◆−微笑みの傷跡 20−ブラッド (2002/1/26 00:03:23) No.19771
 ┗ジュエル〜 というかクオネさーん!(をい)−蒼杜 (2002/1/29 20:22:01) No.19840
  ┗さすが、ラズの母親です(笑)−ブラッド (2002/1/31 00:46:49) No.19863


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19771微笑みの傷跡 20ブラッド 2002/1/26 00:03:23


こんばんわです。ブラッドです。
なんだかツリーがかなり微妙な位置にあったんで、この際新規で作っちゃえ☆と開き直ってしまいました(笑)
というわけで、生殺しな(をい)20話です。
どうぞv
**************************************  







        
                  人を狂わしてしまうような……綺麗な赤色







      +++++++微笑みの傷跡 第20話++++++++








 この感情は、きっと甘い幻想と錯覚。
 だからそれは全て嘘なんだ。
 だからそれは全て思い込みなんだ。
 だからそれは気にしちゃいけないんだ。
 だからこの感情に逆らうことは簡単な事なんだ。
 だからこんな思いはきっといつか全て消えて無くなってしまうんだ。
 だから。
 だから。
 だから。
(大丈夫。私は、彼を殺せる) 





 ゆらゆらと心を揺らしても、出口は決して見えやしない闇の世界。
 黒い世界。
 その世界に咲いた、たった一輪の白い花を、たった一つの白を、彼女は自分で摘み取る。





 あの時、誓った。
 それは、永久になる筈の願い。





―――――君は望むのか。




 はじまりはいつも、あてにならないシナリオじみていた。




 
 目の前は、まるで地獄絵図だった。否、もしかしたらそれは本当に地獄絵図なのかもしれない。
 正直、怖かった。
 恐怖と不安が入り交じっているのだが、悲しみは全く無かった。
 みんな嫌いだった。
 友達なんていなかった。
 周りはみんな醜かったし、まわりには避けられていた。
 みんな、信じれなかったし。
 典型的な、人間不信に人間恐怖症だろう。
「ま、いろいろあったしね」
 頭の中は、妙に落ち着いて今までの出来事を描き出していた。まるで、芝居でもみているような気分。自分のことの筈なのに、それは何故か他人事のようで。
 現実逃避なのだろうか。この場の状況を認めたくないのだろうか。
「私死ぬのかなぁ。あぁ、でも痛いのは嫌だなぁ」
 そんなに大きな声でいったつもりは無いのに、言った言葉はとても大きく聞こえた。

 みんな死んでしまった。
 悲しくも辛くもなかった。
 いつも独りだった。
 でもやっぱり、寂しかった。


 ぼんやりと周りを眺めて、ずっと眺めて、それはどれくらいの時間が経過しているのだろう。とても長く感じるのだけれども、実際は短い時間だと思う。
 何が起こったのかはわからなかった。
 気付いたら、こうなっていた。
 起きたら、こうなっていた。
 


 なんの答えもでないまま、時は流れていく。


  
「どうなってんのよ」
 ひたすら、怖かった。
 これからどうなるのだろう。
 がたがたと、震えていた。



 トコッ



 足音が聞こえた。
 身体が硬直する。

 

 トコッ



 近づいてきている。




 トコッ




 ただでさえ、運動神経が悪いというより、運動神経なんてもんは彼女には存在しないかもしれないのだ。このまま戦ったって勝てるわけがない。なんの武器が使えるわけでもない。武道に長けているわけでもない。魔法も使えない。




