◆−初投稿です。−椋 蒜悸 (2002/6/24 19:53:18) No.21069 ┣Slum Ruby prologue−椋 蒜悸 (2002/6/24 20:00:28) No.21070 ┃┣Re:Slum Ruby prologue−Tsubasa (2002/6/25 00:40:38) No.21073 ┃┃┗有難う御座います〜v−椋 蒜悸 (2002/6/25 17:55:43) No.21074 ┃┗すーみーまーせーん…−椋 蒜悸 (2002/6/25 18:02:34) No.21075 ┣Slum Ruby 1−椋 蒜悸 (2002/6/25 19:45:46) No.21077 ┃┣つ、続きが気になるッ!−むくぅ (2002/6/25 20:23:11) No.21078 ┃┃┗初めまして!−椋 蒜悸 (2002/6/26 17:22:29) No.21084 ┃┗Re:Slum Ruby 1−Tsubasa (2002/6/25 22:33:38) No.21082 ┣Slum Ruby 2−椋 蒜悸 (2002/6/26 18:34:31) No.21085 ┃┣ただの間抜けかどうか気になるところ(何)−むくぅ (2002/6/26 19:05:48) No.21086 ┃┃┗予想、大当たり!?−椋 蒜悸 (2002/6/28 17:22:38) No.21096 ┃┗あーるいー−Tsubasa (2002/6/26 22:50:09) No.21088 ┃ ┗ぶつ切りー(!?)−椋 蒜悸 (2002/6/28 17:33:21) No.21097 ┣Slum Ruby 3 −椋 蒜悸 (2002/6/27 19:13:52) No.21090 ┃┗ハイペースっすな−Tsubasa (2002/6/28 18:29:25) No.21098 ┣初めまして!−紗希 (2002/6/27 21:28:05) No.21091 ┃┗初めましてです♪−椋 蒜悸 (2002/6/28 17:15:31) No.21095 ┃ ┗Re:宜しくお願いします!−紗希 (2002/6/30 18:07:38) No.21112 ┣Slum Ruby 4−椋 蒜悸 (2002/6/28 19:46:48) No.21099 ┃┣早いッ!−むくぅ (2002/6/28 21:10:44) No.21100 ┃┃┗Re:早いッ!−椋 蒜悸 (2002/6/29 22:19:00) No.21108 ┃┗銃器類なら任せてくれ!!−Tsubasa (2002/6/29 01:35:12) No.21103 ┃ ┗御願いします!!−椋 蒜悸 (2002/6/29 15:39:24) No.21105 ┃ ┗伝承……なんちって。−Tsubasa (2002/6/29 23:21:37) No.21109 ┃ ┗有難う御座います〜v−椋 蒜悸 (2002/7/11 16:08:07) No.21172 ┣Slum Ruby 5−椋 蒜悸 (2002/6/29 15:31:37) No.21104 ┣Slum Ruby 6−椋 蒜悸 (2002/7/11 16:54:31) No.21176 ┣Re:初投稿です。−椋 蒜悸 (2002/7/11 17:08:05) No.21177 ┃┣済みませんです〜−椋 蒜悸 (2002/7/11 17:11:07) No.21178 ┃┗はんどがん−Tsubasa (2002/7/11 23:23:17) No.21184 ┃ ┗Re:はんどがん−椋 蒜悸 (2002/7/12 13:41:14) No.21188 ┗Slum Ruby 8−椋 蒜悸 (2002/7/12 18:25:11) No.21189 ┗Re:Slum Ruby 8−Tsubasa (2002/7/16 18:31:59) No.21213
21069 | 初投稿です。 | 椋 蒜悸 E-mail | 2002/6/24 19:53:18 |
初めまして、椋蒜悸(りょう さんき、と読みます)と申します。 スレイヤーズ処女作にして人様の所に投稿という暴挙をしでかしますが、未熟者は承知の上。 至らぬ所多々あると思いますが(というか確実ですが)、よろしければおつきあい下さいませ。 内容は『四人組で明るくポップな日米間闇経済社会。』 という感じになる予定です。 いや、予定です、予定。 早い話、マフィアだのヤクザだのがばらばら出てきてばたばたやられていくという…(違 オリキャラは端っぱでならあると思いますが、そう重要な位置に陣取ることはないはずです。 明るくポップが可能かはちょっと考えるところありますが、闇経済社会のほんの一部を垣間見るという…考えるまでもなくこれも暴挙です。 収拾つかなくなりそうでとても不安ですが、できる限り書いていこうと思いますので、皆様よろしく御願い致します。 それでは。 |
21070 | Slum Ruby prologue | 椋 蒜悸 E-mail | 2002/6/24 20:00:28 |
記事番号21069へのコメント 馬鹿丁寧な女性のアナウンスに、あたしは手にしていた本を閉じた。 内容は英語だったけれど、何を言っていたのかは分かる。 早い話が、着陸態勢に入るからシートベルトを締めろ、と。 いくつかの外国語の後、日本語でのアナウンスが終わる。 と、同時にあたしのすぐ上に立ち歩き禁止のランプが灯った。 あたしは、ただそれを視界の端に納めただけ。 やがて、着陸態勢に入ったか機内でも僅かに振動が伝わってくる。 グリーンシートでこれなのだから、普通のシートなど立ち歩きは以ての外だろう。 こういう時、その中でも立っているスチュワーデスはすごいと思う。 …なりたいとは思わないけど。 にこにこと愛想笑いを浮かべているスチュワーデスのお姉さんから視線を外すと、あたしは溜息をついた。 ロサンゼルスを発ってから約13時間。 ずっと座ったまんまで活字を追い続けていたんじゃあ、気も滅入るというもんである。 一所にとどまるなんて、このあたしには似合わない! まあ、飛行機そのものには乗り慣れていたために、初めてよりかは気が楽だったけれど。 分厚いガラス窓から下を見下ろすと、IC盤のような風景が目に入った。 冗談ではなく、本当にそう見えるのだ。 もっとも、本物のIC盤だったらここまで色とりどりではないだろうが。 ゆっくりと、しかし確実に下の景観は鮮明になっていく。 5歳の時に渡米してから12年。 ずっと機会を窺い続けて、今、やっとそれが叶うのだ。 再び流れ出したアナウンスに、あたしはゆっくりと目を閉じた。 つい先程まで乗っていた飛行機が滑走路に入っていく。 あたしはぼんやりとそれを見送った。 一通り手続きを済ませると、手持ち無沙汰になってしまったのだ。 これだけの人数である。 タクシーも、当分は回ってこないに違いない。 …仕方がないな。 幸い荷物も少ないことだし、自分で歩いてみましょうか。 ガラス張りのドアから外に出ると、灼けつくような真夏の太陽が目をさした。 陽光を照り返すビル群や、その間を行き来する人、車、また人。 5歳の時の記憶は殆ど薄れてしまっているし、あの頃とはだいぶ変わっているだろうから初めて見る光景だと言っていいだろう。 ここが、日本。 あたし、リナ=インバースの母国である。 prologue fin |
21073 | Re:Slum Ruby prologue | Tsubasa | 2002/6/25 00:40:38 |
記事番号21070へのコメント はじめまして。基本的に読み逃げ専門のTsubasaです。 早速読ませてもらいました。なかなかに続きが楽しみなオープニングですね。 一つ感じた事は、情景描写が上手いですね。という事です。羨ましいです。情景描写が上手いと、登場人物の立ち振る舞いやカメラワークがリアルに想像できて、頭の中で映像として流れるのでとても好きです。 俺もいずれ、初回作の改訂版を投稿しようかと思っております。まあ、もし実行されるような事になった時は是非読んでみてください。 続き、楽しみに待ってます。 |
21074 | 有難う御座います〜v | 椋 蒜悸 E-mail | 2002/6/25 17:55:43 |
記事番号21073へのコメント Tsubasaさんは No.21073「Re:Slum Ruby prologue」で書きました。 > >はじめまして。基本的に読み逃げ専門のTsubasaです。 初めまして。 私も前までそんな感じだったんですよ(ヲイ >早速読ませてもらいました。なかなかに続きが楽しみなオープニングですね。 >一つ感じた事は、情景描写が上手いですね。という事です。羨ましいです。情景描写が上手いと、登場人物の立ち振る舞いやカメラワークがリアルに想像できて、頭の中で映像として流れるのでとても好きです。 お褒めの言葉有難う御座います。 そう言って頂けるととても救われます。 本人もまだまだ未熟だと自覚しているだけに。 >俺もいずれ、初回作の改訂版を投稿しようかと思っております。まあ、もし実行されるような事になった時は是非読んでみてください。 はい。 その時は是非拝見させて頂きますです。 > >続き、楽しみに待ってます。 > 本当に有難う御座います。 これからも頑張るのでよろしくです。 椋 蒜悸 |
