◆-地竜王神殿・極東支部の恐ろしく長い一日 巻の壱-準一等聖職位 友希(3/31-23:17)No.1989
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  ┗涙、涙の大感謝forシャーナさん-準一等聖職位・友希(4/2-22:08)No.2008


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1989地竜王神殿・極東支部の恐ろしく長い一日 巻の壱準一等聖職位 友希 E-mail URL3/31-23:17

「う〜ん。今日も、いい朝を・・・むかえられるかぁ!!」
いきなり、朝から友希は怒りをあらわにしていた。
理由は至極簡単。どういう訳か神殿長室、早い話が友希の部屋、
に実習生の未来(みらい)が貫頭衣のまま寝ていたのである。
しかも、よりによって友希の上に・・・。
「・・・ぼ〜。」
完全にお寝ぼけの未来に対して、友希は・・・

どすっ!!

いきなし、問答無用のシッポアッタクを決める。
「・・・はぅっ!」
意識を取り戻した未来に対して、
「未来ちゃん?ここで寝てるということは、本部から辞令がでたのかなぁ?
ま・さ・か、またよっぱらって部屋間違えたなんていわないわよねぇ。」
そう、この部屋は、未来の部屋の隣なのである。しかも、この神殿には「お酒」に
関しての規則はしかれていないのである。
つまり、お酒が自由なのである。
まぁ、お酒といってもワイン程度だけだが・・・
「・・・・・・えへっ!」
「笑ってごまかすなぁ!!・・・そう、そういうことなら少し実習関係の書類まと
めてもらおうかしら。」
「・・・へ?」
「余裕なんですものねぇ。まぁ、書類にして、700枚程度かしらねぇ。」
「・・・へ?へ?」
友希の目は、思いっきり本気である。
「・・・すみませんでした。」
未来は観念したようである。
まぁ、いつものことなのだが・・・・
「じゃ、書類楽しみにしてるわねぇ。」
「・・・!」
「締め切りは、一週間後ねぇ。」
「・・・・・・・・・・・・はい。」
未来は、愕然として肩を落としながら友希の部屋をでていった・・・。

友希の部屋は、他の巫女や実習生に比べると物が多く、仕方なしに広めに作られて
いる。
そんな中をゆっくり歩きながら、貫頭衣に着替えた。
友希の神殿・・・というより、地竜王の神殿は一応支給の貫頭衣がある。
しかし、貫頭衣は支給された物だけという訳じゃないのである。
自分の給料からお金を出して購入した物を着るのも可能である。
とはいっても、給料のでない見習いや実習生は支給された物だけになるけれども・
・・。

友希もまた、巫女である以前に一匹の女の子である。(まぁ、200歳ちょっとっ
ていうのが、
はたして、女の子という範囲かどうかは別として)
服装で、遊びたいのもまた事実である。
「今日は、ブルーのにしよ(はぁと)。」
こんな事も、一人だからこそ言えるのである。


さて、そのころ食堂では食事当番が集まっていた。
「ねぇ。知ってる?友希お姉さまの部屋に、また未来さんが寝てたんですって。」
「許せませんわぁ。あの人、わざとなんじゃありません?」
「でも、友希お姉さまも怒ったらしく、書類700枚ですってよ。」
「・・・いい気味ですね。友希お姉さまのこころはあたしがもらうわ。」
「い〜え。あたしよ。」
と、巫女の葵(あおい)と千里(ちさと)が話していた。
最後に、ふたりあわせて・・・

「お互い、フェアに行きましょうね」

と意気投合した。
・・・作者、完全に変な妄想持ってるみたいですが、とりあえず友希の立場として

嬉しい反面、恐いと思うぞあたしは・・・・。

友希のほうにもどると、友希はその日友希宛の書簡に目を通していた。
まぁ、ほとんどがこの神殿の巫女、実習生、見習いからのお誘いの書簡だが・・・
(そう、友希って神殿のアイドルみたいなんです。・・・自分で書いてて背中がこ
そばゆい・・・)
だが、友希は、そんなお誘いの物は封を切らずに捨てていた。
もちろん、差し出し主はそんなことになってるとも知らないが・・・。
書簡の中で、本部からの物ともお誘いとも違う物がまぎれていた。
友希は、それを少し嬉しそうに読んだあと机の鍵がかかる引き出しにいれた。
「真琴、元気そうでよかった」
そんなことを一人なのにも関わらず、小声でつぶやいた。

コンコンッ!

