◆−連作(?)の小説の投稿なのです(汗)−かお (2002/1/11 16:39:19) No.19468 ┣見果てぬ夢・プロローグ−かお (2002/1/11 16:40:37) No.19469 ┣見果てぬ夢・第一話−かお (2002/1/11 16:42:27) No.19470 ┣見果てぬ夢・第二話−かお (2002/1/11 16:43:48) No.19471 ┣見果てぬ夢・第三話−かお (2002/1/11 16:45:31) No.19472 ┣見果てぬ夢・第四話−かお (2002/1/11 16:50:06) No.19473 ┣見果てぬ夢・第五話−かお (2002/1/11 16:51:52) No.19474 ┃┣すっっっっっごく、かっこいいですぅぅぅぅ!!!−まい (2002/1/11 19:18:05) No.19476 ┃┃┗シリアスにならないぃぃ(涙)エル様がいるからなぁ(汗)−かお (2002/1/11 21:41:55) No.19491 ┃┣ダーク?シリアス?コメディ?−たかこ (2002/1/11 20:27:56) No.19482 ┃┃┗なんでしょうか?部門は(汗)−かお (2002/1/11 21:21:00) No.19489 ┃┗新作♪−らん (2002/1/11 21:29:07) No.19490 ┃ ┗というか、人にプロットは考えてもらってるので(汗)−かお (2002/1/11 22:36:21) No.19497 ┣見果てぬ夢・第六話−かお (2002/1/11 23:54:45) No.19500 ┃┗続きだァァァ!!−まい (2002/1/12 14:35:49) No.19505 ┃ ┗続きは、とりあえず、大分打ち込んでから(汗)−かお (2002/1/12 19:18:13) NEW No.19507 ┗見果てぬ夢・第七話−かお (2002/1/13 21:24:25) NEW No.19518
19468 | 連作(?)の小説の投稿なのです(汗) | かお E-mail | 2002/1/11 16:39:19 |
こんにちわ♪ みなさん♪ チャットで、考えてもらって、メールで、いろいろと話し合い。 果ては、迷惑を顧みず、ここのチャットで、話し合って、決定した、 一坪さんには、大変ご迷惑をかけましたでしょう(汗) 私が清川さんに無理いって、プロットを考えてもらって、書いている小説の投稿なのです(滝汗) ・・ダークです!!シリアスです!!かなりグロテスク(なのか!?)です!! ほのぼのです!!!! エル:・・こら・・。何よ?そのほのぼのって・・。 かお:・・エル樣の一人称がおまけであるので、そこがほのぼの(はあと) エル:・・。ま・・まあ、どうでもいいけど・・。 ちなみに、この話は、まったく別人が主人公だったりします。 セイルーン王国を舞台とした話なのですが。 それをとある不幸な人物の目を通して書いているつもりです(汗) そして、魔族による、襲撃シーン、暗殺(!?)シーンなどなど。 その手のシーンまでありますのです(滝汗) と、いうわけで。 エル:・・何が・・(あきれ) とりあえず、清川さんに、許可を貰ったので、始めのほうを投稿なのです(汗) ちなみに、始めの方は、例のカタート侵攻(ディルス王国)の話しがあります(汗) というわけで、そこから、話しは始まるのです・・。(汗) 苦情当どは、どんどんお願いしますのです・・・。 それでは・・。 |
19469 | 見果てぬ夢・プロローグ | かお E-mail | 2002/1/11 16:40:37 |
記事番号19468へのコメント こんにちわ♪今回は、完全にオリジナルの投稿なのです♪ これは、チャットで、知り合った、清川さんに、プロットを考えてもらって、やり取りしていた、 小説です♪ と、いうことで♪(←何が!?) 了解が出たので、投稿なのです♪ ではでは♪ ####################################### The never end dreams ―見果てぬ夢― 鈍く黒光りするプレートメールで全身を覆った重装騎兵が、土煙をあげながら戦場を駆け抜けてゆく。 周りの風景は、右を見ても左を見ても、戦の爪跡が色濃く残されていた。 うち棄てられた死体からは、すでに鼻を突くような死臭が漂い始めている。焼け爛れた陣屋の材木や柵があちこちに散乱し、それらの中には、いまだに黒煙を上げている物もあっった。 ぼろ布のように破れ、薄汚れた軍旗が、ゆらゆらと頼りなさげにたなびいていた。どこか寂しげな、秋風に吹かれるままに― 騎兵達は、勝者にふさわしい堂々とした手綱さばきで馬を操りながら、左右の死体の群れに視線を走らせていた。 むろんのこと、生存者を助けるためだけではない。そうやって、自らが征服した地を眺めることで、勝利の余韻を満喫しようとしているのだ。 勝利の美酒に酔いしれる者は、その勝利を得るために犠牲となった多くの同胞たちのことなどすぐに忘れてしまう。いや、無理にでも忘れようとする。 ―明日は我が身が、物言わぬ死体となって地べたに転がるかもしれない― そんな潜在的な恐怖がそうさせるのだ。 またもし仮に生存者がいたとしても、それが敵兵ならば有無を言わさず止めをさされるであろう。いつ果てるとも知れないこの乱世では、人は誰しも、自分の身を守ることだけで精一杯だったのだ。 やがて、騎兵の一団は、仲間内でお互いの武勇をひけらかし合いながら、戦塵に煙る戦場を後にしていった。 ガサッ・・・ガサガサッ・・・ 騎兵が去った直後、突然、地面に転がっている死体の一つが草むらをかき分けてむくりと起き上がった。 さらに驚いたことに、弱々しげな声でありながら、その死体は口をきいたのだ。 「・・・また負け戦か・・・どうして俺はこうも、運がないのだ・・・」 男は、まだ死んではいなかった。だが、敵兵が見咎めなかったのも無理はない。男の顔には、惨たらしい傷痕がいくつも刻まれ、まるで死人のそれだったからだ。 男の名は、アヴァロン=ドレイク。ディルス公国の出身といわれているが、生まれて後の足跡はまったく謎に包まれている。ただ、全身40ヶ所にも及ぶ戦傷と、醜く変形したその容貌とが、その不幸な前半生を物語っていた。 は、槍を杖代わりにして、よろよろと歩き出した。その哀れな後姿からは、悲壮感がにじみ出ているようだった。 「国盗り・・・見果てぬ夢なり・・・アヴァロン=ドレイク、か・・・ははは・・・・・」 世はまさに、戦国乱世の真っ只中であった― ーここにも、一人、自らの宿命を探すものがいるー ー我汝、自らに問え。・・自らの真の望みを・・・・。− ######################################### あとがき: えー、これは、清川さんからの投稿(?)そのまんまです。・・途中までは。 一応、プロローグ? です。 ではでは、第一話で(はあと)←こらぁ(滝汗) 時代設定は、スレイヤーズ一巻の30年前〜5年前までの、主にセイルーンを舞台 にしたお話です。 |
19470 | 見果てぬ夢・第一話 | かお E-mail | 2002/1/11 16:42:27 |
記事番号19468へのコメント はい♪とゆーわけで(何が?!) 清河さんに、プロットを考えてもらって、チャットや、メールで、決定(こら・汗) した、完全なるオリジナル(なのか!?) を投稿するのです♪ 清川さんには、了解済みなのですぅ♪ ではでは。第一話でーす♪(お゛ーい・滝汗) ########################################### 「いやぁぁ!!目をあけてよぉぉ!!」 「じぃ!!」 薄れた意識の中で姫様達の声が聞こえてきた。 ふと、動かないはずの目を開けることができると、 そこには、泣きじゃくる私が仕えている殿下とそのお二人の姫様達が・・・。 ああ、姫様達は、助かったのだな・・・。 ふと、安堵する。 これで、シルメリア后様にも、顔向けができる・・・。 (・・ですよね?) 私が彼女の方を向くと、シルメリアさまは、ただ、アメリア様の横でにっこりと笑っていた。 アメリア様方はご存じない・・。私も、ついさっき、気がついたのだから・・・。 あまりに幼い子供を残して、心残りがあった為か、シルメリア様はアメリア様の守護霊となってることに。 「しっかりしろ!!アヴァロン!!」 殿下が私に声をかけてくださっている。 だが、私は、もう・・・。 それよりも、今回は、また、なんとか、阻止できたが・・・。 また、陰謀が殿下達を巻き込まないとは限らない・・・。 私は、残りの力を振り絞って・・・。 「・・・殿下・・・。くれぐれも・・気をつけて・・・。」 言いたいことはあるのに、その言葉しか、声に出せない。 だが、殿下にはそれで通じたようだ。 さすがは、私が見込んだ殿下である。 「・・分かった・・・。安心して、眠るがよい・・・。アヴァロン・・いや、ガイルス。」 殿下が私の本名を言う。 殿下は、親切にも、私の本名を誰にも、話しては下さらなかった。 私の名は、「アヴァロン=ドレイク」だが、真実の名は、「ガイルス=パロ=ウル=ガイリア」 ディルス王国の直系の王族でもある。 なぜ・・私がそれをひたかくしにしているかというと・・・。 それは、ディルス国王のかつてのカタート山脈侵攻に端を発する。 私は、殿下のおやさしい言葉をきいて・・・。そして、気がつくと、自分の血まみれの身体の横で 泣きじゃくっている姫様達と、涙をこらえて、姫様達をなだめている殿下の姿が下に見えた。 「私は・・・死んだのか・・・。」 私がふと、自分のおかれた状況を判断する。 これで、やっと、彼らの元にいけるのか・・・。 「お疲れ様。ガイ。」 ふと、声のする方をみてみると、そこには、かつての仲間達・・四人が笑顔で私を待っていてくれている。 「ダイアナ!!ルシオ!!カシェル!!ジェーン!!」 私は彼らの名前を力の限り叫ぶ。 私の唯一の、幼馴染であり、大親友達でもあった、彼らの名前を・・・。 彼ら・・・いや、ダイアナは、私の手をとり、 「これからが、始まりよ。」 そう言って、私を連れて、移動してゆく。ふと気がつくと、私は、かつての本来の外見と、二十代の姿 へと変わっていた。 そうして、私は、かれらに連れられて・・・。移動してゆく。 ―混沌の海の中へと― そこで・・・。 「はい♪じゃ、今度は、あんたもこっちで仕事すんのよん(はあと)」 かつて出会ったことのある絶世の美女でもある、あの女性がそう言ってくる。 ・・・・思えば、私の人生は、そして、彼らの人生もまた、全ては、あの時から、決定したのだろう・・・。 そう・・・・。万物の王たる『金色の魔王(ロードオブナイトメア)』と出逢ったあの時から・・・・・。 ******************************************** 見果てぬ夢・第一話 父は、ディルス王国の近衛隊長。母は、ディルス王国直属の賢者。 ついでに、現国王の実の妹でもある。 巫女としての才能が桁外れに高いという、僕の母。 国王の妹ながら、その才能で、賢者となっている。 そして、父と結婚。そうして、生まれたのが僕―。 僕の名前は、ガイルス。ガイルス=パロ=ウル=ガイリア。ただ今、八歳。 仲のいい、友達たちは、僕のこと、ガイと呼んでいるけど。 そんな両親の血を完全に受け継いでいるのか、僕は魔力容量が桁はずれにおおきく、また、 剣の腕も父や、王室の皆に鍛えられているせいか、なかなかのものである。 自分でいっては、なんだけど・・・/////。 僕はいつものように、皆と待ち合わせをして、外に遊びに来ている。 今日は、僕の幼馴染のカシェルがなんと、「ラティルト」を覚えたというのだ。 これで、あの作戦が実行できるかと思うと、僕はわくわくしてくる。 待ち合わせ場所には、すでに、四人は集まっていた。 僕の幼馴染のルシオ。そして、その二つ下の妹のダイアナ。 幼馴染のカシェル。そして、幼馴染のジェーン。 僕たち五人は、大の仲良しで、いつもともに行動している。 ひそかに、ダイアナは僕の好きな子でもあるけど////。 「カシェル!!とうとう『ラティルト』覚えたんだってな!!」 ルシオがうれしそうに、カシェルに言う。 「ああ!!これで、全員、覚えたな!!」 カシェルが答える。 僕たちは、ある計画を企画していた。 そのために、最低でも、『ラティルト』ぐらいは、得とくするように、頑張っていたのである。 「じゃ、次の新月でも、例の計画、実行しようぜ!!」 ルシオがいい、 「じゃ、母さん達には、キャンプにいくとでも、いっておいて、ごまかしておこーね(はあと)」 ジェーンが言う。 僕たちがあたためていた計画を実行するときがきた。 僕たちの両親は、いたって仕事に忙しく、あまりとやかく言わない。 たびたび、子供達だけで、キャンプにいっても。 ただ、 「カタート山脈には、近づくな!!」 とは口をすっぱくするほど言ってるけど。 「じゃ、次の新月に!!」 「おう!!」 そうして、僕らは、冒険へと出発することを決定する。 そして、新月。 「行ってきまーす!!」 母さん達には、キャンプにいくと嘘をついて、僕は、皆と待ち合わせの場所へと移動してゆく。 そうして、町からでて、絶対、近寄るな!といわれている山脈のふもとへとたどり着く。 ここまでにくるまでに、すでに日は傾き、夜の闇が辺りを覆っている。 新月のせいか、あたりはほどよく、暗い。 そして、監視の兵士の目をかいくぐりながら、僕たちは、その山脈へと足を踏み入れる。 ―カタート山脈。 伝説によれば、ここは、もともと水竜王が治めていた神聖な山だったらしいが、 千年前の降魔戦争より、魔族の住処となっているらしい。 魔族といっても、僕たちには、レッサーデーモンや、ブラスデーモンといった、馴染みのある魔族しかしらないけど。 一度、この近くまで来たとき、姿がかわった魔族には出会ったことがあるけど。 そいつは、あっさり、「ラティルト」を放ったら消滅したし・・・・。 僕たちは、そんな伝説を半信半疑で聞きながら、で、今。 全員が、ラティルトを覚えたら、カタート山脈へ肝試しをかねて、遊びにいこう!! という計画がもちあがっていたのだ。 そして、僕たちは、今、カタート山脈の入り口へとやってきている。 「ここだな・・。」 僕たちが足をふみいれて、しばらくすると、なんだか、気分が悪くなってきた。 よく、感じてみれば、辺りに瘴気の渦が渦巻いている。 このままでは、ちょっと、進むのに、難しいかな? そんなことを思っていると、 「聖防壁結界(セイント・ガーディス)」 ダイアナがポツリときいたことないよーな、呪文を唱える。 とたんに、僕たちは気分がわるいのは吹き飛んだ。 「?ダイアナ?今の呪文は?」 ダイアナの兄でもあるルシオがダイアナに聞くと、 「わかんない。ただ、ふと、頭に浮かんだから・・。」 とダイアナ。 そして、 「ふっ!!やっぱり、私って、天才かも!!おーほっほっほっ!!」 いきなり笑い始める。 ダイアナって・・・。なんか、やけにプライド・・高いんだけど・・。 「天才かどうかは、ともかく、これで、奥に進めるじゃない♪さっさといきましょ♪皆♪」 冷静にダイアナを制し、ジェーンが言う。 いつも、ダイアナが暴走(?)しかけると、ジェーンがそれを止める。 というのが、僕らの日常茶飯事になってるけど。 「それもそーだ。」 そして、僕たちは、山を登ってゆく。 目指すは、頂上にあるという、いや、いるという伝説の魔王を見ること。 なんでか、大人たちは、怖がって、ここに近づこうともしない。 一応、魔族の本拠地だということもあり、僕らは、全員がラティルト―精霊魔法では最高峰をマスター したのだ。 途中、よくわからん、姿の動物が出現してたりもするけど。 しかも、そいつらには、物理攻撃・・一切効かない。 多分、これが魔族なんだろう。 僕は、家が大切にしている、剣を実はこっそりと持ってきている。 この剣。父さんと母さんが結婚するときに、前国王がお祝いにくれたものらしい。 別名、『エルメキア・ブレード』 伝説と化している武器の一つで、精神のみを切り裂くことができるらしい。 他には、何でも、ガブリエフ家が代々伝えているという、『光の剣』なんかも、伝説の武器の一つでもある。 ま、今は関係ないけど。 そして、山の中間まで無事に(その間デーモン達は、やっつけながら)やってきていた。 いつのまにか。 「なんか、表紙けするなぁ・・。」「確かに・・。」「本当に、伝説にある純魔族なんているの?」 「ふっ。この私に恐れをなしてるんじゃなくて!!おーほっほっほっ!!」 僕、ルシオ、ジェーン、ダイアナで、途中で休憩しながら、そんなことを話し合う。 そんな時、 「おやおや、なんだって、こんな所に人間の子供がいるんだい?!」 「人間だ!!ふふふふ、玩具がいるぅ!!」 なんか、かすれたよーな、しわがれたよーな声がしてくる。 僕たちがそちらを振り向き、 『げげげっ!!?』 驚愕の叫びをあげたのは、当然かもしれない。 姿は、人間なのだが、一人は、生首だけの姿で、しかも、ご丁寧に、赤いものが滴っている。 もう一人は、どこかの腐った死体のような格好で、内臓が飛び出している。 はっきりいって、これ、食事中だったら、思わず、もどすのは、まず確実の姿であった。 「ふふふ♪玩具だ♪玩具だ♪」 うれしそうに言う生首と、 「見回り強化月間でも、面白いことがあるじゃないかぃ♪」 腐った死体が言葉を発する。 おもわず、顔をみあわせて、 『見回り強化月間?』 僕とルシオは声を出す。 たぶん、こいつらが、純魔族といわれてる存在なのだろう。 どう考えても、こんなのが生きてるとは、思えないから・・・。 「ふふふ♪楽しませて、もらうよ♪人間の子供達♪」 そう言って、・・・・攻撃は開始された。 ・・・・はっきりいって、僕たちの考えが甘かった。 ラティルトさえ、使えれば、魔族なんか、どうにでもなると思っていたのだが・・・。 現実は・・・。 呪文詠唱する暇さえなく、いたぶられ、もてあそばれて、 次々に、僕たち全員が重傷を追ってゆく。 「くっ・・。!!暁明復活!!」 なんだか、息のしたから、ダイアナが聞いたことがない、言葉をつむぎ出す。 すると、僕たちの身体をなにか、暖かい、幕のよーなものがつつみ、完全に傷が回復してゆく。 『・・なにっ!!?』 驚愕の声を上げる魔族達。 そして、なにか、魔力弾のようなものを僕たちの方にぶっ放してくる。 「あぶなぃ!!」 どん!!僕とダイアナは、ジェーンとルシオに突き飛ばされる。 「ジェーン!!ルシオ!!」 「お兄ちゃん!!ジェーン!!」 僕とダイアナの悲鳴が響く。 ・・・・僕とダイアナの目の前で、黒こげになって、手足、身体半分がなくなりながら、 ルシオとジェーンが大量に血を流しつつ、倒れていった・・・・・。 「ふふふふ♪おじょうちゃん・・・。おじょうちゃんには、、死んでもらうよぉ・・。」 そう言って、ダイアナの方に向かってくる生首魔族。 と、そのとき。 「おやおや、何、遊んでるんですかぁ・・。ゼオライトさん、オブシディアンさん(はあと)」 緊張感がいっきに砕け散る間の抜けた声が聞こえてきた。 声の方ほふりむくと、そこには、おかっぱの一人の人間の男性。 どこにでもある錫杖に、どこにでもある神官の服。 にこにこと場違いな笑顔を振りまいている。 ・・・助かった。僕は本気でそう思った。 この男の人は、どうみても、人間だ。だったら、僕たちを助けにきたのかもしれない。 どこかで、僕たちをみつけて。 だが、その声と同時に、 『ひぃ!!!ゼ・・ゼゼゼロス様ぁぁ!!!!!????』 魔族二人の悲鳴が響き渡る。 「何、遊んでるんですかねぇ(はあと)人間の子供あいてに(はあと)」 そのゼロスと呼ばれた、神官風の男性が魔族達にむかって言っている。 『お・・・お許しを・・・・。』 なぜか、しり込みしている魔族達。 僕とカシェルはダイアナを守るようにして、その間に構え直す。 そして、背中に持っているエルメキア・ブレードを抜き放ち、ひたと構える。 そういていると、そのゼロスとか呼ばれている男性がふと、こちらを向く。 「・・・・おや?これは、これは・・・・。」 ダイアナをみて、なにやら、つぶやいている。 ダイアナは、何か、本能的に恐怖を感じたらしく、 「ラティルト!!」 いきなりその男性に呪文をぶっ放す。 だか、それは、その男性に届く間もなく、 ぱっきぃぃんんんん!!!! 澄んだ音によって、掻き消える。 瞬間、僕たちが硬直するのと、同時に、 「・・・目覚められては、やっかいですね(はあと)」 錫杖をダイアナに向けてくるゼロスとかいう、男性。 僕たちは、ダイアナを守っているけど。 刹那、 「き・・きゃああぁぁ!!」 ダイアナの悲鳴が響き渡る。 僕たちの後ろにいたはずのダイアナが、血をながしつつ、何か、黒い錐のようなもので、身体を 刺しぬかれている。 「くっ・・!!このぉぉぉ!!!!」 カシェルがゼロスに向かっていき・・・。 ばしゅううう!!!!! 血を大量に流して、その場に倒れるカシェル。 「カ・・カシェル!?ダイアナ!?」 僕はただ、叫ぶことしか、出来なかった。 「う゛・・・ガイ・・だけは・・死なせない・・・。」 ダイアナがいい、なにやら、つぶやく。 「おや(はあと)まだ、生きてますか(はあと)さすがは、スィーフィードの欠片を持っている人間だけの ことはあるますねぇ(はあと)」 にこにこと笑いながら、言うゼロス。 スィーフィード・・・?・・・・っ!!?スィーフィードって、あの伝説の赤の竜神(フレアドラゴン) スィーフィード!!?? そして、黒い錐がダイアナを串刺しにすると同時に、本当に一瞬の差で、 ダイアナの呪文が完成したようだ。 「・・・加護を・・・・。赤聖光防壁(レッド・ライトシールド)・・・。」 僕に向かって、それをかけて、瞬間、ダイアナは・・・。 「ダ・・・ダイアナァァァァァ!!!!!」 僕の血の叫びが響き渡る。 助けられなかった・・。僕の目の前で・・皆が・・・。 涙を流す暇すらなく、まだ、僕の前には、魔族達が。 どうやら、このゼロスとかいう男性も魔族・・なんだろう。 どうみても、人間だけど。 僕が剣を構えると、 「おやおや(はあと)まだ、やるつもりですかねぇ(はあと)」 ゼロスがのほほーんと言ってくる。 悔しい・・。完全に遊ばれている。始めに出てきた魔族なんかは、びくびくして、固まってるし・・。 たぶん、あいつらよりも、このゼロスはかなり上位の魔族なんだろう。 僕が、死を覚悟で、みんなの仇をとろうと、決心したとき。 「ゼロス!!お前、何やってる・・・。」 凛とした、女性の声と、 「・・・獣神官ゼロスよ・・・。今は、いざこざはやめておけ・・・。」 深くよく通る男性の声が聞こえてきた。 と、同時に、 「あら(はあと)残念だったわねぇ♪部下S♪このルシオって人間、Sの欠片・・もってたのにねぇ(はあと)」 すごくきれいな、鈴を転がしたよーな、いや、それより、神秘的と表現するのにふさわしい、声がしてきた。 「獣王様!!赤瞳の魔王様(ルビーアイ)様!!・・はっ・・!!!!こ・・これは、エル様!!!」 即座にひざまづいてるぜロス。 僕がそちらを向くと、長い漆黒の黒い髪、結構、美男子の好青年と、淡い金の髪を長くのばし、 後ろでだんごにして、まとめているちょっと、きつい感じのする女性。 そして、目を見張ったのは、どうみても、みたことがない、絶世の美女。 長い金の髪をなびかせて、黒いローブを身にまとい、マントをはためかせているのだ。 そして、その後ろには、僕によく感じが似ている七歳ぐらいの男の子と、銀の髪のいかにも、武人らしい男性の姿が・・・。 そして、漆黒の長い髪に、水色の瞳の女性の姿。なんだか、高い真珠などをアクセサリーにして、 身に着けている。 そして、どうも、全員が、この絶世の美女の前では、ただ、頭を低くしてる四人。 ゼロスにいたっては、ひざまづいてるし・・・。 ふと、気がつくと、始めにでてきた、魔族なんかは、 「ひぃ!!」 いきなり、悲鳴を上げて、掻き消えてたりするんだけど・・・。 「・・・何ですって!!?」 いきなり、声を荒げる魔道士風の男性。 そして、なぜか、彼女の台詞に固まっているゼロスを含む今現れた四人達。 ・・・まてよ?今、このゼロス・・って・・・。この魔道士の格好した男性・・・ルビーアイ・・って呼ばなかったか!? 「そよ♪ガイルス(はあと)正解♪」 いきなり僕に言ってくる絶世の美女。彼らは、エル様とか呼んでたけど・・。 何で、僕の考えが分かったように、いってくるんだ!? 僕が動揺していると、 「そだ(はあと)いーこと、思いついちゃった(はあと)」 彼女の声と、同時に、 僕は、そして、死んだ友人達が金色の光につつまれる。 そして、僕は、意識を失った・・。 「うわぁぁぁぁ!!!!!」 がばっ!!! 跳ね起きると、そこは、僕の家だった。 瞬間、僕は、理解ができなかった。・・・あれは、・・夢? そう思いつつ、服を着替えていると、ふと、胸の傷に気がついた。 この傷は・・・。 今まで、こんな傷は、なかった。夢の中では、傷、受けてたけど・・。 まさか、やっぱり、あれは、現実!? 僕は、不安になって、いそいで、一階に降りてゆく。 「あら、いつのまに、キャンプから、もどってたの?お帰り。ガイ(はあと)」 母さんがいってくるけど・・。 じ・・じゃあ、やっぱり、あれは・・・!!?? 僕は、不安で不安で、いつも皆で集まっている場所へと向かう。 「ガイルス!?」 母さんは、僕の様子に多少、驚いているようだけど。 そして、僕は、いつもの場所へとたどり着いた。 「よかった・・・。」 僕は思わず、声に出す。 『あ゛・・・・。』 皆は、今まで、何か、話ていたようで、僕をみて、一瞬泣きそうな表情になるが、すぐに、 『お早う!!ガイ!!』 笑いながら、僕に挨拶してくれた。 「よかった・・・。あれ、夢だったんだ・・。そうだよ・・。そうだよな・・。」 僕がそういいながら、皆の方にいくと、 なんだか、困ったように、 「・・・夢じゃ・・ない・・。」 そういって、各自に出来た傷を見せてくる。 ・・・・???!!!!! この傷は!!?? 「・・・僕たちは、助けられたんだ(?)・・・・。『金色の魔王』に・・・・。」 ルシオがぽつりといった台詞は、僕には、理解ができないものだった。 金色の魔王とは、あの美女のことなのだろうか? では、なぜ、僕たちを助けたのか? 金色の魔王とは、天空より堕とされた、魔王の中の魔王なのでは!? 僕は、母さんと、国王、そして、お爺様からそう、聞いている。 しかし、ルシオたちは、ちょっと、寂しそうに、だた、ただ、首をふるばかりである。 「とにかく、皆、無事でよかった!!」 僕が言うと、 みんな、なんでか、さみしそうに笑いながら、 『ああ、そうだな。(そうね)』 と答えてくる。 とにかく、僕たちは、この一件は、誰にも言わないように、硬く誓い合った。 その後、変わったことと、言えば、病弱だった、ジェーンとカシェルが病気一つしなくなったことごらいだったけど。 とにかく、僕たちの秘密は、秘密のまま、時間が過ぎていった・・・・・・。 −第二話に続くー ******************************************* 「あら(はあと)お母様(はあと)あの人間達、死んでるまま、生きながらしているのね(はあと)」 あたしの唯一の娘であるリナスが言ってくる。 あたしが、赤の世界から戻ってすぐのこと。 「そう♪んっふふふ♪部下S、からかう、駒にしよっかと(はあと)」 あたしの台詞に、 「面白そう!!」 すぐさま、同意してくるリナス。 「そーいえば、あの王国、何年か後にカタートに侵攻するよーに、仕向けてるっけ・・。」 あたしの唯一の息子。リナスの兄でもあるカウリイが言ってくる。 あたしの子供は、この二人。 リナスレイヤー=トゥエル=ウル=ナイトメア。 カウリイ=ルシフェル=ウル=ナイトメア。 ふたりとも、あたしの力を使える存在でもある。 「お母様、あたしも、部下S、いじめにいくの、連れてってほしかったなぁ・・。」 リナスがいってくるけど・・。 「だめだ(はあと)そーいえば、リナス♪まだ、やりたりないから(はあと)」 カウリイがそういって、リナスを引っ張ってゆく。 「いゃぁぁぁぁぁ!!!助けてぇぇ!!お母様ぁぁぁぁ!!!!」 リナスは泣き喚くが、 「では、母上、俺たちは、ちよっと(はあと)」 カウリイがいって、リナスをつれて、掻き消える。 ・・ほっとこっと・・。いつものことだし・・・。 さてさて・・と♪ふふふふ♪部下Sのこれからのうろたえようが、楽しみだわ♪ ########################################### あとがき: はい!!と、ゆーわけで(だから、何が!?)第一話でした!! 実は、これ考えてる最中に、リナ達の設定も思いついたので、(とゆーか、リナ達がでてくるので設定が出来たともいう) この話の主人公は、不幸なアヴァロンですけど、伏線として、リナ達もその後、登場します。 (かなり、設定・・変えたかも・・汗) 一応、子供時代を第一話にして、第二話がゼロスとの再会、写本消失事件とカタート侵攻の序曲。 第三話がカタート山脈、デイルス国王、ディルス=ルォン=ガイリア(英断王)によるカタート侵攻。 第四話から、清川さんに考えてもらったプロットにはいったりするのです(汗) では♪二話で♪ |
