◆−平和主義者の魔王様−むくぅ (2002/2/24 14:14:01) No.20215 ┣平和主義者といえばあのおうぢ様を思い浮かべたのですが・・・・−孝子 (2002/2/24 15:31:17) No.20217 ┃┗むぅ、すりこみ現象なのですねっ!(違)−むくぅ (2002/2/26 15:31:18) No.20233 ┣ゼロス君!?(無謀な…←待て) グロゥ君!!?(素敵すぎ)−白河綜 (2002/2/24 18:42:28) No.20220 ┃┗同じ魔族なのに!(驚←さらに待て)−むくぅ (2002/2/26 16:04:16) No.20234 ┣こんどはSは何をたくらむ(笑)−かお (2002/2/24 20:43:43) No.20221 ┃┗たくらみ倒れだったらどうしよう(笑)−むくぅ (2002/2/26 16:28:08) No.20235 ┣平和主義者の魔王様 2−むくぅ (2002/3/2 17:38:56) No.20243 ┃┗シャドウリナだぁぁぁ(はあと)それかエレナさんか?(まて)−かお (2002/3/2 20:17:29) No.20247 ┃ ┗精神攻撃発生警報(待てって)−むくぅ (2002/3/3 19:04:44) No.20252 ┣平和主義者の魔王様 3−むくぅ (2002/3/10 14:34:02) No.20273 ┃┣初めまして!−しなつ (2002/3/11 13:04:05) No.20284 ┃┃┗はじめましてっ!!−むくぅ (2002/3/13 21:24:55) No.20301 ┃┗シャドウがぁ〜!?(滝汗)−かお (2002/3/12 18:00:57) No.20293 ┃ ┗本人にも予想外の展開(待て)−むくぅ (2002/3/13 21:46:42) No.20302 ┗平和主義者の魔王様 4−むくぅ (2002/3/14 17:33:33) No.20306 ┣ハーリアさんだぁ(はあと)−かお (2002/3/14 22:39:21) No.20308 ┃┗評議長、何故こんなところに!?(笑)−むくぅ (2002/3/19 16:03:19) No.20339 ┣哀愁漂う納豆魔族…………!!(死)−白河綜 (2002/3/14 23:55:01) No.20309 ┃┗趣味感漂うサド魔族(オイこら)−むくぅ (2002/3/19 16:26:49) No.20340 ┗おお!4!?−しなつ (2002/3/20 19:55:26) NEW No.20346 ┗な、何とか間に合った(汗)−むくぅ (2002/3/22 19:00:39) NEW No.20372
20215 | 平和主義者の魔王様 | むくぅ E-mail URL | 2002/2/24 14:14:01 |
えーと、先に断っておきますと、『平和主義者』とは、某自称平和主義者第一王位継承者ではございません。出てきません。彼が主人公ではありません。さらに言うと実は某平和(以下略)が実は魔王で、『何の人類みな兄弟!』という正の感情ぱぅわぁで、あえなく四つ目のかけらが滅んでしまう話でもありません!(くどい) というわけで(どういうわけだ)むくぅなのです。 ……投稿周期が一ヶ月とかそういうツッコミはおいといてください――まぁ、投稿ペースが恐ろしいほどに落ちてるので、とりあえず自分を追い込んでみれば何とかなるかなと、ちょっと長め駄文を用意しましたっ!(無駄) 「……オリジナルの方はどうしたの?」 リナさんどうもこんにちは――というかお久しぶりなのです。 いや、魔術師(何気に宣伝)の方は、キャラさんたちがボイコットしているというか思いつかないというかなので、全然進んでません。 「……んで、この話もコレの後は数行しか書いてないのは……?」 まぁ――大体あらすじは決まってますので、何とかなるかと。 「知らんぞ……行き当たりばったりで死んでも」 まぁ、それはともかく、『平和主義者の魔王様』……よろしければ、ど―― 「ごまかすなぁッ! 炸裂陣(ディル・ブランド)ッ!」 (爆発音)………よ、よろしければ、どぉぞご覧下さい……(汗――沈黙) =================================== 「ヴィリシルアさん、僕と結婚して下……」 ばきぃぃいっ! 黒い髪に黒い瞳をした男――獣神官(プリースト)ゼロスのたわけたセリフが終わるその前に、金髪の美女ヴィリシルア=フェイト――ヴィリスの紅く光る回し蹴りが彼を襲った! お昼のごはんどき、どこにでもあるようなふつーの食堂でのできごとである。二階は宿屋で、フェイトとガウリイはまだ寝ているようだった。 しかし……今の、どう見ても魔力込めてたよなぁ…… ツッコミとはいえ、だんだん手加減情け容赦無用の何でもありになってきてるぞ。ヴィリス。 ともあれ、壁にぶつかり倒れ伏すゼロスに彼女はつかつかつかっと近づいて、 「どぉぉぉっして、そぉんなことを言い出したのかなぁ。お前はー――」 ぐりぐりと足蹴にしながらなんだか怖い口調で言う。その足にも魔力が込められているようで、ゼロス、心なしかいつもよりかなり苦しそうである。 ま、いいか。ゼロスだし。 彼もそのまま足蹴にされているのも嫌ならしく(当たり前だが)、引きつり気味の笑顔を作り、 「ほ、ほら、僕ってば人間研究熱心ですから♪」 「わけ解らんわいっ!」 「えっと、先日、書物を漁っていたら、神父が新郎新婦に言うセリフが目にとまりまして。ほら、誓いの言葉の時の!」 言われて彼女は少し考えて、 「……『いついかなる時も共にあることを誓いますか?』」 「ええ! そうそうそれです! ――それで、僕とヴィリシルアさんが結婚すれば、ヴィリシルアさんもフェイト君も魔族に入ってくれるかなー♪ なぁんて……」 「つ、ついにプライドを捨てたか……」 ため息をつきながら、あたしは呟いた。 それにゼロスはむっとした表情を形作る。そしていつの間にかヴィリスの足から逃れて立ち上がり、力強く叫んだ。 「ほっといてください! ――いつまでも任務が終わらないから怒られるし、獣王様は覇王様と仲が険悪で八つ当たりは僕に来る――そんな地獄のような生活が終わるんだったら、どこぞのワガママ黄金竜(ゴールドドラゴン)とだって仲良くしますよ!」 「……された方もされたほうで不気味だと思うけどね」 あたしは言いながら、ゼロスにそんな事をされた時の『ワガママ黄金竜』の顔を想像してみる。 ――ちょっと面白いかも…… あたしの心中はともかく、ヴィリスはうんざりとした――それでいて呆れたような顔になり、 「どうでもいいけどお前、なりふり構わなくなってくにつれて頭も悪くなってるような気がするぞ……」 同じく呆れたような声で呟いた。 「……ほっといてください」 自覚はあるのか、彼はかすかに頬を膨らませた。 ――おいおいおい。見た目二十歳実年齢千歳以上の男(?)が、それをやるか? しばしあたしはジト目でゼロスを見つめ――やがてゆっくりと口を開く。 「…………あんた、ほんっっっとうに五人の腹心以外の魔族で一番強いわけ……?」 「はっはっは。リナさん、気にしちゃ負けですよー」 誰に負けるんだ。誰に。 心中のツッコミは、当然のことながらゼロスにはとどかない。彼はなにやらぐっ! と拳を握り締めて、 「ともかくッ! そんなわけで指輪もちゃんと持ってきました! 教会もちゃんと確保してあります! さあ、この婚姻届にサインを……」 「す・る・かぁぁぁぁぁぁ!!」 半ば本気で放ったと思われる魔力衝撃波(強)は、ゼロスと、ついでに周りのテーブルやらなにやらを、ものの見事に吹っ飛ばした。 あたしはそれを見ながら、心の中でこう呟く。 食堂のおっちゃん、ごめん……と―― 「――で? マジな話、一体何の用できたんだよ。お前」 しばし倒れたまま痙攣を繰り返していたゼロスを踏みつけて、ヴィリスは眉を寄せて問うた。 彼は意味なく朗らかに笑い、虚空を渡ってふわりとあたしの横に現れ、ヴィリスの方向を向くと、 「いやぁ、ヴィリシルアさん察しがいいですねぇ。 ――どうしたわかったんです?」 言われて彼女は困ったように、 「なんつーか……お前が何かふざけた調子で現れた時は、何か厄介すぎる事件が起こる予感がするような気がしてだな……」 「ああ成程」 納得するんかい。それで。 ――まぁ、あたしも何かゼロスが厄介ごとを運んできたような気がしたのは事実である。ヴィリスの言っていることが本当かどうか――本気か否かはともかくとして、あたしは彼の方を見て、 「それで、何の用?」 「ですからヴィリシルアさんに婚姻届(これ)にサインをしてもらいに……」 「それはもういいんじゃい! ……いや、確かにそれも遠慮したいし厄介事ではあるが……それはともかく! 本題の方を言えって言ってんだよ! 私は!」 ゼロスは少し沈黙し――やがて口を開いた。 「実はリナさんたちに一緒に来て欲しいんです。 ――頼みたいことがあるんですよ」 『頼みたいことぉ?』 ハモってあたしとヴィリスは一様に、ゼロスをジト目で睨みつける。 「魔族のあんたが、あたしたちに『頼みたいこと』?」 「はい」 「……なんかもう、その時点で怪しさぷんぷんなんだが?」 「そうですねえ」 あたしとヴィリスの問いに、おもっくそひとごとのように答えるゼロス。 はあぁあぁぁぁぁ…… あたしは大きくため息をつくと、 「――じゃあ、聞くわ。 あんたは『どこに』『なぜ』あたしたちを連れて行きたいの?」 「……『どこに』は――ライゼール王国の端の端に位置するとある山村とだけ言っておきましょう。 『なぜ』かは――」 「秘密だ――と?」 ヴィリスの問いに―― 予想通りというかなんと言うか、ゼロスはこくりと頷いた。 「そういうことです」 『………………ヤだ』 あたしとヴィリスは、見事にハモってそう呟いたのだった。 ――めでたし、めでたし。 「ってリナさんヴィリシルアさんッ!? 何か何事もなかったかのようにカウンターの方に去らないで下さいよぉッ!」 「やっかましいッ! あんたのせいでヴィリスが行った破壊活動のおかげで、弁償しなきゃなんないのよッ! 引き止めるならあんたが弁償代払う!? それにッ! ンな怪しさ大爆発なセリフちらつかされて、のこのこついていったら、単なるドアホか物好きよッ! それだったら婚姻届の方がまだまだ可愛げがあるってもんよ!」 あたしはゼロスに大声で、一息にそう叫び―― 「…………リナ」 ぎく。 ヴィリスの限りなく低い声に、思わず硬直する。 「気にしないで。ヴィリス。 言葉のあやよ」 「何がだ」 いたって本気なあたしの言葉に、彼女は非情にもそう呟いたのだった。 ――ツッコまないように。 と。 「ゼロス様――まだやってたノ?」 ぎぃぃ……ちりりん。 声と共に――食堂の扉が開く音。今のちりりん、という音は、鈴の音だろう。ドアのところに鈴がついていて、開けると鳴る仕組みである。 ちょっと間抜けだぞ。 ――ともあれ、聞き覚えのある声と共に現れたのは―― 「グロゥ――?」 眉を寄せ、ヴィリスが呟いた。 そう、そこに立っていたのは、水色の髪に黄緑色の瞳、という、おおよそ冗談のような容姿をした二十歳前後の青年――に見える高位魔族、覇王神官(プリースト)グロゥだった。 って…………あれ? 何かちょっとした違和感に、あたしは眉を寄せ―― 「お前、髪――?」 口の中だけで呟くヴィリスに続いて、あたしも首を傾げる。 ――ああ。解った。 「髪が――長くなってる?」 疑問形で呟いたものの、考えてみれば当たり前である。 彼は魔族で、人間ではない。魔族とは、『実体』とゆーものを持たない精神生命体。つまり、ころころと姿が変わろうが――要するにちょっと髪が伸びようが、全然驚くには値しない、ということである。 「君ら、僕に会う度にいちいち驚くクセやめたら?」 彼はため息混じりにそう言って、ゼロスの傍に歩み寄る。近くで見ると、やはり髪は長くなっていた――あたしより長いんじゃないだろうか? しっかし、会う度にころころ姿が変わるなんて―― ヘンな魔族。 「――ふん」 ヴィリスはグロゥの言葉を鼻で笑うと、 「余計なお世話だ。ゼロスみたいに毎度毎度変わりばえしないってのも問題だが、お前みたいにころころ姿が変わるのもお断りだな――定食屋のだっさい日替わりメニューじゃねぇんだ。ちったぁ落ち着いた姿でいろよ」 ……うっわぁ…… なんとゆーか、普段敵対するものに見せる毒舌の、それにもましてキッツいセリフである。 ――まぁ、それも当然と言えば当然か。 少し前の話だが、グロゥは彼女の義弟を操って人を殺させまくった挙句、ヴィリス自身にも大怪我を負わせているのである。彼女のグロゥに対する態度も、それを知っていれば頷ける。 ――が。 これはかなり意外――グロゥはまったく動じなかった。いつもならぎゃーぎゃーと騒ぎ始めるはずなのに、である。 「悪いケド、今は君なんかに構ってる暇ないんだよネ」 「『なんか』……?」 うわっ…… 完全に馬鹿にしきったグロゥの言葉に、ざわりっ、とヴィリスから威圧感が芽生えた。 声は静謐だが、込められた意思は明確だ。殺意と、怒り。 ――こ、こりゃかなりキてるぞー…… しかし。 それにもグロゥは、呆れたようなため息をついただけだった――さすがはピエロ魔族(グロゥ)ッ! ゼロスと格が違う! いやゼロスの方が強いけど! ――いや、それはともかく。 ぐろぅはもう一度ため息をつくと、ゼロスに向かって、 「急いでいるってわけでもないケド――のんびりしていたくもないんだヨネ。 ――ゼロス様。イイ?」 「まぁ――リナさんたちは了承してくれないでしょうし」 一人の魔族の問いに、もう一人の魔族がこともなげに答える。 ――じょ、冗談じゃない! あたしは相手の意図を察して、思わず顔が引きつった。 「じ、実力行使ってワケ!? ンなの卑怯よッ!」 その言葉に、グロゥはにぃっと笑った。 「実力ネェ―― まぁ、こぉいうのも一応実力――カナ?」 ぅえ……ッ!? グロゥがそう言った途端。 視界が揺らぎ――途方もない眠気に、頭がふらふらし始めた。 あたしは思わず膝をつく。 ――眠り(スリーピング)―― 強力な眠りの魔法だが、これは――それをさらに数倍、眠気がキツい。 まぶたが持ち上げられないほど重い。あたしのまぶたは鉛製でも鋼製でもないんだが…… そして、意識が――ぷっつりと、途絶えた。 =================================== 冒頭のセリフでドキッとした人挙手ッ! 「……何やってるんだ?」 おや、部屋でぐーすか寝てたので出番がなかったガウリイさん。 ――いやいや、自分でもゼロスのセリフはちょっと壊れすぎだったかなーとか思って。つい。 「やめればよかったじゃないか。そう思ったなら」 おおッ! 保護者殿には珍しいまともな発言! 「……あんたといいリナといい、いつも俺のことをどういう目で……?」 はっはっは(激しくわざとらしい笑い) いやでも、ギャグは悪乗りで行こうと思うので。 「じゃあいいじゃないか。別に」 それをいったらミもフタも……あ、カラータイマーが。 「何だ? それ」 いや、金の髪の美女――って言わないと混沌の海行きだろうなぁ――ともかく、美女の方からもらったのですけどね。制限なくまえがきあとがきもどき書いていたらきりがないというので、ちょっと三分でちかちかと光っちゃうタイマーを……のぉッ?! 「おいおいッ!? 顔が紫だぞ!?」 いや、ちょっと酸欠でッ!……一体L様どんな細工を……ッ!? ぅの……(どさりっ、と何かが倒れる音) 「おーい? おい……?」 (無反応)…… (ガウリイ、首を傾げながら去る。残された物体、ぴくりとも動かない。遠くで金の髪の鎌を持った美女が、『たまにはこういう回りくどいのも面白いかもしんない……』等と、興味深げに呟いている――) |
20217 | 平和主義者といえばあのおうぢ様を思い浮かべたのですが・・・・ | 孝子 | 2002/2/24 15:31:17 |
記事番号20215へのコメント こんにちは、むくぅさん! このお話を読んでいて、パソコンの前で机に突っ伏して思いっきり笑っていました! うむ、怪しさ大爆発?! > えーと、先に断っておきますと、『平和主義者』とは、某自称平和主義者第一王位継承者ではございません。出てきません。彼が主人公ではありません。さらに言うと実は某平和(以下略)が実は魔王で、『何の人類みな兄弟!』という正の感情ぱぅわぁで、あえなく四つ目のかけらが滅んでしまう話でもありません!(くどい) あ、それ面白そうですv 自滅平和主義者魔王(はあと) ・・・・・・いや、ちょっぴしこわいかも・・・・・・(汗) >「ヴィリシルアさん、僕と結婚して下……」 > ばきぃぃいっ! > 黒い髪に黒い瞳をした男――獣神官(プリースト)ゼロスのたわけたセリフが終わるその前に、金髪の美女ヴィリシルア=フェイト――ヴィリスの紅く光る回し蹴りが彼を襲った! 紅く光る回し蹴り・・・・・・・(汗) それはそれはものすごいスピードだったのでしょうね・・・・。 でも、最初の台詞ゼロスくんだったのですね。 誰かと思いました。 >「……『いついかなる時も共にあることを誓いますか?』」 >「ええ! そうそうそれです! > ――それで、僕とヴィリシルアさんが結婚すれば、ヴィリシルアさんもフェイト君も魔族に入ってくれるかなー♪ なぁんて……」 >「つ、ついにプライドを捨てたか……」 ゼロスくん、その考え方はどうかと・・・・・・・(汗) というか、どうしたらそういう発想が・・・・・? >「…………あんた、ほんっっっとうに五人の腹心以外の魔族で一番強いわけ……?」 >「はっはっは。リナさん、気にしちゃ負けですよー」 > 誰に負けるんだ。誰に。 ないすツッコミですv リナさんvv この台詞読んだ時、私も心の中で思いっきり突っ込んでましたv >『………………ヤだ』 > あたしとヴィリスは、見事にハモってそう呟いたのだった。 > ――めでたし、めでたし。 >「ってリナさんヴィリシルアさんッ!? 何か何事もなかったかのようにカウンターの方に去らないで下さいよぉッ!」 お二人のそんなそっけなさがぐー♪ 哀れですな、ゼロスくん。 >「余計なお世話だ。ゼロスみたいに毎度毎度変わりばえしないってのも問題だが、お前みたいにころころ姿が変わるのもお断りだな――定食屋のだっさい日替わりメニューじゃねぇんだ。ちったぁ落ち着いた姿でいろよ」 > ……うっわぁ…… > なんとゆーか、普段敵対するものに見せる毒舌の、それにもましてキッツいセリフである。 ・・・・・・言いますね、ヴィリスさん。 まあ、的を得た言葉ですけど♪(まて) > 冒頭のセリフでドキッとした人挙手ッ! >「……何やってるんだ?」 > おや、部屋でぐーすか寝てたので出番がなかったガウリイさん。 > ――いやいや、自分でもゼロスのセリフはちょっと壊れすぎだったかなーとか思って。つい。 ゼロスくんだからよし!! 面白かったし♪ >「やめればよかったじゃないか。そう思ったなら」 > おおッ! 保護者殿には珍しいまともな発言! >「……あんたといいリナといい、いつも俺のことをどういう目で……?」 > はっはっは(激しくわざとらしい笑い) いやでも、ギャグは悪乗りで行こうと思うので。 どんどんいっちゃってくださいv 面白ければなんでもよしvv たとえ、ガウリイさんがクラゲさんでも♪ゼロスくんが壊れてても♪ >「おいおいッ!? 顔が紫だぞ!?」 > いや、ちょっと酸欠でッ!……一体L様どんな細工を……ッ!? ぅの……(どさりっ、と何かが倒れる音) >「おーい? おい……?」 > (無反応)…… > >(ガウリイ、首を傾げながら去る。残された物体、ぴくりとも動かない。遠くで金の髪の鎌を持った美女が、『たまにはこういう回りくどいのも面白いかもしんない……』等と、興味深げに呟いている――) をう?!むくぅさん?! エ、エル様が何かを・・・・・・? うむ・・・・・・・・・、人生山あり谷ありってことで頑張ってくださいな♪(まて) ではでは。 |
20233 | むぅ、すりこみ現象なのですねっ!(違) | むくぅ E-mail URL | 2002/2/26 15:31:18 |
記事番号20217へのコメント 孝子さんは No.20217「平和主義者といえばあのおうぢ様を思い浮かべたのですが・・・・」で書きました。 >こんにちは、むくぅさん! こんにちは、孝子さんっ! >このお話を読んでいて、パソコンの前で机に突っ伏して思いっきり笑っていました! >うむ、怪しさ大爆発?! 笑っていただけてありがとうございますのですっ! なにやらシアワセな気分になってまいりました♪ >> えーと、先に断っておきますと、『平和主義者』とは、某自称平和主義者第一王位継承者ではございません。出てきません。彼が主人公ではありません。さらに言うと実は某平和(以下略)が実は魔王で、『何の人類みな兄弟!』という正の感情ぱぅわぁで、あえなく四つ目のかけらが滅んでしまう話でもありません!(くどい) >あ、それ面白そうですv >自滅平和主義者魔王(はあと) >・・・・・・いや、ちょっぴしこわいかも・・・・・・(汗) 話始まってから三秒で終わりそうなのです(汗) フィルさんが魔王だったら……ある意味とてつもなく怖い…… >> 黒い髪に黒い瞳をした男――獣神官(プリースト)ゼロスのたわけたセリフが終わるその前に、金髪の美女ヴィリシルア=フェイト――ヴィリスの紅く光る回し蹴りが彼を襲った! >紅く光る回し蹴り・・・・・・・(汗) >それはそれはものすごいスピードだったのでしょうね・・・・。 >でも、最初の台詞ゼロスくんだったのですね。 >誰かと思いました。 私も誰かと思いました(待て) ともかくはじめこのネタ思いついたときはヴィリシルアさんの回し蹴りが自分に飛んでくるんじゃないかと不安でたまりませんでした(オイ) >>「ええ! そうそうそれです! >> ――それで、僕とヴィリシルアさんが結婚すれば、ヴィリシルアさんもフェイト君も魔族に入ってくれるかなー♪ なぁんて……」 >ゼロスくん、その考え方はどうかと・・・・・・・(汗) >というか、どうしたらそういう発想が・・・・・? きっと人間研究の賜物なのでしょう♪ >>「…………あんた、ほんっっっとうに五人の腹心以外の魔族で一番強いわけ……?」 >>「はっはっは。リナさん、気にしちゃ負けですよー」 >> 誰に負けるんだ。誰に。 >ないすツッコミですv >リナさんvv >この台詞読んだ時、私も心の中で思いっきり突っ込んでましたv やっぱりリナさんはツッコミ属性(何)なのですねv >>『………………ヤだ』 >> あたしとヴィリスは、見事にハモってそう呟いたのだった。 >> ――めでたし、めでたし。 >>「ってリナさんヴィリシルアさんッ!? 何か何事もなかったかのようにカウンターの方に去らないで下さいよぉッ!」 >お二人のそんなそっけなさがぐー♪ >哀れですな、ゼロスくん。 確かに……ま、まぁ、哀れでこそゼロスさんってことで!(汗々) これからは部下Sさんのように同情票を集めまくり……(だから待て) >>「余計なお世話だ。ゼロスみたいに毎度毎度変わりばえしないってのも問題だが、お前みたいにころころ姿が変わるのもお断りだな――定食屋のだっさい日替わりメニューじゃねぇんだ。ちったぁ落ち着いた姿でいろよ」 >・・・・・・言いますね、ヴィリスさん。 >まあ、的を得た言葉ですけど♪(まて) ヴィリスさん、徹底的にグロゥさんのことを嫌ってらっしゃいますから……もしかしたら魔族全部嫌いかも知れません(汗) >> 冒頭のセリフでドキッとした人挙手ッ! >>「……何やってるんだ?」 >> おや、部屋でぐーすか寝てたので出番がなかったガウリイさん。 >> ――いやいや、自分でもゼロスのセリフはちょっと壊れすぎだったかなーとか思って。つい。 >ゼロスくんだからよし!! >面白かったし♪ >>「やめればよかったじゃないか。そう思ったなら」 >> おおッ! 保護者殿には珍しいまともな発言! >>「……あんたといいリナといい、いつも俺のことをどういう目で……?」 >> はっはっは(激しくわざとらしい笑い) いやでも、ギャグは悪乗りで行こうと思うので。 >どんどんいっちゃってくださいv >面白ければなんでもよしvv >たとえ、ガウリイさんがクラゲさんでも♪ゼロスくんが壊れてても♪ そうですよねっ! 面白ければよし! ですよねっ! このままどんどん壊します(待て) >>「おいおいッ!? 顔が紫だぞ!?」 >> いや、ちょっと酸欠でッ!……一体L様どんな細工を……ッ!? ぅの……(どさりっ、と何かが倒れる音) >>「おーい? おい……?」 >> (無反応)…… >> >>(ガウリイ、首を傾げながら去る。残された物体、ぴくりとも動かない。遠くで金の髪の鎌を持った美女が、『たまにはこういう回りくどいのも面白いかもしんない……』等と、興味深げに呟いている――) >をう?!むくぅさん?! >エ、エル様が何かを・・・・・・? >うむ・・・・・・・・・、人生山あり谷ありってことで頑張ってくださいな♪(まて) > >ではでは。 がんばります……とりあえずはL様から物を受け取らないことからはじめよう!(そこからか) ……が、結局は無理矢理受け取らされそう(汗) とりあえず、人生山と谷ばかりってことで!(平坦な道はないんかい) それでは、むくぅなのでしたっ! |
