◆−中途半端な復活なのです。−白河綜 (2002/2/16 18:12:16) No.20082 ┣闇の残り香 25−白河綜 (2002/2/16 18:16:27) No.20083 ┃┣わおう♪続き♪続きぃ♪−孝子 (2002/2/16 18:56:46) No.20085 ┃┃┗お久しぶりなのですv−白河綜 (2002/2/16 20:20:40) No.20090 ┃┣続きだぁぁ!!!お疲れ様です(はあと)−かお (2002/2/16 19:27:16) No.20088 ┃┃┗ありがとうございます(><)!!−白河綜 (2002/2/16 20:34:11) No.20091 ┃┣お久ぶりぃ♪続きだぁ♪−まい (2002/2/17 11:20:28) No.20101 ┃┃┗こんなところに寄生中♪(待て)−白河綜 (2002/2/17 12:24:11) No.20103 ┃┃ ┗Re:こんなところに寄生中♪(待て)−一坪 (2002/2/18 22:12:31) No.20136 ┃┃ ┗なんてお優しいお言葉……!(感動)−白河綜 (2002/2/19 00:09:13) No.20141 ┃┣きゃあ♪お久しぶりです♪−らん (2002/2/18 16:58:28) No.20125 ┃┃┗死刑執行日が近づきつつ…(滝汗)−白河綜 (2002/2/18 19:28:28) No.20129 ┃┗おひさしぶりですぅぅぅう!−むくぅ (2002/2/18 18:07:04) No.20126 ┃ ┗お懐かしいのですぅぅぅう!(待て)−白河綜 (2002/2/18 19:45:08) No.20130 ┣闇の残り香 26−白河綜 (2002/2/18 19:50:01) No.20131 ┃┣続き♪続き♪−まい (2002/2/18 20:40:01) No.20133 ┃┃┗エル様は一体何をしていたのでしょう……?−白河綜 (2002/2/18 21:46:38) No.20135 ┃┣フィーさぁぁぁぁぁん(ToT)−孝子 (2002/2/18 22:47:08) No.20138 ┃┃┗子供の自己を形成するのは親ですからね。−白河綜 (2002/2/19 00:43:32) No.20143 ┃┣あのお方の無償の愛…−むくぅ (2002/2/19 18:37:43) No.20147 ┃┃┗設定に無理がありすぎ。(なら止めろ)−白河綜 (2002/2/19 20:34:53) No.20151 ┃┣26vv−らん (2002/2/20 17:59:08) No.20172 ┃┃┗フィーちゃん増殖中♪(←やばいでしょ、それは)−白河綜 (2002/2/20 21:00:41) No.20173 ┃┗続きが!?五日これなかったから(汗)−かお (2002/2/22 21:43:43) No.20191 ┃ ┗氷まくらを緊急手配っ!!−白河綜 (2002/2/22 23:55:28) No.20201 ┣闇の残り香 終幕−白河綜 (2002/2/23 01:55:09) No.20202 ┃┣お疲れ様ですvv−らん (2002/2/23 11:49:30) No.20203 ┃┃┗ありがとうございますぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!−白河綜 (2002/2/23 19:04:43) No.20205 ┃┣お疲れ様なのです〜〜−まい (2002/2/23 16:55:54) No.20204 ┃┃┗多謝っvvv−白河綜 (2002/2/23 19:50:03) No.20207 ┃┣お疲れ様ですぅぅ!!−かお (2002/2/23 19:12:04) No.20206 ┃┃┗感謝感激雨霰♪−白河綜 (2002/2/23 20:45:06) No.20208 ┃┣おおおおっ!!−むくぅ (2002/2/23 21:29:45) No.20210 ┃┃┗うおおおおおっ!?(←疑問系)−白河綜 (2002/2/24 01:00:54) No.20212 ┃┣一番印象的なのはファレスさんのあの台詞vv−孝子 (2002/2/24 15:55:38) No.20218 ┃┃┗うれしいのです♪−白河綜 (2002/2/24 17:57:46) No.20219 ┃┗祝・終幕っ!お疲れさまでしたv−ゆえ (2002/2/24 21:56:00) No.20222 ┃ ┗只今打ち上げ中!!(えっ!?)−白河綜 (2002/2/24 23:49:05) No.20224 ┗また、消えます(笑)−白河綜 (2002/2/27 21:32:45) No.20237
20082 | 中途半端な復活なのです。 | 白河綜 E-mail | 2002/2/16 18:12:16 |
こんにちはor初めまして! 約一ヶ月半ぶりの白河綜なのです!! えー、二月中に受けるトコは全て受け終わり、後は結果を待つだけ。明日某W大学を受ける友人達よゴメン、小論頑張って!!な気分なのです!!(待て) と、いうわけで、結果がまだ出ていないので、ソレ次第ではまた唐突に消えると思うのです!! 「なら行くトコ決まってからネット再会すればいいじゃない」 おや。エル様、お久しぶりなのですv …………っていうか、そんな無茶言わないで下さい。“根性”とか“我慢”って言葉が死ヌルほど嫌いな白河が、一ヶ月以上も我慢して、根性入れて机に向かってたんですよ!? 「…………それってあんましすごく無いような…………あんたの性根が腐ってる、もしくは人間的に終わってるんじゃあ…………。それに机に向かったはいいものの、そのまま爆睡してる事多数だし。TVに向かってソルトレイク五輪見てたし…………」 う゛っ!? それは言わないお約束なのです(滝汗) ソルトレイクは仕方ないじゃないですか。ジェーニャが出てたし…………。 「なんにしても、そんな腐った状態で受験したって、たかが知れてるわね」 あうあう。三月までかかっちゃうのかな…………って、はっ!? 違う! 違うのですっ!! 言いたいことはそんなことではないのです!! 「…………何?」 えっとですね。取りあえず一段落ついたので、連載していた『闇の残り香』の続きをアップするのです。コレをお読みになっている方で、「しかたねぇ、読んでやるか」と言って下さる方は、著者別の方で乗ってますので、そちらをご利用下さい。 管理人の一坪様、またお世話になります。どうぞよろしくなのです。 「って一番重要なこと最後に回してどうするかああぁぁぁぁぁぁぁあああぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 え゛っ!? ちょ、待って下さ………… <しばらくお待ち下さい> げっ、ふっ…………。 そ…………それでは・皆……様…………のち……………………ほど…………………… |
20083 | 闇の残り香 25 | 白河綜 E-mail | 2002/2/16 18:16:27 |
記事番号20082へのコメント フィギアスケート(男子シングル)の選手で、あだ名がジェーニャ。誰だかわかる人は是非是非お友達になりましょう…………(切実) ######################################################## それは、遠い日の二人の会話。 『ねぇ…………。わたし達って、いったい何なのかしらね…………』 『…………何を唐突に…………』 『……わたし達、もうすぐ『降りる』のよ。『あの世界』に。 あなたとも、もうお別れ…………今までわたしを世話してくれた優しいお兄さんとも、敵同士って事になるのよ』 そう言って自嘲気味に微笑む彼女の横顔は、痛々しかった。 仕方のないことなのだと、何度言い聞かせただろう。…………何度、「わかってる」と言い返されただろう。もはやその数は記憶しきれていない。 『すごいわよね…………。どちらかがどちらかを混沌へ…………あの御方の元へと帰すのよ』 『…………そうなるな…………』 『ふふっ。生まれてスグだったから、あの御方の顔は憶えて無いんだけど、気配はハッキリわかるのよ、わたしも。 ……………………帰る…………あの方の元へ帰る、かぁ…………。…………それもいいかもね…………』 『彼女』はどこか遠くを見つめるかのように目を細めた。 …………たっぷりの沈黙の後、不意に、破顔する。 細い肩を小刻みに震わせ、 『……何言ってんだろ……。まだ『降りて』さえいないのに。 ねぇ? デュグゥ』 彼は、何も応えなかった。 ――――答えることなど、できなかった…………。 ――――それは、遠い日の会話。 彼女が本音を零した、唯一の日。 …………決して還れない、尊い時間。 ■□■ □■□ ■□■ □■□ ■□■ □■□ ■□■ □■□ ■□■ □■□ ヴォルフィードは、己に向かい来る三つの人影を認めた。 三人とも男。その後ろから少し遅れて、小柄な少女も向かってきている。 「…………なんで、あなた達なの…………」 風にかき消される声音。 透明感のある水面の瞳は、相変わらずの無感動さ。 「…………なんで、わたしじゃないの…………」 不意に、視界が歪む。何事かと細い指先を頬にやると、色白のそれに何かの液体が触れた。 涙、だった。 我知らず零れた涙を確認し、一拍置いてから猫の様な仕草で拭く。 驚いた様子はない。何故なら、彼女は誰よりもその涙の意味を理解していたからだ。 己の事なのだから己が一番に知っていて当然だと、いわれるかも知れない。だが、理解しているのは、あくまで『残り香』のヴォルフィードであって、既に輪廻の流れに乗ったという、『本体』のヴォルフィードは理解できていなかった。――――いや。理解という言葉を使うまでもないのかもしれない。『本体』のヴォルフィードは知らなかった――――理解すること、自覚することから逃げていたのだから。 「…………わたしは、ただ無償のモノが欲しいだけ…………」 涙は、すでに止まっていた。 漆黒の闇の中に、涼やかな鈴の音が響く。その音は、聞く者によっては軽く、あるいは重い響きに聞こえるかもしれない。そして、その音が奏でられている空間(ばしょ)が、一般的な空間とはあまりに異なった法則でもって存在しているためか、鈴の音は、金属のぶつかり合いという枠を大きく越え、神秘的なまでの音をその特殊な空間――――精神世界面(アストラル・サイド)に響かせていた。 覇王神官(プリースト)グロウの身体の回り浮いていた物と同じ物を、やはり同じように浮かしているのは、ちょっとやそっとではお目にかかれそうも無い美女二人。 もはや言うまでもなく、獣王(グレーター・ビースト)ゼラス=メタリオムと海王(ディープシー)ダルフィンである。 身体に触れるか触れないか、というところを浮いている鈴達は、彼女らが動く度に、自らの存在を主張した。 「…………心地よい音ですわね。さすが、エル様がお作りになった物ですわ」 鈴の音に聴き惚れているのとは明らかに違う、憮然とした声音で感想をもらしたのは、緑の黒髪と呼ぶに相応しい艶やかな漆黒の髪を背に流したダルフィン。そのとなりでは、表情一つ変えることなく佇むゼラスが、それでもやや強張った顔で、 「……本心からそう思えていないのなら、言わない方がいいと私は思う。今のお前の表情では、そう言われても同意しかねる」 「まぁっ。『音』に関しての感想なら、今の発言で間違いありませんわ。…………でも…………この道具の使い道を思い出すと、どうにもこうにも顔が強張ってしまいますの。 ゼラスだってそうでしょう? お世辞にも柔らかい表情とは言えませんわ。 …………まぁ、あなたは普段からポーカーフェイスですけど…………」 ふう、と腰に手をあてる。すると、やはりその動きに呼応して、シャララっ、と鈴が音を立てた。 忌々しい。 エルが彼女達に直接手渡した、この鈴付きの鎖。見た目に反して、とんでもないシロモノだったりする。 『分離魔法』が発動することによってできる『綻び』――――混沌への『道』。それが大きくなりすぎないよう、押さえる為の道具なのだ。 ここにいる二人の他にも、ゼロス・グロウ・グラウシェラーの三人が、少し離れた場所で同じように鈴達に囲まれ、その時を待っているはずである。他の場所は一人ずつなのだが、『ここは一番負担がかかる場所だから』というエルの意見で、この場はゼラスとダルフィンの二人が担当する事になった訳である。 「…………一体どれ程の負担が掛かるのでしょう?」 「全くわからないな。 まぁ、混沌――――つまり、エル様御自身と赤の世界とを繋ぐのだから、おそらくは…………」 「おそらくは?」 おうむ返しに問い掛けるダルフィンに、ゼラスは表情一つ変えず、 「…………滅びなければ、運がいいのではないか?」 「うううう。また魔族の力が削られるんですのね」 どこからともなく取り出したレースのハンカチで、涙なんか流れていない頬を拭くふりをする。 この時、肌に心地よい感触を楽しみつつ、ダルフィンは確信した。 この世界の魔族弱体化の原因は、もはや疑う余地もなく、エルなのだと。 ゼルガディスは、焦っていた。 視線の先には悠然と佇む異界の神。 「――――ちっ」 軽く舌打ちをすると、諸刃の剣を片手に小さく呪文を唱える。 「魔皇霊斬(アストラル・ヴァイン)」 ヴゥウウンッ 呪文に応え、刀身が紅く輝く。 こうして剣に魔力を込めることで、あの異界の神にもダメージを与えることができるはず。――――剣が、当たればの話だが。 異界の神・ヴォルフィード。正確に言うなら、その『残り香』。 彼女は決して素速くはない。むしろ、遅いくらいだ。にも関わらずこちらの攻撃が通じないのは、彼女の防御力がこちらの攻撃力を上回っているという事になる。 いや、それは当然であろう。 あちらは、曲がり形にも『神』。こちらは、少々魔力数値が高いだけの『人間』なのだから。 彼は、誰にも気づかれぬよう、こっそり嘆息した。 全く、本当にリナ達といるとロクな事がない。 「雷撃破(ディグ・ヴォルト)っ!!」 カっ!! 突き出たアメリアの手のひらから、一条の雷がヴォルフィード目がけて真っ直ぐに伸びる。 “雷撃(モノ・ヴォルト)”の強化版。人間相手なら致命傷を与えるほどの攻撃力を誇るが…………。 ぱ……きんっ…… 軽い音と共に。 光が…………『割れた』。 『打ち消した』のでもなく『砕いた』わけでもない。 その言葉通り、『割れた』のである。 アメリアの放った一条の光は、ヴォルフィードの指先に触れるか否かのところで真っ二つに裂け、彼女の横を通り過ぎ、そのまま地面に刺さった。裂かれた雷はやがて威力を失い、そう時間をかけずに消え去る。 くっ、と声を漏らし、顔を顰めるアメリア。彼女の手のひらから伸びた光を『割られた』ために、一瞬、左手に鋭い痛みが走ったのだ。だが、それは本当に一瞬の事だ。痛みが引くと、再び呪文を唱え出す。 (…………どうしよう…………) アメリアは、焦っていた。 彼女は他のメンバーと比べて、攻撃魔法のストックが少ない。本職が巫女なのだから、当然と言えば当然なのだが。そしてその本職ゆえに、刃物を持った攻撃も不得意である。 物理的な攻撃にのみダメージを受ける相手に対し、自分の攻撃手段はあまりに限られている。 「…………!! 一つ忘れてました!!」 ハッとしたように勢いよく顔を上げる。 ぐっ、と両の拳を握り、 「わたしにはまだ、父さん直伝の『愛の平和主義者シリーズ』が…………!!」 「アホかっ!!」 べいんっ 「のおぉぉうぉ!!?」 意味不明な言葉を発しつつ、彼女は前のめりに倒れ込み、地面に額を打ちつける結果となった。彼女の頭を殴りつけたのは当然………… 「〜〜〜〜っ!! いっっったいぢゃないですかっ! なんて事してくれるんですっ、ゼルガディスさんっ!! だいたい後ろから不意打ちなんて卑怯者のすることですよっ!!」 「やかましいっ! お前がくだらない事を叫んで、せっかく唱えていた呪文を無駄にしたのが悪いんだろうがっ!!」 「…………はっ!? そーいえばっ!!?」 「おーい……。できれば漫才は後回しにしてほしーんだけどな……」 彼らの脇から飛び出たファレスが、ポツリ、と小声で呟いた。 彼はそのままの速度でヴォルフィードへと向かい、諸刃のロング・ソードを一閃する! がっ、という金属音。彼の剣は、彼女の生み出した刃で受け止められていた。同時に、二人の口唇が動く。 「Лλφっ!!」 「風裂球(エアロ・ボム)っ!!」 パァンッ!! ヴォルフィードが発動させた火炎が、ファレスの“風裂球(エアロ・ボム)”の効果をまともに浴び、その場で勢いよく爆ぜた。 自身が生み出した火炎に為す術もなく巻かれるヴォルフィード。どうやら突然のことで、防御魔法も間に合わなかったらしい。 「…………ぁっ!」 小さな悲鳴は、炎の中にかき消えた。 一方、“風裂球(エアロ・ボム)”によって生まれた風を上手くコントロールし、その風に乗って大きく跳躍したファレスは、炎に巻かれることなく、ゼルガディス達から少し離れたところに降り立った。 「…………やっぱりこっちから呪文を仕掛けるより、自滅を狙った方がいいか…………」 す……と目を細めて、生き物のような動きをする火炎に巻かれているヴォルフィードを見やってから、再びゼルガディスとアメリアに視線を移す。二人は、先程見た時と変わらぬポーズで固まっていた。 「…………何だよ?」 「え……、……いや……」 「その…………」 ぼそぼそと口の中で小さく呟く二人。 単に、あまりに乱暴で自らも巻き込みかねない攻撃を仕掛けたファレスに驚いているだけなのだが。 しかし、おそらくその事を察しているであろうファレスは、 「いいから少しは動けよ、お二人さん。夫婦漫才はその後ゆっくり聞いてやるから。あんたらが動かないと、神サマ相手に俺とガブリエフの二人で戦ってる事になるんだけど?」 あえてその事には触れず、別の問題を示唆した。 …………そういえば。 ぎぎぎっ、と首を動かした先ではただ一人、ガウリイがヴォルフィード相手に斬妖剣(ブラスト・ソード)を振り回していた。 早い。 ついていけない。 そう、ヴォルフィードは瞬時に判断した。思考で、判断したわけではない。自らのよりどころである肉体が、一瞬のうちに判断したのである。 身体を半歩、後退させる。鼻先1センチ足らずの場所を、斬妖剣(ブラスト・ソード)の切っ先が薙ぐ。更に一歩後退。間を置かずに仕掛けられたガウリイの攻撃を、素速く生み出した光の障壁で防ぐ。ガウリイが障壁を切り裂くまでのわずかな時間を使って後ろへ大きく跳躍し、左手を突き出して衝撃波を繰り出す! 「なんのっ!!」 素速く反応し、空中へ身を躍らせ、難を逃れるガウリイ。 だが。 飛ぶ術(すべ)を持たぬ彼が空中に逃れたのは失敗であった。わずかに生まれたスキを見逃すほど、ヴォルフィードは甘くない。 両手に力を集中させ、一気に解き放つ!! 「!! ガウリイさんっ!!」 アメリアの声が飛ぶ。 彼女の隣では、ゼルガディスが必至の形相で防御魔法を唱えてはいるが、間に合わない。 思わず息を飲むガウリイ。 ――――と。 目には見えない衝撃波が、眼前で爆ぜる気配がした。 ヴォルフィードが、目を瞠った。その視線の先には――――…………。 深淵の闇を固めてつくられたかのような漆黒の翼を広げた、若き青年竜がいた。 |
20085 | わおう♪続き♪続きぃ♪ | 孝子 | 2002/2/16 18:56:46 |
記事番号20083へのコメント こんにちは!お久しぶりです!!白河さんvv 名前漢字にしましたが、たかこです。 一月後にはきっとまたHN変わっているだろうが・・・・・(汗) 待ってましたぁ〜〜〜vv 続きですねvv >『……何言ってんだろ……。まだ『降りて』さえいないのに。 > ねぇ? デュグゥ』 > 彼は、何も応えなかった。 > ――――答えることなど、できなかった…………。 > > > ――――それは、遠い日の会話。 > 彼女が本音を零した、唯一の日。 > …………決して還れない、尊い時間。 にょおおおおおおお!! 切ないですぅ〜〜〜!! フィーさん!! >「…………滅びなければ、運がいいのではないか?」 >「うううう。また魔族の力が削られるんですのね」 > どこからともなく取り出したレースのハンカチで、涙なんか流れていない頬を拭くふりをする。 > この時、肌に心地よい感触を楽しみつつ、ダルフィンは確信した。 > この世界の魔族弱体化の原因は、もはや疑う余地もなく、エルなのだと。 レースのハンカチって・・・・・・? でも、その考え、十分正しいと思います!海王様・・・・(汗) レゾ=シャブラニグドゥも冥王もエル様の力使った呪文で倒されてますしvv フィブ君なんかは直接ですけど・・・・・。 エル:あたしはちょっとこづいただけなのよ? それが魔族弱体化に繋がるんですよ!! エル:あいつの体が弱かったのよ!! ・・・・・・・・・・・・・・・・(汗) > あちらは、曲がり形にも『神』。こちらは、少々魔力数値が高いだけの『人間』なのだから。 > 彼は、誰にも気づかれぬよう、こっそり嘆息した。 > 全く、本当にリナ達といるとロクな事がない。 うん、うん、そうだよなぁ、ゼル。 今までろくなことなかったよなぁ〜。 リナ:なんですって?! ああああ!!リナさん落ち着いてくださいぃぃぃぃ!! うにゃああああ!! ドラスレはやめてくださいぃぃぃぃぃ!!(涙) >「…………!! 一つ忘れてました!!」 > ハッとしたように勢いよく顔を上げる。 > ぐっ、と両の拳を握り、 >「わたしにはまだ、父さん直伝の『愛の平和主義者シリーズ』が…………!!」 シリーズ・・・・・・・・(汗) シリーズなんですね・・・・・・、あれ・・・・・・。 > 彼女の隣では、ゼルガディスが必至の形相で防御魔法を唱えてはいるが、間に合わない。 思わず息を飲むガウリイ。 > ――――と。 > 目には見えない衝撃波が、眼前で爆ぜる気配がした。 > ヴォルフィードが、目を瞠った。その視線の先には――――…………。 > 深淵の闇を固めてつくられたかのような漆黒の翼を広げた、若き青年竜がいた。 おおおおおおおおおおお!! ヴァル君ですか?! ううううう!! 気になる展開です!! ふふふふvv では、本日はこのへんで。 続き楽しみにしてますね♪ |
20090 | お久しぶりなのですv | 白河綜 E-mail | 2002/2/16 20:20:40 |
記事番号20085へのコメント 孝子さんは No.20085「わおう♪続き♪続きぃ♪」で書きました。 >こんにちは!お久しぶりです!!白河さんvv >名前漢字にしましたが、たかこです。 >一月後にはきっとまたHN変わっているだろうが・・・・・(汗) ふっふっふ。地獄の淵より生還しきっていない(待て)白河綜なのです。 来てみてビックリ。画面を見て一言。 「この御方はたかこさんだよな?」 そして開いてビンゴ♪ HN…………難しいですよね。私もなかなか決まらなかった結果、「いいや♪PNでvv」 …………もっと真剣に考えようよ自分…………。 >待ってましたぁ〜〜〜vv >続きですねvv はい♪ 続きなのです。お待たせしました〜〜〜〜vv(待て) >>『……何言ってんだろ……。まだ『降りて』さえいないのに。 >> ねぇ? デュグゥ』 >> 彼は、何も応えなかった。 >> >> ――――答えることなど、できなかった…………。 >> ――――それは、遠い日の会話。 >> 彼女が本音を零した、唯一の日。 >> …………決して還れない、尊い時間。 >にょおおおおおおお!! >切ないですぅ〜〜〜!! >フィーさん!! ふふふ。よく考えたら、『残り香』のフィーさんじゃない『本体の』キャナルは今回初登場なのです!! 絶対に書こうと思っていたシーンなので、気合いが入ってました!! 切ないですか? ほんとですか!?(心配) >>「…………滅びなければ、運がいいのではないか?」 >>「うううう。また魔族の力が削られるんですのね」 >> どこからともなく取り出したレースのハンカチで、涙なんか流れていない頬を拭くふりをする。 >> この時、肌に心地よい感触を楽しみつつ、ダルフィンは確信した。 >> この世界の魔族弱体化の原因は、もはや疑う余地もなく、エルなのだと。 >レースのハンカチって・・・・・・? >でも、その考え、十分正しいと思います!海王様・・・・(汗) >レゾ=シャブラニグドゥも冥王もエル様の力使った呪文で倒されてますしvv >フィブ君なんかは直接ですけど・・・・・。 >エル:あたしはちょっとこづいただけなのよ? >それが魔族弱体化に繋がるんですよ!! >エル:あいつの体が弱かったのよ!! >・・・・・・・・・・・・・・・・(汗) 白河のイメージの中で、海王様はフォーマルドレスに白い日傘、レースのハンカチに紅茶なのです!! っていうかエル様、身体の弱い魔族って…………(汗) >> あちらは、曲がり形にも『神』。こちらは、少々魔力数値が高いだけの『人間』なのだから。 >> 彼は、誰にも気づかれぬよう、こっそり嘆息した。 >> 全く、本当にリナ達といるとロクな事がない。 >うん、うん、そうだよなぁ、ゼル。 >今までろくなことなかったよなぁ〜。 >リナ:なんですって?! >ああああ!!リナさん落ち着いてくださいぃぃぃぃ!! >うにゃああああ!! >ドラスレはやめてくださいぃぃぃぃぃ!!(涙) こっそりと、ゼルやんの本音が(笑) リナ:…………そもそもこんな事書いたあんたが悪いのよね? え゛っ。 ごず。 めきょ。 リナ:ふっ…………悪は滅びるものなのね…………(遠ひ目) >>「…………!! 一つ忘れてました!!」 >> ハッとしたように勢いよく顔を上げる。 >> ぐっ、と両の拳を握り、 >>「わたしにはまだ、父さん直伝の『愛の平和主義者シリーズ』が…………!!」 >シリーズ・・・・・・・・(汗) >シリーズなんですね・・・・・・、あれ・・・・・・。 シリーズでしょう♪ あれはvv(勝手に決めてるし) きっとそのうちゼルとのコンビネーション技なんぞ開発してくれるハズv(待て) >> 彼女の隣では、ゼルガディスが必至の形相で防御魔法を唱えてはいるが、間に合わない。 思わず息を飲むガウリイ。 >> ――――と。 >> 目には見えない衝撃波が、眼前で爆ぜる気配がした。 >> ヴォルフィードが、目を瞠った。その視線の先には――――…………。 >> 深淵の闇を固めてつくられたかのような漆黒の翼を広げた、若き青年竜がいた。 >おおおおおおおおおおお!! >ヴァル君ですか?! そうなのです!! 今まで完全に蚊帳の外(ごめん)だった竜族三人組、前線に復活なのです!!(だからごめん……) >ううううう!! >気になる展開です!! >ふふふふvv >では、本日はこのへんで。 >続き楽しみにしてますね♪ うううううううう!! なんだかまたちっとも進んでいない!!(反省しろ、おまいは) 取りあえず、あと二話で本編終了予定。…………あくまで予定。 なんとか最後まで書ききりたいと思ってます(汗) それでは。 よく考えたらエル様出てないじゃん、とかなんとか思いつつ。 白河綜でした♪ …………ってエル様、その冷凍バナナ(柵状)は…………っ!!? |
20088 | 続きだぁぁ!!!お疲れ様です(はあと) | かお | 2002/2/16 19:27:16 |
記事番号20083へのコメント 白河綜さんは No.20083「闇の残り香 25」で書きました。 > こんにちわ♪白河さん♪ > > > ――――それは、遠い日の会話。 > 彼女が本音を零した、唯一の日。 > …………決して還れない、尊い時間。 キャナル・・・・(汗) そんないろいろな理由で母親に甘えたい年頃なのね(はあと)←違っ!!(汗) > > >■□■ □■□ ■□■ □■□ ■□■ □■□ ■□■ □■□ ■□■ □■□ > > > ヴォルフィードは、己に向かい来る三つの人影を認めた。 > 三人とも男。その後ろから少し遅れて、小柄な少女も向かってきている。 >「…………なんで、あなた達なの…………」 > 風にかき消される声音。 > 透明感のある水面の瞳は、相変わらずの無感動さ。 >「…………なんで、わたしじゃないの…………」 > 不意に、視界が歪む。何事かと細い指先を頬にやると、色白のそれに何かの液体が触れた。 > 涙、だった。 > 我知らず零れた涙を確認し、一拍置いてから猫の様な仕草で拭く。 > 驚いた様子はない。何故なら、彼女は誰よりもその涙の意味を理解していたからだ。 > 己の事なのだから己が一番に知っていて当然だと、いわれるかも知れない。だが、理解しているのは、あくまで『残り香』のヴォルフィードであって、既に輪廻の流れに乗ったという、『本体』のヴォルフィードは理解できていなかった。――――いや。理解という言葉を使うまでもないのかもしれない。『本体』のヴォルフィードは知らなかった――――理解すること、自覚することから逃げていたのだから。 >「…………わたしは、ただ無償のモノが欲しいだけ…………」 > 涙は、すでに止まっていた。 エル様の愛情ですか・・・? >「…………一体どれ程の負担が掛かるのでしょう?」 >「全くわからないな。 > まぁ、混沌――――つまり、エル様御自身と赤の世界とを繋ぐのだから、おそらくは…………」 >「おそらくは?」 > おうむ返しに問い掛けるダルフィンに、ゼラスは表情一つ変えず、 >「…………滅びなければ、運がいいのではないか?」 ですねぇ・・。(汗) >「うううう。また魔族の力が削られるんですのね」 > どこからともなく取り出したレースのハンカチで、涙なんか流れていない頬を拭くふりをする。 > この時、肌に心地よい感触を楽しみつつ、ダルフィンは確信した。 > この世界の魔族弱体化の原因は、もはや疑う余地もなく、エルなのだと。 呼び捨て・・・(汗) あとが怖いのでは・・・(滝汗) > > 彼は、誰にも気づかれぬよう、こっそり嘆息した。 > 全く、本当にリナ達といるとロクな事がない。 まあリナだから(まて!!汗) > 早い。 > ついていけない。 > そう、ヴォルフィードは瞬時に判断した。思考で、判断したわけではない。自らのよりどころである肉体が、一瞬のうちに判断したのである。 > 身体を半歩、後退させる。鼻先1センチ足らずの場所を、斬妖剣(ブラスト・ソード)の切っ先が薙ぐ。更に一歩後退。間を置かずに仕掛けられたガウリイの攻撃を、素速く生み出した光の障壁で防ぐ。ガウリイが障壁を切り裂くまでのわずかな時間を使って後ろへ大きく跳躍し、左手を突き出して衝撃波を繰り出す! >「なんのっ!!」 > 素速く反応し、空中へ身を躍らせ、難を逃れるガウリイ。 > だが。 ガウリイ・・・あんたほんとうに人間ですか!?(笑) > 飛ぶ術(すべ)を持たぬ彼が空中に逃れたのは失敗であった。わずかに生まれたスキを見逃すほど、ヴォルフィードは甘くない。 > 両手に力を集中させ、一気に解き放つ!! >「!! ガウリイさんっ!!」 > アメリアの声が飛ぶ。 > 彼女の隣では、ゼルガディスが必至の形相で防御魔法を唱えてはいるが、間に合わない。 思わず息を飲むガウリイ。 > ――――と。 > 目には見えない衝撃波が、眼前で爆ぜる気配がした。 > ヴォルフィードが、目を瞠った。その視線の先には――――…………。 > 深淵の闇を固めてつくられたかのような漆黒の翼を広げた、若き青年竜がいた。お!!!ヴァルの復活ですね!!! ふふふふ♪ ネットカフェにきてよかった(はあと) 続きが(はあと) うふふふふ(はあと) ではでは、短いですが。感想でした。 byかお > > > > |
20091 | ありがとうございます(><)!! | 白河綜 E-mail | 2002/2/16 20:34:11 |
記事番号20088へのコメント かおさんは No.20088「続きだぁぁ!!!お疲れ様です(はあと)」で書きました。 >こんにちわ♪白河さん♪ こんにちは♪ ご無沙汰しておりましたvv >> ――――それは、遠い日の会話。 >> 彼女が本音を零した、唯一の日。 >> …………決して還れない、尊い時間。 >キャナル・・・・(汗) >そんないろいろな理由で母親に甘えたい年頃なのね(はあと)←違っ!!(汗) 甘えたい年頃なのです(←更に違う!!) でも、絶対者(親)に甘えたことのない人…………っていうか子供って、その反動で成長しても甘えたがりの人が多いと思うのです。 >>「…………わたしは、ただ無償のモノが欲しいだけ…………」 >> 涙は、すでに止まっていた。 >エル様の愛情ですか・・・? ふふふv(待て) >>「…………滅びなければ、運がいいのではないか?」 >ですねぇ・・。(汗) >>「うううう。また魔族の力が削られるんですのね」 >> どこからともなく取り出したレースのハンカチで、涙なんか流れていない頬を拭くふりをする。 >> この時、肌に心地よい感触を楽しみつつ、ダルフィンは確信した。 >> この世界の魔族弱体化の原因は、もはや疑う余地もなく、エルなのだと。 >呼び捨て・・・(汗) >あとが怖いのでは・・・(滝汗) あ(汗) ほんとだ、呼び捨てになってる(今更気づいた人) でも大丈夫です。多分(待て) ウチの海王様は毒舌クイーンですから!!(意味不明) >> 彼は、誰にも気づかれぬよう、こっそり嘆息した。 >> 全く、本当にリナ達といるとロクな事がない。 >まあリナだから(まて!!汗) そうなのです。 ゼルやん、諦めましょう、運命だと思って!!(非道っ) >> 身体を半歩、後退させる。鼻先1センチ足らずの場所を、斬妖剣(ブラスト・ソード)の切っ先が薙ぐ。更に一歩後退。間を置かずに仕掛けられたガウリイの攻撃を、素速く生み出した光の障壁で防ぐ。ガウリイが障壁を切り裂くまでのわずかな時間を使って後ろへ大きく跳躍し、左手を突き出して衝撃波を繰り出す! >>「なんのっ!!」 >> 素速く反応し、空中へ身を躍らせ、難を逃れるガウリイ。 >> だが。 >ガウリイ・・・あんたほんとうに人間ですか!?(笑) 本能のままに動いてますね(笑) 白河は今でも、彼はクラゲの国の王子(ドラマCD参照)だと思っているのですが…………。 >> 目には見えない衝撃波が、眼前で爆ぜる気配がした。 >> ヴォルフィードが、目を瞠った。その視線の先には――――…………。 >> 深淵の闇を固めてつくられたかのような漆黒の翼を広げた、若き青年竜がいた。 >お!!!ヴァルの復活ですね!!! はい♪ 今までずっと暗幕の影に引っ込んでいた(待て)竜族三人組、復活なのですvv …………ごめん、三人とも…………。 出番少なくて…………(汗) >ふふふふ♪ >ネットカフェにきてよかった(はあと) >続きが(はあと) >うふふふふ(はあと) >ではでは、短いですが。感想でした。 >byかお おおっ! ネットカフェからだったのですか!! 白河の家の近所にもあるなぁ…………一度行ってみたいのです。 ではでは! またいつ消えるかわかりませんが、よろしくお願いしますv 白河綜でしたvv |
20101 | お久ぶりぃ♪続きだぁ♪ | まい | 2002/2/17 11:20:28 |
