◆−八章(其の六)〜神々の詩〜−時水夜 氷沙梓(8/14-23:15)No.16580 ┗夏バテで頭痛が…。−れい(8/15-16:05)No.16586 ┗夏バテで腹痛が…。−時水夜 氷沙梓(8/17-18:25)No.16604 ┗おまけ???−れい(8/17-20:21)No.16607 ┗グリコの上にちっちゃい箱に入ってる・・・(謎)−時水夜 氷沙梓(8/18-11:37)No.16620
16580 | 八章(其の六)〜神々の詩〜 | 時水夜 氷沙梓 E-mail | 8/14-23:15 |
こんばんは、ひさすぃ〜です(爆)。 ただいま学校で流行りの「し」を「すぃ〜」と読む感じ・・・すみません(何で謝る!?) ではでは。 またまた久し振りの連載のほういきましょう。 そういえば、いま気づきましたが。 この連載ってちゃんとしたタイトルないや・・・(爆) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ ――――全てへ捧ぐ 神々の詩 流れ行く者達よ 立ち止まって耳を傾けよ 全てへ捧ぐ 神々の詩―――― 『詩人ロードはうたう。 この世の全ての始まりを。 神がこの地に投げ入れた。 ひとつの種より始まる物語。』 ――――全てへ捧ぐ 愛情の詩 生き急ぐ者達よ 立ち止まって耳を傾けよ 全てへ捧ぐ 愛情の詩―――― 『愛は生きるもの全てに等しく。 悲しみも生きるもの全てに等しく。』 ――――我等はうたう 永遠の詩 罪深き者も 祈りをやめ耳を傾けよ 我等はうたう 永遠の詩―――― 「団長ーーーーー、お客さんですよーーーーー。」 「はいなーーーーー。」 アキトが呼ばれた方へと走る。 「おう、あんさんか。」 「・・・どーも。」 そこに立っているのは。 一人だけだった。 ヴァル。 「今日の公演どうやった?」 「・・・いいんじゃねぇの?最も、俺は劇なんか語る程見たことないがな。」 「・・・そやな。んじゃ、ちょお場所変えて話しよか。みんなお疲れさーーーん!!あとで片づけチェックするさかい後よろしゅーなーー!!!」 『はーーーーーーい!!』 あちこちから団員の声が帰ってくる。 「みんな言うこと聞くんだな。」 「人望が厚い言うてくれたら嬉しいわv」 「ヤだね。」 「・・・あんなぁ・・・」 「で、単刀直入に聞く。」 「・・・・・・・。」 「何で魔族だったあんたがあんなことを?」 「・・・ほんまに単刀直入やなぁ。」 「答えられないか?」 「いや・・・・・・。」 アキトは苦笑して目を閉じた。 「初め・・・自分が創られた時は、主の命に従って・・・人や生き物殺して・・・それだけで俺は良かったと思ってた・・・」 アキトが静かに話し始める。 「けどな。いつ頃だったかは覚えてないんだが、俺は他の魔族達とは違う感情を持ってしまった・・・」 「違う感情?」 「ああ・・・人間に対する感情だ。今までは自分が思う中でものすごく小さい存在だと思っていた人間達が・・・何よりも大きく見えてきた。変な話だな・・・・・・、ずっと「消えてもらう存在」だったのに、「消えてほしくない存在」にいつの間にか変わってた・・・」 「・・・・・・それで?」 「一度そう思ってしまったらもうアウト。人間が羨ましい・・・人間の側で生きてみたいと、毎日思うようになってた。」 ヴァルは俯き加減で聞いている。 「そう思ってると、自分のやってることが、なんか恥ずかしいような・・・情けないって気になってきたんだ。・・・だから俺は・・・」 「逃げた?」 アキトは首を左右に振る。 「自由になったんだ。」 アキトはにっと笑った。 「さ、暗い話はここまでーーー!!!」 「ちょ、ちょっと待てよ!!」 「んー?まだ何か聞く事あるんかいな?」 しっかり元の関西弁に戻っているアキト。 「俺は一番その後が聞きたいんだよ。」 ヴァルはアキトをじっと見る。 