19471 | 見果てぬ夢・第二話 | かお E-mail | 2002/1/11 16:43:48 |
記事番号19468へのコメント はいです♪二話ですぅ♪ では。 いきなりいっきまーす♪ ########################################### 見果てぬ夢・第二話 〜再会、そして・・・・〜 あれから、十年。僕たちは、ディルス王室の近衛兵となっている。 僕は、近衛兵隊長見習いという立場だけども。 「よお!!ガイ!!お前、また女に間違えられたんだって?(笑)」 ルシオが面白そうに言ってくる。 「それを言うなぁぁ!!」 まあ、十八にもなるというのに、まだ、声がわりしてないのである。ぼくは。 しかも、いたって、女顔だし・・・。 この前、ダイアナにブローチのプレゼントを買いにいったときだって、店員に、 「お客様でしたら、こちらのほうがお似合いですよ♪」 といわれてしまうし・・・・。 とにかく、この王宮に勤めだして何回目であろうか・・・・。はぁ・・・・・。 ルォンお兄さん・・・とと、つまり国王は、笑っているけど・・・・。くっそぉ・・・・・。 まあ、僕が国王に報告してたときなんか、新しい次女が僕を国王の愛人と勘違いするし・・・・。 思わず、僕は男だぁ!!と叫んだけど・・・。 ちなみに、僕たちが王宮に入ると、同時に、 国王も交代している。 つまりは、僕の従兄弟にあたる『ディルス=ルォン=ガイリア』に。 まあ、僕は、よく、遊んでもらってたし・・・・。ルォンお兄さんに・・・・・。 ・・・よく、王宮から抜け出て、僕たちと遊んでいたのである・・。 ついこの間、待望の跡継ぎの男児が誕生してるけど。 そんな理由もあって、僕たち―ルシオ、カシェル、ダイアナ、ジェーンは国王の信頼が厚い。 まあ、ダイアナは・・・この若さで、ディルス王室お抱え巫女頭見習いになってるけど・・。 どうも、なんでか、神聖呪文が扱えるだからとか・・・・・・。 そういえば、昔、そんなこと、誰かがいってたよーな・・・・・。 いや、絶対、あれは、夢!!絶対ぃぃ!! だって、夢でなかったら、何で、僕たちは、無事なのかが、分からないぃぃ!! ちなみに、ジェーンもダイアナと一緒に巫女となっているけど。 ・・・いいもん!!もっと、一人前になったら、ダイアナにプロポーズ、するんだから!! そんなやり取りをしつつの夜の警備である。 「しっかし、平和だよなぁ・・・。」 カシェルが見回りの最中、そんなことを漏らしている。 ここ、最近は、あまり、デーモン発生も目だってない。 そーいえば・・・・・。デーモンの発生が少なくなったのは・・・。僕たちがカタートへ行ってから だったよーな・・・・・。 (実は、Sがエル樣にどつかれていた為に、魔族が弱体化していた為・笑) 「そういえば、ガイ・・お前、ダイアナにブローチ・・プレゼント・・したんだって?」 ルシオが僕に聞いてくる。 「あ・・・ま、まあ・・・。」 僕が顔を赤らめていうと、 「まあ、ダイアナは喜んでいたけど・・・・・・。でも、一応言っておくが、・・結婚はできないぞ? ダイアナとお前は・・・・。」 「ちょっとまってよ!!ルシオ!!それって、ダイアナが巫女になってるから!?」 あまりなルシオの台詞に、思わず、僕は叫ぶ。 それか、妹を取られたくない・・とか?いや、ルシオはそういう性格じゃないし・・・。 どっちかというと、あっさりしてる性格だし・・・・。 『・・・・・・そういう、問題じゃぁ・・・ない・・・・・。』 ルシオとカシェルが同時につぶやく。 ?一体?? そんな会話をしていると。 どっごおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉんんんんんんんんんんんんんんんん!!!!!!!!! いきなり、爆発音が聞こえてきた。 「なんだ!?宝物蔵の方からだ!!」 僕たちは、一斉にそちらに向かってかけてゆく。 ぐるわわぁぁぁぁ!!!! え゛!?なんで、王宮の中にレッサーデーモンが?! 「ぐわわぁぁぁ!!!」 魔法を使えない兵士達が倒れてゆく。 ・・はっ!?ダイアナとジェーンは!? 確か、今日は、二人は、宝物蔵の点検とかいってたはず!! 「・・・・・はじまったわけでは、ないよーだが・・・。」 ルシオがぽつりとつぶやいた言葉は、僕には届いてなかった。 「とにかく!!いってみよう!!」 だだだだっ!!!! 僕たちは、一斉に駆けてゆく。 その間も、デーモン達が大量に発生してたけど、ラティルトぶちかましながら、進んでいった。 やがて、宝物蔵にたどりつく。 その周りには、血を流して倒れている巫女や、兵士の数々。 それに、必死で、回復魔法をかけている巫女や、兵士達の数々。 蔵にちかずくと、 「後ろ!!」 叫び声が聞こえてくる。 ぐるわぁぁぁぁぁ!!!!! しまった!!背後をとられた!? 「虹色暁心激(レイン・フレアアタック)!!!」 聞きなれない呪文が響く。 刹那。デーモン達は、暁の光につつまれて、消滅してゆく。 ・・これは!? 「お兄ちゃん!!ガイ!!カシェル!!」 この声は・・。 「ダイアナ!!」 そこには、ダイアナの姿が。 じゃあ、今の呪文は、ダイアナが!? 「おやおや・・・・・・・・・。これはこれは・・・・・・。赤の竜神の力を使える人間がいるとは・・・・。」 虚空より声が響いてくる。 瞬間。闇がある一点に固まり、錐状になったかと思うと、人の形となりはてる。 黒い法衣に、どこにでもありそうな錫杖。 にこにこと笑っているどこにでもいそーな、いかにも怪しい神官の男性―。 そして、その手には、ある本が握られている。 『写本!!??』 思わず、僕たちが叫ぶ。 「ふむふむ・・・。やはり、本物ですね・・。これは、」 ぼびゅ!!!! いうなり、僕たちの目の前で、写本を燃やす神官・・。 僕は、こいつに出会ったことがある・・・・。そう、十年前に・・・。 『獣神官(プリースト)ゼロス・・・・』 「・・・・確か、ゼロス・・・・。」 ルシオ、カシェル、ダイアナ、ジェーンがいう台詞と、僕の台詞は違っていたけど、同時にいう僕たち。 そして、にこにこと笑っていた目を見開いて、こちらを見る。 どん!! ルシオとカシェルが僕の背中を押す。 「いけっ!!ガイ!!国王に報告を!!」 僕に連絡を頼むルシオ。 「ガイ!!いって!!」 「私たちは、兵士達の回復してるから!!」 ダイアナとジェーンもそう言ってくるけど・・・。 「そんな!?僕だけで!?皆を置いて!?」 瞬間、僕は、あの夢とおもえし、情景を思い出す。 あのときも、僕は、なにもできないままに、皆が・・倒れていったのだ・・・。 あんな、思いは、二度と、したくない!! 僕が躊躇していると、 なぜか、ルシオ、カシェル、ジェーン、ダイアナは顔を見合わせて、 『大丈夫。獣神官には、僕たちは、殺せないから・・・。』 その言葉と同時に、 「空間転移!(ストラル・テレポーション)」ダイアナの呪文が僕を包み込む。 気がつくと、僕は、王宮の中―国王の部屋の前に立っていた。 「ほう・・・。なぜ、僕が、人間をころせないとでも?」 ゼロスはいうなり、いきなり精神世界からの攻撃をしかけてくる。 ゼロスは、人間に対しても、制限なく、アストラルサイドからの攻撃ができるのである。 だが―。 「な゛!?なぜ、攻撃が聞かないんですかぁ!?」 ゼロスは一瞬混乱する。 そう、ゼロスが放った攻撃は、ルシオたちには、何のダメージを与えなかったのである。 「だって、一回、死んでるし・・・。」 ジェーンがいい、 「私たち、あの御方の気まぐれによって、死体のまま、生きているよーなものですし・・・・。」 ダイアナが悲しそうにいい、 「・・・獣神官・・ゼロス。・・・十年前での、カタートに入り込んだ子供達のこと・・・・・。 ・・・・忘れているわけじゃ、ないだろう?」 カシェルがいう。 「まあ、それでも、攻撃してくるってのなら、・・・相手になるけど・・。」 言って、ルシオは、骸骨の用な杖をいきなり出現させている。 「そ・・それは!?」 ゼロスが驚くが―。 『まあ、ゼロス(はあと)その人間達に、手出しはしないでくれるぅ(はあと)あたしの玩具だから(はあと)』 刹那。声がゼロスにのみ届く。 ずざぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!一気に顔色が変わっているゼロス。 『まあ、そういうことです。』 ルシオ、カシェル、ダイアナ、ジェーンの台詞が重なる。 瞬間、ゼロスは 「失礼しましたぁぁ!!!!」 いきなり空間移動して、掻き消える。 あとには、ただ、残された、人間を回復させているルシオたちの姿が―。 「ルシオ!!ダイアナ!!ジェーン!!カシェル!!無事か!!?」 僕が国王に連絡してすぐ、僕は、ルォンお兄さんと一緒に、現場に駆けつけたのだけど・・・。 そこには、すでに、ゼロスの姿はなかった。 「申し訳ありません。国王、・・・写本・・・燃やされてしまいました・・・・。」 ジェーンが申し訳なさそうにいう。 「何!?と・・ともかく!!怪我人の回復を!!」 国王の命令で、全員が怪我人の回復にあたる。そして、よーやく、夜があけ、昼近くなってから、 怪我人の手当ては終了した。 そして、僕たちは、国王の―ルォンお兄さんの部屋に呼ばれた。 「・・・で?状況を話してほしいのだが?」 その言葉をうけて、 「その前に・・・人払いをお願いしてもいいですか?」 ルシオがいう。 ルォンお兄さんがめくばせすると、僕たち以外の人間は、外に出てゆく。 「・・これでいいかな?」 「・・すいません。では、僕たちが知っていることを全て、お話します・・・。」 そして、話始めるルシオ、ジェーン、ダイアナ、カシェル。 「写本を燃やしたのは・・・・。魔族です。しかも、獣王ゼラス=メタリオムに直属に仕えている― 獣神官(プリースト)ゼロス・・・・。」 「写本にかかけていた・・・あの御方・・『金色の魔王(ロードオブナイトメア)』に関する記述を一切、 処分していってるよーです・・・・。」 ルシオとカシェルの交互の説明に、 「なんで、そんなことを知っている!?」 つっこんでくる国王。 「・・・・・昔、僕たち、ガイも含めて・・・カタート山脈に・・・入り込みました・・・・。そのときです・・・・。」 カシェルが説明し、 「まあ、あのときは、私が、赤の竜神の力を借りて、結界張ってたんですが・・・・。」 ダイアナが説明する。 ここからは、僕には、記憶にないことだった。 なんでも、やっぱり、あのとき、たすけてくれたのは、あれが、金色の魔王だったとゆーこと。 ちなみに、あのときいた人間全ては、魔族だったこと。ついでに、Sと呼ばれてたあの人物が魔王だということ。 気まぐれで、僕たちは助かったということ・・などなど。 そして、もっともおどろくべきことは、 『金色の魔王とは、混沌の海、そのものである。』という、ルシオとダイアナの説明だった。 そんな報告を一週間ばかり、つづけて―。 やがて、 「―分かった。対策を考えよう・・・。」 国王は、そういって、それから、たびたび、会議を開くよーになった。 そして・・・・・。 月日は流れて―。 皇太子が十五になろうかというとき。 また、魔族による被害が出たことを受けて、国王は、 「カタート山脈に、侵攻を開始する!!」 と宣言した。 このとき、僕は、すでに、近衛隊長補佐となり、カシェルたちも、国王付きの近衛兵となっていた。 そして―。カタートへの侵攻の戦争は―・・・・・。 兵士、魔道士、一万人以上ともいえる、万全の体制で、行われるとこと、あいなった。 でも、僕は、何か、いやな予感がするんだけど・・・・。 ともかく、僕の母以外は、僕の親族全て、そして、ほとんど実力のある逸材の人間は、 戦いに赴くこととなった。 −続くー ******************************************* あらあら♪よーやく、動き始めたわね♪ 「お母様、ただ今、戻りました・・・・。」 「母上、ただ今、戻りました。」 リナスとカウリイが戻ってくる。 ちなみに、リナスは、全ての虚無と有を。カウリイは光と闇をおおまかに任せている。 まあ、でも、どっちでも、使えるのだけど・・。力は。 「あら(はあと)また、家族が増えてるじゃない(はあと)」 あたしの台詞に、 「しくしくしく・・・・。」泣いているリナス。リナスの腕の中には、赤ん坊の姿が(笑) まあ、世界の再生で出かけるたびに、リナス・・・カウリイに迫られているよーだから・・・・。 まあ、あたしとしては、力のある存在が増えるのは、大歓迎だけど(はあと) 「お♪よーやく、赤の世界のあの星は、カタートの侵攻開始か(はあと)」 カウリスが楽しそうにいう。 「そういえば、面白そうだから、ルシオには、Sの欠片をダイアナには、ルナの欠片を残してる ままで、あそこにおいてるんだったわよね(はあと)お母様(はあと)」 リナスがいう。 実は、ルシオの中には、まだ、Sの欠片がいるのだけど。 ちなみに、ダイアナもルナ―スィーフィードの魂の欠片を残したままである。 だって、その方が面白いし♪ あの四人の精神は、あたしの元―つまり、混沌の中にあるわけだし・・。大本は。 まあ、だから、ゼロスごときや、Sごときがどうこうしようと、あの四人は死なないけどね(はあと) 「まあね(はあと)じゃあ、Sの狼狽ぶりでも視て、楽しみましょう♪」 あたしの台詞に、リナスとカウリイは賛成したのだった。 さってと♪あの人間達で、もーちょっと、楽しませてもらいましょっと(はあと) ########################################### あとがき: ちなみに、ガイは、まだ、幸福(?)です。 でも、次のカタート侵攻より、一気に、不幸になります(笑) まあ、容姿も声も、全て、変わり果てるのですから(笑) ではでは、・・。頑張って、次を打つ込みますのです・・・・。 次は、カタート侵攻です(汗)あ゛あ゛・・。シリアスがかけないぃぃ(涙) それでは。 |
19472 | 見果てぬ夢・第三話 | かお E-mail | 2002/1/11 16:45:31 |
記事番号19468へのコメント ・・・第、三話です。 今回は、思いっきりシリアス&ダークです(汗) 今回は、ディルスのカタート侵攻です。 ではでは。 ########################################### 見果てぬ夢・第三話 〜カタート侵攻・・・そして、物語は始まる・・〜 ―僕たち(私達)の役目は、そろそろ終わる。・・でも、ガイは、・・・。せめて、ガイは、幸せになってほしい。 僕たち四人の切なる願い・・。あの場で、唯一、無事だった、ガイだけは・・・。 全てなる大いなる母よ、どうか、我らに免じて、ガイを・・・・。― 月日は流れて―。 皇太子が十五になろうかというとき。 また、魔族による被害が出たことを受けて、国王は、 「カタート山脈に、侵攻を開始する!!」 と宣言した。 このとき、私は、すでに、近衛隊長補佐となり、カシェルたちも、国王付きの近衛兵となっていた。 (すでに、自分は、二十九歳となっているけども・・) そして―。カタートへの侵攻の戦争は―・・・・・。 兵士、魔道士、一万人以上ともいえる、万全の体制で、行われるとこと、あいなった。 でも、私は、何か、いやな予感がするんだけど・・・・。 ともかく、私の母以外は、僕の親族全て、そして、ほとんど実力のある逸材の人間は、 戦いに赴くこととなった。 「目指すは、カタートに封印されているという、北の魔王・赤瞳の魔王(ルビーアイ)シャブラニグドゥ!! この期において、魔族を撃退する!!」 『おおうぅぅ!!』 英断王・ディルス=ルォン=ガイリアの・・・国王の台詞によって、侵攻は開始された。 ちなみに、私たちは、国王の周りの警備の担当となっている。 なぜか、ダイアナやジェーンも一緒に参加しているのだけど。 なぜかというと、本当になぜか、ダイアナだけだったようなのだが、ジェーンも希望したからとか、なんとか・・。 まあ、ダイアナ・・かなり協力な神聖呪文・・つかえるから、理解できるけど・・・。 なんで、ジェーンまで? それとか、ダイアナの暴走を食い止めるためなんだろーか? 「おーほっほっほっほっ!!この私、ダイアナがいる限り、安心なさいな!!おーほっほっほっ!!」 相変わらず、自信過剰というか・・なんとゆーか・・。 まあ、ダイアナはそんなところもかわいいんだけど/// 兵士達は、ちょっぴりなぜか引いているけど。 私の母は、神殿を守るというので、王国に残っているけども。 父は、しっかりと前衛の隊長をまかされている。 「では!!いざ、出発!!!」 かくして、盛大な魔族に対しての戦いの火蓋は切っておとされた・・・よーかにみえた。 なぜか、本当に、なぜか、カタート山脈にはすんなりと入ることができた。 ・・・不気味なほどに。 以前、来たときは、こんなに簡単ではかったはずだけど・・・・・。 『ヴルドワァァ!!!』 いきなりレッサーデーモンやブラスデーモンがダース単位で出現し、いきなり炎を放ってくる。 「ぐわわ!?」「復活(リザレクション)!!」 兵士の叫びや、神官や僧侶の呪文が響く。 ごううぅぅぅぅ!!!! いきなり、闇が出現したかと思うと、その闇に吸い込まれるよーにして、数十名が消えうせる。 『・・・魔王竜(ディモスドラゴン)・・・。』 だれかが、そんなことを口走った。 そういえば、聞いたことがある。カタートにしか、生息しない竜で、攻撃力は、ドラゴンロードと呼ばれている 黄金竜をしのいでいるとか・・。 闇の鱗にみをまとい・・。 うげげっ!? そして、なぜか、かたわらには、どうも、人間標本のよーな、人形魔族と、腕を六本もっている魔族の姿・・。 「・・・これが・・純・・魔族(汗)」 神官の一人がついと汗を流す。 ・・・純魔族。それは、デーモン達にくらべて、ものすごく強いといわれている魔族である。 中には、この純魔族と契約を交わして、不死になる人間もいるとかなんとか・・・。 「エルメキア・ランス!!」 ぱっきぃぃんん!! エルメキア・ランスは、あっけなく呪文のよーな言葉で防がれる。 「ガーヴ・フレアー!!!!」 きしゃああぁぁ・・・・。 父の放った呪文によって、消え去る魔族。 「国王!!ここは、我々にまかせて!!進んでください!!ガイ!!国王を頼んだぞ!!」 父はそう言って、魔族の中に身を投じてゆく。 「頼むぞ!!」 私たちは、国王とともに、山を進んで行く。 そして、つぎつぎと魔族に倒されていく兵士達・・・・。 辺りに血のにおいが充満しているのが、きもちわるい・・・・・。 「ガイ!!危ない!!」 ざしゅ!! 間一髪で、僕は攻撃を逃れる。 どうやら、今度は、人間のようである。でも・・・。多分、こいつも・・魔族・・・・。 「ふっ。カタートに攻め込んだ人間とは、きさまらのことか・・・。」 結構ハンサムの部類に入るその男性が口を開く。 歳のころなら、二十歳前後。きつい瞳がみょうに印象的である。どうみても、武人の姿。 銀の髪をさらりと掻き分けて・・・。 こ・・こいつは!?ま・・まさか、あの時の!? 「何者だ!!」 いきなり切りかかる兵士達。 「よせ!!やめろ!!」 ルシオがいうが・・・・。 ぐわわぁぁぁ!!!!! 兵士達は、のた打ち回り・・・そして・・・・。 ゆらり・・・・・。 『敵・・敵・・殺す・・・』 虚ろな目をしてこちらに向かってくる。 まずい!!操られている!!どうすれば!? 「ちっ・・・・。」しゅん!! ルシオはいきなり手にある骸骨の用な杖を出現させる。 「そ・・その杖は!?」 驚いている男性。 「悪いが・・・俺達のじゃまをしないでくれないか・・・。グラウシェラー・・・。」 ルシオがぞくりとするほどの低い声で男性に言う。 「な゛・・な゛ぜ、貴方様が、人間の味方など?!」 なぜか、混乱している男。 ん!?今、ルシオ・・・。この男性のこと、確か・・・グラウシェラーと呼ばなかったか!? ―グラウシェラー。僕の記憶では、魔王が創り出したという腹心の魔族の一人。 つまり、超高位魔族の名前である。 「ふっ・・・。知りたいの?私達、あなたにあうのは、これで、二度目なんだけど?」 ジェーンが悟っているように語り掛けている。 国王は、とりあえず、僕たちがかばうようにして、その場に立っている。 「・・・なら、これなら、理解できるかしら!?」 ダイアナが言って・・・・。 おもむろに片手を突き出して・・・・。 刹那。ダイアナの手から暁の光の弾が出現し、山に直撃する。 「・・・こ・・これは!?」 驚いている・・・多分、真実であろう、覇王グラウシェラー・・・・。 「あ゛あ゛!?覇王様!?その人間達には、手出ししたら、やばいですよぉ!?」 いきなり虚空より、にこにこ笑いのあやしい神官風の男が出現する。 「・・・獣神官・・ゼロスか・・・。よけいなことをいうと、・・・知らないぞ?」 なぜか、忠告しているカシェル。 ・・・・? 「覇王様!!」 なにやら、覇王に耳打ちしている獣神官ゼロスの姿。 瞬間、二人は、いきなり掻き消えた!! 「え゛!?」 私が驚いているのと、同時に、国王も驚いているよーである。 「・・・い・・いまのは?」 かなり驚いているらしい国王。 だが、ルシオたちは、ただ、笑っているばかりである。それも、悲しそうに・・・・。 「?ま・・まあ、いい。とにかく、進むぞ・・。」 国王の台詞にともない、僕たちは、どうも神殿らしき場所へとたどり着く。 「・・・ここが、水竜王の神殿・・。」 ダイアナがぽつりと言う。 その神殿は、かなり、朽ち果てていた。しかも、どうやら・・・。 魔族の住処になっているようである。 「・・・もう、すぐだな・・。」 ルシオがいう。それにうなづいているジェーン、カシェル、ダイアナの三人。 今、私たちの国王を守っている部隊は・・・すでに、十何人とまで、減っている。 ・・・全員、目の前で、魔族にやられていったのだ。 まるで、そう・・・・。十年前のあのときのよーに・・・・。 「こ・・これは!?」 国王が驚愕の声を出す。 私たちの前には、氷付けになっている男性の姿が・・・・。 「ま・・まさか!?伝説のレイ=マグナス殿では!?」 国王が言っているけど。 そういえば、ディルス王国には、レイ=マグナスの肖像画が代々、伝えられているんだったっけ・・。 でも、この男性って・・・。 「・・・・そのとおり。・・・・まさか、ここまで、人間がやってくるとはな・・。」 現れたのは、まぎれもなく、僕たちの目の前で氷付けになってる人間。 黒い髪を腰まで伸ばして、赤い瞳でこちらに向かって言ってくる。 そして、手には・・・ルシオと同じ杖をもって・・・。 「・・・ひさしぶりだな・・。北の魔王さんよ・・・・。」 「おひさしぶりね。ルビーアイ。」 ルシオとダイアナが同時に言う。 「・・・・・・・・・・・。・・・・・それで?あの御方はなんと?」 怯えるような目をしてなぜかルシオに聞いている男性。 かつて、十年前に、Sと呼ばれていた男性・・・。 『ただ、人間をここまで、運べ・・と。僕たち(私達)の役目はそれだけ・・。』 不可解な台詞をいうルシオ達四人。 そして、この男性が出現すると、同時に・・・。 私たち以外の兵士は・・・・・。いきなり、いなくなっていた・・・。 「・・・・こ・・・これが・・魔王!?」 いうなり、いきなり国王は、 「ラティルト!!!!」 いきなりラティルトをぶちかます。 だが、呪文は発動しない。 「ならば、どんな扱いをしても、関係ないわけだな・・。この人間は・・。」 魔王はいうなり、いきなりわけのわからん呪文らしき言葉を唱え始める。 「ぐ・・ぐ・・ぐわぁぁぁぁ!!!!!???」 いきなりもがきだす国王。 「ルォン兄さん!?」 私の目の前で・・・・・。異形と化してゆく、国王・・ルォン兄さん・・・・。 そして、 「ぐぅ!?」 私にまで、その衝撃が襲い掛かってくる。 「・・!?よせ!!彼も、あのときに!!」 カシェルがさけび、 「・・逃げろ!!お前だけは!!僕たちと違ってまだ、生きている人間だっ!!」 ルシオがいい、 「逃げて!!ガイ!!あの御方には、頼んでみるから!!」 ジェーンまでもが僕にいってくる。 ・・一体? 私は苦しい息の中で、四人がなにやら、顔をみわあせて、うなづくのを目にした。 『・・・・・・・・すまんな・・・。(・・・ごめんね。)・・・・・。』 四人の声を聞くと同時に、 ぐらっ!!!私の意識は遠のいてゆく。 そして、視界のかなたになってゆく、四人と魔王、そして、異形と化して行く、ルォン兄さんの姿が・・・・。 そして、私は、完全に意識をうしなった。 「ごくろーさま♪しっかし、部下S、あんた、たかが、人間にここまで、侵略されたわねぇぇ(はあと)」 金色の神々しいまでの女性がいきなり出現する。 「え゛え゛え゛・・・エル・・様ぁぁぁ!!??」 魔王が狼狽し、 「あ♪あんた達は、もーいーわよ♪」 言葉と同時に、ルシオ達の姿は掻き消える。 「な゛!?」 「あら♪あの四人は、あのときに、すでにあたしの所に戻って来てたにきまってるじゃないのよ♪」 「・・・・・○×△□!!??」 言葉にならない言葉を上げている魔王。 「ってことで、お仕置き、スペシャルバージョンね(はあと)」 「ひぎゃああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!」 そうして、血のにおいのむせ返るカタートに悲鳴が響き渡ってゆく。 一方、そのころ。 「何!?人間がカタートへ侵攻しただと!?こうしては、おられん!!」 カタートの入り口近くの竜達の峰(ドラゴンズピーク)では、もう、すでにかたがついてるというのに、 いっせいに黄金竜(ゴールデン・ドラゴン)や、黒竜(ブラック・ドラゴン)が飛び立ってゆく。 だが・・・・。彼らの目にしたのは・・・・。 無数に連なっている人間の死体・・・だけであった。 「・・・無謀なことを・・。」 竜の長老がぽつりといった。 そして、一応、かれらに、氷の息を吹きかけて・・・。丁寧にも、埋葬しているのだった。 ぽつり・・・・・。 どざぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・。 どのくらいの時間が過ぎたのだろう・・・・。 私は、身体にあたる冷たい感覚に意識を取り戻した。 目を開けようも・・。前が見えない。 そして、身体中が痛く、そして、沁みる・・・。 いったい? どうにか、起き上がろうとすると、 ばしゃ!! 私は、足をとられて、転んだ。 どうやら、雨が降っているらしい。 ・・・皆は!?ダイアナは!?国王は!? 「・・・大丈夫ですか?」 声は、後ろから聞こえてきた。 「ひぃ!!おばけ!?」 短い女性の悲鳴と、 「違うわよ。それに、こんな程度でおどろいていては、私達の町にすむのは、無理よ? シラサギ?」 よく通る女性の声・・・・。 「こんな程度って・・・・。いったい、ゼフィールシティって・・・・(汗)」 始めのシラサギとか呼ばれた女性の声が言っている。 「そうねぇ・・・。偉大なるある御方によって、作られている国・・とでもいいましょうか♪」 くすくす笑いながらいう女性。 「・・・たてる?」 かすれる目の先に手を伸ばしている女性がみえる。 「あ゛・・あ゛あ゛・・。」 私がどうにか、声をだすと・・・・。 私の声は、完全に今までとは違っていた。どうも、声帯を傷つけたのか、あるいは・・・・。 「・・・・これ、人間・・・よね?」 シラサギが私を見て(だろう)言っている。 「・・・あら?魔族の残り香が・・・?そう・・・あなた、魔族と戦ったのね・・・。」 いきなり図星をさしてくる女性。 とりあえず、私は、傷のてあてをという女性の言葉に親切にしたがって、女性の家に厄介となることにした。 