記事番号20083へのコメント 白河綜さんは No.20083「闇の残り香 25」で書きました。 > > > > > まい :こんにちは♪お久しぶりですね♪白河さん♪ > フィギアスケート(男子シングル)の選手で、あだ名がジェーニャ。誰だかわかる人は是非是非お友達になりましょう…………(切実) > まい :すみません・・・分かりません・・・(涙)でも・・・お友達にはなってください・・・ > > それは、遠い日の二人の会話。 >『ねぇ…………。わたし達って、いったい何なのかしらね…………』 >『…………何を唐突に…………』 >『……わたし達、もうすぐ『降りる』のよ。『あの世界』に。 > あなたとも、もうお別れ…………今までわたしを世話してくれた優しいお兄さんとも、敵同士って事になるのよ』 > そう言って自嘲気味に微笑む彼女の横顔は、痛々しかった。 > 仕方のないことなのだと、何度言い聞かせただろう。…………何度、「わかってる」と言い返されただろう。もはやその数は記憶しきれていない。 >『すごいわよね…………。どちらかがどちらかを混沌へ…………あの御方の元へと帰すのよ』 >『…………そうなるな…………』 >『ふふっ。生まれてスグだったから、あの御方の顔は憶えて無いんだけど、気配はハッキリわかるのよ、わたしも。 > ……………………帰る…………あの方の元へ帰る、かぁ…………。…………それもいいかもね…………』 > 『彼女』はどこか遠くを見つめるかのように目を細めた。 まい :エル様の元に帰るのがいいですとぉ?!魔族ですねぇ・・・ エル様:あんたも帰ってらっしゃい♪ まい :遠慮しときます。 > …………たっぷりの沈黙の後、不意に、破顔する。 > 細い肩を小刻みに震わせ、 >『……何言ってんだろ……。まだ『降りて』さえいないのに。 > ねぇ? デュグゥ』 > 彼は、何も応えなかった。 > ――――答えることなど、できなかった…………。 > > > ――――それは、遠い日の会話。 > 彼女が本音を零した、唯一の日。 > …………決して還れない、尊い時間。 まい :時は一瞬なり・・・ですかね。 エル様:ををを!!まいが難しい言葉を!! > > ヴォルフィードは、己に向かい来る三つの人影を認めた。 > 三人とも男。その後ろから少し遅れて、小柄な少女も向かってきている。 >「…………なんで、あなた達なの…………」 > 風にかき消される声音。 > 透明感のある水面の瞳は、相変わらずの無感動さ。 >「…………なんで、わたしじゃないの…………」 > 不意に、視界が歪む。何事かと細い指先を頬にやると、色白のそれに何かの液体が触れた。 > 涙、だった。 > 我知らず零れた涙を確認し、一拍置いてから猫の様な仕草で拭く。 > 驚いた様子はない。何故なら、彼女は誰よりもその涙の意味を理解していたからだ。 まい :涙の意味がわかるとは・・・実は一番分からないのが涙の意味だったりして♪ エル様:そんなのはあんただけじゃない? > 己の事なのだから己が一番に知っていて当然だと、いわれるかも知れない。だが、理解しているのは、あくまで『残り香』のヴォルフィードであって、既に輪廻の流れに乗ったという、『本体』のヴォルフィードは理解できていなかった。――――いや。理解という言葉を使うまでもないのかもしれない。『本体』のヴォルフィードは知らなかった――――理解すること、自覚することから逃げていたのだから。 >「…………わたしは、ただ無償のモノが欲しいだけ…………」 > 涙は、すでに止まっていた。 まい :ヴァルの愛だったり・・・(汗) エル様:訳わかんない事言うんじゃない!! > > > > 漆黒の闇の中に、涼やかな鈴の音が響く。その音は、聞く者によっては軽く、あるいは重い響きに聞こえるかもしれない。そして、その音が奏でられている空間(ばしょ)が、一般的な空間とはあまりに異なった法則でもって存在しているためか、鈴の音は、金属のぶつかり合いという枠を大きく越え、神秘的なまでの音をその特殊な空間――――精神世界面(アストラル・サイド)に響かせていた。 > 覇王神官(プリースト)グロウの身体の回り浮いていた物と同じ物を、やはり同じように浮かしているのは、ちょっとやそっとではお目にかかれそうも無い美女二人。 > もはや言うまでもなく、獣王(グレーター・ビースト)ゼラス=メタリオムと海王(ディープシー)ダルフィンである。 まい :いろんな意味でお目にかかれそうもありませんね・・・ エル様:リナ達はあってるけど? > 身体に触れるか触れないか、というところを浮いている鈴達は、彼女らが動く度に、自らの存在を主張した。 >「…………心地よい音ですわね。さすが、エル様がお作りになった物ですわ」 まい :え・・・エル様が作ったもの・・・(滝汗) > 鈴の音に聴き惚れているのとは明らかに違う、憮然とした声音で感想をもらしたのは、緑の黒髪と呼ぶに相応しい艶やかな漆黒の髪を背に流したダルフィン。そのとなりでは、表情一つ変えることなく佇むゼラスが、それでもやや強張った顔で、 >「……本心からそう思えていないのなら、言わない方がいいと私は思う。今のお前の表情では、そう言われても同意しかねる」 >「まぁっ。『音』に関しての感想なら、今の発言で間違いありませんわ。…………でも…………この道具の使い道を思い出すと、どうにもこうにも顔が強張ってしまいますの。 > ゼラスだってそうでしょう? お世辞にも柔らかい表情とは言えませんわ。 > …………まぁ、あなたは普段からポーカーフェイスですけど…………」 まい :エル様が与えたものの使い道は・・・(汗) > ふう、と腰に手をあてる。すると、やはりその動きに呼応して、シャララっ、と鈴が音を立てた。 > 忌々しい。 > エルが彼女達に直接手渡した、この鈴付きの鎖。見た目に反して、とんでもないシロモノだったりする。 > 『分離魔法』が発動することによってできる『綻び』――――混沌への『道』。それが大きくなりすぎないよう、押さえる為の道具なのだ。 まい :ゼラスたちも散々なものを貰いましたね・・・ エル様:じゃあ、あんたにはこれあげる!! まい :そ・・・それは混沌・・・!!(汗) > ここにいる二人の他にも、ゼロス・グロウ・グラウシェラーの三人が、少し離れた場所で同じように鈴達に囲まれ、その時を待っているはずである。他の場所は一人ずつなのだが、『ここは一番負担がかかる場所だから』というエルの意見で、この場はゼラスとダルフィンの二人が担当する事になった訳である。 >「…………一体どれ程の負担が掛かるのでしょう?」 >「全くわからないな。 > まぁ、混沌――――つまり、エル様御自身と赤の世界とを繋ぐのだから、おそらくは…………」 >「おそらくは?」 > おうむ返しに問い掛けるダルフィンに、ゼラスは表情一つ変えず、 >「…………滅びなければ、運がいいのではないか?」 >「うううう。また魔族の力が削られるんですのね」 > どこからともなく取り出したレースのハンカチで、涙なんか流れていない頬を拭くふりをする。 > この時、肌に心地よい感触を楽しみつつ、ダルフィンは確信した。 > この世界の魔族弱体化の原因は、もはや疑う余地もなく、エルなのだと。 まい :一番の理由ですよね・・・それか、リナとエル様が原因か・・・ > > > > ゼルガディスは、焦っていた。 > 視線の先には悠然と佇む異界の神。 >「――――ちっ」 > 軽く舌打ちをすると、諸刃の剣を片手に小さく呪文を唱える。 >「魔皇霊斬(アストラル・ヴァイン)」 > ヴゥウウンッ > 呪文に応え、刀身が紅く輝く。 > こうして剣に魔力を込めることで、あの異界の神にもダメージを与えることができるはず。――――剣が、当たればの話だが。 まい :さ〜て、当たるのでしょうか?(まて) > 異界の神・ヴォルフィード。正確に言うなら、その『残り香』。 > 彼女は決して素速くはない。むしろ、遅いくらいだ。にも関わらずこちらの攻撃が通じないのは、彼女の防御力がこちらの攻撃力を上回っているという事になる。 > いや、それは当然であろう。 > あちらは、曲がり形にも『神』。こちらは、少々魔力数値が高いだけの『人間』なのだから。 > 彼は、誰にも気づかれぬよう、こっそり嘆息した。 > 全く、本当にリナ達といるとロクな事がない。 まい :たしかに、リナと関わったらろくな事はありませんよね・・・ > > > >(…………どうしよう…………) > アメリアは、焦っていた。 > 彼女は他のメンバーと比べて、攻撃魔法のストックが少ない。本職が巫女なのだから、当然と言えば当然なのだが。そしてその本職ゆえに、刃物を持った攻撃も不得意である。 > 物理的な攻撃にのみダメージを受ける相手に対し、自分の攻撃手段はあまりに限られている。 >「…………!! 一つ忘れてました!!」 > ハッとしたように勢いよく顔を上げる。 > ぐっ、と両の拳を握り、 >「わたしにはまだ、父さん直伝の『愛の平和主義者シリーズ』が…………!!」 まい :やめろ!!(まい、アメリアへ攻撃) アメリア:痛いです〜〜・・・ >「アホかっ!!」 > > べいんっ > >「のおぉぉうぉ!!?」 > 意味不明な言葉を発しつつ、彼女は前のめりに倒れ込み、地面に額を打ちつける結果となった。彼女の頭を殴りつけたのは当然………… >「〜〜〜〜っ!! いっっったいぢゃないですかっ! なんて事してくれるんですっ、ゼルガディスさんっ!! だいたい後ろから不意打ちなんて卑怯者のすることですよっ!!」 >「やかましいっ! お前がくだらない事を叫んで、せっかく唱えていた呪文を無駄にしたのが悪いんだろうがっ!!」 >「…………はっ!? そーいえばっ!!?」 >「おーい……。できれば漫才は後回しにしてほしーんだけどな……」 > 彼らの脇から飛び出たファレスが、ポツリ、と小声で呟いた。 まい :無駄だと思いますよ・・・ファレスさん・・アメリア達のお仕事は漫才みたいなもの・・・ > 彼はそのままの速度でヴォルフィードへと向かい、諸刃のロング・ソードを一閃する! > がっ、という金属音。彼の剣は、彼女の生み出した刃で受け止められていた。同時に、二人の口唇が動く。 >「Лλφっ!!」 >「風裂球(エアロ・ボム)っ!!」 > > パァンッ!! > > ヴォルフィードが発動させた火炎が、ファレスの“風裂球(エアロ・ボム)”の効果をまともに浴び、その場で勢いよく爆ぜた。 > 自身が生み出した火炎に為す術もなく巻かれるヴォルフィード。どうやら突然のことで、防御魔法も間に合わなかったらしい。 まい :ナイスな攻撃ですね♪ >「…………ぁっ!」 > 小さな悲鳴は、炎の中にかき消えた。 > 一方、“風裂球(エアロ・ボム)”によって生まれた風を上手くコントロールし、その風に乗って大きく跳躍したファレスは、炎に巻かれることなく、ゼルガディス達から少し離れたところに降り立った。 >「…………やっぱりこっちから呪文を仕掛けるより、自滅を狙った方がいいか…………」 > す……と目を細めて、生き物のような動きをする火炎に巻かれているヴォルフィードを見やってから、再びゼルガディスとアメリアに視線を移す。二人は、先程見た時と変わらぬポーズで固まっていた。 >「…………何だよ?」 >「え……、……いや……」 >「その…………」 > ぼそぼそと口の中で小さく呟く二人。 > 単に、あまりに乱暴で自らも巻き込みかねない攻撃を仕掛けたファレスに驚いているだけなのだが。 まい :その位で驚いていたら、リナ達の相手はと〜て・・・ > しかし、おそらくその事を察しているであろうファレスは、 >「いいから少しは動けよ、お二人さん。夫婦漫才はその後ゆっくり聞いてやるから。あんたらが動かないと、神サマ相手に俺とガブリエフの二人で戦ってる事になるんだけど?」 > あえてその事には触れず、別の問題を示唆した。 > …………そういえば。 > ぎぎぎっ、と首を動かした先ではただ一人、ガウリイがヴォルフィード相手に斬妖剣(ブラスト・ソード)を振り回していた。 まい :・・・(汗) エル様:さすがわガウリイ・・・と呟いております。 > > > > 早い。 > ついていけない。 > そう、ヴォルフィードは瞬時に判断した。思考で、判断したわけではない。自らのよりどころである肉体が、一瞬のうちに判断したのである。 > 身体を半歩、後退させる。鼻先1センチ足らずの場所を、斬妖剣(ブラスト・ソード)の切っ先が薙ぐ。更に一歩後退。間を置かずに仕掛けられたガウリイの攻撃を、素速く生み出した光の障壁で防ぐ。ガウリイが障壁を切り裂くまでのわずかな時間を使って後ろへ大きく跳躍し、左手を突き出して衝撃波を繰り出す! >「なんのっ!!」 > 素速く反応し、空中へ身を躍らせ、難を逃れるガウリイ。 まい :さすがわ・・・神様相手にここまで善戦できるとは・・・ > だが。 > 飛ぶ術(すべ)を持たぬ彼が空中に逃れたのは失敗であった。わずかに生まれたスキを見逃すほど、ヴォルフィードは甘くない。 > 両手に力を集中させ、一気に解き放つ!! >「!! ガウリイさんっ!!」 > アメリアの声が飛ぶ。 > 彼女の隣では、ゼルガディスが必至の形相で防御魔法を唱えてはいるが、間に合わない。 思わず息を飲むガウリイ。 > ――――と。 > 目には見えない衝撃波が、眼前で爆ぜる気配がした。 > ヴォルフィードが、目を瞠った。その視線の先には――――…………。 > 深淵の闇を固めてつくられたかのような漆黒の翼を広げた、若き青年竜がいた。 まい :ヴァル・・・?それとも・・・ あ〜〜〜〜・・・どちらにしても続きが気になりま〜〜〜す!!! 続きをプリ〜〜ジュ・・・ エル様:あなたの作品に飢えているらしいから♪続きを頑張ってね♪ まい :さよ〜〜〜なら〜〜〜・・・ |
20103 | こんなところに寄生中♪(待て) | 白河綜 E-mail | 2002/2/17 12:24:11 |
記事番号20101へのコメント まいさんは No.20101「お久ぶりぃ♪続きだぁ♪」で書きました。 > まい :こんにちは♪お久しぶりですね♪白河さん♪ こんにちは♪ ご無沙汰にしておりましたvv 再び消える可能性大ですが、よろしくお願いします♪ >> フィギアスケート(男子シングル)の選手で、あだ名がジェーニャ。誰だかわかる人は是非是非お友達になりましょう…………(切実) > まい :すみません・・・分かりません・・・(涙)でも・・・お友達にはなってください・・・ もぉ!! まいさん!! 今更何をおっしゃいますか!!(>▽<) 白河的にこうやってお話している方々は、(相手の方がイヤでなければ)基本的に皆お友達なのです!!(待て待て) でも、やはりジェーニャを知っている方はいませんかね。あだ名ではなく、フルネームなら御存知の方もいらっしゃるとは思いますが、(何せソルトレイク五輪の関係で、さんざTV・新聞にでていた……)その話題をしてしまうと、なんだか一坪様のサイトを荒らしてしまうような気が…………。そんなのいやですからね。 っと、言うわけでまいさん!! No problem!なのです!! >>『すごいわよね…………。どちらかがどちらかを混沌へ…………あの御方の元へと帰すのよ』 >>『…………そうなるな…………』 >>『ふふっ。生まれてスグだったから、あの御方の顔は憶えて無いんだけど、気配はハッキリわかるのよ、わたしも。 >> ……………………帰る…………あの方の元へ帰る、かぁ…………。…………それもいいかもね…………』 >> 『彼女』はどこか遠くを見つめるかのように目を細めた。 > まい :エル様の元に帰るのがいいですとぉ?!魔族ですねぇ・・・ > エル様:あんたも帰ってらっしゃい♪ > まい :遠慮しときます。 フィーさんは一応神様ですが、まだ世界に“降りて”いない状態なので、この時点ではデュグゥ君と同じ存在なのです。ふふふv(怪) >> ――――それは、遠い日の会話。 >> 彼女が本音を零した、唯一の日。 >> …………決して還れない、尊い時間。 > まい :時は一瞬なり・・・ですかね。 > エル様:ををを!!まいが難しい言葉を!! をををっ! その言葉はしらなかった!!(だから待て!) …………はっ!? しまった、己の無知をさらしてしまった…………(滝汗) エル様:…………今更…………。 >> 不意に、視界が歪む。何事かと細い指先を頬にやると、色白のそれに何かの液体が触れた。 >> 涙、だった。 >> 我知らず零れた涙を確認し、一拍置いてから猫の様な仕草で拭く。 >> 驚いた様子はない。何故なら、彼女は誰よりもその涙の意味を理解していたからだ。 > まい :涙の意味がわかるとは・・・実は一番分からないのが涙の意味だったりして♪ > エル様:そんなのはあんただけじゃない? 涙にも色々意味がありますからね。 かなしい時に流す涙の意味も、悲しかったり哀しかったり。 人間嬉しいときにも悔しい時にもなけますから、そう考えると奥が深いですよね。 >>「…………わたしは、ただ無償のモノが欲しいだけ…………」 > まい :ヴァルの愛だったり・・・(汗) > エル様:訳わかんない事言うんじゃない!! にょほほ。 あ、そうそう。基本的に白河はガウリナ・ゼルアメ・ヴァルフィリ推進派です。自分ではあまり書きませんが、読むのは大好きです! と、いうわけで、フィーさんとヴァル君がどうのこうのという展開にはなりません(^^; この二人の絆は、あくまで兄妹的、肉親的なものです。 >> 覇王神官(プリースト)グロウの身体の回り浮いていた物と同じ物を、やはり同じように浮かしているのは、ちょっとやそっとではお目にかかれそうも無い美女二人。 >> もはや言うまでもなく、獣王(グレーター・ビースト)ゼラス=メタリオムと海王(ディープシー)ダルフィンである。 > まい :いろんな意味でお目にかかれそうもありませんね・・・ > エル様:リナ達はあってるけど? リナさんたちは例外――――特例なのです!!(意味が違う!!) >> 身体に触れるか触れないか、というところを浮いている鈴達は、彼女らが動く度に、自らの存在を主張した。 >>「…………心地よい音ですわね。さすが、エル様がお作りになった物ですわ」 > まい :え・・・エル様が作ったもの・・・(滝汗) エル様、こんな繊細なデザインができる御方だったのですね………… エル様:をひ…………(怒) > まい :エル様が与えたものの使い道は・・・(汗) >> ふう、と腰に手をあてる。すると、やはりその動きに呼応して、シャララっ、と鈴が音を立てた。 >> 忌々しい。 >> エルが彼女達に直接手渡した、この鈴付きの鎖。見た目に反して、とんでもないシロモノだったりする。 >> 『分離魔法』が発動することによってできる『綻び』――――混沌への『道』。それが大きくなりすぎないよう、押さえる為の道具なのだ。 > まい :ゼラスたちも散々なものを貰いましたね・・・ > エル様:じゃあ、あんたにはこれあげる!! > まい :そ・・・それは混沌・・・!!(汗) エル様:いいのよ、みーんな部下なんだから♪ …………(汗) >> どこからともなく取り出したレースのハンカチで、涙なんか流れていない頬を拭くふりをする。 >> この時、肌に心地よい感触を楽しみつつ、ダルフィンは確信した。 >> この世界の魔族弱体化の原因は、もはや疑う余地もなく、エルなのだと。 > まい :一番の理由ですよね・・・それか、リナとエル様が原因か・・・ エル様:…………(ぎくっ) …………いいのよっ、部下なんだしっ!! 今の「ぎくっ」って………… エル様:お黙り。 >> こうして剣に魔力を込めることで、あの異界の神にもダメージを与えることができるはず。――――剣が、当たればの話だが。 > まい :さ〜て、当たるのでしょうか?(まて) どうでしょう?(更に待て) >> 全く、本当にリナ達といるとロクな事がない。 > まい :たしかに、リナと関わったらろくな事はありませんよね・・・ 運命だと思って、諦めて貰うしかないですね。(待て) 頑張れ・ゼルやん☆ >>「…………!! 一つ忘れてました!!」 >> ハッとしたように勢いよく顔を上げる。 >> ぐっ、と両の拳を握り、 >>「わたしにはまだ、父さん直伝の『愛の平和主義者シリーズ』が…………!!」 > まい :やめろ!!(まい、アメリアへ攻撃) > アメリア:痛いです〜〜・・・ 仕方ないのです。アメリアさんがソレをやると、話が変わってしまう…………(汗) >>「〜〜〜〜っ!! いっっったいぢゃないですかっ! なんて事してくれるんですっ、ゼルガディスさんっ!! だいたい後ろから不意打ちなんて卑怯者のすることですよっ!!」 >>「やかましいっ! お前がくだらない事を叫んで、せっかく唱えていた呪文を無駄にしたのが悪いんだろうがっ!!」 >>「…………はっ!? そーいえばっ!!?」 >>「おーい……。できれば漫才は後回しにしてほしーんだけどな……」 >> 彼らの脇から飛び出たファレスが、ポツリ、と小声で呟いた。 > まい :無駄だと思いますよ・・・ファレスさん・・アメリア達のお仕事は漫才みたいなもの・・・ だ・そーですが、ファレス君。 ファレス:…………見ててムカツクんだよ。俺だって、ナーシャと漫才くらいしたい!! 無茶言わない。ナーシャさんの性格……もといキャラクター的に、漫才なんてNGです。 >> ヴォルフィードが発動させた火炎が、ファレスの“風裂球(エアロ・ボム)”の効果をまともに浴び、その場で勢いよく爆ぜた。 >> 自身が生み出した火炎に為す術もなく巻かれるヴォルフィード。どうやら突然のことで、防御魔法も間に合わなかったらしい。 > まい :ナイスな攻撃ですね♪ 戦闘シーン苦手(涙) でも、今回はすこおおおおおぉし頑張ったつもりなのです!! 。 >>「…………何だよ?」 >>「え……、……いや……」 >>「その…………」 >> ぼそぼそと口の中で小さく呟く二人。 >> 単に、あまりに乱暴で自らも巻き込みかねない攻撃を仕掛けたファレスに驚いているだけなのだが。 > まい :その位で驚いていたら、リナ達の相手はと〜て・・・ ですよねv(待て待て) >> ぎぎぎっ、と首を動かした先ではただ一人、ガウリイがヴォルフィード相手に斬妖剣(ブラスト・ソード)を振り回していた。 > まい :・・・(汗) > エル様:さすがわガウリイ・・・と呟いております。 もはや人外ですねv 彼vv(だから待て) >> 身体を半歩、後退させる。鼻先1センチ足らずの場所を、斬妖剣(ブラスト・ソード)の切っ先が薙ぐ。更に一歩後退。間を置かずに仕掛けられたガウリイの攻撃を、素速く生み出した光の障壁で防ぐ。ガウリイが障壁を切り裂くまでのわずかな時間を使って後ろへ大きく跳躍し、左手を突き出して衝撃波を繰り出す! >>「なんのっ!!」 >> 素速く反応し、空中へ身を躍らせ、難を逃れるガウリイ。 > まい :さすがわ・・・神様相手にここまで善戦できるとは・・・ 本能のみで動いておりますvv(待て待て待て) >> ヴォルフィードが、目を瞠った。その視線の先には――――…………。 >> 深淵の闇を固めてつくられたかのような漆黒の翼を広げた、若き青年竜がいた。 > まい :ヴァル・・・?それとも・・・ ヴァル君ですねv ずっとほっとかれていた彼にもようやく活躍の場が♪(反省しろよ) > あ〜〜〜〜・・・どちらにしても続きが気になりま〜〜〜す!!! > 続きをプリ〜〜ジュ・・・ > エル様:あなたの作品に飢えているらしいから♪続きを頑張ってね♪ > まい :さよ〜〜〜なら〜〜〜・・・ きゃー!!(>▽<) そう言ってもらえると、本当にうれしいのです!! がんばって続きをかくのです〜〜〜〜!! ではではv 白河綜でしたvv |
20136 | Re:こんなところに寄生中♪(待て) | 一坪 E-mail | 2002/2/18 22:12:31 |
記事番号20103へのコメント こんばんは。 受験お疲れさまでした。 しばらくは開放感を楽しみましょう。 > なんだか一坪様のサイトを荒らしてしまうような気が…………。そんなのいやですからね。 別に軽い雑談ぐらいOKですよ。 あと本格的に(笑)話したかったら普通の掲示板に来るって手もあります。 では、またこれからもよろしくお願いしますね。 |
20141 | なんてお優しいお言葉……!(感動) | 白河綜 E-mail | 2002/2/19 00:09:13 |
記事番号20136へのコメント 一坪さんは No.20136「Re:こんなところに寄生中♪(待て)」で書きました。 >こんばんは。 >受験お疲れさまでした。 >しばらくは開放感を楽しみましょう。 こんばんはなのです。 ふふふ。さらば受験地獄。できれば来年は味わいたくないな(汗)とかなんとか思いつつ、性懲りもなく出没中の白河綜なのです! >> なんだか一坪様のサイトを荒らしてしまうような気が…………。そんなのいやですからね。 >別に軽い雑談ぐらいOKですよ。 >あと本格的に(笑)話したかったら普通の掲示板に来るって手もあります。 なるほど……! ワザワザありがとうございます♪ そういえば、お風邪をめされたそうですが、大丈夫ですか? 最近インフルエンザが流行ってますからね。気を付けてくださいね。 >では、またこれからもよろしくお願いしますね。 はい! よろしくお願いいたします♪ 短いのですが、白河綜でした。 |
20125 | きゃあ♪お久しぶりです♪ | らん E-mail URL | 2002/2/18 16:58:28 |
記事番号20083へのコメント 白河綜さんは No.20083「闇の残り香 25」で書きました。 らん:こんにちわ〜〜♪ > フィギアスケート(男子シングル)の選手で、あだ名がジェーニャ。誰だかわかる人は是非是非お友達になりましょう…………(切実) らん:・・・・解りません・・・でも友達になって欲しいです・・・(切実) > それは、遠い日の二人の会話。 >『ねぇ…………。わたし達って、いったい何なのかしらね…………』 >『…………何を唐突に…………』 >『……わたし達、もうすぐ『降りる』のよ。『あの世界』に。 > あなたとも、もうお別れ…………今までわたしを世話してくれた優しいお兄さんとも、敵同士って事になるのよ』 らん:ううう・・フィーさん・・・辛いのですね・・・ > ヴォルフィードは、己に向かい来る三つの人影を認めた。 > 三人とも男。その後ろから少し遅れて、小柄な少女も向かってきている。 >「…………なんで、あなた達なの…………」 > 風にかき消される声音。 > 透明感のある水面の瞳は、相変わらずの無感動さ。 >「…………なんで、わたしじゃないの…………」 らん:親に愛されることを知らない子供みたいなのかなぁ? 誰にも愛された実感がない子供・・・ ・・・・・あああああああああ!!!! 白河綜さんの作品が終わるのは、とても悲しい事ですが!! フィーさんには早く救われて欲しいというなんとも複雑な心境です・・・ > 己の事なのだから己が一番に知っていて当然だと、いわれるかも知れない。だが、理解しているのは、あくまで『残り香』のヴォルフィードであって、既に輪廻の流れに乗ったという、『本体』のヴォルフィードは理解できていなかった。――――いや。理解という言葉を使うまでもないのかもしれない。『本体』のヴォルフィードは知らなかった――――理解すること、自覚することから逃げていたのだから。 らん:今後?本体さんのフィーさんが絡んでくるのでしょうか?(そんな訳あるか) >「…………心地よい音ですわね。さすが、エル様がお作りになった物ですわ」 > 鈴の音に聴き惚れているのとは明らかに違う、憮然とした声音で感想をもらしたのは、緑の黒髪と呼ぶに相応しい艶やかな漆黒の髪を背に流したダルフィン。そのとなりでは、表情一つ変えることなく佇むゼラスが、それでもやや強張った顔で、 >「……本心からそう思えていないのなら、言わない方がいいと私は思う。今のお前の表情では、そう言われても同意しかねる」 らん:白のレースの日傘に白の手袋あたりをつけて・・・ 鈴を鳴らす・・・姿を想像しました・・・ >「…………滅びなければ、運がいいのではないか?」 らん:・・・顔色変えずにいえるとは・・・ エル様:本当に、Sなんかよりは役立つわよね らん:・・・・ >「うううう。また魔族の力が削られるんですのね」 > どこからともなく取り出したレースのハンカチで、涙なんか流れていない頬を拭くふりをする。 > この時、肌に心地よい感触を楽しみつつ、ダルフィンは確信した。 > この世界の魔族弱体化の原因は、もはや疑う余地もなく、エルなのだと。 らん:え〜〜と・・まさしく・・その通りかと・・・ エル様:なんですって(怒) らん:Sさんの弱体化は、エル様のお仕置きが原因ではないかと・・・ エル様:その程度で!!弱るようなら!! また1から鍛え直してやるわよ!! らん:ですから・・・それが原因ですって・・・ > 彼は、誰にも気づかれぬよう、こっそり嘆息した。 > 全く、本当にリナ達といるとロクな事がない。 らん:ぶっ!!本音が・・・ リナ:ゼ〜ル?ど〜〜ゆう意味かしら??? ゼル:う!! ガウリイ:でもよ〜〜確かに、リナといると向こうの方から厄介なことがくるよな〜 アメリア:そうですよね〜〜 リナ:・・・・んふふふふふふふふふ・・・みんなまとめて吹き飛べ〜〜 ドラグ・スレイブ!!!! ちゅどおおおおぉぉぉおおおおぉぉぉおぉぉぉおおおおおおんんん!!!!! ガウリイ・ゼル・アメリア・らん:うどわあああああああああ!!!!! >「…………!! 一つ忘れてました!!」 > ハッとしたように勢いよく顔を上げる。 > ぐっ、と両の拳を握り、 >「わたしにはまだ、父さん直伝の『愛の平和主義者シリーズ』が…………!!」 >「アホかっ!!」 らん:うどわああああ!!!緊張感台無しですよ!!アメリア!! アメリア:どうして!!ですか!!シリーズは最強ですよ!! らん:(まぁ・・・確かにある意味最強かも知れませんが・・・) >「いいから少しは動けよ、お二人さん。夫婦漫才はその後ゆっくり聞いてやるから。あんたらが動かないと、神サマ相手に俺とガブリエフの二人で戦ってる事になるんだけど?」 > あえてその事には触れず、別の問題を示唆した。 > …………そういえば。 > ぎぎぎっ、と首を動かした先ではただ一人、ガウリイがヴォルフィード相手に斬妖剣(ブラスト・ソード)を振り回していた。 らん:人外魔境・・・だ・・ガウリイ・・・あなたは本当に人間ですか? ガウリイ:何がだ? らん:・・・意味解ってませんね・・・ > 早い。 > ついていけない。 > そう、ヴォルフィードは瞬時に判断した。思考で、判断したわけではない。自らのよりどころである肉体が、一瞬のうちに判断したのである。 > 身体を半歩、後退させる。鼻先1センチ足らずの場所を、斬妖剣(ブラスト・ソード)の切っ先が薙ぐ。更に一歩後退。間を置かずに仕掛けられたガウリイの攻撃を、素速く生み出した光の障壁で防ぐ。ガウリイが障壁を切り裂くまでのわずかな時間を使って後ろへ大きく跳躍し、左手を突き出して衝撃波を繰り出す! >「なんのっ!!」 > 素速く反応し、空中へ身を躍らせ、難を逃れるガウリイ。 らん:・・・・本気で人外です・・神相手にここまで・・・ > 目には見えない衝撃波が、眼前で爆ぜる気配がした。 > ヴォルフィードが、目を瞠った。その視線の先には――――…………。 > 深淵の闇を固めてつくられたかのような漆黒の翼を広げた、若き青年竜がいた。 らん:ヴァル登場!!おおおおおお!!次回に期待!!ですね!!これは!! さてさて、それでは〜〜これにて!!って・・・あああああ!! 自由時間が〜〜(涙)ラスト2分・・・あう・・・ ・・・個人的なことになりましたが、それではこれにて・・・・ |
20129 | 死刑執行日が近づきつつ…(滝汗) | 白河綜 E-mail | 2002/2/18 19:28:28 |
記事番号20125へのコメント らんさんは No.20125「きゃあ♪お久しぶりです♪」で書きました。 > らん:こんにちわ〜〜♪ こんにちはv 合格発表がまだのくせに、我慢できずに投稿再会♪な白河綜なのですvv(待て) っと、いうわけで合格発表当日から消える可能性多大に有り(あう)なので、いまのうちにバンバン投稿しよっかな〜なんて思っておりますv >> フィギアスケート(男子シングル)の選手で、あだ名がジェーニャ。誰だかわかる人は是非是非お友達になりましょう…………(切実) > らん:・・・・解りません・・・でも友達になって欲しいです・・・(切実) らんさんはもうお友達なのです!!(キッパリ) ジェーニャは……知ってる方いないだろ〜な〜、とかなんとか思いつつ(苦笑)一応かいてみただけなので♪ 気になさらないでくださいねvv >> それは、遠い日の二人の会話。 >>『ねぇ…………。わたし達って、いったい何なのかしらね…………』 >>『…………何を唐突に…………』 >>『……わたし達、もうすぐ『降りる』のよ。『あの世界』に。 >> あなたとも、もうお別れ…………今までわたしを世話してくれた優しいお兄さんとも、敵同士って事になるのよ』 > らん:ううう・・フィーさん・・・辛いのですね・・・ 辛いのです……(><) 白河も書いててつらい……あんまり中身の薄い人生を送っている(現在進行形)人間が、こんな重いシーンを書くと、自分の作品なのに感情移入してしまって…………(涙) >> ヴォルフィードは、己に向かい来る三つの人影を認めた。 >> 三人とも男。その後ろから少し遅れて、小柄な少女も向かってきている。 >>「…………なんで、あなた達なの…………」 >> 風にかき消される声音。 >> 透明感のある水面の瞳は、相変わらずの無感動さ。 >>「…………なんで、わたしじゃないの…………」 > らん:親に愛されることを知らない子供みたいなのかなぁ? > 誰にも愛された実感がない子供・・・ > ・・・・・あああああああああ!!!! > 白河綜さんの作品が終わるのは、とても悲しい事ですが!! > フィーさんには早く救われて欲しいというなんとも複雑な心境です・・・ (どきっ) あうううううう(苦笑) 前半、大当たりなのです。 えーっと、一応本編はあと二回、その後シリーズみたいなのを後六回考えております。 でも、予定は未定(多大に待て) >> 己の事なのだから己が一番に知っていて当然だと、いわれるかも知れない。だが、理解しているのは、あくまで『残り香』のヴォルフィードであって、既に輪廻の流れに乗ったという、『本体』のヴォルフィードは理解できていなかった。――――いや。理解という言葉を使うまでもないのかもしれない。『本体』のヴォルフィードは知らなかった――――理解すること、自覚することから逃げていたのだから。 > らん:今後?本体さんのフィーさんが絡んでくるのでしょうか?(そんな訳あるか) にゅふふ。 本編では『本体』さんはでてきませんが、その後シリーズにでてくる予定です。あくまで予定(もうそれはいいってば) >>「…………心地よい音ですわね。さすが、エル様がお作りになった物ですわ」 >> 鈴の音に聴き惚れているのとは明らかに違う、憮然とした声音で感想をもらしたのは、緑の黒髪と呼ぶに相応しい艶やかな漆黒の髪を背に流したダルフィン。そのとなりでは、表情一つ変えることなく佇むゼラスが、それでもやや強張った顔で、 >>「……本心からそう思えていないのなら、言わない方がいいと私は思う。今のお前の表情では、そう言われても同意しかねる」 > らん:白のレースの日傘に白の手袋あたりをつけて・・・ > 鈴を鳴らす・・・姿を想像しました・・・ ばっちりです!!(>▽<)←おなじものを想像しながら書いた人。 >>「…………滅びなければ、運がいいのではないか?」 > らん:・・・顔色変えずにいえるとは・・・ >エル様:本当に、Sなんかよりは役立つわよね > らん:・・・・ ふふふ。ゼラス様は諦めがいのです。 そうかんがえると、諦めの悪いエス様は、なんだか人間っぽいですねぇ……。 >>「うううう。また魔族の力が削られるんですのね」 >> どこからともなく取り出したレースのハンカチで、涙なんか流れていない頬を拭くふりをする。 >> この時、肌に心地よい感触を楽しみつつ、ダルフィンは確信した。 >> この世界の魔族弱体化の原因は、もはや疑う余地もなく、エルなのだと。 > らん:え〜〜と・・まさしく・・その通りかと・・・ >エル様:なんですって(怒) > らん:Sさんの弱体化は、エル様のお仕置きが原因ではないかと・・・ >エル様:その程度で!!弱るようなら!! > また1から鍛え直してやるわよ!! > らん:ですから・・・それが原因ですって・・・ エル様、図星を突かれて怒っておりますね(笑) エル様:…………ふ〜ん? 死ヌ準備はできてるのね? え゛っ!? >> 彼は、誰にも気づかれぬよう、こっそり嘆息した。 >> 全く、本当にリナ達といるとロクな事がない。 > らん:ぶっ!!本音が・・・ > リナ:ゼ〜ル?ど〜〜ゆう意味かしら??? > ゼル:う!! >ガウリイ:でもよ〜〜確かに、リナといると向こうの方から厄介なことがくるよな〜 >アメリア:そうですよね〜〜 > リナ:・・・・んふふふふふふふふふ・・・みんなまとめて吹き飛べ〜〜 > ドラグ・スレイブ!!!! > >ちゅどおおおおぉぉぉおおおおぉぉぉおぉぉぉおおおおおおんんん!!!!! > >ガウリイ・ゼル・アメリア・らん:うどわあああああああああ!!!!! ぎゃー!! こんな処にまで余波…………!!(かき消される声) >>「…………!! 一つ忘れてました!!」 >> ハッとしたように勢いよく顔を上げる。 >> ぐっ、と両の拳を握り、 >>「わたしにはまだ、父さん直伝の『愛の平和主義者シリーズ』が…………!!」 >>「アホかっ!!」 > らん:うどわああああ!!!緊張感台無しですよ!!アメリア!! >アメリア:どうして!!ですか!!シリーズは最強ですよ!! > らん:(まぁ・・・確かにある意味最強かも知れませんが・・・) アメリアさんは戦場におけるお花(天然の意)なのですね♪ アメリア:えv(←“お花”の意味がわかっていない) 例えばなんのお花ですか? …………オジギソウ…………とか。 アメリア:…………ヴィスファレンク!! ごきゅ。 >>「いいから少しは動けよ、お二人さん。夫婦漫才はその後ゆっくり聞いてやるから。あんたらが動かないと、神サマ相手に俺とガブリエフの二人で戦ってる事になるんだけど?」 >> あえてその事には触れず、別の問題を示唆した。 >> …………そういえば。 >> ぎぎぎっ、と首を動かした先ではただ一人、ガウリイがヴォルフィード相手に斬妖剣(ブラスト・ソード)を振り回していた。 > らん:人外魔境・・・だ・・ガウリイ・・・あなたは本当に人間ですか? >ガウリイ:何がだ? > らん:・・・意味解ってませんね・・・ ガウリイ君、いままで活躍の場がなかったので、野生の力フル・モードでお送りいたしましたv(だから待て) >> 早い。 >> ついていけない。 >> そう、ヴォルフィードは瞬時に判断した。思考で、判断したわけではない。自らのよりどころである肉体が、一瞬のうちに判断したのである。 >> 身体を半歩、後退させる。鼻先1センチ足らずの場所を、斬妖剣(ブラスト・ソード)の切っ先が薙ぐ。更に一歩後退。間を置かずに仕掛けられたガウリイの攻撃を、素速く生み出した光の障壁で防ぐ。ガウリイが障壁を切り裂くまでのわずかな時間を使って後ろへ大きく跳躍し、左手を突き出して衝撃波を繰り出す! >>「なんのっ!!」 >> 素速く反応し、空中へ身を躍らせ、難を逃れるガウリイ。 > らん:・・・・本気で人外です・・神相手にここまで・・・ フィーさんが防御に徹してるっていう理由もありますけれどね。 肉体のみを拠り所としている彼女は、ちょっとの怪我でも大騒ぎになってしまうので、斬妖剣(ブラスト・ソード)を怖がって、少し逃げ腰目なのです(意味不明) >> 目には見えない衝撃波が、眼前で爆ぜる気配がした。 >> ヴォルフィードが、目を瞠った。その視線の先には――――…………。 >> 深淵の闇を固めてつくられたかのような漆黒の翼を広げた、若き青年竜がいた。 > らん:ヴァル登場!!おおおおおお!!次回に期待!!ですね!!これは!! ふふふのふ。(滝汗←待て) > さてさて、それでは〜〜これにて!!って・・・あああああ!! > 自由時間が〜〜(涙)ラスト2分・・・あう・・・ > ・・・個人的なことになりましたが、それではこれにて・・・・ 個人時間? なんのことかはわかりませんが、貴重なお時間を裂いてのレス、ありがとうなのです!! ではまた! 白河綜でした!! |
20126 | おひさしぶりですぅぅぅう! | むくぅ E-mail URL | 2002/2/18 18:07:04 |
記事番号20083へのコメント どうもお久しぶりです! 最近小説投稿が滞りまくってるむくぅなのです! 小躍りしながら読みました……本気でおひさしです! 嬉しさのあまり文章がつながっておりませんッ! というわけで今回は悪乗り(キャラ乱入)は控えて真面目に感想をッ! 魔族弱体化の原因は意外でもなんでもなくもはやあのお方なんですね……えーと、驚くまでもないですねッ!?(待て) 魅せてくれます海王様。レースのハンカチだろーが何だろーが、何でも懐(?)から取り出してくれることでせうッ! 『愛の平和主義者シリーズ』――ということは、この至って真面目なシィンで、『人畜無害キーックッ!』とか『平和主義者アターックッ!』とか叫ぶんですね!?(叫ぶだけではない) なるほど、みんなが思わず見入る、とゆー、姫様囮大作戦ですか……って、何か殺気が!?(汗) 夫婦漫才→バカップル→超人(オイ) とゆー風にパゥワァ・アップしていくと何気に嬉しいかもしれないのです! ……と、まぁこういうわけで! 本筋にはまぁぁぁったく触れていないような気がしますが、これにてむくぅなのでし…… 「あっ! やっぱりここにいたッ!」 し、しまった見つかったッ?! 評議長すいませんっ! すぐ書き終わりますからってああああああっ! それでは、むくぅなのでしたっ! 逃走ッ! |
