◆−運命の歌3−静 (2002/3/10 21:06:17) No.20274


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20274運命の歌32002/3/10 21:06:17


たぶん、誰も覚えていないと思われる小説を投稿します、静です。ハイ。
・・・・・なにぶん、忙しかったものでして・・・・・。
とにかく、いまだにオリキャラしか出ていないんですが、参ります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「やっと、帰ってこれたー・・・・・」
家の中には、誰もいないようだった。
「じいちゃん、出かけてるのかな?」
セツナは、祖父と二人で暮らしている。
両親は、セツナが小さいころに、事故で死んだと、じいちゃんに教えられた。
「・・・・そういえば。」
先ほどの、コトネの言葉を、思い出す。
運命がなんだかこんだか、とか言ってたよなー・・・・。
しかも、私がそれに選ばれた・・・・ねえ?・・・・・
なんか、すんごくスケール大きいよーな・・・・・。
もし、それが本当だとしたら・・・・・・
「なんか、厄介事に巻き込まれそーだなあ・・・・・・。」
と、思っていると、突然、周りの景色がゆがむ!
「・・・・・・・・やっぱり、こんなことになっちゃうかー・・・。」
ゆがみが収まったそこは、何もない空間だった。
・・・・・この間の夢の感じに似てるよーな・・・・。
などと考えながら、思わずため息がこぼれる。
そこに、突然、聞きなれない声がかかった。
「そんな、ため息つかなくたっていいじゃあないか。
 せっかく、来たんだからさ。」
私が振り向くと、一人の男がいた。
私と同じくらいの年であろう。緋色の髪に、茶色の瞳、
そして、物語に出てくるような、緋色のローブを着ている。
「・・・・まあ、人じゃあないよね、とりあえず。」
私の言葉に、その青年は、おや?というような顔をした。
「意外と冷静だね。確かに、僕は人間じゃないよ。
 ――僕の名は、クロス。時の守り人さ。」
「時の守り人ね。なんなの?それは。それに、ここはどこ?」
すると、クロスは肩をすくめ、
「名前の通りさ。時を守り、運命を導くのが僕の役目さ。
 ――ここは、時の狭間だよ。この間も来ただろう?」
もしかしなくても、あの夢のことだよね。
ああ、何で私がこんな目に・・・・・・。
「・・・・・それで、私に何の用です?暇つぶしとか言ったら怒るよ?」
クロスは、ニッコリと微笑みながら、
「別に、たいした事じゃあないよ。
 単に、世界の滅びの運命を変えてほしいと思ってね。」
・・・・・・・・
しばらく沈黙。
「は?・・・今、世界の運命を変えるって言ったよーな・・・・。」
「?言ったけど、どうかした?ちなみに、スレイヤーズの世界だよ。」
なぜか、片手に紅茶を持ちながら、クロスはへーぜんと言い放つ。
そんなクロスに、ため息をつきつつ、私は答える。
「あのー、クロス。普通、そーゆうのってもっと別の人に頼まない?
 その、スレイヤーズの世界だって言うのなら、リナとかに頼んだほーが・・・。」
「それは、無理だよ。」
クロスは、あっさりと答える。
「世界の運命を変えるとか、そこまでいくと、リナ・インバースには手に負えない
 よ。それには、歌い手が必要なんだ。
 で、それが、君なわけ。わかった?」
「・・・・いや、そもそも歌い手って、何?」
クロスは、一冊の本を取り出した。
ん?その本って・・・・・
「じいちゃんからもらった本?」
「その通り。おじいさんからもらったよね。中身は見たかい?」
私は首をかしげながら、
「見たけど・・・・・、それ、読めない文字ばっかりだよ?」
「ああ、そうだ。封印かけといたんだっけ。
 −−でも、これはどう?」
クロスは、ひとつのページを開く。
そこには、詩のようなものが、書いてある。
「何かの詩?これが、どうかしたの?」
そういうと、クロスは少し苦笑して、
「まだ、わからない?それを読める人こそ、運命に選ばれた者。
 『力』を持っているのが、歌い手さ。」
「それが・・・・・・私?」
クロスは頷く。
「そーゆー事。じゃあ、さっそく。
 −−あ、この本は大事に持っていてね。封印、といといたから。
 使い方は、わかるはずだよ。
 それと、そのペンダントも大事にね。」
「これを?どうして?」
ペンダントというのは、私がいつもかけている、不思議な色の石の、ペンダントのことである。じいちゃんの本と一緒にあった。
「とにかく、大切に。
 じゃあ、いってらっしゃい。」
クロスが、ゆっくりと手をかざす。そして、また視界がゆがみ・・・・・・

次に見えたのは、空だった。
「・・・・・え?」
周りを見ると・・・・・・・同じく、空。
・・・・・・・・・・・・。
お・・・・・
「おちてる・・・・もしかして・・・・・。」
そう、私は落ちていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・まだ、オリキャラだけですねー・・・・・・・・。
でも、次は、ニコ目の人(?)が出る予定です。
打つのがあまり上手じゃあないけれど、まあ、がんばります。
・・・・・いや、話自体は、結構できてるんです。
・・・・・・・・ただ、パソコンに打ち込むのに、時間がかかってしまって・・・・・。
続きは、遅くなりそうですね。まあ、がんばります。
でわでわ、静でした。