◆−めんそーれ★沖縄! 第2日目その3〜小説読んでない人すみませーん!〜−れい(5/12-16:40)No.15363
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15363めんそーれ★沖縄! 第2日目その3〜小説読んでない人すみませーん!〜れい 5/12-16:40



 今日和。ツリーがちょっと微妙な位置にあるのでここに新たにツリーを生やしました。
 それにしても、前のから1週間経ってますね(汗)なっかなか親記事を書く時間がなくて(言い訳がましい奴め)…いえ、すみませんごめんなさい。

 えっと、今回は塔の話の筈だったのですが、他のサイトさんの所にあった学園物の小説の展開と被っていたので、塔の話はとばして、戦争体験者の方のお話です。でも肝心のお話の部分が全く無いのは、どんな事を話されたのか断片的には思い出せるのですが、順序立てて話を構成出来なかったせいです。あああすみません。
 
 ではでは…

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++

 今日の夜は、平和学習デーと言う事で、沖縄戦の体験者の方からお話を聞く事になっている。名前は確か、ミルガズィアさんとか何とか。
 …ガマの1件の後で、色々な塔を見て周る予定だったんだけど、みんな(でも生徒だけ)が余りにも疲労している、ってな事で取り止めになっちゃったのだ。
 フツーなら、絶対ンな事無いでしょうけど、まあこの学校の事、何があっても不思議じゃない。ううう、なんでこんな学校に来たんだろ〜…って姉ちゃんに受けさせられたんだっけ。
 兎に角、えらく短く感じた食事の時間の約10分後、食事した所と同じ所でお話を聞く事になったのだけど…
 
 ざわざわざわざわざわざわざわざわ…。
「皆、御静かに。そろそろミルガズィア殿が来られる故、皆は拍手でお迎えして頂…おや、早速来られた様だな」
 ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち!!
 後ろの方から音もさせずに現れた人物をゼラス先生が確認すると、一斉に拍手が起こった。
 ええと…あの人がミルガズィアさん、なのかな。70近い、とか言ってたけど、いいとこ50、ってカンジなんだけど…しかも結構渋い顔。いや、まあそれは置いといて。
「ミルガズィア殿、わざわざ私達めの為にこの様な所へお越し頂き、大変御感謝致してお…」
「いや、此方こそこんな老い耄れの話を聞いて頂く事に感謝を…」
 えらく堅苦しい会話がステージで交される。でもミルガズィアさん、老い耄れじゃない気もするんだけどな。
 
 堅苦しい会話はその後も5分程続き、漸く話を聞く事になれた。
 この言葉、前に2回程言った気がする…。

 話を聞く前に教わったのだけど、ミルガズィアさんは、戦争で徴兵命令が出されたちょうどその時病気を患っていたそうで、兵隊にとられなくて済んだらしい。 
 事前学習で学徒隊や兵隊の人達から見た戦争のビデオは見たものの、一般の人達の視点から見た戦争がどんなものだったのかは、知らない。
 …それにしても、こう戦争戦争、って連発してると、何だかマヒして来そ…
 此れ程迄に深い意味を持つ言葉も数少ないだろうな、と思う。
 あたしは、ぼんやりとガマの後でバスガイドさんの話を反芻した。

―今まで沢山の沖縄の方達に戦争のお話を伺ったんですけどね、『あんた本土の人間なんだってね、そんな人には言えないよ』、とかって言われた事は何回もあるんですよ。でもそれは仕方の無い事なんですけどね。他にも、未だに自分の子供や、孫にさえ言えない方もいらっしゃいました―

―…若し、ですね、今はまだですけど、戦争を生で感じた人が1人もいなくなったら、誰がこれから子孫に其の事を伝えて行かなければならないんでしょう?―

―お話を伺った時、『自分の家族はみんなあの鉄の暴風…艦砲射撃の事なんですが…や兵器に、飲まれ、食べられた、自分はあれが不味くて食えない、って吐き出した食べ残しなんだ』、ってね、そう言って自虐的に、自嘲して笑う人が殆どなんですよ―