20130 | お懐かしいのですぅぅぅう!(待て) | 白河綜 E-mail | 2002/2/18 19:45:08 |
記事番号20126へのコメント むくぅさんは No.20126「おひさしぶりですぅぅぅう!」で書きました。 > どうもお久しぶりです! 最近小説投稿が滞りまくってるむくぅなのです! お久しぶりです! よく考えたら明けましておめでとうございます、な白河綜なのです!(待て) > 小躍りしながら読みました……本気でおひさしです! 嬉しさのあまり文章がつながっておりませんッ! というわけで今回は悪乗り(キャラ乱入)は控えて真面目に感想をッ! ををっ!? つまりそれは、むくぅさん・オンステージというわけなのですねっ!? > 魔族弱体化の原因は意外でもなんでもなくもはやあのお方なんですね……えーと、驚くまでもないですねッ!?(待て) ふふふふ(怪) まぁ、世界の常識なのですね!(待て) っというか、世界を通り越していろんな次元での常識と言いましょうか、なんと言いましょうか…………。 がっこん。(←プレス機の音) エル様:ふふふv 一体何が潰れる音かしら♪ > 魅せてくれます海王様。レースのハンカチだろーが何だろーが、何でも懐(?)から取り出してくれることでせうッ! (復活)そうなのです!! 人参だろーが白菜だろーが釘付き金属バット『クラッシャー君3号』だろうが…………。きっと某魔眼の姫君(こらこら)が甘いものを食べたいとだだをこねても、さっと出してくれるに違いありません!! 以前、某乗馬を嗜む馬(御名を汁婆といふ)が使っているカンペがでてきたことが…………(だから待て) > 『愛の平和主義者シリーズ』――ということは、この至って真面目なシィンで、『人畜無害キーックッ!』とか『平和主義者アターックッ!』とか叫ぶんですね!?(叫ぶだけではない) > なるほど、みんなが思わず見入る、とゆー、姫様囮大作戦ですか……って、何か殺気が!?(汗) > 夫婦漫才→バカップル→超人(オイ) とゆー風にパゥワァ・アップしていくと何気に嬉しいかもしれないのです! それは楽しいかもなのですっ! 姫、囮大作戦。えー、ここで話題にでてきておりますアメリア姫から一言じゃないけど一言。 アメリア:囮!? 囮というとアレですねっ!? 仲間が重傷を負って全滅の危機! ってときに、自分も重傷なのに身体を押して的の前に身を晒し、仲間を助けるというやくどころ!! おいしい!! それこそ正義のヒーローなのです!! …………さいですか。 > ……と、まぁこういうわけで! 本筋にはまぁぁぁったく触れていないような気がしますが、これにてむくぅなのでし…… >「あっ! やっぱりここにいたッ!」 > し、しまった見つかったッ?! 評議長すいませんっ! すぐ書き終わりますからってああああああっ! > それでは、むくぅなのでしたっ! 逃走ッ! きゃあぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! ハーリアさんvv っていうか、今のむくぅさんの悲鳴混じりのお声は…………? …………それでは!! 続きをアップいたしますのでそちらもとろしくなのです! ではでは。 白河綜でした♪ |
20131 | 闇の残り香 26 | 白河綜 E-mail | 2002/2/18 19:50:01 |
記事番号20082へのコメント ふふふふ。 死刑執行日が近づきつつあります……(ぶるぶる)とかなんとかいいつつ、昨日はカラオケなんぞいってきてしまいました(汗) いいのか、自分。 それでは(?)。 コレの次が最終回の予定なため、今回はフィーさんのシーンが多いなぁ…………。 ######################################################### 「…………アレ……ヴァル君だよね…………?」 未だに塞がらない傷の痛みに顔を顰めながら、ウィンは上体を起こした。 何とか額の傷口は塞がったものの、脇腹の大きな傷、それと比較的小さな傷口は未だに塞がる気配はない。身動ぐたびに、血が流れ出す。 と。 不意に、ふらつく彼女の背を、何かが、いや、誰かの腕が支えた。 「大丈夫ですか?」 「……フィリアチャン……」 僅かに目を瞠ったウィンに、にっこりと優しく微笑みかけるフィリア。 「来るのが遅くなってしまって、申し訳有りませんでした。今、傷を塞ぎますから」 そう言うと、直ぐさま回復魔法を唱え出す。 アメリアがウィンに掛けてくれていた魔法の光とは、違う輝き。うっすら青みがかった柔らかい光が、フィリアの両手に集中していく。そしてそれと同じペースで、ウィンの傷も塞がっていった。痛みも、嘘のように引いていく。 ウィンは、照れくさそうに小さく微笑んでから、小声で「アリガト」と呟いた。呪文を唱えているフィリアは、返事ができない代わりに、にっこりと微笑みで返す。 「ウィン、大丈夫なのか?」 心配そうな声は、フィリアの後方から聞こえてきた。神々の眷族であり、空竜王(エアロード)バールウィンに直接仕える空竜(エア・ドラゴン)の青年・エイジュだ。 ウィンは片手をパタパタ振って見せる。 「ン、大丈夫ダヨ。フィリアチャンが回復魔法掛けてくれてルシ。それよりエイジュ君、今までどうしてタノ? それに、ヴァル君…………」 「ああっ! そんなに手を動かすなっ!! まだ傷は塞がりきってないんだぞ!!」 「あ、ウン…………って、ソーじゃなくてっ! ヴァル君一人で大丈夫なノ? アッチ応援に行ってあげた方が…………」 過保護で心配性なお父さんよろしく、エイジュが慌てた声を出したのに対し、ウィンは比較的冷静な声を上げた。 黄金の瞳が見据える先には、かつて『闇を撒く者(ダーク・スター)』としてこの世界を滅ぼしかけた二人。ヴァルを疑うわけではないが、ここで情に流されヴォルフィード側に回るなんぞと言われた日には、それこそ世界が崩壊する。 だが、エイジュは肩を竦めて、 「ヴァルが、我らに言ったのだ。自分一人で大丈夫だと。ならば、信じて下がっているしかあるまい」 「…………」 ウィンは、不安そうにエイジュを見返した。 ガウリイは、何が起こったのかわからない、という顔をしていた。 取りあえず、眼前で爆ぜた衝撃波の余波に、上手く身体を乗せ――――言葉にすれば簡単だが、実際にできる奴はそうはいない――――て、そのまま後方に着地する。 先程まで――――といっても、空中に逃れる前だが――――彼のいた場所には、一人の青年が立っていた。 深淵を固めて創ったかのような錯覚を引き起こしそうになる、漆黒の翼。少しくせのある翡翠色の髪を背に流し、猛禽類を思わせる鋭い瞳を、真っ直ぐ『彼女』に向けた、元『闇を撒く者(ダーク・スター)』デュグラディグドゥ――――その更に前はヴァルガーヴと名乗っていた青年竜・ヴァル。 彼がは一体、どういった手段で、ガウリイの危機を救ったのだろうか。それは、離れて見ていたリナ達は勿論、助けられた当人、動物並みの動体視力を持つガウリイでさえわからなかった。 「ヴォルフィード、いい加減にするんだっ」 八重歯がのぞく口から漏れた声は、聞き心地の良いハスキー・ボイス。 心なしか、咎めるような響きが含まれているようだ。それを感じ取ったのか、彼の視線の先では、声を向けられた相手――――ヴォルフィードの『残り香』が、小さく肩を震わせた。 水面の瞳に、怯えたような影が走る。 そんな彼女に、今度は優しく諭すように、 「わっかっているんだろう? お前がやっていることはただの八つ当たりだ。お前が本当に望んでいることは、わざわざこいつ等を巻き込まなくても、充分叶えられるはずだ」 「…………」 だがヴォルフィードは何も応えない。怯えた表情のまま、かたまってしまっている。ヴァルの言葉は、ちゃんと聞いているようだが――――…………。 「…………っ…………」 「……ヴォルフィード、何故わざわざこんなことをしたんだ?」 「…………っ!!」 いつの間にか、ヴォルフィードの眼前と言っても良いほど近くに、ヴァルは移動してきていた。 耐えきれない、とでもいうように顔を上げたヴォルフィードは、その距離の近さに目を瞠る。 真っ直ぐに重なった視線――――ヴァルが身を屈めているためである。その眼差しの強さに戦いて、無意識のうちに身体を引いた。 ――――こわい。 (こわ……い……、こわい、こわい…………コワイこわい怖いこわい怖いコワイこわいコワイコワイ怖い怖いこわいコワイ…………こわいっ!!) もはや、自分が何に怯えているのかもわからなかった。 ただ、こわかった。何かに対してこれ程『こわい』と感じるのは初めてだった。 (…………いやっ…………) ヴォルフィードの全身に震えが走る。 ――――わたしは何に対し、怯えているのだろう? 何に対し、これほど恐れを抱いているのだろう? いやなものは何? いやなことは何? わたしがもっとも恐れていること。 わたしがもっとも耐え難いこと…………それは…………―――― 「ヴォルフィード?」 「…………って…………」 「え?」 「だってっ! こわいのっ!!」 唐突に。 癇癪を起こした子供のように叫び声を上げ、ヴォルフィードは左右に大きく頭を振った。 「こわいの! こわいのこわいのこわいのこわいのこわいのっ…………!!」 それしか言葉を知らぬ子供のように、ただただ『こわい』と訴える。 線の細い身体は小刻みに震え、じっとりを汗をかいている。水面の瞳から涙が流れることは無かったが、大きな瞳を限界まで見開き、定まらぬ視点で虚空を見つめた。 「こわいのっ! イヤなのっ! 嫌われたくないっ!! これ以上嫌われたくないのっ!!」 ――――そして、胸に秘めた感情が、溢れ出す。 †††††††††††††††††††††††††††††††††††††† こわかった。 何がどうというわけではない。 ただ、純粋にこわかった。 まず恐怖を感じたのは、初めて自分の配下――――神族を創ったとき。 彼らは一人の例外もなく、自分を敬愛してくれた。一人の例外もなく、自分に尽くし、自分との信頼・絆を求めた。 そして、自分も彼らを信頼し、共に魔族達と戦った。この世界に『降りる』前、『兄』のような存在だった『彼』と戦うことは辛かったが、それはそれで仕方がないと思った。『あの御方』は自分達にソレを望むのだから。 だけど…………。 時間が経つに連れ、増えていく部下達。 彼らに戸惑いを憶え始めたのは、一体いつ頃からだろう? 彼らは自分の為に力を尽くす。彼らは自分の為に身を投げ出す。 その見返りとして求められる『感情(もの)』。 ――――どうやって、与えればいい? その、与え方がわからなかった。 …………ダッテ、ワタシハ知ラナイ。 ドウヤッテモラッタカナンテ、憶エテイナイ。 ダッテ、ワタシハアノ御方ニアッタコトモナイモノ………… その時、心の奥深くに眠っていた『本音』が疼いた。 ――――なんで、あの御方はわたしの側にはいなかったのだろう? それからは、その疑問ばかりが頭の中を駆けめぐっていた。 平和な時代(とき)も、戦乱の時代(とき)も…………。 自分があまりにボーっと考え込んでいるせいか、部下達が心配そうに顔を歪めている。言葉を掛けてくる。 でも、それさえもわからず、ひたすら考え込む自分。 …………神や魔王といった、一己の世界を任される存在は、生まれてからある程度の知識・力が身に付くまでは、金色の魔王の元で成長する。共に存在することで、金色の魔王の『望み』・『希望』などを察し、降りた世界でソレを実行するのだ。 だが、勿論それだけではない。 金色の魔王は、創った者達全員に、惜しみない慈愛を注いだ。それは、『母』が『子』に与える類の『愛』だった。 それにより、『子』である神や魔王達は思うようになるのだ。 『この方の期待に応えたい』と。 …………だが。 もう、一体どれぐらい昔なのかは、定かではない。 気が遠くなるほどの時間、全く同じ事を、飽きることなく繰り返してきた中で、ただ一人の例外がでた。 金色の魔王に創られながら、その側にいることがかなわなかった『神』。 …………それが、ヴォルフィードだった。 来る日も来る日も、彼女は考え続ける。 ――――どうしてあの御方はわたしのそばにいてくれなかったのだろう? ――――どうしてわたしだけが捨てられてしまったのだろう? ――――見捨てられて、しまったのだろう…………。 日を追う事に、最初は考えようとしなかったマイナス方面の感情が、彼女の思考を支配するようになっていった。 考えまいとしても、頭の中で渦巻く不安。 ――――だって、わたしだけ…………っ! 彼女だけが、側にいてもらえなかった。 彼女よりもいくらか早くに創られているこの世界の魔王――――デュグラディグドゥは、期間は短かったにしても、あの御方の側にいたことがある。 やはり自分だけが…………そんな感情が、彼女の全てを飲み込んだとき、彼女の中で何かが変化した。 ――――…………見て欲しい…………。 それは、それ以外には意味のない、純粋な想いだった。 ――――そうだ。見てもらえないなら見てもらえるようにすればいい。 ――――だけど、わたしは一度見放された。 ――――本当に見てもらえるの? 無関心にとられたら? ――――……そうだ……。絶対に見てもらえる方法をとればいいのよ…………。 行き着いた先は、実に単純な答えだった。 見て欲しいから、デュグラディグドゥに喰われた。 見て欲しいから、『世界の浄化』などというコトを建前に、力を振るった。 見て欲しかったのに、あの方は姿を現さなかった。 だから、次の段階に移った。 自分の想いを、『残り香』として精神世界面(アストラル・サイド)に残し、覇王(ダイナスト)に見つけさせた。 身体を得て、自分の世界ではない、赤の世界の神族――――空竜(エア・ドラゴン)を殺した。 そして、あの方のお気に入りであるリナ=インバースが姿を現すと、彼女とその仲間に標的を絞った。 ――――お気に入りの者に勝手に手を出されてソレを無視できるほど、あなたは寛大ではないでしょう? …………ねぇ…………、…………かあさま…………。 †††††††††††††††††††††††††††††††††††††† リナは、震える手で口元を覆った。 寒い。冷たい。 身体が芯から冷え込んでくることを、彼女は素速く自覚した。 それは決して吹きすさぶ風のせいではなく―――― ――――精神世界面(アストラル・サイド)から流れ込んできた、ヴォルフィードの過去・思考によってだ。 彼女に共感できるものが、少なからずリナにはある。 だからこそ、ヴォルフィードの悲しみを敏感に感じ取ってしまったのかも知れない。 リナの視線の先では、ついに大きな瞳から涙の粒をこぼしたヴォルフィードが、片手で口元を、片手で胸元をおさえていた。 子供のように、泣きじゃくっている。 そうだ。 彼女がほしがっていたもの。 彼女がリナ達を巻き込み、自身の魂の未来さえも歪めて、手にしたかったもの。 それは――――…………。 「わたしは…………ただ、かあさまの想いがほしかった…………。 無償の愛がほしかっただけなの…………」 |
20133 | 続き♪続き♪ | まい | 2002/2/18 20:40:01 |
記事番号20131へのコメント 白河綜さんは No.20131「闇の残り香 26」で書きました。 > > > まい:こんにちは〜白河さん。続きがでていて嬉いっす!! > ふふふふ。 > 死刑執行日が近づきつつあります……(ぶるぶる)とかなんとかいいつつ、昨日はカラオケなんぞいってきてしまいました(汗) > いいのか、自分。 まい :いいんでしょう♪白河さんが楽しければ♪ > > > > それでは(?)。 > コレの次が最終回の予定なため、今回はフィーさんのシーンが多いなぁ…………。 まい :終っちゃうんですか(泣)?!終っちゃうんですか(泣)?!おわ・・・はぐ・・・!! エル様:五月蝿い!! > >「…………アレ……ヴァル君だよね…………?」 > 未だに塞がらない傷の痛みに顔を顰めながら、ウィンは上体を起こした。 > 何とか額の傷口は塞がったものの、脇腹の大きな傷、それと比較的小さな傷口は未だに塞がる気配はない。身動ぐたびに、血が流れ出す。 まい :いや〜〜!!ウィンちゃん、動かないで〜〜!!(泣) > と。 > 不意に、ふらつく彼女の背を、何かが、いや、誰かの腕が支えた。 >「大丈夫ですか?」 >「……フィリアチャン……」 > 僅かに目を瞠ったウィンに、にっこりと優しく微笑みかけるフィリア。 まい :フィリア・・・いっつもゼロス相手に『生ごみ』連発するときとは大違い♪(まて) >「来るのが遅くなってしまって、申し訳有りませんでした。今、傷を塞ぎますから」 > そう言うと、直ぐさま回復魔法を唱え出す。 > アメリアがウィンに掛けてくれていた魔法の光とは、違う輝き。うっすら青みがかった柔らかい光が、フィリアの両手に集中していく。そしてそれと同じペースで、ウィンの傷も塞がっていった。痛みも、嘘のように引いていく。 > ウィンは、照れくさそうに小さく微笑んでから、小声で「アリガト」と呟いた。呪文を唱えているフィリアは、返事ができない代わりに、にっこりと微笑みで返す。 まい :なんか・・・ウィンちゃんよりもフィリアの方が天竜王に見えたり・・・(汗) エル様:いや、ひどいって。それ。 >「ウィン、大丈夫なのか?」 > 心配そうな声は、フィリアの後方から聞こえてきた。神々の眷族であり、空竜王(エアロード)バールウィンに直接仕える空竜(エア・ドラゴン)の青年・エイジュだ。 > ウィンは片手をパタパタ振って見せる。 >「ン、大丈夫ダヨ。フィリアチャンが回復魔法掛けてくれてルシ。それよりエイジュ君、今までどうしてタノ? それに、ヴァル君…………」 >「ああっ! そんなに手を動かすなっ!! まだ傷は塞がりきってないんだぞ!!」 >「あ、ウン…………って、ソーじゃなくてっ! ヴァル君一人で大丈夫なノ? アッチ応援に行ってあげた方が…………」 > 過保護で心配性なお父さんよろしく、エイジュが慌てた声を出したのに対し、ウィンは比較的冷静な声を上げた。 まい :過保護なお父さんて・・・(汗)エイジュ君よりもウィンちゃんのほうが大人のような・・・ > 黄金の瞳が見据える先には、かつて『闇を撒く者(ダーク・スター)』としてこの世界を滅ぼしかけた二人。ヴァルを疑うわけではないが、ここで情に流されヴォルフィード側に回るなんぞと言われた日には、それこそ世界が崩壊する。 まい :ヴァル=D・・・だったんですか?(テレビ版、見てない奴) ヴァルとキャナルとDが合体してDになったんだとばかり思ってた・・・(汗) > だが、エイジュは肩を竦めて、 >「ヴァルが、我らに言ったのだ。自分一人で大丈夫だと。ならば、信じて下がっているしかあるまい」 >「…………」 > ウィンは、不安そうにエイジュを見返した。 まい :ウィンちゃん、ヴァル君なら大丈夫だよ(はあと)ね、エル様(はあと) エル様:どうかしらね・・・うふふふふふふふふふふふふふふ まい :え・・・(汗) > > > > ガウリイは、何が起こったのかわからない、という顔をしていた。 > 取りあえず、眼前で爆ぜた衝撃波の余波に、上手く身体を乗せ――――言葉にすれば簡単だが、実際にできる奴はそうはいない――――て、そのまま後方に着地する。 まい :さすがガウリイ・・・野生・・・ > 先程まで――――といっても、空中に逃れる前だが――――彼のいた場所には、一人の青年が立っていた。 > 深淵を固めて創ったかのような錯覚を引き起こしそうになる、漆黒の翼。少しくせのある翡翠色の髪を背に流し、猛禽類を思わせる鋭い瞳を、真っ直ぐ『彼女』に向けた、元『闇を撒く者(ダーク・スター)』デュグラディグドゥ――――その更に前はヴァルガーヴと名乗っていた青年竜・ヴァル。 > 彼がは一体、どういった手段で、ガウリイの危機を救ったのだろうか。それは、離れて見ていたリナ達は勿論、助けられた当人、動物並みの動体視力を持つガウリイでさえわからなかった。 まい :まぢでですか?!ってことは・・・ヴァルはガウリイよりも動物に近い・・・? >「ヴォルフィード、いい加減にするんだっ」 > 八重歯がのぞく口から漏れた声は、聞き心地の良いハスキー・ボイス。 > 心なしか、咎めるような響きが含まれているようだ。それを感じ取ったのか、彼の視線の先では、声を向けられた相手――――ヴォルフィードの『残り香』が、小さく肩を震わせた。 > 水面の瞳に、怯えたような影が走る。 まい :いやん(はあと)ヴァル君、女の子をいぢめちゃダメよ(はあと) エル様:うわ・・・きもちわる!! > そんな彼女に、今度は優しく諭すように、 >「わっかっているんだろう? お前がやっていることはただの八つ当たりだ。お前が本当に望んでいることは、わざわざこいつ等を巻き込まなくても、充分叶えられるはずだ」 >「…………」 > だがヴォルフィードは何も応えない。怯えた表情のまま、かたまってしまっている。ヴァルの言葉は、ちゃんと聞いているようだが――――…………。 >「…………っ…………」 >「……ヴォルフィード、何故わざわざこんなことをしたんだ?」 >「…………っ!!」 > いつの間にか、ヴォルフィードの眼前と言っても良いほど近くに、ヴァルは移動してきていた。 > 耐えきれない、とでもいうように顔を上げたヴォルフィードは、その距離の近さに目を瞠る。 > 真っ直ぐに重なった視線――――ヴァルが身を屈めているためである。その眼差しの強さに戦いて、無意識のうちに身体を引いた。 まい :でも・・・ヴァル君の目にみつめられちゃあ、怖がるのも無理はないですよね(はあと) いろんな意味で(はあと)←マテコラ > ――――こわい。 >(こわ……い……、こわい、こわい…………コワイこわい怖いこわい怖いコワイこわいコワイコワイ怖い怖いこわいコワイ…………こわいっ!!) > もはや、自分が何に怯えているのかもわからなかった。 > ただ、こわかった。何かに対してこれ程『こわい』と感じるのは初めてだった。 >(…………いやっ…………) > ヴォルフィードの全身に震えが走る。 > > ――――わたしは何に対し、怯えているのだろう? > 何に対し、これほど恐れを抱いているのだろう? > いやなものは何? > いやなことは何? > わたしがもっとも恐れていること。 > わたしがもっとも耐え難いこと…………それは…………―――― > >「ヴォルフィード?」 >「…………って…………」 >「え?」 >「だってっ! こわいのっ!!」 > 唐突に。 > 癇癪を起こした子供のように叫び声を上げ、ヴォルフィードは左右に大きく頭を振った。 まい :怖いって・・・エル様が・・・? エル様:まい・・・あんたねえ・・・(怒) まい :すみませんすみません!!お許しを!!エル様!! >「こわいの! こわいのこわいのこわいのこわいのこわいのっ…………!!」 > それしか言葉を知らぬ子供のように、ただただ『こわい』と訴える。 > 線の細い身体は小刻みに震え、じっとりを汗をかいている。水面の瞳から涙が流れることは無かったが、大きな瞳を限界まで見開き、定まらぬ視点で虚空を見つめた。 >「こわいのっ! イヤなのっ! > 嫌われたくないっ!! これ以上嫌われたくないのっ!!」 > > ――――そして、胸に秘めた感情が、溢れ出す。 まい :嫌われたくない・・・か・・・分かるなあ・・・その気持ち・・・ エル様:あんたは一生あたしの玩具なんだから嫌う訳ないわよ♪ まい :一生玩具って・・・(涙) > > こわかった。 > 何がどうというわけではない。 > ただ、純粋にこわかった。 > > まず恐怖を感じたのは、初めて自分の配下――――神族を創ったとき。 > 彼らは一人の例外もなく、自分を敬愛してくれた。一人の例外もなく、自分に尽くし、自分との信頼・絆を求めた。 > そして、自分も彼らを信頼し、共に魔族達と戦った。この世界に『降りる』前、『兄』のような存在だった『彼』と戦うことは辛かったが、それはそれで仕方がないと思った。『あの御方』は自分達にソレを望むのだから。 まい :エル様・・・望むのですか・・・?そんなことを・・・ エル様:ん・・・どうだろ・・・ まい :(おおお!!エル様のシリアスヴァージョン!!久しぶりに見た!!) > > だけど…………。 > > 時間が経つに連れ、増えていく部下達。 > 彼らに戸惑いを憶え始めたのは、一体いつ頃からだろう? > 彼らは自分の為に力を尽くす。彼らは自分の為に身を投げ出す。 > その見返りとして求められる『感情(もの)』。 > ――――どうやって、与えればいい? > その、与え方がわからなかった。 > > …………ダッテ、ワタシハ知ラナイ。 > ドウヤッテモラッタカナンテ、憶エテイナイ。 > ダッテ、ワタシハアノ御方ニアッタコトモナイモノ………… > > その時、心の奥深くに眠っていた『本音』が疼いた。 > > ――――なんで、あの御方はわたしの側にはいなかったのだろう? まい :Sいぢめに没頭してたから・・・(笑) > …………神や魔王といった、一己の世界を任される存在は、生まれてからある程度の知識・力が身に付くまでは、金色の魔王の元で成長する。共に存在することで、金色の魔王の『望み』・『希望』などを察し、降りた世界でソレを実行するのだ。 > だが、勿論それだけではない。 > 金色の魔王は、創った者達全員に、惜しみない慈愛を注いだ。それは、『母』が『子』に与える類の『愛』だった。 > それにより、『子』である神や魔王達は思うようになるのだ。 > 『この方の期待に応えたい』と。 > > …………だが。 > > もう、一体どれぐらい昔なのかは、定かではない。 > 気が遠くなるほどの時間、全く同じ事を、飽きることなく繰り返してきた中で、ただ一人の例外がでた。 > > 金色の魔王に創られながら、その側にいることがかなわなかった『神』。 > > …………それが、ヴォルフィードだった。 まい :あああ〜〜〜!!!エル様、い〜けないんだ〜キャナルをほっといたんだ〜 > > > > > 来る日も来る日も、彼女は考え続ける。 > > ――――どうしてあの御方はわたしのそばにいてくれなかったのだろう? > ――――どうしてわたしだけが捨てられてしまったのだろう? > ――――見捨てられて、しまったのだろう…………。 > > 日を追う事に、最初は考えようとしなかったマイナス方面の感情が、彼女の思考を支配するようになっていった。 > 考えまいとしても、頭の中で渦巻く不安。 > > ――――だって、わたしだけ…………っ! > > 彼女だけが、側にいてもらえなかった。 > 彼女よりもいくらか早くに創られているこの世界の魔王――――デュグラディグドゥは、期間は短かったにしても、あの御方の側にいたことがある。 > やはり自分だけが…………そんな感情が、彼女の全てを飲み込んだとき、彼女の中で何かが変化した。 > > ――――…………見て欲しい…………。 > > それは、それ以外には意味のない、純粋な想いだった。 まい :私を見てほしい・・・一種の恋みたいですね・・・ > > ――――そうだ。見てもらえないなら見てもらえるようにすればいい。 > ――――だけど、わたしは一度見放された。 > ――――本当に見てもらえるの? 無関心にとられたら? > > ――――……そうだ……。絶対に見てもらえる方法をとればいいのよ…………。 > > 行き着いた先は、実に単純な答えだった。 > > > 見て欲しいから、デュグラディグドゥに喰われた。 > 見て欲しいから、『世界の浄化』などというコトを建前に、力を振るった。 > 見て欲しかったのに、あの方は姿を現さなかった。 まい :何してたんですか・・・おそらくはSいぢめだとは思いますけど・・・ > だから、次の段階に移った。 > 自分の想いを、『残り香』として精神世界面(アストラル・サイド)に残し、覇王(ダイナスト)に見つけさせた。 > 身体を得て、自分の世界ではない、赤の世界の神族――――空竜(エア・ドラゴン)を殺した。 > そして、あの方のお気に入りであるリナ=インバースが姿を現すと、彼女とその仲間に標的を絞った。 > > > > > > > > ――――お気に入りの者に勝手に手を出されてソレを無視できるほど、あなたは寛大ではないでしょう? > …………ねぇ…………、…………かあさま…………。 まい :キャナル、よく分かってるねえ・・・エル様の性格。 まあ、私もほどよく知ってますけど・・・ > > リナは、震える手で口元を覆った。 > 寒い。冷たい。 > 身体が芯から冷え込んでくることを、彼女は素速く自覚した。 > それは決して吹きすさぶ風のせいではなく―――― > ――――精神世界面(アストラル・サイド)から流れ込んできた、ヴォルフィードの過去・思考によってだ。 > 彼女に共感できるものが、少なからずリナにはある。 まい :リナにそんな事があったなんて・・・まあ、彼女の場合はおそらくルナに対する奴だとは思いますけど・・・ > だからこそ、ヴォルフィードの悲しみを敏感に感じ取ってしまったのかも知れない。 > リナの視線の先では、ついに大きな瞳から涙の粒をこぼしたヴォルフィードが、片手で口元を、片手で胸元をおさえていた。 > 子供のように、泣きじゃくっている。 > > そうだ。 > 彼女がほしがっていたもの。 > 彼女がリナ達を巻き込み、自身の魂の未来さえも歪めて、手にしたかったもの。 > それは――――…………。 > > > >「わたしは…………ただ、かあさまの想いがほしかった…………。 > 無償の愛がほしかっただけなの…………」 > > まい :あ〜あ・・・エル様がかまってあげなかったから・・・こんな結果になった・・・ エル様:あんた・・・言い返せないと知るとバンバン言いやがって・・・(怒) まい :だって・・・今までエル様にいぢめられてたから・・・ エル様:問・答・無・用!!覚悟〜〜〜!!!! まい :のひぃぃぃぃぃ〜〜〜〜!!!で、では白河さん!!私はこれで!! エル様:でやっち!! (まい・・・消滅・・・) |
20135 | エル様は一体何をしていたのでしょう……? | 白河綜 E-mail | 2002/2/18 21:46:38 |
記事番号20133へのコメント まいさんは No.20133「続き♪続き♪」で書きました。 > まい:こんにちは〜白河さん。続きがでていて嬉いっす!! こんばんは、な時間なのでこんばんは。白河綜なのです!(待て) >> 死刑執行日が近づきつつあります……(ぶるぶる)とかなんとかいいつつ、昨日はカラオケなんぞいってきてしまいました(汗) >> いいのか、自分。 > まい :いいんでしょう♪白河さんが楽しければ♪ よっっっっっっっしゃあああああぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!! 皆の衆!! お許しがでたぞ〜〜〜〜!!!!(だから待てってば) >> コレの次が最終回の予定なため、今回はフィーさんのシーンが多いなぁ…………。 > まい :終っちゃうんですか(泣)?!終っちゃうんですか(泣)?!おわ・・・はぐ・・・!! > エル様:五月蝿い!! はい、ひとまず本編は終わり…………ってあああああっ!? まいさんっ!? ちょ……っ、エル様!! なんて事を!!(滝汗) エル様:な〜に? お揃いにしてほしいの? う゛っ!? >> 未だに塞がらない傷の痛みに顔を顰めながら、ウィンは上体を起こした。 >> 何とか額の傷口は塞がったものの、脇腹の大きな傷、それと比較的小さな傷口は未だに塞がる気配はない。身動ぐたびに、血が流れ出す。 > まい :いや〜〜!!ウィンちゃん、動かないで〜〜!!(泣) ウィン:ア、泣かないデ〜〜! ダイジョーブ、見た目ほど非道くないシ。 って、ウィンちゃん。手をぷらぷら動かすのは止した方がいいような…………(汗) ほら、こんな処に血だまり…………(滝汗) >> 不意に、ふらつく彼女の背を、何かが、いや、誰かの腕が支えた。 >>「大丈夫ですか?」 >>「……フィリアチャン……」 >> 僅かに目を瞠ったウィンに、にっこりと優しく微笑みかけるフィリア。 > まい :フィリア・・・いっつもゼロス相手に『生ごみ』連発するときとは大違い♪(まて) フィリア:んっふっふ。だってウィンさんはイコールバールウィン様ですからv >>「来るのが遅くなってしまって、申し訳有りませんでした。今、傷を塞ぎますから」 >> そう言うと、直ぐさま回復魔法を唱え出す。 >> アメリアがウィンに掛けてくれていた魔法の光とは、違う輝き。うっすら青みがかった柔らかい光が、フィリアの両手に集中していく。そしてそれと同じペースで、ウィンの傷も塞がっていった。痛みも、嘘のように引いていく。 >> ウィンは、照れくさそうに小さく微笑んでから、小声で「アリガト」と呟いた。呪文を唱えているフィリアは、返事ができない代わりに、にっこりと微笑みで返す。 > まい :なんか・・・ウィンちゃんよりもフィリアの方が天竜王に見えたり・・・(汗) > エル様:いや、ひどいって。それ。 …………はっ!? ってことはアレですね!? 『ウィン、実は本物のバールウィンの影身、本物は実はフィリアだった!!』説発動中なのですね!?(待て) >> ウィンは片手をパタパタ振って見せる。 >>「ン、大丈夫ダヨ。フィリアチャンが回復魔法掛けてくれてルシ。それよりエイジュ君、今までどうしてタノ? それに、ヴァル君…………」 >>「ああっ! そんなに手を動かすなっ!! まだ傷は塞がりきってないんだぞ!!」 >>「あ、ウン…………って、ソーじゃなくてっ! ヴァル君一人で大丈夫なノ? アッチ応援に行ってあげた方が…………」 >> 過保護で心配性なお父さんよろしく、エイジュが慌てた声を出したのに対し、ウィンは比較的冷静な声を上げた。 > まい :過保護なお父さんて・・・(汗)エイジュ君よりもウィンちゃんのほうが大人のような・・・ ぎくっ!?(汗) >> 黄金の瞳が見据える先には、かつて『闇を撒く者(ダーク・スター)』としてこの世界を滅ぼしかけた二人。ヴァルを疑うわけではないが、ここで情に流されヴォルフィード側に回るなんぞと言われた日には、それこそ世界が崩壊する。 > まい :ヴァル=D・・・だったんですか?(テレビ版、見てない奴) > ヴァルとキャナルとDが合体してDになったんだとばかり思ってた・・・(汗) ヴァル君=Dではないですよ(^^; TRYでは、D=(ヴォルフィード+デュグラディグドゥ)×ヴァルガーヴ、って感じだったので。 うちのヴァル君は、転生前のDとしての記憶も持っていますので、(つまり、世界に降りる前の二人の関係も知っている)過去の感情に引っぱられてしまうのではないかと、ウィンちゃんは心配しているのです。 >>「ヴァルが、我らに言ったのだ。自分一人で大丈夫だと。ならば、信じて下がっているしかあるまい」 >>「…………」 >> ウィンは、不安そうにエイジュを見返した。 > まい :ウィンちゃん、ヴァル君なら大丈夫だよ(はあと)ね、エル様(はあと) > エル様:どうかしらね・・・うふふふふふふふふふふふふふふ > まい :え・・・(汗) だいじょーぶです。 何故って、白河がヴァルフィリ推進派だからなのです!!(意味不明) >> ガウリイは、何が起こったのかわからない、という顔をしていた。 >> 取りあえず、眼前で爆ぜた衝撃波の余波に、上手く身体を乗せ――――言葉にすれば簡単だが、実際にできる奴はそうはいない――――て、そのまま後方に着地する。 > まい :さすがガウリイ・・・野生・・・ ガウリイ君はこうでないとv >> 深淵を固めて創ったかのような錯覚を引き起こしそうになる、漆黒の翼。少しくせのある翡翠色の髪を背に流し、猛禽類を思わせる鋭い瞳を、真っ直ぐ『彼女』に向けた、元『闇を撒く者(ダーク・スター)』デュグラディグドゥ――――その更に前はヴァルガーヴと名乗っていた青年竜・ヴァル。 >> 彼は一体、どういった手段で、ガウリイの危機を救ったのだろうか。それは、離れて見ていたリナ達は勿論、助けられた当人、動物並みの動体視力を持つガウリイでさえわからなかった。 > まい :まぢでですか?!ってことは・・・ヴァルはガウリイよりも動物に近い・・・? 本体はドラゴン……しかも強力な力を持つエンシェント・ドラゴンですからね。 ガウリイ風に言えば、『でっかいトカゲの人』なので♪(待て) >>「ヴォルフィード、いい加減にするんだっ」 >> 八重歯がのぞく口から漏れた声は、聞き心地の良いハスキー・ボイス。 >> 心なしか、咎めるような響きが含まれているようだ。それを感じ取ったのか、彼の視線の先では、声を向けられた相手――――ヴォルフィードの『残り香』が、小さく肩を震わせた。 >> 水面の瞳に、怯えたような影が走る。 > まい :いやん(はあと)ヴァル君、女の子をいぢめちゃダメよ(はあと) > エル様:うわ・・・きもちわる!! ヴァル:いっ…………虐めてはいないっ!!(滝汗) >>「…………っ!!」 >> いつの間にか、ヴォルフィードの眼前と言っても良いほど近くに、ヴァルは移動してきていた。 >> 耐えきれない、とでもいうように顔を上げたヴォルフィードは、その距離の近さに目を瞠る。 >> 真っ直ぐに重なった視線――――ヴァルが身を屈めているためである。その眼差しの強さに戦いて、無意識のうちに身体を引いた。 > まい :でも・・・ヴァル君の目にみつめられちゃあ、怖がるのも無理はないですよね(はあと) > いろんな意味で(はあと)←マテコラ ヴァル:どういう意味だ!? あーはいはい。わからないならそれでいいから。 >>「ヴォルフィード?」 >>「…………って…………」 >>「え?」 >>「だってっ! こわいのっ!!」 >> 唐突に。 >> 癇癪を起こした子供のように叫び声を上げ、ヴォルフィードは左右に大きく頭を振った。 > まい :怖いって・・・エル様が・・・? > エル様:まい・・・あんたねえ・・・(怒) > まい :すみませんすみません!!お許しを!!エル様!! 確かにエル様はこわい……って、あああああああああああああああっ!!? エル様!! ごめんなさい! 謝りますからどうかその木槌を引っ込めてげふぅっ!? >>「こわいの! こわいのこわいのこわいのこわいのこわいのっ…………!!」 >> それしか言葉を知らぬ子供のように、ただただ『こわい』と訴える。 >> 線の細い身体は小刻みに震え、じっとりを汗をかいている。水面の瞳から涙が流れることは無かったが、大きな瞳を限界まで見開き、定まらぬ視点で虚空を見つめた。 >>「こわいのっ! イヤなのっ! >> 嫌われたくないっ!! これ以上嫌われたくないのっ!!」 > まい :嫌われたくない・・・か・・・分かるなあ・・・その気持ち・・・ > エル様:あんたは一生あたしの玩具なんだから嫌う訳ないわよ♪ > まい :一生玩具って・・・(涙) それも愛!!(激しく待て) >> まず恐怖を感じたのは、初めて自分の配下――――神族を創ったとき。 >> 彼らは一人の例外もなく、自分を敬愛してくれた。一人の例外もなく、自分に尽くし、自分との信頼・絆を求めた。 >> そして、自分も彼らを信頼し、共に魔族達と戦った。この世界に『降りる』前、『兄』のような存在だった『彼』と戦うことは辛かったが、それはそれで仕方がないと思った。『あの御方』は自分達にソレを望むのだから。 > まい :エル様・・・望むのですか・・・?そんなことを・・・ > エル様:ん・・・どうだろ・・・ > まい :(おおお!!エル様のシリアスヴァージョン!!久しぶりに見た!!) うお!? シリアスヴァージョン!? それは珍しい!! いまのうちにカメラに………。 エル様:待てこら。 >> ――――なんで、あの御方はわたしの側にはいなかったのだろう? > まい :Sいぢめに没頭してたから・・・(笑) それも有りますね(^^; 一応そのワケも考えてありますので、また後ほど書きたいとおもってます。 >> 金色の魔王に創られながら、その側にいることがかなわなかった『神』。 >> …………それが、ヴォルフィードだった。 > まい :あああ〜〜〜!!!エル様、い〜けないんだ〜キャナルをほっといたんだ〜 エル様:(ぎっくぅっ!?)やっ……やむを得ぬ事情があったのよ!!(汗) なんですか、今の「ぎっくぅ!?」って………… エル様:ツッコミは禁止よ!!(滝汗) >> ――――…………見て欲しい…………。 >> それは、それ以外には意味のない、純粋な想いだった。 > まい :私を見てほしい・・・一種の恋みたいですね・・・ どっちかというと、母親を独占したい子供みたいな感情なのです。子供の独占欲って、すごいものがあるじゃないですか。この前どこかの駐車場で玩具の取り合いをしていた(多分)兄弟をみて、「すごいな……(汗)」と思いました。 >> 見て欲しいから、デュグラディグドゥに喰われた。 >> 見て欲しいから、『世界の浄化』などというコトを建前に、力を振るった。 >> 見て欲しかったのに、あの方は姿を現さなかった。 > まい :何してたんですか・・・おそらくはSいぢめだとは思いますけど・・・ エル様:(滝汗)……だからっ! 止むに止まれぬ事情が…………(滝汗) >> ――――お気に入りの者に勝手に手を出されてソレを無視できるほど、あなたは寛大ではないでしょう? >> …………ねぇ…………、…………かあさま…………。 > まい :キャナル、よく分かってるねえ・・・エル様の性格。 > まあ、私もほどよく知ってますけど・・・ すごいのです!!(尊敬) 白河、小説中に何度もエル様にご出演いただいているにもかかわらず、未だにわからないことだらけなのです!!(汗) >> 彼女に共感できるものが、少なからずリナにはある。 > まい :リナにそんな事があったなんて・・・まあ、彼女の場合はおそらくルナに対する奴だとは思いますけど・・・ ビンゴなのです♪ リナちゃんの場合は、お姉さんがあのルナさんですから、色々と仕方のないことはあるとおもうのですが…………。 >>「わたしは…………ただ、かあさまの想いがほしかった…………。 >> 無償の愛がほしかっただけなの…………」 > まい :あ〜あ・・・エル様がかまってあげなかったから・・・こんな結果になった・・・ > エル様:あんた・・・言い返せないと知るとバンバン言いやがって・・・(怒) > まい :だって・・・今までエル様にいぢめられてたから・・・ > エル様:問・答・無・用!!覚悟〜〜〜!!!! > まい :のひぃぃぃぃぃ〜〜〜〜!!!で、では白河さん!!私はこれで!! > エル様:でやっち!! > > (まい・・・消滅・・・) ああっ、また!? エル様! だめですよ、言い返せない=自分が悪いって認めているのに、まいさんにやつあたりしちゃ!! では。 まいさん、お願いだから復活してぷりーず…………。 白河綜でした♪ |
