◆−スレイヤーズラジオ 第10回記念放送−龍崎星海(6/9-06:08)No.15857
 ┣スレイヤーズラジオ様−ねじばな(6/9-08:30)No.15858
 ┣Re:スレイヤーズラジオ 第10回記念放送−猫斗犬)(6/9-12:46)No.15859
 ┣スレイヤーズラジオ御中−れい(6/10-03:10)No.15881
 ┗スレイヤーズラジオ 第11回−龍崎星海(6/12-01:40)No.15913
  ┣スレイヤーズラジオ様−ねじばな(のっとられた)(6/12-23:23)No.15923
  ┣スレイヤーズラジオ様−mituki(6/17-16:04)No.15985
  ┗スレイヤーズラジオ御中−れい(6/17-18:02)No.15986


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15857スレイヤーズラジオ 第10回記念放送龍崎星海 6/9-06:08


パンパカパ〜ン!パパパ パンパカパ〜ン!
ファンファーレが鳴り響く。
「スレイヤーズラジオ放送、10回記念番組!放送開始です!」
「おお〜っ!!」
パチパチパチパチ!
拍手が巻き起こる。
「はい、おかげさまでスレイヤーズラジオも10回を向かえる事となりました。
これもひとえに皆様のご愛顧のおかげです!」
「ありがとな〜!」
「そこで、今日は特別番組といたしまして、ゲストをお呼びしてお送りいたしたいと思います!
もちろん、いつもの通り、セリフの前に、名前が入ります」
ガ「なあなあ、リナ、それよりゲストって誰だ?早く教えてくれよ!」
リ「ちょっとガウリイ、慌てないのよ!では、ゲストの紹介です!まずはフィリア〜!」
パチパチパチ!
フィ「お久しぶりです、リナさん、ガウリイさん」
ガ「ほんと、ひさしぶりだよな〜」
リ「おおっ!ガウリイが覚えていた!」
ガ「そりゃ覚えてるさ。ホラ、しっぽが・・ってないな・・」
いきなりフィリアのスカートをめくるガウリイ。
フィ「いっやーっ!!」
スカートの中から、トゲつきハンマーを取り出すと、それでガウリイをぶっ飛ばすフィリア!
ガ「んなぁ〜っ!!」
ドゴォ〜ン!!
地面に激突するガウリイ!
フィ「ハア、ハア、ハア・・・」
リ「まあ、当然の報いよね。それでは気にせずに次のゲストの紹介です!」
ガ「気にしてくれよ〜!」
リ「視聴者代表として、れいさん〜!」
パチパチパチ!
れ「どうも〜。あの〜、リナさん、自分は前にこの番組に来た時に、ハンケチを忘れたんですが、
あれ、ありますか?」
リ「え?ハンカチ?どうかな〜。後で、ADに聞いておいてあげるわ」
れ「お願いします〜」
リ「続きましては、同じく視聴者代表、ねじばなさん〜!」
パチパチパチ!
ね「どうも、始めまして、ねじばなです。リナさん、お願いがあるんですが」
リ「あら、何かしら」
ね「一度でいいから、ガウリイさんをスリッパで引っぱたいてみたいんですが・・・」
リ「ああ、い〜わよ。別に減るもんじゃないし」
ガ「おい!オレはいいって言ってないぞ!」
リ「い〜から、気にしないで、一発パッカ〜ンとやってやってよ」
ね「では、お言葉に甘えて・・ていっ!」
バッカ〜ン!!
スリッパにしては、重い音がする。
ガ「いって〜〜っ!!」
リ「う〜ん、いい音・・でも、ちょっと音が違うわね〜。そのスリッパは何?」
ね「あ、さるルートから入手した、鉄骨入りスリッパです。よろしければリナさんに差し上げますよ」
リ「あら、ありがと〜!じゃ、ちょっと試しに・・」
バッカ〜ン!!
ガ「いって〜〜っ!!リナまで、何すんだよ〜オレ、まだ何もやってないのにっ!」
リ「う〜ん、いい音!こりゃいいモン、もらったわ。ありがとね!愛用させてもらうわ!」
ね「いえ、リナさんにそう言っていただけると、うれしいです」
ガ「・・・無視かよ・・・オレの存在価値って・・・しくしくしく・・」
リ「そして、もはや常連?のゼルとアメリア〜!」
パチパチパチ!
ア「やっほ〜!」
ゼル「・・・せめて、1人ずつ紹介しろよ」
リ「時間の関係上、そうもいかないのよ。
それから、もう1人のゲストのゼロスは、少し遅れての参加となります。では、最初のコーナーは・・」
れ「あの、リナさん、 自分はガウリイさんに解いてもらおうと、暗号を作って来たんですが・・」
リ「暗号?そう言えば、何度か送って来てたわね。でも、こいつにそんなモン、解けっこないわよ」
れ「そう言わずに・・・あ、ガウリイさん、これです」
れいはガウリイに手紙のようなものを渡す。
ガ「なになに・・・『オレはれいの事を愛している』・・なんだ、これ?」
リ「・・・ガ〜ウ〜リ〜?今、なんて言ったの?」
ガ「いや、だから、オレはれいの事を・・・って、ちょっと待った〜、リナ!!」
リナの手に、魔法の力が集まって行く。
フィ「た、大変!」
ア「リ、リナさん!落ち着いてくださいっ!」
ゼル「バカ!そんな事より、逃げるんだ!お前も来いっ!」
フィリア、アメリア、ねじばなの襟首をとっ捕まえて、ゼルが逃げ出す。
リ「ふふふふふ・・・あたしの目の前で、他の女に色目を使うとは・・・い〜度胸じゃないの!
天誅〜〜っっ!!くらえ、ドラグスレイブッ!!!」
ぐどわぎゃ〜んっ!!
物凄い爆音が響く!
ガ「うわあ〜っ!違うのに〜っ!!」
れ「我が青春に一片の悔いな〜し!!」
2人はその爆発で吹っ飛ばされて、空の星になった。
キラリ〜ン・・・・・

