◆−White Armor−YUEI YOUREI (2002/4/4 00:36:15) No.20526
 ┗Re:White Armor−YUEI YOUREI (2002/4/4 00:38:10) No.20527


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20526White ArmorYUEI YOUREI E-mail URL2002/4/4 00:36:15


へぼへぼな小説ですが是非とも見てください。あとーーーー何だか―――――分からないです。どうかよろしく

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20527Re:White ArmorYUEI YOUREI E-mail URL2002/4/4 00:38:10
記事番号20526へのコメント

眩暈と螺旋と深海と緋色と神経と悲痛と至福と恋愛と衰弱と悲哀と幸福と京風と太陽と月光と…

私の名前は、朝川春亜です。二十四歳、図書館の司書をやっております。この東中央図書館には、朝と昼間に溢れんばかりの光が降り注ぎます。都会だけど、館内の周りは、緑豊かなところが特に好きです。しかもこの図書館は、カフェテリアと共同経営をしているので、訪れる人は「まるで、フランスの郊外みたいだね」とよく言われます。私はこの図書館がだいすきです。でも、私は、ドジばっかり…。この間も本棚から本を落として人にぶつけてしまいました。同僚の祥子ちゃんいわく「でも春ちゃん、かわいくてほんわかしているから許せちゃうんだよね。」と慰めたり、励ましてくれます。本当にいい友達です。でもときどき羨ましいです。さっぱりしていて、気さくで…。そう思ってしまう私が本当に情けないです。いつもうじうじしていて、はっきりと物事言えなく、上手く喋れないあたし。そうあの人でさえも…。
 こんな私ですけど、実は彼氏がいます。名前は、大野 京さん二十四歳です。NEEKSという有名スポーツ用品の開発をしています。お話が上手くて、カッコ良くてオシャレな人です。同僚や友人に彼の写真を見せると驚いたり不安そうな顔をしたりします。
「確かにカッコいいけど、茶髪でとげとげ頭でガン黒でサーフィンが趣味な男なんて春ちゃんには合わないよ。騙されていない?」
こう言われるたびに、やっぱ私じゃ合わないかなあとか、また彼に迷惑掛けちゃっているって思ってしまいます。彼はとても良い人です。いつも私を気にかけてくれますし、私を楽しませるために色々な事をしてくれます。それなのに私は彼に何もしてあげられない。町で一緒に歩いていても意外そうな顔で見られたりします。そうですよねこんな地味な女ですもの。釣り合わない。
彼は本当に私の事を好きなのかなあ?そう優しい彼を疑ってしまう時分が汚くて本当に逃げ出したくなります。
 彼との出会いは、この図書館でした。スポーツの御本を借りに何度か着ていたのを何度か見た事がありました。そんなある日、
「ねえ、今度一緒にドライブ行かない。」
と誘ってくれたのでした。そのときは、驚いたり困惑してたりで上手く言えなかったけれど、その次の日曜に一緒に出かけました。彼は、おいしいイタリアンレストランや綺麗な風景が見れる場所をたくさん知っていました。
 「春ちゃんかわいらしいね。とかほんわかしている。」
とよく言われるけど本当にそうなのかなあとか彼の好みじゃなんじゃないかなんて思ったりしちゃいます。流行の顔じゃないって言うか華やかじゃないのかもしれません。メガネ掛けてるし、目は二重ではないし、唇は、薄いし、胸はないし…そうだからか笑ったりするのもあまり得意じゃありません。やっぱり、図書館のカフェテリアの娘とかと比べると明らかにそう思ってしまいます。お客さんに上手く笑わないとと思ったりしても、結局ぎこちなくかえって相手をわずらわしくされてしまいます。ちょっと時々嫉妬してしまうと本当にダメだなあと思っちゃいます。
 そして、夏がやって来ました。彼が今度サーフィンをやるからいっしょに来ないかと誘ってくれました。
 海は、見渡す限りに青、そらと見間違えるほどです。波は、それとは裏腹に激しいけれど、彼はその波と戯れるかのようにサーフィンをしていく。サーフィンの事はよくわからないけれど、やっぱりカッコいいなあと思ってしまう。なんか波と闘いながらもその波と一体化してまう姿が。私のほかにも彼の同僚や大学の後輩一緒でした。私は、その日白いワンピースでしたけど、その後輩の女の子達は水着でビキニだったりでスタイルいいなあなんて思っちゃったりもしまいました。それでも結構楽しめたと思いました。お昼ご飯は、みんなで焼きソバを食べました。みんなは、サーフィンの話しで盛りあがりながらも京さんは私が浮いたりつまらなくならない様に爽やかに私を持ち上げたりしてくれます。