20138 | フィーさぁぁぁぁぁん(ToT) | 孝子 | 2002/2/18 22:47:08 |
記事番号20131へのコメント こんにちは。白河さん。 ふふふふふ・・・・・・・・・・(涙) 題名だけ書いて投稿してしまいそうになったおおばかものです(涙) この投稿ボタンおしても、確認ができる、このシステムに感謝です〜〜〜vv ありがとう、一坪さん! という感じの今日この頃です。 >「ウィン、大丈夫なのか?」 > 心配そうな声は、フィリアの後方から聞こえてきた。神々の眷族であり、空竜王(エアロード)バールウィンに直接仕える空竜(エア・ドラゴン)の青年・エイジュだ。 > ウィンは片手をパタパタ振って見せる。 >「ン、大丈夫ダヨ。フィリアチャンが回復魔法掛けてくれてルシ。それよりエイジュ君、今までどうしてタノ? それに、ヴァル君…………」 >「ああっ! そんなに手を動かすなっ!! まだ傷は塞がりきってないんだぞ!!」 >「あ、ウン…………って、ソーじゃなくてっ! ヴァル君一人で大丈夫なノ? アッチ応援に行ってあげた方が…………」 みゅvvウィンさん好きです〜〜〜vv いや〜、なんかほわんと、する感じでいいですねvv >「ヴォルフィード、いい加減にするんだっ」 > 八重歯がのぞく口から漏れた声は、聞き心地の良いハスキー・ボイス。 ふふふvv高木渉さんの声ですねvv 決して、「名探偵コナン」のゲンタくんの声とかって思ってはいけませんよね。 > 金色の魔王は、創った者達全員に、惜しみない慈愛を注いだ。それは、『母』が『子』に与える類の『愛』だった。 > それにより、『子』である神や魔王達は思うようになるのだ。 > 『この方の期待に応えたい』と。 をおおおおお!!エル様、母です!! まるで全ての存在の母のようです!! エル:あたしは全ての存在の母よ。 いえ、いつもの行動を見てるととても・・・・・・・・あ・・・・いえ、なんでもないです・・・・・。 エル:あら、遠慮しないで言ってもいいのよ♪ ああああああああ!!ごめんなさいぃぃぃぃぃぃぃぃ!! 謝りますので、その鎌しまってくださいぃぃぃぃ!! > 気が遠くなるほどの時間、全く同じ事を、飽きることなく繰り返してきた中で、ただ一人の例外がでた。 > > 金色の魔王に創られながら、その側にいることがかなわなかった『神』。 > > …………それが、ヴォルフィードだった。 フィーさんは母の愛情を知らなかったのですね。 ううう、切ないです(涙) >「わたしは…………ただ、かあさまの想いがほしかった…………。 > 無償の愛がほしかっただけなの…………」 をううううううううん(←泣いてる) フィーさん、フィーさん。 それなら、ひねくれてもしょうがないですよね・・・・・・・。 エル様!!いかんのですよ!! すべて平等に育てなければ!! エル:ほぅ、あたしに説教する気なのかしら? え?いえ、決してそういうつもりでは・・・・・・・・・・。 なにやら、身の危険を感じるので、本日はこれにてっ!! だぁぁぁぁぁぁぁしゅっ!!!! |
20143 | 子供の自己を形成するのは親ですからね。 | 白河綜 E-mail | 2002/2/19 00:43:32 |
記事番号20138へのコメント 孝子さんは No.20138「フィーさぁぁぁぁぁん(ToT)」で書きました。 >こんにちは。白河さん。 >ふふふふふ・・・・・・・・・・(涙) >題名だけ書いて投稿してしまいそうになったおおばかものです(涙) >この投稿ボタンおしても、確認ができる、このシステムに感謝です〜〜〜vv >ありがとう、一坪さん! >という感じの今日この頃です。 こんにちは♪ 受験のせいで夜更かしもへっちゃらな人間になってしまった白河綜なのです♪ ふふふふ、白河もやりそうになったことありますよ(汗)。続きを投稿しようと思ったのに、タイトルの数字だけ変えて「投稿する」ボタンをクリックしてしまったことが…………(滝汗) 本当に、一坪さんはすごいのです。ここのHPに来るたびに思います(尊敬)。 大学が決まったら自分でもHPを創りたいなぁ……なんて思っている白河。是非是非一坪さんや、他にもHP経営をなさってる方々から、教えを請いたいと思っている今日この頃…………。 >>「ウィン、大丈夫なのか?」 >> 心配そうな声は、フィリアの後方から聞こえてきた。神々の眷族であり、空竜王(エアロード)バールウィンに直接仕える空竜(エア・ドラゴン)の青年・エイジュだ。 >> ウィンは片手をパタパタ振って見せる。 >>「ン、大丈夫ダヨ。フィリアチャンが回復魔法掛けてくれてルシ。それよりエイジュ君、今までどうしてタノ? それに、ヴァル君…………」 >>「ああっ! そんなに手を動かすなっ!! まだ傷は塞がりきってないんだぞ!!」 >>「あ、ウン…………って、ソーじゃなくてっ! ヴァル君一人で大丈夫なノ? アッチ応援に行ってあげた方が…………」 >みゅvvウィンさん好きです〜〜〜vv >いや〜、なんかほわんと、する感じでいいですねvv うにゅvv オリキャラを気に入ってもらえるなんて嬉しいのです〜〜〜〜vv ウィンちゃんは、「ほんのり天然+実は腹グロ」をモットーに書いておりますので、「ほわん」という感じがつたわっているなら最高なのです〜〜〜〜!!(>▽<) >>「ヴォルフィード、いい加減にするんだっ」 >> 八重歯がのぞく口から漏れた声は、聞き心地の良いハスキー・ボイス。 >ふふふvv高木渉さんの声ですねvv >決して、「名探偵コナン」のゲンタくんの声とかって思ってはいけませんよね。 そのとーりですっ!!(力入りすぎ) 「名探偵コ○ン」の高木刑事や、「ガ○ダムX」のガロード(←知ってはいたけど見たこと無し)だっていうならともかく、ゲンタくんや「魔法陣グ○グル」のゲイルや、よりにもよって「はりもぐハ○リー」に出てくる極悪パンダ兄弟の兄貴黒パンダなんて思い浮かべてはいけません!!(そこまで言ってないってば) >> 金色の魔王は、創った者達全員に、惜しみない慈愛を注いだ。それは、『母』が『子』に与える類の『愛』だった。 >> それにより、『子』である神や魔王達は思うようになるのだ。 >> 『この方の期待に応えたい』と。 >をおおおおお!!エル様、母です!! >まるで全ての存在の母のようです!! >エル:あたしは全ての存在の母よ。 >いえ、いつもの行動を見てるととても・・・・・・・・あ・・・・いえ、なんでもないです・・・・・。 >エル:あら、遠慮しないで言ってもいいのよ♪ >ああああああああ!!ごめんなさいぃぃぃぃぃぃぃぃ!! >謝りますので、その鎌しまってくださいぃぃぃぃ!! 全ての存在の母ヴァージョン・エル様なのです! はっきりいって、偽物もいいところです!! エル様:…………ふ〜ん? …………!!(汗) あの…………エル様? その1リットルのペットボトルは一体…………?(汗) エル様:んふふv エイっ♪ おぶっ! べこ。(注・ペットボトル(中身入り)が凹んだ音だと思われる) >> 気が遠くなるほどの時間、全く同じ事を、飽きることなく繰り返してきた中で、ただ一人の例外がでた。 >> >> 金色の魔王に創られながら、その側にいることがかなわなかった『神』。 >> >> …………それが、ヴォルフィードだった。 >フィーさんは母の愛情を知らなかったのですね。 >ううう、切ないです(涙) 成長すれば、親のいないコトは深い傷となってしまいますよね。 でも、このフィーさんはその前の段階。「親」というものが世界の全てであったときの事なのです。親の愛情に包まれて、そのヒトの人格が形成される一番初め、一番大事な段階で、フィーさんは親無し・愛情無しで育ってしまったのです。 >>「わたしは…………ただ、かあさまの想いがほしかった…………。 >> 無償の愛がほしかっただけなの…………」 >をううううううううん(←泣いてる) >フィーさん、フィーさん。 >それなら、ひねくれてもしょうがないですよね・・・・・・・。 >エル様!!いかんのですよ!! >すべて平等に育てなければ!! フィーさんのひねくれ方は度がすぎるかもしれませんが(汗) まぁ、「親」がエル様ですからねぇ……………………っは!? 殺気が………… >エル:ほぅ、あたしに説教する気なのかしら? >え?いえ、決してそういうつもりでは・・・・・・・・・・。 >なにやら、身の危険を感じるので、本日はこれにてっ!! >だぁぁぁぁぁぁぁしゅっ!!!! ああっ! 気を付けてお帰り下さいなのです!! なにやら白河のほうにも正体不明の殺気が近づきつつ…………(滝汗) では! 不幸が降りかかってこないウチに退散いたします!! 白河綜でしたぁぁぁぁぁ!! |
20147 | あのお方の無償の愛… | むくぅ E-mail URL | 2002/2/19 18:37:43 |
記事番号20131へのコメント フィーさん、L様の無償の愛がほしいなんて……なんて命知らずな……(盛大に何かが砕け散った音)がふッ?! い、いきなり何をするのです評議長ッ! ――ということでむくぅなのですッ! 「無理矢理挨拶にしたね? まあいいけど。というわけでハーリア=フェリアです。ちなみに今の一撃は某混沌の魔王の代理なんで。 ――何か前回はコレ(むくぅの首根っこを捕まえる)を成敗しただけで終わっちゃったけど――今回はちゃんと挨拶を」 うっひぃッ!? ハーリアさん何振りかぶってるんですか目の前にオリハルコン製の剱山があるんですけど(ぷちぃっ) 「やっぱりオリハルコンは偉大だね」 「……いや、何かもう、キャラ壊れについてはもはやツッコミ切れないような気がするケド――ア、どうも、お久しぶりです&明けましておめでとうございマス。グロゥデス」 しくしくしくしく……ともあれ、今回の感想? を書かせていただきますのです…… 今回はとにかくフィーさぁぁぁぁんッ! ってことなのですねッ!? L様の無償の愛……というと何気に怖いような気もしないでもないですが……(激しく待て) 何故フィーさんだけがL様のそばにいられなかったのか……次回それが語られるって言うか次回最終回?! そんなぁ聞いてないですよ!?(汗) 魔眼の姫(だから待て)でも予測できないですよ!? フィーさん、ヴァルさんに見つめられて(睨まれて?)ひたすら怖がってましたけど、私もTRY見てたとき怖がってました(汗) 目つき悪いから(酷) ……そういえば、どうしても解らないことがあるのですッ! ロストを読み返してて思ったことなのですが――キャナルはヴォルフィードじゃない? あれ? と思ったんです! 教えてくださいッ!(こんなところで質問するな) それでは、意味不明の質問残しつつむくぅなのでしたッ!(待て) 逃走……うはッ!?(転倒) 足かけないで下さいッ! お二人ともッ! 「このまま生かすと(字が違う)思ってかい?」 「柄じゃあないケド世のため人のため! この世から消し去ってあげるから感謝シロッ!」 んひぃぃぃいぃッ!? それでは今度こそむくぅなのでしたッ! 逃走ぉッ!(汗) |
20151 | 設定に無理がありすぎ。(なら止めろ) | 白河綜 E-mail | 2002/2/19 20:34:53 |
記事番号20147へのコメント むくぅさんは No.20147「あのお方の無償の愛…」で書きました。 > フィーさん、L様の無償の愛がほしいなんて……なんて命知らずな……(盛大に何かが砕け散った音)がふッ?! い、いきなり何をするのです評議長ッ! ――ということでむくぅなのですッ! ああ、やっぱりそう思います!? 白河も書いてて、「これは無理ありすぎじゃのう(←何故か爺調)」とかなんとか画面に向かって呟いてたり……(腹の奥底で銅鑼がひびいてる?みたいな音←待て)のぉおおぉぉぉぉっ!? ぐ、グロウ君!? なっ、何はともあれ白河綜なのです!! グロウ:どうでもよくないから言うけどさ。↑の。パクリもいいところなんだけど…………。 残念ながら、耳栓装着済みなので却下いたします。 >「無理矢理挨拶にしたね? まあいいけど。というわけでハーリア=フェリアです。ちなみに今の一撃は某混沌の魔王の代理なんで。 > ――何か前回はコレ(むくぅの首根っこを捕まえる)を成敗しただけで終わっちゃったけど――今回はちゃんと挨拶を」 にゅふv ハーリアさんvv っていうか、…………むくぅさん…………?(滝汗) > うっひぃッ!? ハーリアさん何振りかぶってるんですか目の前にオリハルコン製の剱山があるんですけど(ぷちぃっ) >「やっぱりオリハルコンは偉大だね」 おっ、オリハルコン…………(汗) しかも「ぷちぃっ」って…………(滝汗) >「……いや、何かもう、キャラ壊れについてはもはやツッコミ切れないような気がするケド――ア、どうも、お久しぶりです&明けましておめでとうございマス。グロゥデス」 おめでとうございます、なのです♪ そっちのグロゥ君も御元気そうでなによりですv(待て) グロウ:そっちの僕、お久しぶり。あんまりむくぅさんに辛く当たっちゃ駄目だよ。それよりもこっち(白河の耳を指でつまんで持ち上げる)の殺しても死なない物体を、一緒にいぢめない? さっ、誘わないでください〜!(汗) あっちのグロゥ君は、君と違ってサド趣味は無いはずなんですから〜!! > しくしくしくしく……ともあれ、今回の感想? を書かせていただきますのです…… > 今回はとにかくフィーさぁぁぁぁんッ! ってことなのですねッ!? > L様の無償の愛……というと何気に怖いような気もしないでもないですが……(激しく待て) 突っ込んじゃだめです!!(待て) > 何故フィーさんだけがL様のそばにいられなかったのか……次回それが語られるって言うか次回最終回?! そんなぁ聞いてないですよ!?(汗) 魔眼の姫(だから待て)でも予測できないですよ!? えっ!? えっ!!?(困) あ、でも最終回の後に、その後シリーズ(待て)みたいなものを6話ほど予定しておりますので! 多分、魔眼の姫(いい加減待て)が予測できなかったのはそのせいかと!! > フィーさん、ヴァルさんに見つめられて(睨まれて?)ひたすら怖がってましたけど、私もTRY見てたとき怖がってました(汗) 目つき悪いから(酷) 白河は「うわ…………へそ出しルック…………(汗)」とかなんとか言ってた気がします! だって! あの厚着の代表選手みたいなガーヴ様の部下なのに! なんでこんなに露出度が高いんだ〜〜〜〜!!(関係なし) > ……そういえば、どうしても解らないことがあるのですッ! ロストを読み返してて思ったことなのですが――キャナルはヴォルフィードじゃない? あれ? と思ったんです! 教えてくださいッ!(こんなところで質問するな) ごめんなさい!! ロストのほうはよくわからんのです!!(汗) > それでは、意味不明の質問残しつつむくぅなのでしたッ!(待て) 逃走……うはッ!?(転倒) 足かけないで下さいッ! お二人ともッ! >「このまま生かすと(字が違う)思ってかい?」 >「柄じゃあないケド世のため人のため! この世から消し去ってあげるから感謝シロッ!」 > んひぃぃぃいぃッ!? > それでは今度こそむくぅなのでしたッ! 逃走ぉッ!(汗) ええええっ!? ちょっと待って下さいよ!! ハーリアさん! グロゥ君!! ネットの為白河の為に、むくぅさんに危害を加えるのは止めて下さい!! グロウ:じゃあ、あなたが代わりに昇天しよっか。それこそ世のため人のため。 …………(汗) そっ、それではぁ!! なんだか自分の身も心配になってきたのでこの辺で! 白河綜なのでしたぁ!! |
20172 | 26vv | らん E-mail URL | 2002/2/20 17:59:08 |
記事番号20131へのコメント 白河綜さんは No.20131「闇の残り香 26」で書きました。 らん:こんにちはなのです♪白河綜さん♪ > ふふふふ。 > 死刑執行日が近づきつつあります……(ぶるぶる)とかなんとかいいつつ、昨日はカラオケなんぞいってきてしまいました(汗) > いいのか、自分。 らん:いいのです!私も受験が終わったあといっぱい遊んでましたvv 結果が出るまでvvそしてお疲れ様なのです。 > ウィンは、照れくさそうに小さく微笑んでから、小声で「アリガト」と呟いた。呪文を唱えているフィリアは、返事ができない代わりに、にっこりと微笑みで返す。 >「ウィン、大丈夫なのか?」 > 心配そうな声は、フィリアの後方から聞こえてきた。神々の眷族であり、空竜王(エアロード)バールウィンに直接仕える空竜(エア・ドラゴン)の青年・エイジュだ。 > ウィンは片手をパタパタ振って見せる。 >「ン、大丈夫ダヨ。フィリアチャンが回復魔法掛けてくれてルシ。それよりエイジュ君、今までどうしてタノ? それに、ヴァル君…………」 >「ああっ! そんなに手を動かすなっ!! まだ傷は塞がりきってないんだぞ!!」 らん:ああああ!!大丈夫な姿を見せてみんなを安心させるのはいいのですが 無理して・・・動かないでください〜〜 ウィンさんにもしものことがあったらいやですぅううぅぅぅううう!! エル様:うるさい (ばこん) らん:ううう・・痛いです・・・ >「だってっ! こわいのっ!!」 > 唐突に。 > 癇癪を起こした子供のように叫び声を上げ、ヴォルフィードは左右に大きく頭を振った。 >「こわいの! こわいのこわいのこわいのこわいのこわいのっ…………!!」 > それしか言葉を知らぬ子供のように、ただただ『こわい』と訴える。 > 線の細い身体は小刻みに震え、じっとりを汗をかいている。水面の瞳から涙が流れることは無かったが、大きな瞳を限界まで見開き、定まらぬ視点で虚空を見つめた。 >「こわいのっ! イヤなのっ! > 嫌われたくないっ!! これ以上嫌われたくないのっ!!」 > > ――――そして、胸に秘めた感情が、溢れ出す。 らん:・・・追い詰められているのです・・・フィーさん・・・ > ――――なんで、あの御方はわたしの側にはいなかったのだろう? > …………神や魔王といった、一己の世界を任される存在は、生まれてからある程度の知識・力が身に付くまでは、金色の魔王の元で成長する。共に存在することで、金色の魔王の『望み』・『希望』などを察し、降りた世界でソレを実行するのだ。 > だが、勿論それだけではない。 > 金色の魔王は、創った者達全員に、惜しみない慈愛を注いだ。それは、『母』が『子』に与える類の『愛』だった。 > それにより、『子』である神や魔王達は思うようになるのだ。 > 『この方の期待に応えたい』と。 > > …………だが。 > > もう、一体どれぐらい昔なのかは、定かではない。 > 気が遠くなるほどの時間、全く同じ事を、飽きることなく繰り返してきた中で、ただ一人の例外がでた。 > > 金色の魔王に創られながら、その側にいることがかなわなかった『神』。 > > …………それが、ヴォルフィードだった。 らん:エル様・・・どうして・・・ほっといたのですか? エル様:うぐ・・・それは・・・ らん:エル様がやっぱり原因なのですね・・・ エル様:・・・・五月蝿いわよ!! ばき!! らん:痛いです〜〜〜!!! 止血剤・・止血剤はどこだろう・・・ > そして、あの方のお気に入りであるリナ=インバースが姿を現すと、彼女とその仲間に標的を絞った。 > > > > > > > > ――――お気に入りの者に勝手に手を出されてソレを無視できるほど、あなたは寛大ではないでしょう? > …………ねぇ…………、…………かあさま…………。 らん:エル様ですからね・・ほっとくわけないですよね・・・ よくご存知・・ エル様:ら〜〜〜ん〜〜〜続きいえるかしら? らん:う・・・・ お願いですから・・・鎌を閉まってください・・・ > リナは、震える手で口元を覆った。 > 寒い。冷たい。 > 身体が芯から冷え込んでくることを、彼女は素速く自覚した。 > それは決して吹きすさぶ風のせいではなく―――― > ――――精神世界面(アストラル・サイド)から流れ込んできた、ヴォルフィードの過去・思考によってだ。 > 彼女に共感できるものが、少なからずリナにはある。 > だからこそ、ヴォルフィードの悲しみを敏感に感じ取ってしまったのかも知れない。 らん:姉がらみでしょうね。きっと >「わたしは…………ただ、かあさまの想いがほしかった…………。 > 無償の愛がほしかっただけなの…………」 らん:なんて!む・・・ エル様:ら〜〜〜ん・・・そんなに滅びたいのね? らん:そ・そんなことないです・・・はい・・・ さてさて。それでは駄文のレスなのですvv 受け取ってやってくださいな♪(こら待て) それでは〜〜これにて〜〜失礼いたします♪ ・・・が、やがて爆発音が鳴り響く・・・・ |
20173 | フィーちゃん増殖中♪(←やばいでしょ、それは) | 白河綜 E-mail | 2002/2/20 21:00:41 |
記事番号20172へのコメント らんさんは No.20172「26vv」で書きました。 > らん:こんにちはなのです♪白河綜さん♪ にょほほ。こんにちは♪ 白河綜なのですv ご来店ありがとうございますvv(激しく待て) >> ふふふふ。 >> 死刑執行日が近づきつつあります……(ぶるぶる)とかなんとかいいつつ、昨日はカラオケなんぞいってきてしまいました(汗) >> いいのか、自分。 > らん:いいのです!私も受験が終わったあといっぱい遊んでましたvv > 結果が出るまでvvそしてお疲れ様なのです。 ふ……ふふふ(汗) ああ、でもこのぶんだと来年も必至に参考書とにらめっこする確率が、ひっっっっっっっじょーに高く…………(滝汗) あうう。なんかもうこの際専門学校でもいいようぅぅぅぅぅぅ(←むしろその方がいい……) >> ウィンは片手をパタパタ振って見せる。 >>「ン、大丈夫ダヨ。フィリアチャンが回復魔法掛けてくれてルシ。それよりエイジュ君、今までどうしてタノ? それに、ヴァル君…………」 >>「ああっ! そんなに手を動かすなっ!! まだ傷は塞がりきってないんだぞ!!」 > らん:ああああ!!大丈夫な姿を見せてみんなを安心させるのはいいのですが > 無理して・・・動かないでください〜〜 > ウィンさんにもしものことがあったらいやですぅううぅぅぅううう!! >エル様:うるさい > > (ばこん) > らん:ううう・・痛いです・・・ ああ、こっちにも怪我人!?(待て) ら、らんさん! ここに救急箱が…………(だから待てってば) >>「だってっ! こわいのっ!!」 >> 唐突に。 >> 癇癪を起こした子供のように叫び声を上げ、ヴォルフィードは左右に大きく頭を振った。 >>「こわいの! こわいのこわいのこわいのこわいのこわいのっ…………!!」 >> それしか言葉を知らぬ子供のように、ただただ『こわい』と訴える。 >> 線の細い身体は小刻みに震え、じっとりを汗をかいている。水面の瞳から涙が流れることは無かったが、大きな瞳を限界まで見開き、定まらぬ視点で虚空を見つめた。 >>「こわいのっ! イヤなのっ! >> 嫌われたくないっ!! これ以上嫌われたくないのっ!!」 >> ――――そして、胸に秘めた感情が、溢れ出す。 > らん:・・・追い詰められているのです・・・フィーさん・・・ いままで胸の中に押し込めていたものが、心の蓋をぶち破って飛び出てきた瞬間なのです。フィーちゃん、あんたは自分の中に色々詰め込みすぎだ!!(お前が言うな!) >> 金色の魔王は、創った者達全員に、惜しみない慈愛を注いだ。それは、『母』が『子』に与える類の『愛』だった。 >> それにより、『子』である神や魔王達は思うようになるのだ。 >> 『この方の期待に応えたい』と。 >> …………だが。 >> もう、一体どれぐらい昔なのかは、定かではない。 >> 気が遠くなるほどの時間、全く同じ事を、飽きることなく繰り返してきた中で、ただ一人の例外がでた。 >> 金色の魔王に創られながら、その側にいることがかなわなかった『神』。 >> …………それが、ヴォルフィードだった。 > らん:エル様・・・どうして・・・ほっといたのですか? >エル様:うぐ・・・それは・・・ > らん:エル様がやっぱり原因なのですね・・・ >エル様:・・・・五月蝿いわよ!! > >ばき!! > > らん:痛いです〜〜〜!!! > 止血剤・・止血剤はどこだろう・・・ ああっ!! またっ!!? だめですよ、エル様! 図星を突かれたからってフレイルを投げちゃ!! 止血剤……あと包帯も…………!!(待て待て待て) >> そして、あの方のお気に入りであるリナ=インバースが姿を現すと、彼女とその仲間に標的を絞った。 >> ――――お気に入りの者に勝手に手を出されてソレを無視できるほど、あなたは寛大ではないでしょう? >> …………ねぇ…………、…………かあさま…………。 > らん:エル様ですからね・・ほっとくわけないですよね・・・ > よくご存知・・ >エル様:ら〜〜〜ん〜〜〜続きいえるかしら? > らん:う・・・・ > お願いですから・・・鎌を閉まってください・・・ ふふふのふ。 なんだかこの様に書くと、フィーちゃん、エル様のストーカーみたいですね。一緒にいなかったのに知ってるなんて(殴)。 …………って、鎌…………? >> 彼女に共感できるものが、少なからずリナにはある。 >> だからこそ、ヴォルフィードの悲しみを敏感に感じ取ってしまったのかも知れない。 > らん:姉がらみでしょうね。きっと いい意味でも悪い意味でも(待て)リナさんに一番影響を与えている方ですからね、ルナさんは。 >>「わたしは…………ただ、かあさまの想いがほしかった…………。 >> 無償の愛がほしかっただけなの…………」 > らん:なんて!む・・・ >エル様:ら〜〜〜ん・・・そんなに滅びたいのね? > らん:そ・そんなことないです・・・はい・・・ > さてさて。それでは駄文のレスなのですvv > 受け取ってやってくださいな♪(こら待て) > それでは〜〜これにて〜〜失礼いたします♪ ありがたく頂戴いたしますv っていうか、こんな素晴らしいレスを「駄文」なんて言っちゃ駄目です!!(><) 「む」の後が気にならないでもないのですが…………おそらく「無謀」あたりだと思っているのでごふぅ!?(虚空から飛んできた棘付きハンマーが白河の頭を直撃) エル様:はぁいv 何故だか足下に転がってしまったイタチの代わりにあたしが「シメ」るわねv 毎回、中身の濃いレス、ありがとうございますv 最終回・その後編共々よろしくねvv (半死人)が……………………ふっ…………っ! そっ、それでは…………っ!! しっ、白……河っ、綜なのでし……たっ…………っ! がふっ! |
20191 | 続きが!?五日これなかったから(汗) | かお | 2002/2/22 21:43:43 |
記事番号20131へのコメント こんちにわ♪ 白河さん♪ あ、協奏曲へのレスどうもなのでした(はあと) 今回は短いですが(時間が・・・涙)←まだ熱あるのに早く帰れ(汗) キャナル・・・いったい全体どうしてエル様のもとで成長(?)できなかったので、 しょうか!!? もしかしてエル様がとある世界であそんでいたらかでは・・・(汗) うーむ・・・。 続きがきになりますのですぅぅ!! ではでは、またインフルエンザがぶり返さないうちにはやく帰りますのです(涙) しくしく・・・。早くパソコン直って戻ってきてぇぇ!!(涙) それではです!!! インフルエンザで高熱だして三日寝込んでいたかおでした(汗) あ゛あ゛・・・五日ぶりのネット・・・(涙) |
20201 | 氷まくらを緊急手配っ!! | 白河綜 E-mail | 2002/2/22 23:55:28 |
記事番号20191へのコメント かおさんは No.20191「続きが!?五日これなかったから(汗)」で書きました。 >こんちにわ♪ >白河さん♪ こんにちはなのです♪ かおさんv 何やら最近体中がこってる気がする白河綜なのです♪(待て) >あ、協奏曲へのレスどうもなのでした(はあと) いえいえ! 実はレスをつけてから、他の方々の作品を読んでいて、不意に更新ボタンをプッシュしてみたら、次の瞬間にはかおさんのツリーが…………(汗) >今回は短いですが(時間が・・・涙)←まだ熱あるのに早く帰れ(汗) えっ!? 熱!? お風邪を召されたのですか!!?(汗) >キャナル・・・いったい全体どうしてエル様のもとで成長(?)できなかったので、しょうか!!? >もしかしてエル様がとある世界であそんでいたらかでは・・・(汗) ここら辺の事情は、最終話で明らかになってます…………します!!(待て。まだ打ち込んでないのか、己は。) >うーむ・・・。 >続きがきになりますのですぅぅ!! がふっ!!(吐血) うにゅにゅ。ご期待に応えられるかはわかりませんが、何とか頑張ってみるのです!!(滝汗) >しくしく・・・。早くパソコン直って戻ってきてぇぇ!!(涙) そういえば、パソ子が変調を訴えたために入院中(待て)なのですよね。 うう、ネットやってる人間にとって、パソ子の無い生活はつらいのですよね…………(←経験者) >それではです!!! >インフルエンザで高熱だして三日寝込んでいたかおでした(汗) ああ…………かおさん、早くお休みになって下さい〜〜〜〜!(><) インフルエンザは抗生物質を飲んではだめだった気がします。解熱剤もだめなのです!! もう、こんなヤツにレスなんて、そんなありがたいものお書きにならないで、早く体調をもとに戻してください〜〜〜〜!Σ( ̄□ ̄; >あ゛あ゛・・・五日ぶりのネット・・・(涙) 我慢です! 我慢は身体に良くないと言いますが、お風邪が治るまでは我慢なのです!! では。 これから最終話の追い込みに向かうのです!! 白河綜でした! お風邪、早く治してください! ホットミルク(ゼロスにあらず)を寝る前に飲むと、よ〜く眠れるのです! ではではっ!! |
20202 | 闇の残り香 終幕 | 白河綜 E-mail | 2002/2/23 01:55:09 |