ゼル「ったく・・・ガウリイはともかくとして、視聴者まで巻き込んだのは、マズイんじゃないのか?」
ア「そうですよ!ガウリイさんなら、きっとピンピンしてるでしょうけど、一般の人はそうはいかないんですよ!」
リ「だ〜いじょうぶよ〜。ギャグでは、たとえどんな酷い目に遭おうとも、『あ〜ひどいめにあった』
で済む、っていう法律があるんだから」
ゼル「ンなもんが、どこにある!」
リ「たった今、あたしが作った!」
びしっと指をたてるリナ。
ゼル「ンなもん、役に立つか!」
と。ガウリイが、まだ目を回しているれいを引きずって、現れる。
2人とも、少し汚れてはいるが、ほとんど無傷である。
ガ「あ〜、ひどいめにあった・・」
ゼル「・・・・ンなアホな・・・」
ア「恐るべし、ギャグの法則!」

そこへ空中からゼロス出現。
ゼ「いやあ、済んだみたいですねぇ」
ア「済んだって、まさか・・・ゼロスさん、こうなる事を予想してたんですか!」
ゼ「ええ、まあ一応」
ア「だったら、どうしてっ!」
リ「まあ、それはいいから。ゼロス、今日の企画はあなたが持ち込んだ、って聞いてるけど、
一体何をたくらんでいるの?」
ゼ「たくらむなんて、人聞きの悪い・・僕はただ、そこにいるねじばなさんと約束をしただけですよ。
ねえ、ねじばなさん?おや?顔色が悪いですねぇ。大丈夫ですか?」
ね「あ、あの〜・・・本気なんですか?」
ゼ「もちろんですよ」
リ「約束って・・・どんな約束したってのよ。変な約束だったら、承知しないわよ」
ゼ「いえね、ねじばなさんに、『魔族になりませんか』とお誘いをしたら、
『フィリアさんに何を言われても我慢出来たらなります』って言われたもので」
リ「なんだ、そんな事か。だったらいいわ。ンじゃ始めましょうか」
ガ「ちょっと待てよ!良くないだろ!」
ア「そうですよ!ねじばなさん、イヤがってるじゃないですか!」
リ「別にいいのよ。あたしは関係ないんだから」
ア「リナさん・・・それって悪じゃあ・・」
リ「そんな事より、アメリア、ゼル、あんた達は立会人になってもらうわよ」
ゼル「ああ、構わんが」
ア「な!ゼルガディスさんっ!承知するんですかっ!」
ゼル「いいから、俺の言うとおりにしろ。悪いようにはせんから」
ア「・・・まあ、ゼルガディスさんがそう言うのなら・・・」
リ「ンじゃあ、みんな納得したところで」
ね「あたしは納得してないんですけど・・・しくしくしく・・・」
リ「それじゃあ、ルールを説明するわ。フィリアはゼロスに言いたい事を言う。
それに対して、ゼロスが反論したら、ゼロスの負け。
我慢しきれたら、ゼロスの勝ち。さて、ゼロス、フィリア、準備はいい?」
ゼ「僕はいつでもいいですよ」
フィ「私もいいです」
リ「それじゃあ、勝負始め!」

