前:R・I・P(正式名称:ルーヴ・アイメント・パーキー)/通称R > 性別:男 > 自称:僕 > 口調:フィブリゾと全く一緒(笑) すげえ(笑) > 能力:精神…念じただけで他人を狂人に出来る。(弱く念じると混乱する程度) フィブっぽいね(^^;)流石。(何がだよ) > 性格:フィブと正反対で純真且つ子供らしい性格。自分の能力に苦悩している。 > プロフィール:フィブそっくり(年齢→12歳)の可愛らしい男の子。他の人を「〜おねえちゃん」「〜おにいちゃん」と呼ぶが、何故かエル先生だけは「おかあさま」と呼ぶ(笑)*年下のコはちゃん付け。 う〜ん、ここらへんフィブにくりそつ。 > 瑞貴黎と同じく孤児で、同じ孤児院にいた為、黎の事だけは「おねえちゃん」と呼ぶ。(本人に許可取ってます) 許可って程のもんでもないのですが(汗) > 趣味はピアノ(プロ並)あと、生まれつき右目の色が真っ白で見えません。 最初髪真っ白にする予定だったのね。 > ええと…こんなもんでよろしいでしょうか? > 説明が長くてすみません。では! んじゃね★ 考えてみればこういうレスの付け方したの久々かも…。 |
15291 | やあれいv | R・I・P | 5/5-21:57 |
記事番号15284へのコメント れいさんは No.15284「やあRv」で書きました。 > > >> 初めまして、こんにちは。 > やあこんにちは。 どもども。 >> 名前だけならおそらくスレタワーの方でれいが使っていたのでご存知かと思いますが、R・I・Pと申す、れいのパソに寄生している謎の生命体です。(笑) > 謎の生命体って何だよ(笑) まんまじゃん(笑)寄生生物R、なんつって。(ナゾ) >> 挨拶はこれまでにして、早速生徒登録しますね。どうぞよろしく! >> …そう言えば、読者キャラで男の子って初めてですね!う〜ん、どきどき★(謎…) > ホントだ…いいなあ〜(は!?)あ、そう言えば読者キャラの方の中に男嫌い、って方がいらっしゃるそうで…がんばれ(ナゾ) がんばるよ(何を)…。でもフィブだし、間違えられるから良いんじゃない?(だめじゃん…) >> 名前:R・I・P(正式名称:ルーヴ・アイメント・パーキー)/通称R >> 性別:男 >> 自称:僕 >> 口調:フィブリゾと全く一緒(笑) > すげえ(笑) はっはっは、ショート書く時結構楽そう。(笑) >> 能力:精神…念じただけで他人を狂人に出来る。(弱く念じると混乱する程度) > フィブっぽいね(^^;)流石。(何がだよ) ホントに何なんだ…まあフィブ「冥王」だし、命操るのはダメだからこうなった。 >> 性格:フィブと正反対で純真且つ子供らしい性格。自分の能力に苦悩している。 >> プロフィール:フィブそっくり(年齢→12歳)の可愛らしい男の子。他の人を「〜おねえちゃん」「〜おにいちゃん」と呼ぶが、何故かエル先生だけは「おかあさま」と呼ぶ(笑)*年下のコはちゃん付け。 > う〜ん、ここらへんフィブにくりそつ。 エル先生は迷惑かもね(汗)隣のエルおねえさま、すいません。 >> 瑞貴黎と同じく孤児で、同じ孤児院にいた為、黎の事だけは「おねえちゃん」と呼ぶ。(本人に許可取ってます) > 許可って程のもんでもないのですが(汗) そだね(汗) >> 趣味はピアノ(プロ並)あと、生まれつき右目の色が真っ白で見えません。 > 最初髪真っ白にする予定だったのね。 そうなんだよ、しかも最初の最初は姉弟の予定だったけど、やっぱやめた。 >> ええと…こんなもんでよろしいでしょうか? >> 説明が長くてすみません。では! > んじゃね★ ばいばい★ > 考えてみればこういうレスの付け方したの久々かも…。 あ、ホントだ。でもこれって結構楽だよね。 |
15300 | よっしゃあ、男子生徒だぁぁぁぁぁぁぁっ!!(笑) | 葵楓 扇 | 5/6-14:17 |
記事番号15283へのコメント R・I・Pさんは No.15283「生徒登録お願いしますv」で書きました。 > 初めまして、こんにちは。 お初にお目にかかりまする、扇でせう。 > 名前だけならおそらくスレタワーの方でれいが使っていたのでご存知かと思いますが、R・I・Pと申す、れいのパソに寄生している謎の生命体です。(笑) あらあら、寄生虫(笑) > 挨拶はこれまでにして、早速生徒登録しますね。どうぞよろしく! > …そう言えば、読者キャラで男の子って初めてですね!う〜ん、どきどき★(謎…) そう! 初めての男子生徒なんです!! かなり超感激!!(男子生徒に来てほしかったらしい) いやー、別に現実とは違う性別にしてもベリーベリーOKなんですけどねー、というか私だったら男性として出してほしいくらいですけどねー、みなさんはそうじゃないみたいでしてねー・・・(爆) > 名前:R・I・P(正式名称:ルーヴ・アイメント・パーキー)/通称R > 性別:男 > 自称:僕 > 口調:フィブリゾと全く一緒(笑) 好きになれそうです(笑) > 能力:精神…念じただけで他人を狂人に出来る。(弱く念じると混乱する程度) 怖ッ...<;O_o>(笑) > 性格:フィブと正反対で純真且つ子供らしい性格。自分の能力に苦悩している。 > プロフィール:フィブそっくり(年齢→12歳)の可愛らしい男の子。他の人を「〜おねえちゃん」「〜おにいちゃん」と呼ぶが、何故かエル先生だけは「おかあさま」と呼ぶ(笑)*年下のコはちゃん付け。 > 瑞貴黎と同じく孤児で、同じ孤児院にいた為、黎の事だけは「おねえちゃん」と呼ぶ。(本人に許可取ってます) > 趣味はピアノ(プロ並)あと、生まれつき右目の色が真っ白で見えません。 > 黎の過去を知る唯一の人物。(勿論黎も僕、RIPの過去を知っています) > > ええと…こんなもんでよろしいでしょうか? とってもOKです。こういうタイプの人スキです(笑・ショタには興味ありませんが) というわけで、大登録!(「大」である意味ナッシング) > 説明が長くてすみません。では! いえいえ、これくらいが丁度いいんです。いやマジで。 これより長すぎると面倒だし、短すぎるとある意味嫌だし(笑) ではでは、これからもよろしくおねがいします。 |
15295 | ショートショート〜時水夜 氷沙梓の木登り講座〜 | れい(と、R・I・P) | 5/6-12:36 |
記事番号15249へのコメント どうも、れいです。 急いでる訳ではありませんが早速ショートショートを書かせて頂きます。 タイトル通りの話です(笑)ヒサシさん以外の方も出してはいるのですが、性格とか口調違ったらすいません(汗) この前扇さんが「ネタをショートショートで出しても構わない」とおっしゃいましたので、勝手に「木登り大会」なるモノをつくっちゃいました。あと秋に実をつけるとか云々。 因みに(?)、今回の話は前回の予告通り(??)黎のヤラレ話です(笑) 名前が「れい(と、RIP)」になってるのは、RにRの詳しい性格を聞き出したりしてチェックとか監修を入れさせて頂いたからです。実際「ここはこー書け…基、書いて」とか言われましたし。ある意味合作(^^;)読者キャラをつくった本人が側にいると楽ですね(笑)「性格&喋り方その他諸々違っとるぞ!」とゆー苦情がないので(汗) では。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ショートショート〜時水夜 氷沙梓の木登り講座〜 1本の大木が、学園付属(?)のあのでっけえ裏山のてっぺんにある事は、学園の生徒・先生…若しくは、生息地が学園の奴ら(何だ、そりは)であれば誰でも知っている事であろう。 そして、ついこないだ、そのでっけえ大木を舞台とした、年に1度行われるとかそうでないとか言われている「白熱!木登り大会」なる催し物があった事も、学園の生徒・先生以下略。 此れは、その木登り大会で見事優勝した、時水夜 氷沙梓と瑞貴 黎の特訓を赤裸々に綴った話(嘘)である。 「…木登りの方法を教えてくれ…とわ…??」 高く跳ぶ技能を持つ、人を驚かすのとクッキー作りとあと木登りが得意だと言う時水夜 氷沙梓は、彼女―瑞貴 黎の言葉に思わず聞き返した。 「言葉通りなのだが…この前行なわれた木登り大会なる催し物があっただろう?あれで優勝された氷沙梓から是非、木登りの仕方を承りたい」 「はあ…」 まあ普通「木登りの仕方教えてくれ」と言われ、即座に「ええよ」と言える人など、そうそういないだろうが。 「でもなんで木登りの仕方なんぞを…?」 「ああ、あの木は秋になると実をつける事はご存知だろう、その実がどうやら珍味らしい。…是非あの木の実を使った料理を作りたくなった、それだけだ。くだらない理由だが、まあ出来るだけ早く木登りをマスターした方が得策だと思ってな。秋には行事も多く、あまり練習する時間も無さそうだ」 「でも黎さん、木登りの仕方、と言っても別にコツはあっても人に教わるようなモノでもないんじゃあ?」 「否…すぐ分かる」 結局、氷沙梓は黎と一緒に裏山へ行く事になった。 裏山には、気持ち良さそうに犬達と眠っている刻詩 希斗とディム達や、わざわざ座布団まで敷いて午後を満喫している綾瀬 礼名、猫と戯れているみい…エトセトラ、何故か彼女の知り合いばかりがいたりするのだが。 「んじゃ早速、黎さん登ってみて下さい」 「ああ…」 何故か溜息をつく黎。すると、上から1人の少年が落ちて来た。 「またか…どーした、ルーヴ」 黎は落ちて来た少年を一瞥しつつ呟いた。 またか、と呟いた所、どうやらこれが初めてではないらしい。 ルーヴと呼ばれた少年…はいててと腰をさすって、 「おねえちゃん、なんでんなとこに…あ、こんにちは、氷沙梓おねえちゃん。うちのおねえちゃんが御世話になっておりま…あっててててててててっ」 再び腰をさする。相当痛かった様だ。 一見すると某スレイヤーズの某フィブリゾにくりそつな、本名ルーヴ・アイメント・パーキーとゆーえらく長ったらしい名前の持ち主なのだが、彼(?)と違うのは、生まれつき右目が見えず真っ白である事と、「こども」を絵に描いた様な純真且つ健気な性格。フィブに似てんだか似てないんだか。 物心ついた時から黎が側にいた為、黎にえらく懐いている。もとが人懐っこい性格なのだが、黎は彼を決して嫌いではない。信じられないのも確かだが。 「こ、こんにちは、R」 いきなり現れた人物に、氷沙梓は困惑した様に挨拶した。 「うん、こんにちは(^^)」 子供らしい純真な笑みで返すR。子供好きの人間であれば一瞬で惚れる。 男にも女にも愛される羨ましい少年である。ちょっと怖い言い方だが。 「…おねえちゃん達も木登りしに来たの?」 「ああ。ルーヴもか?」 「うん、でもこの木なっかなか難しくて…氷沙梓おねえちゃんはこの木登って優勝したんでしょ?すごいなあ〜…ねえねえ、1度見せてよ」 「へ?」 「そうだな…ま、手本と言うことで弟に拝見させて貰えないか?勿論自分も拝見させて頂くが」 2人に見せろと言われ、嫌とは言えなくなってしまった氷沙梓、結局手本として登るハメになった。 「んじゃあまあ…1番簡単そうなとこは…ここかな。んじゃあ登るんでよー見といて下さい」 言って氷沙梓はよっ、とするする登って行く。Rも黎も一生懸命見る。まあ黎の技能ならそんなに集中しなくても覚える事が可能なのだが。 「ほいっと…おーい、見えますー?」 「見えるよ!氷沙梓おねえちゃんすごーい!!」 「感謝致すぞ、氷沙梓。記憶した」 どうやらどこをどう登ったのかを全て覚えた様だ。まあ正直言うと、葉が沢山ついている枝の所辺りを見極めるのは少々骨だったらしいが… 「んじゃ、黎さんは…記憶したなら後で良いですよね、R、登ってみー」 因みに此れは岡山弁である。(多分…)←岡山人のくせに。 「おっけー!」 Rは先程氷沙梓が登った所を四苦八苦しつつ登って行く。黎には及ばないものの、記憶力はかなりある。 「ぅわ、ととと…ぃしょ、うんっと、えいっ」 「R、慌てて登らんといて、ゆっくり登り」 「う、うう、うん…たっ、高いねー、ここ」 「木の上なのだから高いのは当然であろう?…自分の言うべき台詞ではないのだがな。もう少しだぞ、ルーヴ」 2人のアドバイス…ってか声援みたいなモノに励まされつつ、漸くRはこのでっけえ大木を攻略出来た様だ。 「わーい、おねえちゃん、僕登れたよ!」 おおおおおお。 ぱちぱちぱち。 いきなし横から歓声と拍手が沸きあがる。さっきまで傍観者だった裏山にいた知り合い達である。 「すごいでふ、Rちゃん☆」 「わんわん、ぐぁるるる(おめでとう)」 「良かったですねぇ」 「とうとうやったにゃ〜!」 …etc. 「有難う、希斗おねえちゃんに礼名おねえちゃんにみいちゃん」 数十分前とは比べられぬ程軽やかに降り立ったRに、皆祝福の言葉を次々に述べる。 「景色どーやった?R?」 「ん、サイコーだった!おねえちゃんも早く登ってみて!」 「う゛…」 「次は黎さんの番ですね。頑張って下さい」 「…………嗚呼」 無表情で大木の前に佇む黎。氷沙梓が登った所を反芻している様だ。 …数分後漸く黎が動いた。 凸凹その1に手をかけて、凸凹その2に足をかけ… …………られない。 ひゅるり〜、と、異様に真っ白けな気配が辺りに立ち込めた。 足が上がらない。 普通の人間なら普通に上げられる、程度の高さにある凸凹なのだが…。 そう、黎は学園1体が鋼鉄並に硬かったのだ! …ちっとも威張れないっつーに。 「…おねえちゃん、それ以上足上がんないの?」 「上がらない(きっぱし)」 更に空気が白くなった。 大筆で青筋を描きたくなる風景である。 「ええと…」 かける言葉が見つからない。時間が経てば経つ程白くなって来る。 「と、とりあえず黎さん、ストレッチから始めてみます…?」 氷沙梓の言葉に、無言で黎は頷いた。 こんな状況でも顔だけはいつもと同じ無表情でいられる事だけは彼女にとって唯一の救いかもしんない。悩みでもあるけど。 「あの…あ、酢を飲むと体が柔らかくなるとかならないとか…」 「あれは単なる迷信だ。実際にはちっとも柔らかくならない。実証済みだし」 やはり、硬い事は気にしていた様である。ってか実証済みかい。 因みに私もかなり硬い方で、さんざん飲んだのだが、ちっとも効かなかったと言う悲しい過去を持ってたり(;;) 「おねえちゃん…かなり虚しいよ」 「それを言うな、R」 「まあ兎に角、地べたに腰を下ろして下さい、ストレッチしましょうか…先ずは体をゆっくりと前に…」 ごきべきばきぼきっ! 辺りに、すげぇヤな音がした。 反射的に黎の体を元に戻す。 っきぼきばきべきご! 今度は何か間違ってる音がした。 「んにょわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!黎さんっ!!骨折れてるっ!?」 黎の体は一体どうなっているのだらうか…? 言っておくが私はここまで酷くはない(笑) 序にえらく無口な当の本人はと言うと、 あっさりと気絶していたそうな。 気絶で済んで良かったね、ホント。 …眼に写るのは、白い天井にカーテンと、そして… この後黎がどうなったかと言うと。 何でも保健室へ運ばれて、全治3ヶ月と言われ、強制的に保健室で授業を受けるはめになり、骨折と脱臼と捻挫だと言われ、腕の骨も(あのストレッチでどうやってなったのかは謎だが)脱臼していると言われ、本が自分で読めないせいで先生が暇な時だけしか読んで貰えず、活字中毒にめちゃめちゃ魘されたとか。 御愁傷様。 そうそう、黎は体育の成績(ペーパーテストは除く)で1以外の数字を取った事が無い、と言うのを氷沙梓達が知る事になるのは、黎がなんとか全快した時だったとか。 教訓:天は二物を与えず。(教訓…??) おひまい。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ええと…「木登り講座」でも何でもないじゃん、と言われそうですが(汗) 「…眼に写るのは〜」の後、かなり省略して書いてますけど、こうしないとえんえんと続いてしまうんですよ(^^;) ショートショートなのに長いですねぇ〜。まあショートショートって、短いので1P↓、長いのだと40Pと結構差があるんですけどね。そういう意味ではショートストーリー、と表現するより便利です(笑) 何か黎って、「唯〜だけだ」とか「〜。…だが」とかって台詞多いですね(私の文才が無いせいですがT_T)まあ口癖とゆーコトで(をい) ショート内での修正…なし 今回登場させて頂いた方々… 時水夜 氷沙梓:私にも木登りの仕方を教えて下さい、体育得意な貴女が羨ましいです。 R・I・P:ご要望通り出したよvこういう弟がいたら人生幸せだろうね(爆) 刻詩 希斗:「おめでとう」と吠えた犬は誰?(笑)彼女はRくんをどう呼ぶのかな…。 綾瀬 礼名:彼女は毎日裏山で午後を満喫していらっしゃるのでしょうか…。 みい:Rくんと同い年(か年下)、って設定です(汗)仲良さげですね。(独断と偏見) 私の書く話…と言うか文体には、妙なクセがある、とRにつっこまれました。 こんなので宜しければ、また書かせて頂きますね★(うわー迷惑そうυ) 秋になったら出来る木の実、どうやって黎は入手するんだろう…まあきっと氷沙梓さんやRくんに頼むんでしょうね(笑) では。 かしこ。 |
15296 | 登録…。 | R・I・P | 5/6-12:51 |
記事番号15295へのコメント れいへ。 こんにちは、図書館のパソから送っています。 ショートショート有難う。ごめんねあんなにぐだぐだ注文して。(汗) それ見て思った事なんだけどさ、僕まだ生徒登録のレス送ったけど、まだ登録はされてないよ。 出しちゃって良いのかな…。 それだけ。 んじゃね、ショートショート面白かったよ。 Rより。 |
15297 | はっ! | れい | 5/6-12:56 |
記事番号15296へのコメント R・I・Pさんは No.15296「登録…。」で書きました。 > > > れいへ。 > > こんにちは、図書館のパソから送っています。 をを、あそこの図書館か。 > ショートショート有難う。ごめんねあんなにぐだぐだ注文して。(汗) いえいえ。結構楽だったよ。(をい) > それ見て思った事なんだけどさ、僕まだ生徒登録のレス送ったけど、まだ登録はされてないよ。 へっ!?あ、ホントだ………ひぃぃぃぃ!!しまったぁぁぁぁ! > 出しちゃって良いのかな…。 …駄目だと思ふ。 > それだけ。 そんだけかいっ! > んじゃね、ショートショート面白かったよ。 ど、どうも。 > Rより。 |
15298 | 扇さん、本当にすみません!! | れい | 5/6-13:02 |
記事番号15295へのコメント どうも、今日和。れいです。 ええと、先程Rにつっこまれたのですが、Rまだ登録してないのに登場させてしまいました…。 すみません本当に!!ごめんなさいっ!自分の不注意でこんな事になってしまって!! 土下座でも靴の裏舐めでもしましょうか。(笑えない) ああもうこんな馬鹿私だけでしょうね…。 物凄くご迷惑を御掛け致しました!! 100回位「すみません」って言いたいです(T_T) 次回からは絶対この様な事が無いようにします!!(遅いよ) 本当にすみませんでしたぁ〜!!! ではこの辺りにて乱文ですが失礼させて頂きます。 かしこ。 |
15299 | あらあらあらあらまあまあまあまあ(謎) | 葵楓 扇 | 5/6-14:12 |