その日の夜―。 「ガイ・・ガイ・・。」 夢の中で呼ばれて振り向くと、そこには、ダイアナ、ジェーン、カシェル、ルシオの姿が。 「皆!?」 私はかけよろうとするが、身体が動かない。 私がいらだっていると、 「心配しなくてもいい。ガイは生きているから・・。」 やさしく微笑み、ルシオは言葉を続ける。 「心配しないで・・・。私達は、どっちにしろ、あの十年前に死んでたのだから・・・。」 ダイアナが言ってくる。 ・・え゛!?それは、どういう意味!? 「金色の魔王様の慈悲によって、カタート侵攻まで、死んでるまま、生きていたように生活できただけだから・・。」 ジェーンが続けていい、 「侵攻が終了したので、僕たちは、混沌へと帰るだけだから・・・。」 カシェルがいうけど・・・・。 それって!?もしかして、四人は死んだということ!? なんで!?なんで、どうして!? 「まってよ!!どうして!!?」 私が問いかけるのと、同時に、僕は目を覚ました。 ・・・今のは夢?いや、違う・・。 別れ際、ダイアナが、 「ガイ・・これ、貴方がお世話になった、人間・・エミーリアさんに言付けてね・・。」 そういって、僕に託した、赤い小さな球体が、私の手の中に握られていた。 ・・・エミーリア?誰のこと? 「あら。きがついたのね。で、貴方の名前は?」 女性が言ってくる。 どうにか、私は目の腫れも引いたらしく、彼女の姿がはっきりと見えている。 「・・・?あの?あなたの名前は?」 私が聞き返すと、 「私?私は、エミーリア。エミーリア=ドナ=インバース。よ。」 にっこりと笑って、暁色の髪の毛が風になびいた。 「あ・・・母ちゃまぁ・・・。」 とてとてと、彼女によくにた少女がかけてくる。 「で、これが、私の娘。セシル=ドナ=インバースよ。」 歳は、おそらく、一歳より下らしく、にっこり笑って、 「あれ?母ちゃま、この人、チューフィードちゃまの気配がするぅ♪」 母親に言っている。 ・・・ん!? 「あ、こりれぇだぁ♪」 私の手の中の赤い球体を見つけて言っている少女・・。 「・・・スィーフィード樣の?一体?」 「あ・・・あの・・夢で貴方に渡すようにと、いわれたので・・・。」 私がそれを手渡すと、 瞬間。その球体は、セシルの中へと吸収されてゆく。 ・・・・いったい? 「・・・どうやら、あなたも、赤の竜神・スィーフィード様の欠片をやどされていた人間と接触があったのでしょうね。」 そうして、彼女・・・エミーリアは、語ってくれた。 インバース家は、代々、スィーフィードの欠片を集めているとこ。 何代に一人は、赤の竜神本人が転生してくることなどを。 そして、竜神が転生するまでに、ある程度の欠片を集めることが、使命だということを・・。 そして・・・・。どうも、夢の中でダイアナに渡されたあれは・・・・・。 竜神の魂の欠片・・だったらしい。 「・・・!?そういえば、カタートは!?ディルス王国の侵攻はどうなったんだ!?」 私がベットから、起き上がっていうと・・・・。 「・・・・・知ってるの?あれは・・・・・・。全滅よ・・・・・・・。噂では・・・・・。 国王が・・・・・・・・・・。変わり果てた姿になって、送りつけられたとか、生死不明だとか・・・・。」 エミーリアから聞いた台詞は、私を驚愕させた。 「と・・ともかく!!城にもどらなくちゃ!!」 起き上がろうとすると、痛みがつきぬける。 「ダメよ!!まだ、安静にしてなくちゃ!!」 私がどうにか、傷もなおり、ディルスに戻ると・・・・・。 町は、完全に消沈ムードがただよっていた。 とりあえず、僕は、家にもどったのだけど・・・・。 「しっしっ!!奥様は、あんたみたいな人間なんて、しらないはずよ!!」 家に仕えているメイドが僕を追い返そうとする。 そして、始めて、私は・・・・・・。 家の正面にかざってあた鏡にて、かつての姿とはかけはなれている姿と成り果てていることに 気がついた。 「・・・・・・・??!!」 ・・・多分、魔王の影響であろう。あんなに近くでであったのだから・・・。 瘴気で何があっても不思議ではない。 「・・どうしたの?出かけるわよ?」 目を真っ赤に晴らした母さんが奥から出てくる。 「・・・・・母さ・・ん・・。」 家の外で、母さんが扉をでて、私と目が合う。 「・・・・・・っぅ!!?ま・・まさか・・・ガイ!?ガイルス!?生きてっ・・・!!!」 母さんが僕に泣きついてくる。 「え゛・・・。どうして・・・。だって・・僕の姿・・。」 私の姿が変わり果てているのに、僕に気がついてくれる母さん。 「当たり前でしょ。私は・・・貴方の母親よ・・・。姿がかわっても・・よく・・無事・・で・・。」 声をつまらせている母さん。 そして、 「・・・・父さんは、・・・死んだわ・・・。」 ぽつりと言ってくる。 「・・・・・・っ!!!?」 あまりな発言であった。 「・・・ルォン兄さんは?」 「・・・・・いらっしゃい・・・・。いまから、行くところよ・・・・・。」 私は母さんにうながされて、王宮へとはいってゆく。 なぜか、母さんは、僕のことを生きてたとは誰にもいわなかったけど。 ただ、知り合いだから・・としか。 るうぉぉおおぉぉぉぉぉぉ・・・・・・・・。 ある一室で目にした光景は・・・・・。 「ま・・・・まさか・・・・・。」 「そう・・・・。これが、国王。ディルス=ルォン=ガイリアよ・・。」 蛇を無数に肉の塊から生み出しながら、うめいている国王・・・。 「・・・・・魔族のみが使うとされていた呪法よ・・・・・。屍肉呪法(ラウグヌトルシャヴナ)という・・・・。」 母さんが説明してくる。 「・・・・ルシオくんがね。夢でこの呪法のこと、教えてくれたの・・。」 ・・・・そうか・・・・。ルシオが・・・・。 そして、母さんは、ひたと僕をみて、 「ガイ・・・。落ち着いて聞きなさい。カタートに出向いて・・助かったのは、貴方一人よ・・。 他は、全員・・・死んだり、こんな術をかけられたり・・あげくは、魔族にあやつられてたりするのよ。」 僕に言ってくる。 そして、 「ガイ・・・。貴方が無事だったことは、とってもうれしい。でもね・・・・。 今のこの国で、貴方の姿と、一人だけ、無事だったというのが知られると・・・どうなるかは、 ・・・・分かるでしょう?」 ・・・・確かに。一人だけ助かったという私。 しかも、僕は国王の一番身近にいたのにかかわらず・・・である。 当然、姿が変わった私を追及して、魔族の手先とか、偽者とか・・いや、悪くすると、 母さんや、親族のみんな、そして、友達の家までもが巻き込まれるのは・・・必定・・・・。 「・・・・分かった・・・・。でも、母さん・・・。身体に気をつけて・・・・。」 そうして、私は、ガイリアシティを・・・ふるさとを後にした。 「アヴァロン=ドレイク」 それが、私の新しい名前。 私は、素性を隠して、傭兵にとなった。 −続くー ******************************************** 「ゆるして・・・でも、貴方を助けるには、これしか、方法が・・・。」 涙を流しながら、町からでてゆくわが子を見送るガイの母親。 そして・・・・・。 「父さん・・・あなた・・・・。ガイは・・・・・。無事・・・でしたわ。」 がくぅ!!! その場に崩れ落ちる。 そして、背中からは大量の血が・・・・・。 実は、彼女は、夫と息子の安否を心配して、ついさきほどまで、カタートへ単独で出かけていたのである。 そして、・・・すでに瀕死の状態であったにもかかわらず、 呪文を駆使して、どうにか、町まで、戻っていたのである。 ・・・母親の本能というべきか・・・。 あららぁ〜。まーた、人間があたしんとこに戻って来てるしぃ・・・・。 まあ、いーわ。この人間、次の輪廻にとっとと回しておきましょうっと♪ 「お母様ぁ・・・。彼女の転生さき・・・ここでいーかしら?」 リナスがあたしにいってくる。 リナスは、主に有と無、創造と破壊、再生と破滅を力として担当している。 だから、とりあえず、リナスがちょっと、面白いことを思いついたらしく、あたしに聞いてきているらしい。 「あら♪面白そうね♪じゃあ、部下Dのところに決定ね♪」 「あっ!!みーつけたっ♪リナスっ♪」 カウリイがやってくる。 カウリイは、主に光と闇、希望と絶望、誕生と滅びを担当してたりするけど。 つまり、リナスとカウリスは、裏表、相互関係にあるのである。 「い・・いやぁぁぁぁ!!!!!」 まあ、頑張りなさいな♪リナス♪ あんた達の子供って、結構、つかえるから♪ あたしは、全然、オッケーだから♪ ############################################## あとがき: やっとこさです!! 次が、よーやく、フィルさん達との出会いですぅ(爆!)スレキャラ登場!突入開始ですぅ!! プロローグにちょこっと触れて、で、フィルさんとの出会いに入りますので(汗) それでは!! |
19473 | 見果てぬ夢・第四話 | かお E-mail | 2002/1/11 16:50:06 |
記事番号19468へのコメント よーやく、四話です♪それでは♪ ########################################### 見果てぬ夢・第四話 〜出会い〜 ・・・また、負け戦だった・・・。 私は、自分のことを思い返しながら、酒場で酒を飲んでいる。 「よう!!ドレイク!!また、生きながらえたんだって?(笑)」 傭兵仲間がからかうように言ってくる。 「まあ、なんだな。なぜか、お前が正規の軍なんかの傭兵にならないのが最もな原因だろーけどな(笑)」 下品に『がはははははははっ!!!!』と笑いながら私の肩をバンバンと叩いてくる。 「ひゅ〜!!ひゅ〜!!ドレイクちゃぁあん(はあと)その背中の剣は飾りかなぁ(はあと) 一度も抜いたことがない剣なんてねぇ(笑)」 酒場にいた、傭兵全員が私を指差して笑っている。 私は、背中にとある剣を持っている。 しかし、この剣はむやみやたらに使えないのである。 なぜかといえば、国を出たときに、母から父の形見だといって、手渡された唯一の剣である。 ・・そう、今は、伝説と化している『エルメキア・ソード』のそれである。 あと、つかえない理由―実は、柄にこの剣には、ディルス王国の王族のみが使えるという紋章が 刻まれているのである。 見る人が見れば、一目両全なのだ。 あれから、十年が経過している。 風の噂に、母が私が王国をでてすぐに死んだというのを聞いた。 葬式にも出れなかったので、母と父の誕生日には、かかさず、匿名で花を送っている。 母は、死ぬ直前に国王・・つまり今のディルス国王(英断王の息子)に私が生きていることを 伝えたらしく、諜報員が私を探し回っているのが今の現状である。 母は、私が姿が変わっているというのをいう前に、亡くなったらしい。 そんな状態なのに、背中の剣が使えるはずもなく。 また、正規の軍の傭兵にでもなろうものなら、絶対に詳しい身の上調査なんかが行われているのは、 必死である。 だから、私は、なるべく基準の簡単な正規軍ではない傭兵の仕事を請け負っているのだ。 そんな私を皆は、『臆病ドレイク・死体ドレイク』などと呼んでいる。 私がいつものように、お酒をあおっていると、 「よお。アヴァロン。久しぶりだなぁ。」 額に一筋の傷を負っているどこか冷たい感じのする男性が語りかけてくる。 ・・また、こいつか・・・・・。 こいつとは、なぜか、十年来の付き合いとなっている。 私は、こいつには、気を許さないようにしているが。 なぜかというと・・・・・。 私は、魔王の呪術の影響のせいなのか、ある特定の存在に関しては、見分けることが出来るのである。 それにこいつと出逢った経路というのが、 とある村が滅び行く現場であるのだ。 八歳にも満たない、少女を燃え盛る家の中から助け出したあの日が鮮明に思い出される。 私が偽名を使い始めて、数年の月日が流れていたとき。 私はとある村に立ち寄った。そこの村人は私の姿をみても、なんの抵抗もなく、受け入れて 丁寧にもてなしてくれた。 そこの村の依頼は、最近、山にデーモンが住み着いているからなんとかしてほしい。 といった内容だったのだが。 私は、その依頼をなんなく解決に導いた。 精霊魔術の最高峰であるラティルトを扱える自分にとっては、とても簡単なことだった。 そんなある夜。いきなり轟音が村を駆け巡った。 私があわてて、外にでてみると、デーモン達が一斉に村を襲っている!! 飛び交う悲鳴と血のにおい。 そして、 「きゃあああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」 空を突き抜けるような叫びが私の耳に届く。 私は急いでそちらに向かった!! ・・現場はとある小さな家。 炎の中から人影が見え隠れしている。 (我らに協力しないというならば、死あるのみ・・・・) そんなつぶやきとも取れる声が炎の中から聞こえてくる。 炎に見え隠れしながら、一人の男性が両手に男と女をぶら下げていた。 二人とも、炎よりも赤い血を大量に地面におとしながら。 そして、それをみて、笑っている男・・・・。 (ん?ちっ・・・。人の気配が・・・ん?この気配は・・・。) 男はつぶやき、炎にまかれて姿が消えうせる。 あれは・・・・・・。 私がそれがいなくなったのを確認して地面に投げ出された男女の下にと、かろうじて、 女性の方は意識があった。 だが、完全に心臓を一突きされている。時間の問題・・・。 「・・娘を・・・娘を助けて・・・。」 彼女はいう。 耳をすますと、燃え盛る炎の奥のほうから、女の子の泣き声が・・・・。 「エア・シールド」 私はある結界の呪文を唱えて燃え盛る炎の中に身を投じる。 炎の奥に、銀の髪の少女が泣いていた。 面影は、さきほどの女性とよく似ている。 私は少女を抱きかかえて、家の外に出る。と、同時に家が燃え尽きた。 「ほら、娘さんは無事ですよ。」 私が彼女に助け出した娘を見せると、彼女は娘の髪をひとなでしてから、 「無事で・・・・」 それだけ言って事切れた。 「お母さん―!!!!!!!!!!!!!」 少女の叫びが響き渡る。 その間にも、デーモン達の襲撃はやまない。 かろうじて、どうにか、デーモンを全て撃退したときには、すでに・・・。 村の生き残りは、十人にも満たなくなっていた。 家々は全て焼け落ち、そして、死体の山々・・・。 「・・・・許さない・・・。赤い髪の男も!!あの傷のある男も!!」 少女・・レーンは瞳に復讐という名を刻み込んでいるようで、 銀の髪が熱っされて、熱くなった風になびく。 この少女はおそらく、見たのであろう。父と母を殺した相手を。 そして、その原因となったことも。 私は生き残りの村人とともに、手厚く死者を埋葬して、その村を後にした。 私は、炎のすきまから、その人物の姿をはっきりと捉えていた。実のところ。 そして、そのときから、私がとあることに気がつくというのも判明したのである。 その村であの少女の父と母を殺した男・・・・それが、この『カンヅェル』である。 「それでだな・・。聞いているのか?アヴァロン・・・!?」 半分苛立ちながらいうカンヅェル。 なぜか、このカンヅェルあれからしばらくして、私の周りに傭兵仲間として紛れ込んでいた。 すきを見ては、さりげなく勧誘なんかしてくるので、私はあまり関わらないようにしている。 「・・・でだな。いい話があるんだ。何でも、とある王国の王子が近くにきてるらしい。」 にやりと笑いながらカンヅェルはいう。 「今度は、私はあいつらが、ターゲットだな。」 まるで、ゲームを楽しむように、人間を殺していっているカンヅェル。 まあ、彼らからすれば、人間なんかさしてどうなってもいい存在なのであろう。 まるで、私の無力を思い知らせるがごとく、自分が次ぎに殺す相手を私に言ってくるのである。 このカンヅェルは。 毎回、私は、それを阻止しようとはするのだが、いつも失敗に終わっている。 そんな私の負の感情を食らっているのであろう。このカンヅェルは。 言うだけ言って、カンヅェルはどこともなく消えてゆく。 私は、今度ばかりは、完全にあいつを阻止せねばと思いながら、道をあるいてゆく。 と―。 「あの?もし?」 女性の声が後ろから聞こえてくる。 振り返ると、 「え゛!?あのとき、死んだはずの女性!?」 私は思わず声を出してしまった、 そこにたっていたのは、あの村の事件のとき、私の目の前で息を引き取っていった 彼女に瓜二つだったのだ。 「やっぱり!!お久しぶりです。アヴァロンおじ様、私、レーンです。」 銀の髪を風になびかせて、にっこりと少女は笑いかけてくる。 かつての、生き残った少女は・・・すでに十二歳へとなっていた。 つもる話もあるので、とりあえず、近くの宿屋の一室を借りて、そこで、私とレーンは話をすることにした。 レーンの話とは、やはりカンヅェルのことであった。 あれからレーンはカンヅェルの行方を追っていたが、なぜか、私の周りに出没しているという情報を つかんだようである。 そして、私に敵討ちの手助けを願い出てきているのである。この今。 ・・・かちゃ。 私は、飲んでいた紅茶をテーブルへと置いて、ひたと彼女を見つめていう。 「・・レーン、敵討ちは、あきらめるんだ。あいつは、この私が滅ぼせはできずとも、必ず殺すから。」 と。 「・・・?滅ぼせないけど、殺す?」 私の台詞に、首をかしげているレーン。 「・・・あの、カンヅェルは・・・魔族だ・・・。」 刹那、レーンの表情が凍りつく。 私がわかる存在―それは、魔族である。たとえ、どんな姿をしていようが。 だから、自分には無理だと即座に対応なのができるのだ。 これは、おそらく、魔王が私にかけた呪法の影響が一部残っていて、わかるのだと私はとらえている。 レーンには、竜族の力の波動が感じられるが、おそらく、これが彼女の両親と村が襲われた理由だろう。 あの村の人々も、全員が竜族の力の波動を持っていたので。 「ま・・魔族?」 「そう、だから、私にまかせておけ。な?レーン、両親のためにも、お前までもが死んだら二人は浮かばれないぞ?」 私の説得にかろうじて納得してくれるレーン。 とりあえず、事後報告はするから、といって、レーンの泊まっている宿を聞き出してから、 私はレーンと分かれる。 「クリストファ殿下だな?悪いが、死んでもらう!!」 にたりと笑って右の頬に刀傷がある男性が言い放つ。 「弟になにする気だ!!平和主義クラッシュ!!」 いきなりカンヅェルに飛び掛る十歳くらいの男の子。 しかし、十歳にしては、かなり頑丈そうである。そこがまた、かわいいけども。 「ほう・・・。フィリオネル殿下まで一緒とは。」 にたりと笑って、デーモン達を出現させるカンヅェル!! 「兄上!!」「クリス!!僕から離れるな!!平和主義パンチ!!」 素手で、デーモン達をつきなみ倒している男の子・・・。 私が現場につくと、そんな光景が展開されていた。 ・・素手で・・・・。しばらくあっけに取られてしまった私だが、かろうじて正気を取り戻し、 カンヅェルの方に向かってゆく。 「ほう・・・・。遅かったな・・・。今度は、ようやく、その気になったか?アヴァロン?」 からかうように、諭すように言ってくるカンヅェル。 「黙れ!!魔族の仲間にはなるものか!!死んでいった仲間たちのためににも!!」 私はさけび、あれから一度たりとも、戦闘でもむいたことのなかった背中の剣を抜き放つ。 刀身が青白く光り、うすぐらくなりかけた、あたりの景色を青白く浮かび上がらせる。 「何!?エルメキアソード!?それに、いつ、気がついていた!?だが、それでは、我は倒せまい。」 薄気味悪く言い放つ、カンヅェル。 傍では、まだ、幼い王子が弟をかばって素手で、デーモン達をのきなみ倒していっている。 確かに、このカンヅェルはかなり上位の純魔族のようである。 かつてであったことのあるゼロスとかいう魔族にはおとりはすれども。 エルメキアソードだけでは、太刀打ちすらもできない。そう、このままでは。 私は、にやりと笑う。 「このままではな。」 「我が名ガイリアの名のもとに、紋章に封じられし真実の力よいまこそ目覚めららぬことを!」 「РЯФЧ!!!」 言葉にならないカオスワーズとともに、剣の柄に描かれている紋章が赤く光り輝く。 これは、ディルス王室、しかも王族のみにか、しらない真実。 ディルスの紋章は、とある呪文によって、力を向上させるものになったり、 ある特殊な結界を張れたりするのだ。 これは、かつて、赤の竜神より伝わったとされている。 あまりに、年月がたちすぎていて、完全にその本質を知る者などはいないが。 私が完全にコントロールできるのも、かつてお世話になったとある家でおそわったからである。 一応、王国をでてから、挨拶によったのだ。あのときに。そのとき、教えてもらったのである。 呪文とカオスワーズはお爺様からきいてはいたけども、本質の意味が私は理解できてなかったのだ。 だからか、それまでは、この呪文を唱えても、王族の人々は、完全にこの紋章を使いこなせなかったのである。 長い年月の間に、忘れ去られて、知識が湾曲したためらしいが。 「何!!??」 カンヅェルが驚愕の叫びを上げると同じに、私は、剣をカンズェルにつきたてていた。 私が今の呪文で、行ったこと、それは、精神世界からの隔離と末端への攻撃。 本体が巨大ならば、切り離して、末端だけでも殺せばいい。 それが人間が魔族に対抗できる唯一のこと。 「・・ば・・・馬鹿な!!!!さすがは・・・・・・・・・・!!!!!!!????」 それだけ言って、カンヅェルは砂のように崩れ落ちてゆく。 カンヅェルが消え去る寸前に私に聞こえた言葉・・・。 「さすがは、魔王の力の波動がなぜか感じる人間だけのことはあるな・・。」 カンヅェルが消え去るのと同じに、デーモン達も、一斉にいなくなる。 「終わったな・・・。」 私が剣をしまい、振り向くと、そこには、二人の王子がたたずんでいた。 「おかげで、助かりました。」「ありがとうございました。」 年齢にあわず、丁寧に言ってくる二人の王子。 と。 「フィリオネル王子ぃぃ!!!クリストファ王子ぃぃ!!!!!!!」 ずどどどどど!!!!!数名のいまごろになって、よーやく、彼らのおともであろう、兵士達が 駆けつけている。 「おお!!ここだ、ここだ!!今、この男性にあやうい所を助けてもらったのだ。」 年齢にあわず、やけに大人びた口調の兄王子。 「そ・・それは、かたじけない。」 中でも身分の高そうな人物が私にいい、 「これは、ほんのお礼だ。」 といって、金貨を私の手に握らせてくる。 「アヴァロンとかいったな(はあと)機会があれば、また、その気になれば、いつでも、セイルーンへと くるがいい!!」 兄王子がいい、 「それはいいですね。兄上。魔族に対抗できる人物は、大歓迎ですね。」 弟王子が賛同する。 『ま・・・・魔族ぅぅぅぅ!!!!!王子様方ぁぁぁぁぁぁ!!!!!魔族に狙われたのですかぁぁ!!??』 当たり前ながら、全員が驚愕したのであった。 「僕は、セイルーン王国第一王子。フィリオネル=エル=ディ=セイルーン。こっちが弟の クリストファ=ウル=ブロッゾ=セイルーン。アヴァロンとやら、セイルーンにくれば、 歓迎しよう!!」 まだ、十歳にもならないというのに、王者の威厳というものを持っているこの王子。 子供なのに、頑丈な体つきがいかにも威厳をかもし出している。 かなり大物のようである。 そうして、セイルーンの二人の王子はお供の兵士達とともに、また、旅立ってゆく。 なんでも、お忍びで、正義を広めているとか、なんとか・・・・・・・。 まるで、昔のルォン兄さんのようである。 「・・・・・・フィリオネル王子・・・か。」 私は、フィリオネル王子と別れてから、今度こそは、ルォン兄さん達とは同じ悲しみをさせたくない。 というのもあって、フィリオネル王子に使えるとこを決心した。 そして、私は、一応、きりのいいとこで、セイルーンへと出向いていった。 −続くー ******************************************* あたしは、とにかく出かけようとしている。 「あ、お母様(はあと)あたしも行く♪」 リナスがあたしに向かって走ってくる。 どーやら、また、カウリイからにげているよーだ。 「まあ、なんだかんだといっても部下Sは、部下達、配下のしつけがなってないなぁ・・。 母上、俺も行きます♪」 いきなりカウリイまでもが現れて言ってくる。 「まあ、いいでしょ(はあと)じゃあ、三人でいきましょ(はあと)」 あたしはそう言って、リナスとカウリイを連れて、部下Sのことにいく。 「あ゛あ゛あ゛!?なんで、リナス様達までぇぇ!!!!!(涙)」 Sが泣き言なんかいっているけど。 「あら♪部下のしつけがなってないからお仕置きにきたに決まってるじゃないの(はあと)」 「そうそう(はあと)魔竜王ガーヴが離反してるらしいじゃない?(はあと)」 「まあ、人間見方にしようといてるらしいしなぁ(はあと)」 あたし、リナス、カウリイの台詞と同時にあたし達はお仕置きを開始していたりする。 「うどきゃゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」 なぜかカタート山脈一杯にSの叫びが響き渡った。 とりあえず、今回は、二年だけで、このたびはお仕置きはすませてあげたのよ(はあと) S♪こころやさしい、あたしに感謝なさいね(はあと) しっかし・・・ガーヴって・・・何考えてるのかしら? 大方、というより、私には、考え覗いたから分かっているけども・・・。 なんでも、生きたいからといって、部下Sに反逆企てて、んでもって、 竜族との混血でもあるとある村の人物の長老に協力要請して、断られたら、そこ、 全滅させて。今度は、どうも、人間の世界の王族に入り込もうとしてるのよねぇ・・・。 このあたりのこともあるので、この件に関しての部下Sのお仕置きは、 四年でとりあえず、お仕置きは昼夜を問わず、心優しくも済ましておいた。 なーんか、たかが、続けての六年のお仕置きだけで、動かなくなるSだし・・・。 つまんない・・・。 他の世界にもいきましょっと♪あたしはリナスたちを連れて、とりあえず、なぜか、 決着が変な感じにつきかけているとある世界へと移動した。 なぜか、あたしの干渉によって、すんなりとその世界は消滅するし・・・。 つまんないので、再生させておいたけど。 「しかし、あのガイルスって、結構楽しめるわね♪お母様(はあと)」 「そうね(はあと)今後も楽しませてもらいましょう♪」 まあ、暇つぶしも兼ねて、あいつだけは、まだ、あの世界に生きながらえさせているのだし。 ちなみに、あいつの運がないと言っているのは、あたしやリナス、カウリスがいじくっているから(はあと) やっぱり、楽しませてもらわないとね(はあと) ########################################### あとがき: もし、おかいしところがあれば、指摘してやってくださいな(笑) だって、あまりに寒いので、布団にもぐりこんで打ち込んでいるので(こら!!) 線を延ばしたら、どうにか布団に届いたので、布団の中で寝転んで打っています。←こらこら・・・。 まあ、画面が見えにくいというのが欠点ですけども(爆!) 次でアヴッァロンはセイルーンへと仕官(?)する予定です。それでは。 |
19474 | 見果てぬ夢・第五話 | かお E-mail | 2002/1/11 16:51:52 |
