◆−運命の歌4−静 (2002/3/12 19:13:41) No.20295 ┣Rおもしろかったっす!−佳 (2002/3/14 21:20:52) No.20307 ┃┗おおっ。コメントが!−静 (2002/3/17 12:00:00) No.20319 ┃ ┗悲しすぎる・・・・・・・。−静 (2002/3/17 21:03:41) No.20328 ┣そろそろ、レスを・・・・・。−海藤雄馬 (2002/3/18 11:34:46) No.20334 ┣運命の歌5−静 (2002/3/18 20:57:16) No.20337 ┃┗運命の歌6−静 (2002/3/19 20:04:24) No.20343 ┃ ┗6です♪−海藤雄馬 (2002/3/19 22:26:42) No.20344 ┃ ┗またまた、レスが!うれしいですねえ。−静 (2002/3/21 21:25:53) No.20363 ┣運命の歌7−静 (2002/3/21 19:15:32) No.20361 ┃┣Re:たのしかったよん!−佳 (2002/3/21 21:41:36) No.20364 ┃┗はじめましてなのですじゃ(謎)−しなつ (2002/3/22 22:00:56) No.20377 ┣途中経過報告・・・・・?−静 (2002/3/23 20:45:11) No.20383 ┣運命の歌8−静 (2002/3/24 16:53:54) No.20392 ┣運命の歌9−静 (2002/3/25 19:51:10) No.20399 ┃┗もう、9なのですねvv−海藤雄馬 (2002/3/25 22:07:36) No.20401 ┃ ┗喜んでもらえて光栄です。−静 (2002/3/27 19:16:37) No.20422 ┣運命の歌10−静 (2002/3/29 15:24:41) No.20431 ┃┗Re:運命の歌10−死夏 (2002/3/30 19:24:42) NEW No.20445 ┃ ┗どうもです!−静 (2002/3/31 09:58:31) NEW No.20453 ┣運命の歌11−静 (2002/3/31 12:59:09) NEW No.20455 ┗運命の歌12−静 (2002/4/1 21:25:08) NEW No.20471
20295 | 運命の歌4 | 静 | 2002/3/12 19:13:41 |
はい!静です。 今回は、ゼロス君が出て参ります。(リナはまだなのです。) なんだか、最初に考えていたものと、だんだん違っているよーな・・・・・。 ま、いいか。運命の歌4、始まり始まり〜〜。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ うっそうと茂る森の中、人里離れた場所に立つ一軒の小屋。 そこは、盗賊団のアジト――いや、アジトだった場所である。 所々で炎が上がり、いかにも盗賊といった格好の男が倒れている。 ―その中に、佇む黒い影。 そして、盗賊の頭と思われる男が一人。 黒い影が、ゆっくりと言葉を発する。 「・・・・さて、と。 そろそろ教えてもらいましょうか。『写本』は、どこです?」 にこやかに問いかける影に対し、頭は情けない声を上げる。 「し、しらねえ!そんなモンしらねえよ!」 「とぼけても無駄ですよ?正直に仰ったほうが身のためです。」 だが、男はシラを切り続ける。 影は、ため息一つ、 「しかたありませんねえ。 片付けちゃいましょうか。」 「ひ、ひいいいいぃぃぃ?!」 男が叫び、影が動こうとしたその瞬間。 ・・・・・・・・ひゅるるるるるるる・・・・・・ 「危ないよーーーー」 声が、突然降ってくる。 「え・・・?」 「は・・・?」 ドサッッ!! そして、そのまま男の上に落下する。 「う・・・・・。」 男は、衝撃でのびている。 「えー・・・・・っと・・・・・?」 突然の事に、さすがの影―ゼロスも戸惑いを浮かべている。 落ちてきたのは、人間の少女だった。 ・・・・・どうして人間が降ってくるんでしょうねえ。 魔力の波動も感じなかった。まったくわからない。 ・・・と、考えていると、 「ふわぁぁぁぁ・・・・・」 なぜか、あくびをしつつ、少女が起き上がる。 そして、自分の下にいる男に一言。 「・・・・だいじょうぶですかあ?」 ・・・・・・見るからにだいじょうぶじゃあなさそうなのだが。 そして、こちらをふりかった。 「もしかして、タイミング、悪かった?ゼロス。」 にこにこして、聞いてくる。 「ええ・・・、まあ・・・。 でも、おかげで手間が省け・・・・た・・・・」 ・・・・・・ 今、彼女はなんて言った? ゆったりとした、黒いマント。青いワンピースのようなものを着ているが、大きく切れ目がはいっており、下にぴったりとした短いズボンをはいている。 普通の旅人に見えるが・・・・・・? 「あのー・・、失礼ですが、どこかでお会いしましたか?」 すると、彼女は不思議そうな顔をしてから、ポンッと手を打ち、 「あ、そーか。初めて会うんだもんね。」 「僕の事、ご存知なんですか?」 「え?ゼロス・・・、獣神官ゼロス・・・・だよね?」 「?!」 な・・・・・、自分の正体を知っている? 「あなたは・・・・・・、誰ですか?・・・・・」 ゼロスから、恐ろしい気配がにじみ出る。 しかし、彼女は身じろぎ一つしない。笑顔のままだ。 「まあまあ、ちょっと待って、・・・えっと・・・・・」 そして、鞄から封筒を出した。 「はい、これ。」 「?僕にですか・・・・?」 「うん。初めて会った人に渡せって言われたから。」 「はあ・・・・。」 自分を怖がりもしない彼女に少々驚きつつ、手紙を受け取る・・・・と、 「!」 封筒に触れた途端、なにか、ものすごい力を感じる。 まるで、あの御方のような・・・・・・ 「ねえ、どうしたの?開けないの?」 「え、いや、ええっと、・・・・・」 彼女に問われ、答えに困るゼロス。話題を慌てて変える。 「いや、まあ・・・そういえば、なんで空から降ってきたんですか? 魔法でも使ってらっしゃったんですか?」 「魔法?そんなの、見たことないよ。 なんというか・・・・成り行きというか・・・・・。」 「いや、さっぱり判りませんけど ・・・・それと、どうして、僕を知っているんですか? 僕が・・・・・・魔族だって事も。」 彼女は、考えながら、 「うーん、知っているというか・・・・ま、詳しくは、ひ・み・つです(はーと)」 ずべしゃあああぁぁぁ!! 「それ・・・・・僕の台詞なのに・・・・・ それに、答えになってませんよ〜。」 身を起こしつつ、答えるゼロス。 「とにかく、言えないんだよねー。」 「はあ・・・・。そうですか。 とりあえず・・・・」 そういってゼロスは盗賊の頭へ近づくと、その懐から数枚の紙を取り出す。 そして、紙は一瞬にして崩れ去る。 「へえー。仕事中だったんだー。」 「ええ。 ――あ、そうそう、あなたには、しばらく一緒に行動してもらいますよ。」 「ええええっっ?!なんで!」 「あなたは僕の事をなぜか、知っています。 放っておくわけには行きません。よろしいですね?」 疑問系だが、ほとんど脅迫である。 「ま、いっか。よろしくー。ゼロス。」 切り替えが早い人である。 「はい。よろしくお願いします。 あ。名前、教えて下さいますか。 僕の事は・・・・知っていますしねえ。」 「ははははは。 私は・・・・セツナ。」 「セツナさん・・・ですか。変わった名前ですねえ。」 「そう?」 「ええ。 さて・・・・・。もう日が暮れますし、近くに町もありませんし、 あそこを使わせてもらいましょうか。」 「あの・・・・・元アジトみたいな所を?」 「ええ。寝泊り程度になら、まだ使えるでしょう。」 「そうだね。そうしよっか。」 そして、小屋へと向かった。 ・・・・それにしても。一体、何者なんでしょうねえ? あの、手紙の事もありますし・・・・・・ 「おやすみー。ゼロス。」 「あ、ああ、おやすみなさい。セツナさん。」 ・・・・・・・・・ (いちおう、報告しますかねえ。) セツナが寝たのを確かめると、ゼロスは、上司の元へと空間を渡った。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・なんか、無駄に長いなあ・・・・・・。 やっぱり、まだまだ練習が足りないです。ハイ。 でも、なんとか、がんばるのです!!! と、決意を新たにした所で、そろそろ・・・・・・。 それでわ、未熟者作者、静が お送りしました〜〜〜〜! |
20307 | Rおもしろかったっす! | 佳 | 2002/3/14 21:20:52 |
記事番号20295へのコメント 静さんは No.20295「運命の歌4」で書きました。 > >はい!静です。 >今回は、ゼロス君が出て参ります。(リナはまだなのです。) >なんだか、最初に考えていたものと、だんだん違っているよーな・・・・・。 >ま、いいか。運命の歌4、始まり始まり〜〜。 >・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ > >うっそうと茂る森の中、人里離れた場所に立つ一軒の小屋。 >そこは、盗賊団のアジト――いや、アジトだった場所である。 >所々で炎が上がり、いかにも盗賊といった格好の男が倒れている。 >―その中に、佇む黒い影。 >そして、盗賊の頭と思われる男が一人。 >黒い影が、ゆっくりと言葉を発する。 >「・・・・さて、と。 > そろそろ教えてもらいましょうか。『写本』は、どこです?」 >にこやかに問いかける影に対し、頭は情けない声を上げる。 >「し、しらねえ!そんなモンしらねえよ!」 >「とぼけても無駄ですよ?正直に仰ったほうが身のためです。」 >だが、男はシラを切り続ける。 >影は、ため息一つ、 >「しかたありませんねえ。 > 片付けちゃいましょうか。」 >「ひ、ひいいいいぃぃぃ?!」 >男が叫び、影が動こうとしたその瞬間。 >・・・・・・・・ひゅるるるるるるる・・・・・・ >「危ないよーーーー」 >声が、突然降ってくる。 >「え・・・?」 >「は・・・?」 >ドサッッ!! >そして、そのまま男の上に落下する。 > >「う・・・・・。」 >男は、衝撃でのびている。 >「えー・・・・・っと・・・・・?」 >突然の事に、さすがの影―ゼロスも戸惑いを浮かべている。 >落ちてきたのは、人間の少女だった。 >・・・・・どうして人間が降ってくるんでしょうねえ。 > 魔力の波動も感じなかった。まったくわからない。 >・・・と、考えていると、 >「ふわぁぁぁぁ・・・・・」 >なぜか、あくびをしつつ、少女が起き上がる。 >そして、自分の下にいる男に一言。 >「・・・・だいじょうぶですかあ?」 >・・・・・・見るからにだいじょうぶじゃあなさそうなのだが。 >そして、こちらをふりかった。 >「もしかして、タイミング、悪かった?ゼロス。」 >にこにこして、聞いてくる。 >「ええ・・・、まあ・・・。 > でも、おかげで手間が省け・・・・た・・・・」 >・・・・・・ >今、彼女はなんて言った? >ゆったりとした、黒いマント。青いワンピースのようなものを着ているが、大きく切れ目がはいっており、下にぴったりとした短いズボンをはいている。 >普通の旅人に見えるが・・・・・・? >「あのー・・、失礼ですが、どこかでお会いしましたか?」 >すると、彼女は不思議そうな顔をしてから、ポンッと手を打ち、 >「あ、そーか。初めて会うんだもんね。」 >「僕の事、ご存知なんですか?」 >「え?ゼロス・・・、獣神官ゼロス・・・・だよね?」 >「?!」 >な・・・・・、自分の正体を知っている? >「あなたは・・・・・・、誰ですか?・・・・・」 >ゼロスから、恐ろしい気配がにじみ出る。 >しかし、彼女は身じろぎ一つしない。笑顔のままだ。 >「まあまあ、ちょっと待って、・・・えっと・・・・・」 >そして、鞄から封筒を出した。 >「はい、これ。」 >「?僕にですか・・・・?」 >「うん。初めて会った人に渡せって言われたから。」 >「はあ・・・・。」 >自分を怖がりもしない彼女に少々驚きつつ、手紙を受け取る・・・・と、 >「!」 >封筒に触れた途端、なにか、ものすごい力を感じる。 >まるで、あの御方のような・・・・・・ >「ねえ、どうしたの?開けないの?」 >「え、いや、ええっと、・・・・・」 >彼女に問われ、答えに困るゼロス。話題を慌てて変える。 >「いや、まあ・・・そういえば、なんで空から降ってきたんですか? > 魔法でも使ってらっしゃったんですか?」 >「魔法?そんなの、見たことないよ。 > なんというか・・・・成り行きというか・・・・・。」 >「いや、さっぱり判りませんけど > ・・・・それと、どうして、僕を知っているんですか? > 僕が・・・・・・魔族だって事も。」 >彼女は、考えながら、 >「うーん、知っているというか・・・・ま、詳しくは、ひ・み・つです(はーと)」 >ずべしゃあああぁぁぁ!! >「それ・・・・・僕の台詞なのに・・・・・ > それに、答えになってませんよ〜。」 >身を起こしつつ、答えるゼロス。 >「とにかく、言えないんだよねー。」 >「はあ・・・・。そうですか。 > とりあえず・・・・」 >そういってゼロスは盗賊の頭へ近づくと、その懐から数枚の紙を取り出す。 >そして、紙は一瞬にして崩れ去る。 >「へえー。仕事中だったんだー。」 >「ええ。 > ――あ、そうそう、あなたには、しばらく一緒に行動してもらいますよ。」 >「ええええっっ?!なんで!」 >「あなたは僕の事をなぜか、知っています。 > 放っておくわけには行きません。よろしいですね?」 >疑問系だが、ほとんど脅迫である。 >「ま、いっか。よろしくー。ゼロス。」 >切り替えが早い人である。 >「はい。よろしくお願いします。 > あ。名前、教えて下さいますか。 > 僕の事は・・・・知っていますしねえ。」 >「ははははは。 > 私は・・・・セツナ。」 >「セツナさん・・・ですか。変わった名前ですねえ。」 >「そう?」 >「ええ。 > さて・・・・・。もう日が暮れますし、近くに町もありませんし、 > あそこを使わせてもらいましょうか。」 >「あの・・・・・元アジトみたいな所を?」 >「ええ。寝泊り程度になら、まだ使えるでしょう。」 >「そうだね。そうしよっか。」 >そして、小屋へと向かった。 >・・・・それにしても。一体、何者なんでしょうねえ? >あの、手紙の事もありますし・・・・・・ >「おやすみー。ゼロス。」 >「あ、ああ、おやすみなさい。セツナさん。」 >・・・・・・・・・ >(いちおう、報告しますかねえ。) >セツナが寝たのを確かめると、ゼロスは、上司の元へと空間を渡った。 > >・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ >・・・・・なんか、無駄に長いなあ・・・・・・。 >やっぱり、まだまだ練習が足りないです。ハイ。 >でも、なんとか、がんばるのです!!! >と、決意を新たにした所で、そろそろ・・・・・・。 >それでわ、未熟者作者、静が お送りしました〜〜〜〜! > キャー面白かったですう!毎日更新してください!セツナちゃんかわいい! |
20319 | おおっ。コメントが! | 静 | 2002/3/17 12:00:00 |
記事番号20307へのコメント こんにちはー。なんと、久しぶりに覗いてみれば、なんとコメントが・・・・・。 佳さん、ありがとうございます。本当にうれしいです。 なにせ、こんな駄文を褒めて下さって・・・・・・・・。 これから、打ち込みがんばりますよ。 よろしければ、また、見て下さい。 それでは、静でした。 |
20328 | 悲しすぎる・・・・・・・。 | 静 | 2002/3/17 21:03:41 |
記事番号20319へのコメント こんばんは・・・・・・・・。 ううううううううっっ・・・・・・・。小説書いていたら、二度も消えた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・悲しすぎる・・・・・・・・・・・。 でも、めげません。がんばります。 ・・・・・・・だれか、応援して欲しい気分だなあ・・・・・・・・。 まあ、がんばります。それでわ・・・・・・。(スーっと消える) |
20334 | そろそろ、レスを・・・・・。 | 海藤雄馬 | 2002/3/18 11:34:46 |
記事番号20295へのコメント こんにちは、はじめまして、静さん。 最近は読み逃げ常習犯となっておりました(汗) 静さんのこのお話、最初から読んでまして、 「早く続きでないかな、わくわく。」 レスもせずただ待ってたり・・・・・・。 ああああ!!すみませんんんんんんん!! 似たようなお話を以前、別のHPで読んで、すっごく好きだったんですが、続きでなくなちゃったんですよね。 う〜む、思えばあれはゼロリナにはまってまもなくのことだったなぁ・・・・・・(遠い目) >「えー・・・・・っと・・・・・?」 >突然の事に、さすがの影―ゼロスも戸惑いを浮かべている。 >落ちてきたのは、人間の少女だった。 >・・・・・どうして人間が降ってくるんでしょうねえ。 > 魔力の波動も感じなかった。まったくわからない。 >・・・と、考えていると、 >「ふわぁぁぁぁ・・・・・」 >なぜか、あくびをしつつ、少女が起き上がる。 >そして、自分の下にいる男に一言。 >「・・・・だいじょうぶですかあ?」 セツナさん、大物です! なんとも、のんびりさんみたいな反応。 やはり、スレ世界に行く人はこれくらいで動じてはいけませんよね〜。 >「あ、そーか。初めて会うんだもんね。」 >「僕の事、ご存知なんですか?」 >「え?ゼロス・・・、獣神官ゼロス・・・・だよね?」 >「?!」 >な・・・・・、自分の正体を知っている? >「あなたは・・・・・・、誰ですか?・・・・・」 >ゼロスから、恐ろしい気配がにじみ出る。 ここの場面好きですvv ふふふふvv 頑張ってゼロスを驚かせ続けましょう!セツナさん♪ >自分を怖がりもしない彼女に少々驚きつつ、手紙を受け取る・・・・と、 >「!」 >封筒に触れた途端、なにか、ものすごい力を感じる。 >まるで、あの御方のような・・・・・・ >「ねえ、どうしたの?開けないの?」 >「え、いや、ええっと、・・・・・」 あの御方? あのお方って、まさか……エ・・・・・・? にしても、ゼロスが惑ってますvv う〜ん、めずらしい光景・・・。 >「はあ・・・・。そうですか。 > とりあえず・・・・」 >そういってゼロスは盗賊の頭へ近づくと、その懐から数枚の紙を取り出す。 >そして、紙は一瞬にして崩れ去る。 しゃ、写本がぁ・・・・。 燃えていく・・・。 写本って、きっと国宝級の価値あるものだと思うんですけどね・・・・。 >・・・・なんか、無駄に長いなあ・・・・・・。 いいえ、もっと長くても全然平気です!! 長いお話大歓迎vvv 読むの楽しいですし♪ >やっぱり、まだまだ練習が足りないです。ハイ。 そんなことないです! >でも、なんとか、がんばるのです!!! >と、決意を新たにした所で、そろそろ・・・・・・。 >それでわ、未熟者作者、静が お送りしました〜〜〜〜! 続き楽しみにしていますvv ところで、リナさんはいつでてくるのでしょうか・・・・・? これって、やっぱり、本編終了後のお話になります? う〜〜〜、気になるところです! ということで、 ではでは。 |
20337 | 運命の歌5 | 静 | 2002/3/18 20:57:16 |
記事番号20295へのコメント どうもー。静です。 昨日の不幸から、早くも立ち直りまして、お送りいたします。 まずは、一つ。 海藤雄馬さん、コメント、どーもです! やっぱり、読んでくれる人がいると、気合が入るものですねえ・・・・。 と、言うわけで、5話を参ります。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 上も、下も、何も、無い。真っ暗。 ただ一つ聞こえるのは―――歌。 懐かしいような、悲しいような、不思議な・・・・・歌。 ・・・・・どこから?一体・・・・・。 周りを見渡す――と、 見えたのは、光だった。強く、強く輝く――― ――――金色の光―――― 「・・・さん、セ・・・・さん」 聞きなれない声が聞こえてくる。が、その姿は見えない。 ・・・・・・目閉じてるから、当たり前かあ・・・・・・。 (今のは、夢、か・・・・。前にも見た・・・・。) 再度、今度ははっきりと、声が聞こえる。 「セツナさん・・・・・。起きて下さいよお・・・・・。もうとっくに夜は明けてます。 ・・・セツナさんってば・・・・・・。」 心なしか、声がだんだん弱気になっている。 ・・・・・・しょうがないなあ・・・・・・ ふああぁぁぁ・・・・・・ あくびをしながら、ゆっくりと起き上がり、目を開く。 最初に見えたのは、笑顔だった。 それは、にこやかに語りかけてくる。 「あ、やっとですか。おはようございます、セツナさん。」 ・・・・・・・・誰だっけ・・・・・・・・ しばしの沈黙。そして、 「・・・・・あ。・・・・・おはよう・・・・・・ゼロス・・・・」 そーだった。今、私はスレイヤーズの世界にいるんだった・・・・。 朝、いっつも忘れちゃうなあ・・・・。 それにしても・・・・・ ううっ・・・・。眠いー・・・・・・。 「・・・あいかわらず、朝に弱いですねー・・・。」 「・・・・・・うー、・・・・まあね・・・・。」 ぼーーっと答える私にゼロスは、 「さて。そろそろ出発しますよ。そうゆっくりもしてられませんし。 ・・・・・いいですね?セツナさん。ほら、起きて下さい。」 「はあーい・・・。」 ゼロスに起こされつつ、私は出発した。 私――セツナと、ゼロスが旅を始めて、幾日かが過ぎている。 ゼロスは、私に会ったその日に、私の事を報告に行ったらしい。 そして、命令を受けた。 一つは、最近、この世界のあちこちで、異常が起きている。ゼロスはそれを、 『歪み』と呼んでいる。 ゼロスが言うには、 「『歪み』には、もしかすると世界が崩壊しかねない力が働いているようです。 その原因を突き止め、出来る事なら阻止せよ・・・・だそうです。 ・・・・仕事とはいえ、大変ですよ・・・・・。」 だ、そうである。さすが中間管理職。 もう一つは、私の監視。 ゼロスと出会った日、つまり、この世界に来た日から、『歪み』が増えているそうである。 私の正体もよく解らないし、(あんな手紙持っていたからとも言われた。)放って置く訳にもいかないので、ゼロスが監視をしているという訳である。 ・・・・まあ、私としては、助かっているけど。旅も楽しいし。 と、いうわけで、私達は、『歪み』の起こす、異常を調べている。 「ところで、ゼロス。今、どこに向かっているの?」 私がそう問うと、ゼロスはぱんふれっと(?)を取り出し、 「えっとですねえ・・・。『伝説の眠る街、ブルーレイク』・・・だ、そうです。 ここは結構有名な観光地でして、街の中心に『月夜の塔』と呼ばれる大きな塔があります。そこには、『レイストーン』という魔石が置いてあるんです。」 ・・・・へえ、・・・・やっぱり、どこの世界にも、観光地ってあるんだなあ・・・・。 「魔石って?」 「魔石というのは、簡単に言うと、魔力を込めた石の事です。 魔石にも大きく分けて二種類ありまして、一つは、魔道士なんかが魔力を込めて作るもの。 