「ねえ、春亜ちゃんは、泳がないの?なんだか顔色が悪く見えるけど、体調が悪いの?」
「いっいえ大丈夫です。わっわたし、泳けませんから。」
そのとき私は、内心をつかれたようで少し慌ててしまった。体調は悪くはない。太陽はあんなに輝いているのに何故だか気分が晴れない。つまらなくはない。ただなんか無風で乾いた感じ。大事にされているのは分かっている。けれど、本当に恋人として?他の女の子のときはもっと…何だか…なれなれしく…本当に…心を開いているって感じるんだけど….私はまるで飾りものみたいですこし….イヤだ。こう彼が隣の女の子と素直で気を使わずに自然な感じで笑っている光景を見ると胸がいたい。
 私は本当に必要とされていますか?私は本当のあなたを見ていますか?見せてくれますか?あなたにとっては私は数多い女友達の一人なのか…なあ?あなたはたくさんのひとに…ともだちに…あふている。優しく人から好かれやすい。輝くオーラがある。器用でかっこいい。例え多くの中の一人である私が消えてもあなたは…。でも私は、あまり友達がいない。とくに男の友達は、たぶんあなたぐらいしかいないと思う。あなたが消えたら、私は、ある意味一人だ。だからなのか、本当にあたしの事好きとか、本心を語ってとか、あたしのことどうおもっているのとか言えない。捨てられるのが恐いから。嫌われるのが恐いから。だって、居場所がないって辛い。死んでいるのといないのと同じだから。そう思わないように必死で私なりにアピールしているんだけど、上手く伝わらない。少し波が揺れる。私の立っている場所は、浅瀬。砂が見えるほどだ。でも彼は、太陽をも引きつけるような深い綺麗な海の場所にいる。遠く決して届かない。そう思っているうちに光景が…世界が歪んできた。気が薄らいできた。
 気がつくと
「春亜ちゃん。春亜ちゃん。」
深いところから声が聞こえた。温かい声が。目を覚ますと彼の心配そうな顔が瞳に映った。
「春亜ちゃん、よかった。ごめんね、体調悪いのを気づいてあげられなくて。」
彼が心配している。泣きそうな目をしている。あたしのせいなのに、自分を責めている。そして、涙がこぼれた。私はその時、うつろげながら、無意識に頬に手を当てて涙に触れながら聞いてみた。
「なんで、泣いているの?」
「なんでって、好きだから。それだけだよ。なんでそんな事聞くの?」
「私、あなたに好かれてないと思った」
いつもなら言えないセリフを意識がぼうっとしているせいかなぜか口に出してしまった。今思えば赤面ものだ。
「そっそんなこと!酷いよ。信じてなかったの」
「だってあなた、私に他人行儀みたいだったから」
「違うって。それは…」
彼の顔は怒った顔から赤く恥ずかしそうな顔をした。そんな彼の様々な面を見れただけでも嬉しかった。
「それは…恥ずかしいから。本当は俺は、あんまり人と話すの好きじゃないし、それに大勢で騒いでいるのは時々イヤになる。一人じゃないかって感じるんだ。だって、みんな、本当の僕を見てくれてなかった。ただ見た目やカッコだけで判断されているのがイヤだった。そんなとき出会ったのがあなただった。君は、あの太陽の春の光が当たるところでいつも輝いていた。一生懸命真っ直ぐ見ていた。本当はずっと前からいつも君を見ていたんだよ?知っている?だって、あんなに綺麗にまっすぐと人の眼を見ている人なんてきっとあなた以外いない。あんなにまで花や自然と解けこんでいるあなたを好きにならずにはいられなったかったんだよ。それにはじめて本を借りたとき「あなたってきっととても優しい人なんですね。その本はとっても優しくて心に緑の波が飛び立つようなお話なんですよ、人が本を選ぶんじゃないです。本が人を選ぶんです。」って言われた時嬉しかった。うわべだけじゃなく、ちゃんと僕を見ていてくれる人がいたって、だからデートに誘ったんだ。」
「そうだったんだ。私全然知らなかった。私は、あなたを見ていようとしていた、でもあなたはいつも本当のあなたを見せ様としていたんだね。だったら今度は、本当の私を見せてあげればいいなあと思うんだ。いま、私 は あなた が 悲しいと 私も悲しいなあ。」
そう言うと彼に抱きついた、頭を胸にうずめる様にうれしくて、やさしくて、いろんな気持ちが溢れてきたから
「今、とても恥ずかしい。心臓がどきどきしている」
以外にも彼がそう言ってきた。でも本当に彼の心臓の鼓動は高鳴っていた。
「恥ずかしいっていい事なんだよ。それだけ相手を意識しているんだから」
「やっぱり、君には勝てないよ。だって君はいつもそうやって綺麗な言葉で僕の心をかき乱すんだもん。」

