◆−「わかりやすい  みち」12−ねじばな (2001/10/1 23:19:48) No.17332
 ┗「わかりやすい  みち」13*12にラッセル君、13にラーク君が出てます−ねじばな (2001/10/1 23:25:00) No.17333
  ┗「わかりやすい  みち」14−ねじばな (2001/10/1 23:27:45) No.17334
   ┗「わかりやすい  みち」15−ねじばな (2001/10/1 23:39:55) No.17336
    ┣Re:いっきに投稿!?−かお (2001/10/2 01:10:40) No.17338
    ┃┗Re:いっきに投稿!?・言い忘れです(汗)−かお (2001/10/2 07:32:56) No.17341
    ┣いっぱい投稿されてるッ!?−むくぅ (2001/10/2 17:13:39) No.17348
    ┗「わかりやすい  みち」16−ねじばな (2001/10/7 09:50:53) No.17423
     ┗「わかりやすい  みち」17(最終回)−ねじばな (2001/10/7 10:14:42) No.17424
      ┣一番乗り?−ゆみゆ (2001/10/7 13:26:11) No.17426
      ┗Re:なるほど(笑)−かお (2001/10/7 20:41:26) No.17431


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17332「わかりやすい みち」12ねじばな E-mail 2001/10/1 23:19:48


ほーっほっほっほっほ!今回はこの私!白蛇のナーガがまえがきを勤めさせていただくわっ!

今回は立て続けに投稿する模様!だからこの回と次の回は多分あとがきはなし!

長いと思うけど我慢してよむのよ!

L:あんたねぇ・・・・あたしが部下Sいぢめてるあいだに何やってんの?

ぎぎく!

それじゃあ!みるのよ!
ほーっほっほっほっほっほっほっほ!ほーっほっほっほっほっほ・・・・
(エルに追いかけられつつナーガは高笑いしながら消え去る)
*************************************

「わかりやすい みち」12

「・・・とりあえず、一緒にお祭りいきましょ。」
エルの言葉に従い、リナ一行は外に出た。
「しかし・・・このフェアリーソウルはいったい・・・?」
ぎくぎくぎくっ!
ゼルがいきなりもらした声に、一同ぴくつく。
「・・・ぜえぇぇらぁぁぁすぅぅぅぅっ!あんたねぇぇぇっぇぇぇぇっ!仕事ほっぽって何やってんのっ!」
その突然な声に一同目をやる。
(やった・・・・話題が変わる・・・)
とか思いつつ。
「だ・・・・・ダルフィンっ!なんでここにっ!」
・・・・言ったのは、セラウリアだった。
「・・・あら。セラウリア!ひっさしぶりーっ!元気してたー?」
なんで海王なんかと知り合いなんだろ・・・・
「あ、ルナ。こちら、ダルフィン。あたしの遊び相手なの。ダルフィン、こちらルナ。あたしの幼なじみ。」
「・・・・・セラウリア。これ、五人の腹心の一人、海王ダルフィンだけど・・・・」
「・・・そうなの?いーじゃない。害がなければ。」
「・・・ほぅ・・・・私の正体を見抜くとは・・・何者?」
と、そこに獣王が割り込む。
「赤の竜神の騎士ルナ=インバース。リナ=インバースの姉よ・・・・ダルフィン・・・・」
「・・・なんですってええええええっ!いえそれより!あんたいつまでそのかたといっしょにいるつもりなのっ!?こっちは仕事で大変なのよっ!」
後ろでは、ゼルとアメリアがかなり驚いているが、リナたちはへーぜんとしたものである。
「そういえば、海王将軍ディーナスは怪我完治した?」
親しげにリナがいう。
「りなちゃあああんっ!そうなのよっ!まだ一ヶ月は動けそうもないのっ!貴方もゼラスに何とかいってやってよ!」
「えー・・・でも、楽しいし・・・・」
「リナさんっ!仕事をおしてまで引き止めちゃいけませんっ!それに、その人は・・・っ!」
「・・・・・・・出でよ部下S!」
エルがまたまたSを呼び出す。
「ほんとに、仕事が大変なの?」
「は・・・はい・・・・まあ・・・ちょっときついのではないかと・・・」
「うーん・・・今、魔族も人材不足だし・・・・どーしたい?ゼラス。」
「リナと旅を続けたい。」
即答で返すゼラス。
「わかるわ・・・そのきもち・・・・っくくうっ!」
「エル様・・・・でも、わたくしも立場上仕事をしなければなりません・・・これでおいとまさせていただきます・・・(涙)・・・・リナ。ガウリイ。また仕事が一段落したら来るわ・・・・!」
「待ってるわ・・・ゼラス(涙)!」
「いつでも歓迎するさ。」
「部下Sの部下にしとくのはもったいないわ・・・・ゼラス・・・・なんていいこっ!(泣)」
もはやゼラスは仲間と成り果てている。
「じゃあ・・・また・・・いつか・・・・・」
「ディルスに行った後、あたしたちがたずねにいくわっ!」
「まってるわっ!」
・・・・・そういって、獣王と海王は虚空に消えた。
「まあ、確かに彼女はいいわよね。」
「うんうん。ミリーナのいう通りだ。」
ルークとミリーナまでもが納得している。
「確かに楽しい人だったわねー。彼女。」
ルナまでもがそんな事を言いはじめる。
いいのかスィーフィード。
「・・リナさん・・・まさか魔族になんてなってないですよね。」
アメリアが、リナの行動を見て尋ねる。
「まさか!」
(人間だとも限らないんだけど・・・・ね・・・・)
リナはこっそりそう思う。
「・・・それより!祭りをたのしみましょ!」

どんっ!
とーとつに、リナは誰かとぶつかった。
「あ、ごめんなさい!」
「い・・・いいいいいえっ!ここここちらこそっ!」
いやにどもりまくった、弱気そーな黒髪の男性である。よく見れば髪は茶色がかっている。
「貴方、魔道戦士?それっぽいかっこしてるけど・・・」
エルが聞く。
「は・・・はぁ・・・一応魔道士です・・・・」
おどおどしているところが怪しい。
「・・・ふぅん・・・名前は?あたしはリナ。同じく魔道士よ。」
「ら・・ラッセルです・・・」
・・・・・・・と。
どがあああああんっ!
「ああああああああああっ!きたあああああああっ!」
ラッセルが悲鳴を上げる。
「まてぃ!この呪術士めっ!」
こわもてのにーちゃん達がラッセルを捕まえる。
「うひいいい!ごめんなさいいいいいいっ!」
「・・・俺の兄貴にかけた呪い、といてもらおうか!」
「ごめんなさいいいいっ!ついはずみでっ!だって・・ガウリイって言う人に呪いかけてって言われたけど・・・そんな人を呪うなんてことはいけないことですよぉぉぉぉ・・・」
・・・・・・・・・・・・・
「ちょっとそこのにーちゃん達・・・今の話ほんと?」
リナがにこにこがおで・・・しかし目は笑っていない顔で、言う。
「・・おう!あいつがいなけりゃ今ごろ俺達はこのあたりでも五指にはいるつわものだったんだっ!」
逆恨みかい。
「ほほぉぉぉぅ・・・ラッセル君・・特別無料で助けてあげるわ・・・」
「ん?・・・・やる気かこのアマッ!」
「あ、リナ。あたしとミルガズィアさんとメフィは別の用事でエルフの村に行ってるから。きたかったら来なさい。そいつらかたずけたらね。」
とうとつにルナが言って、去っていく。
「うん。わかったー。」
ガウリイは、さっきからミリーナの指示で少しはなれたところで見ている。
「おうおうおうおう!やるってんなら手加減しねぇぜ!」
「そうね・・・ここじゃあ、他の人の迷惑になるから・・・開けた場所にいきましょ。」
リナの提案に、男どもは
「いいだろう。ついてこい。」
と、ちらちらと後ろを見つつ、裏路地に入り、案内する。