記事番号20082へのコメント くううううううっ!! いよいよコレをアップすることになりましたっ!! 取りあえずの終幕がアップできることに、感無量の白河綜なのですっ! さぁ、今回で全ての謎が明らかに……! …………なっているわけではありませんが(待て)大部分はお披露目になっていると思います。 最終回故、少しながいのですが。 ではでは。 『闇の残り香 終幕』なのです。 ####################################################### 晴れた空に、少女の泣き声が吸い込まれる。 吹きすさぶ風は乾燥していて、肌を撫でる感触が心地よい。 『…………フィー…………』 ずっと沈黙を守っていた金色の魔王――――エルが、小さく『彼女』の名を零す。 半透明の身体。美しすぎる容姿。この世の何人たりとも引かれずにはいられない、魅力的な声音――――あまりに現実離れした存在。 この世の全てを創造した者――――この世界の『本質』にも関わらず、エルはあまりにも『異質』だった。 手を伸ばしても、決して届かぬ存在。 『…………あんた、そんなことを望んでたの?』 「……っ!! エル、そのような言い方は…………!」 ナーシャが、咎めるような声を出す。風に嬲られる狐色の髪を手で押さえつけつつ、隣で佇むエルを振り返った。だが、その赤銅の瞳にあった非難の色は、エルの表情を捉えると同時に消え失せる。 「…………エル…………?」 『馬鹿よ、あんたは。あたしの事、なんにもわかっていないっ。欲しがってばかりで…………都合の悪いことには蓋をするっ!』 言葉が荒い。やるせなさそうに眉を寄せて、拳を堅く握りしめている。線の細い肩が、小刻みに震えていた。 これは………… (…………怒っている…………?) ナーシャは、信じられないものを見るように、自分の隣に佇むエルを見上げた。リナ達程ではないにしろ、比較的小柄な彼女は、理想的な体躯を持ったエルの顔を見ようと思うと、顔を上げる必要があるのだ。 見上げた先にあるエルの表情は、これまで見てきたどれとも違う――――痛みを堪えているかのような顔だった。 『…………あんたなら、わかってくれてると思ってたのよ…………デュグラディグドゥは、あたしが言わずとも理解してくれた。アイツよりもあたしのことを…………好いてくれていたあんたなら、わかってくれてると思ってたのに…………!!』 ヴォルフィードが、軽く目を瞠る気配が伝わってくる。 何を言っているかわからない、という顔で、水面の瞳を、真っ直ぐにエルへ向けている。 ヴァル――――いや、ここはあえてデュグラディグドゥと呼ぼう――――が、深くため息をついた。琥珀色の瞳で、エルを見、リナを見、ウィンを見――――フィリアを見てから、視線をヴォルフィードへと戻す。 仕方ないな、とでもいうようにため息をつくと、聞き心地の良いハスキー・ボイスで言葉を紡ぐ。 「――――お前は、捨てられたワケではない…………」 「…………!?」 ヴォルフィードは――――。 一瞬、何を言われたのか理解できなかったようだ。 水面の瞳が揺れる。あっけにとられた顔で、ヴァルの顔を見上げる。 「…………何…………?」 「お前は捨てられたのではないと言っている」 少しすれた感じがする、ヴァルの声。デュグラディグドゥの声音とは違うそれに、ヴォルフィードの混乱が増していく。 ――――わたしは――――。 (捨てられたのでは…………ない…………?) ヴァルの言葉が、彼女の全身を支配する。 混乱している様子のヴォルフィードに、ヴァルは軽く肩を竦めると、アンバーの瞳をエルへと向けた。 “後は任せる”。 そう言っているかの様に。これ以上、自分が何か言っても、彼女を混乱させるだけだと、彼の瞳は如実に、また言葉よりも雄弁に語った。 諦める様に、エルが両肩の力を抜いた。 『…………フィー…………』 極上の声音に、ヴォルフィードの肩が揺れる。 『…………もう、一体どれくらい昔なのかも憶えてないけど、あんたを創ってスグの時、ある世界で厄介事が起こってね…………』 ふぅ。 エルは一度だけ、深いため息を漏らした。 『細かい経緯は省くけど…………とにかくその世界の神に仕える部下が、何をトチ狂ったのか、このあたしを召喚しようとしたの。でも、知っての通り、あたしは神も魔も持ち合わせる中立な存在。その一方の要素がかけた神族に、あたしが呼び出せるはずがない。 …………そのせいかしらね…………。召喚されたのはあたしではなく、その当時あたしの側にいた、神の属性を持つあんただった』 淡々と語るエル。 その声に感情が乗ることはなく、ただただ、事実を紡ぐばかり。 『あたしも、あの時ばかりは焦ったわ。まだ人格形成もできあがっていない…………本当に生まれたばかりのあんたが、あろうことか予定とは違う世界に『降りて』しまったんだもの。 気づいてから、急いであんたの回収に向かったけど…………『世界(した)』の空気に触れてしまったあんたを、混沌に戻すことは不可能だった。かといって、まだ力の十分でないあんたを、予定していた世界に降ろす事もできなかった。 仕方ないから、新しく別の次元を創り、そこにあんたと、あんたの対となる魔王であるデュグラディグドゥを降ろしたのよ。急いで創ったせいで、その次元はあたしを受け入れてくれなかったから…………』 「…………エルを受け入れない次元…………?」 横からリナの声が入る。 エルは苦笑し、肩を竦めて、 『いろんなヤツが、あたしは万能だというけどね…………あたしが創ったいろんな世界が、それぞれの法則で存在するようになると、あたしの力が及ばないところも出てくるってワケよ』 と、自嘲気味に言った。 ――――捨てられたのでは、なかった。自分の側に彼のお方がいなかったことには、ちゃんとしたわけがあったのだ。 頭を何かで殴られたときのような、鈍い痛みを感じる。 「…………わたしは…………っ」 喉が乾いてくる。 言葉が上手く紡げない。 ――――わたしの完全な思いこみだった。 ――――だったら、今までわたしがしてきたことは…………。 ――――かあさまに、迷惑を掛けただけ…………? 「…………っ!」 喉が引きつる。 限界まで瞠った目を、金色が収束して、人型を為している『彼のお方』へと向ける。 ――――なんて事をしてしまったのだろう…………なんて事を…………っ!! 白濁してくる視界。 なにも、考えられない。 ――――嫌われた。今度こそ本当に嫌われた…………っ! 焦り出す心。 もう、どうにも止まらなかった。 自分の思いこみで行動してしまった結果、エルに――――もっとも嫌われることを恐れた『母』に、こんな――――。 「――――っ!!」 もう、限界だった。 元々思考力など持ち合わせていない『残り香』に、この事実は厳しすぎた。頭がパンクする。 ――――だが。 「ちょっと。あんた達、いい加減にしなさいよ」 焦りでいっぱいになりそうだった心に、突如飛び込んでくる冷めた声音。発信源を見つけようと視線を巡らすと、その声はリナ=インバースから飛んできたらしい。 彼女は腕を組み、呆れたように半眼で、ヴォルフィードとエル、そしてヴァルを順々に見つめた。 ふぅ、と大きく息を吐いた様子が見て取れる。 「三人が三人とも考えすぎて、いろんな想い(こと)がゴッチャゴチャになってるわ。少し落ち着きなさいよ」 やれやれ、と組んでいた腕をくつろげて、ヒラヒラと振ってみせる。それから、ビシッ! とヴォルフィードを指差して、 「まずあんたっ! パニくる前に、あたし達に謝りなさいっ! あんたの勘違いに巻き込まれた挙げ句、ウィンに至っては大けがさせられたんだからねっ!!」 「…………リナチャン…………」 まさか、リナがこんな言葉を言ってくれるとは、思ってもいなかったウィン。フィリアの治療を受けながら、くりっ、とした黄金の瞳をわずかに瞠って、リナを見つめる。 見つめられた当人は……おそらく照れているのだろう。頬を赤く染めたまま、それを隠すように、今度は背に翼を生やしたままのヴァルへと向き直る。 「それと、あんたにも代理で、あたしの文句を聞いて貰うわよ!」 「代理?」 眉を寄せるヴァル。 「本当なら、デュグラディグドゥに言いたいんだけど、もう混沌に還ってるんでしょ? だから、アイツの記憶を持ち合わせているあんたが、代理であたしに叱られなさいっ!!」 「んな無茶苦茶な…………」 「やっかましぃっ!!」 すかさず懐から取り出したスリッパで、ヴァルの頭部にダメージを与える。 「とにかくっ! デュグラディグドゥも悪いわねっ! エルがヴォルフィードの側にいられなかった理由を、ちゃんと言うべきだったのよっ! いつまでも、何もわからない子供にする様な接し方をしてたことが間違いだったんだわっ!」 そう言いきって、最後にギッ、とエルを睨め付ける。 低温の炎を宿したその瞳は、金色の魔王が思わず腰を引いてしまう程の苛立ちに満ちていた。 「で、一番悪いのはやっぱりエルよ。 ちゃんと……予定の世界に降りてからでもいいから、どんなに遅くなってでもいいから、一度会いに行ってあげるべきだった。ちゃんとエルの口から、一緒にいられなくなった理由(ワケ)を言ってあげるべきだったのよ。 …………そうすれば、今度みたいな事件は起きなかった。無理をしてこの世界に残ったヴォルフィードの『残り香』が、魂を歪める危険をおかさなくてもよかったのよ」 確かに、そうだったのかもしれない。 ちくりっ、と胸が痛むのを感じる。 リナの声は先程とは打って変わって、穏やかな調子だった。 だが、声とは裏腹に、相当な怒りを含む言葉だった。 はぁ、と詰めていた息を吐き出す。引き締めていた表情が一気に弛緩したことを、リナは自覚した。 げんなりした様子で、 「なんにしても、勘違いだったって事がわかっただけで、な〜んにも解決してないのよね…………」 全身を襲う、異様な疲れの原因はそれだった。 ヴォルフィードの求めていたモノは、あくまでも『親の愛情』。エルに捨てられたのだという本人の思いこみは解けたにしても、彼女に望みが叶っていないのではどうしようもない。ここでエルに思い切り甘えて貰うというテもあるのだが、すでに『ココ』にいるはずではない魂が、未だにこんな処に彷徨っているというのは、本来あってはならないこと。ヴォルフィードの次の転生に悪影響が出ない為にも、ここは一刻も早く混沌へと引き下がって貰いたいところだ。幸いにして、すでにこちらの準備は万端。だが、ヴォルフィードが納得してくれないことには…………。 悶々と。 リナが頭を抱えている横で、不意に人影が揺れた。 気が付くと、その場にしゃがみ込んでしまったヴォルフィードの前に、ナーシャが同じようにしゃがみ込んで、その淡黄白色の髪を撫でていた。彼女の後ろには当然の様にファレスが立ち、ジーンズのポケットに両手を突っ込んでいる。剣は鞘に収まっており、一流以上の戦士の気配が失せていた。 髪を撫でられているヴォルフィードは、驚いた顔をして、己の眼前で淡い笑みをこぼす女性の顔を、不躾なまでに凝視する。 ナーシャは、しばらく無言でヴォルフィードの髪を梳いていたが、やがでぽつりと、 「――――私達の子供になるか?」 どくんっ ヴォルフィードの喉が震えた。 大きく目を瞠り、まじまじとナーシャの顔を見つめる。 「…………わたしが…………?」 「貴女(きじょ)が、もしよければの話だがな。 私はまともに親に愛された記憶がない。ファレスも、あやつの母親の仕事の関係上、一般的な親の愛情というものを受けたことがないらしい。――――そして、私達夫婦には、まだ子が無い。それ故、貴女を……貴女が満足する愛し方ができるかはわからないが、それでも良いと言ってくれるのならば…………」 優しい笑みを浮かべる。 ――――つまり。 ――――この女性(ひと)は…………。 「…………いいの…………?」 泣きそうに、なる。 視界が涙で歪む。 漏れそうになる嗚咽に必至で堪え、眼前で微笑みを浮かべる女性を、真っ直ぐに見つめる。 「本当にいいの? わたしでっ、……いいの? …………愛して…………くれる…………?」 胸がいっぱいになる。 言葉が途切れてしまう。 もっとハッキリ、ちゃんと言いたいのに。 「…………本当に、いいの…………?」 「もちろんだ。 なあ、ファレス?」 ナーシャは微笑みを崩すことなく、己の背後に立つ長身の青年へと視線を向けた。ヴォルフィードがそれに倣う。心なしか、怯えを含んだ瞳で、ファレスを見上げた。 それに気づいたファレスは、口元にお得意の悪戯っ子っぽい笑みを浮かべて、 「かまわんよ。ただし、あんたが俺達の子供になるのはこの次の生。一回キチンと混沌に戻って、輪廻の流れに身を任せてからだな。 夫婦の通過儀式もせずに子持ちになるなんて、いくらなんでも…………」 「ファレスっっっ!!!」 突如とんでもないことを言い出したファレスに、ナーシャが顔を真っ赤にして制止の声を上げる。 彼の言葉が、ヴォルフィード『本体』の次の生を心配したことから出てきたであろう言葉だと理解できても、最後に付け加えられた言葉が、有無を言わせず混沌に返すための最後の一手だったとしても、コレは聞き捨てならない。どうしてよりにもよって、そのセリフを選んだのか。 思い切り怒鳴りつけてやりたいのは山々だったが、今はとにかく時間が惜しかった。絶対にとっちめてやる、と堅く心に誓いつつも、今はあえてその欲求を無視し、もう一度ヴォルフィードに向き直る。 「…………私達夫婦に異存はない。あとは、貴女次第だ」 「…………わたしは…………」 ついに堪えきれなくなった水晶の粒が、ヴォルフィードのまなじりからこぼれ落ちる。 不安にかられた幼子がするように、細い両腕で、ナーシャの上着の袖を掴んだ。 「…………わたしはっ…………」 滾々とわき出てくる涙。 止まらない。 止めようとも、思わなかった。 ナーシャが首を傾け、しゃがみこんだままの状態でうつむいてしまったヴォルフィードの額に、己の額をこつんっ、とぶつける。「うん?」と小声で囁く。 それは、どこにでもある母と子の情景。 やがで、ヴォルフィードが伏せていた顔を上げた。 涙で濡れた瞳が、真っ直ぐナーシャの顔を捉えて。 「…………うん…………」 そう、短く呟いた。 それだけで、充分だった。 †††††††††††††††††††††††††††††††††††††††† 意識を呪文に集中する。 ヴォルフィードが大人しく佇んでいてくれるお陰で、幾分気が楽だった。 「エル、ナーシャ。準備はいい?」 姉から譲り受けたイヤー・カフス――――魔力増幅器に触れたまま、リナが後方を振り返った。 帰ってきた反応は、不敵な声と、不敵な笑み。 『いつでもいいわよ』 「こちらもだ」 エルが器用にウインクを飛ばし、ナーシャが力強く頷いて見せる。リナもまた、二人に頷き返した。 視線を更に後方へと滑らせる。 他のメンバーは、『道』が混沌に直結したときの事を考えて、幾分下がった場所で結界を張っている。風列系の防御魔法は、空竜王(エアロード)であるウィンの祝福を受け、通常では考えられないほど強固なものに仕上がっているようだ。 リナは軽くため息をつく。 「やっぱり、あんたもあそこに居た方がいいんじゃない?」 返ってくるのは、こんな時だというのに、やたらと脳天気な声音。 「いいじゃないか。別に」 「だって、あたしはナーシャの力で支えられてるから心配ないけど、あんたはなんの支えもないのよ? ヘタしたら、混沌に吸い込まれるのよ?」 「わかってるさ、それくらい」 なんでもないことのように、ガウリイは言った。 いつものように、リナの栗色の髪をワシャワシャといじくり、 「オレがリナの側にいたいから、いるんだ。お前だけ結界外(そと)に出して危ないことをさせるわけには、いかないだろう?」 「……………………巻き込まれても、しらないからね」 そう言ったリナの口元が笑みを象っていたように見えたのは――――。…………きっと、見間違いではないはずだ。 ――――歪みよ 全ての存在(もの)は法則に従え―――― 混沌の言葉(カオス・ワーズ)は、思ったよりもずっとシンプルなものだった。エルから初めて訊かされたときは、本当に、こんなに短くて大丈夫なのか、と訊いてしまったくらいである。 概して、発動する力が大きな魔術ほど、紡ぐべき混沌の言葉(カオス・ワーズ)は長かった。 だが、エルは笑いながら、『その魔法の本質を捉えた言葉を使えば、短くてすむのよ』と言っていた。 大きく息を吸い、残りの言葉を言葉に乗せる。 ―――幼子を導く一条の景(ひかり) 今ここに降臨せん―――― 短い呪文が、完成した。 「――――来たっ!」 シャンッ ゼラスの動きに呼応して、鈴が鋭い音を奏でた。彼女の鋭い声に遅れること一瞬、ダルフィンも緊張した面持ちで鈴――――正確には、鈴が連なっている軸の部分であるワイヤーである――――を構える。 その、更に一瞬後には、二人の身体に凄まじい圧力がかかった。感覚としては、凄まじいスピードで動いているときにかかる、つまりは“G”に近い。 「…………っ! もっ、もうっ! なんなんですのっ、これはっ…………!!」 どうやら、口を利く余裕くらいはあるらしい。 両の手を前方に突き出し、ぐっ、と圧力を堪えつつ、ダルフィンが不満をもらす。 と。 “ゼラス様っ!!” 虚空を震わせて、遙か彼方で、やはり彼女たちと同じように、混沌の流出を抑えているはずのゼロスの声が聞こえた。 「何だっ」 普段の鷹揚な声とは打って代わって、苛立ちを多分に含んだ声だった。だが、いつもならすぐに気づく主の変化に、ゼロスは反応を示さなかった。全力で混沌を押さえつけているために、こちらまで注意が回らなかったのだろう。 “もうこちらは限界ですぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!” 実に情けない声で、これ以上情けないことはない言葉を吐いた。 と。 普段滅多に声を荒げることのないゼラスが、不意に、 「泣き言を言うなっ! もしここで逃げ出そうものなら、あの御方が地の果てまで追ってきて、死ぬより辛いお仕置きをプレゼントしてくださることになるぞっ!!」 ――――数分後。 口を開き、全てを飲み込もうとしていた混沌は、己の役目を終え、ゆっくりとその口を閉じた。 精神世界面(アストラル・サイド)では、ボロ雑巾の様になるまで力を使い果たした高位魔族が五体、役目を終えて崩壊していく鈴の、最後の合奏を聴いていた。 †††††††††††††††††††††††††††††††††††††††† 《ねぇ、今度こそ、ちゃんとわたしを愛してくれる?》 †††††††††††††††††††††††††††††††††††††††† 「…………終わった…………わね…………」 「取りあえず、な」 両足を投げ出して、地べたに直接座り込んだリナの呟きに、膝をそろえてその場にかがみ込んでいるナーシャが、いかにも適当に相づちを打った。 ――――何にも、無くなってしまった。 それはそれは見事であったであろう、空竜(エア・ドラゴン)達の神殿も。その前庭はもとより、混沌を召喚した際に、その建物も全て、飲み込まれてしまった。 リナは、視線をエイジュへと向ける。 彼は片膝を立ててその場に屈み込み、何かに耐えるように、その漆黒の瞳を閉ざしていた。遠目にも、逞しい肩が震えているのがわかる。 ――――ヴォルフィードの願いは、そう遠くないであろう未来に、叶う事が決まった。だとすれば、今回の一件で一番傷を負ったのは、間違いなくこの人・エイジュだ。ヴォルフィードの、よりにもよって『思い違い』によって、同志を皆殺しにされたのだから。 彼の直接の上司である空竜王(エアロード)バールウィン――――リナ達にはウィン=コバルトと名乗っていた少女も、どう声を掛ければいいかわからず、彼の後ろ姿を痛ましげに見つめるばかり。 ――――と。 唐突に、光が収束しだした。 その光は、やがていくつもの人型をとりだす。 エイジュの漆黒の瞳に、光が戻った。 光を纏っていた身体は、やがてリナ達となんら変わりない質感を持つ。 「…………空竜(エア・ドラゴン)…………? そんな……、まさか…………!」 フィリアが驚愕の声を出す。当然だ。死者は生き返らない。そんなことができるとすれば………… 『ふぅ、間に合ったっ!』 「エル様っ!? これはいったい…………」 混沌の流出量を押さえるから、と言って消えたままだったエルが、ふぅ、とため息をつきつつ、その身を具現化させた。とはいっても、相変わらずの半透明な身体だが。 突如生き返った空竜(エア・ドラゴン)について、一体何が起こったのかわからない一同は、一斉に視線をエルへと向けた。 「エル、これは一体どういったわけで…………?」 『ん? ああ、輪廻の流れに乗ろうと順番待ちをしていた、空竜(エア・ドラゴン)の魂に肉体を与えて、こっちに引っぱり戻しただけよ。空竜(この子)達がやられたヴォルフィードの『残り香』は、元々は別の世界の神。本来なら、干渉してきてはいけなかった存在(もの)にやられちゃったからさ。 …………あたしの監督不届きだったこともあるし、今回はサービスよ』 ぺろっ、と舌を出して、最後は小声で。 どうやら、リナに言われた言葉が、思ったよりも“きた”らしい。 空を、見上げる。 雲がたなびき、日の光をさえぎって、地上に薄い影を落とす。 ――――『愛して、欲しかった』 これは、混沌の渦に飲み込まれていった少女の言葉。 家族に愛されて育ったリナには、理解できるものと理解できないものとがあったけれども。 今回の出来事で、一つだけ、実感したことがある。 ――――ああ、あたしって、幸せ者なんだな…………。 姉に対するコンプレックスはあったとしても。 家族に愛され、信頼できる仲間がいてくれて。 そんなことにも気づかずに、毎日を暮らしていたなんて。 なんの感謝もせずに、物事の表面だけを見て生活していたなんて。 ――――なんて、もったいないことをしていたのだろう。 リナは瞬きもせず、じっと蒼い空を見つめ続けた。 いつの間にか、傍らに人の気配。それが一体誰なのか、もはや振り返る必要もないだろう。 空が高い。 乾燥した風が、肌を撫でる。 季節はいつの間にか秋を通り越して、冬になろうとしていた。 ――――冬になったら、まずコタツを出して。みんなでお鍋を囲って、雪が降ったら鎌倉を作って…………―――― ふっ、と目元を弛める。 久しぶりに、家族でゆっくりするのも悪くないかもしれない。 取りあえず――――。 …………帰ったら、ねえちゃんにお礼を言おう。何にとは決めないで、これまであたしに与えてくれた、全ての愛情溢れる行為に対して―――― うん、と一つ頷いて、リナ=インバースは天上をふり仰いだのだった。 ―†― Fin.―†― ######################################################### …………はいっ! 取りあえず、本編はコレで終了なのです。 なんとか(かなりこじつけな部分も有りましたが)ハッピーエンドになりました(ほっ) えー、フィーさんことヴォルフィードさんの最後は、この話を書き始めた時点で決まっていたので(注・白河は話を書き進めるごとに、話の中身&ラストが変わっていく←待て)、このシーンが書けて大満足なのです。なにせこのシーンを書きたいがために、ファレス君にご登場願ったのですから(笑)。 えー、なにはともあれ、全27話! 白河が一番驚いています。まぁ、テンポが悪い話なので、そこんとこもっと工夫すれば、もっと短くできたのだと思いますが…………(汗) で。 しょーもないことに、まだその後編なるものが6話、用意されています(汗)。こちらはいくつかの組みに分けて、この事件後の経過(?)を追う予定なのです。そして「いくつかの組みに分ける」なんて言った時点で、ほぼカップリングが入ること決定(笑)。 取りあえず、最初がリナさんとガウリイ君。二話目がアメリアさんとゼルガディス君。三話目がフィリアさんとヴァル君で、四話目がオリキャラ・ナーシャさんとファレス君。 で、カップリングからは外れますが、五話目が神族一同と魔族一同。最後がエル様と?、というふうに予定しております。 なお、全話にエル様が首を突っ込む予定有り(笑)。 もちろん、そちらは読まなくても、ここでひとまずお終いです。 こんなにだらだらと長い作品におつきあいくださり、ありがとうございました! では。 感無量! 白河綜でした♪ |
20203 | お疲れ様ですvv | らん E-mail URL | 2002/2/23 11:49:30 |
記事番号20202へのコメント 白河綜さんは No.20202「闇の残り香 終幕」で書きました。 らん:こんにちは♪白河綜さんは♪終幕ですかvv > くううううううっ!! > > いよいよコレをアップすることになりましたっ!! > 取りあえずの終幕がアップできることに、感無量の白河綜なのですっ! > > さぁ、今回で全ての謎が明らかに……! …………なっているわけではありませんが(待て)大部分はお披露目になっていると思います。 > > 最終回故、少しながいのですが。 > > ではでは。 > > 『闇の残り香 終幕』なのです。 らん:わ〜〜〜いvvv読みますvv >『細かい経緯は省くけど…………とにかくその世界の神に仕える部下が、何をトチ狂ったのか、このあたしを召喚しようとしたの。でも、知っての通り、あたしは神も魔も持ち合わせる中立な存在。その一方の要素がかけた神族に、あたしが呼び出せるはずがない。 > …………そのせいかしらね…………。召喚されたのはあたしではなく、その当時あたしの側にいた、神の属性を持つあんただった』 らん:フィーさんが、エル様の側に居られなかったのは、その身勝手な行動をした、神の部下なのですね・・・ エル様:全く・・・ >「三人が三人とも考えすぎて、いろんな想い(こと)がゴッチャゴチャになってるわ。少し落ち着きなさいよ」 らん:流石、リナ・・・・怒り爆発ですね・・・ >「まずあんたっ! パニくる前に、あたし達に謝りなさいっ! あんたの勘違いに巻き込まれた挙げ句、ウィンに至っては大けがさせられたんだからねっ!!」 >「…………リナチャン…………」 > まさか、リナがこんな言葉を言ってくれるとは、思ってもいなかったウィン。フィリアの治療を受けながら、くりっ、とした黄金の瞳をわずかに瞠って、リナを見つめる。 > 見つめられた当人は……おそらく照れているのだろう。頬を赤く染めたまま、それを隠すように、今度は背に翼を生やしたままのヴァルへと向き直る。 らん:リナらしいです(笑) リナにとって、仲間と認めた存在が、傷つけられるのは、我慢出来ないことですからね。 そして、リナの発言でフィーさんも冷静になってパニックになることが無くてよかったです。 このままじゃあ・・・フィーさんパニックになってまた何をやるのか解りませんからね。 恐らく、ウィンさんもリナの不器用さを改めて感じたと共に、照れたかもしれませんねvv エル様:まぁ・・・リナは、自分の意思をはっきりと言う人間だからね・・・ らん:だからこそ、今までのことも乗り越えることが出来たと思いますvv どんな状況でも自分自身の意思を貫くことが出来るからこそvv まぁ・・それと同時に我がままも凄かった・・・・ リナ:んふふふふふふふふふ・・・・ ばき!! らん:ううう・・痛いです・・・しくしく・・・ >「本当なら、デュグラディグドゥに言いたいんだけど、もう混沌に還ってるんでしょ? だから、アイツの記憶を持ち合わせているあんたが、代理であたしに叱られなさいっ!!」 >「んな無茶苦茶な…………」 >「やっかましぃっ!!」 > すかさず懐から取り出したスリッパで、ヴァルの頭部にダメージを与える。 らん:リナが無茶苦茶を言うのはいつものことですvv リナ:ど〜〜ゆう意味よ!!それは! らん:ああああ!!!その手にある!!火炎球を仕舞ってくださいぃぃいぃぃいいぃ!! > 低温の炎を宿したその瞳は、金色の魔王が思わず腰を引いてしまう程の苛立ちに満ちていた。 >「で、一番悪いのはやっぱりエルよ。 > ちゃんと……予定の世界に降りてからでもいいから、どんなに遅くなってでもいいから、一度会いに行ってあげるべきだった。ちゃんとエルの口から、一緒にいられなくなった理由(ワケ)を言ってあげるべきだったのよ。 > …………そうすれば、今度みたいな事件は起きなかった。無理をしてこの世界に残ったヴォルフィードの『残り香』が、魂を歪める危険をおかさなくてもよかったのよ」 > 確かに、そうだったのかもしれない。 > ちくりっ、と胸が痛むのを感じる。 > リナの声は先程とは打って変わって、穏やかな調子だった。 > だが、声とは裏腹に、相当な怒りを含む言葉だった。 らん:今回の件は、皆が皆、伝える言葉が足りなかったということですね。 エル様:う・・・ >「――――私達の子供になるか?」 > > どくんっ > > ヴォルフィードの喉が震えた。 > 大きく目を瞠り、まじまじとナーシャの顔を見つめる。 >「…………わたしが…………?」 >「貴女(きじょ)が、もしよければの話だがな。 > 私はまともに親に愛された記憶がない。ファレスも、あやつの母親の仕事の関係上、一般的な親の愛情というものを受けたことがないらしい。――――そして、私達夫婦には、まだ子が無い。それ故、貴女を……貴女が満足する愛し方ができるかはわからないが、それでも良いと言ってくれるのならば…………」 > 優しい笑みを浮かべる。 > > ――――つまり。 > ――――この女性(ひと)は…………。 > >「…………いいの…………?」 > 泣きそうに、なる。 > 視界が涙で歪む。 > 漏れそうになる嗚咽に必至で堪え、眼前で微笑みを浮かべる女性を、真っ直ぐに見つめる。 >「本当にいいの? わたしでっ、……いいの? > …………愛して…………くれる…………?」 > 胸がいっぱいになる。 > 言葉が途切れてしまう。 > もっとハッキリ、ちゃんと言いたいのに。 >「…………本当に、いいの…………?」 らん:このシーンに感動したのです。 フィーさんの心が救われていく感じが伝わってきて・・・ > 夫婦の通過儀式もせずに子持ちになるなんて、いくらなんでも…………」 >「ファレスっっっ!!!」 > 突如とんでもないことを言い出したファレスに、ナーシャが顔を真っ赤にして制止の声を上げる。 > 彼の言葉が、ヴォルフィード『本体』の次の生を心配したことから出てきたであろう言葉だと理解できても、最後に付け加えられた言葉が、有無を言わせず混沌に返すための最後の一手だったとしても、コレは聞き捨てならない。どうしてよりにもよって、そのセリフを選んだのか。 > 思い切り怒鳴りつけてやりたいのは山々だったが、今はとにかく時間が惜しかった。絶対にとっちめてやる、と堅く心に誓いつつも、今はあえてその欲求を無視し、もう一度ヴォルフィードに向き直る。 らん:こらこら・・・ファレスさん・・・ 後が・・恐いですよ・・・ > やがで、ヴォルフィードが伏せていた顔を上げた。 > 涙で濡れた瞳が、真っ直ぐナーシャの顔を捉えて。 らん:ううう・・これで・・・フィーさんの心が救われてよかったです。 >「やっぱり、あんたもあそこに居た方がいいんじゃない?」 > 返ってくるのは、こんな時だというのに、やたらと脳天気な声音。 >「いいじゃないか。別に」 >「だって、あたしはナーシャの力で支えられてるから心配ないけど、あんたはなんの支えもないのよ? ヘタしたら、混沌に吸い込まれるのよ?」 >「わかってるさ、それくらい」 > なんでもないことのように、ガウリイは言った。 > いつものように、リナの栗色の髪をワシャワシャといじくり、 >「オレがリナの側にいたいから、いるんだ。お前だけ結界外(そと)に出して危ないことをさせるわけには、いかないだろう?」 >「……………………巻き込まれても、しらないからね」 > そう言ったリナの口元が笑みを象っていたように見えたのは――――。…………きっと、見間違いではないはずだ。 らん:そうそう。この2人がくっ付くのも時間の問題vv それに、ガウリイがリナだけ危険な目にあわせるはずがありませんvv さぁ・・・!!リナさん!!勇気を出して!!ガウリイに好きと告白を・・・ どが!! リナ:うっさいわよ!!/////// らん:あううううう・・・・・テレながら蹴らないで下さい〜〜〜 >「――――来たっ!」 > シャンッ > ゼラスの動きに呼応して、鈴が鋭い音を奏でた。彼女の鋭い声に遅れること一瞬、ダルフィンも緊張した面持ちで鈴――――正確には、鈴が連なっている軸の部分であるワイヤーである――――を構える。 > その、更に一瞬後には、二人の身体に凄まじい圧力がかかった。感覚としては、凄まじいスピードで動いているときにかかる、つまりは“G”に近い。 >「…………っ! もっ、もうっ! なんなんですのっ、これはっ…………!!」 > どうやら、口を利く余裕くらいはあるらしい。 > 両の手を前方に突き出し、ぐっ、と圧力を堪えつつ、ダルフィンが不満をもらす。 らん:流石は!!ダルフィン様です!!口を聞く余裕があるとは・・・ >“もうこちらは限界ですぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!” > 実に情けない声で、これ以上情けないことはない言葉を吐いた。 > と。 > 普段滅多に声を荒げることのないゼラスが、不意に、 >「泣き言を言うなっ! もしここで逃げ出そうものなら、あの御方が地の果てまで追ってきて、死ぬより辛いお仕置きをプレゼントしてくださることになるぞっ!!」 らん:エル様・・・何をいったのですか? エル様:秘密vv > 唐突に、光が収束しだした。 > その光は、やがていくつもの人型をとりだす。 > エイジュの漆黒の瞳に、光が戻った。 > 光を纏っていた身体は、やがてリナ達となんら変わりない質感を持つ。 >「…………空竜(エア・ドラゴン)…………? そんな……、まさか…………!」 > フィリアが驚愕の声を出す。当然だ。死者は生き返らない。そんなことができるとすれば………… >『ふぅ、間に合ったっ!』 >「エル様っ!? これはいったい…………」 > 混沌の流出量を押さえるから、と言って消えたままだったエルが、ふぅ、とため息をつきつつ、その身を具現化させた。とはいっても、相変わらずの半透明な身体だが。 > 突如生き返った空竜(エア・ドラゴン)について、一体何が起こったのかわからない一同は、一斉に視線をエルへと向けた。 >「エル、これは一体どういったわけで…………?」 >『ん? ああ、輪廻の流れに乗ろうと順番待ちをしていた、空竜(エア・ドラゴン)の魂に肉体を与えて、こっちに引っぱり戻しただけよ。空竜(この子)達がやられたヴォルフィードの『残り香』は、元々は別の世界の神。本来なら、干渉してきてはいけなかった存在(もの)にやられちゃったからさ。 > …………あたしの監督不届きだったこともあるし、今回はサービスよ』 > ぺろっ、と舌を出して、最後は小声で。 > どうやら、リナに言われた言葉が、思ったよりも“きた”らしい。 らん:ありがとうございますvvエル様vv流石は総てのものの母です。 エル様:まぁ・・・今回のことは、あたしに落ち度があったし・・・・ > これは、混沌の渦に飲み込まれていった少女の言葉。 > 家族に愛されて育ったリナには、理解できるものと理解できないものとがあったけれども。 > 今回の出来事で、一つだけ、実感したことがある。 > > ――――ああ、あたしって、幸せ者なんだな…………。 > > 姉に対するコンプレックスはあったとしても。 > 家族に愛され、信頼できる仲間がいてくれて。 > そんなことにも気づかずに、毎日を暮らしていたなんて。 > なんの感謝もせずに、物事の表面だけを見て生活していたなんて。 > > ――――なんて、もったいないことをしていたのだろう。 > > リナは瞬きもせず、じっと蒼い空を見つめ続けた。 > いつの間にか、傍らに人の気配。それが一体誰なのか、もはや振り返る必要もないだろう。 > > > > 空が高い。 > 乾燥した風が、肌を撫でる。 > 季節はいつの間にか秋を通り越して、冬になろうとしていた。 > > ――――冬になったら、まずコタツを出して。みんなでお鍋を囲って、雪が降ったら鎌倉を作って…………―――― > > ふっ、と目元を弛める。 > 久しぶりに、家族でゆっくりするのも悪くないかもしれない。 > 取りあえず――――。 > > …………帰ったら、ねえちゃんにお礼を言おう。何にとは決めないで、これまであたしに与えてくれた、全ての愛情溢れる行為に対して―――― > > うん、と一つ頷いて、リナ=インバースは天上をふり仰いだのだった。 らん:愛されるのだけではなく、自分自身も与えるそれはとても大事なことだと思います。 なんにしても!!フィーさんが救われて良かったですvv > …………はいっ! > 取りあえず、本編はコレで終了なのです。 > なんとか(かなりこじつけな部分も有りましたが)ハッピーエンドになりました(ほっ) らん:とっても綺麗です!!終わり方!! > えー、フィーさんことヴォルフィードさんの最後は、この話を書き始めた時点で決まっていたので(注・白河は話を書き進めるごとに、話の中身&ラストが変わっていく←待て)、このシーンが書けて大満足なのです。なにせこのシーンを書きたいがために、ファレス君にご登場願ったのですから(笑)。 > > > えー、なにはともあれ、全27話! > 白河が一番驚いています。まぁ、テンポが悪い話なので、そこんとこもっと工夫すれば、もっと短くできたのだと思いますが…………(汗) > > で。 > しょーもないことに、まだその後編なるものが6話、用意されています(汗)。こちらはいくつかの組みに分けて、この事件後の経過(?)を追う予定なのです。そして「いくつかの組みに分ける」なんて言った時点で、ほぼカップリングが入ること決定(笑)。 > 取りあえず、最初がリナさんとガウリイ君。二話目がアメリアさんとゼルガディス君。三話目がフィリアさんとヴァル君で、四話目がオリキャラ・ナーシャさんとファレス君。 > で、カップリングからは外れますが、五話目が神族一同と魔族一同。最後がエル様と?、というふうに予定しております。 > なお、全話にエル様が首を突っ込む予定有り(笑)。 > もちろん、そちらは読まなくても、ここでひとまずお終いです。 > > こんなにだらだらと長い作品におつきあいくださり、ありがとうございました! > > では。 > > 感無量! 白河綜でした♪ らん:はい。お疲れ様でした。番外編?楽しみにお待ちしております♪ ではでは〜〜これにて〜〜 |
20205 | ありがとうございますぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!! | 白河綜 E-mail | 2002/2/23 19:04:43 |
