◆−運だめし。−花姫 (2001/11/30 18:02:07) No.18576
 ┣Re:運だめし。−みゅーしゃ (2001/11/30 19:50:13) No.18578
 ┃┗はじめましてv−花姫 (2001/12/2 16:41:43) No.18615
 ┗策略に近い・・・遠いか−紗希 (2001/12/1 17:56:24) No.18589
  ┗ありがとうです〜vv−花姫 (2001/12/2 17:13:46) No.18617


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18576運だめし。花姫 2001/11/30 18:02:07


皆さんお久しぶりです。
誰それ?って方もおられるかも知れませんが、花姫でございます。
やっとこさ短編を書いてきました。(汗)これで3作目かな・・・?
今回もガウリナですが、読んでいただければ幸いです♪

**************************

運だめし。

ねぇ、あんたって、あたしのことどう思ってるの?
あたしとあんたは、偶然出会っただけの、単なる赤の他人なのに。
郷里(くに)を出て、いろんな人と会って。一緒に旅もしたけど、ずっと傍にいてくれたのはあんたひとりよ。ピンチを助けれらたのだって、一度や二度じゃない。
ぼけてるかと思えば結構たよりになって。お人好しで。
「お前の実家へ行くか」みたいなことを、考えもなしにさらりと言うし。
結局戻って、2人でたらふく葡萄を食べて、ねーちゃんや父ちゃん、母ちゃんにも一応の挨拶はして。
それでもあんたの態度は全然変わっちゃいない。今もあたしの傍にいる。
だからガウリイ。わかんないわ、あんたの思ってることなんて。

「ね、ガウリイ」
「ん〜?何だ?」

うららかな午後。ほんわりと、昼寝にちょうどいいくらいの気候。
街を出てすぐの小高い丘。
草原に寝っころがってまどろむ彼の鼻先に、あたしはソレをつきつけた。

「コレ、あんたにあげるわ」
「珍しいな。食いもんか?」
「クッキーよクッキー」

それはちょうど掌を広げたくらいのサイズの円形で、真ん中を花の型で抜き、そこからリボンを通した―少々手の込んだクッキー。
ひょいと手を伸ばしてそれをあたしの手から受け取り、ガウリイは草の上に身を起こした。
そのまましげしげと眺める。

「ほー。随分とこってるな。ラッピングまでして」
「かわいいでしょ?あたしが作ったんだからね」
「・・・お前さんがか?じゃあ味の保障はできないってことだな」
「失礼ねっ!!不味いものなんてわざわざあげたりしないわよっ!!」
「そうか?」
「そうよ」
「・・・ま、もらっとくよ。ありがとな」

言ってガウリイは、あたしの髪をくしゃりと撫でた。
その表情はひどく優しげ。
こういうところがわからないのだ。

ねぇガウリイ、あんたはあたしのこと、どんな風に見てるの。
いつからだろう。彼のことがひどく気になりだしたのは。
魔王になったルークを倒し・・・ミルガズィアさんとも別れて、また2人旅を始めた辺りだったろうか。
ガウリイが隣にいることは当たり前で、それが妙におかしく思えた。

聞いてしまうのは簡単だ。けれどもしそれがきっかけで、この関係が壊れてしまったら?
不安があたしを臆病にさせる。ガウリイと離れるのは―距離ができるのは嫌だ。
けれど。

「食べてみてよ。せっかくなんだし」
「おう、じゃあ頂くとするか♪」

彼はがさりと袋を開けた。
しかし、クッキーからリボンをほどいたところで、やおら動きを止める。

「あ・・・でもいーのか?リナの分は」
「いらないわ。今別にお腹空いてないし」
「・・・まさか何か入ってたりしないだろうな?」
「入れてないわよ!!」
「わかったわかった。だからそんなにムキになるなって」

あたしはガウリイからふいと顔を背けた。
・・・食べてもらわなくては困る。

昔ねーちゃんに見せてもらったおまじないの本に載っていた、ある恋占い。
名前も内容もありがちで、手作りのクッキーを使ってのものだった。
リボンを結んだクッキーを相手がどれだけ食べるかで、伝わる想いの量が決まるのだという。
全部食べればちゃんと想いは通じるし、食べなければ伝わらない。
普段のあたしなら鼻で笑い飛ばすようなシロモノだが、今回だけは特別なのだ。