「ここでどうだ?」
言われた場所は、村の入り口・・・の街道だった。
「・・ま、いっか。」
何事かと見物人がきている。
「あーあ・・・・リナさん相手に喧嘩売るなんて・・・・なんて命知らずな・・・」
ゼロスが楽しそうに言う。
「ゼロスさん・・・言ってることと口調が一致してませんよ・・・」
アメリアがつぶやく。
「てめぇもやるか?え?」
聞きとがめたか、ゼロスのむなぐら引っつかんですごんで見せるやつが一人ー
「ほほぅ・・・では、あなたがたはたった一人の女性なら、すぐに勝てると思っていらっしゃるわけですね。」
「とーぜんだろ。」
と。
かきいいいいいいいいんっ!
鋭い音を立てて、男の背後で剣と剣がぶつかり合う。
「なんだ・・・?」
振り向くと・・・・エルフの若いの数人とリナが戦っていた。
「え・・・なんでリナさんがエルフに襲われるんですか!?」
アメリアが叫ぶ。
「あーっ!こいつ・・ここら一帯の中でも凄腕って噂の剣使いのエルフだぜ!」
誰かの叫びに、ゼロスとのほほんな会話をしていた(?)男が凍りつく。
「えやああああああっ!」
ぎぞんっ!
何しろ・・・そんな相手の剣をきり折ったのだ。リナは。
「なあ、ラッセルっていったっけか?・・・おまえ、魔道士なら攻撃呪文つかえるよな。」
ガウリイが、いつのまにかラッセルに話しかける。
「え・・・ええ・・・いいい一応・・・・」
「怖がるなって。じゃあ、火炎球か、爆煙舞つかえるか?」
「・・・はい。」
「じゃ、どっちかあいつらにぶつけてくれ。その後逃げようが何しようがいいから。」
少し戸惑った後、ラッセルは爆煙舞を唱えはじめる。
「・・・爆煙舞ぃぃぃぃっ!」
呪文を放つ姿勢ももはや逃げ腰である。
ガウリイは、その煙に紛れて、リナを襲うエルフに当て身をして気を失わせていく。
いくらリナでもエルフを殺すなんてしたくない。
だからこそガウリイがサポートする。
「サンキュー。ガウリイ。助かったわ・・・・」
「が・・・ががが・・ガウリイっ!?」
男達が慌てまくる。
「おー・・・どっかで見たとおもったら・・・たしか、いつも俺に勝負挑んできてとことん負けてたやつだっけか?・・・名前忘れたけど・・」
「おうっ!勝負だっ!積年の恨みっ!」
といって、いっぺんにかかってくる。
「とう。」
がいいいいいいいんっ!
リナに借りたショートソードで一人の剣の流れを変えて、もう一人に向かわせる。
どす!げす!がす!
『ぐえ。』
あっというまに剣のつかで殴り倒してしまう。
「あのな・・・・ぜんっぜん成長してないぞ・・・おまえら・・・」
ガウリイは、男達に向かってそう言った。
「少しだけ切れが鋭くなったけど・・・その分反応が遅い。それに、せめて相手の太刀筋を見る、くらいはした方がいいぞ・・・。」
まるで剣術指導をしているようだ。
「あ、それから・・・そこのエルフのにーちゃん。結構いい腕してるが、相手の攻撃がきたときにためらうくせはどうにかした方がいいぜ。魔族が相手ならその一瞬でやられちまうぞ。」
と、むくりっ!とそのエルフが起き上がる。
「そこまでいうんなら・・お相手してもらおうか。」
と、先ほどリナに剣を折られたので、仲間の剣を借りて構える。
殺気すらにじみ出ている。
「あー・・・手合わせは良いんだが・・・ゼル。剣貸してくれ。」
「何のつもりだ!おまえの腰にあるのは飾りか!?」
エルフの若造が叫ぶ。
「ばかねぇ・・・ガウリイが持ってる剣は、魔力剣なの!とっても切れ味がいい・・ね。それじゃ不公平だからわざわざ借りてるんじゃない。」
リナが馬鹿にした声で言う。
ま、リナに勝てないようじゃ、その上をいくガウリイに勝てるはずもないが。
「・・ほれ。」
ゼルが、気楽に渡す。
「さんきゅ。さあ・・・はじめようか?」
「ガウリイ!後一分以内に終わらせなさいよー・・・覇王一派の魔族がくるからー!」
エルが軽く注文をつける。
「わかった。」
と、ガウリイが返事をしているその隙にエルフの男が走り向かう。
「はぁっ!」
ぎちっ!
ガウリイがそれを受け、続く一挙動で・・・・
ざぎゅぎゅぎゅいんっ!
かなり耳障りな音を立てて、エルフの携える剣が縦真っ二つに割れる。
『おおおおおっ!さすがはガウリイ(さん)!』
と、その場のほとんどが言うと同時に、ガウリイがゼルに剣を投げ、斬妖剣を引き抜く。
リナも呪文の詠唱に入る。
ゼロスは・・・なぜかゼルガディスとアメリアの参戦の邪魔をしている。
「なぜ邪魔をするんです!ゼロスさんっ!!」
「それはひみつです♪・・・ルークさん。ミリーナさん。あなたがたは参戦して下さい。」
ミリーナは、ゼロスの頬を伝う汗を見て、うなづく。
ルークも気づいたらしく、同じくうなづく。
「ゼルガディスさん・・・アメリアさん・・・・・今回ばかりはあなたがたの手には負えませんよ・・・むやみに手を出すと、命を落としますよ。」
ゼロスは、ちらりとリナの方を見やる。
「・・・な・・・っ!」
そして・・・リナとガウリイの異常なまでの気に気づく。
「この・・・このオーラは・・・まさか・・・・・・・・!?もしや・・そうなのですか?!」
うろたえまくった声でエルの方を向く。
「・・・あら・・・気づいちゃった?・・・ルナがいなくてよかったわ・・・・ちなみにあんたもなんだけど・・・・それはまだ自覚してないのね・・・・」
その一言で、ゼロスは固まる。
「ぼ・・・・ぼぼぼ・・・・僕も・・・・・でせうか・・・・・?」
「お・・・・。ゼロスが錯乱している?」
ゼルが珍しそうに観察する。
「そう言われれば・・・・確かにこのところ僕自信の力が変だってのはわかってましたけど・・・」
(まさか・・・・混沌化しているとは・・・・!!?)
「それしか手がなかったのよ。ほら、この間あんたらのこと修正したじゃない。あたしも自分で自分を戒める規則を作ってて、それを破らないようにしてるのよ。それを破らないためにはそうするしかなかったのよ。」
エルがこともなげに言う。
「ぜ・・・ゼラス様にもシャブラニグドゥ様にもいえませんね・・・・・・これ・・・・」
ゼロスはしばし呆然としていたが・・・
「ま、いっか。僕は元々魔族の概念とはちょっと異端な概念持ってましたし・・・。これで自分の力があがったならまあ、ラッキーだということで。」
普通なら、『母上の力がっ!?そんな恐れ多いことできねーっ!』とかって滅びるんだが・・・
(さすがはあたしの選んだ奴ねっ!)
エルはその点ゼロスのことを気に入ってるらしい。
ゼロスからは先ほどまでの緊迫した表情は消え、余裕の笑みが浮かんでいる。
「・・・・・ちなみに、そのオーラ、魔族でも見えないから。」
ガウリイがぽそっとつぶやくと同時に、虚空から、高位魔族の団体さんが現れる。
「・・・・ゼロス!?なぜおまえがここにいる?」
「・・・・お久しぶりです。覇王グラウシェラー様。」
『な・・・っ!』
ゼルとアメリアが驚く。
「・・・・借りを返しにきたぞ・・・リナ=インバース・・・!」
「久しぶりね。グラウシェラー。・・・・・あれ?あんた、いったい誰引き連れてきたの?なんかしくしくしくってさっきからうるさいんだけど・・・」
「は・・・?・・・・て・・・・何をやっている・・・ノースト。」
「覇王将軍ノースト。覇王神官グラウ。そしてそれ直属の部下が2人ずつ。合計高位魔族が五人♪」
リナが上機嫌で言う。
「・・・なぜ・・・わかった?」
「何で・・・って言われても・・・ねぇ・・・ガウリイ。」
「なぁ・・・。知ってるもんは知ってるもんな・・・」
困ったようにいう2人。
(混沌化してると、精神世界が見えるのよねー・・・・そこであんたらがしゃべってたんじゃない・・・・)
リナが内心そんな事を言っている。
「・・・・おおおおおまえらっ!事態がわかってるのか!?高位魔族が五人・・・しかもそのうち一人は腹心の一人!?本気で相手する気か!?」
さっきまで倒れていたエルフの若造が叫ぶ。
「ケリナードさんのいう通りだ!」
ほかのエルフもそう言い出す。
「・・・じゃ、あんたらは帰りなさい。ついでに、ミルガズィアさんとメフィと、ルナって言う人にこのこと伝えてほしいんだけど。」
伝えたって意味ないだろうけど。
来たころにはもう戦いは終わっている可能性が高い。
「・・・・逃がすような相手か・・・・?こいつらが・・・!」
「大体・・・この気をキャッチしてすぐ来るさ!エルフの大軍がな・・・・!」
と、いきなり戦闘態勢を作り出す。
「・・・・・・・・・・ゼロス。」
エルのその一言で、ゼロスがぱっと動く。
「申し訳ありませんが、この戦闘には参加しないで下さいませんか?」
エルフ計4人の前に立ちはだかるゼロス。
「・・・・・ゼルガディスさん。アメリアさん。村の方々に被害が及ばないように結界でもはってて下さい。僕は知りませんからね。」
そんな事を言う。
しかし2人はリナとガウリイのもとにかけていく。
「・・ち・・・・・おいおまえら!ゼロスの言った通りにしろ!俺達はそこまで気がまわんねぇ!」
「あなたたちも魔族との戦闘経験あるんでしょうけど・・・ここはひいて。」
ルークとミリーナが2人を止める。
「そーいえばルークとミリーナも復活させたときに混沌化・・・・」
そのエルのつぶやきに、ゼロスが過剰に反応した。
「ええええええっ!ルークさんとミリーナさんもなんですかあぁぁぁぁっ!」
「ゼロス。エルフの相手をしてくれるのは良いんだが・・・・言動が不信だぞ。」
藍系の色の神官服に身を包み、黒い髪をなびかせて神官グラウが言う。
「グラウさん・・こっちにだって事情ってものがあるんです!それからグラウシェラー様!僕はどうなっても知りませんからね!たとえリナさんたちに滅ぼされようがとばっちりで魔族が全部滅びようが!」
かなりな問題発言を飛ばすゼロス。
「ゼロス・・・・・・・・・まさか・・・・まさかっ!?降魔戦争の・・・竜を滅ぼせしものっ!?」
「ちっちっち・・・・。そう言う猛々しい二つ名はあまり好きじゃあありません。」
「呼ぶなら、『生ごみ魔族』とか、『パシリ魔族』とか、『後ろ姿がゴキブリ似』とか呼んであげて!」
リナがとーとつにエルフに向かって叫ぶ。
「りぃ・・・なぁ・・・・さぁぁぁぁぁあん!」
ゼロスが思いっきり恨めしそうな声をだす。
「パシリ魔族とかはまだしも!後ろ姿がゴキブリ似とか・・・ましてや生ごみ魔族っていうのはやめてくださいっ!!」
半泣き状態で言う。
「なあ・・・こいつ・・・ほんとにあのゼロスなんだろーか・・・?」
エルフの若者がひそひそと話しはじめる。
「・・・・リナさんのいぢわるっ!」
言って、地面にのの字を書き始める。
「あ・・・いじけはじめた・・・」
エルが言う。
「・・・ゼロス・・・悲しすぎるぞ・・・おまえそれでも高位魔族か・・・?」
「あの・・・・覇王様・・・そろそろ戦いませんか?」
覇王将軍ノーストが悲しく聞く。
「・・・ゼロス。取り合えずそのエルフの足止めちゃんとしといてね(はぁと)」
エルがなにげに語り掛け。
「はい。」
即座にゼロスが立ち直って戦闘態勢に入る。
「・・・・?何者だ?」
覇王が訝しがるが・・・
エルが・・・
「口外無用よ。ゼロス、リナ、ガウリイ、ルーク、ミリーナ。」
『おうっ!』
ちょっと冷や汗垂らしつつ了解する。
「・・・ゼロスの契約主か・・・?」
勘違いも良いところである。
「ま、そういうことにしといて。」
「そんな・・・とんでもありませんっ!」
ゼロスがわめくが・・・
「じゃ、契約。あたしとリナインバースの警護。あたしが帰るまでね。その間あんたは不死身。」
と、エルは懐から契約書を取り出す。
「はひ・・・・」
冷や汗かきつつサインするゼロス。
「はい、これであたしはあんたの契約主。」
このやり取りは、グラウシェラーには死角(?)になっていたらしい。
「・・・・とにかく・・・・・いけ!」
と、海王神官配下の魔族2人がリナとガウリイに、海王将軍配下の魔族2人がルークとミリーナに向かう。
「混沌の矢っ!」
ばしゅううううううううんっ!
きしんだ音を立てて、虚空から闇が埋まれ、矢を形作る。
「GO!」
数十の矢が音もなく海王神官に迫る!
そのリナの術とともに何とガウリイが呪文を唱えながら突進する。
「・・・?このような矢が通じるかっ!」
2人とも、リナの術を侮り、ただ結界をはっただけで終わる。
矢が結界に触れようとするそのとたん。
「ブレイクッ!」
リナが命を発し、それとともに、覇王将軍の配下2人がのけぞる。
虚空をわたったのだ。
『崩霊裂っ!』
と、ルークとミリーナの放った術が海王神官配下のうち一人にもろに直撃する。
おおおおおおおおおおんっ!
吠えて、崩霊裂を破ろうとするが・・・残念ながら、これは混沌の力が上乗せされて発動している。
高位魔族三名が、あっさりとエルの腕に散り行く。
・・・ま、比喩だけど。実際にはエルは混沌の一部にすぎないから。
「魔空斬!」
ガウリイが呪文を放ち、剣を横凪に振るう。
振るった先には海王神官の配下残り一名!
「くっ!?」
慌てて精神世界から移動するがー・・・
ざすっ!
「ば・・・か・・・・・・な・・・・・・・・っ!?」
ガウリイが、一緒に移動した空間ごとそれを切る。
呪文の効果である。
「・・・つ・・・・つよ・・い・・・・・」
エルフの若者がぼやく。
「いったい・・・なにがあったというの・・・・?」
と、ミルガズィアさんとメフィとルナが到着していた。
そういえば、分かれてからそんなにたっていないから、早くて当然かもしれない。
「おや。ルナさん。ミルガズィアさん。メンフィスさん。お早いおつきですね。」
ゼロスが緊張感のない声で言う。
「・・・なぜ・・・・高位魔族四人が・・・たかが人間ごときにっ!?」
ノーストが慌てまくる。
「・・・あれ・・・?きちゃったの?ねーちゃん達。」
リナがまるっきり余裕・・・とまでは言わないが、気楽な声を出す。
「どういうことだ?人間の娘よ。」
「俺達も教えてほしいんだがな。」
ミルガズィアさんとゼルガディスが言う。
「・・・話は後よ。で・・・どうするの?覇王グラウシェラー。このまま混沌に行くか、あたしが死ぬのを待って世界を滅ぼすのにいそしむか。」
「・・・・グラウシェラー様・・・」
グラウが、リナ達をおびえの目で見ている。
「あのもの達の力・・・・まさかとは思いますが・・・・」
「あれ?今ごろ気づいたんですか。グラウさん。」
ゼロスがのんきに会話に割り込む。
「僕の仕事はあそこにいらっしゃる方とリナさんの警護なので、リナさんが危なくなれば、僕はあなたがたとでも戦いますよ。」
「・・・獣神官。その娘に関わるなとの命令を忘れたか?」
「そっくりそのまま返して差し上げます。」
しばし、ゼロスとグラウがにらみ合う。
「ゼロス。貴様何を知っている?」
「・・・知りません。こっちが聞きたいくらいです。僕はただリナさんたちとのたびを楽しんでるだけです。」
「狂ったか?ゼロス!」
「・・・・・・・・・・・・・うーん・・・・確かに・・・・・狂ってるんでしょうか・・・?」
いきなり悩み出すゼロス。
「・・・ゼロス。悩む必要はないわよ。あんたはそういう風になるように作られてるんだから。・・・暇だったから変わったの作ってみたくなってさ、いじくったのよ思考回路。」
エルがまたさらっと言う。
「・・・そうなんですか・・・・。で・・・どうなさいますか?覇王様方・・・・」
「・・・・・・・・覇王グラウシェラー!この私の顔を立てて引きなさい。引かない場合・・・あたしが直々に滅ぼす!」
エルが高らかに宣言する。
と、リナ達は戦闘態勢を解き、覇王達の動向を見守る。
「たかが小娘に指図されるいわれはなー・・・・・・・・・・・・・・・あ。」
覇王の言葉が途中で止まる。
「・・・・お気づきになったでしょうか・・・・?この方がいったい誰なのか。」
覇王は、いきなり敬礼すると、
「申し訳ありませんっ!すぐに帰って本来の仕事に専念しますっ!」
という。
「ちょーっと引っかかるけど・・・ま、いいわ。行きなさい。」
「失礼しましたっ!」
言って、いきなり虚空に溶け消える。
「あ!覇王様っ!?」
「待ってくださいっ!どういうことですかっ!?」
神官と将軍も後を追う。
「・・・・・やっぱ、ひくわよね。エルにああ言われちゃ。」
リナの言葉は風に消える。

13につづく

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17333「わかりやすい みち」13*12にラッセル君、13にラーク君が出てますねじばな E-mail 2001/10/1 23:25:00
記事番号17332へのコメント

作者代理のエルよ!
前回はちょーっと変な奴に先を越されちゃったけど・・・

そのせいでいいわすれたのよ。
ラッセル君とラーク君。
これでよかったのかどうか・・・

ねじばなが気にしておりました。
それでは・・・駄文ですがよろしく(はぁと)
*************************************

「わかりやすい みち」13

「・・・あれー・・・?リナさんじゃありませんか・・・メンフィスさんにミルガズィアおじさんも・・・」
しばらく一同が呆然としていたら、そんな声がかかった。
『ラークっ!?』
リナとガウリイ、エルフらの声が重なった。
「ラーク・・・あんた・・・ここのエルフの村出身だったの?」
「え?いえいえ。ところで・・・さっきまでここに大きな魔がいたはずなんですけど・・・知りませんか?」
ガウリイとゼロスをたして二で割ったかのよーな性格。黄緑の髪。まだ十歳くらいに見えるが、実際は20をすぎている。言うまでもなくエルフだ。
かつてリナ達とあったことがあるのだが・・・・
「・・・知ってるわけないですよね・・・リナさんのことだから。きっとそこに転がってるごろつきいぢめて遊んでただけでしょうからね・・・」
「んっんっんっん・・・?今なんて言ったかな?」
「え・・・り・・・リナさん・・・・ちょっと・・落ち着いてくださいっ!」
「おちつけるかあああああああああっ!」
リナがラークの首を絞める。
どーやら墓穴を掘るのが得意らしい。
「・・・魔族ならさっきからそこに一匹いるでしょ!あんたが言ってるのとは別のだけど!」
と、リナはゼロスを指差す。
「あの・・・一匹って・・・リナさん・・・」
ゼロスの抗議は無視して、ラークの首を放し、各自自己紹介をはじめる。
「こっちはエルフのラーク。んで・・・ミルガズィアさんとメフィは知ってるみたいだし・・・こっちがうちのねーちゃんのルナ。赤の竜神の騎士よ。で、こっちがルークとミリーナ。それから・・ゼルガディスにアメリア。」
「よろしくー!」
アメリアのみ元気よく挨拶する。
「よろしく。・・って・・・!リナさんのお姉さんが赤の竜神の騎士!!どーりで性格がひねくれてるはず・・・」
『らぁぁぁくぅぅぅぅぅっ!』
リナとルナの声が重なった!
どごまげちょぐぎみしっ!
「・・・で、こっちがエル。そっちはゼロス。」
2人ともぺこりとお辞儀する。
「・・・そ・・・そうですか・・・・うぐ・・・・」
「ラークよ・・・そこのゼロスには手をだしてはならん。・・確実に・・・我らに勝ち目はない。」
「長老・・・?・・・んーと・・・ゼロス・・ゼロス・・・・?ああ。あの獣神官ゼロスさんですか。」
朗らかな顔で納得する。
「はじめまして。・・・ところで・・・リナさん・・・」
「取り合えず夕ご飯にしましょっか。」
「・・・・・しくしく・・・・・」
さらりと無視されて泣きはじめるラーク君。
「うっとおしいわよ!ラークっ!」
「は・はいいっ!(泣)」

