◆−続きのキ♪−猫斗犬 (2002/2/4 17:42:40) No.19912
 ┣『スレイヤーズSTS』4回目−猫斗犬 (2002/2/4 17:44:14) No.19913
 ┣『剣の〜』2−2−猫斗犬 (2002/2/4 17:45:38) No.19914
 ┣『剣の〜』2−3−猫斗犬 (2002/2/4 17:47:05) No.19915
 ┣続きぃ(はあと)STS♪−かお (2002/2/4 22:54:08) No.19918
 ┃┣どっちのゼオがいいのかニャ?−猫斗犬 (2002/2/5 12:24:46) No.19922
 ┃┗追記(Webの件ですけど…気になることが…)−猫斗犬 (2002/2/5 19:12:50) No.19931
 ┃ ┗???どーいうことでしょう?←ど素人(汗)−かお (2002/2/5 20:05:34) No.19933
 ┣続き♪−らん (2002/2/5 14:50:57) No.19924
 ┗『剣の〜』2−4−猫斗犬 (2002/2/6 19:36:52) No.19950
  ┗みゅふっ(←?)−たかこ (2002/2/7 21:30:59) No.19968
   ┗…ってことは…あれも読んでるんですね…−猫斗犬 (2002/2/7 22:08:27) No.19970


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19912続きのキ♪猫斗犬 E-mail 2002/2/4 17:42:40


 はい!
 『スレイヤーズSTS』ファンの皆様。(いないだろうが…んなやつ…)
 大変長らくおまっとさんでした、続きです!


********************************************************************
猫斗「ああああああぁぁぁぁ〜〜!!!!!」

 じたばた、ばたじた…

達也「何か…変なのがその辺で盆踊りかましてるし…」
舞 「いわゆる<混沌体験ツアー>真っ最中なのね(ハート)」
達也「何だ?その<混沌体験ツアー>てーのは…」
舞 「魂だけが混沌に行って、エル様と楽しい一時を過ごすの♪」
達也「なるほど…だったら…その体験ツアーで曲がった性格が1℃程度直って
   くるかな?」
舞 「あんまり、期待しないほうがいいと思うけど…」
達也「そうか?じゃあ…0.001℃ぐらいに留めておいたほうがいいか?」
舞 「うん…そうだね…それが妥当だと思うよ…」
猫斗「って!どういう意味ですかああーーーーーー!!!!」
2人『…あ…戻ってきたし…』
猫斗「残念そうに言わないでください!!!」
達也「あ〜悪い悪い…今度、生まれ変わったら気をつける…」
舞 「ごめんねぇ(はあと)今度は悔しそうに言うから(はあと)」
猫斗「しくしく…」


達也「で…猫斗犬…」
猫斗「…な…なんでしょう…」
達也「連載の続き。何で遅れたかな〜♪」
猫斗「(びくっ)!!!」
舞 「何でかな〜〜♪」
猫斗「…あ…あははははははははは…」
達也「つーわけで…理由を2文字以内にまとめて説明せよ…」
猫斗「待てーーーい!何ですか!その2文字ってーのは!!」
達也「ん?多すぎるか?だったら1文字で…」
猫斗「さらに!!待て−い!!!何処をどうやったらそれだけで説明できる
   んですか!!!!」
達也「んなことぐらい簡単だって…」
猫斗「うそつけーーー!!」
達也「本当だって…たとえば………つう………とかさ…」
猫斗「はい?」
舞 「ふむふむ…たっくんも苦労したのねぇ〜(泣)」
猫斗「あの…」
舞 「じゃあ、あたしは…………かあ………ね…」
猫斗「ええ…と…」
達也「ほう…仕事でそんなことが…大変だったな。舞」
猫斗「もしもーし…」
2人『な(ね)っ♪簡単だろ(でしょ)♪』
猫斗「どこがだー!しかも今のはツーカーの仲ってか!!!」
2人『うんにゃ…テレパス…』
猫斗「さらにできるかーーーー!!!!!!!!」

 以降、余談が入るので省略──

達也「まあ…とりあえず今回のって…どれの続きなんだ?」
猫斗「2つともです…『STS』も『剣の〜』も…」
達也「ほお〜」
猫斗「そこで最初に暴れてた理由に戻るわけで…」
2人『ああ〜<混沌体験ツアー>の…』
猫斗「そこから離れてください(泣)」
2人『やだ』
猫斗「…………い〜んだ…い〜んだ…どうせ…私なんか…私なんか…」
達也「で…」
猫斗「あ…はい…で…計3本…そこで……………」
2人『…………………どした?』
猫斗「しまったあああああぁぁぁぁぁ〜!!!!!」
   何故か3本になってしまったああああぁぁぁ〜!!!!!
   …と叫んでしまったわけで…」
舞 「意味わかんないし…」
猫斗「いや…だから…本当はあと<STS>を1本、あんだ〜ば〜を1本、
   計5本にしようかと考えてたんです…」
舞 「なんでしないのよおおおぉぉぉ〜」
猫斗「にゃああああああぁぁぁ〜ごめんなさいぃ〜〜!!」
舞 「あたしの活躍がへるじゃないのおおぉぉぉ〜」
2人『いや…最初っから、んなのないって…』
舞 「ふにゃ?」

********************************************************************
 ではでは…本編に…

 …の前に…一度…ある方…れい様にだけど…に送ったレスを…一つ。


 しょーとしょーとです…読み終わると…皆さん思わずにやりとしてしまう
んじゃないかと…

********************************************************************
 タイトル    「勝利者」
********************************************************************

 もう、終わりだ。
 この、最後の1つで──

 果てしなく、永い永い戦い。
 力を振り絞り、苦痛に耐え、とにかく今は自我を保つのがやっとだった。
 額から流れる汗が、ほほを伝い、顎にまで流れる。
 体、全てが限界に達していた。
 伏せていた目で正面を見つめる。
 魔女がいた。
 彼女が俺に微笑みかける。
 自分に対する、敗北などありえぬという勝利への微笑みか?
 俺へと向けた勝利を祝う微笑みか?
 どちらへの微笑みなのか俺には知りへぬ答え。
 いや、今となってはそんなことなど考えてる余裕は俺には無い──


 やってきたの運命の時。
 最後の力を振り絞る。
 右手に握られた、鈍い光を放つ金属。
 それを俺は目の前に引き寄せる。
 最後のっ!!!
 ………………………………………………………………………………………
…………………………………………………………………………………………
…………………………ふっ…ふっ…ふふふふふふふふふふふふっ…
 やった!
 やったぞ!!
 俺はついに…ついに…勝ったんだ!!!
 もう、魔女は俺の目の前から掻き消えていた。
 苦しい戦いだった…今にも涙があふれてきそうだ。

「っ!!」
 俺は顔を青ざめた。
 そうか、彼女の微笑にはこういう理由があったのか!
 俺の勝利への思いは間違いだった。
 しばしの時を得て、魔女は再び現れたのだ。
 恐ろしき物を両手に携えて!!!
 魔女はオレに向け、戦いを開始するレクレイムを詠う。
「はい(ハート)お代わり(ハート)」
 目の前に立ち上がる湯気。
 彼女の料理。
 それは―――――――――――――――――――ひどくまずかった──
 再び、俺の戦いは始まる。
                      続く(繰り返すとも言う)
********************************************************************
 はははは…思いついて書いてしまったしょーとしょーとでした…ではでは
…本編に…

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19913『スレイヤーズSTS』4回目猫斗犬 E-mail 2002/2/4 17:44:14
記事番号19912へのコメント

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 『スレイヤーズSTS』  1−4
////////////////////////////////////////////////////////////////////

**** ZELUGADHISU ****


 突然、あたしは左腕を闇からあらわれた手にとらえられた。
 とてつもなく冷たい手──
ええーい。
 自由な右手で慌てて剣を鞘からぬき、振る。
 ざあうん…闇から生まれる腕を難無く切り裂さ──くが腕はすごい速さで
再びくっ付いていく。
「…こ、この…きゃんっ!」
もう一度、切ろうとした瞬間、突然の電撃を浴びせられ──意識が一瞬途
切れかかる。
 力が抜ける。そして足がその場で崩れへたりこんだ。だがやつはあたしの
腕をまだ放そうとしない。
                :
                :
                :
                :
                :
 ドクンっ
 心臓の鼓動が速くなる。
 それとも…その青い瞳で…その笑顔で…そしていつまでも…いつまでも、
その横であたしを支えてくれる、守ってくれる夢…
 …恋しちゃったのかな?こんなのに…
 そのことに驚きはない…何となく気付いていたから…
 『女の子らしく、恋だってしてみたいし…』魔王と戦う前に、ある2人の
前で拳を握りしめながら言った言葉。
 脳天気でなかなかのハンサムで…
 クラゲで剣の腕は超一流で…
 どんなときでもあたしを守ってくれて…
 時々、何となく…カンかな?…であたしが思っていることに気付いちゃう
し…
 でも、気付かない時もあるし…
 あたしのために怒ってくれて…
 叱ってくれたこともあった…
 初めてあった時は理想の男性像とはかけ離れていたけれど…女の子らしく
…あはは…何となくかなってるのかな?
 静かな風が吹き、あたしの髪が流れ、ガウリィの髪と重なり2色の妖精が
舞う。
 あたしは自然と目を閉じた。
 唇と唇が重なる。
 そして──


「………………」
「ねぇ(はあと)ゼルがディスさん。とっても!!素敵なお話でしょ」
 太陽のようにまぶしい、屈託のない笑顔と一緒に、「とっても」と言う所
に力一杯力説する彼女に同意を求められ、俺は思わず返答に困ってしまった。
 …いや…それ以前に空に突き立てるその握り拳はなんなんだ?
「…アメリア…おまえさん…この話を真に受けてるんじゃないだろうな…」
 アメリア=エル=ディ=セイルーン。
 それが彼女の正式な名。
 少し大人の階段を上り始めたのだろう。大きな瞳は全然変わっていないが、
以前の童顔だった顔がやや細身がかかり始めている。
 身長もそこはかとなく伸びただろうか…
 以前はおかっぱ頭だったのだが、どういう心境だったのか…あの事件以降、
彼女は髪を伸ばしていたようだ。
 ここセイルーンの元第一王位継承者、そしてこのたび国王に即位すること
になっているフィリオネル=エル=ディ=セイルーンの二番目の娘である。
「もちろんですとも!!」
 どおんっ!
 そんな轟音のような音を立てながら、椅子の上に立ち片足でテーブルを踏
むアメリア。
 その動作に片下まで伸びた光沢のある黒髪が激しくゆれた。
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
 しばし──
「今の…かなり痛かったんだろ?…アメリア?」
「…はい…そのとうりです…」
 ここはセイルーンから北西へ10キロ離れた場所の宿屋にいた。よく見か
けるような店で、1階では飯屋も経営している。
 俺たちはセイルーンへと向かっている。理由は至極簡単。
 ある占い師に予言され、その言葉に従って行動にでただけだ。
 まあ、占いなど信じちゃいなかったが、今では何も情報を持っていなかっ
た俺はたまにはそんな運命に付き合うのも一興かと思い立ったわけだな。
 昔の俺ならそんなこともしなかっただろうが…
 その占いを持ってきたのがここにいるアメリアだった。
 占いなんぞと最初は思ったりもしたが…
 …ふっ…俺のためにそのことを伝えに来てくれえたアメリアの姿を見ると、
悪い気はしないな…