記事番号19468へのコメント また、遅くなりました。第五話です・・・。 いかんなぁ・・・・・。だんだん、打ち込みが遅くなってる・・・。自分・・・・(汗) ########################################### 見果てぬ夢・第五話 〜セイルーン〜 「私は、反対です!!!!!!」 開口一番に口を開いたのは、大臣の一言。 私がフィリオネル殿下に誘われて、一応、挨拶にと寄った王宮で、フィリオネル殿下は、こんな私を自分の おつきにしたい。と申し出たのである。 当然のことながら、反発する者はでてくるのは当然のことで・・・・・・。 今もそのことで、国王に大臣は話しているのである。 「まあ、そういうな。大臣よ。フィリオネルの意見は尊重してやりたいのだ。」 国王・・・エルドラン国王が大臣に向かっていう。 実は、私は、かつて、何度か、この国王にあったことがある。 そのときとは、自分の外見はまったくかけ離れているので、まさか、自分だとはわからないであろう。 そして、こそっと・・・。大臣に耳打ちし、 「考えてもみろ。息子は、ああいう外見だ。側に、とんでもない外見の人間がいるだけで、 息子があまり気にされなくなるのではないか?」 親ながら、とんでもないことを言っている国王。 まあ、殿下は、はっきりいって子供とは思えない容姿だが・・・・・。 「う・・・。まあ、確かに・・・・・・。」 大臣たちは、そんな国王の台詞にうなる。 「それにな。一応、この男、かなりの魔術や剣の達人のようだし。護衛にはうってつけなのではないか?」 今、ここ、セイルーンでは、とある国々とのトラブルを抱えていた。 噂では、セイルーンに攻め込む用意のある国があるとかないとか。 そんな情勢なので、殿下たちは、始終、暗殺者に狙われる毎日をすごしているのだ。 だが、そんな情勢だというのに、殿下は、一行にお忍びで、城から出てゆくのをやめようとしていない。 「正義の心をもってすれば、人類は皆、兄弟なのですから!!」 とか言いながら。大臣たちは、かなり困っていた矢先らしかった。 そんな殿下は、市民からは、親しまれているよーである。 このあたりの正確も、ルォン兄さんになんとなく、似ている殿下である。 やがて、しぶしぶながら、大臣たちは、私が殿下のおつきとなるのに賛成したのであった。 私は、国の政なんかのノウハウなんかは、しっかりとお爺様や、父、母、そしてルォン兄さんから、 幼いころから、しっかりと叩き込まれていた。 だから、私が外交に比較的、明るいのにかなり大臣たちは、驚いていた。 相手と顔をあわすことがなくても、裏からの製作なんかは、ほとんどといっていいほどに、 私に任されるよーになってきている。 「ほぅ・・・・。人は、みかけでは、判断ができないとは、このことだな・・・。」 エルドラン国王がそんな感嘆の言葉を言っていたりするが。 ごたごたしていた、外交関係も、私の裏からの作戦によって、落ち着きを取り戻しつつある。 そして、とある国と血縁関係のある沿岸諸国連合の国の王女とフィリオネル殿下の結婚が決定される。 これは、婚姻関係を結ぶことによって、混乱を収めようとする国王のいきな試みであった。 それを進言したのは、私なのだが。 フィリオネル殿下、十五歳の年であった。 一年は平和に過ぎてゆく。 が。それは唐突に巻き起こった。 国からの使者と名乗る女性がセイルーンにやってきたのである。 冷たい感じのするかなり美人な赤い髪の女性。 国王たちは、大変にもてなした。 だが、私は、彼女の正体にいち早く気がついていた。 ・・・まさか、どうどうと入りこむとは・・・・。 私が国王に彼女に気を許さないでください。と進言しても、誰も私のいうことには、耳を傾けず。 そして、事件が起こった。 「いうことを、あくまで、聞かないというのね?」 その女性がアーリィ皇太子后に向かっていう。 「私の、父たちが、貴方たちと、手を結んだというのは、納得がいきません!! それに、私は、今は、このセイルーン第一王子フィリオネル=エル=ディ=セイルーンの后です!!!」 ひたりとまっすぐに見据えて言い返すアーリィ様。 アーリィ様が寝室で休まれているときに、いきなり寝室へと出現したのである。そいつは。 「ふん・・。下手なプライドは、死を早めるというのを覚えておくのね。 ルヴィナガルドはすでに、半分は我らの手に落ちたも同然なのだから。」 冷酷に言い放つ、女性・・。 「・・・・。なぜ、魔族が人間の王国なんかに、取り込もうとするのですか!!?アマンダ!!!!」 ひたと燃えるような瞳で、女性・・・魔族アマンダを見据えているアーリィ様。 「人間が知らなくてもいいことよ・・・。」 それだけいって、ある呪文を唱え始める。 「させません!!!!エルメキアランス!!!!!」 放った術はあっけなく霧散する。 やがて、アマンダの術が完成する。 「ふふふふふ。このまま、我らが僕となり、手足となって働くがいいわ・・・・。ふふふふふ。」 「くっ・・・・・。そ・・・そうは、いきませんわ!!!!!」 どしゅっ!!!!!!!!! 床が見る間に真っ赤に染まる。 同時に、 『アーリィ様!!??』「アーリィ!!?」 兵士達と殿下が寝室の異変に気がついてドアを蹴破って入ってゆく。 始めに目に入ったのは、アマンダの前で、剣を自ら突き刺して、血まみれになっているアーリィ様の姿。 「きさま!!アーリィに何をした!!」 殿下がアマンダに詰め寄る。が―。 「ふん。人間ごときが、教える義務なんて、ないわね。」 アマンダはさらりと髪をかきあげる。 「殿下!!このままでは、奥方様が!!!!」 「いかん!!!!早く、手当てを!!!!!」 私達がアーリィ様の手当てをしようとした矢先。 「つまらないわね。でも、ガーヴ様には、かなわないわよ。そして、さよなら(はあと)」 えっ!!? 一瞬、何が起こったのかが、わからなかった。 私達の目の前で、むなしくも、アーリィ様の体は、崩れ行く。 ・・・・私には、これがどういうことか、よく分かっていた。 戦場で、そして、あの出来事で、私の周りで起こった出来事―。 「アーリィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!」 殿下の叫びが夜の宮殿に響き渡る。 「おのれ!!!!なぜ、なぜ、アーリィ様を殺したぁぁ!!?」 私は、思わず、封印していた剣を引き抜いて、アマンダに切りかかる。 「あら?その剣・・。そう・・・、あなたが、カンズェルのいっていた、人間なのね・・・。 確かに、魔王の力の波動がすこしばかり感じられるわねぇ・・。」 小ばかにしたように言い放つアマンダ。 「でも、貴方のもっている剣が、いくら『エルメキアソード』でも、この私を滅ぼすのは、無理よ。 じゃーね。ぼうやたち。」 それだけいって、アマンダは夜の闇へと解け消える。 「待て!!!!!」 「カンヅェルがそのうち、貴方にお礼をするらしいわ(はあと)首を洗ってまってなさい。 ドレイク!!!!!そして、我らは、セイルーンをあきらめないからね!!」 虚空から声が響き渡る。 私が放った剣の一撃は、かろうじて、アマンダを捕らえたものの、たんなる傷を負わせただけで、 あっさりと逃げられてしまった。 私が剣をしまい、アーリィ様のところにいくと、 アーリィ様は、かろうじて、まだ息があった。 「リ・・・リオル・・・。ごめんなさい・・・・。私、貴方に迷惑をかけたくなかったの・・・・。」 アーリィ様が殿下に手を伸ばしていう。 殿下は、そんなアーリィ様の手をとり、 「大丈夫だ。絶対助かる!!」 励ましているが、すでに命の火がきえかけているのは明白・・・・。 「マ・・魔族の動向に気を・・・つけて・・・・・・・。」 「・・・・アーリィ?・・・・・・・・・・・っ!!!!!!!!!!!!!!!」 殿下の声にならない叫びが私の胸をついた。 次の日、しめやかに告別式が行われた。 表向きは、病死・・・・・。 殿下の強い希望で、傷などもすっかり治っているアーリィ様を棺にいれ。 王宮は、魔族の侵攻は予想もしてなく、結界の強化に力を入れ始める。 「それで、魔族の動向はつかめたか!?」 国王自ら、表にたって、情報を集めだす。 「それより、アーリィ様の死亡で、親戚関係にあった、アストリアに不穏な動きが!!」 寄せられる情報は、またまた混乱に陥るばかりの内容の代物。 「・・・・・国王、この私に、情報収集を担当させてはもらえませんか?」 私は、あえて、自ら、志願する。 私なら、魔族の気配を感じることができる。 こんな体質も、役にたつときがあるのなら。 そして、すこしでも、殿下の傷がいえるのなら。 そして・・・・。自分が側にいながら、また死なせてしまったアーリィ様の供養のためにも・・・・・。 「よかろう。アヴァロン=ドレイク!!本日より、手前に情報収集を認める!!!! こころして、とりかかるがよい!!!!」 「ははああぁぁ!!!!!心に誓って!!!!!」 かくして私は、魔族の動向、そして、真実を突き止めるべく、セイルーンをあとにした。 −続くー ******************************************** 「私、殿下のそばに居たいんです・・・・。」 あたしのとこに戻ってきても、まだ、夫のことを気遣っているアーリィ。 ここまで、人を愛せるというのも、すごいわね。 始めは、完全に嫌がっていたのにねぇ(はあと) このアーリィ。フィリオネルとの結婚は♪ 「本当に、それでいいの?」 リナスがアーリィに再度確認を取っている。 こくん。うなづくアーリィ。 「はう・・・・・。ま、いいでしょう。これも、あたしの仕事のうちだからね・・・。」 リナスは言って、アーリィをとある輪廻の中に組み入れる。 ・・・・せめて、娘としてでも、お側で見守りたい・・・・・。 それが、アーリィの純粋なる願い。 「人間ってのも、ちょっとはいいのかもね・・。」 リナスはそんなことをいってたりする。 「お♪リナス、仕事が終わったのか♪じゃあ♪」 「い・・・いやぁぁぁぁ!!!!!いい加減にしてぇぇぇぇ!!!!ルー!!!!!」 リナスはわめくが、カウリイはお構いなし。 抵抗もむなしく、またまたカウリイに連れられていっているリナス。 「いやぁぁぁぁ!!!!お母様!!前に、ちょっと休暇とってもいいっていってたわよね!! ってことで、あたし、今から休暇に入るから!!!!」 それだけいってリナスはいきなり下界(?)に降りてゆく。 どうやら、またまたカウリイから逃げてきたよーである。リナスは。 そして、下界のどこの世界を選んだかというと。 あらあら♪あそこの世界を選んでいるし♪リナは♪ と。 「リナスぅ♪あれ?母上?リナスは?」 カウリイがあたしに聞いてくる。 「あ。リナスだったら、休暇とるとかいって、赤の世界にいったわよ♪」 「何ぃぃ!!!!母上!!俺も休暇に入ります!!!!」 カウリイは言い放ち、リナスを追って、赤の世界の輪廻の中に入っていったりする。 あらあら♪面白くなりそうね♪ カウリイの方が先に人間として世界に誕生した。 それは、ちょーど、セイルーンでとある騒動が持ち上がっていたときでもあるけどね♪ んふふふ♪これからが、楽しめそう♪ 「さてと♪リナスとルーがいなくなったので、あんた達、リナスたちの仕事もこなしてねぇ(はあと)」 『え゛え゛え゛え゛え゛!!!!!!!!!!!!』 あたしのとこで、働いているジェーン、カシェル、ルシオ、ダイアナ、の叫びがなぜだか、響く。 なんで、そんなに狼狽するのかしら?(笑) ########################################### あとがき: かお:一応、年齢の説明いきます♪←こら(笑) ガウリイがフィル殿下が十六歳のとき、赤の世界にガウリイ=ガブリエフとして、 転生してますのです♪ このとき、リナとルナの母親となる彼女は、十八歳です♪ ただ今、その後のリナ達の父親となる人物と旅をしてたりするのです♪ ではでは♪ |
19476 | すっっっっっごく、かっこいいですぅぅぅぅ!!! | まい | 2002/1/11 19:18:05 |
記事番号19474へのコメント かおさんは No.19474「見果てぬ夢・第五話」で書きました。 > >また、遅くなりました。第五話です・・・。 >いかんなぁ・・・・・。だんだん、打ち込みが遅くなってる・・・。自分・・・・(汗) > >########################################### > > 見果てぬ夢・第五話 〜セイルーン〜 > > >「私は、反対です!!!!!!」 >開口一番に口を開いたのは、大臣の一言。 >私がフィリオネル殿下に誘われて、一応、挨拶にと寄った王宮で、フィリオネル殿下は、こんな私を自分の >おつきにしたい。と申し出たのである。 >当然のことながら、反発する者はでてくるのは当然のことで・・・・・・。 それは・・・まあ、王位継承者(間違ってもおうぢとは言わない。)のおつきが何処の誰かも分からない人だったら・・・当然の反対でしょう・・・ >今もそのことで、国王に大臣は話しているのである。 >「まあ、そういうな。大臣よ。フィリオネルの意見は尊重してやりたいのだ。」 >国王・・・エルドラン国王が大臣に向かっていう。 >実は、私は、かつて、何度か、この国王にあったことがある。 >そのときとは、自分の外見はまったくかけ離れているので、まさか、自分だとはわからないであろう。 >そして、こそっと・・・。大臣に耳打ちし、 >「考えてもみろ。息子は、ああいう外見だ。側に、とんでもない外見の人間がいるだけで、 >息子があまり気にされなくなるのではないか?」 >親ながら、とんでもないことを言っている国王。 まあ、フィルさんの外見ですからね・・・ >まあ、殿下は、はっきりいって子供とは思えない容姿だが・・・・・。 >「う・・・。まあ、確かに・・・・・・。」 >大臣たちは、そんな国王の台詞にうなる。 >「それにな。一応、この男、かなりの魔術や剣の達人のようだし。護衛にはうってつけなのではないか?」 >今、ここ、セイルーンでは、とある国々とのトラブルを抱えていた。 >噂では、セイルーンに攻め込む用意のある国があるとかないとか。 >そんな情勢なので、殿下たちは、始終、暗殺者に狙われる毎日をすごしているのだ。 そんなの・・・私だったら、気が狂ってますよ!! >だが、そんな情勢だというのに、殿下は、一行にお忍びで、城から出てゆくのをやめようとしていない。 >「正義の心をもってすれば、人類は皆、兄弟なのですから!!」 >とか言いながら。大臣たちは、かなり困っていた矢先らしかった。 でも、この言葉で、下級デーモンなら消滅しているのでは・・・?フィルさんの外見も付け加えて・・・ >そんな殿下は、市民からは、親しまれているよーである。 >このあたりの正確も、ルォン兄さんになんとなく、似ている殿下である。 > >やがて、しぶしぶながら、大臣たちは、私が殿下のおつきとなるのに賛成したのであった。 おそらく、一番の理由は、『あまり、フィルさんの外見を気にしなくてもいい』ってところですね・・・ > >私は、国の政なんかのノウハウなんかは、しっかりとお爺様や、父、母、そしてルォン兄さんから、 >幼いころから、しっかりと叩き込まれていた。 >だから、私が外交に比較的、明るいのにかなり大臣たちは、驚いていた。 まあ、さすがに王宮の人間ですから・・・知っていなければ、いけないですよね・・・ >相手と顔をあわすことがなくても、裏からの製作なんかは、ほとんどといっていいほどに、 >私に任されるよーになってきている。 >「ほぅ・・・・。人は、みかけでは、判断ができないとは、このことだな・・・。」 >エルドラン国王がそんな感嘆の言葉を言っていたりするが。 いや、感嘆じゃなくて、けなしてるような・・・(汗) >ごたごたしていた、外交関係も、私の裏からの作戦によって、落ち着きを取り戻しつつある。 >そして、とある国と血縁関係のある沿岸諸国連合の国の王女とフィリオネル殿下の結婚が決定される。 >これは、婚姻関係を結ぶことによって、混乱を収めようとする国王のいきな試みであった。 >それを進言したのは、私なのだが。 政略結婚ですか・・・? > >フィリオネル殿下、十五歳の年であった。 >一年は平和に過ぎてゆく。 >が。それは唐突に巻き起こった。 >国からの使者と名乗る女性がセイルーンにやってきたのである。 >冷たい感じのするかなり美人な赤い髪の女性。 >国王たちは、大変にもてなした。 >だが、私は、彼女の正体にいち早く気がついていた。 さすが、私と同じエル様に創られた(?)存在ですね。 >・・・まさか、どうどうと入りこむとは・・・・。 >私が国王に彼女に気を許さないでください。と進言しても、誰も私のいうことには、耳を傾けず。 >そして、事件が起こった。 > >「いうことを、あくまで、聞かないというのね?」 >その女性がアーリィ皇太子后に向かっていう。 >「私の、父たちが、貴方たちと、手を結んだというのは、納得がいきません!! >それに、私は、今は、このセイルーン第一王子フィリオネル=エル=ディ=セイルーンの后です!!!」 >ひたりとまっすぐに見据えて言い返すアーリィ様。 ばしゅう・・・アーリィ様の一言で消滅したまい。 >王宮は、魔族の侵攻は予想もしてなく、結界の強化に力を入れ始める。 > >「それで、魔族の動向はつかめたか!?」 >国王自ら、表にたって、情報を集めだす。 >「それより、アーリィ様の死亡で、親戚関係にあった、アストリアに不穏な動きが!!」 >寄せられる情報は、またまた混乱に陥るばかりの内容の代物。 それは・・・『魔族』と聞いた時点でも、混乱しますからね・・・ >「・・・・・国王、この私に、情報収集を担当させてはもらえませんか?」 >私は、あえて、自ら、志願する。 >私なら、魔族の気配を感じることができる。 >こんな体質も、役にたつときがあるのなら。 >そして、すこしでも、殿下の傷がいえるのなら。 >そして・・・・。自分が側にいながら、また死なせてしまったアーリィ様の供養のためにも・・・・・。 ああ・・・なんという人なのですか・・・やさしくて・・・素敵ですね・・・ >「よかろう。アヴァロン=ドレイク!!本日より、手前に情報収集を認める!!!! >こころして、とりかかるがよい!!!!」 >「ははああぁぁ!!!!!心に誓って!!!!!」 >かくして私は、魔族の動向、そして、真実を突き止めるべく、セイルーンをあとにした。 > > > −続くー > > >******************************************** >「私、殿下のそばに居たいんです・・・・。」 >あたしのとこに戻ってきても、まだ、夫のことを気遣っているアーリィ。 >ここまで、人を愛せるというのも、すごいわね。 ですね・・・しかも、あのフィルさんを・・・まあ、人は外見じゃないですど・・・ >始めは、完全に嫌がっていたのにねぇ(はあと) >このアーリィ。フィリオネルとの結婚は♪ なんとなく、分かります・・・ >「本当に、それでいいの?」 >リナスがアーリィに再度確認を取っている。 >こくん。うなづくアーリィ。 >「はう・・・・・。ま、いいでしょう。これも、あたしの仕事のうちだからね・・・。」 >リナスは言って、アーリィをとある輪廻の中に組み入れる。 >・・・・せめて、娘としてでも、お側で見守りたい・・・・・。 >それが、アーリィの純粋なる願い。 ああ・・・アーリィさん・・・あなたも素敵です・・・(ていうか、かおさんのキャラ全て・・・) >「人間ってのも、ちょっとはいいのかもね・・。」 >リナスはそんなことをいってたりする。 >「お♪リナス、仕事が終わったのか♪じゃあ♪」 >「い・・・いやぁぁぁぁ!!!!!いい加減にしてぇぇぇぇ!!!!ルー!!!!!」 >リナスはわめくが、カウリイはお構いなし。 >抵抗もむなしく、またまたカウリイに連れられていっているリナス。 ああ・・・リナス、頑張って・・・ エル様:まあ、リナスも本気で嫌なら、もっと派手に嫌がってたりするから、十分の九ぐらいは本気で嫌でも 後の十分の一は嫌がってないんじゃないの? まい :そうですか・・・ > >「いやぁぁぁぁ!!!!お母様!!前に、ちょっと休暇とってもいいっていってたわよね!! >ってことで、あたし、今から休暇に入るから!!!!」 >それだけいってリナスはいきなり下界(?)に降りてゆく。 >どうやら、またまたカウリイから逃げてきたよーである。リナスは。 >そして、下界のどこの世界を選んだかというと。 >あらあら♪あそこの世界を選んでいるし♪リナは♪ >と。 >「リナスぅ♪あれ?母上?リナスは?」 >カウリイがあたしに聞いてくる。 >「あ。リナスだったら、休暇とるとかいって、赤の世界にいったわよ♪」 >「何ぃぃ!!!!母上!!俺も休暇に入ります!!!!」 >カウリイは言い放ち、リナスを追って、赤の世界の輪廻の中に入っていったりする。 かわいそうに・・・リナス&S。 >あらあら♪面白くなりそうね♪ >カウリイの方が先に人間として世界に誕生した。 >それは、ちょーど、セイルーンでとある騒動が持ち上がっていたときでもあるけどね♪ >んふふふ♪これからが、楽しめそう♪ >「さてと♪リナスとルーがいなくなったので、あんた達、リナスたちの仕事もこなしてねぇ(はあと)」 ルーって、誰ですか?カウリイだったり・・・ >『え゛え゛え゛え゛え゛!!!!!!!!!!!!』 >あたしのとこで、働いているジェーン、カシェル、ルシオ、ダイアナ、の叫びがなぜだか、響く。 >なんで、そんなに狼狽するのかしら?(笑) 当たり前です!!リナスがどのくらいの仕事をしていると思ってるんですか!! > >########################################### >あとがき: >かお:一応、年齢の説明いきます♪←こら(笑) > ガウリイがフィル殿下が十六歳のとき、赤の世界にガウリイ=ガブリエフとして、 > 転生してますのです♪ > このとき、リナとルナの母親となる彼女は、十八歳です♪ > ただ今、その後のリナ達の父親となる人物と旅をしてたりするのです♪ > ではでは♪ > では、こちらもさよならです。かおさん、とっても面白いです。これからもたくさん書いていってくださいね♪ ではでは。 |
19491 | シリアスにならないぃぃ(涙)エル様がいるからなぁ(汗) | かお E-mail | 2002/1/11 21:41:55 |
記事番号19476へのコメント まいさんは No.19476「すっっっっっごく、かっこいいですぅぅぅぅ!!!」で書きました。 > >かおさんは No.19474「見果てぬ夢・第五話」で書きました。 こんにちわ♪まいさん♪ 感想、ありがとうございます♪ >>私がフィリオネル殿下に誘われて、一応、挨拶にと寄った王宮で、フィリオネル殿下は、こんな私を自分の >>おつきにしたい。と申し出たのである。 >>当然のことながら、反発する者はでてくるのは当然のことで・・・・・・。 > > それは・・・まあ、王位継承者(間違ってもおうぢとは言わない。)のおつきが何処の誰かも分からない人だったら・・・当然の反対でしょう・・・ はい、そうです(笑) それを意識して、書いてます・・(汗) > >>「考えてもみろ。息子は、ああいう外見だ。側に、とんでもない外見の人間がいるだけで、 >>息子があまり気にされなくなるのではないか?」 >>親ながら、とんでもないことを言っている国王。 > > まあ、フィルさんの外見ですからね・・・ はい。 ドワーフもどきで、盗賊の親分(滝汗) > >>今、ここ、セイルーンでは、とある国々とのトラブルを抱えていた。 >>噂では、セイルーンに攻め込む用意のある国があるとかないとか。 >>そんな情勢なので、殿下たちは、始終、暗殺者に狙われる毎日をすごしているのだ。 > > そんなの・・・私だったら、気が狂ってますよ!! まあ、セイルーンは、何かとお家騒動が(汗) ランディに、アルフレッド(爆!) > >>だが、そんな情勢だというのに、殿下は、一行にお忍びで、城から出てゆくのをやめようとしていない。 >>「正義の心をもってすれば、人類は皆、兄弟なのですから!!」 >>とか言いながら。大臣たちは、かなり困っていた矢先らしかった。 > > でも、この言葉で、下級デーモンなら消滅しているのでは・・・?フィルさんの外見も付け加えて・・・ そうです(笑) だから、今、この状態では、あまり結界が強化されてないけど、 無意識の内に必然的に貢献してたんですねぇ(笑)フィルさんは(爆!) > >>そんな殿下は、市民からは、親しまれているよーである。 >>このあたりの正確も、ルォン兄さんになんとなく、似ている殿下である。 >> >>やがて、しぶしぶながら、大臣たちは、私が殿下のおつきとなるのに賛成したのであった。 > > おそらく、一番の理由は、『あまり、フィルさんの外見を気にしなくてもいい』ってところですね・・・ ドレイクがいることによって、フィルさんが、あまり目立たなくなるので(笑) > >> >>私は、国の政なんかのノウハウなんかは、しっかりとお爺様や、父、母、そしてルォン兄さんから、 >>幼いころから、しっかりと叩き込まれていた。 >>だから、私が外交に比較的、明るいのにかなり大臣たちは、驚いていた。 > > まあ、さすがに王宮の人間ですから・・・知っていなければ、いけないですよね・・・ しかも、実は、かなり上位の王位継承者(笑)ガイルスは(爆!) ・・実は、今の国王から、ガイルスに王位を継がせたいという意見があって、 情報員がガイルスを捜査中(爆!)←でも、外見が変わっているのを知らない(笑) > >>相手と顔をあわすことがなくても、裏からの製作なんかは、ほとんどといっていいほどに、 >>私に任されるよーになってきている。 >>「ほぅ・・・・。人は、みかけでは、判断ができないとは、このことだな・・・。」 >>エルドラン国王がそんな感嘆の言葉を言っていたりするが。 > > いや、感嘆じゃなくて、けなしてるような・・・(汗) あ、わかりました?(笑) はい。そうです(笑) やんわりと遠まわしに(笑) > >>ごたごたしていた、外交関係も、私の裏からの作戦によって、落ち着きを取り戻しつつある。 >>そして、とある国と血縁関係のある沿岸諸国連合の国の王女とフィリオネル殿下の結婚が決定される。 >>これは、婚姻関係を結ぶことによって、混乱を収めようとする国王のいきな試みであった。 >>それを進言したのは、私なのだが。 > > 政略結婚ですか・・・? そうです(汗) >> >>フィリオネル殿下、十五歳の年であった。 >>一年は平和に過ぎてゆく。 >>が。それは唐突に巻き起こった。 >>国からの使者と名乗る女性がセイルーンにやってきたのである。 >>冷たい感じのするかなり美人な赤い髪の女性。 >>国王たちは、大変にもてなした。 >>だが、私は、彼女の正体にいち早く気がついていた。 > > さすが、私と同じエル様に創られた(?)存在ですね。 ちょっと、違うけど・・・・。 似たよーなものかも・・というか、全ては、エル様が創られた存在ですし・・(汗) > >>「いうことを、あくまで、聞かないというのね?」 >>その女性がアーリィ皇太子后に向かっていう。 >>「私の、父たちが、貴方たちと、手を結んだというのは、納得がいきません!! >>それに、私は、今は、このセイルーン第一王子フィリオネル=エル=ディ=セイルーンの后です!!!」 >>ひたりとまっすぐに見据えて言い返すアーリィ様。 > > ばしゅう・・・アーリィ様の一言で消滅したまい。 私もここを打ち込んでいるとき、フィルさんの外見は、絶対に考えないようにしました(爆!) > >>王宮は、魔族の侵攻は予想もしてなく、結界の強化に力を入れ始める。 >> >>「それで、魔族の動向はつかめたか!?」 >>国王自ら、表にたって、情報を集めだす。 >>「それより、アーリィ様の死亡で、親戚関係にあった、アストリアに不穏な動きが!!」 >>寄せられる情報は、またまた混乱に陥るばかりの内容の代物。 > > それは・・・『魔族』と聞いた時点でも、混乱しますからね・・・ です(汗) > >>「・・・・・国王、この私に、情報収集を担当させてはもらえませんか?」 >>私は、あえて、自ら、志願する。 >>私なら、魔族の気配を感じることができる。 >>こんな体質も、役にたつときがあるのなら。 >>そして、すこしでも、殿下の傷がいえるのなら。 >>そして・・・・。自分が側にいながら、また死なせてしまったアーリィ様の供養のためにも・・・・・。 > > ああ・・・なんという人なのですか・・・やさしくて・・・素敵ですね・・・ 昔が昔ですからねぇ・・・。ガイルスの過去・・(滝汗) > >>「よかろう。アヴァロン=ドレイク!!本日より、手前に情報収集を認める!!!! >>「私、殿下のそばに居たいんです・・・・。」 >>あたしのとこに戻ってきても、まだ、夫のことを気遣っているアーリィ。 >>ここまで、人を愛せるというのも、すごいわね。 > > ですね・・・しかも、あのフィルさんを・・・まあ、人は外見じゃないですど・・・ 人柄にほれ込んでいるアーリィ♪ 外見はともかくとして(笑) > >>始めは、完全に嫌がっていたのにねぇ(はあと) >>このアーリィ。フィリオネルとの結婚は♪ > > なんとなく、分かります・・・ 「こんなひと、いやです!!」アーリィの始めの言葉。←爆!! > >>「本当に、それでいいの?」 >>リナスがアーリィに再度確認を取っている。 >>こくん。うなづくアーリィ。 >>「はう・・・・・。ま、いいでしょう。これも、あたしの仕事のうちだからね・・・。」 >>リナスは言って、アーリィをとある輪廻の中に組み入れる。 >>・・・・せめて、娘としてでも、お側で見守りたい・・・・・。 >>それが、アーリィの純粋なる願い。 > > ああ・・・アーリィさん・・・あなたも素敵です・・・(ていうか、かおさんのキャラ全て・・・) ええ!!そんなぁ!? お世辞でも、うれしいですぅぅ!!!! ありがとうなのです!!!!まいさん!!!!! > >>「人間ってのも、ちょっとはいいのかもね・・。」 >>リナスはそんなことをいってたりする。 >>「お♪リナス、仕事が終わったのか♪じゃあ♪」 >>「い・・・いやぁぁぁぁ!!!!!いい加減にしてぇぇぇぇ!!!!ルー!!!!!」 >>リナスはわめくが、カウリイはお構いなし。 >>抵抗もむなしく、またまたカウリイに連れられていっているリナス。 > > ああ・・・リナス、頑張って・・・ > エル様:まあ、リナスも本気で嫌なら、もっと派手に嫌がってたりするから、十分の九ぐらいは本気で嫌でも >後の十分の一は嫌がってないんじゃないの? > まい :そうですか・・・ ・・でも、今回は、兄妹という設定なんですが・・。 エル:あたしの子供だから、関係ないし♪ かお:・・・・・・。まあ、そうなのかも・・。←納得するなよ!!?(汗) > >>「あ。リナスだったら、休暇とるとかいって、赤の世界にいったわよ♪」 >>「何ぃぃ!!!!母上!!俺も休暇に入ります!!!!」 >>カウリイは言い放ち、リナスを追って、赤の世界の輪廻の中に入っていったりする。 > > かわいそうに・・・リナス&S。 です(笑) しかも、先走って、カウリイ=ルシフェルの方が先に転生してるし(笑) > >>あらあら♪面白くなりそうね♪ >>カウリイの方が先に人間として世界に誕生した。 >>それは、ちょーど、セイルーンでとある騒動が持ち上がっていたときでもあるけどね♪ >>んふふふ♪これからが、楽しめそう♪ >>「さてと♪リナスとルーがいなくなったので、あんた達、リナスたちの仕事もこなしてねぇ(はあと)」 > > ルーって、誰ですか?カウリイだったり・・・ そーです。 ルシフェルなので、頭文字をとって、『ルー』 この呼び名は、エル様とリナスしか使ってませんけど(笑) > >>『え゛え゛え゛え゛え゛!!!!!!!!!!!!』 >>あたしのとこで、働いているジェーン、カシェル、ルシオ、ダイアナ、の叫びがなぜだか、響く。 >>なんで、そんなに狼狽するのかしら?(笑) > > 当たり前です!!リナスがどのくらいの仕事をしていると思ってるんですか!! > ・・全ての虚無と有の管理の統括・・・・。 無限・・・・・。 まあ、この意見はエル様ですし・・(汗)←こらこら(笑) >> >>########################################### >>あとがき: >>かお:一応、年齢の説明いきます♪←こら(笑) >> ガウリイがフィル殿下が十六歳のとき、赤の世界にガウリイ=ガブリエフとして、 >> 転生してますのです♪ >> このとき、リナとルナの母親となる彼女は、十八歳です♪ >> ただ今、その後のリナ達の父親となる人物と旅をしてたりするのです♪ >> ではでは♪ >> > では、こちらもさよならです。かおさん、とっても面白いです。これからもたくさん書いていってくださいね♪ うぐっ・・・・。 まあ、とりあえず、これ、共同(!?)作品なので・・・。 今、よーやく、十話まで、送っていますが・・・。 そうですね・・・。 もーちょい、送って、了解とって、オッケーが出たら(笑)←お゛ぉ〜い(爆!) (投稿してもいいって、許可をもらっているのに!!)←だって、そうしないと、 なんか、悪いような気がするので(汗) > ではでは。 > わーいなのです♪ 感想、ありがとうなのです♪ あ、ちなみに、まいさん、何か、番外編のほうで、パロの希望・・ありませんか?(はあと) もしあれば、お願いしますのです(はあと)←だから人に頼るなって(汗) それでは、わざわざ感想、どうもなのです。 byかお |