「・・・・・・。」 「・・・・・・。」 「そんなに見つめんといてーなエッチv」 「死にたいか?」 「すんません・・・」 アキトはやれやれといった感じで息をついた。 「あーゆー連中の中からいきなり逃げ出したら、当たり前やけど平穏な暮らしはなかった。魔族には標的にされるわ、人間の文化なんて知らへんのやしどう接していいのかも分からんし・・・」 「・・・そうだな・・・。」 「一番怖かったんは宿屋のおっさんや!!金っちゅうモンを知らん時に宿屋泊まって翌日んなって金無い言うたらそりゃおっそろしい顔で迫ってきてなぁ!!金作って払いますー言うても役人につき出すだの火あぶりにしてやるだの聞く耳持たずやしなあ!!!あの首根っこ締めたろかー思たわホンマにいぃぃ!!!」 手をワキワキと動かしながらキレるアキト。 「・・・何かズレてないか?」 「ああ!!そやな。で、まぁ色々あって、とにかくもう疲れ果ててボロボロになった俺が辿り着いたのが、この村やってんな。」 「へぇ・・・・・・」 「もう希望のカケラもなくて、木に腰下ろしてぼんやりしとった所に現れたんが・・・・・・チェレスタ・・・今の俺の嫁さんや。」 アキトは少し照れくさそうに笑った。 「誰にでも好かれ、彼女自身も誰にでも優しゅう接しててな。彼女が声かけてくれたおかげで・・・俺は救われた・・・。」 これは少しのろけ話が入ってるぞ、と思いつつも話を聞き続けるヴァル。 「アキトっちゅう名前もつけてくれたんは彼女や。そりゃ嬉しかったで。自分の人間としての名前やったからな・・・」 「・・・彼女は、どうやってあんたを魔族と・・・?」 「打ち明けたんは俺からや。彼女そりゃあもう驚いてな。あぁ、またこの村から追放やな・・・と思っとったんや。でもな、彼女は俺を受け入れてくれた。魔族とは違う優しさがある言うてな。その言葉がごっつ嬉しかってん。」 「それからは?」 「それからは・・・二人自然と一緒に暮らしとってな。彼女はこの世界の歴史や地理・・・色々教えてくれた。俺もその恩を、いろんなモノで返しとった。そして最後に彼女にあげたんが・・・」 「あげたのが・・・?」 「指輪や!!!」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・それって・・・」 「あぁそうや!プロポーズや!!きゃーもー恥ずかしいコト言わせんといてーなこの色男っっっ!!!!」 何か意味不明な事を言ってヴァルの背中をバンバンと叩くアキト。 「ヴァルは魔法細工って知っとるか?」 「魔法・・・細工?」 「外見はフツーのアクセサリーやねんけどな。自分の魔法をそのアクセサリーん中に封じ込めておくんや。」 「へぇ。」 「それを指輪にして渡してんけどな。けっこー気に入られるモンやで!あんさんもあの金髪のネーチャンにプレゼントしてみーやー!!」 「・・・なっ・・・!!?」 叫んで赤くなるヴァル。 「おーおー初々しいねぇ♪」 からかうように笑うアキト。 「よっしゃ!!この人生の先輩(?)がいっちょ直々に作り方教えちゃる!」 「・・・・・・どーーも。」 ぐったりと、棒読みでお礼を言うヴァル。 「それで・・・・・・」 「ん?」 「あんたは魔族。彼女は人間。死ぬ時はどうするんだ?」 「・・・彼女が先に死ぬのは、考えんでも分かっとる。せやから俺は魔法細工の力を借りた。」 「・・・何?」 アキトは、自分の耳にしている黒曜石のピアスを見せた。 「これも魔法細工ねんけどな。これには死の呪文が封じ込められとる。」 「・・・そんなことが・・・」 「その呪文にも、さらに自分で手を加えてな。自分の最も大切な人がこの世界から消えてしもた時に、この細工の魔法が発動するようになっとる。」 「・・・・・・・」 「俺はもう・・・一人じゃ生きてくことができへんのやわ。」 「・・・アキト。」 「何や?」 「いや・・・彼女は幸せだな。」 