◆−天使の少年1−東雲 (2001/12/3 02:50:29) No.18636 ┣初投稿です!−東雲 (2001/12/3 02:56:05) No.18637 ┃┣はじめまして−一坪 (2001/12/3 09:31:43) No.18638 ┃┃┗Re:はじめまして−東雲 (2001/12/8 01:35:14) No.18718 ┃┣Re:はじめまして。−春祭あられ (2001/12/3 16:38:07) No.18645 ┃┃┗Re:はじめまして。−東雲 (2001/12/8 01:40:52) No.18719 ┃┗初めまして!−紗希 (2001/12/10 10:55:36) No.18757 ┗天使の少年2−東雲 (2001/12/8 01:44:06) No.18720 ┣意味わかんね〜!!−東雲 (2001/12/8 01:48:13) No.18721 ┗Re:天使の少年2−天海(あまみ) (2001/12/10 00:44:03) No.18753
18636 | 天使の少年1 | 東雲 | 2001/12/3 02:50:29 |
貴方が天使だというならば。 その背に白い翼を持っているというならば。 私はその翼を引き千切ろう。 私の妄執で貴方をこの『世界』に閉じ込めよう。 貴方は悲しむだろうか。 私を憎むのだろうか。 憎みたいのならばそれでもかまわない。 貴方の憎しみも嘆きも悲しみも全て私が引き受けよう。 私には貴方が必要なのだ。 たとえそれが世界に背くことになろうとも。 貴方が存在することで私は生きているのだから。 痛む頭を振りまわし、少女は無理矢理意識を回復させた。 振り回した弾みで、栗色の髪がふわりと広がる。 「何?ここ?」 ぺたんと坐り込んだままで少女は惚けた声を上げる 美少女であった。 絶妙なバランスで配置された目鼻。 滑らかな白い皮膚。 健康的な赤い頬。 あえて言うならば少々胸にボリュームが欲しいといったところであろうか? 「コンセプトはどこぞの野原……といったところだろうな………」 「ゼル!!」 少女は声の方向を見上げた。 そこには白いフードとマントで顔を隠した男が立っている。 声から察するにまだ歳は若いらしいが、その隙間からみえる目鼻立ちは青白く全体的にごつごつした岩のような物で覆われていた。 「大丈夫か、リナ?」 「ええ、まあね」 リナと呼ばれた少女は男の差し出した手を取り立ち上がった。男のその手も蒼く全体的に白っぽい岩がついている。 どうやら男は人間ではないらしい。 キメラといった所であろうか? 「それで、ここはどこなのかしらね?」 「さあ?」 少女の瞳に剣呑な物が光る。 先ほどから男は手元の剣から手を放そうとしない。 つまり、この平和きわまりない野原を彼らは戦場だと認識しているのだ。 「アメリアとガウリイは………確かめるまでもないか」 男はゆっくりと少女に背を預ける。 「引き離されたな」 『そうでもないよ』 唐突にその声は聞こえた。 リナはその声の方を睨みつける。 「どういう意味なのかしら。セルディァ!」 数瞬前にはそこにいなかった存在は、二人をぞっとさせる程綺麗な笑みを浮かべ目の前、15メートルの位置に立っていた。 金色の髪。淡いブルーアイ。 浮かべる笑みは、あくまで優しく、美しく。 まるで、宗教画の中に描かれる天使のような少年。 それがリナに『彼』を連想させて苛立ちを募らせる。 『どうもこうもそのままの意味さ、君たちを引き離した訳じゃない』 少年はそれこそ天使そのものの笑みで語る。 『だって、ここにいるのは君たちの精神体なんだから』 思わず息を呑む。 「いったいそれはどういう事よ!!」 天使の少年はそれには答えずににっこりと微笑んだ。 『ねえ、だからゲームをしようよ』 |
18637 | 初投稿です! | 東雲 | 2001/12/3 02:56:05 |
記事番号18636へのコメント はじめまして!東雲といいます。 今回が初投稿となります。つたない作品ですが、ずっと書いてみたかったことが書けるので嬉しいです。 ちなみにこれはゼルリナではなく、ガウリナです。(どっちかっていったら、リナガウかも?) もしよろしければ、感想等をお願いします。あんまり長くならない予定ですがどうぞおつきあいください。 |
18638 | はじめまして | 一坪 E-mail | 2001/12/3 09:31:43 |
記事番号18637へのコメント 投稿ありがとうございました! スレの世界で天使というのは新鮮ですねー。 すごくおもしろそうです。 今後が楽しみなので、がんばって連載続けてくださいね。 では、これからもよろしくお願いします。 |
18718 | Re:はじめまして | 東雲 | 2001/12/8 01:35:14 |
記事番号18638へのコメント >投稿ありがとうございました! これからもよろしくおねがします。 >スレの世界で天使というのは新鮮ですねー。 いえ、天使は天使なんですが・・・・・・とりあえずがんばりたいです。 >今後が楽しみなので、がんばって連載続けてくださいね。 ありがとうございます。その言葉だけが頼りです!!御返事遅れてすいませんでした。またよかったら続きみてくださいね。 |
18645 | Re:はじめまして。 | 春祭あられ | 2001/12/3 16:38:07 |