記事番号15298へのコメント れいさんは No.15298「扇さん、本当にすみません!!」で書きました。 > どうも、今日和。れいです。 どもでござります。 > ええと、先程Rにつっこまれたのですが、Rまだ登録してないのに登場させてしまいました…。 あらあらあらあらまあまあまあまあ。 > すみません本当に!!ごめんなさいっ!自分の不注意でこんな事になってしまって!! > 土下座でも靴の裏舐めでもしましょうか。(笑えない) > ああもうこんな馬鹿私だけでしょうね…。 > > 物凄くご迷惑を御掛け致しました!! > 100回位「すみません」って言いたいです(T_T) > 次回からは絶対この様な事が無いようにします!!(遅いよ) とりあえず、れいさんは前々から「RIPさんを登録してちょ」と言っていたので、別に良いですよ。 でも、できれば次からは気をつけてください。私はともかく、他の読者の方が混乱するかも知れないので(^^;) > 本当にすみませんでしたぁ〜!!! > > ではこの辺りにて乱文ですが失礼させて頂きます。 > かしこ。 はい、ではではです。 PS.前回のショート。 私、ミヒャエル・エンデの大ファンです(笑) でも、モモは読んだことありません。小学校の時、図書室にあったので借りようとしていたのですが、いつも貸し出し中で、そのうち借りれずに卒業しちゃいました(笑) エンデさんの本で一番好きなのは「終わらない物語」です。次は「魔法のカクテル」かな? |
15307 | うきゃああぁぁ〜〜〜〜vvv | 時水夜 氷沙梓 E-mail | 5/6-20:51 |
記事番号15295へのコメント こんばんは〜、時水夜ですぅvvv うきゃーvvv私の名前が題名のSSなんて嬉しいですぅvvv では、中途半端な関西弁で感想いってみよう(?)。 うちは小1の時がいっちゃん血の気が多かったやろなぁ・・・。何か人一倍猿っぽかったなぁ。 春に桜の木登ったら、ばっちり目の前にケムシちゃんvがいよったのはやばかったのう。 あぁいかん!!これは想い出話やっちゅうに!!!(一人ぼけつっこみ) 木登りは得意やで。うちが一番上まで上がってダチ(友達)が来るのを妨害したりもしとったなー。(木を揺らす)みんな「やめれー!!!!」って叫んではったなぁ。うふふふふふ・・・楽しいでv クッキーも、もう分量頭にインプットされとるし材料だけあればオッケーや! 作って、みんなおいしく食ってくれるんが、うちのいっちゃんの幸せやな。 バレンタインの時なんか、ぎょうさんの人にあげるさかい、お返しもぎょうさんもらうんや。うれしいでv 私がけっこう出てくる話作ってくれてほんまありがとさんvv あんま感想になってへんかったけど(爆)、これからもよろしゅうたのんまっさ! |
15310 | おおきにおおきに(笑) | れい | 5/7-04:40 |
記事番号15307へのコメント 時水夜 氷沙梓さんは No.15307「うきゃああぁぁ〜〜〜〜vvv 」で書きました。 > >こんばんは〜、時水夜ですぅvvv どもども。今晩和★ >うきゃーvvv私の名前が題名のSSなんて嬉しいですぅvvv はっはっは、いやあ、「若し氷沙梓さんがシャイで『私の名前を出すなぁぁ!!』とか言われたらどしょーかと思いました(笑) >では、中途半端な関西弁で感想いってみよう(?)。 をを!んじゃ私も岡山弁で!でも、関西人じゃないのに関西弁喋れるなんて凄いです! >うちは小1の時がいっちゃん血の気が多かったやろなぁ・・・。何か人一倍猿っぽかったなぁ。 血の気!?ぎゃーさん木ぃ登りょーたんかい?私は小3くれーかなあ。しぇんしぇーに「猿じゃー」って言われっとったんよー。 >春に桜の木登ったら、ばっちり目の前にケムシちゃんvがいよったのはやばかったのう。 それはあるなー。ほんっと、私もケムシきれーじゃ。春、桜並木を通る時いっつも「ぎゃー」とか言っとったしなあ。 >あぁいかん!!これは想い出話やっちゅうに!!!(一人ぼけつっこみ) はっ!そーいや私もそうやんけ!(爆) >木登りは得意やで。うちが一番上まで上がってダチ(友達)が来るのを妨害したりもしとったなー。(木を揺らす)みんな「やめれー!!!!」って叫んではったなぁ。うふふふふふ・・・楽しいでv 私は其処までうもーねーけー、寧ろ妨害される側だった気がしょーる。 >クッキーも、もう分量頭にインプットされとるし材料だけあればオッケーや! 私は本がねーと時々まちごう時が…ケーキとかも作りょーるけどな、母の監視付きで(笑) >作って、みんなおいしく食ってくれるんが、うちのいっちゃんの幸せやな。 >バレンタインの時なんか、ぎょうさんの人にあげるさかい、お返しもぎょうさんもらうんや。うれしいでv バレンタインの定義は「100倍返し」なんつって(笑) >私がけっこう出てくる話作ってくれてほんまありがとさんvv いえいえ。 >あんま感想になってへんかったけど(爆)、これからもよろしゅうたのんまっさ! こちらこそよろしゅー頼みますわー。 …最後になるにつれて岡山弁じゃあなくなってるかもです(をい) ではこれにて。 かしこ。 |
15301 | 星願月祈第八話『恐怖のイトコ』 | 葵楓 扇 | 5/6-15:51 |
記事番号15249へのコメント こんにちは、扇です。みなさん元気でしょーか? 私は元気です。宿題しなきゃなぁ、と心を痛めつつも、とても元気です。はい。とにかく元気なんです。 本日は、星願月祈第八話をお届けに参りました。礼名さん大活躍、イェイ(ちょっと嘘くさい)。 それとそれと、先に一つ言っておきますね。 今回の本文の途中で、海月が「世界共通語は難しい」と言ってますが、これは英語のことじゃありません。星願月祈の物語はとあるファンタジー世界のことなんですが(今度機会があったら、この世界の説明もしますね)、その世界には英語の他に、覚えることが義務づけられている(でも覚えてない人多数)「世界共通語」が存在するんです。無いと困ります(笑) ではでは、お茶を片手にくつろいだりしつつ、お楽しみいただけたら幸いです。 ↓ちょっと工夫してみました。文字化けしないことを月に祈る(爆) ___________________________...‥‥……━★ 星に願いを月に祈りを 第八話『恐怖のイトコ』 よく晴れた日には、お弁当を持って山に行こうか そう考えられる、のどかな日々が私は好きです。 GWと言う物は、人間をだらけさせる。 そう分かっていても、人間は時の流れに身を任せ、素直にだらける。 千影もそんな人間で、今日も男子寮へやってきては、海月達の部屋で遊んでいた。 本来女子生徒は男子寮に入るとき、男子生徒は女子寮に入るときに許可が居るのだが、そんなことを知らない千影と、知っているが知らないフリをする泉だ。今日も、悪ガキ街道を突っ走る。 ・・・・・・たんっ。 そんな彼女たちの前を、揺るぎなき直線を描いて、矢は的の中心を射る。 「すっごいわシャラ! さすがだわ!」 「ホント、すごいですね沙楽くんは!」 泉と千影に褒められて、沙楽は照れくさそうな表情を浮かべる。 「まだこっちに来る前は、おとうさまとよく一緒にダーツをしていたんですなの」 そう、沙楽はどこから仕入れてきたのか、ダーツの矢を数本持っていて(まあ、探せばこの学校のことだ、校内のどこかで売っているだろうが)、それを今二人の前で投げたのだ。 「だから、ダーツの矢で私の頬を見事に皮一枚だけ切る、なんて神業が出来るんですね♪」 「うっ・・・あのことはごめんなさいですなの・・・」 明るく千影は、忘れた頃に過去の罪を振り返りさせる。 「ところで、貴英先輩はこのGWが終わったら、また学校に通えそうですか?」 千影は、近くのベッドの上で本を読んでいる貴英に声をかけた。 「ええ、多分。まだ少し後頭部に、岩のように硬い氷で叩かれた痛みが残ってますが」 「うっ・・・わ、悪かったわ、ちょっとやりすぎたわよ・・・」 貴英も、忘れた頃に過去の罪を再び悔やませる。 ・・・・・・コンコン。 ちょっと空気が重くなってきたところに、ちょうどよくドアがノックされる。 「はいですなの、どちらさまですか?」 沙楽が、ドア越しに話しかける。 『こちらが、海月聖也さんのお部屋ですか?』 「そうですなの」 『今、聖也さんは居ますか?』 若い、綺麗な女性の声で、沙楽は訊ねられる。 「今おにいさま・・・聖也は、英語のテストで赤点取って、その補習授業に行っていて居ませんですなの」 『そう・・・』 ・・・またか。 千影と貴英は、沙楽の言葉に心底そう思った。 『じゃあ、また後で来るわ』 「あ、そうですか。じゃあ、お名前教えてくださいですなの」 『名前?』 立ち去りかけた声の主は、沙楽に優しく答えた。 『綾瀬礼名、です。こう言ってくれれば、きっと聖也くんは分かってくれるでしょうから』 それだけ言って、立ち去る足音が聞こえた。 「ったく、いいじゃねーか俺はこの国の人間なんだから、他の国の言葉なんてしゃべれなくたってさ・・・あーあ、世界共通語も難しいしなー・・・」 ぶつぶつと言いながら、海月は男子寮の廊下を歩く。 「・・・・・・ん?」 自分の部屋にたどり着き、いざドアを開けようとしたとき、うっすらと嗅ぎ覚えのあるにおいを感じる。 「この・・・毎日50杯は軽くお茶を飲んでいそうな、独特な茶っぱのにおいは・・・まさか・・・!?」 ばたん!! 大きな音を立てて、海月はドアを開ける。 「あ、おにいさまお帰りなさいですなの!」 「ああ、ただいま・・・おっ、千影達も来てんのか」 沙楽に答えてから、海月は千影と泉の存在に気づく。 「こりゃ、ますますもって面倒くさいことになりそーだ・・・」 はぁ、とため息をついて、海月は頭を抱える。 「ど、どうしたんですなの? おにいさま、大丈夫ですなの?」 沙楽が、慌てて海月に訊ねる。 「ああ、一応今は大丈夫だ・・・・・・なぁ沙楽、だれか客が来なかったか?」 「あっ、来ましたですなの! 綾瀬さんって人ですなの!!」 「やっぱりかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 沙楽の元気な言葉に、ますますもって海月は頭を抱えてしゃがみ込む。 「ああああああ・・・礼ねーちゃんが来たってのは・・・死ぬほど面倒だ・・・」 「どーしてですなの? やさしそーな人だってですなの!」 「・・・あの人と、小一時間でも良い、二人っきりで居てみな、大変だって分かるから・・・・・・・・・・・・でも、沙楽だと和んじまいそーだなー・・・・・・」 「???」 海月は一人で言うが、沙楽には意味が分からない。 「どーいうことなんですか? もっとわかりやすく説明してくださいよ!」 野次馬根性は立派な物で、千影が話につっこむ。 「あの人は・・・人にとって、天使にも悪魔にもなる人なんだよ!」 「あらあらあらあら、ずいぶんとひどいことを言ってくれるんですね〜」 「・・・・・・・・・・・・!!!?」 ずざざざざざざざざざっ!! 開けっ放しだったドアの元から、まるでゴキブリの如く素早く去り、海月はベッドの元にやってくる。素早く貴英の頭の下から枕を奪うと、それで構える。 「痛っ」 勢いに、貴英はベッドのマットに頭をぶつける。鈍い衝撃に声を上げる。 「みなさん、初めまして。いつも聖也くんがお世話になってるみたいで・・・」 ふかぶか。 先ほどの女性・・・礼名は、そう音がしそうなくらいな物腰の柔らかさで、千影達に頭を下げる。 「あ、いえいえこちらこそ」 素直に頭を下げる千影。 「れれれれれれ、礼ねーちゃん! なんだって突然来るんだよ!!」 レレレのおじさんを思い出しそうなくらいに「れ」を繰り返し、海月は礼名を指さす。 「なんで、って・・・それは簡単、この学校に用があったからですよ」 「よ、用ぅ?」 「そう、用」 とてとてとて。 礼名は沙楽に「失礼しますね」と言ってから、海月の元まで歩いてやってきた。 「おばさま・・・聖也くんのお母様に頼まれたんです。『家のバカ息子がどんなバカをかますか分からないから、面倒を見ておくれ』って」 「頼まれた、って・・・お袋は三年前に死んだんだぞ!?(汗)」 まさか、幽霊・・・と、海月が玲羅に言い返しかけたとき。 「大丈夫です、私のお母様がおばさまから譲り受けた遺言状にそう書かれていたんです」 「ほっ・・・」 「というわけでまぁ、かれこれ3年分の道のりは無視して、私はこの学校に転校してきたんです」 「無視!?」 安堵したのもつかの間、海月はすぐさま礼名の言葉に悲鳴を上げる。 「あの・・・綾瀬さん・・・」 会話がとぎれたスキに、沙楽が礼名に声をかけた。 「あの・・・その・・・えっと・・・」 何を言ったらいいのか迷って、沙楽はぐるぐるといろいろなことを考える。 「・・・お袋のことか?」 海月に訊ねられ、沙楽は頷く。 「その遺言状に、ぼくのこと・・・『沙楽』のこと、何か書いてありませんでしたか・・・?」 「え? さあ・・・私は実際に遺言状は見ていないので、わかりませんけど」 「そうですか・・・・・・」 礼名の言葉に、沙楽はすごすごと後ろに引く。 沙楽は生まれてすぐに父親に引き取られ、ずっと父の元で過ごした。母親は海月とともにこっちの国で暮らしていたので、沙楽は実際に実の母親と会ったことは無かったのだ。 泉の母親と共に暮らし、彼女と沙楽は実の親子のように仲が良かったが、しかしだからこそ、実の母親がどんな人物か、沙楽は気になったのだ。 しかし、実際に実の母とは会うこともなく、死別するのだけれど・・・。 けれども、そんなことを知らない礼名は、一言「ごめんなさいね」とだけ言うと、再び海月に向き直った。 「というわけで、これからよろしくですねv 私、月に一度あなたの素行を手紙に書いて、母さんに連絡するのでv」 「嫌だぁぁぁぁぁぁあぁぁぁっっ!!」 「あ、そうそう。お茶飲みます? 新しいお茶が手に入ったんです、粉末なんですよ」 「こ、粉っぽいのはちょっと・・・アレルギーなもんで・・・」 ごほごほごほごほ。 粉アレルギーではなく『埃アレルギー』である海月は、さも苦手そうに咳をしてみせる。 「あらあら、それは大変ですね・・・」 「そう、とっても大変なんだ・・・」 「じゃあ、私の新作の、粉じゃないお茶、飲んでみてください♪ 体にとっても良いので、アレルギーなんてすぐ治っちゃいますよ♪」 「いい、いいってぱいい! 今はいらないから! ほら俺今水疱瘡でさ、水っぽいもの飲んだら悪化しちゃうんだよ!」 嘘ばっかり。 千影は心に思いつつ、とりあえず言わないことにした。 「そうですか・・・それは残念ですね」 「そうそう、とってもとっても残念だなぁ〜。でもとりあえず、今はお茶は飲めないからさ! じゃ、今日はさよなら。今度は学校で会おうな!」 がばっ! 海月は立ち上がり、枕を貴英に返す。 「うぷっ」 顔の上に突然枕を押しつけられた貴英は、声にならない声を出す。 気にせず海月は礼名の背を押して部屋から押し出す。 「んじゃなっ!」 挨拶も手短にすると、ばたんとドアを閉める。 ドアが再び開かぬように、とばかりにもたれると、海月は「ふぅ〜」とため息をつく。 「は〜・・・疲れた・・・」 「なーによウミツキ、失礼じゃない?」 海月の怖がる物見〜つけた、とばかりに、うれしそうに泉は言う。 「だいたい、今の誰なんですか?」 「聖也のいとこの礼名さんですよ」 千影が訊ねたが、答えたのは貴英だった。 「僕と聖也が住んでいた町・・・アルテノって言うんですけど、礼名さんもその町に住んでいたので、知ってるんですよ。幼い頃はわりとよく遊びましたよ」 「へー、そうなんですか。でも、どうして海月先輩は、あのひと・・・海月先輩が「ねーちゃん」って言うから年上ですよね、綾瀬先輩? あのひとのこと、あんなに嫌ってるんですか?」 「嫌ってるんじゃない」 千影に言われて、海月はぐったりとして答えた。 「怖がってるんだよ」 「こ・・・怖?」 千影は、ちょっとおびえて答える。 「昔、あの人が初めて作ったオリジナルお茶を飲まされて以来、あんなにおびえちゃってるんですよ。初期の頃の物はともかく、最近の礼名さんのお茶はとてもおいしいのに」 「なるほど」 「人ごとみたいに言うなよ、貴英! お前はあのとき、突然腹がいてぇとか嘘ついて、茶飲まなかったくせに・・・」 あのときの味を思い出したのか、海月は目にうっすら涙を浮かべて貴英を指さす。 「・・・おにいさまのいとこ・・・」 そこに、沙楽がぽつりと呟く。 「おにいさまのおとうさまの、きょうだいのこどもなんですか?」 「いんや、お袋の姉貴の子供だ・・・あ、そうだな。沙楽、お前ともいとこだよ、礼ねーちゃんは」 「ぼくの・・・いとこ?」 沙楽は、実感がわかないとばかりに、何度も繰り返した。 「ぼくの・・・いとこ・・・」 「それで、聖也くんは、アレルギーだと言っていました。アレルギーだなんて、聖也くんも大変だな、と思いました。いつか、元気がいっぱい出るお茶を作って、飲ませてあげたい、と思いました。・・・ぴーえす、水疱瘡って、昔聖也くんかかりませんでしたっけ? またかかるなんて、聖也くんは大変ですね、と」 礼名は机に向かって、母宛の手紙を書き続けていた。 「ホント、聖也くんはいっぱい大変なんですね・・・どうにか、元気が出るお茶を作らなきゃ!」 そして、礼名はどこからともなく急須と湯飲みを取り出した。 「よーし、これから『頑張らなくっ茶』でも飲んで頑張りましょう!」 えいえいおー、と礼名はガッツポーズを決めた。 「あっ、そうだっ!」 礼名はふと思い出して、再びペンを握り、便せんに向かった。 そして、『あのこと』を書くのだった。 「ぴーえす2、と・・・おばさまの遺言状に、『沙楽』という名前はありませんでしたか?」 次回へ続く・・・次回は誰にしようかなぁ・・・(汗) 今回登場したみなさん ☆綾瀬 礼名 失敗は成功の母! いつか海月も分かってくれるよ、ね!(笑) __________________________________ はてさて、キャララッシュ第一回目。礼名さん編です。前は「父方のいとこ」と言っちゃいましたが、「母方のいとこ」にしました。すいませんれーなさん。いとこがもう一人増えました(爆) 今回はアルテノが名前だけ出てきました。海月と貴英と(勝手に)礼名の出身地にしました。アルテノのことを思いついた直後、あっさりと礼名さんは沙楽関連の重要人物に決定(笑)。今度、礼名の母親が貰ったという遺言状を見に一行はアルテノに行く、というエピソードを書くので、楽しみにしていてくださいね。 心: マル秘設定裏話によると、アルテノは沖縄みたいな町だそうですよ。 さて今回の細かい内容は、昨夜寝ながら考えたのですが・・・ 心: ですが? 直前にワンピースの16巻と17巻を読んだせいでしょうか、星願キャラをワンピキャラに当てはめて考えてました。 心: どんな風に当てはめたんですか? えーと、以下の通りです。ちなみにルフィとウソップは無し。 千影・・・ビビ 泉・・・ナミ 沙楽・・・チョッパー(後ろ姿はノジコ(笑)) 貴英・・・メガネサンジ(レインベースでわずか二話ほどだけ出てきた、メガネかけたサンジ) 海月・・・ゾロ 玲羅・・・たしぎ(まあ、登場しなかったけど) 礼名・・・優しく微笑むアルビダ 心: アルビダ!!?(゜゜;) ごめんなさいれーちゃん、にっこり微笑むアルビダがあまりにもぴったりな感じがしてしまったので(笑)まあ、美人だし。ドクトリーヌとかにしなかっただけマシだし(笑・直前まで読んでたのが16、7巻だしなぁ・・・) でも、それまで礼名って金髪だと思ってたんだよなー・・・(爆) 心: というか、れーなさんのキャラって全員金髪だと思ってたでしょ・・・? ぎくっ・・・ 心: ・・・。 ・・・・・・。 心: ではではまた次回でお会いしましょう! グッバイ!! ってああっ!? なにもわざわざ早口で全部一人で言わなくてもっ!!(汗) |
15302 | ファイトだ海月くん。 | れい | 5/6-16:30 |