フィ「では、コホン・・・この、生ゴミ魔族!」
ゼ「いやあ、今日もいい天気ですねぇ」
フィ「北の山で氷付けになっている、ロートル魔王にアゴでこき使われているくせに、
生意気よ!」
ゼ「このお茶、美味しいですねえ」
どこからともなく取り出したお茶を飲む、ゼロス
ア「ゼロスさん、なかなかやりますね」
ゼル「しっ!アメリア、静かにしてろ!」
フィ「・・くっ!なら、これでどうですか!しがない中間管理職のくせに!
センスの欠片もないその服はなんですか!
おかっぱ頭なんて、今どき恥ずかしくないんですか!
男のくせに、ハートマーク付けてしゃべるなんて、信じられません!
恥を知りなさい、恥をっ!」
しかし、何を言われても全くの無反応のゼロス。
ア「す、すごいです!ゼロスさん、全く気にしてませんよ」
ゼル「・・・ああ、だが、おかしいな・・・」

つかつかとゼロスに近づいたリナ、ゼロスの髪を掻き揚げる。
と。ゼロスの耳には、耳栓がしっかりと装着されていた!
リ「やっぱり・・・ど〜もおかしいと思ったら、やっぱりこんな事だったのね」
ゼ「おや。もう気がついちゃいましたか。さすがはリナさん」
ア「ひっど〜いっ!ゼロスさんったら、イカサマじゃないですか!」
ゼ「おや、違いますよ。これも戦略です」
ゼル「・・なるほど。確かにいかさまも戦略だ。ただし、見破られなければ、だが」
リ「そう言う事ね。これは没収!」
言うや、ゼロスの耳栓を取り上げるリナ。
ゼ「ああっ!リナさん、何をするんですか!」
リ「問答無用!フィリア!さっき言った事を繰り返すのよ」
フィ「はいっ!この生ゴミ魔族!」
ピキッ
フィ「北の山で氷付けになっている、ロートル魔王にアゴでこき使われている、
中間管理職のくせに!」
ピキキッ!
フィ「大体、そのセンスの欠片もない服はなんですか!
それに、今どきおかっぱ頭なんてしていて、恥ずかしくないんですか!
それに、セリフにハートマークを付けるなんて、あなたそれでも魔族ですか!
恥を知りなさい、恥をっ!」
ピキキキッ!
ゼ「フィリアさんに、そんな事言われる筋合いはありません!
そう言うあなただって山出しじゃないですか!」
フィ「な〜んですってえ!生ゴミ魔族のくせに〜っ!」
ゼ「生ゴミ、生ゴミ言わないで下さいよ!そうやって人の悪口言う人に、ロクな人はいませんよ!
・・ってああ。あなた、人じゃなかったですねぇ。ねえ、黄金竜のフィリアさん?」

ゼル「・・・始まったな・・・・ま、こうなるとは思ったがな」
ア「え?そうなんですか?」
ゼル「ああ、ゼロスのヤツに、フィリアの悪口攻撃が我慢できるわけないからな。
リナのやつだって、そう思ったからこそ、この対決を許可したんだろうしな」
ア「そうだったんですか・・・さすがはリナさんです!」
ね「・・・ホッ・・・魔族にならなくてすんだ〜・・・」
リ「これに懲りたら、もう変な約束しないのよ」
ね「はい、ありがとうございました〜」
れ「・・・あれ?自分は一体?・・・・」
リ「気がついたみたいね。それじゃあまあ、全て丸く収まった所で・・・」
ガ「・・収まってないと思うが・・・」
リ「今日のところはこれにてお別れです。また、お会いしましょう!」
一同「さよ〜なら〜!」
その後ろではフィリアとゼロスが延々と言い合いしたまま、番組は終了する。


「って、ちょっと待ってよ。終わってどうすんのよ。お知らせは?」
「リナ、ADがリナにこれを渡してくれって」
「え?なによ、これ・・・何か書いてあるわね。なになに・・・
『今回は放送が長引いたため、お知らせ及びCMは取りやめとさせてもらいます。
前回の放送を参考に、お手紙を送って下さい』
って・・しょーがないわねー」
「なあ、リナ、もう終わりか?だったら、これからどっか行かないか?」
「そりゃ行ってもいいけど、あんたの驕りよ」
「よっしゃー、だったら行こうぜ!」
連れ立って歩き出す2人。
ガウリイは妙に嬉しそうである。どこへ行くつもりなのやら・・・
                 END

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15858スレイヤーズラジオ様ねじばな E-mail 6/9-08:30
記事番号15857へのコメント

きゃあー♪

記念すべき十回目の放送おめでとうございます!