21075 | すーみーまーせーん… | 椋 蒜悸 E-mail | 2002/6/25 18:02:34 |
記事番号21070へのコメント あああああああああああ。(アホかい 済みませんです。 初っ端から嘘っぱち書いてしまいました。 >グリーンシートでこれなのだから、普通のシートなど立ち歩きは以ての外だろう。 グリーンシートなんてありゃしません。 ファーストクラスの間違いです、ファーストクラス。 大体なんですか、グリーンシートって。(知らんわい) 多分、列車のグリーン車と混同したのでしょう。(無責任 ) 本当に済みませんでした。 |
21077 | Slum Ruby 1 | 椋 蒜悸 E-mail | 2002/6/25 19:45:46 |
記事番号21069へのコメント こんにちは。 椋蒜悸です。 1話目、お楽しみいただけると幸いです。 …笑うトコないですが。 それと、最初に「日米間」とか書いちゃいましたが、舞台は日本であって日本ではない。 そんな風に思ってください。 貧民街とか出てきますし。 とりあえずは、どうぞ。 +++++++++++++++++++++++++ 『あのアマ、さんざ引っかき回すだけ引っかき回したら、とっとと日本(そっち)にトンズラこきやがったんだ!』 受話器の奥から聞こえてくる耳障りなダミ声は、英語だった。 青年は適当に相槌を打ちながら先を促す。 その間もダミ声がやむことはない。 『とにかく、何が何でもそいつを仕留めろ、いいな!?』 男は一方的に喚くと乱暴に電話を切った。 後に残ったのは無機質な電子音のみ。 未だ頭の中で響くダミ声を振り切るかのように頭を振ると、青年――ゼルガディスは手にした書類をばさりとデスクの上に落とした。 銀灰色の髪の間から覗く藍瞳には呆れの色が濃くにじみ出ている。 「今度は何ですか?」 部屋の空気を震わせる声の方を見やれば、ソファでチェスに興じていたはずの少女がこちらを見ている。 黒髪蒼瞳に万国共通で美少女と称されるであろう、まだ幼さを残す容貌。 アメリア=ウィル=テスラ=セイルーン。 ゼルガディスの仕事仲間の一人で、事ある毎にやれ正義だ平和主義だと暴走する癖さえなければ、仕事もきっちりこなすし言うことナシの美少女である。 見計らったかのようなタイミングで声をかけてきたところを見ると、電話が終わるのを待っていたらしい。 ゼルガディスはデスクの上の書類を指で示しながら溜息と共に言葉を吐き出した。 「女を一人、始末しろと言ってきた。 よくは知らんが合衆国(ステーツ)の方で組織をいくつか食い潰したらしい」 「食い潰すって…一人でか?」 次に問いかけてきたのは、アメリアの向かいに掛けていた穏和そうな顔立ちの青年。 名をガウリイ=ガブリエフ。 金髪碧眼だからといって美形とは限らない――というようなこともなく、暖かみを感じさせるよく整った顔立ちだ。 物忘れの激しささえ気にしなければ――と言っても、それがいちばんの難問なのだが――武芸の腕も立ち、なかなかに使い勝手の良い…じゃなくて、お買い得な男である。 ゼルガディスは布陣の滅茶苦茶な盤上をちらりと見やり、本日二度目の溜息をつくと首を縦に振ってガウリイの質問に肯定の意を示した。 「名は、リナ=インバース。 現在17歳で、五歳の時に渡米し、それ以降日本に戻ってきたことはない」 仕事に関する書類の内容を要約しながら読み上げるのは、ゼルガディスの役目である。 ガウリイに読ませると、要約が出来ない、そもそも漢字が読めないだのとただ無駄に時間が過ぎていくだけなのだ。 かと言ってアメリアに読ませれば、彼女の私情が入り込んでこちらもまともに要約できた例がない。 結局、時間を無駄に浪費するくらいならと、ゼルガディスがその役を買って出たのである。 しばらくは流暢な日本語が狭い室内に響いていたが、経歴の欄にはいると次第に淀み始めた。 「……あらゆる語学に精通していて、頭脳は世界有数とも言われている… 飛び級制度を借り、トップの成績でハーバード大学を卒業…… …当時15歳…… ……まさかとは思うが、経歴詐称されてたりしないだろうな…?」 「……」 「……」 造られたかのような経歴に、その場の一同は声もない。 そのため、出来れば――と言うかどうかそうであってくれというゼルガディスの問いかけに応える者も、当然居なかった。 我を失うのも無理はない。 この経歴は、余りにも出来すぎているのだ。 とは言え、17歳の少女が組織を食い潰すような真似をするには、それだけのものに裏付けされる才能が必要であることも、また確かだった。 「…とにかく、続けるぞ。 それ以後2年間は不動産や株を介して裏にコネクションを作り続け、今年になって初めて行動に出た。 裏で手を回して組織同士を衝突させ、そのどさくさに紛れて『爆弾』の導火線に点火…それによって崩壊した組織の数は大小合わせてもざっと二、三十ほど…」 「…ガウリイさん、どこか腕の良い耳鼻科紹介して頂けます…? わたし、なんだか幻聴が聞こえるみたいで…」 「おお、奇遇だなあ。 オレもなんだか調子が悪いみたいなんだ」 「…気持ちは分かる。 分かるが、頼むから現実逃避に走るな。 後で困るのは俺なんだ」 思いやりなど欠片も含まれていないような言葉で二人を遮ると、ゼルガディスは声には出さずに経歴欄の後を読んだ。 ・日本人には珍しく栗色の長い髪に紅い瞳。 ・年の割には結構小柄。 ・やたらと起伏に乏しい体型である。 ・口が悪く粗暴極まりない。 ・ただし、化けるときはとことん化ける。 何か要らない情報も入っていたようだが、写真に添えられた特徴に関する箇条書きには、おおむねそんな内容のことが書かれていた。 (これはもう少し詳しい情報が入るだろうから言う必要もないな) そう判断してリナ=インバースの写真をテーブルの中央に置くと、突如、アメリアがそこに片足乗せて宣言した。 「でも、いくら仕事とは言え17歳の女の子を殺すなんて、正義じゃないわ! わたしは、そんなの絶対に認めない!!」 そう思うんなら最初から裏社会なんかに足を突っ込むな、と言いかけて、ゼルガディスは慌てて思いとどまった。 アメリアとて、好きでこんな事をしているわけではない。 それは、この場にいる全員――ガウリイやゼルガディスにも当てはまることだったのだ。 事情は人それぞれ。 それでも、思い出して気持ちの良いものなどないのだろう。 だったら、わざわざ蒸し返すこともあるまい。 ゼルガディスはアメリアの言葉を無視して簡単に締めくくった。 「これから一週間は、日本の組織が詳細を調査することになっている。 殺しはその後だ」 「たかだか17歳の女の子一人に、そこまでするのか?」 「そう言って侮ってかかった奴らが何人も失敗している。 …慎重にもなるさ」 ゼルガディスは苦く笑うと書類を丸めて灰皿の上で燃やした。 内容は既に頭に入っている。 ならば、こんな物は取っておくだけ無駄である。 紙の束が灰になるのを見届けると、三人は煙の籠もった部屋を出た。 今日は暑くなるかも知れないと、今朝の天気予報だかで言っていた気がする。 実際、室内の気温は30℃に届くか届かないかまでに吊り上がっていたように思う。 古びた木製のドアを押し開けて外へ踏み出すと、真夏の太陽が灼けつくような熱さで貧民街の隅々までを明るく照らしていた。 まるで、これから起こるであろう出来事を嘲笑うかのように。 +++++++++++++++++++++++++ はい、ここまで読んでくださった皆様、有難う御座います。 なんだか終了後の挨拶みたいな感じですが、まあ、気にしないでやって下さい。 今回、主人公が名前しか出てきておりません。 リナ主人公…のハズです。 ちなみに、電話で怒鳴っていた方に名前はありません(非道 どうせ出番あれだけでしょうから。 三人一度に出したのは、あれは作者の無精です。 そして、なんだか気の長い話になりそうだと書き上げてから気付きました(バカ こんな未熟者ですが、どうか皆様、見捨てないでやって下さい。 それでは。 |
21078 | つ、続きが気になるッ! | むくぅ E-mail URL | 2002/6/25 20:23:11 |