これは、比較的簡単に作れますし、そこら辺にゴロゴロしてます。 もう一つは、元々『力』の込もった――何らかの形で出来上がった魔石です。 こちらの方は、魔道士が作ったものとは違って、数もとても少なく、『力』も大きなものばかりでとても貴重です。 ・・・魔道士なんかは、喉から手が出るほど欲しいものでしょうねえ。」 どこか人事の口調で言うゼロス。 ・・・・そりゃ当たり前か。魔族だし。 「ブルーレイクにあるのは後者の方です。 それで最近、その『レイストーン』に異常があるそうなので、調べてみましょう。 何か判るかも知れませんし。」 「・・・・・そだね。・・・・・」 うーん。眠い。 などと思いつつ、寝ぼけながら答える私。 そして、ゼロスに尋ねる。 「ねえ・・・・、今日中に着くかなあ・・・・・。」 「さあ・・・。どうでしょうか。まあ、できるだけ急いで行きましょう。」 「うん・・・・。」 ・・・・・・本当に着くかなあ・・・・・。 ず〜〜〜〜〜〜〜〜っと続く道を見つめながら、私は静かにあくびをかみ殺した。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第5話のハプニング。 パソコンに打ち込んでいたら、二回とも消えた・・・・・・。 一回の打ち込みの時間が結構かかるので、かなり大事なんです。実は。 突然話は変わりますが、私、小説を書くのも、考えるのも、始めてだったりするんですよねえ、これが。 まあ、今の所うまく書けているので、よかったです。 評判もいいみたいですし。 またまた話は変わりますが、スレイヤーズ友達に 『あんた、ゼロスに似てる!』 と言われ、なぜかと問い返したら、 『全部。(即答。)』 ・・・・・・・しくしくしくしく・・・・・・ よくよく聞くと、性格がとくにそっくりだと言うことでした。 いや、キャラ的には好きですが、 ・・・・・なんか、複雑ですねえ・・・・・・・。 と、いうくだらない話をしてしまいましたが、ま、がんばります。 静でした。それではまた・・・・・・。 |
20343 | 運命の歌6 | 静 | 2002/3/19 20:04:24 |
記事番号20337へのコメント 最近、しょっちゅう投稿しております。静です。 6話です。何とかここまでやってきました。 見てくれるかなあ・・・・誰か・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 小さな谷の間に、その街はあった。 立ち並ぶ建物は、歴史を感じさせる。街の中心の方に、高くそびえたつ塔が、夕日に照らされ、輝いている。 「着いたねー。」 「そうですね。日が暮れる前に着いて、よかったですね。」 ゼロスとセツナは、街の広場まで歩いてきた。 広場はかなり広く、露店が店を並べている。観光客や、旅人で、かなりにぎわっているようである。 「あ、セツナさん。僕、ちょっと用事があるので、行ってきます。ついでに、宿も取ってきます。セツナさんは、ここで待っていて下さい。」 「分かった。」 「・・・・それと、これをどうぞ。」 そういって手渡されたのは、一本の錫杖。 宝玉が青という事以外は、ゼロスのそれと同じ作りである。 「なあに?これ。」 「見た所、セツナさんは武器をお持ちじゃないでしょう? 何かあった時に、身を守る物が必要です。 ですから、これを差し上げます。」 その言葉にうなずきながら、私は錫杖を受け取った。 「そっか。ありがと。ゼロス。」 「いえいえ。・・・・・・それじゃあ、行って来ますね。」 そう言うと、ゼロスは人ごみの中に姿を消した。 ゼロスと別れてすぐ後。広場の一角に腰を下ろした私は、ふと、自分の鞄を覗いてみる。 入っていたのは、まずは黒い本――ルーンブックとかいったっけ。それに、小さな袋が数個。 袋は、金貨らしきもの――おそらくこの世界の通貨――が入ったものだった。 それと、手紙を見つけた。 「・・・何だろ、この手紙。開けてみよ。」 何とはなしにつぶやくと、封を開け、読んでみる。 ―――セツナ、元気にがんばってるかい? 金貨は、旅の資金だよ。有効に使ってね。 誰と一緒か分からないけど、とにかくがんばってね。 応援してるよ。 ―あ、そうそう。ルーンブックの使い方だけど、 同封しておいたから、読んでおいてね。役に立つよ。 それじゃあ、またね。 ―――クロス――― 「・・・・・・・へえ・・・・・・」 とりあえず、手紙をしまい、一息。 手にした錫杖をいじっていると、ふいに周りが影になる。 ふと顔を上げれば、私を囲む数人の男達。 観光客目当てのおいはぎのよーなものかなあ。 「痛い目に会いたくないなら、お金、出してくれるかい?」 ほら。やっぱり。 うーん、今、相手にしたくないなあ。 ・・・・・・寝よ。 ・・・・・・すー。すー。・・・・・・・ 「おい!寝るな!無視するな!」 「ふえっ?」 「・・・・ああ、めんどうだ!一気にかたずけるぞっ!」 そういうと、男達は手に棒など持ちながら、近ずいてくる。 ・・・あれ? 何か悪い事したかなあ? そう考える間にも、男は近ずいてくる。 あんまりこーゆー事ってしたくないけど・・・・・。 錫杖を握り締めたその時。 「バースト・ロンド!!」 ちゅどおおぉぉん!! いきなり、私の周りが爆発した。 ・・・誰だろ・・・・ 私がその姿を探し出すのよりも早く、 「そこまでよっ!」 よく通る声が響き渡った。 「か弱い女性を取り囲み、暴力を働こうとするとは、 すなわち悪! 私が、正義の鉄槌を・・・」 「フレア・アロー」 声の主に向かって炎の矢が突き進む。 「うきゃああっっ!」 がこ。 どうやら屋根の上にでもいたらしい少女は、呪文をよけて落ちてきた。 ・・・・・・大丈夫かなあ・・・・・ 私の心配をよそに、少女はすぐに起き上がり、叫ぶ。 「なにするんですかっ! せっかく、かっこよく登場しようと・・・・」 「やかましいっ!」 少女が叫んだ方からスリッパが飛ぶ。 そして、見事に命中。 「こんな街中で近所迷惑よ! 普通に登場すればいーでしょーがっ!」 「そんな、人の事言えない・・・・」 「とにかく! とりあえず助ける事は出来たでしょうが。」 「・・・・そうですね。」 今の呪文で、男達はすっかり伸びている。 大丈夫かなあ・・・・。 まあ、助けてもらった訳だけど・・・・ 「リナさんー、アメリアさんー、もう少し穏やかにしたらー?」 私の言葉に、リナはくるりとこちらをむいた。 帰ってきたのは、こんな質問だった。 「あんた、何者?」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ いまいちよく分からない話になりましたねえ・・・・・・。 セツナとリナ達の出会いの場面です。 予定では、リナだけのはずだったんですけど・・・・・。 まあ、フル・メンバーと言うことで。 ゼルとガウリイもきちんと出します。がんばって。 ・・・・実は、この続きをまだ書いてなかったりするんですよ。 はっはっはっは。 ですが、大丈夫です。根拠は無いですけど。 それでは、そろそろこの辺で・・・・。 静でした。 |
20344 | 6です♪ | 海藤雄馬 | 2002/3/19 22:26:42 |
記事番号20343へのコメント こんにちは、静さん。 (いや、今の時間だとこんばんはになるのだろうか・・・?) 続きですvv 6ですvv 早いですね♪ 嬉しい限りです♪ >最近、しょっちゅう投稿しております。静です。 もう、さくさく投稿してください♪ >6話です。何とかここまでやってきました。 >見てくれるかなあ・・・・誰か・・・・・・。 はいはいはいはい!! ここにおります!! もう、続きを毎日楽しみに待っておりますとも!! >「あ、セツナさん。僕、ちょっと用事があるので、行ってきます。ついでに、宿も取ってきます。セツナさんは、ここで待っていて下さい。」 >「分かった。」 >「・・・・それと、これをどうぞ。」 >そういって手渡されたのは、一本の錫杖。 >宝玉が青という事以外は、ゼロスのそれと同じ作りである。 青・・・・青というと・・・・・。 青い宝玉のついた錫杖・・・・。 う〜〜ん、なんかちょっと違和感あり? でも、実はその錫上、ゼロスの一部だったり・・・? >「痛い目に会いたくないなら、お金、出してくれるかい?」 >ほら。やっぱり。 >うーん、今、相手にしたくないなあ。 >・・・・・・寝よ。 >・・・・・・すー。すー。・・・・・・・ セツナさんって・・・・・・・(汗) 十分スレ世界の住人にふさわしいキャラしてると思います。 >「か弱い女性を取り囲み、暴力を働こうとするとは、 >すなわち悪! >私が、正義の鉄槌を・・・」 この台詞、まさにアメリアって感じですね♪ >「やかましいっ!」 >少女が叫んだ方からスリッパが飛ぶ。 >そして、見事に命中。 >「こんな街中で近所迷惑よ! >普通に登場すればいーでしょーがっ!」 というか、リナさんこそ、人に向かって、フレア・アローなんて放っちゃいけませんよ・・・・・。 リナ:アメリアだからいいのよ。 (それって、アメリアさんナーガさんと同等扱い・・・?) リナ:なんか言った? いいえ!!!(ぶんぶんと首を横に振る) >「リナさんー、アメリアさんー、もう少し穏やかにしたらー?」 >私の言葉に、リナはくるりとこちらをむいた。 >帰ってきたのは、こんな質問だった。 >「あんた、何者?」 ま、当然の反応というか・・・・。 やっぱ、警戒してるんでしょうかね。 セツナさんのこと。 ふふふvv これから、なにか事件でも起こるんですか? もしかして、あの方、エル様でてきます? なんとも気になります!! 先を考えてなくても大丈夫です! なんとかなりますって!! 人間成せばなる!! ということで、 ではでは。 |
20363 | またまた、レスが!うれしいですねえ。 | 静 | 2002/3/21 21:25:53 |
記事番号20344へのコメント はいはいはい。静です。 またまた、コメント、ありがとうございます。海藤さん。 セツナの錫杖の宝玉は、紫に近い色と言う事になっています。 目の色に近いんですねー。 海藤さんの仰るとおり、ゼロスの一部だったりして・・・・・・? まあ、小説を読めば、解る・・・・・かもしれない。 とにかく、この先も、読んでくれる人がいる限り!いや、いなくても(寂しいー) がんばります。 それでは・・・・・・・。 |
20361 | 運命の歌7 | 静 | 2002/3/21 19:15:32 |