19482 | ダーク?シリアス?コメディ? | たかこ | 2002/1/11 20:27:56 |
記事番号19474へのコメント こんにちは。かおさん。 ダークでシリアスだという今回のお話し。 わたし、シリアスはともかくダークとかちょっと・・・・・・、むぅ、痛いお話しは悲しくてあまり好きじゃないんですが(読みますけど)、シリアスですが痛いお話ではないようですねvv 第二話(だったと思う)のゼロスが慌てて去っていくとこなんて、笑ってしまいました。 エル様は偉大なり♪ 覇王さん、ちょっぴりかっこよかったですv 原作ではあんましいいイメージないので・・・・。 >「考えてもみろ。息子は、ああいう外見だ。側に、とんでもない外見の人間がいるだけで、 >息子があまり気にされなくなるのではないか?」 >親ながら、とんでもないことを言っている国王。 国王様・・・・・・・・・(汗) フィルさん幼き頃って、いったい幾つくらいに見られてたんだろう・・・・・。 ヒゲはないとしてもね。 >「あら?その剣・・。そう・・・、あなたが、カンズェルのいっていた、人間なのね・・・。 >確かに、魔王の力の波動がすこしばかり感じられるわねぇ・・。」 >小ばかにしたように言い放つアマンダ。 魔王の波動? アヴァロンさん、何かあるんでしょうか? でも、エル様出てきてシリアスっていうのは難しそうですよね・・・・・・・。 エル:あら、それどういうことかしら? エ、エル様!! 何でもないです!! エル:それより、続きは♪ そうですね。 はやくあれを完結させなければ・・・・・・。 ではでは。 続き、楽しみにしてますv 長編も、漫遊記番外編の方も♪ たかこ。 |
19489 | なんでしょうか?部門は(汗) | かお E-mail | 2002/1/11 21:21:00 |
記事番号19482へのコメント たかこさんは No.19482「ダーク?シリアス?コメディ?」で書きました。 > > こんにちわ♪たかこさん♪ >こんにちは。かおさん。 こんにちわです♪ >ダークでシリアスだという今回のお話し。 はいそうです♪ >わたし、シリアスはともかくダークとかちょっと・・・・・・、むぅ、痛いお話しは悲しくてあまり好きじゃないんですが(読みますけど)、シリアスですが痛いお話ではないようですねvv ・・痛いけど、エル様の一人称で、それが、かすんでいるような気が・・(汗) > >第二話(だったと思う)のゼロスが慌てて去っていくとこなんて、笑ってしまいました。 >エル様は偉大なり♪ まあ、エル様の玩具でもあり、一応、ルシオは、赤瞳の魔王の欠片。ですからねぇ(笑) >覇王さん、ちょっぴりかっこよかったですv >原作ではあんましいいイメージないので・・・・。 ええ!!そういって、いただけるとぉ(はあと) 哀れな覇王をイメージして書いた場所なんですけど(汗) ちなみに、私もいいイメージはないです(笑) > >>「考えてもみろ。息子は、ああいう外見だ。側に、とんでもない外見の人間がいるだけで、 >>息子があまり気にされなくなるのではないか?」 >>親ながら、とんでもないことを言っている国王。 >国王様・・・・・・・・・(汗) >フィルさん幼き頃って、いったい幾つくらいに見られてたんだろう・・・・・。 >ヒゲはないとしてもね。 ・・完全に子供のドワーフ・・と見られていたイメージが(汗) > >>「あら?その剣・・。そう・・・、あなたが、カンズェルのいっていた、人間なのね・・・。 >>確かに、魔王の力の波動がすこしばかり感じられるわねぇ・・。」 >>小ばかにしたように言い放つアマンダ。 >魔王の波動? >アヴァロンさん、何かあるんでしょうか? はいです。 一応、ガイルス(ドレイク)の姿が変化しているのは、魔王の魔力の影響なもんで(笑) ・・カタート侵攻の回、参考(爆!)←こらこら(汗) > >でも、エル様出てきてシリアスっていうのは難しそうですよね・・・・・・・。 まあ、始めは、シリアスで、あとがほのぼので(はあと)←お゛い゛・・(笑) >エル:あら、それどういうことかしら? >エ、エル様!! >何でもないです!! >エル:それより、続きは♪ >そうですね。 >はやくあれを完結させなければ・・・・・・。 わーい♪楽しみぃ♪ > >ではでは。 >続き、楽しみにしてますv うぐっ・・・。頑張ります・・・。 >長編も、漫遊記番外編の方も♪ ・・今、どうにか、長編の次は打ち込み終了・・(汗) あ゛あ゛・・お二人が、横で、武器をもってにっこりと笑っているぅぅ(涙) > >たかこ。 それでは。 感想、どうもなのです。 ではでは。 > > > |
19490 | 新作♪ | らん E-mail | 2002/1/11 21:29:07 |
記事番号19474へのコメント かおさんは No.19474「見果てぬ夢・第五話」で書きました。 らん:こんにちわvvかおさんvv きゃ〜〜〜〜♪以前言っていたお話ですね♪ 凄いです〜〜〜こんなに沢山vv エル様:あんたも見習いなさい♪ らん:ですね。 >「考えてもみろ。息子は、ああいう外見だ。側に、とんでもない外見の人間がいるだけで、 >息子があまり気にされなくなるのではないか?」 >親ながら、とんでもないことを言っている国王。 >まあ、殿下は、はっきりいって子供とは思えない容姿だが・・・・・。 >「う・・・。まあ、確かに・・・・・・。」 >大臣たちは、そんな国王の台詞にうなる。 らん:え〜〜〜と・・・子供のことからあんな顔 エル様:そうなのよねぇ・・・フィオネルは、顔変わっていないのよね。 >今、ここ、セイルーンでは、とある国々とのトラブルを抱えていた。 >噂では、セイルーンに攻め込む用意のある国があるとかないとか。 >そんな情勢なので、殿下たちは、始終、暗殺者に狙われる毎日をすごしているのだ。 >だが、そんな情勢だというのに、殿下は、一行にお忍びで、城から出てゆくのをやめようとしていない。 >「正義の心をもってすれば、人類は皆、兄弟なのですから!!」 らん:フィルさんらしいです。それにしても家騒動やトラブルの多い国ですね。 >「私、殿下のそばに居たいんです・・・・。」 >あたしのとこに戻ってきても、まだ、夫のことを気遣っているアーリィ。 >ここまで、人を愛せるというのも、すごいわね。 >始めは、完全に嫌がっていたのにねぇ(はあと) >このアーリィ。フィリオネルとの結婚は♪ らん:まぁ・・・気持ちは解るのです・・・ >「お♪リナス、仕事が終わったのか♪じゃあ♪」 >「い・・・いやぁぁぁぁ!!!!!いい加減にしてぇぇぇぇ!!!!ルー!!!!!」 >リナスはわめくが、カウリイはお構いなし。 >抵抗もむなしく、またまたカウリイに連れられていっているリナス。 らん:・・・・なんか・・・ 大変ですね〜〜〜〜リナスも・・・相変わらず・・・ エル様:あらあらvvあたしは大歓迎よvv >「いやぁぁぁぁ!!!!お母様!!前に、ちょっと休暇とってもいいっていってたわよね!! >ってことで、あたし、今から休暇に入るから!!!!」 >それだけいってリナスはいきなり下界(?)に降りてゆく。 >どうやら、またまたカウリイから逃げてきたよーである。リナスは。 らん:でもそれも無駄な事だと思います♪ エル様:まぁ・・カウリイだし。 >「リナスぅ♪あれ?母上?リナスは?」 >カウリイがあたしに聞いてくる。 >「あ。リナスだったら、休暇とるとかいって、赤の世界にいったわよ♪」 >「何ぃぃ!!!!母上!!俺も休暇に入ります!!!!」 らん:やっぱり追っかけるしvv エル様:当然追っかけるでしょうね♪何しろカウリイだし。 らん:ですね〜〜〜独占力強そうですからねぇ・・・ >「さてと♪リナスとルーがいなくなったので、あんた達、リナスたちの仕事もこなしてねぇ(はあと)」 >『え゛え゛え゛え゛え゛!!!!!!!!!!!!』 >あたしのとこで、働いているジェーン、カシェル、ルシオ、ダイアナ、の叫びがなぜだか、響く。 >なんで、そんなに狼狽するのかしら?(笑) らん:うわ・・・大変でしょうけど・・・ファイトなのです。 エル様:あらvvこの程度仕事が増えただけでしょ? らん:だって、エル様絶対に仕事しないのでは? エル様:当然よvvめんどくさい。 >かお:一応、年齢の説明いきます♪←こら(笑) > ガウリイがフィル殿下が十六歳のとき、赤の世界にガウリイ=ガブリエフとして、 > 転生してますのです♪ > このとき、リナとルナの母親となる彼女は、十八歳です♪ > ただ今、その後のリナ達の父親となる人物と旅をしてたりするのです♪ > ではでは♪ らん:面白いです♪次回も期待しています♪ それでは、これにて失礼いたします♪それでは!! |
19497 | というか、人にプロットは考えてもらってるので(汗) | かお E-mail | 2002/1/11 22:36:21 |
記事番号19490へのコメント らんさんは No.19490「新作♪」で書きました。 > >かおさんは No.19474「見果てぬ夢・第五話」で書きました。 > > こんにちわなのです♪ らんさん♪ あ、長編へのレス、どうもです♪ さて、次は、こっちへのレス返しを(はあと) エル:・・だから、小説の続きは・・?(はあと) かお:うう・・。とりあえず、その大鎌をしまってくださいぃぃ(涙) > らん:こんにちわvvかおさんvv > きゃ〜〜〜〜♪以前言っていたお話ですね♪ > 凄いです〜〜〜こんなに沢山vv >エル様:あんたも見習いなさい♪ > らん:ですね。 ・・これは、まだ、打ち込み中です(汗) よーやく、九話ができて(汗) しかも、シルメリアの番外編を打ち込みたくなってるやつ(汗) > >>「考えてもみろ。息子は、ああいう外見だ。側に、とんでもない外見の人間がいるだけで、 >>息子があまり気にされなくなるのではないか?」 >>親ながら、とんでもないことを言っている国王。 >>まあ、殿下は、はっきりいって子供とは思えない容姿だが・・・・・。 >>「う・・・。まあ、確かに・・・・・・。」 >>大臣たちは、そんな国王の台詞にうなる。 > > らん:え〜〜〜と・・・子供のことからあんな顔 >エル様:そうなのよねぇ・・・フィオネルは、顔変わっていないのよね。 です・・・・。 > >>今、ここ、セイルーンでは、とある国々とのトラブルを抱えていた。 >>噂では、セイルーンに攻め込む用意のある国があるとかないとか。 >>そんな情勢なので、殿下たちは、始終、暗殺者に狙われる毎日をすごしているのだ。 >>だが、そんな情勢だというのに、殿下は、一行にお忍びで、城から出てゆくのをやめようとしていない。 >>「正義の心をもってすれば、人類は皆、兄弟なのですから!!」 > > らん:フィルさんらしいです。それにしても家騒動やトラブルの多い国ですね。 まあ、セイルーンですし・・・・。 なにせ、あのナーガが生まれた国でもあり、平和主義のフィルさんがいるし(笑) (理由になってないって) > >>「私、殿下のそばに居たいんです・・・・。」 >>あたしのとこに戻ってきても、まだ、夫のことを気遣っているアーリィ。 >>ここまで、人を愛せるというのも、すごいわね。 >>始めは、完全に嫌がっていたのにねぇ(はあと) >>このアーリィ。フィリオネルとの結婚は♪ > > らん:まぁ・・・気持ちは解るのです・・・ みなさん、そういわれるのです♪ それを狙っているので、うれしい限り♪(はあと) > >>「お♪リナス、仕事が終わったのか♪じゃあ♪」 >>「い・・・いやぁぁぁぁ!!!!!いい加減にしてぇぇぇぇ!!!!ルー!!!!!」 >>リナスはわめくが、カウリイはお構いなし。 >>抵抗もむなしく、またまたカウリイに連れられていっているリナス。 > > らん:・・・・なんか・・・ > 大変ですね〜〜〜〜リナスも・・・相変わらず・・・ >エル様:あらあらvvあたしは大歓迎よvv ・・まあ、ほどほどに・・(汗) > >>「いやぁぁぁぁ!!!!お母様!!前に、ちょっと休暇とってもいいっていってたわよね!! >>ってことで、あたし、今から休暇に入るから!!!!」 >>それだけいってリナスはいきなり下界(?)に降りてゆく。 >>どうやら、またまたカウリイから逃げてきたよーである。リナスは。 > > らん:でもそれも無駄な事だと思います♪ >エル様:まぁ・・カウリイだし。 です(笑) > >>「リナスぅ♪あれ?母上?リナスは?」 >>カウリイがあたしに聞いてくる。 >>「あ。リナスだったら、休暇とるとかいって、赤の世界にいったわよ♪」 >>「何ぃぃ!!!!母上!!俺も休暇に入ります!!!!」 > > らん:やっぱり追っかけるしvv >エル様:当然追っかけるでしょうね♪何しろカウリイだし。 > らん:ですね〜〜〜独占力強そうですからねぇ・・・ ええ!?なぜ、知っているのですかぁ!? カウリイが、リナスに言い寄ろうとした部下をあっさりと消滅させたりしてるのを!? リナ:・・お゛い゛・・。 ル〜〜!!!!!!!!!!!!!! (リナスの絶叫が響き渡る) > >>「さてと♪リナスとルーがいなくなったので、あんた達、リナスたちの仕事もこなしてねぇ(はあと)」 >>『え゛え゛え゛え゛え゛!!!!!!!!!!!!』 >>あたしのとこで、働いているジェーン、カシェル、ルシオ、ダイアナ、の叫びがなぜだか、響く。 >>なんで、そんなに狼狽するのかしら?(笑) > > らん:うわ・・・大変でしょうけど・・・ファイトなのです。 >エル様:あらvvこの程度仕事が増えただけでしょ? > らん:だって、エル様絶対に仕事しないのでは? >エル様:当然よvvめんどくさい。 まあ、エル様やすみれちゃんは、自分からはしませんのです♪ 面白いことは、積極的ですけどね♪ エル&姫:当然♪ かお:(いや・・即答されても・・汗) > >>かお:一応、年齢の説明いきます♪←こら(笑) >> ガウリイがフィル殿下が十六歳のとき、赤の世界にガウリイ=ガブリエフとして、 >> 転生してますのです♪ >> このとき、リナとルナの母親となる彼女は、十八歳です♪ >> ただ今、その後のリナ達の父親となる人物と旅をしてたりするのです♪ >> ではでは♪ > > らん:面白いです♪次回も期待しています♪ > それでは、これにて失礼いたします♪それでは!! わざわざ、感想どうもなのです♪ それでは♪ エル&姫:・・小説の続き・・。あんたは、まだ、今日一本しか打ち上げてない・・(怒り) かお:あ゛あ゛あ゛!!!! ではぁぁぁぁぁ!!!!!!!! 遠くで、ざすざすと音がしている―・・・・・・。 > |
19500 | 見果てぬ夢・第六話 | かお E-mail | 2002/1/11 23:54:45 |
記事番号19468へのコメント ・・・・・第六話です。 ではでは。 ############################################ 見果てぬ夢・第六話 〜アストリア〜 彼女を始めて見たとき。私は、一瞬体に電撃が走った。 「ふむ・・。間違いがないようだな。では、アヴァロン=ドレイク!!本日より王宮中での兵士達や 城下町での子供達などに対しての普及をみとめる!!」 国王―アストリア公王がいいはなつ。 私が用意した偽造の紹介状に目を通して。 偽造といっても、はっきりいって公式ときっぱりとなんら依存はないそのできばえ。 実は、ディルス王宮の紹介状を持って、公王にこの国での滞在を申し出たのである。 私は。 昔から、祖父の手伝いやルォン兄さんの代理で公式文書を作成していた私にとっては、偽造するなど たやすいこと。 本当に正式公布されたものと、一寸の違いもないのだから。 文字事態は、ルォン兄さんのものだが、それもさしては、問題視はしていないよーである。 まあ、素人がみたただけでは、わかりづらいからな・・・・・。 各歴代の王の独特のサインなんかは・・・・・。 はっきりいって王宮中でも、理解できていたのは、ほんの一部であったのだから。 とにかく。私はアストリアの潜入に成功した。 だか・・。王宮に入って気がついたのだが・・・。 この王宮にとある気配がするのは・・・・・・・。 「王、何もこんな得たいの知れない人間を城に招き入れるなどとは、私は反対ですがね。」 無粋な表情で私を見てくる将軍・・。 そ〜いう、お前はどうしてこんな場所にいる!? 私は思わず声を出しそうになる。 「まあ、そういうな。サーディアン大臣よ。」 国王がそれを制する。 見た目は、三十いくらか。色白で丹精な顔立ちのその男。 やつは、私がわからないとおもっているのだろーが、わたしはやつの正体を見切っていた・・。 ―魔族・・・・・。 どうやら、この国は、魔族の手の中で踊らされているようである。 ・・・これは、慎重にことを運ばねば・・・・。 下手すると魔族のたくらみのまま、セイルーンとアストリアの戦争になりかねない。 何をこいつ達がもくろんでいるのかはしらないが。 とにかく。わたしの役目は、戦争を回避することのみ。 エルドラン国王は、一応、全貌がわかるまでは、仕掛けることはしないだろう。 殿下は、戦争は好まない。とおっしゃられていたことだし・・。 殿下のためにも、絶対に戦争などはおこしてはならないのである。 殿下は、まだ、アーリィ様の件で悲しまれているのだから。 「戦いは、好まない・・。」 殿下のぽつりともらした台詞がわたしの中を駆け巡る。 アーリィ様が死亡されたあのとき。殿下は、一晩中、ずっとアーリィ様に付き添っていた。 だから、わたしは自らが志願して、このいざこざの原因をつきとめよーとしたのである。 わたしのかつてのような思いは、誰にもしてほしくは・・・ないから・・・・。 「お父様、そのような得体の知れないものなどのもってきている書状など、あてにできるのですか? 私にそれを見せてくださいませ。」 国王の後ろからすいっと出てくる女性。 私は、彼女を見たとき、体中に電撃がはしったような気がした。 歳のころは、十三歳前後であろう。 流れるような漆黒の長い黒髪を後ろでみつあみにして束ねて。 そして、暁の太陽のような燃えるような赤い瞳をつぶらな瞳の中にたたずまえて。 そして、何より私が一番驚いたのは・・・・。 「・・・・・・・・・・ダイ・・・・ア・・・・ナ・・・・・。」 私は、自分でも無意識のうちに声に出していた。 彼女は、声も、容姿もなにもかもが、かつての、そして、今も私が心の中で愛し続けているダイアナと 瓜二つだったのである。 彼女の格好を見ていると、ダイアナが面白がって姫様の格好をしたときのことが、昨日のように頭の 中を駆け巡ってゆく。 私が、完全に驚いているのを知ってしらずか。 いや・・・。知る由ももないであろう。 彼女は、無造作に国王の手の中から私が差し出していた書状を取り、そして、目を通し始める。 やがて。 「・・・・。どうやら、間違いなく、本物のようですね・・・・。このサインは、ディルスの前国王のものですわ。お父様。」 そして、書状を側の側近に手渡している。 側近の手から私に戻ってくる書状。 「そういえば、シルメリアは、書体の判別が得意なのだったな。」 国王が感心したようにその女性を見つめていう。 「そうですわ。それの書体は、まぎれもなく、お父様とお母様がご結婚されたおりに、 ディルス国王からお祝いの書状として贈られたものと同一。したがって、そのものの持っている書状も、信憑性がありますわ。」 きっぱしと言い切る。 そーいえば・・・・。以前、そんな内容の書状もルォン兄さんの代理で書いたよーな記憶が・・・。 あのとき、ルォン兄さんは、王妃と一緒に(ルォン兄さんの妻)デートにいくからとかいって、 自分に仕事を全ておしつけたんだった・・・。 今はもう、なつかしい思い出ではあるが。 ルォン兄さん・・。国王になっても、その前も、よく城を抜け出しては、私たちにいろいろと代理を頼んできてたからなぁ・・・・・。 「その方。一応、この書状が完全なるまがい物ではないことは分かりました。私の国での、 活動において、騒ぎなどはおこさないように。」 凛とした声で私に言ってくる。 「シルメリア王女のいわれるとおりですな。あまり騒ぎなどは起こさないでくだされよ。」 ・・・・。魔族のお前に言われたくはない・・・・。 かろうじて、私は、その言葉を飲み込む。 「シルメリア・・・王女・・・か。」 ダイアナと瓜二つの女性。 彼女の命は、あのときに終わってしまった。が。 あの少女には・・・。長生きしてもらいたい。 私は、任務に関係なく、ただ、一人の人間として、彼女・・・シルメリアのことを深く心に刻んだ。 「殿下ぁぁ!!?なぜ、こんな場所にぃぃ!!?」 思わず私は、声の限りに叫んでしまった。 「声がおおきいぞ!!アヴァロン!!」 殿下が私の口を押さえていう。 ここは、私が家を借りて、塾を広いている場所である。 一応、塾と住みかをかねている。 そんな私の仮家に、いきなり殿下がやってきたのである。 「いや・・・。アーリィのス好きだった、花を摘みに・・・な。」 そういう殿下の腰には、とある鉢がくくりつけられている。 「・・・。の花・・ですか。」 私は、ふとアーリィ様の言葉を思い出す。 その花は、ダイアナも好きだった花なのだ。 『ねぇ。ルー。この花、私たちのようじゃない?まるで色が違うけど、元は一つなのよ。私もあなたも、 他人同士で、家族になったのだからね。』 『ねえ!!ガイ!!私、この花のように、生きているのよ・・。ふふ♪』 アーリィ様とダイアナが言った言葉。 この花は、とある特定の条件の場所にしか咲かず、だから、貴重とさえ言われている。 花はとても小さな花弁があつまっている小さなものなのだが。 それが三つの束に分かれていて、一つの茎に三つの色の花が分かれて咲いているのである。 ―金。銀。黒。の三色の色の花弁として・・・・。 伝説では、とある少女の涙が花となって、今日までさきつづけているという説が有力視されていたりする。 ・・・。真実のほどは、自分にはわからない。 ただ、この花が誕生したのは、書物にものっていないころらしい。 私が幼い時に、お爺様と一緒にあったことのある、とある黄金竜は、この花は、神魔戦争のおりに、 誕生したとかいっていたが。 真実はさだかではない。 その竜もあまり詳しいことは判らなかったようだから。 そんなとこよりも。殿下はとてもお優しい。 その外見で、殿下を始めてみた人々はかなり驚くようだが。 ・・・何しろ、殿下の容姿というのが、まるで、ドワーフのごとき風貌なのである。 ・・・・・。このまま成長したら、どうなるのだろう?そんな疑問が私にさえ、浮かんでくるほどである。 私が殿下の付き人となって、私が目くらましの役目をしてか。 このごろは殿下の容姿について、とやかくいう人間はいなくなっているが。 反対に私に対しての影口が増えているのは、いたしかたがないことであろうが。 「わざわざ、花をつみに、ここ、アストリアまでやってきたのですか?」 私が殿下に聞き返すと、殿下は、ただ笑って。 「アーリィがここで咲いている花が好きだ。と以前にいったのでな・・・。供えてやれば、アーリィも喜ぶであろう?」 殿下がさみしそうにいう。 「アーリィ様も喜びますよ・・。絶対に・・。ところで?そこの後ろで伸びている数名の人間は?」 私が殿下の後ろで伸びている人間達について殿下に聞くと。 「いや・・。なぜか、問答無用で、私につっかかってきたので・・・・。 平和とは何かなどを言い聞かそうとしたら、そうなったのだけど・・・。」 ・・・・・。殿下・・・・・・。 それは、どうみても。暗殺者達である。 「ま・・まあ。とりあえず、こいつらは、どっかに放り出しておきましょう・・・。(汗)」 こんな道に倒れていてもらっていても困るので。 とりあえず、 「ボムディウィン!!!!!」 私は、呪文を使って、そいつらをどこかに吹き飛ばす。 「粗茶ですが。どうぞ。殿下。」 私がとりあえず、殿下を家の中に招きいれ、お茶を進めていると。 「おーほっほっほっ!!ここが、あの人間とはおもえない容姿が塾を開いているという場所ですのね!! なぜか、子供達に人気があるというので、見に来ましたわ!!」 なぜか異様に聞き覚えのあるなつかしいような声が玄関の方からしてくる。 この・・声・・は?! 私が玄関の方にいくと。案の定。そこには、あのそっくりさん・・・・・。