記事番号21077へのコメント はじめまして、むくぅと申すものでございます(礼) 続きが気になるストォリィッ! アメリカで組織をぶっ潰し、あっさり日本にとんずらしてくるリナ、それを不本意ながらも殺しに行く三人っ! 素敵に緊迫しているストーリーが何とも言えません! ところでアメリアはアメリカに似てると思(以下聞く価値ないため削除) ……あぁっ! ごめんなさい、興奮してしまいましたッ!(何) ともあれ、ちゃんとした感想(無理)をばっ! リナさんは頭が良さげ(良さげて)なんですね……飛び級なんて天才の理想です理想!(そうなのか) ゼルさんアメさんガウさんの三人が、何ともいえずやる気なしなのがいいです(何故に) あと会話のテンポが良くて、大人っぽいんですよね……むくぅはこういう会話は書けません…… 茶目っ気のありまくるリナに関する特徴項目も素敵です♪ やたらと起伏に乏しい体型……(笑) 将来的にも絶望的か(何) ……って、あんまし感想になっていないような気が……(汗) す、すみません。 それでは、むくぅなのでした。 頑張って続き書いてください。楽しみにしてます♪(急かすな) |
21084 | 初めまして! | 椋 蒜悸 E-mail | 2002/6/26 17:22:29 |
記事番号21078へのコメント むくぅさん、初めまして。 椋蒜悸です。 始めに、感想有難う御座います! やはり感想を頂けると嬉しいです、舞い上がります!!(落ち着け) > アメリカで組織をぶっ潰し、あっさり日本にとんずらしてくるリナ、それを不本意ながらも殺しに行く三人っ! はい、こういう形にスタートですが、多分四人組は死なないハズです(無責任) だって、図太そうじゃないですか(笑) それでも、ちょっとくらいの撃ち合いはあると思いますが… > 素敵に緊迫しているストーリーが何とも言えません! 少しでも闇経済社会っぽい雰囲気を出せたらと頑張ってみましたが…緊迫してます!? やったね!! 有難う御座います♪ > ところでアメリアはアメリカに似てると思(以下聞く価値ないため削除) おー。 言われてみれば似てますね…てか、1文字ちがい。 違う1文字も母音は同じですし。 今まで気付きませんでしたが、成る程、って感じですね。 > リナさんは頭が良さげ(良さげて)なんですね……飛び級なんて天才の理想です理想!(そうなのか) ちなみにリナは法学部の出です。 物語を進めていく上でどうしても頭が良くなきゃダメだったんですよ。 原作でも頭は良さそうですし。 > ゼルさんアメさんガウさんの三人が、何ともいえずやる気なしなのがいいです(何故に) やる気ナシ… そう言えばだらだらしてますね… ゼルが電話してるのに他の二人はチェスやってましたし。 あんたら、仕事する気あるんかい(聞くな) > あと会話のテンポが良くて、大人っぽいんですよね……むくぅはこういう会話は書けません…… きゃーv お褒めの言葉、有難う御座いますvv でもでも、むくぅさんの小説も素敵ですよ! …済みません、読み逃げしてました(殴) ああああああ、今度からはちゃんと感想投稿しますから、見捨てないで下さい〜(こればっかですね…) > 茶目っ気のありまくるリナに関する特徴項目も素敵です♪ やたらと起伏に乏しい体型……(笑) 将来的にも絶望的か(何) いえいえ、後天的なモノだという可能性も… …絶望的ですね(何故) こんな未熟者の駄文に感想有難う御座います。 これからも頑張っていきますんで、どうぞよろしく。 それでは。 |
21082 | Re:Slum Ruby 1 | Tsubasa | 2002/6/25 22:33:38 |
記事番号21077へのコメント こんばんは。Tsubasaです。 楽しみにしていた続き、とても良い出来ですね。 リナと三人が敵対関係にあるというのも今後のボリュームたっぷりなストーリーをにおわされて楽しみです。 何かあまり感想になってない気がしますが、続き楽しみにしてます。 |
21085 | Slum Ruby 2 | 椋 蒜悸 E-mail | 2002/6/26 18:34:31 |
記事番号21069へのコメント こんにちは。 椋蒜悸です。 この話もとうとう(?)2話目ですが、まさかここまでちゃんと続くなんて…(待て) 前回リナが出てこなくて、今回は三人が出てきません。 どうしましょう…?(知らんわい) 何はともあれ、どうぞです。 ++++++++++++++++++++++++++ 夜のネオン街は、さながら不夜城のようである。 そこは昼間との区別が付かないほどに明るく、人の数は昼のそれを上回るほど。 ただし、そんな所にも影というものは存在する。 リナが向かっている場所がそれだった。 別に、無目的にそこへ向かっているのではない。 誰にも邪魔されない所でゆっくりと『会話』するためである。 ――誰とか? 決まっている。 先日からちょろちょろと煩く付きまとっている誰か、だ。 帰国してすぐに気付いた。 見張られている。 いずれくるだろうとは思っていたけれど、予想外の対応の速さには少々驚かされた。 余程に怨恨が深いと見える。 たかだかファミリーの一つや二つ…ではなかったようにも思うが、別に大騒ぎするほどのものではなかったはずだ。 ほんのちょっぴり、別のシマの利権を横取りしたあげくにファミリーが崩壊するまで暴れただけではないか。 まあ、それを引き金にいくつかの組織が潰れたようだが…大したことはないはずである。 ついでに自分が居た組織もちょーっぴり勢力拡散の憂き目にあったらしいけれど。 それだけだ。 なのに海を越えた所に居る自分を消そうとするのだから、随分と怨みがましい連中である。 とにもかくにも、向こうとてこうなった以上は早々にリナを始末しようと、いくらか掃除人を雇っているはずだ。 とは言え、実際に動きがあるまで最低でも三日はかかるに違いない。 このように見張りを付けてまで身辺調査をさせているのが、何よりの証拠。 向こうさんも、今までの失敗にいくらかは慎重になっているようだが。 ――大丈夫。 あいつらが誰を雇ったかは知らないが、それをことごとく撃退してみせるだけの自信がリナにはあった。 そこらのチンピラとは、くぐってきた修羅場の数が違う。 だからそう慌てるものでもないだろうと思っていた矢先に、このバレバレの尾行である。 まさかバレないとでも思っていたのだろうか。 だったら、やたらとなめられたものである。 リナはジャケットの内側を確かめると、足を速めて極彩色の街を抜けた。 背後からは未だ、いくつものクラブから頭が痛くなるほどの大音響で音楽が聞こえてきている。 あまりの騒音に、リナは思わずこめかみを押さえた。 これでは立派に騒音である。 勿論、ここはそんなことを言った所で素直に謝るほど治安が良い所でもないから、誰も文句を付けたりはしないだろう。 けれど、その騒音も今に限ってはこちらに有利に働くはずだ。 リナは不敵に笑うと、さも用があると言わんばかりの態度で廃ビルへと足を運んだ。 後を付けていたそいつはしばしの間躊躇っていたようだが、狙い通りにしっかり付いてきている。 連絡を取っていた様子もなかったから、たぶんは一人で。 ここまで狙い通りにいくとは思ってもいなかったから、つい、笑みが零れた。 ――バカな奴。 この際だ。 あいつが知るうる限りの情報を吐いて貰おうか。 生暖かい風に髪をなぶらせたまま、リナはドアの剥がれ落ちた廃ビルに足を踏み入れた。 ++++++++++++++++++++++++++ 済みませーん… めちゃ短いです、全然進んでないです。 ごめんなさいです。 次こそは、ちょーっとくらい、動きがあるはずです。 んで、初の人死にがあると思います。 もしかしたら次もリナだけかも知れないですが。 と言うか多分そうです。 それよりも、見捨てずに待っててくださるのがどれ程いらっしゃるのか… あう…暗くなってきたぞ。 …それでは。 椋蒜悸でした。 |
21086 | ただの間抜けかどうか気になるところ(何) | むくぅ E-mail URL | 2002/6/26 19:05:48 |
記事番号21085へのコメント どうもー。引き続き意味不明のタイトルと共にむくぅなのです。 まさか読んでもらえていたとは!(驚) いやはやむくぅも有名になったもんです(違) 今回はリナさんメイン……というよりは、リナさんと尾行者の無言というよりは、リナの一方的な駆け引きがメインなんですね〜。 馬鹿にしくさりまくったリナさんの思考が素敵です(笑) うーん、リナさんは次回あっさりと相手をやっつけてしまうんでしょうか? それとも一波乱あるのか…… リナが相手を締め上げたところに、そこにやる気のない三人(何)が意外と早くに駆けつける……という展開はなさげですかね…… さて。次回も気になりますね…… それでは、むくぅなのでした。逃走! |
21096 | 予想、大当たり!? | 椋 蒜悸 E-mail | 2002/6/28 17:22:38 |