 ナニモデキナイ




 トコ




 足音は、今自分がいる部屋の前で止まったのだろう。
 ドアノブが、音も立てずにゆっくりと回った。




 
「あ、起きたみたいだよ」
 其処にいたのは、珍しいミルクティー色の髪をした青年と、長い銀色の髪をした美女だった。
 


 
 現れた人物らは、この辺りでは珍しい―――――ルカが見たことも無いような美人だった。それに見惚れている自分に気付き、それがかなり自分らしい行動だとわかり、余計に呆れる。
 青年は、無表情のままでルカに近づく。
「起きたのか」
「貴方が殺したの?」
 問いかけた声が妙に落ち着いていた事に、自分で自分に拍手を送りたい気分だ。思ったよりも自分は落ち着いているのかもしれない。
「どう思う?」
 ルカの言葉に、青年は美しい青色の瞳をきらきらと輝かせて、妖しい笑みを浮かべた。その笑みを見ていると、まるで吸い込まれそうで、このまま何処へと行ってしまいそうで少し怖くなってくる。催眠術にでもかけられそうな気分、と表現すればいいのだろうか。陳腐な表現しか浮かんでこない自分の頭脳に苛立ちを感じる。
 震えは、いまだ止まっていなかった。でも、何故か怯えは消えていて、安堵さえ復活してきている。
 奇妙な感覚だ。怖いのに、気持ちは落ち着いている。何故、彼らの存在が――――――何故、もしかしたら今から自分を殺すかもしれない存在を確認して、恐怖は消えたのだろうか。考え出していたら、震えは止まっていた。
 まぁ、そんな事はどうでもいい。つまり、自分はそんな事を考えられる程に落ち着いている、ということだ。
 とりあえず、ルカは青年の質問に答えることにした。
「さぁね。でもきっと貴方なんでしょう? 私を殺すの?」
 青年の後ろでは、銀色の髪をした少女のような女性が、部屋の中をきょろきょろと見回しながら、ふと何かを気付いたように、きょとん、とルカを見つめた。その表情が余りにも真剣だったので、何をするのだろうと多少不安になりながら構えていたのだが、途端彼女は弾けたようにクスクスと笑いだした。
「あはっ。なんか見覚えあるなって思ったら私の時と似てるんだ。ねぇねぇ、貴方名前なんていうの?」
 全く予想外の彼女の行動。きゃぴきゃぴと笑う彼女に、一瞬妙な安堵感が溢れてきて、何故か悲しくなって、何故か嬉しくなって、気がつけば感情が溢れだしていた。その様子に、目の前の青年は見たこともないミルクティー色の髪をかき上げて、うんざりと肩を竦める。
「何故泣くんだ」
 その言葉に、ルカは初めて本当に自分が泣いているのだと自覚した。
「だって、嬉しかったから」
 それが多分、単純な理由なのだと思う。あんなにも、素直で純粋(まっさら)の瞳で話しかけられた事なんて、初めてだったから。単純に、初めて好意というものを間近で感じれた事が嬉しいのだろう。
 それが、気まぐれの言葉であろうが、それが、嘘の言葉であろうが、嬉しかった。
「君は今から殺されるのがそんなに嬉しいのか?」
 その次には、勝手にルカの口は開いてつらつらと言葉をうみだしていた。
「違うわよ。いったい何処をどう聞いたらそんな事思うわけ? 私が嬉しかったのはそんな事じゃないわよ。まったく、殺されるのが嬉しい人間なんて滅多にいるわけないでしょうに。私をそんな変態と勘違いしないでくれる? そもそもね、いったいなんで私が殺されなくちゃいけないのよ。全人類にとって私が死ぬって事は明らかな損失になるわよ。っていうかあんた達っていったい誰なわけ? いきなり現れて目的とかってなんなの? その目的に私は関係あるわけ? っていうかそもそも目的ってあるの? ちゃんとわかりやすく私にわかるように簡潔に説明してくれないかしら? っていうか、私は死にたくないわよ。せっかくイヤな奴らが死んでくれたんですもの。ある意味幸せね」
 いきなり繰り出したマシンガントークに、目の前にいる彼らは目を丸くして、何処か懐かしそうな表情(かお)で柔らかに笑った。が、それもほんの一瞬で、すぐに銀色の髪をした女は好奇心に瞳を輝かせてたかたかと早歩きで、ぺちゃりと座りこんだままのルカの前まで近寄ってきた。
 もう、涙はとまっているのだと思う。
 ぐぐぐっと整った可愛らしい顔を間近で見せられて、ルカは思わず見惚れていた。
 此処には、こんな綺麗な人はいなかった。
 綺麗なのは、ルカだけだった。
 家族は、家族だと思えるような人達では無かった。
 みんな、醜かった。
 ルカだけ、異質な存在だった。
(あぁ、なんて綺麗なんだろう)
 そう思いながらも、口は別の言葉を発していた。それは、随分と反抗的な言葉というふうに分類されるのかもしれない。
「なんか用なワケ?」
 ルカの事をまじまじと見つめていた彼女は、まるでその言葉が決定打だったかのように―――――否、実際決定打だったのだろう。ぱぁぁぁぁっと顔を輝かせて、我関せずとぼぉっと別の方向を見ていた青年に向かって嬉しそうに叫びだした。
「ろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉどさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっっっっっっっっ!! 女の子版ジュエルがいるっっっっっっっっっっっっっっ!!」
 その言葉に、彼は優しく笑みを浮かべて頷く。
「確かに、あのマシンガントークにその口調はそうだな。珍しい」
「そうよねっ。そうよねっ。もう、ジュエルもこの子くらいの頃には口が達者だったもん。あ〜、懐かしいなぁ」
「そうだな」
「ね、ね。ラズみたいな子はいないかなぁ?」
「……さすがにそれはいないだろう。きっとジュエルと似た性格を探すより難しいと思うぞ」
 ロードと呼ばれた彼は、そのままゆっくりでもなく、はやくもなく、ごく普通にルカに近づき、その美しい顔をしっかりと彼女に向けて問うた。
「何故、君だけ生かしていたのかわかるか?」
「わかんない」
「そうだな、俺もわからないが、きっと単純に寝ている君をわざわざ殺したくなかったのだろう」
「この子が気に入ったって言えばいいのに〜
「ただの気まぐれなのかもしれない」
 茶化すような言葉に、青年は完全無視。
「まぁ、もし君が望むのなら、いずれ君を今生かした意味がわかるだろう」
 わけのわからない言葉を繰り広げられ、ルカは苛立ちが止まらなかった。今まで、こんな風に言い返せない事なんてなかった。それだけじゃない。彼の言葉の隅々に感じる、何かを含ませたような科白。
 今まで、こういう言葉のやりとりはしたことが無かった。というより、みんなルカ曰く馬鹿ばっかりだったのだ。
 直感。
(きっと、彼は私より数倍も頭がいいわ)
 それが嬉しくもあり、同時に憧れじみた感情がでてきた。
 でも何より。
(楽しめる)