 夏が過ぎ私の好きな春がやってきた。私達二人は、図書館の庭のカフェにいます。
「そういえば、以前あなたの友人のひとに別れてくれないって言われたことあったわ。」
「えっそんなことが。でっなんて言ったの」
「彼のこと愛しているから駄目っていったらなんか逃げる様にかえっていちゃったよ」
「春ちゃん…。そんな恥ずかしい事を…そんな素直に言われたら誰もかなわいないって思うよ。」
彼は呆れたような困ったような恥ずかしそうな顔で答えた。でも彼の言っていることは良く分からないかった。
「あと、この間、仕事の同僚の人に、あんなガン黒で茶髪な男と分かれて僕と付き合ってって言われたことがあったわ。でも、そんなガン黒で茶髪な彼が好きですって言ったら諦めるって言ったわ。」
「そう、なんか不安になってきたなあ」
「そう?私はあなたが好きだから別に問題はないわ。」
「そういえば、春は、なんで去年の夏、泳がなかったの?」
「あっ話しそらしたな。まっ、いいやうーん私プロポーションに自信ないから。」
「そんなことないって、だってモデル並に細いし…かわいいし」
「だって胸ないもん。やっぱり男の人って巨乳が好きそうじゃない。
そう言ったら彼は慌てて訂正する様に言った。
「そんな事ないって。逆に僕は春ちゃんのような細くて綺麗な足の方がっって…、ごめん。」
 彼は視線を私のほうにやるッととっさに目をそらし謝ってきた。思わずクスッと笑ってしまった。彼をからかおうとして思わず、じゃあもっと短いスカートはいてこようかなあっていったら、彼は絶対駄目って言ってきた。理由を聞いたら、赤くなってこう言った「春はかわいいからみんな君のほうに視線がいくから。そうなるとなんかイヤだ。それに不安になっちゃうっていうか、ごめん上手く言えない。」
「ねえっ本当の私を見て幻滅した?」
ちょっと不意に不安になって真面目な顔で聞いてみた。
「君のたくさんな面が見られてもっと好きになりそう」そう言うとお互い自然と唇を重ね合わせた。
 私の名前は、春川春亜です。落ちこんだり、辛いときもあるけれど、いつも元気に自分らしく生きています。辛くなったり、キョ―ちゃんが辛いトきは一緒に悩んで、うれしいときは一緒に笑います。同調しあって お互い言います。
 あなた が かなしい と わたし も かなしい

 あなた が うれしい と わたし も うれしい