あたしはガウリイの気持ちを知りたい。自分の気持ちも伝えなきゃいけないと、思う。
だからその前に、ちょっとしたきっかけ作り・・・いや、“運だめし”をしておくのだ。

「・・・じゃあ食っちまうぞ?後で吐けとか言ってもムリだからな?」
「はいはい。いーからさっさと食べなさいよ」
「いーんだな!?本っ当にいいんだなっ!?」
「だぁぁぁぁぁぁっ!!何度も同じこと言わせんじゃないわよっっ!!」
「待てっ!!スリッパはよせっ!!食べるっ、食べるから!!」

あたしは無言でうなずいて、今まさにクッキーを頬張ろうとしている彼から視線をずらした。
ガウリイはもちろん、占いのことなんて知らない。きっと特にどうとも思わずに、あのクッキーを食べきってくれるだろう。
ちょっとした占いでも、結果によって気分が違う。
そうしたら、やっとあたしは言えるような気がするから。

―ぱきんっ

「おいリナ、やっぱりお前も食べろよ。折角作ったんだろ?」

小さな音に振り向けば、半分になったクッキーを持って、にこにこと微笑むガウリイの姿。

「ムリしてたんだろ。俺は半分でいいからさ」
「・・・ばか・・・」

怒るあたしに、彼はただ困惑するだけ。

「リナ?」
「ガウリイのバカっ!!・・・っ、やっと、やっと・・・・」

言えると思ったのに。

何故だろう、無意識のうちに涙がこぼれた。
単なる“運だめし”のはずなのに、もう何もかも駄目と言われた様だった。
あんたの気持ちを聞いて、ちゃんと理解して、あたしの気持ちを伝えて、あんたに理解してもらって。
もどかしい想いも、悩むのも、もううんざりだというのに。

どうしてあんたはこういう時に限って。

あたしには、その半分になったクッキーが、あたしの想いそのものに見えた。
宙ぶらりんなまま、届かない半分だけの気持ち。
それをあんたは、笑ってあたしにつき返す。

「どうしたんだ、急に・・・」
「・・・・・」
「腹でも痛いのか?言わなきゃわからないぞ」
「・・・ほっといてよ」
「もしかして、またどっかに怪我とかでもしてんのか?」
「・・・・・・違うから」
「じゃ、なんで泣くんだ?」

言ってみろとばかりに、彼はあたしの肩に手を置いて、自分の方へと向けさせた。
普通は肩を抱くとか、他にもいろいろな慰め方があるだろうに・・・。
これではまるで親子じゃないか。

「・・・何でもないわよ」

すっかり声は変になってしまった。
あまりに的外れで、彼の一挙一動を気にしていた自分がバカらしくなってきた。
期待したあたしがバカだったのだ。自分の運は、どうせこんなものだとわかっていたはずなのに。
ガウリイ、所詮あんたはあたしの保護者なんだね。だからこそ、何とも思わないんでしょう?

―あたしは顔を上げると、ガウリイの手からクッキーをもぎ取り、むりやり彼の口に押し込んだ。

「ぐっ!?」
「あたしの手作りなんだから、責任持って全部食べてもらうわよ」

彼はしばらく苦しそうにしていたが、ようやく飲み下してため息をついた。

「・・・まったく・・・お前さんってやつは・・・」
「何よ?」
「つくづく、よくわからん奴だなぁ・・・」
「・・・あんたにだけは言われたくないわ」

もう夕日の差し始めた丘で、あたしはガウリイの隣でぼーっと空を見上げた。
結局くだらない一日だった。金輪際占いの類には、手を出さないようにしよう。
けど・・・もしあのねーちゃんの本を見つけたら、買ってもいいかなと思うあたしは、やっぱり子供なのかも知れない。

ねぇガウリイ。
ひとつだけわかったよ。あんたがどうしようもなくボケてること。
あと、あんたの中であたしは・・・とりあえず恋愛対象じゃなさそうなこと。
でもいいわ。あんたがあたしのこと分かってくれなくても、あたしがあんたに分からせるから。
あんたが気付くまで待ってたら、何年かかるかわからないもの。
でも、半分くらいは理解してくれてもいいんじゃない?
ガウリイ。

*******************************

はい終わりです。短いですが、これでもテスト前の授業を捨てて頑張りました!!(オイ)
私にしては珍しく、ガウさんがボケてます。私の書くガウさんは、大抵確信犯になってしまうので。これも散々悩みましたです。
いちおうリナ→ガウちっくということになってますが・・・。どうしましょう。これからまたオマケでも書きましょうか。(笑)
ノートに書いてる長編もう少しなのです。もし読んでやろうという優しい方がおられましたら、どうぞ期待しないで待っててやってください。