記事番号15301へのコメント どーも、今日和。さっきはどうもすみません(汗) それでは早速感想を!(早っ) 確か、礼名さんは海月くんより2歳年上なんですよね。 海月くんって幾つでしたっけ…?後で過去の記事を見てみます。 礼名さん穏やかでムードメーカーなんで好きです★(いえ、全員好きですけど) 何時か彼女と御茶したいと思っていたり(笑) 彼女と2人っきりになるとどうなるんでしょう?何か気になりました。 でも礼名さんと沙楽くんは確かに和みそうですね(^^)ほのぼの〜ってな感じで。 海月くんの悩みは続く(笑)大変だなあ…。 人の動きを封じる能力者と礼名さんとで組んで、彼に無理矢理御茶を飲ませる、なんてハプニングどうです!?(いや、どうですって言われても困りますよねυ失礼しました^^;) 手紙の返事はどんな返事なんでしょうか、ああ楽しみ!です。 それでは! かしこ。 |
15303 | いつかお茶に殺される(違) | 葵楓 扇 | 5/6-16:53 |
記事番号15302へのコメント れいさんは No.15302「ファイトだ海月くん。」で書きました。 > どーも、今日和。さっきはどうもすみません(汗) こんにちはです♪ べつに、平気ですよ、ドンマイ! > それでは早速感想を!(早っ) よろしくです! > 確か、礼名さんは海月くんより2歳年上なんですよね。 > 海月くんって幾つでしたっけ…?後で過去の記事を見てみます。 海月は18です。ということは、礼名さんは20歳? ・・・まあ、細かく気にしちゃダメってことで(笑) > 礼名さん穏やかでムードメーカーなんで好きです★(いえ、全員好きですけど) > 何時か彼女と御茶したいと思っていたり(笑) おいしいお茶だと良いですね(笑) > 彼女と2人っきりになるとどうなるんでしょう?何か気になりました。 海月によると、「地獄のようなお茶を持って迫られる」そうです。 まあ、そういうことになるのは海月だけですので、平気でしょう。 > でも礼名さんと沙楽くんは確かに和みそうですね(^^)ほのぼの〜ってな感じで。 二人とも、お茶が好きなんですよ(笑) > 海月くんの悩みは続く(笑)大変だなあ…。 > 人の動きを封じる能力者と礼名さんとで組んで、彼に無理矢理御茶を飲ませる、なんてハプニングどうです!?(いや、どうですって言われても困りますよねυ失礼しました^^;) いやいいですねぇ、行きますか!(笑) そういうのをショートでやる、ってのは?(他人任せかい(笑)) > 手紙の返事はどんな返事なんでしょうか、ああ楽しみ!です。 それは、かな〜り後になりますが、アルテノ編でわかります♪ > それでは! > かしこ。 ではでは〜☆ |
15304 | Re:星願月祈第八話『恐怖のイトコ』 | R・I・P | 5/6-17:03 |
記事番号15301へのコメント こんにちは、R・I・Pです。 先程はすみませんでした、いえ、僕も悪いんですよ、れいに「早く書きやがれこのやろう」とか脅迫してたりしましたし。(汗) 彼女と僕とは深夜に叩き起こしたり起こされたり、な仲ですから。(笑) 前置きは置いといて、感想です。 葵楓 扇さんは No.15301「星願月祈第八話『恐怖のイトコ』」で書きました。 > > > こんにちは、扇です。みなさん元気でしょーか? 私は元気です。宿題しなきゃなぁ、と心を痛めつつも、とても元気です。はい。とにかく元気なんです。 > 本日は、星願月祈第八話をお届けに参りました。礼名さん大活躍、イェイ(ちょっと嘘くさい)。 僕も宿題終わっていません。(^^;)礼名先輩活躍してますね。YEAR! > それとそれと、先に一つ言っておきますね。 何でしょう?どきどき。 > 今回の本文の途中で、海月が「世界共通語は難しい」と言ってますが、これは英語のことじゃありません。星願月祈の物語はとあるファンタジー世界のことなんですが(今度機会があったら、この世界の説明もしますね)、その世界には英語の他に、覚えることが義務づけられている(でも覚えてない人多数)「世界共通語」が存在するんです。無いと困ります(笑) ふむふむ。なるほどぉ。どんな言葉なんでしょうね。 > ではでは、お茶を片手にくつろいだりしつつ、お楽しみいただけたら幸いです。 トースト片手に画面を見てます。(笑) > ↓ちょっと工夫してみました。文字化けしないことを月に祈る(爆) > >___________________________...‥‥……━★ うわぁ、工夫されてて良いですねv流れ星って、今までに5回位しか見てないんです。(泣)天文部の友人は10超えたとか…。 > > 星に願いを月に祈りを > 第八話『恐怖のイトコ』 恐怖…!? > > よく晴れた日には、お弁当を持って山に行こうか > そう考えられる、のどかな日々が私は好きです。 > 平和は何にも変えられはしません。 > GWと言う物は、人間をだらけさせる。 その通り! > そう分かっていても、人間は時の流れに身を任せ、素直にだらける。 > 千影もそんな人間で、今日も男子寮へやってきては、海月達の部屋で遊んでいた。 > 本来女子生徒は男子寮に入るとき、男子生徒は女子寮に入るときに許可が居るのだが、そんなことを知らない千影と、知っているが知らないフリをする泉だ。今日も、悪ガキ街道を突っ走る。 ふむふむ。ショートショートを書く時に注意しなくては。 > ・・・・・・たんっ。 > そんな彼女たちの前を、揺るぎなき直線を描いて、矢は的の中心を射る。 僕の学校の英語のM先生の趣味は弓道なんですよ。(関係ありませんけどね) >「すっごいわシャラ! さすがだわ!」 >「ホント、すごいですね沙楽くんは!」 > 泉と千影に褒められて、沙楽は照れくさそうな表情を浮かべる。 >「まだこっちに来る前は、おとうさまとよく一緒にダーツをしていたんですなの」 > そう、沙楽はどこから仕入れてきたのか、ダーツの矢を数本持っていて(まあ、探せばこの学校のことだ、校内のどこかで売っているだろうが)、それを今二人の前で投げたのだ。 >「だから、ダーツの矢で私の頬を見事に皮一枚だけ切る、なんて神業が出来るんですね♪」 >「うっ・・・あのことはごめんなさいですなの・・・」 > 明るく千影は、忘れた頃に過去の罪を振り返りさせる。 ダーツの矢で人の頬を見事に皮一枚だけ切る…すごい技術ですねえ。 >「ところで、貴英先輩はこのGWが終わったら、また学校に通えそうですか?」 > 千影は、近くのベッドの上で本を読んでいる貴英に声をかけた。 >「ええ、多分。まだ少し後頭部に、岩のように硬い氷で叩かれた痛みが残ってますが」 >「うっ・・・わ、悪かったわ、ちょっとやりすぎたわよ・・・」 > 貴英も、忘れた頃に過去の罪を再び悔やませる。 した側、よりもされた側の方が覚えているものですからね、恨みって。 > ・・・・・・コンコン。 > ちょっと空気が重くなってきたところに、ちょうどよくドアがノックされる。 >「はいですなの、どちらさまですか?」 > 沙楽が、ドア越しに話しかける。 >『こちらが、海月聖也さんのお部屋ですか?』 >「そうですなの」 >『今、聖也さんは居ますか?』 > 若い、綺麗な女性の声で、沙楽は訊ねられる。 >「今おにいさま・・・聖也は、英語のテストで赤点取って、その補習授業に行っていて居ませんですなの」 頑張って下さい、海月先輩。(笑) >『そう・・・』 > ・・・またか。 > 千影と貴英は、沙楽の言葉に心底そう思った。 この世界の英語の授業ってどんな授業なんでしょうか? >『じゃあ、また後で来るわ』 >「あ、そうですか。じゃあ、お名前教えてくださいですなの」 >『名前?』 > 立ち去りかけた声の主は、沙楽に優しく答えた。 >『綾瀬礼名、です。こう言ってくれれば、きっと聖也くんは分かってくれるでしょうから』 > それだけ言って、立ち去る足音が聞こえた。 礼名先輩登場ですね! >「ったく、いいじゃねーか俺はこの国の人間なんだから、他の国の言葉なんてしゃべれなくたってさ・・・あーあ、世界共通語も難しいしなー・・・」 > ぶつぶつと言いながら、海月は男子寮の廊下を歩く。 お帰りなさいませ。(?) >「・・・・・・ん?」 > 自分の部屋にたどり着き、いざドアを開けようとしたとき、うっすらと嗅ぎ覚えのあるにおいを感じる。 >「この・・・毎日50杯は軽くお茶を飲んでいそうな、独特な茶っぱのにおいは・・・まさか・・・!?」 礼名先輩、50杯も飲むんですか…流石…。 > ばたん!! > 大きな音を立てて、海月はドアを開ける。 >「あ、おにいさまお帰りなさいですなの!」 >「ああ、ただいま・・・おっ、千影達も来てんのか」 > 沙楽に答えてから、海月は千影と泉の存在に気づく。 >「こりゃ、ますますもって面倒くさいことになりそーだ・・・」 > はぁ、とため息をついて、海月は頭を抱える。 >「ど、どうしたんですなの? おにいさま、大丈夫ですなの?」 > 沙楽が、慌てて海月に訊ねる。 >「ああ、一応今は大丈夫だ・・・・・・なぁ沙楽、だれか客が来なかったか?」 >「あっ、来ましたですなの! 綾瀬さんって人ですなの!!」 >「やっぱりかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 > 沙楽の元気な言葉に、ますますもって海月は頭を抱えてしゃがみ込む。 流石は「恐怖のイトコ」…何故それ程迄に嫌うんでしょうか? >「ああああああ・・・礼ねーちゃんが来たってのは・・・死ぬほど面倒だ・・・」 >「どーしてですなの? やさしそーな人だってですなの!」 >「・・・あの人と、小一時間でも良い、二人っきりで居てみな、大変だって分かるから・・・・・・・・・・・・でも、沙楽だと和んじまいそーだなー・・・・・・」 礼名さんと沙楽先輩…うーん、確かに通じる所があるかもです。 >「???」 > 海月は一人で言うが、沙楽には意味が分からない。 >「どーいうことなんですか? もっとわかりやすく説明してくださいよ!」 > 野次馬根性は立派な物で、千影が話につっこむ。 >「あの人は・・・人にとって、天使にも悪魔にもなる人なんだよ!」 >「あらあらあらあら、ずいぶんとひどいことを言ってくれるんですね〜」 >「・・・・・・・・・・・・!!!?」 にこやかに笑いつつ怒っている女性ほど怖いものはありません。(体験済み) > ずざざざざざざざざざっ!! > 開けっ放しだったドアの元から、まるでゴキブリの如く素早く去り、海月はベッドの元にやってくる。素早く貴英の頭の下から枕を奪うと、それで構える。 昔、兄やれいと一緒に枕投げやりましたっけ…。(違) >「痛っ」 > 勢いに、貴英はベッドのマットに頭をぶつける。鈍い衝撃に声を上げる。 >「みなさん、初めまして。いつも聖也くんがお世話になってるみたいで・・・」 > ふかぶか。 > 先ほどの女性・・・礼名は、そう音がしそうなくらいな物腰の柔らかさで、千影達に頭を下げる。 >「あ、いえいえこちらこそ」 > 素直に頭を下げる千影。 >「れれれれれれ、礼ねーちゃん! なんだって突然来るんだよ!!」 > レレレのおじさんを思い出しそうなくらいに「れ」を繰り返し、海月は礼名を指さす。 レレレのおじさん…なんて懐かしい。 >「なんで、って・・・それは簡単、この学校に用があったからですよ」 >「よ、用ぅ?」 >「そう、用」 > とてとてとて。 > 礼名は沙楽に「失礼しますね」と言ってから、海月の元まで歩いてやってきた。 >「おばさま・・・聖也くんのお母様に頼まれたんです。『家のバカ息子がどんなバカをかますか分からないから、面倒を見ておくれ』って」 >「頼まれた、って・・・お袋は三年前に死んだんだぞ!?(汗)」 > まさか、幽霊・・・と、海月が玲羅に言い返しかけたとき。 >「大丈夫です、私のお母様がおばさまから譲り受けた遺言状にそう書かれていたんです」 >「ほっ・・・」 >「というわけでまぁ、かれこれ3年分の道のりは無視して、私はこの学校に転校してきたんです」 >「無視!?」 礼名先輩、3年もの間何をやってたんですか…?? > 安堵したのもつかの間、海月はすぐさま礼名の言葉に悲鳴を上げる。 >「あの・・・綾瀬さん・・・」 > 会話がとぎれたスキに、沙楽が礼名に声をかけた。 >「あの・・・その・・・えっと・・・」 > 何を言ったらいいのか迷って、沙楽はぐるぐるといろいろなことを考える。 >「・・・お袋のことか?」 > 海月に訊ねられ、沙楽は頷く。 >「その遺言状に、ぼくのこと・・・『沙楽』のこと、何か書いてありませんでしたか・・・?」 >「え? さあ・・・私は実際に遺言状は見ていないので、わかりませんけど」 >「そうですか・・・・・・」 > 礼名の言葉に、沙楽はすごすごと後ろに引く。 > 沙楽は生まれてすぐに父親に引き取られ、ずっと父の元で過ごした。母親は海月とともにこっちの国で暮らしていたので、沙楽は実際に実の母親と会ったことは無かったのだ。 ほほう。 > 泉の母親と共に暮らし、彼女と沙楽は実の親子のように仲が良かったが、しかしだからこそ、実の母親がどんな人物か、沙楽は気になったのだ。 > しかし、実際に実の母とは会うこともなく、死別するのだけれど・・・。 > けれども、そんなことを知らない礼名は、一言「ごめんなさいね」とだけ言うと、再び海月に向き直った。 >「というわけで、これからよろしくですねv 私、月に一度あなたの素行を手紙に書いて、母さんに連絡するのでv」 うわあ、姉さん←違いますけどυパワー炸裂★(!?) >「嫌だぁぁぁぁぁぁあぁぁぁっっ!!」 >「あ、そうそう。お茶飲みます? 新しいお茶が手に入ったんです、粉末なんですよ」 粉の御茶…?御抹茶ですか?(結構好きです) >「こ、粉っぽいのはちょっと・・・アレルギーなもんで・・・」 > ごほごほごほごほ。 > 粉アレルギーではなく『埃アレルギー』である海月は、さも苦手そうに咳をしてみせる。 >「あらあら、それは大変ですね・・・」 >「そう、とっても大変なんだ・・・」 >「じゃあ、私の新作の、粉じゃないお茶、飲んでみてください♪ 体にとっても良いので、アレルギーなんてすぐ治っちゃいますよ♪」 >「いい、いいってぱいい! 今はいらないから! ほら俺今水疱瘡でさ、水っぽいもの飲んだら悪化しちゃうんだよ!」 礼名先輩の御茶は美味しいのに…。なんで飲まないんでしょうかね? > 嘘ばっかり。 > 千影は心に思いつつ、とりあえず言わないことにした。 >「そうですか・・・それは残念ですね」 >「そうそう、とってもとっても残念だなぁ〜。でもとりあえず、今はお茶は飲めないからさ! じゃ、今日はさよなら。今度は学校で会おうな!」 > がばっ! > 海月は立ち上がり、枕を貴英に返す。 >「うぷっ」 > 顔の上に突然枕を押しつけられた貴英は、声にならない声を出す。 災難…。 > 気にせず海月は礼名の背を押して部屋から押し出す。 >「んじゃなっ!」 > 挨拶も手短にすると、ばたんとドアを閉める。 > ドアが再び開かぬように、とばかりにもたれると、海月は「ふぅ〜」とため息をつく。 >「は〜・・・疲れた・・・」 >「なーによウミツキ、失礼じゃない?」 > 海月の怖がる物見〜つけた、とばかりに、うれしそうに泉は言う。 その気持ち、すっごく分かります。(笑) >「だいたい、今の誰なんですか?」 >「聖也のいとこの礼名さんですよ」 > 千影が訊ねたが、答えたのは貴英だった。 >「僕と聖也が住んでいた町・・・アルテノって言うんですけど、礼名さんもその町に住んでいたので、知ってるんですよ。幼い頃はわりとよく遊びましたよ」 >「へー、そうなんですか。でも、どうして海月先輩は、あのひと・・・海月先輩が「ねーちゃん」って言うから年上ですよね、綾瀬先輩? あのひとのこと、あんなに嫌ってるんですか?」 >「嫌ってるんじゃない」 > 千影に言われて、海月はぐったりとして答えた。 >「怖がってるんだよ」 >「こ・・・怖?」 > 千影は、ちょっとおびえて答える。 >「昔、あの人が初めて作ったオリジナルお茶を飲まされて以来、あんなにおびえちゃってるんですよ。初期の頃の物はともかく、最近の礼名さんのお茶はとてもおいしいのに」 な、なるほど!そうだったんですか…今までの謎が一気に解けた瞬間です。(謎) >「なるほど」 >「人ごとみたいに言うなよ、貴英! お前はあのとき、突然腹がいてぇとか嘘ついて、茶飲まなかったくせに・・・」 > あのときの味を思い出したのか、海月は目にうっすら涙を浮かべて貴英を指さす。 どういう味だったんでしょう…知るのは唯1人、海月先輩だけ。(笑) >「・・・おにいさまのいとこ・・・」 > そこに、沙楽がぽつりと呟く。 >「おにいさまのおとうさまの、きょうだいのこどもなんですか?」 >「いんや、お袋の姉貴の子供だ・・・あ、そうだな。沙楽、お前ともいとこだよ、礼ねーちゃんは」 >「ぼくの・・・いとこ?」 > 沙楽は、実感がわかないとばかりに、何度も繰り返した。 >「ぼくの・・・いとこ・・・」 う〜ん、沙楽先輩は一体何を考えているのでしょうか…。 >「それで、聖也くんは、アレルギーだと言っていました。アレルギーだなんて、聖也くんも大変だな、と思いました。いつか、元気がいっぱい出るお茶を作って、飲ませてあげたい、と思いました。・・・ぴーえす、水疱瘡って、昔聖也くんかかりませんでしたっけ? またかかるなんて、聖也くんは大変ですね、と」 > 礼名は机に向かって、母宛の手紙を書き続けていた。 >「ホント、聖也くんはいっぱい大変なんですね・・・どうにか、元気が出るお茶を作らなきゃ!」 > そして、礼名はどこからともなく急須と湯飲みを取り出した。 >「よーし、これから『頑張らなくっ茶』でも飲んで頑張りましょう!」 ネーミングセンスが良いですねv > えいえいおー、と礼名はガッツポーズを決めた。 >「あっ、そうだっ!」 > 礼名はふと思い出して、再びペンを握り、便せんに向かった。 > そして、『あのこと』を書くのだった。 >「ぴーえす2、と・・・おばさまの遺言状に、『沙楽』という名前はありませんでしたか?」 どんな返事が来るのか、楽しみです。 > > 次回へ続く・・・次回は誰にしようかなぁ・・・(汗) > > > 今回登場したみなさん >☆綾瀬 礼名 失敗は成功の母! いつか海月も分かってくれるよ、ね!(笑) 何時か、海月先輩と礼名先輩がほのぼのと一緒に御茶を飲む風景が…。 >__________________________________ はい。人様の小説にレス付けするのは初めてだったりします。 変な付け方してたらごめんなさい。(ぺこり) 僕もショートショート書きますね!頑張ります。 次のお話が楽しみです。では! |
15305 | お後がよろしいようで・・・(良くない) | 葵楓 扇 | 5/6-18:04 |
記事番号15304へのコメント R・I・Pさんは No.15304「Re:星願月祈第八話『恐怖のイトコ』」で書きました。 こんにちは、R・I・Pさん。扇です。 えっと、レスが手短でゴメンなさい(汗)時間が無くて・・・ 次は頑張るですから! ハイ! えっと、レス返しです。 礼名先輩、ホントに大活躍ですね、いろんな意味で(笑) 内容も謎いっぱいですね、いろんな意味で(笑) 海月が報われる日は来るのか!? そして、手紙の返事。あれは、しばらくお楽しみにしていてください♪ あ、レスの返し方、あれでばりばりOKですよ! 初心者にしてはすごく上手ですよ、ホント。 ではでは、時間が迫っているので(汗)ホントごめんなさい! では! |
15317 | チョッパーが好きです♪(関係無し?) | れーな E-mail | 5/7-22:52 |