ぎぎぎぎいいいん!
「おにょれガウリイっ!最後のハムステーキ・・・渡してなるかっ!」
「リナこそ!往生際が悪いぞっ!」
いつもの食事争奪戦をやっているリナとガウリイ。
「リナが勝つ方にかける人、もういませんかー。」
ルークとミリーナは、この勝負を利用してかけなんぞ始めている。
・・・そんなにお金に困ってたのか。
「すきありぃぃぃぃぃっ!」
すととんっ!ぱくっ!むぐむぐ・・・
「んー・・・ヴェリイていすてぃ!」
「あー・・・俺の肉ー・・・」
「ちくしょー!負けたーっ!」
「おっしゃかったっ!」
和気あいあいとしている中、エルとゼロスが席を立つ。
「それじゃあみなさん。僕たちはちょっと秘密のお話がありますので。」
ゼロスがにっこりという。
「・・・リナ。精神世界面から聞いててほしいんだけど・・・」
エルの声はリナ二のみ届く。
「オッケー。」
リナは口に出していったが。
「・・・・あの・・・リナさん。あの女性・・・魔族なんですか?ゼロスさんと連れ立ってるってことは・・・」
「・・・ちがうわよ。エルはゼロスの契約主。」
「契約・・・・・?不死の契約ですか?」
アメリアも会話に参加する。
「違うといえば違うけど・・・確かに不死の契約でもあるかな・・・・?」
「・・・ところで・・・・・・・・なんでおまえらあんなに強くなってるんだ?」
ぶばふっ!
ゼルガディスの言葉にガウリイ、ルーク、ミリーナが吹き出す。
「・・・・・・あたしその説明パスね。今ちょっと取り込み中だから。」
リナは精神世界とコンタクトをとっているのである。
「・・・・オレはリナとエルに叩き込まれただけだから・・・」
ガウリイが冷や汗かいて弁明する。・・・ていうか、事実そのとおりだったりするんだが。
「・・・俺達は・・・なんつーかその・・・」
「私達もリナと一緒に魔族と戦ったことがあるのよ。別れてから、ちょっと対抗策みたいのを考えててね。つい先日、対抗しうる力がわかった。それだけのことよ。」
焦るルークをミリーナがカバーする。
「・・・そうか。・・では、われわれにも教えてくれぬか。」
ミルガズィアさんが真剣に言う。
ぎぎくっ!
「いや・・・その・・・エルに口止めされてるの・・・・ごめんなさい。」
『う”ぐっ!』
ミルガズィア、メンフィス、ルナの三名がうめく。
「・・・ならば聞かぬ方が身のためそして世界のためというものか・・・」
「そのとおりですわ。おじさま。」
「私もその方が良いとおもうわ。」
その反応を訝しく思ったか、ラークがこんな事を言う。
「あのエルという人・・・そんなに強いんですか?」
「・・・なんで強いって結論にいたるの?」
いきなりリナが突っ込む。ごく小さな声だったが。
「・・・いえ・・・その三人が恐れているようなら、相当強い・・・五人の腹心クラスかと。」
「それはないんじゃないか?さっきゼラスとダルフィンにあったが、その時もいたし、先ほどグラウシェラーがきたときもいた。冥王と魔竜王はすでに滅びているから、腹心じゃない。」
ゼルが考えこむふりをしながら言う。
「・・・じゃあ、魔王ですね。」
きわめて明るい口調で、ラークが言った言葉に・・・ルナ、ミルガズィア、メンフィス、ガウリイ、ルーク、ミリーナが吹き出した。
「まあ・・・そうといえばそうだけど・・・はっきりいえば、違うわね・・・」
「うむ・・・おまえのいう魔王と、あの方は・・・存在からして違う・・・」
ルナとミルガズィアがいう。
「え?部下Sを氷から出すぅ!?何かんがえてんのよっ!?」
ごく小さな声で、またまたリナがつぶやいた。
どがらがしゃああああああんっ!
「・・・・あ。きにしないで。冗談だから・・・」
まわりの様子に気づき、リナが弁明して、ラーク、ゼル、アメリア以外は立ち直る。
「部下Sって・・・誰ですか?」
「・・・・氷から出す・・・とか言ってたが・・・・・まさか・・な。」
ゼルは気づきはじめたようだ。
「・・・あれ・・・リナさん・・どうしたんですか?」
気づくと、リナは立ち上がっていた。

さて、こちらは精神世界。
少し時間を戻して、ゼロスとエルとリナの会話を聞いてみよう。
「・・・で?話って何?」
リナが、声を送り込む。無論、物質世界には届いていない。
「・・・昔から、あたしに対する反逆者っていうのはいるの。濁族ってよんでるわ。ダークスターの一件も、あいつらの仕業なのよ。」
エルが唐突に語り出す。
「今回・・・そいつらが、リナ。貴方を狙ってるみたいよ。」
「大丈夫なんじゃないですか?リナさん強いですし・・・」
「なんで強いって結論にいたるの?」
思わずリナは口にだしていう。
「もちろん・・・混沌化してますし。ガウリイさんもいますし。」
「あまい。エルに逆らうよーな奴だから、部下Sなんかより強いに決まってるでしょーが。」
「リナ大正解♪・・まあ、それは上級の奴だけど。中級だと、部下S達くらいの強さかな・・・」
「・・・でも・・・リナさんたち・・・っていうか僕もですけど・・・シャブラニグドゥ様よりよっぽど強いとおもいます。・・・まあ、まとめてこられたら苦戦を強いられますけど・・・・」
「五人の腹心なんかじゃ、かえって足手まといなのよねー・・・ゼルガディスやアメリアなんて論外よ。」
「ミルガズィアさんやメフィも・・・そうなるわね。」
リナが沈んだ声で言う。
「リナ・・・彼らを信じてあげたい気持ちは分かるけど・・・こればっかりは・・・」
「わかってる。死に追いやるだけだって・・・・。でも・・うそは・・・つきたくないな・・・」
「・・・言い訳考えなきゃね・・・なるべく・・・うそがはいらないのを・・」
「でしたら、こういうのはどうでしょう?『ディルスに行かなきゃいけない。でも、大人数で行くと迷惑だから、またこんど、セイルーンに遊びに行く』と。ミルガズィアさんたちに関しては、『どーなっても知らないから。』といっておけばいいでしょう。」
・・・・・・・・・・・・・・・・
「さっすがゼロス!そーゆーのは得意よねー。」
「・・・ほんっと・・・・あたしもそれでだまされたもんねー・・・」
「で・・・・少しでも戦力がほしいですし・・・北の魔王様を氷から解き放って協力してもらうというのはどうでしょう?」
「え?部下Sを氷から出すぅ!?何かんがえてんのよっ!?」
・・・思わず口に出してしまう。
「・・・・あ。きにしないで。冗談だから。」
慌ててフォローするリナ。
「・・・・で?まさか本気じゃないでしょうね。」
「本気ですよ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
リナは・・・立ち上がった。
「・・・いまから、そっちにいくわ。」
そう宣言して。

「あたし、エル達のところいってくるわ。・・・ねーちゃんもきてくれる?」
「え・・・・良いけど・・・ちょ・・ちょっとリナ!?」
ルナの手を引っつかみ、裏路地の方にまがっていく。
「あ・・リナさん!?」
ラークたちが追いかけて裏路地に駆け込むと・・・行き止まりにもかかわらず、誰もいなかった。
「・・・やれやれ。ゼロスの奴・・・」
ガウリイが、そうつぶやく。
・・・覗き見してたらしい。
「・・・いったい・・・?」
「どーってことないさ。そのうち、ぶちのめされて泣いてるか気絶してるゼロスとエルと一緒に出てくるさ。」
ガウリイがそう言う。
慌ててルークとミリーナが精神を集中する。
(・・・・・・・・あ。きれてる。・・・さっき言ってたのって・・・ほんとだったわけ・・・)
2人とも、心中でそうつぶやく。
「・・どういうことだ。ガウリイ。」
ゼルが聞いてくる。
「・・・リナな、精神世界の移動ができるよーになったんだ。魔血玉を少しずつ飲んじまったから・・・あれ、完全な賢者の石らしい。」
びしぃっ!
ゼルとミルガズィア、メンフィスが凍りつく。
「・・・・・・・・・・・。欠片の、残りは・・・?」
ゼルが完全に据わった目で聞いてくる。
「・・・ない。リナは、魔血玉と引き換えに、異界の魔王の力を使った術を使ったから、消えてる。リナは、かみ砕いてたから・・・ほんの一部だけ、体の中に入った。」
じつは。この台詞、精神世界からルークとミリーナが指示しているのである。
ガウリイがンなこと知ってるわけがない。知ってたとしても忘れている。
「・・・くそっ!」
「・・・ゼル・・・元の体に戻りたいんだろ・・・?何なら・・・・そうするように頼むぞ。」
「・・・・だれに。今まで誰もできなかったんだぞ!?」
食って掛かるゼルに、ガウリイはいともあっさりと・・・
「部下S。別に、部下DとかKでも良いけど。」
『ちょっとまてっ!!』
ルークとミリーナが叫んだ。
「できるだろ?まさかエルに頼むわけにもいかないし。だとしたら、あいつらを脅してなおさせる。元々Sの一部がしでかしたことだ。」
「いや・・・いくらなんでもそれは無茶なよーな・・・せめてゼロスとか。」
「ゼルはゼロスを嫌ってる。」
「・・じゃあ、ルナさんとか。一応スィーフィードの力と意識の一部持ってるし・・・」
「・・・・・・・・そうか。その手があったか。」
ミリーナの発言に、ゼルが反応した。
「・・・ま、いいか。ルナさんで。・・・・エルだったら、間違いなく部下Sにさせるだろーとかおもっていったんだが・・・」
『ああああああああああっ!そういえばそうかもっ!?』
今度はミルガズィアさんやメフィまでルークとミリーナと一緒に叫ぶ。
「なんだ・・・?・・・・さっきから気になってたんだが・・・部下Sとは・・・まさか・・・シャブラニグドゥじゃないだろうな。」
ぎっくううぅぅぅぅぅぅぅっ!
やはり、四人は凍り付いた。

「リナ・・・貴方、いつから精神世界に入れるようになったの・・・?」
「・・・・ゼロス。いくら濁族が強いからといって・・・部下Sを氷から出すのだけは許さないわよ。」
濁族という言葉にルナが青ざめる。
「・・・・ほぅ?」
「・・・・考えてもみなさい。足手まといにしかならないわよ。」
ゼロスが、その台詞を聞いて殺気立つ。
「・・・たとえリナさんでも、その台詞は許せませんね・・・」
自分のことを棚に上げてゼロスがかまえる。
「・・・・・・・・・・。」
リナは無言で攻撃する。
ルナが驚きのあまり言葉をうしなう。
びちびちびちっ!
あたりが帯電して激しい衝撃波が生まれる。
しかし・・・自分に向かって来た、高位魔族ですら大怪我間違い無しのそれをゼロスはあっさり倍にして返す。
「・・・・・う・・・そ・・・・・・・・」
ルナですら死ぬこと間違い無しのそれをリナはあっさり霧散させる。
「考えてもみなさい!Sがあたしたちと旅することになったら!」
「世界が滅びるとでも!?」
攻撃を繰り返しつつ、2人は叫び会う。
「そーゆー生易しいレベルじゃないわっ!そんなことになったら・・・・!」
「どうだとおっしゃるんです!?」
「あたしはヤだかんねッ!エルにどつかれてしくしく泣いてるよーな魔王と旅するのはっ!」
ぴた。
2人の動きが止まった。
「戦う頃には力尽きてるわよ!足手纏い以外のなんだっていうの!?それとも、自分の上司に哀れ・・・とかって思いたい?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ゼロスは動かない。
(考えてみれば・・・・赤眼の魔王様にその鬱憤を晴らすのに使われるのは僕・・・)
それを言うなら、エルの鬱憤ばらしに使われるのもゼロスなのだが。
「・・・・僕が悪かったです・・・わかりました。あきらめます。」
2人が戦っている間、エルがルナにおーざっぱな説明をして。
「・・・・・・・・わたしが・・・ついてく。」
「・・・・ところで・・・戻りませんか?お祭りが終わっちゃいます。」
「・・・・・・・・・・そうね。」

ふいっ!と、近くの屋根の上に降り立つ。
「・・・あ。みんなこおってる・・・・・さては部下Sについてゼルに図星つかれたな・・・?」
いいつつ、四人は飛び降りる。
すたん!
『リナ(さん)!』
全員が声を上げる。
「・・・・はっきり言ってもらおう。部下Sというのは・・・・」
『出でよ部下Sっ!』
ゼルの言葉をさえぎり、リナとエルの声が重なった。
「はっ!ここにっ!って・・・・なんでリナ=インバースのこえまできこえるんだっ!?エル様直通回路なのに!?」
「・・・これが部下S。想像どうりの北の魔王。ちなみにかなり情けない。今のこいつは封印のせいでちょっと強力な魔道士程度の力しかないけど。」
『うそおおおおおおおおおおっ!?』
三人が悲鳴を上げる。
「・・・・・・・・濁族討伐にご協力ください。」
ゼロスがにっこりという。
「・・・ちょっとまてええええええっ!濁族ってあの濁族かあああああああっ!」
『うるさい部下Sっ!』
どしゃっ!
エルとリナの大鎌がSの体をきりきざむっ!
しかし血は出ずすぐくっつく!
何と接着剤を瞬時に使った!
「ほかの魔族が手出ししないようにしてればいいのよっ!」
大鎌をしっかり構えてリナが言う。
喉元に鎌を突きつけられても、Sは動じない。
「人間ごときの言うことなど聞けるか。」
「あの・・・・その鎌・・・・一応神滅斬の変形バージョン・・・・」
ゼロスがきまずげに言う。
「・・あ。ほんとだ。傷口が混沌に蝕まれてる。」
ルナがまるっきし他人事のように言う。
「うひいいいいいいいいいいいっ!エル様が2人いるぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!」
Sは錯乱して叫ぶ。
空には満天の星とフェアリーソウルが瞬いている。