あとテストまで3日です・・・。きっとこの休みはパソやってるんでしょう私。
あ、気にしないでやってくださいね。ただつぶやいてるだけなので。
長くなってしまいましたが、そろそろこの辺で★
花姫でした。

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18578Re:運だめし。みゅーしゃ 2001/11/30 19:50:13
記事番号18576へのコメント

とってもふわ〜んとした気分で読みました。よいですよいです ぜひぜひほかの小説も読ませてくださいませ

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18615はじめましてv花姫 2001/12/2 16:41:43
記事番号18578へのコメント

みゅーしゃさんは No.18578「Re:運だめし。」で書きました。
>
>とってもふわ〜んとした気分で読みました。よいですよいです ぜひぜひほかの小説も読ませてくださいませ
>
ありがとうございますぅぅぅぅぅっ!!(嬉)
他の・・・って駄作しかありませんよ?それでもよければカテゴリー検索で・・・。(ヲイ)

とにかく、本当にありがとうございました♪
ではでは。

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18589策略に近い・・・遠いか紗希 E-mail 2001/12/1 17:56:24
記事番号18576へのコメント

>皆さんお久しぶりです。
>誰それ?って方もおられるかも知れませんが、花姫でございます。
お久しぶりです、花姫さん!
覚えていますか?紗希です!

>やっとこさ短編を書いてきました。(汗)これで3作目かな・・・?
>今回もガウリナですが、読んでいただければ幸いです♪
書けない時はなかなか書けませんしねぇ。
スランプですか?
ガウリナ・・・
OKです!どんどん突き進んで下さい!!

>**************************
>ねぇ、あんたって、あたしのことどう思ってるの?
>あたしとあんたは、偶然出会っただけの、単なる赤の他人なのに。
>郷里(くに)を出て、いろんな人と会って。一緒に旅もしたけど、ずっと傍にいてくれたのはあんたひとりよ。ピンチを助けれらたのだって、一度や二度じゃない。
>ぼけてるかと思えば結構たよりになって。お人好しで。
>「お前の実家へ行くか」みたいなことを、考えもなしにさらりと言うし。
>結局戻って、2人でたらふく葡萄を食べて、ねーちゃんや父ちゃん、母ちゃんにも一応の挨拶はして。
>それでもあんたの態度は全然変わっちゃいない。今もあたしの傍にいる。
>だからガウリイ。わかんないわ、あんたの思ってることなんて。
純情な乙女の思いですね〜。
いくらどらまたでも、やっぱりお年頃。
恋だってしたくなる。

>「コレ、あんたにあげるわ」
>「珍しいな。食いもんか?」
>「クッキーよクッキー」
珍しいですね。
今まで作る暇なんて無かったですからね。

>「ほー。随分とこってるな。ラッピングまでして」
>「かわいいでしょ?あたしが作ったんだからね」
>「・・・お前さんがか?じゃあ味の保障はできないってことだな」
>「失礼ねっ!!不味いものなんてわざわざあげたりしないわよっ!!」
・・・ガウリイ。
そりゃあ、ちょっと失礼だぞ(笑)
まあ、疑いたくなるかもしれないけど(爆)

>「そうか?」
>「そうよ」
>「・・・ま、もらっとくよ。ありがとな」
そうだぞ、ガウリイ。有り難く受け取っておけ。
後で何されるか分からない(笑)

>ねぇガウリイ、あんたはあたしのこと、どんな風に見てるの。
>いつからだろう。彼のことがひどく気になりだしたのは。
>魔王になったルークを倒し・・・ミルガズィアさんとも別れて、また2人旅を始めた辺りだったろうか。
>ガウリイが隣にいることは当たり前で、それが妙におかしく思えた。
気づくきっかけかな?