記事番号15301へのコメント 葵楓 扇さんは No.15301「星願月祈第八話『恐怖のイトコ』」で書きました。 > こんにちは、扇です。みなさん元気でしょーか? 私は元気です。宿題しなきゃなぁ、と心を痛めつつも、とても元気です。はい。とにかく元気なんです。 はぁい♪れーなでっすー!元気でし。GWは何してたよ?あたしは京都行ったさー!今日は振替でお休みさー!宿題はー終わって無いさー!あーあ、と・・・(爆) > 本日は、星願月祈第八話をお届けに参りました。礼名さん大活躍、イェイ(ちょっと嘘くさい)。 いえい。えいえい。(何) > それとそれと、先に一つ言っておきますね。 > 今回の本文の途中で、海月が「世界共通語は難しい」と言ってますが、これは英語のことじゃありません。星願月祈の物語はとあるファンタジー世界のことなんですが(今度機会があったら、この世界の説明もしますね)、その世界には英語の他に、覚えることが義務づけられている(でも覚えてない人多数)「世界共通語」が存在するんです。無いと困ります(笑) 世界共通語・・・・・・うわーめんどっ!?まぁ便利っちゃあ便利・・・か? > ↓ちょっと工夫してみました。文字化けしないことを月に祈る(爆) > >___________________________...‥‥……━★ をー。すげーすげー。ちゃんとなってるー♪ > よく晴れた日には、お弁当を持って山に行こうか > そう考えられる、のどかな日々が私は好きです。 あたしも好きです♪青いお空が好きです♪ > GWと言う物は、人間をだらけさせる。 > そう分かっていても、人間は時の流れに身を任せ、素直にだらける。 ふっ・・・逆らえないのよね・・・(笑) >「だから、ダーツの矢で私の頬を見事に皮一枚だけ切る、なんて神業が出来るんですね♪」 >「うっ・・・あのことはごめんなさいですなの・・・」 > 明るく千影は、忘れた頃に過去の罪を振り返りさせる。 >「ところで、貴英先輩はこのGWが終わったら、また学校に通えそうですか?」 > 千影は、近くのベッドの上で本を読んでいる貴英に声をかけた。 >「ええ、多分。まだ少し後頭部に、岩のように硬い氷で叩かれた痛みが残ってますが」 >「うっ・・・わ、悪かったわ、ちょっとやりすぎたわよ・・・」 > 貴英も、忘れた頃に過去の罪を再び悔やませる。 うーみゅ。2人ともきっつい☆(笑)根に持ってる?(笑) >「今おにいさま・・・聖也は、英語のテストで赤点取って、その補習授業に行っていて居ませんですなの」 >『そう・・・』 > ・・・またか。 > 千影と貴英は、沙楽の言葉に心底そう思った。 赤点・・・あーなんてヤな言葉・・・ > 自分の部屋にたどり着き、いざドアを開けようとしたとき、うっすらと嗅ぎ覚えのあるにおいを感じる。 >「この・・・毎日50杯は軽くお茶を飲んでいそうな、独特な茶っぱのにおいは・・・まさか・・・!?」 50杯もかよっ!!?(笑)水分よく取るわぁ(笑) >「ああ、一応今は大丈夫だ・・・・・・なぁ沙楽、だれか客が来なかったか?」 >「あっ、来ましたですなの! 綾瀬さんって人ですなの!!」 >「やっぱりかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 > 沙楽の元気な言葉に、ますますもって海月は頭を抱えてしゃがみ込む。 ああそんなに悩みこまなくても(笑) >「ああああああ・・・礼ねーちゃんが来たってのは・・・死ぬほど面倒だ・・・」 >「どーしてですなの? やさしそーな人だってですなの!」 >「・・・あの人と、小一時間でも良い、二人っきりで居てみな、大変だって分かるから・・・・・・・・・・・・でも、沙楽だと和んじまいそーだなー・・・・・・」 ・・・そんなに大変、かしら・・・ >「あの人は・・・人にとって、天使にも悪魔にもなる人なんだよ!」 >「あらあらあらあら、ずいぶんとひどいことを言ってくれるんですね〜」 >「・・・・・・・・・・・・!!!?」 > ずざざざざざざざざざっ!! おっとり口調がなんとなく怖いっすねぇ(笑) > 素直に頭を下げる千影。 >「れれれれれれ、礼ねーちゃん! なんだって突然来るんだよ!!」 > レレレのおじさんを思い出しそうなくらいに「れ」を繰り返し、海月は礼名を指さす。 ああ・・・懐かしいわレレレのおじさん・・・(遠い目/笑) >「大丈夫です、私のお母様がおばさまから譲り受けた遺言状にそう書かれていたんです」 >「ほっ・・・」 >「というわけでまぁ、かれこれ3年分の道のりは無視して、私はこの学校に転校してきたんです」 >「無視!?」 > 安堵したのもつかの間、海月はすぐさま礼名の言葉に悲鳴を上げる。 ・・・・・・何してた?(笑) > 海月に訊ねられ、沙楽は頷く。 >「その遺言状に、ぼくのこと・・・『沙楽』のこと、何か書いてありませんでしたか・・・?」 >「え? さあ・・・私は実際に遺言状は見ていないので、わかりませんけど」 >「そうですか・・・・・・」 > 礼名の言葉に、沙楽はすごすごと後ろに引く。 ・・・この前名前間違えてごめんね☆(汗) >「というわけで、これからよろしくですねv 私、月に一度あなたの素行を手紙に書いて、母さんに連絡するのでv」 >「嫌だぁぁぁぁぁぁあぁぁぁっっ!!」 >「あ、そうそう。お茶飲みます? 新しいお茶が手に入ったんです、粉末なんですよ」 あ、早速お茶が(笑) >「こ、粉っぽいのはちょっと・・・アレルギーなもんで・・・」 > ごほごほごほごほ。 > 粉アレルギーではなく『埃アレルギー』である海月は、さも苦手そうに咳をしてみせる。 ・・・埃アレルギーなの?? >「じゃあ、私の新作の、粉じゃないお茶、飲んでみてください♪ 体にとっても良いので、アレルギーなんてすぐ治っちゃいますよ♪」 >「いい、いいってぱいい! 今はいらないから! ほら俺今水疱瘡でさ、水っぽいもの飲んだら悪化しちゃうんだよ!」 いやそれって・・・・・・ええ? >「んじゃなっ!」 > 挨拶も手短にすると、ばたんとドアを閉める。 > ドアが再び開かぬように、とばかりにもたれると、海月は「ふぅ〜」とため息をつく。 あらあらあら、追い出されちゃいましたねぇ〜(礼名風/笑) >「昔、あの人が初めて作ったオリジナルお茶を飲まされて以来、あんなにおびえちゃってるんですよ。初期の頃の物はともかく、最近の礼名さんのお茶はとてもおいしいのに」 >「なるほど」 ああそんなことが(笑)お茶目さんねぇ礼名さんってば♪(笑) >「人ごとみたいに言うなよ、貴英! お前はあのとき、突然腹がいてぇとか嘘ついて、茶飲まなかったくせに・・・」 > あのときの味を思い出したのか、海月は目にうっすら涙を浮かべて貴英を指さす。 どこまで不味かったのかしら・・・(笑) >「いんや、お袋の姉貴の子供だ・・・あ、そうだな。沙楽、お前ともいとこだよ、礼ねーちゃんは」 >「ぼくの・・・いとこ?」 > 沙楽は、実感がわかないとばかりに、何度も繰り返した。 >「ぼくの・・・いとこ・・・」 あ、そーなのか。沙楽とも従兄弟にゃのか。 >「それで、聖也くんは、アレルギーだと言っていました。アレルギーだなんて、聖也くんも大変だな、と思いました。いつか、元気がいっぱい出るお茶を作って、飲ませてあげたい、と思いました。・・・ぴーえす、水疱瘡って、昔聖也くんかかりませんでしたっけ? またかかるなんて、聖也くんは大変ですね、と」 うわーそのまんま信じてる所がスゴイねー(笑) > そして、礼名はどこからともなく急須と湯飲みを取り出した。 >「よーし、これから『頑張らなくっ茶』でも飲んで頑張りましょう!」 > えいえいおー、と礼名はガッツポーズを決めた。 頑張らなくっ茶(笑) > 次回へ続く・・・次回は誰にしようかなぁ・・・(汗) だーれになるのかな? > 今回登場したみなさん >☆綾瀬 礼名 失敗は成功の母! いつか海月も分かってくれるよ、ね!(笑) いつかきっと飲んでもらうのだ(笑) > はてさて、キャララッシュ第一回目。礼名さん編です。前は「父方のいとこ」と言っちゃいましたが、「母方のいとこ」にしました。すいませんれーなさん。いとこがもう一人増えました(爆) あーいーっすよもう全然平気ー。出してもらえること自体嬉しいし。勝手に設定とか加えちゃって。 > 今回はアルテノが名前だけ出てきました。海月と貴英と(勝手に)礼名の出身地にしました。アルテノのことを思いついた直後、あっさりと礼名さんは沙楽関連の重要人物に決定(笑)。今度、礼名の母親が貰ったという遺言状を見に一行はアルテノに行く、というエピソードを書くので、楽しみにしていてくださいね。 ふみゅふみゅ・・・楽しみー! > 直前にワンピースの16巻と17巻を読んだせいでしょうか、星願キャラをワンピキャラに当てはめて考えてました。 >心: どんな風に当てはめたんですか? > えーと、以下の通りです。ちなみにルフィとウソップは無し。 > 千影・・・ビビ > 泉・・・ナミ > 沙楽・・・チョッパー(後ろ姿はノジコ(笑)) > 貴英・・・メガネサンジ(レインベースでわずか二話ほどだけ出てきた、メガネかけたサンジ) > 海月・・・ゾロ > 玲羅・・・たしぎ(まあ、登場しなかったけど) > 礼名・・・優しく微笑むアルビダ >心: アルビダ!!?(゜゜;) > ごめんなさいれーちゃん、にっこり微笑むアルビダがあまりにもぴったりな感じがしてしまったので(笑)まあ、美人だし。ドクトリーヌとかにしなかっただけマシだし(笑・直前まで読んでたのが16、7巻だしなぁ・・・) アルビダーっ!?(笑)ってゆーかドクトリ―ヌになってたかもしれないのか?(笑)まぁ面白いから良いけど(笑) ところで上のんじゃ主人公(ルフィ)がいないわ(笑) > でも、それまで礼名って金髪だと思ってたんだよなー・・・(爆) >心: というか、れーなさんのキャラって全員金髪だと思ってたでしょ・・・? > ぎくっ・・・ あ、そーなんす?んーと・・・前回まではとくに考えてなかったけど今回は黒髪イメージかなー。だって日本茶が(笑)別に何色だって良いけどね(笑) >心: ではではまた次回でお会いしましょう! グッバイ!! > ってああっ!? なにもわざわざ早口で全部一人で言わなくてもっ!!(汗) 次回も期待してまーす♪いっぱい出してくれてありがとー♪れーなでっした☆ |
15319 | 可愛いしねぇ♪(まぁた、なぁ) | 葵楓 扇 | 5/8-17:28 |
記事番号15317へのコメント れーなさんは No.15317「チョッパーが好きです♪(関係無し?)」で書きました。 >> こんにちは、扇です。みなさん元気でしょーか? 私は元気です。宿題しなきゃなぁ、と心を痛めつつも、とても元気です。はい。とにかく元気なんです。 >はぁい♪れーなでっすー!元気でし。GWは何してたよ?あたしは京都行ったさー!今日は振替でお休みさー!宿題はー終わって無いさー!あーあ、と・・・(爆) はーい、こんにちあ〜♪(「あ」かい!) GWは遊んでましたね〜(笑)宿題はギリで終わりましたわ、ギリで。 >> 本日は、星願月祈第八話をお届けに参りました。礼名さん大活躍、イェイ(ちょっと嘘くさい)。 >いえい。えいえい。(何) いえいえいえいえ。 >> それとそれと、先に一つ言っておきますね。 >> 今回の本文の途中で、海月が「世界共通語は難しい」と言ってますが、これは英語のことじゃありません。星願月祈の物語はとあるファンタジー世界のことなんですが(今度機会があったら、この世界の説明もしますね)、その世界には英語の他に、覚えることが義務づけられている(でも覚えてない人多数)「世界共通語」が存在するんです。無いと困ります(笑) >世界共通語・・・・・・うわーめんどっ!?まぁ便利っちゃあ便利・・・か? まぁ、ファンタジー世界だから(笑) >> ↓ちょっと工夫してみました。文字化けしないことを月に祈る(爆) >> >>___________________________...‥‥……━★ >をー。すげーすげー。ちゃんとなってるー♪ まぁ、パソについていた変換機能なんですけどね(爆) >> よく晴れた日には、お弁当を持って山に行こうか >> そう考えられる、のどかな日々が私は好きです。 >あたしも好きです♪青いお空が好きです♪ くもりよりは好き♪(何) >> GWと言う物は、人間をだらけさせる。 >> そう分かっていても、人間は時の流れに身を任せ、素直にだらける。 >ふっ・・・逆らえないのよね・・・(笑) 人間の心理だもの・・・ >>「だから、ダーツの矢で私の頬を見事に皮一枚だけ切る、なんて神業が出来るんですね♪」 >>「うっ・・・あのことはごめんなさいですなの・・・」 >> 明るく千影は、忘れた頃に過去の罪を振り返りさせる。 >>「ところで、貴英先輩はこのGWが終わったら、また学校に通えそうですか?」 >> 千影は、近くのベッドの上で本を読んでいる貴英に声をかけた。 >>「ええ、多分。まだ少し後頭部に、岩のように硬い氷で叩かれた痛みが残ってますが」 >>「うっ・・・わ、悪かったわ、ちょっとやりすぎたわよ・・・」 >> 貴英も、忘れた頃に過去の罪を再び悔やませる。 >うーみゅ。2人ともきっつい☆(笑)根に持ってる?(笑) 「気づかずに言っている」のでしょう(笑) 精神心理で根に持ってる、と(笑) >>「今おにいさま・・・聖也は、英語のテストで赤点取って、その補習授業に行っていて居ませんですなの」 >>『そう・・・』 >> ・・・またか。 >> 千影と貴英は、沙楽の言葉に心底そう思った。 >赤点・・・あーなんてヤな言葉・・・ 海月、ホントによくこれで留年ならないねぇ・・・ >> 自分の部屋にたどり着き、いざドアを開けようとしたとき、うっすらと嗅ぎ覚えのあるにおいを感じる。 >>「この・・・毎日50杯は軽くお茶を飲んでいそうな、独特な茶っぱのにおいは・・・まさか・・・!?」 >50杯もかよっ!!?(笑)水分よく取るわぁ(笑) 健康によさそう(何) >>「ああ、一応今は大丈夫だ・・・・・・なぁ沙楽、だれか客が来なかったか?」 >>「あっ、来ましたですなの! 綾瀬さんって人ですなの!!」 >>「やっぱりかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 >> 沙楽の元気な言葉に、ますますもって海月は頭を抱えてしゃがみ込む。 >ああそんなに悩みこまなくても(笑) 苦手らしいね(笑) >>「ああああああ・・・礼ねーちゃんが来たってのは・・・死ぬほど面倒だ・・・」 >>「どーしてですなの? やさしそーな人だってですなの!」 >>「・・・あの人と、小一時間でも良い、二人っきりで居てみな、大変だって分かるから・・・・・・・・・・・・でも、沙楽だと和んじまいそーだなー・・・・・・」 >・・・そんなに大変、かしら・・・ 海月オンリーで、ね(爆) >>「あの人は・・・人にとって、天使にも悪魔にもなる人なんだよ!」 >>「あらあらあらあら、ずいぶんとひどいことを言ってくれるんですね〜」 >>「・・・・・・・・・・・・!!!?」 >> ずざざざざざざざざざっ!! >おっとり口調がなんとなく怖いっすねぇ(笑) でも、多分怒ってない(笑) >> 素直に頭を下げる千影。 >>「れれれれれれ、礼ねーちゃん! なんだって突然来るんだよ!!」 >> レレレのおじさんを思い出しそうなくらいに「れ」を繰り返し、海月は礼名を指さす。 >ああ・・・懐かしいわレレレのおじさん・・・(遠い目/笑) この前テレビでやってたんですよ・・・おそ松・・・ >>「大丈夫です、私のお母様がおばさまから譲り受けた遺言状にそう書かれていたんです」 >>「ほっ・・・」 >>「というわけでまぁ、かれこれ3年分の道のりは無視して、私はこの学校に転校してきたんです」 >>「無視!?」 >> 安堵したのもつかの間、海月はすぐさま礼名の言葉に悲鳴を上げる。 >・・・・・・何してた?(笑) さぁ・・・(笑) その辺は、ショートショートで(笑) >> 海月に訊ねられ、沙楽は頷く。 >>「その遺言状に、ぼくのこと・・・『沙楽』のこと、何か書いてありませんでしたか・・・?」 >>「え? さあ・・・私は実際に遺言状は見ていないので、わかりませんけど」 >>「そうですか・・・・・・」 >> 礼名の言葉に、沙楽はすごすごと後ろに引く。 >・・・この前名前間違えてごめんね☆(汗) いへいへ♪ >>「というわけで、これからよろしくですねv 私、月に一度あなたの素行を手紙に書いて、母さんに連絡するのでv」 >>「嫌だぁぁぁぁぁぁあぁぁぁっっ!!」 >>「あ、そうそう。お茶飲みます? 新しいお茶が手に入ったんです、粉末なんですよ」 >あ、早速お茶が(笑) お粉♪ >>「こ、粉っぽいのはちょっと・・・アレルギーなもんで・・・」 >> ごほごほごほごほ。 >> 粉アレルギーではなく『埃アレルギー』である海月は、さも苦手そうに咳をしてみせる。 >・・・埃アレルギーなの?? はい、だからみいさんが苦手だったんです(みいさんは人間のハズぢゃ・・・) >>「じゃあ、私の新作の、粉じゃないお茶、飲んでみてください♪ 体にとっても良いので、アレルギーなんてすぐ治っちゃいますよ♪」 >>「いい、いいってぱいい! 今はいらないから! ほら俺今水疱瘡でさ、水っぽいもの飲んだら悪化しちゃうんだよ!」 >いやそれって・・・・・・ええ? 嘘ばっか♪(笑) >>「んじゃなっ!」 >> 挨拶も手短にすると、ばたんとドアを閉める。 >> ドアが再び開かぬように、とばかりにもたれると、海月は「ふぅ〜」とため息をつく。 >あらあらあら、追い出されちゃいましたねぇ〜(礼名風/笑) 怖かったようです(笑) >>「昔、あの人が初めて作ったオリジナルお茶を飲まされて以来、あんなにおびえちゃってるんですよ。初期の頃の物はともかく、最近の礼名さんのお茶はとてもおいしいのに」 >>「なるほど」 >ああそんなことが(笑)お茶目さんねぇ礼名さんってば♪(笑) 昔のことだし♪(爆) >>「人ごとみたいに言うなよ、貴英! お前はあのとき、突然腹がいてぇとか嘘ついて、茶飲まなかったくせに・・・」 >> あのときの味を思い出したのか、海月は目にうっすら涙を浮かべて貴英を指さす。 >どこまで不味かったのかしら・・・(笑) さぁ、誰も知らない・・・(爆) >>「いんや、お袋の姉貴の子供だ・・・あ、そうだな。沙楽、お前ともいとこだよ、礼ねーちゃんは」 >>「ぼくの・・・いとこ?」 >> 沙楽は、実感がわかないとばかりに、何度も繰り返した。 >>「ぼくの・・・いとこ・・・」 >あ、そーなのか。沙楽とも従兄弟にゃのか。 そゆことにしてください。 >>「それで、聖也くんは、アレルギーだと言っていました。アレルギーだなんて、聖也くんも大変だな、と思いました。いつか、元気がいっぱい出るお茶を作って、飲ませてあげたい、と思いました。・・・ぴーえす、水疱瘡って、昔聖也くんかかりませんでしたっけ? またかかるなんて、聖也くんは大変ですね、と」 >うわーそのまんま信じてる所がスゴイねー(笑) 礼名さんはそんなキャラな気がします(笑) >> そして、礼名はどこからともなく急須と湯飲みを取り出した。 >>「よーし、これから『頑張らなくっ茶』でも飲んで頑張りましょう!」 >> えいえいおー、と礼名はガッツポーズを決めた。 >頑張らなくっ茶(笑) これ思いついたとき、感激でした(笑) >> 次回へ続く・・・次回は誰にしようかなぁ・・・(汗) >だーれになるのかな? とりあえず、あの人とあの人・・・ >> 今回登場したみなさん >>☆綾瀬 礼名 失敗は成功の母! いつか海月も分かってくれるよ、ね!(笑) >いつかきっと飲んでもらうのだ(笑) 逃げるか飲むか、どーする海月!?(笑) >> はてさて、キャララッシュ第一回目。礼名さん編です。前は「父方のいとこ」と言っちゃいましたが、「母方のいとこ」にしました。すいませんれーなさん。いとこがもう一人増えました(爆) >あーいーっすよもう全然平気ー。出してもらえること自体嬉しいし。勝手に設定とか加えちゃって。 そう言ってくださるとうれしいです♪ >> 今回はアルテノが名前だけ出てきました。海月と貴英と(勝手に)礼名の出身地にしました。アルテノのことを思いついた直後、あっさりと礼名さんは沙楽関連の重要人物に決定(笑)。今度、礼名の母親が貰ったという遺言状を見に一行はアルテノに行く、というエピソードを書くので、楽しみにしていてくださいね。 >ふみゅふみゅ・・・楽しみー! 待っててちょ♪ >> 直前にワンピースの16巻と17巻を読んだせいでしょうか、星願キャラをワンピキャラに当てはめて考えてました。 >>心: どんな風に当てはめたんですか? >> えーと、以下の通りです。ちなみにルフィとウソップは無し。 >> 千影・・・ビビ >> 泉・・・ナミ >> 沙楽・・・チョッパー(後ろ姿はノジコ(笑)) >> 貴英・・・メガネサンジ(レインベースでわずか二話ほどだけ出てきた、メガネかけたサンジ) >> 海月・・・ゾロ >> 玲羅・・・たしぎ(まあ、登場しなかったけど) >> 礼名・・・優しく微笑むアルビダ >>心: アルビダ!!?(゜゜;) >> ごめんなさいれーちゃん、にっこり微笑むアルビダがあまりにもぴったりな感じがしてしまったので(笑)まあ、美人だし。ドクトリーヌとかにしなかっただけマシだし(笑・直前まで読んでたのが16、7巻だしなぁ・・・) >アルビダーっ!?(笑)ってゆーかドクトリ―ヌになってたかもしれないのか?(笑)まぁ面白いから良いけど(笑) いや、まぁ・・・ともかくごめんなさい(爆) だって、優しく微笑むアルビダが、あまりにもっ・・・(謎) ともかく、ドクトリーヌよりはまし(笑) >ところで上のんじゃ主人公(ルフィ)がいないわ(笑) 居ませんね、はい。でも誰にもしようがない(笑) >> でも、それまで礼名って金髪だと思ってたんだよなー・・・(爆) >>心: というか、れーなさんのキャラって全員金髪だと思ってたでしょ・・・? >> ぎくっ・・・ >あ、そーなんす?んーと・・・前回まではとくに考えてなかったけど今回は黒髪イメージかなー。だって日本茶が(笑)別に何色だって良いけどね(笑) そー言ってもらえるとなんとやら(笑) >>心: ではではまた次回でお会いしましょう! グッバイ!! >> ってああっ!? なにもわざわざ早口で全部一人で言わなくてもっ!!(汗) >次回も期待してまーす♪いっぱい出してくれてありがとー♪れーなでっした☆ そう言ってくれるとうれしいです♪ ではでは〜☆ |