とりあえず、哀れに思ったガウリイがSを直したことは述べておく。
無論、祭りなどよりよっぽどエルとリナは楽しんだ。

14につづく

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17334「わかりやすい みち」14ねじばな E-mail 2001/10/1 23:27:45
記事番号17333へのコメント

「わかりやすい みち」14

「これより、対魔族会議をはじめます。」
翌朝。フェイルの言葉で会議が始まる。
「・・・・・・・とかいいたかったんですが、急遽変更して、魔族への対抗策報告会議にします。」
意味は全然変わらない。だが、なんとなくゼロスがいるからかえてみた。
「・・・・とりあえず、自己紹介から。私は、光の剣士の一族の長、フェイル=ガブリエフです。」
「その弟で、ライリイといいます。」
「・・・・ディルス王国元将軍の、アルスです。」
「エルメキアの国王、ハリタスです。」
「ゼフィーリア女王、セラウリアです。」
「沿岸諸国代表ガールです。」
「・・・。ルヴィナガルド共和国特別捜査官ワイザー=フレイオンです。・・・・。」
ワイザーのおっちゃんは、リナ達の方をちらちらとみている。
「サイラーグの神官長のシルフィールです。」
「セイルーン王国第一王位継承者フィリオネル=エル=ディ=セイルーンだ。」
「その次女、アメリアと、護衛のゼルガディスさんです。」
「竜族代表ミルガズィアだ。」
「エルフ族代表メンフィス=ラインソードです。」
「赤の竜神の騎士のルナ=インバースです。」
『なっにいいいいいいいっ!』
ルナの自己紹介に驚く一同。
「・・・その妹で、あなたたちの間じゃあ、『ドラまた』だの『盗賊殺し』だの言われてる、リナ=インバースよ。」
「こいつの保護者で、ライリイの兄、フェイル兄ちゃんの弟のガウリイだ。よろしくな。」
「お宝探し人のルークだ。」
「同じくミリーナよ。」
「僕は、謎の神官でゼロスといいます。」
「リナの旅の連れで、エルよ。」
ラークは帰っていった。一応、報告するらしい。ゼロスのこと。
「・・・・ところで・・・知った顔が多いのは気のせいか・・・?」
ガウリイがリナに聞く。
「あほかああああああっ!?ガールさん以外はみぃんなしってるひとよっ!」
「冗談!冗談だって!・・・・何かしら魔族と関わってるときに関わった不幸な人達だろ?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「んなみもふたもない・・・・・・そりゃそうなんだけど・・・・」
「・・・・あ。・・・・・リナ・・・・・またきたぜ・・・・」
と、戸口の方にいつのまにかゼラスがいる。
「あらゼラス。なんでここに・・・?」
「この会議には出ておきなさいって命令なのよ。・・・というわけで・・・赤眼の魔王様の腹心が一人、ゼラス=メタリオムよ。」
「ちなみに僕はその直属の獣神官ですので。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『ちょ・・ちょっとまてえええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!』
「きにしないで。腹心にであったくらいで驚いてたらそれこそ魔族に勝てるわけなんてないわ。」
「あの・・・リナさん・・・・・・・・・・・・・・・・・確かにそうではあるんですけど・・・・普通じゃありませんよそれは。」
「あらシルフィール。貴方だって冥王フィブリゾにあって、あまつさえ竜破斬ぶちかましたじゃない。」
エルがこともなげに言う。
「・・・・・あの時は・・・ガウリイ様が人質にとらわれてて必死でしたし・・・・それを言うならリナさんの方が・・・。」
『・・・まあ・・・たしかに。』
リナを知る人々が同意する。
「はっはっは。知ってますか?魔族じゅうにリナ=インバースには手を出すなって命令が出てること。」
ゼロスがとんでもないことをあっさりという。
『え?』
「・・・・・・・ま、ねぇ。7分の一とはいえシャブラニグドゥ様を二つも滅ぼし、冥王を滅ぼす原因になったし、魔竜王に命狙われてまだ生きてたし。まあ、魔竜王は冥王が始末したけど。・・・覇王将軍滅ぼして、覇王に大怪我負わせて撃退して。魔族も不景気なのよねぇ・・・肝心の魔王様はまだ封印されてるし・・・・。」
『・・・・・・・マジ?』
「あら。ほんとよぉ・・・ねぇ・・・ぜらすぅ?」
いつの間にやらダルフィンがきている。
「あらダルフィン。貴方も来たの?」
「まーね。・・・あの・・・エル様・・・覇王のやらかした御無礼・・・ほんっとーにすみませんでした・・・」
謝るダルフィン。
「そーねー・・たかが小娘とか言われたけど・・・ま、部下Sの教育がなってなかったってことだし。部下Sいぢめてプラマイ0よ。」
「・・・そ・・・・それはそれでなんとも・・・・。・・・いっそほかの魔王がいっきにバーっと復活してくれれば話は早いんだけどねー・・・」
『いやこっちとしては非常に困る。』
「即座に滅ぼすっ!」
大多数の声とリナの声とは思いっきり重なった。
「・・・・・・・・・・。そう簡単に人間なんかにやられるとおもってるの?」
ダルフィンが少し怒ったらしい。
「お言葉ですが、それについてはリナさんが勝つと思います。」
ゼロスが冷や汗かいていう。
「・・・・どういうこと?」
ゼラスの言葉にも、ゼロスは意味ありげにエルを見るだけ・・・・
しかし。それで2人にはわかった。
『わかったすっぱりあきらめます。リナ=インバースが死ぬまで。』
・・・・・・・そんなに恐いか。
(・・・・・・ちゃんとごまかせたみたいですね・・・・)
ゼロスは内心ほっとする。
「・・・じゃ、あたしの今までの経験から言わせてもらうわ。・・・・・魔族と戦うときは、早期決戦不意をつく。これが大切。油断大敵。一瞬の油断が命取り。・・・なるべくなら戦うのは避けること。あ、でも相手の条件飲んじゃだめ。・・・人の身で戦うなら、竜破斬か崩霊裂くらいは扱えること。それでも中級の、人の形をとれるのになると一回や二回じゃ死んですらくれないから。」
「空間移動には気をつけること。知ってるとは思うけど、物理攻撃は一切効かないわ。」
リナに続けてミリーナがつけたす。
「・・・ま、相手がミスをすることはまずないから。負けるとおもった時点で死ぬわよ。生き抜いてやるっていう強い意志・・・大切なものを守りたいって言う強い思い・・・戦うからには必ず勝つという覚悟。それくらいなくっちゃね。」
エルが言う。
どれもこれもリナの持つ独特の強さだ。
「はっきり言っちゃうけど・・・アメリアやゼルガディスなんかは、リナがいなけりゃとうに死んでるわね。」
エルがあっさり、しかしはっきりと言い放つ。
「なんだとっ!」
ゼルがいきなり怒り出す。
「じゃあ、ゼルガディスさん。リーナスと戦ってみてください。リーナス!」
「は。ここに。」
「そちらのゼルガディスさんとアメリアさんと戦ってあげて下さい。殺さない程度でいいです。」
「・・・・・・・・・・・」
リーナスが何やら不安げなまなざしでゼロスを見る。
「大丈夫ですよ。魔族との戦闘経験のある方たちですから。」
「あ、そうなんですか。よかった。」
めちゃくちゃ人間なめきった会話である。
『崩霊裂!』
いきなりゼルとアメリアが崩霊裂を放つ。
しかしリーナスが少しなにか言っただけで砕け散る。
「・・・リーナスは、ゼロス直属の高位魔族だからー。2人とも気をつけてねー。・・・一応死んだ直後なら蘇生できるから、安心してね(はぁと)」
エルがこれまた馬鹿にしまくった声で言う。
「・あ!そうそう・・・・覇王様から、貴方様にこれを渡してくれと頼まれたんです。よろしければお受け取りください。」
リーナスが懐から何か取り出す。
「・・・『効果的ないぢめ方@』・・・・と、お菓子・・・クッキー・・・しかも手作り・・・・」
あの覇王がクッキーを自らの手で焼いたのだろうか・・・・・・・・・・ちょっと・・・・想像できない。
『覇王が手作りクッキー・・・・・・・・・・・・・・』
その場の一同もそうもらした。
「一応もらっとくわ。この本なんてけっこー役に立ちそうだし。」
エルはそれを受け取る。
(覇王ってまめだなー。)
きっとこれから一週間に一回はこういうのが届くだろう。
そんな予感を胸に抱き。リナは三人の戦いの見物を決め込んだ。
「・・・・じゃ、取り合えずこれで。」
『・・・・・・え?』
リーナスは2人に向き直り、小さな・・・・ほんとに小さな魔力弾を2人に放つ。」

どぶっ!