>聞いてしまうのは簡単だ。けれどもしそれがきっかけで、この関係が壊れてしまったら?
>不安があたしを臆病にさせる。ガウリイと離れるのは―距離ができるのは嫌だ。
>けれど。
うんうん。
素直に言えないねえ。

>彼はがさりと袋を開けた。
>しかし、クッキーからリボンをほどいたところで、やおら動きを止める。
おいおい。
そりゃあ、まずいだろう。

>「あ・・・でもいーのか?リナの分は」
>「いらないわ。今別にお腹空いてないし」
>「・・・まさか何か入ってたりしないだろうな?」
>「入れてないわよ!!」
>「わかったわかった。だからそんなにムキになるなって」
毒・・・
この状況で言うなってばさ。

>昔ねーちゃんに見せてもらったおまじないの本に載っていた、ある恋占い。
>名前も内容もありがちで、手作りのクッキーを使ってのものだった。
>リボンを結んだクッキーを相手がどれだけ食べるかで、伝わる想いの量が決まるのだという。
>全部食べればちゃんと想いは通じるし、食べなければ伝わらない。
>普段のあたしなら鼻で笑い飛ばすようなシロモノだが、今回だけは特別なのだ。
>
>あたしはガウリイの気持ちを知りたい。自分の気持ちも伝えなきゃいけないと、思う。
>だからその前に、ちょっとしたきっかけ作り・・・いや、“運だめし”をしておくのだ。
可愛い〜!
素直に言えない所が良い☆

>「・・・じゃあ食っちまうぞ?後で吐けとか言ってもムリだからな?」
>「はいはい。いーからさっさと食べなさいよ」
>「いーんだな!?本っ当にいいんだなっ!?」
>「だぁぁぁぁぁぁっ!!何度も同じこと言わせんじゃないわよっっ!!」
>「待てっ!!スリッパはよせっ!!食べるっ、食べるから!!」
そこで脅すなよ(汗)
それじゃあ、運試しじゃ無いだろう?

>あたしは無言でうなずいて、今まさにクッキーを頬張ろうとしている彼から視線をずらした。
>ガウリイはもちろん、占いのことなんて知らない。きっと特にどうとも思わずに、あのクッキーを食べきってくれるだろう。
>ちょっとした占いでも、結果によって気分が違う。
>そうしたら、やっとあたしは言えるような気がするから。
>
>―ぱきんっ
>
>「おいリナ、やっぱりお前も食べろよ。折角作ったんだろ?」
>
>小さな音に振り向けば、半分になったクッキーを持って、にこにこと微笑むガウリイの姿。
>
>「ムリしてたんだろ。俺は半分でいいからさ」
>「・・・ばか・・・」
>
>怒るあたしに、彼はただ困惑するだけ。
ああ・・・
駄目だったか・・・

>「リナ?」
>「ガウリイのバカっ!!・・・っ、やっと、やっと・・・・」
>
>言えると思ったのに。
>
>何故だろう、無意識のうちに涙がこぼれた。
>単なる“運だめし”のはずなのに、もう何もかも駄目と言われた様だった。
>あんたの気持ちを聞いて、ちゃんと理解して、あたしの気持ちを伝えて、あんたに理解してもらって。
>もどかしい想いも、悩むのも、もううんざりだというのに。
>
>どうしてあんたはこういう時に限って。
>
>あたしには、その半分になったクッキーが、あたしの想いそのものに見えた。
>宙ぶらりんなまま、届かない半分だけの気持ち。
>それをあんたは、笑ってあたしにつき返す。
将来もこうなるんだろうか・・・?
リナの想いは、もう伝わらないのだろうか・・・?

>「どうしたんだ、急に・・・」
>「・・・・・」
>「腹でも痛いのか?言わなきゃわからないぞ」
>「・・・ほっといてよ」
>「もしかして、またどっかに怪我とかでもしてんのか?」
>「・・・・・・違うから」
>「じゃ、なんで泣くんだ?」
>
>言ってみろとばかりに、彼はあたしの肩に手を置いて、自分の方へと向けさせた。
>普通は肩を抱くとか、他にもいろいろな慰め方があるだろうに・・・。
>これではまるで親子じゃないか。
リナの気持ちを知らないだけに・・・
無邪気に話しかけてくるだけに、傷ついて・・・

>―あたしは顔を上げると、ガウリイの手からクッキーをもぎ取り、むりやり彼の口に押し込んだ。
>
>「ぐっ!?」
>「あたしの手作りなんだから、責任持って全部食べてもらうわよ」
せめて無理矢理にでも食べてもらおうじゃないの!
ガウリイ!

>もう夕日の差し始めた丘で、あたしはガウリイの隣でぼーっと空を見上げた。
>結局くだらない一日だった。金輪際占いの類には、手を出さないようにしよう。
占いのせいにでもしなければ、やりきれないもんね〜。

>ねぇガウリイ。
>ひとつだけわかったよ。あんたがどうしようもなくボケてること。
いつも分かってるんだけど、今日は余計に感じちゃったかな?