記事番号20295へのコメント うーん・・・・・。 あ、どうも。静です。 続きをがんばって書いております。 とりあえず、7、行きますよー。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ アメリアが助けた旅人風の一人の少女。 長い黒髪に瞳が隠れ、片方の青紫の瞳が静かにこちらを見ている。 表情は、あんな目に会ったのに、どこかのんびりと、 にっっこりと笑っている。 あたしには、見覚えの無い少女である。 しかし、たしかにこの少女は言った。 自分たちの名前を。 普通、たとえあたしが有名だとしても、一目見てわかる者はまずいないだろう。 しかも、アメリアの名前も呼んだのだ。 助けておいて難だが、怪しい。 「あんた、あたし達を知ってるの?」 もう一度、問いかける。 帰ってきたのは、気の抜ける答えだった。 「すごーい!私、呪文なんて始めて見たよ。」 ずべべべべっっ。 思わず、転んでしまった。 「そーじゃなくてっ! 何であたし達の事を知ってるの!」 「・・・・眠いなあ。」 「だからっ!質問に答えなさい!」 「まあまあ、リナさん、落ち着いて。」 あくまでも少女は笑顔で語りかけてくる。 どこぞの神官そっくりである。 ・・・・そういえば、手に持つ錫杖も、よく似ているが・・・? 「何で知っているかと言うと、『私』だからね。」 『は・・・・?』 声をはもらせるあたしとアメリア。 「まあ、詳しくは、秘密(はあと)。」 うっっ! ますます似てる! ・・・・・・かかわらない方がよかったかも・・・。 「じゃ、じゃあ、質問を変えるわ。 あなた、ここで何をしてるんです?」 今度は、アメリアが問う。 「知りたい?」 面白そうに問い返す少女に、あたしはうなずく。 「それは・・・・・」 突然、少女の背後に影が現れる。 「セツナさん、お待たせしました。 ――おや?リナさんにアメリアさんじゃあありませんか。 奇遇ですねえ?」 ・・・・まさか。こいつは・・・・・。 少女の背後に突然現れたのは、他でもない・・・・・ 「ゼロスさん!」 「ゼロス!」 アメリアとあたしは交互に声を上げた。 「あ、ゼロス。用事は済んだの?」 「ええ。済みましたよ。 じゃあ、そろそろ行きますよ。」 「はーい。」 「ちょっと待った!」 勝手に話を進めていく二人にあわてて声を上げる。 「ゼロス!この子、あんたの連れ?」 「セツナさんですか? そうですけど・・・。それが何か?」 そんなゼロスの方をにらみ、彼女――セツナをびしいぃぃっ!と指差して、 「何者?」 「は?」 「だーかーらー!この子は一体何なのよ!」 あたしの質問に、ゼロスはセツナの方を見つめ、一言。 「そういえば、何者ですか?」 「は?」 「ゼロスさん、知らない人と旅をしてるんですか!」 アメリアのもっともな意見にゼロスは苦笑。 セツナの隣に腰掛けながら、説明を始める。 「いや、何日か前に出会ったんですけどね、自分の名前以外の事、話してくださらないんですよ。 ある意味、僕よりも謎が多いですよ?セツナさんは。」 「ゼロスさんよりも・・・・・・・?」 「そりゃあー、厄介だーねー。」 みんなでセツナを見つめる。 それに気づいているのか、いないのか。当の本人はいつの間にかゼロスに寄りかかって寝こけている。 「・・・・・ほんとに厄介そうね・・・。」 「そうですね・・・。」 あたし達の声を聞きつつ、ゼロスは言葉を放つ。 「まあ、そんな訳でして、僕はセツナさんの監視のような物ですね。」 「監視って・・。大体、あんたがいるって事は、 何かたくらんでんでしょ。」 「それは、言えません。」 「何でですか!ゼロスさん!」 「今回は、リナさん達には関係のない事です。 お教えするわけには行きません。」 アメリアの声に答えると、ゼロスは寝ているセツナを抱え、立ち上がった。 「それじゃあ、僕たちはこの辺で。」 「待ちなさい、ゼロス。 ――じゃあ、セツナには関係のあることなの?」 あたしの声に、ゼロスは振り返る。 「解りません。しかし、100%ないとも言い切れません。 どちらにしろ、セツナさんは僕が連れて行きます。」 「そんな女性をゼロスさんに任せてたら、どんな目に遭うか! リナさん、保護しましょう!」 アメリアはそう言うと、ゼロスのすそを引っつかむ。 「ゼロス、あんたの目的もその子の正体もよく解らないけど、放っておく訳には行かないわね。」 「では、どうすると?」 あたしは、ゼロスを見つめ、 「決まってんじゃない。あんた達の旅について行くのよ。」 ゼロスはため息一つ、 「じゃあ、勝手についてきて下さい。 僕は僕で行動しますけど。」 「オッケー。決まりね。」 「じゃあ、僕らは宿に行きますんで。」 そう言うと、ゼロスはセツナを抱え、去っていった。 ゼロスは、一人、考えていた。 「リナさん達がついてくるとなると、 あまりおおっぴらに行動できなくなりますねえ。 ・・・・さて、どうしたモンでしょう?」 そんな時、腕の中のセツナが起きた気配がした。 「・・・・あれ?ゼロス・・・・」 「セツナさん話の途中で寝てしまったんでしょう? 運ばせていただいてますよ。」 「あ。そーだった。」 ・・・・・・セツナさんって、本当に変わってらっしゃる・・・・・。 一人、考え、苦笑する。 「どしたの?」 「何でもありませんよ。セツナさん。」 セツナの問いに応対してから、ゼロスは告げる。 「これから、リナさん達がついてくるようです。 ・・・・あまり、『歪み』のことは、言わないで下さいね?」 その言葉に、セツナが穏やかに笑う。 「それはいいけど・・・・・。 どうするの?『レイストーン』の事は。 リナ達ならきっと気づくか、そうでなかったら、こっちの様子を見張るだろーし。 どうやって調べに行くの?」 セツナの問いに、ゼロスは、ニッコリと笑う。 「お忘れですか? ―――僕は、魔族なんですよ?」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 訳わかんないかも・・・・・・。 6までしか考えてなくて・・・・・。次はしっかり考えて、小説を読んで下さる方々に 楽しんでもらえるように、がんばります。 7話は、・・・・うーん、何でしょうねえ? 最後のゼロスの言葉の意味は―――結構深くもないです。 セツナって・・・・・・警戒心ってモンがないかも・・・・。 と、自分で書いていて思ったり。 ゼロスに寄りかかって寝ちゃったり。ゼロスに運ばれたり・・・・・・。 一つ、お知らせ。 カップリングの事ですが、この文だと、ゼロス×リナにはならないですね。 どんなカップリングが出るでしょうねえ?(無責任。) 話は、第二弾も考えてまして、そこまで見通すと、ゼロリナはちょっと?かなあ。 むしろ、・・・・・・・・・・・ まあ、どうなるかは、お楽しみに。 はいはい、それでは・・・・・。 静がお送りいたしました。 |
20364 | Re:たのしかったよん! | 佳 | 2002/3/21 21:41:36 |
記事番号20361へのコメント 静さんは No.20361「運命の歌7」で書きました。 > >うーん・・・・・。 >あ、どうも。静です。 >続きをがんばって書いております。 >とりあえず、7、行きますよー。 > >・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ > >アメリアが助けた旅人風の一人の少女。 >長い黒髪に瞳が隠れ、片方の青紫の瞳が静かにこちらを見ている。 >表情は、あんな目に会ったのに、どこかのんびりと、 >にっっこりと笑っている。 >あたしには、見覚えの無い少女である。 >しかし、たしかにこの少女は言った。 >自分たちの名前を。 >普通、たとえあたしが有名だとしても、一目見てわかる者はまずいないだろう。 >しかも、アメリアの名前も呼んだのだ。 >助けておいて難だが、怪しい。 >「あんた、あたし達を知ってるの?」 >もう一度、問いかける。 >帰ってきたのは、気の抜ける答えだった。 >「すごーい!私、呪文なんて始めて見たよ。」 >ずべべべべっっ。 >思わず、転んでしまった。 >「そーじゃなくてっ! >何であたし達の事を知ってるの!」 >「・・・・眠いなあ。」 >「だからっ!質問に答えなさい!」 >「まあまあ、リナさん、落ち着いて。」 >あくまでも少女は笑顔で語りかけてくる。 >どこぞの神官そっくりである。 >・・・・そういえば、手に持つ錫杖も、よく似ているが・・・? >「何で知っているかと言うと、『私』だからね。」 >『は・・・・?』 >声をはもらせるあたしとアメリア。 >「まあ、詳しくは、秘密(はあと)。」 >うっっ! >ますます似てる! >・・・・・・かかわらない方がよかったかも・・・。 >「じゃ、じゃあ、質問を変えるわ。 >あなた、ここで何をしてるんです?」 >今度は、アメリアが問う。 >「知りたい?」 >面白そうに問い返す少女に、あたしはうなずく。 >「それは・・・・・」 >突然、少女の背後に影が現れる。 >「セツナさん、お待たせしました。 >――おや?リナさんにアメリアさんじゃあありませんか。 >奇遇ですねえ?」 >・・・・まさか。こいつは・・・・・。 >少女の背後に突然現れたのは、他でもない・・・・・ >「ゼロスさん!」 >「ゼロス!」 >アメリアとあたしは交互に声を上げた。 > >「あ、ゼロス。用事は済んだの?」 >「ええ。済みましたよ。 >じゃあ、そろそろ行きますよ。」 うらやましい!ゼロスにこんなこと言ってもらえるなんて! >「はーい。」 >「ちょっと待った!」 >勝手に話を進めていく二人にあわてて声を上げる。 >「ゼロス!この子、あんたの連れ?」 >「セツナさんですか? >そうですけど・・・。それが何か?」 >そんなゼロスの方をにらみ、彼女――セツナをびしいぃぃっ!と指差して、 >「何者?」 >「は?」 >「だーかーらー!この子は一体何なのよ!」 >あたしの質問に、ゼロスはセツナの方を見つめ、一言。 >「そういえば、何者ですか?」 >「は?」 >「ゼロスさん、知らない人と旅をしてるんですか!」 >アメリアのもっともな意見にゼロスは苦笑。 >セツナの隣に腰掛けながら、説明を始める。 >「いや、何日か前に出会ったんですけどね、自分の名前以外の事、話してくださらないんですよ。 >ある意味、僕よりも謎が多いですよ?セツナさんは。」 >「ゼロスさんよりも・・・・・・・?」 >「そりゃあー、厄介だーねー。」 >みんなでセツナを見つめる。 >それに気づいているのか、いないのか。当の本人はいつの間にかゼロスに寄りかかって寝こけている。 >「・・・・・ほんとに厄介そうね・・・。」 >「そうですね・・・。」 >あたし達の声を聞きつつ、ゼロスは言葉を放つ。 >「まあ、そんな訳でして、僕はセツナさんの監視のような物ですね。」 >「監視って・・。大体、あんたがいるって事は、 >何かたくらんでんでしょ。」 >「それは、言えません。」 >「何でですか!ゼロスさん!」 >「今回は、リナさん達には関係のない事です。 >お教えするわけには行きません。」 >アメリアの声に答えると、ゼロスは寝ているセツナを抱え、立ち上がった。 いーなー >「それじゃあ、僕たちはこの辺で。」 >「待ちなさい、ゼロス。 >――じゃあ、セツナには関係のあることなの?」 >あたしの声に、ゼロスは振り返る。 >「解りません。しかし、100%ないとも言い切れません。 >どちらにしろ、セツナさんは僕が連れて行きます。」 >「そんな女性をゼロスさんに任せてたら、どんな目に遭うか! >リナさん、保護しましょう!」 >アメリアはそう言うと、ゼロスのすそを引っつかむ。 >「ゼロス、あんたの目的もその子の正体もよく解らないけど、放っておく訳には行かないわね。」 >「では、どうすると?」 >あたしは、ゼロスを見つめ、 >「決まってんじゃない。あんた達の旅について行くのよ。」 >ゼロスはため息一つ、 >「じゃあ、勝手についてきて下さい。 >僕は僕で行動しますけど。」 >「オッケー。決まりね。」 >「じゃあ、僕らは宿に行きますんで。」 >そう言うと、ゼロスはセツナを抱え、去っていった。 > > >ゼロスは、一人、考えていた。 >「リナさん達がついてくるとなると、 >あまりおおっぴらに行動できなくなりますねえ。 >・・・・さて、どうしたモンでしょう?」 >そんな時、腕の中のセツナが起きた気配がした。 >「・・・・あれ?ゼロス・・・・」 >「セツナさん話の途中で寝てしまったんでしょう? >運ばせていただいてますよ。」 >「あ。そーだった。」 >・・・・・・セツナさんって、本当に変わってらっしゃる・・・・・。 >一人、考え、苦笑する。 >「どしたの?」 >「何でもありませんよ。セツナさん。」 >セツナの問いに応対してから、ゼロスは告げる。 >「これから、リナさん達がついてくるようです。 >・・・・あまり、『歪み』のことは、言わないで下さいね?」 >その言葉に、セツナが穏やかに笑う。 >「それはいいけど・・・・・。 >どうするの?『レイストーン』の事は。 >リナ達ならきっと気づくか、そうでなかったら、こっちの様子を見張るだろーし。 >どうやって調べに行くの?」 >セツナの問いに、ゼロスは、ニッコリと笑う。 >「お忘れですか? >―――僕は、魔族なんですよ?」 > 毎日、何回もチェックしてます。まちどおしくてまちどおしくて・・・。続きが早く読みたいです。 > >・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ > >訳わかんないかも・・・・・・。 >6までしか考えてなくて・・・・・。次はしっかり考えて、小説を読んで下さる方々に >楽しんでもらえるように、がんばります。 >7話は、・・・・うーん、何でしょうねえ? >最後のゼロスの言葉の意味は―――結構深くもないです。 >セツナって・・・・・・警戒心ってモンがないかも・・・・。 >と、自分で書いていて思ったり。 >ゼロスに寄りかかって寝ちゃったり。ゼロスに運ばれたり・・・・・・。 > >一つ、お知らせ。 >カップリングの事ですが、この文だと、ゼロス×リナにはならないですね。 >どんなカップリングが出るでしょうねえ?(無責任。) >話は、第二弾も考えてまして、そこまで見通すと、ゼロリナはちょっと?かなあ。 >むしろ、・・・・・・・・・・・ >まあ、どうなるかは、お楽しみに。 >はいはい、それでは・・・・・。 >静がお送りいたしました。 > |