「なんか、やっぱりそっくりだわ」
 しみじみと銀色の髪を遊ばせながら、彼女は呟いていた。


 お互いの腹を探り合うような沈黙が続き、沈黙が長くなればなるほど、緊張感は増していった。ものすごい重力をかけられたような、押し潰されそうな気分。
 何から発するべきか、何を行動すべきか。頭の中をフル回転させているときに、その空気をスパッと一刀両断でもしたかのように青年はルカに向かってはっきりと問いかけた。先手をかけられた事が、少し悔しかったが、すぱっと頭を切り換える。
「君は、望むのか」
 彼が言った言葉はそれだけ。いったい何を望むというのだろうか。一瞬だけ戸惑ったのだが、すぐに、なんとなくその言葉の意味が理解出来た気がした。
 ルカは、にやりと笑んで言う。 
「えぇ、私は望むわ。生をね」
 それが、出会いだった。
 それが、ルカの始まりだった。
「私はクオネっ」
 嬉しそうに笑った彼女は、本当に少女のようだった。
「私は、ルカ」

 









「イヤ」
おいおい、それはきっぱりすぎるだろう、というくらいにどぎっぱり言い切ったジュエルに、ルカは予想通りだ、と苦笑する。余りにも予想通りすぎた答えは、安心するよりも、どこかつまらない。
「だいたいねぇ、なんで僕が君の為に死ななきゃいけないワケ? 君にそんな事言われる筋合いないし、たとえ僕が君に何かのかりがあったとしても、絶対にイヤだね。君のその殺したくないから死んでっていう我が儘に僕をつきあわさせないでくれる? それにね、君が殺すとかいっても僕はそう簡単には殺されないよ」
 呆れながらでもジュエルのマシンガントークは止まらない。が、ルカはそれに屈するような人物ではなかった。何故なら、彼女も同類なのだから。
 ルカもジュエル同様呆れながら口を開く。
「……貴方の体力の無さ、私もよく知ってるわよ。それで簡単に殺されないなんてよく言えるわよねぇ。あ〜ぁ、これだから自信過剰な人はっ。そもそも、なんで死んでくれないのよ。私は貴方を殺したくないの。だから貴方が自分で死んでくれたら私は悲しむ悲劇のヒロインやれるし、そっちの方がおいしいし、自分的にもいい感じですもの」
 かなり自分勝手な理屈をこねて、ルカは憤然と当たり前のように、それが当然であるかのように、自信満々にいってみせた。
「それが我が儘だっていってるのわかってる?」
「…………えへv 我が儘と矛盾は乙女のアクセサリーv つーわけで、死んで」
「絶対にイヤ」
 一応、彼女も我が儘だとは自覚はあるのだろう。が、それをやめる気はないようだ。
「じゃぁ、私があなたを殺すしかないじゃない」
 さも不服げに口を膨らませていう彼女は、少女のような幼さだった。
「それも無理だと思うけど。だいたい、なんで僕が死ぬというのが前提で話が進んでるわけ? 何回も言ってるだろう? 僕は死なないって。さっき君は僕の事を自信過剰だといったけれども、君こそ随分と自信過剰な人間じゃないか。まったく、自分の事棚にあげてよくいえるよね」
「あぁぁぁぁぁっっっっ。もうっ五月蠅いわねぇ、ごちゃごちゃごちゃごちゃ屁理屈ばっかり。自意識過剰は承知の上よ」
「はいはい。君こそ相当五月蠅いと思うよ。それに、君だって負けていないじゃないか」
「……珍しいね。ジュエルがそう人を誉めるだなんて」
「今のを誉められたと思っている君の神経に心からの拍手を送ろう。で、ルカ?」
「ほえ?」
 いきなりの問いかけに、間抜けな声をあげたルカにジュエルはやれやれと肩をすくめ、首を傾げる。完全に主導権はジュエルに握られていた。
「……人語喋ってくれないか?」
「うっわ。酷いっっ!! 私人間だもんっ。人間の私が喋ってるからこれは人語なんだもんっ!」
「あーあ、ここに馬鹿がいる」
「私、馬鹿と違うもんっ」
「じゃぁ、迷惑な口五月蠅い自信過剰な馬鹿で頭悪そうなブス女」
「ジュエルなんか嫌いよおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっっっっっっ!!」
「はい。嫌いでけっこう。お帰りはあちらだよ。このまま帰っちゃってね」
「ってはうぅぅっっっ。目的忘れるとこだったわっ、もうっせっかく『超シリアスかっこいいぞっ、謎の美人孤高の女戦士るかちゃんv』っていうイメージできてたのにっぶち壊しじゃないっ。あーむかつくっ」
「は?」
「でもまぁ、綺麗だからよしっ」
「それで解決されるんだ」
「あたりまえじゃないっ♪ 顔さえ避ければ、例えその人が変態だろうが、性格ブスだろうが、ナルシストだろうが、天然だろうが、馬鹿だろうが、犯罪者だろうが、同性愛者だろうが、子持ちだろうが、おっさんだろうが、子供(がきんちょ)だろうが、年齢不詳だろうが、若作りだろうが、心はいつも十代とかふざけたこといってようが、貧乏だろうが、悪魔だろうが、魔王だろうが、人間じゃなかろうが、うさ耳つけてようが、妙な言葉使いだろうが、ひたすらごぉいんぐまいうぇい☆だろうが、天下御免唯我独存縦横無人野郎だろうが、節操無しのたらし野郎だろうが、ストーカー野郎だろうが、もうとにかくどんな奴がだろうが、美しければオールオッケーv 節操無しと言われようがおっけーったらオッケーv 例え何をされても平気さっ♪ 全て許されるのv あ、ただしこの私のプライド傷つけたら駄目ね」