15306 | ショートショート・ルーヴ君の気まぐれ日記〜木登り編〜 | R・I・P | 5/6-19:06 |
記事番号15249へのコメント こんにちは。R・I・Pです。 第8話のレスで書いた通り、生徒登録もした所で、早速ショートショートを書きました。 変かもしれませんが、宜しくお願いします! フィブリゾの口調って結構難しいですね…。自分で書いたくせに。(泣) 果たして此れが日記なのかどうか。(汗)僕はいつも、こんな感じの日記書くんですよ、本当に。…よく親に「変な書き方するな」と言われますけど。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ショートショート・ルーヴ君の気まぐれ日記〜木登り編〜 ×月×日×曜日。晴れ。 昨日の夜にずうっとおねえちゃんから借りた本を読んでいたので、今日の朝は寝坊してしまった。えらく分厚い本でまだ半分も読めてない。おねえちゃん、こんなの何冊読んでんだろ…。 でも内容はとても面白いから、今度友達に勧めてみよっと。こうなったら一蓮托生、死なばもろともだ!(?) それは兎も角、今日あった1番凄い事は、やっぱり木登り、かなあ。 おねえちゃんが運動音痴で成績がいつも1、って事は知ってたけど、あそこまでとは知らなかったな〜。全治3ヶ月もするなんて…御見舞いに本でも読んであげよっと。何か読めなくて魘されてるみたいだし。 確か、秋になる木の実が欲しいとか言ってたっけ。秋になったらとってあげようっと。おねえちゃんの料理、とっても美味しいもんね。あ、でもクッキーは氷沙梓おねえちゃんの方が…。 それにしても、氷沙梓おねえちゃん、本当に木登り上手いんだな、尊敬しちゃった。球技も得意らしいし…羨ましいな、ホント。 やっぱり特技がある、って良い事だよね。僕も今度あるピアノコンクールで優勝出来たらいいな。猛特訓しなきゃね。頑張るぞ! …と、言う所で、本日の日記は終了! 「よし、日記も書けたし、あとは明日の用意をして、寝るだけだ。ええっと、明日の時間割は、数学、理科に、音楽、」 がさごそがさごそ、じーっ。がさがさ… 「図形、えいご…ぅあああああああっ!!」 ばさっ。 「ど、どうしよう…英語のプリントと問題集やってない!僕としたことが…うわぁぁ、おかあさまに嫌われるぅぅぅぅっ!!」 あたふたあたふた。 がちゃっ。ばたんっ!だだだっ… どんどんどんっ。がちゃ。 「夜遅くにごめん!英語の宿題写させて!!」 「え、あのエル先生の出した宿題やってなかったのかお前!?」 「そ、そうなんだ…一生のお願い!そうしないとおかあさまに嫌われる!」 「ああ、分かった。…だけどよ、お前、なんで先生の事『おかあさま』って呼ぶんだ??」 「え、まあそれは色々と…作者の都合で」 「言ってる事がよく分からん…まあいいか」 「ごめん、助かったよ…ふう」 そして…今日も尋常ならぬ1日が過ぎる…。 ちなみに、折角写させて貰ったにも関わらず、答えが間違いだらけだったせいで結局の所叱られるはめになってしまったそうな。 人の宿題を写すのはやめましょう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ はい、何か変かもしれませんが、一応終わりです。オチベタベタですね。(^^;) こう言うタイプのショートショートはあまり書かないと思います。人の書いたショートショートに寄生してるみたいなので。(笑) やっぱり皆さんの書くお話って凄いですね〜、圧倒されちゃいました。 今回登場(?)した方達 瑞貴 黎ことおねえちゃん:僕もこんなおねえちゃんが欲しい。(笑)宿題手伝ってくれそう。 時水夜 氷沙梓おねえちゃん:僕も木登りが出来ないので教えて欲しいです…。 エル=クライシス先生ことおかあさま:どんな授業をされているんでしょうか?厳しそうです…。 今回は名前だけになってしまいましたけど、これからもっと書きたいなーと思っていますので、どうぞよろしく!!では! |
15315 | これはちょっと…良いんでしょうか? | れい | 5/7-22:50 |
記事番号15306へのコメント 今晩和、Rのショートショート読ませて貰いました。 R、あんたいつもそんな日記書かれるのかい?個性的で良いと思うのですが…頑張れ(何をだ) > それは兎も角、今日あった1番凄い事は、やっぱり木登り、かなあ。 > おねえちゃんが運動音痴で成績がいつも1、って事は知ってたけど、あそこまでとは知らなかったな〜。全治3ヶ月もするなんて…御見舞いに本でも読んであげよっと。何か読めなくて魘されてるみたいだし。 > 確か、秋になる木の実が欲しいとか言ってたっけ。秋になったらとってあげようっと。おねえちゃんの料理、とっても美味しいもんね。あ、でもクッキーは氷沙梓おねえちゃんの方が…。 > > それにしても、氷沙梓おねえちゃん、本当に木登り上手いんだな、尊敬しちゃった。球技も得意らしいし…羨ましいな、ホント。 > やっぱり特技がある、って良い事だよね。僕も今度あるピアノコンクールで優勝出来たらいいな。猛特訓しなきゃね。頑張るぞ! んで、今回思ったのですが、ここの部分、私のショートショート読んでない方にはさっぱり訳が分からないと思うんだけど。良いのかな…。 でも最後のオチはお約束かも知れないけど面白かったですよ。それにしても、エル先生はさぞかし御迷惑なんでしょうけどね(笑) ではこれにて。 かしこ。 |
15321 | 第九話『ふぁいるなんばー0.5:希斗と沙楽の愉快な猫探し♪』 | 葵楓 扇 | 5/8-22:09 |
記事番号15249へのコメント こんにちは、扇です。以上挨拶終わり!(爆) というわけで、第九話です。ごめんなさい、タイトル長いです。どーしても書きたかったんだぁあぁあぁ・・・(爆) まぁそんなことで、今回はタイトルを見て貰えば分かるとおり、キトさんが主役・・・の予定です。なぜ「予定」かというと、もう一人読者キャラ、みいさんが出るからです。 あ、本文中の猫「ミイル」は、キトさんのショートを見て貰うと分かるんですが、みいさんが飼ってる猫です。キトさんが見つけてきた猫です(よね?(爆))。 さて、今回は海月と貴英が喧嘩していた公園の名前が分かります(爆) そんなこんなで第九話、お楽しみいただけたら幸いです。 ☆ミ________________________________ 星に願いを月に祈りを 第九話『ふぁいるなんばー0.5:希斗と沙楽の愉快な猫探し♪』 夢見よ、空高き星の夜 煌めき、輝け、汝が魂 喪失せし心へと 夕欠けの公園には、光と闇しかない。 太陽が空にある間は、これでもかとばかりに陽の光に照らされる。 月と星が空に昇れば、月明かりも少なく夜闇があたりを包み込む。 ここには、夕焼けの灯りは来ない。黄昏の時間はない。 だからこそ、なのか・・・希斗は、ここに家を建てた(勝手に)。 「うーん、今日もいい天気〜♪」 日課の散歩と日光浴。 希斗は、ペット犬のうちの一匹、ドーベルマンのディムを連れて、夕欠けの公園をうろちょろしていた。 近くの噴水とか地面とかに、ちょっと生々しい感じの跡が残ってる気もするが、気にしない気にしない。 けれど、さすがの希斗も、名を呼ばれれば気にした。 「希斗さーん!」 「んゆっ? あたしの名を呼ぶのは誰かしら!?」 きらーん☆ 目の脇あたりに輝きを発し、希斗は声の主へと振り返った。 「希斗っ・・・さんっ・・・よかったですなの、探したんですなの〜」 希斗の元へと走ってきたのは、一応同年代の沙楽と、彼のペット犬のbc(ベーツァー)。 彼は秀才で有名だが、同時に体力がないことでも有名だった。校舎からここまで大した距離でもないのに、彼は死にそうなくらい肩で息をしている。咳き込む彼の背中をさすってあげる希斗。 「で、どうしたの?」 「はぁ・・・その・・・とってもたいへっ・・・! ごほごほごほ」 希斗に訊ねられ沙楽は答えようとしたが、再び咳き込んでしまう。 「わふっ?(だいじょぶ? 沙楽くんだいじょぶ?)」 「わんっ?(だいじょぶ? 沙楽だいじょぶ? 心配だわん・・・)」 「わふっ・・・(ホント、心配だわふっ。沙楽くん、体弱そうだしねぇ・・・)」 「わん・・・(そうなんだよぅ。風邪を引くと、とことんまで沙楽はこじらせるし・・・)」 「わふっ(そういえば、聞いた? 学園に、また謎の薬屋さんが登場だって。惚れ薬を売ってるって言うけど、その正体は胃腸薬らしいよ)」 「わんっ(それじゃあ詐欺じゃないか! 誰かだまされたの?)」 「わふっ(うん、結構たくさんね)」 「わんっ(気をつけなきゃねぇ・・・)」 「bc、ディムくんとなかよしですなのねっv」 「ホントホント、良かった良かった☆」 希斗となんとか平常を取り戻した沙楽は、bcとディムの世間話に笑いあった。この二人、犬の言葉理解してるのか? でぃーぷな世界だわホント・・・。まぁ、世の中には、猫の言葉を理解し、なおかつ話すことが出来る人もいるしなぁ・・・・・・ といったところで、沙楽は一つのことを思いだした。 「そうですっ! 大変なんですなのっ!!」 「だから、なにが大変なの? 説明して☆」 「ミイルさんが・・・ミイルさんが行方不明になっちゃったんですなのっ!」 「んなにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!?」 沙楽の言葉に、久方ぶりの大絶叫を、希斗はあげるのだった・・・。 「みいさん、今朝のHRのとき、朝起きたらミイルさんが居なかったって、探してたんですなの・・・。朝ご飯も食べてないから、おなかがすいたら帰るだろうって思っていたんですけど、全然帰ってこなくて・・・」 沙楽が、泣きそうな顔で希斗に語る。 とっさに、希斗は腕時計(犬柄)に目をやる。夕方4時30分。この公園では分からないものの、順調に夕暮れ、そして夜へと時間は進んでいる。 朝からというと、かれこれ半日近く行方不明になっている。 ミイルは希斗が見つけてきた猫だから、思い入れも深い。すごく心配になる。 「よーうしっ! 今日も元気に、探し屋は出動だぁっ! 本日の目的、ミイルちゃんを無事に発見! その後、無事にみーちゃんの元へ連れ帰る☆」 「わふ〜っ!(おーっ! 乗り気だねぇ、希斗! がんばるぞー!)」 元気いっぱいな希斗と、たった一言の言葉の中にでぃーぷな展開を含むディムは、元気いっぱいに腕を振り上げた。ディムはすぐに再び四つん這いになるけれど。 「というわけで、沙楽くん! できれば、みーちゃんのとこまで案内してプリーズ☆」 「はいですなの! こっちに居るはずですなの!」 心強い味方に、再び元気を取り戻した沙楽は、希斗を校舎裏の方へと促した。 夕欠けの公園と比べて、多少薄暗い校舎裏──── 「ミイルーーーーーーーっ!! どこ行ったのーーーーーーーーーーっ!!(涙)」 ぽろりぽろり(爆)とこぼれる涙を気にもせず、みいは必死にミイルの名を呼んでいた。 「みーちゃん!」 あまりの燦々たる有様(近くの岩はすべてひっくり返され、蛇の巣らしき穴はすべて掘り返され、ゴミ箱はすべて逆さまになっている)に目も向けられず、希斗はみいに声をかける。 「ああっ! 希斗ちゃんっ!!(感激) あんど沙楽くんに犬二匹! よかった、これでやっとミイルも見つかるにゃ!(感涙)」 みいは希斗の元に駆け寄り、にゃーにゃー声を上げる。 「さてっ、あたしが来たからにはもう安心☆ じゃぁさっそく、捜査開始! 重要参考人のみいさん、最後にミイルに会ったのはいつですか?」 探し屋というよりは刑事のような口調で、希斗はメモ帳(犬型)を取り出した。 「最後にあったのは昨日の夜、11時くらい・・・でも、あのときのミイルはぐっすり眠ってたの」 「で、それからは?」 「それからは、私も眠ったからよく分からないの。で、朝6時に起きたら、寮のドアが少し開いてて、ミイルの姿が無くて・・・」 みいは言いながら、再び涙ぐむ。 みいは学園長(くま)にペットを飼うことを許されている代わりに、寮は一人部屋なのだ。沙楽の場合は、ほぼ常にbcはリュックの中にいるので、「ルームメイトに迷惑がかからない」ということで、三人部屋にいるのだ。 ・・・まぁ、リュックの中にいなくても、同室者が海月と貴英だから、大丈夫かも知れないけれど・・・。 「ともかく、怪しいのは11時から6時までの7時間ね☆」 「うん・・・でも、多分3時くらいまではミイル、熟睡してたと思うの。あのこ、一度眠ると6時間は確実に起きないから」 「ふみゅふみゅ」 希斗はメモした『怪しい時間 7時間』に線を引いて、『4時間』と書き直した。 「となると、明け方居なくなった可能性が高いのね。そうなると、暗くて道に迷った、って事はなし・・・もとから猫目だし・・・」 うーん、と希斗はうなる。捜査は思いの外難航だ。 「ともかく、探しまくりしかないね☆ 三人ぷらす二匹なら、すぐ見つかるよ!」 希斗は、「もーとにかく、頭使う前に行動だ」とばかりに、腕を振り上げた。 「おーい、ミイル〜?」 「ミイルさ〜ん、どこですなの〜?」 「ミイルーーーーーー!! 出てきてーーーーーー!!(涙)」 「わふっ!」 「わんっ!」 それぞれ、各々の思いが反映しそうな声を上げて、学園内を走り回る。 「うーん、ひとところ見てきたけど、どこにも居ないなぁ・・・」 「まだ探してない場所といったら、あそこだけですなの・・・」 希斗の言葉に、沙楽は遠くを指さす。 その先は・・・・・・裏山。 『う゛っ・・・・・・』 希斗、みいは、明らかに嫌そうな声を出す。 当たり前だ、あの山の別名は・・・『地獄の裏山』なのだから。 「も、もうちょっと他を回ろうか・・・ねぇ?」 「でも、もう他に回るところなんて、思いつかないにゃ・・・」 希斗は引き気味だが、みいは諦め気味だ 「ううっ・・・じゃあ、しょーがない! 山にしんにゅー・・・・・・」 「ストーーーーーップ!!」 希斗が覚悟を決め、裏山へと足を一歩進めた・・・直後。 聞き覚えのある声が、希斗を止める。 「れ、玲羅ちゃん!?」 「刻詩さん、みいさん、それに沙楽と犬たち・・・ここで何やってるの?」 竹箒を持った玲羅が、腰に手を当て三人と二匹の後ろに立っていた。 「そ、そーいう玲羅ちゃんは?」 「私、裏山の掃除を頼まれたのよ、エル先生に。まったく、人使いが荒いって言うか、もっと生徒の身を考えてほしいって言うか・・・」 ぐちぐちぐちぐち。 玲羅は、希斗に訊ねられグチりはじめる。 しかし、あんなバカでかい山が、一朝一夕で竹箒なんかで掃除が出来るのだろうか。ある意味侮りがたし、エル。そして、それを軽く承諾する玲羅。 「で、あなた達は何だって山へ? これから掃除するから、通行禁止にしなきゃいけないのよ」 「あのね、かくかくしかじか・・・ってことで、ミイルを探してるの」 玲羅の言葉に、手っ取り早く希斗は説明する。日本語って便利だ(この世界、日本じゃないけど)。 「ミイル・・・って猫よね?」 「そうにゃのっ! 私のともだちなのっ!」 「猫、っていうと・・・」 何かが思い当たるらしく、竹箒片手に玲羅は考え込む。 「たしか、夕欠けの公園の近くの泉から、猫の鳴き声がするって、千影が体育の時間言ってたわね」 千影に、「ぜーったい、今後さん付けで呼ばないでくださいね!」と延々説得された玲羅は、ちょっととまどいつつ希斗にそう説明する。 「夕欠けの公園!? あたしん家の真ん前じゃないの!」 「もしかして、灯台もと暗しってこともあるかも・・・」 希斗に続いて、沙楽も呟く。 「なるほど! よーし、さっそく進路はあたしの家〜☆」 希斗はそれだけ言うと、すさまじいスピードで駆け出す。ディムが慌てて追いかけるが、犬とどっこいどっこいのスピードだし・・・。 「あ、待ってくださいですなの〜」 沙楽が慌ててbcに飛び乗り(bcは沙楽くらいなら乗せて走れる)走り出す。ちゃっかり、みいも後ろに乗っている。 「・・・・・・嵐みたいな人たちね」 玲羅のつぶやき。ごもっともです。 「ミイルッ!!」 そのさまをみて、みいは悲痛な声を上げる。 夕欠けの公園の、後ろの森を超えた先に、その泉はある。 泉に被さるように横にのびた、大きな木。まるで風に押されたような曲線なので、人はそこを『風霊の泉』と呼んでいた。 そこの木の上に、今にも泉に落ちそうに、ミイルが乗っていた。 「にゃにゃーっ(助けてなのーっ! 落ちちゃうのーっ!)」 ねこ語もだいぷでぃーぷな世界のようで、あれだけ短い単語に良くこれだけの意味があるもんだ、とか思ってる場合じゃなくて・・・ 「ちょー大変じゃないのっ! なんでこーなっちゃったの!?」 「にゃにゃん、にゃーっ!(あさ、いつもより早く起きたから、早朝散歩にでかけたの。それで、希斗に会いに来たんだけど、ここを通ったとき木の上に鳥が居たから、追いかけたらこうなっちゃって・・・水は苦手なのーっ、早く助けてーっ!)」 いや、ちょっと意味が多すぎじゃないか? ・・・とかそんなことは無視して、希斗は泉の表面に手をつけた。 「水よッ! 彼の者を救い給えッ!」 ・・・とかなんとか言ってるすきに、ミイルのすぐ下あたりから、まるで曲芸のように水柱が上がる。 