それと。助けていただいてありがとうございます。
実は私も、ゼロスが我慢できるはずないよなーって思ってたんだけど・・・やっぱりこわひ。あの方、上の方の御命令だったらなんでもしますもん。

あ、スタジオに行けてとってもうれしいですよ♪
思わずその場でいろんな仕掛けつくちゃった♪てへっ(はぁと)
たとえば、マイクの脇にある白いボタンは自爆装置(魔族にも有効)。
天井の角の黒い取っ手は非常通路。おもに群狼の島へ出ます。
出入り口についてる赤いボタンは呼び出しボタン。なにを呼び出すかってぇと、
一回ならゼルガディス様。二回ならアメリア様。三回ならゼロス。(もはや呼び捨て)

有効活用して下さいな。

それでは、またまたどこかで(もしかするとどっかから侵入してくるかも)お会いしましょう!

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15859Re:スレイヤーズラジオ 第10回記念放送猫斗犬) E-mail 6/9-12:46
記事番号15857へのコメント

 記念すべき十回目の放送おめでとうございます!


【スレイヤーズラジオ】裏番組==あんだ〜ば〜EX より代表  田中達也


 で…ところで………最近うちの妹・雪菜が…
「リナさんたちの所に遊びに行きたい〜」
 などとド喚きながらわにわに音頭をかます次第に、思わずどつき蹴りをして候。

 もしかしたら…自分の目の隙間を狙いそちらに遊びにいくかもしれません。
 ご迷惑でしたら…煮くなり焼くなり、殴るなり蹴るなり、どうとでもしてください。

 なお、居眠りしている時だけは、手を出さないようお願いいたし候。
 (おこそうとすると、寝ぼけながら火炎球などで応戦するので注意!!)


 それでは。
 かしこ。


 追伸──十回目記念のお祝いに舞がそちらへ乱入しようとしていたので、ロープでぐる
     ぐる巻きにし、つるしておいたので後でおろしておいてください。
     わたしは、そやつがお土産にもって行こうとした手作りクッキーの処理のため、
     海底に捨ててきます──

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15881スレイヤーズラジオ御中れい URL6/10-03:10
記事番号15857へのコメント


 今晩和。れいです。
 
 この前は有難う御座いました。傷も完全に癒えましたので返事を書いてる次第です。ちょっとヒドイ目に遭いましたが…リナさん、すみませんね。あれは暗号でも何でもない唯普通に書いた文章ですので悪しからず。
 もっと暗号の研究をして、ガウリイくんでも解ける暗号を作るつもりですので宜しく。
 リナさん向きの難しい暗号なら寧ろ簡単なんですけどね〜まあ頑張ります♪

 ところで、ハンケチは何処に行ったんでしょう…??結構気に入っているのですが…??

 今日はピアノの発表会がございますのでこれにて失礼させて頂きます。

 ではこれにて。
 かしこ。

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15913スレイヤーズラジオ 第11回龍崎星海 6/12-01:40
記事番号15857へのコメント

チャカチャカチャカチャン! チャララッチャッチャー チャカチャカチャカチャン! チャララッチャッチャー
緊迫感のある音楽が流れる。
「はい、どうもどうも今日もやってまいりました、スレイヤーズラジオ!
お相手はこの世の奇跡リナ=インバースと」
「ガウリイだっ!なあ、リナ、なにがこの世の奇跡なんだ?」
「ふ、そりゃきまってんでしょ。あたしの存在自体が、よ!
こんなに美人で、頭が良くって・・これが奇跡でなくって、なんだって言うのよ!
きっとあたしって、早死にするわね・・・だって、美人薄命って、よく言うじゃない?」
「よく言うよ・・・殺されたってしなないよーな顔してるくせに・・・」
「ガウリイ〜。今、何か言った?」
「・・・いえ、なにも・・それより、リナ、さっきから気になっていたんだが、
あそこからロープでぐるぐる巻きになってぶら下がってるの、何だ?」
「ああ、あれ?夕べのうちに、このスタジオに進入しようとした愚か者よ」
「愚か者って・・見たところ、女の子じゃないか。可哀想に・・降ろしてやろうぜ」
それを聞いた、ぶら下がっている女の子がうんうんうん!と必死で首を振る。
「ホラ、本人だってああ言ってんだし」
「い〜のよ、放っておけば。それより、10回記念放送のお祝いの手紙がきてるのよ、
そっちが先よ!」
しくしくしく・・滝のような涙を流す女の子・・舞。だが、構わずに進めるリナ。