同時だった。リナとガウリイが立ち上がるのと、ゼルとアメリアの腕が片方ずつ消し飛んだのは。

「・・・回復すぺしゃるブレンド♪」
「昨日やっと全部覚えれた回復すぺしゃる。」
そういって、2人にいきなり復活のさらにハイレベルな術をかけ、ゼルとアメリアの腕が見る見る元に戻る。
「ガウリイが呪文を覚えるとはな。」
「ルーク・・・エルに叩き込まれたらいやでも覚えれるわよ。」
ルークの素朴な疑問にミリーナが答える。
「はいおっわり♪」
「こっちもいいぞ。」
・・・・・・・・・まあ、一応混沌化しちゃってるし。キャパシティが混沌に直結してたりするから、魔力封じの結界の中でも自分で魔力生み出せちゃうし・・・・こんなことは朝飯前である。
ヴァイゾムらは、ちょっぴしはらが立ってたから回復しなかっただけらしい。
「だめねー。魔族の魔力球をあっさり受けちゃ。どんなものにも気を抜かない。たとえ腹立つことを言われたりしても。・・・・・あたしらが変だっていっちゃそれまでだけど・・・普通の人間が相手をするようなものじゃあないわ。」
リナが諭すような口調で言う。
「・・・・・・だから、あなたたちも・・・魔族とは関わらない。関わっちゃったら勝つつもりで、油断せずに。・・・・・・・・・アルスさん。とりあえず、明日から、ディルスに向かうわ。2人の王・・・・解放したげる。」
「・・・・ま、リナさんですからね。・・・・・・・・あ、あんまり大人数で行っても迷惑ですから。セイルーンにもまた顔を出しに行きますから、あなたがたはついてこないで下さいね♪」
ゼロスが言う。
作戦どおり、という訳だ。
「・・・・・別ルートで行くから・・・・・・ちょっと普通の奴にはきつい道なんだ・・また、会いに行くからまっててくれ。」
ガウリイもそう言う。
しかし・・・ゼルガディスはそれを不可解に思った。
「・・なぜだ?俺達は普通の人間じゃあない・・・認めたくはないが・・・。」
「・・・・・・ゼラスんとこよってくつもりなんだけど。」
リナははっきり言った。
ゼロスの方便に便乗したのだ。
「ディルスの件をかたづけてから行くつもりだったけど・・・気が変わったの。」
『がんばってこい。』
一同きっぱりそう言った。
「なにを?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
リナは戦いに行くものだとばかり思っていた一同硬直する。
「きゃあ♪リナちゃんが獣王宮にくるの?!急いで準備させなきゃ♪ゼロス!きちんとご案内なさいよ!」
「はい。」
「あ、待ちなさいよゼラス!わたくしも混ざりたいっ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
獣王と海王は獣王宮へと旅立った。
「・・・・・・・・・・リナ・・俺達も連れて行け・・・戦うんなら・・・準備されているとあっちゃ・・・少しでも人数は多い方がいい。」
「そうです!私が奴等に生の賛歌を歌います!」
『いやそれはちょっと。』
ゼロスにリーナス、ゼルとリナが口をそろえていう。
「・・ぜったいつれてかない。」
「リナに同じく。大体、人数要因オーバーだろー?ゼロスは万能じゃない。そんな大人数どうやって運ぶ。」
ガウリイのもっともな指摘(でもエルの指示)。
「・・・そ・・・それは・・」
「正義があれば何とかなります!」
「なるわけないでしょ。・・・私は一応精神世界の移動つかえるから・・・ルークさんとミリーナさんを連れてぎりぎり・・・ね。」
「僕は、リナさんとガウリイさんですね。」
「あたしは簡単にできちゃうし♪」
ほんとはリナやガウリイ、ルークにミリーナは精神世界の移動が使える。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・くそっ!」
エルに頼むという手もあるが、エルの正体を知っている以上そういうわけにもいかない。
まあ・・・間違った知識なんだが。たいてい。
ミルガズィアさんやメフィですら。
エルのことをほんとに理解しているのは、リナ、ガウリイ、ルーク、ミリーナ、ゼロス、ルナの六人だけだろう。
あの冥王でさえ勘違いしていたのだ。獣王や海王も、本当に理解しているとは言い難い。
・・・・まあ・・・・ゼロスやリナについても・・・ガウリイ以外は知らないみたいだし・・・本人ですら。
っま、それはおいおい説明するとして・・・
「それに・・・・ただ単に遊びに行くだけだけど。お茶会とか開いてさ。もぉノリは修学旅行よねっ!」
『へ?』
「・・・・ゼラスって・・・・せーかくがリナに似てるんだ・・・・・・・エルとゼラスが加わって盗賊いぢめしてたら・・・・リナが三人いるみたいで恐かったぞ。」
『・な・・・・なるほど・・・・』
リナの告白(?)になっとくしてしまう一同。
「そういえば・・・・獣王宮でのお茶会なんてそれこそ何千年ぶりでしょうかねぇ・・・昔はよく開いたものですが。・・・降魔戦争あたりからですかね・・・僕たちがなぜか忙しくなっちゃって・・毎年恒例だった新年会とか、忘年会とかもしなくなっちゃって・・・」
(魔族の新年会っ!?忘年会っ!?)
一同突っ込んでみたいのをこらえる。
「ゼロス様・・・お言葉ですが・・・・魔竜王様は反逆して、その上主君たる方が封じられてるままでそれをやったら単なるあてつけですよ。」
「ま、それはそうなんですけど・・・物足りないというかなんというか・・・・リナさんたちが現れてからはたのしくなったんですけどねー・・・・」
「・・毎年毎年新年会や忘年会の時期になるとかってにエスケープしてるくせに・・・・(ぼそっ!)」
「なにか言いましたか?リーナス。」
「いえっ!なにもっ!ええ。なんにもっ!(滝汗)」
(エスケープして何してんだろ・・・・こいつ)
リナはそう思う。
(あれか・・・毎年、あの宮殿で開かれてる新年会と忘年会にこっそり出席してたんだな・・・)
すべてを思い出したガウリイのみ、ゼロスがどこに行ってなにをしていたか知っているらしい。
かくいう私も知ってたりするのだが。
「ゼロス・・・逢い引きもいいが・・・仕事はしないとだめだぞ。お前いっつも『あいつ』のことになると仕事すっぽかしてどっか行っちゃうんだし・・・」
ぶはぅっ!
ゼロスは盛大にせき込んだ。
ちょうど紅茶をすすっていたらしい。
げほげほげっほげふっ!
「ゼ・・・ゼロスさまっ!?どういう意味ですか?今の!?」
ぐげふっ!げふげふげふっ!
「いつまでせきこんでんのよ。あんた。そもそも気管なんてないでしょあんた。」
「・・けほ・・・・その場ののりです。リナさん。・・・・・・ってそれよりガウリイさん!なんでそんな事知ってるんですか!?百年前くらいの話ですよそれ!」
ゼロスの問いに、ガウリイはいともあっさりといった。
「いや。百年前は知らんが・・・俺が知ってるのは、今から・・・・えーっと・・・・・○○光年の24乗くらい前の話だ!」
ぐげふっ!
今度はその場の一同吐血した。
「あんたはああああああっ!そんな事あるわけないでしょがっ!?」
「う・・・うむ・・・・さすがにそれは神魔戦争以前の話・・・ゼロスも生まれていないと思うぞ・・・・」
「そうね・・・・私達はいたけど・・・・まだ、世界が一つに固まってて・・・第八十次混濁戦争のころだから・・・この世界もまだできてないわ。私達が部下を作りはじめたのが第百四次混濁戦争のころだから・・・ありえないわよ。」
混濁戦争とは、混沌の一族と、例の濁族との戦争である。
「・・・ガーウーリーイー!あんだけそういうことは口走るなって言っておいたでしょうがっ!?第七兆千五十二次混濁戦争が始まるかもしれないってときにトンズラしたのを忘れたとはいわせないわよっ!?」
エルがいきなり怒り出す。
・・・そーだろうなー・・・あーんな大変なときに五人ともトンズラしちゃうんだもんなー・・・そのお陰であたしがどんだけ苦労したことか・・・っ!
いやそれはおいといて・・・
「だいたい!ルークやミリーナはともかく、この2人はまだ条件満たしてないんだから!貴方みたいにおぼえてるわけないでしょっ!」
「・・ばらしてどーするんだ・・・・・・」
「はっ!そういえばっ!?」
今のめちゃくちゃ怪しい会話に一同目を点にしたり、据わらせたりしている。
「後でとっちめて聞いてやる・・・。」
「リナもそのうちわかるさ。後一つだから。・・・ゼロスはさすがに・・・・あと三つくらいあったっけか・・・?」
ルークがそう言う。
ミリーナも知っているようだ。
・・・そっか。この2人も思い出してるんだ。
「・・・・・・・・・・・・?とにかく。どこ行ってたのよ?ゼロス。」
「うぐ・・・・・その・・・・・・・・・・・・・・・・水竜王の残留思念と、とある、ものすごく神気の強い女性と三人でずーっと話してました(はぁと)あは♪」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『なっにいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃっぃぃぃぃぃぃっ!?』
「正気ですかぜろすさまっ!?神族なんかと一緒に過ごしたと!?」
「ええ。お2人とも実はとっても・・・・・・冷酷なんですよ。あるいは覇王様や冥王様よりたちが悪いかもしれません。それに・・・・水竜王はともかく・・・・彼女は、僕と張るくらいの強さでしたから・・・人間でしたけど・・・」
・・・・・・・・・私のことだ・・・それ・・・
そういえば、暇がやっとのことでできて、あそびにいったんだっけ・・・?
「・・もう一人はともかく・・水流王様はそんな御方ではない。」
「おやミルガズィアさん。・・・・・・・・・・・・・・・あ。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何か思い出しかけたんですけど・・・何でしょうか?・・・降魔戦争・・・。あ、そっか。確かあの時竜をぽこぽこつぶしてたとき・・・水竜王様ってば僕に新年会のお誘いにいらっしゃってたんでしたっけ・・・。確か、そのせいで貴方にとどめさせなかったんでした・・・そうそう。」
(オイコラ)
「それに・・・・・・・・シルファさんですよ?もう御一方って・・・・なんで今も生きてるのか不思議ですけど・・・」
ぎぎくっ!
エル、ガウリイ、ルーク、ミリーナが引きつる。
「そ・・・・そりゃ・・・あたしのお気に入りだからに決まってるじゃない。あはははは。」
「そうですか。」

15につづく

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17336「わかりやすい みち」15ねじばな E-mail 2001/10/1 23:39:55
記事番号17334へのコメント

「わかりやすい みち」15

よくあさ。
なぜかリナはつかれた顔をしていた。
「おはよー・・・」
ガウリイが下りてくるなり、顔を真っ赤にして・・・・・・・・・・
なんかあったな・・・夕べ・・・・・・
「・・・・・・・・・・ガウリイ。リナになにをしたんだ?なんか変だぞ?お前はお前でにやけてるし。」
・・・あ。なんか想像ついちゃった。
「昨日のこと問い詰めてたのよっ!それで、ちょっといろいろあっただけっ!・・・・・・・お母様のこととか・・・いろいろ。」
思い出したらしい。リナも。
・・てことは・・・・ガウリイ・・・襲ったな・・・リナ・・・。
ま、元々あの2人は結婚してるし。
「へぇ?やるなー・・・・ガウリイの旦那も。」
何かを悟ったらしいルークがそう言い、
ミリーナがリナをなだめる。
「面白くないな・・」
「・・・・・・・僕、昨日少しのぞいてたんですけど・・・ガウリイさんにばれて片腕持ってかれちゃいました。はっはっは。」
・・・・笑って言うことか・・・・それ・・・?
「・・・・さすがガウリイさん。」
アメリアが感心している。
「・・・・・・今朝、リナさんに泣き付かれちゃいましたけど・・・いけませんよ。ガウリイさん。無理矢理女性にあんなことをするのは。」
んぶふぅっ!?
一同やはり吹き出す。
「と・・・とうとうやったのか・・・・・?」
「・・・我慢できなかったんですね・・・きっと。」
「リナさんこのごろかなり美人になって・・・胸も大きくなりましたからねぇ・・・」
と、祝福(?)するもの。
「・・・・・・・・・・・・・・/////」
顔を赤らめて黙っているもの。
「・・・・あんたら・・・いつかふっとばしちゃる・・・・・・」
「いーじゃねーかリナ。こっちにはこーゆーもんがある。」
そこには、数枚の写真。
・・・・・・・・・・・・・・・・・ぽん。
「そっか。・・・・・ねーちゃんですら動かせるわよね。この写真なんて。部下Sなんて泣いてとめるかも。」
「なんだ?・・・・・お。これか・・・なつかしいな・・・・・こっちなんて、エルフと魔族のツーショットだぞ・・」
「あら・・・・・こっちなんて水竜王と覇王のツーショットインベッドよ。」
ルークとミリーナまで混ざってとんでもないことを言う。
『あああああああああっ!やめてくださいいいいいいいいっ!そのしゃしんだけはああああああっ!』
いきなりどこから来たのか、部下Sに水竜王、海神官がしゃしゃり出てくる。
「・・・・・・・・聞かなかったことにしよう。どうせ冗談だ。」
「でも、本人泣いてとめてますけど。」
ゼルとアメリアがそういっている。
「あうあうあうあう・・・・ルナ=スィーフィードっ!お前もこれどーにかしてくれっ!はっきり言って致命的だぞこれはっ!」
部下Sの要請(?)にルナもそれを見て・・・・
「きゃあああああっ!?やめてぇぇぇぇぇっ!なんでリナがこれ持ってるのよおおおおおおおっ!」
見事にぱにくる。
「あたし、もっとやばいのも作れるけど・・・・」
エルがそう言うが、当人たちは・・・
『絶対やめて下さいぃぃぃぃ・・・・・・・・(号泣)』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何の写真でしょう♪想像してみてね(//////)

「じゃ・・・また今度あったときにね♪」
いともあっさりと・・・・リナ達はミプロスを去った。
水竜王は、復活しちゃったのがミルガズィアさん達にばれてしまったので、取り合えずメフィの村と覇王のところを行き来するようだ。
あの写真を見せたら、部下Sに泣き付いたとかつかないとか。覇王。
「・・・・・水竜王様・・・夜になるとどこかへ抜け出して何やってらっしゃるのか・・知らないか?人間?の娘よ。」
「何なのよその『?』はっ!」
「確かに・・・リナさんって人間じゃありませんよねー・・・いろんな意味で。」
カチ。 すぽ。
「!!!!!!!!!!!!」
リナ、どこからかヘッドホンのテープレコーダーを取り出して、ゼロスに中身を聞かせている。
・・・・多分、ギャグだろう。ミルさんの。
「・・・・・アクアは・・・毎夜毎夜、自分の楽しみを堪能してるのよ。」
「・・・分かりませんわ。夜に楽しむだなんて。リナさんじゃあるまいし。月見・・・という風でもないですし。」
メフィの的を射た突っ込みにアクアがうめく。
「いいじゃないのよ・・・・・・・○兆光年を超えた恋なのよ・・・・成就させたいわ。・・立場的に無理だけど。」
まーねー・・・・・・神族と魔族の腹心同士。無理にも程があるわよねー・・
って・・・・だからこそってこともあるんだけど・・・・
「ともかく・・・・・・また、今度ねー♪あ、ゼロス!泡吹いて倒れたっふりなんてしてないで!行くわよ!」
ふりじゃないのをわかってていうリナ。
エルが引きずっている。
「ほらっ!起きないとエルが暴れるわよ!」
がばっ!
ゼロスは、青い顔をしつつも、即座に起き上がる。
「りぃぃぃなぁぁぁぁぁさぁぁぁぁんっ!何するんです!?もう少しで死んじゃうところでしたよっ!?」
「だいじょぶだいじょぶ。あんたは死んでも滅ぶなんてことは絶対ありえないから。」
「?なにいってるんです?魔族だって滅びます。貴方だって数多くの高位魔族を滅ぼしてきてるでしょう?」
メフィが怪訝そうに言う。
「・・・・・・・・あ。そっか。僕はどの道一度あっちに行っちゃってるから・・・・・」
ゼロスがはたと気づく。
「そうそう。あんた一回そこの2人と一緒にあたしんトコに来ちゃったから♪」
ぐげふっ!
エルの発言に、エルを知るその場の一同吐血する。
「ちょっとリナ!?きいてないわよ!」
「・・・いったじゃん。ねーちゃんも皆も・・聞いてなかったっけ?冥王倒したときに、あたし、エルにからだのっとられて・・・そのまま混沌に帰るはずが、ガウリイがエルの世界にまで潜り込んできて捕まえて、気まぐれで戻ってきたのよ。ゼロスは覗き見してて巻き込まれたわけ。」
『ぐはぁっ!』
一同吐血の後気絶する。
「・・・・・・・・あとが恐いから今のうちにいこ・・・・」
リナのつぶやきは、その場で生きているもの全員一致で可決された。
とりあえず、ルークとミリーナは、先に獣王宮に行っていることになった。

「さて・・・・このあたりで転移しましょうか・・・?」
エルがまわりを見渡していう。
「そーね・・・・あら?人が来ちゃったわ・・・」
「・・・・・・心なしか・・・ガウリイさんのこと見てる気がするんですけど・・・」
リナとゼロスのつぶやき。
「いや。俺じゃない。斬妖剣だ。・・・・・・・あの雰囲気・・・・・・誰かに似てるなー・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。確かに・・・」
リナとガウリイが考え込む。
「・・・ねぇ・・・・・その剣・・・・・・とっても切れ味よさそうね・・・・・・譲ってくれない・・?」
いきなり・・・・通りすがりざまにその女性がガウリイに声をかけた。
短髪で、男みたいな格好をした剣士である。背中に長剣をさしている。
一見すると、男である。
「・・・・・・・・えーっと・・・・・女性・・・・ですか?」
思わずガウリイは問う。
「ええ。・・・・・・レーナといいます。・・で・・・こっちが・・・・」
がちゃがちゃがちゃっと、投げナイフから日本刀、はたまた枝打ちばさみや鋸(のこぎり)まで。ありとあらゆる刃物が、『どこにしまってたんだお前。』ってくらいに出てくる。
「・・・・この長剣は、兄の形見(死んでないけど)の愛剣チャスト君♪この日本刀は・・・・」
「・・・・・レミーさんそっくし・・・・」
「・・・・・刃物マニア・・・・・・・」
「ん!?今、レミーって言った?その人、いつ見た?探してるんだけど・・・・」
「あああっ!やっぱり知り合い!?」
(・・・・・・・レミーさん・・・・危なかったしな・・・・・この人も・・・危ないのかな・・・やだよー・・・)
リナが心の中で涙する。
「・・・・えーっと・・・二年くらい前・・・・カルマートのあたりで。」
「そう・・・・二年も前じゃ・・・ね・・・・」
ちなみに。エルにかかればレミーのに場所などすぐに分かるし、今のリナやガウリイでもそれは造作もないことなのだが、リナもガウリイも、必要最低限プラスαほどしか力を使わない主義なのだ。
エルは・・・・ほら・・・気まぐれだし。(ぼぐ!)
うぐっ!?
「・・・・・・・今・・・なんか悲鳴が聞こえたよーな・・・・」
「気のせいだろ。・・・・・・エルが笑ってるから。(汗)」
「そ・・・・そのよーね・・・エルが笑ってるから。(汗)」
ガウリイとリナが私のうめきを聞き取ったらしい。・・・・・・・さすがというかなんというか・・・
「・・・・・・・ともかく・・・・・・・・・・・・・・このデーモンをどーにかしたほーがいーと思いますよ。僕は。」
ゼロスの言葉で我に帰る三人。
いつの間にやら、デーモンが大量発生していたのだ。
「・・・・・・・風魔斬(ソード・ブレイク)!」
リナが、つい先日使った衝撃波を打ち出そうとしたその一瞬前・・・レーナが、オリジナルの魔法を放つ!
ぶごうぅぅぅぅっ!ひゅばしゅっ!
かざした手のひらから高速で風の衝撃波が放出され、物体にあたると、余波がけさがき状に引き裂いていくといういかにも刃物マニアな術である。
「はっ!しまった!驚いて必殺技つかちゃったっ!一日一回しかできないのに!」
「・・・・・・・・でも・・・なかなかのものよ!・・・趣味はちょっとなんだけど・・・」
しかたなくリナとガウリイは地道にデーモンを切り倒す。
「黒妖冥王陣!」
リナがこれまたオリジナル・・・というか最近開発した、すでに滅びたはずの冥王の力を使った術を使う。こうかが黒妖陣に酷似していることからこの名がついているらしい。
(冥王って・・・滅んでも、その力だけはとどまるのよねー・・・・死をあやつるから・・・)
エルが、そう思っているが・・・・エルに滅ぼされてよく残ってたなーとか思うのは私だけだろーか・・・
リナの一撃で、デーモンが数十匹は消えた。