 アメリアと合流した俺たちが、最初に向かった場所はセイルーンに程近い
過去の伝説にもある有名な者たちが数多く生まれている国・ゼフィーリア。
 確かあいつがここの生まれだったと聞いたが…
「ここである飯屋にいるある女性に合えとのことだが…」
「そこでウェイトレスのアルバイトをなさっているそうです!」
「………………」
「どうかしましたか?ゼルガディスさん?」
「アメリア…なんなんだ…そのウェイトレスのアルバイトって…」
「え?何かいけません?」
「何故?ウェイトレスに合わなきゃならんのだ…」
「でも占い師さんが彼女に合いなさいと予言してくださったんですよ!それ
を信じで突き進むのも正義の印!!」
 思わん、思わん…
「あたしたち。正義の4人組が再び結集するまで正義を貫き通すのです!!」
「………………」
 どっかその明後日方向にでも向かって、燃えまくるアメリア。
「………さて……バカやってないでとっとといくぞ…」
「ああーー!待ってくださいよ!ゼルガディスさーん!!!」
 そして俺たちは占い師が言っていた彼女に合うことになる。まるで何もか
も分かっているかのようなそんな目をした赤い瞳を持つ…そいつは唐突にこ
う言い放った。
「ここ最近、数多くの大きな光と闇がセイルーンへと向かってるわ」
「正義と悪ですね!」
「そんなの俺には関係ない…」
「何を言ってるんですか、一緒に旅をしていたころの、あたしたちの熱く燃
える正義の心を忘れたんですか!!」
 燃えるアメリア。
「…そんなものは最初っから持ち合わせていない…」
「あううぅぅぅぅ…(泣)」
「それよりも俺が聞きたいのはこの体を元に戻す方法だ…」
「この世界にはそんな方法、存在しないわ」
「……………そうか…邪魔したな…」
「…まだ…話は終わってないわよ…」
「…あんたには…だ…俺にとっては話は終わっている…」
「ゼルガディスさん。話ぐらいは聞いていっても…」
「邪魔したな…」
「…待ちなさい…ゼルガディス=グレイワーグ」
「?!…………何者だきさま…」
「いいから座りなさいって(はあと)」
「………………なぜ俺の名を知ってる…」
「そんなの誰だって知ってるわ…ね…アメリアさん」
「何?」
「あの…もしかしてあの小説ですか?」
「ま、あたしはそれ以上によく知ってるけどね…あの子の手紙のおかげで…」
『………………???』
「話を続けるわよ…確かにあなたのその姿を元に戻す方法はこの世界にはな
いわ…けど…それはここの世界だけのことかもしれない…」
「どういうことです?」
「………なるほど…異界ならあるかもしれない…か…そいつは考えてもいな
かったな…」
「ここ最近、数多くの大きな光と闇がセイルーンへと向かってるわ」
「…ああ…先ほど言っていたことか…その光と闇と言うのは神族と魔族のこ
とだろ?」
「やはり、正義と悪ですね!」
「正義を燃やしているところ悪いが…アメリア…テーブルから降りろ…」
「…ま…この際、彼女は無視して…」
「いいのか…無視して…」
「…光と闇が集うことにより…再び災いが始まるわ…」
「…ほう…それで…その災いを止められるのがこの俺だと言うんじゃないだ
ろうな…」
「その一人よ」
「じゃあ…あたしは?」
「アメリアさんもその一人よ」
「ますます、燃えてきました!」
「…はっ!…ばかばかしい…」
「あなたならそう言うと思ったわ…まあどっちにしてもあなたがその災いに
かかわっておいた方が、今後のためにいいと思うけど…」
「何故だ?」
「光と闇の中に異界から来た者たちがいるから…しかも異界から異界へと簡
単に行き来できるらしいわ…」
「…ほおう…異界を………つまり…そいつから異界へと行く方法を教えても
らう訳だな?」
「まあね…」
「…ふむ…面白そうだ…やってみるのも悪くない…」
「やっと解ってくれたんですね!ゼルガディスさん!さあ、あたしたち2人
力をあわせ…」
「…その話から離れてくれ…アメリア…」
「今回の事件はあれの続きみたいなものだから…あなたがたちが、かかわる
理由にもなるしね…もちろんあの子も…」
「…あれの続き?」
「え?あの子?」
「…いいえこっちの話よ……そうそう…もしセイルーンへ行く気になったの
なら…伝言を頼めるかしら?…その子もセイルーンに向かっているはずだか
ら…」
「伝言か?だが、あのセイルーンで一人の人間を見つけるのは…」
「大丈夫、大丈夫…あの子が行く所…常に騒動ありってね(はあと)』
「誰かさんみたいなやつだな…」
「まあ…それでも駄目なら伝えなくてもいいわ」
「…あ…ああ…それでかまわないのなら…で…そいつになんと伝える?」
「──全部終わったらとっとと帰って来い──姉より」
「……お…おもいっきしアバウトな伝言だな(汗)…で…その相手は?」
「それはね──」

 その名前を聞いた時ははっきりいって驚いた。
 彼女があいつの姉だったとは…あまり似てないが…
 そういえば、あの時の手紙もまたアバウトな手紙だったな…
 あいつがこの伝言を聞いたらさぞかし取り乱すだろう。あのときの手紙の
ように。
 その姿を思い出し、再び口元がゆるんだ。
「…ああ…なんて素敵なんでしょう…」
 そんなアメリアのセリフに俺は現実に引き戻された。
 先ほど、アメリアが俺に見せていたのはセイルーンで売り出されている『
ドラゴンマガジン』で出版されていたある本。
 あいつがこんなものを書くとは思えんが…
 そこの出版社では俺たち…リナ、ガウリィ、アメリア、そして俺…とダー
クスターとの戦いや、ガーブやフィブリゾの時の戦いを小説として、連載し
ている。
 それが今回の火種でもあり、原因でもある。
 そして先ほど読んだのは、なんと…リナが眠っているガウリィにキスをす
るという内容。
 まあ…あのリナにこれだけの積極性があれば、今ごろはもっと言い方向へ
と向かっているんだろうが……あの二人に限ってはあまり期待しないほうが
得策だろう…
 いつものようにガウリィがボケて、リナがそれに突っ込む…
 …そう考えたら少し笑えた。
 そんなおりに、それは始まった──


「大変だぁっっ!!!!」
 扉の向こうから慌てた声が聞こえてくる。
 店内にいぶしかなざわめきが起こる。
「デーモンっ!デーモンが現れた!!!」
 その声の主が息せき切って扉から入ってくる。
 レッサー・デーモン。亜魔族であり、それほど上位のものではない。しか
し、その強さは、一般人にとっては脅威であり。かなりの力量を持つ戦士・
魔道士でないと、返り討ちにあうのが常だからである。
 瞬間!
 ごうぅ!
 彼の体が炎に包まれる。
「ひいぃっ…」
 誰かとも突かない悲鳴が店内に沸きあがると、それが合図だったかのよう
に、店にいた各々が逃げ惑う。
 倒れる、テーブルや椅子、床に叩きつけられる皿。
 悲鳴が蜘蛛の子を散らし、床が激しく踏み叩かれる。
 人と人がぶつかり合い、他人を押し倒し、倒れる人を踏みつける。
 だが、この場はまだましなほうであった。
 外は阿鼻狂乱──
 悲鳴を上げ、逃げ惑う人々の中に、燃える人柱、肩や足、最悪な者では首
をもがれた屍──
 確かにあの者が言ったとおり、そこにはデーモンが存在していた。
 そのデーモンに向かい、必死で剣を振りかざす男達が数人ほどいたが、相
手にダメージを与えている様子は全く無い。
 中には魔道士もいたが、彼らは驚愕の目を見開いて呪文を唱えてる様子が
無い。
 俺の脳裏に意も言われぬ疑問がよぎる。
 デーモンはたったの1匹。
 俺やアメリアにとってたいしたことの無い雑魚だ。
 だが…
「なんですか?あれは?」
 アメリアが驚くのも無理はない。
 そいつは確かにデーモンのように見えたが、違うものに見える。
 特異すべきはその背に昆虫のような羽根が生えていること。
 ただのデーモンではないということだろうか…
「行くぞ!アメリア!」
「はい!」

 デーモンが吼えた。
 それを合図に俺たちはその場を退った。
 こあっ!
 同時に立ち上がる光の柱。先ほどまで俺たちがいた場所にだ──
 あれから10分ほどたっただろうか。
 状況はまったく変わっていない。
「崩霊裂!」
 アメリアの呪文が完成する。
 力ある言葉とともに、デーモンの体を青い火柱が包む。
 やがて、青い火柱はふっつりと消える。
 デーモンは何事も無かったかのようにその場に佇んでいた。
「ええ〜ん(泣)全然、利いてませんよおぉ〜(泣)」
 やはり駄目か──
 奴を見たとき脳裏によぎった疑問。
 そのヒントはゼフィーリアで聞いた、
<光と闇の中に異界から来た者たちがいるから…しかも異界から異界へと簡
単に行き来できるらしいわ…>
 この言葉に隠されていた。
 俺たちは以前、異界の魔王とも戦ったことがある。
 その時に、その世界の神族から聞かされているのだ、
<異界の存在には俺たちの魔法は利かない>
 ということを。
 俺たちとってデーモンなんてものは雑魚でしかない。
 だが、それはこの世界のものであって、異界のものになれば雑魚と同じ力
しかないものでもあっという間に脅威となる。
 そう、俺たちが対峙しているこのデーモンは異界からやってきた闇だった
のだ。
 デーモンが吼える。
 慌てて、その場からしりのける。
「ぎゃああああぁぁぁぁーーーーーーっ!!」
 逃げ送れたか、一人の魔道士の体を包み込む光の柱。
 これもまた厄介だった。
 奴の攻撃方法は今のようなもの一つのみ。だが、その攻撃には一種の火線
なるものが見えない。
 精神世界面から直接、精神世界に叩きつけてるのだろうが…今のところデ
ーモンが吼えた直後に攻撃が来るので何とかかわせている。
 だが、これも時間の問題だろう。
 デーモンが、俺たちが交わすだろう場所に予測して攻撃を仕掛けてきたら
一環の終わりなのだから。
 魔法は利かない。
 相手の攻撃は確実にはかわせない。
 そうなると──剣を抜き放つ。
「魔皇霊斬!」
 俺の剣に魔力の光がまといつく。
 そう、今、打てる手はこれしかないであろう。
 そして、デーモンへ向け俺は駆け出す──
                            <1−5へ>
********************************************************************
 ああ〜!!!
 リナちゃんっとこでも大変なことが起こってるのに、ゼルガディスたちん
とこでも事件がーーーー!!!
 こんなんで収集つくんだろうか…

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19914『剣の〜』2−2猫斗犬 E-mail 2002/2/4 17:45:38
記事番号19912へのコメント

 さて…この回は…あの人が登場…
 新『スレイヤーズSTS』でちょびぃっとだけ出てきた…
 暗殺者界の…………
 実は、私が考えている今後の展開ではとても重要な役割になっていたり…

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 『剣の〜』第2話
  ”光と闇 悲しき竜と剣の鎮伝歌(レクレイム)…”2回目
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 遙か昔──
「ぐうがああぁぁー!」
 ほとんどの全てが破壊尽くされている村の中で男の絶叫が響く。そいつは
とても人とは見えず、人からは発することが出来ぬ障気をまとった魔族であっ
た。
 魔族のその胸に大層な剣…いや…ドラゴンの角が突き刺さっている。
「ゆ、許さん!許さんぞおー!」
 男の顔は憎しみに顔が歪む。まるで鬼のような形相で──いや、その者の
顔は真っ暗な闇色で表情などわかることはない。
 彼の周りから十数個の青い魔法陣が生まれる。
 村は火の海に包まれている。その火の中で人の腕だけ、頭だけ、動体だけ、
脚だけ、など個々の部分が散乱する。
「魔よ、滅びなさい!すべての世から!」
 凛とした声が、全て黒一色の衣服をまとった女性から放たれる。
 彼女の衣装は所々がぼろぼろで煤や泥、そして血が付着していた。
 その服につけられた血は、彼女の物だけではない。
 ここまでの戦いによってついた返り血──
 戦い散った仲間の涙と共に流した血──
 彼女をかばったために流された兄と父の血──
 そして目の前にいる、最後の敵の──
 ──魔の手が彼女の首を捕らえた。
「滅びろーーーーっ!!」
 彼女は最後の力を振り絞り、その剣の代わりとなったブラックドラゴン…
捨て子であった自分と兄をここまで育ててくれた父…の角に自分の魔力を叩
き込む。
「…う…があああああああーーーーー!!!」
 魔族が再び吼える。
 …絶対に離さない…離すもんか…
 今、自分が唯一できること。
 それは、この手を…武器をからこの手を…絶対に離さないこと。
 その手を離せば、目の前にいる魔族に対抗できる武器は失うから…
「…………ちょ……調子にのるな!小娘!!こんなも…」
「滅びろーーーーっ!!」
 再び彼女が叫ぶ。
「──っ!!──」
 魔の悲鳴はそこでかき消えた。
「…………………」
「滅びろーーーーっ!!」
 彼女は気付いていない。
 魔族が石化したことを。
「…………………」
「…ほ…ほろ……滅び…ろ…」
 彼女の膝が笑い、倒れそうになる。それでも必死になって手から唯一の武
器を離さない。
「…………………」
「……ほ…ろ……び……」
 膝が崩れる。武器から手が離れそうになりしがみつく。
 魔族は風化していた。
 彼女は気付かない。
「…………………」
 風化し、飛び舞う砂。
 どさっ…
 この村、最後の存在者は力なく崩れ落ちる。
「…………………」
 そして今ここに…立ち上がる者はいなくなった──


