◆−ある二人の会話2−デメラ (2001/10/4 18:26:37) No.17394


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17394ある二人の会話2デメラ 2001/10/4 18:26:37


前にちょろっと書いた短いお話の2回目です。
覚えていてくれた人は少ないだろうなあ〜・・・
素敵な文章を読みたい方はすっとばしたほうが懸命です。
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「スレイヤ−ズ!」での戦うふたり。

リナはゼルガディスに追われていた。ガウリイとははぐれてしまったようだ。

リナ「こうなったら、でかいの一発喰らわしてやる!」

ゼル「む、呪文か!」

リナ「いくわよ!」

ゼルガディスは身構えた。

リナ「あ〜っ!後ろに何かいるっ!?」

ゼル「何ッ!?」

振り向くゼルガディス。

リナ「でやっ!」

投石。

ゼル「ぐあっ!!」

リナ「やった!効いているようね!」

ゼル「あほかっ!物理的手段に切り替えるな!魔導師だったら、それらしくやらんか!」

リナ「あたしはマルチな美少女戦士なのよ、OK?」

ゼル「okじゃない!」

リナ「それにしても、あんまりダメ−ジなさそうね。あれだけでかい石を頭にくらっておいて・・・」

ゼル「フッ、俺はブロウ・デ−モンとロックゴ−レムとに合成されたキメラだ。あれごときの石でやられると思うなよ・・・つ-か、さっきのは石じゃなくて岩だろ、むしろ」

リナ「見掛けによらず力持ちなのよ」

ゼル「そんな減らず口、いつまでたたけるかな?今度は俺の番だ・・・混沌の海にたゆたいし、全ての心の源よ・・・」

リナ「ら、崩霊裂(ラ・ティルト)!?人間相手になんてものを!!」

ゼル「・・・我が心の内に眠りしその力・・・」

リナ「どうしよう!」

リナは考えた。そして解決策は3秒で浮かんだ。

リナ「ロックゴ−レムって石じゃん!石に石を投げつけてもダメなのね!石より硬いものってな−に!?」

郷里の姉ちゃんの声(かなり遠い)「それはね、ダイヤでしょ?」

リナ「サンキュ−姉ちゃん!てえことで!」

リナはふところからダイヤのかたまりを取り出した。かなり大きい。よくこんなものが収まっていたものだとゼルガディスは感心した。

ゼル「無限より来たりて、裁きをここに!」

リナ「遅いッ!!」

投石、いや、投宝石。

ゼル「ラ・ティるぶあッ!!?」

ダイヤはゼルガディスの顔面に直撃した。どうやらリナは昔、少年野球団のピッチャ−をしていたらしい(姉ちゃん談)。

リナ「やった−!ゼガルディスをやっつけたわ−!」

名前を間違えている。
ちなみに、彼の状態がどうなっているかは推してしるべし。
あえて比喩するならば、夏の海のスイカ。使用済み。
台所でうっかりおとしてしまったトマト。
リナにスリッパでどつかれたガウリイ。
割れた頭から脳が流れ出した者。あ、言っちゃった。

リナ「術者が使って、夢見が悪い術は使ってはならない」

なんかすごい無責任なこと言ってます、この娘。

そしてレゾは賢者の石を見つけることが出来なかった。ついでに赤眼の魔王も覚醒しなかったので、世界は救われた。

リナ「よ-しガウリイ!アトラスまで行くわよ〜!」

ガウリイ「おう!」

二人の旅は始まったばかりである。

                          おわり!

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物語の根本からして、ひっくりかえしてしまいました。
これじゃあル−クも形無しだ!(意味不明)
また機会がありましたら。再見!