シルメリア王女がなんとお忍びでやってきていた。 「あ・・あ・・あの?」 私が何か聞くのより早く。 ずかずかと家の中へと入ってゆくシルメリア王女。 「あら?人間もどきのお知り合いには、ドワーフもどきもいましての?」 それが、シルメリア王女の殿下をみての第一声であった。 「まあ。確かに。ドワーフに似ているとはいわれますよ。私は。」 素直に認めている殿下。 殿下ぁぁ・・・。 そして、ふと、殿下の腰に下げた花へと気がつき。 「・・・・。ヴァルキュリアの花ね・・・。アーリィ姉様や母様が好きだった花ね・・。」 寂しそうに。そして、懐かしいように。 ちいさな言葉をもらしていた。 「?アーリィを知っているのか?もしかして、その方は、アーリィがよく話していたシルメリア?」 殿下が聞き返している。 が。 「姉様を呼び捨てにしないでっ!!!!!って・・・・・!?もしかして、あなた、アーリィ様が嫁いでいた セイルーンの第一王位継承者じゃあ!!?」 シルメリア王女が何かを思い出したように殿下にいう。 「確かに。私はフィリオネル=エル=ディ=セイルーンではあるが?」 ・・・。殿下・・・。まがりなりにも、一応、ここの国とは一触即発の状態なのですから・・・。 「なるほど・・・。確かに。アーリィ姉様の言っておられたとおりだわ・・・。」 なぜか納得しているシルメリア王女。 「あ・・あのぉ?」 私が思わず聞き返すと。 「アーリィ姉様、手紙でいってたもの。フィリオネル王子は、ドワーフのような外見で、いたって、 平和主義。デーモン達なんかは素手でド突き倒すって・・。あなたなら、納得するわ・・。それも・・。」 ごかじゃ!!私はおもわずころげてしまった。 ア・・アーリィ様ぁぁ!?一体、何を手紙に書いているのですかぁぁ!!? 「アーリィは、シルメリア殿のことをよく話していたからな・・・・・。妹のような存在だったと・・。」 どこか寂しそうにいう殿下。 「何を!!?」 シルメリア王女は、おそらく。アーリィ様の死因を聞きだそうとしたのであろう。 あんな元気だったアーリィ様が病死するはずはないと。 しかも、私が聞き入れた情報だと、セイルーンの上層部の誰かが毒をもって殺した。 というまことしやかな噂がここ、アストリアでささやかれているようなのだ。 私の情報網をたどってゆくと、その噂を流したのも、あのサーディアンとかいうやつらしい。 そんな事情で、ここアストリア国王は、明日はわが身。と吹き込まれたらしく。 戦争の気配をだんだんと濃くしていっていたようなのである。 シルメリア王女は、殿下に突っかかっていこうとするが・・。 殿下のとても寂しそうな表情を見て。 その質問を取りやめたようである。 「その花・・・どうなさるのですか?」 「・・・アーリィがここの花が好きだ・・といってたのでな・・・。墓に供えるつもりだ。」 殿下がどこか遠い目をしてシルメリア王女に答える。 「な!?そんな理由で!共もつれずに!?花を摘みにわざわざここまでやってきたのですか!!?」 「・・・いけないか?」 殿下の言葉に、王女は完全に言葉を失った。 そして。 「・・・・・・。アーリィ姉様がいってたことって・・・・・・。間違いではなかったのかしら・・ね。」 そんな台詞をぽつりともらしているシルメリア王女なのであった。 しばらくして。 たびたび、シルメリア王女と殿下が一緒におられることが多くなっていた。 殿下は毎日のようにアーリィ様への献花の花を摘みにこられ、そして、シルメリア王女も一緒になって、 花を摘んでいた。 こころなしか。殿下の顔に、明るさが戻られた頃。 殿下は、周りの人々には、迷惑をかけまいとして振舞っていたが。 さすがに、初恋でもあり妻だった女性が目の前で、死んでいったショックは計り知れない。 だから、殿下は、誰にも話さず、一人で全部抱え込んでいた。 それをいち早く、見抜いたのは・・・。 他でもない、シルメリア王女であった。 王女もまた、アーリィ様を実の姉と慕っていたらしく。 殿下と王女は、急激に仲良くなっていっていた。 実は、アーリィ様は、このアストリアと血縁関係にあり。 歳が二歳しか離れていないこのアストリア王女。シルメリア=セイ=ティル=アストリア様を 実の妹のようにかわいがっておられたのである。 そして、殿下がようやく、心から傷を乗り越えて、笑え始めたころ。 それは起こった。 爆発音が鳴り響く。 いきなりの出来事だった。 私が王宮中で、兵士達に指導をしていたその日の夜。 熱風がふきあれる。 「何が起こったのだ!!」 兵士達は、あわてて、宮殿の中を駆け抜けてゆく。 と。 「るぐぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」 響く悲鳴とそして、風にのって、漂ってくる・・。この匂いは・・・・・。血匂・・・・・。 何が起こった!!? あわてて、宮殿の外・・つまり庭へとでてゆくと、あちこちで火の手が上がり・・・・。 そして、忘れようがない咆哮が聞こえてくる。 「な゛!!?なぜ!?この宮殿にレッサーデーモンやブラスデーモン、あげくは下級魔族(しかも純魔族!)が仕掛けてきたのだ!!??」 私は、おもわず、声の限りに叫んでいた。 そう。この騒ぎの原因となっているのは、魔族の仕業・・。 ま・・・。まさか!?あのサーディアンとかいう魔族が!? はっ!!?ということは!!? アストリア公王は!?シルメリア王女は!? 私は、胸に湧き上がってくる不安をかき消すように。 気がつくと。 王の寝室と姫の寝室がある棟へと駆け出していた。 そのころ。 「こうしてはおられん!!」 私の家で、睡眠をとっておられた殿下も、王宮からの火の手があがったのに気がついて。 この王宮内へとダッシュで向かっていた。 目に飛び込んできたのは。 見覚えのあるシルエット。そして、その側で、首を縦に振ろうとしない国王の姿―。 「ふむ・・・・。早く、始めから言えばよかったのですよ(はあと)」 コミカルに。 ポシュ!!と小さな音。だが、とても重要な音が響く。 「ふむふむ。どうやら、本物のようですね(はあと)まったく・・・。でも、まさか、ここにガーヴ様の配下の 存在が入り込んでいるなんて、おもっても見ませんでしたねぇ(はあと)あははは♪」 そんな明るい声の元で。 国王だったその物体は、静かに、倒れてゆく。 「これで、僕のお仕事は、お終いっと(はあと)」 にっこりと場違いなまでの笑いを浮かべている一見人畜無害そーなおかっぱ頭のその男・・。 「ゼ・・ゼロス様ぁ・・・・・。我らの仕事を邪魔するおつもりですか!?」 抗議の声を上げているサーディアン。 まあ、呼び捨てにしないというのは、おそらく、身分が違うせいなのであろう。 「おやおや♪下級ごときが、この僕にかなうとでも?(はあと)」 「くっ・・・・。まさか、この写本を処分にこられるとわ!!計算外だったわ!!」 歯ぎしりをして、悔しがっているサーディアン。 だが、怪しい神官風の男性―ゼロスに向かってゆく気配は微塵もみえない。 「ゼ・・・ゼロス・・・・。獣神官・・ゼロス・・・・・。」 静かに、そして、深く、重苦しい声で、私は、よーやくその名前をつむぎだす。 「おや?おやおや(はあと)まさか、あなたが、こんなとこにおられるとは(はあと) お元気ですか?(はあと)」 場違いなまでに。 私ににっこりと挨拶なんてしてくる獣神官ゼロス。 以前、二度ほど出会ったことがある。 いや・・。性格にいえば、三度ほど。 一度目は。私たちが力試しと肝だめしを兼ねてカタート山脈へと踏み入ってとき。 二度目は、ディルスの写本がもやされたとき。 そして、三度目は・・・・・。カタート侵攻の戦いのとき・・・・。 私が、じりっと、ゼロスの方に歩みよると。びしゃっと。私の足が何かに触れた。 そこは、すでに血の海と化していた―。 「おやおや(はあと)でも、残念ですねぇ♪貴方にも手をださないように!との厳命がでてますので(はあと)」 それだけいって、ゼロスは空間に解け消える。 「きゃあああ!!!!お父様ぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」 ゼロスが掻き消えると同時に。 シルメリア王女が部屋へと入ってくる。 「お父様の仇ぃぃ!!!!!」 無我夢中で。 王女は短剣を持って私の懐に飛び込んでくる。 鈍い衝撃が走る。 「よくも!!よくも!!お父さまを!!」 どうやら完全に誤解しているらしい。 が。現状をみれば、仕方のないことなのかも知れれない。 何しろ、ここにいるのは、私と死体となった国王だけなのだから。 サーディアンは、ゼロスが掻き消えるのと同時に、 「こうなったら!!どんな手を使ってでも!!戦争を起こしてやる!!」 といって。移動していった。 ・・・・・。どうやら、あっちも大分切れたよーである。 不意に。 殺気が生まれる。 私は、王女を抱えて、後ろに飛び下がる! 「ぐふぅ!!」 私の口から血が吐き出る。 王女はみごとなまでに。その一瞬で、私のわき腹をふかく突き刺していた。 だが、回復魔法を唱える暇など、ましてや誤解をといてる暇などないのが事実。 私が飛びのいたその場に、国王がたたずんでいた。 「お父様!!?」 王女がそちらに駆け出そうとするのを私は、どうにか押し止める!! 「離しなさい!!この人殺し!!」 「う・・。シルメリア・・さま・・・。よく、見て・・・く・・ださい・・・・。」 私がかろうじて、声を絞り出すのと同時に。 かつての国王であった姿は、だんだんと崩れてゆき、やがて、一匹の獣と成り果てる。 いや・・・。獣もどきというべきか・・・。 『ちょっと、楽しませてはもらいますよ(はあと)命令違反にはならない範囲でね(はあと)』 虚空より。 何とも、その場の空気にそぐわない明るく楽しい口調が響いてくる。 「な!!!??」 王女が絶句する。 どうやら、ゼロスは、死んでしまった国王になんらかの力を加えて。 いや、おそらく。死んでしまった国王の体に魔族を憑依させたのであろう。 しかも、かなりつかえる魔族を。 「うぐわわわわるどわああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」 かつての国王でもありシルメリア王女の父親でもあり、唯一の王女の肉親でもあったそれは、 やがて、狂えるまでの叫びとともに。 王宮の中より町の中へと飛び去っていった。 ちょうど、そのとき。 「無事か!?シルメリア殿!?アヴァロン!!」 殿下がどうやってきたのか、王宮中の私たちの元へとやってきた。 「まさか・・・。アヴァロンがそんなことをするわけがない!!」 「でも!!現場にはこいつしかいませんでしたわ!!」 殿下とシルメリア様の言い合いの声。 「で・・殿下!!それよりも!!国王を何とかしなくては!!それに、このままでは、また、アーリィ様の 二の舞が出かねます!!」 私が殿下に言うと。 「何!?まさか、この件にも魔族が関わっていたというのか!?」 驚愕の声を荒げる殿下。 「な゛!!?何をでたらめを!!?」 王女がいうが、この際、誤解をとくより先に。 国王を何とかするのが先決である。 「うぐっ・・。リザレクション・・・・・・。」 「な゛!!!!!!!!!!!」 私の呪文に応じて、見る間に私の傷は回復してゆく。 王女は私が『回復(リザレクション)』を使えるのに、かなり驚いているらしいが。 私が、殿下とともに、外に出てゆくと・・・・。 そこは。 無限地獄といっても過言ではない情景がただ広がっていた。 群がるデーモン達。そして、悲鳴と嗚咽。 そして、何かをぱりばりと食べている国王の姿・・・・・・。 「見るな!!!!!!」 とっさに。殿下は王女の目を覆っていた。 無造作に。しの口から食べ残したのか。ぼとっ!! ・・・・・・・・・。 何かが落ちてくる。 見ずともわかる・・・。あれは・・・・・。人間の・・・・・・。 胸焼けがしてくる。 この思いは、あの侵攻のときと同じ。 私は、国王を眠らせるには、単なる呪文ではダメだということがなぜだか分かっていた。 多分、これは、あの魔法・・・。ラウグヌトルシャヴアナに近い物。 ならば―。解決方法は? 「たそがれよりも暗きもの、血の流れより赤きもの、時の流れにうずもれし、偉大なる汝の名において・・。」 私が呪文を唱えつつ、両手を虚空に突き出して。 紋章を描く。ディルス王室の紋章を。 魔力が込められたその指から虚空に、光の紋章が描かれてゆく。 「我、ここに汝に願わん!!我が前に立ちふさがりし、すべての愚かなるものに、我と汝の力もて、 等しく、滅びを与えんことを!!」 呪文詠唱終了とともに。紋章も描き終わる。 そして、その紋章を国王の方に向けて、 「ドラグスレイブ!!!!!!」 私は、紋章の中心に向かって呪文を解き放つ。 この方法は、限られた者しかしらないこと。 私の剣の柄に描かれているも紋章と原理は同じであるらししい。 なんでも、魔力を込めて、虚空に紋章を描き、その中心に魔法をかけると。 その威力が数倍にもなるというのである。 これは、私は、試したことは、黒魔法ではなかったのだが。 私の予想を裏づけるかのように。 国王は、音もなく、そして、風に溶け消えた・・・・。 「お父様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!」 ただシルメリア王女の叫びがこだましていた・・・・。 アストリアは、事実上、原因不明の怪物によって滅ぼされた。 世間にはそう伝わった。 −続くー ******************************************* 「ちっ・・・・。まさか、あの国に写本がまだあったのが敗因だったな・・。」 赤い髪の男性がした打ちしている。 「それはそうと。あのゼロス様があの男を知っているようだったのですが?」 サーディアンがかなりびくつきながら報告してたりするが。 「そのうち。あいつもぶちのめす!!とりあえず・・。そうだな・・・・・。せいてはことを仕損じる。 地道にやっていこーや。フィブの陰険やろーに気づかれでもしたらやっかいだしな。」 「御衣にございます。ガーヴ様・・・・・・。」 男性―魔竜王ガーヴの台詞に、サーディアンはうなづいた。 まったく・・・・・。あいつの部下って・・・・・。 教育がなってないわよねぇ・・。 ってことで、今晩にでも、S、どつきにいきましょっと♪ リナスたちもいなくて、あたし寂しいし♪ ############################################ あとがき: よーやくの、第六話です・・・。 一つ判明したこと。 私、やっぱ、シリアスかいてたら、無償に、ギャグにいきたくなってしまうという傾向を発見(笑) やっぱ、漫遊記を同時に打ち込んでいたりするせいか!?(こらこら・汗) では、かなり遅くなってしまいましたが。 ・・・・・。 あと、フィルさんの結婚。そして、アメリア&ナーガの誕生。 そして、シルメリアの死因の原因。 そして、結末(?)といった形になる予定(あくまでも)です。 ではでは。 |
19505 | 続きだァァァ!! | まい | 2002/1/12 14:35:49 |
記事番号19500へのコメント かおさんは No.19500「見果てぬ夢・第六話」で書きました。 > こんにちは♪かおさん♪ >・・・・・第六話です。 >ではでは。 > >############################################ > > 見果てぬ夢・第六話 〜アストリア〜 > > > > >彼女を始めて見たとき。私は、一瞬体に電撃が走った。 > > > > >「ふむ・・。間違いがないようだな。では、アヴァロン=ドレイク!!本日より王宮中での兵士達や >城下町での子供達などに対しての普及をみとめる!!」 >国王―アストリア公王がいいはなつ。 >私が用意した偽造の紹介状に目を通して。 >偽造といっても、はっきりいって公式ときっぱりとなんら依存はないそのできばえ。 >実は、ディルス王宮の紹介状を持って、公王にこの国での滞在を申し出たのである。 >私は。 >昔から、祖父の手伝いやルォン兄さんの代理で公式文書を作成していた私にとっては、偽造するなど >たやすいこと。 ああ・・・アヴァロン・・・そんな人にならないで・・・ >本当に正式公布されたものと、一寸の違いもないのだから。 >文字事態は、ルォン兄さんのものだが、それもさしては、問題視はしていないよーである。 >まあ、素人がみたただけでは、わかりづらいからな・・・・・。 >各歴代の王の独特のサインなんかは・・・・・。 だって、サインとかって、ミミズみたいですもん・・・ >はっきりいって王宮中でも、理解できていたのは、ほんの一部であったのだから。 >とにかく。私はアストリアの潜入に成功した。 >だか・・。王宮に入って気がついたのだが・・・。 >この王宮にとある気配がするのは・・・・・・・。 >「王、何もこんな得たいの知れない人間を城に招き入れるなどとは、私は反対ですがね。」 >無粋な表情で私を見てくる将軍・・。 >そ〜いう、お前はどうしてこんな場所にいる!? >私は思わず声を出しそうになる。 >「まあ、そういうな。サーディアン大臣よ。」 >国王がそれを制する。 >見た目は、三十いくらか。色白で丹精な顔立ちのその男。 >やつは、私がわからないとおもっているのだろーが、わたしはやつの正体を見切っていた・・。 >―魔族・・・・・。 >どうやら、この国は、魔族の手の中で踊らされているようである。 >・・・これは、慎重にことを運ばねば・・・・。 >下手すると魔族のたくらみのまま、セイルーンとアストリアの戦争になりかねない。 それは、なんとしても避けたいですもんね・・・ >何をこいつ達がもくろんでいるのかはしらないが。 >とにかく。わたしの役目は、戦争を回避することのみ。 >エルドラン国王は、一応、全貌がわかるまでは、仕掛けることはしないだろう。 >殿下は、戦争は好まない。とおっしゃられていたことだし・・。 >殿下のためにも、絶対に戦争などはおこしてはならないのである。 >殿下は、まだ、アーリィ様の件で悲しまれているのだから。 ああ・・・フィルさん・・・泣けてきますね・・・ >「戦いは、好まない・・。」 >殿下のぽつりともらした台詞がわたしの中を駆け巡る。 >アーリィ様が死亡されたあのとき。殿下は、一晩中、ずっとアーリィ様に付き添っていた。 >だから、わたしは自らが志願して、このいざこざの原因をつきとめよーとしたのである。 >わたしのかつてのような思いは、誰にもしてほしくは・・・ないから・・・・。 ああああああ・・・・・!!(大泣)アヴァロ〜〜ン!! >「お父様、そのような得体の知れないものなどのもってきている書状など、あてにできるのですか? >私にそれを見せてくださいませ。」 >国王の後ろからすいっと出てくる女性。 >私は、彼女を見たとき、体中に電撃がはしったような気がした。 >歳のころは、十三歳前後であろう。 >流れるような漆黒の長い黒髪を後ろでみつあみにして束ねて。 >そして、暁の太陽のような燃えるような赤い瞳をつぶらな瞳の中にたたずまえて。 >そして、何より私が一番驚いたのは・・・・。 >「・・・・・・・・・・ダイ・・・・ア・・・・ナ・・・・・。」 >私は、自分でも無意識のうちに声に出していた。 やはり、好きだった人のそっくりさんがいたのでは・・・ >彼女は、声も、容姿もなにもかもが、かつての、そして、今も私が心の中で愛し続けているダイアナと >瓜二つだったのである。 >彼女の格好を見ていると、ダイアナが面白がって姫様の格好をしたときのことが、昨日のように頭の >中を駆け巡ってゆく。 >私が、完全に驚いているのを知ってしらずか。 >いや・・・。知る由ももないであろう。 だって、誰もこの人がディルズ国王の親戚の人とは知りませんからねぇ・・・ エル様:ばらしちゃおうか(どきどき) まい :やめえください!!>< >彼女は、無造作に国王の手の中から私が差し出していた書状を取り、そして、目を通し始める。 >やがて。 >「・・・・。どうやら、間違いなく、本物のようですね・・・・。このサインは、ディルスの前国王のものですわ。お父様。」 >そして、書状を側の側近に手渡している。 >側近の手から私に戻ってくる書状。 >「そういえば、シルメリアは、書体の判別が得意なのだったな。」 >国王が感心したようにその女性を見つめていう。 そんな人が・・・すごいです・・・シルメリアさん・・・ >「そうですわ。それの書体は、まぎれもなく、お父様とお母様がご結婚されたおりに、 >ディルス国王からお祝いの書状として贈られたものと同一。したがって、そのものの持っている書状も、信憑性がありますわ。」 >きっぱしと言い切る。 >そーいえば・・・・。以前、そんな内容の書状もルォン兄さんの代理で書いたよーな記憶が・・・。 >あのとき、ルォン兄さんは、王妃と一緒に(ルォン兄さんの妻)デートにいくからとかいって、 >自分に仕事を全ておしつけたんだった・・・。 >今はもう、なつかしい思い出ではあるが。 そんなことを、国王様がしてもいいのですか!! >ルォン兄さん・・。国王になっても、その前も、よく城を抜け出しては、私たちにいろいろと代理を頼んできてたからなぁ・・・・・。 国王の自覚が・・・ >「その方。一応、この書状が完全なるまがい物ではないことは分かりました。私の国での、 >活動において、騒ぎなどはおこさないように。」 >凛とした声で私に言ってくる。 >「シルメリア王女のいわれるとおりですな。あまり騒ぎなどは起こさないでくだされよ。」 >・・・・。魔族のお前に言われたくはない・・・・。 >かろうじて、私は、その言葉を飲み込む。 たしかに。魔族に言われたくないですよね・・・ > >「シルメリア・・・王女・・・か。」 >ダイアナと瓜二つの女性。 >彼女の命は、あのときに終わってしまった。が。 >あの少女には・・・。長生きしてもらいたい。 >私は、任務に関係なく、ただ、一人の人間として、彼女・・・シルメリアのことを深く心に刻んだ。 アヴァロンさん、大切な人をたくさん亡くしていらっしゃいますから・・・ > > > >「殿下ぁぁ!!?なぜ、こんな場所にぃぃ!!?」 >思わず私は、声の限りに叫んでしまった。 >「声がおおきいぞ!!アヴァロン!!」 >殿下が私の口を押さえていう。 >ここは、私が家を借りて、塾を広いている場所である。 >一応、塾と住みかをかねている。 >そんな私の仮家に、いきなり殿下がやってきたのである。 そ・・・それは驚きますよ・・ エル様:そうかしら? >「いや・・・。アーリィのス好きだった、花を摘みに・・・な。」 >そういう殿下の腰には、とある鉢がくくりつけられている。 >「・・・。の花・・ですか。」 >私は、ふとアーリィ様の言葉を思い出す。 >その花は、ダイアナも好きだった花なのだ。 >『ねぇ。ルー。この花、私たちのようじゃない?まるで色が違うけど、元は一つなのよ。私もあなたも、 >他人同士で、家族になったのだからね。』 >『ねえ!!ガイ!!私、この花のように、生きているのよ・・。ふふ♪』 >アーリィ様とダイアナが言った言葉。 >この花は、とある特定の条件の場所にしか咲かず、だから、貴重とさえ言われている。 >花はとても小さな花弁があつまっている小さなものなのだが。 >それが三つの束に分かれていて、一つの茎に三つの色の花が分かれて咲いているのである。 >―金。銀。黒。の三色の色の花弁として・・・・。 >伝説では、とある少女の涙が花となって、今日までさきつづけているという説が有力視されていたりする。 >・・・。真実のほどは、自分にはわからない。 真実は、エル様の胸のうち。ですね(笑) >ただ、この花が誕生したのは、書物にものっていないころらしい。 >私が幼い時に、お爺様と一緒にあったことのある、とある黄金竜は、この花は、神魔戦争のおりに、 >誕生したとかいっていたが。 >真実はさだかではない。 ま・・・まさか、その黄金竜は、ミルガズィアさんですか? >その竜もあまり詳しいことは判らなかったようだから。 >そんなとこよりも。殿下はとてもお優しい。 >その外見で、殿下を始めてみた人々はかなり驚くようだが。 >・・・何しろ、殿下の容姿というのが、まるで、ドワーフのごとき風貌なのである。 >・・・・・。このまま成長したら、どうなるのだろう?そんな疑問が私にさえ、浮かんでくるほどである。 あははははははははははははははははは!!もうだめです〜!!つ…つぼに… >私が殿下の付き人となって、私が目くらましの役目をしてか。 >このごろは殿下の容姿について、とやかくいう人間はいなくなっているが。 >反対に私に対しての影口が増えているのは、いたしかたがないことであろうが。 う〜ん・・・ある意味、生贄ですね・・・ >「わざわざ、花をつみに、ここ、アストリアまでやってきたのですか?」 >私が殿下に聞き返すと、殿下は、ただ笑って。 >「アーリィがここで咲いている花が好きだ。と以前にいったのでな・・・。供えてやれば、アーリィも喜ぶであろう?」 >殿下がさみしそうにいう。 >「アーリィ様も喜びますよ・・。絶対に・・。ところで?そこの後ろで伸びている数名の人間は?」 >私が殿下の後ろで伸びている人間達について殿下に聞くと。 >「いや・・。なぜか、問答無用で、私につっかかってきたので・・・・。 >平和とは何かなどを言い聞かそうとしたら、そうなったのだけど・・・。」 >・・・・・。殿下・・・・・・。 >それは、どうみても。暗殺者達である。 さすがです!!フィルさん!! >「ま・・まあ。とりあえず、こいつらは、どっかに放り出しておきましょう・・・。(汗)」 >こんな道に倒れていてもらっていても困るので。 >とりあえず、 >「ボムディウィン!!!!!」 >私は、呪文を使って、そいつらをどこかに吹き飛ばす。 あ〜あ・・・暗殺者さん、かわいそうに・・・フィルさんを狙うなんて・・・ > >「粗茶ですが。どうぞ。殿下。」 >私がとりあえず、殿下を家の中に招きいれ、お茶を進めていると。 >「おーほっほっほっ!!ここが、あの人間とはおもえない容姿が塾を開いているという場所ですのね!! >なぜか、子供達に人気があるというので、見に来ましたわ!!」 >なぜか異様に聞き覚えのあるなつかしいような声が玄関の方からしてくる。 >この・・声・・は?! >私が玄関の方にいくと。案の定。そこには、あのそっくりさん・・・・・。シルメリア王女がなんとお忍びでやってきていた。 声はナーガで、性格はフィルさんですね。シルメリア王女は。 >「あ・・あ・・あの?」 >私が何か聞くのより早く。 >ずかずかと家の中へと入ってゆくシルメリア王女。 >「あら?人間もどきのお知り合いには、ドワーフもどきもいましての?」 >それが、シルメリア王女の殿下をみての第一声であった。 >「まあ。確かに。ドワーフに似ているとはいわれますよ。私は。」 >素直に認めている殿下。 >殿下ぁぁ・・・。 そんなにあっさりと同意しても・・・ >そして、ふと、殿下の腰に下げた花へと気がつき。 >「・・・・。ヴァルキュリアの花ね・・・。アーリィ姉様や母様が好きだった花ね・・。」 >寂しそうに。そして、懐かしいように。 >ちいさな言葉をもらしていた。 >「?アーリィを知っているのか?もしかして、その方は、アーリィがよく話していたシルメリア?」 >殿下が聞き返している。 >が。 >「姉様を呼び捨てにしないでっ!!!!!って・・・・・!?もしかして、あなた、アーリィ様が嫁いでいた >セイルーンの第一王位継承者じゃあ!!?」 >シルメリア王女が何かを思い出したように殿下にいう。 ここでも王子じゃなくて、王位継承者なのですね♪ >「確かに。私はフィリオネル=エル=ディ=セイルーンではあるが?」 >・・・。殿下・・・。まがりなりにも、一応、ここの国とは一触即発の状態なのですから・・・。 それに、こんなに簡単に自分は王位継承者だって、認めてのいいのですか? >「なるほど・・・。確かに。アーリィ姉様の言っておられたとおりだわ・・・。」 >なぜか納得しているシルメリア王女。 >「あ・・あのぉ?」 >私が思わず聞き返すと。 >「アーリィ姉様、手紙でいってたもの。フィリオネル王子は、ドワーフのような外見で、いたって、 >平和主義。デーモン達なんかは素手でド突き倒すって・・。あなたなら、納得するわ・・。それも・・。」 >ごかじゃ!!私はおもわずころげてしまった。 >ア・・アーリィ様ぁぁ!?