「さて、それでは最初のお手紙から!これはねじばなさんからのお手紙ね。
『記念すべき10回目の放送、おめでとうございます!』
ありがとね!これからも、よろしく!」
「ねじばな。どっかで聞いた名前のよ〜な・・・」
パッカ〜ン!スリッパで叩く、いい音が響く。
「あんたねえ!前回このスタジオに来たでしょうが!そんな事ばっかり言ってると、
殴るわよ!」
「殴ってから言うなよ!それに、なんだよ、そのスリッパ!妙に痛いぞ!」
「あんたは・・そんな事も忘れたんか!これは、前回、ねじばなさんがお土産に、
と持って来た特製鉄筋入りスリッパでしょ〜が!使い勝手がいいので、これから
愛用させてもらう事にしたのよっ!」
「愛用って・・そんなモンで、俺の頭をパカパカ叩く気かよっ!これ以上バカになったら、
ど〜してくれんだっ!!」
「だ〜いじょうぶ!あんたの頭は、これ以上バカになりようがないから。
ってか、きっと叩けば頭がよくなる、かもよ」
「しくしくしく・・・俺って不幸・・・」

「さあ、そんな事より、お手紙よ!『それと、ゼロスから助けていただいて
ありがとうございます』
あら、い〜のよ。人としてと〜ぜんの事をしただけなんだから」
「・・・・人をパカパカぶん殴るのは、と〜ぜんの事なんか?」
「もっちろんよ!」
「・・・即答するし・・・俺って本当に不幸・・・」
「うっさいよ、ガウリイ!え〜っとなになに『スタジオに行けて、あんまり嬉しいんで思わず
あちこちにいろんな仕掛けをつくっちゃった』って・・ええ?仕掛けぇっ!」
「なあ、そう言えば、このボタンはなんだ?」
そう言って、マイクの脇にあった白いボタンを指さすガウリイ。
「あ、ダメっ!ガウリイ、そのボタンはっ!!」
だが、リナが制止する前にガウリイはそのボタンを押してしまう。

「え?このボタンがなんだって?」
「・・あ〜あ・・押しちゃった・・そのボタンは・・・」
ちゅど〜ん!!
「・・自爆装置なのよね〜。ガウリイ〜、生きてる〜?」
吹っ飛んだガウリイは黒こげになっている。
その足がピクピクけいれんしているのが見て取れる。
「生きてるみたいね。だったら放っておけば、そのうち復活するでしょ。
それにしても、危ない装置ね〜。他には?え?なになに?
『天井の角の黒い取っ手は群狼の島へ通じる、非常通路です』
・・・それ、非常通路になってないって・・後で封印しておこ。で、後は?
『出入り口に付いている赤いぼたんは呼び出しボタンです。
1回押すとゼルガディス様が、2回押すとアメリア様が、3回押すとゼロスが
呼び出せます』って、ええっ?本当なの?んじゃ、試してみましょうか」

リナがそのボタンを1回押してみると・・ピコピコピ〜ッ!
「うえっ?何よ、今の笛の音はっ!」
ゼル「なんだ、なんか用なのか」
リ「ゼルガディス!?・・・本当に呼べるんだ・・なら・・」
今度はそのボタンを2回押して見るリナ。と。
ピコピコピ〜ッ!ピコピコピ〜ッ!笛の音が2回して・・
ア「はいっ!リナさん、呼びましたかっ!!」
ガ「へえ〜っ、なかなか便利なボタンだな」
リ「うえっ!ガウリイ!もう復活したの!?」
ガ「まあな。で、3回押すとゼロスが呼べるんだよな?
んじゃ、4回押したら、どうなんだ?」
リ「・・・そう言えばそうね。じゃ、押してみましょうか」
4回押して見るリナ。
笛の音が4回して・・・
ガ「何もおこらないな〜」
?「そうでもないわよ」
ガ「うえっ!リナ?どうしたんだ?髪が金色になってるぞ!」
ア「リナさんっ!まさか、非行に走ったんですかっ!」
ガ「いや、違う!きっと、スーパサイヤ人だっ!」
ゼ「・・・お前らな〜。もっと真面目にやれよ!お前は何者だっ!リナじゃないな!?」
?「あたし?あたしは・・・一部ではLと呼ばれている者よ。
この娘はロード・オブ・ナイトメア、なんて呼んでいたけどね」
「ロード・オブ・ナイトメア!」
3人の声が同時に叫ぶ。

ゼ「なぜだ!リナは、ギガ・スレイブを唱えたわけでもないのにっ!」
L「あのボタンで呼び出されたのよ」
ア「ボタンって・・この世の全てを作りし神をあっさり呼び出すなんて・・」
ガ「そんな事より、リナはどうしたんだっ!」
血相を変えて詰め寄るガウリイ。
L「あの娘なら、あたしの中で眠ってるわ」
ガ「リナっ!目を覚ませ、リナっ!」
L「無駄よ、そんな事言ったって、聞こえないんだから。起きやしないわよ」
ガ「そんな・・・」
ア「ふ、大丈夫です、ガウリイさん!起こす方法なら、有りますっ!」
ガ「本当かっ!!」
ア「はいっ!眠れる乙女を起こす方法!それは!キスですっ!」
ゼ「・・・何を言い出すかと思えば・・・」
ア「何を言ってるんです!ゼルガディスさん!愛する人からのキス!
それはどんな魔法にもまさる力です!さあ、ガウリイさんっ!!」
ガ「おうっ!」