記事番号20203へのコメント らんさんは No.20203「お疲れ様ですvv」で書きました。 > らん:こんにちは♪白河綜さんは♪終幕ですかvv こんにちは♪ 終幕がアップできて、ほんのりとした幸せに浸かっております。白河綜なのです♪ >>『細かい経緯は省くけど…………とにかくその世界の神に仕える部下が、何をトチ狂ったのか、このあたしを召喚しようとしたの。でも、知っての通り、あたしは神も魔も持ち合わせる中立な存在。その一方の要素がかけた神族に、あたしが呼び出せるはずがない。 >> …………そのせいかしらね…………。召喚されたのはあたしではなく、その当時あたしの側にいた、神の属性を持つあんただった』 > らん:フィーさんが、エル様の側に居られなかったのは、その身勝手な行動をした、神の部下なのですね・・・ >エル様:全く・・・ そうなのです。決してエル様が他の魔王様をいぢめて遊んでいた所為ではないのですっ!! この辺のエピソードも考えてありますので、いつか書けたら(多分無理だけど希望としては←待て)書きますねv >>「三人が三人とも考えすぎて、いろんな想い(こと)がゴッチャゴチャになってるわ。少し落ち着きなさいよ」 > らん:流石、リナ・・・・怒り爆発ですね・・・ リナさんですからv リナ:をいっ…………っ! >>「まずあんたっ! パニくる前に、あたし達に謝りなさいっ! あんたの勘違いに巻き込まれた挙げ句、ウィンに至っては大けがさせられたんだからねっ!!」 >>「…………リナチャン…………」 >> まさか、リナがこんな言葉を言ってくれるとは、思ってもいなかったウィン。フィリアの治療を受けながら、くりっ、とした黄金の瞳をわずかに瞠って、リナを見つめる。 >> 見つめられた当人は……おそらく照れているのだろう。頬を赤く染めたまま、それを隠すように、今度は背に翼を生やしたままのヴァルへと向き直る。 > らん:リナらしいです(笑) > リナにとって、仲間と認めた存在が、傷つけられるのは、我慢出来ないことですからね。 > そして、リナの発言でフィーさんも冷静になってパニックになることが無くてよかったです。 > このままじゃあ・・・フィーさんパニックになってまた何をやるのか解りませんからね。 > 恐らく、ウィンさんもリナの不器用さを改めて感じたと共に、照れたかもしれませんねvv >エル様:まぁ・・・リナは、自分の意思をはっきりと言う人間だからね・・・ > らん:だからこそ、今までのことも乗り越えることが出来たと思いますvv > どんな状況でも自分自身の意思を貫くことが出来るからこそvv > まぁ・・それと同時に我がままも凄かった・・・・ > リナ:んふふふふふふふふふ・・・・ > > ばき!! > > らん:ううう・・痛いです・・・しくしく・・・ …………(汗) 「ばき!!」…………って…………(滝汗) …………こほん。 えー、きをとりなおしまして。 てーっと、このシーンは「リナさんを書く!!」みたいな意気込みで書いてました(笑) まぁ、だからこそ我が儘………… ざくっ! リナ:…………なにがいいたいのかな? ぐふっ、あの、ちょ、マジで痛かったんですけど…………(汗) えー、なにはともあれ、照れ屋で不器用なリナさんが書けてうれしかったのですv フィーちゃんも暴走せずにすんだし♪ >>「本当なら、デュグラディグドゥに言いたいんだけど、もう混沌に還ってるんでしょ? だから、アイツの記憶を持ち合わせているあんたが、代理であたしに叱られなさいっ!!」 >>「んな無茶苦茶な…………」 >>「やっかましぃっ!!」 >> すかさず懐から取り出したスリッパで、ヴァルの頭部にダメージを与える。 > らん:リナが無茶苦茶を言うのはいつものことですvv > リナ:ど〜〜ゆう意味よ!!それは! > らん:ああああ!!!その手にある!!火炎球を仕舞ってくださいぃぃいぃぃいいぃ!! リナさんv そのままの意味ですよ♪(待て) >>「で、一番悪いのはやっぱりエルよ。 >> ちゃんと……予定の世界に降りてからでもいいから、どんなに遅くなってでもいいから、一度会いに行ってあげるべきだった。ちゃんとエルの口から、一緒にいられなくなった理由(ワケ)を言ってあげるべきだったのよ。 >> …………そうすれば、今度みたいな事件は起きなかった。無理をしてこの世界に残ったヴォルフィードの『残り香』が、魂を歪める危険をおかさなくてもよかったのよ」 >> 確かに、そうだったのかもしれない。 > らん:今回の件は、皆が皆、伝える言葉が足りなかったということですね。 >エル様:う・・・ そうなのです。 皆が皆、相手はきっとわかってくれてると思いこんだ結果が今回の事件の切っ掛けだったのです。 やっぱり、大切なことは自分の口で伝えないと、本当のところって伝わりませんから。 >>「――――私達の子供になるか?」 >> >> どくんっ >> >> ヴォルフィードの喉が震えた。 >> 大きく目を瞠り、まじまじとナーシャの顔を見つめる。 >>「…………わたしが…………?」 >>「貴女(きじょ)が、もしよければの話だがな。 >> 私はまともに親に愛された記憶がない。ファレスも、あやつの母親の仕事の関係上、一般的な親の愛情というものを受けたことがないらしい。――――そして、私達夫婦には、まだ子が無い。それ故、貴女を……貴女が満足する愛し方ができるかはわからないが、それでも良いと言ってくれるのならば…………」 >> 優しい笑みを浮かべる。 >> >> ――――つまり。 >> ――――この女性(ひと)は…………。 >> >>「…………いいの…………?」 >> 泣きそうに、なる。 >> 視界が涙で歪む。 >> 漏れそうになる嗚咽に必至で堪え、眼前で微笑みを浮かべる女性を、真っ直ぐに見つめる。 >>「本当にいいの? わたしでっ、……いいの? >> …………愛して…………くれる…………?」 >> 胸がいっぱいになる。 >> 言葉が途切れてしまう。 >> もっとハッキリ、ちゃんと言いたいのに。 >>「…………本当に、いいの…………?」 > らん:このシーンに感動したのです。 > フィーさんの心が救われていく感じが伝わってきて・・・ そうですか!? 〜〜〜〜!! よかったのです!!(^^ 今回の話で、一番書きたかったシーンだったので、思わず力が…………(苦笑) >> 夫婦の通過儀式もせずに子持ちになるなんて、いくらなんでも…………」 >>「ファレスっっっ!!!」 >> 突如とんでもないことを言い出したファレスに、ナーシャが顔を真っ赤にして制止の声を上げる。 >> 彼の言葉が、ヴォルフィード『本体』の次の生を心配したことから出てきたであろう言葉だと理解できても、最後に付け加えられた言葉が、有無を言わせず混沌に返すための最後の一手だったとしても、コレは聞き捨てならない。どうしてよりにもよって、そのセリフを選んだのか。 >> 思い切り怒鳴りつけてやりたいのは山々だったが、今はとにかく時間が惜しかった。絶対にとっちめてやる、と堅く心に誓いつつも、今はあえてその欲求を無視し、もう一度ヴォルフィードに向き直る。 > らん:こらこら・・・ファレスさん・・・ > 後が・・恐いですよ・・・ ふふふ。ナーシャさんも照れ屋さんという設定なので(笑) ちなみに、ファレス君は育った環境上、このテのことに照れくささ云々は感じません。ああ、裏設定ばかりが増えていく…………(涙) >> やがで、ヴォルフィードが伏せていた顔を上げた。 >> 涙で濡れた瞳が、真っ直ぐナーシャの顔を捉えて。 > らん:ううう・・これで・・・フィーさんの心が救われてよかったです。 ああ、泣かないで(汗) なんにしても、(多分)そう遠くない未来に、フィーちゃん、赤の世界に再来なのです♪ >>「オレがリナの側にいたいから、いるんだ。お前だけ結界外(そと)に出して危ないことをさせるわけには、いかないだろう?」 >>「……………………巻き込まれても、しらないからね」 >> そう言ったリナの口元が笑みを象っていたように見えたのは――――。…………きっと、見間違いではないはずだ。 > らん:そうそう。この2人がくっ付くのも時間の問題vv > それに、ガウリイがリナだけ危険な目にあわせるはずがありませんvv > さぁ・・・!!リナさん!!勇気を出して!!ガウリイに好きと告白を・・・ > >どが!! > > リナ:うっさいわよ!!/////// > らん:あううううう・・・・・テレながら蹴らないで下さい〜〜〜 そうですよ、リナさんっ! 第一今更照れ隠しなんてしても無駄なのですっ!! お二人の関係は公然の秘密………… リナ:うるさいっ!! きょぎゅ。 >>「…………っ! もっ、もうっ! なんなんですのっ、これはっ…………!!」 >> どうやら、口を利く余裕くらいはあるらしい。 >> 両の手を前方に突き出し、ぐっ、と圧力を堪えつつ、ダルフィンが不満をもらす。 > らん:流石は!!ダルフィン様です!!口を聞く余裕があるとは・・・ フィーちゃんが動いていないから、そんなに大きな『道』でないことも関係してますしv >>“もうこちらは限界ですぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!” >> 実に情けない声で、これ以上情けないことはない言葉を吐いた。 >> と。 >> 普段滅多に声を荒げることのないゼラスが、不意に、 >>「泣き言を言うなっ! もしここで逃げ出そうものなら、あの御方が地の果てまで追ってきて、死ぬより辛いお仕置きをプレゼントしてくださることになるぞっ!!」 > らん:エル様・・・何をいったのですか? >エル様:秘密vv えー、真実はこのヒトが知っている! カモンゼラス様っ!! ゼラス:なんだ? イタチの分際で。 エル様に、何とお言葉をいただいたのですか? ゼラス:…………黙秘する。 >> 突如生き返った空竜(エア・ドラゴン)について、一体何が起こったのかわからない一同は、一斉に視線をエルへと向けた。 >>「エル、これは一体どういったわけで…………?」 >>『ん? ああ、輪廻の流れに乗ろうと順番待ちをしていた、空竜(エア・ドラゴン)の魂に肉体を与えて、こっちに引っぱり戻しただけよ。空竜(この子)達がやられたヴォルフィードの『残り香』は、元々は別の世界の神。本来なら、干渉してきてはいけなかった存在(もの)にやられちゃったからさ。 >> …………あたしの監督不届きだったこともあるし、今回はサービスよ』 >> ぺろっ、と舌を出して、最後は小声で。 > らん:ありがとうございますvvエル様vv流石は総てのものの母です。 >エル様:まぁ・・・今回のことは、あたしに落ち度があったし・・・・ ふふふのふ。ココで空竜達に生き返って貰わないと、いまいちハッピーエンドになりませんので(汗) >> …………帰ったら、ねえちゃんにお礼を言おう。何にとは決めないで、これまであたしに与えてくれた、全ての愛情溢れる行為に対して―――― >> うん、と一つ頷いて、リナ=インバースは天上をふり仰いだのだった。 > らん:愛されるのだけではなく、自分自身も与えるそれはとても大事なことだと思います。 > なんにしても!!フィーさんが救われて良かったですvv とりあえず、公約(?)通りのハッピーエンドなのです!! フィーちゃん(生まれ変わりヴァージョン)は、もしかしたら今後のお話ででてくるかもしれません。でも…………性別、どうしよう…………。名前も…………(汗) >> 取りあえず、本編はコレで終了なのです。 >> なんとか(かなりこじつけな部分も有りましたが)ハッピーエンドになりました(ほっ) > らん:とっても綺麗です!!終わり方!! ほんとですかっ♪(小躍り←待て) ラストにも力がはいっていてので、そう言っていただけると本当に嬉しいのですvv >> では。 >> >> 感無量! 白河綜でした♪ > らん:はい。お疲れ様でした。番外編?楽しみにお待ちしております♪ > ではでは〜〜これにて〜〜 はい! こんな長い話におつきあい下さり、本当にありがとうございました!! その後編は、少しだけ肩の力を抜いて、ギャグ&ほのぼのをテーマに書こうと思ってます。そちれも、どうぞよろしくお願いします♪(ぺこり) ではでは。 白河綜でした♪ > |
20204 | お疲れ様なのです〜〜 | まい | 2002/2/23 16:55:54 |
記事番号20202へのコメント 白河綜さんは No.20202「闇の残り香 終幕」で書きました。 > > まい :こんにちは♪白河さん♪終幕♪お疲れ様なのです♪ > > くううううううっ!! > > いよいよコレをアップすることになりましたっ!! > 取りあえずの終幕がアップできることに、感無量の白河綜なのですっ! > > さぁ、今回で全ての謎が明らかに……! …………なっているわけではありませんが(待て)大部分はお披露目になっていると思います。 > > 最終回故、少しながいのですが。 > > ではでは。 > > 『闇の残り香 終幕』なのです。 まい:わ〜〜い♪たのしみなのです〜〜 > 手を伸ばしても、決して届かぬ存在。 >『…………あんた、そんなことを望んでたの?』 >「……っ!! エル、そのような言い方は…………!」 > ナーシャが、咎めるような声を出す。風に嬲られる狐色の髪を手で押さえつけつつ、隣で佇むエルを振り返った。だが、その赤銅の瞳にあった非難の色は、エルの表情を捉えると同時に消え失せる。 >「…………エル…………?」 >『馬鹿よ、あんたは。あたしの事、なんにもわかっていないっ。欲しがってばかりで…………都合の悪いことには蓋をするっ!』 > 言葉が荒い。やるせなさそうに眉を寄せて、拳を堅く握りしめている。線の細い肩が、小刻みに震えていた。 > これは………… >(…………怒っている…………?) まい :エル様・・・怒るなんて!!赤の世界の消滅・・・? エル様:ど〜ゆ〜意味かしらん(はあと) >『…………あんたなら、わかってくれてると思ってたのよ…………デュグラディグドゥは、あたしが言わずとも理解してくれた。アイツよりもあたしのことを…………好いてくれていたあんたなら、わかってくれてると思ってたのに…………!!』 > ヴォルフィードが、軽く目を瞠る気配が伝わってくる。 > 何を言っているかわからない、という顔で、水面の瞳を、真っ直ぐにエルへ向けている。 > ヴァル――――いや、ここはあえてデュグラディグドゥと呼ぼう――――が、深くため息をついた。琥珀色の瞳で、エルを見、リナを見、ウィンを見――――フィリアを見てから、視線をヴォルフィードへと戻す。 > 仕方ないな、とでもいうようにため息をつくと、聞き心地の良いハスキー・ボイスで言葉を紡ぐ。 >「――――お前は、捨てられたワケではない…………」 >「…………!?」 > ヴォルフィードは――――。 > 一瞬、何を言われたのか理解できなかったようだ。 まい :捨てられた訳じゃないのね!!良かったね!!フィーさん!! エル様:だれか・・・こいつを元に戻して・・・最近狂ってる・・・(涙) リナ :って言うか、アメリアに似てきた?性格が。 >『…………フィー…………』 > 極上の声音に、ヴォルフィードの肩が揺れる。 >『…………もう、一体どれくらい昔なのかも憶えてないけど、あんたを創ってスグの時、ある世界で厄介事が起こってね…………』 > ふぅ。 > エルは一度だけ、深いため息を漏らした。 >『細かい経緯は省くけど…………とにかくその世界の神に仕える部下が、何をトチ狂ったのか、このあたしを召喚しようとしたの。でも、知っての通り、あたしは神も魔も持ち合わせる中立な存在。その一方の要素がかけた神族に、あたしが呼び出せるはずがない。 > …………そのせいかしらね…………。召喚されたのはあたしではなく、その当時あたしの側にいた、神の属性を持つあんただった』 > 淡々と語るエル。 まい :どっかの神族・・・君のせいなのね・・・怨むよ? エル様:最近壊れてる〜〜〜!!!! S :って言うか・・・なんかエル様とキャラが似てきた?(ぼそ) リナ :エル・・・まいに何か仕掛けてない? エル様:そう言えば!!復活するたびにあたしに似てくるようにしたような・・・ > その声に感情が乗ることはなく、ただただ、事実を紡ぐばかり。 >『あたしも、あの時ばかりは焦ったわ。まだ人格形成もできあがっていない…………本当に生まれたばかりのあんたが、あろうことか予定とは違う世界に『降りて』しまったんだもの。 > 気づいてから、急いであんたの回収に向かったけど…………『世界(した)』の空気に触れてしまったあんたを、混沌に戻すことは不可能だった。かといって、まだ力の十分でないあんたを、予定していた世界に降ろす事もできなかった。 > 仕方ないから、新しく別の次元を創り、そこにあんたと、あんたの対となる魔王であるデュグラディグドゥを降ろしたのよ。急いで創ったせいで、その次元はあたしを受け入れてくれなかったから…………』 >「…………エルを受け入れない次元…………?」 > 横からリナの声が入る。 まい :エル様を受け入れない世界なんてあるんですね〜創造者なのに・・・ >「ちょっと。あんた達、いい加減にしなさいよ」 > 焦りでいっぱいになりそうだった心に、突如飛び込んでくる冷めた声音。発信源を見つけようと視線を巡らすと、その声はリナ=インバースから飛んできたらしい。 > 彼女は腕を組み、呆れたように半眼で、ヴォルフィードとエル、そしてヴァルを順々に見つめた。 > ふぅ、と大きく息を吐いた様子が見て取れる。 >「三人が三人とも考えすぎて、いろんな想い(こと)がゴッチャゴチャになってるわ。少し落ち着きなさいよ」 > やれやれ、と組んでいた腕をくつろげて、ヒラヒラと振ってみせる。それから、ビシッ! とヴォルフィードを指差して、 >「まずあんたっ! パニくる前に、あたし達に謝りなさいっ! あんたの勘違いに巻き込まれた挙げ句、ウィンに至っては大けがさせられたんだからねっ!!」 >「…………リナチャン…………」 > まさか、リナがこんな言葉を言ってくれるとは、思ってもいなかったウィン。フィリアの治療を受けながら、くりっ、とした黄金の瞳をわずかに瞠って、リナを見つめる。 > 見つめられた当人は……おそらく照れているのだろう。頬を赤く染めたまま、それを隠すように、今度は背に翼を生やしたままのヴァルへと向き直る。 >「それと、あんたにも代理で、あたしの文句を聞いて貰うわよ!」 >「代理?」 > 眉を寄せるヴァル。 >「本当なら、デュグラディグドゥに言いたいんだけど、もう混沌に還ってるんでしょ? だから、アイツの記憶を持ち合わせているあんたが、代理であたしに叱られなさいっ!!」 >「んな無茶苦茶な…………」 >「やっかましぃっ!!」 > すかさず懐から取り出したスリッパで、ヴァルの頭部にダメージを与える。 まい :ヴァル・・・リナに何をいてもむだ・・・ ヴァル:そうみたいだな・・・ エル様:それにしてもこのセリフは・・・本当に無茶苦茶ね・・・ >「とにかくっ! デュグラディグドゥも悪いわねっ! エルがヴォルフィードの側にいられなかった理由を、ちゃんと言うべきだったのよっ! いつまでも、何もわからない子供にする様な接し方をしてたことが間違いだったんだわっ!」 > そう言いきって、最後にギッ、とエルを睨め付ける。 > 低温の炎を宿したその瞳は、金色の魔王が思わず腰を引いてしまう程の苛立ちに満ちていた。 まい :エル様を怯えさせることのできるリナに拍手を送りたいと思います・・・ エル様:やめんか!! >「で、一番悪いのはやっぱりエルよ。 > ちゃんと……予定の世界に降りてからでもいいから、どんなに遅くなってでもいいから、一度会いに行ってあげるべきだった。ちゃんとエルの口から、一緒にいられなくなった理由(ワケ)を言ってあげるべきだったのよ。 > …………そうすれば、今度みたいな事件は起きなかった。無理をしてこの世界に残ったヴォルフィードの『残り香』が、魂を歪める危険をおかさなくてもよかったのよ」 > 確かに、そうだったのかもしれない。 > ちくりっ、と胸が痛むのを感じる。 > リナの声は先程とは打って変わって、穏やかな調子だった。 > だが、声とは裏腹に、相当な怒りを含む言葉だった。 > はぁ、と詰めていた息を吐き出す。引き締めていた表情が一気に弛緩したことを、リナは自覚した。 > げんなりした様子で、 >「なんにしても、勘違いだったって事がわかっただけで、な〜んにも解決してないのよね…………」 > 全身を襲う、異様な疲れの原因はそれだった。 まい :確かに・・・でも・・・一応、エル様とフィーさんのことに関しては片付いてるんじゃ・・・? > 気が付くと、その場にしゃがみ込んでしまったヴォルフィードの前に、ナーシャが同じようにしゃがみ込んで、その淡黄白色の髪を撫でていた。彼女の後ろには当然の様にファレスが立ち、ジーンズのポケットに両手を突っ込んでいる。剣は鞘に収まっており、一流以上の戦士の気配が失せていた。 > 髪を撫でられているヴォルフィードは、驚いた顔をして、己の眼前で淡い笑みをこぼす女性の顔を、不躾なまでに凝視する。 > ナーシャは、しばらく無言でヴォルフィードの髪を梳いていたが、やがでぽつりと、 >「――――私達の子供になるか?」 > > どくんっ > > ヴォルフィードの喉が震えた。 > 大きく目を瞠り、まじまじとナーシャの顔を見つめる。 >「…………わたしが…………?」 >「貴女(きじょ)が、もしよければの話だがな。 > 私はまともに親に愛された記憶がない。ファレスも、あやつの母親の仕事の関係上、一般的な親の愛情というものを受けたことがないらしい。――――そして、私達夫婦には、まだ子が無い。それ故、貴女を……貴女が満足する愛し方ができるかはわからないが、それでも良いと言ってくれるのならば…………」 > 優しい笑みを浮かべる。 > > ――――つまり。 > ――――この女性(ひと)は…………。 > >「…………いいの…………?」 > 泣きそうに、なる。 > 視界が涙で歪む。 > 漏れそうになる嗚咽に必至で堪え、眼前で微笑みを浮かべる女性を、真っ直ぐに見つめる。 >「本当にいいの? わたしでっ、……いいの? > …………愛して…………くれる…………?」 > 胸がいっぱいになる。 > 言葉が途切れてしまう。 > もっとハッキリ、ちゃんと言いたいのに。 まい :それでも伝えたいことは伝わってるんじゃないんですか(はあと) エル様:そうかもね・・・ >「…………本当に、いいの…………?」 >「もちろんだ。 > なあ、ファレス?」 > ナーシャは微笑みを崩すことなく、己の背後に立つ長身の青年へと視線を向けた。ヴォルフィードがそれに倣う。心なしか、怯えを含んだ瞳で、ファレスを見上げた。 > それに気づいたファレスは、口元にお得意の悪戯っ子っぽい笑みを浮かべて、 >「かまわんよ。ただし、あんたが俺達の子供になるのはこの次の生。一回キチンと混沌に戻って、輪廻の流れに身を任せてからだな。 > 夫婦の通過儀式もせずに子持ちになるなんて、いくらなんでも…………」 >「ファレスっっっ!!!」 > 突如とんでもないことを言い出したファレスに、ナーシャが顔を真っ赤にして制止の声を上げる。 まい :ファレスさん・・・後が怖いですよ・・・おそらく・・・ > 彼の言葉が、ヴォルフィード『本体』の次の生を心配したことから出てきたであろう言葉だと理解できても、最後に付け加えられた言葉が、有無を言わせず混沌に返すための最後の一手だったとしても、コレは聞き捨てならない。どうしてよりにもよって、そのセリフを選んだのか。 > 思い切り怒鳴りつけてやりたいのは山々だったが、今はとにかく時間が惜しかった。絶対にとっちめてやる、と堅く心に誓いつつも、今はあえてその欲求を無視し、もう一度ヴォルフィードに向き直る。 まい :何かリナに似てきた・・・?それとも元からですか・・・?ナーシャさん・・・ >「…………私達夫婦に異存はない。あとは、貴女次第だ」 >「…………わたしは…………」 > ついに堪えきれなくなった水晶の粒が、ヴォルフィードのまなじりからこぼれ落ちる。 > 不安にかられた幼子がするように、細い両腕で、ナーシャの上着の袖を掴んだ。 >「…………わたしはっ…………」 > 滾々とわき出てくる涙。 > 止まらない。 > 止めようとも、思わなかった。 > ナーシャが首を傾け、しゃがみこんだままの状態でうつむいてしまったヴォルフィードの額に、己の額をこつんっ、とぶつける。「うん?」と小声で囁く。 > それは、どこにでもある母と子の情景。 > やがで、ヴォルフィードが伏せていた顔を上げた。 > 涙で濡れた瞳が、真っ直ぐナーシャの顔を捉えて。 > > > > > > > > > > > > > >「…………うん…………」 > > > > > そう、短く呟いた。 > > それだけで、充分だった。 まい :後はお互いの心に響いてるんですかね♪ > リナは軽くため息をつく。 >「やっぱり、あんたもあそこに居た方がいいんじゃない?」 > 返ってくるのは、こんな時だというのに、やたらと脳天気な声音。 >「いいじゃないか。別に」 >「だって、あたしはナーシャの力で支えられてるから心配ないけど、あんたはなんの支えもないのよ? ヘタしたら、混沌に吸い込まれるのよ?」 >「わかってるさ、それくらい」 > なんでもないことのように、ガウリイは言った。 > いつものように、リナの栗色の髪をワシャワシャといじくり、 >「オレがリナの側にいたいから、いるんだ。お前だけ結界外(そと)に出して危ないことをさせるわけには、いかないだろう?」 >「……………………巻き込まれても、しらないからね」 > そう言ったリナの口元が笑みを象っていたように見えたのは――――。…………きっと、見間違いではないはずだ。 まい :きっとリナもガウリイにいて欲しいんじゃないんですかね・・・? エル様:ん〜〜そうかもね >「――――来たっ!」 > シャンッ > ゼラスの動きに呼応して、鈴が鋭い音を奏でた。彼女の鋭い声に遅れること一瞬、ダルフィンも緊張した面持ちで鈴――――正確には、鈴が連なっている軸の部分であるワイヤーである――――を構える。 > その、更に一瞬後には、二人の身体に凄まじい圧力がかかった。感覚としては、凄まじいスピードで動いているときにかかる、つまりは“G”に近い。 >「…………っ! もっ、もうっ! なんなんですのっ、これはっ…………!!」 > どうやら、口を利く余裕くらいはあるらしい。 > 両の手を前方に突き出し、ぐっ、と圧力を堪えつつ、ダルフィンが不満をもらす。 まい :さっすがはダルフィン♪ > と。 >“ゼラス様っ!!” > 虚空を震わせて、遙か彼方で、やはり彼女たちと同じように、混沌の流出を抑えているはずのゼロスの声が聞こえた。 >「何だっ」 > 普段の鷹揚な声とは打って代わって、苛立ちを多分に含んだ声だった。だが、いつもならすぐに気づく主の変化に、ゼロスは反応を示さなかった。全力で混沌を押さえつけているために、こちらまで注意が回らなかったのだろう。 >“もうこちらは限界ですぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!” > 実に情けない声で、これ以上情けないことはない言葉を吐いた。 まい :ゼロス・・・頑張らなければエル様のおしおきが・・・!! > と。 > 普段滅多に声を荒げることのないゼラスが、不意に、 >「泣き言を言うなっ! もしここで逃げ出そうものなら、あの御方が地の果てまで追ってきて、死ぬより辛いお仕置きをプレゼントしてくださることになるぞっ!!」 > > ――――数分後。 > > 口を開き、全てを飲み込もうとしていた混沌は、己の役目を終え、ゆっくりとその口を閉じた。 > 精神世界面(アストラル・サイド)では、ボロ雑巾の様になるまで力を使い果たした高位魔族が五体、役目を終えて崩壊していく鈴の、最後の合奏を聴いていた。 まい :ぼ・・・ボロ雑巾・・・(爆!) エル様:うわ〜〜・・・こいつ、笑い転げてるわ・・・ > > 《ねぇ、今度こそ、ちゃんとわたしを愛してくれる?》 > まい :そのことに関しては、問題ないと思います♪ なんせ、親がナーシャさんとファレスさんなのですから♪ > >「…………終わった…………わね…………」 >「取りあえず、な」 > 両足を投げ出して、地べたに直接座り込んだリナの呟きに、膝をそろえてその場にかがみ込んでいるナーシャが、いかにも適当に相づちを打った。 > ――――何にも、無くなってしまった。 > それはそれは見事であったであろう、空竜(エア・ドラゴン)達の神殿も。その前庭はもとより、混沌を召喚した際に、その建物も全て、飲み込まれてしまった。 > リナは、視線をエイジュへと向ける。 > 彼は片膝を立ててその場に屈み込み、何かに耐えるように、その漆黒の瞳を閉ざしていた。遠目にも、逞しい肩が震えているのがわかる。 > ――――ヴォルフィードの願いは、そう遠くないであろう未来に、叶う事が決まった。だとすれば、今回の一件で一番傷を負ったのは、間違いなくこの人・エイジュだ。ヴォルフィードの、よりにもよって『思い違い』によって、同志を皆殺しにされたのだから。 まい :ですよね・・・『思い違い』でやられたことですし・・・ > 彼の直接の上司である空竜王(エアロード)バールウィン――――リナ達にはウィン=コバルトと名乗っていた少女も、どう声を掛ければいいかわからず、彼の後ろ姿を痛ましげに見つめるばかり。 > ――――と。 > 唐突に、光が収束しだした。 > その光は、やがていくつもの人型をとりだす。 > エイジュの漆黒の瞳に、光が戻った。 > 光を纏っていた身体は、やがてリナ達となんら変わりない質感を持つ。 >「…………空竜(エア・ドラゴン)…………? そんな……、まさか…………!」 > フィリアが驚愕の声を出す。当然だ。死者は生き返らない。そんなことができるとすれば………… >『ふぅ、間に合ったっ!』 >「エル様っ!? これはいったい…………」 > 混沌の流出量を押さえるから、と言って消えたままだったエルが、ふぅ、とため息をつきつつ、その身を具現化させた。とはいっても、相変わらずの半透明な身体だが。 > 突如生き返った空竜(エア・ドラゴン)について、一体何が起こったのかわからない一同は、一斉に視線をエルへと向けた。 >「エル、これは一体どういったわけで…………?」 >『ん? ああ、輪廻の流れに乗ろうと順番待ちをしていた、空竜(エア・ドラゴン)の魂に肉体を与えて、こっちに引っぱり戻しただけよ。空竜(この子)達がやられたヴォルフィードの『残り香』は、元々は別の世界の神。本来なら、干渉してきてはいけなかった存在(もの)にやられちゃったからさ。 > …………あたしの監督不届きだったこともあるし、今回はサービスよ』 > ぺろっ、と舌を出して、最後は小声で。 > どうやら、リナに言われた言葉が、思ったよりも“きた”らしい。 まい :よかったですね・・・エイジュさん・・・ エル様:でも・・・あの言葉は流石に効いたわ・・・ > > 空を、見上げる。 > 雲がたなびき、日の光をさえぎって、地上に薄い影を落とす。 > > ――――『愛して、欲しかった』 > > これは、混沌の渦に飲み込まれていった少女の言葉。 > 家族に愛されて育ったリナには、理解できるものと理解できないものとがあったけれども。 > 今回の出来事で、一つだけ、実感したことがある。 > > ――――ああ、あたしって、幸せ者なんだな…………。 > > 姉に対するコンプレックスはあったとしても。 > 家族に愛され、信頼できる仲間がいてくれて。 > そんなことにも気づかずに、毎日を暮らしていたなんて。 > なんの感謝もせずに、物事の表面だけを見て生活していたなんて。 > > ――――なんて、もったいないことをしていたのだろう。 まい :ですよね・・・リナは仲間は絶対に信じるし・・・家族を疑わないし・・・ エル様:・・・おそらくは、『伝えたいことはちゃんと伝えた方がいい』って言いたいんだろうな・・・こいつ・・・ > > リナは瞬きもせず、じっと蒼い空を見つめ続けた。 > いつの間にか、傍らに人の気配。それが一体誰なのか、もはや振り返る必要もないだろう。 > > > > 空が高い。 > 乾燥した風が、肌を撫でる。 > 季節はいつの間にか秋を通り越して、冬になろうとしていた。 > > ――――冬になったら、まずコタツを出して。みんなでお鍋を囲って、雪が降ったら鎌倉を作って…………―――― > > ふっ、と目元を弛める。 > 久しぶりに、家族でゆっくりするのも悪くないかもしれない。 > 取りあえず――――。 > > …………帰ったら、ねえちゃんにお礼を言おう。何にとは決めないで、これまであたしに与えてくれた、全ての愛情溢れる行為に対して―――― > > うん、と一つ頷いて、リナ=インバースは天上をふり仰いだのだった。 > > > > > ―†― Fin.―†― > > > まい :終り方・・・すっっっっっっっっっっっっご〜〜く!!素敵です!! > > …………はいっ! > 取りあえず、本編はコレで終了なのです。 > なんとか(かなりこじつけな部分も有りましたが)ハッピーエンドになりました(ほっ) まい :素敵です〜〜〜ハッピーエンド・・・(はあと) > > えー、フィーさんことヴォルフィードさんの最後は、この話を書き始めた時点で決まっていたので(注・白河は話を書き進めるごとに、話の中身&ラストが変わっていく←待て)、このシーンが書けて大満足なのです。なにせこのシーンを書きたいがために、ファレス君にご登場願ったのですから(笑)。 > > > えー、なにはともあれ、全27話! > 白河が一番驚いています。まぁ、テンポが悪い話なので、そこんとこもっと工夫すれば、もっと短くできたのだと思いますが…………(汗) > > で。 > しょーもないことに、まだその後編なるものが6話、用意されています(汗)。こちらはいくつかの組みに分けて、この事件後の経過(?)を追う予定なのです。そして「いくつかの組みに分ける」なんて言った時点で、ほぼカップリングが入ること決定(笑)。 > 取りあえず、最初がリナさんとガウリイ君。二話目がアメリアさんとゼルガディス君。三話目がフィリアさんとヴァル君で、四話目がオリキャラ・ナーシャさんとファレス君。 > で、カップリングからは外れますが、五話目が神族一同と魔族一同。最後がエル様と?、というふうに予定しております。 > なお、全話にエル様が首を突っ込む予定有り(笑)。 まい :おそらく・・・全部エル様が引っ掻き回すんだろうな・・ぶる!! > もちろん、そちらは読まなくても、ここでひとまずお終いです。 > > こんなにだらだらと長い作品におつきあいくださり、ありがとうございました! > > では。 > > 感無量! 白河綜でした♪ > > まい :番外編!!頑張ってください!! エル様:それはそ〜とお前・・・続きは?(はあと) まい :え〜〜〜・・・素敵に素敵を重ねてさらに素敵とまで行きました(はあと) エル様:無視の上に意味不明な言葉・・・ まい :とにかく、素敵でした♪ エル様:さらに無視かい・・・ まい :では♪白河さん♪ まい・エル様:お疲れ様でした(はあと) |
20207 | 多謝っvvv | 白河綜 E-mail | 2002/2/23 19:50:03 |
記事番号20204へのコメント まいさんは No.20204「お疲れ様なのです〜〜」で書きました。 > まい :こんにちは♪白河さん♪終幕♪お疲れ様なのです♪ こんにちは、まいさんv 白河綜なのです! やったら長かったこの話も、今回でやっと終わりました(汗) >>「…………エル…………?」 >>『馬鹿よ、あんたは。あたしの事、なんにもわかっていないっ。欲しがってばかりで…………都合の悪いことには蓋をするっ!』 >> 言葉が荒い。やるせなさそうに眉を寄せて、拳を堅く握りしめている。線の細い肩が、小刻みに震えていた。 >> これは………… >>(…………怒っている…………?) > まい :エル様・・・怒るなんて!!赤の世界の消滅・・・? > エル様:ど〜ゆ〜意味かしらん(はあと) はっ!! その可能性は考慮してなかった…………!!(待て) >>「――――お前は、捨てられたワケではない…………」 >>「…………!?」 > まい :捨てられた訳じゃないのね!!良かったね!!フィーさん!! > エル様:だれか・・・こいつを元に戻して・・・最近狂ってる・・・(涙) > リナ :って言うか、アメリアに似てきた?性格が。 なにっ!? まいさん、イメチェンなのですかっ!? アメリアさん似! 大変可愛らしいのです♪(だから待て) >>『細かい経緯は省くけど…………とにかくその世界の神に仕える部下が、何をトチ狂ったのか、このあたしを召喚しようとしたの。でも、知っての通り、あたしは神も魔も持ち合わせる中立な存在。その一方の要素がかけた神族に、あたしが呼び出せるはずがない。 >> …………そのせいかしらね…………。召喚されたのはあたしではなく、その当時あたしの側にいた、神の属性を持つあんただった』 >> 淡々と語るエル。 > まい :どっかの神族・・・君のせいなのね・・・怨むよ? > エル様:最近壊れてる〜〜〜!!!! > S :って言うか・・・なんかエル様とキャラが似てきた?(ぼそ) > リナ :エル・・・まいに何か仕掛けてない? > エル様:そう言えば!!復活するたびにあたしに似てくるようにしたような・・・ いえいえっ! 人間、壊れすぎくらいが丁度良いのです!!(待て) えー、どっかの神族君については、恨んでくださって結構なのです! この辺のエピソードも考えてあるので、いつか書けたらかきますね。 >>『あたしも、あの時ばかりは焦ったわ。まだ人格形成もできあがっていない…………本当に生まれたばかりのあんたが、あろうことか予定とは違う世界に『降りて』しまったんだもの。 >> 気づいてから、急いであんたの回収に向かったけど…………『世界(した)』の空気に触れてしまったあんたを、混沌に戻すことは不可能だった。かといって、まだ力の十分でないあんたを、予定していた世界に降ろす事もできなかった。 >> 仕方ないから、新しく別の次元を創り、そこにあんたと、あんたの対となる魔王であるデュグラディグドゥを降ろしたのよ。急いで創ったせいで、その次元はあたしを受け入れてくれなかったから…………』 >>「…………エルを受け入れない次元…………?」 >> 横からリナの声が入る。 > まい :エル様を受け入れない世界なんてあるんですね〜創造者なのに・・・ エル様のお作りになった数多の世界は、それぞれの世界で、違う法則で存在していますから(白河的思いこみ←だから待て)。その法則が丁度ぶっついている場所に、その次元を作ってしまったのですね。そのために、その場所が狂い、創造主であるエル様を拒む結果と相成ったのです。 >>「それと、あんたにも代理で、あたしの文句を聞いて貰うわよ!」 >>「代理?」 >> 眉を寄せるヴァル。 >>「本当なら、デュグラディグドゥに言いたいんだけど、もう混沌に還ってるんでしょ? だから、アイツの記憶を持ち合わせているあんたが、代理であたしに叱られなさいっ!!」 >>「んな無茶苦茶な…………」 >>「やっかましぃっ!!」 >> すかさず懐から取り出したスリッパで、ヴァルの頭部にダメージを与える。 > まい :ヴァル・・・リナに何をいてもむだ・・・ > ヴァル:そうみたいだな・・・ > エル様:それにしてもこのセリフは・・・本当に無茶苦茶ね・・・ リナさんが相当怒ってる証なのです! >>「とにかくっ! デュグラディグドゥも悪いわねっ! エルがヴォルフィードの側にいられなかった理由を、ちゃんと言うべきだったのよっ! いつまでも、何もわからない子供にする様な接し方をしてたことが間違いだったんだわっ!」 >> そう言いきって、最後にギッ、とエルを睨め付ける。 >> 低温の炎を宿したその瞳は、金色の魔王が思わず腰を引いてしまう程の苛立ちに満ちていた。 > まい :エル様を怯えさせることのできるリナに拍手を送りたいと思います・・・ > エル様:やめんか!! どぞどぞ。じゃんじゃん贈ってあげちゃってくださいvv >> はぁ、と詰めていた息を吐き出す。引き締めていた表情が一気に弛緩したことを、リナは自覚した。 >> げんなりした様子で、 >>「なんにしても、勘違いだったって事がわかっただけで、な〜んにも解決してないのよね…………」 >> 全身を襲う、異様な疲れの原因はそれだった。 > まい :確かに・・・でも・・・一応、エル様とフィーさんのことに関しては片付いてるんじゃ・・・? 誤解は解けましたが、フィーちゃんの欲しがっている『エル様の愛情(無謀な……)』にかんしては、解決していない、ってことで。 >>「――――私達の子供になるか?」 >> >> どくんっ >> >> ヴォルフィードの喉が震えた。 >> 大きく目を瞠り、まじまじとナーシャの顔を見つめる。 >>「…………わたしが…………?」 >>「貴女(きじょ)が、もしよければの話だがな。 >> 私はまともに親に愛された記憶がない。ファレスも、あやつの母親の仕事の関係上、一般的な親の愛情というものを受けたことがないらしい。――――そして、私達夫婦には、まだ子が無い。それ故、貴女を……貴女が満足する愛し方ができるかはわからないが、それでも良いと言ってくれるのならば…………」 >> 優しい笑みを浮かべる。 >> >> ――――つまり。 >> ――――この女性(ひと)は…………。 >> >>「…………いいの…………?」 >> 泣きそうに、なる。 >> 視界が涙で歪む。 >> 漏れそうになる嗚咽に必至で堪え、眼前で微笑みを浮かべる女性を、真っ直ぐに見つめる。 >>「本当にいいの? わたしでっ、……いいの? >> …………愛して…………くれる…………?」 >> 胸がいっぱいになる。 >> 言葉が途切れてしまう。 >> もっとハッキリ、ちゃんと言いたいのに。 > まい :それでも伝えたいことは伝わってるんじゃないんですか(はあと) > エル様:そうかもね・・・ ナーシャさんは、他人の感情には鋭いですからね。 きっと伝わっているハズなのですv >>「…………本当に、いいの…………?」 >>「もちろんだ。 >> なあ、ファレス?」 >> ナーシャは微笑みを崩すことなく、己の背後に立つ長身の青年へと視線を向けた。ヴォルフィードがそれに倣う。心なしか、怯えを含んだ瞳で、ファレスを見上げた。 >> それに気づいたファレスは、口元にお得意の悪戯っ子っぽい笑みを浮かべて、 >>「かまわんよ。ただし、あんたが俺達の子供になるのはこの次の生。一回キチンと混沌に戻って、輪廻の流れに身を任せてからだな。 >> 夫婦の通過儀式もせずに子持ちになるなんて、いくらなんでも…………」 >>「ファレスっっっ!!!」 > まい :ファレスさん・・・後が怖いですよ・・・おそらく・・・ ナーシャさんも照れ屋さんですからね(^^; きっとあとで「晩ご飯ぬき」とかにかっているのでは…………。 >> 思い切り怒鳴りつけてやりたいのは山々だったが、今はとにかく時間が惜しかった。絶対にとっちめてやる、と堅く心に誓いつつも、今はあえてその欲求を無視し、もう一度ヴォルフィードに向き直る。 > まい :何かリナに似てきた・・・?それとも元からですか・・・?ナーシャさん・・・ 隠していた…………というか、表にでてこなかった彼女の「地」がでてきた、って感じです♪ 彼女の性格のモデルにしたのがリナさんですからv >>「…………私達夫婦に異存はない。あとは、貴女次第だ」 >>「…………わたしは…………」 >> ついに堪えきれなくなった水晶の粒が、ヴォルフィードのまなじりからこぼれ落ちる。 >> 不安にかられた幼子がするように、細い両腕で、ナーシャの上着の袖を掴んだ。 >>「…………わたしはっ…………」 >> 滾々とわき出てくる涙。 >> 止まらない。 >> 止めようとも、思わなかった。 >> ナーシャが首を傾け、しゃがみこんだままの状態でうつむいてしまったヴォルフィードの額に、己の額をこつんっ、とぶつける。「うん?」と小声で囁く。 >> それは、どこにでもある母と子の情景。 >> やがで、ヴォルフィードが伏せていた顔を上げた。 >> 涙で濡れた瞳が、真っ直ぐナーシャの顔を捉えて。 >> >> >> >> >> >> >> >> >> >> >> >> >> >>「…………うん…………」 >> >> >> >> >> そう、短く呟いた。 >> >> それだけで、充分だった。 > > まい :後はお互いの心に響いてるんですかね♪ そうです♪ 言葉は要らないのです♪ >>「オレがリナの側にいたいから、いるんだ。お前だけ結界外(そと)に出して危ないことをさせるわけには、いかないだろう?」 >>「……………………巻き込まれても、しらないからね」 >> そう言ったリナの口元が笑みを象っていたように見えたのは――――。…………きっと、見間違いではないはずだ。 > まい :きっとリナもガウリイにいて欲しいんじゃないんですかね・・・? > エル様:ん〜〜そうかもね ふふふ。でも、照れくさくて自分からは言えないリナさんなのでしたv >>「…………っ! もっ、もうっ! なんなんですのっ、これはっ…………!!」 >> どうやら、口を利く余裕くらいはあるらしい。 >> 両の手を前方に突き出し、ぐっ、と圧力を堪えつつ、ダルフィンが不満をもらす。 > まい :さっすがはダルフィン♪ ダルフィン:ふふふ。わたくしは覇王と違って、ある程度は力があると自負してますから♪ >> と。 >>“ゼラス様っ!!” >> 虚空を震わせて、遙か彼方で、やはり彼女たちと同じように、混沌の流出を抑えているはずのゼロスの声が聞こえた。 >>「何だっ」 >> 普段の鷹揚な声とは打って代わって、苛立ちを多分に含んだ声だった。だが、いつもならすぐに気づく主の変化に、ゼロスは反応を示さなかった。全力で混沌を押さえつけているために、こちらまで注意が回らなかったのだろう。 >>“もうこちらは限界ですぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!” >> 実に情けない声で、これ以上情けないことはない言葉を吐いた。 > まい :ゼロス・・・頑張らなければエル様のおしおきが・・・!! そうなのです! ほらっ! アッチではエル様が熱湯に鉄タワシを持ってスタンバイ中なのですっ!!(待て) >> 口を開き、全てを飲み込もうとしていた混沌は、己の役目を終え、ゆっくりとその口を閉じた。 >> 精神世界面(アストラル・サイド)では、ボロ雑巾の様になるまで力を使い果たした高位魔族が五体、役目を終えて崩壊していく鈴の、最後の合奏を聴いていた。 > まい :ぼ・・・ボロ雑巾・・・(爆!) > エル様:うわ〜〜・・・こいつ、笑い転げてるわ・・・ 高位魔族五人:しっ、しんどかった〜。 …………お疲れ様なのです…………。 おや? なんだかグロウ君が一番疲れてなさそうですね? グロウ:ああ、我が君を盾にしたからね。 覇王:…………普通、上司を盾にするか…………? まぁ、グロウ君ですから(汗) >> 《ねぇ、今度こそ、ちゃんとわたしを愛してくれる?》 > まい :そのことに関しては、問題ないと思います♪ > なんせ、親がナーシャさんとファレスさんなのですから♪ 今度生まれたときも女の子だったらたいへんそうですね(笑) きっとお嫁にはいけないのです(汗) >> リナは、視線をエイジュへと向ける。 >> 彼は片膝を立ててその場に屈み込み、何かに耐えるように、その漆黒の瞳を閉ざしていた。遠目にも、逞しい肩が震えているのがわかる。 >> ――――ヴォルフィードの願いは、そう遠くないであろう未来に、叶う事が決まった。だとすれば、今回の一件で一番傷を負ったのは、間違いなくこの人・エイジュだ。ヴォルフィードの、よりにもよって『思い違い』によって、同志を皆殺しにされたのだから。 > まい :ですよね・・・『思い違い』でやられたことですし・・・ 厳しいですよね。 仲間達の死が、全て無駄なものになってしまったのですから…………。 >> 突如生き返った空竜(エア・ドラゴン)について、一体何が起こったのかわからない一同は、一斉に視線をエルへと向けた。 >>「エル、これは一体どういったわけで…………?」 >>『ん? ああ、輪廻の流れに乗ろうと順番待ちをしていた、空竜(エア・ドラゴン)の魂に肉体を与えて、こっちに引っぱり戻しただけよ。空竜(この子)達がやられたヴォルフィードの『残り香』は、元々は別の世界の神。本来なら、干渉してきてはいけなかった存在(もの)にやられちゃったからさ。 >> …………あたしの監督不届きだったこともあるし、今回はサービスよ』 >> ぺろっ、と舌を出して、最後は小声で。 >> どうやら、リナに言われた言葉が、思ったよりも“きた”らしい。 > まい :よかったですね・・・エイジュさん・・・ > エル様:でも・・・あの言葉は流石に効いたわ・・・ リナさんは意志が強いぶん、問いつめられたり非難されたりすると、相当ダメージが…………。 それはエル様も例に漏れず、ってことで。 >> 今回の出来事で、一つだけ、実感したことがある。 >> >> ――――ああ、あたしって、幸せ者なんだな…………。 >> >> 姉に対するコンプレックスはあったとしても。 >> 家族に愛され、信頼できる仲間がいてくれて。 >> そんなことにも気づかずに、毎日を暮らしていたなんて。 >> なんの感謝もせずに、物事の表面だけを見て生活していたなんて。 >> >> ――――なんて、もったいないことをしていたのだろう。 > まい :ですよね・・・リナは仲間は絶対に信じるし・・・家族を疑わないし・・・ > エル様:・・・おそらくは、『伝えたいことはちゃんと伝えた方がいい』って言いたいんだろうな・・・こいつ・・・ ビンゴvなのです♪ 今回の事件は、お互いがキチンと言葉で伝えあっていれば、未然に防げたものですからね。 >> 取りあえず――――。 >> >> …………帰ったら、ねえちゃんにお礼を言おう。何にとは決めないで、これまであたしに与えてくれた、全ての愛情溢れる行為に対して―――― >> >> うん、と一つ頷いて、リナ=インバースは天上をふり仰いだのだった。 >> >> >> >> >> ―†― Fin.―†― > まい :終り方・・・すっっっっっっっっっっっっご〜〜く!!素敵です!! ホントですか♪ 嬉しいのですv 何回も書き直した所なのでvv >> なんとか(かなりこじつけな部分も有りましたが)ハッピーエンドになりました(ほっ) > まい :素敵です〜〜〜ハッピーエンド・・・(はあと) やっぱ、ハッピーエンドの方が、書いてて気が楽&楽しいのですv バットエンドの話も書いたこと有りますが、精神的にきつかった…………(汗) >> で。 >> しょーもないことに、まだその後編なるものが6話、用意されています(汗)。こちらはいくつかの組みに分けて、この事件後の経過(?)を追う予定なのです。そして「いくつかの組みに分ける」なんて言った時点で、ほぼカップリングが入ること決定(笑)。 >> 取りあえず、最初がリナさんとガウリイ君。二話目がアメリアさんとゼルガディス君。三話目がフィリアさんとヴァル君で、四話目がオリキャラ・ナーシャさんとファレス君。 >> で、カップリングからは外れますが、五話目が神族一同と魔族一同。最後がエル様と?、というふうに予定しております。 >> なお、全話にエル様が首を突っ込む予定有り(笑)。 > まい :おそらく・・・全部エル様が引っ掻き回すんだろうな・・ぶる!! ふふふ。それは秘密なのです♪(ゼロス君にあらず) > まい :番外編!!頑張ってください!! > エル様:それはそ〜とお前・・・続きは?(はあと) > まい :え〜〜〜・・・素敵に素敵を重ねてさらに素敵とまで行きました(はあと) > エル様:無視の上に意味不明な言葉・・・ > まい :とにかく、素敵でした♪ > エル様:さらに無視かい・・・ > まい :では♪白河さん♪ > まい・エル様:お疲れ様でした(はあと) ぎゃふっ!(?) こっ、こんな話に素敵と言って下さるなんてvv 嬉しいのです♪ まいさん、エル様、ねぎらいのお言葉、ありがとうございました! では、今度はその後シリーズでvv それでは。 白河綜でしたvv |
20206 | お疲れ様ですぅぅ!! | かお | 2002/2/23 19:12:04 |
記事番号20202へのコメント 白河綜さんは No.20202「闇の残り香 終幕」で書きました。 > > こんにちわー。 白河さん。 > > くううううううっ!! > > いよいよコレをアップすることになりましたっ!! > 取りあえずの終幕がアップできることに、感無量の白河綜なのですっ! > > さぁ、今回で全ての謎が明らかに……! …………なっているわけではありませんが(待て)大部分はお披露目になっていると思います。 > > 最終回故、少しながいのですが。 > > ではでは。 > > 『闇の残り香 終幕』なのです。 お疲れ様なのです!!! >『…………あんた、そんなことを望んでたの?』 >「……っ!! エル、そのような言い方は…………!」 > ナーシャが、咎めるような声を出す。風に嬲られる狐色の髪を手で押さえつけつつ、隣で佇むエルを振り返った。だが、その赤銅の瞳にあった非難の色は、エルの表情を捉えると同時に消え失せる。 >「…………エル…………?」 >『馬鹿よ、あんたは。あたしの事、なんにもわかっていないっ。欲しがってばかりで…………都合の悪いことには蓋をするっ!』 > 言葉が荒い。やるせなさそうに眉を寄せて、拳を堅く握りしめている。線の細い肩が、小刻みに震えていた。 > これは………… >(…………怒っている…………?) エル様・・言葉にしないとわからないことってありますよ?(汗) 姫:まあ私たちはすべてわかるからねぇ(はあと) 。 > 諦める様に、エルが両肩の力を抜いた。 >『…………フィー…………』 > 極上の声音に、ヴォルフィードの肩が揺れる。 >『…………もう、一体どれくらい昔なのかも憶えてないけど、あんたを創ってスグの時、ある世界で厄介事が起こってね…………』 > ふぅ。 > エルは一度だけ、深いため息を漏らした。 >『細かい経緯は省くけど…………とにかくその世界の神に仕える部下が、何をトチ狂ったのか、このあたしを召喚しようとしたの。でも、知っての通り、あたしは神も魔も持ち合わせる中立な存在。その一方の要素がかけた神族に、あたしが呼び出せるはずがない。 > …………そのせいかしらね…………。召喚されたのはあたしではなく、その当時あたしの側にいた、神の属性を持つあんただった』 > 淡々と語るエル。 なんてむぼうなやつが・・・(汗) > その声に感情が乗ることはなく、ただただ、事実を紡ぐばかり。 >『あたしも、あの時ばかりは焦ったわ。まだ人格形成もできあがっていない…………本当に生まれたばかりのあんたが、あろうことか予定とは違う世界に『降りて』しまったんだもの。 > 気づいてから、急いであんたの回収に向かったけど…………『世界(した)』の空気に触れてしまったあんたを、混沌に戻すことは不可能だった。かといって、まだ力の十分でないあんたを、予定していた世界に降ろす事もできなかった。 > 仕方ないから、新しく別の次元を創り、そこにあんたと、あんたの対となる魔王であるデュグラディグドゥを降ろしたのよ。急いで創ったせいで、その次元はあたしを受け入れてくれなかったから…………』 >「…………エルを受け入れない次元…………?」 > 横からリナの声が入る。 > エルは苦笑し、肩を竦めて、 >『いろんなヤツが、あたしは万能だというけどね…………あたしが創ったいろんな世界が、それぞれの法則で存在するようになると、あたしの力が及ばないところも出てくるってワケよ』 > と、自嘲気味に言った。 ・・・・・・・・なるほど。 そんなこともおこりえるのか!? 本当に!?(なんかそういうふうに設定したようで怖い・・・笑)←さて誰のことでしょう(爆!) > > > > ――――捨てられたのでは、なかった。自分の側に彼のお方がいなかったことには、ちゃんとしたわけがあったのだ。 > 頭を何かで殴られたときのような、鈍い痛みを感じる。 >「…………わたしは…………っ」 > 喉が乾いてくる。 > 言葉が上手く紡げない。 まるでほんとうにおさない子供ですね(はあと) > > ――――わたしの完全な思いこみだった。 > ――――だったら、今までわたしがしてきたことは…………。 > ――――かあさまに、迷惑を掛けただけ…………? > >「…………っ!」 > 喉が引きつる。 > 限界まで瞠った目を、金色が収束して、人型を為している『彼のお方』へと向ける。 > ――――なんて事をしてしまったのだろう…………なんて事を…………っ!! > 白濁してくる視界。 > なにも、考えられない。 > ――――嫌われた。今度こそ本当に嫌われた…………っ! > 焦り出す心。 > もう、どうにも止まらなかった。 > 自分の思いこみで行動してしまった結果、エルに――――もっとも嫌われることを恐れた『母』に、こんな――――。 その前にききにいく勇気が・・・なかったのでしょうねぇ・・。 エル様もいえはよかったのに・・・・。 >「――――っ!!」 > もう、限界だった。 > 元々思考力など持ち合わせていない『残り香』に、この事実は厳しすぎた。頭がパンクする。 > ――――だが。 >「ちょっと。あんた達、いい加減にしなさいよ」 > 焦りでいっぱいになりそうだった心に、突如飛び込んでくる冷めた声音。発信源を見つけようと視線を巡らすと、その声はリナ=インバースから飛んできたらしい。 > 彼女は腕を組み、呆れたように半眼で、ヴォルフィードとエル、そしてヴァルを順々に見つめた。 > ふぅ、と大きく息を吐いた様子が見て取れる。 >「三人が三人とも考えすぎて、いろんな想い(こと)がゴッチャゴチャになってるわ。少し落ち着きなさいよ」 リナ、さすがです!!! > やれやれ、と組んでいた腕をくつろげて、ヒラヒラと振ってみせる。それから、ビシッ! とヴォルフィードを指差して、 >「まずあんたっ! パニくる前に、あたし達に謝りなさいっ! あんたの勘違いに巻き込まれた挙げ句、ウィンに至っては大けがさせられたんだからねっ!!」 >「…………リナチャン…………」 > まさか、リナがこんな言葉を言ってくれるとは、思ってもいなかったウィン。フィリアの治療を受けながら、くりっ、とした黄金の瞳をわずかに瞠って、リナを見つめる。 > 見つめられた当人は……おそらく照れているのだろう。頬を赤く染めたまま、それを隠すように、今度は背に翼を生やしたままのヴァルへと向き直る。 まあリナですからねぇ(はあと) >「それと、あんたにも代理で、あたしの文句を聞いて貰うわよ!」 >「代理?」 > 眉を寄せるヴァル。 >「本当なら、デュグラディグドゥに言いたいんだけど、もう混沌に還ってるんでしょ? だから、アイツの記憶を持ち合わせているあんたが、代理であたしに叱られなさいっ!!」 >「んな無茶苦茶な…………」 >「やっかましぃっ!!」 > すかさず懐から取り出したスリッパで、ヴァルの頭部にダメージを与える。 >「とにかくっ! デュグラディグドゥも悪いわねっ! エルがヴォルフィードの側にいられなかった理由を、ちゃんと言うべきだったのよっ! いつまでも、何もわからない子供にする様な接し方をしてたことが間違いだったんだわっ!」 > そう言いきって、最後にギッ、とエルを睨め付ける。 > 低温の炎を宿したその瞳は、金色の魔王が思わず腰を引いてしまう程の苛立ちに満ちていた。 すごいです(笑)リナ(笑) >「で、一番悪いのはやっぱりエルよ。 > ちゃんと……予定の世界に降りてからでもいいから、どんなに遅くなってでもいいから、一度会いに行ってあげるべきだった。ちゃんとエルの口から、一緒にいられなくなった理由(ワケ)を言ってあげるべきだったのよ。 > …………そうすれば、今度みたいな事件は起きなかった。無理をしてこの世界に残ったヴォルフィードの『残り香』が、魂を歪める危険をおかさなくてもよかったのよ」 > 確かに、そうだったのかもしれない。 > ちくりっ、と胸が痛むのを感じる。 エル様、そのとおりです!! エル:あんたにもいわれたくない!!! かお:うぎゃぁぁぁ!!! > 気が付くと、その場にしゃがみ込んでしまったヴォルフィードの前に、ナーシャが同じようにしゃがみ込んで、その淡黄白色の髪を撫でていた。彼女の後ろには当然の様にファレスが立ち、ジーンズのポケットに両手を突っ込んでいる。剣は鞘に収まっており、一流以上の戦士の気配が失せていた。 > 髪を撫でられているヴォルフィードは、驚いた顔をして、己の眼前で淡い笑みをこぼす女性の顔を、不躾なまでに凝視する。 > ナーシャは、しばらく無言でヴォルフィードの髪を梳いていたが、やがでぽつりと、 >「――――私達の子供になるか?」 > > どくんっ > > ヴォルフィードの喉が震えた。 > 大きく目を瞠り、まじまじとナーシャの顔を見つめる。 >「…………わたしが…………?」 >「貴女(きじょ)が、もしよければの話だがな。 > 私はまともに親に愛された記憶がない。ファレスも、あやつの母親の仕事の関係上、一般的な親の愛情というものを受けたことがないらしい。――――そして、私達夫婦には、まだ子が無い。それ故、貴女を……貴女が満足する愛し方ができるかはわからないが、それでも良いと言ってくれるのならば…………」 > 優しい笑みを浮かべる。 > > ――――つまり。 > ――――この女性(ひと)は…………。 > >「…………いいの…………?」 > 泣きそうに、なる。 > 視界が涙で歪む。 > 漏れそうになる嗚咽に必至で堪え、眼前で微笑みを浮かべる女性を、真っ直ぐに見つめる。 >「本当にいいの? わたしでっ、……いいの? > …………愛して…………くれる…………?」 > 胸がいっぱいになる。 > 言葉が途切れてしまう。 > もっとハッキリ、ちゃんと言いたいのに。 >「…………本当に、いいの…………?」 >「もちろんだ。 > なあ、ファレス?」 > ナーシャは微笑みを崩すことなく、己の背後に立つ長身の青年へと視線を向けた。ヴォルフィードがそれに倣う。心なしか、怯えを含んだ瞳で、ファレスを見上げた。 > それに気づいたファレスは、口元にお得意の悪戯っ子っぽい笑みを浮かべて、 >「かまわんよ。ただし、あんたが俺達の子供になるのはこの次の生。一回キチンと混沌に戻って、輪廻の流れに身を任せてからだな。 > 夫婦の通過儀式もせずに子持ちになるなんて、いくらなんでも…………」 やさしいです(はあと)この夫婦♪ そしてさすがはファレスです(爆!) >「ファレスっっっ!!!」 > 突如とんでもないことを言い出したファレスに、ナーシャが顔を真っ赤にして制止の声を上げる。 > 彼の言葉が、ヴォルフィード『本体』の次の生を心配したことから出てきたであろう言葉だと理解できても、最後に付け加えられた言葉が、有無を言わせず混沌に返すための最後の一手だったとしても、コレは聞き捨てならない。どうしてよりにもよって、そのセリフを選んだのか。 我慢も限界だったのでは?(笑) > 思い切り怒鳴りつけてやりたいのは山々だったが、今はとにかく時間が惜しかった。絶対にとっちめてやる、と堅く心に誓いつつも、今はあえてその欲求を無視し、もう一度ヴォルフィードに向き直る。 >「…………私達夫婦に異存はない。あとは、貴女次第だ」 >「…………わたしは…………」 > ついに堪えきれなくなった水晶の粒が、ヴォルフィードのまなじりからこぼれ落ちる。 > 不安にかられた幼子がするように、細い両腕で、ナーシャの上着の袖を掴んだ。 >「…………わたしはっ…………」 > 滾々とわき出てくる涙。 > 止まらない。 > 止めようとも、思わなかった。 > ナーシャが首を傾け、しゃがみこんだままの状態でうつむいてしまったヴォルフィードの額に、己の額をこつんっ、とぶつける。「うん?」と小声で囁く。 > それは、どこにでもある母と子の情景。 > やがで、ヴォルフィードが伏せていた顔を上げた。 > 涙で濡れた瞳が、真っ直ぐナーシャの顔を捉えて。 >「…………うん…………」 > そう、短く呟いた。 > > それだけで、充分だった。 よかったです!!! ハッピーエンド(はあと) 。 > 他のメンバーは、『道』が混沌に直結したときの事を考えて、幾分下がった場所で結界を張っている。風列系の防御魔法は、空竜王(エアロード)であるウィンの祝福を受け、通常では考えられないほど強固なものに仕上がっているようだ。 > リナは軽くため息をつく。 >「やっぱり、あんたもあそこに居た方がいいんじゃない?」 > 返ってくるのは、こんな時だというのに、やたらと脳天気な声音。 >「いいじゃないか。別に」 >「だって、あたしはナーシャの力で支えられてるから心配ないけど、あんたはなんの支えもないのよ? ヘタしたら、混沌に吸い込まれるのよ?」 >「わかってるさ、それくらい」 > なんでもないことのように、ガウリイは言った。 > いつものように、リナの栗色の髪をワシャワシャといじくり、 >「オレがリナの側にいたいから、いるんだ。お前だけ結界外(そと)に出して危ないことをさせるわけには、いかないだろう?」 >「……………………巻き込まれても、しらないからね」 > そう言ったリナの口元が笑みを象っていたように見えたのは――――。…………きっと、見間違いではないはずだ。 ガウリイ、リナに告白しましょうね(はあと) > > > > > ――――歪みよ 全ての存在(もの)は法則に従え―――― > > 混沌の言葉(カオス・ワーズ)は、思ったよりもずっとシンプルなものだった。エルから初めて訊かされたときは、本当に、こんなに短くて大丈夫なのか、と訊いてしまったくらいである。 > 概して、発動する力が大きな魔術ほど、紡ぐべき混沌の言葉(カオス・ワーズ)は長かった。 > だが、エルは笑いながら、『その魔法の本質を捉えた言葉を使えば、短くてすむのよ』と言っていた。 それはそーですね。 > 大きく息を吸い、残りの言葉を言葉に乗せる。 > > ―――幼子を導く一条の景(ひかり) 今ここに降臨せん―――― > > 短い呪文が、完成した。 よく考えつきますねぇ・・・。 尊敬です・・・。(はあと) なかなか神託にしてもカオスワーズにしてもいいのがおもいうかばないやつ(汗) > > > > >「――――来たっ!」 > シャンッ > ゼラスの動きに呼応して、鈴が鋭い音を奏でた。彼女の鋭い声に遅れること一瞬、ダルフィンも緊張した面持ちで鈴――――正確には、鈴が連なっている軸の部分であるワイヤーである――――を構える。 > その、更に一瞬後には、二人の身体に凄まじい圧力がかかった。感覚としては、凄まじいスピードで動いているときにかかる、つまりは“G”に近い。 ・・・それ以上なのでは?(汗) >「…………っ! もっ、もうっ! なんなんですのっ、これはっ…………!!」 > どうやら、口を利く余裕くらいはあるらしい。 > 両の手を前方に突き出し、ぐっ、と圧力を堪えつつ、ダルフィンが不満をもらす。 > と。 >“ゼラス様っ!!” > 虚空を震わせて、遙か彼方で、やはり彼女たちと同じように、混沌の流出を抑えているはずのゼロスの声が聞こえた。 >「何だっ」 > 普段の鷹揚な声とは打って代わって、苛立ちを多分に含んだ声だった。だが、いつもならすぐに気づく主の変化に、ゼロスは反応を示さなかった。全力で混沌を押さえつけているために、こちらまで注意が回らなかったのだろう。 >“もうこちらは限界ですぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!” > 実に情けない声で、これ以上情けないことはない言葉を吐いた。 > と。 > 普段滅多に声を荒げることのないゼラスが、不意に、 >「泣き言を言うなっ! もしここで逃げ出そうものなら、あの御方が地の果てまで追ってきて、死ぬより辛いお仕置きをプレゼントしてくださることになるぞっ!!」 よっぽどゼラスもきてます(笑) > > ――――数分後。 > > 口を開き、全てを飲み込もうとしていた混沌は、己の役目を終え、ゆっくりとその口を閉じた。 > 精神世界面(アストラル・サイド)では、ボロ雑巾の様になるまで力を使い果たした高位魔族が五体、役目を終えて崩壊していく鈴の、最後の合奏を聴いていた。 > まあ魔族だから問題なし!!←まて(汗) > >†††††††††††††††††††††††††††††††††††††††† > > 《ねぇ、今度こそ、ちゃんとわたしを愛してくれる?》 かわいーです(はあと)キャナル(はあと) >†††††††††††††††††††††††††††††††††††††††† > > >「…………終わった…………わね…………」 >「取りあえず、な」 > 両足を投げ出して、地べたに直接座り込んだリナの呟きに、膝をそろえてその場にかがみ込んでいるナーシャが、いかにも適当に相づちを打った。 > ――――何にも、無くなってしまった。 > それはそれは見事であったであろう、空竜(エア・ドラゴン)達の神殿も。その前庭はもとより、混沌を召喚した際に、その建物も全て、飲み込まれてしまった。 > リナは、視線をエイジュへと向ける。 > 彼は片膝を立ててその場に屈み込み、何かに耐えるように、その漆黒の瞳を閉ざしていた。遠目にも、逞しい肩が震えているのがわかる。 > ――――ヴォルフィードの願いは、そう遠くないであろう未来に、叶う事が決まった。だとすれば、今回の一件で一番傷を負ったのは、間違いなくこの人・エイジュだ。ヴォルフィードの、よりにもよって『思い違い』によって、同志を皆殺しにされたのだから。 > 彼の直接の上司である空竜王(エアロード)バールウィン――――リナ達にはウィン=コバルトと名乗っていた少女も、どう声を掛ければいいかわからず、彼の後ろ姿を痛ましげに見つめるばかり。 > ――――と。 > 唐突に、光が収束しだした。 > その光は、やがていくつもの人型をとりだす。 > エイジュの漆黒の瞳に、光が戻った。 > 光を纏っていた身体は、やがてリナ達となんら変わりない質感を持つ。 >「…………空竜(エア・ドラゴン)…………? そんな……、まさか…………!」 > フィリアが驚愕の声を出す。当然だ。死者は生き返らない。そんなことができるとすれば………… >『ふぅ、間に合ったっ!』 >「エル様っ!? これはいったい…………」 > 混沌の流出量を押さえるから、と言って消えたままだったエルが、ふぅ、とため息をつきつつ、その身を具現化させた。とはいっても、相変わらずの半透明な身体だが。 > 突如生き返った空竜(エア・ドラゴン)について、一体何が起こったのかわからない一同は、一斉に視線をエルへと向けた。 >「エル、これは一体どういったわけで…………?」 >『ん? ああ、輪廻の流れに乗ろうと順番待ちをしていた、空竜(エア・ドラゴン)の魂に肉体を与えて、こっちに引っぱり戻しただけよ。空竜(この子)達がやられたヴォルフィードの『残り香』は、元々は別の世界の神。本来なら、干渉してきてはいけなかった存在(もの)にやられちゃったからさ。 > …………あたしの監督不届きだったこともあるし、今回はサービスよ』 > ぺろっ、と舌を出して、最後は小声で。 > どうやら、リナに言われた言葉が、思ったよりも“きた”らしい。 さすがエル様です!!! > 空を、見上げる。 > 雲がたなびき、日の光をさえぎって、地上に薄い影を落とす。 > > ――――『愛して、欲しかった』 > > これは、混沌の渦に飲み込まれていった少女の言葉。 > 家族に愛されて育ったリナには、理解できるものと理解できないものとがあったけれども。 > 今回の出来事で、一つだけ、実感したことがある。 > > ――――ああ、あたしって、幸せ者なんだな…………。 > > 姉に対するコンプレックスはあったとしても。 > 家族に愛され、信頼できる仲間がいてくれて。 > そんなことにも気づかずに、毎日を暮らしていたなんて。 > なんの感謝もせずに、物事の表面だけを見て生活していたなんて。 > > ――――なんて、もったいないことをしていたのだろう。 > > リナは瞬きもせず、じっと蒼い空を見つめ続けた。 > いつの間にか、傍らに人の気配。それが一体誰なのか、もはや振り返る必要もないだろう。 まあ人間は幸せがなくなってからではないとなかなかきがつきませんからねぇ・・・。←まてまて(汗) > > > > 空が高い。 > 乾燥した風が、肌を撫でる。 > 季節はいつの間にか秋を通り越して、冬になろうとしていた。 > > ――――冬になったら、まずコタツを出して。みんなでお鍋を囲って、雪が降ったら鎌倉を作って…………―――― > > ふっ、と目元を弛める。 > 久しぶりに、家族でゆっくりするのも悪くないかもしれない。 > 取りあえず――――。 > > …………帰ったら、ねえちゃんにお礼を言おう。何にとは決めないで、これまであたしに与えてくれた、全ての愛情溢れる行為に対して―――― > > うん、と一つ頷いて、リナ=インバースは天上をふり仰いだのだった。 > そしてガウリイと進展して家族になりましょう!!←だからまて!! > > > > ―†― Fin.―†― > > お疲れ様ですぅぅぅ!!! > > > >######################################################### > > > > …………はいっ! > 取りあえず、本編はコレで終了なのです。 > なんとか(かなりこじつけな部分も有りましたが)ハッピーエンドになりました(ほっ) > 完結おめでとうございますぅぅ!! > えー、フィーさんことヴォルフィードさんの最後は、この話を書き始めた時点で決まっていたので(注・白河は話を書き進めるごとに、話の中身&ラストが変わっていく←待て)、このシーンが書けて大満足なのです。なにせこのシーンを書きたいがために、ファレス君にご登場願ったのですから(笑)。 なるほど。 実は私のほうも最後が始めに予定したのになってほっと一安心(はあと) したのがあります(爆!)←見果てぬ夢(まてまて・汗) > > > えー、なにはともあれ、全27話! > 白河が一番驚いています。まぁ、テンポが悪い話なので、そこんとこもっと工夫すれば、もっと短くできたのだと思いますが…………(汗) なら私はどうなる!!??(滝汗) > > で。 > しょーもないことに、まだその後編なるものが6話、用意されています(汗)。こちらはいくつかの組みに分けて、この事件後の経過(?)を追う予定なのです。そして「いくつかの組みに分ける」なんて言った時点で、ほぼカップリングが入ること決定(笑)。 > 取りあえず、最初がリナさんとガウリイ君。二話目がアメリアさんとゼルガディス君。三話目がフィリアさんとヴァル君で、四話目がオリキャラ・ナーシャさんとファレス君。 > で、カップリングからは外れますが、五話目が神族一同と魔族一同。最後がエル様と?、というふうに予定しております。 > なお、全話にエル様が首を突っ込む予定有り(笑)。 うわぁぁぃ(はあと) 楽しみですぅぅ!!!! それまでにはパソ直っているといいなぁ・・・(涙) > もちろん、そちらは読まなくても、ここでひとまずお終いです。 > > こんなにだらだらと長い作品におつきあいくださり、ありがとうございました! > > では。 > > 感無量! 白河綜でした♪ お疲れ様でした!! ふふふ(はあと) 無理してまたきたかいが(はあと)←まてこら(汗) ではでは、大変お疲れ様でしたのです(はあと) 番外編もがんばってください(はあと) ・・・打ち込んであるのをネット屋から投稿しよーか悩み中のかお(爆!) (そしたらストックがなくなるしぃ・・・涙) では、次回もまってます(はあと) > > > |
20208 | 感謝感激雨霰♪ | 白河綜 E-mail | 2002/2/23 20:45:06 |