20220 | ゼロス君!?(無謀な…←待て) グロゥ君!!?(素敵すぎ) | 白河綜 E-mail | 2002/2/24 18:42:28 |
記事番号20215へのコメント むくぅさんは No.20215「平和主義者の魔王様」で書きました。 にゅふふふふふふ(怪)。 おやぁ!? こんな所にむくぅさんの新シリーズがvv ……とかなんとか小躍りしつつ(待て)。 こんにちは♪ 白河綜なのです! 平和主義者…………いくら否定されても、某白魔法都市のおうぢ様(待て)が浮かんでしまうのですが(笑) っていうか、魔王様…………魔王様なのですね? ひょっとして、どこぞの場所で覚醒したエス様の欠片? とかなんとか思ってたりして(笑)。 >「ヴィリシルアさん、僕と結婚して下……」 えっ!?(汗) > ばきぃぃいっ! > 黒い髪に黒い瞳をした男――獣神官(プリースト)ゼロスのたわけたセリフが終わるその前に、金髪の美女ヴィリシルア=フェイト――ヴィリスの紅く光る回し蹴りが彼を襲った! うふふふv 流石ヴィリスさんvv 鮮やかな回し蹴りに、獣神官相手でもすぺぺのぺなのですねっ!? 姉さん! 弟子にしてくださいっ!!(激しく待て) > お昼のごはんどき、どこにでもあるようなふつーの食堂でのできごとである。二階は宿屋で、フェイトとガウリイはまだ寝ているようだった。 なるほど。エフエフ君(決定……なのですよね?)もお寝坊さんなのですね♪ > しかし……今の、どう見ても魔力込めてたよなぁ…… > ツッコミとはいえ、だんだん手加減情け容赦無用の何でもありになってきてるぞ。ヴィリス。 いいのです。ゼロス君ですから(非道すぎ)。 > ま、いいか。ゼロスだし。 リナさん、お素敵v >「えっと、先日、書物を漁っていたら、神父が新郎新婦に言うセリフが目にとまりまして。ほら、誓いの言葉の時の!」 > 言われて彼女は少し考えて、 >「……『いついかなる時も共にあることを誓いますか?』」 >「ええ! そうそうそれです! > ――それで、僕とヴィリシルアさんが結婚すれば、ヴィリシルアさんもフェイト君も魔族に入ってくれるかなー♪ なぁんて……」 なるほど…………打算だらけのプロポーズだったのですね…………(がっくし←待て待て) >「つ、ついにプライドを捨てたか……」 > ため息をつきながら、あたしは呟いた。 > それにゼロスはむっとした表情を形作る。そしていつの間にかヴィリスの足から逃れて立ち上がり、力強く叫んだ。 >「ほっといてください! > ――いつまでも任務が終わらないから怒られるし、獣王様は覇王様と仲が険悪で八つ当たりは僕に来る――そんな地獄のような生活が終わるんだったら、どこぞのワガママ黄金竜(ゴールドドラゴン)とだって仲良くしますよ!」 >「……された方もされたほうで不気味だと思うけどね」 > あたしは言いながら、ゼロスにそんな事をされた時の『ワガママ黄金竜』の顔を想像してみる。 > ――ちょっと面白いかも…… なんだか逆ギレしているゼロス君。でも、開き直っているのはよいのですが、なんだか言ってることはとてつもなく情けないような…………(汗) >「…………あんた、ほんっっっとうに五人の腹心以外の魔族で一番強いわけ……?」 >「はっはっは。リナさん、気にしちゃ負けですよー」 > 誰に負けるんだ。誰に。 突っ込んではいけません! 精神攻撃になってしまいます!(汗) …………っていうか、白河もそれ疑問…………(汗) > 心中のツッコミは、当然のことながらゼロスにはとどかない。彼はなにやらぐっ! と拳を握り締めて、 >「ともかくッ! そんなわけで指輪もちゃんと持ってきました! 教会もちゃんと確保してあります! > さあ、この婚姻届にサインを……」 >「す・る・かぁぁぁぁぁぁ!!」 流石ゼロス君。用意周到!! 伊達に獣神官をやってはいないのですね!! >「なんつーか……お前が何かふざけた調子で現れた時は、何か厄介すぎる事件が起こる予感がするような気がしてだな……」 >「ああ成程」 > 納得するんかい。それで。 ヴィリスさん、鋭いのです! すでに彼女の中でも、ゼロス=厄介事という方程式ができあがったりできあがってなかったりするのですねっ!?(どっちだ) >「実はリナさんたちに一緒に来て欲しいんです。 > ――頼みたいことがあるんですよ」 >『頼みたいことぉ?』 > ハモってあたしとヴィリスは一様に、ゼロスをジト目で睨みつける。 >「魔族のあんたが、あたしたちに『頼みたいこと』?」 >「はい」 >「……なんかもう、その時点で怪しさぷんぷんなんだが?」 >「そうですねえ」 > あたしとヴィリスの問いに、おもっくそひとごとのように答えるゼロス。 俗に言う、怪しさ大爆発なのですね!?(待て) >「――じゃあ、聞くわ。 > あんたは『どこに』『なぜ』あたしたちを連れて行きたいの?」 >「……『どこに』は――ライゼール王国の端の端に位置するとある山村とだけ言っておきましょう。 > 『なぜ』かは――」 >「秘密だ――と?」 > ヴィリスの問いに―― > 予想通りというかなんと言うか、ゼロスはこくりと頷いた。 >「そういうことです」 >『………………ヤだ』 > あたしとヴィリスは、見事にハモってそう呟いたのだった。 > ――めでたし、めでたし。 そしてゆっくりと幕が下がっていく――――数秒の後、リナとヴィリスの背中は、厚い暗幕の向こうへと消え去った――――。なんちゃって(笑←待て) >「ってリナさんヴィリシルアさんッ!? 何か何事もなかったかのようにカウンターの方に去らないで下さいよぉッ!」 あ、気が付いた(ちっ)。 >「グロゥ――?」 > 眉を寄せ、ヴィリスが呟いた。 > そう、そこに立っていたのは、水色の髪に黄緑色の瞳、という、おおよそ冗談のような容姿をした二十歳前後の青年――に見える高位魔族、覇王神官(プリースト)グロゥだった。 うおおおおおおおおおっ!! グロゥ君だv 納豆魔族だvv グロウ:暴走しちゃだめだってば。 べきっ☆ グロウ:やっほ。そっちの僕。この失礼なこと抜かしたイタチ娘は、君に代わって僕がキチンと昇天させておいたから。 >「お前、髪――?」 > 口の中だけで呟くヴィリスに続いて、あたしも首を傾げる。 > ――ああ。解った。 >「髪が――長くなってる?」 > 疑問形で呟いたものの、考えてみれば当たり前である。 > 彼は魔族で、人間ではない。魔族とは、『実体』とゆーものを持たない精神生命体。つまり、ころころと姿が変わろうが――要するにちょっと髪が伸びようが、全然驚くには値しない、ということである。 >「君ら、僕に会う度にいちいち驚くクセやめたら?」 > 彼はため息混じりにそう言って、ゼロスの傍に歩み寄る。近くで見ると、やはり髪は長くなっていた――あたしより長いんじゃないだろうか? > しっかし、会う度にころころ姿が変わるなんて―― > ヘンな魔族。 ああ、そんな一言の元に…………(汗) いいじゃないですか、長髪。 似合わないならともかく、似合ってればそれでvv > これはかなり意外――グロゥはまったく動じなかった。いつもならぎゃーぎゃーと騒ぎ始めるはずなのに、である。 二人とも精神年齢同じくらい…………なのですか? > 完全に馬鹿にしきったグロゥの言葉に、ざわりっ、とヴィリスから威圧感が芽生えた。 > 声は静謐だが、込められた意思は明確だ。殺意と、怒り。 > ――こ、こりゃかなりキてるぞー…… > しかし。 > それにもグロゥは、呆れたようなため息をついただけだった――さすがはピエロ魔族(グロゥ)ッ! ゼロスと格が違う! いやゼロスの方が強いけど! 相手を上手く手玉に取ることにかけては、ゼロス君の上をいくのですね!? …………なんだかそれってすごいような…………(汗) > あたしは相手の意図を察して、思わず顔が引きつった。 >「じ、実力行使ってワケ!? ンなの卑怯よッ!」 > その言葉に、グロゥはにぃっと笑った。 >「実力ネェ―― > まぁ、こぉいうのも一応実力――カナ?」 > ぅえ……ッ!? > グロゥがそう言った途端。 > 視界が揺らぎ――途方もない眠気に、頭がふらふらし始めた。 > あたしは思わず膝をつく。 > ――眠り(スリーピング)―― > 強力な眠りの魔法だが、これは――それをさらに数倍、眠気がキツい。 > まぶたが持ち上げられないほど重い。あたしのまぶたは鉛製でも鋼製でもないんだが…… > そして、意識が――ぷっつりと、途絶えた。 うおおおおおおおおおおおおおおっ!!?(叫びすぎ) ちゃんと! ちゃんと覇王神官に見えるのです! グロゥ君!! グロウ:あなた、失礼だよ。 ぎゅぎゅっ。 あ…………げふっ…………(汗) あ、あの。く、首しめるのは、ちょっと…………(汗) グロウ:却下。 あ、そっちの僕。なんだか活躍しそうな展開だね。平行世界(パラレル・ワールド)の自分の事とはいえ、かなり嬉しいかも。なんでもこのイタチ、僕よりもキミのほうが好きらしいからさ。 じゃあ、今日はこの辺で帰るね。 白河の遺言で、「続き♪ ふふふふふ〜〜〜〜vv」とかなんとか言ってたから。 それじゃあね。 むくぅさん、頑張って。楽しみにしてるよ。 (グロウ君、退場) で、では…………白河綜でした…………。 …………どうしよう……このサクジョウコン………… |
20234 | 同じ魔族なのに!(驚←さらに待て) | むくぅ E-mail URL | 2002/2/26 16:04:16 |
記事番号20220へのコメント 白河綜さんは No.20220「ゼロス君!?(無謀な…←待て) グロゥ君!!?(素敵すぎ)」で書きました。 > にゅふふふふふふ(怪)。 > おやぁ!? こんな所にむくぅさんの新シリーズがvv ……とかなんとか小躍りしつつ(待て)。 > こんにちは♪ 白河綜なのです! ふぉふぉふぉふぉふぉ(さらに怪) 無謀にも、初めてしまった新長編。果たして収拾つくんでしょうか?(聞くな) ……というわけで、こんにちは。むくぅなのですっ! > 平和主義者…………いくら否定されても、某白魔法都市のおうぢ様(待て)が浮かんでしまうのですが(笑) > っていうか、魔王様…………魔王様なのですね? ひょっとして、どこぞの場所で覚醒したエス様の欠片? とかなんとか思ってたりして(笑)。 ぎっくぅぅぅっ!(待て) ……某Sさん、とりあえずタイトルがこうなだけに出張ってくること確実ですか!?(聞くなって) とりあえず、次の次の次……辺りに解るかも知れませんッ! >>「ヴィリシルアさん、僕と結婚して下……」 > えっ!?(汗) えええっ!?(汗々) >> ばきぃぃいっ! >> 黒い髪に黒い瞳をした男――獣神官(プリースト)ゼロスのたわけたセリフが終わるその前に、金髪の美女ヴィリシルア=フェイト――ヴィリスの紅く光る回し蹴りが彼を襲った! > うふふふv 流石ヴィリスさんvv 鮮やかな回し蹴りに、獣神官相手でもすぺぺのぺなのですねっ!? > 姉さん! 弟子にしてくださいっ!!(激しく待て) ヴィリシルアさんッ! やった! 弟子志望ですよっ! 「……弟子……弟はフェイトだけで十分だよ……(何か勘違い)」 いや、弟子ってのはそぉじゃなくて……帰ってしまった……(汗) >> お昼のごはんどき、どこにでもあるようなふつーの食堂でのできごとである。二階は宿屋で、フェイトとガウリイはまだ寝ているようだった。 > なるほど。エフエフ君(決定……なのですよね?)もお寝坊さんなのですね♪ エフエフ君(決定のはずなのだけれど、何故かところどころでフェイトと呼ばれる……)だけでなく、フェイト義兄姉弟(夜さん、ヴィリシルアさん、エフエフ)は、みんな寝起きが悪いらしいですっ!(ああ、こんなところで裏設定が……) >> しかし……今の、どう見ても魔力込めてたよなぁ…… >> ツッコミとはいえ、だんだん手加減情け容赦無用の何でもありになってきてるぞ。ヴィリス。 > いいのです。ゼロス君ですから(非道すぎ)。 うーん、ゼロスさん……↓ >> ま、いいか。ゼロスだし。 > > リナさん、お素敵v (↑のつづき)、もうすでに、『ゼロスだから何してもおっけぃっ!』とゆー意識が広がりつつありますねッ! 喜ばしいことです!(嬉しいのか。それは) >>「ええ! そうそうそれです! >> ――それで、僕とヴィリシルアさんが結婚すれば、ヴィリシルアさんもフェイト君も魔族に入ってくれるかなー♪ なぁんて……」 > なるほど…………打算だらけのプロポーズだったのですね…………(がっくし←待て待て) それでこそゼロスってことで!(汗) ……でも、本当のところ、ヴィリシルアでカップリングしようとすると、人間の男が一人(評議長)しかいないという(汗々) >>「ほっといてください! >> ――いつまでも任務が終わらないから怒られるし、獣王様は覇王様と仲が険悪で八つ当たりは僕に来る――そんな地獄のような生活が終わるんだったら、どこぞのワガママ黄金竜(ゴールドドラゴン)とだって仲良くしますよ!」 > なんだか逆ギレしているゼロス君。でも、開き直っているのはよいのですが、なんだか言ってることはとてつもなく情けないような…………(汗) 確かに。どんどん情けなくなっていく……(汗) >>「…………あんた、ほんっっっとうに五人の腹心以外の魔族で一番強いわけ……?」 >>「はっはっは。リナさん、気にしちゃ負けですよー」 >> 誰に負けるんだ。誰に。 > 突っ込んではいけません! 精神攻撃になってしまいます!(汗) > …………っていうか、白河もそれ疑問…………(汗) とりあえず、ゼロスに負けるってことで!(汗) >> 心中のツッコミは、当然のことながらゼロスにはとどかない。彼はなにやらぐっ! と拳を握り締めて、 >>「ともかくッ! そんなわけで指輪もちゃんと持ってきました! 教会もちゃんと確保してあります! >> さあ、この婚姻届にサインを……」 >>「す・る・かぁぁぁぁぁぁ!!」 > 流石ゼロス君。用意周到!! 伊達に獣神官をやってはいないのですね!! そうですねっ! 確かにゼロスさん、どんなことにも計画的で無計画(謎)ですね! >>「なんつーか……お前が何かふざけた調子で現れた時は、何か厄介すぎる事件が起こる予感がするような気がしてだな……」 >>「ああ成程」 >> 納得するんかい。それで。 > ヴィリスさん、鋭いのです! すでに彼女の中でも、ゼロス=厄介事という方程式ができあがったりできあがってなかったりするのですねっ!?(どっちだ) とりあえず方程式というより本能で!(待て) むしろ刷り込みで!(待てって) >>「魔族のあんたが、あたしたちに『頼みたいこと』?」 >>「はい」 >>「……なんかもう、その時点で怪しさぷんぷんなんだが?」 >>「そうですねえ」 >> あたしとヴィリスの問いに、おもっくそひとごとのように答えるゼロス。 > 俗に言う、怪しさ大爆発なのですね!?(待て) そうです! ゼロスの怪しさは、既に巷に広まりまくっているのです!(違) >>『………………ヤだ』 >> あたしとヴィリスは、見事にハモってそう呟いたのだった。 >> ――めでたし、めでたし。 > そしてゆっくりと幕が下がっていく――――数秒の後、リナとヴィリスの背中は、厚い暗幕の向こうへと消え去った――――。なんちゃって(笑←待て) そしてゼロスの虚しい叫びが遠くの方で響き渡る――(笑←さらに待て) >>「ってリナさんヴィリシルアさんッ!? 何か何事もなかったかのようにカウンターの方に去らないで下さいよぉッ!」 > あ、気が付いた(ちっ)。 気づかなかったら話が終わってしまう→厄介ごともなし! ……ということで、リナたちにとっては果てしなく都合が良かったのに(笑) >>「グロゥ――?」 >> 眉を寄せ、ヴィリスが呟いた。 >> そう、そこに立っていたのは、水色の髪に黄緑色の瞳、という、おおよそ冗談のような容姿をした二十歳前後の青年――に見える高位魔族、覇王神官(プリースト)グロゥだった。 > > うおおおおおおおおおっ!! > グロゥ君だv 納豆魔族だvv >グロウ:暴走しちゃだめだってば。 > > べきっ☆ > >グロウ:やっほ。そっちの僕。この失礼なこと抜かしたイタチ娘は、君に代わって僕がキチンと昇天させておいたから。 しょ、昇天んんん!? ぐ、グロウさん! っていうか白河さぁぁぁぁぁんっ!(汗) べきって、べきって……(汗) 失礼なんて、そんなことないのですッ! グロゥさんだか(衝撃音) 「……あ、血がついちゃっタ……汚いナぁ」 >> 彼はため息混じりにそう言って、ゼロスの傍に歩み寄る。近くで見ると、やはり髪は長くなっていた――あたしより長いんじゃないだろうか? >> しっかし、会う度にころころ姿が変わるなんて―― >> ヘンな魔族。 > ああ、そんな一言の元に…………(汗) > いいじゃないですか、長髪。 > 似合わないならともかく、似合ってればそれでvv 似合ってるようです……長髪(笑) 腐っても魔族なので(待て) >> これはかなり意外――グロゥはまったく動じなかった。いつもならぎゃーぎゃーと騒ぎ始めるはずなのに、である。 > 二人とも精神年齢同じくらい…………なのですか? 同じくらいかもしれません(汗) グロゥさんの精神年齢が低いのか、ヴィリシルアさんの精神年齢が高いのか……(間違いなく前者) >> 完全に馬鹿にしきったグロゥの言葉に、ざわりっ、とヴィリスから威圧感が芽生えた。 >> 声は静謐だが、込められた意思は明確だ。殺意と、怒り。 >> ――こ、こりゃかなりキてるぞー…… >> しかし。 >> それにもグロゥは、呆れたようなため息をついただけだった――さすがはピエロ魔族(グロゥ)ッ! ゼロスと格が違う! いやゼロスの方が強いけど! > 相手を上手く手玉に取ることにかけては、ゼロス君の上をいくのですね!? > …………なんだかそれってすごいような…………(汗) 大丈夫ですっ! 時と場合によります! ……そ、それでもすごいかも……(汗) >> あたしは相手の意図を察して、思わず顔が引きつった。 >>「じ、実力行使ってワケ!? ンなの卑怯よッ!」 >> その言葉に、グロゥはにぃっと笑った。 >>「実力ネェ―― >> まぁ、こぉいうのも一応実力――カナ?」 >> ぅえ……ッ!? >> グロゥがそう言った途端。 >> 視界が揺らぎ――途方もない眠気に、頭がふらふらし始めた。 >> あたしは思わず膝をつく。 >> ――眠り(スリーピング)―― >> 強力な眠りの魔法だが、これは――それをさらに数倍、眠気がキツい。 >> まぶたが持ち上げられないほど重い。あたしのまぶたは鉛製でも鋼製でもないんだが…… >> そして、意識が――ぷっつりと、途絶えた。 > うおおおおおおおおおおおおおおっ!!?(叫びすぎ) > ちゃんと! ちゃんと覇王神官に見えるのです! グロゥ君!! 確かに! 今まで普通の柄悪い口調変な兄ちゃんだったのに!(笑) >グロウ:あなた、失礼だよ。 > > ぎゅぎゅっ。 ぎゅぎゅっ!?(汗) > あ…………げふっ…………(汗) > あ、あの。く、首しめるのは、ちょっと…………(汗) 首!?(汗) 白河さん大丈夫ですか!? >グロウ:却下。 > あ、そっちの僕。なんだか活躍しそうな展開だね。平行世界(パラレル・ワールド)の自分の事とはいえ、かなり嬉しいかも。なんでもこのイタチ、僕よりもキミのほうが好きらしいからさ。 「わ。久しぶりダネ。僕――っていうと変な感じかナ、ちょっと……ま、いいか。喜んでくれて嬉しいヨ。こいつ(むくぅの頭をぐりぐり踏みつける)の話じゃ、出番はあるみたいダカラ。それとイタチ(失礼)さん、好きだなんてありがとう(微笑)」 (ぐりぐりと踏み付けられている)わ、私もグロウさんと会話したいぃぃぃ……(べちゃっ、という奇怪な音) > じゃあ、今日はこの辺で帰るね。 > 白河の遺言で、「続き♪ ふふふふふ〜〜〜〜vv」とかなんとか言ってたから。 > それじゃあね。 > むくぅさん、頑張って。楽しみにしてるよ。 ゆ、遺言!?(汗) あ、グロウさんに楽しみだって言われてしまったぁぁあぁぁぁぁぁぁっ!(暴走) グロゥさん! 聞いてました!? 聞いてました!? わぁぁぁぁい(鈍い音) 「全く……じゃ、僕はコレで。白河さんの続きも楽しみにしてるヨ。 今度の時は評議長も連れてコヨウ――それじゃ」 > (グロウ君、退場) (グロゥ、退場) > で、では…………白河綜でした…………。 それでは、こちらも……瀕死の……むくぅなのでした…… > …………どうしよう……このサクジョウコン………… さ、サクジョウコン……グロウさん! 何てことを! 女性の首にそんなものを(汗および復活したらしい) それでは、むくぅなのでした……(這いずりつつ退場) |