 ──いや…そうではなかった…
 まだ、その場に立ち上がる<もの>がいた。
 彼女では無い。
 十数個の青い魔法陣から生まれた、人間ではない異形の物──レッサーデ
ーモンたち──
 滅びた魔族が取った最後の抵抗。
 彼女には抵抗するすべは無い。
 全ての力を使い尽くし、気を失った彼女に到底無理なことである。
「…おやおや…こんなのを召還するなんて…彼も往生際が悪いですねぇ…よ
ほどこの方を滅ぼしたかったようで…」
 彼女の前に突如現れる黒い霧──
 すとんと軽い足音を立て地に降り立つ一人の男。
 としのころなら20歳前後。黒い髪をした、中肉中背。
 獣神官ゼロス──
 赤目の魔王の腹心、獣王ゼラス=メタリオムに仕える高位魔族である。
 自分の瘴気も、魔力も隠そうともせずその場に彼は佇む。
 その桁違いの力に臆したか一瞬にして消え去るデーモンたち。
 その光景に、
「おや?どうなさったんでしょうかねぇ〜」
 どうしてデーモンたちが消え去ったのかが、解らないかの用な彼の口調。
 だが、その目が笑っているが為、ただの冗談とも取れてしまう。
 事実、冗談だったのだが…
 この場に、本当の静寂が訪れた。
「それにしても…さすがというべきでしょうね…」
 ゼロスがその場から20メートルも行かないその場所に目を向ける。
 そこには、角を折られたブラックドラゴン。
 ゼロスの横ですやすやと寝息を立て眠っている勝利者の育ての親。
「…リオルディアさん…」
 神族側に系列するドラゴン族など、彼は興味すら持ち合わせていないのだ
が、ゼロスは彼、リオルディアに若干の興味を抱いていた。
 彼は、神族たち、魔族たち、そして人間たちさえも知っている有名なドラ
ゴンであった。
 ドラゴン族の中でも遥かにしのぐ魔力を持ちあわせつも、神につかえるこ
とを嫌ったドラゴン──
 唯一、魔族から仲間へと勧誘されたドラゴン──
 当時、力を持たぬ人間に魔法を教えたと詠われたドラゴン──
 そのドラゴンがうっすらと閉じていた瞳を開き彼の姿を捉えた。
「…ゼロスか…」
「…ええ…お久しぶりですね…リオルディアさん…」
「…うむ…最後にあったのは850年ぐらい前だったか……」
「そうですね…そのくらいたつでしょうか」
「…で…何のようだ?また…お役所仕事か?」
「ええ…先ほどのリオルディアさんに無礼を働いた者の始末だったんですが
……ものの見事に綺麗さっぱり滅びちゃいましたね」
「今の奴…ゼロスたちとは異なる魔族だったが…」
「…異界から来た、自称・魔王の破片だそうです…」
「道理で…無愛想で…暴力的で…ちゃらんぽらんで…自己中心的なわけだ…
本物の魔王ならもっと紳士的だ…」
「随分とやられましたね…」
「ワシも、もういい年だからな…」
「覚えてますか?初めてお会いした時…」
「…お互い、まだ、若かった…」
「はっはっはっはっは…若いですか?確かに…あのころの僕は、ゼラス様に
創っていただいて100年もたっていませんでしたからね♪」
 リオルディアの横にいる人間がかすかに動いた気配がある。
「…おや…彼もまだ生きてるようですね…ほとんど虫の息で、このままでは
死んでしまいますが……僕には助ける義理はありません………が…どうでしょ
う…リオルディアさん…あの時の勧誘はまだ有効ですよ?」
「…ワシの考えはいつまでも変わらんよ…」
「そう言うと思いました…あなたは、神族側でもなく魔族側でもなく…人間
に味方してましたし…僕たち魔族になるわけにも行きませんよね。しかし…
このままではあなたの可愛いお子さんは死んでしまいますよ♪」
「…………………鬼…」
「魔族ですから。僕(はあと)」
 空が枯れる。
 真っ青だった空が、血がぶち巻かれたかのように赤々とした空に。
 赤黒い雲が浮かびあたりは瘴気に包まれる。
「この瘴気は?ゼロス…何が起こった…」
「…魔王さまがお目覚めになられたようですね…」
「…ほう…それはよかったではないか…」
「随分と…あっさりとしたセリフで…」
「何…興味がないだけさ…ワシにとっては魔王が目覚めようが…竜神が復活
しようがな……ロード…いや…あいつが光臨するんなら多少、興味は出ただ
ろうが…」
「ほんとにあなたは面白い方です」
 ──あのお方にため口をつけるぐらいですもの──
 とゼロスが心のすみで思う。
「どうだ…後で…魔王の復活を祝ってお茶会でも開こうか?久しぶりにゼラ
スたちにもあいたいしな」
「それはいいですね♪」
「…あ〜………けど…フィブリゾとガーブは勘弁な…」
「それはどうしてです?」
「フィブリゾはどうもすかん…あの芝居じみた性格が……ガーブの場合は…
あの大柄な性格は好きだが…お茶会だというのに宴会を始めるからな…」
「そういえば…リオルディアさんはお酒はからっきしでしたね…」
「…そう言う問題ではないだろう…あいつのペースが速すぎるだけだ…ゼロ
スだってあのペースに着いていけなくて途中で逃げ出したじゃないか…助け
を求めるワシを置いてきぼりにして…」
「はっはっはっはっは…あの時の負の感情は美味しくいただきました(はーと)」
「…まあ…あの後…2次会だといって…ゼロスの部屋でやったっけ…」
「…う゛…」
 あれはリオルディアの逆襲だったり…
「いやあ〜あの時は、すばらしい負の感情があふれ出てたぞ。ゼロス♪」
「楽しそうに言わないでください…」
「いや(はあと)」
「しくしく……そ…それより…これからどうなさるんです…今の力も残り少
ないあなたでは息子さんは助けられませんよ…娘さんの方も力を使い尽くし
たようでこのままでは衰弱するのでは?」
「解っている…だが…魔族になる話は断る…そんなことすれば子供たちに怒
られるからな…ゼロスには解らんだろうが親はな子供に嫌われてしまうのが
一番怖いんだ…」
「そんなもんですかね?」
「そんなもんだよ…」
「しかし…そうなると…」
「なに…まだ手はある…」
 そう言ってリオルディアは最後の力を振り絞って、魔方陣を作り出す。
 ”だが…ゴールの見えない人生を歩むことになりかねんが…”
「なあ…ゼロス…神は平和を望むはずなのに何故、魔王と戦っているのだろ
う…」
 それは──我々、魔族がその平和を阻むものだからです──
「魔は滅びを求める者のはずであるのに、何故、永く生きているのだろう…」
 それは──我々がいなければ滅びを与えることが出来ないから──
「その答えは人間が持っていると…ワシはこの子達を育てて行くたびにそう
思うのだ」
 答えは──既にあるじゃないですか──
「…ゼロス…お前にとって人間は興味の無い存在だろう…だが…いつかは興
味を持つ。その答えらしき魅力を持つ人間を見つければな──」
 そんなこと──ありえませんよ──
 リオルディアが吼える!!
 そして──
 そうして──
 時は1000年たち──




**** MILI ****

「ふっやはりここにいたのね、クレンツワー」
 目のあたりを隠す緑色のバイザーに茶色のポニーテール。ボディラインが
はっきりとわかるほど、ぴったりと体に密着した黒い服の上に、ざっくりし
た紺色のTシャツとホットパンツ。腰には1本の剣。
 というそんな格好をした一人の女性が、びっと魔道士風の一人の男に指を
さし、そう叫んだのが始まりである。
 その叫んだ女性ってーのが、あたしだったりするんだけど…
『なにいいぃぃぃーーーーっ!!!!!』
 その場しのぎで「ホントの悪人はあっちだ」作戦に、あたしを囲い込む護
衛兵達は一斉に驚きの声を上げ彼へ視線を注ぐ。
 ちなみにそのクレンツワーとは、最近この国内で色々な悪さをしている、
邪悪なる宗教団『デファイラル』の幹部魔道士の名前だ。
 つまり、かなり名のしられている”ものすごく悪い人”ってこと。
 ちなみにあたしは彼の顔を一回だけ見たことがあり、このオッちゃんがと
てつもなくそっくりだったんでこんな作戦に出てみたのだが…いや〜悪りい
なオッちゃん。これも一つの運命と思ってあたしの犠牲者になってちょうだ
いな(ハート)
 と、いきなりそう言われても、皆様には何がなにやらさっぱりわからない
だろうから、少し説明を加えておこう。
 あたしの名はミリィ=ウインドウ。世界中を渡り歩き、ある物を探してい
る18歳の美女。
<誰が?美女なんだ?それに…18って…>
 頭の中に響き渡る男の声。
 うっさいよ外野!
<外野って…ミリィ…俺…お前さんの兄貴…>
 んなの。大却下。
<大却下って…>
 …と…とにかく…今日も今日とて闇を狩り、調子こいてここセイルーンの
王宮に忍び込んだら………いきなり見っかってやんの…あははははは……な
さけない(涙)
<つーか…大声で俺と掛け合い漫才やってたのは?>
 忘れた(はあと×10)
 つー訳で兵隊達に追われつ逃げつつ、ついに彼らに取り囲まれ──てなと
ころで、一つの明暗が浮かんだあたしは先ほどのセリフを吐いたのだった。
「…貴様…何故…私のことを知っている…」
 切れ切れに言葉を漏らす黒服の悪人魔道士…あたしが勝手に悪人にしたん
だけど…をもう一度びっと指さし、鼻で小さく笑ってみせる。
「あたしの顔を見忘れたとは言わせないわよ。あたしの両親を殺しておきな
がら」
 よくありがちでどっかの小説そのまんまのセリフを、バイザーをはぎとり
ながらあたしは吐…………………あれ?…今……何故知ってる?…って…ティ
ム…あたしの聞き間違い?
<いや…確かにそう言ったぞ…>
 ………………じゃあ……まさか…本物!
 ざわっ!
 周囲がざわめく。
「本当にあれがクレンツワー?」
「あのデファイラルの?」
 ……うしょ(嘘)………………でも、らっきぃ(はあと)これならどさく
さ紛れに逃げ切れるかも。心の中で舌を出す。
 そんな心とは裏腹に次の芝居を続けることにする。
 あたしは腰に差す剣を鞘から抜き放ち、
「親の敵、覚悟!」
 ちと、単純なセリフだけど、そのままクレンツワーに斬りかかった。まあ、
他にいいセリフも思いつかなかったつー事実もあるけど…
 横凪に剣を一閃させる。
「うおっ」
 そんな声を上げて、やつはその一閃を驚きながらも軽々とよける。もちろ
んよけやすいように、あたしは剣を振るっている。
 悪いねぇ、オッちゃん!
 顔で怒って心で謝る。ああーあたしってなんて素直ないい子なんでしょ。
<そうか?>
「たあああー」
 再び剣を振るう。そしてまた彼はよける。それを数回続けて、あたしはう
まく護衛兵達の囲いを突破する。
 さて…そろそろ頃合いかな──あたしは最後の一太刀を…
「お待ちなさい!」
 ──えっ?──
 がその時、突如、上空から凛と響く女性の言葉がかけられた──