ずずい、っとリナ・・いや、Lに迫るガウリイ。
L「面白いじゃないの。そんな方法で起こせるかどうか、見てあげるわ」
そう言って、逃げようともしないLにガウリイは・・・
ア「やったっ!!キスしましたっ!!」
ゼ「・・アメリア・・お前な〜、アレはそんなに見るモンじゃないだろ〜が・・」
ア「え?何でです?キスなんて、日常茶飯にする物でしょう?」
ゼ「日常茶飯って・・・」
顔を真っ赤にしているゼル。意外と純情である。
ア「だって、朝の挨拶、昼の挨拶、おやすみの挨拶と、
私は父さんと日に何度もキスしましたよ!?」

それを聞いて、がっくりと床に手をつくゼル。
ア「ゼ、ゼルガディスさん!?どうしたんですか!?」
ゼ「・・・・何でもない・・・ちょっと、虚しくなっただけだ・・・」
ア「そうですか。・・・あれ?リナさんが、なんだかジタバタしだしましたよ?」
ゼ「ほう・・・どうやら、本当に正気に戻ったらしいな。お〜い、旦那、もういいぞ!」
ゼルガディスが声を掛けるが、聞こえないのか、キスしつづけるガウリイ。
ゼ「まずいな・・アメリア、避難するぞ!」
ア「あっ、ゼルガディスさん、待ってくださいよ〜!」
避難する2人。と。
スッパ〜ンッ!!
リナが懐から取り出したスリッパの一撃が、ガウリイにヒットする!

ガ「いって〜っ!何すんだよ、リナっ!」
リ「うっさい!それはこっちのセリフよっ!乙女の唇をなんだと思ってんのよ!
この変態クラゲ!くらえ、増幅版、ドラグスレイブッ!!」
ずっばどお〜〜ん!!
ガ「あ〜れ〜っ!!」
ドラグスレイブで吹っ飛ばされるガウリイ!

ゼ「やれやれ。結局いつものパターンだったか」
ア「あれ?ねえ、ゼルガディスさん、さっき、あそこから女の子がぶら下がってた
ような気がしますが・・・」
アメリアが指さす先は、先ほどリナとガウリイが話題にしていた、舞とかいう女の子
がぶら下がっていた場所だった。
だが・・そこはさっきのリナのドラグスレイブで吹っ飛んでしまい、跡形もなくなっている。
もちろん、舞の姿などない。
ゼ「・・・まさか、さっきのドラグスレイブで吹っ飛んだのか・・・」
ア「大変です!リナさ〜ん!あそこに居た、女の子が〜っ!!」
アメリアの指さす方を見て、すぐに事態を把握したリナだったが
リ「あ〜、い〜のよ。たぶん、死んでないと思うから」
ア「死んでないって・・そ〜ゆ〜問題ですかっ!」
リ「問題よ。で、次のお手紙はれいさんからです。
『この前はありがとうございました。傷も完全に癒えましたので返事を書いている
次第です。りなさん、あの時はすみませんでした。あれは暗号でも何でもない、
ただ普通に書いた文章でしたので、悪しからず』・・・」
ア「この前の文章、って・・あー、あの、俺は・・」
リ「ア〜メ〜リ〜ア〜?それ以上言ったら・・分かってるでしょ〜ね〜・・・」
ゴゴゴゴゴ・・リナの後ろから炎が立ち上がるっ!!
ア「リナさん・・・怖いです〜・・」
ゼ「どうやら、あの事はリナの前では禁句らしいな。
それより、リナ、手紙の続きは読まなくてもいいのか?」
リ「・・・・分かってるわよ。『ところで、ハンケチはどこに行ったんでしょう。
結構気に入っていたのですが』そう言えば、あの時そんな事を言ってたわね・・
AD〜?どうなってんの?・・・え?忘れ物の保管庫にあった?
んじゃ、送ってあげて・・・え?予算が無くって、郵送費が払えない?
・・・・仕方がないわね〜。れいさん、またヒマな時にでも、取りに来てちょうだいな」
と。その時。ガウリイが帰って来た。
ボロボロになって、杖でやっと身体を支えている。