記事番号18637へのコメント はじめまして。私、春祭あられと申します。 私も新参者でして、つい最近ここに来まして。新参者同士、よろしくお願いします! 天使・・・・・・ですか。ずいぶんとおふざけの度が過ぎるような天使で。 私の想像上の天使とまるっきり同じです(笑) 天使って、絶対こんなもんですよ。 にしてもガウリナ。 私はゼルリナ、ゼロリナ派なんで、書いたことはありませんが・・・・・・なんかよさげですね。 ガウリィを心配するリナ。 そんなリナをがむしゃらに突っ走って探そうとするガウリィ・・・ 嗚呼、この二人は結ばれるのか・・・ なんちて。(笑) どっか別の世界に飛びました。どっかーんって。やばめやばめ。 続き楽しみにしてます!頑張って書いてくださいね! それではまた!感想になってなくてごめんなさい。 春祭あられ |
18719 | Re:はじめまして。 | 東雲 | 2001/12/8 01:40:52 |
記事番号18645へのコメント >はじめまして。私、春祭あられと申します。 >私も新参者でして、つい最近ここに来まして。新参者同士、よろしくお願いします! 私もよろしくお願いします。仲良くしてやってください。 >天使・・・・・・ですか。ずいぶんとおふざけの度が過ぎるような天使で。 >私の想像上の天使とまるっきり同じです(笑) >天使って、絶対こんなもんですよ。 やっぱりそう思います?天使って絶対こんな感じですよね。 >にしてもガウリナ。 >私はゼルリナ、ゼロリナ派なんで、書いたことはありませんが・・・・・・なんかよさげですね。 ゼロリナ・・・それもまたいい感じですV >ガウリィを心配するリナ。 >そんなリナをがむしゃらに突っ走って探そうとするガウリィ・・・ >嗚呼、この二人は結ばれるのか・・・ >なんちて。(笑) いや、この話ではきっとガウリイはまったく活躍しない・・・・・・(汗) ま。まあ、見てやってください。 >続き楽しみにしてます!頑張って書いてくださいね! その言葉だけが頼りです。がんばって書きたいです。 今回はどうもありがとうございました。 |
18757 | 初めまして! | 紗希 | 2001/12/10 10:55:36 |
記事番号18637へのコメント >はじめまして!東雲といいます。 初めまして!東雲さん♪ 私は紗希です。宜しくお願いします☆ >今回が初投稿となります。つたない作品ですが、ずっと書いてみたかったことが書けるので嬉しいです。 それはありますね。私もそう思ってやり始めましたから。 皆さんが受け入れてくれた時、すごい有り難かったですから♪ >ちなみにこれはゼルリナではなく、ガウリナです。(どっちかっていったら、リナガウかも?) ガウリナですか〜。 応援しています! >もしよろしければ、感想等をお願いします。あんまり長くならない予定ですがどうぞおつきあいください。 はい〜♪ 頑張って小説を書いてくださいね☆ 期待しています・・・☆ |
18720 | 天使の少年2 | 東雲 | 2001/12/8 01:44:06 |
記事番号18636へのコメント 「ゲーム?」 少年は微笑み肯く。 「そ、ゲーム。貴方達が見付けれたら貴方達の勝ち。見付けることが出来なければ僕の勝ち」 「何を見付けろというの?」 少年はふわりと空中に舞いあがる。 「知っているよ。リナ・インバース。これは貴方が望んだこと。貴方が知らないはずがない」 くすくす。 くすくす。 「あたしが……知っている?」 リナは混乱した。私が『何』を知っているのか? 私が『望んだ』ということはどういうことか? 「オイ、リナ!」 セルガディスの声にリナははっと意識を集中させる。 こいつは『敵』だ。 まちがいなく。 私の敵なのだ。 惑わされる事は何一つない!! 「答えなさい。セルディア!あたしに何を探せっていうの!!」 『ガウリイ・ガブリエフを』 リナの頭の中で、紅と金色のイメージがスパークする。 紅。 紅。 紅。 血の紅。 「○○○○!!」 胸元に広がる鮮血。 紅く染まった私の金。 嫌、嫌。 『あの人を』 そしてアイツは微笑みを浮かべて。 『僕の大事なガウリイを』 静かにその蒼い瞳を……。 『探して』 閉じた。 「誰、それ?」 貴方が天使だというならば。 その背に白い翼を持っているというならば。 私はその翼を引き千切ろう。 私の妄執で貴方をこの『世界』に閉じ込めよう。 貴方は悲しむだろうか。 私を憎むのだろうか。 憎みたいのならばそれでもかまわない。 貴方の憎しみも嘆きも悲しみも全て私が引き受けよう。 私には貴方が必要なのだ。 たとえそれが世界に背くことになろうとも。 貴方が存在することで私は生きているのだから。 「そんな奴……知らない」 貴方は私の全てなのだから。 |
18721 | 意味わかんね〜!! | 東雲 | 2001/12/8 01:48:13 |
記事番号18720へのコメント すいません。かなり意味不明な文ですね。 とりあえず事の詳細は3で大抵あきらかになります。 不定期短期連載ですが、また見に来てくれるとうれしいです。 |
18753 | Re:天使の少年2 | 天海(あまみ) | 2001/12/10 00:44:03 |
記事番号18720へのコメント こんばんわです。初めまして(^^) 私は天海(あまみ)と申すものでございます。 ゼルリナ派なので…思わず先が気になってしまっています(爆死) 天使が出てくるのですね〜 あたしも天使のネタは書いたことがあるのですが、 かなり長くなってしまって…(汗) ともあれ、応援していますので頑張って下さいね(^^) それではこれにて失礼させて頂きます… by 天界 |