 あたしが思わず上空へ目を向けるとそこに一人の女性が立ちつくしていた。
 ただし、旗とかを掲げるためのポールの先端にだけど…なぜそこに立って
るんだろう?…
「天が呼ぶ!地が呼ぶ!人が呼ぶ!!悪を倒せとまた叫ぶ!!」
『………………』
 …おひ…こりゃ…なんかのヒロイックサーガか…こりは…
 髪は黒髪。どうやら伸ばしている最中なのか中途半端な髪型だ。容姿は可
愛いという部類になるのだろう。あのくりっとした目が特に可愛さを引き立
たせている感じだ。白を貴重とした服に所々にピンクのライン線などが入っ
てたりする。そして白いマントがばさばさと風に乗ってなびいている。
 まさに正義の味方のご登場の仕方であった。
 あたしの思考が彼女の姿を捉えている間にも、彼女の口頭は続いている。
「だが、あたしたちに素性を偽ったその行為、たとえ神が許しても…」
<ん?風が強くなってきたか?>
 あ…ほんとだ…
「…このあたし、アメリア=ウィル=ティスラ…って…うわっきゃあ!!」
 あ…強風にマントが引っ張られて………落ちる…
 ぼきっ
『………………』
 …えっと…今…にぶい音がしたような…しなかったような…
「…お〜い…大丈夫か?アメリア?」
 金色の長髪で美形(はあと)のお兄様が口を開いた。
「…大丈夫です!!」
「…大丈夫って……アメリアさん…あの…なんか首が変な風に曲がってるん
ですけど…」
 15、6の少女………て…あえ?どっかで見たことが…
「…ああ…でも恵美さん…あたしの正義の炎はこの位じゃ挫けませんから!
安心してください」
「そういう問題ですか?」
「…なあ〜に…いつものことだ…」
 ガウリィと呼ばれたお兄様が笑顔で言う。
「えへへへへ…そうなんですよ。いつも着地で失敗しちゃって…」
「…い…いつもって…首の曲がり具合も…」
「…ああ…」
「…本当に人間なんですか…アメリアさんって…」
「多分…」
 首をかしげ答える彼。
「それはそれとして…」
 そう言って、くるっと、アメリアと呼ばれた彼女は体を1回転させ、びしっ
とあたし達…いや…もしかしたらクレンツワーかも…に彼女は指を指し示す。
「今日あったこの騒動…あなたと言うことは全て明白!」
「あん?今日の騒動って?何だ?」
「なに言ってるんですかっガウリィさん!昼間、街であんな騒ぎがあったじゃ
ないですか!」
「おおーーー!そうだった!そうだった!」
 …ひ…昼間って…あれじゃ…
「いきなり、泡噴いて倒れている者たちが多発して、さらに地面に沈み込む人
はいたり…」
「そうそう…弾む奴もいたっけ?」
「そうです!魔法医さんの話では、何かの魔法薬が原因だって!」
「え〜と…すまん…その辺は聞いてない…」
「ゼルガディスさんだって巻き込まれたんですよ!!」
「それは解ってるけど…」
「他に被害者はいないかリナさんと達也さんたちが街を見回ってるって言う
のに!!」
「…あ…あの〜……」
「…あ…はい?何でしょう…恵美さん?」
「えっと…あの…その…ごめんなさい…なんでもないです…」
「はあ…そうですか?」
「…ううううぅぅ…たっちゃん…あたしにはどうしてもいえません…お願い
…早く帰ってきて…プリーズうううぅぅぅぅ…」
「何でしょう????」
「なんだろうな?」
「…さあ…ま…いいです………と言うわけで…クレンツワー」
 …何が…と言うわけ?…
<お前が言うな…>
 一言余計。
「あなたの悪行もここまでです!おとなしく捕まるのでしたらそれでよし。
もし抵抗するのであればこのあたしが相手になりますよ」
 彼女はそう宣言した。
『………………』
『………………』
『………………』
『………………』
『………………』
 …は!!!!!!
 し…しまったああ〜!!
 逃げるタイミングを逃してもうたあ〜!!
<単なる馬鹿なだけだ>
 やかましいぃっ!
                          <2−3へ続く>
********************************************************************
 ああ〜…中途半端です…しかも予定から思う存分離れていってる〜!!!

 以降はちょぴっとおまけ(はあと)
 上記終了場面よりほんの数時間…です…
********************************************************************

**** TATUYA ****

「ああ〜ん!もうなんでよおおおぉぉぉ〜!」
「…アイン…なんなんだ?突然、やぶからぼうに…」
「聞いてよ。暴れてよ。ひねくれてよ。
 盗まれちゃったのよ。盗まれた。あたしが見せてもらう手はずになってた
あの『タルケルの書』が!!」
「……………………」
 …ああ…あれね…
 『タルケルの書』──
 それは遙か古…あるドラゴンが…人間たちに書き残した古文書である。
 彼が命あるまでの時を、知識を、全て書き記した書。
 いわば彼の記憶そのものである。
 そのほんの一欠片がここセイルーンにも存在していたのである。
 その書が本になっているのか、はたまた何かのオーブにデータが記録され
ているのか…王族であるものでさえ知られておらず、それはある場所にて封
印されていた。
 実はその中身には『STS』がかかわっていたことも記載されているらし
く…そのドラゴンがオレたちの先輩トラコンと共に戦ったとかいなかったと
か…その事実を知るために…
「…あの、『見せて下さい』ってハートマークのおまけまで付けて頼んだの
はいいが、すぐさま却下され、一時、城下の外におまえさんがポイ捨てされ
た因縁と、凶暴性と、脅しが絡んでる」
「…な…ちょ…ちょっと達也。その凶暴性とか脅しってーのは何なのよ!」
「…舞がそんなこと言ってたぞ…」
 こいつが「凶暴性」と「脅し」の二つしか問いただしてこないと言うこと
は、すべからず最初のほうは全部事実と言うことだろうか。
「あら…でも、見せてくんないと城に超巨大な魔道弾たたっこんであげるっ
とかなんとかつー怪文書が密かに投稿されたって噂を耳にしましたけど…そ
れってアインさんが出したんじゃないの?」
「恵美さん!そんなのあたしが出すわけないじゃないですか!」
 …嘘だな…だったら…その額の汗は何だ…
「……ってそれより舞ちゃんは何処言ったの?見かけないんだけど…」
「知らん…」
「…舞なら…調理場で見かけたけど…これからクッキー焼くんだーって…張
り切って…」
 ぴきききっ!
「いやああああああぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっ!!!!!!」
「え?え?何々?…恵美?…どうしたの?」
「あわあわあわあわわわわわ…」
「どうしてそれを先に知らせてくれないんだ…リナ…」
「は?いや…でも…だって…クッキー美味しいじゃない…」
「びいえぇぇぇぇぇーーーーーーー!!!!」
「…あ…恵美…泣いてる……」
「その気持ち分からんでもないぞ…恵美…オレだって今泣きたい気分なんだ…」
「…う…ひっく…う…う…う…う…ほ…本当?…たっちゃん?」
「…………うっ……」
 …か…可愛い…普段もだけど…
「どした達也?」
「…見とれてるんでしょう…どうせ…」
 …る…るっさいやい!
「それより、舞のクッキーがどうかしたの?」
 どうかしたのー…じゃなくて…
「リナさん…気をしっかり持って聞いてください…実は舞ちゃんは…舞ちゃ
んの料理は……壊滅的な味なんです…」
「は?壊滅的?って……つまり滅茶苦茶まずいってこと?…それって…どの
くらい?」
「思い出したくもねえくらい…」
「そうですね…ドラゴンがそのまずさに驚いて腕立て腹筋スクワットを思わ
ず2000回づつやってしまうぐらいでしょうか…」
「んにゃ…きっと今の実力なら4000回はやらかすぞ!!」
「…今の実力って……いや…まあ…何となくわかった気がするけど…ゼロス
以上ってことね…」
 そして──
「たいへんですーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!
 ゼルガディスさんがあああぁぁぁーーーーーーっ!!!!!!」
 そのアメリアの悲鳴はその直後に起こったのである──
                         <おまけ 終わり>
********************************************************************
 さて…ゼルガディスさんに何が?(もう解ってるだろうけど…)
 そして…この後…どうなるのか!

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19915『剣の〜』2−3猫斗犬 E-mail 2002/2/4 17:47:05
記事番号19912へのコメント

 続いて3回目!!!!
 ここでは、私流のあるアイディアを掲載!!!!!


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 『剣の〜』第2話
  ”光と闇 悲しき竜と剣の鎮伝歌(レクレイム)…”3回目
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**** ZELUGADHISU ****

 ──白──
 ゆっくりとあけたその目に飛び込んできたのはそんな色だった。
 ここは病院なんだろうか?
 薄ぼんやりとしたその頭でそこまで考えることが出来た。
「………………」
 誰かの話し声がする。
 誰の声だ?
「…しっかし…事実を知ったらゼル、驚くでしょうね…」
 女性の声。この声は知っている声だ。
 リナ=インバース。
 やることは派手で、凶暴。
 盗賊いじめが趣味と豪語しており、桁外れなほど食料を食い尽くす食欲魔
人でみょうちくりんな奴。
 そして魔道の知識、桁外れな魔道キャパシティは、他の者たちを圧倒する
女魔道士。
「だな………」
 剣の腕は超一流、ただし、頭の中はクラゲ並みのオオボケ剣士…
「……でも…なんでだ?」
 すぱーんっ!!!!
 スリッパかハリセンの音が高々と響く。
「こんな時までボケるなーーーーー!!!」
「…べ…別にボケてるじゃなくてだな…理解してないだけで…」
「それをボケとるというんじゃあぁぁーーーーー!!!」
「なにいぃーーー!そうだったのかあーーー!!!」
「んなところでっ驚くなあぁーーー!!!」
 びしっばしっ
 2連発の音がする。
「おおー!こりはっ!!幻の<ハリセン往復びんた>!!!」
「…アイン…なんなんだ…その幻ってーのは…」
「はい…じつは…幻の<ハリセン往復びんた>と言うのは人間でないものに
しか使えぬと、異世界中に語りつかれている達也の<必殺!どつき蹴りと!>
同等の威力をもつ突っ込み技です!!」
「…あっそ…」
「あ〜ん(泣)なんか、達也。冷たい〜(泣)」
 どたばたどたばた…
「…踊るな…」
「…なるほど…だからリナさんもできるんですね…」
「どういう意味かなあ〜…ゼ・ロ・ス(怒)」
「はっはっはっはっは!それは秘密です(ハート)」
「…おい…」
「あ!気がついたんですね。ゼルガディスさん!!」
 その声も見知った者。その持ち主に俺は目を向ける。
 体はかなりだるいが動かせないほどではなかった。
「俺はいったい…」
「舞の料理をくったんだよ…」
「そういえば…食べた瞬間後の記憶が無い…何も見えなくなった。意識が遠
のいて……」
「気にするなって…舞の料理は壊滅的だからな…あれを食べて気を失うこと
なんて恥じることじゃないって…」
 手をパタパタ振りつつ言い放つ達也。
「で…その舞は?」
『あそこ…』
 全員がある場所を指差す。その先には──
「み〜の〜む〜し〜、み〜の〜む〜し〜」
 ロープでぐるぐる巻きにされ、天井に吊り下げられている舞がゆらゆらと
揺れている。
「とりあえず今回の騒動の原因者をつるしといた…」
「でも…楽しんでますけど…」
「ふむ…慣れちまったからなあ…」
「そりゃあ…」
 恵美が間に入ってくる。
「あたしが覚えているだけでも20回はやってますもん…」
 …おい…20回って…
「あれ?30回ぐらいやってませんでしたっけ?」
 追い討ちのアイン。