このあと、レーナさんが暴走してあたりのデーモンを切りまくって惨殺・・・もとい、戦闘は終わりを告げた。

「ごめんなさい・・・デーモンて切りごたえあるから暴走しちゃって・・・」
(やっぱりあぶないひとだった・・・・)
こういうことばかりは的中するのである。
「そぉですか・・・・ところで・・・・そろそろ行かないと・・・ゼラス様がやきもきしてらっしゃいますよ・・・」
「あ・・・・そうかも・・・・・じゃ・・・あたしたち、先を急ぐのでこれで・・・・・」
「まって!・・・・・その剣ちょーだい(はぁと)」
まるで数年前のリナである。
「・・・この剣は、譲れないんだ。ほかをあたってくれ。」
「あ・・・レーナさんきれないでっ!この剣譲るなら、この先にある村の人の承諾が必要なの!だからそっちに言ってからにして欲しいのよ!」
チェスト君を抜きかけていたレーナを見て慌ててリナが取り繕う。
「そう・・・じゃ、そうするわ。・・・・・・・・・・・・・今度あったときはいただきますよ!」
目を輝かせて、レーナさんは去った。

「今度こそ、転移しますよ。」
*************************************
N:ふいー!これで募集キャラはすべて出したぞ!
これでよかったですか?皆様。キャラによって出番が多かったり少なかったり
してますが、そのあたりは御了承ください。
L:・・・・あたしが活躍してない・・・・
N:うぐっ!?いやそれはその・・・・っ!ほら、ガウリイの故郷編終わったから
もう少しで第○○次混濁戦争編に・・・
L:・・・・それはそうだけどぉ・・・・ちょっとねー・・・
(エル、笑いながらー目は笑ってないー鎌をかまえる)
N:ちょっとまった・・・!これでも急いで書いて・・・・!

以下規定により割愛させていただきます

L:ふん。あたしに逆らうからよ!
それにしても・・・・会長なのにぜんっぜん仕事してないでやんの・・・
ちゃんとコメントしなさいよねー・・・・
(ひらりと紙が落ちてくる)
L:あら・・・・コメントあるじゃない。
『L様を活躍させている皆様へ。ちゃんと見てますけど、コメントしてません。
ただひたすらにごめんなさいです。今度ゆっくりコメント打ちたいと思います
ので。(でないとエルに何されるか・・・・とと・・・)』
L:(額に青筋が浮かぶ。)
『ほんっとごめんなさい・・・。というわけで、も少し待って下さい。コメント。・・・・・・・・・ねじばなより』
L:・・・・んっふっふ・・・いい度胸じゃない・・・
いっぺんあたしの庭に沈んでこーいぃぃぃぃぃぃぃぃっ!

うぐぅ・・・・ねじばなあんどエルでした・・・・がくっ!

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17338Re:いっきに投稿!?かお E-mail 2001/10/2 01:10:40
記事番号17336へのコメント

こんにちわ♪会長♪
やー。すごいですねー(笑)
一気に何本も!!
一気に読んじゃいましたのです♪
気づけば、一時を過ぎているー♪
あ、ラークの性格・・ばっちりです!!
よく、あの説明で分かりましたねー・・。
さすがです!!(笑)
あと・・そっか、○光年って言い方があったか!!
やー・・。自分の小説で、その言い方は分からないかなー・・と
あえて、○数百兆億年とか、言ってたんですけど・・・。
それでいこっかな・・・。私も・・・。
ではでは、続き、楽しみなのです♪
あ、でも、リナ、エル様とおんなじ存在ではなかったのですね。
ある意味、一緒の人物?
ではでは、楽しみなのです♪それでは♪
・・・・感想になってない・・汗

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17341Re:いっきに投稿!?・言い忘れです(汗)かお E-mail 2001/10/2 07:32:56
記事番号17338へのコメント

いいわすれなのです。
・・・・もしかして、ガウリイ達の設定・・今、私が投稿してる長編の小説と
・・・・・・もしかしてとは、思うのですが・・・・・・。
・・・・・・設定が同じかもしれません・・・(汗)
あれ・・・・・実は、第一部で、なんでガウリイがエル様の空間に入って、
無事だったとか・・・・ガウリイに対しての設定があるんですよ・・・。
あと、何人かにも・・・(滝汗)
もし、同じだったら・・・・・・すいませんなのです。
何回か、読んでて、はたと気づいたので、とりあえず、謝っときますのです。
・・・・・・本当に一緒だったりして・・・・(滝汗)
私の方は、エル様が、『中宇宙』とか『小宇宙』とか呼ばれているたっくさん
ある宇宙をいちいち○○○○のも、面倒くさがって、ある○○や○○とは違った
○○○○を創りだしてとりあえず、○○○もとい、○○○にしているとゆー・・。
(ネタをバラスことになるので、あえて、伏字で言うのです。↑)
では、もし、同じだった場合は・・・・・・許してください・・・・。
てへ(はあと)
・・・・偶然って・・怖い(汗)
ではでは。

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17348いっぱい投稿されてるッ!?むくぅ 2001/10/2 17:13:39
記事番号17336へのコメント

 すごいですッ! こんなに一気に投稿なんて真似できないです……どうも、むくぅなのです。
 ラッセル君、ありがとうございました。ばっちりなのですッ!
 混沌化ですか……なにやら大変な感じなのですね。
 とりあえずエル様に気がつかなかった覇王さんに一票(待て)
 それでは、短いですがむくぅなのでしたッ! 逃走ッ!

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17423「わかりやすい みち」16ねじばな E-mail 2001/10/7 09:50:53
記事番号17336へのコメント

ゼ:はっはっは。すごいですよねじばなさん。
ね:何がでしょう闇翼王さん・・・
ゼ:何がって・・・・そりゃあもちろん・・・
シ:「みち」を、あんなところから一気に終わりまで、たったの一時間で書き上げ
たことよ。
ね:はうっ!光翼王までっ!?
シ:・・・しっかし・・・死ぬかと思ったわ・・・・あれは。
ね:はっ!?あのことですね!?しかたないじゃないですか!あーでもしなきゃ、
L様に暴れられるの私のところなんだからっ!
リ:でも・・・やりすぎなんじゃ・・・・
ガ:・・・オレもそう思う。
ね:・・・・だってもう書いちゃったもん(はぁと)
そういうわけで、最後までいっきに投稿しちゃうことにしました。
どうぞお付き合いください。
四王:・・・あとでとっちめる・・・
ね:・・・・・・・・(汗)
*************************************

「わかりやすい みち」16

「今度こそ、転移しますよ。」
・・・・・ルナもついて行かなくてはならないということをすっかり忘れた三人は、ルナをおいて獣王宮へと転移する。
「獣王様。お連れいたしました。」
出たのは、獣王宮の大広間。
「うわぁ・・・・・センスいいわね・・・・」
リナがそうもらすほどに、獣王宮はすばらしかった。
華美すぎず、地味すぎず。
白い石に銀と金の縁取りの飾り。
ところどころに黒曜石が埋め込まれている。
今日は、お茶会のために、花とお菓子とお茶の乗ったテーブルといすが置いてある。
「リナちゃん(はぁと)エル様♪ようこそ獣王宮へ。ささ、すわってすわって。」
見れば、もうルークとミリーナが席についている。
ルナの分のいすなどないところがまた何ともいえなかったりする。
「あ、おいし。」
ハーブティーを一口すすってリナがそうもらす。
「ほんと。これは、海王が入れたのかしら?」
エルもそれに賛成している。
「ええ。仕事で来れないとかで泣いてましたよ。」
ほんとは、部下が仕事にならないからと無理矢理引き取っていったのだが。
「そう言えば・・・ゼラスは、何の武器を扱うのが得意?ゼロスは錫杖のようだけど・・・」
「私は、引き裂けるものなら何でもオッケーですわ(はぁと)」
ちょっと危ない話などしながら。時はあっというまにすぎてゆく。

「あら・・・もうこんな時間・・・」
「・・・リナさん・・・よく眠りませんでしたねー・・丸三日しゃべってるなんて・・・・」
ゼロスがつかれたように言う。
「そうね・・・・私やルークやガウリイさんはさすがに眠らせてもらったわ・・・」
ミリーナがそう言う。
「ま・・・・リナは一つのことに夢中になると止まらないからな・・・・」
ガウリイが、いつものことのように言う。
「そろそろアルスさん、ディルスに着いたころかしら・・・・?」
「・・・馬使ってましたし・・・・あと半日くらいですかね・・・・」
ゼロスがそう言う。
ちなみに。ルナはまだいない。
・・・どーやらディルスで待つつもりらしく、アルスさんと一緒にいる。リナ達は知る由もないが。
「ねぇ・・・・ゼラス・・・・ゼロスを創ったとき、ゼロスに封印かなんかかけてない?」
リナが、とーとつにそんな事を言う。
「え・・・・ええ。それは・・・まあ・・・ゼロスはなぜかいように魔力が高かったから・・・」
「じゃ、それ、ときなさい。」
・・・・・・・・・なるほど。どーりでゼロスの目覚めが遅いわけだ。
エルが命令口調で言ったため、従わないわけにもいかず。
ゼラスはゼロスの額に右の人差し指で魔法陣を描く。
「∋∩・・・・= ̄・・・・」
魔族独特の呪がながれ・・・
ぱちん!という音とともに封印が解ける。
「・・・・・!」
ゼロスの闇が更に増える。もはやゼラスや部下Sをもしのいでいるだろう。
当然なのだが。
「きゃあ♪ゼロスってば強いんじゃないのよ。」
エルがはしゃぐ。
・・・・・・元々知ってたくせに。
「・・・・うそ・・・・・・・・・・・」
ゼラスは呆然としている。
「これで、ゼロスの条件はあと一つだけになったわね♪」
エルがはしゃぐ。
そりゃそーか・・・・・・・・・・
かくいう私もゼロスに早く復活してほしい。
と・・・・・・・・・・・・・・・まてよ?条件満たしてるんじゃないか?

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ああああああっ!しごとがたまってるぅぅぅぅぅっ!」
リナの叫びが獣王宮に響き渡った。
「何だ。リナ。今ごろ気づいたのか。」
ガウリイがこともなげに言う。
「・・・・・・・・・・・だだだだだってっ!あたしたちどれだけエスケープしてたと思ってんの!?仕事もそれなりの・・・いえ・・・かなり残ってるんじゃ・・・!」
・・・ゼラスたちの前で言うな。お前は。
「・・・仕事?何のこと?リナちゃん。」
海王ダルフィンが訝しげに尋ねる。
いつのまにか来ていたらしい。
「あ・・・何でもない。こっちのおっきな事情によるものよ。・・・ルーク・・・ミリーナ・・・あんたらもあるんじゃない・・・?」
『あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!』
2人が大声を張り上げる。
「・・・・で・・でも・・・一応代わりは置いてきたし・・・・大丈夫よ・・・・きっと。」
「シルファ・・もいるしな・・・」
「リナさん・・・それって・・・・・・・・・・・・・・・・・・もしかして混沌宮、精霊宮、魔王宮、神王宮、闇王宮、光王宮のことですか?」
ゼロスがとーとつにさらりとすごいことを言い当てる。
『思い出した!?』
リナ、エル、ルーク、ミリーナ、ガウリイが思わず声を上げ、ゼロスに注目する。
「・・・・・・・・・・いえ・・・・いつだったか赤眼の魔王様に、そこの主がいつだったかかなり昔に消えて今でも大騒ぎしてて、幾百、幾千もの混濁戦争を経たいまでも、ぎりぎり機能しているかいないかだそうです。」
(おもいだしたわけじゃ・・・・ないのか・・・・)
「でも・・・・・・よっく考えてみると・・・僕たちのことだったんですね(はぁと)」
ぐっげふ。
(そうだ・・・こいつはこういう奴だった。思い出してるんだ・・・)
五人はそう思いつつも・・・・顔を見合わせ・・・
「・・・・・・・・・・・・・じゃ・・・・ディルスにでも行きますか。」
「ですね。」
ちなみに。ゼロスの爆弾発言の意味が、獣王や海王と同じく分からない方もいらっしゃるだろう。
・・・・・・・気にしないで下さい。後々わかります。
ただ・・・・・・・四王が復活した・・・・とだけ・・・・・・・・・・・・