「・・・おおきにv」 ――――俺も。 それぐらいの覚悟がもてるかな・・・ 「そういやヴァル。」 「何だ?」 「あんさんは何でここにおるん?」 「・・・転生・・・したから?」 「・・・・・・何や、そっちの方がえらい話ややこしそうやのー。あの体力バカの獣人と頭イイキツネはどこ行ったん?」 「・・・さぁ。」 「ご主人がそれでええんかいな?」 (そうだ・・・俺、ジラスとグラボスの居場所知らねぇ・・・!!!) 今頃になって思い出してしまったヴァル。 あーあ。(何) 「なーなーヴァル。あんさん魔界におった時からずーーーーーっとガーヴに着いとって人付き合い下手やったやろ?」 「は?だから何だよ・・・」 「いっちょ老人介護でもやってみんか?」 「ぃヤだね。」 「んなこと言わずに〜。そのばーさんもなっかなか頑固でな。あんさんと同じよーな性格でええコンビや思うんやわ。」 「嫌。」 「はい決定♪」 「今すぐここで消えたいか?」 「まーまーそんなこと言わんといてーな。1日だけでもええしー。ただのスキンシップやと思えば大丈夫やって!!」 「だから・・・!!!」 「ルッタラ〜♪(鼻歌)」 かくしてヴァルの運命(?)やいかに!!!? @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ ちょっとだけギャグ。 アキトが語ってましたねぇ。 そういや今靖国神社参拝問題がテレビでやりまくりっすねぇ(話違)。 大変だ。 ではではこれで。 良いお盆を・・・(???) |
16586 | 夏バテで頭痛が…。 | れい URL | 8/15-16:05 |
記事番号16580へのコメント 今日和。大分進んでますね。 もう其の6ですか…采は投げられた!…とは何か違う気が;(意味不明) でもさっきの詩とかもなんですけど、終わりに近づくと寂しくなってしまいます。 てゆーか某ガンブレイズウエストの終わり方だきゃ許せんっ!(関係無) まあそれはさておき、感想です。 > ――――全てへ捧ぐ 神々の詩 > 流れ行く者達よ > 立ち止まって耳を傾けよ > 全てへ捧ぐ 神々の詩―――― > >『詩人ロードはうたう。 > この世の全ての始まりを。 > 神がこの地に投げ入れた。 > ひとつの種より始まる物語。』 > > ――――全てへ捧ぐ 愛情の詩 > 生き急ぐ者達よ > 立ち止まって耳を傾けよ > 全てへ捧ぐ 愛情の詩―――― > >『愛は生きるもの全てに等しく。 > 悲しみも生きるもの全てに等しく。』 > > ――――我等はうたう 永遠の詩 > 罪深き者も > 祈りをやめ耳を傾けよ > 我等はうたう 永遠の詩―――― > やっぱひさっちゃん、詩上手いです♪ 誰が詠って(漢字あってるっけかな;)るんでしょーねえ(笑) それにしても、アキト魔族ですか…ううん、予想外っ!ホントの名前は何だったんだ…。 どこに属してたんでしょう?気分的にガーヴかダルフのとこっぽい(偏見) あーでもガーヴだったら一緒に離反してるかなぁ。 関西弁ってよく分かりません…意味は分かるんですけどね。 こういうノリの人はかなり好きです。某笛!の某シゲとノリが同じな気がするのは気のせい…???(多分そうだと思う) しっかし、こういうのろけ話、いかにもアメリアとかが大好きそうな御話で(笑)ゼロスが聞いたら精神攻撃になったりして(ならんならん) ではこれにて。 かしこ。 |
16604 | 夏バテで腹痛が…。 | 時水夜 氷沙梓 E-mail | 8/17-18:25 |
