◆−One certain day−ブラッド(6/3-01:15)No.15782 ┗Re:One certain day−澪(6/4-17:26)No.15813 ┗レスありがとうございます〜vv−ブラッド(6/5-02:01)No.15822
| 15782 | One certain day | ブラッド E-mail | 6/3-01:15 |
え〜…皆様こんばんわ。ヘタレなブラッドです。 今回は、私も便乗しちゃって雨ネタ書いちゃいました♪ 初めてニコ目の人出してみましたが・・・彼は難しいです・・・ では短いですが、投稿しちゃいます 姫の一人称です★ ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ One certain day 私は外を見ています 窓の外を眺めます 外に手だけを翳してみます 雨はしとしと滑りゆく 私の身体を滑りゆく 「……雨………」 ピトッと一瞬肌に吸い付くように落ちて、タラっと今度は滑り落ちる。 ピトッ タラッ ピトッ タラッ 延々と繰り返されるそのリズム ピトッ タラッ 「どうしたんですか？」 「生の賛歌を歌おうと思ったところです」 翳していた手を引っ込めて、その存在へと微笑んだ。 「じゃぁ、帰りますね」 多少びくつきながらも帰ろうとする存在に、私は笑顔で見送ります。 （さっさと帰ってしまえ） 「外に出たいんですか？」 「何故です？」 空から降ってくる水滴は、木々に跳ね返る。 私は少し息を吸い、無理矢理笑顔を作る。 「手を随分長い時間、翳していたから」 その答えに、私は言いました。 「悪いですか？」 「いいえ、別に。」 再び、窓の外へ手を翳します。 ピトッ タラッ ピトッ タラッ 「外は雨なんですよ・・・でも、私は屋根の中にいる・・・・守られてる・・・」 雨だけでなく、全てのものから守られている自分に嫌悪感を憶えるときがある。 きっと、それは私が『アメリア＝ウィル＝テスラ＝セイルーン』だから 「貴女は自分が守られてると？随分自意識過剰なんですね」 「まだいたんですか？」 「えぇ、負の感情が貴方の周りにはたくさんありますし」 （本当に生の賛歌を歌ってやろうかしら） 灰色の空の下で、紫陽花が奇妙に鮮やかなのは少し違和感を憶える。 いい加減、手の感覚が無くなってきて引っ込めてみた。 「私を守っていって、どんどん人が傷ついていくのを私は見てました」 「その人達にとってはそれが仕事なんでしょう？」 「そうかもしれませんね。でも、例え仕事だとしても私がイヤなんですよ。」 「ではどうしたいと」 冷たくなった手にもう片方の手を添えてこくんと頷く。 「守られているだけじゃなくて、守りたいんです。」 「アメリア？」 ドアの壁を軽く叩く音が聞こえてきて、私は少し苦笑します。 「もちろん、今壁を叩いてる人も例外ではありませんよ」 窓の外は、灰色の雲は去って、変わりに太陽がみえていました。 「入るぞって、ゼロスっ！！なんでこんなところにいるんだっ！！」 「そろそろ僕は退却しますね。ゼルガディスさん恐いですもん。」 「えぇ。さっさと帰っちゃって下さいね。じゃないと、教会のミサにでもつれていきましょうか？」 「言われなくたって、帰りますよ。」 冷たかった手は、いつの間にか元の体温を取り戻していた。 「どうしたんだ？」 「いえ、別になんでもありません」 私は、みんなを守りたいんです。 正義の味方はみんなを守ります。 そして、貴方も守ります。 「ゼルガディスさん。外……虹が出てますよ」 私は外を見ています 窓の外を眺めます 外に手だけを翳してみます 陽の光が手を照らします 光りはきらきら滑りゆく 私の身体を滑りゆく そんな 雨の日のささいな出来事 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ まず、ブラッドの話なんか読んで下さいまして、ありがとうございますっ！！ まぁ、こんな『とある一日』って感じのもたまにはいいかなぁって（笑） 連載の方の続きは・・・・・・ごめんなさいっっ！！m(_ _)m 止まってます・・・・なんか、ひたすら休止中・・・・ 復活は今月中には必ず！！（予定） では、お目汚しっ！申し訳ありませんでしたっ！！ では、ブラッドでした | |||
| 15813 | Re:One certain day | 澪 E-mail URL | 6/4-17:26 |
| 記事番号15782へのコメント 初めまして〜〜！！澪と申します。 凄く良かったです♪♪ 文章センスありますね！！！ 雰囲気が綺麗で好み〜〜ドキドキしましたっ♪ タイトルも妙にしっくりくるし・・・。 詩（？）がなんともいえず！ こーゆー淡々とした姫もいいですね〜〜。 では！ | |||
| 15822 | レスありがとうございます〜vv | ブラッド E-mail | 6/5-02:01 |
| 記事番号15813へのコメント 初めまして。ブラッドです。 このたびは、レスありがとうございますvv >凄く良かったです♪♪ 本当ですか？うにゃぁぁぁぁ、嬉しいですvv >文章センスありますね！！！ センスだなんて、とんでもないですよvvここには私よりよっぽど素晴らしい方々 がたくさんいらっしゃいますvvvv >雰囲気が綺麗で好み〜〜ドキドキしましたっ♪ そういっていただけて嬉しいです。ドキドキさせちゃいましたね（笑） 雰囲気がある話をめざして書いたので、雰囲気が綺麗で好みだなんて 最高の誉め言葉ですvv >タイトルも妙にしっくりくるし・・・。 タイトルは適当に、翻訳機能を使って考えたモノなんですがいつもタイトルに は苦労しているので、誉めていただきかなり感激です。 >詩（？）がなんともいえず！ あぁっっ！！こんなのを誉めて下さるなんて、本当に素晴らしい方です♪ >こーゆー淡々とした姫もいいですね〜〜。 こういう淡々とした姫とか、シリアスとかそのような姫しかかけなかったり するんです（泣） ですから、自分では結構こういう姫は受け入れてもらえるか結構不安でしたが 『いい』いってもらえて一安心です♪ >では！ はい、レスありがとうございましたvv | |||