「そうか。だが俺も慈善事業なぞをする輩じゃない。君には協力して貰おう」
 先ほどまで、自分を殺すのだと思っていた人物達とお茶をしている奇妙な出来事にはっきりいって展開がはやすぎてついていけない。
「取引ってワケ? こんな子供の私と?」
「謙遜のつもりか?」
「まさか。見る目あるって思ってるのよ」
「あ、ルカちゃんっ。お茶おかわりっ」
「へ?」
「はやくっ♪ はやくっ♪ あ、お菓子もほしいな♪」
「……お嬢様育ちの時の癖がいまだになおってないようでね」
 フォローをしつつも、全く手伝う気配の無いロードに呆れ、ルカは一人で仕方なくお茶のおかわりとお菓子を用意しにいった。ったくなんなのよっあんの大人達はっ、子供の私を差し置いて我が儘放題っ。普通逆ってもんでしょうがっ!! 等という事は何故だか言えなかった。 
  









「そうそう、それにさっきのこの私をブス呼ばわりしたの、ジュエルじゃなかったら私もうこんな穏やかにしていられないよぉv だって、この私をブスだよ? どこをどーみてブスって言えるのさっ、ていうこの私をブス呼ばわりだよ? もう、そいつの目を腐ってるんじゃないの? っていうか単純に頭のどっかが壊れてきちゃってるんじゃないの、って感じよね。美しいとか、美人だねとか、可愛いねとか、素敵だねとかだったらまだしもブスって何よ。不細工だよ。この美しい私に向かって不細工。もう、信じられないわ。あ、性格は別ね」
「で、なんで僕は許されるの?」
「いやんっ決まってるじゃないっ。ジュエルったら超綺麗なんだもんっ。もう素敵すぎて照れちゃうくらいっ。美人さん大好きですっ」
「で、その美人好きな君がこの僕を殺せるわけ?」
「そーなのよねぇ。そこが問題なのよ。だってね、殺すっていったらジュエルのそのせっかく私好みの美しい顔に傷がついちゃうわけじゃない? それって絶対嫌なのよね。そうそう、ほんとはジュエルにだって死んでほしくないんだけど、まぁさっきもいったとおりそれは仕方ないことだしね」
「なんで仕方ないわけ?」
「教えない」
 気楽に答えてきたルカに、ジュエルはへぇ、と薄く笑う。
「君は、この僕に隠し事をするんだ」
 ぴくり、とルカの表情が変わる。
「そこまで美人好きな君が美人に隠し事をするんだね? ねぇ、ルカ?」
「いやっ。はいっ。言いますっ言わせていただきますっ。ってか言わして下さいっ」
「どうぞ」
「いやね、まぁ、うん、あの。その。ね、えぇっと。でも、うん、そうそう。だからね、ふむ、そう、むむぅぅぅ、ぷきゅ。ふに、あう、ま、こんなわけなのだよ」
「真面目に答えてくれる?」
「…………えっとね、つまり貴方が死ななきゃ私が死んじゃうっていうか……っていうか私のせられたわけ?」
「殺されるの?」
「まさか、あの人はそんな事しないわよ。っていうかさっきの言葉は完全無視っ! ひどっ」
「じゃぁ何故?」
 完全にマイペースで進むジュエルに、ルカはもうその答えをもらう事を諦めて話を先へと進めるよう口を開く。
「う〜ん、プライドっていうか恩義っていうか」
「あの人って誰?」
「…………話、変わってきてるわね」
「で、誰なの?」
「仕方ないか。私は、今から貴方を殺します。つーわけで、それが知りたかったら私を殺してみなさいよ」
「死んでもいいんだ」
「美人に……大好きな人に殺されるのなら、それも本望ってね」