20221 | こんどはSは何をたくらむ(笑) | かお | 2002/2/24 20:43:43 |
記事番号20215へのコメント むくぅさんは No.20215「平和主義者の魔王様」で書きました。 > こんにちわー。むくぅさん。 > えーと、先に断っておきますと、『平和主義者』とは、某自称平和主義者第一王位継承者ではございません。出てきません。彼が主人公ではありません。さらに言うと実は某平和(以下略)が実は魔王で、『何の人類みな兄弟!』という正の感情ぱぅわぁで、あえなく四つ目のかけらが滅んでしまう話でもありません!(くどい) フィルさんが主人公・・・(汗) 何かかいてみようかなぁ?←まて(汗) > というわけで(どういうわけだ)むくぅなのです。 > ……投稿周期が一ヶ月とかそういうツッコミはおいといてください――まぁ、投稿ペースが恐ろしいほどに落ちてるので、とりあえず自分を追い込んでみれば何とかなるかなと、ちょっと長め駄文を用意しましたっ!(無駄) 私はパソがなおらないので投稿が(涙) >「……オリジナルの方はどうしたの?」 > リナさんどうもこんにちは――というかお久しぶりなのです。 > いや、魔術師(何気に宣伝)の方は、キャラさんたちがボイコットしているというか思いつかないというかなので、全然進んでません。 >「……んで、この話もコレの後は数行しか書いてないのは……?」 > まぁ――大体あらすじは決まってますので、何とかなるかと。 >「知らんぞ……行き当たりばったりで死んでも」 > まぁ、それはともかく、『平和主義者の魔王様』……よろしければ、ど―― >「ごまかすなぁッ! 炸裂陣(ディル・ブランド)ッ!」 あ゛あ゛ むくぅさぁん!? そーいえば、今回ハーリアさんはでてくるのでしょうか?←なにげにお気に入り(笑) > > (爆発音)………よ、よろしければ、どぉぞご覧下さい……(汗――沈黙) > >=================================== > >「ヴィリシルアさん、僕と結婚して下……」 > ばきぃぃいっ! > 黒い髪に黒い瞳をした男――獣神官(プリースト)ゼロスのたわけたセリフが終わるその前に、金髪の美女ヴィリシルア=フェイト――ヴィリスの紅く光る回し蹴りが彼を襲った! とーとー、プライドすてましたねぇ(笑)ゼロス(爆!) > お昼のごはんどき、どこにでもあるようなふつーの食堂でのできごとである。二階は宿屋で、フェイトとガウリイはまだ寝ているようだった。 > しかし……今の、どう見ても魔力込めてたよなぁ…… > ツッコミとはいえ、だんだん手加減情け容赦無用の何でもありになってきてるぞ。ヴィリス。 まあヴィリスだし。 > ともあれ、壁にぶつかり倒れ伏すゼロスに彼女はつかつかつかっと近づいて、 >「どぉぉぉっして、そぉんなことを言い出したのかなぁ。お前はー――」 > ぐりぐりと足蹴にしながらなんだか怖い口調で言う。その足にも魔力が込められているようで、ゼロス、心なしかいつもよりかなり苦しそうである。 > ま、いいか。ゼロスだし。 > 彼もそのまま足蹴にされているのも嫌ならしく(当たり前だが)、引きつり気味の笑顔を作り、 >「ほ、ほら、僕ってば人間研究熱心ですから♪」 >「わけ解らんわいっ!」 >「えっと、先日、書物を漁っていたら、神父が新郎新婦に言うセリフが目にとまりまして。ほら、誓いの言葉の時の!」 > 言われて彼女は少し考えて、 >「……『いついかなる時も共にあることを誓いますか?』」 >「ええ! そうそうそれです! > ――それで、僕とヴィリシルアさんが結婚すれば、ヴィリシルアさんもフェイト君も魔族に入ってくれるかなー♪ なぁんて……」 >「つ、ついにプライドを捨てたか……」 > ため息をつきながら、あたしは呟いた。 なんか女王様ヴィリス(はあと) > それにゼロスはむっとした表情を形作る。そしていつの間にかヴィリスの足から逃れて立ち上がり、力強く叫んだ。 >「ほっといてください! > ――いつまでも任務が終わらないから怒られるし、獣王様は覇王様と仲が険悪で八つ当たりは僕に来る――そんな地獄のような生活が終わるんだったら、どこぞのワガママ黄金竜(ゴールドドラゴン)とだって仲良くしますよ!」 >「……された方もされたほうで不気味だと思うけどね」 > あたしは言いながら、ゼロスにそんな事をされた時の『ワガママ黄金竜』の顔を想像してみる。 > ――ちょっと面白いかも…… 楽しそう(はあと) > あたしの心中はともかく、ヴィリスはうんざりとした――それでいて呆れたような顔になり、 >「どうでもいいけどお前、なりふり構わなくなってくにつれて頭も悪くなってるような気がするぞ……」 > 同じく呆れたような声で呟いた。 >「……ほっといてください」 > 自覚はあるのか、彼はかすかに頬を膨らませた。 > ――おいおいおい。見た目二十歳実年齢千歳以上の男(?)が、それをやるか? それ以上なのでは・・・ゼロス・・・だって神魔戦争知っているし(汗) > しばしあたしはジト目でゼロスを見つめ――やがてゆっくりと口を開く。 >「…………あんた、ほんっっっとうに五人の腹心以外の魔族で一番強いわけ……?」 >「はっはっは。リナさん、気にしちゃ負けですよー」 > 誰に負けるんだ。誰に。 > 心中のツッコミは、当然のことながらゼロスにはとどかない。彼はなにやらぐっ! と拳を握り締めて、 >「ともかくッ! そんなわけで指輪もちゃんと持ってきました! 教会もちゃんと確保してあります! > さあ、この婚姻届にサインを……」 >「す・る・かぁぁぁぁぁぁ!!」 > 半ば本気で放ったと思われる魔力衝撃波(強)は、ゼロスと、ついでに周りのテーブルやらなにやらを、ものの見事に吹っ飛ばした。 > あたしはそれを見ながら、心の中でこう呟く。 > 食堂のおっちゃん、ごめん……と―― ゼロスに直さしましょう♪ > > >「――で? マジな話、一体何の用できたんだよ。お前」 > しばし倒れたまま痙攣を繰り返していたゼロスを踏みつけて、ヴィリスは眉を寄せて問うた。 > 彼は意味なく朗らかに笑い、虚空を渡ってふわりとあたしの横に現れ、ヴィリスの方向を向くと、 >「いやぁ、ヴィリシルアさん察しがいいですねぇ。 > ――どうしたわかったんです?」 > 言われて彼女は困ったように、 >「なんつーか……お前が何かふざけた調子で現れた時は、何か厄介すぎる事件が起こる予感がするような気がしてだな……」 >「ああ成程」 > 納得するんかい。それで。 たしかにそうかも(汗) > ――まぁ、あたしも何かゼロスが厄介ごとを運んできたような気がしたのは事実である。ヴィリスの言っていることが本当かどうか――本気か否かはともかくとして、あたしは彼の方を見て、 >「それで、何の用?」 >「ですからヴィリシルアさんに婚姻届(これ)にサインをしてもらいに……」 >「それはもういいんじゃい! > ……いや、確かにそれも遠慮したいし厄介事ではあるが……それはともかく! > 本題の方を言えって言ってんだよ! 私は!」 > ゼロスは少し沈黙し――やがて口を開いた。 >「実はリナさんたちに一緒に来て欲しいんです。 > ――頼みたいことがあるんですよ」 >『頼みたいことぉ?』 > ハモってあたしとヴィリスは一様に、ゼロスをジト目で睨みつける。 >「魔族のあんたが、あたしたちに『頼みたいこと』?」 >「はい」 >「……なんかもう、その時点で怪しさぷんぷんなんだが?」 >「そうですねえ」 > あたしとヴィリスの問いに、おもっくそひとごとのように答えるゼロス。 > はあぁあぁぁぁぁ…… > あたしは大きくため息をつくと、 >「――じゃあ、聞くわ。 > あんたは『どこに』『なぜ』あたしたちを連れて行きたいの?」 >「……『どこに』は――ライゼール王国の端の端に位置するとある山村とだけ言っておきましょう。 > 『なぜ』かは――」 >「秘密だ――と?」 > ヴィリスの問いに―― > 予想通りというかなんと言うか、ゼロスはこくりと頷いた。 >「そういうことです」 >『………………ヤだ』 > あたしとヴィリスは、見事にハモってそう呟いたのだった。 > ――めでたし、めでたし。 当然の反応(はあと) >「ってリナさんヴィリシルアさんッ!? 何か何事もなかったかのようにカウンターの方に去らないで下さいよぉッ!」 >「やっかましいッ! > あんたのせいでヴィリスが行った破壊活動のおかげで、弁償しなきゃなんないのよッ! > 引き止めるならあんたが弁償代払う!? > それにッ! ンな怪しさ大爆発なセリフちらつかされて、のこのこついていったら、単なるドアホか物好きよッ! > それだったら婚姻届の方がまだまだ可愛げがあるってもんよ!」 > あたしはゼロスに大声で、一息にそう叫び―― >「…………リナ」 > ぎく。 > ヴィリスの限りなく低い声に、思わず硬直する。 >「気にしないで。ヴィリス。 > 言葉のあやよ」 >「何がだ」 > いたって本気なあたしの言葉に、彼女は非情にもそう呟いたのだった。 > ――ツッコまないように。 > と。 つっこまれたら怖いですよ(汗) >「ゼロス様――まだやってたノ?」 > ぎぃぃ……ちりりん。 > 声と共に――食堂の扉が開く音。今のちりりん、という音は、鈴の音だろう。ドアのところに鈴がついていて、開けると鳴る仕組みである。 > ちょっと間抜けだぞ。 > ――ともあれ、聞き覚えのある声と共に現れたのは―― >「グロゥ――?」 > 眉を寄せ、ヴィリスが呟いた。 うどわ!? サディスト変態魔族!!!←ひどっ!!(笑) > そう、そこに立っていたのは、水色の髪に黄緑色の瞳、という、おおよそ冗談のような容姿をした二十歳前後の青年――に見える高位魔族、覇王神官(プリースト)グロゥだった。 > って…………あれ? > 何かちょっとした違和感に、あたしは眉を寄せ―― >「お前、髪――?」 > 口の中だけで呟くヴィリスに続いて、あたしも首を傾げる。 > ――ああ。解った。 >「髪が――長くなってる?」 > 疑問形で呟いたものの、考えてみれば当たり前である。 > 彼は魔族で、人間ではない。魔族とは、『実体』とゆーものを持たない精神生命体。つまり、ころころと姿が変わろうが――要するにちょっと髪が伸びようが、全然驚くには値しない、ということである。 >「君ら、僕に会う度にいちいち驚くクセやめたら?」 > 彼はため息混じりにそう言って、ゼロスの傍に歩み寄る。近くで見ると、やはり髪は長くなっていた――あたしより長いんじゃないだろうか? > しっかし、会う度にころころ姿が変わるなんて―― > ヘンな魔族。 まあグロゥですし・・・。(爆!) >「――ふん」 > ヴィリスはグロゥの言葉を鼻で笑うと、 >「余計なお世話だ。ゼロスみたいに毎度毎度変わりばえしないってのも問題だが、お前みたいにころころ姿が変わるのもお断りだな――定食屋のだっさい日替わりメニューじゃねぇんだ。ちったぁ落ち着いた姿でいろよ」 > ……うっわぁ…… > なんとゆーか、普段敵対するものに見せる毒舌の、それにもましてキッツいセリフである。 > ――まぁ、それも当然と言えば当然か。 > 少し前の話だが、グロゥは彼女の義弟を操って人を殺させまくった挙句、ヴィリス自身にも大怪我を負わせているのである。彼女のグロゥに対する態度も、それを知っていれば頷ける。 > ――が。 > これはかなり意外――グロゥはまったく動じなかった。いつもならぎゃーぎゃーと騒ぎ始めるはずなのに、である。 >「悪いケド、今は君なんかに構ってる暇ないんだよネ」 >「『なんか』……?」 > うわっ…… > 完全に馬鹿にしきったグロゥの言葉に、ざわりっ、とヴィリスから威圧感が芽生えた。 > 声は静謐だが、込められた意思は明確だ。殺意と、怒り。 > ――こ、こりゃかなりキてるぞー…… > しかし。 > それにもグロゥは、呆れたようなため息をついただけだった――さすがはピエロ魔族(グロゥ)ッ! ゼロスと格が違う! いやゼロスの方が強いけど! なれているのでしょう(はあと) > ――いや、それはともかく。 > ぐろぅはもう一度ため息をつくと、ゼロスに向かって、 >「急いでいるってわけでもないケド――のんびりしていたくもないんだヨネ。 > ――ゼロス様。イイ?」 >「まぁ――リナさんたちは了承してくれないでしょうし」 > 一人の魔族の問いに、もう一人の魔族がこともなげに答える。 > ――じょ、冗談じゃない! > あたしは相手の意図を察して、思わず顔が引きつった。 >「じ、実力行使ってワケ!? ンなの卑怯よッ!」 > その言葉に、グロゥはにぃっと笑った。 >「実力ネェ―― > まぁ、こぉいうのも一応実力――カナ?」 > ぅえ……ッ!? > グロゥがそう言った途端。 > 視界が揺らぎ――途方もない眠気に、頭がふらふらし始めた。 > あたしは思わず膝をつく。 > ――眠り(スリーピング)―― > 強力な眠りの魔法だが、これは――それをさらに数倍、眠気がキツい。 > まぶたが持ち上げられないほど重い。あたしのまぶたは鉛製でも鋼製でもないんだが…… > そして、意識が――ぷっつりと、途絶えた。 いったいそんなことして・・・・。 あと、しらないぞぉぉ(笑) リナが目覚めたら確実にドラすれかギガスレ決定ですね(笑) > >=================================== > > 冒頭のセリフでドキッとした人挙手ッ! どきっというかさすがというのではい!!!! >「……何やってるんだ?」 > おや、部屋でぐーすか寝てたので出番がなかったガウリイさん。 > ――いやいや、自分でもゼロスのセリフはちょっと壊れすぎだったかなーとか思って。つい。 ゼロスだからいいのでは♪←なんて非情(笑) >「やめればよかったじゃないか。そう思ったなら」 > おおッ! 保護者殿には珍しいまともな発言! >「……あんたといいリナといい、いつも俺のことをどういう目で……?」 > はっはっは(激しくわざとらしい笑い) いやでも、ギャグは悪乗りで行こうと思うので。 ガウリイがまともなこといっている・・・・。 天変地異がおこるぅぅぅ!!!(汗) >「じゃあいいじゃないか。別に」 > それをいったらミもフタも……あ、カラータイマーが。 >「何だ? それ」 > いや、金の髪の美女――って言わないと混沌の海行きだろうなぁ――ともかく、美女の方からもらったのですけどね。制限なくまえがきあとがきもどき書いていたらきりがないというので、ちょっと三分でちかちかと光っちゃうタイマーを……のぉッ?! >「おいおいッ!? 顔が紫だぞ!?」 > いや、ちょっと酸欠でッ!……一体L様どんな細工を……ッ!? ぅの……(どさりっ、と何かが倒れる音) >「おーい? おい……?」 > (無反応)…… > >(ガウリイ、首を傾げながら去る。残された物体、ぴくりとも動かない。遠くで金の髪の鎌を持った美女が、『たまにはこういう回りくどいのも面白いかもしんない……』等と、興味深げに呟いている――) え・・・エル様・・・・(汗) むくぅさぁん!? 大丈夫ですかぁぁ!? ふふふ♪むくぅさんの続きだ(はあと) ではみじかく感想にもなってないですが、感想でした(はあと) > |
20235 | たくらみ倒れだったらどうしよう(笑) | むくぅ E-mail URL | 2002/2/26 16:28:08 |
記事番号20221へのコメント かおさんは No.20221「こんどはSは何をたくらむ(笑)」で書きました。 >こんにちわー。むくぅさん。 こんにちはー。かおさん。 >> えーと、先に断っておきますと、『平和主義者』とは、某自称平和主義者第一王位継承者ではございません。出てきません。彼が主人公ではありません。さらに言うと実は某平和(以下略)が実は魔王で、『何の人類みな兄弟!』という正の感情ぱぅわぁで、あえなく四つ目のかけらが滅んでしまう話でもありません!(くどい) >フィルさんが主人公・・・(汗) >何かかいてみようかなぁ?←まて(汗) すぐに終わりそうです(汗) いや! かおさんならきっと面白おかしい素敵話が!……書いてくれませんか?(待て) >> ……投稿周期が一ヶ月とかそういうツッコミはおいといてください――まぁ、投稿ペースが恐ろしいほどに落ちてるので、とりあえず自分を追い込んでみれば何とかなるかなと、ちょっと長め駄文を用意しましたっ!(無駄) >私はパソがなおらないので投稿が(涙) パソが……次のお話、楽しみに待ってます♪(読み逃げ常習犯←書け) >> まぁ、それはともかく、『平和主義者の魔王様』……よろしければ、ど―― >>「ごまかすなぁッ! 炸裂陣(ディル・ブランド)ッ!」 >あ゛あ゛ >むくぅさぁん!? >そーいえば、今回ハーリアさんはでてくるのでしょうか?←なにげにお気に入り(笑) ををっ! ハーリアさん、何気にお気にいられ(笑) 何だか人気がありますね評議長……不幸だから?(待て) >>「ヴィリシルアさん、僕と結婚して下……」 >> ばきぃぃいっ! >> 黒い髪に黒い瞳をした男――獣神官(プリースト)ゼロスのたわけたセリフが終わるその前に、金髪の美女ヴィリシルア=フェイト――ヴィリスの紅く光る回し蹴りが彼を襲った! >とーとー、プライドすてましたねぇ(笑)ゼロス(爆!) それはもぉ盛大に捨てました(笑) 今頃混沌の海で漂ってるかもしれません(待て) >> しかし……今の、どう見ても魔力込めてたよなぁ…… >> ツッコミとはいえ、だんだん手加減情け容赦無用の何でもありになってきてるぞ。ヴィリス。 >まあヴィリスだし。 確かに……凶暴化してますね。ヴィリス(汗) >> ともあれ、壁にぶつかり倒れ伏すゼロスに彼女はつかつかつかっと近づいて、 >>「どぉぉぉっして、そぉんなことを言い出したのかなぁ。お前はー――」 >> ぐりぐりと足蹴にしながらなんだか怖い口調で言う。その足にも魔力が込められているようで、ゼロス、心なしかいつもよりかなり苦しそうである。 >> ま、いいか。ゼロスだし。 >> 彼もそのまま足蹴にされているのも嫌ならしく(当たり前だが)、引きつり気味の笑顔を作り、 >>「ほ、ほら、僕ってば人間研究熱心ですから♪」 >>「わけ解らんわいっ!」 >>「えっと、先日、書物を漁っていたら、神父が新郎新婦に言うセリフが目にとまりまして。ほら、誓いの言葉の時の!」 >> 言われて彼女は少し考えて、 >>「……『いついかなる時も共にあることを誓いますか?』」 >>「ええ! そうそうそれです! >> ――それで、僕とヴィリシルアさんが結婚すれば、ヴィリシルアさんもフェイト君も魔族に入ってくれるかなー♪ なぁんて……」 >>「つ、ついにプライドを捨てたか……」 >> ため息をつきながら、あたしは呟いた。 >なんか女王様ヴィリス(はあと) しかも女王様化(笑) そうか、ヴィリスはサドよりなのか(待て) >>「ほっといてください! >> ――いつまでも任務が終わらないから怒られるし、獣王様は覇王様と仲が険悪で八つ当たりは僕に来る――そんな地獄のような生活が終わるんだったら、どこぞのワガママ黄金竜(ゴールドドラゴン)とだって仲良くしますよ!」 >>「……された方もされたほうで不気味だと思うけどね」 >> あたしは言いながら、ゼロスにそんな事をされた時の『ワガママ黄金竜』の顔を想像してみる。 >> ――ちょっと面白いかも…… >楽しそう(はあと) 「フィリアさん大好きですよぉぉお♪(絶対にからかっている)」 「ひっ!?(鳥肌) ぜ、ゼロス、何を馬鹿なことを言ってるんですかぁぁぁぁっ!? リナさんゼロスが変ですっ!」 こんな感じでしょうか? って……よく考えたらフィリアのセリフを書くのが初のような気がする(汗) >>「……ほっといてください」 >> 自覚はあるのか、彼はかすかに頬を膨らませた。 >> ――おいおいおい。見た目二十歳実年齢千歳以上の男(?)が、それをやるか? >それ以上なのでは・・・ゼロス・・・だって神魔戦争知っているし(汗) 一体、何歳なんでしょうね……(汗) もしかしたら自分でも把握できていないかもしれない(汗) >> 半ば本気で放ったと思われる魔力衝撃波(強)は、ゼロスと、ついでに周りのテーブルやらなにやらを、ものの見事に吹っ飛ばした。 >> あたしはそれを見ながら、心の中でこう呟く。 >> 食堂のおっちゃん、ごめん……と―― >ゼロスに直さしましょう♪ 「(食堂のおっちゃん)おいそこの神官! ゼロス、とか言ったなッ!」 「は、はいっ!?」 「てめぇっ! よくもウチの店を壊してくれたじゃねーかっ! ちゃんと直してけっ!」 「こ、このカナヅチと釘は……?」 「アホかお前はっ! これで直すんだよ! 米粒でくっつけるとか言い出すんじゃないだろうな!?」 「でも、壊したのはヴィリシルアさ……」 「うるさいさっさと直せっ!」 「はい……」 ……こんな感じに(笑) >>「なんつーか……お前が何かふざけた調子で現れた時は、何か厄介すぎる事件が起こる予感がするような気がしてだな……」 >たしかにそうかも(汗) むしろゼロスが登場した時点で厄介ごとかもしれません(汗) >>「――じゃあ、聞くわ。 >> あんたは『どこに』『なぜ』あたしたちを連れて行きたいの?」 >>「……『どこに』は――ライゼール王国の端の端に位置するとある山村とだけ言っておきましょう。 >> 『なぜ』かは――」 >>「秘密だ――と?」 >> ヴィリスの問いに―― >> 予想通りというかなんと言うか、ゼロスはこくりと頷いた。 >>「そういうことです」 >>『………………ヤだ』 >> あたしとヴィリスは、見事にハモってそう呟いたのだった。 >> ――めでたし、めでたし。 >当然の反応(はあと) そしてはっぴぃえんど(笑) >>「何がだ」 >> いたって本気なあたしの言葉に、彼女は非情にもそう呟いたのだった。 >> ――ツッコまないように。 >> と。 >つっこまれたら怖いですよ(汗) て、テレパシーで!(汗) >>「グロゥ――?」 >> 眉を寄せ、ヴィリスが呟いた。 >うどわ!? >サディスト変態魔族!!!←ひどっ!!(笑) 大丈夫!うちのグロゥは納豆です!(待て) >> 彼はため息混じりにそう言って、ゼロスの傍に歩み寄る。近くで見ると、やはり髪は長くなっていた――あたしより長いんじゃないだろうか? >> しっかし、会う度にころころ姿が変わるなんて―― >> ヘンな魔族。 >まあグロゥですし・・・。(爆!) そうですね(さらに爆!) >>「『なんか』……?」 >> うわっ…… >> 完全に馬鹿にしきったグロゥの言葉に、ざわりっ、とヴィリスから威圧感が芽生えた。 >> 声は静謐だが、込められた意思は明確だ。殺意と、怒り。 >> ――こ、こりゃかなりキてるぞー…… >> しかし。 >> それにもグロゥは、呆れたようなため息をついただけだった――さすがはピエロ魔族(グロゥ)ッ! ゼロスと格が違う! いやゼロスの方が強いけど! >なれているのでしょう(はあと) 誰を相手にしていたのか(笑) >> 視界が揺らぎ――途方もない眠気に、頭がふらふらし始めた。 >> あたしは思わず膝をつく。 >> ――眠り(スリーピング)―― >> 強力な眠りの魔法だが、これは――それをさらに数倍、眠気がキツい。 >> まぶたが持ち上げられないほど重い。あたしのまぶたは鉛製でも鋼製でもないんだが…… >> そして、意識が――ぷっつりと、途絶えた。 >いったいそんなことして・・・・。 >あと、しらないぞぉぉ(笑) >リナが目覚めたら確実にドラすれかギガスレ決定ですね(笑) とりあえずドラスレで!(注文か!?) >> 冒頭のセリフでドキッとした人挙手ッ! >どきっというかさすがというのではい!!!! さすがって言われたぁぁぁぁっ!(喜) ……え? 私じゃない? ゼロスさん? あ、そうですか……(寂しげ一人芝居←待て) >>「……あんたといいリナといい、いつも俺のことをどういう目で……?」 >> はっはっは(激しくわざとらしい笑い) いやでも、ギャグは悪乗りで行こうと思うので。 >ガウリイがまともなこといっている・・・・。 >天変地異がおこるぅぅぅ!!!(汗) 天変地異というより世界の終わりが! 思わず某あのお方も驚くほどのまともっぷり!(だから待て) >>(ガウリイ、首を傾げながら去る。残された物体、ぴくりとも動かない。遠くで金の髪の鎌を持った美女が、『たまにはこういう回りくどいのも面白いかもしんない……』等と、興味深げに呟いている――) >え・・・エル様・・・・(汗) >むくぅさぁん!? >大丈夫ですかぁぁ!? >ふふふ♪むくぅさんの続きだ(はあと) >ではみじかく感想にもなってないですが、感想でした(はあと) いいええっ! きっちり感想受け取りました! 大丈夫じゃないですっ! それでは、期待しないで待っていてください(汗) ではむくぅなのでしたっ! |