記事番号21086へのコメント こんにちはです。 昨日はお返事出来なくて済みませんでした。 三話目も意味不明ですが、何とか話が動き始めてくれましたです。 リナたちの対面ですか? 一応予定ではむくぅさんの予想通りみたいな感じですが… どうなるか分かんないです。 もしかしたらリナの方から乗り込んでいく、という展開も大いにあり得るわけで。 予定は未定、とはよく言ったものです(汗) 多分これから色々と騒動があるはずです。 リナの過去に関しても触れておかなければいけないですし。 正直、ここまで大事(?)になるとは思ってなかったですよ。 とにかく、頑張ります! おー! 意味不明ですが、それでは。 |
21088 | あーるいー | Tsubasa | 2002/6/26 22:50:09 |
記事番号21085へのコメント こーんばーんわー。Tsubasaです。 いやはや駆け引きというのは楽しいものですね。文章だと互いの思考がもろに伝わってくるのでなおさら良い感じです。 ……にしても、なかなかよいところで終わるじゃないですか。 目茶目茶続きが楽しみです。次回は一波乱有りそうで。あ、でも次回はゼル達サイドの話しでリナは出番なしとか、、、ま、それもよし。 リナサイドと3人組サイドで話を分けるってのも面白い趣向かもしれない。 感想だか提案だかよく分からん文章ですが、今夜はこれにて。 ではでは。 |
21097 | ぶつ切りー(!?) | 椋 蒜悸 E-mail | 2002/6/28 17:33:21 |
記事番号21088へのコメント こーんにーちはー(真似) 椋蒜悸です。 駆け引き…になってたでしょうか? いまいち感じが掴めなくて、抱腹絶倒(何故)…じゃなくて、四苦八苦したのですよ。 良い所…って言って頂けると救われます。 『ぶつ切りだーぶつ切りだー私もぶつ切りにされるんだー(何)』とか悩んでいたので。 でも、楽しみにして頂いたのぶち壊しで申し訳ないですけど…あっさりカタがついちゃいましたね(無責任) 一波乱はこの先になりそうです。 もしかしたらこの先、幕間って形でリナの過去が入るかも知れません。 と言うか、入れなきゃ進まない… 何でこうもうまくいってくれないんでしょう?(聞くな) 意味不明な文章でしたが、それでは。 |
21090 | Slum Ruby 3 | 椋 蒜悸 E-mail | 2002/6/27 19:13:52 |
記事番号21069へのコメント 今日は。 二話目読み返してみたら短いわ、支離滅裂だわで落ち込みかけてる(てか落ち込め)椋蒜悸です。 やっとこさ三話目です。 そして、今回は下っ端ですが人が死にます。 詳しい描写は避けましたが、 「誰であろうと人死にが出るのは嫌だ!」 と仰る方は読まない方が良いです。 んでは、どうぞ。 +++++++++++++++++++++++++ やたらと風通しの良い窓から、周りに多くの星を従えた猫の爪のような月が見えた。 多くのロマンチストどもを魅了するであろうその姿も、下界のネオンの光にくすんでしまっては情緒も何もあったものではない。 窓から視線を外すと、リナは薄暗い屋内を見渡した。 石造りの床、天井、壁… 冷たい印象しか与えない場所である。 「…で? 何の御用かしら?」 リナは突き当たりにある、所々張り紙の跡が残った壁に背を預けると、今登ってきたばかりの石造りの階段――正確には、その影――に向かって声をかけた。 柔らかい声音ではあったが、光を反射して輝く紅瞳には剣呑な光が浮かんでいる。 しばしの沈黙のその後、建物内に反響するほどの荒々しい足音を従えて、一人の男が現れた。 いかにもチンピラ然とした格好である。 これは下っ端だろう。 さて、聞き出せる情報が一体どれだけあるか… リナはこれ見よがしに溜息をつくと、正面の男の反応を窺った。 とは言え、こんな奴が返してくる反応など、たかが知れているのだが。 案の定、男はリナの態度が気に食わなかったか、傷だらけの顔を紅潮させて息巻いている。 ――良い反応だ。 そう思った。 この程度で我を失ってくれるような相手ならば、少し誘導してやるだけで、本人もそうとは気付かない内に知っている事を洗いざらい喋ってくれる。 難点を挙げるとすれば、この手口に引っかかるような小物は大した情報を握っていない場合が多い、という事だろうか。 …難点以上の難点である。 「初めまして、かしらね。下っ端さん」 リナはわざと辟易とした口調で、相手を煽るような言葉を口にした。 「…んだと?」 歪んだ顔を更に紅く染め、負けじと声を荒げて男は言う。 そいつは、興奮していいるのか窓から差し込む光の中へと、一歩進み出た。 色とりどりの光の中に、息を荒くした男の姿が浮かび上がる。 短く刈り上げた髪はくすんだ黄色。 元々が黒かったのを無理に金髪にしようと染めたのだと分かる、品のない色だった。 …弱った。 こんな風に無駄に虚勢を張るような奴に限って、小物でどうしようもないくらいに馬鹿なのだ。 カリフォルニアにいた頃にも下にこんなのは沢山いたが、この男はそれを下回るほどである。 自分の経験から言って、こういうのには余り情報も重要な役割も与えていなかったように思う。 となれば。 ――ロクな情報は期待出来ないか。 栗色の髪をかき上げながらどうしたもんかと思案に暮れる。 こんなのは無視して家に帰ってしまうか、或いは、例えカスでも出来るだけの情報を得ておくか。 今後の事を考えると後者を選んだ方が良いような気はするが、個人的な要望としてはこのままとっとと家に帰ってベッドに潜り込んでしまいたいのだ。 「さて、どうしたもんかなあ……」 やる気なさげに呟いたリナに対し、男は臨戦態勢に入ろうとしている。 こうなってしまっては無視するわけにもいかないだろう。 しかし。 「…でもねえ……」 男が目の前でナイフを取り出したにも関わらず、リナは未だ渋っていた。 どうにも相手にする気が起きないのだ。 今頃になって時差ボケが襲ってきたのだろうか、などという馬鹿な考えを振り払うと、リナは男を正面から見据える。 「なあに。 迷う事はねえ。 どうせ、嬢ちゃんはここで死ぬんだからよ」 どこかの物語からでもそのまま引用してきたのではないだろうか思うほどに月並みなセリフだ。 しかし、悲しいかな、リナはそんなものに怯えるほど可愛らしい性格ではなかったのである。 男の言葉を鼻で笑うと、支えにしていた後ろの壁から肩を浮かせ、両足の爪先に体重をかけた。 「あんたがあたしを殺す? ハッタリも程々にしといた方が良いわよ。 その内信用無くすからさ」 猿山の猿のような、と言えば猿が起こるかも知れない。 とにかく、その男は喫煙のためにか黄色くなった歯と赤黒い歯茎を見せてにやりと笑ったのだ。 「ハッタリなんかじゃねえよ。 たかだか17のガキ一人、殺すなんざ造作もねえや。 上も、なんでわざわざ掃除人なんかを雇ったんだろうな」 「あんたなんかじゃあ、手に負えないからでしょう?」 ひょいと肩を竦めてみせると、男は先程の怒りを蒸し返されたか見る見る内に顔を朱に染めた。 「なめんな! あんな、三人で徒党を組んでなきゃ仕事も出来ねえ奴らに、この俺が後れをとるかよ!」 掃除人は三人、と。 確かにそう言った。 「三人…ね」 この男ならせいぜいこの程度の情報が関の山だろうが、まあ良い。 欲しい情報は手に入ったのだ。 たいていの掃除人は利益を独り占めしたいがためと、仲間割れなどのトラブルを避けるために一人で動く。 三人一組で動く掃除人など、そんじょそこらにいるはずもない。 相手を特定するのに、そう時間はかからないだろう。 ぱちん、と音を立てて、男の手の中からナイフの刃が飛び出す。 17歳の華奢な少女と、片やいかにも場慣れしていそうなおっかない顔の兄ちゃん。 一見すればリナの方が断然不利であった。 しかし、リナは臆する風もなく泰然と男と向かい合っている。 「じゃあ…試してみたら?」 リナは言いながら肩幅ほどに足を開き、右足を後ろに引いた。 「やって、やろうじゃねえか!」 男が床を踏みしめ、勢いをつけて前へと飛び出す。 二人の差は一気に縮まった。 リナは動かない。 この状況を分かっているのかいないのか薄笑いすら浮かべている。 男との距離は、もう後少ししかない。 男がナイフを逆手に持ち替えた瞬間―― リナが動いた。 「その程度であたしに勝とうとか思ってるわ、け!?」 重心を左足に移し、なめらかな動作で右足を蹴り上げる! リナの右膝は僅かのズレもなく男の手首を捉え、強打した。 華奢な体からは想像出来ないほどの力である。 男は一瞬何が起きたのかも分からないまま、姿勢を崩して床に倒れ込む。 男の手を離れたナイフは壁に叩き付けられ、渇いた音を立てて床に落ちた。 その間に、リナは男の真後ろへと回り込んでいる。 躊躇いを感じさせないその一連の動作には、無駄がない。 起き上がろうと慌てて膝を立てた男の背中に、何か堅く冷たいものが押し当てられる。 ――銃口。 「ゲームセット。 大口の割に、大したことなかったじゃない? ……そんなじゃあ、この世界生き残れないわよ」 リナの細い指が引き金を引く。 