「…そ…それにしても舞さんの料理ってすごいですよね…」
 ゆらゆら揺れる舞を見ながらため息をつきゆっくりと言い始めるアメリア。
「そうね…ガウリィがクッキーを持ったその指をなめただけで、いきなり王
宮内を走り回るんだから…」
「言うな!リナ!あれだけは思い出したくない!!!!!」
「いーじゃねぇか…それだけですんで…オレなんて何度も食べたことがある
んだぞ…」
「苦労してるわね…達也…」
「でも…あたし…舞さんがクッキーを作る様子。ずっと見ていたんですけど
…普通のまともな作り方でしたよ…」
「…ふっ…甘いぞ…アメリア…」
「はい?突然なんです達也さん?」
「舞の奴はな…まともな材料で作れば、まずい料理を作るし…まともじゃな
い材料なら、うまい料理を作ることが出来るんだぜ…」
「何ででしょう?」
「謎ですよね〜…」
『待て!おい!!なんだそれはああ!!!』
 その達也、アイン、恵美の3人の言葉に、思わず俺たちの声がハモった。


「それより…ゼルガディスさん…気がつきませんか?」
 気がつく?
「自分の腕を見てみなさいよ」
 アメリアの言葉にリナが注釈を加えてくる。
「なに?どういうことだ?」
 自分の腕なんぞ見たって………どうせいつもの……………普通の小麦色を
した…………!!!
 慌ててその手で顔を触れてみる。懐かしい柔らかい感触があった。
「…こ…これはいったい…何故もとの体に…」
「まあ…幸か…不幸か…舞の料理が意外な威力を発揮しちまってなあ…」
「意外な威力?」
「なあに…ちょっとした些細なことでな…時々、舞は作った料理を、不思議
な魔法薬にしっちまう特技があってな…」
「それって些細なことなんでしょうか?」
「些細なことじゃないよなあ…」
「そうね…」
 アメリア、ガウリィ、リナが順に疲れたような声で呟く。
「…おい…俺が気を失ってる間、何があった?」
「あ…気にしないでください。ほんのちょぴっとの一般市民さんが舞ちゃん
のクッキーを食べて街中で暴れまくっただけですから(はーと)」
「だけになるの?あれが?」
 俺の言葉に答えを返すアインにじと目を送るリナ。
「…突然、床ではなく天井を歩くようになった人…溶け出す人…」
 指より数えながら言う達也。
「そういえば…腕に鳥の羽が生える人もいましたね…そのまま、どっかに飛
んで言っちゃいましたけど…どうします?」
「んなのほっとけ…」
「…いや…そうもいかないのでは…」
「だったら…捕まえてこいよ…オレは絶対やだからな…飛びながら火を吹く
奴なんて…」
「火を噴くのか?」
 のほほんとしたままガウリィがたずねる。
「まあな…大体…捕まえてからどうするんだよ…息を吐く行動で火を吹きま
くる奴を…<眠り>で眠らせても火を噴きながら寝ると思うぞオレは…」
『………………』
 全員黙り込む。
「ほっときましょう!」
 アイン。
「そうね…」
 リナ。
「いいのか?」
 ガウリィ。
「これも正義のためです!」
 アメリア。
「正義って一体?」
 みんなの意見の後にぼそりと呟く恵美。
「…そういや…」
「何?達也?」
「…………あいつの料理…だんだんとパワーアップしてるよーな?」
『パワーアップしてるのか!』
「いいえ…達也…それは間違いです…」
『違うのか?』
 思わず全員ため息。
「完璧にパワーアップしてると言うべきです」
『してるのか!!おいっ!!!』
「3割増、ぐらいって所でしょうか…」
「3割ぐらいって…もっとだろ…以前は1ヶ月に1回ペースだったのに、最
近は作れば必ずだぞ…」
『げっ…』
「おおうっ!言われてみれば!気付かんかった!」
「気付け!!」


 それにしても…再び自分の手を見つめる。
「…は…はははは…俺が…元の体にもどるとはな…」
「おめでとうございます。ゼルガディスさん」
「おめでとう。ゼル」
 アメリアとリナの順に笑顔と一緒におめでとうの言葉を受け取る。
「…あ…ああ…」
 まだ…実感はわかなかったが…2人の言葉にいまさらながらうれしさがこ
み上げる。
 ぽんっ
「…よかったなあ〜ゼル…」
 会話には黙ったままいっこうに加わらず、忘れられた存在だったガウリィ
が彼の肩をたたきながら突然会話に紛れ込んだ。
 そこにはいつもどおりの屈託のない笑顔。
「ああ…ありがとう…ガウリィ…アメリア…リナ…」
 俺にとって素直な言葉だった。
「なんかこう…こっちのあたし達も嬉しくなってきちゃいますねぇ…」
「…そうだねぇ〜」
 苦労をなに1つ知らないはずの恵美やアインも嬉しそうな顔をしてくれて
いる。
「…………………」
 達也は頭を掻きながら罰の悪そうな表情をしているが…舞の行動に怒って
いいのか悪いのかためらってでもいるのだろう。
「…で………」
 ガウリィが口を開く。
「…何がよかったんだ?」
 ちゅどーんっ!
 全員、自爆。
「…こ、こここ…こら…ガウリィ…こんな感激のシーンで…なんちゅう、大
ボケを……あっ!…あんたまさか…こんな時まで寝てた…なんて言うんじゃ
あないでしょうね!!」
「…ね…寝てたって…ふつう寝るか?あー言う状況で…」
 俺が横になっているベット手をかけながら這い上がる達也。
「…え?…あ…いや…ちゃんと起きてたけど…」
 嘘をつけっ!
「ただ単に忘れてただけで…」
『よけい悪いわあー!』
 ほぼ、全員の声がハモった。
 あんな、ほんの少し前のことを忘れんじゃないいぃぃっ!!!



**** LINA ****

「さて…ほんじゃそろそろ始めるか…」
「はい」
「み〜の〜む〜し〜、み〜の〜む〜し〜」
 達也の言葉にアインが返事をすると、彼女の目の前になにやらおかしな光
が現れる。2つの長方形がLの字…う〜んと…本を開いてLの字にした感じ
…の光であった。
「み〜の〜む〜し〜、み〜の〜む〜し〜」
「やかましっ!!!」
 ぱかんっ
 ロープでぐるぐる巻きにされ、天井につるされる舞に軽やかな音が響く。
「ノートパソコンみたいな形していますね…」
「実際そのような物かな?電子結合によって投影固体化されている、ジェク
トパソコンって言うんですけど…」
「…へぇ…って…ありゃ…」
 感心しながらその光に触れようとする恵美の手が素通りする。
 どしゃ…
 そのまま、バランス崩して転んでやんの…
「おい…大丈夫かよ…」
「あーいたたたたたた…大丈夫、大丈夫…」
 そう言いながら出す達也の手を借り、言葉に答えながら顔を赤らめて立ち
上がる彼女。
 その赤い顔はただ恥ずかしかったからかな…それとも…
「さて…それじゃ始めるぞ」
 恵美が椅子に座り直すのを確認してから達也がアインに言う。
 その言葉と一緒にアインは光に手を置く。
「始めるって何を始めるんですか達也さん?」
「明日のまたは明後日の戦いに備えての、全員の武器類などの強化」
「…えっと…つまり…」
 アメリアの言葉に達也は一つため息をつくと、
「船のこともそうだけどよ。今度の敵が前の時より同レベルで…ましてや弱
い敵になるとはとても思えないんだ…もし、もっと強い敵が現れたりすると
どうする…こんども、今の実力のオレ達だけで勝てると思うか?」
「……う…思わないです……」
 小さな声でぼそりとつぶやく。
 確かに彼の言うとおりだった。あたし達のもつ呪文では、この間の敵であっ
た魔道士の結界をうち破るにかなり苦労したのだ。
 何せガウリィの斬妖剣に何重にも掛け捲った魔皇霊斬で、なんとかうち破っ
たぐらいである。
 もし、それ以上の敵が現れたら…はっきり言ってあたしの神滅斬でしか破
る方法が無くなってしまうかもしれない。
 それだって、タリスマンをなくした今のあたしでは…
 ましてや数人でかかられたら…手のうちようが無いわけだし。
 そして、一番大事なことは異世界の者たちにはあたしたちの呪文が一切利
かないってこと…
 それを達也は言いたのだ。
「けど…武器類の強化ってどうするんですか?」
「例えば、オレの持ってるこの腕輪…」
 そう言って達也は自分の左手にはめているブルーメタリックの腕輪をかざ
した。
「…実はこいつはな、いろんなエネルギーを増幅する性質をもってるんだ…」
『なにいぃぃぃぃーーーーーーー!!!』
 ガウリィを除く全員の声がハモる。
 ガウリィはアインの前においてある”ノートパソコン”といわれるものが
気になってか…何度も何度もそれに触れようと努力している。
 そんなことして面白いか?ガウリィ?
「って…こら待て…アイン…何でお前まで驚くんだ…」
「いや…なんとなく。その場の勢いって言うか…なんちゅうか…」
 …おい…おい…
「まあ…とにかくみんなには、こいつと同じ材質でできたアイテムを持って
いてもらうとか…」
「え?もしかしてくれるの」
「貸すだけだ、貸すだけ…」
「…なんだ…けちっ…」
 どうせ自分たちが使うんだから、そんくらいプレゼントしてくれてもいい
でしょうが…
「しょうがないだろ…後で会社の方から叱られるのはオレ達なんだから…」
「だったらさ、この間みたいに無くしたって言えば…あのカプセルみたいに
さ…」
「むちゃいうな…あのカプセルは値段的にはそんなにかかんないし…使い捨
てだったんだぞ。それに何度も何度も、落としたとか何とかの理由で誤魔化
せるわきゃないだろ…」
「…ちぇっ…ゆうずうがきかないわねえ…」
「…あのな…」
「…じゃあこうしよう…達也…あんたがあたし達を雇うってーのはどお」
「雇う?」
「そう、んでもってそのアイテムがあたしたちに対しての依頼料ってことで…」
「…おいおいおい…んなむちゃな…」
「あっあたしその提案賛成です」
「おい、アイン」
「いいじゃない達也。会社でも、そう言った提案はのんでもいいように言わ
れているし」
「…けど…ネオラムは…」
「大丈夫ですって…今回の事件はかなりのやまですからね…ネオラムくらい
なら格安ですよ…」
「…う…言われてみれば…」
「それに、そう言った依頼として雇った方がいいと思いますよ。リナさんっ
て自分に得をしないときは、全然本気出してくれないみたいですし…」
「…確かに…」
「…いえてます…」
 アインのセリフにゼルとアメリアが口々に納得の言葉を吐く。
 …おい、こら…それはどういう意味かしらあ〜
 しばらくの沈黙。
「…わかったよ…みんなを雇うことにしよう…」
 そして、達也がおれる。
 よっしゃ!商談成立!!