―戦争の後には、何も残りはしないんです…―

「戦争の後には、何も残りはしない」
 ミルガズィアさんの言葉に、あたしは強制的に現実へ引き戻された。
 寝ていた訳でもないのだが、時計を見てみると、あと10分あるかないか、ってなとこだった。
 ふと周りを見渡していると、みんな真剣になって話を聞いてい…ない奴がいた。
 ガウリイ、何寝てんのよ!
 あたしがそう言うよりも早く。
「寝るのはやめてくれるか」
 うわわっ!?
 ミルガズィアさんが一瞬の内に真顔でずずいっ、とガウリイに詰め寄った。
「…う…………あああすみませんすみませんすみません」
「ガウリイさん!眠るなんて失礼ですよ!!」
 アメリアまでにもまた詰め寄られる。
 全校生徒&先生こっち見てるよ…ヴァルとゼルなんてフードで顔隠してるし。そっちの方が目立ってたりするけど。フィリアは呆気にとられている。

 他人のフリ他人のフリ。

 ガウリイのせいで一旦話は中断したものの、すぐにまたミルガズィアさんはステージに戻る。
 …一体どうやったらあんな一瞬でここまで来れたんだろう…
 恐るべし、ミルガズィアさん。

 話は、それから数分間だけ続き、あっと言う間に終わってしまった。
「…重苦しい話ですまなかったな。途中で中断もしたが」
 一斉に全員がこっちを向く。…やっぱり、根に持ってたんだ…
「では、この重苦しい雰囲気のまま終わらせるのも何だから、1つ冗談でも言って終わらせるとしよう」
 冗談???
 ミルガズィアさんの台詞に、みんなの頭の上にハテナマークが乗っかった。

 …そして彼の冗談によって引き起こされた人災があった事は、言うまでもない。
 詳しくは言いたかないけど。

 今日は、厄日だわ、ホントに。

                        →第4日目その1に続く。

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 はい。ミルガズィアさん登場です。アクアおばあちゃんとどっちにするか迷いましたけど(^^;)
 小説のミルガズィアさん引っ張って来ました。小説の彼の目って赤なんでしょうか??よく見えない…(TT)

 えっと、5で終わるかな〜とかほざいておりましたが、3で2日目終わりです。
 次は3日目、「奇跡の1マイル」とも言われた国際通りのお話が主です。
 まあ結構短めになるかも…。
 そうそう、このお話の閑話休題?みたいなお話を書くかも知れません。
 それにしても、一体何時になれば某神官が出て来るんでしょう(−−;)

 ではこれにて。
 かしこ。
 
       

 

 


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15375閑話休題〜2人はらぶらぶ(多分)〜れい 5/13-04:40
記事番号15363へのコメント


 今晩和。以前に書いた通り、ちょっと筋道から外れました。
 一応ヴァルフィリ…の、筈(苦笑)

 でわ。

*************************************

 今日は、戦争の話を聞く事になっているけど、その前に重要なイベント…そう、お食事(Vv)があった。
 食事はテーブルバイキング式で、席は何かもうバラバラ。男女一緒になってる所も少なくない。
 キモチは分かるんだけどさ…まああたしのとこも夜這いのメンバー(苦笑)で固まっている。
 考えてみれば、アメリアとガウリイが一緒=あたしが食べる量が減る、って事なのよね。一旦席に着いたらもうチェンジ出来ない、って言われたけど。
 あああ、しまったぁぁぁ!!
「をーいリナ?」
「ぅひゃあっ!?いきなし声かけないでよガウリイ!考え事してたのにっ!」
 あれが果たして『考え事』と呼べるのか?それは誰にも分かりはしない(をい)
「いや、何時食うのかなー、って」
「もうすぐですよ、ガウリイさん。そんなに焦らなくてもお食事は逃げませんから」
 あたしの代わりにアメリアが答えた。
「どうでもいいが、あんまり見苦しい食べ方はしな…」
 ぐ〜ぎゅるるるるる。
『…………………………』
 あたしとガウリイとアメリアのお腹が鳴った。
「…いようにするのは無理みたいだな…」
 ゼルはそう言うと、憂鬱にため息を吐き、それきり何も言わなくなった。