リ「ガ、ガウリイ!?どうしたのよっ!」
ア「まさか・・・さっきのドラグスレイブのせいでっ!」
ガ「いや・・違うんだ・・吹っ飛んだ先が風呂場で・・ちょうど、女の人が入浴中で・・」
ゼ「で、ボコボコにされた、って訳か・・・これまた、パターン通りな・・・」
リ「・・・ガ〜ウ〜リ〜?覗きを働くとは・・いい度胸じゃないの!覚悟はいいんでしょうね!」
ズッパ〜ンッ!!
懐から出したスリッパでぶん殴るリナ。
そのスリッパには赤い光が宿っている。
どうやら、アストラル・ヴァインが掛けてあるようだ。
ガ「わ〜っ!!ちょっと待て!リナッ!!鉄骨入りスリッパにアストラル・ヴァインは
ないんじゃないか!?それ、立派な凶器だぞ!やめろって、リナッ!!」
リ「問答無用っ!!天誅〜〜っ!!!」
ズッパ〜ンッ!!
ガ「うっぎゃ〜っ!!」

ゼ「・・やれやれ。結局これで終わりか。アホらしい。アメリア、帰るぞ」
ア「待ってください、ゼルガディスさん。え〜っと、もう1通のお手紙は、申し訳ありませんが、
次回に読ませていただきますので、それまで待っていて下さいね!
それと、今回もCMはないですが、お知らせはありますので、チャンネルはそのままで!
では、お仕事も終わった事ですし、帰りましょうか」
仲良く帰って行く2人。それを尻目に、喧嘩しつづけるリナ達だった。
「こら待て〜!逃げるな〜っ!!殴らせろ〜っ!!」
「うっわ〜っ!やめろよ、リナ〜〜ッ!!!」


ピンポンポンポ〜ン
「はい、わたしく、フィリアがお送りいたします、お知らせのお時間がやってまいりました」
「ちょっと、フィリアさん!僕も居るんですよ!無視しないでくださいよ!」
「あ〜ら、ゼロス。居たんですか」
「さっきから居るじゃないですか!それとも、この僕が目に入らないとでも言うんですか!?」
「ええ、そりゃあもう、生ゴミ魔族なぞ、目に入りませんとも」
バチバチバチ!2人の間に、火花が散る。
(ちょっと〜、2人共、困るんですよ。ちゃんと仕事してくださいよ〜)
「・・・はっ、そうでした。わたしくとした事が、こんな魔族などに惑わされるなんて・・
お仕事、お仕事。わたくしには大事な使命があるのですから・・・」
「何が、大事な使命ですか。ただのアナウンサーじゃないですか」
「さて、スレイヤーズラジオでは、皆さまからのお手紙を募集いたしております」
「ちょっと、フィリアさん!無視しないで下さいよ!」
「やって欲しいネタ、CM、呼んで欲しいゲスト等ありましたら、タイトル欄に
『スレイヤーズラジオ様』とお書きになって下さいね。採用されますと、放送に反映されます。」
「・・そうですか。どうあっても無視するつもりなのですね。火竜王の神殿では、
人を無視してもいいと教えているらしいですね。大した神の眷属ですねぇ」
「(むかっ!)ほほほほ・・あ〜ら、生ごみ魔族が何を言いだすかと思えば・・・
もちろん、人を無視するのは、いけない事ですわ。ちゃんと、そう教わっていますわ。
でも、魔族のくせに、人権を主張しようなんて、ちゃんちゃらおかしくって、
おへそで茶が沸いちゃいますわ。ね〜え、北の山で氷付けになっている、
ロートル魔王の手下、いえ、使いっ走りのゼロスさん?」
「むっか〜っ!!使いっ走りとはなんですか!
そういうあなたは、同族の長にさえ見放されたくせにっ!!」
「まぁあ〜っ!!言うに事かいて、なんて事をっ!」
「そう言うあなたこそ!それが仮にも神に仕えし者の言う事ですかっ!」
(ちょっと、ちょっと、困るんだってば〜。そういうのは、放送が終わってからにしてよ〜)
「・・・分かりましたわ。ADさん。終わらせれば、いいんですのね。・・では。
(ここから、異様に早口で)また、スレイヤーズラジオでは番組の観覧者を募集しております。
今までの放送でお分かりのように、リナさん達のどつき漫才に巻き込まれる恐れが
大いにありますが、それでも構わない、という勇気有るお方は、ご自分の簡単な
性格紹介、どこの番組の誰に似ている、と言うものと、主な口癖を書いて、
お手紙下さい。番組に参加する事が出来ます。それと、オープニングの音楽は、
これからは出典を明らかにしない事になりましたので、よろしく・・・さあ、終わったわよ。
ゼロス、覚悟〜っ!うおおぉ〜〜〜っ!!」
なんとフィリアがいきなり竜に変化した!
バ〜キバキバキッ!!
それにともない、スタジオが崩壊するっ!!
もうもうと立ちこめる砂煙の中から、黄金竜になったフィリアが頭をもたげる。
「ゼ〜ロ〜ス〜ッ!!ど〜こ〜に〜行った〜〜っ!!」
一言吠えると、それに答えるようにゼロス出現。
「僕なら、ここに居ますよ、フィリアさん」
「そ〜こ〜か〜っ!!」
口から光線を吐くフィリア!
だが、それをひょい、と避けるゼロス!
「お〜にさ〜ん、こ〜ちら〜・・違った、フィ〜リアさ〜ん、こ〜ちら〜、手〜のな〜るほ〜うへ」
「ゼ〜ロ〜ス〜ッッ!!」
ゼロスにからかわれて、頭に血が昇ったフィリアは、辺り構わず光線を乱射しながら、歩き出した。
破壊をまき散らす、その姿はまるで伝説の怪獣、ゴ○ラのようである。
「ゼ〜ロ〜ス〜ッ!!」
どし〜ん、どし〜ん・・・
破壊されたスタジオに呆然と佇むADを後に残し、歩き去るフィリアだった。
                       END

