◆−ちょいと復活してみたり。−静 (2002/4/29 09:35:08) No.20697
 ┗運命の歌15−静 (2002/5/6 12:01:07) No.20752


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20697ちょいと復活してみたり。2002/4/29 09:35:08


こんにちは!
やっとパソコンが出来る静です。
いや、ずううぅぅっと!ゲームとパソコン禁止令が出ていたのであります。
久しぶりに見ると、新しい小説もいっぱい!
やっぱりツリーは落ちている!
ああっ!なんか皆さんの記憶から抹消されてる気がっ!

・・・・・・・・・・・・・・・・。

とにかく、また再開させていただきます。
暇な方は、御覧下さい。
それでは・・・・・。

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20752運命の歌152002/5/6 12:01:07
記事番号20697へのコメント

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
なんだかなあ・・・・・・・・。
復活したのにぜんっっぜん書いてませんねえ。
まあ、ちょっと祖父の法事に・・・・。
とにかく、本編を、御覧下さい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「・・・で、どうする?」
宿の食堂で、夕食をぱくつきながら、あたしは言った。
街に入ったはいいが、この街、さすがに音楽の街だけはある。
関係するところが多いのに加え、結構歴史の在る街らしく、古い寺院や、資料の在る図書館やらいっっぱいあるのである。
これじゃあ、どこから手をつけたらいいのか分からない。
と、言うわけで、とりあえず宿に来たのだが・・・・・。
「そうですねえ・・・。全部を調べたら、少なくとも一ヶ月以上はかかりますし・・・・。
困りましたねえ・・・・・・・。」
魚を丁寧にナイフで切りながら、ゼロスはちっとも困ってない口調で言う。
「ゼロス。あんたの仕事でしょうが。何とかしなさいよ。」
「そう言われましても、僕は便利屋じゃあ無いんですから。」
「ちっ・・・・使えない・・・・・。」
「そんな・・・・・ひどいです・・・・リナさん・・・・・・。」
いじけるゼロスは放っておいて。
あたしはゼルの方に向き直り、
「ねえ、ゼル。あんた前にも来た事があるんでしょ?
だったら、なんかそれっぽい場所、知らない?」
「そうだな・・・・・・・・」
ゼルはたいして興味のなさそうな口調で、
「『歪み』に『歌い手』だったか?
月夜の塔に隠されていた情報だ。そうそうあるモンでもないだろう。」
「そうなのよね・・・・・。
あー。面倒な・・・・・・・。」
「大丈夫ですっ、リナさん!」
「なにが?アメリア。」
あたしは横目でアメリアを見る。
アメリアは子羊のソテーの刺さったフォークをグッッと握り締め、
「正義の心があればっ!必ず道は開けますっ!
さあっ、一緒にあの夕日に向かってっ!」
「アメリアー。今は夜だぞー。」
「何を言うんですか、ガウリイさん。正義の心を持ってすれば、夕日も見えるようになるんですっ!」
「・・・・・・そうなのか?」
・・・・・・・いや。それはちょっと危ないよ。アメリア。
「あ。そういえば・・・。」
おもむろにゼロスが口を開く。
「今、この街は聖誕祭で、いろんな祭りの伝承なんかを語っていますが・・・・。
その話全てに、共通して、中央の神殿が出てくるんです。」
「神殿?そんなのありましたっけ?」
「どうやら、隠し神殿のようでして、代々の町長しか入り方を知らないそうで。
しかも、何かの力が働いてるらしくて、僕にも入れるかどうか・・・・。」
・・・・・そんなものが在るんか。ここは。
世の中、奥が深いなあ・・・・・・。
「じゃあ、結局何も出来ないってことか?」
ガウリイの言葉にゼロスは指を振る。
「そうでもありませんよ。
どうやら、毎年、聖誕祭で、巫女を一人選ぶそうでして、その巫女は、神殿に入る事を許される・・・・と、言っていました。」
「言っていた、って、誰が?」
「セツナさんです。」
『・・・・・・・・・・は?』
全員の驚きと戸惑いが重なる。
「って、ちょ、何でセツナがそんな事知ってんのよっ!」
「そうですっ!何でですかっ?!」
「やー。セツナって、すごいんだなあ。」
「そういう問題じゃないと思うが。旦那。」
あたし達の問いにゼロスはあっさりと、
「町長さんに聞いたそうです。」
「・・・・・・どうやって?・・・・・・」
「さっき町長さんの使いの方がいらっしゃって、門のところでの歌をぜひ聞かせてくれないか・・・・・・。で、ついていきました。」
「ついて言ったって、そんな簡単に・・・・・・・。」
「そういえば、セツナさん、さっきからいませんでしたね。」
セツナ・・・・・・なんでそう警戒心がないのっ!?
・・・・・まあ、ゼロスなんかにホイホイついてくのに、警戒心があるとは思えないけど・・・・・・・
まったくの見ず知らずの人についていくか普通っ!!
「ああああっ!もうっ!
セツナのとこに行くわよっ!」
「え?」
「なんでだ?」
「セツナの事だから、きっとマイペースに町長を困らせたりしてるわよっ!」
「・・・・・・それに何か情報が聞き出せるかもな・・・・・・。」
ゼルの言葉にあたしは頷く。
「そういうことっ!ほらほらっ!いくわよっ!
ガウリイッ!食べてないで行くわよ!」
「え、あ、ちょっ。まってくがふっ!?」
ガウリイの足を掴み、引きずり走り出すあたし。
後ろからゼルの冷静な声。
「・・・・で、どこにあるのか分かるのか?町長の家が。」
・・・・・・・ぴたっ。
「それなら、僕が案内しますからご心配なく。
セツナさんの場所なら分かりますよ。」
ゼロスの声にあたしは再び――今度はゼロスも掴み、進みだす。
「ほらっ!いそぐわよ!ゼロス、あんたセツナの監視なんでしょっ!
急ぎなさいよっ!」
「分かりました分かりましたから首を絞めないで下さいよ・・・・・・・・」
後ろを振り返る事もせず。
あたしは、一目散に町長の・・・セツナの所に向かった。