 そして…。

「は〜いみんな、漸く待ちに待った夕食の時間だよ。んじゃ手を合わせて、」
 フィブリゾ先生(どっからみても小学生にしか見えないのに先生してる)の言葉で、みんな手を合わせる。
「いただきます」
『いただきます』
 わーい、夕食★

 がつがつがつがつがつがつがつがつ…
「あーリナさん!それは私のハンバーグですぅ!」
「油断してたアメリアが悪い!」
「お前が言うなって…υ」
「ああああたしのタコライス!おのれガウリイ、こうなればっ!」
「くっ、このソーミンチャンプルーは渡さないぞ!!」

「フィリア、さんぴん茶を頼む」
「あ、はい…私も頂きます」
「俺もお茶くれ」
「ええ。…ああ、お茶が美味しい…まるでジャスミン茶の様だわ…」

「ほーほっほっほ!最後にはやっぱりあたしが勝つのよ!」
「リナさん、その笑い方嫌です…さようならあたしのさーたーあんたぎー…」
「ところでヴァル、お前左利きなのか?左手で食ってるけど」
 あ、ホントだ。
「ガマん中でこけそうになって右手打った。全然動かねーし」
「そうだったんですかヴァルガーヴさん…」
「手伝いましょうかヴァル?(v)」
「1人で食える」
 折角のフィリアの申し出(?)を断ったものの、左手で懸命に箸を握って食べようとする姿は、何だかとってももどかしい…。
 ああイライラする!!
「やっぱり私が手伝います!!」
「断る」
「まあそう言わないで…」
「をい…」
 数分間押し問答は続いた。

 結局、ヴァルはフィリアに弱いのよね〜。

「以前怪我して左手で食べてた経験がこんな所で役に立つなんて!神様感謝致します」
 そんなことで感謝して貰っても嬉しくないと思う…。
「はいヴァル、箸の持ち方はそうじゃなくてこう…だから、こうですってば」
 直接ヴァルの手を取って教えるフィリア。端から見るとらぶらぶ…ってかほのぼの(謎)
「ってゆーかフィリア、こういう場合はやっぱ『はい、あーんしてv』じゃないの??」
「ええ、まあホントは出来ればそうしていんですけどね、」
「そっちの方がもっと俺は嫌だ(T‐T)」
「余りにも同ネタが多かったものですから。学園モノには定番なのかしら…」
 ???
 何だか意味不明の答えが返ってきた。

「ところでさ、みんな見てるけど恥ずかしくないの?」
「いいえ全然(きっぱり)」
 うわー、良い度胸してるよこの人は。
「俺は全然良くない…(;;)」

 数分後。

『…ごっちそーさま★』
 高らかに響くガウリイとアメリアの声…って!
「ガウリイ!アメリア!あんた達全部(じゃないけど)食べたわね!?」
『油断していたリナ(さん)が悪い(んです)/きっぱり」
 うう、ヴァルに気をとられて食べられるなんて!!
「それにしても、満腹で眠い…ぐーぐー…」
「すぴー…」
 早っ!!
「あーあ、まだ全然食べてなかったのに…」
「あれが『全然』ってレベルの量なのか??」
「うん!(どきっぱし)それにしても、まだお腹に入るのに〜…」
「他の所で余ったのを貰えば良いだろう、勿体ないしな」
 ぱちんっ。
「ゼル先輩あったまいーい!んじゃ、行ってきまーすっ!」

「き…消えちゃいましたね」
「そーいや、フィリアとゼルはもう食ったっけ?」
「いえ…ゴーヤー頂きます」
「右に、同じく」
「……どっからか、取ってこようか…??あいつら、俺のフィリアに何も食わせないで、自分達だけ食いやがって…」
 どさくさに何言ってんのさ、ヴァルくん。しかもキミ食べたし。

 結論:リナ・ガウリイ・アメリアとは絶対に一緒にテーブルバイキングの席になってはならない。

                          閑話休題:おひまい。

*************************************

 ええと…一体これのどこがヴァルフィリなんでしょう(汗)どっちかと言うとフィリヴァル??(爆)
 