「…で…さっき…アインが言ってた格安ってことなんだけど…」
「リナ…とことんまで搾り取るってか?」
「うん(はあと)」
「……………………ま…いいけど…」
 達也がため息をつき言うと顔をゼルの方へと向け…
「その体の件についてなんだけど…」
「気にしないでいい…一時的でも元に戻ることが出来たんだ…それなら完全
な元に戻る方法はあるってことだろ」
 実は後で聞いたことなのだが、どうも舞が作ったあの魔法薬…あえて料理
とは言わないでおく…長くても1週間しか持たないそうである。
 それを聞いたゼルの落ち込みようったら…
「探してみるさ…」
 …ま…今はもう立ち戻ったみたいだけど…
「そうじゃなくて…あれの成分分析した結果なんだが…」
「もう解ったのか?」
「あれな…どうやら…合成された邪妖精とゴーレムだけを認識して封印して
るみたいなんだ」
「だけを認識する?そんなことが可能なのか?」
「可能だから。今はその姿になってるんだろ…」
「まあ…そうなんだが…」
「でも、簡単でもないでしょ…お酒とジュースを混ぜ合わせたものを元に戻
すようなことだもの…」
 あたしの答えに一つうなずく達也。
「確かにな…けどよ…その答えは真であり異でもあるんだぜ」
『え?』
「なあに…考え方を変えてみればいいのさ…確かにミックスジュースなんて
創るのは簡単だし、戻すのは難しい…けど…時間と手間をかければ戻せなく
は無い…」
 まあ…確かに…
「水分を蒸発させ、粉だけにして、後はそれをえり分ける。な♪出来なくは
無いだろ」
「あのねぇ…それはミックスジュースを元に戻す方法がわかってるから出来
るんじゃない…けどキメラ化を元に戻す方法はないわ」
「だったら…さらに考え方を変えればいい」
「さらに?」
「今のはミックスジュースを例えとして説明した訳だが、それを別なものに
置き換えて考えれてみればどうだ?たとえば……水と油とか…」
 水と油?
「確かに水と油なら戻しやすいです」
 達也の問いに素直に答えるアメリア。
「え〜?何でだ?」
『…………………』
 まて!ガウリィ!
 そんなこともわかんないなんて本気でやばいぞ。
「とにかく…ゼルガディスの場合は人間に、邪妖精、そしてゴーレムだろ…
これって、ミックスジュースより水と油に近くないか?」
 う〜ん…言いたいことは解るんだけど…
「でも、水と油のように激しい差異をまずは見つけなければいけないから…」
「あるじゃん…ちゃんと…」
「はい?」
「確か…邪妖精とかゴーレムって人間とは違って精神世界面に大きく依存す
るんじゃなかったっけか?」
 彼のその言葉はあたしたちをはっとさせるだけの力はあった──
                          <2−4へ続く>
********************************************************************
 はい…この回は私流にゼルガディスさんを元に戻す方法を乗せさせてもら
いました。
 ちょっと解り辛い文章でしたが…会話ばっかりで…

 実は…私…この話は早く書きたかったんですが…なかなか公開にいたりま
せんでした。
 いや…ただ単に怠けていただけ!!…と言われたらそれまで何すけど…

 で…この話を早く書きたかったのかというと…

 ゼルガディスさんが元に戻った後のお話は結構あったりしますよね…
 けど…どうやって元の姿に戻ったのか!…って所になると…うやむやのう
ちにある謎のものに元に戻してもらったとか…奇跡が起こったとか…エル様
に元に戻してもらったとか……なんかだったりして…

 けど…私にはこんなアイデアが!!!!
 神坂センセ!!!!
 私のアイデア使って!!!!

 などと…思ったとか…思わなかったとか…

 これなら、結構可能だと思うんですがねぇ…
 皆さんはどう思うでしょうか?
 では…では…この辺で…猫斗犬でした…

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19918続きぃ(はあと)STS♪かお E-mail 2002/2/4 22:54:08
記事番号19912へのコメント

こんにちわ♪
猫斗犬さん♪
わーい、続きですね(はあと)
そーいえば、STSでは会長がエル様だってこと、まだリナ達は知らないのですよねぇ?
・・・多分。
あと、アメリア!!本当にあの!!リナとガウリイにんな進展が本当にあったと
おもうのかい!?(爆!)
あの二人の性格考えたら皆無だとアメリアは知りすぎていると思うのに(笑)
(本の内容から)
それと、ゼル・・・。
ルナが『赤の竜神の騎士』だと知らないのですね・・・。
あのルナにんな口調だし・・・・(汗)
人間に戻ったのは、精神世界面のブロウデーモンとロックゴーレムを
押さえ込んだからなんですよね?
舞の料理でいい方への偶然に(爆!)
でも、ゼル自身の魔力には問題はないのでしょーか?←素朴な疑問です・・・。
ではでは、短いですが、一気の感想まで(はあと)
待っている人は、たくさんいますよ(はあと)
猫斗犬さんの作品(はあと)

・・あと、質問なんですけど・・・・。
ゼオって・・・。異世界とゆーか異空間での結界って・・作れますか?
・・・いや、リレーで、達也達とゼオの対決シーンのさわりをいれよーかなぁ・・。
と・・・(滝汗)
ではでは。
byかお

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19922どっちのゼオがいいのかニャ?猫斗犬 E-mail 2002/2/5 12:24:46
記事番号19918へのコメント

>こんにちわ♪
>猫斗犬さん♪
 こんにちわです。かおさん♪♪♪

>わーい、続きですね(はあと)
>そーいえば、STSでは会長がエル様だってこと、まだリナ達は知らないのですよねぇ?
>・・・多分。
 知りません。そのほうが話し的に面白くなりそうだし♪
 知ったら知ったで…

リナ「あの人があんたの会長なら話は早いわ。達也、あんた…ロード・オブ
   ・ナイトメアにあたしが重破斬を簡単に使えるよう直談判してきなさ
   いっ!!」
達也「でええぇぇーーーっ!!んな無茶なっ!!!」
リナ「無茶でもなんでもいーから…いってこーーーーい!!」

 …なーんて会話が交わされそうな…気がひしひしと…


>あと、アメリア!!本当にあの!!リナとガウリイにんな進展が本当にあったと
>おもうのかい!?(爆!)
>あの二人の性格考えたら皆無だとアメリアは知りすぎていると思うのに(笑)
>(本の内容から)
 そうなって欲しいと、強く願う思いが現実逃避という行動に…
 …それにロマンティックな物語に彼女、弱そうですし…なんとなく…


>それと、ゼル・・・。
>ルナが『赤の竜神の騎士』だと知らないのですね・・・。
>あのルナにんな口調だし・・・・(汗)
 あの時点では…ルナだと言うことを知らないだけです…
 …後…リナって自分のねーちゃんが『赤の竜神の騎士』だって、みんなに
説明たことありましたっけ?
 …記憶力乏しくって…
 ないのなら…まだ…ゼルやんはルナが『赤の竜神の騎士』だってことは知
らないです…


>人間に戻ったのは、精神世界面のブロウデーモンとロックゴーレムを
>押さえ込んだからなんですよね?
>舞の料理でいい方への偶然に(爆!)
 …何か裏があるほうがいいですか?
>でも、ゼル自身の魔力には問題はないのでしょーか?←素朴な疑問です・・・。
 もろにあります!
 そこで…………ふっふっふっふっふ…


>ではでは、短いですが、一気の感想まで(はあと)
>待っている人は、たくさんいますよ(はあと)
>猫斗犬さんの作品(はあと)
 そうなんでしょうか…う〜む…謎…
 ついに書き殴り初『7つの謎を持つキメラ』が発動するのか!!(爆)


>
>・・あと、質問なんですけど・・・・。
>ゼオって・・・。異世界とゆーか異空間での結界って・・作れますか?
>・・・いや、リレーで、達也達とゼオの対決シーンのさわりをいれよーかなぁ・・。
>と・・・(滝汗)
猫「……………………………………………………………………………………
  ……………………………………………………………………………………
  ……………………………………………………………………………………
  ……………………………………………………………できます(滝汗)」
舞「何?今の物凄い間は?」
達「…どうせ…ゼオの設定がちゃんと決まってないから質問に答えられなかっ
  たんだろ…」
猫「…いや…別にそう言うわけじゃ…」
達「じゃあ…どういう意味なんだ?」
猫「ん〜…どういえばいいんでしょう…え〜とですね…ゼオって私の持つキャ
  ラの中で一番変化激しいんですよね…」
達「まあ…最初はオレとコンビを組んで仕事をしてたし、その後に(スレイ
  ヤーズSTSの時期)は反逆者になってるしな…」
猫「ええ…そうなんですよ…しかもリレー小説内ではまともに戻ってたゼオ
  が何かの影響によって再び反逆者になってるわけで…」
達「確かに変化は激しいわな…」
猫「でしょう…だから答えにつまったんです!ちなみにまともなゼオであれ
  ば、アインと同じように本体(船)を持っているわけで…その機能を使
  えば異空間だろうと結界だろうと張ることができるし…また…反逆者に
  なれば魔族や神族みたいな精神生命体になるので簡単に作れるし…」
達「そーいや…よく考えたら…オレでもあるアイテム使えば敵を異空間に閉
  じ込められるが…」
猫「R<IN>(アール・イン)キャノンですね…確かにあれは目標物を結
  界の中に閉じ込めるアイテムですね…」

 <旧『スレイヤーズSTS』1−3>参照


>ではでは。
>byかお
 ではでは…感想ありがとうでした。

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19931追記(Webの件ですけど…気になることが…)猫斗犬 E-mail 2002/2/5 19:12:50
記事番号19918へのコメント

 追記です…え〜と…
 『エル様漫遊記・番外編第二十ニ話』でのたかこさんへのレス、

 『ただ今無制限か百MB以上(もしくは同等)の無料ページ探し中♪』

 の件でちょっと気になったことが…

>エル:で♪あんたは、ホームページの件は♪
>かお:あぅ・・・・。えーとですね。軽く見積もっただけで、絶対に五十MB
>   を超えるのです・・・。小説だけで(滝汗)

  ↑
  ここです!ここ!
  確か…私の記憶では…かおさんって…データの保存にワードパット使っ
 てませんでしたっけ?
  もし間違いでないのでしたら容量は少し、減らした容量で考えてもいい
 と思いますよ…

  ワードパット…もしくはワードなんかで保存すると、普通のテキストデ
 ータより2〜3倍の容量になったりするのです。


  今回の私の投稿作『スレイヤーズSTS 4回目』のデータで例えを出
 してみましょう。

  まず、ワードパットで保存したファイルになると、その容量は──

     33.5KB

  ──になります。


  ところがテキストデータで保存すると…その容量は──

     12.0KB

  ──になるのです!!!



  この差の違いは、ワードパットにはテキストのフォントサイズ、行間、
 印刷用の余白やヘッダー/フッダー…等々…のデータまで記録されるから
 です。


  もし、テキストとして保存するのでしたら、これからはメモ帳で保存す
 るか…ワードパットでの保存の時、『名前を付けて保存』でファイルの種
 類を『テキストドキュメント』を選択し保存してみてください。

********************************************************************
 「こんなことしってるぞーーーーーーー!!
  がおぉぉぉーーーーーーー!!!」
  などといって火を噴く行動に出たのでしたら…

   ごめんなさい…

  誤ります…



 あ…後…現在…インターネットにつなげてる方法って…ただの電話回線な
んでしょうか?
 それともADSL?