「・・・・遅いわ・・・・・・一応まだ獣王宮にいるってのは気配でわかるけど・・・あの、一瞬感じた瘴気はいったい・・・・?」
ルナは、待ちくたびれていた。
「もしかして・・・・Sが復活したとか・・・・?いやでも・・・・・いや・・・・あの方ならありえるかも・・・うーん・・・・」
かなり考え込んでいる。
正解はゼロスの封印が解けたことによるものなのだが。
知る由もない。
あとで思い知らされるけど。
「アルス将軍、ルナ殿。客人がお付きです。」
兵士の一言に、ルナは、リナ達がこちらへきたことを感じ取る。
「お通ししてくれ。」
アルス将軍(面倒だからまた将軍になったらしい)が兵士にそう声をかける。
しばらくして、リナ達一行が来る。
『あ。ルナのこと忘れてた。』
その一行のほとんどが・・・・入ってくるなりそう言った。
「・・・・・・・・エル様・・・先ほど、強い瘴気を感じましたが・・・いったい?」
顔を引きつらせつつもルナが問う。
『う゛っ!』
六人がうめき・・・・珍しくもエルまでうろたえて・・・
「何でもないわ・・・ちょっとしたことよ。」
「はぁ・・・・で・・・・・・・・・・・・リナ。」
「なに?ねーちゃん。」
「・・・・・・・・・・・・ディルスの2人の王の呪術・・・・・・・・・・私にも破ることができなかった。多分あれは、古の混沌の一族が残した闇の力を使った術・・・・神滅斬でも破れるかどうか・・」
『あ。そっか。』
ルークとエル、そしてゼロスにリナが納得する。
「そう言えば・・・・姉上にいぢめられててあまりにかわいそうだったから、魔王と腹心の一人にそんなものをわたした覚えが・・・・」
ゼロスがすらりという。
「そうそう。すっかり忘れてたわ。」
エルもこともなげに言う。
「なーんだ・・・・ならあたしの力なら一発で破れるじゃない。」
「単純な構成だしなー・・・・俺でも破れる。」
リナとルークもこともなげに言う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「リナ・・・・本気で行ってるの?それ・・・スィーフィードですら破れない構成なのよ!?多分魔王本人でも解けないわよ。」
ルナが驚きつつもそう言うが・・・
「はっはっは。何言ってらっしゃるんですスィーフィード。シルファが貴方に解呪の方法教えませんでしたか?」
ゼロスがそう言い・・・・
「え・・・?」
アルス将軍は戸惑い。
「・・・・・・・・・・ちょ・・・ちょっとまって・・・・ま・・・・まさか・・・・・?」
ルナは何かに気づいたらしく。
「なーミリーナ・・・・確か・・・・あれって、あれを通して使った呪文が、増幅されて使われるってやつだったよな。」
「そうね。でも、呪文の性質は変わらないから・・・・あれを創った存在よりも強大な存在の力を借りた呪文なら解けるわよね。それに・・・かけた本人倒せば言い訳だし。」
ルークとミリーナも何やら解説しているが。
「エル様の力をつかえるリナは最強ってこと!?そんなの許さない!姉のあたしより強い妹だなんてっ!」
ずて。
・・・・・まだわかってないようだ・・・・ルナ・・・
ま・・・・いっか。
さすがはリナの姉というか何というか・・・
「とりあえず・・・・早く解放しましょうか。」
リナがアルス将軍にそう言う。
「一つ・・・問題があって・・・・今の重臣たちが・・・反対しておるのだ。」
その言葉に・・・一同深いため息を吐いたのだった。

「・・じゃ、重臣たちを集めなさい。あたしが納得させるわ・・・・・ふふふふふ・・・・」
エルがそう言ったのは・・・そのすぐあとだった。

「・・・・・では・・・・ラウグヌト・ルシヤヴナによって異形となってしまわれた2人の王についての会議プラスαをはじめます。」
「プラスα?」
「ええ。 どうも会議で死傷者が出そうな雰囲気ですので・・・ご了承ください。」
重臣・・・・多分大臣だろう。その問いに答えたのはゼロスで・・・
「死傷者だと?・・どういうことですかな?アルス殿。」
「それは・・・・・よく分からんのです。ただ・・・これでも将軍・・・幾度となく死地をわたってきた私としては・・・・それで正しいかと。」
さすがは将軍である。
まあ・・・このあとどうなるかは知る由もないだろうが。
「そちらの連れの方々に関係が?・・ルナ殿以外の。」
『おおありです。大正解ですよ。』
エルを知るほとんどのものがそう言った。
「・・・えー・・・では、自己紹介から。・・・・重臣方の方の自己紹介はなくてもいいということなので・・・省きます。・・・ルナ殿から順にお願いします。」
・・・リナ達は、即その場で情報引き出せちゃうからなー・・・
「では。・・・・ご存知赤の竜神の騎士、ルナ=インバースです。」
「その妹でリナ。リナ=インバース。ご覧の通り魔道士よ。」
「リナの自称保護者のガウリイ=ガブリエフだ。剣士だ。よろしくな。」
「リナの旅の連れのエルというものよ。・・・神族、魔族のあいだではかなり有名かしらね・・・・私とリナの名前は(はぁと)」
「まあ・・・・リナさんは数々の高位魔族滅ぼしたり撃退したりしてらっしゃいますから・・・と・・・申し遅れました。僕は謎の神官で、ゼロスといーます。」
「謎・・て・・・?」
突っ込みたくなるのは分かる。
「お宝捜し人のルークだ。魔法剣士やってる。な、みりーな(はぁと)」
「同じくミリーナです。」
ルークのアタックはさらりと無視。さすがはミリーナ。
「・・・四人は聞いたことのある名だな・・・数ヶ月前の、ディルス=クォルト=ガイリア国王の一件で。」
ぎろりとリナ達をにらむ。
「・・・あ・・そう言えば・・聞こうと思ってたんだけど・・・また不信な動きしてるやついない?なんか魔族の気配が強いのよね・・ここ・・・」
リナがとーとつにそう聞く。
「そう言えば・・・確かに・・・低級魔族は精神世界に集まってきてるし・・・中級魔族の気配がするわね。」
ルナもうなずき・・・重臣たちが騒ぎはじめる。
「なんだ。今ごろ気づいたのか。この部屋が魔族に取り囲まれてるの。・・・・ま、そのさらに周りに濁族がいるんだけどな。」
ガウリイがさらりと・・・・・
・・・って!
『早く言えそういうめちゃくちゃ大事なことはあぁぁぁぁぁぁぁっ!』
一同心から叫んだのだった。

17につづく

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17424「わかりやすい みち」17(最終回)ねじばな E-mail 2001/10/7 10:14:42
記事番号17423へのコメント

さあ・・・・最終回です・・・・

いーんだろーか・・・まだ次の話、少ししかかけてないのに・・・
それまであたしがでらんないじゃない!

という訳でまえがきのっとったエルです。

ふと思ったんですが、ねじばなの話、クライマックスが早すぎます。
今度はもちょっとゆっくり書くように言ってみます。(脅すともいう)

何しろ一話でクライマックス・・・んでもって終了・・・
はやすぎじゃっ!

では、最後、どうぞご覧ください(はぁと)
*************************************

「わかりやすい みち」最終回

「なんだ。今ごろ気づいたのか。この部屋が魔族に取り囲まれてるの。・・・・ま、そのさらに周りに濁族がいるんだけどな。」
ガウリイがさらりと・・・・・
・・・って!
『早く言えそういうめちゃくちゃ大事なことはあぁぁぁぁぁぁぁっ!』
一同心から叫んだのだった。

「・・ゼロス!魔族を保護!ルークとミリーナは第一級戦闘準備!ガウリイもね!エルは自由行動だから気をつけるよーに!」
リナの司令にしたがって各人動きはじめる。
ゼロスは精神世界から魔族に呼びかけ、部屋に集める。
ルークとミリーナはガウリイとともに戦闘準備。何やら武器をいじくっている。
エルはうきうきしながら大鎌を虚空から召喚する。
ルナも一般人を守っている。
「アストラル・シールド・マインドヘイト!」
リナは精神世界から、一般の人々と魔族をルナとともに隔離する。
「ゼロス様!どういうことですか!?奴等はいったい?そして・・・なぜ人間ごときが司令などをだして・・・?!」
「うるさいですよ!リナさんを人間ごときというならばあなたがたはそれ以下の害虫になりますよ。」
こちらも戦闘準備を進めているゼロス。どっちかというと、戦闘って言うより防御の準備のようだが。
ルークにミリーナ、ガウリイも戦闘より回避・防御に専念したいようだ。
・・・・・・・あたしの出る幕ないか・・・これは。
「あたしとエルが戦闘開始したら全員防御を!下手するとこの大陸ごと蒸発するわよ!」
「リ・・・・リナ・・・?」
ルナが戸惑っている。
「シルファ!あんたいるんだったら攻撃余波をあんたの力で無にしなさい!それからゼロス!結界維持頼むわよ!」
あ・・・・あたしがのぞいてんのばれてやんの・・・
・・・・よっし。参加するか・・・・
「第七兆千九百十一次混濁戦争の始まりってとこかしら・・・?」
つぶやきつつ・・・・私はルナの目の前に転移した。
「!?・・・・だれっ!?」
「この私に誰とは・・・・いい御身分ねぇ・・・・スィーフィードごときの小物が?」
「スィーフィードごときって・・・・・どなたかは知りませんが・・・・この世界で一番えらい神ですよ!?」
アルス将軍が突っ込んでくる。
「ふん。世界の基準が違うのよ。私はすべての世界の光の勢力や力を統括してるんだから。いわば神様も私の支配下にあるのよ?」
「・・・ルナさーん・・・・そのかた、シルファさんですよ。先日僕が言ってた。」
「・・・あなたが・・・?」
「そう・・・・・って・・・話してる間に始まりそうな雰囲気ね・・・」
私は虚空から槍を取り出す。銀と水晶っぽいものからできた精巧な細工ものである。
「無よ!我が意志に応じよ!」
私の声に反応して、エルとリナ、そして濁族を囲んだ無の結界が張られる。・・・・見えていないが。
「・・・・?なにか感じはするけど・・・・・本当に結界がはってあるのかしら?」
魔族の一人がぽつりともらす。
「彼女は無を操るんです。無とはそもそも何もないことですから・・・・色も存在感も形もないんですよ。むしろその存在のなさが気配として読み取れるんですね。その気になればそれすらも消せますが。」
ゼロスが解説している。
「ゼロス。あんた、仕事たっぷりたまってるから。」
「えええええええええっ!?やってくれてるんじゃないんですかああああっ!?」
私の薄情な一言にゼロスがもろに取り乱す。
「あんたが残してった部下が半分くらいやってるわよ。シルファは残りをちゃーんとかたづけてくれてるわよ。・・・・それでも処理しきれないんじゃない。」
エルがこちらを振り向いて口をはさむ。
「あ・・・そうでしたか・・・ご苦労おかけします。」

「・・・・・・くるっ!」
リナがそう叫び・・気づいたときにはすでに時遅し・・・濁族がエルの目前で剣を振りかぶる・・・
(あ・・・自殺者数名。)
四王の心の声はきっちしはもる。
予想通りにその濁族はエルに一瞬で鎌で首・・・いや・・・命の核を切られている。
・・・・濁族も元々エルの一部だったんだし・・・それに変なのが混じったから濁族、って名前なんだし・・・
今のエルの鎌の一振でかなりものすごい衝撃波が生まれていたりするが私の結界ですべて消される。
リナも嬉々として魔力弾ぶっ放したり鎌を振り回したりしている。
「んふ♪リナちゃん。下がってなさいな。ここはお母様が一暴れするから。」
エルがにやりとしてそう言う。
リナは、
「うん♪わかった。」
あっさり引き下がる。顔は嬉しそうだが・・・その頬に汗がつたっているのを私は見逃してはいない。
一瞬で私の結界を通り抜け、私のとなりに来る。
「はぁい♪お久しぶりぃ・・・・シルファねーちゃん♪」
「久しぶりねリナ。・・・ほら。エル姉が暴れるわよ。」

一同・・・・・・その光景を見て・・・・絶句するしかなかった。
何しろ・・・・混沌のいかづちは荒れ狂う。
あっというまに濁族の四肢がバラバラになる。
それでも滅びずあたりには衝撃波の渦ができている。
ブラックホールまで出現する始末。
今はまだお昼のはずが、ここだけまるで闇に飲まれたように真っ暗。
エルの白い肌に真っ赤な鮮血がこびりつき、その服装とあいまって異様な美しさをかもし出している。
死神降臨・・・・とはよく言ったもので。
まさにそこは阿鼻叫喚の地獄絵図。
後退しようとして私・・・無に飲まれて魂すら消滅するやつもいれば、自殺して結界に飛び込むやつすら出ている。そんな根性で私達に勝てるはずがない。
私の方も実のところ結界の維持で手いっぱいだった。混沌は無の力も持っている・・・いや・・混沌の力は無よりも強い。ゆえに、最大効力にしなければ結界が壊れてこの世界ごとお陀仏である。
ゼロスが有の力を使って相互干渉を起こす魔力を放出してくれていなければ、危なかった。
リナやガウリイも力を分けてくれていた。・・まあ・・・・なんて言うか・・・顔は青ざめてたけど。
ルークとミリーナにいたっては魔族の皆さん道連れに現実逃避のティータイム。
「ふぅ・・・あんたらも大変だなー・・・(汗)」
「いえいえ・・・あなたがたほどでは・・・・・・(汗)」
そんな会話が聞こえてはお茶を啜る音が・・・聞こえない。
会話すら聞こえない。
衝撃波やらいかずちやらの音が大きくて。
ディルスの重臣たちはすでに鼓膜が破れたようである。
・・・破れてくれない・・・って言うか聞こえる私達にしてみればたまったものではないのだが。

とりあえず・・・・一日中ディルスは闇の中だった。

翌日。
重臣たちの鼓膜を治して。会議の続きをはじめた。
『ごめんなさい我々が悪かったです好きになさって下さい(涙)』
重臣一同口をそろえてそういうのだった。
哀れな・・・
「ディルス王宮って・・・サイラーグと肩をならべるくらいに不幸かも・・・・」
リナがぽつりとそう言った。
元凶のくせに何言ってんだか・・・・
「これにて第七兆千九百十一次混濁戦争終了。時間二十五時間十一分十六秒。」
私は手帳にそうメモる。
「・・・・・・・ああああああああっ!報告書かかなきゃなんないじゃないのよっ!さっきの映像と音をクリスタルに封じてあるからそれを見て状況だのなんだのを書いて・・・・・だーっ!一週間はゆうにかかるぅっ!」
叫ぶ私にぎくりとなる人約三名。
「一週間って・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「もちろんあなたたちもやることっ!前後の状況だのなんだのはあなたたちの方が詳しいんだし!」
一人でやるとつかれるのよっ!
「そんなぁ・・・・僕、まだ獣神官やってますから・・・そっちの仕事もあるんですよぉ・・・」
「・・・・私のこと置いてったくせにそういう事言うのね・・・・ほんと・・・相変わらずなんだから・・・人の気も知らないで・・・・!」
一瞬・・・泣きそうになった自分が悔しい。
こいつらの前では絶対泣かないんだから・・・そう・・・あの時に決めたんだから・・・・。
「シルファ・・・?」
しかしゼロスは気づいてしまう。
・・・・・・・・・よし・・・・ごまかしちゃるっ!