>あと、あんたの中であたしは・・・とりあえず恋愛対象じゃなさそうなこと。
>でもいいわ。あんたがあたしのこと分かってくれなくても、あたしがあんたに分からせるから。
>あんたが気付くまで待ってたら、何年かかるかわからないもの。
>でも、半分くらいは理解してくれてもいいんじゃない?
>ガウリイ。
ガウリイって・・・
リナの事が好き・・・な時はいつくるかな?

>*******************************
>
>はい終わりです。短いですが、これでもテスト前の授業を捨てて頑張りました!!(オイ)
大丈夫です!
私もそうです!

>私にしては珍しく、ガウさんがボケてます。私の書くガウさんは、大抵確信犯になってしまうので。これも散々悩みましたです。
いつもはリナがボケ・・・でしたっけ?(御免なさい(汗))

>いちおうリナ→ガウちっくということになってますが・・・。どうしましょう。これからまたオマケでも書きましょうか。(笑)
外伝ですか!?
ぜひっ!

>ノートに書いてる長編もう少しなのです。もし読んでやろうという優しい方がおられましたら、どうぞ期待しないで待っててやってください。
アイアイサー!

>あとテストまで3日です・・・。きっとこの休みはパソやってるんでしょう私。
>あ、気にしないでやってくださいね。ただつぶやいてるだけなので。
あっはっは(笑)
でも、張りつめているより、気ままにやった方が楽ですよ。
緊張しまくって点が落ちるより、ね。

>長くなってしまいましたが、そろそろこの辺で★
>花姫でした。
いえいえ〜。
感想になってなくて、申し上げ御座いませんでした〜。
以上、紗希でした!

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18617ありがとうです〜vv花姫 2001/12/2 17:13:46
記事番号18589へのコメント

紗希さんは No.18589「策略に近い・・・遠いか」で書きました。
>
>>皆さんお久しぶりです。
>>誰それ?って方もおられるかも知れませんが、花姫でございます。
>お久しぶりです、花姫さん!
>覚えていますか?紗希です!
もちろんですとも!!いつも詩、読ませて頂いてます♪
読み逃げ多いですが・・・・。(汗)

>>やっとこさ短編を書いてきました。(汗)これで3作目かな・・・?
>>今回もガウリナですが、読んでいただければ幸いです♪
>書けない時はなかなか書けませんしねぇ。
>スランプですか?
>ガウリナ・・・
>OKです!どんどん突き進んで下さい!!
スランプってほどでもないんですけど・・・。
はい、では行けるとこまで行ってみます。(←待っとけ)

>>ねぇ、あんたって、あたしのことどう思ってるの?
>>あたしとあんたは、偶然出会っただけの、単なる赤の他人なのに。
>>郷里(くに)を出て、いろんな人と会って。一緒に旅もしたけど、ずっと傍にいてくれたのはあんたひとりよ。ピンチを助けれらたのだって、一度や二度じゃない。
>>ぼけてるかと思えば結構たよりになって。お人好しで。
>>「お前の実家へ行くか」みたいなことを、考えもなしにさらりと言うし。
>>結局戻って、2人でたらふく葡萄を食べて、ねーちゃんや父ちゃん、母ちゃんにも一応の挨拶はして。
>>それでもあんたの態度は全然変わっちゃいない。今もあたしの傍にいる。
>>だからガウリイ。わかんないわ、あんたの思ってることなんて。
>純情な乙女の思いですね〜。
>いくらどらまたでも、やっぱりお年頃。
>恋だってしたくなる。
女の子ですからね〜。

>>「コレ、あんたにあげるわ」
>>「珍しいな。食いもんか?」
>>「クッキーよクッキー」
>珍しいですね。
>今まで作る暇なんて無かったですからね。
厄介事に巻き込まれまくってましたからね。

>>「ほー。随分とこってるな。ラッピングまでして」
>>「かわいいでしょ?あたしが作ったんだからね」
>>「・・・お前さんがか?じゃあ味の保障はできないってことだな」
>>「失礼ねっ!!不味いものなんてわざわざあげたりしないわよっ!!」
>・・・ガウリイ。
>そりゃあ、ちょっと失礼だぞ(笑)
>まあ、疑いたくなるかもしれないけど(爆)
リナちゃんですから。毒の1つや2つは覚悟しないと・・・。(爆)

>>「そうか?」
>>「そうよ」
>>「・・・ま、もらっとくよ。ありがとな」
>そうだぞ、ガウリイ。有り難く受け取っておけ。
>後で何されるか分からない(笑)
大ボケ一発、火事のモトです。(え?)