 もし…ADSLだったら…自分のPCをサーバにする方法がありますが…

かしこ>>>>>

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19933???どーいうことでしょう?←ど素人(汗)かお E-mail 2002/2/5 20:05:34
記事番号19931へのコメント

猫斗犬さんは No.19931「追記(Webの件ですけど…気になることが…)」で書きました。
>
こんにちわです。
猫斗犬さん。
> 追記です…え〜と…
> 『エル様漫遊記・番外編第二十ニ話』でのたかこさんへのレス、
>
> 『ただ今無制限か百MB以上(もしくは同等)の無料ページ探し中♪』
>
> の件でちょっと気になったことが…
>
>>エル:で♪あんたは、ホームページの件は♪
>>かお:あぅ・・・・。えーとですね。軽く見積もっただけで、絶対に五十MB
>>   を超えるのです・・・。小説だけで(滝汗)
>
>  ↑
>  ここです!ここ!
>  確か…私の記憶では…かおさんって…データの保存にワードパット使っ
> てませんでしたっけ?
そーです。
ワードに入力してそして保存(フロッピーやCDディスクに保存)してますのです。
>  もし間違いでないのでしたら容量は少し、減らした容量で考えてもいい
> と思いますよ…

>
>  ワードパット…もしくはワードなんかで保存すると、普通のテキストデ
> ータより2〜3倍の容量になったりするのです。
え!?そうなんですか?知らなかったです・・・(汗)
>
>
>  今回の私の投稿作『スレイヤーズSTS 4回目』のデータで例えを出
> してみましょう。
>
>  まず、ワードパットで保存したファイルになると、その容量は──
>
>     33.5KB
>
>  ──になります。
>
>
>  ところがテキストデータで保存すると…その容量は──
>
>     12.0KB
>
>  ──になるのです!!!
・・・テキストデータとワードってどー番うのでしょうか???
何しろ機械に疎いです・・・。しくしく・・・。
>
>
>
>  この差の違いは、ワードパットにはテキストのフォントサイズ、行間、
> 印刷用の余白やヘッダー/フッダー…等々…のデータまで記録されるから
> です。
?????何!?
フォント・・サイズ?ヘッダー?フッダー?
・・分かるのは行間の言葉だけ・・・(滝汗)
本当に゛と素人なんですぅ・・・・。
んなんでホームページを作ろうとすな!!自分!!(滝汗)
>
>
>  もし、テキストとして保存するのでしたら、これからはメモ帳で保存す
> るか…ワードパットでの保存の時、『名前を付けて保存』でファイルの種
> 類を『テキストドキュメント』を選択し保存してみてください。
・・小説とかもテキストになるのでしょうか?
テキストファイルでも行間は大丈夫なんでしょうか??
かなりわざとあけてる部分もあるので・・・・。
・・テキストファイル(*.tyt)のとこですか?←今確認した(汗)
開くときとか問題ないのでしょうか?←ど素人。
今、とりあえず、ワードに入力しといてパソに保存しといて、
んで呼び出して追加を打ち込んでいるので・・・・・。
保存する場所とか関係ないのでしょうか???
今ほとんどCD使っているから、Dドライブ保存してんで送って、
CDに保存という形を取ってるので・・・・。

>
>********************************************************************
> 「こんなことしってるぞーーーーーーー!!
>  がおぉぉぉーーーーーーー!!!」
>  などといって火を噴く行動に出たのでしたら…
>
>   ごめんなさい…
>
>  誤ります…
まったくしりません!!!!!!!(どきっばり!!!!)←本当に機械音痴・・。
>
>
>
> あ…後…現在…インターネットにつなげてる方法って…ただの電話回線な
>んでしょうか?
> それともADSL?
えーと・・・・。
フレッツISDNです。
・・一坪さんに教えてもらってこれにしましたのです(汗)
何せ、半月で一万超えると・・・・(滝汗)電話代・・・。
>
> もし…ADSLだったら…自分のPCをサーバにする方法がありますが…
>
>かしこ>>>>>
?よく聞きますね?
ADSL・・・・?
でも、確かここはまだ回線工事が着てないはず・・・。
とゆーより回線スピードが違うだけじゃあないんですか?←まったく知らない人(汗)
何せ、パソ購入した八月は、ISDNの回線ここはまだつながってない・・。
といわれまして・・・・(涙)
NTTの人に電話で聞いたら(涙)
でも、九月からよーやくつながったので、登録しましたのです。
・・・・ほんとーにど田舎だから・・・・。ここ・・・・・。
では、わざわざどうもなのです。
今度からテキストドキュメントを選んでやってみます!!!!
ありがとうございましたのです!!!!
猫斗犬さん!!!
それでは(はあと)

・・あ゛あ゛・・・・。子猫ぉ・・・・。
食べるなぁぁぁぁぁぁ・・・・。←パソの前に夕飯を持ってきて食べてるやつ(汗)
それを打ち込みしてる最中にぃぃぃ(涙)
ではでは。
ありがとうございましたのです!!!!!!

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19924続き♪らん 2002/2/5 14:50:57
記事番号19912へのコメント

猫斗犬さんは No.19912「続きのキ♪」で書きました。


   こんにちわ♪猫斗犬さん♪

> はい!
> 『スレイヤーズSTS』ファンの皆様。(いないだろうが…んなやつ…)
> 大変長らくおまっとさんでした、続きです!

 らん:わ〜〜い♪続きvv

>猫斗「ああああああぁぁぁぁ〜〜!!!!!」
>
> じたばた、ばたじた…
>
>達也「何か…変なのがその辺で盆踊りかましてるし…」
>舞 「いわゆる<混沌体験ツアー>真っ最中なのね(ハート)」

   え?!・・・無事ですか・・・・?
   なんか・・・とてもアメリアが暴走してましたねぇ・・・
   リナとガウリイが急激に変化する事ないと思うのですが・・・
   ・・・・まぁいいか。いつかは、くっ付くでしょう(爆)
   きっと♪
   
   しかも、なにやら大変なことが、起こりそうな予感・・・

   駄文のレスを受け取ってください(こら待て)
   それでは、短いですがこれにて♪

    

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19950『剣の〜』2−4猫斗犬 E-mail 2002/2/6 19:36:52
記事番号19912へのコメント

 またまた…続きが登場…

 この回はいつもより短いです…
 しかも話の展開が進んでないし…

////////////////////////////////////////////////////////////////////
 『剣の〜』第2話
  ”光と闇 悲しき竜と剣の鎮伝歌(レクレイム)…”4回目
////////////////////////////////////////////////////////////////////


**** LINA ****

「確か…邪妖精とかゴーレムって人間とは違って精神世界面に大きく依存す
るんじゃなかったっけか?」
 彼のその言葉はあたしたちをはっとさせるだけの力はあった──

 …そうだ…確かにそうだ…けど…
「…いや…まて…そんなことが解ったところで、俺のこの体が戻せるわ…」
「戻せるけど…」
 ……え?
 ゼルの言葉が止まる。ゆっくり達也の方に振り向き、
「…おい…達也…今…おまえ…何って…言った…」
 ゼルが切れ切れな言葉をつむぎだす。
「え?何って?」
 きょとんとした顔の達也。
「そうです…今…戻せるって達也さん言いましたよ…」
 言いながら意味もなくテーブルに片足を置き、天に向かって拳をふるアメ
リア。
「もし嘘をついているのなら、それは悪です。あたしが天に変わって成敗し
て上げます」
 その握った拳の手を達也に向け指さす。
 しばらくは誰も口を出さず、わけのわからぬ緊張が空気を張りつめる。
「はいはい…もう気が済んだでしょ…これ以上あんたが入り込むと、話がこ
じれるから、とっととそっから足どけて、椅子に座って黙ってなさい」
「…は、はい…」
 手をたたきながら言うあたしの一喝に返事を1つ、アメリアは静かに椅子
で縮こまる。
 あたしはもう一度口を開く。今度は達也へ。
「ねぇ…本当に?…本当にゼルの体、元に戻せるの?封印の間違いじゃなく
て?」
「ああ…準備には時間がかかるけど…」
「かかるって、どのくらいなんですか?」
「えーっと…まず…手続き用の資料作りに1日だろ…」
 アメリアの質問に、達也が手を自分の目の前にかざし指を折りながら日数
を数える。
「…で…チーフに許可をもらって上層部に連絡がいくのに2日…それから…
手術の準備に18日かかるって…言ってたかな?…となると…合計…うん…
ちょうど3週間だな…」
「…3…週間…」
 つぶやくゼル。
「…は…はははは…」
 そして感情のない笑いをしながらこちらにゆっくりと戻ってくる。
「…あの…ゼルガディスさん…」
 心配するアメリアの横を通り過ぎ、
「…ははは…3週間後に…手術を…受けられる…そして…元に…ははは…」
 …ぶつぶつぶつぶつ…
 ぴたっ!
 達也の前で歩みを止める。
「…あ…あの…なにか…」
 ただならぬ雰囲気に達也は怖じけづき。
 ぐわあしいぃっ!
 とゼルが一瞬にして両手で、
「ひいぃ…」
 悲鳴を上げた達也の両肩をつかんだかと思うと、
「頼む!達也!!手術を!!!」
 ごおおおぉぉぉー!!!
 うおっ!ゼ、ゼルの体が燃えてる!!
 …す、すんごい気迫…
「そ、その手術を俺に!俺に受けさせてくれええええぇぇぇぇぇぇぇっ!!
!!!!!!」
 言いながら達也の体をぶんぶかぶんぶか前後に揺さぶる彼。
「た〜つ〜や〜!」
 揺さぶりが激しくなる。
「…ちょ…ちょ…ゼ、ゼルガ…げほ…」
「たのむううぅぅぅーー!」
 …更に激しく…あっ白目むきかけてる…
「…わ…わか…わか…わか………………………」
 そして──彼は沈黙した──


「…げほ…けほ…ああ…死ぬかと思った…」
「す…すまん…つい取り乱した…」
 少し赤くなりながら謝るゼル。
「…まあ…いいけど…」
 少しジト目の達也。
「…そ…それで…手術の事だが…」
「…いいよ…」
「へ?」
「だからいいってば…OKだよ」
「ほんとか達也!そんな簡単に…」
 言いながら立ち上がるゼル。
「うん…ただし…」
 達也の次の言葉をゼルは片手で止め、
「…わかってる…依頼のことだろ。任せておけ…あんな奴ら、この俺が全て
片付けてやる…」
 静かな口調でにやりとしながらゼルが言う…そん時の目がおもいっきしす
わってたりするが…でもね…ゼル…そう簡単にはいかないと思うよ…相手は
結構強いし…
「そうじゃなくってさ…」
「そうじゃない?」
 アメリアが言う。
「この仕事が全て片づいてから手続きをとるつもりだから…ようするに事件、
解決後、3週間たってから手術ってかたちで…それとこれが依頼料でいいよ
な?」
「あ…なんだ…そんなことか…別にかまわない、戻れるのなら…」
「んじゃ…商談成立っと…アイン…本社にメールおくっといてくれ…」
「ほいほい…」
 そう返事をするとアインの指が激しく動き出す。まるでピアノを弾くよう
に『ぱそこん』とか言う物をたたいている。
「…って…あれ?」
「どうした?」
「………………いえ…なんでもないです…」
「????」
「…ふ、ふふふふふ…そうか…ついに…ついに…完全に戻れるんだな…」
 両手を見ながら一人含み笑いする彼。
「…さて、ほんじゃまあ…次はアメリアさんだけど…」
 達也の顔が彼女を向く。
 すると、どん!っと片足でテーブルを踏み、
「あたしがほしい物は、もっともっと、熱く燃える正義の炎!」
「んなもん、あるかいっ!!!」
 達也が大声ではっきり言い放つ。
「ええ〜?無いんですかあ〜」
 …確かに…あったら、めちゃ怖いわ…
「あ〜もういいや…彼女はその辺にほっぽらかして…次はリナだけど…」
 こめかみあたりを手で抑えながら疲れた顔で彼はあたしを見る。
 次はあたしか…あたしがほしい物は決めてある。ちょっと変わった依頼料。
 あたしの顔を見て達也は一つため息をつき。
「……どうせ………金だろ…」
「…おい…なんだその…どうせ…ってーのは…」
「正しい文章の使い方」
「…あ…あのね…言っておくけどあたしが欲しいのはお金じゃないわよ…」
「ええぇっーー!!!!!!」
『なにいっーー!!!!!!』
 うおっ…あたしの言葉に驚きを上げる、アメリア、ガウリィ、ゼル。
 って…なんでこんな時だけ人の話、ちゃんと聞いてるかなあ…ガウリィは…
「正気かリナ!!」
「リナさんがお金をいらないだなんて…ああ…なんて恐ろしいセリフ…」
「信じられん、あの金に汚いリナがなあ…」
「リナ、何か悪い物でも喰ったんじゃ…」
「きっとこれはバックにいる悪がリナさんをあやつっているのよ!!」
「ふっ、槍の雨が降るな…」
 3人は交互に話す。
「…お…おまいらなあ…あたしが金をもらわないのがそんなに珍しいか…」
『珍しい!!』
 あたしの言葉に3人の声がはもった。
「リナ、もしかして熱でもあるんじゃないのか」
 そう言って過保護な保護者ガウリィくんがあたしの額をさわろうとする。
「ちょ…ちょ…ちょっとそんなの無いわよ…勝手にあたしの額にさわろうと
するんじゃない、ガウリィ!!!」
 ガウリィの手を遮り後ろに少し下がり逃げる。
「…顔が赤いぞ…」
「うっさいよ…ゼル…前にも使ったつっこみすんな…」
「…ほら、リナ…逃げないでちゃんと熱を…」
「…だから、やめてってば…」
「…ああ…すてきな光景です…リナさんとガウリィさん。あつあつで…」
「くおーら、アメリア。何、勘違いを…」
「…やっぱり、顔が赤い…」
「…しつこいぞゼル…」
「…やっぱり…熱が…」
「だから無いってば…」
 しばらくはあたしとガウリィの「ある」「ない」の押し問答が続いた。