そして、それがミイルをとらえようとしたとき・・・ 「にゃーっ!!(水いやーっ!!)」 ずばしゃっ! がしゃっ!! ミイルが、猫の反射で思わず背後に避ける! 「ああああっ!?」 背後なんて隙間があるはずもなく、狙い違わず(当たり前だ)ミイルは泉へと真っ逆様に落ちていく。 慌てて、希斗と沙楽はそれを追って泉に飛び込み・・・・・・ ・・・ばっしゃーーーーんっ!! 今度は、水柱が三本上がった。 「・・・へぶしっ!」 希斗の家で、希斗はタオルで顔を拭いた。 全身びしょびしょだが、怪我もなくミイルは救出できた。終わりよければすべて良し、というのが人間のことわざだ。それまでの経緯なんて気にしない。 「でも、ほんとによかったですなの〜」 沙楽も、希斗から借りたタオルで髪を拭いている。並の女性より髪が長い沙楽は、かなり大変そうだ。 「そーよミイル、これからは散歩するときもちゃんと断ってね!」 「にゃんっ!(わかったにゃっ!)」 みいの言葉に、ミイルは元気に頷く。 「にゃーにゃ、にゃん!(ところで、おなか空いたのっ! あさもおひるも、何も食べてないのっ!)」 「あ、そういえば」 ミイルの言葉に、みいはミイルを抱きかかえあげる。 「それじゃあ、希斗ちゃん、ホントにありがとね! こんど、おれいするからね!」 みいは希斗に礼をして、ミイルに「じゃあ、これからごはんだ!」と言いながら帰っていった。 「わんっ!(沙楽も、そろそろ帰らないと、兄君たちが心配するよ!)」 「あっ、たしかに! もうそろそろ6時ですなの!」 希斗の家の掛け時計を見て、bcと沙楽は希斗にタオルを渡す。 「それじゃあ、ぼくも帰るですなの! ミイルさんを助けてくれてありがとうですなの! それじゃあ、またねですなの!」 沙楽はにっこり微笑んで、希斗の家から帰っていった。 そのとき見えた外は、一面の夕暮れだった。 「めずらしい、ここで夕暮れが見えるなんて!」 紅蓮の空を見上げ、希斗は声を上げる。 「今日も大変だったけど、まいっか♪」 今日も、日々を喪失せずに過ごした──── 月と星が浮かび始めた空に向かって、希斗は呟いた。 次回はフフフフフ、季節四兄弟の登場ですわ・・・ 今回登場したみなさん ☆刻詩 希斗 本日も大活躍探し屋♪ テーマソングは「夢の中へ」♪(爆) ☆みい ミイルさんに首輪をつけてください(ダメです)。 ☆エル=クライシス 名前だけです。人使い荒くしてすいません(爆) __________________________________ 今回は、「ショートショートで星願本編が変わる」の典型でしたわねぇ・・・。 心: 良いことです。 うみゅ。ホントです。 心: はてさて、今回は千影が出てきませんでしたね。 たまにはいーでしょ。代わりに、前回出てこなかった玲羅を出してみました。結構良かったかなぁ、と。 心: はぁ。 さてさて、そんなこんなで、次回はジャスト第十話。 心 :お楽しみに♪ ではでは、扇でした〜☆(今回のあとがきは早いです、ハイ) |
15323 | Re:第九話『ふぁいるなんばー0.5:希斗と沙楽の愉快な猫探し♪』 | れい | 5/9-18:27 |
記事番号15321へのコメント 今日和、れいでございます。最近調子等が悪くてげほげほ(謎) 「ふぁいるなんばー」を「ふぁいなるなんばー」と読み間違え致しましたせいで「ええ!?もう終わるの!?」と勘違いしてました(をい)どこをどうやったら終わるっちゅーねん(^^;) 最近御迷惑ばっかりかけてすみません。 んでは早速感想を。因みに某Rは病欠…。 最初はやっぱり幻想的な詩ですね。 毎回楽しみです、あの詩。 公園には、不思議とヒトを安心させる作用がある、と伺った事があるんです。 子供の頃に戻れる様な気持ちが持てるせいでしょうか? 今回は希斗さん&みいさん大活躍ですね★動物愛好家同士結構仲良さそうで。あと沙楽君も。(まあみんな仲良いんですけどね) 沙楽君と希斗さん同学年だったんですね…初めて知りました(汗)ところで、一応、って、一体。 秀才で美少年は、たいてい体が悪い&体育がニガテの様です。お約束(笑) 謎の薬屋さん…パチモンな惚れ薬だけしか売ってないんですか?他のはどんなのがあるんでしょう(^^;)風邪に効く万能薬基しびれ薬とか。睡眠薬もとい唐辛子の粉とか(何だそりゃ) それにしても、希斗さんやみいさんやエル先生や沙楽君とか、まるで某ドリ○ル先生みたいで羨ましいです(笑)あ、あれ途中から読んでない…(ご存知でなかったらゴメンナサイ) そして、遂に事件は勃発した!(謎) 希斗さんの腕の見せ所★果たしてミイルちゃんは何処へ!?(どきどき) やっぱり自分の愛するペットがいなくなった時ってきっと混乱しまくりなんでしょうねー…私は飼っていないのでピンとは来ませんが、何となくは分かる気が致します。昔は鳥を飼っていたもので。それにしても、次の日の校舎裏の掃除当番の方は、さぞかし大変でしょう(笑) ところでbc、リュックの中って、つらくないですか?(誰に申してんだ私) あ、生徒寮は3人部屋なんですね?確か海月君達はそうでしたっけ…他の方達は誰と一緒なんでしょう(質問:読者キャラ同士が同じルームメイトになってはいるのですか?) 裏山…地獄の裏山なんですね…さふ言えばモンスターとかが出るとかってあったやうな…しまった私ショートショートに裏山で午後してる(謎)希斗さん達思いっきり書きまくってるぅぅぅぅ!(汗) 玲羅さんもエル先生も凄すぎですね(笑)うーん…掃除が一瞬で終わる技能者とかおられるなら楽そうなんですけど。 いきなり飛びますが、ミイル、見つかって良かったですね♪(飛び過ぎ) ショートショート風な小説面白かったです! んでわ。 かしこ。 |
15324 | ふぁいなるあんさー?(違) | 葵楓 扇 | 5/9-18:58 |
記事番号15323へのコメント れいさんは No.15323「Re:第九話『ふぁいるなんばー0.5:希斗と沙楽の愉快な猫探し♪』」で書きました。 > 今日和、れいでございます。最近調子等が悪くてげほげほ(謎) こんにちは〜。だいじょぶですか? しっかり養生してください(爆) > 「ふぁいるなんばー」を「ふぁいなるなんばー」と読み間違え致しましたせいで「ええ!?もう終わるの!?」と勘違いしてました(をい)どこをどうやったら終わるっちゅーねん(^^;) まぁ、ドーンマイ♪ > 最近御迷惑ばっかりかけてすみません。 いえいえ。 > んでは早速感想を。因みに某Rは病欠…。 あらあら。お大事に。 > 最初はやっぱり幻想的な詩ですね。 > 毎回楽しみです、あの詩。 あ、ありがとうございます♪ 結構力入れてるんですよ〜あれ。 > 公園には、不思議とヒトを安心させる作用がある、と伺った事があるんです。 > 子供の頃に戻れる様な気持ちが持てるせいでしょうか? 公園・・・我が家の方には全然無い(^^;) > 今回は希斗さん&みいさん大活躍ですね★動物愛好家同士結構仲良さそうで。あと沙楽君も。(まあみんな仲良いんですけどね) 沙楽は・・・愛好家というより、「ほぼ動物と同類」・・・(笑) > 沙楽君と希斗さん同学年だったんですね…初めて知りました(汗)ところで、一応、って、一体。 うーん・・・同学年なんでしょうか?(爆) 沙楽、あれでも16ですから(!)、希斗さんと年齢が合わないかも知れないです。 > 秀才で美少年は、たいてい体が悪い&体育がニガテの様です。お約束(笑) はい、そーです(笑) > 謎の薬屋さん…パチモンな惚れ薬だけしか売ってないんですか?他のはどんなのがあるんでしょう(^^;)風邪に効く万能薬基しびれ薬とか。睡眠薬もとい唐辛子の粉とか(何だそりゃ) どんな薬屋かは全然決めてません(笑) だれか読者キャラでやってくれませんかね?(爆) > それにしても、希斗さんやみいさんやエル先生や沙楽君とか、まるで某ドリ○ル先生みたいで羨ましいです(笑)あ、あれ途中から読んでない…(ご存知でなかったらゴメンナサイ) うーみゅ、ド○トルは知ってはいるけど、見たことはないです。 > そして、遂に事件は勃発した!(謎) > 希斗さんの腕の見せ所★果たしてミイルちゃんは何処へ!?(どきどき) どきどきど希斗☆(違) > やっぱり自分の愛するペットがいなくなった時ってきっと混乱しまくりなんでしょうねー…私は飼っていないのでピンとは来ませんが、何となくは分かる気が致します。昔は鳥を飼っていたもので。それにしても、次の日の校舎裏の掃除当番の方は、さぞかし大変でしょう(笑) 我が家は鳥を飼っていますが・・・脱走したときのことは考えてませんね。でも、自分はその鳥を家族の一員だと思ってるので、居なくなったときは大変ですね。 そして、校舎裏掃除も大変でしょう(笑) > ところでbc、リュックの中って、つらくないですか?(誰に申してんだ私) あのリュックの中は異次元につながっているので平気です(!?) > あ、生徒寮は3人部屋なんですね?確か海月君達はそうでしたっけ…他の方達は誰と一緒なんでしょう(質問:読者キャラ同士が同じルームメイトになってはいるのですか?) 生徒寮は基本は二人部屋、たまに三人部屋があります。読者キャラ同士がルームメイトになっているかどうか・・・は決めていないので、今後ショートショートなどを参考にするつもりです。 あ、黎さんはRさんと一緒で(笑) 嫌ならいいですけど。 > 裏山…地獄の裏山なんですね…さふ言えばモンスターとかが出るとかってあったやうな…しまった私ショートショートに裏山で午後してる(謎)希斗さん達思いっきり書きまくってるぅぅぅぅ!(汗) ・・・裏山の、平和な一部・・・ってことで・・・(爆) > 玲羅さんもエル先生も凄すぎですね(笑)うーん…掃除が一瞬で終わる技能者とかおられるなら楽そうなんですけど。 居るのかなぁ、それ(笑) > いきなり飛びますが、ミイル、見つかって良かったですね♪(飛び過ぎ) 良かったです♪ > ショートショート風な小説面白かったです! しょっ・・・(汗) ・・・次から頑張らなくては(爆) 時間無かったからなぁ・・・ > んでわ。 > かしこ。 ではでは。 |
15329 | ファイナルアンサー、お願い致します!!(大違) | れい | 5/9-20:57 |
記事番号15324へのコメント どもども。レスのレスです。最近←が多いかも…。 何か、もう人様のツリーに寄生してますね、自分(笑) >> 今日和、れいでございます。最近調子等が悪くてげほげほ(謎) > こんにちは〜。だいじょぶですか? しっかり養生してください(爆) はっはっは、まあ何時もの事なんですよ、喉に汚物詰まって時々息出来なくなると言う。特に水泳してる時。 >> 「ふぁいるなんばー」を「ふぁいなるなんばー」と読み間違え致しましたせいで「ええ!?もう終わるの!?」と勘違いしてました(をい)どこをどうやったら終わるっちゅーねん(^^;) > まぁ、ドーンマイ♪ しまって行くぜ!(は??) >> 最近御迷惑ばっかりかけてすみません。 > いえいえ。 どぉも、寛大な心の持ち主で…。 >> んでは早速感想を。因みに某Rは病欠…。 > あらあら。お大事に。 Rの事ですから1日で治ります。 >> 最初はやっぱり幻想的な詩ですね。 >> 毎回楽しみです、あの詩。 > あ、ありがとうございます♪ 結構力入れてるんですよ〜あれ。 やっぱり、一朝一夕で出来る物じゃないですよ、流石!! >> 公園には、不思議とヒトを安心させる作用がある、と伺った事があるんです。 >> 子供の頃に戻れる様な気持ちが持てるせいでしょうか? > 公園・・・我が家の方には全然無い(^^;) 私のとこには3つ程…。まあすぐ近く、ではありませんが。 >> 今回は希斗さん&みいさん大活躍ですね★動物愛好家同士結構仲良さそうで。あと沙楽君も。(まあみんな仲良いんですけどね) > 沙楽は・・・愛好家というより、「ほぼ動物と同類」・・・(笑) ありゃりゃ。そうなんですかぁ?同類、って、何処が!? >> 沙楽君と希斗さん同学年だったんですね…初めて知りました(汗)ところで、一応、って、一体。 > うーん・・・同学年なんでしょうか?(爆) > 沙楽、あれでも16ですから(!)、希斗さんと年齢が合わないかも知れないです。 希斗さん自分的に14、5位っぽいんです(失礼υ)元気いっぱい!ってな感じなので…。 >> 秀才で美少年は、たいてい体が悪い&体育がニガテの様です。お約束(笑) > はい、そーです(笑) 確かに、そうですねぇ(笑) >> 謎の薬屋さん…パチモンな惚れ薬だけしか売ってないんですか?他のはどんなのがあるんでしょう(^^;)風邪に効く万能薬基しびれ薬とか。睡眠薬もとい唐辛子の粉とか(何だそりゃ) > どんな薬屋かは全然決めてません(笑) > だれか読者キャラでやってくれませんかね?(爆) 薬屋か…草杉先生や礼名さんが薬草(ジャスミンとか?)売ってそう(笑) >> それにしても、希斗さんやみいさんやエル先生や沙楽君とか、まるで某ドリ○ル先生みたいで羨ましいです(笑)あ、あれ途中から読んでない…(ご存知でなかったらゴメンナサイ) > うーみゅ、ド○トルは知ってはいるけど、見たことはないです。 小学校の頃読んだんですけど、読みにくくて3冊程読んで諦めました(爆) >> そして、遂に事件は勃発した!(謎) >> 希斗さんの腕の見せ所★果たしてミイルちゃんは何処へ!?(どきどき) > どきどきど希斗☆(違) あっはっはっはっは!(大爆笑)上手いです!! >> やっぱり自分の愛するペットがいなくなった時ってきっと混乱しまくりなんでしょうねー…私は飼っていないのでピンとは来ませんが、何となくは分かる気が致します。昔は鳥を飼っていたもので。それにしても、次の日の校舎裏の掃除当番の方は、さぞかし大変でしょう(笑) > 我が家は鳥を飼っていますが・・・脱走したときのことは考えてませんね。でも、自分はその鳥を家族の一員だと思ってるので、居なくなったときは大変ですね。 > そして、校舎裏掃除も大変でしょう(笑) 飼ったと言ってもメジロ(弱っていたのを助けた)とツバメ(孵化してすぐ巣から落ちたのを助けた。しかも2回あった)で、そして育って丈夫になったら手放すので…飼ったとは言わないかも。掃除の方、御苦労様(笑) >> ところでbc、リュックの中って、つらくないですか?(誰に申してんだ私) > あのリュックの中は異次元につながっているので平気です(!?) い、異次元!?ドラ○もん!?(爆) >> あ、生徒寮は3人部屋なんですね?確か海月君達はそうでしたっけ…他の方達は誰と一緒なんでしょう(質問:読者キャラ同士が同じルームメイトになってはいるのですか?) > 生徒寮は基本は二人部屋、たまに三人部屋があります。読者キャラ同士がルームメイトになっているかどうか・・・は決めていないので、今後ショートショートなどを参考にするつもりです。 > あ、黎さんはRさんと一緒で(笑) > 嫌ならいいですけど。 ふむふむ…あ、でも8話で男子寮と女子寮が分かれてる、とかって書いてありませんでした??ええと。 >> 裏山…地獄の裏山なんですね…さふ言えばモンスターとかが出るとかってあったやうな…しまった私ショートショートに裏山で午後してる(謎)希斗さん達思いっきり書きまくってるぅぅぅぅ!(汗) > ・・・裏山の、平和な一部・・・ってことで・・・(爆) ははははは(笑って誤魔化す) >> 玲羅さんもエル先生も凄すぎですね(笑)うーん…掃除が一瞬で終わる技能者とかおられるなら楽そうなんですけど。 > 居るのかなぁ、それ(笑) いたら1人家に欲しいです(笑) >> いきなり飛びますが、ミイル、見つかって良かったですね♪(飛び過ぎ) > 良かったです♪ ええそれはもう♪ >> ショートショート風な小説面白かったです! > しょっ・・・(汗) > ・・・次から頑張らなくては(爆) > 時間無かったからなぁ・・・ えっ、あの、悪気あって言ったんじゃないので安心して下さい(偉) 続きが楽しみです★ >> んでわ。 >> かしこ。 > ではでは。 さよならですぅ〜。 |
15353 | 活躍してますっ☆ | キト | 5/11-21:49 |
記事番号15321へのコメント 今、書いてて思う・・・。 希斗ってかなり活躍してるよね、ショートとかでも(汗) やはり、『探し屋』と言う役割が動かしやすいのかな? 今回出されて頂いてありがとーでふ。 かなり嬉しい♪ 次回の季節なんたらも楽しみにしてます(笑) ・・・・・私的に秋の人がどんなのか気になる。 ・・一瞬頭にサツマイモが出てきた。 人じゃないってーの(ぱこんっ) では、短いですがこれで終わります☆ キトでひた♪ |
15354 | 便利なんか・・・ | 葵楓 扇 | 5/11-23:11 |
記事番号15353へのコメント キトさんは No.15353「活躍してますっ☆」で書きました。 > 今、書いてて思う・・・。 というわけで、私も実況中継で思ってみますね・・・ > 希斗ってかなり活躍してるよね、ショートとかでも(汗) > やはり、『探し屋』と言う役割が動かしやすいのかな? 便利なんでしょうね・・・ 私は、あんまりキャラの登場って、便利不便利では決めない法難ですけどね。 > 今回出されて頂いてありがとーでふ。 > かなり嬉しい♪ それはよかったです♪ > 次回の季節なんたらも楽しみにしてます(笑) それもよかったです(笑) > ・・・・・私的に秋の人がどんなのか気になる。 > ・・一瞬頭にサツマイモが出てきた。 > 人じゃないってーの(ぱこんっ) たしかに、人間じゃない(笑) > では、短いですがこれで終わります☆ > キトでひた♪ ではでは☆ |
15357 | 短くてごめんー(^^;) | れーな E-mail | 5/12-14:48 |
記事番号15321へのコメント ほいさっさー。こんにっちゃー。れーなどぇっす。 最近のマイブームがネット上で大阪弁(爆)だってなんかたのしー。 昨日が中間考査一週間前だったらしくって周りが騒いどりました(自分は?)やっぱ勉強せなかなぁ。化学全っ然分からんし。数学も大概やけど。 ムダ話終了。以下感想(?) いやー・・・羨ましいねぇ公園に家(笑)何て広い庭ができるんでしょう!!(笑) ご近所さんがいないから何しても苦情来なさそうだし・・・や、公園にくる人からは文句言われるかもだけど。犬三匹とか飼ってもいーのよね―。犬好きなんよあたし♪ んだから犬語とか喋れるとすっげー良いなぁとかとか。あ、でも言葉分かんないから可愛いのかしら犬って(笑)猫語と共にでぃーぷねー(笑)微妙な発音の違いとかで意味が変わるとか・・・(笑)まぁ犬がそんなにややこしゅぅ吠えてもちょっと怖いわなー(笑) 希斗さんみたいな探し屋さんがうちの近所にもいたらなぁ・・・(無理無理)だってあたしズボラで部屋散乱ですぐにモノ無くしちゃうのよ〜。うむぅ。忘れっぽいし。ダメダメさ。 さぁてさて。今回はなんかもー雑い感想でごめんねぇ。そもそも感想なのかコレ。 じゃすと10話、楽しみにしとりますー。 んではまたぁ☆れーなでしたんv |
15371 | おおさか〜みちのち〜♪(謎) | 葵楓 扇 | 5/12-22:04 |