20243 | 平和主義者の魔王様 2 | むくぅ E-mail URL | 2002/3/2 17:38:56 |
記事番号20215へのコメント 「申し開きすることはないか? ないな? よっしゃ覚悟は出来てるなっ!? ってことでいきなり魔力衝撃波ッ!」 (爆発音) ……(直撃を受けた物体、しばしぴくぴくと動いてから、突然むくりっと起き上がる)いきなり何するんですかぁぁぁぁぁっ! 「理由は考えればわかるだろうに……?」 いや、その笑顔は怖いですからやめてくださいと言いたいのですが怖いので言いませんですヴィリシルアさん。 ――というわけで、一週間ぶりの投稿ですみません。忘れてたら申し訳ありません。むくぅなのです。 「確か、最初投稿して二日後ぐらいに投稿しようとしてたんだよな?」 ええ、でもあの、みんなでZ(ゼータ)ガ○ダム見ようって言うからっ! 「……抹殺決定。即座に消えろッ!」 (またも爆発音) ……そ、それでは……よろしければお読み……(動かなくなる) =================================== そしてあたしは目を開いた。 ――ベッドの上……だ。 目の前に、あたしの自称保護者のガウリイがいる。 心配そうな――とても心配そうな表情で。 ああ―― 前にも、こんなことがあった。 「ガウリイ――」 妙な既視感(デジャ・ヴュ)を感じつつ、あたしはそう、口の中で呟いて―― 「リナ――大丈夫か?」 ……大丈夫? 問われて、思わず眉をひそめる。 ―― 一体、あたしは何をしでかしたのだろう? 記憶の糸を手繰り寄せ、あたしはまだ薄くしか開いていなかった目を、ゆっくりと押し開き―― あ……! 「――そうだ! ヴィリスは?」 あたしの問いに、ガウリイは首を横に振りながら、 「解らない。 倒れてたのはお前だけだった」 「そう――」 あたしは呟いて、顔をゆがめた。 一体……どうなっているのやら? 全くワケが解らない。 ヴィリスを連れて行ったとて、メリットはあまりないと思う。たとえ連れて行かれたのがあたしだったとしてもまた然り。 はて――? 「一体どういうことなの――?」 「それはこっちが聞きたいよ……」 我知らず口に出したあたしの疑問に、金髪に赤目の少年が答えた。ヴィリスの義弟、フェイト=フェイト――エフエフ、である。 彼はうんざりしたような――それでいて義姉を心配しているような口調で、 「そりゃ、僕らが昼ごろまで寝てたのは悪かったけどさ。 食堂に降りたら店内はぐしゃぐしゃ。姉さんはいないしリナが倒れているだけ――ってもぐーすか寝てるだけだしさ。こんな時間まで起きないし……」 「こんな時間?」 あたしは眉をしかめて、窓から外を見やる。 日が、沈みかけていた。 「一体……何がどーなってるわけよ……?」 他の二人に、それが答えられるはずもなく。 ぼーぜんと、あたしは窓の外の、朱に光った夕焼けを見つめていたのだった。 …………眠い。 体がいきなり重くなったかのように、指一つ動かすのも億劫だ。 眠らせて欲しい。 ――それとも自分はもう眠っているんだろうか。これは夢の中なんだろうか? だが、それにしては――眠い。とても。 ―― そこで、はたと気がつく。 (……あれ?) どうしてこんなに眠かったんだっけ? 「――ッ!」 がばっ! 彼女は勢いよく起き上がった。 汗が体中から吹き出ている。何か、とても嫌な夢を見たような気もした――それを思い出すことはできなかったのだが―― 「………………」 次に、自分がベッドの上にいることが解った。自分は今まで眠っていたようだった。 (私は……どうしたんだ?) 思わず、自分に問う。 答えはすぐに出た。 (確か……) そうだ、確か――魔族たちが―― 「……くそ、グロゥの奴――今度会ったら覚えてやがれ!」 小声で毒づいて、はたと気づく。 「って……ここ――どこだ?」 彼女は――ヴィリスは、またも自分に対して質問した。 また答えはすぐ出る――多分、ゼロスが、自分とリナを連れて行こうとしていたところだ。 確か奴はこう言っていた。『ライゼール王国の端に位置する山村』。多分それだ。 (いや、違う……) 違う――自分が気になっていることは、そこではない。 例え自分がいるのがその村だったとしても、それはそれでいい。 問題は、そこがどう言ったところで――さらに、自分はさらにその中のどこにいるのか、ということ。ついでに言えば、どうやって帰るか、ということだ。 今度の問いは、考えても意味がないものだった。 (これ以上は、考えられない――) 眠気で混乱している思考を何とか押さえ、自分の頭を落ち着けるために、彼女は再度眠りにつこうと―― 「――リナ?」 突然、思い出して、呟く。 「――リナ、そこにいるのか――起きてるか?」 答えは、ない。 起き上がって、周りを見る。 窓から差し込む光で、白い壁が橙色に染まっている。 ――部屋にベッドは二つ。 でも栗色の髪の魔道士は――もう一つのベッドに寝ていなかった。 「リナ――いないのか?」 問わずともわかるだろうに、彼女は眉をひそめて呟いた。 (推測その一――) 自分が使っていないほうの、空いているベッドを見つめながら、ヴィリスはぼーっと考えた。 (リナは私と一緒に連れてこられて、寝てる私を置いて先に逃げ出した) ――それはない。 ベッドは人が寝ていた形跡はない。触ってみても温度は感じなかった。手のひらに触れる、ひんやりとした、使っていないシーツと布団の感触が、何となく嬉しい。 さらに、あまり動かない頭を働かせて、考える。 (推測……その二。 リナは連れてこられなくて、連れてこられてのは私だけ。 こっちの方が妥当か?) 扉は一つ――鍵はかかってない。いつも使っている武器やらなにやらが入ったポーチも、部屋の中の机の上に置いてあった。 さらに言えば、妙な結界を張っている気配もない。精神世界面(アストラル・サイド)の方もいたって異常なし―― 「――逃げ出してくれといわんばかりだな」 思わず呟いた――が、確かに、少なくとも監禁も軟禁もされていない――と思う。 魔族に連れてこられたにしては、なんともおかしい不自然な感じだ。 (推測その三) 彼女はさらに考える。眠気がどこかに吹っ飛んだわけではないが、予想外と眠気のせいで、頭が混乱しまくっている――眠いのは確かだが、眠ろうとしても眠れそうになかった。 ――と。 「あれ――? 起きたんですか?」 唐突に、扉が背後で開いた。 ――聞き覚えのあって聞き覚えのない声が、彼女の耳に届く。 違和感。 一瞬、頭が真っ白になった。 (えーと……) なんだか、振り返りたくない。とてつもなく嫌なものを見る気が――した。 「大丈夫でした? 随分うなされてて、すっごく心配したんですよ」 ぞわりっ――と、背筋に妙な悪寒までが走る。 一体、この違和感と寒気はなんだ? 「……えーと」 今度は口に出す――よく解らない。 が、声はそんなこともお構いなしらしい。 すたすたと歩いて、自分の目の前にやってきた。 その瞬間。 彼女の中で一瞬思考が停止した。 ――あれ?―― 「…………………」 絶望、とでも言うのだろうか。 まさか―― まさか! (なんてこった……) まさか、『あの』とつけたら誰もが恐れるリナ=インバースが、フリフリのドレスを着て現れて、あまつさえこんな口調で喋るなんて! 世界の終わりか――それとも何かの冗談か? 願わくば後者であって欲しい――混乱に、さらに拍車がかかる。 ……ともあれ、解決策を考えよう。何かとてもいい方法があるはずだ。 彼女は思わず頭を抱えたくなりそうな事態を悲しみながら、必死に考える。 …… 「どうしたんですか?」 「………………………………………………あんた、誰?」 リナのそっくりさん――と思いたい女性の問いに。 彼女はとりあえず、長い長い混乱と沈黙の後、そういう風に問い掛けた。 =================================== 「えっとぉ――どうもv こんにちはです♪」 うひょぉッ!? 文末に出てきた『リナのそっくりさん(と思いたい人)』! 何故ここにッ!? 「あの――金髪の長い髪の女の人が、『日ごろの不満をぶつけて来い』って――ああっ! あたし、そんなことしないですよっ?! 全ては話し合いで解決するとおもいますからぁっ!」 (鳥肌)な、何か拒否反応がッ?! 絶対この場にゼロスさんとかいたら滅びますよッ?!(汗) ともあれ、彼女の正体(大方の人は解るかもしれない……)は、次回語られるはずですのでっ! どうかそれまでお待ちをっ! ちなみにオリキャラではありません。 「次回って、どのくらいなんですか?」 …… 「…………?」 そっ! そりではっ! むくぅなのでしたッ! 逃走ッ! 「あっ?! ちょっと!?」 (むくぅ、某彼女が追いかけるのも聞かず、ダッシュで走る。あっという間にむくぅの姿は地平線の向こうに消える――砂漠?) |
20247 | シャドウリナだぁぁぁ(はあと)それかエレナさんか?(まて) | かお | 2002/3/2 20:17:29 |
記事番号20243へのコメント むくぅさんは No.20243「平和主義者の魔王様 2」で書きました。 > こんにちわぁぁ(はあと) むくぅさん(はあと) >「確か、最初投稿して二日後ぐらいに投稿しようとしてたんだよな?」 > ええ、でもあの、みんなでZ(ゼータ)ガ○ダム見ようって言うからっ! >「……抹殺決定。即座に消えろッ!」 > (またも爆発音) > > ……そ、それでは……よろしければお読み……(動かなくなる) あ゛あ゛!!!大丈夫ですかぁぁ!?(汗) > >=================================== > 魔族に連れてこられたにしては、なんともおかしい不自然な感じだ。 >(推測その三) > 彼女はさらに考える。眠気がどこかに吹っ飛んだわけではないが、予想外と眠気のせいで、頭が混乱しまくっている――眠いのは確かだが、眠ろうとしても眠れそうになかった。 まあ、確実に、ゼロスや魔王が見たら滅ぶ場所ではありますな(笑) > ――と。 >「あれ――? 起きたんですか?」 > 唐突に、扉が背後で開いた。 > ――聞き覚えのあって聞き覚えのない声が、彼女の耳に届く。 > 違和感。 > 一瞬、頭が真っ白になった。 >(えーと……) > なんだか、振り返りたくない。とてつもなく嫌なものを見る気が――した。 >「大丈夫でした? 随分うなされてて、すっごく心配したんですよ」 > ぞわりっ――と、背筋に妙な悪寒までが走る。 > 一体、この違和感と寒気はなんだ? >「……えーと」 > 今度は口に出す――よく解らない。 > が、声はそんなこともお構いなしらしい。 > すたすたと歩いて、自分の目の前にやってきた。 > その瞬間。 > 彼女の中で一瞬思考が停止した。 > > ――あれ?―― > >「…………………」 > 絶望、とでも言うのだろうか。 > まさか―― > まさか! >(なんてこった……) > まさか、『あの』とつけたら誰もが恐れるリナ=インバースが、フリフリのドレスを着て現れて、あまつさえこんな口調で喋るなんて! > 世界の終わりか――それとも何かの冗談か? > 願わくば後者であって欲しい――混乱に、さらに拍車がかかる。 > ……ともあれ、解決策を考えよう。何かとてもいい方法があるはずだ。 > 彼女は思わず頭を抱えたくなりそうな事態を悲しみながら、必死に考える。 例のシャドウリフレクターの影リナですね(はあと) あれをみたらリナを知っている人は・・・。 確実に気絶か混乱・・・果ては意識不明になりますって・・・(汗) > > …… > >「どうしたんですか?」 >「………………………………………………あんた、誰?」 > リナのそっくりさん――と思いたい女性の問いに。 > 彼女はとりあえず、長い長い混乱と沈黙の後、そういう風に問い掛けた。 そして、瞳をうるうるさせながら・・・(滝汗) うぞぞぞ!!!←リナと同じく鳥肌が(汗) > >=================================== > >「えっとぉ――どうもv こんにちはです♪」 > うひょぉッ!? 文末に出てきた『リナのそっくりさん(と思いたい人)』! 何故ここにッ!? >「あの――金髪の長い髪の女の人が、『日ごろの不満をぶつけて来い』って――ああっ! あたし、そんなことしないですよっ?! 全ては話し合いで解決するとおもいますからぁっ!」 やっぱりシャドウリナ・・・。 エレナ・・・ではないな・・・(涙)←かすかな希望(ロイヤル2のキャラ・・笑) > (鳥肌)な、何か拒否反応がッ?! 絶対この場にゼロスさんとかいたら滅びますよッ?!(汗) ですね・・・・・・・。 本人がいても鳥肌がおそいますって・・・(汗) > ともあれ、彼女の正体(大方の人は解るかもしれない……)は、次回語られるはずですのでっ! どうかそれまでお待ちをっ! ちなみにオリキャラではありません。 もしかして、影ナーガも一緒にいるのか!? いや、それよりも、 もしももしももしかして、 漫画になっているほうの影の鏡だったとすれば・・・・(汗) あ゛あ゛!!! 考えたくなぃぃぃ!!!!!(涙) 村人全員がリナもどきとナーガもどきなんてぇぇぇ!!!!(涙) >「次回って、どのくらいなんですか?」 > …… >「…………?」 > そっ! そりではっ! むくぅなのでしたッ! 逃走ッ! >「あっ?! ちょっと!?」 > > (むくぅ、某彼女が追いかけるのも聞かず、ダッシュで走る。あっという間にむくぅの姿は地平線の向こうに消える――砂漠?) いつどきまでも、お待ちしてます(はあと) ふふふふ♪ むくぅさんの続きだ(はあと) もしかして、この村にSの影までいたら・・・・・。 それはそれで怖いなぁ・・・(涙)うん・・・・。 ではでは、感想になってない感想でした(はあと) > |
20252 | 精神攻撃発生警報(待てって) | むくぅ E-mail URL | 2002/3/3 19:04:44 |
記事番号20247へのコメント かおさんは No.20247「シャドウリナだぁぁぁ(はあと)それかエレナさんか?(まて)」で書きました。 >こんにちわぁぁ(はあと) >むくぅさん(はあと) こんにちはv かおさん♪ >> (またも爆発音) >> >> ……そ、それでは……よろしければお読み……(動かなくなる) >あ゛あ゛!!!大丈夫ですかぁぁ!?(汗) 大丈夫ですッ! 多分……(汗) >> 魔族に連れてこられたにしては、なんともおかしい不自然な感じだ。 >>(推測その三) >> 彼女はさらに考える。眠気がどこかに吹っ飛んだわけではないが、予想外と眠気のせいで、頭が混乱しまくっている――眠いのは確かだが、眠ろうとしても眠れそうになかった。 >まあ、確実に、ゼロスや魔王が見たら滅ぶ場所ではありますな(笑) むしろ滅んだ方が平和のため……(炸裂音) >> まさか、『あの』とつけたら誰もが恐れるリナ=インバースが、フリフリのドレスを着て現れて、あまつさえこんな口調で喋るなんて! >> 世界の終わりか――それとも何かの冗談か? >> 願わくば後者であって欲しい――混乱に、さらに拍車がかかる。 >> ……ともあれ、解決策を考えよう。何かとてもいい方法があるはずだ。 >> 彼女は思わず頭を抱えたくなりそうな事態を悲しみながら、必死に考える。 >例のシャドウリフレクターの影リナですね(はあと) >あれをみたらリナを知っている人は・・・。 >確実に気絶か混乱・・・果ては意識不明になりますって・・・(汗) 「緊急ニュースをお知らせします。ライゼール辺境の山村にて、ヴィリシルア=フェイトさん(4歳←爆笑)が、意識不明の重体となっております。原因は極度の精神疲労と思われ――」 「……ちょっとゼロス。あんたこんなところで何真面目にナレーションしてんのよ。ていうかヴィリスまた死にかけかいっ!? しかもこんな阿呆な状況でっ!?」 「はっはっは。あんな状態に陥ったら僕でも滅びかけますよ」 「――あんた、つくづくいい度胸してると思うわ……(呪文詠唱)」 ……って、こんな小ネタがかおさんのレスにづかづか増えていく(汗) >>「どうしたんですか?」 >>「………………………………………………あんた、誰?」 >> リナのそっくりさん――と思いたい女性の問いに。 >> 彼女はとりあえず、長い長い混乱と沈黙の後、そういう風に問い掛けた。 >そして、瞳をうるうるさせながら・・・(滝汗) >うぞぞぞ!!!←リナと同じく鳥肌が(汗) 瞳うりゅうりゅリナ――怖ッ! そして壊ッ!(何) えー。何だかこの世に存在してはならない(そこまで言うか)シロモノのような気がしてきました。ごめんなさい(汗) >>「えっとぉ――どうもv こんにちはです♪」 >> うひょぉッ!? 文末に出てきた『リナのそっくりさん(と思いたい人)』! 何故ここにッ!? >>「あの――金髪の長い髪の女の人が、『日ごろの不満をぶつけて来い』って――ああっ! あたし、そんなことしないですよっ?! 全ては話し合いで解決するとおもいますからぁっ!」 >やっぱりシャドウリナ・・・。 >エレナ・・・ではないな・・・(涙)←かすかな希望(ロイヤル2のキャラ・・笑) うっ!(←ゲームはやっていない) むぅ……かくなる上は古ゲーム探索の旅に出て修行するしかッ!? 「……君、スパ○ボ買ったばっかじゃナイ……『オリキャラでヴィリス作ろうかな』とか言ってたし……」 あぅッ!? グロゥさんっ!? 何故勝手に私のセーブを進めているんですかッ!?(汗←そんなんだから投稿遅れるんだ) >> (鳥肌)な、何か拒否反応がッ?! 絶対この場にゼロスさんとかいたら滅びますよッ?!(汗) >ですね・・・・・・・。 >本人がいても鳥肌がおそいますって・・・(汗) 鳥肌。さぶいぼ。 「六年ぶりにあの恐怖がここに……何で、あんたがいまさら……ッ!」 シリアス風味(爆) >> ともあれ、彼女の正体(大方の人は解るかもしれない……)は、次回語られるはずですのでっ! どうかそれまでお待ちをっ! ちなみにオリキャラではありません。 >もしかして、影ナーガも一緒にいるのか!? >いや、それよりも、 >もしももしももしかして、 >漫画になっているほうの影の鏡だったとすれば・・・・(汗) >あ゛あ゛!!! >考えたくなぃぃぃ!!!!!(涙) >村人全員がリナもどきとナーガもどきなんてぇぇぇ!!!!(涙) (滝汗←マンガも読んでいない愚か者)ふ、ふふふ(涙) こぉなったらやっぱし古本屋めぐりをやるしかッ!?(トチ狂い気味) >>「次回って、どのくらいなんですか?」 >> …… >>「…………?」 >> そっ! そりではっ! むくぅなのでしたッ! 逃走ッ! >>「あっ?! ちょっと!?」 >> >> (むくぅ、某彼女が追いかけるのも聞かず、ダッシュで走る。あっという間にむくぅの姿は地平線の向こうに消える――砂漠?) >いつどきまでも、お待ちしてます(はあと) >ふふふふ♪ >むくぅさんの続きだ(はあと) >もしかして、この村にSの影までいたら・・・・・。 >それはそれで怖いなぁ・・・(涙)うん・・・・。 >ではでは、感想になってない感想でした(はあと) ふふふふふ(引きつり気味の笑い) 感想どうもありがとうございました(礼) それでは、もぉ本人ですら続きが予測不可能(何でや)な『魔王(長いので略したらしい)』いつになるかわかりません。首を長くしないでもかまいませんッ!(汗) とにかく早く書けるようにがんばりますので、どうかお付き合いくださいませっ!(汗々) ではでは、むくぅなのでしたッ! 逃走ッ! |
20273 | 平和主義者の魔王様 3 | むくぅ E-mail URL | 2002/3/10 14:34:02 |