ガウリイの悲鳴も無視して。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

はい、今回はセツナさんが出て来ませんでした。
「セツナを一人にするなんてなんてムボーなことをすんのよあんたはっ?!」
あれー?リナさんこんにちはあー・・・・・。
「セツナのまねはやめるっ!」
はっはっはっはっは。気にしちゃあいけませんよ。
まあ、次はせつなさんの大活躍という事で、それにちなんでみたんですよ。
「・・・・・予定でしょ。ところで何であとがきにキャラを出すようになったわけ?」
・・・・・・・・いや、一人だと書く事が無くて・・・・・。
面白くなっても減る事は無いですから、いいじゃあないですか。
「まあ、出番も増えるからいいけど。
でも、セツナが活躍って、あのボケボケ娘がどうやって、活躍?」
まあ、セツナさんですから。
「全然分からん。まあ、セツナもそこが知れないところがあるから、実はすごいとか、あったりして。」
・・・・・設定上は、ゼロスさんに限りなく近いキャラ、もしくはそれ以上のキャラになっておりますです。
「それって、なんか怖いよーな・・・・。」
気にしません。つか、気にしたら書けません。
と、言うわけで、そろそろこの辺で。
「次の話の予定は?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「・・・・・・・おい。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「・・・・・・・ちょっと?」
それでは、次はいつかは分かりませんが、またお会いしましょう。
それでは・・・・・・・・・。(黒い錐に乗り逃走)
「ちょっ!なんなのその錐はっ!あんたゼロスを買収したわねっ!」
さーよーなーらー・・・・・・・・・・・・・・・・。
「待てーーーーーーーっ!」