くぐもった銃声は外から聞こえる騒音に掻き消され、ただ、薬莢が床に落ちた音が思いのほか高く響いた。 リナは手にした拳銃をジャケットの内側にしまうと、あっさり踵を返す。 夜空に浮かぶ月は、まだいくらも傾いてはいなかった。 「まだ始末出来ねえのか?」 言葉は、英語で交わされていた。 『…はあ……だ………は…間が……』 「何だ? 携帯からかけてんのか? よく聞こえねえんだよ。 もっとしっかり喋んな」 『…まだもう少しはかかるが……指定通りの掃除人も雇ったから………』 「とっととしやがれ。 あの女さえ始末出来りゃ、カリフォルニアはお前のモンになる。 こっちだってせいせいすらあ」 『………』 「とにかく、手段は選ぶな。 なに、掃除人の方も、事が済んでから口を封じちまえば問題ねえ。 ただし、姉の動きには気を配っとけ。 …日本に逃げ込んだ今、連絡を取ってると見て間違いはないはずだ。 いいな?」 『ああ、分かってるさ』 どちらからともなく通話を終了すると、部屋には沈黙が落ちた。 水面下で絡み合った幾つもの思惑が、一つの戯画を描きだす… +++++++++++++++++++++++++ はい。 三話目終了です。 何とか話が絡み始めました。 リナの過去に関してもちらほらと出てきましたし。 と言ってもさわりだけですが。 合衆国の方でも陰謀(大袈裟)が… そして、話を進めるに当たって書いておかなければならない布陣のようなものが漸く見えてきました(遅すぎ) リナと三人の対面はその後になりそうです。 本当に気の長い… というか『男』。 お前あっさりやられすぎ(殴) だって、アクションって苦手なんですよう。 銃撃戦ならまだしも(問題発言) …はてさて、一体この先どうなりますやら。 それでは。 |
21098 | ハイペースっすな | Tsubasa | 2002/6/28 18:29:25 |
記事番号21090へのコメント こんにちは。Tsubasaです。 もう3話目ですか?かなりのハイペースですね。読む側としては非常にありがたいもんです。これからもがんばって下さい。 それはさて置き、 > ただし、姉の動きには気を配っとけ。 姉って……ルナ=インバースですか?リナが拳銃を持っているのなら、さしずめ彼女は対戦車ライフルの二丁構えってとこですか? > 合衆国の方でも陰謀(大袈裟)が… USAとの縁は切れてなかったのですね。そうなるとマフィアの大ボスかCIAもしくはFBIあたりにゼロスが欲しいところですね。もしくはジェームス=ボンドのパートナーとして英国はMI6に在籍しているってのもありかも?「ゼロゼロゼロス・消されたライセンス」なんて……。俺が書くか…… では次回も楽しみにしてます。 |
21091 | 初めまして! | 紗希 E-mail | 2002/6/27 21:28:05 |
記事番号21069へのコメント >初めまして、椋蒜悸(りょう さんき、と読みます)と申します。 >スレイヤーズ処女作にして人様の所に投稿という暴挙をしでかしますが、未熟者は承知の上。 >至らぬ所多々あると思いますが(というか確実ですが)、よろしければおつきあい下さいませ。 初めまして、椋蒜悸さん! 私は、紗希と申します。以後お見知り置きを。 処女作であろうがなんだろうが、良いのでは? 私なんかも、即興状態で、手直しなぞされてないですから、まだ貴方様の方が良いのでは…? 大丈夫です!! 私なんか、今だに半端物ですから!! >内容は『四人組で明るくポップな日米間闇経済社会。』 >という感じになる予定です。 >いや、予定です、予定。 >早い話、マフィアだのヤクザだのがばらばら出てきてばたばたやられていくという…(違 >オリキャラは端っぱでならあると思いますが、そう重要な位置に陣取ることはないはずです。 >明るくポップが可能かはちょっと考えるところありますが、闇経済社会のほんの一部を垣間見るという…考えるまでもなくこれも暴挙です。 いつも通り、4人仲良く、ですね☆ 予定?私なんかだと、詩ばっかですから予定たててみたいですね〜。 >収拾つかなくなりそうでとても不安ですが、できる限り書いていこうと思いますので、皆様よろしく御願い致します。 >それでは。 楽しみにしています〜。 頑張って下さいね☆ 私もこの辺りで失礼させて頂きます☆ |
21095 | 初めましてです♪ | 椋 蒜悸 E-mail | 2002/6/28 17:15:31 |
記事番号21091へのコメント 初めまして、椋蒜悸です。 励ましの御言葉有難う御座いますv お目汚しにしかなりませんが、宜しければこれからも目を通してやって下さいませ。 そして、最初に「闇経済社会」とか書いちゃいましたが、お読みになれば分かるとおり、経済面なんて出てきてません。 この先も出てこないでしょうね… 何はともあれ、これからも頑張りますので、よろしくです。 それでは。 P.s.紗希さんの詞、拝見させて頂きました。 素敵すぎです!! その文才、分けて下さい(待て) |
21112 | Re:宜しくお願いします! | 紗希 E-mail | 2002/6/30 18:07:38 |
記事番号21095へのコメント >初めまして、椋蒜悸です。 >励ましの御言葉有難う御座いますv >お目汚しにしかなりませんが、宜しければこれからも目を通してやって下さいませ。 こんばんわ、椋さん! いえ、お互い様ですから…☆ それは、私に言える事ですよ、目汚しなんて。 >そして、最初に「闇経済社会」とか書いちゃいましたが、お読みになれば分かるとおり、経済面なんて出てきてません。 >この先も出てこないでしょうね… そんな事、しょっちゅうですよ。 気にしないで突っ走って下さい。 >何はともあれ、これからも頑張りますので、よろしくです。 >それでは。 これからも、宜しくお願い致します!! >P.s.紗希さんの詞、拝見させて頂きました。 > 素敵すぎです!! > その文才、分けて下さい(待て) ええ!? よ、読んだのですか!? 分けて、なんて… 有り難う御座います(照) |
21099 | Slum Ruby 4 | 椋 蒜悸 E-mail | 2002/6/28 19:46:48 |
記事番号21069へのコメント 今日は。 ふと、思いました。 リナは日本人だと書きましたが、ならば何故、名前がカタカナ横文字なんでしょう…? 計画性の無さ、バレバレ。 何はともあれ、四話目です。 どうぞ。 +++++++++++++++++++++++++ …暑い。 朝目を覚まして階下に降りてみると、アメリアとガウリイが何やら作業しているのが目に入った。 ガウリイが細かく砕いた氷を器に盛り、それにアメリアが鮮やかな色の液体を振りかける。 つまり、かき氷である。 そうやって作られたかき氷の器は、既に二十近くあった。 この大量の器は何処から生えたのだろう…? いや、そんな事はどうでもよろしい。 「一体朝っぱらから何をしているんだ…?」 かき氷を作っている事に関しては、まあ良い。 今日は朝っぱらから暑いし、かき氷が食べたくなったとしても別に不思議というものではない。 しかし。 この量は何だ? 「あ。 おはようございます」 ちりりりりーん。 窓辺に括り付けられた風鈴が風に揺られて涼しげな音を立てる。 ゼルガディスに気付いたアメリアが挨拶すると、ガウリイも顔を上げた。 「おはようさん。 …ゼルも食うか?」 「そうじゃなくてだな。 何でまた突然かき氷なんかを作っているんだ?」 「何でって…なあ?」 「夏気分です」 ――いや、今現在思いっきり夏だろう? 二人の思考に付いていけなくなったゼルガディスは、そのまま窓際の椅子に掛ける。 ガラス製の風鈴が目に鮮やかだ。 仕事の依頼から三日目。 毎日、ここへはリナ=インバースに関する情報が届けられる。 それに目を通していく内に分かった事と言えば―― リナ=インバースは、そう簡単に始末出来るような女ではない。 以上。 …先行きの暗い話である。 デスクの上に山積みになった書類を見やり、ゼルガディスは溜息をついた。 誰が書いたのかは知らないし詮索するつもりもないが、報告者は文を要約するという事を知らなかったらしい。 だらだらと書き連ね、その結果が山となったこの書類だ。 取り敢えずは今朝届いていた分を見てしまおうと手を伸ばしたとき、電話が鳴った。 「……はい?」 『ああ、あんたか! テレビを…いや、ラジオでもかまわん! とにかく、ニュースを見てくれ!!』 日本語である。 かけてきたのは、仕事の紹介者にしてここら一帯を取り仕切る何とかと言う関東を拠点にした組の幹部だった。 確か、リナ=インバースに関する調査は彼の部下が行うという話だったのだが… 「悪い、ガウリイ。 テレビ…ラジオでも良いからニュースに合わせてくれないか。 それから、アメリア。 