記事番号20206へのコメント かおさんは No.20206「お疲れ様ですぅぅ!!」で書きました。 >こんにちわー。 >白河さん。 こんにちはなのです! 白河綜なのです!! お風邪は大丈夫ですか? >> 『闇の残り香 終幕』なのです。 >お疲れ様なのです!!! ありがとうございます! 終幕だけが、他のものよりも大分長くなってしまいました(汗) >>『馬鹿よ、あんたは。あたしの事、なんにもわかっていないっ。欲しがってばかりで…………都合の悪いことには蓋をするっ!』 >> 言葉が荒い。やるせなさそうに眉を寄せて、拳を堅く握りしめている。線の細い肩が、小刻みに震えていた。 >> これは………… >>(…………怒っている…………?) >エル様・・言葉にしないとわからないことってありますよ?(汗) > 姫:まあ私たちはすべてわかるからねぇ(はあと) ああ、スミレちゃん来日!?(どきどき) まぁ、エル様達は、言われずとも全てわかってしまうが故に、今回の事件がおこってしまったのかもしれませんねぇ…………(遠い目) >>『…………もう、一体どれくらい昔なのかも憶えてないけど、あんたを創ってスグの時、ある世界で厄介事が起こってね…………』 >> ふぅ。 >> エルは一度だけ、深いため息を漏らした。 >>『細かい経緯は省くけど…………とにかくその世界の神に仕える部下が、何をトチ狂ったのか、このあたしを召喚しようとしたの。でも、知っての通り、あたしは神も魔も持ち合わせる中立な存在。その一方の要素がかけた神族に、あたしが呼び出せるはずがない。 >> …………そのせいかしらね…………。召喚されたのはあたしではなく、その当時あたしの側にいた、神の属性を持つあんただった』 >> 淡々と語るエル。 >なんてむぼうなやつが・・・(汗) トチ狂っていたのです(苦笑) この辺のエピソードも用意してありますので、今後機会があったら書きますね。 >>「…………エルを受け入れない次元…………?」 >> 横からリナの声が入る。 >> エルは苦笑し、肩を竦めて、 >>『いろんなヤツが、あたしは万能だというけどね…………あたしが創ったいろんな世界が、それぞれの法則で存在するようになると、あたしの力が及ばないところも出てくるってワケよ』 >> と、自嘲気味に言った。 >・・・・・・・・なるほど。 >そんなこともおこりえるのか!? >本当に!?(なんかそういうふうに設定したようで怖い・・・笑)←さて誰のことでしょう(爆!) …………(汗) ごめんなさいっ!! わからないのです!!(滝汗) >> 頭を何かで殴られたときのような、鈍い痛みを感じる。 >>「…………わたしは…………っ」 >> 喉が乾いてくる。 >> 言葉が上手く紡げない。 >まるでほんとうにおさない子供ですね(はあと) 思考能力が殆どないですからね。 純粋に、心に感じたままに行動しているのですv >> ――――嫌われた。今度こそ本当に嫌われた…………っ! >> 焦り出す心。 >> もう、どうにも止まらなかった。 >> 自分の思いこみで行動してしまった結果、エルに――――もっとも嫌われることを恐れた『母』に、こんな――――。 >その前にききにいく勇気が・・・なかったのでしょうねぇ・・。 >エル様もいえはよかったのに・・・・。 そうなのです。捨てられたのだと思いこんでいたフィーちゃんには、エル様に訊くなんて恐ろしいこと、できなかったのです…………。 >>「三人が三人とも考えすぎて、いろんな想い(こと)がゴッチャゴチャになってるわ。少し落ち着きなさいよ」 >リナ、さすがです!!! 皆のまとめ役v >>「とにかくっ! デュグラディグドゥも悪いわねっ! エルがヴォルフィードの側にいられなかった理由を、ちゃんと言うべきだったのよっ! いつまでも、何もわからない子供にする様な接し方をしてたことが間違いだったんだわっ!」 >> そう言いきって、最後にギッ、とエルを睨め付ける。 >> 低温の炎を宿したその瞳は、金色の魔王が思わず腰を引いてしまう程の苛立ちに満ちていた。 >すごいです(笑)リナ(笑) リナさんに睨まれてビビらないヒトはいないのです! エル様も例に漏れず、なのですっ!! >>「で、一番悪いのはやっぱりエルよ。 >> ちゃんと……予定の世界に降りてからでもいいから、どんなに遅くなってでもいいから、一度会いに行ってあげるべきだった。ちゃんとエルの口から、一緒にいられなくなった理由(ワケ)を言ってあげるべきだったのよ。 >> …………そうすれば、今度みたいな事件は起きなかった。無理をしてこの世界に残ったヴォルフィードの『残り香』が、魂を歪める危険をおかさなくてもよかったのよ」 >> 確かに、そうだったのかもしれない。 >エル様、そのとおりです!! > エル:あんたにもいわれたくない!!! >かお:うぎゃぁぁぁ!!! うおっ!? かおさんっ!!(汗) いっ、一体何が…………!!? >>「――――私達の子供になるか?」 >> >> どくんっ >> >> ヴォルフィードの喉が震えた。 >> 大きく目を瞠り、まじまじとナーシャの顔を見つめる。 >>「…………わたしが…………?」 >>「貴女(きじょ)が、もしよければの話だがな。 >> 私はまともに親に愛された記憶がない。ファレスも、あやつの母親の仕事の関係上、一般的な親の愛情というものを受けたことがないらしい。――――そして、私達夫婦には、まだ子が無い。それ故、貴女を……貴女が満足する愛し方ができるかはわからないが、それでも良いと言ってくれるのならば…………」 >> 優しい笑みを浮かべる。 >> >> ――――つまり。 >> ――――この女性(ひと)は…………。 >> >>「…………いいの…………?」 >> 泣きそうに、なる。 >> 視界が涙で歪む。 >> 漏れそうになる嗚咽に必至で堪え、眼前で微笑みを浮かべる女性を、真っ直ぐに見つめる。 >>「本当にいいの? わたしでっ、……いいの? >> …………愛して…………くれる…………?」 >> 胸がいっぱいになる。 >> 言葉が途切れてしまう。 >> もっとハッキリ、ちゃんと言いたいのに。 >>「…………本当に、いいの…………?」 >>「もちろんだ。 >> なあ、ファレス?」 >> ナーシャは微笑みを崩すことなく、己の背後に立つ長身の青年へと視線を向けた。ヴォルフィードがそれに倣う。心なしか、怯えを含んだ瞳で、ファレスを見上げた。 >> それに気づいたファレスは、口元にお得意の悪戯っ子っぽい笑みを浮かべて、 >>「かまわんよ。ただし、あんたが俺達の子供になるのはこの次の生。一回キチンと混沌に戻って、輪廻の流れに身を任せてからだな。 >> 夫婦の通過儀式もせずに子持ちになるなんて、いくらなんでも…………」 >やさしいです(はあと)この夫婦♪ >そしてさすがはファレスです(爆!) いや、彼も一応男性なので(待て) >> やがで、ヴォルフィードが伏せていた顔を上げた。 >> 涙で濡れた瞳が、真っ直ぐナーシャの顔を捉えて。 >>「…………うん…………」 > >> そう、短く呟いた。 >> >> それだけで、充分だった。 >よかったです!!! >ハッピーエンド(はあと) 公約(?)通り、ハッピーエンドなのですvv >>「オレがリナの側にいたいから、いるんだ。お前だけ結界外(そと)に出して危ないことをさせるわけには、いかないだろう?」 >>「……………………巻き込まれても、しらないからね」 >> そう言ったリナの口元が笑みを象っていたように見えたのは――――。…………きっと、見間違いではないはずだ。 >ガウリイ、リナに告白しましょうね(はあと) ふふふv ラヴラヴ街道一直線なのですねvv(激しく待て) >> ――――歪みよ 全ての存在(もの)は法則に従え―――― >> >> 混沌の言葉(カオス・ワーズ)は、思ったよりもずっとシンプルなものだった。エルから初めて訊かされたときは、本当に、こんなに短くて大丈夫なのか、と訊いてしまったくらいである。 >> 概して、発動する力が大きな魔術ほど、紡ぐべき混沌の言葉(カオス・ワーズ)は長かった。 >> だが、エルは笑いながら、『その魔法の本質を捉えた言葉を使えば、短くてすむのよ』と言っていた。 >それはそーですね。 ポイントだけ押さえておけば、良いのではないかと。 >> 大きく息を吸い、残りの言葉を言葉に乗せる。 >> >> ―――幼子を導く一条の景(ひかり) 今ここに降臨せん―――― >> >> 短い呪文が、完成した。 >よく考えつきますねぇ・・・。 >尊敬です・・・。(はあと) >なかなか神託にしてもカオスワーズにしてもいいのがおもいうかばないやつ(汗) 難しいですよね(汗)。 白河も、毎回辞書とにらめっこしながら作ってます。普通に使う言葉だと、ソレっぽくないので、その言葉の類義語を探したりしてます。 >> シャンッ >> ゼラスの動きに呼応して、鈴が鋭い音を奏でた。彼女の鋭い声に遅れること一瞬、ダルフィンも緊張した面持ちで鈴――――正確には、鈴が連なっている軸の部分であるワイヤーである――――を構える。 >> その、更に一瞬後には、二人の身体に凄まじい圧力がかかった。感覚としては、凄まじいスピードで動いているときにかかる、つまりは“G”に近い。 >・・・それ以上なのでは?(汗) それいじょうですね(汗←待て)。 ただ感覚としては、Gがかかっている時のような圧力(強化版)なので。 >>“もうこちらは限界ですぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!” >> 実に情けない声で、これ以上情けないことはない言葉を吐いた。 >> と。 >> 普段滅多に声を荒げることのないゼラスが、不意に、 >>「泣き言を言うなっ! もしここで逃げ出そうものなら、あの御方が地の果てまで追ってきて、死ぬより辛いお仕置きをプレゼントしてくださることになるぞっ!!」 >よっぽどゼラスもきてます(笑) 相当きてます、ゼラス様(苦笑) >> ――――数分後。 >> >> 口を開き、全てを飲み込もうとしていた混沌は、己の役目を終え、ゆっくりとその口を閉じた。 >> 精神世界面(アストラル・サイド)では、ボロ雑巾の様になるまで力を使い果たした高位魔族が五体、役目を終えて崩壊していく鈴の、最後の合奏を聴いていた。 >まあ魔族だから問題なし!!←まて(汗) ここら辺の続きも、その後シリーズで書きますねv >> 《ねぇ、今度こそ、ちゃんとわたしを愛してくれる?》 >かわいーです(はあと)キャナル(はあと) 子供ですからねv まだ心配なのですよ♪ >> 突如生き返った空竜(エア・ドラゴン)について、一体何が起こったのかわからない一同は、一斉に視線をエルへと向けた。 >>「エル、これは一体どういったわけで…………?」 >>『ん? ああ、輪廻の流れに乗ろうと順番待ちをしていた、空竜(エア・ドラゴン)の魂に肉体を与えて、こっちに引っぱり戻しただけよ。空竜(この子)達がやられたヴォルフィードの『残り香』は、元々は別の世界の神。本来なら、干渉してきてはいけなかった存在(もの)にやられちゃったからさ。 >> …………あたしの監督不届きだったこともあるし、今回はサービスよ』 >> ぺろっ、と舌を出して、最後は小声で。 >さすがエル様です!!! 絶対の力の持ち主ですからねv >> 今回の出来事で、一つだけ、実感したことがある。 >> >> ――――ああ、あたしって、幸せ者なんだな…………。 >> >> 姉に対するコンプレックスはあったとしても。 >> 家族に愛され、信頼できる仲間がいてくれて。 >> そんなことにも気づかずに、毎日を暮らしていたなんて。 >> なんの感謝もせずに、物事の表面だけを見て生活していたなんて。 >> >> ――――なんて、もったいないことをしていたのだろう。 >> >> リナは瞬きもせず、じっと蒼い空を見つめ続けた。 >> いつの間にか、傍らに人の気配。それが一体誰なのか、もはや振り返る必要もないだろう。 >まあ人間は幸せがなくなってからではないとなかなかきがつきませんからねぇ・・・。←まてまて(汗) そうですね。幸せが去ってしまってから、「ああ、あの時はよかった」って思うのが殆どですからね。哀しいことですケド。 >> …………帰ったら、ねえちゃんにお礼を言おう。何にとは決めないで、これまであたしに与えてくれた、全ての愛情溢れる行為に対して―――― >> >> うん、と一つ頷いて、リナ=インバースは天上をふり仰いだのだった。 >そしてガウリイと進展して家族になりましょう!!←だからまて!! ふふふふふ。まぁ、急がなくてもこの二人はいつか夫婦になるでしょう! 子供は二人!! 男の子と女の子でなまえは…………!!! リナ:暴走すんなっ!! めきょ。 >> 取りあえず、本編はコレで終了なのです。 >> なんとか(かなりこじつけな部分も有りましたが)ハッピーエンドになりました(ほっ) >完結おめでとうございますぅぅ!! ありがとうございますぅぅ!!(対抗←待て) >> えー、フィーさんことヴォルフィードさんの最後は、この話を書き始めた時点で決まっていたので(注・白河は話を書き進めるごとに、話の中身&ラストが変わっていく←待て)、このシーンが書けて大満足なのです。なにせこのシーンを書きたいがために、ファレス君にご登場願ったのですから(笑)。 >なるほど。 >実は私のほうも最後が始めに予定したのになってほっと一安心(はあと) >したのがあります(爆!)←見果てぬ夢(まてまて・汗) やっぱり、書いていくうちにかわりますよね、ラスト(笑) >> えー、なにはともあれ、全27話! >> 白河が一番驚いています。まぁ、テンポが悪い話なので、そこんとこもっと工夫すれば、もっと短くできたのだと思いますが…………(汗) >なら私はどうなる!!??(滝汗) いえいえ。白河は予定にない設定まで詰め込んでしまい、さらに長くなってしまったのです(汗)。つまりは、立てた計画がまったく無駄に…………(涙) >> で。 >> しょーもないことに、まだその後編なるものが6話、用意されています(汗)。こちらはいくつかの組みに分けて、この事件後の経過(?)を追う予定なのです。そして「いくつかの組みに分ける」なんて言った時点で、ほぼカップリングが入ること決定(笑)。 >> 取りあえず、最初がリナさんとガウリイ君。二話目がアメリアさんとゼルガディス君。三話目がフィリアさんとヴァル君で、四話目がオリキャラ・ナーシャさんとファレス君。 >> で、カップリングからは外れますが、五話目が神族一同と魔族一同。最後がエル様と?、というふうに予定しております。 >> なお、全話にエル様が首を突っ込む予定有り(笑)。 >うわぁぁぃ(はあと) >楽しみですぅぅ!!!! >それまでにはパソ直っているといいなぁ・・・(涙) パソ子の修理って、一体どれくらい時間がかかるんでしょうかね? >お疲れ様でした!! >ふふふ(はあと) >無理してまたきたかいが(はあと)←まてこら(汗) >ではでは、大変お疲れ様でしたのです(はあと) >番外編もがんばってください(はあと) ありがとうございますv 風、早く治してくださいね。 >・・・打ち込んであるのをネット屋から投稿しよーか悩み中のかお(爆!) >(そしたらストックがなくなるしぃ・・・涙) >では、次回もまってます(はあと) 投稿してくださいv 読みたいのですぅぅぅぅぅぅうぅぅ!!(そのまえに溜まってるやつを読め) では。 なんだか弟が風邪気味・うつさんどいて…………な(?)白河綜でした♪ |
20210 | おおおおっ!! | むくぅ E-mail URL | 2002/2/23 21:29:45 |
記事番号20202へのコメント と、いうことで拍手ぅぅうぅうッ!(どんどんどんぱちぱちぱちっ!) ――です。むくぅなのです。 ふらりふらりと来て見たら終わってるぅぅっ! ということで書いてます。 思い返せば第九話。暴走しまくったレスをこれでもかとプレゼンツしまくり、叫び小躍り殴られと、なにやら色々ありましたがッ! お疲れ様です&ありがとうございますっ! を言わせて下さい心からっ! (↑を限りなく日本語に近づけて訳すると、『ぅわーい白河さん素敵な話をありがとぉぉおぉっ!』となる――って待て) 今回はとにもかくにも良かったねフィーさん。そして良かったね魔族五匹弱体化(笑) ってそうじゃなくてッ! えーと、フィーさん勘違いでよかった……と思いました。これからは、彼女の身に平安と幸福があらんことをって感じですッ! はっぴぃでいてほしかですッ!(謎) 命知らずな神々に乾杯ッ! スレイヤーズだと魔族より神々のほうが悪い奴に見えることがままあるのは何故かッ!? 火竜王ゆかりの黄金竜辺りに原因が……(待て) ヴァル……いいです素敵です男前です。なにやらちょっと前から出張ってるね憎いね兄ちゃんッ! ……冗談はともかく、TRYに比べて性格が丸くなってて嬉しいのです…… さらにエイジュさん……彼については、もう良かった、としか言いようがないです。L様の『偶然ではない気まぐれ』は素敵です。 そして最後にリナさんに―― みんなでかまくらを……というところにじん――ときました。なぜかは聞かないで下さい(汗) 「んで、最『期』にリナさんのこと語って満足した? したね? それじゃさよなら」 (力の限り投げ飛ばされて飛んでゆくむくぅ)んっひぃぃぃいぃっ! ひょ・お・ぎ・ちょ・おぉぉおぉっ!? それでは、どうもありがとうございましたのむくぅなのでしたぁぁぁぁぁっ! ほんっとぉにお疲れ様でしたぁぁぁぁぁっ! (声が遠くなってゆく。青空が青く目にしみる。そこに一つ光が――) 「ふぅ……最期までばたばたしてたね…… それでは、出番を(笑)与えてくれて、素敵なお話を書いてくれて、本当にお疲れ様でした――それでは、ハーリアでした♪」 (ハーリア、ゆっくりと去ってゆく―― 本当はグロゥさんとかウィンさんとか色々触れたかったのですが、何だか長くなりそうなのでここで終わっておきます(汗) 本当にお疲れ様でした!) |
20212 | うおおおおおっ!?(←疑問系) | 白河綜 E-mail | 2002/2/24 01:00:54 |
記事番号20210へのコメント むくぅさんは No.20210「おおおおっ!!」で書きました。 > と、いうことで拍手ぅぅうぅうッ!(どんどんどんぱちぱちぱちっ!) > ――です。むくぅなのです。 きゃああああああっvv むくぅさんから拍手もらっちゃったvv と、舞い上がっております、白河綜と―――― グロウ:最終回に僕の出番がなかったね…………やっぱり白河、イカ墨漬け決定、とかなんとか思ってるんだけど…………どうだろう? あ、ともかく、グロウです。 …………(汗) なんです、その「イカ墨漬け」って…………(滝汗) グロウ:ん? 知りたいなら実行しよっか。 …………やめて下さい…………(涙) グロウ:わかった。後にしよっか。 …………しくしく…………。 > ふらりふらりと来て見たら終わってるぅぅっ! ということで書いてます。 このツリーが落ちる前に、完結させたかったので。何とか間に合ったのです。 > 思い返せば第九話。暴走しまくったレスをこれでもかとプレゼンツしまくり、叫び小躍り殴られと、なにやら色々ありましたがッ! > お疲れ様です&ありがとうございますっ! を言わせて下さい心からっ! >(↑を限りなく日本語に近づけて訳すると、『ぅわーい白河さん素敵な話をありがとぉぉおぉっ!』となる――って待て) ありがとうございますv むくぅさんのレス、はっきり言って、毎回メチャメチャ楽しみにしてました♪ レス返しを打っているときに、「むくぅさんがいて、白河がいて…………ハーリアさんにグロゥ君、さらにうちのグロウ君が同じ画面に…………。…………賑やかでイイカンジ♪」とか呟いていたのは秘密なのです(笑) > 今回はとにもかくにも良かったねフィーさん。そして良かったね魔族五匹弱体化(笑) グロウ:(にっこり微笑んで)ここは…………一応、ありがとうと言うべきなのかな? 何にしても、僕は上司(我が君)を盾にしてたんで、他のヒトほど弱体化してないから。それと、この辺りの経過は、その後シリーズで書くらしいよ。 > ってそうじゃなくてッ! えっ! 違うのですね!?(汗) > えーと、フィーさん勘違いでよかった……と思いました。これからは、彼女の身に平安と幸福があらんことをって感じですッ! はっぴぃでいてほしかですッ!(謎) 生まれてしまえば、大丈夫でしょう(笑)。 なんといっても、父親がファレス君ですから(笑)。 > 命知らずな神々に乾杯ッ! スレイヤーズだと魔族より神々のほうが悪い奴に見えることがままあるのは何故かッ!? 火竜王ゆかりの黄金竜辺りに原因が……(待て) そうですね。だから、今回の話で白河が勝手にキャラを作ってしまったウィンさんに関して、いろんな方が「好きv」と言ってくれて嬉しかったのです! コレですこしは神族のイメージアップにつながるかっ!? > ヴァル……いいです素敵です男前です。なにやらちょっと前から出張ってるね憎いね兄ちゃんッ! ……冗談はともかく、TRYに比べて性格が丸くなってて嬉しいのです…… 彼は困りました(待て)。 TRYの性格にすると…………書きにくい&可愛くないし(激しく待て)。…………まぁ、冗談は置いておくとしても、全く同じにすると、一応一回滅んでるのに…………ということになりまして、一応、少し丸くしてみました。 > さらにエイジュさん……彼については、もう良かった、としか言いようがないです。L様の『偶然ではない気まぐれ』は素敵です。 それでも、やはり一番の被害者は彼なんですけどね。二年前の事件には少しも関与していないのに、お仕えしている神殿が破壊されてしまいましたから。 > そして最後にリナさんに―― > みんなでかまくらを……というところにじん――ときました。なぜかは聞かないで下さい(汗) あえてきいてみましょう(待て)。 なんでですか!?(興味深々) >「んで、最『期』にリナさんのこと語って満足した? したね? それじゃさよなら」 > (力の限り投げ飛ばされて飛んでゆくむくぅ)んっひぃぃぃいぃっ! ひょ・お・ぎ・ちょ・おぉぉおぉっ!? > それでは、どうもありがとうございましたのむくぅなのでしたぁぁぁぁぁっ! ほんっとぉにお疲れ様でしたぁぁぁぁぁっ! ええぇっ!? ちょ、ちょっと待ってえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえぇぇぇっ!!!! むくぅさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっっっ!!!!! >(声が遠くなってゆく。青空が青く目にしみる。そこに一つ光が――) > >「ふぅ……最期までばたばたしてたね…… > それでは、出番を(笑)与えてくれて、素敵なお話を書いてくれて、本当にお疲れ様でした――それでは、ハーリアでした♪」 きゃあv(黄色い声) 最後までご足労いただき感謝v なのですv ハーリアさんv でも、むくぅさんは飛ばさんといて…………(滝汗) >(ハーリア、ゆっくりと去ってゆく―― > 本当はグロゥさんとかウィンさんとか色々触れたかったのですが、何だか長くなりそうなのでここで終わっておきます(汗) 本当にお疲れ様でした!) ありがとうございましたv そういっていただけると、ほんっとにほんっっっっっとに嬉しいのです♪ では♪ これからむくぅさんの言葉を箱詰めにして、キャラ達に届けに………… グロウ:終わった? だったら、イカ墨漬けいってみよう♪ えっ!? 冒頭のアレは本気だったんですかっ!? グロウ:魔族は嘘つかないもん。 さ♪ いくよ。 待ってくださ…………!! (遠くから、何やら悲惨な悲鳴が…………) グロウ:じゃあね、むくぅさん。素敵な感想をありがとう。因みに、白河はちゃんと樽の中で漬けてる最中だから。 じゃ、今度はその後シリーズでね。 (グロウ君退出後) (樽の中からもぐくった声で)で…………では! しっ、白河綜でしたっ!! |
20218 | 一番印象的なのはファレスさんのあの台詞vv | 孝子 | 2002/2/24 15:55:38 |
記事番号20202へのコメント お、遅くなりまして!! こんにちは、白河さん。 終幕ということで。 おめでとうごさいますvv >「…………エル…………?」 >『馬鹿よ、あんたは。あたしの事、なんにもわかっていないっ。欲しがってばかりで…………都合の悪いことには蓋をするっ!』 > 言葉が荒い。やるせなさそうに眉を寄せて、拳を堅く握りしめている。線の細い肩が、小刻みに震えていた。 > これは………… >(…………怒っている…………?) > ナーシャは、信じられないものを見るように、自分の隣に佇むエルを見上げた。リナ達程ではないにしろ、比較的小柄な彼女は、理想的な体躯を持ったエルの顔を見ようと思うと、顔を上げる必要があるのだ。 > 見上げた先にあるエルの表情は、これまで見てきたどれとも違う――――痛みを堪えているかのような顔だった。 エ、エル様が怒ってらっしゃる?! 幼子をしかりつけるような怒りですよね? エル様・・・・・・・・・、母親だったんですね・・・・・・・・・(しみじみ) エル:あんた、あたしのことを何だと・・・・・・・ え?そ、それは・・・・・・・・(汗) エル:なぜそこで目をそらす。 ・・・・・・・・・・・(汗) >『あたしも、あの時ばかりは焦ったわ。まだ人格形成もできあがっていない…………本当に生まれたばかりのあんたが、あろうことか予定とは違う世界に『降りて』しまったんだもの。 > 気づいてから、急いであんたの回収に向かったけど…………『世界(した)』の空気に触れてしまったあんたを、混沌に戻すことは不可能だった。かといって、まだ力の十分でないあんたを、予定していた世界に降ろす事もできなかった。 > 仕方ないから、新しく別の次元を創り、そこにあんたと、あんたの対となる魔王であるデュグラディグドゥを降ろしたのよ。急いで創ったせいで、その次元はあたしを受け入れてくれなかったから…………』 そうだったんですね。 偶然が重なり合った事故のようなもの・・・・? >「とにかくっ! デュグラディグドゥも悪いわねっ! エルがヴォルフィードの側にいられなかった理由を、ちゃんと言うべきだったのよっ! いつまでも、何もわからない子供にする様な接し方をしてたことが間違いだったんだわっ!」 > そう言いきって、最後にギッ、とエルを睨め付ける。 > 低温の炎を宿したその瞳は、金色の魔王が思わず腰を引いてしまう程の苛立ちに満ちていた。 >「で、一番悪いのはやっぱりエルよ。 > ちゃんと……予定の世界に降りてからでもいいから、どんなに遅くなってでもいいから、一度会いに行ってあげるべきだった。ちゃんとエルの口から、一緒にいられなくなった理由(ワケ)を言ってあげるべきだったのよ。 > …………そうすれば、今度みたいな事件は起きなかった。無理をしてこの世界に残ったヴォルフィードの『残り香』が、魂を歪める危険をおかさなくてもよかったのよ」 リナさん、エル様にそんなはっきりと・・・・・(汗) ですが、そう言えるのもリナさんだからでしょうね。いろんな意味で・・・・。 リナ:それ、どういう意味? え?いえ、決して深い意味は・・・・!! リナ:ならその慌てようは何? あ、こ、これは、その場ののりってやつです♪(汗) >「…………本当に、いいの…………?」 >「もちろんだ。 > なあ、ファレス?」 > ナーシャは微笑みを崩すことなく、己の背後に立つ長身の青年へと視線を向けた。ヴォルフィードがそれに倣う。心なしか、怯えを含んだ瞳で、ファレスを見上げた。 > それに気づいたファレスは、口元にお得意の悪戯っ子っぽい笑みを浮かべて、 >「かまわんよ。ただし、あんたが俺達の子供になるのはこの次の生。一回キチンと混沌に戻って、輪廻の流れに身を任せてからだな。 > 夫婦の通過儀式もせずに子持ちになるなんて、いくらなんでも…………」 >「ファレスっっっ!!!」 > 突如とんでもないことを言い出したファレスに、ナーシャが顔を真っ赤にして制止の声を上げる。 > 彼の言葉が、ヴォルフィード『本体』の次の生を心配したことから出てきたであろう言葉だと理解できても、最後に付け加えられた言葉が、有無を言わせず混沌に返すための最後の一手だったとしても、コレは聞き捨てならない。どうしてよりにもよって、そのセリフを選んだのか。 ここ、好きです〜〜v このシーン1番好きですvv うにゃあvらぶらぶナーシャさんとファレスさん(はあと) >「泣き言を言うなっ! もしここで逃げ出そうものなら、あの御方が地の果てまで追ってきて、死ぬより辛いお仕置きをプレゼントしてくださることになるぞっ!!」 > > ――――数分後。 > > 口を開き、全てを飲み込もうとしていた混沌は、己の役目を終え、ゆっくりとその口を閉じた。 > 精神世界面(アストラル・サイド)では、ボロ雑巾の様になるまで力を使い果たした高位魔族が五体、役目を終えて崩壊していく鈴の、最後の合奏を聴いていた。 頑張ったんですね。魔族の皆さん・・・・・。 お疲れ様です♪ > …………あたしの監督不届きだったこともあるし、今回はサービスよ』 > ぺろっ、と舌を出して、最後は小声で。 > どうやら、リナに言われた言葉が、思ったよりも“きた”らしい。 大サービスなのですね、エル様♪ さすが、エル様なのです! > …………帰ったら、ねえちゃんにお礼を言おう。何にとは決めないで、これまであたしに与えてくれた、全ての愛情溢れる行為に対して―――― > > うん、と一つ頷いて、リナ=インバースは天上をふり仰いだのだった。 > あああああううううううう(涙) 終わっちゃいましたぁぁぁぁぁぁ(滂沱) > しょーもないことに、まだその後編なるものが6話、用意されています(汗)。こちらはいくつかの組みに分けて、この事件後の経過(?)を追う予定なのです。そして「いくつかの組みに分ける」なんて言った時点で、ほぼカップリングが入ること決定(笑)。 > 取りあえず、最初がリナさんとガウリイ君。二話目がアメリアさんとゼルガディス君。三話目がフィリアさんとヴァル君で、四話目がオリキャラ・ナーシャさんとファレス君。 > で、カップリングからは外れますが、五話目が神族一同と魔族一同。最後がエル様と?、というふうに予定しております。 > なお、全話にエル様が首を突っ込む予定有り(笑)。 何気に四話目が1番楽しみだったり♪ 五話目にはウィンさん、でてくるのですよね? ふふふふふふふふvv ではでは、楽しみに待っておりますので。 |
20219 | うれしいのです♪ | 白河綜 E-mail | 2002/2/24 17:57:46 |
記事番号20218へのコメント 孝子さんは No.20218「一番印象的なのはファレスさんのあの台詞vv」で書きました。 >お、遅くなりまして!! >こんにちは、白河さん。 こんにちは♪ 孝子さんv ぜんぜん遅くなんてないですよ♪ >終幕ということで。 >おめでとうごさいますvv ありがとうございます♪ 只今、感無量なのですvv >>(…………怒っている…………?) >> ナーシャは、信じられないものを見るように、自分の隣に佇むエルを見上げた。リナ達程ではないにしろ、比較的小柄な彼女は、理想的な体躯を持ったエルの顔を見ようと思うと、顔を上げる必要があるのだ。 >> 見上げた先にあるエルの表情は、これまで見てきたどれとも違う――――痛みを堪えているかのような顔だった。 >エ、エル様が怒ってらっしゃる?! >幼子をしかりつけるような怒りですよね? >エル様・・・・・・・・・、母親だったんですね・・・・・・・・・(しみじみ) >エル:あんた、あたしのことを何だと・・・・・・・ >え?そ、それは・・・・・・・・(汗) >エル:なぜそこで目をそらす。 >・・・・・・・・・・・(汗) えー、一般的に考えて無理がありすぎる『これぞ全ての存在の母☆ヴァージョン・エル様!!』なのですっ!!(待て) エル様:何?その「一般的に考えて無理がありすぎる」ってのは…………? あぅっ!! い、いえ! 何でもないのです!!(滝汗) エル様:…………ふ〜ん? にゅううっ。視線が痛いのです…………!(汗) >>『あたしも、あの時ばかりは焦ったわ。まだ人格形成もできあがっていない…………本当に生まれたばかりのあんたが、あろうことか予定とは違う世界に『降りて』しまったんだもの。 >> 気づいてから、急いであんたの回収に向かったけど…………『世界(した)』の空気に触れてしまったあんたを、混沌に戻すことは不可能だった。かといって、まだ力の十分でないあんたを、予定していた世界に降ろす事もできなかった。 >> 仕方ないから、新しく別の次元を創り、そこにあんたと、あんたの対となる魔王であるデュグラディグドゥを降ろしたのよ。急いで創ったせいで、その次元はあたしを受け入れてくれなかったから…………』 >そうだったんですね。 >偶然が重なり合った事故のようなもの・・・・? そうなのですっ! トラブルにトラブルが重なって、こぉんな結果になってしまったのです! つまり!!エル様は悪くないのです!! エル様:あら、珍しい! あんたがあたしを庇う発言をするなんてねぇ? …………お仕置きがコワイのですよ…………。 >>「で、一番悪いのはやっぱりエルよ。 >> ちゃんと……予定の世界に降りてからでもいいから、どんなに遅くなってでもいいから、一度会いに行ってあげるべきだった。ちゃんとエルの口から、一緒にいられなくなった理由(ワケ)を言ってあげるべきだったのよ。 >> …………そうすれば、今度みたいな事件は起きなかった。無理をしてこの世界に残ったヴォルフィードの『残り香』が、魂を歪める危険をおかさなくてもよかったのよ」 >リナさん、エル様にそんなはっきりと・・・・・(汗) >ですが、そう言えるのもリナさんだからでしょうね。いろんな意味で・・・・。 >リナ:それ、どういう意味? >え?いえ、決して深い意味は・・・・!! >リナ:ならその慌てようは何? >あ、こ、これは、その場ののりってやつです♪(汗) リナさんは、どんな相手にも遠慮がないですからね。 エル様にもしかり! ってことで(笑) >>「…………本当に、いいの…………?」 >>「もちろんだ。 >> なあ、ファレス?」 >> ナーシャは微笑みを崩すことなく、己の背後に立つ長身の青年へと視線を向けた。ヴォルフィードがそれに倣う。心なしか、怯えを含んだ瞳で、ファレスを見上げた。 >> それに気づいたファレスは、口元にお得意の悪戯っ子っぽい笑みを浮かべて、 >>「かまわんよ。ただし、あんたが俺達の子供になるのはこの次の生。一回キチンと混沌に戻って、輪廻の流れに身を任せてからだな。 >> 夫婦の通過儀式もせずに子持ちになるなんて、いくらなんでも…………」 >>「ファレスっっっ!!!」 >> 突如とんでもないことを言い出したファレスに、ナーシャが顔を真っ赤にして制止の声を上げる。 >> 彼の言葉が、ヴォルフィード『本体』の次の生を心配したことから出てきたであろう言葉だと理解できても、最後に付け加えられた言葉が、有無を言わせず混沌に返すための最後の一手だったとしても、コレは聞き捨てならない。どうしてよりにもよって、そのセリフを選んだのか。 >ここ、好きです〜〜v >このシーン1番好きですvv >うにゃあvらぶらぶナーシャさんとファレスさん(はあと) 実は、白河も気に入ってますv このシーン♪ 書きたくて書きたくてしかたなかったのですv このシーンに繋げるためだけに、覇王様とナーシャさんの会話シーンをワザワザいれたんですから(笑) >>「泣き言を言うなっ! もしここで逃げ出そうものなら、あの御方が地の果てまで追ってきて、死ぬより辛いお仕置きをプレゼントしてくださることになるぞっ!!」 >> ――――数分後。 >> 口を開き、全てを飲み込もうとしていた混沌は、己の役目を終え、ゆっくりとその口を閉じた。 >> 精神世界面(アストラル・サイド)では、ボロ雑巾の様になるまで力を使い果たした高位魔族が五体、役目を終えて崩壊していく鈴の、最後の合奏を聴いていた。 >頑張ったんですね。魔族の皆さん・・・・・。 >お疲れ様です♪ グロウ君以外は(笑) 彼は上司を盾にして、自分のダメージをおさえてましたから(笑)。 >> …………あたしの監督不届きだったこともあるし、今回はサービスよ』 >> ぺろっ、と舌を出して、最後は小声で。 >大サービスなのですね、エル様♪ >さすが、エル様なのです! 大サービスなのです♪ このまま終わってしまうと、後味悪くてハッピーエンドになりませんからね(笑) >> …………帰ったら、ねえちゃんにお礼を言おう。何にとは決めないで、これまであたしに与えてくれた、全ての愛情溢れる行為に対して―――― >> >> うん、と一つ頷いて、リナ=インバースは天上をふり仰いだのだった。 >> >あああああううううううう(涙) >終わっちゃいましたぁぁぁぁぁぁ(滂沱) はーい、なんとか終わりなのです(汗) ああ、泣かないで(滝汗) >> 取りあえず、最初がリナさんとガウリイ君。二話目がアメリアさんとゼルガディス君。三話目がフィリアさんとヴァル君で、四話目がオリキャラ・ナーシャさんとファレス君。 >> で、カップリングからは外れますが、五話目が神族一同と魔族一同。最後がエル様と?、というふうに予定しております。 >> なお、全話にエル様が首を突っ込む予定有り(笑)。 >何気に四話目が1番楽しみだったり♪ >五話目にはウィンさん、でてくるのですよね? >ふふふふふふふふvv オリキャラの回を一番楽しみにして下さるなんてvvv 嬉しいのですっ!!(><) 五話目には、エル様を始め、ウィンちゃんにエイジュ君、獣王様・海王様・覇王様・ゼロス君にグロウ君辺りが出てきます。もしかしたら、残りの竜王様も出てくるかもしれませんvv >ではでは、楽しみに待っておりますので。 はいv ありがとうございます♪ 根性入れて打ち込みたいと思います!! では。 白河綜でしたvv |
20222 | 祝・終幕っ!お疲れさまでしたv | ゆえ URL | 2002/2/24 21:56:00 |
記事番号20202へのコメント 白河綜様こんにちはっっ、ゆえと申しますっ。 そしてそして。大作「闇の残り香」終幕おめでとうございますっっ! 圧倒的な設定とストーリー運びで、読むたびにクラクラしておりましたっv フィのが切なくも、けれどラストで彼女の来世が良きものでありるようで、喜んでおりますっvv ファレスさん、夫婦の通過儀式がんばってくださいねっv(待て) ああっ感想ベタな自分がっっ(汗) もの凄く感動してますっv 後編があるとのことで、さらに新たな印字ファイルを用意して楽しみにしておりますっv(どうも全話印字して持っているらしい) 私もそろそろ続き書かないとな・・・・などと思いつつ。(爆) 「残り香」完結。おつかれさまでしたv |
20224 | 只今打ち上げ中!!(えっ!?) | 白河綜 E-mail | 2002/2/24 23:49:05 |
記事番号20222へのコメント ゆえさんは No.20222「祝・終幕っ!お疲れさまでしたv」で書きました。 >白河綜様こんにちはっっ、ゆえと申しますっ。 こんにちは(時間的にはこんばんは)! ゆえさん♪ お久しぶりでございます! 只今ビールは飲めないのでウーロン茶で打ち上げ中の白河綜なのです!! ていうか、白河未成年なので、お酒は飲んではいけないのです! でも、ブランデーケーキの匂い(ここ強調)で酔っぱらうってのは、人としてどうなんでしょう…………?(汗) >そしてそして。大作「闇の残り香」終幕おめでとうございますっっ! えっ、大作ですかっ!?(汗) 違うのです! だらだらと続けてしまったら、回数だけ多くなってしまっただけなのですっ!!(滝汗) >圧倒的な設定とストーリー運びで、読むたびにクラクラしておりましたっv 設定…………(汗) ストーリー…………(汗) あうう。そんな、ゆえさんに「v」を付けていただけるような作品では無いのですっ! お恥ずかしいのですっ!! でも嬉しいのです!!!(どれだよ、一体) >フィのが切なくも、けれどラストで彼女の来世が良きものでありるようで、喜んでおりますっvv >ファレスさん、夫婦の通過儀式がんばってくださいねっv(待て) えー、この場合は本人に語らせるが良いでしょう。 カモンファレス君&フィーちゃん!! ファレス:何だよ、急に。 フィー:…………? ゆえさんから、君に「通過儀式頑張って」との大変ありがたいお言葉なのです!! ファレス:…………何だか妙に照れるな…………。 いや、まぁなぁ…………。何せ結婚して6年だろ。結婚するまえから、ナーシャに血族は残さない、っていわれてたから、まさか俺が父親になることになるなんざ、思ってなかったからなぁ…………。 取りあえず、子供が男でも女でも、ちゃんと大事に育てていくつもりだよ。ゆえさんトコの双子みたいな子だと、なおいいかもな。ティリスは遊びがいありそうだし、フィリスは頭良いし。 ふにゅv そーですねぇ…………♪ フィー:…………? ああ、フィーちゃん、わからないならよいのですよ(汗) >ああっ感想ベタな自分がっっ(汗) そんなことないのですっ!!(><) >もの凄く感動してますっv ありがとうございますっ(感動) ていうか白河、ゆえさんからレスをもらえて小躍りしてます♪ >後編があるとのことで、さらに新たな印字ファイルを用意して楽しみにしておりますっv(どうも全話印字して持っているらしい) えっ!?(汗) 印字ですかっ!? …………ふっふっふっ(不敵な笑い) なんのっ! こっちはゆえさんの作品専用のフロッピーデスクが既に三枚!なのです!! ああ、でも、印字ファイルって…………(汗) >私もそろそろ続き書かないとな・・・・などと思いつつ。(爆) >「残り香」完結。おつかれさまでしたv 本当にありがとうございますv ゆえさんの『遙絆』、『米な雨』も楽しみに待ってますね♪ それではv 白河綜でしたvv |
20237 | また、消えます(笑) | 白河綜 E-mail | 2002/2/27 21:32:45 |
記事番号20082へのコメント ども。毎度毎度「こんばんは」の時間に「こんにちは」と打ち込んでいる自分が少し哀しぃ白河綜なのです!!(激しく待て) えー、中途半端に復活してから、まだ間もないのですが、また、消えます(汗)。 一応受かった所もあるにはあるのですが、大学生活に慣れたらWスクールをしたいな〜、なんて希望しているので、も少し地理的に便利なところに行きたい! ということに相成りまして…………(汗)。 簡単に言うと、三月いっぱい粘ることになりました。ええ、しょりゃあもう納豆のように(笑←待て)。 と、いうわけで、「闇の残り香・その後編」のアップが遅れます(汗)。 待って下さっている方々、申し訳ありません(滝汗)。できるだけ早く「再々復活」をしたいとおもいます(汗)。 それでは。 白河綜なのでした。 あうう、地獄再び(自業自得)。 でも、また消える前に、本編のアップが終わっててよかった…………(汗) |