「…で…続きいいか?」
 しばらくして、ぼつりとつぶやく半眼の達也の言葉に、あたし達は我に返っ
た。
「あーごめんごめん…ほら…ガウリィ…あんたのっせいで怒られちゃったじゃ
ない…」
「…お…俺のせいか?」
「そうよ…それで依頼料の事だけど…」
「なんなんだ、金では手にはいんないようなものなんだろうな…どうせ…」
「もちろんよ…実はね…」
「…実は?…」
「21泊22日…達也の世界体験ツワー、4人様ご案内ー!!ちなみにあた
し達が買いたくなった物は全部そちら負担!」
 ──しばし沈黙──
「…はっ?…」
 あたしのセリフに、彼の口からやっとこさ出たのは間の抜けた返事。
「あれ?もしかして聞こえなかった?もう一度言って上げようか?」
「いや…そうじゃなくて…」
「本気なんですかリナさん!」
 達也の言葉を遮ってアインが割ってはいる。
「え?いや…本気だけど…やっぱまずい?これって…」
「まずいなんて物…」
「おもしろい提案じゃないですか(はーと)」
 どしゃあっ!
 再び言葉を遮られ、あたしの手を握りながら言い放ったアインの言葉に、
盛大に椅子ごとひっくり返る達也。
「なるほど、そいつはおもしろそうだ…」
「でしょ、ゼル(はーと)そう思って、4人全員にしたのよ」
「ナイスアイディアです。リナさん。もしかしたら、向こうにもあたしの正
義に燃える心を広めることが出来るかもしれませんね」
「そうそう」
 燃えまくりながら言うアメリアの言葉に無責任に頷いてやる。ここで反論
されると全てパアーだし…
「…お…おい…」
 達也の呼ぶ声。でも無視!
「あ!そうだ!リナさんたちはあたしたちの世界は不慣れだから」
「かあ〜舞ったら、なんて気の利いた子なんでしょ…リナちゃんうれしいか
ら今そこからおろしてあげる(はあと)」
「わああ〜い♪」
「…お…おい…」
 達也がまた呼ぶ。無視♪無視♪
「でも、リナさん…ちょっとこれでは難しいですね…2人分の依頼料でなら
何とかなるんですけど…」
「だったらアインさん。あたしのを使って下さい。それなら大丈夫ですよね」
 おおー!アメリア、ナイス!!
「はいはい…それなら大丈夫。万事オッケー、パーフェクトです(はーと)」
「それに、これってある意味、アメリアのためだったのよねえ…」
「え?」
「だってさ…フィルさんが王位に即位すると、アメリアは自由に旅とか遊び
に行くなんて出来なくなるからね。ここでパアーっとみんなで思い出を作っ
て…」
 …うそ(はーと)…心の中で舌を出す。
「…リ…リ〜ナ〜さ〜あ〜ん〜」
 目をうるうるさせて感動してくれるアメリア……う……な、なんか、騙し
ているので、すごい罪悪感が…
「ガ、ガウリィも、もちろん賛成よね」
 顔に出て、ウソがばれないうちにガウリィに話を振る。
「…あー…いや…その…」
 …………うう〜ん…やっぱり…今の話に理解力がついていけなかったなこ
いつは…ふむ…よし…
「ガウリィ。向こうに行けば、あたし達の知らない美味しいご飯が待ってい
るかもしれないわよ!!」
 一瞬、ガウリィの目が光り輝く。
「おおーっ!何だかわからんが。それなら大賛成だ!!!」
 いきなし、盛り上がる彼。
 …単純なヤツ…
「とっ言うわけで全員、意見が一致したことで、21泊22日の異世界ツア
ー決定っー!!」
『おおーっ!!!!』
 全員の腕が上がる…ゼルはちょっとだけ恥ずかしがって、小さく腕を上げ
たけど…
「…お…おまいら…なあ…」
 達也がつぶやく。その彼に恵美が肩をぽんっとたたきながら、ため息混じ
りに首を振り言う。
「…何を言っても無駄だと思いますよ…犬に噛まれたと思って諦めたほうが
いいです…」
「…しくしく…」



**** MILI ****

 ──夜──
 あたしたちは再び王宮内にいた。
 ねぇ…ティム…
<なんだ?>
 あんたはまだ、”あれ”がここのどこかにあると思ってるの?
<まあな…>
 根拠は?
<3つある。1つは…原型となるものがどういった形なのか王族でさえ知ら
されていないこと。だったら盗まれたと言ったのは何処の誰になるんだ?>
 ふむふむ…
<2つ目は…そいつをただの人間が持ち歩くのは不可能だということ…>
 本とかオーブとかといった類じゃないからねあれは…
<3つ目…もし、犯人が神族や魔族の類だったら俺たちが気付かないはずは
ないだろ>
 まあね…となると…やっぱり…
<この城のどこかに…>
「…タルケルの書はあるわけね…」
<そういうことだ…>
 足を忍ばせる。
 それにしても…さすが大国セイルーンのお城。
 広いのなんのって…全部、しらべ終わるのに何日かかることやら…
<愚痴をこぼすなって…これも親父のためだ…そして…>
 解ってるって…あたしたちのためでもある。
 光魔戦争時──
 異界からやってきたとされる魔族により、深手を負ったあたし、兄のティ
ム、そして父。
 父はあたしたちを助けるために自分を犠牲にした。
 3つの肉体の時を止めるという禁呪。
 1つの肉体と魂は表の世界に留め──
 1つの肉体と魂は裏の世界に留め──
 1つの肉体は姿を変え、魂は6つに分けられ静かに眠る──
 この体を元に戻すには6つに分けられた魂を見つけ出すこと。
 全部、見つけ出せた時、6つの魂は浄化されその力の反応により、2つの
体と魂は元に戻る。
 あたしたちは1000年間、父の魂を探し回った。
 自分たちの体を元に戻すためでもあったが…それ以上に…父の魂を開放す
るため…それが兄妹の願いだった。
 そしてそのうちの5つを見つけ出した。
 そして最後の1つ。
 まだ探していなかった場所。
 魔族たちによる結界に包まれた世界。
 そして、突然消えたその結界。
 最後に行き着いたのがここセイルーンの<タルケルの書>だった──
                          <2−5へ続く>
********************************************************************
 次回の掲示はしばらくかかるかも…この後の展開を考えてないもんで…

 もしかしたら…STSかその辺が次に掲載できるかも…

 でばでば…

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19968みゅふっ(←?)たかこ 2002/2/7 21:30:59
記事番号19950へのコメント


こんにちは、猫斗犬殿!!
ふふふ、これはかつてのSTSですよね?
確か・・・・・・・・・・・・・・。

ゼルの身体が元に戻るとさらっと言った達也君を覚えておりますvv
なんと言うか、過去のログで読んでて、レスしたくてレスしたくて!!
いつか、続きが出た時にっ!!
と思ってましたvv

>**** MILI ****
>
> ──夜──
> あたしたちは再び王宮内にいた。
> ねぇ…ティム…
><なんだ?>
> あんたはまだ、”あれ”がここのどこかにあると思ってるの?
><まあな…>
> 根拠は?
><3つある。1つは…原型となるものがどういった形なのか王族でさえ知ら
>されていないこと。だったら盗まれたと言ったのは何処の誰になるんだ?>
> ふむふむ…
><2つ目は…そいつをただの人間が持ち歩くのは不可能だということ…>
> 本とかオーブとかといった類じゃないからねあれは…
><3つ目…もし、犯人が神族や魔族の類だったら俺たちが気付かないはずは
>ないだろ>
> まあね…となると…やっぱり…
><この城のどこかに…>
>「…タルケルの書はあるわけね…」
ここの辺りは新しい(?)とこですよね?
わたしは、「タルケル」を「タケル」と読み違えた大ばか者です(泣)
しくしく・・・・・・・・・・。
カタカナはやっぱ読みにくい時あります・・・・・・。
エル:それはあんたくらいじゃないの?
日本語なのにぃぃぃぃ!!
エル:日本語もまともに読めないのねぇ〜〜。
しくしく・・・・・・・・・。

> 次回の掲示はしばらくかかるかも…この後の展開を考えてないもんで…
>
> もしかしたら…STSかその辺が次に掲載できるかも…
>
> でばでば…
大丈夫です!!
続きはいつまでもそれはしつこいくらい待ってますので!!
安心してください!!

ではでは。

たかこ。


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19970…ってことは…あれも読んでるんですね…猫斗犬 E-mail 2002/2/7 22:08:27
記事番号19968へのコメント

>こんにちは、猫斗犬殿!!
 にょっ!!
 殿!!!
 ほんまに呼び捨てでええのに…そうもいかない?そうかな?

>ふふふ、これはかつてのSTSですよね?
>確か・・・・・・・・・・・・・・。
 です……自然にやさしい再利用〜♪(まて!!!)

>
>ゼルの身体が元に戻るとさらっと言った達也君を覚えておりますvv
>なんと言うか、過去のログで読んでて、レスしたくてレスしたくて!!
>いつか、続きが出た時にっ!!
>と思ってましたvv
 ………よく見つけましたね…その辺のところは作者別には入れていな
かったんですが…
 って…ことは……あれのしょーと・しょーと(番外編)も呼んだこと
ある?ってーやつっすかあ〜!!!
 ”ゼルやんの悩み”の…

>
>>**** MILI ****
>>
>> ──夜──
>> あたしたちは再び王宮内にいた。
>> ねぇ…ティム…
>><なんだ?>
>> あんたはまだ、”あれ”がここのどこかにあると思ってるの?
>><まあな…>
>> 根拠は?
>><3つある。1つは…原型となるものがどういった形なのか王族でさえ知ら
>>されていないこと。だったら盗まれたと言ったのは何処の誰になるんだ?>
>> ふむふむ…
>><2つ目は…そいつをただの人間が持ち歩くのは不可能だということ…>
>> 本とかオーブとかといった類じゃないからねあれは…
>><3つ目…もし、犯人が神族や魔族の類だったら俺たちが気付かないはずは
>>ないだろ>
>> まあね…となると…やっぱり…
>><この城のどこかに…>
>>「…タルケルの書はあるわけね…」
>ここの辺りは新しい(?)とこですよね?
 はいです…何せ新キャラたちのシーンですし…

>わたしは、「タルケル」を「タケル」と読み違えた大ばか者です(泣)
>しくしく・・・・・・・・・・。
>カタカナはやっぱ読みにくい時あります・・・・・・。
 私なんて…「タルタルソース?」って大ボケをかますガウリィを書こうとした人…
 ↑
 自分の経験が物を言う…


>エル:それはあんたくらいじゃないの?
>日本語なのにぃぃぃぃ!!
>エル:日本語もまともに読めないのねぇ〜〜。
>しくしく・・・・・・・・・。
>
>> 次回の掲示はしばらくかかるかも…この後の展開を考えてないもんで…
>>
>> もしかしたら…STSかその辺が次に掲載できるかも…
>>
>> でばでば…
>大丈夫です!!
>続きはいつまでもそれはしつこいくらい待ってますので!!
>安心してください!!
 …しつこいくらいって…安心って…できないかも…
>
>ではでは。
>
>たかこ。
 ではです…レスありがとうでした…
 続き……ああああぁぁぁぁ〜…全然、ネタ決まってへんっ!!!!!