 差し伸べられた手を取ったとき、何かが変わった気がした。
 力になれる事が嬉しかった時もあった。
 楽しかった。
 それでも。
 大丈夫だって思ってたけど。



「なんで泣きそうなのよ……」




 いまだに、何故ロード(かれ)がジュエル(かれ)を殺そうとしているのかは、よくわからない。
 結局、自分は何も知らないのだ。
 あの時、生かされた意味さえも、いまだよくわからない。 


「やばいっ。またあの頃に戻っちゃう」




 本当は、ジュエルにあいつらを差し向けたのは、ジュエルの体力をなくす為だけじゃなかった。ただ、彼を殺したくなかった。彼に死んでほしくなかった。
 だから。
 自分以外の人間が彼を殺せば、まだ諦められると思った。



「さっきから何をブツブツ言ってるわけ?」
「悩ましげな独り言は、美人のアクセサリーなのよ。ジュエルもたまにしてるじゃないっ」




 体力が無いのは、彼だけじゃない。
 自分だって、もしかしたらジュエル以上に体力が無いのだ。
 運動神経だって、悪い。



「でも、そんな私でも戦える方法があるって教えてもらったからね」



 
 つかつかとルカは余裕ありげに喋り、ジュエルに近づく。




「っていうかね、そんな方法貴方には使わないでいいと思うのよ。私にはわかるし」
「へぇ、なにが?」
「ねぇ、ジュエル? もう立っているのも辛いんでしょう? お喋りは、まぁ貴方はどんな状態でもできる人でしょうけど」
「悔しいけれど、否定できないね」
「そう。あっけなく簡単に殺されるのね。言ってることが大違いだわ」
「さっき君も言ってただろう? 矛盾は美人のアクセサリーだと。それに……」
 何かを言いかけたジュエルの言葉を片手で遮り、ルカはそのまま喋り出す。
「さて、もういいわ。お喋りはお終い。今度こそ本当に、さようなら」
 ルカは、微笑んだ。
「さようなら、大好きな人」
 側に落ちていた長剣を握りしめるのだが、手が汗で湿っていてしっかりと掴めない。
 両手でしっかりと構えなおして、ルカは泣いていた。



 グサリッッッッ!!
 




   





「うふふふふふふふふふふふ。見つけました。とうとう見つけましたよっっ! 今度こそ、このアメリアの名にかけて、逃がしませんっっ!!」
 約3メートル程先に落ちている帽子を見つめ、アメリアは自信満々に胸をはって高らかに叫ぶ。
「さぁっっ、今こそ時はきたのですっ!!」
 ゆっくりと恐る恐る帽子に近寄るアメリアを一瞥すると、ラズライトは嘆息した。
(もう、終わったかな)
 あの時聞こえた銃声。あの時感じた空気。あの時感じた殺気。
 きっと、ノイズが来たのだろう。 
 そうなった場合、自分たちはジュエルにとって足手まといになる。それはわかりきってることだったし、それはどうしても避けたかった。
 帽子が飛んでいってくれたのは、いいきっかけだった。
 きっと、アメリアは帽子を探しに行くだろうし、それに自分もついていくと言うことにすれば素晴らしい言い訳になってくれる。
 だが、アメリアが早く帽子をみつけてしまう、という危険性もあった。というか、どちらかというとその危険性はほぼ100%に近い確率であったのだ。なにせ、彼女の運動神経は常人より遥かに良い。きっと風に飛ばされた帽子にはすぐ追いついてしまうだろう。
 とすれば、彼がすべきことはただ一つ。
『帽子を隠しちゃえ☆』
 というわけで、実はアメリアが必死に探していた帽子はラズライトが隠していたものだったりする。まぁ、たまにこっそりと呪文を唱えて風をおこし、帽子を移動させていたりもしていたのだが。
 視線を丘の上へと向け、呟く。
「ボクの弟たるモノっ、そう簡単にやられちゃうわけないよねっ」
 当たり前のように言って、今度は視線をアメリアへと戻すと、彼女はいままさに帽子につかみかかろうとしているところだった。
「勝ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっっっ!!」
 いったい何に勝ったのだかわからないが、きっとそう叫びたい気分だったのだろう、とあえて気にしないで突っ込まないことにした。
 ラズライトは、そしらぬ顔でアメリアに微笑む。
「よかったね、アメリアちゃん」
「はいっ! じゃぁ急いで戻りましょうっ」
「そうだね」