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15923スレイヤーズラジオ様ねじばな(のっとられた) E-mail 6/12-23:23
記事番号15913へのコメント

きゃわーん♪のっとっちゃったLですっ!

スタジオ自爆しちゃってるーっ!?
でも思った威力はなかったわね・・・・やっぱり、精神世界面への影響を大きくしたからかしら・・・・?あの爆薬、あたしが作って渡したんだけど・・。

あ、そうそう、一応修理費の請求は一切認めませんのであしからず(爆)
スタジオ全壊にしちゃったフィリアさんのところにでも水増し請求しといて下さい(さらに爆)

それはともかく。あたしからの要望が一つ。
「魔族について何かやりなさい!」
あ、ゼロスは却下ね。でしゃばりまくってるから。もし出て来たら、
天井の非常通路にでもほうり込んでやって。ちょっと改造して、ゼラス=メタリ オムの私室に出るようにしといたから。しばらくは来なくなるわ。

あ、さっきプチ倒したねじばなから一言だけなんか言ってたから。
「五寸釘と金づちはハンマーよりも強し・・・・皆さんご無事で・・・ごふっ!」

それでは、なるべくあたしを出すように!
またあいましょぉ!スタジオで。

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15985スレイヤーズラジオ様mituki 6/17-16:04
記事番号15913へのコメント


はじめまして。
ノートパソコンで見ていたんですが。
さっき、画面だけ見ながら操作してたら指を滑らせて机に思いっきり指をぶつけました、
どうもまだ馴れて無くて困ってます。(いや、関係ないから)
mitukiです。

スレイヤーズラジオ観覧者募集にお便りを。

こんな、ここより先に裏番組にレスを付けるし“〜〜さんへ”と、打つときに“〜〜さんえ”と打ってしまうような(いや、関係ないですけど)野郎(いえ、女ですけど)ですが。
スタジオに是非行ってみたいです。

HN;mituki(もうちょっとひねれんのか自分)

性格;魔術師オーフェン無謀編のキースくん(を目指してる。(目指すな))に、ちょっとだけレミーさんが入ってる(突っ込み用ハリセン装備、アタッチメントでカッターナイフ。あっという間に凶器(こらこら))。

口癖(と言うか口調);基本的にですます口調。つっこみ、または怒ったときは口調が少し悪くなる。

では。

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15986スレイヤーズラジオ御中れい URL6/17-18:02
記事番号15913へのコメント


 今日和。
 岡山ではもう蚊の季節となり、体中のあちこちが痒くって仕方のありませんれいです。
 ではまた暗号をお送り致します。
 レベル−2の暗号ですガウリイくん、FIGHT!
「おーれーはーりーなーをーあーいーしーてーる!!!!!」
 くすくすくす、一体どうなることやら…ネタ頑張って書いて下さい。はっ、この文章はオフレコでっ!

 ハンケチの件ですが、一応返信用切手貼り付け済み封筒(洋2)を同封致しましたので送って頂けると幸いです。って、送って頂けないとちょっと困るので必ず送って下さい;
 理由ですか?くすくす、それはその内に…って、誰もそんな事仰っておられませんね、何申してんだか、自分。

 そうそう、ゲストの方ですが、フィリアさんとゼロスくんにご質問を。
 フィリアさん宛→貴女の耳当てって、一体何の役目があるんですか?
 ゼロスくん宛→貴方の鞄の中には一体何があるんでしょうか?

 めちゃくちゃ気になるので宜しく。

 ではこれにて。
 かしこ。