くんっ!
『!?』
その場の一同・・・いや・・エル以外の存在は・・・・その光景にやはり絶句したのだった。
「・・ん・・・・・・・じゃ・・・・また・・・・近いうちに会いましょう(はぁと)」
そういって私はその場をあとにした。

「ゼロスー・・・?」
「おーい・・・」
「完っペキに固まってるわね・・・」
リナ、ガウリイ、エルの言葉にもゼロスは動かず固まっている。
そんなにショックだったかな・・・?
「ゼロス様ー・・・?あの・・・ご説明いただけませんか・・・?いろいろと・・・」
「・・・・・・あ・・・あ・・・・」
ようやっと唇が動き出す・・・
『え?』
一同思わず沈黙して聞き返し・・・・
「・・・・・・あなたって人はあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁっ!」
ディルス王宮に・・・高位魔族の叫びがこだました。

ぜはーっ!ぜはーっ!
かなりいきをあらげ、顔を真っ赤にしてゼロスは言った。
「リナさん・・・取り合えずディルスの肉隗かたづけましょう・・・」
「・・ゼロスって・・・・セクハラ魔族かと思ってたけど・・・・自分でやるのはよくっても他人にやられるのってだめな方なんだ・・・・」
リナは無視してつぶやく。
「・・・・・・・・・・・・・・・・あーもう!さっさといきますよっ!」
ゼロスは、何やら吹っ切れたのか、関係者ごと移動させる。

ゆおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!
「・・・・・・・・・・・・ったくもう・・・・わかったわよ。」
リナは、その手にした鎌(まだ持ってた)で、二つの肉隗を断ち割る。
ぱさぱさぱさ・・・・・・・
乾いた音を立ててそれは風にとけ消える。
魔族に遊ばれた哀れな王の末路・・・・・しかし・・・・・その場の存在は・・・それよりも、ゼロスに注目していた。
「この件に関しては僕が直接赤眼の魔王様にご報告しますからあなた方は即刻立ち去って下さい。」
ゼロスは、いつものようなにこにこがおで・・・・しかし・・・・目がなぜか笑っていないようなにこにこがおで魔族達に言う。
「は・・はいぃっ!」
何を感じたのか一瞬で立ち去る魔族達。
「それからディルスにお住まいの皆さんには、混濁戦争の記憶を消させていただきます。ご心配なく。副作用がないようにつなげておきますから。」
それだけさらりといって、反論もさせぬ間に錫杖を構え、呪文を唱える。
「記憶消去・操作・創造」
ぱぱぱっとディルス全域の人々の記憶を塗り替える。
やった♪仕事が減った♪
「・・・・・・・。姉上。少々行ってきたい場所があるので・・・おいとまさせていただきます。」
「そうね・・・じゃ、契約は解除ってことで。あんたが帰ってきたらあたしも混沌宮に帰るわ。いそがしくなりそうだし・・・今度の一件で・・・・」
誰のせいですか。誰の。

「・・・・・・・・・・・・・・あれ?ねーちゃんどうしたの?」
リナが、凍り付いているルナを見つけてそう尋ねる。
「しししししし・・・・シルファ様あああああああああああああああああああああああっ!?ゼロス様あああああああああああああああああああっ!?」
あ。思い出したみたいね。
「そそそそれに・・・・よく考えてみればリナ様にガウリイ様にルーク様にミリーナ様に・・・・・っ!」
『はっはっは。口外無用ってことで。』
「はい・・・。命にかえましてもいいません。」
「あ、今までどおりに付き合ってくれていいから。ねーちゃん。」
「・・・はい・・・・とと・・・わかったわ。・・・Sも大変ねー・・・部下にあんな方が・・・ねぇ・・・」
ルナの同情もごもっとも。
「いやー・・・あたしはシルファに同情するわね。ゼロス・・・ちょっと危なかったし・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?

「・・・・・・・・シ・ル・ファ・さん♪」
「な・・・・何かしら・・・ゼロス・・・早いじゃない・・・?」
ほんとに危ない・・・・・何かたくらんでるこいつっ!
「いえいえ・・・・ただ・・・・・お返しをと思いましてね・・・」
ひょい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・///////////!
「ちょ・・・ちょっと・・・・・!」
「問答無用です(はぁと)」
「・・・・・・・・・・・・いぢわるぅぅぅぅぅぅぅぅっ!」

結局・・・・・・・・丸一日・・・・う・・・・うぐっ・・・・・・。
「・・・・・・・丸一日か・・・・・・・・シルファねーちゃんも大変ねー・・・・」
リナは、薄情にもそんな言葉をのうのうと吐き。
「・・・・・・・で・・・・エルはもうかえるのか?ゼロス帰ってきたし・・・」
「そうねぇ・・・・。ま、時々また遊びに来たりちょっかいだしたりしにくるわよ。」
「あたしたちも時々帰るから。・・・・・仕事しに・・・・・」
「そ・・・・そぉだな・・・・・・・・シルファ一人じゃかわいそうだしな・・・・」
「そうですねぇ・・・・僕も、暇があれば行ってきますか・・・・」
来なくていいいいいいいっ!ゼロスはぁぁぁぁぁっ!
しばらくのあいだはいいっ!いいからくるなっ!
「じゃ・・・またねん♪Sによろしくいっといてねゼロス。」
「はい。」
エルは・・・そうして混沌宮に帰っていった。

エルの一族・・・すなわち混沌の一族というのがいた。その一族は、神にも魔にもつかない存在。強さはまちまちだけれども・・・・・普通の神や魔よりははるかに強い力を持った、世界そのものの秩序を守るものだった。彼らのお陰で神と魔は争わず、普通に暮らしていられた。
その混沌の一族を統べる五人の存在があった。
一人は言わずと知れた、金色の魔王こと、エル。彼らの王である。
残りの四人を・・・四王といった。
エルの唯一の娘、リナ=インバース=ナイトメア。エルに次ぐ力を持ち、実質的には彼女が取り仕切っていた。
そのリナの夫、精霊を統べるガウリイ=ガブリエフ=ナイトメア。リナが将軍ならば、かれは撃墜王だった。
無と光を統べるもの、光翼王シルファ=フェル=ナイトメア。エルの唯一の妹にして、神官と将軍を兼ね備えていた。
有と闇を統べるもの、闇翼王ゼロス=メタリオム=ナイトメア。エルの唯一の弟にして、神官をやっている。
シルファとゼロスを対にして二翼王、リナとガウリイを対にして聖翼王ということもある。
何はともあれ・・・・・・・・・・・・・・・彼らが四王なのである。

「では・・・・僕もそろそろおいとまします。獣王(実は二翼王の養い子だったりする)に大まかに説明して、部下S(!)に説明しなくてはならないので。」
「そーね。ねーちゃんはバイトしに帰るんでしょ?」
「ええ。」
「あ・・・俺達よりたいところがあるんだ。な、ミリーナ。」
「ええ・・・・あそこね。・・・リナ達も付いて来てくれる?」
「いいわ。暇だし。」
「おう。」
・・・・・暇なら仕事しろっ!
・・・かくして・・・・それぞれの道はまた分かれる。
しかし・・・・・・・・・・四王が復活し・・・・・・「未知」の世界が・・・未来が・・・これからどうなるのか・・・この世界がどういう「道」を歩むのかは・・・・誰にも分からない。
すべては・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
気まぐれだから。
「わかりやすい みち」★おわり★
*************************************
エル(エ):終わったわね・・・・・・
リナ(リ):そうですねぇ・・・お母様(はぁと)
ガウリイ(ガ):・・・・おい。
ゼロス(ゼ):ほっといた方がいいですよガウリイさん。
シルファ(シ):そうそう。何かいろいろ文句あるらしいから。
ねじばな(ね):じゃあ・・・放して下さいよぅ・・・シルファさん・・・
シ:やだ♪
ね:そんなぁ・・・・・

エ:というわけで、文句いっちゃおうのコーナーですっ!
リ:まずっ!最後、四王について、ぜんっぜんわかんないじゃないのっ!
ね:ごめんなさいぃぃぃぃぃぃっ!でも、次の話に繋がるから、そう全部ばらすわけにもっ!
ゼ:ルークさんとミリーナさんについても謎ですよね・・・・
シ:それも以下同文なんじゃない?私、次の原稿、できてるとこまで見たから。
エ:そう!それよっ!ぜんっぜんあたしが活躍してないじゃないのよっ!?
ね:話見たらわかるようにもう少しあとで暴れまくりますって!
ガ:・・・・・・・・・・とりあえず、つぎのはなしはねたばらしになるから置いといて・・・おれからひとついいか?
リ:ガウリイが発言するなんて・・・・
ガ:あのな・・・・。・・・・・オリキャラが四王なんていうとてつもない地位に付いた上にゼロスの○○だなんて・・・やり過ぎじゃないのか?
ね・エ:ぎぎくぅっ!
ゼ:なんでエル姉様までびくつくんです??
エ:じつは・・・・シルファは元々別の設定だったのを・・・ガウリイがゼロスと対ってなんかヤだからって理由で・・・引っ張って来たの。
ね:実はこの話は、気づいてるとは思うけど、シルファさん一人称なんです。
ガウリイさんが光翼王だと、仕事できなさそーだったし・・・
リ・ゼ・ガ・シ:なるほど。

ね:とりあえず、次の話を投稿するのは少し遅れます。
エ:なるべく早くなさいよ?ん?
(鎌を喉に突きつけるエル)
ね:はいいいいいいいっ!
そういうわけで、長い間、ご愛読ありがとーございました!
エ:苦情や質問があったらどしどし言って下さい!
番外編を組んで、お応えしたりするみたいです!
感想でもオッケーです!
ね:・・・誰もレスしてくれなかったらできないんだけどね。
エ:だいじょうぶよっ!最終回だし!しなかったら永遠に「四王」(次の話)が始まらないだけでっ!
ね:大丈夫じゃないいいいいいいいいいい!
とりあえず、今日、十月七日から、十月十日まで、応募(?)しますので。
番外編(?)はそれ以降になります。
エ:どしどしご応募ください(はぁと)
それじゃ、連絡も終わったし、あんまり暴れられなかったから・・・・・
ね:ぎっくぅ!
エ:あばれてやるぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!(すでに暴走)
ね:ぎゃああああああああああああああっ!
それではっ!ねじばなでし・・ぐはぅっ!
お・わ・り
P.S.
そのごしばらく、そこは闇に包まれていたらしい(後日談)

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17426一番乗り?ゆみゆ E-mail 2001/10/7 13:26:11
記事番号17424へのコメント

 こんにちわ♪ゆみゆです。
とうとう、最終回ですか。寂しいです。しかし、スケールのでかい話ですねぇ。四王にしても。リナはエル様の娘で。(って、これはゆみゆもそうなんですが(笑))ゼロス&シルファさんは弟&妹ですし、って、この二人って…………らぶらぶですか?姉弟なんじゃ……?って、混沌の一族だから関係ないって………?う〜ん、そうかも(笑)
 そう言えば、ルーク&ミリーナって、何者?混沌の一族ですよね……?いったい、どういう立場。ルナの態度から見て、結構偉いのかな?
 続き、楽しみにしています♪………というか、続き書いてください(切実)
あっ!そうだ、忘れてた。番外編応募します♪
 やっぱし、部下SやDどもが不幸になる話ですね♪四王が誰であるか知って……壊れるロートル魔王どもに、瞬間冷凍する獣王様や海王様とおまけの覇王(あんまし、好きじゃないから、様はつけないゆみゆ。)と、Sをいぢめるリナとエル様(はぁと)な話ですね♪
 それではお願いします♪エル様を活躍させようの会ナンバー05のゆみゆでした♪

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17431Re:なるほど(笑)かお E-mail 2001/10/7 20:41:26
記事番号17424へのコメント

こんにちわ♪ねじばな会長♪わーい、最終回まで、一気に♪ルン♪
・・・なるほど(笑)
そーきましたか(爆!)
エル様の一族・・ねー・・。(笑)
んーむ・・・・。少し、似たよーな、設定の「オリキャラ」が
私の方にもでてくるなー・・(笑)
しかし・・ゼロス(笑)自分の養い子の部下になるか(笑)
あと、ちよっと、質問いいですか?
やっぱ。四王って・・エル様が、作ったんですよね?
だって、エル様には、両親(?)いないし・・・。
自分の家族を作ったんですかね?←タブん、正解と思うけど(笑)
しかし・・いーじゃないのよ♪シルファさん♪←何が?!
私の方では、思いだした、ガウリイに、リナがどれだけ(爆!)
ではでは、あ、あと、番外編の希望ありです♪
なんで、リナ達四王が『赤の世界』に降臨したのか、その辺りの話を
よんでみたいです♪
追伸:個人的なことなんですが・・・会長も、「リレー小説もどき(笑)」
参加しません?←勧誘〜♪
ではでは、次の『四王』頑張ってくださいね♪それでは♪