20377 | はじめましてなのですじゃ(謎) | しなつ | 2002/3/22 22:00:56 |
記事番号20361へのコメント はじめまして静さん!しなつと申しますじゃ。(ぺこり) もうちょっと早くコメ書こうとおもったんですが――― 実はインターネットのやりすぎで電話代がえらいことになってまして、母親に10分以内にやめないとおこずかいぜろ宣言を出されたもので留守の間にひそひそ書かないといけないのですじゃ(泣) と、いうわけで母が帰ってきそうなので逃げます!! 頑張ってください静さん!!!! |
20383 | 途中経過報告・・・・・? | 静 | 2002/3/23 20:45:11 |
記事番号20295へのコメント 続きを考え、がんばっております、静です。 なんか、行き当たりばったりなんですよねえ・・・・・。 ・・ま、いいか。続いてるし。 『続かなくなったらどーするんだ。』(兄からのツッコミ。) うっ・・・・・!痛いところを・・・・・。 『痛くない。当然のツッコミだろ。』(再び突っ込まれた。) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 はっはっは。とにかく兄は無視しておいて・・・と。 只今、続きを考えつつ、あんまり思いつかなかったりしまして・・・・・・。 一度集中すると、速いんですけどねえ・・・・・。 『本当に?』(さらにツッコミ。) はっはっは。(無視。)まあ、明日には、一つくらいは投稿できると思いますので、しばらくお待ちください。 次は、セツナの事が少し明らかになる・・・・かもしれないです。 んー・・・・。まあ、こんなところで・・・。 それでは、お邪魔しました。 |
20392 | 運命の歌8 | 静 | 2002/3/24 16:53:54 |
記事番号20295へのコメント 続きをがんばって考えております、静です。 とりあえず、8を投稿・・・・・。ちょっと変かも・・・。 とにかく、参ります。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ すべてが闇に包まれ、静寂の落ちる街並み。 明かりもほとんど見えず、星が空高く輝く。 人通りの無くなった街の中心――そこに、突如二つの影が現れる。 そして聞こえる、のんきな声。 「なーるほど。こーゆーことかあ。」 そう言って影――セツナは、自分の目の前に建てられた塔を見上げる。 「僕は魔族ですから。 空間移動なら、リナさん達に見つかる心配は無いでしょう?」 「いーなー。便利だなあ、ゼロスって。」 ゼロスは、それに答えるかのようにウインク一つ。そして、 「さあ、急いで塔の中へ。 もしかしたら、その辺りにリナさん達がいるかも知れません。」 「そうだった。見つかったら、大変!」 「・・・・そういえば、何で直接塔の中へ移動しなかったの?」 もっともな意見である。 「それは、この塔に魔石があるからですよ。」 話を交わす二人の姿は、すでに塔の中である。 上へとあがる階段を上りながら、会話は続く。 「魔石には、様々な『力』が込められています。 ここにある『レイストーン』には、そこに『在る』だけで、魔法などの力を封じる働きがあるんです。」 「あー。だから、精神世界面――アストラル・サイドからの出入りも出来ないんだ。」 「まあ、そーゆー事です。」 納得するセツナ。だが、ふと、思いついた事を問う。 「あれ?じゃあ・・・・・。 なんで、ゼロスは、ここにいられるの?」 「良い所に気がつきましたね。セツナさん。」 ゼロスは、楽しそうに話を始める。 「たしかに、この中では、アストラル・サイドへの干渉はできないでしょう。 ―――この中からは。」 時々見える外の景色は、だんだんと小さくなってきている。 かなり高いところまで上ってきた。 「・・・・・もしかして。」 セツナが声を上げる。 「つまり、この中で現れる事は出来ないけど、 外で現れたものが入り込むのは可能って事?」 「へえ・・・・・。よく解りましたねえ。なかなかの頭です。 仰る通り、外で現れて中に入り込めばいいんですよ。 ・・・と、言っても、この塔にいる限り、空間移動も、アストラルからの攻撃も出来ませんし、あまり長くもいられませんけどね。」 「へええええ・・・・。じゃ、急ごっか。」 そう言って、二人は、黙々と塔を上っていった。 「つ・・・・疲れたあ・・・・・。」 「大丈夫ですか?最上階はすぐそこですよ。」 この塔、とんっっでも無く高い。地上の景色は、ほとんど見えなくなっている。 「何でこんなに高いの?」 ゼロスは、またぱんふれっとを取り出し、読み上げる。 「えっと・・・。『昔の人々が魔石を守るために、塔を高く、高く作り上げた。おかげで、塔を荒らそうとするものは、出なかった。』だ、そうです。」 「でも、それって・・・・・がんばったら、誰でも取れるんじゃあ・・・・。」 その言葉に、ゼロスはニッコリと、 「いえいえ、侵入者のためのワナが、たくさん仕掛けてありますよ。」 ・・・え?・・・・・・ワナ・・・・・? そんなの、あったっけ? 「無かったよーな気がするけど・・・。」 ゼロスは、ああ、と手をポンッと打ち、 「それなら、昼間のうちに全部壊しておきました。」 「・・・・・準備いいねえ。」 「それほどでも(はあと)」 それにしても・・・・・まだかなあ、最上階は・・・・。 と、考えていると、突然、視界が明るくなる。 「明るい・・・・・。」 「着きましたよ。これが、『レイストーン』です。」 ゼロスの声に顔を向けるとそこに見えたのは・・・・・ 「わー・・・石が光ってるー。」 その石は淡く白く輝いていた。 ゼロスは、その石のすぐそばまで近づき、こちらを振り返る。 「セツナさん、来て下さい。」 「ふえ?・・・・・」 言われた通りに、近づいて見る。と・・・ 「なあに?この模様。」 魔石には、たくさんの模様が刻まれていた。 「これは、どうやら、古代文字のようですねえ。」 「古代文字?・・・へえ・・・・これが・・・。」 古代文字なんて、始めて見る。 ・・・・・・なんか、子供の落書きに見える・・・・・。 「ゼロス、これ、読める?」 ゼロスは、ゆっくりと、首を横に振る。 「いいえ。・・・僕も結構古代文字には詳しいですけど、こんな文字は見た事がありません。 ―――セツナさんは、解りますか?」 「ううん、わからな・・・・・・。」 ・・・これって、見た事あるよーなー。 「どうしました?」 不自然な私の言葉に、ゼロスが怪訝な顔で聞いてくる。 「これ・・・こんなの、みた事あるような・・・・・・?」 「!本当ですか!」 ゼロスの驚きの声を聞きながら、鞄をひっくり返す。 「・・・・・えっと・・・・何だったかなあ・・・・。」 「手伝いましょうか?」 「ううん、大丈夫。」 ・・・・うーん。確かにどこかで・・・・・ 「あ!そうだあ!」 「解りましたか?」 私は、鞄から『ルーンブック』を取り出した。 ゼロスは、不思議そうに聞いてくる。 「その本は?」 「これね、『ルーンブック』って言うの。」 私は、適当にページを開き、ゼロスに見せる。 「これは・・・・・同じ文字ですねえ。 セツナさん、これをどこで?」 「どこでと言うか・・・このペンダントと一緒に見つけたんだ。」 そういって、首に掛かるペンダントを指差す。 「ちょっと見せて下さい。」 そういうなり、ペンダントを覗き込む。 そして、驚いたような表情をするゼロス。 「どうやら、これも魔石のようです。しかも、かなり強力な。」 「へえー。そうなんだあ。」 「へえー・・って、あまり驚かないんですね。」 「なんか、もう何があっても驚かないよ。」 「は?・・・・・ま、まあ、とにかく、これも何か関係が・・・・」 その時、突然、ペンダントが輝いた。 そして、階全体を照らし出す。 「え?」 「・・・これは・・・。」 光が収まったそこには、部屋の壁一面に文字が浮かび上がっていた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ うーん、失敗したかも・・・・。 次に続くんだろーか・・・。あれっきり、リナ達も出てこないし・・・。 ま、何とかなるかあ。はっはっはっは・・・・・。 さて、浮かび上がった文字は一体?!と、ゆーところですね。 うーん。コメントもまとまらないです・・。 まあ、とにかく。 静でした。 |
20399 | 運命の歌9 | 静 | 2002/3/25 19:51:10 |
記事番号20295へのコメント ふうー。やっと考え付いたー。 あ、どうも。静です。 いやあ、続きが思いつかない思いつかない。 何とか搾り出してがんばりますけどね・・・・。 ・・・見る人いるかなあ? とにかく、どうぞ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 周りを取り囲む壁一面に、浮かび上がる光の文字。 夜だと言うのに、かなりの明るさである。 「うーん。これは少し驚いたかも。」 「あのー。そういう問題じゃないですよ。」 のんきにつぶやく私に、ゼロスからの声。 「セツナさん・・・・・。 どうやら、セツナさんは『歪み』にしっかり関係していらっしゃいますねえ・・・。」 驚きなのか、確信なのか、私に話しかけてくる。 私を探っているみたいだー・・・・。 どーしよっかなあ・・・・。 私がボーっとしているうちに、ゼロスは壁の方に目を向ける。 「それよりも、まずは、この光の文字を調べましょうか。 そのペンダント、ちょっと貸していただけますか?」 「ん?いいよお。 でも、何か解るかなあ・・・。」 「・・可能性は低そうですねえ。 ま、やるだけやってみましょう。」 そういうと、ゼロスは文字を調べ始める。 ・・・・・私は、これを見てみるかなあ。 一人考え、『ルーンブック』をめくる。 うーん。やっぱり読めないなあ・・・・・。 「・・・・・・あ。手紙・・・・。」 クロスからの手紙に使い方がどうとか書いてあったよなあ・・・。 再び鞄を探ると、封筒に入った一枚の紙を取り出し、見る。 ・・・・何々・・・えっと・・・・。 『封印のとき方を書いておくから。 あとは、自然にわかるはずだよ。』 そして、呪文のような文が書いてある。 ゼロスの方を振り向くと、一心に文字を調べている。 