これに目を通しておいてくれ」 いつものよりは一回り小さい茶封筒をアメリアに投げて寄越すと、ゼルガディスは受話器の送話口に話しかける。 「それで? 一体何だって言うんだ」 『ニュースは…』 「今つけた」 『見れば分かるが…とにかく、やられた! 見張りにつけておいた奴が、リナ=インバースに殺られたんだ!!』 ゼルガディスが視線を移すと、部屋の隅にあるテレビは電波の状態が悪いながらもニュースを流している。 そこには、廃ビルの屋内に残ったおびただしい血痕が映っていた。 『昨夜連絡が途絶えて…組の者が第六区の廃ビルで死んでるのを見つけてきた。 現場の写真を報告書と一緒に届けさせたから、見ておいてくれ。 …もしかしたら、何か役に立つかも知れん』 「リナ=インバースが殺ったとは限らないだろう。 何か別の事でもめただけかも…」 『いや、絶対に違う! あんな真似が出来るのは、ここら一帯ではあんたらかあの女ぐらいのもんだ!!』 相手は、混乱しているのか言葉が支離滅裂であった。 どうせならもっと順序を追って説明して貰いたいものである。 ゼルガディスは電話の向こうで喚き続ける相手を無視して、受話器を置いた。 「どういう状況だって?」 テレビの画面を見たまま考え込んでいるガウリイに訊ねると、彼は困ったような表情で振り返った。 ニュースで言っている事は、ガウリイが理解するには難しすぎたのだろう。 (…小学生のガキじゃあるまいし) ガウリイに訊ねた事を後悔しながらテレビの画面に目をやると、ちょうどアナウンサーの映像に切り替わったところだった。 『…被害者は……今朝になってから通報があり………争った形跡がない事から、警察は顔見知りの犯行として捜査……』 声もなくニュースに聞き入っていた二人に、写真の束が差し出される。 「一緒に入ってました。 亡くなった方が発見された時の状況だそうです」 写真を見ると、そこには色々な角度から撮られた被害者の姿があった。 通報する前に撮ったものだろう。 銃弾は男の背中から入り、左胸、ちょうど心臓の辺りを貫通しているようであった。 それを見て、ガウリイが顔をしかめる。 「こりゃあ、争わなかったんじゃないな。 争えなかったんだ」 「…らしいな」 「へ? どういう事ですか?」 二人の言う意味が分からず慌てて訊ねるアメリアに、ガウリイが丁寧に説明する。 「争えなかったってのも語弊があるんだが… こいつの右手首のトコ見てみな。 痣があるだろ? 位置的に見ても下から蹴り上げられたか何かだとは思うんだが、少し離れた所にナイフが落ちてるところを見ると、多分相手はそれを弾こうとして…」 「…ガウリイさん」 「何だ? どっか分からないところでも…」 「そうじゃなくて! まともな事、言えたんですね!!」 「……」 憮然として黙り込んだガウリイに代わり、今度はゼルガディスが説明する。 「そして、こいつが後ろから銃口を当てられたまま撃たれているところを見るとだな、どうしても納得出来ない点が一つある」 「この人は正面から向かっていって、あまつナイフも相手に蹴り上げられているにも関わらず、撃たれたのは後ろから?」 「その通り。 それも、被害者には着衣の乱れも全くと言っていいほどない。 そこから考えられるのは…」 「抵抗する間も無く後ろに回られた…」 「或いは、協力者がいるか。 だが、報告書にもそれらしい事は書かれていないから、この説は没だな」 「……」 「……」 「……」 沈黙が落ちた。 ここまで判明して、本当にリナ=インバースに勝てるかどうかを危惧し始めたのだ。 それも、今分かっているのが全てではない。 確認されていないだけで、本当に協力者がいるかも知れないのだ。 アメリアがこの重い沈黙に耐えきれず口を開きかけた時、再び電話がけたたましい音を立てた。 ゼルガディスが立ち上がり、デスクの上の電話へと向かう。 「はい?」 『すまなかった。 先程は取り乱してしまって… とにかく、こうなった以上、こっちの動きは向こうにばれているはずだ。 出来れば仕事を予定よりも早めて貰いたい』 封筒の中に入っていたリナ=インバースの写真を見ていて、アメリアは写真が不自然である事に気付いた。 (…あれ、れれ?) 全ての写真に目を通してみる。 誰かと電話で話している場面、道を歩いている場面、カツアゲしている場面、ストリートバスケットに興じている場面、etc.etc… …間違いない。 「ガウリイさん、これ…」 「――……お?」 アメリアが写真を渡すと、ガウリイも気付いたか困ったように眉を下げた。 にわかには信じられないのだろう。 ちょうどその時、ゼルガディスが受話器を置いた。 彼の方も苦虫を噛み潰したような表情をしている。 「ゼルガディスさーん…」 情けない声で、アメリアが手元に残っていた写真を扇形に開いた。 その後をガウリイが継ぐ。 「この写真、全部カメラ目線だ…」 ガウリイの言葉に、ゼルガディスが目を見開いた。 「…最初から全てばれていた、という事か……」 写真の中の彼女は、傍目には不自然ではないように、しかし視線はこちらを向いて不敵に笑っている。 その視線が意味するところは。 ――ばーか。 …目は、口ほどにものを語るという。 「…悪い知らせがある。 向こうが、仕事を早めろと言ってきた」 三人が三人とも、一様に天井を仰いだ。 ――もう、嫌だ… その時、三人の心は図らずとも全く同じにピッタリと重なったのだった。 依頼内容、前途多難。 もしかしたら、彼らは台風の目の真っ只中に放り出されたのかも知れない。 やがて向かって来るであろう台風の大きさを予想して、部屋の空気は更に重くなった。 そして、そういう時に限って、予想が外れる事はないのだ。 +++++++++++++++++++++++++ 四話目終了でっす。 電話のヤクザさんがやたらと礼儀正しかったです。 何故だろう…? んで、最近、これを書くためにガラにもなく勉強してます。 闇経済社会なんてのは得意分野だから(問題発言part2)大丈夫だろう、とかタカをくくっていたんですが、拳銃についての知識が乏しかったんですね。 誰か、拳銃について知ってる事あったら教えて下さい(切実) 拳銃大百科、みたいなのがあれば楽なのに… と言うか、闇経済社会とか書いてながら経済面については全く出てきてません。 私自身、書きにくいからいやなんですよ(コラ) まあ、いいじゃないですか(んなわきゃねえ) 次か、その次あたり、幕間みたいな感じでリナの過去について触れます。 それが終われば、いよいよ対面! …だと思います。 それでは。 |
21100 | 早いッ! | むくぅ E-mail URL | 2002/6/28 21:10:44 |
記事番号21099へのコメント 3にコメントし損ねた〜ッ! ハイペースですね――むくぅなのです。 では、3も含めて感想を。 今回は三人のリナについての分析のような話でしたね。描写とかきっちりできてて凄いです。 カメラ目線……リナさんプロですね! 写真写りもきっとばっちりですね!(笑) 『争わなかった』のではなく『争えなかった』というところには拍手するしかありません。リナさんの手腕だけでなく、それに一瞬で気づいたガウさんゼルさんもプロですね。 その彼らですら『勝てるかどうか解らない』ときたもんですから、リナさんの強さがいかようなほどかはっきりきっぱりと伝わってきます。 ガウリイがこういうときだけまともなことをいえるのはお約束、といったところでしょうか。 『ばーか』とか、『こういう時に限って予想ははずれることがないのだ』とか、いい感じです!(どういう風にだ) ……ん? 3の方にコメントできなかった……やはり4のインパクトがつよかったからでしょうか、チンピラさんごめんなさい(爆) でも、リナがそうあっさりと人を殺した、というのにはちょっと虚を突かれました。万が一警察ににも捕まったりすることはない、という自信が伺えます。この日本では警察は無能なんでしょうか(笑) ともあれ、それではむくぅなのでした。 |
21108 | Re:早いッ! | 椋 蒜悸 E-mail | 2002/6/29 22:19:00 |
記事番号21100へのコメント 今晩は。 椋蒜悸です。 毎回お褒めの言葉有難う御座います。 >この日本では警察は無能なんでしょうか(笑) …無能、ではないと思いますよ。 ただ、そこが無法地帯みたいな所だったもんですから、出来れば関わり合いになりたくないなって…希望的主観?(だから聞くな) んで、捜査の方もおざなりにしかしないという…。 無能と変わりませんね。 うーん。 最初は、殺されてるところを見つけたヤクザさんが隠蔽しちゃうとか…っていう展開を予定してたんですが、そうするとニュースに出てこないな、と。 そんなわけで無能な警察さんの登場です(笑) だから、街の中で銃撃戦起こされても怖くて出て行けない。 税金泥棒とはよく言ったものですよ。 そろそろ、話の全貌が見えてきます。 テストが近いので間が空くかも知れないですが、それでは。 |