一体、何を手紙に書いているのですかぁぁ!!? それに、自分の夫をそんなにひどく書いてもいいの?! >「アーリィは、シルメリア殿のことをよく話していたからな・・・・・。妹のような存在だったと・・。」 >どこか寂しそうにいう殿下。 >「何を!!?」 >シルメリア王女は、おそらく。アーリィ様の死因を聞きだそうとしたのであろう。 >あんな元気だったアーリィ様が病死するはずはないと。 >しかも、私が聞き入れた情報だと、セイルーンの上層部の誰かが毒をもって殺した。 >というまことしやかな噂がここ、アストリアでささやかれているようなのだ。 そ・・・そんな・・・そんなことをして、何の得があるというのですか!! >私の情報網をたどってゆくと、その噂を流したのも、あのサーディアンとかいうやつらしい。 >そんな事情で、ここアストリア国王は、明日はわが身。と吹き込まれたらしく。 >戦争の気配をだんだんと濃くしていっていたようなのである。 魔族に吹き込まれたのですか? >シルメリア王女は、殿下に突っかかっていこうとするが・・。 >殿下のとても寂しそうな表情を見て。 >その質問を取りやめたようである。 >「その花・・・どうなさるのですか?」 >「・・・アーリィがここの花が好きだ・・といってたのでな・・・。墓に供えるつもりだ。」 >殿下がどこか遠い目をしてシルメリア王女に答える。 >「な!?そんな理由で!共もつれずに!?花を摘みにわざわざここまでやってきたのですか!!?」 >「・・・いけないか?」 >殿下の言葉に、王女は完全に言葉を失った。 >そして。 >「・・・・・・。アーリィ姉様がいってたことって・・・・・・。間違いではなかったのかしら・・ね。」 >そんな台詞をぽつりともらしているシルメリア王女なのであった。 どんなことをいったのですか? エル様:ああ、それはね〜、 まい :ああああああ!!!エル様、いわないで下さいよ!! > > >しばらくして。 >たびたび、シルメリア王女と殿下が一緒におられることが多くなっていた。 >殿下は毎日のようにアーリィ様への献花の花を摘みにこられ、そして、シルメリア王女も一緒になって、 >花を摘んでいた。 >こころなしか。殿下の顔に、明るさが戻られた頃。 >殿下は、周りの人々には、迷惑をかけまいとして振舞っていたが。 >さすがに、初恋でもあり妻だった女性が目の前で、死んでいったショックは計り知れない。 >だから、殿下は、誰にも話さず、一人で全部抱え込んでいた。 >それをいち早く、見抜いたのは・・・。 >他でもない、シルメリア王女であった。 >王女もまた、アーリィ様を実の姉と慕っていたらしく。 >殿下と王女は、急激に仲良くなっていっていた。 でも、下手したら『姫様がドワーフもどきと恋仲なのでは?』という声もあがりそうです・・・ >実は、アーリィ様は、このアストリアと血縁関係にあり。 >歳が二歳しか離れていないこのアストリア王女。シルメリア=セイ=ティル=アストリア様を >実の妹のようにかわいがっておられたのである。 すごいのです・・・なんでこんなに素敵な名前が出てくるのですか?尊敬です・・・ >そして、殿下がようやく、心から傷を乗り越えて、笑え始めたころ。 >それは起こった。 > > >爆発音が鳴り響く。 >いきなりの出来事だった。 >私が王宮中で、兵士達に指導をしていたその日の夜。 >熱風がふきあれる。 >「何が起こったのだ!!」 >兵士達は、あわてて、宮殿の中を駆け抜けてゆく。 >と。 >「るぐぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」 >響く悲鳴とそして、風にのって、漂ってくる・・。この匂いは・・・・・。血匂・・・・・。 >何が起こった!!? >あわてて、宮殿の外・・つまり庭へとでてゆくと、あちこちで火の手が上がり・・・・。 >そして、忘れようがない咆哮が聞こえてくる。 >「な゛!!?なぜ!?この宮殿にレッサーデーモンやブラスデーモン、あげくは下級魔族(しかも純魔族!)が仕掛けてきたのだ!!??」 >私は、おもわず、声の限りに叫んでいた。 そ、それは叫ばなければ、いられないでしょう。 >そう。この騒ぎの原因となっているのは、魔族の仕業・・。 >ま・・・。まさか!?あのサーディアンとかいう魔族が!? >はっ!!?ということは!!? >アストリア公王は!?シルメリア王女は!? >私は、胸に湧き上がってくる不安をかき消すように。 >気がつくと。 >王の寝室と姫の寝室がある棟へと駆け出していた。 >そのころ。 >「こうしてはおられん!!」 >私の家で、睡眠をとっておられた殿下も、王宮からの火の手があがったのに気がついて。 >この王宮内へとダッシュで向かっていた。 フィルさん・・・さすがです(なにが) > >目に飛び込んできたのは。 >見覚えのあるシルエット。そして、その側で、首を縦に振ろうとしない国王の姿―。 >「ふむ・・・・。早く、始めから言えばよかったのですよ(はあと)」 >コミカルに。 >ポシュ!!と小さな音。だが、とても重要な音が響く。 >「ふむふむ。どうやら、本物のようですね(はあと)まったく・・・。でも、まさか、ここにガーヴ様の配下の >存在が入り込んでいるなんて、おもっても見ませんでしたねぇ(はあと)あははは♪」 >そんな明るい声の元で。 ゼロス・・・君ですか・・・? >国王だったその物体は、静かに、倒れてゆく。 >「これで、僕のお仕事は、お終いっと(はあと)」 >にっこりと場違いなまでの笑いを浮かべている一見人畜無害そーなおかっぱ頭のその男・・。 やっぱり・・・ゼロスだった・・・(汗) >「ゼ・・ゼロス様ぁ・・・・・。我らの仕事を邪魔するおつもりですか!?」 >抗議の声を上げているサーディアン。 >まあ、呼び捨てにしないというのは、おそらく、身分が違うせいなのであろう。 >「おやおや♪下級ごときが、この僕にかなうとでも?(はあと)」 >「くっ・・・・。まさか、この写本を処分にこられるとわ!!計算外だったわ!!」 >歯ぎしりをして、悔しがっているサーディアン。 >だが、怪しい神官風の男性―ゼロスに向かってゆく気配は微塵もみえない。 >「ゼ・・・ゼロス・・・・。獣神官・・ゼロス・・・・・。」 >静かに、そして、深く、重苦しい声で、私は、よーやくその名前をつむぎだす。 >「おや?おやおや(はあと)まさか、あなたが、こんなとこにおられるとは(はあと) >お元気ですか?(はあと)」 >場違いなまでに。 >私ににっこりと挨拶なんてしてくる獣神官ゼロス。 エル様:まあまあ、Sにしては、いい部下を創ったものよね♪ まい :この性格は何とかしてほしいですけれども・・・ >以前、二度ほど出会ったことがある。 >いや・・。性格にいえば、三度ほど。 >一度目は。私たちが力試しと肝だめしを兼ねてカタート山脈へと踏み入ってとき。 >二度目は、ディルスの写本がもやされたとき。 >そして、三度目は・・・・・。カタート侵攻の戦いのとき・・・・。 >私が、じりっと、ゼロスの方に歩みよると。びしゃっと。私の足が何かに触れた。 >そこは、すでに血の海と化していた―。 >「おやおや(はあと)でも、残念ですねぇ♪貴方にも手をださないように!との厳命がでてますので(はあと)」 >それだけいって、ゼロスは空間に解け消える。 お役所仕事ですね・・・ >「きゃあああ!!!!お父様ぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」 >ゼロスが掻き消えると同時に。 >シルメリア王女が部屋へと入ってくる。 >「お父様の仇ぃぃ!!!!!」 >無我夢中で。 >王女は短剣を持って私の懐に飛び込んでくる。 >鈍い衝撃が走る。 >「よくも!!よくも!!お父さまを!!」 >どうやら完全に誤解しているらしい。 >が。現状をみれば、仕方のないことなのかも知れれない。 >何しろ、ここにいるのは、私と死体となった国王だけなのだから。 >サーディアンは、ゼロスが掻き消えるのと同時に、 >「こうなったら!!どんな手を使ってでも!!戦争を起こしてやる!!」 >といって。移動していった。 >・・・・・。どうやら、あっちも大分切れたよーである。 エル様:八つ当たりも程々にしなくちゃね♪ まい :ですね♪ >『ちょっと、楽しませてはもらいますよ(はあと)命令違反にはならない範囲でね(はあと)』 >虚空より。 >何とも、その場の空気にそぐわない明るく楽しい口調が響いてくる。 まい :だから、その性格を直してくださいぃぃぃ!! ゼロス:いやです♪なんなら、滅ぼして差し上げましょうか? まい :いえ、結構です・・・ >「な!!!??」 >王女が絶句する。 >どうやら、ゼロスは、死んでしまった国王になんらかの力を加えて。 >いや、おそらく。死んでしまった国王の体に魔族を憑依させたのであろう。 >しかも、かなりつかえる魔族を。 エル様:この辺は、少し命令違反ね♪ ゼロス:っえ・・・(汗) エル様:でも、面白そうだから許す。 ゼロス:っほ・・・(安心) >「うぐわわわわるどわああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」 >かつての国王でもありシルメリア王女の父親でもあり、唯一の王女の肉親でもあったそれは、 >やがて、狂えるまでの叫びとともに。 >王宮の中より町の中へと飛び去っていった。 >ちょうど、そのとき。 >「無事か!?シルメリア殿!?アヴァロン!!」 >殿下がどうやってきたのか、王宮中の私たちの元へとやってきた。 ナイスです♪フィルさん♪ > >「まさか・・・。アヴァロンがそんなことをするわけがない!!」 >「でも!!現場にはこいつしかいませんでしたわ!!」 >殿下とシルメリア様の言い合いの声。 >「で・・殿下!!それよりも!!国王を何とかしなくては!!それに、このままでは、また、アーリィ様の >二の舞が出かねます!!」 >私が殿下に言うと。 >「何!?まさか、この件にも魔族が関わっていたというのか!?」 >驚愕の声を荒げる殿下。 >「な゛!!?何をでたらめを!!?」 エル様:そーとー重症ね・・・この子。唯一の肉親を失った悲しみは・・・ まい :(おう!!エル様が優しい言葉を!!) >私は、国王を眠らせるには、単なる呪文ではダメだということがなぜだか分かっていた。 >多分、これは、あの魔法・・・。ラウグヌトルシャヴアナに近い物。 >ならば―。解決方法は? > >「たそがれよりも暗きもの、血の流れより赤きもの、時の流れにうずもれし、偉大なる汝の名において・・。」 >私が呪文を唱えつつ、両手を虚空に突き出して。 >紋章を描く。ディルス王室の紋章を。 ドラスレに、ディルズ国の紋章を書いて、パワーアップ(死語)ですか? >魔力が込められたその指から虚空に、光の紋章が描かれてゆく。 >「我、ここに汝に願わん!!我が前に立ちふさがりし、すべての愚かなるものに、我と汝の力もて、 >等しく、滅びを与えんことを!!」 >呪文詠唱終了とともに。紋章も描き終わる。 >そして、その紋章を国王の方に向けて、 >「ドラグスレイブ!!!!!!」 >私は、紋章の中心に向かって呪文を解き放つ。 >この方法は、限られた者しかしらないこと。 >私の剣の柄に描かれているも紋章と原理は同じであるらししい。 >なんでも、魔力を込めて、虚空に紋章を描き、その中心に魔法をかけると。 >その威力が数倍にもなるというのである。 >これは、私は、試したことは、黒魔法ではなかったのだが。 > >私の予想を裏づけるかのように。 > >国王は、音もなく、そして、風に溶け消えた・・・・。 > >「お父様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!」 >ただシルメリア王女の叫びがこだましていた・・・・。 シルメリアさん・・・(大泣)悲しいです・・・ > > >アストリアは、事実上、原因不明の怪物によって滅ぼされた。 >世間にはそう伝わった。 ああ・・・(大泣) > > −続くー > >******************************************* >「ちっ・・・・。まさか、あの国に写本がまだあったのが敗因だったな・・。」 >赤い髪の男性がした打ちしている。 >「それはそうと。あのゼロス様があの男を知っているようだったのですが?」 >サーディアンがかなりびくつきながら報告してたりするが。 >「そのうち。あいつもぶちのめす!!とりあえず・・。そうだな・・・・・。せいてはことを仕損じる。 >地道にやっていこーや。フィブの陰険やろーに気づかれでもしたらやっかいだしな。」 >「御衣にございます。ガーヴ様・・・・・・。」 >男性―魔竜王ガーヴの台詞に、サーディアンはうなづいた。 >まったく・・・・・。あいつの部下って・・・・・。 >教育がなってないわよねぇ・・。 >ってことで、今晩にでも、S、どつきにいきましょっと♪ >リナスたちもいなくて、あたし寂しいし♪ 一番の理由は、なんかどつきたりないからですか? エル様:さあ♪どうかしらね♪ >############################################ >あとがき: >よーやくの、第六話です・・・。 >一つ判明したこと。 >私、やっぱ、シリアスかいてたら、無償に、ギャグにいきたくなってしまうという傾向を発見(笑) その気持ち、分かります!!やっぱり、私のような根っからのおきらく娘はシリアスは難しいです・・・ エル様:あんたにとって、作家になるほうが難しいんじゃないの? まい :はうぅぅ・・・ >やっぱ、漫遊記を同時に打ち込んでいたりするせいか!?(こらこら・汗) >では、かなり遅くなってしまいましたが。 >・・・・・。 >あと、フィルさんの結婚。そして、アメリア&ナーガの誕生。 >そして、シルメリアの死因の原因。 >そして、結末(?)といった形になる予定(あくまでも)です。 >ではでは。 > では、私もこれで。かおさん、とっても面白いです!!早く続きを!! さようなら〜 |
19507 | 続きは、とりあえず、大分打ち込んでから(汗) | かお E-mail | 2002/1/12 19:18:13 |
記事番号19505へのコメント まいさんは No.19505「続きだァァァ!!」で書きました。 > >かおさんは No.19500「見果てぬ夢・第六話」で書きました。 >> > こんにちわ♪まいさん♪ > こんにちは♪かおさん♪ > >>実は、ディルス王宮の紹介状を持って、公王にこの国での滞在を申し出たのである。 >>私は。 >>昔から、祖父の手伝いやルォン兄さんの代理で公式文書を作成していた私にとっては、偽造するなど >>たやすいこと。 > > ああ・・・アヴァロン・・・そんな人にならないで・・・ 彼は、フィルさんのためなら、なんでもしますのです(汗) > >>本当に正式公布されたものと、一寸の違いもないのだから。 >>文字事態は、ルォン兄さんのものだが、それもさしては、問題視はしていないよーである。 >>まあ、素人がみたただけでは、わかりづらいからな・・・・・。 >>各歴代の王の独特のサインなんかは・・・・・。 > > だって、サインとかって、ミミズみたいですもん・・・ まあ、でも、コツがあるみたいですよぉ?(笑) > >>―魔族・・・・・。 >>どうやら、この国は、魔族の手の中で踊らされているようである。 >>・・・これは、慎重にことを運ばねば・・・・。 >>下手すると魔族のたくらみのまま、セイルーンとアストリアの戦争になりかねない。 > > それは、なんとしても避けたいですもんね・・・ そうです。 このドレイクの周りでは、魔族がらみが、多い、多い(汗) エル:だって、そーいう風にしてるし♪ かお:あぅ・・・・。 > >>何をこいつ達がもくろんでいるのかはしらないが。 >>とにかく。わたしの役目は、戦争を回避することのみ。 >>エルドラン国王は、一応、全貌がわかるまでは、仕掛けることはしないだろう。 >>殿下は、戦争は好まない。とおっしゃられていたことだし・・。 >>殿下のためにも、絶対に戦争などはおこしてはならないのである。 >>殿下は、まだ、アーリィ様の件で悲しまれているのだから。 > > ああ・・・フィルさん・・・泣けてきますね・・・ かなり、深い悲しみという感じなのです(汗) > >>「戦いは、好まない・・。」 >>殿下のぽつりともらした台詞がわたしの中を駆け巡る。 >>アーリィ様が死亡されたあのとき。殿下は、一晩中、ずっとアーリィ様に付き添っていた。 >>だから、わたしは自らが志願して、このいざこざの原因をつきとめよーとしたのである。 >>わたしのかつてのような思いは、誰にもしてほしくは・・・ないから・・・・。 > > ああああああ・・・・・!!(大泣)アヴァロ〜〜ン!! まあ、彼は、何回か、プロポーズまでしてましたから・・。 ダイアナに・・(汗) でも、ダイアナは、自分は死んでいるから、断り続けてたのです(汗) > >>「お父様、そのような得体の知れないものなどのもってきている書状など、あてにできるのですか? >>私にそれを見せてくださいませ。」 >>国王の後ろからすいっと出てくる女性。 >>私は、彼女を見たとき、体中に電撃がはしったような気がした。 >>歳のころは、十三歳前後であろう。 >>流れるような漆黒の長い黒髪を後ろでみつあみにして束ねて。 >>そして、暁の太陽のような燃えるような赤い瞳をつぶらな瞳の中にたたずまえて。 >>そして、何より私が一番驚いたのは・・・・。 >>「・・・・・・・・・・ダイ・・・・ア・・・・ナ・・・・・。」 >>私は、自分でも無意識のうちに声に出していた。 > > やはり、好きだった人のそっくりさんがいたのでは・・・ このあたりは、考えてもらったプロットなのです(はあと) > >>彼女は、声も、容姿もなにもかもが、かつての、そして、今も私が心の中で愛し続けているダイアナと >>瓜二つだったのである。 >>彼女の格好を見ていると、ダイアナが面白がって姫様の格好をしたときのことが、昨日のように頭の >>中を駆け巡ってゆく。 >>私が、完全に驚いているのを知ってしらずか。 >>いや・・・。知る由ももないであろう。 > > だって、誰もこの人がディルズ国王の親戚の人とは知りませんからねぇ・・・ > エル様:ばらしちゃおうか(どきどき) > まい :やめえください!!>< かお:うふふふ・・・。 なんか、先というか、プロローグで、フィルさんが、知っているという件のこと、 まいさんに、経過を気づかれそう・・(汗) > >>彼女は、無造作に国王の手の中から私が差し出していた書状を取り、そして、目を通し始める。 >>やがて。 >>「・・・・。どうやら、間違いなく、本物のようですね・・・・。このサインは、ディルスの前国王のものですわ。お父様。」 >>そして、書状を側の側近に手渡している。 >>側近の手から私に戻ってくる書状。 >>「そういえば、シルメリアは、書体の判別が得意なのだったな。」 >>国王が感心したようにその女性を見つめていう。 > > そんな人が・・・すごいです・・・シルメリアさん・・・ エル:んっふふふ♪ 実は、このシルメリアはねぇ♪ かお:あ゛あ゛!!今は、まだばらさないでくださいぃぃ!!(汗) エル:じゃあ、あたしの本編打ち込んだら、考えてあげる♪ かお:あぅ・・・・。 じゃあ、映画版の本編のとこでも・・考えてみます・・・。しくしく(涙) エル:ちゃっちゃとねぇ♪ かお:(いつになるかはわからないけど・・汗) エル:!!!あんたねぇぇぇ!!!! かお:しまったぁ!!考えを読まれたぁ!!(滝汗) > >>「そうですわ。それの書体は、まぎれもなく、お父様とお母様がご結婚されたおりに、 >>ディルス国王からお祝いの書状として贈られたものと同一。したがって、そのものの持っている書状も、信憑性がありますわ。」 >>きっぱしと言い切る。 >>そーいえば・・・・。以前、そんな内容の書状もルォン兄さんの代理で書いたよーな記憶が・・・。 >>あのとき、ルォン兄さんは、王妃と一緒に(ルォン兄さんの妻)デートにいくからとかいって、 >>自分に仕事を全ておしつけたんだった・・・。 >>今はもう、なつかしい思い出ではあるが。 > > そんなことを、国王様がしてもいいのですか!! ルォン兄さんは、そんな性格だったのです(笑) > >>ルォン兄さん・・。国王になっても、その前も、よく城を抜け出しては、私たちにいろいろと代理を頼んできてたからなぁ・・・・・。 > > 国王の自覚が・・・ はい♪皆無です♪ でも、やるときは、やってたのです(はあと) > >>「その方。一応、この書状が完全なるまがい物ではないことは分かりました。私の国での、 >>活動において、騒ぎなどはおこさないように。」 >>凛とした声で私に言ってくる。 >>「シルメリア王女のいわれるとおりですな。あまり騒ぎなどは起こさないでくだされよ。」 >>・・・・。魔族のお前に言われたくはない・・・・。 >>かろうじて、私は、その言葉を飲み込む。 > > たしかに。魔族に言われたくないですよね・・・ ですよねぇ・・。 > >> >>「シルメリア・・・王女・・・か。」 >>ダイアナと瓜二つの女性。 >>彼女の命は、あのときに終わってしまった。が。 >>あの少女には・・・。長生きしてもらいたい。 >>私は、任務に関係なく、ただ、一人の人間として、彼女・・・シルメリアのことを深く心に刻んだ。 > > アヴァロンさん、大切な人をたくさん亡くしていらっしゃいますから・・・ ダイアナ。カシェル。ルシオ。ジェーン。そして、両親。 ・・・他にももろもろ(汗) > >> >> >> >>「殿下ぁぁ!!?なぜ、こんな場所にぃぃ!!?」 >>思わず私は、声の限りに叫んでしまった。 >>「声がおおきいぞ!!アヴァロン!!」 >>殿下が私の口を押さえていう。 >>ここは、私が家を借りて、塾を広いている場所である。 >>一応、塾と住みかをかねている。 >>そんな私の仮家に、いきなり殿下がやってきたのである。 > > そ・・・それは驚きますよ・・ > エル様:そうかしら? まあ、フィルさんですから・・(笑) > >>この花は、とある特定の条件の場所にしか咲かず、だから、貴重とさえ言われている。 >>花はとても小さな花弁があつまっている小さなものなのだが。 >>それが三つの束に分かれていて、一つの茎に三つの色の花が分かれて咲いているのである。 >>―金。銀。黒。の三色の色の花弁として・・・・。 >>伝説では、とある少女の涙が花となって、今日までさきつづけているという説が有力視されていたりする。 >>・・・。真実のほどは、自分にはわからない。 > > 真実は、エル様の胸のうち。ですね(笑) まあ、この花は、のちのち関りを判明させるつもりです(汗) ・・何話になるかが、分かりませんが・・(汗) > >>ただ、この花が誕生したのは、書物にものっていないころらしい。 >>私が幼い時に、お爺様と一緒にあったことのある、とある黄金竜は、この花は、神魔戦争のおりに、 >>誕生したとかいっていたが。 >>真実はさだかではない。 > > ま・・・まさか、その黄金竜は、ミルガズィアさんですか? ・・ばれましたか?(爆!) そーです(笑) > >>その竜もあまり詳しいことは判らなかったようだから。 >>そんなとこよりも。殿下はとてもお優しい。 >>その外見で、殿下を始めてみた人々はかなり驚くようだが。 >>・・・何しろ、殿下の容姿というのが、まるで、ドワーフのごとき風貌なのである。 >>・・・・・。このまま成長したら、どうなるのだろう?そんな疑問が私にさえ、浮かんでくるほどである。 > > あははははははははははははははははは!!もうだめです〜!!つ…つぼに… フィルさんの外見♪ あれですから(爆!) > >>私が殿下の付き人となって、私が目くらましの役目をしてか。 >>このごろは殿下の容姿について、とやかくいう人間はいなくなっているが。 >>反対に私に対しての影口が増えているのは、いたしかたがないことであろうが。 > > う〜ん・・・ある意味、生贄ですね・・・ 周りの人も、あくまで、ドレイクを信用してではなく、フィルさんが、 あまり気にされなくなるという理由で、雇いましたからねぇ(笑) ガイルス(アヴァロン)を(笑) > >>私が殿下の後ろで伸びている人間達について殿下に聞くと。 >>「いや・・。なぜか、問答無用で、私につっかかってきたので・・・・。 >>平和とは何かなどを言い聞かそうとしたら、そうなったのだけど・・・。」 >>・・・・・。殿下・・・・・・。 >>それは、どうみても。暗殺者達である。 > > さすがです!!フィルさん!! フィルさんですから(笑) まだ、十八歳なんですけどねぇ(笑)フィルさんは(爆!) > >>「ま・・まあ。とりあえず、こいつらは、どっかに放り出しておきましょう・・・。(汗)」 >>こんな道に倒れていてもらっていても困るので。 >>とりあえず、 >>「ボムディウィン!!!!!」 >>私は、呪文を使って、そいつらをどこかに吹き飛ばす。 > > あ〜あ・・・暗殺者さん、かわいそうに・・・フィルさんを狙うなんて・・・ ちなみに、この暗殺者の中に、あの!!ギザルメーの母親がいる裏設定(笑) > >> >>「粗茶ですが。どうぞ。殿下。」 >>私がとりあえず、殿下を家の中に招きいれ、お茶を進めていると。 >>「おーほっほっほっ!!ここが、あの人間とはおもえない容姿が塾を開いているという場所ですのね!! >>なぜか、子供達に人気があるというので、見に来ましたわ!!」 >>なぜか異様に聞き覚えのあるなつかしいような声が玄関の方からしてくる。 >>この・・声・・は?! >>私が玄関の方にいくと。案の定。そこには、あのそっくりさん・・・・・。シルメリア王女がなんとお忍びでやってきていた。 > > 声はナーガで、性格はフィルさんですね。シルメリア王女は。 さて、どうでしょうか?←あまり深く考えてないやつ(汗) > >>「あ・・あ・・あの?」 >>私が何か聞くのより早く。 >>ずかずかと家の中へと入ってゆくシルメリア王女。 >>「あら?人間もどきのお知り合いには、ドワーフもどきもいましての?」 >>それが、シルメリア王女の殿下をみての第一声であった。 >>「まあ。確かに。ドワーフに似ているとはいわれますよ。私は。」 >>素直に認めている殿下。 >>殿下ぁぁ・・・。 > > そんなにあっさりと同意しても・・・ フィル:何事も、正直がいちばんじゃ!!! かお:やめてぇぇ!!(涙) > >>「姉様を呼び捨てにしないでっ!!!!!って・・・・・!?もしかして、あなた、アーリィ様が嫁いでいた >>セイルーンの第一王位継承者じゃあ!!?」 >>シルメリア王女が何かを思い出したように殿下にいう。 > > ここでも王子じゃなくて、王位継承者なのですね♪ まがりなりにも、『王子』とは呼べないでしょう(笑) あの外見ですからねぇ(汗) > >>「確かに。私はフィリオネル=エル=ディ=セイルーンではあるが?」 >>・・・。殿下・・・。まがりなりにも、一応、ここの国とは一触即発の状態なのですから・・・。 > > それに、こんなに簡単に自分は王位継承者だって、認めてのいいのですか? ・・フィルさんですし・・・・。 > >>「アーリィ姉様、手紙でいってたもの。フィリオネル王子は、ドワーフのような外見で、いたって、 >>平和主義。デーモン達なんかは素手でド突き倒すって・・。あなたなら、納得するわ・・。それも・・。」 >>ごかじゃ!!私はおもわずころげてしまった。 >>ア・・アーリィ様ぁぁ!?一体、何を手紙に書いているのですかぁぁ!!? > > それに、自分の夫をそんなにひどく書いてもいいの?! エル:ひどくというか、のろけの手紙よね♪ かお:あ゛あ゛!!ばらさないでくださいぃぃ!!(涙) > >>「アーリィは、シルメリア殿のことをよく話していたからな・・・・・。妹のような存在だったと・・。」 >>どこか寂しそうにいう殿下。 >>「何を!!?」 >>シルメリア王女は、おそらく。アーリィ様の死因を聞きだそうとしたのであろう。 >>あんな元気だったアーリィ様が病死するはずはないと。 >>しかも、私が聞き入れた情報だと、セイルーンの上層部の誰かが毒をもって殺した。 >>というまことしやかな噂がここ、アストリアでささやかれているようなのだ。 > > そ・・・そんな・・・そんなことをして、何の得があるというのですか!! 人の口には、歯止めがききませんのです・・・・。 > >>私の情報網をたどってゆくと、その噂を流したのも、あのサーディアンとかいうやつらしい。 >>そんな事情で、ここアストリア国王は、明日はわが身。と吹き込まれたらしく。 >>戦争の気配をだんだんと濃くしていっていたようなのである。 > > 魔族に吹き込まれたのですか? です。 ガーヴ配下の下級(?)←なんか、そんなイメージ(爆!)サーディアンに(汗) > >>「・・・いけないか?」 >>殿下の言葉に、王女は完全に言葉を失った。 >>そして。 >>「・・・・・・。アーリィ姉様がいってたことって・・・・・・。間違いではなかったのかしら・・ね。」 >>そんな台詞をぽつりともらしているシルメリア王女なのであった。 > > どんなことをいったのですか? > エル様:ああ、それはね〜、 > まい :ああああああ!!!エル様、いわないで下さいよ!! ・・確か、何話目かに、この辺りは、打ち込んでいる記憶が・・。 エル:・・確認しなさいよねぇ・・・・。 かお:面倒です!!(断言!!) まあ、そのうち、どこかで、出てくるでしょう・・。多分・・・・・。 リナ:うわっ!!いい加減!!! > >>だから、殿下は、誰にも話さず、一人で全部抱え込んでいた。 >>それをいち早く、見抜いたのは・・・。 >>他でもない、シルメリア王女であった。 >>王女もまた、アーリィ様を実の姉と慕っていたらしく。 >>殿下と王女は、急激に仲良くなっていっていた。 > > でも、下手したら『姫様がドワーフもどきと恋仲なのでは?』という声もあがりそうです・・・ 噂は、すでに立っているのです(汗) > >>実は、アーリィ様は、このアストリアと血縁関係にあり。 >>歳が二歳しか離れていないこのアストリア王女。シルメリア=セイ=ティル=アストリア様を >>実の妹のようにかわいがっておられたのである。 > > すごいのです・・・なんでこんなに素敵な名前が出てくるのですか?尊敬です・・・ ・・ヴァルキュ○ープロファイルから・・(汗) 名前・・もらっちゃいました(はあと) エル:・・あんたねぇ・・・。(あきれている) > >>「な゛!!?なぜ!?この宮殿にレッサーデーモンやブラスデーモン、あげくは下級魔族(しかも純魔族!)が仕掛けてきたのだ!!??」 >>私は、おもわず、声の限りに叫んでいた。 > > そ、それは叫ばなければ、いられないでしょう。 混乱しかけてます(汗) > >>そのころ。 >>「こうしてはおられん!!」 >>私の家で、睡眠をとっておられた殿下も、王宮からの火の手があがったのに気がついて。 >>この王宮内へとダッシュで向かっていた。 > > フィルさん・・・さすがです(なにが) フィルさんですから♪←だから何が!?(笑) > >> >>目に飛び込んできたのは。 >>見覚えのあるシルエット。そして、その側で、首を縦に振ろうとしない国王の姿―。 >>「ふむ・・・・。早く、始めから言えばよかったのですよ(はあと)」 >>コミカルに。 >>ポシュ!!と小さな音。だが、とても重要な音が響く。 >>「ふむふむ。どうやら、本物のようですね(はあと)まったく・・・。でも、まさか、ここにガーヴ様の配下の >>存在が入り込んでいるなんて、おもっても見ませんでしたねぇ(はあと)あははは♪」 >>そんな明るい声の元で。 > > ゼロス・・・君ですか・・・? バレバレ(汗) > >>国王だったその物体は、静かに、倒れてゆく。 >>「これで、僕のお仕事は、お終いっと(はあと)」 >>にっこりと場違いなまでの笑いを浮かべている一見人畜無害そーなおかっぱ頭のその男・・。 > > やっぱり・・・ゼロスだった・・・(汗) です(汗) > 。 >>「おや?おやおや(はあと)まさか、あなたが、こんなとこにおられるとは(はあと) >>お元気ですか?(はあと)」 >>場違いなまでに。 >>私ににっこりと挨拶なんてしてくる獣神官ゼロス。 > > エル様:まあまあ、Sにしては、いい部下を創ったものよね♪ > まい :この性格は何とかしてほしいですけれども・・・ かお:ゼロスの性格は、ああですし・・・。 リナ:まあねぇ・・・。 彼の性格は、昔からよねぇ・・・。 かお:あ゛あ゛!!リナス様ぁぁ!!!!! ばらさないでぇぇ!!!! ゼロスの過去のことわぁぁぁぁ!!!!! エル:別に、いいと思うけどねぇ・・・。 かお:あぅあう・・。だって、リナ達のその後の話しは、 とっても危なくて、投稿が無理ですから・・(汗) そこでの設定は、・・簡便してくださいなのですぅぅ(涙) エル&姫:表現方法を変えればいーでしょーに・・。 かお:あの、回をどーやって? リナ:ヴッ!!!!! エル:そこはそれ♪ かお:しくしくしく・・・・。 > >>そこは、すでに血の海と化していた―。 >>「おやおや(はあと)でも、残念ですねぇ♪貴方にも手をださないように!との厳命がでてますので(はあと)」 >>それだけいって、ゼロスは空間に解け消える。 > > お役所仕事ですね・・・ ゼロスですから(笑) > >>サーディアンは、ゼロスが掻き消えるのと同時に、 >>「こうなったら!!どんな手を使ってでも!!戦争を起こしてやる!!」 >>といって。移動していった。 >>・・・・・。どうやら、あっちも大分切れたよーである。 > > エル様:八つ当たりも程々にしなくちゃね♪ > まい :ですね♪ > でも、失敗に終わるし(爆!) 三流魔族のサーディアン♪←こら(笑) >>『ちょっと、楽しませてはもらいますよ(はあと)命令違反にはならない範囲でね(はあと)』 >>虚空より。 >>何とも、その場の空気にそぐわない明るく楽しい口調が響いてくる。 > > まい :だから、その性格を直してくださいぃぃぃ!! > ゼロス:いやです♪なんなら、滅ぼして差し上げましょうか? > まい :いえ、結構です・・・ ・・まいさん、あきらめてください・・・。 > >>「な!!!??」 >>王女が絶句する。 >>どうやら、ゼロスは、死んでしまった国王になんらかの力を加えて。 >>いや、おそらく。死んでしまった国王の体に魔族を憑依させたのであろう。 >>しかも、かなりつかえる魔族を。 > > エル様:この辺は、少し命令違反ね♪ > ゼロス:っえ・・・(汗) > エル様:でも、面白そうだから許す。 > ゼロス:っほ・・・(安心) まあ、ゼロス、エル様にいつの間に(はあと) エル:まあ、昔は、何回かあったことがあるからねぇ♪ かお:あ゛あ゛!!だからぁぁ!!!!(涙)言わないで下さいぃぃ!!(大涙) > >>「うぐわわわわるどわああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」 >>かつての国王でもありシルメリア王女の父親でもあり、唯一の王女の肉親でもあったそれは、 >>やがて、狂えるまでの叫びとともに。 >>王宮の中より町の中へと飛び去っていった。 >>ちょうど、そのとき。 >>「無事か!?シルメリア殿!?アヴァロン!!」 >>殿下がどうやってきたのか、王宮中の私たちの元へとやってきた。 > > ナイスです♪フィルさん♪ フィル:悪の気配がするぞぉぉ!!!!!! (どがめぎゃ!!平和主義クラッシュが響き渡る・・・。) かお:・・・・・・。(滝汗) > >> >>「まさか・・・。アヴァロンがそんなことをするわけがない!!」 >>「でも!!現場にはこいつしかいませんでしたわ!!」 >>殿下とシルメリア様の言い合いの声。 >>「で・・殿下!!それよりも!!国王を何とかしなくては!!それに、このままでは、また、アーリィ様の >>二の舞が出かねます!!」 >>私が殿下に言うと。 >>「何!?まさか、この件にも魔族が関わっていたというのか!?」 >>驚愕の声を荒げる殿下。 >>「な゛!!?何をでたらめを!!?」 > > エル様:そーとー重症ね・・・この子。唯一の肉親を失った悲しみは・・・ > まい :(おう!!エル様が優しい言葉を!!) かお:・・まあ、母親の件がありますから・・(汗) エル:まあ、この母子も、あいつに利用されて、かわいそうよねぇ♪ あーんな♪む・・。 かお:ああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!今は、いわないで下さいぃぃぃい!!! エル:・・ちっ・・。あんた、うるさいわよ♪(はあと) ばしゅうう!!!! かお:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 > >>私は、国王を眠らせるには、単なる呪文ではダメだということがなぜだか分かっていた。 >>多分、これは、あの魔法・・・。ラウグヌトルシャヴアナに近い物。 >>ならば―。解決方法は? >> >>「たそがれよりも暗きもの、血の流れより赤きもの、時の流れにうずもれし、偉大なる汝の名において・・。」 >>私が呪文を唱えつつ、両手を虚空に突き出して。 >>紋章を描く。ディルス王室の紋章を。 > > ドラスレに、ディルズ国の紋章を書いて、パワーアップ(死語)ですか? そーです。 > >>国王は、音もなく、そして、風に溶け消えた・・・・。 >> >>「お父様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!」 >>ただシルメリア王女の叫びがこだましていた・・・・。 > > シルメリアさん・・・(大泣)悲しいです・・・ シリアスなのです(汗) > >> >> >>アストリアは、事実上、原因不明の怪物によって滅ぼされた。 >>世間にはそう伝わった。 > > ああ・・・(大泣) エル:原因不明って♪そんなことないのにね(はあと) かお:ある意味、サイラーグに続く不幸です(汗) > >> >> −続くー >> >>******************************************* >>「ちっ・・・・。まさか、あの国に写本がまだあったのが敗因だったな・・。」 >>赤い髪の男性がした打ちしている。 >>「それはそうと。あのゼロス様があの男を知っているようだったのですが?」 >>サーディアンがかなりびくつきながら報告してたりするが。 >>「そのうち。あいつもぶちのめす!!とりあえず・・。そうだな・・・・・。せいてはことを仕損じる。 >>地道にやっていこーや。フィブの陰険やろーに気づかれでもしたらやっかいだしな。」 >>「御衣にございます。ガーヴ様・・・・・・。」 >>男性―魔竜王ガーヴの台詞に、サーディアンはうなづいた。 >>まったく・・・・・。あいつの部下って・・・・・。 >>教育がなってないわよねぇ・・。 >>ってことで、今晩にでも、S、どつきにいきましょっと♪ >>リナスたちもいなくて、あたし寂しいし♪ > > 一番の理由は、なんかどつきたりないからですか? > エル様:さあ♪どうかしらね♪ あぅ・・・・。エル様ぁぁぁぁ(涙) > >>############################################ >>あとがき: >>よーやくの、第六話です・・・。 >>一つ判明したこと。 >>私、やっぱ、シリアスかいてたら、無償に、ギャグにいきたくなってしまうという傾向を発見(笑) > > その気持ち、分かります!!やっぱり、私のような根っからのおきらく娘はシリアスは難しいです・・・ > エル様:あんたにとって、作家になるほうが難しいんじゃないの? > まい :はうぅぅ・・・ ・・作家か・・・・。 また、頑張って原稿用紙に聖書して、書き上げてみよーかなぁ・・(汗) 今まで、一回も応募はしなかったけど、今度こそ、勇気をだして・・・。 エル:無駄な努力♪そんなことより、あたしの本編♪ S:・・我の主人公のは? エル:あ゛あ゛!!部下S!!いつの間に!!!! どがばごぉぉぉぉ!!!!!! S:(エル様が呼ばれたんじゃないですかぁぁ!!!)←血の叫びがこだましている(汗) > >>やっぱ、漫遊記を同時に打ち込んでいたりするせいか!?(こらこら・汗) >>では、かなり遅くなってしまいましたが。 >>・・・・・。 >>あと、フィルさんの結婚。そして、アメリア&ナーガの誕生。 >>そして、シルメリアの死因の原因。 >>そして、結末(?)といった形になる予定(あくまでも)です。 >>ではでは。 >> > では、私もこれで。かおさん、とっても面白いです!!早く続きを!! > さようなら〜 わざわざ、感想ありがとうございましたのです♪ まいさん♪ それでは♪ byかお |
19518 | 見果てぬ夢・第七話 | かお E-mail | 2002/1/13 21:24:25 |
記事番号19468へのコメント よーやく、七話(はあと)(こらこら・汗) では、いくのです。 今回は、フィルさんの結婚しきぃ♪(お゛ーい!?) ############################################ 見果てぬ夢・第七話 〜もう一つの物語の始まり〜 「私としては賛成しかねるな・・・。」 いつもの回答。 しかたがない・・か。 この手だけは使いたくなかったが・・・・。 あれからシルメリア王女は、セイルーンへと殿下に連れられて避難してきている。 おぼろげながら、殿下に笑い顔が戻っているのは、城の中の者全てが知っていることである。 私は、そんな殿下とシルメリア様を結婚させようとして、あれやこれやと手を尽くしているのである。 だが、国王―エルドラン国王の回答は、いつも芳しくない。 理由として、 一つ。アストリアは、完全に滅んだのだから、血縁関係を結んでも仕方がない。 二つ。いつ、なんどきシルメリア王女が父親のように変異するかも知れない。 三つ。他にも利用できる政略の口は、まだまだある。 という理由からだ。 私が何回説明しても、なかなか魔族に対する関心度というのは、完全に理解ができない、 国王―。 アーリィ様も魔族に殺されたというのに・・。 アストリア王国は、今や完全に湖の底となっている。 私がアストリア公を助けるために、放った呪文は、地脈を流れる温泉へと突き当たった。 アストリアは、もともとくぼ地にある小国だったために、次々と湧き出る温泉に完全に 沈んでしまったのである。 アストリアにすんでいた人々は、近くのルヴィナガルド王国や他の沿岸諸国連合の国々に 避難しているようだが。 「では、どうしてもダメだと?国王?」 私の再度の問いかけに、国王は、静かに頭を縦にふる。 「我としても、息子の幸せを願うのは当然だ。だが、我は、父親である前に、国王である。 ことに外交に関して、有力となる婚姻関係は、見過ごすわけにはいかん。」 ううむ・・・・・・。 息子まで利用するか・・。 まあ、国王というのは、そんなものなのだうが・・・・。 「では、殿下とシルメリア様の結婚にとある条件がついてくるとしたら?」 私の意地の悪い問いかけに、これには、国王は、驚いたようである。 「条件?」 私に聞き返してくる国王―。 よし!!成功だな!! 「はい。実は、アストリア王国の王室には、代々写本が伝わっておりました。」 ざわっ!!!!!! 私の言葉に、あたりが瞬時にざわめく。 「写本!?写本とは、あの写本か!!?」 「まさか!?あんな小国に!?」 「いや!!あそこの国は、確か、その可能性は十分にある!!あの王国の血が混じっているという、 もっぱらの噂だったし!!」 ざわざわざわわ。 まわりでざわめく大臣や、上官たち。 「ほう・・・。それは、初耳。だが、その写本もすでにないのであろう?」 国王が私に言ってくる。 「はい。とある人物に燃やされました。」 ざわっ!! ざわめきが瞬時静まり返る。 「しかし、アーリィ様より私がお聞きしていることには、王室の後継者は、代々、 全て暗記をしているそうです。 写本―すなわち異世界黙示録(クレアバイブル)の写本の内容は。」 ざわっ!!!!! 「何!?まことか!?ドレイク!?」 国王が玉座から身を乗り出していう。 「はい。事実です。もし、フィオネル殿下とシルメリア王女が婚姻を結べば。 おのずから、その内容は、この国のものです。 あと、もし了解していただけるのであれば、このドレイク。 旅先で知りました―ディルス王室に伝わるとされる結界増幅の印をお教えいたします。 ―いかがでしょう?セイルーン国王・エルドラン様。」 私がいうと、 「―しばしまて。明日、返事をいたす!!皆のもの!!会議だ!! 主要な人物は、全て集合せよ!!!!」 どたばた!!ばたどた!!!! 城の中があわただしくなる。 実は、あの印は、ディルス王国の主要にしか伝わっていない貴重なものだが。 まあ、このセイルーン自体が魔方陣となって結界の役目をしているので、 その増幅には、あの程度が無難であろう。 実は、まだかなりの増幅の印もあるのだが。 さすがに、あれを伝えるには、私の出自が知られかねない。 さて、吉とでるか凶とでるか・・・・・。 「オメデトウございます。シルメリア様。王子との後婚姻、このドレイク、心から歓迎します。」 私の言葉に、 「ドレイク・・。私は、まだ、貴方を許したわけではないのよ? たとえ、それが仕方がないことだったとしても。 何か、お父さまを助ける方法があったのではと考えると・・・・。」 私の言葉に、涙を潤ませるシルメリア様。 確かに。 あのとき、アストリア国王を止める手立ては、あれしか、なかったのも事実。 あのゼロスが国王を殺した直後、シルメリア様が部屋に入ってきたとき、 わたしは、『復活(リザレクション)』の呪文を国王に向けて唱えたのだが。 すでに魂がその器にはなかっのである。 当然のことながら、あの呪文で回復しないとなれば、ほかの神聖魔法しかないが、 それは、かなり昔から、威力が落ちていた。 発動はするのだが・・・・。 完全とはいいがたい。 フィリオネル王子との婚姻は、エルドラン国王の決定により確実のものとなった。 決定と同じに。 私は、国王に約束どおり、結界増強の印をつたえた。 なぜ、もっとはやく、教えなかったのか。 という大臣たちの意見もあったが。 外交や取引というものはそんなものである。 シルメリア様の銀の長い髪が窓から入ってくるそよかぜになびく。 アストリア王室に伝わっていた『写本』に書かれていたのは、 『魔法道具(マジックアイテム)』 の生成のしかた。 まあ、完全とはいえないのだろうが。 精霊の力を駆使して、作り出すその技術、方法。 それがもたらされたとき、国王を始め、ほとんどの人々がかなり驚いていた。 中でも、貴重とされたのが。 数個かのアイテムの創り方。 『氷・風・精神』のこの三つの力でできあがる[セラフィス] 『炎・風・精神』の三つの力で出来上がる[セラフィム] セラフィスは素早さと器用さがおおまか15辺り上昇し、魔法攻撃力と魔法防御力が20上昇する。 セラフィムは、素早さと器用さがおおまか30辺り上昇し、魔法攻撃力と魔法防御力が90上昇する。 まあ、この数値というのは、大概の身に付けたときの見当値なのであるが。 つまり、アイテムを身に付けるだけで、攻撃呪文などの緩和などができるのである。 この世界の表裏一体にある精神世界(アストラルサイド)―。 まだ、その世界についての研究は、人間の中ではほとんどがつかめていない。 まあ、精神世界に実体を置いている魔族ならば、根本は分かっているのだろうが。 そんな中で、もたらされた、この技術。 ・・・さすがは、異世界黙示録(クレアバイブル)の写本のことだけはある。 まあ、確か、あれは、降魔戦争のおりに滅んだ水竜王の知識の欠片だと。 わが王室―ディルス王室には門外不出の情報として、伝わってはいるが。 王家に伝わる伝説だと、あの戦争の折、腹心がカタート山脈に集い始めたとき。 水竜王は、自らの配下に自身の知識を託し、世界に散らばした。 と伝わっている。 あと、確か、不足の自体に供えて、自身の分身でもある完全な知識の情報を とある神殿へと治めたとか―真意のほどは確かではないが。 ディルス王室に伝わっていたのは、私もひどく驚いた『金色の魔王』の知識。 長い年月の間に、解釈が異なって口頭で伝わってはいたが。 数百年まえ、金の髪の姉妹とおぼしき二人が生成したと思われる石を手にした 人間がその力によって闇に飲まれてしまった。 というのは、ある程度の知識を学んだ魔道士なれば、誰でも知っていることである。 伝説では、その石は、『闇のクリスタル』とか呼ばれているらしいが。 ・・おそらく、この金の髪の人物というのは・・・・。いや、いうまい・・・・・。 「でも、仕方がないのよね・・。貴方に愚痴をいってもお父さまはもうねもどってはこない・・。」 遠い目をして空を見上げるシルメリア様。 その姿が一瞬ダイアナの姿にダブル。 ああ、この御方は、どうしてこうまでに、ダイアナと似ているのか・・・。 助けられなかったダイアナ。 目の前で、なすべくこともなく、死なせてしまった命。 そう、シルメリア様の父親に対しても。 王子の前后であるアーリィ様に対しても。 私の前には、後悔と遺恨が胸に゛すっと残っている。 ならば―。 私は、命をかけて、皆への償いとして。 また自身のために。 シルメリア様のために。フィオネル王子のために。 すべて、全力をもって、今度こそ、守ってみせよう。 たとえ、この身が滅びても。 「―ガイルス=パロ=ウル=ガイリア・・・。この命をかけて、今度こそ、守って見せます・・。」 私のつぶやきは、風にのって掻き消える。 殿下とシルメリア様の婚姻に関しては、反対するものは、余りいなかった。 というのも、お二人の仲のよさは、すでに王国中にしれわたっていたから。 ・・殿下・・。城を抜け出しては、シルメリア様と一緒に行動されていたからなぁ・・・。 反対している者たちといえば、やはり頭の固い連中である。 わざわざ婚姻しなくても、脅して情報を引き出せばいい。 とかむちゃくちゃなことをいうやつもいたが。 しかし、それは、国王の鶴の一言であっさりと却下された。 私が国王に伝えた結界増強の印は、思ったより、国王、そして、大臣といった、 この王国の主要な人物に気に入られたのである。 まあ、あの印は、地脈の流れをスムーズに、円滑にすすませる。 といった内容なのだが。 このセイルーンの魔法陣は、地脈エネルギーを利用した結界。 だから、少し地脈の流れを安定させれば、結界の威力は数段に増す。 レッサーデーモンなどは入って来れれなかったが、今までは、 少し上位の魔族なんかだと、亜魔族でも、セイルーンに侵入できたのである。 それが結界により侵入ができなくなったというのは、国王にとっても、セイルーン王国・ セイルーンシティにとっても、喜ばしいことであったようだ。 とにかく。 フィリオネル王子とシルメリア様の婚姻は、盛大までの歓迎のもので、執り行われることにあいなった。 町は、いや、セイルーン王国そのものが、祝いでにぎわう。 そして―。 「汝、フィリオネル=エル=ディ=セイルーン。 シルメリア=ヴィナス=アストリアを生涯妻として、愛することを誓いますか?」 「誓います。」 「では、シルメリア=ヴィナス=アストリア。汝は、このフィリオネル=エル=ディ=セイルーンを 生涯の夫として誓いますか?」 「誓います。」 純白のヴェディングドレスに身をつつみ、殿下は、着ぐるしそうに、白いタキシード姿に身をつつみ。 結婚式は滞りなくすすんでゆく。 私は、その姿を見かねて、セイルーンの外で、婚姻を邪魔しようとしている暗殺者と対峙しているが。 ―シルメリア様の花嫁姿は、ダイアナの姿とダブり、冷静さを保てる自身がない。 というのも理由である。 二人が誓いの口付けをしたその刹那。 ぱああぁぁぁぁぁ!!!!!!! 空がまるで暁の太陽のように、輝きをまして、空全体、そして王国をも飲み込んでゆく。 だが、この光から感じられるのは、神々しいまでの暖かな力。 まるで、あのときのダイアナのような―・・・・。 ま・・まさか・・・。 私はある言葉を思い出す。 一人だけ助かったと知ったあのとき。 助けられた人物より聞いた言葉―。 『私の家では、代々、赤の竜神(フレアドラゴン)スィーフィード樣の欠片を守っています。 ―何代かに一人。スィーフィード樣が欠片を回収すべく人間として転生されてくるのですよ? ・・・・私たちの血筋の中より。』 唐突にその台詞が頭に浮かぶ。 まさか・・・・。 この光は、スィーフィードがこの世界に具現化した証なのか? 私の心を裏付けるかのように。 暗殺者の魔道士が呼び出していたデーモン達がその光の中消えうせる。 それはほんの一瞬の光であったが。 光の祝福をうけ、セイルーン王国は、よりいっそうに、殿下とシルメリア様の婚姻を スィーフィードの祝福された結婚として。 自社ともに認める夫婦となったのである。 ・・・。赤の竜神が復活したのなら、あの呪文が使えるのだろうか・・・? もし、そうであれば・・・・・。 今度こそ、守り通してみせる。 そう、私は心に刻みながら――・・・・・・。 −続くー ******************************************* 「おぎゃあああ!!!!!」 刹那。 その子が産声を上げたとき、上空が暁のまぶしいほどの光につつまれる。 「あら?私の中にあった、スィーフィード樣の力が全てなくなって、この子に? ・・は!!ということは!!!」 今、その子を生んだ母親は、今自分が生んだ娘を見る。 赤ん坊の周りには、確かに。 力が満ち溢れ、何もしてないのに、空気が浄化されていた。 セシルは、いろいろとマクスヴェルズと流れの傭兵として旅をしていたが、 自身が妊娠しているのを知って、この地―ゼフィーリアのゼフィール・シティに戻ってきていた。 夫婦で、実家の商売の手伝いをするためにも。 その場にいた、母親や、父親、そして、彼女の両親は、床にひざまづき―。 『おかえりまさいませ。赤の竜神(フレアドラゴン)ルナ=スィーフィード様。』 今、生まれたばかりの赤ん坊にふかぶかとお辞儀をしている。 (そんなに、硬くならないで・はあと) 彼らの頭に直に声が響く。 (今は、私も、まだ力が回復しきっていないので、人間ですので。) ルナの声が彼らに届く。 「そうですか?では・・。名前は・・・・・・。」 ルナ。 ルナ=インバース誕生である。 実は、ルナはスィーフィードだけどね(はあと) ちょうど、ルナが誕生したとき、セイルーンでは、結婚式が執り行われているし・・・・。 ふふふ♪楽しくなりそう(はあと) ########################################### あとがき: 姫:ルンルンルン♪ かお:あ・・あのぉ?スミレちゃん?何やってるのですか? 姫:見ての通り♪ エル:あら♪「わんだほ〜」のゲームじゃない(はあと) 姫:面白いから、私の世界の一つで、ゲームにしちゃった(はあと) かお:・・・。まさか、それ・・・・。とある世界のリナ達の魂を勝手にもぎ取ってキャラを作った・・とか?(汗) 姫:当然♪性格にいえば、とある作者の話の中のキャラの魂ね(はあと) エル:楽しそうね♪こんど、この中に入って遊びましょうよ♪ユニット(はあと) 姫:あら♪いーわね♪じゃあ、「ロイヤル1&2」にも入り込んで遊びましょ♪ エル:賛成♪ かお:あ゛あ゛!!?ゲームが根底からかわってしまうぅぅ!!!(涙) エル&姫:いいのよ♪別に♪面白そうだし♪ かお:しくしくしく・・・・。 姫:だって、あんたのセーブ゛テータ・・・。なくなってるわよ・・・。 かお:しくしくしく・・・・。そういわれてもぉ・・・。 なぜか消えたんですよねぇ・・・・・。しくしくしく・・・。 安いやづたったからかなぁ・・。しくしくしく・・・。 姫:まあ、他の業者のやつを買ったからよねぇ(はあと)安いから♪という理由で♪ エル:それで、確か、他のセーブデータも消えたわねぇ(はあと) かお:・・・。楽しんでますね?しくしくしく・・。 エル&姫:当然♪ かお:しくしく・・。えぇー・・。気を取り直しつつ。わんだほ〜をまだプレイしてない人、ごめんなさい(はあと) 思いっきり、組み合わせをばらしてますね(笑) ではでは。私は、苦情がこないうつに、これにて・・・・。 エル&姫:面白そうだから♪こいつも送り込んじゃえ(はあと) かお:え゛!!????うっきゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!???(かお、ゲームの世界の中へ―・・・・・。) エル&姫:それでは♪また次回で♪じゃあね♪ |