記事番号15357へのコメント れーなさんは No.15357「短くてごめんー(^^;)」で書きました。 >ほいさっさー。こんにっちゃー。れーなどぇっす。 こんにちは、扇でござります。 >最近のマイブームがネット上で大阪弁(爆)だってなんかたのしー。 大阪か・・・未知の地だわ・・・ >昨日が中間考査一週間前だったらしくって周りが騒いどりました(自分は?)やっぱ勉強せなかなぁ。化学全っ然分からんし。数学も大概やけど。 勉強・・・しなきゃな私・・・(爆) >ムダ話終了。以下感想(?) さんきゅぅ。 でも無駄話も好き(爆) >いやー・・・羨ましいねぇ公園に家(笑)何て広い庭ができるんでしょう!!(笑) 庭、庭(笑) >ご近所さんがいないから何しても苦情来なさそうだし・・・や、公園にくる人からは文句言われるかもだけど。犬三匹とか飼ってもいーのよね―。犬好きなんよあたし♪ 犬嫌いな子供とかは大変でしょうなー(笑) >んだから犬語とか喋れるとすっげー良いなぁとかとか。あ、でも言葉分かんないから可愛いのかしら犬って(笑)猫語と共にでぃーぷねー(笑)微妙な発音の違いとかで意味が変わるとか・・・(笑)まぁ犬がそんなにややこしゅぅ吠えてもちょっと怖いわなー(笑) でも、結局人間には分からないから、ややこしく聞こえない(笑) >希斗さんみたいな探し屋さんがうちの近所にもいたらなぁ・・・(無理無理)だってあたしズボラで部屋散乱ですぐにモノ無くしちゃうのよ〜。うむぅ。忘れっぽいし。ダメダメさ。 なんだか、探し屋さんが探偵になりつつある傾向あり(何) >さぁてさて。今回はなんかもー雑い感想でごめんねぇ。そもそも感想なのかコレ。 いやはや、分かるのでOKです。 >じゃすと10話、楽しみにしとりますー。 どもでせうぅ。 >んではまたぁ☆れーなでしたんv ではでは〜☆ |
15377 | Re:おひさし。 | みい E-mail | 5/13-12:54 |
記事番号15321へのコメント 葵楓 扇さんは No.15321「第九話『ふぁいるなんばー0.5:希斗と沙楽の愉快な猫探し♪』」で書きました。 > こんにちは、扇です。以上挨拶終わり!(爆) こんちゃぁ〜、みいです。 > というわけで、第九話です。ごめんなさい、タイトル長いです。どーしても書きたかったんだぁあぁあぁ・・・(爆) みゅ〜vvねこねこぉ〜VVV > まぁそんなことで、今回はタイトルを見て貰えば分かるとおり、キトさんが主役・・・の予定です。なぜ「予定」かというと、もう一人読者キャラ、みいさんが出るからです。 うわぁ〜いっvv > あ、本文中の猫「ミイル」は、キトさんのショートを見て貰うと分かるんですが、みいさんが飼ってる猫です。キトさんが見つけてきた猫です(よね?(爆))。 はい。そーいえば、もー一匹飼ってる事になってるの知ってる? 私もSSS書いたんだけど、報告するの遅くなっちゃったにょ。 タイトルは「猫語を覚えた訳」だったはず。 > さて、今回は海月と貴英が喧嘩していた公園の名前が分かります(爆) ををっ!? > そんなこんなで第九話、お楽しみいただけたら幸いです。 わ〜いっv >☆ミ________________________________ ↑これ・・・時間なかったの? > 星に願いを月に祈りを > 第九話『ふぁいるなんばー0.5:希斗と沙楽の愉快な猫探し♪』 にょにょっ♪ > 夢見よ、空高き星の夜 > 煌めき、輝け、汝が魂 > 喪失せし心へと み? > 夕欠けの公園には、光と闇しかない。 > 太陽が空にある間は、これでもかとばかりに陽の光に照らされる。 > 月と星が空に昇れば、月明かりも少なく夜闇があたりを包み込む。 > ここには、夕焼けの灯りは来ない。黄昏の時間はない。 > だからこそ、なのか・・・希斗は、ここに家を建てた(勝手に)。 うはっ!?言ってはいけない事をっ! >「うーん、今日もいい天気〜♪」 > 日課の散歩と日光浴。 > 希斗は、ペット犬のうちの一匹、ドーベルマンのディムを連れて、夕欠けの公園をうろちょろしていた。 あや?他の2匹は? > 近くの噴水とか地面とかに、ちょっと生々しい感じの跡が残ってる気もするが、気にしない気にしない。 や、しようよ。 > けれど、さすがの希斗も、名を呼ばれれば気にした。 >「希斗さーん!」 >「んゆっ? あたしの名を呼ぶのは誰かしら!?」 > きらーん☆ > 目の脇あたりに輝きを発し、希斗は声の主へと振り返った。 >「希斗っ・・・さんっ・・・よかったですなの、探したんですなの〜」 > 希斗の元へと走ってきたのは、一応同年代の沙楽と、彼のペット犬のbc(ベーツァー)。 沙楽君だぁ〜v > 彼は秀才で有名だが、同時に体力がないことでも有名だった。校舎からここまで大した距離でもないのに、彼は死にそうなくらい肩で息をしている。咳き込む彼の背中をさすってあげる希斗。 >「で、どうしたの?」 >「はぁ・・・その・・・とってもたいへっ・・・! ごほごほごほ」 > 希斗に訊ねられ沙楽は答えようとしたが、再び咳き込んでしまう。 ありゃりゃ。 >「わふっ?(だいじょぶ? 沙楽くんだいじょぶ?)」 >「わんっ?(だいじょぶ? 沙楽だいじょぶ? 心配だわん・・・)」 >「わふっ・・・(ホント、心配だわふっ。沙楽くん、体弱そうだしねぇ・・・)」 >「わん・・・(そうなんだよぅ。風邪を引くと、とことんまで沙楽はこじらせるし・・・)」 >「わふっ(そういえば、聞いた? 学園に、また謎の薬屋さんが登場だって。惚れ薬を売ってるって言うけど、その正体は胃腸薬らしいよ)」 >「わんっ(それじゃあ詐欺じゃないか! 誰かだまされたの?)」 >「わふっ(うん、結構たくさんね)」 >「わんっ(気をつけなきゃねぇ・・・)」 ・・・犬達の会話。。。 >「bc、ディムくんとなかよしですなのねっv」 >「ホントホント、良かった良かった☆」 > 希斗となんとか平常を取り戻した沙楽は、bcとディムの世間話に笑いあった。この二人、犬の言葉理解してるのか? でぃーぷな世界だわホント・・・。まぁ、世の中には、猫の言葉を理解し、なおかつ話すことが出来る人もいるしなぁ・・・・・・ (ぴくっ)・・・喚んだ? ってーか、ディープすぎない?ん? > といったところで、沙楽は一つのことを思いだした。 >「そうですっ! 大変なんですなのっ!!」 襲っ!!! >「だから、なにが大変なの? 説明して☆」 >「ミイルさんが・・・ミイルさんが行方不明になっちゃったんですなのっ!」 >「んなにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!?」 > 沙楽の言葉に、久方ぶりの大絶叫を、希斗はあげるのだった・・・。 ってあたしの猫かああああああああああああっっっ!!!!!!!! >「みいさん、今朝のHRのとき、朝起きたらミイルさんが居なかったって、探してたんですなの・・・。朝ご飯も食べてないから、おなかがすいたら帰るだろうって思っていたんですけど、全然帰ってこなくて・・・」 > 沙楽が、泣きそうな顔で希斗に語る。 > とっさに、希斗は腕時計(犬柄)に目をやる。夕方4時30分。この公園では分からないものの、順調に夕暮れ、そして夜へと時間は進んでいる。 > 朝からというと、かれこれ半日近く行方不明になっている。 > ミイルは希斗が見つけてきた猫だから、思い入れも深い。すごく心配になる。 さらにちょくちょく遊びに行ってるみたいだし、ね。 >「よーうしっ! 今日も元気に、探し屋は出動だぁっ! 本日の目的、ミイルちゃんを無事に発見! その後、無事にみーちゃんの元へ連れ帰る☆」 >「わふ〜っ!(おーっ! 乗り気だねぇ、希斗! がんばるぞー!)」 > 元気いっぱいな希斗と、たった一言の言葉の中にでぃーぷな展開を含むディムは、元気いっぱいに腕を振り上げた。ディムはすぐに再び四つん這いになるけれど。 だからディープすぎ、にぃっ!?(後頭部に当った石により、みい撃沈。) >「というわけで、沙楽くん! できれば、みーちゃんのとこまで案内してプリーズ☆」 >「はいですなの! こっちに居るはずですなの!」 > 心強い味方に、再び元気を取り戻した沙楽は、希斗を校舎裏の方へと促した。 みゅぅ。 > 夕欠けの公園と比べて、多少薄暗い校舎裏──── >「ミイルーーーーーーーっ!! どこ行ったのーーーーーーーーーーっ!!(涙)」 > ぽろりぽろり(爆)とこぼれる涙を気にもせず、みいは必死にミイルの名を呼んでいた。 ってみい拾って来た当時、ホントにこんな事あったなぁ。(注・このみいは家の猫のみい) >「みーちゃん!」 > あまりの燦々たる有様(近くの岩はすべてひっくり返され、蛇の巣らしき穴はすべて掘り返され、ゴミ箱はすべて逆さまになっている)に目も向けられず、希斗はみいに声をかける。 うはぁ。。。 >「ああっ! 希斗ちゃんっ!!(感激) あんど沙楽くんに犬二匹! よかった、これでやっとミイルも見つかるにゃ!(感涙)」 > みいは希斗の元に駆け寄り、にゃーにゃー声を上げる。 ん?・・・ちょっと訂正。ん〜とね、<キトっち>って呼んでるんだよねぇ、私は。 >「さてっ、あたしが来たからにはもう安心☆ じゃぁさっそく、捜査開始! 重要参考人のみいさん、最後にミイルに会ったのはいつですか?」 > 探し屋というよりは刑事のような口調で、希斗はメモ帳(犬型)を取り出した。 さすが犬好き。 >「最後にあったのは昨日の夜、11時くらい・・・でも、あのときのミイルはぐっすり眠ってたの」 >「で、それからは?」 >「それからは、私も眠ったからよく分からないの。で、朝6時に起きたら、寮のドアが少し開いてて、ミイルの姿が無くて・・・」 > みいは言いながら、再び涙ぐむ。 > みいは学園長(くま)にペットを飼うことを許されている代わりに、寮は一人部屋なのだ。沙楽の場合は、ほぼ常にbcはリュックの中にいるので、「ルームメイトに迷惑がかからない」ということで、三人部屋にいるのだ。 そーなんだぁ。初めて知ったわ。(をいっ!?) > ・・・まぁ、リュックの中にいなくても、同室者が海月と貴英だから、大丈夫かも知れないけれど・・・。 うにゅ。同感。 >「ともかく、怪しいのは11時から6時までの7時間ね☆」 >「うん・・・でも、多分3時くらいまではミイル、熟睡してたと思うの。あのこ、一度眠ると6時間は確実に起きないから」 ・・・どーゆー猫さ。 >「ふみゅふみゅ」 > 希斗はメモした『怪しい時間 7時間』に線を引いて、『4時間』と書き直した。 >「となると、明け方居なくなった可能性が高いのね。そうなると、暗くて道に迷った、って事はなし・・・もとから猫目だし・・・」 > うーん、と希斗はうなる。捜査は思いの外難航だ。 >「ともかく、探しまくりしかないね☆ 三人ぷらす二匹なら、すぐ見つかるよ!」 > 希斗は、「もーとにかく、頭使う前に行動だ」とばかりに、腕を振り上げた。 ・・・連絡手段は? >「おーい、ミイル〜?」 >「ミイルさ〜ん、どこですなの〜?」 >「ミイルーーーーーー!! 出てきてーーーーーー!!(涙)」 >「わふっ!」 >「わんっ!」 > それぞれ、各々の思いが反映しそうな声を上げて、学園内を走り回る。 >「うーん、ひとところ見てきたけど、どこにも居ないなぁ・・・」 ひととおり? >「まだ探してない場所といったら、あそこだけですなの・・・」 > 希斗の言葉に、沙楽は遠くを指さす。 > その先は・・・・・・裏山。 hっ >『う゛っ・・・・・・』 > 希斗、みいは、明らかに嫌そうな声を出す。 あら。 > 当たり前だ、あの山の別名は・・・『地獄の裏山』なのだから。 >「も、もうちょっと他を回ろうか・・・ねぇ?」 >「でも、もう他に回るところなんて、思いつかないにゃ・・・」 > 希斗は引き気味だが、みいは諦め気味だ >「ううっ・・・じゃあ、しょーがない! 山にしんにゅー・・・・・・」 しんにゅーって。。。 >「ストーーーーーップ!!」 > 希斗が覚悟を決め、裏山へと足を一歩進めた・・・直後。 > 聞き覚えのある声が、希斗を止める。 >「れ、玲羅ちゃん!?」 >「刻詩さん、みいさん、それに沙楽と犬たち・・・ここで何やってるの?」 > 竹箒を持った玲羅が、腰に手を当て三人と二匹の後ろに立っていた。 竹・・・何? >「そ、そーいう玲羅ちゃんは?」 >「私、裏山の掃除を頼まれたのよ、エル先生に。まったく、人使いが荒いって言うか、もっと生徒の身を考えてほしいって言うか・・・」 > ぐちぐちぐちぐち。 > 玲羅は、希斗に訊ねられグチりはじめる。 って1人で? > しかし、あんなバカでかい山が、一朝一夕で竹箒なんかで掃除が出来るのだろうか。ある意味侮りがたし、エル。そして、それを軽く承諾する玲羅。 確かに。 >「で、あなた達は何だって山へ? これから掃除するから、通行禁止にしなきゃいけないのよ」 >「あのね、かくかくしかじか・・・ってことで、ミイルを探してるの」 > 玲羅の言葉に、手っ取り早く希斗は説明する。日本語って便利だ(この世界、日本じゃないけど)。 ・・・(^^;) >「ミイル・・・って猫よね?」 >「そうにゃのっ! 私のともだちなのっ!」 >「猫、っていうと・・・」 > 何かが思い当たるらしく、竹箒片手に玲羅は考え込む。 >「たしか、夕欠けの公園の近くの泉から、猫の鳴き声がするって、千影が体育の時間言ってたわね」 > 千影に、「ぜーったい、今後さん付けで呼ばないでくださいね!」と延々説得された玲羅は、ちょっととまどいつつ希斗にそう説明する。 >「夕欠けの公園!? あたしん家の真ん前じゃないの!」 >「もしかして、灯台もと暗しってこともあるかも・・・」 > 希斗に続いて、沙楽も呟く。 ぅおいっ! >「なるほど! よーし、さっそく進路はあたしの家〜☆」 > 希斗はそれだけ言うと、すさまじいスピードで駆け出す。ディムが慌てて追いかけるが、犬とどっこいどっこいのスピードだし・・・。 さすがキトっち♪犬っぽさに更に磨きがかかってるのね。 >「あ、待ってくださいですなの〜」 > 沙楽が慌ててbcに飛び乗り(bcは沙楽くらいなら乗せて走れる)走り出す。ちゃっかり、みいも後ろに乗っている。 ・・・軽いのねぇ、沙楽君。私重いんだけどbcダイジョブ? >「・・・・・・嵐みたいな人たちね」 > 玲羅のつぶやき。ごもっともです。 こくこく。 >「ミイルッ!!」 > そのさまをみて、みいは悲痛な声を上げる。 > 夕欠けの公園の、後ろの森を超えた先に、その泉はある。 > 泉に被さるように横にのびた、大きな木。まるで風に押されたような曲線なので、人はそこを『風霊の泉』と呼んでいた。 > そこの木の上に、今にも泉に落ちそうに、ミイルが乗っていた。 >「にゃにゃーっ(助けてなのーっ! 落ちちゃうのーっ!)」 > ねこ語もだいぷでぃーぷな世界のようで、あれだけ短い単語に良くこれだけの意味があるもんだ、とか思ってる場合じゃなくて・・・ だから、今のじゃ「た、助けてぇーっ」位しか意味ないってば。 >「ちょー大変じゃないのっ! なんでこーなっちゃったの!?」 >「にゃにゃん、にゃーっ!(あさ、いつもより早く起きたから、早朝散歩にでかけたの。それで、希斗に会いに来たんだけど、ここを通ったとき木の上に鳥が居たから、追いかけたらこうなっちゃって・・・水は苦手なのーっ、早く助けてーっ!)」 > いや、ちょっと意味が多すぎじゃないか? 多すぎ。(きぱっ) > ・・・とかそんなことは無視して、希斗は泉の表面に手をつけた。 だめ。 >「水よッ! 彼の者を救い給えッ!」 > ・・・とかなんとか言ってるすきに、ミイルのすぐ下あたりから、まるで曲芸のように水柱が上がる。 > そして、それがミイルをとらえようとしたとき・・・ >「にゃーっ!!(水いやーっ!!)」 さすが私の猫。やっぱお湯じゃないと嫌なのね。 > ずばしゃっ! がしゃっ!! > ミイルが、猫の反射で思わず背後に避ける! >「ああああっ!?」 > 背後なんて隙間があるはずもなく、狙い違わず(当たり前だ)ミイルは泉へと真っ逆様に落ちていく。 > 慌てて、希斗と沙楽はそれを追って泉に飛び込み・・・・・・ > ・・・ばっしゃーーーーんっ!! > 今度は、水柱が三本上がった。 ・・・今のって、ただ単に私が跳べば良かったのでは? >「・・・へぶしっ!」 > 希斗の家で、希斗はタオルで顔を拭いた。 > 全身びしょびしょだが、怪我もなくミイルは救出できた。終わりよければすべて良し、というのが人間のことわざだ。それまでの経緯なんて気にしない。 >「でも、ほんとによかったですなの〜」 > 沙楽も、希斗から借りたタオルで髪を拭いている。並の女性より髪が長い沙楽は、かなり大変そうだ。 私とどっちが長いかなぁ〜?私も長いのよ〜v背中の半分くらいまであるし。 >「そーよミイル、これからは散歩するときもちゃんと断ってね!」 >「にゃんっ!(わかったにゃっ!)」 > みいの言葉に、ミイルは元気に頷く。 >「にゃーにゃ、にゃん!(ところで、おなか空いたのっ! あさもおひるも、何も食べてないのっ!)」 >「あ、そういえば」 > ミイルの言葉に、みいはミイルを抱きかかえあげる。 >「それじゃあ、希斗ちゃん、ホントにありがとね! こんど、おれいするからね!」 > みいは希斗に礼をして、ミイルに「じゃあ、これからごはんだ!」と言いながら帰っていった。 あっさり帰ったなぁ、私。 >「わんっ!(沙楽も、そろそろ帰らないと、兄君たちが心配するよ!)」 >「あっ、たしかに! もうそろそろ6時ですなの!」 ・・・兄君って・・・いつの時代の犬さ、君。 > 希斗の家の掛け時計を見て、bcと沙楽は希斗にタオルを渡す。 >「それじゃあ、ぼくも帰るですなの! ミイルさんを助けてくれてありがとうですなの! それじゃあ、またねですなの!」 > 沙楽はにっこり微笑んで、希斗の家から帰っていった。 > そのとき見えた外は、一面の夕暮れだった。 >「めずらしい、ここで夕暮れが見えるなんて!」 > 紅蓮の空を見上げ、希斗は声を上げる。 >「今日も大変だったけど、まいっか♪」 > 今日も、日々を喪失せずに過ごした──── > 月と星が浮かび始めた空に向かって、希斗は呟いた。 っていいのか!?そんなんでぇっ!!!! > 次回はフフフフフ、季節四兄弟の登場ですわ・・・ なにっ!? > 今回登場したみなさん >☆刻詩 希斗 本日も大活躍探し屋♪ テーマソングは「夢の中へ」♪(爆) テーマソングッ!? >☆みい ミイルさんに首輪をつけてください(ダメです)。 う〜ん。。。嫌がるからダメ。っつーか、見分けつくし。(私だけ?) >☆エル=クライシス 名前だけです。人使い荒くしてすいません(爆) あはは〜v >__________________________________ > 今回は、「ショートショートで星願本編が変わる」の典型でしたわねぇ・・・。 あはは〜。。。 >心: 良いことです。 > うみゅ。ホントです。 いいのっ!? >心: はてさて、今回は千影が出てきませんでしたね。 > たまにはいーでしょ。代わりに、前回出てこなかった玲羅を出してみました。結構良かったかなぁ、と。 >心: はぁ。 > さてさて、そんなこんなで、次回はジャスト第十話。 >心 :お楽しみに♪ > ではでは、扇でした〜☆(今回のあとがきは早いです、ハイ) ををっ!早いっ! んであ、あっしも帰るさね! んだば、みいでしたっ☆(何人だよお前。。。) |
15388 | ぬぁぁうっ!! | 葵楓 扇 | 5/13-21:54 |