21103 | 銃器類なら任せてくれ!! | Tsubasa | 2002/6/29 01:35:12 |
記事番号21099へのコメント おこんばんわ。Tsubasaです。 なにやら3人さんがやたらとリナにビビッているようで。 > 誰か、拳銃について知ってる事あったら教えて下さい(切実) との事ですが、俺はミリタリーマニアのケがたっぷりですから、拳銃といわず軍用ライフルから戦車、戦闘機、戦闘術までとそこそこの(一般人から見ればマニアックな)知識はもっているつもりです。 銃器類で分からない事知りたいことがあればいくらでも聞いてください。このての知識は知っていても役に立つ事が殆どないので、今とってもわくわくしてます。 ではでは。 |
21105 | 御願いします!! | 椋 蒜悸 E-mail | 2002/6/29 15:39:24 |
記事番号21103へのコメント こんにちは! 椋蒜悸です。 まず、任せてくれ、との御言葉有難う御座います。 それでは、早速ですが… えと、よく分からないんですけど、「コルトガバメント」とか、「レミントン」とかの、結構洋画なんかで登場人物が使っているような、あんな類の銃器類について教えて頂きたいのですが… …意味不明ですね。 とにかく、アメリカとかで一般的に売買されているような感じのを御願いします。 あと、マシンガンのようなちょっと(?)ごついやつを。 この先銃撃戦を書く予定なんで、御願いしますです。 用件だけですが、それでは。 |
21109 | 伝承……なんちって。 | Tsubasa | 2002/6/29 23:21:37 |
記事番号21105へのコメント こんばんは。Tsubasaです。では、早速…… >「コルトガバメント」とか 正確には「M1911」「M1911A1」と言います。アメリカ陸軍初のオートマチック軍用ピストルとして1911年に採用されたコルト社制の銃です。ちなみに後ろに「A1」と付いている方は、1923年に小改良されたもので、恐らく我々が目にする映画に出てくるコルトガバメントは「A1」の方です。いか簡単にカタログデータを。 使用弾薬:45ACP弾 初速:253m/秒 全長:217ミリ 重量:1130グラム ライフリング:6条左回り 装弾数:7+1発 最大射程:1500メートル 有効射程:50メートル 補足説明が要りそうなものとして「45ACP弾」ですが、この弾はストッピングパワー(打撃力)が高い弾です。その分貫通力が弱いですが。 アメリカの一般市場に出回っている最もポピュラーた弾丸が「9ミリパラベラム弾(9パラ、9ミリなどと呼ぶ)」ですが、この弾に比べて45ACP弾は大きいです。45ACP弾はストッピングパワーが高い、と書きましたがどれくらい高いかというと、、 1902年当時、米軍は9ミリ口径のリボルバーを装備していました。その年、フィリピンを侵略した米軍は、現地の戦士と戦ったのですが、勇敢なフィリピン戦士は米軍の9ミリ弾を6発(リボルバーなので全弾)食らってもなお突撃し、米兵を刺殺する事が多々あったとな。 てな具合です。つまり、9パラは根性があればある程度はその命中を無視できるが、45ACP弾では物理的にそれが無理って事です。 まあ、個人的な感想を言わせてもらえればかなり力技な銃で、スマートさに欠けるかな、と。年季の入ったオヤジが使うならともかく、17の少女が振り回すには少々無骨すぎるかも(つーか、銃が似合う17の少女って一体……)。 個人的にお気に入りの9ミリ拳銃は、USP、グロック17、ベレッタM92などです。 どれも、装弾数が15発ほどと、ガバメントの2倍以上と言うのがミソです。グロック17はかなり革命的な銃なのですが、長くなるので割愛。 >「レミントン」とかの レミントンと名が付く銃は、非常に豊富です。まあ、狙撃ライフルやショットガンが殆どです。まあ、ライフルはともかくショットガンは特に理由がなければ見た目の好みで使い分けていいような気がします。まあ、ショットガンも弾の種類が色々ありますから、その辺の使い分けが重要かと。 >アメリカとかで一般的に売買されているような感じのを まあ、9ミリのオートの拳銃でしょう。装弾数は15発くらいです(銃によって微妙に違います)。 因みにセミオートオンリーです。フルオート銃を民間市場で売買することは、さすがのアメリカでも違法です(まあ、マフィアなら関係ないか)。因みに、クリントンさんが大統領になってからは、バースト機能付きのものも販売中止になっていると思う。 装弾数も、15発では危険との事で、11発以上装弾できるマガジンも販売中止になってます。そんなわけで、弾の消費が伸びんそうです。 >マシンガンのようなちょっと(?)ごついやつを。 サブマシンガンの説明です。使用弾薬は拳銃と同じです。つまり、多数の拳銃弾(15から30以上)を高速で連射する銃器です。9ミリを使うのが普通ですが、たまに45ACP弾を使うのもあります。 登場人物がどの銃を使うかは、思いっきり銃の入手ルートに影響されます。西側系なら、ヘッケラーアンドコック社のMP5シリーズが一般的でしょう。使用弾薬は9ミリです。一番小さいモデルは「MP5Kクルツ」と言って、わきの下のホルスターに吊るして携帯できるほどの小ささです。この銃は「フェイスオフ」と言う映画で、FBIの人間がスーツの下に持っていました。 まあ、こんなとこでしょうか。各々に中途半端な説明で恐縮ですが、ほかに知りたいことがあればいつでも声を掛けてください。 必要とあれば、参考文献もいくつか紹介します。ではでは。 |
21172 | 有難う御座います〜v | 椋 蒜悸 | 2002/7/11 16:08:07 |
記事番号21109へのコメント こんにちは、椋蒜悸です。 何とか戻ってきましたので、また今日から投稿再開です。 …まあ、それは置いときましょう。 まず、半端な質問に丁寧な解答有難う御座います。 それと、追加質問を… 「グロッグ」という銃(?)についてと。 あと、弾を撃った後再度撃つまでのタイムラグについて、御願い出来ますか? それから参考文献というのも少々… 要求ばっかりで済みませんです。 その代わり…に出来るかは分かりませんが、小説の方で頑張りますっ! ので、見捨てないで下さいね… それでは。 |
21104 | Slum Ruby 5 | 椋 蒜悸 E-mail | 2002/6/29 15:31:37 |
記事番号21069へのコメント 今日は。 何かそろそろテスト週間に入るっぽいので、しばらく更新とまるかもです。 つーか、とまります。 それでは、どうぞ。 +++++++++++++++++++++++++ ――これは、戦争だ 己の存亡をかけた…―― 先日の一件からか、もう尾行されているという事はなくなったようだった。 外ではセミが鳴いている。 それもそのはず。 垣根に囲まれた敷地内には、軽く百を超すであろう木々が並木道を作っているのだ。 セミが集まってくるのも当然の事と言えた。 この付近で、こうまで多くの樹木があるのはここだけだろう。 他は殆どが灰色の街並みで、目を休めるような場所など有りはしないのだから。 リナは正座した姿勢のまま目を開けた。 がらんとした広い道場。 渡米するまではいつもここで父親に護身術を習っていた。 料理を始めとする家事を教えてくれたのは母親。 射撃の手解きをしてくれたのは、姉。 厳しかったけれど、その反面優しくもあった家族たち。 そんな、穏やか…とは言えないけれど、それでも充実した毎日がゆっくりと過ぎていくはずだった。 ――『あの日』が来るまでは。 「…まだやってたの?」 再び目を閉じかけた時、呆れたような声が耳に飛び込んできた。 振り返れば、黒髪の女性が立っている。 彼女がリナの姉、ルナ=インバースその人である。 リナと違い、押し出しの良い優美なプロポーション。 再会した時、姉妹なのにこうも違うものなのかと落胆したが、さすがにもう慣れてしまった。 リナは曖昧に笑うと、ゆっくりと立ち上がる。 ルナはその一挙一動を見守っていたが、リナが正面に立つと口を開いた。 昔と変わらない、厳しさの中に優しさが溢れるその声音で。 「昔教えた事は忘れてないみたいね。 結構結構」 やっぱり教師陣の質が良かったのかしらねー、と一人で納得するルナに、リナは意を決して話しかけた。 「…姉ちゃん」 「何?」 「…あたしが、偽物だとは思わなかったの?」 「何よ、それ」 「だって! 十二年も会ってなかったんだよ? その間に顔だって変わってるかも知れないのに、本物は殺されちゃったのかも知れないのに、どうしてあたしがリナ=インバースだって、あっさり認めたの!?」 再会してから、ずっと心の奥に引っかかっていた事。 尾行の心配が無くなってから、藁にもすがる思いで昔の住所を訪ねた。 