だいぶ苦労しているようで、時々、ため息やら独り言やらいろいろ聞こえてくる。 ・・・・よーし。これ、読んでみよーっと。 かるーく決意して、私はそれを口に出す。 ――時に流れぬ遙かなる力よ 我が声に従え、盟約に従え―― 「解き放て。」 その瞬間、セツナには、解った。 音も、衝撃も何も無いが、確かに、変わった。何かが。 「―――読めた。」 「うーん、さっぱりですねえ・・・。 なにか、手がかりでもあれば・・・。」 その時。 「!」 なにか、部屋の空気が変わった。 そして、不意に聞こえる、セツナの声。 「―――読めた。」 「セツナさん・・・・?」 ゼロスの呼びかけに、セツナはこちらを向いた。 片手に、あの本を持っている。 壁の文字を指差しつつ、 「読めたよー。ゼロス。何かよくわかんないけど。」 いつもと変わらないセツナの調子に、緊張が消える。 むしろ、気が抜ける。 「・・・どうやったんです?」 ゼロスの問いに、セツナは説明をする。 それを聞いて、 「どうやら、その本が鍵になっているようですねえ。 しかも、セツナさんの力も関係しているんでしょう。」 「力?私の?」 さっぱり解らない、といった様子で首をかしげるセツナ。 「ええ。僕には読めませんから。 その本は、一種の呪文書でしょう。それが読めるセツナさんに何かの力があると考えた方が妥当でしょう。 ・・・・それで、なんて書いてあるんです?」 「えっとねえ・・・・・。」 セツナは、いつもと変わらぬ調子で、読み始める。 世界の終わり、これすなわち世界の運命の消える時。 運命が変わる事は皆無に等しい。 唯一つ、変わるとすれば―― 「運命をも操る歌い手を探せ・・・・・だって。」 「歌い手・・・・。 どうやら、これは世界の終わりとそれを逃れる手段が書いてあるようですねえ。 ・・・・・って、セツナさん?どうしました?」 「・・・・・・・・」 反応が無い。そして、 セツナの体が不意に、傾く。 「・・・セツナさんっ!」 ゼロスの声にも反応しない。どうやら意識を失っているようだ。 「セツナさん・・・・。あなたは、一体・・・・。」 ゼロスが、静かにつぶやく。 「どうやら、僕一人の手には負えないかも知れませんねえ・・・・。」 「見失ったあっ!」 リナの叫びがあたりに響く。 続いて、沈んだアメリアの声。 「すいません・・・・リナさん。 急に、ゼロスさんたら、姿が見えなくなって・・・・。」 「俺もアメリアに言われて探したんだが、ゼロスのやつ、どこにも姿がない。」 ゼルガディスもそろって答える。 「ゼロスの事だから、何かこの街に用があると思うんだけど・・・・・。」 そろって考えていると、 「なあ、リナ・・・・・。」 「なによ!ガウリイっ!今あんたのくらげ頭に付き合っては・・・・。」 「あれ、何だ?」 そういって、窓のそとを指差す。 「・・・・なんですか?あれ。」 アメリアが横でつぶやくのが聞こえる。 見えたのは、高い塔の頂点が光り輝いている光景。 「あれは、『月夜の塔』だな。」 「なんです?それ。」 「昔、魔石を守るために建てられたと言うとてつもなく高い塔だ。 今も、魔石が最上階に置いてあるという話だ。」 「・・・・・それよっ!」 ゼルガディスの話にピンと来た。 ゼロスがこの街でいく所があるとすれば・・・・・ 「ガウリイっ!ゼルっ!アメリアっ!行くわよ!」 「お、おい、待てよ、リナ!」 「待ってくださーい!」 リナは、塔に向かって駆け出していた。 空では、月が輝いていた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ごめんなさい。すいません。修行不足です。 この先、どうなるかは、作者にすら解らないこの小説。 一応まだ続くのです。 ・・・・だれか、意見などありましたら、どしどしどうぞ。 お待ちしています。いや、ホントーに。 それでは、静でした。 |
20401 | もう、9なのですねvv | 海藤雄馬 E-mail URL | 2002/3/25 22:07:36 |
記事番号20399へのコメント こんにちは、静さん♪ 続きですvv はやいですねvv嬉しいですvv >夜だと言うのに、かなりの明るさである。 >「うーん。これは少し驚いたかも。」 >「あのー。そういう問題じゃないですよ。」 >のんきにつぶやく私に、ゼロスからの声。 セツナさんはマイペース人間なのですねv ゼロスさえも自分のペースに巻き込む!! そのままゼロスを便利なアイテムにしてまえ!(まて) >・・・・よーし。これ、読んでみよーっと。 >かるーく決意して、私はそれを口に出す。 > >――時に流れぬ遙かなる力よ > 我が声に従え、盟約に従え―― >「解き放て。」 かっこいいですvv この「解き放て」ってとこが、ぐーvv 何か、威厳ある声っぽいです♪ セツナさんほのぼの人間かとおもいきや、かっこいいですvv > 世界の終わり、これすなわち世界の運命の消える時。 > 運命が変わる事は皆無に等しい。 > 唯一つ、変わるとすれば―― >「運命をも操る歌い手を探せ・・・・・だって。」 そうえば、歌い手がどうのって言ってましたね、クロスさん(でしたっけ・・・?ちがってたらすみませんんんんんん!!)が。 エル様関係あり? 関係ありですか? わくわくvvv エル:うっとぉしー! ぼぐっ!! ぐふぅ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 >「・・・セツナさんっ!」 >ゼロスの声にも反応しない。どうやら意識を失っているようだ。 >「セツナさん・・・・。あなたは、一体・・・・。」 >ゼロスが、静かにつぶやく。 >「どうやら、僕一人の手には負えないかも知れませんねえ・・・・。」 ということは他の魔族の方がでてくる可能性アリ?! ゼラス様希望!! 出てきてください!!獣王様vv ちなみに、原作バージョンを希望!!(激しくまて) >「ガウリイっ!ゼルっ!アメリアっ!行くわよ!」 >「お、おい、待てよ、リナ!」 >「待ってくださーい!」 >リナは、塔に向かって駆け出していた。 >空では、月が輝いていた。 セツナさんとゼロスのお二人にあの四人組がごうりゅですねvv リナさんとセツナさんの会話が楽しみですvv 漫才コンビになりそうで。 ほら、ボケと突っ込みvv たまに、セツナさんが鋭く突っ込み!! 勝手な想像です(汗) 気にしないでください。 続きたのしみですのでvv エル:あんたの方こそ、全然進んでないじゃないの・・・・? エ、エル様このようなところまで・・・・・・(汗) と、いうことで、本日はこのへんで!! ではっ!! (ダッシュで走り去る) エル:逃がすか!! |
20422 | 喜んでもらえて光栄です。 | 静 | 2002/3/27 19:16:37 |
記事番号20401へのコメント いやー、レスをどうも、どうも。 あまり無い創造力を絞り作ったこの話。 喜んでもらえてありがとうございます。 で、続きなんですが・・・・・・・。 がんばって書いたんですがまたさらにこの続きが思いつかなくって。 いやー、困った、困った。 ですが、何とか続きを出しますので、そのときは一つよろしくどうぞ。 あ、それと、他の魔族は・・・うーん、どーしましょう? ・・・・全然予測がつきません。 と、こんなところです。 それでは、静でした。 |
20431 | 運命の歌10 | 静 | 2002/3/29 15:24:41 |
記事番号20295へのコメント どうもー。静です。 さあ、話が二桁まで続いてますねえ・・・。 どこまで続くかなあ。 それでは、どうぞ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ―――私は何でここにいるの? どうして私だけ生きているの? 何か意味があるの? 私は一人なのに・・・・・ 愛してくれる人もいないのに ・・・もう、いないのに・・・・・・ 強くなる。生きていくために、強く、なる。 弱さを誰にも見せない。 だから、いつも笑っていよう。 本当の心を隠して 笑顔の仮面を被って――― 「――と、言うわけなんですが・・・・。」 暗闇の中、声が響く。 「ゼロス。」 「はい、何でしょう?」 ゼロスは、声の方――自分の主の方を見上げる。 金髪に、ごく普通の旅人、と言った格好だが、もちろん、そんなわけはない。 獣王ゼラス=メタリオム。魔王の腹心の、魔族。 ゼラスは、ゼロスに語りかける。 「その娘――セツナと言ったか。 何者かはわからないか?」 「はあ・・・・。先ほども話した通り、『歪み』には、関わりがあると思います。 ですが、まったく、彼女自身に関しては、判らないのです。 僕一人の手には余るかと・・・・。」 「・・・ふむ・・・・」 ゼラスは、なにやら考え込むようなしぐさをすると、 「・・・今、リナ=インバースと一緒だと言っていたな。」 「は?・・・ええ、そうですが・・・・。 ・・・・あの・・まさか・・・・。」 「そのまさかだ。丁度いい。 その者達に協力してもらえ。適役だろう。」 「いいのですか?リナさん達に話しても。」 「事は急を要する。仕方あるまい。」 「はあ・・・・・・。」 「セツナの監視は引き続き任せる。 しっかり仕事を遂行するように。」 そう言い残して、獣王は姿を消す。 後に残るのは、ゼロス、ただ一人。 「・・・リナさんに教えると、話がこじれそうですねえ・・・・・・。 まあ、仕方ありませんか。」 そう言うと、ゼロスも姿を消した。 「ふーん・・・。あたしにそれを手伝えって言うわけ?」 「まあ、そーゆー事です。」 セツナが気を失うと、光の文字は消えた。 塔の外で遭ったリナ達にセツナを任せて、ゼロスは報告に行っていたのだった。 そこで、戻って事情を説明していたのだが・・・・・ 「これは、悪い事じゃあありませんよ? 要するに、世界を救うんですから。」 「やりましょう!リナさん!!」 威勢良く声を上げたのはアメリア。 なにやらバックに炎など燃やしながら、 「世界を私達が救うんです! さあ、世界が私達を待っていますっ!!」 正義の道をまっしぐら、といった様子である。 「俺は賛成できんな。 だいたい、その話、本当に信用できるのか?」 「まあ、ゼルの意見も一理あるわね。 で、ゼロス?本当にその話、信じていいわけ?」 「ええ、信じてくださって結構です。 今回は、一切裏はありません。」 ゼルとあたしの意見に、ゼロスはそう答えた。 ちなみに、ガウリイは、とっくに話しについていけずに、一人、眠っている。 ・・・にしても、どうしよっかなあ・・・・。 しばし、あたしは考え込み、 「・・・まあ、とりあえずは、あんたを信用してあげるわ。」 「いやー、助かります。」 あたしの答えを聞いて、一安心といったところだろうか。 そこに、ゼルがゼロスに尋ねてくる。 「・・・・それで、そのセツナとかいう女。本当に何者だ? あれだけの魔石を使った仕掛けを動かせるとなると、相当のもんだぞ。」 「あー。セツナさんに関しては、まったく謎、ですね。」 「そうか・・・。」 ゼロスの答えに、ゼルは二階――セツナの寝ている部屋を見上げる。 「何者なんでしょうね・・・。」 アメリアも、同じように二階を見つめる。 あたしはため息一つ、 「まあ、考えてたって分かるモンでもないでしょ。 とりあえず・・・・・・ご飯よっ!!」 「おっ!なんだ、飯か!!」 即座に反応するガウリイ。 「結局はそれか・・・。」 ため息をつくゼル。 ゼロスは、すっと立ち上がると、 「それじゃあ、僕はセツナさんの様子を見てきますね。」 そう言って、二階に上がっていった。 「・・・・・・・・ん・・・・」 なんだか、体が重い。それに、頭がボーっとする。 ・・・・・ボーっとするのはいつもの事か・・・・。 