>>ねぇガウリイ、あんたはあたしのこと、どんな風に見てるの。
>>いつからだろう。彼のことがひどく気になりだしたのは。
>>魔王になったルークを倒し・・・ミルガズィアさんとも別れて、また2人旅を始めた辺りだったろうか。
>>ガウリイが隣にいることは当たり前で、それが妙におかしく思えた。
>気づくきっかけかな?
そうですv

>>聞いてしまうのは簡単だ。けれどもしそれがきっかけで、この関係が壊れてしまったら?
>>不安があたしを臆病にさせる。ガウリイと離れるのは―距離ができるのは嫌だ。
>>けれど。
>うんうん。
>素直に言えないねえ。
難しい所なんですよ・・・これが・・・。

>>彼はがさりと袋を開けた。
>>しかし、クッキーからリボンをほどいたところで、やおら動きを止める。
>おいおい。
>そりゃあ、まずいだろう。
>
>>「あ・・・でもいーのか?リナの分は」
>>「いらないわ。今別にお腹空いてないし」
>>「・・・まさか何か入ってたりしないだろうな?」
>>「入れてないわよ!!」
>>「わかったわかった。だからそんなにムキになるなって」
>毒・・・
>この状況で言うなってばさ。
大ボケ・・・(くどいって)

>>昔ねーちゃんに見せてもらったおまじないの本に載っていた、ある恋占い。
>>名前も内容もありがちで、手作りのクッキーを使ってのものだった。
>>リボンを結んだクッキーを相手がどれだけ食べるかで、伝わる想いの量が決まるのだという。
>>全部食べればちゃんと想いは通じるし、食べなければ伝わらない。
>>普段のあたしなら鼻で笑い飛ばすようなシロモノだが、今回だけは特別なのだ。
>>
>>あたしはガウリイの気持ちを知りたい。自分の気持ちも伝えなきゃいけないと、思う。
>>だからその前に、ちょっとしたきっかけ作り・・・いや、“運だめし”をしておくのだ。
>可愛い〜!
>素直に言えない所が良い☆
リナちゃんあんなに可愛いというのに、なんでクラゲさんは気付かないのでしょうかね・・・。

>>「・・・じゃあ食っちまうぞ?後で吐けとか言ってもムリだからな?」
>>「はいはい。いーからさっさと食べなさいよ」
>>「いーんだな!?本っ当にいいんだなっ!?」
>>「だぁぁぁぁぁぁっ!!何度も同じこと言わせんじゃないわよっっ!!」
>>「待てっ!!スリッパはよせっ!!食べるっ、食べるから!!」
>そこで脅すなよ(汗)
>それじゃあ、運試しじゃ無いだろう?
いいのです。ただ食べてくれればそれで。(オイ)

>>あたしは無言でうなずいて、今まさにクッキーを頬張ろうとしている彼から視線をずらした。
>>ガウリイはもちろん、占いのことなんて知らない。きっと特にどうとも思わずに、あのクッキーを食べきってくれるだろう。
>>ちょっとした占いでも、結果によって気分が違う。
>>そうしたら、やっとあたしは言えるような気がするから。
>>
>>―ぱきんっ
>>
>>「おいリナ、やっぱりお前も食べろよ。折角作ったんだろ?」
>>
>>小さな音に振り向けば、半分になったクッキーを持って、にこにこと微笑むガウリイの姿。
>>
>>「ムリしてたんだろ。俺は半分でいいからさ」
>>「・・・ばか・・・」
>>
>>怒るあたしに、彼はただ困惑するだけ。
>ああ・・・
>駄目だったか・・・
駄目でした・・・。