 雲行きは、また怪しくなりはじめていた。 
   

 

 

 何故、過ぎた事は眩しく見えるのだろう。
 あの頃よりも、きっと大人になったと思う。
 でも。




 さぁ、早く。
 自分で自分を急かしながら、アメリアは急いで丘を駆け上がった。
 丘の上には、うんさりとした顔で、またいつものように憎まれ口を叩くジュエルがいるのだ。
「お待たせしましたっっ。ジュエルっ」
 ほら、またいつものように――――――――
「……え?」
(此処……どこなの?)
 ついさっきまで、ここで穏やかに会話をしていた。
 帽子が飛んで、同時に白い花弁がふわりと宙を舞っていって。そう、それはつい先ほどの事の筈なのだ。
 なのに。
「『スノー・ジュエル』が赤い……」
 『スノー・ジュエル』は、雪のように白い花だった。その名の通り、雪の宝石のように、美しい花。だが、その花が今は、真っ赤に染まっていた。人を今にも狂わしてしまいそうなヌードで美しい赤に、アメリアは絶句してしまっていた。
 見惚れてしまっていたのだろうか。その不気味とも言える美しさに吸い込まれてしまっていた自分に気付き、アメリアは辺りを見回す。そう、彼は何処にいるのだろうか。
「ジュエル?」
 とりあえず名前を呼んでみても、返事はしない。
 彼は、こんな妙な悪戯をしないタイプだと言うことは、短いつきあいながらも知っている。では、この出来事はなんなのか。
 先ほどの勇ましさは全く消え、ゆっくりとアメリアは歩き出した。


――――――人でしょう?

 声が聞こえた。見知らぬ、女の声。

――――――悔しいけれど、否定できないね

 次に聞こえた声には、聞き覚えがあった。

――――――そう。あっけなく簡単に殺されるのね。言ってることが大違いだわ
 
 身体は、走り出していた。

――――――さっき君も言ってただろう? 矛盾は美人のアクセサリーだと。それに……

 この声は、間違いなく彼の声。

――――――さて、もういいわ。お喋りはお終い。今度こそ本当に、さようなら

 何故か、嫌な予感がする。

――――――さようなら、大好きな人

 今度ははっきりと、聞こえた。
 そう、この会話は目の前で繰り広げられている。
 そして。


 
 グサリッッッッ!!




「ジュエルっっ!!」
 その叫びは、はたして彼には届いていたのだろうか。  





 永久未来続くモノなんて、あるはずは無いから。





「何があったんですか……」
 アメリアは、ただその光景が信じられなかった。






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19840ジュエル〜 というかクオネさーん!(をい)蒼杜 2002/1/29 20:22:01
記事番号19771へのコメント

今日和。お久しぶりの蒼杜です。
そして、今年初めてのレスなんじゃないかと(汗)
急展開な感じの「微笑み」ですが、最後まで頑張ってください!

>人を狂わしてしまうような……綺麗な赤色
この台詞がついにきましたね。ドキドキっ

> だから。
> だから。
> だから。
>(大丈夫。私は、彼を殺せる) 
未だに分からないままなんですよね、どうしてジュエルを殺すのかって事が。
まだまだ謎は深まるばかり。

> ルカの事をまじまじと見つめていた彼女は、まるでその言葉が決定打だったかのように―――――否、実際決定打だったのだろう。ぱぁぁぁぁっと顔を輝かせて、我関せずとぼぉっと別の方向を見ていた青年に向かって嬉しそうに叫びだした。
>「ろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉどさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっっっっっっっっ!! 女の子版ジュエルがいるっっっっっっっっっっっっっっ!!」
可愛い〜!!クオネさーーーん!!駄目。マジで変ですね。私

>『超シリアスかっこいいぞっ、謎の美人孤高の女戦士るかちゃんv』
確かに、最初出てきた彼女とはえらい違いですね。
でも、このマシンガントーク大好きvvです♪
何ていうか、あのジュエルと同じぐらいに毒舌吐きなルカちゃんも可愛いっ☆

>「顔さえ避ければ、〜心はいつも十代とかふざけたこといってようが、貧乏だろうが、悪魔だろうが、魔王だろうが、人間じゃなかろうが、うさ耳つけてようが、妙な言葉使いだろうが、ひたすらごぉいんぐまいうぇい☆だろうが、天下御免唯我独存縦横無人野郎だろうが、節操無しのたらし野郎だろうが、ストーカー野郎だろうが、もうとにかくどんな奴がだろうが、美しければオールオッケーv あ、ただしこの私のプライド傷つけたら駄目ね」
ここの台詞にマジ惚れました!ここまで一気に言葉が飛び出すルカちゃんv最高vv

>「はやくっ♪ はやくっ♪ あ、お菓子もほしいな♪」
>「……お嬢様育ちの時の癖がいまだになおってないようでね」
実はロードさんって、クオネさんの尻にしかれてるんですか(笑)
しかも、ルカちゃんもクオネさんに何も言えない…
ということは、この世界で最強なのはもしや、クオネさん!?