 出て来た料理ですが…
 ハンバーグ:ホントに出ました(笑)1人4つも食べた奴がクラスメイトにいて、恨まれていたり。
 タコライス:そのまんまですのでカット。
 ソーミンチャンプルー:おそうめんのチャンプルー(炒め物)の事。
 さーたーあんだぎー:沖縄風ドーナツ(球体)食べたかった…。
 さんぴん茶:お茶です(まんまじゃん)ハーブティーの様な味がします。
 ゴーヤー:和名苦瓜。とにかく苦い。私は大嫌いです(すみません)

 ゴーヤーと漬物以外全部美味しかったです(失礼)
 
 んではまた。
 かしこ。
 
 


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15531第3日目その1〜愛しのさとうきびちゃん〜れい 5/20-14:22
記事番号15363へのコメント


 今日和。なっかなか某神官出せません…
 出せずに終わったらイヤすぎ(汗)
 何とかして出したいなぁ〜、とは思うのですがね。

 今回は短めです。

 では…。

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 3日目の朝。今日ホテルを代えるらしい。
 嗚呼…ここのホテルのお料理、美味しかったのに…しかもバイキング(泣)

 荷物をバスの中へ積まされる。みんなもバスに乗って、これからすぐに行くみたいだ。
 しおりを取り出すのがめんどいんで、何処かはよく分かんないけど…。
「え〜、皆さん、昨日はよく眠れましたか?今日行く所は、沖縄戦の後で、めざましい発展を遂げた為『奇跡の1マイル』と呼ばれた、国際通りです。皆さんはそこで昼食をとったり、自由に買い物をするそうですね。…ではこれから、さとうきびを配りたいと思います。前列の人達はとったら後ろへ回して下さい」
 相変わらずガイドさんの朗らかな声がバスに響く。
 みんな、昨日のミルガズィアさんのギャグで朝っぱらから疲れ気味なのだ。
 …どんなギャグだったかは訊かないで、お願い。

「はい」
「ん。ありがと」
 前の列の人がでっけえ紙袋を渡してくれた。あたし(と、アメリア)は最後の手前の席なので、2つ取った後すぐに最後列の人達に渡した。
「アメリア、起きて、はいさとうきび」
「ぅう…リナさん、何ですかこの竹…」
 竹じゃないってば、確かに竹に似てはいるけどさ。
「竹じゃなくて、さとうきび!甘くて美味しいわよ」
「はあ………」
 がぶっ。
 痛っ!!
「何すんのアメリア!あたしの腕噛んでどーすんのっ!!」
「ああ、リナさん、ごめんなさい…昨日寝不足なんでちょっと眠くて…」
「ったく…ちゃんと寝なさいよ、夜更かしは美容のテキなんだから」
「そうは言っても…あのミルガズィアさんの冗談聞いた後で眠れた人なんて、リナさんとフィリアさんとガウリイさんとヴァルガーヴさん位なもんですよ…」
 何時の間にんなこと調べたのよ、あんた。
「さ、さいですか…まあ兎に角、これがさとうきび。もう間違えてあたしの腕食べないでね」
「あはは、ごめんなさいぃ…で、これって、どうやって食べるんですか?」
 ………ええっと。
「ごめん、あたしも分かんない」

 今度はあたしが謝る番だった。

 結局、訊くのもヤだったんで、周りの人達が食べる(ってか吸い付く??)のを盗み見て食べた。 


「あ、そろそろ到着致します…準備して下さい」
 ガイドさんがそう言うと、今までうつらうつらしてた人達も起きて、バスはでっかい広場で止まった。
「じゃ皆さん、行ってらっしゃい★」
「アメリア、集合時間いつ?」
「確か…2時15分でしたよ」
 ふむふむ。結構時間あるわね。
 おおっしっ!郷土料理のみなさん、待っててね!
 あたしが全部食べ尽くしてあげる♪

                        第3日目その2へ続く→

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 はい。今回はリナ&アメのみでした。
 実はさとうきび、食べなかったので、食べ方イマイチよく分かりません(をい)
 たしか、皮をむいで線みたいなのを吸う…だったやうな(汗)

 実話の方では、国際通りより前にお城へ行ったのですが、ネタが思いつきませんでした(汗)まあ照らし合わせてみると全然違っているので(パロディですし)すがね。

 次で漸く某神官出せそうです。先生になってますが…。

 ではこれにて。
 かしこ。