目を開けると、そこは、どうやら宿の部屋らしい。 明かりもついていないので、うっすらと周りが見えている。 「えーと・・・。何でここにいるんだっけ。 ・・・うーんと、えーと、・・・・・・」 考えていると、扉が、静かに開いた。 見えたのは、黒い人影。 「あ、気がつきました?気分はどうです?セツナさん。」 静かに話しかけてくる。 「・・・あ、ゼロスか。」 「・・・・・また寝ぼけてましたね・・・・・。」 やれやれ、と言った様子のゼロス。 「まあ、元気そうですからよかったですけど。」 「ねえ、何でここにいるんだっけ?」 私の言葉に、ゼロスは、 「セツナさん壁の文字を読んだら、倒れてしまわれて。 おそらく、急に大きな力を使ったからでしょう。」 そうかあ・・・。倒れてたのかあ。 ん?そういえば、本、どうしたっけ。 「ああ、それなら・・・・」 私がきくと、ゼロスは鞄から本を取り出す。 「あ、持っててくれたんだあ。ありがとう。」 私のお礼にゼロスは笑みをうかべ、 「いえいえ、あのままですと、リナさん達が調べまくるだろうと思いまして。 隠しておきました。」 「ゼロスも調べたでしょ?」 「え、ま、まあ・・・。 でも、やっぱりよく分かりませんね。お返しします。」 私が本を受け取ると、表紙に文字が浮かび上がる。 「・・・あれっ?なんか出た。」 「なんて書いてあります?」 「えーと、・・・『使用上の注意』、だって。」 「は?」 「なんか、注意が書いてある。読む?」 「いえ、いいです。 ・・・本当に分からない本ですねえ・・・・。 どうやら、セツナさんにだけ使えるようで・・・・・。」 なにやら驚いたようなあきれたような視線を本に注ぐゼロス。 「えーっと、ためしに使ってみよーっと。」 私は、早速ページを開く。 んー・・。どれがいいかなあ。 「気をつけてくださいよ、セツナさん。」 「なんかあったらよろしくねえ。」 「そんな無責任な・・・・。」 ゼロスがなにやらつぶやく中、 「よしっ、いくよお。」 そして、本を読み上げる。 『空に輝く星のように 我の行く手を照らし出せ』 カアアァァ・・・・ 読み終わると、私の周りにたくさんの光が現れる。 まるで、星の輝きのように。 「わあ・・。きれいだねー。」 「やはり、一種の呪文書ですね。」 ゼロスは光の一つを手に取る。そして、 「かなり強力な術ですね。 これは、攻撃にもなりそうですよ。」 「光で攻撃?」 ゼロスは、一つうなずき、 「この光、アストラル・サイドまで届いてます。」 「・・・すごーい・・・・。」 そこまですごいのか、この光は。 ゼロスはふう、とため息をつくと、 「とにかく、下に下りませんか? リナさん達もいますから。」 「これ、どうしよっかあ・・。」 光を指差す私。 「消してください。」 「きれいなのになあ・・・。」 「そういう問題じゃあないんですが・・・。」 ゼロスに言われ、呪文の文字をなぞる。 光は、スッと溶けるように消えた。 「じゃあ、いこっか。」 私は、ゆっくり、立ち上がった。」 「あー。おいしかったあ。」 「うまかったなあ。」 食事も終わり、紅茶をすするあたし。 「そういえば、ゼロスさん、遅いですね。」 アメリアの言葉に、あたしは 「あのセツナって言う子を見てるんじゃない? なんか、面白い人ですよーって言ってたし。」 「ゼロスに言われるということは、厄介な性格ということじゃないのか?」 ゼルの言葉に、あたしは苦笑をしつつ、 「確かに、昼間あった時、厄介だとは思ったけど・・。 ゼロスに似てたから。」 「たしかに、似てましたね・・・・。」 あたしの言葉に頷くアメリア。 そこに、不意に声がかかる。 「リナさん、お待たせしました。」 振り向くと、こちらに歩いてくるゼロス、そして・・・。 「こんにちわあ。・・・あ、こんばんわかあ・・・。」 話題の中心、セツナである。 二人とも笑顔だが、ゼロスのおどけるような笑みではなく、ただ、静かに笑っているセツナ。 二人は、あいている席に腰掛ける。 「あんたがセツナか。」 そう言ったのはゼルガディス。警戒の眼差しでセツナを見つめる。 ・・・まあ、無理もないか。 それを分かっているのかいないのか、のんびりとした返事をするセツナ。 「はい、セツナといいますー。 ゼルガディスさんとガウリイさんは、始めましてですねえ。」 「ああ、よろしくな。」 これまたのんきに返事をするガウリイ。 「あれ、セツナさん、僕、名前、話しましたっけ?」 ゼロスがセツナに聞いている。 ・・・・・と、言う事は・・・・・ 「ううん、聞いてないよ。知ってるもの。」 「どうして知っている?」 ゼルの警戒の色が強くなる。 「えへっ。ひみつ(はあと)」 「・・・・・・・・」 ゼルは無言であたしの方を向き、 「こいつは苦手だ・・・・。」 そういうなり、黙るゼル。 「しょうがないわね・・・・。 で、セツナ。聞きたい事があるんだけど?」 「なんですかあ?」 首をかしげるセツナ。表情は相変わらず笑っているが。 「あんた、何者なの?」 「え?私は、私だよお?」 ・・・・どーゆー答えだ・・・・・・。 おもわず、体の力が抜けそうになる。 「・・・・じゃあ、質問を変えるわ。 あんたは、どこから、何のためにここに来たの?」 「・・・・うーんと・・・・・。」 なにやら、考え込むセツナ。 ・・・・・まさか、分からないとか言わないでしょうね・・・・。 「どこから来たかは説明できないなあ・・・・。なんていうのか。必然的に?」 「答えになってないっ! なんで、そんな事が説明できないのよっ!」 「何でって言われてもなあ。 えーと・・・分からないから?じゃ、駄目?」 「あのねえ・・・・・・。」 すると、セツナが突然ポンッと手をうち、 「あ。そういえば。『世界を救え』とか言われたけど。」 「はあ?なに、それ。アメリアじゃああるまいし。」 「リナさん、それどーゆー意味です?」 アメリアのつぶやきは無視して、と。 すると、黙って事の成り行きを見ていたゼロスが、 「セツナさん、僕からもいいですか?」 「うん。いーよお、ゼロス。」 「その『世界を救う』具体的なことは何か聞きましたか?」 「・・・・・・・特には無いなあ・・・・。」 「そうですか。 つまり、セツナさん自身も自分の置かれた立場がよく分からないんですねえ。 いやー、こまりましたねえ。」 「そーだねえ。」 ちっとも困ってなさそうな口調のゼロスとセツナ。 ・・・・・なんだかなあ・・・。 このセツナって子、なんかつかみ所がない。 ・・・・・・厄介だな。・・・はあ・・・・。 そのうちに、セツナが、大きなあくびを一つ。そして、 「それじゃあ、そろそろ寝よーかなあ・・・・。」 そう言って、机に伏せる。 「セツナさん、こんなところで寝ちゃ駄目ですよお・・・。 セツナさーん・・・・・・・。」 アメリアが起こそうとしてみるが、びくともしない。 「無理ですよ。セツナさん、一度眠ると、なかなか起きませんから。」 ゼロスはそう言うと、セツナを抱えあげる。 「じゃあ、僕もこの辺で。 セツナさんは、部屋まで送り届けてきますね。」 そういうなり、ふっと姿を消す。 「ちょっ、待ちなさいっ!ゼロス!」 あたしの声はむなしく響く。 「まったく・・・。」 「セツナさんって、何なんでしょうね・・・。」 「さあな・・・。」 ゼルとアメリアが、ポツリとつぶやいた。 はあ・・・・。 「それじゃ、あたし達も寝ましょう。 おやすみ、みんな。」 「ああ。そうだな。」 「おやすみなさいっ、リナさん。」 こうして、一日がおわった。 けど・・・・・。 なんか・・・・すんごく疲れた・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ああ・・・・・。なんてまとまりの無い文なんでしょうねえ・・・・・。 こんなんでどうもすみません。 さあ、最初の詩は、誰の気持ちでしょう。 分かった人は・・・・悩むかも知れません。 だって、今の段階じゃあ、そのキャラとあまり合わないですし。 さて、つぎは、旅の風景のよーな物を書こうかと・・・・。 がんばって考えますので・・・・。だれか、見て下さいー・・・・。 それでは、静でした。 |
20445 | Re:運命の歌10 | 死夏 | 2002/3/30 19:24:42 |
記事番号20431へのコメント こんばんわ。しなつから死夏に改名したりしました。死夏です。 感想の前に一言、さいっこうに面白いです!!静さん! 私も今投稿したりしてますが、静さんの小説はおもしろいうえに投稿の テンポが速いので読んでてあきないです。 私にはそういうの無理なのでもうそんけーしちゃいます!! てなわけでかんそーいきます。 >さあ、話が二桁まで続いてますねえ・・・。 >どこまで続くかなあ。 >それでは、どうぞ。 もうどんどん続けちゃってください。いくらでも見ますので! > ―――私は何でここにいるの? > > どうして私だけ生きているの? > > 何か意味があるの? > > 私は一人なのに・・・・・ > > 愛してくれる人もいないのに > > ・・・もう、いないのに・・・・・・ > > 強くなる。生きていくために、強く、なる。 > > 弱さを誰にも見せない。 > > だから、いつも笑っていよう。 > > 本当の心を隠して > > 笑顔の仮面を被って――― 謎は深まるばかり、てな感じですね〜 >ゼロスは、声の方――自分の主の方を見上げる。 >金髪に、ごく普通の旅人、と言った格好だが、もちろん、そんなわけはない。 >獣王ゼラス=メタリオム。魔王の腹心の、魔族。 わあい。ゼラス様登場ですね! 私ゼラス様ファンなのでうれしいです。 >「やりましょう!リナさん!!」 >威勢良く声を上げたのはアメリア。 >なにやらバックに炎など燃やしながら、 >「世界を私達が救うんです! >さあ、世界が私達を待っていますっ!!」 >正義の道をまっしぐら、といった様子である。 やっぱりアメリアって言えばこうですよねぇ。(しみじみ) >「・・・・・・・・ん・・・・」 >なんだか、体が重い。それに、頭がボーっとする。 >・・・・・ボーっとするのはいつもの事か・・・・。 私も朝はこんな感じです。たまにキレておこしに来た兄に物投げたりします。 >「・・・あれっ?なんか出た。」 >「なんて書いてあります?」 >「えーと、・・・『使用上の注意』、だって。」 ああ、気になります使用上の注意。 一体何が書いてあったんだろう? >「かなり強力な術ですね。 >これは、攻撃にもなりそうですよ。」 >「光で攻撃?」 >ゼロスは、一つうなずき、 >「この光、アストラル・サイドまで届いてます。」 ……なんか良く分からないけどとにかくすごいんですね!!←てきとー >ああ・・・・・。なんてまとまりの無い文なんでしょうねえ・・・・・。 >こんなんでどうもすみません。 何いってんですか。じゃあ私の小説は一体………… >さあ、最初の詩は、誰の気持ちでしょう。 >分かった人は・・・・悩むかも知れません。 >だって、今の段階じゃあ、そのキャラとあまり合わないですし。 >さて、つぎは、旅の風景のよーな物を書こうかと・・・・。 >がんばって考えますので・・・・。だれか、見て下さいー・・・・。 見ます!何が起ころうとも見ます! >それでは、静でした。 がんばって続き書いてくださいねー。 私も早く書かないと。 それでは続きまってます! |
20453 | どうもです! | 静 | 2002/3/31 09:58:31 |
記事番号20445へのコメント いやー、死夏さん、コメントありがとうございます。 こんな、行き当たりばったりの小説を見て下さって・・・。 はい、続きもがんばって書きますので、一つよろしく。 では、小説考えましょうかねえ・・・・・。 静でした。 それでは。またお会いしましょう。 |