記事番号20215へのコメント お久しぶりなのですむくぅなのですぅのっぁぁぁぁぁっ!?(爆発) 「ったくっ! 遅いのよあんたはっ! 前回投稿から一週間と一日っ! ……覚悟は出来てる?」 えーとできてないこともないというかできてないというかなんか怖いですよリナさ―― 「竜破斬(ドラグ・スレイブ)っ!」 …… そ……それでは……よろしければどぉぞお読みください…… =================================== ――我が身守りし守護者(ガーディアン)―― エフエフの口から、明瞭な混沌の言語(カオスワーズ)が流れ出す。 人を模(かたど)りしもの 意思を持ちし人形 我と汝の契約において 我に導きをもたらさんことを! ………… しばし、夕焼けに染まった部屋に静寂が訪れる。 先ほどから数回、エフエフが――ヴィリスの守護の対象が、こうやって混沌の言語(カオス・ワーズ)で呼びかけていた。何でも、ヴィリスを呼び寄せる用のものらしく、『力ある言葉』の要らない呪文のようだ――が―― 「どうだった?」 幾度めかのあたしの問いに、彼はうんざりした様子でため息をつく。 「全然わかんない――多分プロテクトがかけられてるんだと思う。 ……でも、魔族連中が姉さんの製造プロセス知ってるわけないし……」 ぶつぶつと呟く。 ――先ほどから延々とこの調子である。 いー加減飽きてきたぞ。あたしゃ。 「その呪文、使ったことあるわけ?」 あきれ気味に言うあたしに、彼は少々むっとしたような表情をした。 「何度もあるよ。二年前ぐらいは、しょっちゅうふらふらとどこかに行ってたから」 「――なんで?」 問いに、フェイトは肩をすくめると、 「さあ? 魔力の波動に引き寄せられやすい体質してるからね。 デーモンが大量発生したときにはもうこの呪文大活躍。あっちへふらふらこっちにふらふら。 ま、呪文を使わなくても姉さんの通ったところは点々と、魔力を吸われたデーモンの死体が転がってたけどさ……」 怖ッ! その場面を想像し、あたしは思わず心中で叫ぶ。 ――ヴィリス、もしかしてデーモンよりタチ悪いんじゃあ……? 「なぁ――」 と。 「何?」 無視すればいいものを。 ガウリイの呟きに、エフエフは首を傾げて問い返した。 彼はぽりぽりと頬をかきながら、 「さっきから意味の解らんことばっか呟いてるけど――その、なんだ。 『かおすわーず』って――なんなんだ?」 エフエフはなんとも変な顔をして、あたしの方を見た。 ――はいはい、あたしが説明すればいいんでしょーよ。 あたしはため息混じりにガウリイをじろりと見ると、 「混沌の言語(カオスワーズ)ってのは、魔力を発動させるために必要なコトバのことよ。 ほら、あたしがいつも混沌の言語で、『黄昏よりも暗きもの』――とかって呟くと、ガウリイ条件反射で逃げ出すじゃない」 「……条件反射って、俺を何だと……」 「ま、とりあえず大雑把に言やぁそういうものよ」 あたしは言ってガウリイとの会話を打ち切った。 ――ん? そういえば、さっきからなんか心に引っかかってるものがあるんだけど……気のせいだろーか? 確かさっきゼロスがやってきて、どこぞに―― ――あ。 「っあああああああああああああっ!」 「リナ?! どうしたんだ!?」 「何か思い出したの?」 ガウリイとエフエフの問いに、あたしはこくこくと頷いた。 ――『どこに』は――ライゼール王国の端の端に位置するとある山村とだけ言っておきましょう―― 記憶の底からよみがえるゼロスのあのセリフ。 「ライゼールの、端の端の山村……ゼロスはそう言ってたわっ!」 「……ライゼールの山村……って言っても……」 眉をひそめ、呟くフェイトにあたしはうなずきかけて、 「そう、そんなのはたくさんある。でも、絞り込むことはいくらでもできるわ。地図出して!」 あたしの言葉に、フェイトが少々あわて気味に地図を取り出した。 ゼロスたち魔族が何をたくらんでいるか知らないけれど――そう簡単に、好きにさせるつもりはない! 「……見てなさいよ――」 あたしは地図を見ながら、ぽつりっ、と呟いた。 「絶対探し出して――後悔させてやるんだから……っ!」 びくっ! と、なにゆえかフェイトが身をすくませるが、ンなこたぁはっきり言ってどぉでもいいのである。 魔族(あいつら)ごときがあたしのことを出し抜くなんぞ絶対に許さん! あたしは地図上の一点を指し、黒いペンで丸を書く。 「さぁて、まずはここの村ねっ! 早速出発するわよ! いい!?」 『は、はいッ!』 声をハモらせおびえ気味に叫ぶ二人を、あたしはもう振り向かない。 とにかく、絶ぇぇぇぇっ対に! 探し出してやるッ! ま、その後あたしがどうするかは――ご想像にお任せしよう。 ……肌に鳥肌が立っている。何か息苦しい気がする。背筋には絶えず悪寒が走っている―― リナ本人でさえ、見たら卒倒するのではないかと思われる彼女――リナの、そっくりさん。 ヴィリシルアは思わず頭を抱えたいような気分に陥った。駄目だ。解決策は浮かびそうにない。 (……結局、あんた誰なわけ?) 口に出さず、今度は心中のみで問う。 先の質問から双方しばし硬直しあい、いまだお互いの自己紹介すらしていない。 相手は自分の名が解っているという可能性もあるのだが―― (ん? 待てよ――) よく考えたら、ここに自分を連れてきたのは魔族である。 それなら、この彼女も魔族と考える方が自然ではないのか? (いや、違うっ……) 確かに一瞬、そう考えた方が自分の身のためになるのではないかと思ったが――相手にメリットがない。 (とにかく、私の質問に答えてくれ! 頼むから……) と。 「あの――あたし、そんなに似てますか?」 「べ?」 相手が唐突に喋ったもんだから。 なんとも変な声が出た。 「――べ?」 首を傾げて聞き返してくる彼女に、ヴィリシルアはぶんぶん首を横に振った。こほんっと咳払いをし、 「いや――、失礼。 ――確かに、あんたはよく似てる。リナ=インバースにね」 ともすれば震えそうな声を何とか調えながら、言葉を選びつつ慎重に言う。 「それなら、当然ですよ」 にっこりと、彼女は微笑んだ……ある意味ではかなり怖い。そんなことを言おうものなら、彼女の知る『リナ』に殺されそうだが―― 「あたしも、リナ=インバースですから」 「それは、一体全体どーいう――?」 ワケが解らない。 いきなりリナには似ているが似ても似つかぬ女性に『あたしもリナなんです♪』なぞと言われても、誰だって首を傾げるしかないだろう。『へぇ、そうなんですかぁ♪』と納得できるものがいたら、それこそ顔を見てみたい。 そういう疑問が、表情に出たのだろうか。 自称『リナ(確かに顔も瓜二つなのだが)』は、苦笑した。 「――シャザード=ルガンディ、って、知ってます?」 言われて、ぴくりっ、とヴィリシルアの表情が動いた。 ――『偉大な(グレート)』シャザード=ルガンディ。 魔法の道具(マジック・アイテム)に関して、天才的な才能を発揮した魔道士。 彼には偉大な人間にありがちな、どう考えても嘘とわかる逸話を多く持っている――もちろん、英雄としてではなく、魔法の道具(マジック・アイテム)開発の天才として。 いわく、光の剣を作ったのは彼である。 いわく、異界黙示録(クレアバイブル)を書いたのは彼である。 いわく――彼が世に出さず封印した道具(もの)に、相手の能力、容姿をそのまま写し取ってしまう『影の鏡(シャドウ・リフレクター)』がある……等々。 年代も場所も様々な、ともすれば逸話二つとって、お互いに矛盾が生じるものまである。 たくさんの作り話、夢物語が――シャザードという魔道士には多く存在しているのだった。 「それが、何だと? まさか自分がリナが『鏡』に映された結果生まれたコピーだのというつもりじゃあないだろうな?」 「――そうだと言ったらどうします?」 『リナ』の問いに、彼女は即答した。 「指差して笑う」 「実はそうなんです。 ――笑わないんですか?」 「…………………あんた、実はけっこーいやな奴だろ」 ヴィリシルアは別の意味で頭を抱えたくなりつつツッコみ――疲れたように、大きくため息をつきながら、 「影の鏡(シャドウ・リフレクター)ってのは――性質――性格が全く反対になるんじゃなかったか?」 ――ああ。よかった。 自分で言いながら、彼女は胸の奥でほっとしていた。 少なくともこの女はリナ=インバースオリジナルではないわけだ。それに見合う経験値、実力、知識、などなど――を持ち合わせていたとしても。 反対の性格、と言うのならば、果てしなく納得できる――これもリナに聞かれたら殺されそうだが。 「初めは、全く正反対でした」 苦笑のような表情を浮かべて、彼女は言った。 ――違和感。 ヴィリシルアは眉をひそめる。 「――今は違う、ってことか――?」 我知らず、口から呟きがもれる。 『リナ』は聞こえなかったかのように、視線をわずかに遠くへ移す。 ――その先には、一体何が映っているものか。 「六年経ちました。あたしが生まれて――コピーとして生まれてからね」 夕焼けに照らされて、『リナ』の紅い瞳がゆぅらりと赤みを増したような気がして、ヴィリシルアは目をこすった。 彼女は苦笑のような泣いているような、判じがたい表情で一歩こちらに足を踏み出す。 つられて思わずヴィリシルアも一歩、後にさがった。 「――だから」 その声音は先程までとは雰囲気が徹底的に違っていた。 ぞくり、と背筋に悪寒が走る。 「六年の間に、こういう事もできるようになったんですよ――?」 「何!?」 ――ぅんっ! 風を切り裂く音。 ――届くのは、明確な殺意と殺気。 鮮血が、散った。 =================================== ごめんなさい。 「……なに土下座した姿勢で固まってるんですか?」 あの……いや本気でごめんなさいぃぃぃいっ! 今回の話、無意味に暗いです重いです! 今までの中で一番深刻かもしれません!(驚) 「いや、書いてるあなたが驚いてどうするんですか?」 いやいやいやっ! 本気で私驚いていますのですよゼロスさんっ!? はじめはまぢで『リナ』さんはギャグキャラでしたから! ここでいきなしシリアスになられても――ねぇ? 「あの、『ねぇ?』……って……言われても……」 彼女にはどんどんずんずか暗くなっていきます。今の状態だと。 むくぅの特技? の一つに、何も考えないで書いてるとどんどん話が暗くなるという法則がありますし…… 「法則……?」 それにあれですね。コピーキャラにありがちな暗さと陰湿さが増えてきますよ。『リナ』さん。 「ありがち……って…… ……たった今全てのコピーさんを敵に回したような気が……」 というわけで逃げさせていただきます。捨て台詞代わりに言いわけさせていただきますと、ウチのコピーキャラはなぜかみんな暗い! ということですのでっ! 昔の設定とか見てるとみんな暗いですねっ!(汗←余裕がなくなって来たらしい) それでは逃走させていただきますっ! むくぅなのでし(消滅) |
20284 | 初めまして! | しなつ | 2002/3/11 13:04:05 |
記事番号20273へのコメント はじめまして!しなつと言います。 う〜ん、やっぱりむくぅさんの小説っておもしろいです! 私的にないがしろにされてるゼロスがつぼ!(笑 ) 私も一回投稿したことあるんですけど・・・ だぶんな物でとても見せられません・・・(泣) 短くてすいません!! 今度はもっとちゃんと書きますので。 でわ、がんばってくださいね〜 |
20301 | はじめましてっ!! | むくぅ E-mail URL | 2002/3/13 21:24:55 |
記事番号20284へのコメント しなつさんは No.20284「初めまして!」で書きました。 >はじめまして!しなつと言います。 はじめまして。むくぅと申します。 >う〜ん、やっぱりむくぅさんの小説っておもしろいです! >私的にないがしろにされてるゼロスがつぼ!(笑) ないがしろ(笑) ……まぁ、アレですね。原作でアレだけ圧倒的に強いと、逆にそうなってしまうのかもしれない(汗) 面白いなんてっ! ああ、どうもありがとうございますっ! >私も一回投稿したことあるんですけど・・・ >だぶんな物でとても見せられません・・・(泣) ……ごめんなさいっ!(汗) 読んでませんッ! これから読みに言って参りますっ! >短くてすいません!! >今度はもっとちゃんと書きますので。 >でわ、がんばってくださいね〜 いえいえいえっ! 感想どうもありがとうございましたっ! こんなむくぅですが、よろしければ最期(?)まで付き合ってくださいませ。 それでは。 |
20293 | シャドウがぁ〜!?(滝汗) | かお E-mail URL | 2002/3/12 18:00:57 |
記事番号20273へのコメント むくぅさんは No.20273「平和主義者の魔王様 3」で書きました。 > こんにちわなのです♪むくぅさん♪ > お久しぶりなのですむくぅなのですぅのっぁぁぁぁぁっ!?(爆発) >「ったくっ! 遅いのよあんたはっ! 前回投稿から一週間と一日っ! > ……覚悟は出来てる?」 > えーとできてないこともないというかできてないというかなんか怖いですよリナさ―― >「竜破斬(ドラグ・スレイブ)っ!」 > > …… > > そ……それでは……よろしければどぉぞお読みください…… では私はどうなる・・(滝汗) 「無論、あんたも(はあと)」 ひ・・ひよぇぇ〜!!?? > >=================================== > > ――我が身守りし守護者(ガーディアン)―― > > エフエフの口から、明瞭な混沌の言語(カオスワーズ)が流れ出す。 > > 人を模(かたど)りしもの 意思を持ちし人形 > 我と汝の契約において 我に導きをもたらさんことを! > > ………… > しばし、夕焼けに染まった部屋に静寂が訪れる。 > 先ほどから数回、エフエフが――ヴィリスの守護の対象が、こうやって混沌の言語(カオス・ワーズ)で呼びかけていた。何でも、ヴィリスを呼び寄せる用のものらしく、『力ある言葉』の要らない呪文のようだ――が―― >「どうだった?」 > 幾度めかのあたしの問いに、彼はうんざりした様子でため息をつく。 >「全然わかんない――多分プロテクトがかけられてるんだと思う。 > ……でも、魔族連中が姉さんの製造プロセス知ってるわけないし……」 > ぶつぶつと呟く。 > ――先ほどから延々とこの調子である。 > いー加減飽きてきたぞ。あたしゃ。 >「その呪文、使ったことあるわけ?」 > あきれ気味に言うあたしに、彼は少々むっとしたような表情をした。 >「何度もあるよ。二年前ぐらいは、しょっちゅうふらふらとどこかに行ってたから」 >「――なんで?」 > 問いに、フェイトは肩をすくめると、 >「さあ? > 魔力の波動に引き寄せられやすい体質してるからね。 > デーモンが大量発生したときにはもうこの呪文大活躍。あっちへふらふらこっちにふらふら。 > ま、呪文を使わなくても姉さんの通ったところは点々と、魔力を吸われたデーモンの死体が転がってたけどさ……」 > 怖ッ! > その場面を想像し、あたしは思わず心中で叫ぶ。 ヴァリス・・・・・。 > ――ヴィリス、もしかしてデーモンよりタチ悪いんじゃあ……? >「なぁ――」 > と。 >「何?」 > 無視すればいいものを。 > ガウリイの呟きに、エフエフは首を傾げて問い返した。 > 彼はぽりぽりと頬をかきながら、 >「さっきから意味の解らんことばっか呟いてるけど――その、なんだ。 > 『かおすわーず』って――なんなんだ?」 あんだけリナ達がいってるのにぃ!?さすがガウリイ!!(爆!) > エフエフはなんとも変な顔をして、あたしの方を見た。 > ――はいはい、あたしが説明すればいいんでしょーよ。 > あたしはため息混じりにガウリイをじろりと見ると、 >「混沌の言語(カオスワーズ)ってのは、魔力を発動させるために必要なコトバのことよ。 > ほら、あたしがいつも混沌の言語で、『黄昏よりも暗きもの』――とかって呟くと、ガウリイ条件反射で逃げ出すじゃない」 >「……条件反射って、俺を何だと……」 >「ま、とりあえず大雑把に言やぁそういうものよ」 > あたしは言ってガウリイとの会話を打ち切った。 > ――ん? > そういえば、さっきからなんか心に引っかかってるものがあるんだけど……気のせいだろーか? > 確かさっきゼロスがやってきて、どこぞに―― > ――あ。 >「っあああああああああああああっ!」 >「リナ?! どうしたんだ!?」 >「何か思い出したの?」 > ガウリイとエフエフの問いに、あたしはこくこくと頷いた。 > ――『どこに』は――ライゼール王国の端の端に位置するとある山村とだけ言っておきましょう―― > 記憶の底からよみがえるゼロスのあのセリフ。 >「ライゼールの、端の端の山村……ゼロスはそう言ってたわっ!」 >「……ライゼールの山村……って言っても……」 > 眉をひそめ、呟くフェイトにあたしはうなずきかけて、 >「そう、そんなのはたくさんある。でも、絞り込むことはいくらでもできるわ。地図出して!」 > あたしの言葉に、フェイトが少々あわて気味に地図を取り出した。 > ゼロスたち魔族が何をたくらんでいるか知らないけれど――そう簡単に、好きにさせるつもりはない! >「……見てなさいよ――」 > あたしは地図を見ながら、ぽつりっ、と呟いた。 >「絶対探し出して――後悔させてやるんだから……っ!」 > びくっ! と、なにゆえかフェイトが身をすくませるが、ンなこたぁはっきり言ってどぉでもいいのである。 リナ・・いかないほーが・・・(汗) > 魔族(あいつら)ごときがあたしのことを出し抜くなんぞ絶対に許さん! > あたしは地図上の一点を指し、黒いペンで丸を書く。 >「さぁて、まずはここの村ねっ! 早速出発するわよ! いい!?」 >『は、はいッ!』 > 声をハモらせおびえ気味に叫ぶ二人を、あたしはもう振り向かない。 > とにかく、絶ぇぇぇぇっ対に! 探し出してやるッ! > ま、その後あたしがどうするかは――ご想像にお任せしよう。 でもあのリナがいる場所だからなぁ・・(涙) > > > ……肌に鳥肌が立っている。何か息苦しい気がする。背筋には絶えず悪寒が走っている―― > リナ本人でさえ、見たら卒倒するのではないかと思われる彼女――リナの、そっくりさん。 それはそうでしょう。すでにリナは経験済み・・(笑) > ヴィリシルアは思わず頭を抱えたいような気分に陥った。駄目だ。解決策は浮かびそうにない。 >(……結局、あんた誰なわけ?) > 口に出さず、今度は心中のみで問う。 > 先の質問から双方しばし硬直しあい、いまだお互いの自己紹介すらしていない。 > 相手は自分の名が解っているという可能性もあるのだが―― >(ん? 待てよ――) > よく考えたら、ここに自分を連れてきたのは魔族である。 > それなら、この彼女も魔族と考える方が自然ではないのか? >(いや、違うっ……) > 確かに一瞬、そう考えた方が自分の身のためになるのではないかと思ったが――相手にメリットがない。 >(とにかく、私の質問に答えてくれ! 頼むから……) > と。 >「あの――あたし、そんなに似てますか?」 >「べ?」 > 相手が唐突に喋ったもんだから。 > なんとも変な声が出た。 >「――べ?」 > 首を傾げて聞き返してくる彼女に、ヴィリシルアはぶんぶん首を横に振った。こほんっと咳払いをし、 >「いや――、失礼。 > ――確かに、あんたはよく似てる。リナ=インバースにね」 > ともすれば震えそうな声を何とか調えながら、言葉を選びつつ慎重に言う。 >「それなら、当然ですよ」 > にっこりと、彼女は微笑んだ……ある意味ではかなり怖い。そんなことを言おうものなら、彼女の知る『リナ』に殺されそうだが―― >「あたしも、リナ=インバースですから」 >「それは、一体全体どーいう――?」 > ワケが解らない。 > いきなりリナには似ているが似ても似つかぬ女性に『あたしもリナなんです♪』なぞと言われても、誰だって首を傾げるしかないだろう。『へぇ、そうなんですかぁ♪』と納得できるものがいたら、それこそ顔を見てみたい。 > そういう疑問が、表情に出たのだろうか。 > 自称『リナ(確かに顔も瓜二つなのだが)』は、苦笑した。 >「――シャザード=ルガンディ、って、知ってます?」 > 言われて、ぴくりっ、とヴィリシルアの表情が動いた。 > ――『偉大な(グレート)』シャザード=ルガンディ。 > 魔法の道具(マジック・アイテム)に関して、天才的な才能を発揮した魔道士。 > 彼には偉大な人間にありがちな、どう考えても嘘とわかる逸話を多く持っている――もちろん、英雄としてではなく、魔法の道具(マジック・アイテム)開発の天才として。 > いわく、光の剣を作ったのは彼である。 > いわく、異界黙示録(クレアバイブル)を書いたのは彼である。 > いわく――彼が世に出さず封印した道具(もの)に、相手の能力、容姿をそのまま写し取ってしまう『影の鏡(シャドウ・リフレクター)』がある……等々。 > 年代も場所も様々な、ともすれば逸話二つとって、お互いに矛盾が生じるものまである。 > たくさんの作り話、夢物語が――シャザードという魔道士には多く存在しているのだった。 >「それが、何だと? まさか自分がリナが『鏡』に映された結果生まれたコピーだのというつもりじゃあないだろうな?」 >「――そうだと言ったらどうします?」 > 『リナ』の問いに、彼女は即答した。 >「指差して笑う」 >「実はそうなんです。 > ――笑わないんですか?」 >「…………………あんた、実はけっこーいやな奴だろ」 > ヴィリシルアは別の意味で頭を抱えたくなりつつツッコみ――疲れたように、大きくため息をつきながら、 >「影の鏡(シャドウ・リフレクター)ってのは――性質――性格が全く反対になるんじゃなかったか?」 > ――ああ。よかった。 > 自分で言いながら、彼女は胸の奥でほっとしていた。 > 少なくともこの女はリナ=インバースオリジナルではないわけだ。それに見合う経験値、実力、知識、などなど――を持ち合わせていたとしても。 > 反対の性格、と言うのならば、果てしなく納得できる――これもリナに聞かれたら殺されそうだが。 まあ、リナの反対の性格ですからねぇ・・(爆!) オリジナルVDの方でも・・(笑) >「初めは、全く正反対でした」 > 苦笑のような表情を浮かべて、彼女は言った。 > ――違和感。 > ヴィリシルアは眉をひそめる。 >「――今は違う、ってことか――?」 > 我知らず、口から呟きがもれる。 > 『リナ』は聞こえなかったかのように、視線をわずかに遠くへ移す。 > ――その先には、一体何が映っているものか。 >「六年経ちました。あたしが生まれて――コピーとして生まれてからね」 > 夕焼けに照らされて、『リナ』の紅い瞳がゆぅらりと赤みを増したような気がして、ヴィリシルアは目をこすった。 > 彼女は苦笑のような泣いているような、判じがたい表情で一歩こちらに足を踏み出す。 > つられて思わずヴィリシルアも一歩、後にさがった。 >「――だから」 > その声音は先程までとは雰囲気が徹底的に違っていた。 > ぞくり、と背筋に悪寒が走る。 >「六年の間に、こういう事もできるようになったんですよ――?」 >「何!?」 > ――ぅんっ! > 風を切り裂く音。 > > ――届くのは、明確な殺意と殺気。 > > 鮮血が、散った。 え゛!? ってことは、もしかして、このリナにSが封印されたとか!?←まて(汗) しかし、このりながこれだと・・なーがは・・(汗) > >=================================== > > > > > > ごめんなさい。 > > > > >「……なに土下座した姿勢で固まってるんですか?」 > あの……いや本気でごめんなさいぃぃぃいっ! > 今回の話、無意味に暗いです重いです! 今までの中で一番深刻かもしれません!(驚) そうなんですか? ってことは、やっぱりS!?←まて(汗) >「いや、書いてるあなたが驚いてどうするんですか?」 > いやいやいやっ! 本気で私驚いていますのですよゼロスさんっ!? はじめはまぢで『リナ』さんはギャグキャラでしたから! > ここでいきなしシリアスになられても――ねぇ? >「あの、『ねぇ?』……って……言われても……」 > 彼女にはどんどんずんずか暗くなっていきます。今の状態だと。 > むくぅの特技? の一つに、何も考えないで書いてるとどんどん話が暗くなるという法則がありますし…… >「法則……?」 > それにあれですね。コピーキャラにありがちな暗さと陰湿さが増えてきますよ。『リナ』さん。 コピーレゾみたいにですか・・?(汗) >「ありがち……って…… > ……たった今全てのコピーさんを敵に回したような気が……」 > というわけで逃げさせていただきます。捨て台詞代わりに言いわけさせていただきますと、ウチのコピーキャラはなぜかみんな暗い! ということですのでっ! 昔の設定とか見てるとみんな暗いですねっ!(汗←余裕がなくなって来たらしい) > それでは逃走させていただきますっ! むくぅなのでし(消滅) 頑張ってください!! 私もかなり暗い話のプロットはあります!! (それに負けてエル様だしてるやつ・・・←まて・汗) では、ふふ。 むくぅさんの続きだぁ(はあと) というわけで、感想になってない感想まで。 |