そんなとき友希の部屋のドアがノックされた。
「友希様、お時間です。」
迎えにきたのは、見習いの礼奈(れいな)だった。
「あっ。はい。・・・ってあれ?あなた、礼奈よねぇ。」
「えっ。はい、そうですけど。」
「ちょうどいいわ、ちょっと入ってきてくれる?」
「はい。わかりました。」
礼奈は、自分が何かしたかな?と考えつつ部屋にはいっていった。
「ごめんねぇ。実は、見習い生の交換留学の話が来てるのよ。」
「・・・はい?」
「でね、この神殿が、受け入れ先に指定されてるの・・・。」
「・・・それって、あたしが行くって事ですか?」
礼奈は、力無げにそれでも、声を振り絞って言った。
今、この極東支部に来るには倍率実に250倍!!
こちらで言うところの、宝塚の養成学校みたいである・・・。
「そんななか、受かってきたんだから・・・」
という思いが礼奈の頭の中をよぎった・・・。
「・・・え?あはははは。やだぁ。そうじゃないわよ。すでに、こちらから出す方
は決まってるの。
この、交換留学は水竜王様の神殿と地竜王様の神殿とで行われるの。で、水竜王様
の神殿から来る方が
の神殿を希望したから、ここへ来るって事。あなたに話したいのは、あなたの部屋
を使わせてほしいの。」
「・・・え。そ、そうなんですか?なんだぁ。いえ、そんなことでしたら大丈夫で
すよ。
はっきり言って、ふたり部屋を一人で使うの気が引けてたんです。」
「そう、じゃ、お願いね。」
そういうと、友希は礼奈が呼びに来た目的、「朝の礼拝」の準備を始めたのであっ
た。

それでわ、今回はここまで。とりあえず以下は次回ということで・・・。

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1993Re:地竜王神殿・極東支部の恐ろしく長い一日 巻の壱松原ぼたん E-mail 4/1-00:01
記事番号1989へのコメント
 面白かったです。

>しかも、よりによって友希の上に・・・。
 ・・・・それは嫌かも・・・。
>「余裕なんですものねぇ。まぁ、書類にして、700枚程度かしらねぇ。」
 それは酷いぞ、いくら何でも。
>「・・・・・・・・・・・・はい。」
 出来るのか・・・・。
>友希もまた、巫女である以前に一匹の女の子である。(まぁ、200歳ちょっとっ
>ていうのが、
>はたして、女の子という範囲かどうかは別として)
 範疇です(笑)。
>「・・・いい気味ですね。友希お姉さまのこころはあたしがもらうわ。」
>「い〜え。あたしよ。」
 いえ、恋愛は自由ですけどね(^^;)。相手の気持ちは考えましょうね。
>「・・・え。そ、そうなんですか?なんだぁ。いえ、そんなことでしたら大丈夫で
>すよ。
>はっきり言って、ふたり部屋を一人で使うの気が引けてたんです。」
 安心した勢いで安請け合いしていいのかなー?

 本当に面白かったです。
 ではまた、ご縁がありましたなら。

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2007涙、涙の大感謝for松葉ぼたんさん準一等聖職位・友希 E-mail URL4/2-21:57
記事番号1993へのコメント

どうも、友希です。いつもはあまり顔を合わせるようなこともないですが、
こんな馬鹿な物でも、読んでくださったうえに感想までくださって・・・。
ありがとうですぅ。

>面白かったです。
本当にありがとうですぅ。
楽しんでいただいて、こうえいですぅ。

>>「余裕なんですものねぇ。まぁ、書類にして、700枚程度かしらねぇ。」
> それは酷いぞ、いくら何でも。
ふっ。書かせます。過去に、2100枚を3日であげた竜もいましたから。