>>「リナ?」
>>「ガウリイのバカっ!!・・・っ、やっと、やっと・・・・」
>>
>>言えると思ったのに。
>>
>>何故だろう、無意識のうちに涙がこぼれた。
>>単なる“運だめし”のはずなのに、もう何もかも駄目と言われた様だった。
>>あんたの気持ちを聞いて、ちゃんと理解して、あたしの気持ちを伝えて、あんたに理解してもらって。
>>もどかしい想いも、悩むのも、もううんざりだというのに。
>>
>>どうしてあんたはこういう時に限って。
>>
>>あたしには、その半分になったクッキーが、あたしの想いそのものに見えた。
>>宙ぶらりんなまま、届かない半分だけの気持ち。
>>それをあんたは、笑ってあたしにつき返す。
>将来もこうなるんだろうか・・・?
>リナの想いは、もう伝わらないのだろうか・・・?
どんなに思ったって、ガウさんは保護者のままなんでしょうかね・・・。
辛いです。(涙)

>>「どうしたんだ、急に・・・」
>>「・・・・・」
>>「腹でも痛いのか?言わなきゃわからないぞ」
>>「・・・ほっといてよ」
>>「もしかして、またどっかに怪我とかでもしてんのか?」
>>「・・・・・・違うから」
>>「じゃ、なんで泣くんだ?」
>>
>>言ってみろとばかりに、彼はあたしの肩に手を置いて、自分の方へと向けさせた。
>>普通は肩を抱くとか、他にもいろいろな慰め方があるだろうに・・・。
>>これではまるで親子じゃないか。
>リナの気持ちを知らないだけに・・・
>無邪気に話しかけてくるだけに、傷ついて・・・
自分は所詮「コドモ」なんだって思い知らされたみたいで・・・。

>>―あたしは顔を上げると、ガウリイの手からクッキーをもぎ取り、むりやり彼の口に押し込んだ。
>>
>>「ぐっ!?」
>>「あたしの手作りなんだから、責任持って全部食べてもらうわよ」
>せめて無理矢理にでも食べてもらおうじゃないの!
>ガウリイ!
気付かないなら、むりやりにでも気付かせる!!みたいな。

>>もう夕日の差し始めた丘で、あたしはガウリイの隣でぼーっと空を見上げた。
>>結局くだらない一日だった。金輪際占いの類には、手を出さないようにしよう。
>占いのせいにでもしなければ、やりきれないもんね〜。
やりきれないですよ。やっぱ。

>>ねぇガウリイ。
>>ひとつだけわかったよ。あんたがどうしようもなくボケてること。
>いつも分かってるんだけど、今日は余計に感じちゃったかな?
>
>>あと、あんたの中であたしは・・・とりあえず恋愛対象じゃなさそうなこと。
>>でもいいわ。あんたがあたしのこと分かってくれなくても、あたしがあんたに分からせるから。
>>あんたが気付くまで待ってたら、何年かかるかわからないもの。
>>でも、半分くらいは理解してくれてもいいんじゃない?
>>ガウリイ。
>ガウリイって・・・
>リナの事が好き・・・な時はいつくるかな?
来てくれるといいのですが・・・。

>>はい終わりです。短いですが、これでもテスト前の授業を捨てて頑張りました!!(オイ)
>大丈夫です!
>私もそうです!
よかった!!同士ですねっ!!(え?)

>>私にしては珍しく、ガウさんがボケてます。私の書くガウさんは、大抵確信犯になってしまうので。これも散々悩みましたです。
>いつもはリナがボケ・・・でしたっけ?(御免なさい(汗))
ボケではなく、ニブイのです単に。ついでにガウさんのボケは演技で、かなりリナちゃんにラブラブで・・・。(以下略)

>>いちおうリナ→ガウちっくということになってますが・・・。どうしましょう。これからまたオマケでも書きましょうか。(笑)
>外伝ですか!?
>ぜひっ!
外伝ってほどたいしたものでも・・・。(汗)どうしましょうか・・・。

>>ノートに書いてる長編もう少しなのです。もし読んでやろうという優しい方がおられましたら、どうぞ期待しないで待っててやってください。
>アイアイサー!
ありがとうございますっ!!

>>あとテストまで3日です・・・。きっとこの休みはパソやってるんでしょう私。
>>あ、気にしないでやってくださいね。ただつぶやいてるだけなので。
>あっはっは(笑)
>でも、張りつめているより、気ままにやった方が楽ですよ。
>緊張しまくって点が落ちるより、ね。
ではお言葉に甘えますvv

>>長くなってしまいましたが、そろそろこの辺で★
>>花姫でした。
>いえいえ〜。
>感想になってなくて、申し上げ御座いませんでした〜。
>以上、紗希でした!
いえいえ〜。(まね)レスありがとうございました♪
長編頑張りますのです!!

ではでは。花姫でした。