20302 | 本人にも予想外の展開(待て) | むくぅ E-mail URL | 2002/3/13 21:46:42 |
記事番号20293へのコメント かおさんは No.20293「シャドウがぁ〜!?(滝汗)」で書きました。 >こんにちわなのです♪むくぅさん♪ こんにちはなのです、かおさんっ! このたびはHP開設おめでとうございますっ! 早速お気に入り登録を♪ ……掲示板、両親から何ゆえか禁止令が……うう(涙) >>「ったくっ! 遅いのよあんたはっ! 前回投稿から一週間と一日っ! >> ……覚悟は出来てる?」 >では私はどうなる・・(滝汗) >「無論、あんたも(はあと)」 >ひ・・ひよぇぇ〜!!?? HP開設が忙しかったりパソコンの不調があったりしたらしょうがないですよっ! 「そうよねぇ。あんたは完っ璧にサボってたもんねぇ……」 うっはぁリナさんまたッ?!(竜破斬) >>「さあ? >> 魔力の波動に引き寄せられやすい体質してるからね。 >> デーモンが大量発生したときにはもうこの呪文大活躍。あっちへふらふらこっちにふらふら。 >> ま、呪文を使わなくても姉さんの通ったところは点々と、魔力を吸われたデーモンの死体が転がってたけどさ……」 >> 怖ッ! >> その場面を想像し、あたしは思わず心中で叫ぶ。 >ヴァリス・・・・・。 どんどんキャラが変な方向に飛んでいってます(汗) 暴走しすぎです(汗) >> ――ヴィリス、もしかしてデーモンよりタチ悪いんじゃあ……? >>「なぁ――」 >> と。 >>「何?」 >> 無視すればいいものを。 >> ガウリイの呟きに、エフエフは首を傾げて問い返した。 >> 彼はぽりぽりと頬をかきながら、 >>「さっきから意味の解らんことばっか呟いてるけど――その、なんだ。 >> 『かおすわーず』って――なんなんだ?」 >あんだけリナ達がいってるのにぃ!?さすがガウリイ!!(爆!) 人の話をさっぱり聞いていないというか(笑) 一巻でリナが説明してもここでは聞いたかもしれません(何気に悪口) >>「絶対探し出して――後悔させてやるんだから……っ!」 >> びくっ! と、なにゆえかフェイトが身をすくませるが、ンなこたぁはっきり言ってどぉでもいいのである。 >リナ・・いかないほーが・・・(汗) 確かに……(汗) >> 魔族(あいつら)ごときがあたしのことを出し抜くなんぞ絶対に許さん! >> あたしは地図上の一点を指し、黒いペンで丸を書く。 >>「さぁて、まずはここの村ねっ! 早速出発するわよ! いい!?」 >>『は、はいッ!』 >> 声をハモらせおびえ気味に叫ぶ二人を、あたしはもう振り向かない。 >> とにかく、絶ぇぇぇぇっ対に! 探し出してやるッ! >> ま、その後あたしがどうするかは――ご想像にお任せしよう。 >でもあのリナがいる場所だからなぁ・・(涙) 影リナ。暴走してます。何かすさまじく暴走してます。きっとシャザード=ルガンディのせいですっ!(責任転嫁すな) >> ……肌に鳥肌が立っている。何か息苦しい気がする。背筋には絶えず悪寒が走っている―― >> リナ本人でさえ、見たら卒倒するのではないかと思われる彼女――リナの、そっくりさん。 >それはそうでしょう。すでにリナは経験済み・・(笑) 鳥肌(笑) 某白蛇のナーガさんは地面に頭がめり込んだし(笑) >> ――ああ。よかった。 >> 自分で言いながら、彼女は胸の奥でほっとしていた。 >> 少なくともこの女はリナ=インバースオリジナルではないわけだ。それに見合う経験値、実力、知識、などなど――を持ち合わせていたとしても。 >> 反対の性格、と言うのならば、果てしなく納得できる――これもリナに聞かれたら殺されそうだが。 >まあ、リナの反対の性格ですからねぇ・・(爆!) >オリジナルVDの方でも・・(笑) アレは凄いですよ。ワイザーのおっちゃん(待て)とか某暗殺者の中の暗殺者(さらに待て)だって卒倒しますよ!(笑) >>「六年の間に、こういう事もできるようになったんですよ――?」 >>「何!?」 >> ――ぅんっ! >> 風を切り裂く音。 >> >> ――届くのは、明確な殺意と殺気。 >> >> 鮮血が、散った。 >え゛!? >ってことは、もしかして、このリナにSが封印されたとか!?←まて(汗) >しかし、このりながこれだと・・なーがは・・(汗) ナーガ。彼女は一体どこで何してるんでしょうねぇ(遠い目) というわけで。 ――ごめんなさい。影ナーガ。出てきません(爆) 一応本編の流れで行ってるので、ナーガを出すことに抵抗があるというか何と言うか。 「というのは嘘で、本当は話を書いているうちに出す余裕がなくなっちゃったんですよね。はい」 ぜ、ゼロスさんっ!?(汗) いつの間にっ!? ていうか言っちゃ駄目ですってばっ! むくぅの無計画さがわかっちゃいますよっ! 「やだなぁ。そんなのとっくにわかってるじゃないですか♪」 >>「……なに土下座した姿勢で固まってるんですか?」 >> あの……いや本気でごめんなさいぃぃぃいっ! >> 今回の話、無意味に暗いです重いです! 今までの中で一番深刻かもしれません!(驚) >そうなんですか? >ってことは、やっぱりS!?←まて(汗) 部下S。となると、オリジナルリナの方にも欠片があることになってしまうのですが……そこら辺はこじつけてあります(←何か今後の展開を暴露しているような発言) >> それにあれですね。コピーキャラにありがちな暗さと陰湿さが増えてきますよ。『リナ』さん。 >コピーレゾみたいにですか・・?(汗) ――なのです(何) かなり好きです。コピーレゾ(笑) 好きなキャラランキングとかやると、一位がズーマと融合後(六巻)のセイグラムで二位がコピーレゾで、三位がシェーラとなっているので(汗) ……全員敵キャラってどういうことでしょう?(聞くな) >> というわけで逃げさせていただきます。捨て台詞代わりに言いわけさせていただきますと、ウチのコピーキャラはなぜかみんな暗い! ということですのでっ! 昔の設定とか見てるとみんな暗いですねっ!(汗←余裕がなくなって来たらしい) >> それでは逃走させていただきますっ! むくぅなのでし(消滅) >頑張ってください!! >私もかなり暗い話のプロットはあります!! >(それに負けてエル様だしてるやつ・・・←まて・汗) 暗い話の法則として、暗い場面がふっといきなり浮かんでくるという法則が(爆) でも、暗いといってもそんな暗くないかもしれないです(いまさら言うなよ) むくぅ、何とかブレーキ利かせてますので(汗) >では、ふふ。 >むくぅさんの続きだぁ(はあと) >というわけで、感想になってない感想まで。 では、感想どうもありがとうございました♪ 次がいつになるかわかりませんが……コレにて逃走させていただきますっ! それでは、むくぅなのでしたっ! 逃走ッ! |
20306 | 平和主義者の魔王様 4 | むくぅ E-mail URL | 2002/3/14 17:33:33 |
記事番号20215へのコメント 今回はちょっとペースアップ? なむくぅなのですっ! 「四日か……ま、お前にしちゃあ上出来だな」 をを。今回出番がないと決定済みの魔剣士さん。 「……」 をう。殺気が。 「……それはともかく、話は進んでいるんだろうな?」 それはもう、ばっちり。 「――ばっちり?」 煮詰まってます。壊れ具合が良くわかるでしょう? 「――凍れる魂持ちたる覇王 我に与えん氷結の怒りっ! 覇王氷河陣(ダイナスト・ブレス)っ!」 (かきこきぃぃいぃぃんっ!) (氷の中から)……それでは、よろしければどうぞお読みください……あ、何だか眠くなってきたような……? 「そのまま死ね。寝たら死ぬから」 をぅっ?!(何とか氷から逃れようともがく) …………… =================================== ――ぅんっ! 風を切り裂き迫り来るのは、研ぎ澄まされた鋼の刃! 正確に頭部のみを狙った一撃を、ヴィリシルアは体をのけぞらせて避け―― そこをすかさず二太刀目が切り裂いた! (二刀だとッ……!?) ざんッ! 狭い部屋の中で、飛びのくが、視界がぱっと紅く染まる。 額から染み出た血が尾を引いたのだ――痛みに踏みとどまるタイミングを逃し、背中を壁にしたたかに打つ。 「――ぐッ!?」 躱(かわ)し損ねた――しかし、致命傷には至らない! 「やっぱり、こんなものでは――」 悔しそうに、彼女は呟く。 「何でこんなことをするッ!?」 ヴィリシルアは目に入った血で、ぼやけて揺れる『リナ』の姿を睨み叫んだ。 「『何で』? ――そんなの決まっているでしょう……」 にっこり――と、彼女は微笑む。先程の穏やかな笑みとは違う。けれどリナの笑みとも――違う。 片方の剣は今の一撃で紅く染まり、銀色に血の色彩を帯びている。 彼女は痛みに薄れそうな意識を首を振って引き戻すと、棚に置かれたポーチを掴み、裁縫用――というには少々長めで太い針を幾本か取り出し、無造作に持つ。 それを見やり、『リナ』は瞳をすぅっ――と薄めた。 「――それがゼロスの言っていた――」 「ゼロスだと!?」 何であんたが知っている? ――途中で気づいて問うのはやめる。 ――そうだ。 ゼロスが――グロゥが――魔族が、彼女をここに誘ったのだ。 では、何故ゼロスは自分をここに連れてきた!? まだ全く眠気は治まらない。頭はずっと混乱している。額はずきずきと痛む。解らないことが多すぎる! だが――相手は待ってはくれそうにない。 彼女は二本の剣を構えて、言った。 「何でこんなことを――教えてあげましょうか」 一歩、踏み出す。 「――あたしが、リナ=インバースのコピーだからよ!」 答えになっていない! 叫びは、彼女の喉から出なかった。 『リナ』が叫んだその瞬間、再度剣を構えてこちらに向かってきたからだ。 「――ッ!!」 ぃぃぃぃぃいいいんっ! ヴィリシルアが声なき叫びを上げ、剣が鳴り――それだけだった。 「ちぃ――魔力剣か!」 ただの鋼の剣ならば、今のヴィリシルアが放った不可視の衝撃波で粉々に砕け散っていたはずだ。 ぎちぃっ! 狭い部屋の中で、二本の剣と四本の針とが噛み合い、形容しがたい音を立てる。 今度はかすかにヴィリシルアが笑った――力なら、こちらの方が勝っている! 「!」 『リナ』もそれに気がついたのだろう。すぐに飛び退き、腕を振りかぶって―― ――っ?! 唐突に感じた精神世界面の揺らぎに、ヴィリシルアが感づいた。 「何だと!?」 そう叫んだその瞬間。 どんっ! 衝撃が走る。 自分の体が吹っ飛ばされていく感覚―― 「嘘だろ――ッ!?」 呪文詠唱なしの魔力衝撃波!? 壁ごと自分が吹っ飛ばされ、部屋が瓦解する。受身は辛うじて取るが、それでも地面に強かに叩きつけられた――大した怪我もなかったのは、多少普通の人間よりは頑丈に出来ているからだろうか。だが痛いものは痛い。 辺りは結界のようなもので包まれている――ここがゼロスの言っていた『山村』だろう。 いや―― 山村だった、というべきか。 今の衝撃波で破壊されたわけでは、無論、ない。随分昔――少なくとも一年以上前に、ここは無人と化しているようだ。 以前は人が住んでいたと思われる家の残骸が、所々にあった。誰かによって、故意に破壊された家々の痕跡。 「何だってんだ……」 口の中で呟く。 日は既に沈み、黄昏――誰彼時(たそがれどき)とも言われる薄暗い、青い時間が訪れていた。 「誰だよお前、何者なんだよ……ッ!?」 ――肌に感じる、魔力が辺り一帯を全て支配しているような感覚。 『魔力』――彼女にとっての食料が、周りにあるのは、以前餓死しかけたことがあるので――何となく、嬉しいものがあるが。 その魔力の発生源が全て目の前の『リナ』だとすれば、これは少しいただけない。 (魔族――? いや、魔族が嘘をついているの見たことないし……) それなら、先ほどの話は、信じるべきだろうか。 影の鏡――シャドウ・リフレクター。 封印された魔法の道具(マジック・アイテム)それから生み出されたリナ=インバースのコピー。 しかし、いくらリナの魔力が人間離れしているとはいえ、それは魔族どころか自分にすら及ばない。あくまで『人間にしては』の強大な魔力なのだ―― もっとも、自分にいくら魔力容量(キャパシティ)があったとて、『あの魔法』は使うことが出来ないのだが―― ――それはともかく、この『リナ』の魔力は、いくら何でも強すぎる。 「あたしはリナ=インバースのコピー――けど。影の鏡(シャドウ・リフレクター)は失敗作だった。 あの鏡が壊れても、あたしは消えることなく生きながらえた」 二つの長剣を軽々と持ちながら、やはり唐突に、彼女は言った。 (……剣技で言うなら、リナよりこいつの方が上、か――?) ヴィリシルアの持つ針が、じんわりと紅い光を持ち始める。毒を塗っているわけではないが、なまじ魔力のある敵には、こちらの方がよっぽど有効だ。 斬妖剣(ブラスト・ソード)と同じ効果を武器に付加する魔法。大気に満ちる魔力を吸って、その鋭さは格段にアップする……それに気づかぬわけでもなかろうに、『リナ』は二本の剣の内の一本――右の手に持ったすらりと白い剣を横に構え、 「そして――影の鏡(あれ)はリナ・オリジナルから、とんでもないモノを奪って、あたしに与えたわ。 虚像を映すだけの鏡のくせに」 そしてこう言い放った。 血を吐くように。 震える叫び声で。 「あたしはっ! リナ=インバースに押し付けられたのよッ! 赤眼の魔王(ルビーアイ)シャブラニグドゥ! その欠片をね!」 ――額の痛みは―― ただ、ずきずきと増すばかりだった。 思わず勢いで出発してしまったものの、日没直前ですぐに山村にたどり着けるわけもない。 あたしたちは何の因果か、日が沈み、灯りが灯り始めた、セイルーン・シティに到着したのだった。 「……やっぱりっ……飛翔界(レイ・ウィング)っ……全速力でも無理――みたいね――」 ぜーはーぜーはーぜーはー。 冗談でなしに髪のひとふさを白く染めつつ、あたしは大きく息をつきながら言った。 しまった……こーなるんだったらふつーに歩いてくれば良かった……ッ! 「いくら腹が立ったからって……」 「僕らまで巻き込むことはないでしょう……?」 どーやら走ってきたらしいガウリイと。 飛翔界(レイ・ウィング)で追いかけてきたエフエフが交互に呟いた。 ――むかっ。 あたしはくるりと振り向いて、二人をじろじろと交互に見やり、 「ガウリイ! あんたあたしの保護者でしょ?!」 「ま、まぁな……」 いきなり叫ばれ怯みつつも、そう答えるガウリイ。 「それじゃあ、あたしに付き合うってのが正しい保護者のありかたでしょーがッ! それにエフエフ!」 言われて、びくっ! とエフエフが身をすくませる。 「は、はいっ!?」 「あんただって! ヴィリスのこと助けたいんでしょうに!」 「そ――そりゃ、そぉだけど……」 「……そうだけど?」 『ごめんなさいもう何も言いません』 あたしのジト目で言ったセリフに、二人はハモってそう言ったのだった。 よろしい。 ――ぅや? 「リナさん!?」 聞き覚えのある声に、あたしたちは思わず同時に振り返る。 「フェリアさん!」 「ハーリア!?」 あたしとエフエフが叫び、ガウリイは覚えてないのか首をただただ捻るのみ。 それはともかく。 そう。そこに現れたのは、アリド・シティ評議長ことハーリア=フェリアさん! アリドの評議長である彼が、どぉして――あ。 「フェリアさん――あなた、もしかしてまぁぁぁぁぁだセイルーン城でデスクワークやってたのッ!?」 「いや、ついこの前までずっとそうだったんだけどね――」 あたしの叫びに、ちょっと悲しい過去を振り返るようなうつろな目でいうフェリアさん。 ――んーむ。この調子だと本気でずっと事件の事後処理やらされてたな――こりゃ…… 彼はしかしそれを吹っ切るようにぶんぶんと首を横に振り、苦笑にも似た表情を形作ると、 「ま、事後処理はちゃんと終わったし―― 今はちょっと労働報酬として城の古書室を漁ってるとこ。 ――でも、なんだってそんな頭白くしてまでここにいるの? ヴィリシルアもいないみたいだし――」 「それについては、後で話すわ。もぉお腹空いちゃって……」 「それじゃ、僕が行きつけのレストランにでも行きましょうか? ――おごれないけど」 っちちぃっ! どーやらフェリアさん、あたしの胃袋の大きさをわきまえているようである。このパターンで『おごる』と言わないのは、なかなかやるなっ! いや、それで『やるな』とか言われても、これっぽっちも嬉しくないだろうし、世間一般的に言うとそれは『ケチ』とゆーのだろーが…… まぁ、それはともかく、あたしたちはフェリアさんにうきうき気分でついていったのだった。 「――いいんですか?」 ゼロスにそう言われ、彼は――覇王神官(プリースト)グロゥは、かすかに眉をしかめた。 「――何が?」 「聞き返すのなら、そういう顔をしないで下さいよ。 ――解ってるんでしょう。僕の言いたいこと」 「解ってるから――聞き返すんダロ」 どうしようもなくイラついた様子で、彼はゼロスに視線を合わせようとしない。 ただ虚空にそれを彷徨わせている。 「それだったら言いますけどね。 僕は、ヴィリシルアさんがこのまま死んでしまっていいのかと聞いているんです」 ゼロスの言葉に、グロゥの表情が嘲笑を浮かべるようにゆがんだ。 「僕が? 何で? あいつが死んで、僕が損するコトは何一つナイ。むしろ喜びたいぐらいだヨ。 ―― 一度は殺そうとしたできそこないの人形ダ。仲間にしろっていう命令の方が煩わしかったくらいサ。 それに、それを言うんだったら貴方だってそうダロ? ゼロス様――」 「僕はそういうことを言ってるんじゃないんです!」 いやに饒舌に喋るグロゥに、珍しく、激昂したようにゼロスが叫ぶ。 それにわずかに目を見開いて――それでもすぐに元に戻す。魔族にとって身体などは全て見せかけだ。 しかし――いや、だからこそ、精神体(アストラル)に影響を及ぼすほど彼は驚いていると言うことだった。 だが。 そんなことは、どうでもいい。 「――ゼロス様――?」 呆然と聞き返すグロゥに、腹心配下で最強と言われる魔族は続けた。 「こんなのは僕の勝手だとは解ってるし思ってます。 でもね。僕は同じことを繰り返して欲しくはないんですよ!」 うめき声を押さえる為か――実際にはそんな必要もないのだが――グロゥは下唇を噛む。 「……同じこと、ネ」 魔族としてのプライドを選び。 何か大切なものを失ってしまうのではないのだろうか? ――馬鹿馬鹿しい。 グロゥはすぅぃっ――、と目を細めた。 ……そもそも自分は、選択すらしていない。 「僕は貴方みたいに人間に近くはナイ――」 自然に言葉は流れ出た。 ――思っていたこととは違ったが。 「でもグロゥ、あなたは――」 「やめてくれって言ってるダロ! 万が一僕が奴に死んで欲しくないと思っていたとしても! 魔王様に逆らえるハズ、ないじゃないか――」 言ったその瞬間、水色の髪の青年が、目の前から消えうせた。 虚空を渡ったのだ――彼の存在が遠ざかる。 「僕は、後悔して欲しくないだけなんですよ。 ――シェーラさんの時のことを、あなたに忘れられるはずがないじゃないですか。 あなただって、同じことを繰り返したくはないでしょうに――」 独白のように呟いて、彼もまた、しばし瞑目したあとその場から去った。 =================================== 「うっわぁっ! ねぇこれってシリアス? シリアス!?」 二度聞かないで下さいディノさん。 「僕覚えてる人いるかなぁ? 今回はちょっと出番があるんだよねっ」 ちょっとだけ。ですがね。 「セリフどころか名前も登場しなかったからね♪ 前回の短編ではっ! ちょっとした進歩だよねっ!」 ……他の皆さんも貴方ぐらいプラス思考なら…… 「どないだよ。プラス思考な魔族って」 おや。ちょっとピンチのヴィリシルアさん。 「ちょっとか!? あれでちょっとか!?」 いやぁ。まぁコレからどんどんピンチになっていくと(ぷすぅっ、と針が刺さる) 「よく見てろよ、ディノ。ここが肩こりが治るツボだぞー」 「へぇー。よく知ってるね。ヴィリシルア」 ぅひょうっ?! 私の身体に針刺してそんな講義しないで下さいよっ! てういかあからさまに違うんですけどっ?! 血が出てますっ! 血がっ!(汗) 「ちゃんと毒も塗ってあるぞ」 うひぃぃぃっ?! そ、それでは何やら剣山のごとく串刺しになりながらむくぅなのでしたっ!(汗々) 逃走ぉぉぉおッ!(全速力) |
20308 | ハーリアさんだぁ(はあと) | かお E-mail URL | 2002/3/14 22:39:21 |