20455 | 運命の歌11 | 静 | 2002/3/31 12:59:09 |
記事番号20295へのコメント さあ、がんばって参りましょう、小説を。 今回は、まあ、ボーっと御覧下さい。 …ふふふ・…ここを書きながらまだ先を考えておりません・…。 まあ、何とかなる・・…と、思います。 それでは、いきまーす。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 太陽が昇り、すべてに光を与える。 非常にすがすがしい朝である。 さあ、世界を救うために出発! ・・・・・と、行きたいのだが・・・・・・。 「セツナさーん、起きて下さい! 朝です!太陽が私達を呼んでいます!」 「呼んでいるのか?」 「そうですよ!だってこんなに気持ちのいい朝ですもの!」 アメリアとゼルガディスの会話が聞こえる。 そこに、ガウリイの質問。 「二人とも。それで、セツナは起きたのか?」 ひたりっ。と、二人の動きが止まる。 「その様子からすると、まだなのね・・・。」 「リナか・・・・。」 「あ。リナさん!」 あたしは、セツナの部屋の前に集まる仲間の所に近ずく。 アメリアと、ゼルガディスがずうううぅぅぅっ、と叫んでいるのだが、部屋の中からは、物音一つ聞こえない。 「リナさーん・・・。セツナさん、起きてくれませーん・・・。」 アメリアの弱った声。 「ったく!だらしないわね、二人ともっ! さっきはあんなに自信満々だったじゃないの!」 「そうは言うがな・・・。リナ。」 ゼルガディスからも声が上がる。 「まさか、ここまで寝起きが悪いとは・・・。 ゼロスも、どうやって起こしてきたんだ?」 「それもそうね・・・。」 ・・・・まあ、つまりは、出発をしたいのだが、セツナが起きてこない。 ゼロスもどかにいなくなる。 と、言うわけで、みんなでセツナを起こしに掛かっていたのだが・・・・。 こんなに寝起きが悪いとは。 「あ〜〜〜っ!もうっ! こんな時に、ゼロスはどこに行ったのよっ!」 「このままじゃ、昼になるんじゃないか?」 「ガウリイさんの言う通りですよー・・。 ・・・リナさん、どうします?」 「・・・・うーーん。・・・・」 と、あたし達が悩んでいると・・・・・ 「おや?どうしたんですか?皆さん。」 ・・・・・こいつは・・・・。 「ゼロスッ!どーでもいーからセツナを起こしてっ!」 突然現れたゼロスにあたしは言う。 ゼロスは、その言葉に、 「・・・・もしかして、セツナさんまだ眠ってらっしゃいます?・・・・」 『うん。』 声をはもらせるあたしとアメリア。 「やれやれ・・・・・。しょうがないですねえ。」 ゼロスはため息一つ、セツナの部屋の前に立つ。 そして、まったくためらわずに扉を開ける。 部屋に入ると、ベットに眠るセツナの横にかがむ。 「おい。いいのか?勝手に入ったりして。」 「いいんじゃないですか?今までも勝手に入ってましたし。」 ゼルの疑問に、へーぜんと答えるゼロス。 すると、ゼロスはセツナに向かい、錫杖をむける。 すると、セツナを一瞬闇が包み込む。 「ゼロス、あんた、何を・・・・・。」 あたしが言いかけたその時。 「うーーーん。よく寝たあ・・・・。」 むくっと、セツナが起き上がった。 「おはようございます、セツナさん。 出発しますよ。」 「・・・はあーい・・・。」 何事も無かったようにセツナは準備を始める。 「ねえ、今の何?」 「今のですか?セツナさんの精神に直接働きかけたんですよ。」 「大丈夫なのか?」 「ええ。害はありません。」 ・・・・・そこまでしないと起きないとは。 セツナって・・・・一体・・・・・・。 「うーん。いい天気だねえ。」 「そうですねえ。・・・・・って、どうしたんです?皆さん。」 「どうしたって・・・・・あんたらが歩くのが速いのよっ!」 セツナも起きたので、早速街道を歩いてたのだが・・・・ 「いやあ、だって、私が寝ていた分、急ぐんでしょう?」 「それはそうだが・・・。」 「とにかく!、皆さん!世界のためにがんばりましょうっ!」 「あー。はいはい。」 アメリアは適当に流しておいて。 「そういえば、どこに行こうとしてるの?」 セツナからの質問に、ゼロスが答える。 「とりあえず、レインダストという街に行きます。」 「どうして?」 ゼロスの代わりに、あたしが答える。 「そこはね。『音楽の街』っていってね。 『歌い手』の事も分かるかも知れないでしょ? それに、同じような魔石も祭ってあるしね。」 「へええぇぇ・・・・。リナさんって、物知りだねー。」 「まあね〜。」 セツナはのほほーんと話す。 「あ。だから、いっぱい狙われるのかなあ。 それって、盗賊の情報とかもある?」 「何でそう思ったの?」 セツナは当たり前、といった様子で立ち止まる。 あたしや、ガウリイも、足を止める。 「だって。こんなふうに狙われるからあ。」 あたしは、にっ、と笑う。 「それもそーね。 ――で?そこに隠れてるのは腰が抜けたからかしら? そーじゃないならさっさとで出来なさい!」 周りの茂みからは何も聞こえない。 だが、しばらくして・・・・・・ 「・・言ってくれるなあ、嬢ちゃん。」 「いーじゃない。どーせあんた達はここでやられるんだから。」 茂みから、でるわでるわ。盗賊さん達。 「盗賊たちよっ! この私、アメリアが、正義の元にあなた方を裁きますっ!」 アメリアの前口上が聞こえてくる。 「ふっ・・。相手が悪かったな。」 ゼルのつぶやき。 「がんばってください。リナさん。」 ゼロスの応援・・・・って! 「くぉうらっ、ゼロスっ!あんたも手伝いなさいっ!」 いつの間にか木の上に避難したゼロスに叫ぶ。・・と、 「リナさーん。おーえんしてるよお。」 「だあああぁぁっ!セツナまでっ!」 これまたいつの間にか、ゼロスの隣にちょこんっと座るセツナ。 ・・・・こいつらは・・・・。 ・・・にしても、セツナ・・・いい根性してるわね・・・・・。 あたしはため息一つ、 「ったく!・・いいわ。 さあ、いくわよっ!」 こうして――― セツナとゼロスの応援(?)の中、戦闘がはじまった! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ さて・・・・・。いいんでしょうか?こんなのを投稿しても。 まあ、なんとかなるさー。あはははははは。 セツナは本当に寝起きが悪いですねえ・・。 寝つきはいいんですけどねえ。 ちゃっかり戦線離脱しちゃってますし。 さて、次は戦闘ですね。 セツナも参加させようと思います。お楽しみに。 でわ、静でした。 |
20471 | 運命の歌12 | 静 | 2002/4/1 21:25:08 |
記事番号20295へのコメント こーんーにーちーはー! 静です。小説いくのです。 ・・・・・だんだんまとまりが無くなっていくなあ・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 戦闘は、おおむね順調だった。 「はあっ!」 掛け声と共に閃くガウリイの剣。気持ちのいいほどの速さで敵を倒してゆく。 あたしの後ろでは。 「正義の心キーック!」 『うわわわッ!』 「正義は勝つのよパーンチッ!」 「・・・・なんなんださっきからその技はっ!」 キンッ!ゼルガディスは剣を振るいながらアメリアに叫ぶ。 「正義の力ですっ!」 「なお分からんわっ!」 などど、悠長な掛け合いをしつつ、敵を倒す。 あたし自身と言えば。 「メガ・ブラントッ!」 どがああぁぁんんっ! 『うおおぉぉっ!』 一斉に吹っ飛ぶ野党達。 「ったく、きりの無い・・・・。」 そうなのである。 さっきから何度も何度も何度も何度も倒して倒して倒しまくっているのだが、一向に数は減らない。 「確かに、きりが無いな。」 ゼルガディスとアメリアも、さすがに嫌になってきたらしい。 「悪人を懲らしめるのは好きですけど、 ・・・・・多すぎますよ〜っ!」 アメリアの叫びがこだまする。 「おいっ!リナッ!どうなってんだ、こりゃっ!」 「よくわかんないけどっ!ここには人間以外の気配があるわっ!」 ガウリイに叫び返すあたし。 「それって・・・、まさか魔族っ!」 「・・・・・いえ、違いますね・・・・・。」 アメリアに答えたのは、先ほどから傍観者を決め込んでいたゼロス。 「なんか分かるの!ゼロス!」 「これはおそらく予想ですけど・・・・。」 「『歪み』だね。」 上空から降って来るやけに冷静で――のんびりとした声。 「その通りです。セツナさん。」 声の主・・・・セツナは、木の上で空を見ながら時折こちらを向いてくる。 「ちょっと、セツナッ! ゼロスでさえ降りてきたんだから、あんたもこっちきたらっ!」 「でも下は危なそうだし。」 「セツナさん。あなたも戦えるでしょう?」 ゼロスの一言に、ゼルガディスは眉をひそめる。 「おい、ゼロス。セツナは戦えるのか?」 「僕の予想ですけど。」 あっさりとしたゼロスの答えに、リナは周りの野党をぶちのめしながらセツナに問いかける。 「でっ!結局の所どうなの、セツナッ! こっちとしては、戦えた方が楽になるけどっ!」 リナ達が相変わらず戦う中、セツナはあっさりと。 「さあ?どうだろ?」 「セツナさん、正義の心で戦いましょうっ!」 「アメリア、またそんな事を・・・・・・。」 ゼルガディスが思わずつぶやく。 「・・・・正義?分からないなあ・・・・・・・。」 「セツナさん?・・・・・」 セツナの答えに違和感を覚える。 だが、ゼロスのつぶやきは誰にも聞こえない。 「・・・・それはともかく、実戦経験は無いけど、何とかなると思うよお。」 セツナの答えに、あたしは、 「なんか頼りない気もするけど、降りてきなさいっ!セツナ!」 「・・・・・あんましこーゆーのって好きじゃないんだけどなあ・・・・。」 「そーゆー問題では無いと思うんですが・・・。」 ゼロスの声が聞こえたのか、聞こえないのか、ひらっと木から下りるセツナ。 その手には、いつの間にか青紫の宝玉のついた錫杖。 一応やる気になってくれたようである。 ・・・・・それにしても、結局の所、なんでこんなに野党が・・・・・ そんなあたしの考えを読んだかのように、 「この野党・・・いえ、これは『歪み』の力が生み出した存在です。 幻影といってもいいでしょう。・・・・いいですか?見ててください。」 ゼロスの前方の幻影が一瞬にして消え去る。 だが・・・・・・ 一瞬後には、幻影が現れる。 「ちょっと・・・・・それって、キリが無いって事じゃないですかっ!」 「落ち着けアメリア。」 「だって!ゼルガディスさん・・・・・・・・・・」 まだ喚いているアメリアはゼルに任せておいて、と。 「なあ、こいつら、だんだん強くなってないかっ!」 ガウリイが、叫ぶ。 そういえば、そんな気もする・・・・・。 「『歪み』の力が強くなっているみたいですねえ。」 「ゼロスー。じゃあさあ、『歪み』が無くなればこの人たちも消えるの?」 セツナの声に振り向けば、幻影の攻撃をひたすら避けている。 それだけ聞くと、セツナが弱いように聞こえるかも知れないが、そんな事は無い。 ――いや、むしろ、強い。少し見ただけだが、かなりの使い手のようである。 「その通りです、セツナさん。でも、肝心の『歪み』がどこに・・・・・・」 「あれでしょお?」 のんびりと声を上げるセツナの指差す先には・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ すいません。なぜ中途半端かというと、親にせかされてしまったからです。 つづきは、明日投稿します。 だから、これは『運命の歌12前編』ということにしちゃいましょうかねえ・・・。 では、親が来ると危険なので、これにて・・・・・。 またお会いしましょう・・・・・・・・・・・・・。多分・・・・・・・・・・・・・。 |