>「美人に……大好きな人に殺されるのなら、それも本望ってね」
あのルカちゃんにここまで言わせるロードさんって、凄い…

> ルカは、微笑んだ。
>「さようなら、大好きな人」
> 側に落ちていた長剣を握りしめるのだが、手が汗で湿っていてしっかりと掴めない。
> 両手でしっかりと構えなおして、ルカは泣いていた。
あああああ、ジュエルゥゥ!! どおなるんでしょう

>『帽子を隠しちゃえ☆』
なるほどーそうだったんですね。
ラズもジュエルの気持ちを汲んでたんですね

> 今度ははっきりと、聞こえた。
> そう、この会話は目の前で繰り広げられている。
> そして。
> グサリッッッッ!!
>「ジュエルっっ!!」
> その叫びは、はたして彼には届いていたのだろうか。

アメリア〜! それにジュエルもラズも、皆どうなるんでしょうか?!
これからの展開を楽しみにしてますv
では、あんまりまともなレスでなくてすみません(汗)
蒼杜でしたv

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19863さすが、ラズの母親です(笑)ブラッド 2002/1/31 00:46:49
記事番号19840へのコメント

あぁぁぁぁぁぁっっっっvこんばんわですっv お久しぶりですっ!! お元気でしたか?
レス、ありがとうございます(ぺこり)
実は、一回書いたんですけど、エラーで消しちゃってまた書き直してます(をい)

まぁ気を取り直しまして。

こんばんわ。ブラッドですv

>そして、今年初めてのレスなんじゃないかと(汗)
いやいや、もう今年初めてだろうが、もう全然嬉しいですっ!!
ほんと、ありがとうございますねっ♪

>急展開な感じの「微笑み」ですが、最後まで頑張ってください!
なんかまじで急展開です。あと、少しなんですけどなんだか手こずってます(苦笑)
あぁっっ、たく、なんでうちのキャラの心理ってこう複雑なんだよっ(泣)←それは、ブラッドの心理が複雑だからだろうが。
でも、ブラッドなりに精一杯頑張るつもりですんでv最後まで見ていて下されば嬉しいです。

>>人を狂わしてしまうような……綺麗な赤色
>この台詞がついにきましたね。ドキドキっ
この台詞の時にどうするかは、リニューアルする時から決まってて、おおむねそれは変わってないんですよ。
ある意味、微笑のメイン部分でもありますんで。

>> だから。
>> だから。
>> だから。
>>(大丈夫。私は、彼を殺せる) 
>未だに分からないままなんですよね、どうしてジュエルを殺すのかって事が。
>まだまだ謎は深まるばかり。
問題児ルカっち(きぱ)
いや、本当に彼女はかなり変わり者の思考なんですよね。問題児です。
この謎は、一応ブラッドの頭の中では解決されてるんですけど、どうにも文章にすると難しく(苦笑)手こずってます。
もしかしたら、この謎は次の話に持ち越しかも(待て)
まぁ、一番の問題児はロードさんなんですけどね。
彼については、微笑の次の話でふかぁぁぁぁぁく、でぃ〜ぶに迫っていこうかと(笑)もちろんっ、クオネさんにも迫りますよv

>> ルカの事をまじまじと見つめていた彼女は、まるでその言葉が決定打だったかのように―――――否、実際決定打だったのだろう。ぱぁぁぁぁっと顔を輝かせて、我関せずとぼぉっと別の方向を見ていた青年に向かって嬉しそうに叫びだした。
>>「ろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉどさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっっっっっっっっ!! 女の子版ジュエルがいるっっっっっっっっっっっっっっ!!」
>可愛い〜!!クオネさーーーん!!駄目。マジで変ですね。私
いけいけっ、ごぉごぉ☆それゆけ、ろりーた(待て)
クオネさんは、もう永遠の少女っていうイメージです。ほんと、すっごい純粋で、それゆえにちょっと偏った思考とか、怖い部分もあるんですけどね。
でも、こんな彼女、一応子持ちです(笑)


>>『超シリアスかっこいいぞっ、謎の美人孤高の女戦士るかちゃんv』
>確かに、最初出てきた彼女とはえらい違いですね。
多分、ジュエルにからかわれてて、美人大好きっvっていってる彼女が『素』なんです。
>でも、このマシンガントーク大好きvvです♪
もちろん、マシンガントークも『地』(きぱ)
>何ていうか、あのジュエルと同じぐらいに毒舌吐きなルカちゃんも可愛いっ☆
ををっ、可愛いですかっ?
よかったです〜♪
実は、彼女には生きたモデルがいましてねぇ(にやり)