記事番号20306へのコメント むくぅさんは No.20306「平和主義者の魔王様 4」で書きました。 >=================================== こんにちわ♪むくぅさん♪ あ、掲示板への書き込みどうもなのです(はあと) >「やっぱり、こんなものでは――」 > 悔しそうに、彼女は呟く。 >「何でこんなことをするッ!?」 > ヴィリシルアは目に入った血で、ぼやけて揺れる『リナ』の姿を睨み叫んだ。 >「『何で』? > ――そんなの決まっているでしょう……」 > にっこり――と、彼女は微笑む。先程の穏やかな笑みとは違う。けれどリナの笑みとも――違う。 > 片方の剣は今の一撃で紅く染まり、銀色に血の色彩を帯びている。 > 彼女は痛みに薄れそうな意識を首を振って引き戻すと、棚に置かれたポーチを掴み、裁縫用――というには少々長めで太い針を幾本か取り出し、無造作に持つ。 > それを見やり、『リナ』は瞳をすぅっ――と薄めた。 >「――それがゼロスの言っていた――」 >「ゼロスだと!?」 > 何であんたが知っている? ――途中で気づいて問うのはやめる。 > ――そうだ。 > ゼロスが――グロゥが――魔族が、彼女をここに誘ったのだ。 > では、何故ゼロスは自分をここに連れてきた!? なんででしょうか?? > まだ全く眠気は治まらない。頭はずっと混乱している。額はずきずきと痛む。解らないことが多すぎる! > だが――相手は待ってはくれそうにない。 > 彼女は二本の剣を構えて、言った。 >「何でこんなことを――教えてあげましょうか」 > 一歩、踏み出す。 >「――あたしが、リナ=インバースのコピーだからよ!」 > 答えになっていない! 私も理解できない!! > 叫びは、彼女の喉から出なかった。 > 『リナ』が叫んだその瞬間、再度剣を構えてこちらに向かってきたからだ。 >「――ッ!!」 > ぃぃぃぃぃいいいんっ! > ヴィリシルアが声なき叫びを上げ、剣が鳴り――それだけだった。 >「ちぃ――魔力剣か!」 > ただの鋼の剣ならば、今のヴィリシルアが放った不可視の衝撃波で粉々に砕け散っていたはずだ。 > ぎちぃっ! > 狭い部屋の中で、二本の剣と四本の針とが噛み合い、形容しがたい音を立てる。 > 今度はかすかにヴィリシルアが笑った――力なら、こちらの方が勝っている! >「!」 > 『リナ』もそれに気がついたのだろう。すぐに飛び退き、腕を振りかぶって―― > > ――っ?! > > 唐突に感じた精神世界面の揺らぎに、ヴィリシルアが感づいた。 >「何だと!?」 > そう叫んだその瞬間。 > > どんっ! > > 衝撃が走る。 > 自分の体が吹っ飛ばされていく感覚―― >「嘘だろ――ッ!?」 > 呪文詠唱なしの魔力衝撃波!? > 壁ごと自分が吹っ飛ばされ、部屋が瓦解する。受身は辛うじて取るが、それでも地面に強かに叩きつけられた――大した怪我もなかったのは、多少普通の人間よりは頑丈に出来ているからだろうか。だが痛いものは痛い。 > 辺りは結界のようなもので包まれている――ここがゼロスの言っていた『山村』だろう。 > いや―― > 山村だった、というべきか。 > 今の衝撃波で破壊されたわけでは、無論、ない。随分昔――少なくとも一年以上前に、ここは無人と化しているようだ。 > 以前は人が住んでいたと思われる家の残骸が、所々にあった。誰かによって、故意に破壊された家々の痕跡。 >「何だってんだ……」 > 口の中で呟く。 > 日は既に沈み、黄昏――誰彼時(たそがれどき)とも言われる薄暗い、青い時間が訪れていた。 >「誰だよお前、何者なんだよ……ッ!?」 > ――肌に感じる、魔力が辺り一帯を全て支配しているような感覚。 > 『魔力』――彼女にとっての食料が、周りにあるのは、以前餓死しかけたことがあるので――何となく、嬉しいものがあるが。 > その魔力の発生源が全て目の前の『リナ』だとすれば、これは少しいただけない。 >(魔族――? > いや、魔族が嘘をついているの見たことないし……) > それなら、先ほどの話は、信じるべきだろうか。 すざましいまでの魔力・・・(汗) > 影の鏡――シャドウ・リフレクター。 > 封印された魔法の道具(マジック・アイテム)それから生み出されたリナ=インバースのコピー。 > しかし、いくらリナの魔力が人間離れしているとはいえ、それは魔族どころか自分にすら及ばない。あくまで『人間にしては』の強大な魔力なのだ―― > もっとも、自分にいくら魔力容量(キャパシティ)があったとて、『あの魔法』は使うことが出来ないのだが―― > ――それはともかく、この『リナ』の魔力は、いくら何でも強すぎる。 >「あたしはリナ=インバースのコピー――けど。影の鏡(シャドウ・リフレクター)は失敗作だった。 > あの鏡が壊れても、あたしは消えることなく生きながらえた」 > 二つの長剣を軽々と持ちながら、やはり唐突に、彼女は言った。 >(……剣技で言うなら、リナよりこいつの方が上、か――?) > ヴィリシルアの持つ針が、じんわりと紅い光を持ち始める。毒を塗っているわけではないが、なまじ魔力のある敵には、こちらの方がよっぽど有効だ。 > 斬妖剣(ブラスト・ソード)と同じ効果を武器に付加する魔法。大気に満ちる魔力を吸って、その鋭さは格段にアップする……それに気づかぬわけでもなかろうに、『リナ』は二本の剣の内の一本――右の手に持ったすらりと白い剣を横に構え、 >「そして――影の鏡(あれ)はリナ・オリジナルから、とんでもないモノを奪って、あたしに与えたわ。 > 虚像を映すだけの鏡のくせに」 > そしてこう言い放った。 > 血を吐くように。 > 震える叫び声で。 >「あたしはっ! リナ=インバースに押し付けられたのよッ! > 赤眼の魔王(ルビーアイ)シャブラニグドゥ! その欠片をね!」 > ――額の痛みは―― > ただ、ずきずきと増すばかりだった。 うえぇぇぇぃぃ!!?!? っとことは何!? リナがエル様の力を使えたのは、シャドウに欠片が移動してたから!!(汗) (中にいたら完全に消滅してるはずだしなぁ・・S・・・) 哀れなり・・・・・。 しかし、以前の性格のまま、魔王して覚醒してたら・・・。 ゼロス達・・よく滅びなかったよなぁ・・・(爆!!!) 魔王が・・魔王が・・・『話し合いで解決しましょう!!暴力はいけません!!』 ・・・なんていってたら・・・(汗) > > > 思わず勢いで出発してしまったものの、日没直前ですぐに山村にたどり着けるわけもない。 > あたしたちは何の因果か、日が沈み、灯りが灯り始めた、セイルーン・シティに到着したのだった。 >「……やっぱりっ……飛翔界(レイ・ウィング)っ……全速力でも無理――みたいね――」 > ぜーはーぜーはーぜーはー。 > 冗談でなしに髪のひとふさを白く染めつつ、あたしは大きく息をつきながら言った。 > しまった……こーなるんだったらふつーに歩いてくれば良かった……ッ! なんか、怒りすぎて見失っているリナなのです(笑) >「いくら腹が立ったからって……」 >「僕らまで巻き込むことはないでしょう……?」 > どーやら走ってきたらしいガウリイと。 > 飛翔界(レイ・ウィング)で追いかけてきたエフエフが交互に呟いた。 > ――むかっ。 > あたしはくるりと振り向いて、二人をじろじろと交互に見やり、 >「ガウリイ! あんたあたしの保護者でしょ?!」 >「ま、まぁな……」 > いきなり叫ばれ怯みつつも、そう答えるガウリイ。 >「それじゃあ、あたしに付き合うってのが正しい保護者のありかたでしょーがッ! > それにエフエフ!」 > 言われて、びくっ! とエフエフが身をすくませる。 >「は、はいっ!?」 >「あんただって! ヴィリスのこと助けたいんでしょうに!」 >「そ――そりゃ、そぉだけど……」 >「……そうだけど?」 >『ごめんなさいもう何も言いません』 > あたしのジト目で言ったセリフに、二人はハモってそう言ったのだった。 > よろしい。 > ――ぅや? >「リナさん!?」 > 聞き覚えのある声に、あたしたちは思わず同時に振り返る。 >「フェリアさん!」 >「ハーリア!?」 > あたしとエフエフが叫び、ガウリイは覚えてないのか首をただただ捻るのみ。 > それはともかく。 > そう。そこに現れたのは、アリド・シティ評議長ことハーリア=フェリアさん! > アリドの評議長である彼が、どぉして――あ。 >「フェリアさん――あなた、もしかしてまぁぁぁぁぁだセイルーン城でデスクワークやってたのッ!?」 >「いや、ついこの前までずっとそうだったんだけどね――」 > あたしの叫びに、ちょっと悲しい過去を振り返るようなうつろな目でいうフェリアさん。 > ――んーむ。この調子だと本気でずっと事件の事後処理やらされてたな――こりゃ…… わーいvvハーリアさんだぁ(はあと) で、ここに来るまでに何回女性に間違われたのでしょぅか??←まて(笑) > 彼はしかしそれを吹っ切るようにぶんぶんと首を横に振り、苦笑にも似た表情を形作ると、 >「ま、事後処理はちゃんと終わったし―― > 今はちょっと労働報酬として城の古書室を漁ってるとこ。 > ――でも、なんだってそんな頭白くしてまでここにいるの? ヴィリシルアもいないみたいだし――」 >「それについては、後で話すわ。もぉお腹空いちゃって……」 >「それじゃ、僕が行きつけのレストランにでも行きましょうか? ――おごれないけど」 > っちちぃっ! > どーやらフェリアさん、あたしの胃袋の大きさをわきまえているようである。このパターンで『おごる』と言わないのは、なかなかやるなっ! > いや、それで『やるな』とか言われても、これっぽっちも嬉しくないだろうし、世間一般的に言うとそれは『ケチ』とゆーのだろーが…… > まぁ、それはともかく、あたしたちはフェリアさんにうきうき気分でついていったのだった。 さすが、ハーリアさんですね(はあと) > > >「――いいんですか?」 > ゼロスにそう言われ、彼は――覇王神官(プリースト)グロゥは、かすかに眉をしかめた。 >「――何が?」 >「聞き返すのなら、そういう顔をしないで下さいよ。 > ――解ってるんでしょう。僕の言いたいこと」 >「解ってるから――聞き返すんダロ」 > どうしようもなくイラついた様子で、彼はゼロスに視線を合わせようとしない。 > ただ虚空にそれを彷徨わせている。 >「それだったら言いますけどね。 > 僕は、ヴィリシルアさんがこのまま死んでしまっていいのかと聞いているんです」 > ゼロスの言葉に、グロゥの表情が嘲笑を浮かべるようにゆがんだ。 >「僕が? 何で? > あいつが死んで、僕が損するコトは何一つナイ。むしろ喜びたいぐらいだヨ。 > ―― 一度は殺そうとしたできそこないの人形ダ。仲間にしろっていう命令の方が煩わしかったくらいサ。 > それに、それを言うんだったら貴方だってそうダロ? ゼロス様――」 >「僕はそういうことを言ってるんじゃないんです!」 > いやに饒舌に喋るグロゥに、珍しく、激昂したようにゼロスが叫ぶ。 > それにわずかに目を見開いて――それでもすぐに元に戻す。魔族にとって身体などは全て見せかけだ。 > しかし――いや、だからこそ、精神体(アストラル)に影響を及ぼすほど彼は驚いていると言うことだった。 もしかして、グロゥってヴァリスをお気に入り??(違っ!!) > だが。 > そんなことは、どうでもいい。 >「――ゼロス様――?」 > 呆然と聞き返すグロゥに、腹心配下で最強と言われる魔族は続けた。 >「こんなのは僕の勝手だとは解ってるし思ってます。 > でもね。僕は同じことを繰り返して欲しくはないんですよ!」 > うめき声を押さえる為か――実際にはそんな必要もないのだが――グロゥは下唇を噛む。 >「……同じこと、ネ」 > 魔族としてのプライドを選び。 > 何か大切なものを失ってしまうのではないのだろうか? > ――馬鹿馬鹿しい。 > グロゥはすぅぃっ――、と目を細めた。 > ……そもそも自分は、選択すらしていない。 >「僕は貴方みたいに人間に近くはナイ――」 > 自然に言葉は流れ出た。 > ――思っていたこととは違ったが。 >「でもグロゥ、あなたは――」 >「やめてくれって言ってるダロ! > 万が一僕が奴に死んで欲しくないと思っていたとしても! > 魔王様に逆らえるハズ、ないじゃないか――」 > 言ったその瞬間、水色の髪の青年が、目の前から消えうせた。 > 虚空を渡ったのだ――彼の存在が遠ざかる。 >「僕は、後悔して欲しくないだけなんですよ。 > ――シェーラさんの時のことを、あなたに忘れられるはずがないじゃないですか。 > あなただって、同じことを繰り返したくはないでしょうに――」 > 独白のように呟いて、彼もまた、しばし瞑目したあとその場から去った。 まあ、魔王として覚醒しているリナには逆らえませんしねぇ・・。 それで、ルークのときもでしたし・・・・。 シェーラのときなんて、完全に道具でしたしねぇ・・・。 > >=================================== > >「うっわぁっ! ねぇこれってシリアス? シリアス!?」 > 二度聞かないで下さいディノさん。 すごいです!! リナのシャドウが魔王・・・S!!! ・・・あのSなのに・・・・。←こらまて(笑) >「僕覚えてる人いるかなぁ? 今回はちょっと出番があるんだよねっ」 > ちょっとだけ。ですがね。 >「セリフどころか名前も登場しなかったからね♪ 前回の短編ではっ! ちょっとした進歩だよねっ!」 > ……他の皆さんも貴方ぐらいプラス思考なら…… >「どないだよ。プラス思考な魔族って」 > おや。ちょっとピンチのヴィリシルアさん。 >「ちょっとか!? あれでちょっとか!?」 > いやぁ。まぁコレからどんどんピンチになっていくと(ぷすぅっ、と針が刺さる) まあ、瞳うるうるリナよりはましだと思うのは・・・私だけだろーか・・・(汗) >「よく見てろよ、ディノ。ここが肩こりが治るツボだぞー」 >「へぇー。よく知ってるね。ヴィリシルア」 > ぅひょうっ?! 私の身体に針刺してそんな講義しないで下さいよっ! てういかあからさまに違うんですけどっ?! 血が出てますっ! 血がっ!(汗) >「ちゃんと毒も塗ってあるぞ」 > うひぃぃぃっ?! > そ、それでは何やら剣山のごとく串刺しになりながらむくぅなのでしたっ!(汗々) > 逃走ぉぉぉおッ!(全速力) むくぅさぁん!? 大丈夫ですかぁぁ!!!?? ふふ。 まさか、あのシャドウに欠片とはねぇ(爆!) ひょっとして、ナーガにも欠片が移動してたりして??(こらまて・汗) 続きが楽しみなのです(はあと) あ、あと、リンク、ありがとうございましたのです。 リンクやもろもろのページ、作業途中だったもので・・(汗) 実は、すでにむくぅさんのページはリンクに入れてある私・・←こら(汗) まだ、送ってないだけだったり・・(滝汗) ではでは、お礼と感想になってない感想でしたぁ(はあと)←あのねぇ・・(byエル様) では♪ (私は後ろでエル樣とすみれちゃんが怖いので、小説打ち込みますのです・・涙) > |
20339 | 評議長、何故こんなところに!?(笑) | むくぅ E-mail URL | 2002/3/19 16:03:19 |
記事番号20308へのコメント かおさんは No.20308「ハーリアさんだぁ(はあと)」で書きました。 >こんにちわ♪むくぅさん♪ >あ、掲示板への書き込みどうもなのです(はあと) 遅ればせながらこんにちは。果てなくレス返し遅れつつ、むくぅなのです(汗) 相互リンク、ありがとうございます♪ >> ゼロスが――グロゥが――魔族が、彼女をここに誘ったのだ。 >> では、何故ゼロスは自分をここに連れてきた!? >なんででしょうか?? 『リナが魔王だから』なんですが……二人にとっては不本意きわまりなかった命令でした(汗) >> まだ全く眠気は治まらない。頭はずっと混乱している。額はずきずきと痛む。解らないことが多すぎる! >> だが――相手は待ってはくれそうにない。 >> 彼女は二本の剣を構えて、言った。 >>「何でこんなことを――教えてあげましょうか」 >> 一歩、踏み出す。 >>「――あたしが、リナ=インバースのコピーだからよ!」 >> 答えになっていない! >私も理解できない!! 私もわからない!(爆) >> ――肌に感じる、魔力が辺り一帯を全て支配しているような感覚。 >> 『魔力』――彼女にとっての食料が、周りにあるのは、以前餓死しかけたことがあるので――何となく、嬉しいものがあるが。 >> その魔力の発生源が全て目の前の『リナ』だとすれば、これは少しいただけない。 >>(魔族――? >> いや、魔族が嘘をついているの見たことないし……) >> それなら、先ほどの話は、信じるべきだろうか。 >すざましいまでの魔力・・・(汗) コレはバランス偏ってます。元が元なので、ルーク=シャブラニグドゥよりキャパが高かったりするかもしれません(勝手設定かい) >>「あたしはっ! リナ=インバースに押し付けられたのよッ! >> 赤眼の魔王(ルビーアイ)シャブラニグドゥ! その欠片をね!」 >> ――額の痛みは―― >> ただ、ずきずきと増すばかりだった。 >うえぇぇぇぃぃ!!?!? >っとことは何!? >リナがエル様の力を使えたのは、シャドウに欠片が移動してたから!!(汗) >(中にいたら完全に消滅してるはずだしなぁ・・S・・・) >哀れなり・・・・・。 >しかし、以前の性格のまま、魔王して覚醒してたら・・・。 >ゼロス達・・よく滅びなかったよなぁ・・・(爆!!!) >魔王が・・魔王が・・・『話し合いで解決しましょう!!暴力はいけません!!』 >・・・なんていってたら・・・(汗) 「えぇぇぇぇっ!? 私が魔王!? 世界を滅ぼすっ!? そんなのいけませんよっ! 話し合えばわかりますっ! 何事も話し合いで解決しなければっ! そうすれば人間と魔族が手を取りあって暮らしていける世界だって見つかるはずですっ!」 この時点でカンヅェルレベルの中級魔族は大体滅びているかもしれない(爆) こじつけ街道まっしぐら。ついでに勝手設定道もまっしぐら(汗) >> 思わず勢いで出発してしまったものの、日没直前ですぐに山村にたどり着けるわけもない。 >> あたしたちは何の因果か、日が沈み、灯りが灯り始めた、セイルーン・シティに到着したのだった。 >>「……やっぱりっ……飛翔界(レイ・ウィング)っ……全速力でも無理――みたいね――」 >> ぜーはーぜーはーぜーはー。 >> 冗談でなしに髪のひとふさを白く染めつつ、あたしは大きく息をつきながら言った。 >> しまった……こーなるんだったらふつーに歩いてくれば良かった……ッ! >なんか、怒りすぎて見失っているリナなのです(笑) 脳みそ麻痺してますね。かなり(笑) >> そう。そこに現れたのは、アリド・シティ評議長ことハーリア=フェリアさん! >> アリドの評議長である彼が、どぉして――あ。 >>「フェリアさん――あなた、もしかしてまぁぁぁぁぁだセイルーン城でデスクワークやってたのッ!?」 >>「いや、ついこの前までずっとそうだったんだけどね――」 >> あたしの叫びに、ちょっと悲しい過去を振り返るようなうつろな目でいうフェリアさん。 >> ――んーむ。この調子だと本気でずっと事件の事後処理やらされてたな――こりゃ…… >わーいvvハーリアさんだぁ(はあと) >で、ここに来るまでに何回女性に間違われたのでしょぅか??←まて(笑) えーと、えーと……ご、五回ぐらいでしたっけ……? 「聞くなぁっ! しかも違うっ! ていうか何の根拠でその数字!?」 誤解なだけに…… 「戯けたことほざくなぁぁっ! 覇王氷河陣(ダイナスト・ブレス)っ!」 >>「それじゃ、僕が行きつけのレストランにでも行きましょうか? ――おごれないけど」 >> っちちぃっ! >> どーやらフェリアさん、あたしの胃袋の大きさをわきまえているようである。このパターンで『おごる』と言わないのは、なかなかやるなっ! >> いや、それで『やるな』とか言われても、これっぽっちも嬉しくないだろうし、世間一般的に言うとそれは『ケチ』とゆーのだろーが…… >> まぁ、それはともかく、あたしたちはフェリアさんにうきうき気分でついていったのだった。 >さすが、ハーリアさんですね(はあと) いろんな意味の『さすが』(笑) 金銭管理には長けているようです。 >>「僕が? 何で? >> あいつが死んで、僕が損するコトは何一つナイ。むしろ喜びたいぐらいだヨ。 >> ―― 一度は殺そうとしたできそこないの人形ダ。仲間にしろっていう命令の方が煩わしかったくらいサ。 >> それに、それを言うんだったら貴方だってそうダロ? ゼロス様――」 >>「僕はそういうことを言ってるんじゃないんです!」 >> いやに饒舌に喋るグロゥに、珍しく、激昂したようにゼロスが叫ぶ。 >> それにわずかに目を見開いて――それでもすぐに元に戻す。魔族にとって身体などは全て見せかけだ。 >> しかし――いや、だからこそ、精神体(アストラル)に影響を及ぼすほど彼は驚いていると言うことだった。 >もしかして、グロゥってヴィリスをお気に入り??(違っ!!) そぉいう確率もなきにしもあらずなんですが(爆) とりあえず、シェーラさんについて少し後悔があったようなのですね。グロゥさん(汗) >>「やめてくれって言ってるダロ! >> 万が一僕が奴に死んで欲しくないと思っていたとしても! >> 魔王様に逆らえるハズ、ないじゃないか――」 >> 言ったその瞬間、水色の髪の青年が、目の前から消えうせた。 >> 虚空を渡ったのだ――彼の存在が遠ざかる。 >>「僕は、後悔して欲しくないだけなんですよ。 >> ――シェーラさんの時のことを、あなたに忘れられるはずがないじゃないですか。 >> あなただって、同じことを繰り返したくはないでしょうに――」 >> 独白のように呟いて、彼もまた、しばし瞑目したあとその場から去った。 >まあ、魔王として覚醒しているリナには逆らえませんしねぇ・・。 >それで、ルークのときもでしたし・・・・。 >シェーラのときなんて、完全に道具でしたしねぇ・・・。 ウチの魔族たちは自我がひたすら強いです。もぉ上司の命令無視するわ無視するわ(爆) その中で言うと、グロゥは幾分上の命令を良く聞くほうで、それゆえにシェーラが死んだときも自責の念というか何というか。 リナと同じように『仲間に筋を通そうとする』変な魔族だったようです(爆) >>「うっわぁっ! ねぇこれってシリアス? シリアス!?」 >> 二度聞かないで下さいディノさん。 >すごいです!! >リナのシャドウが魔王・・・S!!! >・・・あのSなのに・・・・。←こらまて(笑) 自分も考え付いたときコケました!(さらに待て) 一番最初は魔王の欠片を出そう! 魔王っぽくない人にしよう! 平和主義者がいいなっ! 平和主義者といったらフィルさん! それはまずいだろ! 他にいないか平和主義者……で、影リナに白羽の矢(汗) しかも書いてみたらまったく平和主義者でない(爆) >> おや。ちょっとピンチのヴィリシルアさん。 >>「ちょっとか!? あれでちょっとか!?」 >> いやぁ。まぁコレからどんどんピンチになっていくと(ぷすぅっ、と針が刺さる) >まあ、瞳うるうるリナよりはましだと思うのは・・・私だけだろーか・・・(汗) うーん……いろんな意味でましだったりましじゃなかったり(汗) >>「よく見てろよ、ディノ。ここが肩こりが治るツボだぞー」 >>「へぇー。よく知ってるね。ヴィリシルア」 >> ぅひょうっ?! 私の身体に針刺してそんな講義しないで下さいよっ! てういかあからさまに違うんですけどっ?! 血が出てますっ! 血がっ!(汗) >>「ちゃんと毒も塗ってあるぞ」 >> うひぃぃぃっ?! >> そ、それでは何やら剣山のごとく串刺しになりながらむくぅなのでしたっ!(汗々) >> 逃走ぉぉぉおッ!(全速力) >むくぅさぁん!? >大丈夫ですかぁぁ!!!?? >ふふ。 >まさか、あのシャドウに欠片とはねぇ(爆!) >ひょっとして、ナーガにも欠片が移動してたりして??(こらまて・汗) >続きが楽しみなのです(はあと) >あ、あと、リンク、ありがとうございましたのです。 >リンクやもろもろのページ、作業途中だったもので・・(汗) >実は、すでにむくぅさんのページはリンクに入れてある私・・←こら(汗) >まだ、送ってないだけだったり・・(滝汗) >ではでは、お礼と感想になってない感想でしたぁ(はあと)←あのねぇ・・(byエル様) >では♪ >(私は後ろでエル樣とすみれちゃんが怖いので、小説打ち込みますのです・・涙) 改めて、相互リンク&感想どうもありがとうございます! ああっ!? 脅されてる!?(汗) それではがんばってくださいっ!(爆) ではでは、むくぅなのでしたっ! |