記事番号15377へのコメント みいさんは No.15377「Re:おひさし。」で書きました。 >> こんにちは、扇です。以上挨拶終わり!(爆) >こんちゃぁ〜、みいです。 こんにちあ。 最近語尾が「あ」な扇っス。 >> というわけで、第九話です。ごめんなさい、タイトル長いです。どーしても書きたかったんだぁあぁあぁ・・・(爆) >みゅ〜vvねこねこぉ〜VVV 猫〜♪ ・・・最近は犬の方が好きになってきた(爆) >> まぁそんなことで、今回はタイトルを見て貰えば分かるとおり、キトさんが主役・・・の予定です。なぜ「予定」かというと、もう一人読者キャラ、みいさんが出るからです。 >うわぁ〜いっvv 良かった良かった。 >> あ、本文中の猫「ミイル」は、キトさんのショートを見て貰うと分かるんですが、みいさんが飼ってる猫です。キトさんが見つけてきた猫です(よね?(爆))。 >はい。そーいえば、もー一匹飼ってる事になってるの知ってる? >私もSSS書いたんだけど、報告するの遅くなっちゃったにょ。 >タイトルは「猫語を覚えた訳」だったはず。 ぬぁぁうっ!! 知らなかったっス。 最近は、いろいろと大変なので、あんまりショート読んでなかったんですよ。 なんて名前の猫ですか? >> さて、今回は海月と貴英が喧嘩していた公園の名前が分かります(爆) >ををっ!? 良かった良かった(そーか?) >> そんなこんなで第九話、お楽しみいただけたら幸いです。 >わ〜いっv ♪ >>☆ミ________________________________ >↑これ・・・時間なかったの? いや、別に・・・ラストの方は時間無かったけど。 むしろ、前回の「‥‥……━★」の方が、一発変換(顔文字として登録されているので)のため楽なので、時間がなかったっぽい・・・(そーでもないが) >> 星に願いを月に祈りを >> 第九話『ふぁいるなんばー0.5:希斗と沙楽の愉快な猫探し♪』 >にょにょっ♪ にゅにゅっ♪ >> 夢見よ、空高き星の夜 >> 煌めき、輝け、汝が魂 >> 喪失せし心へと >み? む。 >> 夕欠けの公園には、光と闇しかない。 >> 太陽が空にある間は、これでもかとばかりに陽の光に照らされる。 >> 月と星が空に昇れば、月明かりも少なく夜闇があたりを包み込む。 >> ここには、夕焼けの灯りは来ない。黄昏の時間はない。 >> だからこそ、なのか・・・希斗は、ここに家を建てた(勝手に)。 >うはっ!?言ってはいけない事をっ! ・・・くぅっ! >>「うーん、今日もいい天気〜♪」 >> 日課の散歩と日光浴。 >> 希斗は、ペット犬のうちの一匹、ドーベルマンのディムを連れて、夕欠けの公園をうろちょろしていた。 >あや?他の2匹は? お昼寝(?)ちぅ。 キトさん登録時、昼間連れ立っている犬がディムのみ、と書いてあったので。 >> 近くの噴水とか地面とかに、ちょっと生々しい感じの跡が残ってる気もするが、気にしない気にしない。 >や、しようよ。 まぁ、この学園の人たちだし(えー?) >> けれど、さすがの希斗も、名を呼ばれれば気にした。 >>「希斗さーん!」 >>「んゆっ? あたしの名を呼ぶのは誰かしら!?」 >> きらーん☆ >> 目の脇あたりに輝きを発し、希斗は声の主へと振り返った。 >>「希斗っ・・・さんっ・・・よかったですなの、探したんですなの〜」 >> 希斗の元へと走ってきたのは、一応同年代の沙楽と、彼のペット犬のbc(ベーツァー)。 >沙楽君だぁ〜v しゃらららら♪(爆) >> 彼は秀才で有名だが、同時に体力がないことでも有名だった。校舎からここまで大した距離でもないのに、彼は死にそうなくらい肩で息をしている。咳き込む彼の背中をさすってあげる希斗。 >>「で、どうしたの?」 >>「はぁ・・・その・・・とってもたいへっ・・・! ごほごほごほ」 >> 希斗に訊ねられ沙楽は答えようとしたが、再び咳き込んでしまう。 >ありゃりゃ。 わざとらしい咳き込みかた(爆) >>「わふっ?(だいじょぶ? 沙楽くんだいじょぶ?)」 >>「わんっ?(だいじょぶ? 沙楽だいじょぶ? 心配だわん・・・)」 >>「わふっ・・・(ホント、心配だわふっ。沙楽くん、体弱そうだしねぇ・・・)」 >>「わん・・・(そうなんだよぅ。風邪を引くと、とことんまで沙楽はこじらせるし・・・)」 >>「わふっ(そういえば、聞いた? 学園に、また謎の薬屋さんが登場だって。惚れ薬を売ってるって言うけど、その正体は胃腸薬らしいよ)」 >>「わんっ(それじゃあ詐欺じゃないか! 誰かだまされたの?)」 >>「わふっ(うん、結構たくさんね)」 >>「わんっ(気をつけなきゃねぇ・・・)」 >・・・犬達の会話。。。 でぃ〜ぷだわ・・・ >>「bc、ディムくんとなかよしですなのねっv」 >>「ホントホント、良かった良かった☆」 >> 希斗となんとか平常を取り戻した沙楽は、bcとディムの世間話に笑いあった。この二人、犬の言葉理解してるのか? でぃーぷな世界だわホント・・・。まぁ、世の中には、猫の言葉を理解し、なおかつ話すことが出来る人もいるしなぁ・・・・・・ >(ぴくっ)・・・喚んだ? >ってーか、ディープすぎない?ん? とってもでぃ〜ぷです。 >> といったところで、沙楽は一つのことを思いだした。 >>「そうですっ! 大変なんですなのっ!!」 >襲っ!!! 遅いわね・・・ >>「だから、なにが大変なの? 説明して☆」 >>「ミイルさんが・・・ミイルさんが行方不明になっちゃったんですなのっ!」 >>「んなにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!?」 >> 沙楽の言葉に、久方ぶりの大絶叫を、希斗はあげるのだった・・・。 >ってあたしの猫かああああああああああああっっっ!!!!!!!! そうだぁあああああああああああああっ!!!!! >>「みいさん、今朝のHRのとき、朝起きたらミイルさんが居なかったって、探してたんですなの・・・。朝ご飯も食べてないから、おなかがすいたら帰るだろうって思っていたんですけど、全然帰ってこなくて・・・」 >> 沙楽が、泣きそうな顔で希斗に語る。 >> とっさに、希斗は腕時計(犬柄)に目をやる。夕方4時30分。この公園では分からないものの、順調に夕暮れ、そして夜へと時間は進んでいる。 >> 朝からというと、かれこれ半日近く行方不明になっている。 >> ミイルは希斗が見つけてきた猫だから、思い入れも深い。すごく心配になる。 >さらにちょくちょく遊びに行ってるみたいだし、ね。 らしひ。 >>「よーうしっ! 今日も元気に、探し屋は出動だぁっ! 本日の目的、ミイルちゃんを無事に発見! その後、無事にみーちゃんの元へ連れ帰る☆」 >>「わふ〜っ!(おーっ! 乗り気だねぇ、希斗! がんばるぞー!)」 >> 元気いっぱいな希斗と、たった一言の言葉の中にでぃーぷな展開を含むディムは、元気いっぱいに腕を振り上げた。ディムはすぐに再び四つん這いになるけれど。 >だからディープすぎ、にぃっ!?(後頭部に当った石により、みい撃沈。) だ、誰!?(身の危険〜) >>「というわけで、沙楽くん! できれば、みーちゃんのとこまで案内してプリーズ☆」 >>「はいですなの! こっちに居るはずですなの!」 >> 心強い味方に、再び元気を取り戻した沙楽は、希斗を校舎裏の方へと促した。 >みゅぅ。 みう。 >> 夕欠けの公園と比べて、多少薄暗い校舎裏──── >>「ミイルーーーーーーーっ!! どこ行ったのーーーーーーーーーーっ!!(涙)」 >> ぽろりぽろり(爆)とこぼれる涙を気にもせず、みいは必死にミイルの名を呼んでいた。 >ってみい拾って来た当時、ホントにこんな事あったなぁ。(注・このみいは家の猫のみい) そ〜でせうか〜。 >>「みーちゃん!」 >> あまりの燦々たる有様(近くの岩はすべてひっくり返され、蛇の巣らしき穴はすべて掘り返され、ゴミ箱はすべて逆さまになっている)に目も向けられず、希斗はみいに声をかける。 >うはぁ。。。 徹底的。 >>「ああっ! 希斗ちゃんっ!!(感激) あんど沙楽くんに犬二匹! よかった、これでやっとミイルも見つかるにゃ!(感涙)」 >> みいは希斗の元に駆け寄り、にゃーにゃー声を上げる。 >ん?・・・ちょっと訂正。ん〜とね、<キトっち>って呼んでるんだよねぇ、私は。 そーでせうか。以後気を付けるです。 >>「さてっ、あたしが来たからにはもう安心☆ じゃぁさっそく、捜査開始! 重要参考人のみいさん、最後にミイルに会ったのはいつですか?」 >> 探し屋というよりは刑事のような口調で、希斗はメモ帳(犬型)を取り出した。 >さすが犬好き。 うみゅ。 >>「最後にあったのは昨日の夜、11時くらい・・・でも、あのときのミイルはぐっすり眠ってたの」 >>「で、それからは?」 >>「それからは、私も眠ったからよく分からないの。で、朝6時に起きたら、寮のドアが少し開いてて、ミイルの姿が無くて・・・」 >> みいは言いながら、再び涙ぐむ。 >> みいは学園長(くま)にペットを飼うことを許されている代わりに、寮は一人部屋なのだ。沙楽の場合は、ほぼ常にbcはリュックの中にいるので、「ルームメイトに迷惑がかからない」ということで、三人部屋にいるのだ。 >そーなんだぁ。初めて知ったわ。(をいっ!?) まぁ、勝手に決めたことなので(爆) >> ・・・まぁ、リュックの中にいなくても、同室者が海月と貴英だから、大丈夫かも知れないけれど・・・。 >うにゅ。同感。 むぅ。 >>「ともかく、怪しいのは11時から6時までの7時間ね☆」 >>「うん・・・でも、多分3時くらいまではミイル、熟睡してたと思うの。あのこ、一度眠ると6時間は確実に起きないから」 >・・・どーゆー猫さ。 あーゆー猫さ・・・(爆) >>「ふみゅふみゅ」 >> 希斗はメモした『怪しい時間 7時間』に線を引いて、『4時間』と書き直した。 >>「となると、明け方居なくなった可能性が高いのね。そうなると、暗くて道に迷った、って事はなし・・・もとから猫目だし・・・」 >> うーん、と希斗はうなる。捜査は思いの外難航だ。 >>「ともかく、探しまくりしかないね☆ 三人ぷらす二匹なら、すぐ見つかるよ!」 >> 希斗は、「もーとにかく、頭使う前に行動だ」とばかりに、腕を振り上げた。 >・・・連絡手段は? う゛っ・・・・・・ ・・・・・・糸電話!! >>「おーい、ミイル〜?」 >>「ミイルさ〜ん、どこですなの〜?」 >>「ミイルーーーーーー!! 出てきてーーーーーー!!(涙)」 >>「わふっ!」 >>「わんっ!」 >> それぞれ、各々の思いが反映しそうな声を上げて、学園内を走り回る。 >>「うーん、ひとところ見てきたけど、どこにも居ないなぁ・・・」 >ひととおり? ひととーり。 まあ、一日で全部見て回れるほど狭い学園じゃないんですけど(をい)ミイルが居そう&行けそうなところをひととおり見てきたってトコでしょう。 >>「まだ探してない場所といったら、あそこだけですなの・・・」 >> 希斗の言葉に、沙楽は遠くを指さす。 >> その先は・・・・・・裏山。 >hっ あーくむのやま。 >>『う゛っ・・・・・・』 >> 希斗、みいは、明らかに嫌そうな声を出す。 >あら。 こわいのよ。 >> 当たり前だ、あの山の別名は・・・『地獄の裏山』なのだから。 >>「も、もうちょっと他を回ろうか・・・ねぇ?」 >>「でも、もう他に回るところなんて、思いつかないにゃ・・・」 >> 希斗は引き気味だが、みいは諦め気味だ >>「ううっ・・・じゃあ、しょーがない! 山にしんにゅー・・・・・・」 >しんにゅーって。。。 こわいのよ・・・(汗) >>「ストーーーーーップ!!」 >> 希斗が覚悟を決め、裏山へと足を一歩進めた・・・直後。 >> 聞き覚えのある声が、希斗を止める。 >>「れ、玲羅ちゃん!?」 >>「刻詩さん、みいさん、それに沙楽と犬たち・・・ここで何やってるの?」 >> 竹箒を持った玲羅が、腰に手を当て三人と二匹の後ろに立っていた。 >竹・・・何? たけぼうき。 >>「そ、そーいう玲羅ちゃんは?」 >>「私、裏山の掃除を頼まれたのよ、エル先生に。まったく、人使いが荒いって言うか、もっと生徒の身を考えてほしいって言うか・・・」 >> ぐちぐちぐちぐち。 >> 玲羅は、希斗に訊ねられグチりはじめる。 >って1人で? 一人で・・・ >> しかし、あんなバカでかい山が、一朝一夕で竹箒なんかで掃除が出来るのだろうか。ある意味侮りがたし、エル。そして、それを軽く承諾する玲羅。 >確かに。 ある意味スゴイ。 >>「で、あなた達は何だって山へ? これから掃除するから、通行禁止にしなきゃいけないのよ」 >>「あのね、かくかくしかじか・・・ってことで、ミイルを探してるの」 >> 玲羅の言葉に、手っ取り早く希斗は説明する。日本語って便利だ(この世界、日本じゃないけど)。 >・・・(^^;) 日本って素晴らしい(謎) >>「ミイル・・・って猫よね?」 >>「そうにゃのっ! 私のともだちなのっ!」 >>「猫、っていうと・・・」 >> 何かが思い当たるらしく、竹箒片手に玲羅は考え込む。 >>「たしか、夕欠けの公園の近くの泉から、猫の鳴き声がするって、千影が体育の時間言ってたわね」 >> 千影に、「ぜーったい、今後さん付けで呼ばないでくださいね!」と延々説得された玲羅は、ちょっととまどいつつ希斗にそう説明する。 >>「夕欠けの公園!? あたしん家の真ん前じゃないの!」 >>「もしかして、灯台もと暗しってこともあるかも・・・」 >> 希斗に続いて、沙楽も呟く。 >ぅおいっ! うーむ。 似たものどうし。 >>「なるほど! よーし、さっそく進路はあたしの家〜☆」 >> 希斗はそれだけ言うと、すさまじいスピードで駆け出す。ディムが慌てて追いかけるが、犬とどっこいどっこいのスピードだし・・・。 >さすがキトっち♪犬っぽさに更に磨きがかかってるのね。 (笑) 犬っぽさって・・・ >>「あ、待ってくださいですなの〜」 >> 沙楽が慌ててbcに飛び乗り(bcは沙楽くらいなら乗せて走れる)走り出す。ちゃっかり、みいも後ろに乗っている。 >・・・軽いのねぇ、沙楽君。私重いんだけどbcダイジョブ? 軽そうだし・・・沙楽。 bcは頑丈なので平気です(なのか?) >>「・・・・・・嵐みたいな人たちね」 >> 玲羅のつぶやき。ごもっともです。 >こくこく。 嵐を呼ぶジャ・・・ 嘘です嘘です(爆) >>「ミイルッ!!」 >> そのさまをみて、みいは悲痛な声を上げる。 >> 夕欠けの公園の、後ろの森を超えた先に、その泉はある。 >> 泉に被さるように横にのびた、大きな木。まるで風に押されたような曲線なので、人はそこを『風霊の泉』と呼んでいた。 >> そこの木の上に、今にも泉に落ちそうに、ミイルが乗っていた。 >>「にゃにゃーっ(助けてなのーっ! 落ちちゃうのーっ!)」 >> ねこ語もだいぷでぃーぷな世界のようで、あれだけ短い単語に良くこれだけの意味があるもんだ、とか思ってる場合じゃなくて・・・ >だから、今のじゃ「た、助けてぇーっ」位しか意味ないってば。 でも、五文字の中に十文字以上の意味がある・・・ >>「ちょー大変じゃないのっ! なんでこーなっちゃったの!?」 >>「にゃにゃん、にゃーっ!(あさ、いつもより早く起きたから、早朝散歩にでかけたの。それで、希斗に会いに来たんだけど、ここを通ったとき木の上に鳥が居たから、追いかけたらこうなっちゃって・・・水は苦手なのーっ、早く助けてーっ!)」 >> いや、ちょっと意味が多すぎじゃないか? >多すぎ。(きぱっ) 多いよねぇ・・・ でぃ〜〜〜〜ぷ。 >> ・・・とかそんなことは無視して、希斗は泉の表面に手をつけた。 >だめ。 うう・・・ >>「水よッ! 彼の者を救い給えッ!」 >> ・・・とかなんとか言ってるすきに、ミイルのすぐ下あたりから、まるで曲芸のように水柱が上がる。 >> そして、それがミイルをとらえようとしたとき・・・ >>「にゃーっ!!(水いやーっ!!)」 >さすが私の猫。やっぱお湯じゃないと嫌なのね。 (笑) >> ずばしゃっ! がしゃっ!! >> ミイルが、猫の反射で思わず背後に避ける! >>「ああああっ!?」 >> 背後なんて隙間があるはずもなく、狙い違わず(当たり前だ)ミイルは泉へと真っ逆様に落ちていく。 >> 慌てて、希斗と沙楽はそれを追って泉に飛び込み・・・・・・ >> ・・・ばっしゃーーーーんっ!! >> 今度は、水柱が三本上がった。 >・・・今のって、ただ単に私が跳べば良かったのでは? うーん、でもさすがに泉は飛び越えられないのでは(爆) 高いし。 みいさん跳ぶネタも考えたけれど、それするとラスト変わっちゃうので。 >>「・・・へぶしっ!」 >> 希斗の家で、希斗はタオルで顔を拭いた。 >> 全身びしょびしょだが、怪我もなくミイルは救出できた。終わりよければすべて良し、というのが人間のことわざだ。それまでの経緯なんて気にしない。 >>「でも、ほんとによかったですなの〜」 >> 沙楽も、希斗から借りたタオルで髪を拭いている。並の女性より髪が長い沙楽は、かなり大変そうだ。 >私とどっちが長いかなぁ〜?私も長いのよ〜v背中の半分くらいまであるし。 ・・・同じくらいか、僅差で沙楽の勝ち?(沙楽の方かい) >>「そーよミイル、これからは散歩するときもちゃんと断ってね!」 >>「にゃんっ!(わかったにゃっ!)」 >> みいの言葉に、ミイルは元気に頷く。 >>「にゃーにゃ、にゃん!(ところで、おなか空いたのっ! あさもおひるも、何も食べてないのっ!)」 >>「あ、そういえば」 >> ミイルの言葉に、みいはミイルを抱きかかえあげる。 >>「それじゃあ、希斗ちゃん、ホントにありがとね! こんど、おれいするからね!」 >> みいは希斗に礼をして、ミイルに「じゃあ、これからごはんだ!」と言いながら帰っていった。 >あっさり帰ったなぁ、私。 あっさり。 じゃないと、どう帰れと?(爆) >>「わんっ!(沙楽も、そろそろ帰らないと、兄君たちが心配するよ!)」 >>「あっ、たしかに! もうそろそろ6時ですなの!」 >・・・兄君って・・・いつの時代の犬さ、君。 bcは、意外と古くさいしゃべり方します。 >> 希斗の家の掛け時計を見て、bcと沙楽は希斗にタオルを渡す。 >>「それじゃあ、ぼくも帰るですなの! ミイルさんを助けてくれてありがとうですなの! それじゃあ、またねですなの!」 >> 沙楽はにっこり微笑んで、希斗の家から帰っていった。 >> そのとき見えた外は、一面の夕暮れだった。 >>「めずらしい、ここで夕暮れが見えるなんて!」 >> 紅蓮の空を見上げ、希斗は声を上げる。 >>「今日も大変だったけど、まいっか♪」 >> 今日も、日々を喪失せずに過ごした──── >> 月と星が浮かび始めた空に向かって、希斗は呟いた。 >っていいのか!?そんなんでぇっ!!!! 良いのさ、星願キャラはみんな謎に包まれたものだから・・・ >> 次回はフフフフフ、季節四兄弟の登場ですわ・・・ >なにっ!? なぬっ。 >> 今回登場したみなさん >>☆刻詩 希斗 本日も大活躍探し屋♪ テーマソングは「夢の中へ」♪(爆) >テーマソングッ!? 「捜し物は何ですか〜♪」←夢の中へ >>☆みい ミイルさんに首輪をつけてください(ダメです)。 >う〜ん。。。嫌がるからダメ。っつーか、見分けつくし。(私だけ?) というか、逃げないように・・・ >>☆エル=クライシス 名前だけです。人使い荒くしてすいません(爆) >あはは〜v うっ・・・ >>__________________________________ >> 今回は、「ショートショートで星願本編が変わる」の典型でしたわねぇ・・・。 >あはは〜。。。 うーむ・・・ >>心: 良いことです。 >> うみゅ。ホントです。 >いいのっ!? 良いの。 それが星願月祈。 >>心: はてさて、今回は千影が出てきませんでしたね。 >> たまにはいーでしょ。代わりに、前回出てこなかった玲羅を出してみました。結構良かったかなぁ、と。 >>心: はぁ。 >> さてさて、そんなこんなで、次回はジャスト第十話。 >>心 :お楽しみに♪ >> ではでは、扇でした〜☆(今回のあとがきは早いです、ハイ) >ををっ!早いっ! >んであ、あっしも帰るさね! >んだば、みいでしたっ☆(何人だよお前。。。) 今回のレスも早いです。ごめんです、時間無いの・・・ んであ。 |