記事番号16586へのコメント れいさんは No.16586「夏バテで頭痛が…。」で書きました。 > > > 今日和。大分進んでますね。 > もう其の6ですか…采は投げられた!…とは何か違う気が;(意味不明) こんばんは、もう機嫌&気分悪い時水夜っす。うぅ・・・ 采は投げられた??!!え!!? > でもさっきの詩とかもなんですけど、終わりに近づくと寂しくなってしまいます。 > てゆーか某ガンブレイズウエストの終わり方だきゃ許せんっ!(関係無) まったくだ!!(見てるし) > > まあそれはさておき、感想です。 やたvv > >> ――――全てへ捧ぐ 神々の詩 >> 流れ行く者達よ >> 立ち止まって耳を傾けよ >> 全てへ捧ぐ 神々の詩―――― >> >>『詩人ロードはうたう。 >> この世の全ての始まりを。 >> 神がこの地に投げ入れた。 >> ひとつの種より始まる物語。』 >> >> ――――全てへ捧ぐ 愛情の詩 >> 生き急ぐ者達よ >> 立ち止まって耳を傾けよ >> 全てへ捧ぐ 愛情の詩―――― >> >>『愛は生きるもの全てに等しく。 >> 悲しみも生きるもの全てに等しく。』 >> >> ――――我等はうたう 永遠の詩 >> 罪深き者も >> 祈りをやめ耳を傾けよ >> 我等はうたう 永遠の詩―――― >> > やっぱひさっちゃん、詩上手いです♪ ありがとうです(^−^)vvきゃーv > 誰が詠って(漢字あってるっけかな;)るんでしょーねえ(笑) ・・・アキト・・・(笑) > > それにしても、アキト魔族ですか…ううん、予想外っ!ホントの名前は何だったんだ…。 ホントの名前は・・・ めんどくさいから考えてません(爆) > どこに属してたんでしょう?気分的にガーヴかダルフのとこっぽい(偏見) > あーでもガーヴだったら一緒に離反してるかなぁ。 私的にはどこでもいいと思ってます。 別に某獣の王様の所でも・・・ > > 関西弁ってよく分かりません…意味は分かるんですけどね。 私も良く分かってないです(待て) > こういうノリの人はかなり好きです。某笛!の某シゲとノリが同じな気がするのは気のせい…???(多分そうだと思う) ま、まぁ・・・気にしない!!(爆) > > しっかし、こういうのろけ話、いかにもアメリアとかが大好きそうな御話で(笑)ゼロスが聞いたら精神攻撃になったりして(ならんならん) 実は会心の一撃ぐらいに効いたり・・・ > > > ではこれにて。 > かしこ。 ではでは〜。 > > |
16607 | おまけ??? | れい URL | 8/17-20:21 |
記事番号16604へのコメント 今晩和。 因みに、 「采は投げられた」―もう後戻り出来ず、物事が始まってしまった、と言うことです。 実は私、意味数日前まで知りませんでした(笑)兄と母に教えて貰いました。 折角なので私信(ってレスは全部私信かも知れない) イラスト4点拝見させて頂きました!! キレイですね〜…ひさっちゃんのイラストって、細部まで凄く丁寧で素敵です。 服の皺とか、自分描けません(TT) ではこれにて。 かしこ。 |
16620 | グリコの上にちっちゃい箱に入ってる・・・(謎) | 時水夜 氷沙梓 E-mail | 8/18-11:37 |
記事番号16607へのコメント れいさんは No.16607「おまけ???」で書きました。 > > > 今晩和。 こんにちは、ぼくドラ●もん。 > > 因みに、 > 「采は投げられた」―もう後戻り出来ず、物事が始まってしまった、と言うことです。 > 実は私、意味数日前まで知りませんでした(笑)兄と母に教えて貰いました。 にゃあるほど(きゅぴーん)。 ひとつ勉強になりましたねv > > 折角なので私信(ってレスは全部私信かも知れない) おぉ?! > > イラスト4点拝見させて頂きました!! きゃあ!見たっすか!! > キレイですね〜…ひさっちゃんのイラストって、細部まで凄く丁寧で素敵です。 > 服の皺とか、自分描けません(TT) ありがとうですぅvvv 描いてて良かった・・・vvvv > > ではこれにて。 > かしこ。 ではでは〜。 ホントにありがとうです〜vv |