>>「・・・・・・・・・・・・はい。」
> 出来るのか・・・・。
上にも書いたように、竜も土壇場でとんでもない力を出します。
だから書かせます。

>>友希もまた、巫女である以前に一匹の女の子である。(まぁ、200歳ちょ>>っとっていうのが、はたして、女の子という範囲かどうかは別として)
> 範疇です(笑)。
わーい。女の子だぁ。(はぁと)
あたしも、女の子なのねぇ。

>>「・・・いい気味ですね。友希お姉さまのこころはあたしがもらうわ。」
>>「い〜え。あたしよ。」
> いえ、恋愛は自由ですけどね(^^;)。相手の気持ちは考えましょうね。
この件に関しては、あまり触れたくない・・・。
一応、弁解しておきますが友希はそういう趣味はないです。

>>「・・・え。そ、そうなんですか?なんだぁ。いえ、そんなことでしたら大丈夫>>ですよ。はっきり言って、ふたり部屋を一人で使うの気が引けてたんです>>。」
> 安心した勢いで安請け合いしていいのかなー?
絶対だめです。(笑)
分かり切ってるようなことですが、騒動が起こるのはひっしです。
・・・まぁ、極東支部だしね。

> 本当に面白かったです。
> ではまた、ご縁がありましたなら。
本当にどうもです。
続きも、楽しみにしてくださいね。

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1996Re:地竜王神殿・極東支部の恐ろしく長い一日 巻の壱水竜王巫女 シャーナ E-mail 4/1-14:19
記事番号1989へのコメント
お久し振りです。小説、読ませていただきました。

面白かったです。地竜王様の神殿での生活の一部が見えて(笑)
しかし倍率250倍とは凄いですね。本当に宝塚のようです。
 そういえば宝塚も東京に進出するそうですねー。
・・・・・なんて事はどうでもいいか(汗)
友希先輩が神殿のアイドルだったとは知りませんでした。
色々と大変なんですね。頑張って下さい。

 ところで・・・・・交換留学の話なんてあったんですね。
私は知りませんでした。・・・・今度希望してみようかな?(爆)
私もチョイ役で出していただけたら嬉しいです。

 あまり感想になっていなくて申しわけありません。
続き、楽しみにしています。

 それでは、失礼いたします。

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2008涙、涙の大感謝forシャーナさん準一等聖職位・友希 E-mail URL4/2-22:08
記事番号1996へのコメント
どうも、今回はこんな馬鹿みたいな作品を読んでくださった上に
感想までくださりありがとうですぅ。

>お久し振りです。小説、読ませていただきました。
本当にお久しぶりですね。また、ゆっくりとお話ししましょうよぉ。

> 面白かったです。地竜王様の神殿での生活の一部が見えて
>(笑)
ふっ。まだまだ・・・。こんなもんじゃないです。
この神殿は、騒動あってなんぼみたいな感じですから(爆)

>しかし倍率250倍とは凄いですね。本当に宝塚のようです。
> そういえば宝塚も東京に進出するそうですねー。
>・・・・・なんて事はどうでもいいか(汗)
ちなみに、初めは、誰も来なかったんですよぉ。
気がつくとって感じなんですぅ。
育成成績がいいからかな?

>友希先輩が神殿のアイドルだったとは知りませんでした。
>色々と大変なんですね。頑張って下さい。
どうも、そうみたい・・・。
まわりから、色々な目で見られてるみたいだけど・・・。
あたしには、真琴が・・・

> ところで・・・・・交換留学の話なんてあったんですね。
>私は知りませんでした。・・・・今度希望してみようかな?(爆)
うん。そうみたいなんですよねぇ。
あたしも、長老から聞いたの・・・。
でも、神殿によって指導が違うのに何でうちを希望したんでしょ?
そもそも、なんで水竜王様の神殿の見習いさんが、うちを
知ってるんでしょ?
謎の答えは・・・?

>私もチョイ役で出していただけたら嬉しいです。
いいんですか?打診しようと思ってたのですが。
じゃ、決まりねぇ。
ふっふっふっふっ。

> あまり感想になっていなくて申しわけありません。
>続き、楽しみにしています。
いえいえ、参考な意見にさせていただきます。
続き楽しみにしててくださいねぇ。