20309 | 哀愁漂う納豆魔族…………!!(死) | 白河綜 E-mail | 2002/3/14 23:55:01 |
記事番号20306へのコメント う・お・お・お・お・お・お・お・お・おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぅっっっっっっ!!!! …………はっ! いきなり叫び声からこんにちは!(汗) 未だに受験生を続けている(涙)白河綜なのですっ!! 息抜きをしに来てみたら、続編がいっぱいでてるのですうぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!(感動) むくぅさん、ご苦労様なのです♪ ていうかハーリアさん!! ハーリアさんがこおぉぉぉぉんなところに(衝撃音) 「はいはい。ところかまわずハートマークを飛ばすのは止めなよね。あなたには不似合いだし。ハートマークが可哀想だよ。ちゃんと謝っておきなよね。あっ。むくぅさん、こんにちは。グロウです(にっこり)」 痛いのですうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!(涙) なんなのですかそれはあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!! 「コレ? いいでしょ、タコ壺だよ」 …………なんでそんなものを…………(汗) なっ、なにはともあれ感想なのです!! ヴィリスさん、シャドウ相手に、そこはかとなくヤバそうですね。 「“そこはかとなく”どころじゃないよ、あれは。全体を見なくても、一目見てヤバイ事がわかるじゃない」 えー、リナさんの中でフェイト君=エフエフという方程式(待て)がしっかりと根付いたようで、喜ばしい限りなのです♪(激しく待て) 「喜ばしい事なの? ソレ。リナ=インバース達は兎も角として、彼本人にとってはゆゆしき事態のような気がするんだけど」 そして何と言ってもハーリアさん復活♪ これだけは外せませんねっvv 最優先事項なのですvv(←あっ(汗)) リナさん一行の大食漢ぶりを見越した上で「おごらないよ♪(一部変更済み)」とのたまわれたのは流石ですvv コレはもう、嫁に行くしかないですねvvv(激しく待て!!) 「…………あのさぁ…………」 はい? なんですかグロウ君。 「…………さっきから、僕のセリフ…………ことごとく無視してない?」 違いますよ。単に白河の脳が、君の言葉を解析・理解を盛大に拒否しただけです。 「…………」 それはそうとグロウ君! 一大事なのですよっ!! 向こうのグロゥ君はシェーラちゃんご臨終(待て)のさいに、なにか後悔したことがあるようですよっ! 彼女が混沌に還る直前までいぢめ倒していた君とは大違いなのですっ!! 「失礼な。僕だってシェーラが居なくなってから後悔したことくらい、あるんだよ」 ……………………訊くのが怖いような気がしないこともないような…………(滝汗) 「あはは。実はシェーラが滅ぶ少し前に、かの有名な△★×◎▼§□#∞☆を手に入れたんだけど◇▲#$☆£〒■@¢◆だったから※○♀¥●¢☆▽〒◎*■£◆#@▽★♂∞☆◎◆……………………(延々三時間ほど続く)」 …………シェーラちゃん…………(涙) 早めにエル様のトコに戻れてよかったのかもしれません(滝涙) …………はっ!? 感想になってないっ!!(汗) そっ、それではこのあたりで退散いたします! 白河綜でしたっ!! |
20340 | 趣味感漂うサド魔族(オイこら) | むくぅ E-mail URL | 2002/3/19 16:26:49 |
記事番号20309へのコメント 白河綜さんは No.20309「哀愁漂う納豆魔族…………!!(死)」で書きました。 > う・お・お・お・お・お・お・お・お・おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぅっっっっっっ!!!! んのおぉぉおぉぉおぉおおぉぉぉぉぉおぉぉおぉぉぉぉおおおおおおおおおおぁぁぁぁぁぁぁっ!(対抗) > …………はっ! > いきなり叫び声からこんにちは!(汗) > 未だに受験生を続けている(涙)白河綜なのですっ!! おうっ!(汗) 同じく叫び声からこんにちはっ! がんばってください白河さんっ! 応援してますっ! のむくぅなのですっ! > 息抜きをしに来てみたら、続編がいっぱいでてるのですうぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!(感動) > むくぅさん、ご苦労様なのです♪ 自分にあるまじき早目の執筆ペースっ! ……と思ったら、あっという間に下がりました(爆) > ていうかハーリアさん!! ハーリアさんがこおぉぉぉぉんなところに(衝撃音) ええっ?! 白河さん大丈夫ですか!?(何かが潰れる音) ああっ! 頭がトマトで真っ赤ッ!(汗) 「うーん。やっぱり物理攻撃よりも嫌がらせの方が効果あるかなぁ。 どうも白河さんv ハーリアです♪」 ああっ!? 評議長何愛想笑いを(何かが潰れる音とともに鈍い音) >「はいはい。ところかまわずハートマークを飛ばすのは止めなよね。あなたには不似合いだし。ハートマークが可哀想だよ。ちゃんと謝っておきなよね。あっ。むくぅさん、こんにちは。グロウです(にっこり)」 をををををっ!? グロウさんだグロウさんだっ!(暴走) 「ウルサイ蝙蝠っ!(むくぅにヘッドロック) 大体向こうの僕の声聞く度に騒ぐナァッ!(ごきぃっ、という音)」 > 痛いのですうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!(涙) なんなのですかそれはあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!! >「コレ? いいでしょ、タコ壺だよ」 > …………なんでそんなものを…………(汗) タコ壺!? タコ壺といえばタコの刺身!(違) 回転寿司屋に行きた(かぽっ)……!? 「対抗して用意してみましたタコ壺。頭にぴったりサイズだね♪」 「用意がいいナァ評議長」 ……(タコ壺の中で反響する音)『グロゥさん何感心してるんですかっ!?(汗) ていうか息ができ……』(沈黙) > なっ、なにはともあれ感想なのです!! 毎度どうもなのです♪ > ヴィリスさん、シャドウ相手に、そこはかとなくヤバそうですね。 >「“そこはかとなく”どころじゃないよ、あれは。全体を見なくても、一目見てヤバイ事がわかるじゃない」 大丈夫ですよグロウさんっ! ヴィリシルアさんなんですから助かりますって! 死に掛けても!(爆) 「ホントに爆発させてあげようか? 君のオリジナルのほうの自称一般人から、いい爆薬をもらってるんだケド?」 はぅっ!?(汗) それってエドガーさ(爆発音) > えー、リナさんの中でフェイト君=エフエフという方程式(待て)がしっかりと根付いたようで、喜ばしい限りなのです♪(激しく待て) >「喜ばしい事なの? ソレ。リナ=インバース達は兎も角として、彼本人にとってはゆゆしき事態のような気がするんだけど」 大丈夫ですよグロウさんっ!(さっきと同じセリフか) フェイトさんもといエフエフさんですから、そのうちゆっくり本人の中でも定着していきますっ!(おいおい) > そして何と言ってもハーリアさん復活♪ これだけは外せませんねっvv 最優先事項なのですvv(←あっ(汗)) > リナさん一行の大食漢ぶりを見越した上で「おごらないよ♪(一部変更済み)」とのたまわれたのは流石ですvv > コレはもう、嫁に行くしかないですねvvv(激しく待て!!) 「わ♪ お嫁さん候補だよv 嬉しいなぁ」 駄目です白河さんっ!(汗) ぼろ雑巾のようにこき使われて捨てられ(蹴り) 「人の評判をむやみに悪くしないでくれるかなあ。ん?」 うっわぁ何か笑みが怖(さらに蹴り) >「…………あのさぁ…………」 > はい? なんですかグロウ君。 >「…………さっきから、僕のセリフ…………ことごとく無視してない?」 > 違いますよ。単に白河の脳が、君の言葉を解析・理解を盛大に拒否しただけです。 >「…………」 > それはそうとグロウ君! 一大事なのですよっ!! > 向こうのグロゥ君はシェーラちゃんご臨終(待て)のさいに、なにか後悔したことがあるようですよっ! 彼女が混沌に還る直前までいぢめ倒していた君とは大違いなのですっ!! >「失礼な。僕だってシェーラが居なくなってから後悔したことくらい、あるんだよ」 > ……………………訊くのが怖いような気がしないこともないような…………(滝汗) >「あはは。実はシェーラが滅ぶ少し前に、かの有名な△★×◎▼§□#∞☆を手に入れたんだけど◇▲#$☆£〒■@¢◆だったから※○♀¥●¢☆▽〒◎*■£◆#@▽★♂∞☆◎◆……………………(延々三時間ほど続く)」 かの有名な……?(聞くなよ) さすがグロウさんっ! 趣味の方面に徹底して長けてますねっ! ――(ふと)グロゥさん、趣味ありますか? 「エ………………ロボットアニメ」 世界設定無視しないで下さい。お願いですから(汗) > …………シェーラちゃん…………(涙) > 早めにエル様のトコに戻れてよかったのかもしれません(滝涙) > …………はっ!? 感想になってないっ!!(汗) 大丈夫ですっ! ばっちり感想になっておりますっ! > そっ、それではこのあたりで退散いたします! > 白河綜でしたっ!! それでは、何やらまたまた書く速度が遅くなっているむくぅなのでしたっ!(待て) 「……僕の外伝書くとか、僧侶連盟時点で言ってたような気もするんだけど……?」 ぎくぎくっ!(汗) む、むくぅなのでしたっ! 逃走ぅぅぅううっ! 「……火炎球(ファイヤー・ボール)」 (爆発音) |
20346 | おお!4!? | しなつ | 2002/3/20 19:55:26 |
記事番号20306へのコメント おお!くだらない小説作りにいそしんでいたら4が! でわでわ、少しばかりおそ気ですがコメントを。 > 今回はちょっとペースアップ? なむくぅなのですっ! >「四日か……ま、お前にしちゃあ上出来だな」 > をを。今回出番がないと決定済みの魔剣士さん。 不運なゼルさん……(涙)←おいっ! >「……」 > をう。殺気が。 >「……それはともかく、話は進んでいるんだろうな?」 > それはもう、ばっちり。 >「――ばっちり?」 > 煮詰まってます。壊れ具合が良くわかるでしょう? >「――凍れる魂持ちたる覇王 我に与えん氷結の怒りっ! > 覇王氷河陣(ダイナスト・ブレス)っ!」 > (かきこきぃぃいぃぃんっ!) > (氷の中から)……それでは、よろしければどうぞお読みください……あ、何だか眠くなってきたような……? >「そのまま死ね。寝たら死ぬから」 ああ!!眠っちゃだめですむくぅさん > をぅっ?!(何とか氷から逃れようともがく) > …………… し、死んだ!?←なわけねぇーって > ざんッ! > 狭い部屋の中で、飛びのくが、視界がぱっと紅く染まる。 ああ、ヴィリシルアさんぴぃんち、かな? > 額から染み出た血が尾を引いたのだ――痛みに踏みとどまるタイミングを逃し、背中を壁にしたたかに打つ。 >「――ぐッ!?」 > 躱(かわ)し損ねた――しかし、致命傷には至らない! というか完全にぴぃんち!←落ち着こう自分 >「『何で』? > ――そんなの決まっているでしょう……」 > にっこり――と、彼女は微笑む。先程の穏やかな笑みとは違う。けれどリナの笑>みとも――違う。 ふ、ふらんそわさんが怖い!(驚愕) >「何でこんなことを――教えてあげましょうか」 > 一歩、踏み出す。 >「――あたしが、リナ=インバースのコピーだからよ!」 > 答えになっていない! うん確かに答えになってない←他人事 > 衝撃が走る。 > 自分の体が吹っ飛ばされていく感覚―― >「嘘だろ――ッ!?」 > 呪文詠唱なしの魔力衝撃波!? はっはっは、大変だなぁヴィリシリアさん←完全に他人事 >「そして――影の鏡(あれ)はリナ・オリジナルから、とんでもないモノを奪っ >て、あたしに与えたわ。 > 虚像を映すだけの鏡のくせに」 ま、まさか、どらまたの称号!?←崩壊 >「あたしはっ! リナ=インバースに押し付けられたのよッ! > 赤眼の魔王(ルビーアイ)シャブラニグドゥ! その欠片をね!」 どらまたじゃない!?←驚くところが違う! > そう。そこに現れたのは、アリド・シティ評議長ことハーリア=フェリアさん! わ〜い。フェリアさん登場! 出番はあるのでせうか←しょうかとよんでください > アリドの評議長である彼が、どぉして――あ。 >「フェリアさん――あなた、もしかしてまぁぁぁぁぁだセイルーン城でデスクワークやってたのッ!?」 >「いや、ついこの前までずっとそうだったんだけどね――」 > あたしの叫びに、ちょっと悲しい過去を振り返るようなうつろな目でいうフェリアさん。 > ――んーむ。この調子だと本気でずっと事件の事後処理やらされてたな――こりゃ…… > 彼はしかしそれを吹っ切るようにぶんぶんと首を横に振り、苦笑にも似た表情を形作ると、 >「ま、事後処理はちゃんと終わったし―― > 今はちょっと労働報酬として城の古書室を漁ってるとこ。 > ――でも、なんだってそんな頭白くしてまでここにいるの? ヴィリシルアもいないみたいだし――」 >「それについては、後で話すわ。もぉお腹空いちゃって……」 >「それじゃ、僕が行きつけのレストランにでも行きましょうか? ――おごれないけど」 > っちちぃっ! > どーやらフェリアさん、あたしの胃袋の大きさをわきまえているようである。このパターンで『おごる』と言わないのは、なかなかやるなっ! > いや、それで『やるな』とか言われても、これっぽっちも嬉しくないだろうし、世間一般的に言うとそれは『ケチ』とゆーのだろーが…… > まぁ、それはともかく、あたしたちはフェリアさんにうきうき気分でついていったのだった。 > > >「――いいんですか?」 > ゼロスにそう言われ、彼は――覇王神官(プリースト)グロゥは、かすかに眉をしかめた。 >「――何が?」 >「聞き返すのなら、そういう顔をしないで下さいよ。 > ――解ってるんでしょう。僕の言いたいこと」 >「解ってるから――聞き返すんダロ」 > どうしようもなくイラついた様子で、彼はゼロスに視線を合わせようとしない。 > ただ虚空にそれを彷徨わせている。 >「それだったら言いますけどね。 > 僕は、ヴィリシルアさんがこのまま死んでしまっていいのかと聞いているんです」 > ゼロスの言葉に、グロゥの表情が嘲笑を浮かべるようにゆがんだ。 >「僕が? 何で? > あいつが死んで、僕が損するコトは何一つナイ。むしろ喜びたいぐらいだヨ。 > ―― 一度は殺そうとしたできそこないの人形ダ。仲間にしろっていう命令の方が煩わしかったくらいサ。 > それに、それを言うんだったら貴方だってそうダロ? ゼロス様――」 >「僕はそういうことを言ってるんじゃないんです!」 > いやに饒舌に喋るグロゥに、珍しく、激昂したようにゼロスが叫ぶ。 > それにわずかに目を見開いて――それでもすぐに元に戻す。魔族にとって身体などは全て見せかけだ。 > しかし――いや、だからこそ、精神体(アストラル)に影響を及ぼすほど彼は驚いていると言うことだった。 > だが。 > そんなことは、どうでもいい。 >「――ゼロス様――?」 > 呆然と聞き返すグロゥに、腹心配下で最強と言われる魔族は続けた。 >「こんなのは僕の勝手だとは解ってるし思ってます。 > でもね。僕は同じことを繰り返して欲しくはないんですよ!」 > うめき声を押さえる為か――実際にはそんな必要もないのだが――グロゥは下唇を噛む。 >「……同じこと、ネ」 > 魔族としてのプライドを選び。 > 何か大切なものを失ってしまうのではないのだろうか? > ――馬鹿馬鹿しい。 > グロゥはすぅぃっ――、と目を細めた。 > ……そもそも自分は、選択すらしていない。 >「僕は貴方みたいに人間に近くはナイ――」 > 自然に言葉は流れ出た。 > ――思っていたこととは違ったが。 >「でもグロゥ、あなたは――」 >「やめてくれって言ってるダロ! > 万が一僕が奴に死んで欲しくないと思っていたとしても! > 魔王様に逆らえるハズ、ないじゃないか――」 > 言ったその瞬間、水色の髪の青年が、目の前から消えうせた。 > 虚空を渡ったのだ――彼の存在が遠ざかる。 >「僕は、後悔して欲しくないだけなんですよ。 > ――シェーラさんの時のことを、あなたに忘れられるはずがないじゃないです >か。 > あなただって、同じことを繰り返したくはないでしょうに――」 > 独白のように呟いて、彼もまた、しばし瞑目したあとその場から去った。 おお!魔族な会話じゃない会話!←なぞ > そ、それでは何やら剣山のごとく串刺しになりながらむくぅなのでしたっ!(汗々) > 逃走ぉぉぉおッ!(全速力) がんばって続き書いてくださいねむくぅさん(はあと) は!後ろから母の殺気が!! 殺される前に私も逃走します!!!!! がんばってくださーーーい!! > |
20372 | な、何とか間に合った(汗) | むくぅ E-mail URL | 2002/3/22 19:00:39 |
記事番号20346へのコメント しなつさんは No.20346「おお!4!?」で書きました。 >おお!くだらない小説作りにいそしんでいたら4が! >でわでわ、少しばかりおそ気ですがコメントを。 ををっ! こんにちはっ! むくぅなのですっ! くだらなくなんかないですよっ! とりあえずむくぅのよりは(汗) というわけで、レス返しをさせていただきますのです。 >> 今回はちょっとペースアップ? なむくぅなのですっ! >>「四日か……ま、お前にしちゃあ上出来だな」 >> をを。今回出番がないと決定済みの魔剣士さん。 >不運なゼルさん……(涙)←おいっ! 確かに不運(汗) >>「――凍れる魂持ちたる覇王 我に与えん氷結の怒りっ! >> 覇王氷河陣(ダイナスト・ブレス)っ!」 >> (かきこきぃぃいぃぃんっ!) >> (氷の中から)……それでは、よろしければどうぞお読みください……あ、何だか眠くなってきたような……? >>「そのまま死ね。寝たら死ぬから」 >ああ!!眠っちゃだめですむくぅさん >> をぅっ?!(何とか氷から逃れようともがく) >> …………… >し、死んだ!?←なわけねぇーって 一度死にました(待て)――しかしヒーロー(違)は、一度死んでも脈絡も説明もなくいきなり生き返るという法則があるのですよっ!(ないない) >> ざんッ! >> 狭い部屋の中で、飛びのくが、視界がぱっと紅く染まる。 >ああ、ヴィリシルアさんぴぃんち、かな? >> 額から染み出た血が尾を引いたのだ――痛みに踏みとどまるタイミングを逃し、背中を壁にしたたかに打つ。 >>「――ぐッ!?」 >> 躱(かわ)し損ねた――しかし、致命傷には至らない! >というか完全にぴぃんち!←落ち着こう自分 ヴィリシルアさんまたもやぴんちっ! えーかげんピンチに陥り過ぎですがなヴィリシルアさん(もはや笑うしかない←待て) >>「『何で』? >> ――そんなの決まっているでしょう……」 >> にっこり――と、彼女は微笑む。先程の穏やかな笑みとは違う。けれどリナの笑>みとも――違う。 >ふ、ふらんそわさんが怖い!(驚愕) フランソワさんっ! 白いウサギさんのアレですねっ! >>「何でこんなことを――教えてあげましょうか」 >> 一歩、踏み出す。 >>「――あたしが、リナ=インバースのコピーだからよ!」 >> 答えになっていない! >うん確かに答えになってない←他人事 >> 衝撃が走る。 >> 自分の体が吹っ飛ばされていく感覚―― >>「嘘だろ――ッ!?」 >> 呪文詠唱なしの魔力衝撃波!? >はっはっは、大変だなぁヴィリシリアさん←完全に他人事 そりゃもう、他人事ですからねぇ(待て) >>「そして――影の鏡(あれ)はリナ・オリジナルから、とんでもないモノを奪っ >>て、あたしに与えたわ。 >> 虚像を映すだけの鏡のくせに」 >ま、まさか、どらまたの称号!?←崩壊 なるほどっ! そーいう手もありましたね!(爆) >>「あたしはっ! リナ=インバースに押し付けられたのよッ! >> 赤眼の魔王(ルビーアイ)シャブラニグドゥ! その欠片をね!」 >どらまたじゃない!?←驚くところが違う! どらまた……どころか神も魔王もぺぺぺのぺぃっ! ですので、リナは(笑←笑えるところじゃないって) >> そう。そこに現れたのは、アリド・シティ評議長ことハーリア=フェリアさん! >わ〜い。フェリアさん登場! >出番はあるのでせうか←しょうかとよんでください うーみゅ。出番、出番、評議長の出番……(書きかけ部分を熱心に見る) ……ごめんなさい(何がだ) >>「僕は、後悔して欲しくないだけなんですよ。 >> ――シェーラさんの時のことを、あなたに忘れられるはずがないじゃないです >>か。 >> あなただって、同じことを繰り返したくはないでしょうに――」 >> 独白のように呟いて、彼もまた、しばし瞑目したあとその場から去った。 >おお!魔族な会話じゃない会話!←なぞ 確かに…… 暴走してるなぁ駄目だなぁ(待て待て待て) >> そ、それでは何やら剣山のごとく串刺しになりながらむくぅなのでしたっ!(汗々) >> 逃走ぉぉぉおッ!(全速力) >がんばって続き書いてくださいねむくぅさん(はあと) >は!後ろから母の殺気が!! >殺される前に私も逃走します!!!!! >がんばってくださーーーい!! ああっ!? しなつさんっ!? そ、それではむくぅも何やら後ろで『早よ書かんかい』コールが出ているので、早々に逃げ出したいと思います(汗) ではではっ! 長距離走っ!(謎) |