>>「顔さえ避ければ、〜心はいつも十代とかふざけたこといってようが、貧乏だろうが、悪魔だろうが、魔王だろうが、人間じゃなかろうが、うさ耳つけてようが、妙な言葉使いだろうが、ひたすらごぉいんぐまいうぇい☆だろうが、天下御免唯我独存縦横無人野郎だろうが、節操無しのたらし野郎だろうが、ストーカー野郎だろうが、もうとにかくどんな奴がだろうが、美しければオールオッケーv あ、ただしこの私のプライド傷つけたら駄目ね」
>ここの台詞にマジ惚れました!ここまで一気に言葉が飛び出すルカちゃんv最高vv
これもまた、その生きたモデルさんが言った言葉を多少変えて(爆)
いやぁ、もう素敵です。ブラッドもすっごい好きなんですよ。
ここまで、どぎっぱり美人だったら許すっていうのは逆に気持ちいいですね(笑)
でも、やっぱりうけ悪いだろうなぁ、嫌われるだろうなぁ、と少し心配していまして(苦笑)
でも、好かれたようですっごい嬉しいです。ルカは、ブラッドも気に入ってるキャラでして。
っていうか、基本的に自分のキャラ好きです(をい)結構ブラッドの趣味に走ったキャラばかりです(待たないもんっ♪)
いいじゃん、自分の話なんだし。と最近開き直ってたり(をい)
でも、趣味に走ったばっかりに、皆個性強すぎて(汗)

>>「はやくっ♪ はやくっ♪ あ、お菓子もほしいな♪」
>>「……お嬢様育ちの時の癖がいまだになおってないようでね」
>実はロードさんって、クオネさんの尻にしかれてるんですか(笑)
あっはっはっは(滝汗)
いや、尻にしかれてるわけじゃぁないんですよ。
なんていうんだろう。
『大人と子供』みたいな(爆)

>しかも、ルカちゃんもクオネさんに何も言えない…
>ということは、この世界で最強なのはもしや、クオネさん!?
ぎくりっ(震)
あぁぁぁぁっっ、ばれたかっ。
彼女はもう間違いなくラズの母親です。ラズ、間違いなく彼女の血を引いてます(きぱ)
いやぁ、もうやっぱり最強なのは『ラズとクオネさん』でしょう。
この二人には誰も逆らえません♪

>
>>「美人に……大好きな人に殺されるのなら、それも本望ってね」
>あのルカちゃんにここまで言わせるロードさんって、凄い…
ルカっちは、美人になら何をされても許せるそうですから(笑9
でも、美人かどうかのその基準はかんなり厳しいかと。

>> ルカは、微笑んだ。
>>「さようなら、大好きな人」
>> 側に落ちていた長剣を握りしめるのだが、手が汗で湿っていてしっかりと掴めない。
>> 両手でしっかりと構えなおして、ルカは泣いていた。
>あああああ、ジュエルゥゥ!! どおなるんでしょう
あぁぁぁぁぁぁっっっ!! ジュエルっ!! あんんた何勝手に簡単にわけ分かんないこといってやれてんのよっ!! ったく、これからどうせいっっちゅうねんっっっ!! と叫びながら書いたのは私です(をい)

>>『帽子を隠しちゃえ☆』
>なるほどーそうだったんですね。
>ラズもジュエルの気持ちを汲んでたんですね
実はこのネタ。書き殴りで大活躍v言葉の魔術師と謳われる某みていさん(某なっとならんし)から頂いたレスから、採用された事だったりします(笑)
初めは、偶然とか思ってたんですけど
「いや、それにしても偶然が重なりすぎてすぞっ。なんだが不自然過ぎないかっ? ラズが帽子を隠すか…………うん、奴なら絶対するだろうなっ♪ よし、採用v」
となったわけです(笑)


>> 今度ははっきりと、聞こえた。
>> そう、この会話は目の前で繰り広げられている。
>> そして。
>> グサリッッッッ!!
>>「ジュエルっっ!!」
>> その叫びは、はたして彼には届いていたのだろうか。
>
>アメリア〜! それにジュエルもラズも、皆どうなるんでしょうか?!
それは、きっと書いてみないとわかりません♪←って、書けよっ!!

>これからの展開を楽しみにしてますv
はい、多分微笑はいろんな謎を少し残したまま終わると思うんですけど、その続きは次の話で書きますんで「ロードさんの事とか」
もう、おりきゃらおんすてぇじにもろなりますけど、よろしく御願いします(ぺこり)
とりあえず、微笑の目的は『ジュエルを笑わす』でしたので(笑)あ、あとは『ジュエルと姫の再会』(爆)

>では、あんまりまともなレスでなくてすみません(汗)
いやいや、もうすっごく嬉しいですんでv謝っていだたく理由なんてなんにもありませんよv

>蒼杜でしたv
はいっ。レスありがとうございました。これからもよろしく御願いします。
ブラッドでした。