そこには、昔と変わらない懐かしい風景が広がっていて、当たり前のようにリナを迎え入れてくれて。 表札にだって、リナの名前は残されていた。 遠い記憶と重なる生活。 けれど、その間にぽっかりと空いた時間の穴は、そう簡単に塞がるものではないのかも知れない。 「馬鹿ね」 ルナは黙って妹の話を聞いていたが、やがて屈託なく笑うとぽんぽんと二度、リナの頭を叩いた。 ただ、それだけ。 それだけなのに、昔と全く同じその仕草に涙が零れた。 「会った時、すぐに分かったわ。 私の妹が帰ってきたんだなって。 だから、誰が何と言おうとあんたは私の妹で、インバース家の次女なのよ。 …いい?」 「……うん」 「よし!」 リナがゆっくりと頷くと、ルナはもう一度笑って、それから裏手の倉庫の方へと歩き去ってしまった。 セミが鳴いている。 ――『あの日』も、今日のようにうるさくて、灼けつくように暑かった。 +++++++++++++++++++++++++ いつもよりむちゃくちゃ短いですが、五話目終了です。 話の都合上、ここで切らなければいけなかったのですよ。 そして、ルナさんが出てきちゃいました。 姉バカ(?)ですね。 どうも、蒜悸の中でのルナさんというのは姉バカという印象が強いです。 だって、何かにつけてリナは怯えていますけれど、普通自分の技術を誰かに叩き込むというのは、それだけ相手の事を思っていないと出来ないと思うんですよ。 だから、姉バカ(まだ言うか) それでは、椋蒜悸でした。 |
21176 | Slum Ruby 6 | 椋 蒜悸 | 2002/7/11 16:54:31 |
記事番号21069へのコメント はい、こんにちは。 椋蒜悸です。 何とかテストも終わり… うふふ。 もう知りません。 何で、テストなんかあるんでしょう!? あんなモノで人の価値計らないで欲しいです(注:勉強出来ない奴に限ってそう言うらしい…) いーです、サクサクッと忘れちゃいましょうっ! 今回、とうとうリナの過去に絡めてマフィアの組織の大まかな全貌が見えてきます。 無理矢理一話に縮めたんで読みにくいかも知れませんが、どうぞ。 +++++++++++++++++++++++++ 初めて人を殺したのは、5歳の時だった。 目の前にいた男が襲い掛かってきて。 ただ、夢中で引き金を引いた。 アメリカのマフィア組織の系列は、大雑把に分けて五つある。 イタリア系、ユダヤ系は誰でも知っている伝統的マフィアだが、それに近年コロンビアとロシア、そして中国系が勢力を持ち始めていた。 しかしこれらの組織同士はお互い大した接点を持たないし、これからも隣同士になる事はまずあり得ない。 ビジネスの内容が、まるで違うのだ。 無法地帯の棲み分けができている。 コロンビアはコカイン、ロシアは武器の密売、中国は主に自国の密入国者に。 ざっと分けるとそんな感じだが、それらはいずれもリスクが高く、いわば腰の据わらないチンピラ同然の仕事である。 その点、イタリア系とユダヤ系の組織は、同じ闇社会でも別格だった。 深く潜っていて、表立つ事がない。 歴史があるだけに、やたらめったら動かなくても十分な利を得る体制を既に構築しているのだ。 大物であればあるほど、建設業を始めとして不動産開発、運送業、金融業といった正業を手がけている。 もし彼らが新聞に登場する事があるとすればそれは、三面記事ではなく政治欄か経済欄だ。 裏から見れば利権というやつである。 いったん体裁を整えれば、あとはそれにぶら下がってさえいればいい。 いろいろな力学が働き、自動的に大金が転がり込むのだから。 何が起きたのか、分からなかった。 或いは、あまりの恐怖に忘れてしまったのかも知れない。 とにかく、リナが引き取られたのは、イタリア系の組織だった。 何故リナだったのかは分からない。 ただ、選ばれたのは男でも面倒の起こりにくい孤児でもなく、家族がいて女であるリナが選ばれたのだという確固たる事実があるだけだ。 突然の事に訳も分からぬまま合衆国まで連れてこられて、その組織の頂点、ニューヨークのガンビーノに引き合わされた。 そこで起きた事は、今でもリナの胸に、指先に残っている。 人を、殺した。 部屋に呼ばれて入ってきた男にガンビーノが何事かを囁くと、その男はあろう事かリナに襲い掛かってきたのだ。 目は血走り、正気など欠片も残されていないような表情だった。 ただ、怖かった。 怖くて怖くて、無我夢中で持っていた銃の引き金を引き絞った。 護身術の類は父から、射撃に関しては姉から、物心付いた頃よりきっちりと仕込まれてきた。 ただの護身用で威力も低い、子供でも撃てるように改良されたものだったけれど。 ピッタリ外れることなく心臓とこめかみを撃たれてしまっては、助かろうはずもない。 周りから上がった嘆声に恐る恐る目を開けると、リナの前には男の死体が一つ、転がっていた。 それをガンビーノはゴミでも扱うかのように、軽く手を振っただけで片付けさせてしまったのだ。 そして、リナの肩に手を置き、言った。 『よくやった。 たった今から、お前は私の養女だ』 囁かれた言葉は、それだけが日本語だった。 それから後の事は、よく覚えていない。 いや、人を殺したという記憶がそれだけ、鮮烈に焼き付いているだけかも知れないのだが。 とにもかくにも、当時5歳だったリナに分かった事と言えば、もう後戻り出来ないのだと、その残酷な事実だけだった。 それからは、ビバリーヒルズに一つ邸宅を与えられ、月に一度ニューヨークにいるガンビーノの元であらゆる事を学んだ。 銃の組み立て方に始まり、組織の仕組み、それぞれの主要都市を取り仕切るボスについて、政治経済、流通、語学、射撃、護身術、etc.etc… 組織に関する事からそうでない事まで。 ただ一つ一貫していた事と言えば、それがガンビーノの跡目として必要なものだという事だった。 リナは死に物狂いでそれらを吸収し続けた。 ガンビーノのためではない。 いつか、日本の家族の元へと帰るために。 ここには、リナの家族はいない。 いろいろな事を教えてくれる父親も、子守歌を歌ってくれる母親も、リナを鍛えてくれる姉もいないのだ。 頼りに出来るのは自分だけ。 ならば、今はこの状況に甘んじていよう。 けれど、いつかはここを出る。 そのために必要な足がかりを築いておく事だけを念頭に置いた。 学校も、普通ならばその倍かかるところを9年で大学卒業まで終わらせてしまった。 他には目もくれず、ただひたすら、貪欲に知識と技術を求め続けた。 そして、16の誕生日と共に、それまで空席だったカリフォルニアのボスに据えられたのだ。 しかし、それを快く思わない者も、当然のことながら存在した。 シカゴのボス、カーロ。 傲慢で自信家、そしてもっとも保守的なイタリアマフィアだった。 リナが取り仕切っていたカリフォルニアの南にあるマーケットは膨大である。 単にアジアとの玄関口としての貿易や、広大な土地と温暖な気候がもたらす農業だけではない。 高度なテクノロジーを持つ工場、音楽や映画産業、金はいくらでも集まる。 ゴールデンステイト、黄金の州と呼ばれるカリフォルニアを一つの国家に見立てると、GDPは世界十四位。 オランダを凌ぐほどの勢いがある。 ファミリーにとっては、よだれの出るような土地だった。 そして、しばらく後にはカーロが公然と仕掛けてきたのだ。 もとより予期していた事だったので、カーロが仕掛けてきた事に対してはそう驚きもしなかった。 ただ一つ迂闊だったのは、リナの後任とされていたナチルアがカーロの側に付いた事だろうか。 二人の利害が一致したのだ。 カーロは日本人であるリナが幹部に就く事を嫌った。 ナチルアはカリフォルニアの利権を求めた。 そして、彼らはリナの暗殺を謀った。 だからと言って、今正面切って喧嘩するわけにはいかない。 面倒なことに、カーロには金が唸っているのだ。 シカゴは、マイアミと違ってキューバやコロンビアのマフィアが入らない。 それを良いことに、カーロはコカインの密売を手がけているのだ。 コカインの密売など危険極まりないチンピラビジネスだが、べらぼうな金儲けという点ではこれほど手っ取り早い手段はなかった。 …全面戦争には、まだ駒が少ない。 だから、リナは合衆国中を引っかき回し、包囲の弛んだところを狙って逃亡した。 体裁など構っていられない。 とにかく、生き延びうる可能性だけを頼りに、自分が居た組織もろとも混乱の坩堝に叩き込んだのだ。 そして今、リナ=インバースは生きている。 +++++++++++++++++++++++++ 6話目終了〜 無理矢理に縮めた所為でしょうか、蒜悸が読んでも読みにくいです(なら書き直せ) 取り敢えず、リナが追われる訳はお分かり頂けたかと。 …先に言っておきます。 蒜悸はヤクザでも極道でも、ましてやマフィアなんかじゃありません。 両親も立派な(?)堅気さんです。 ただ、ちょーっと周りの環境が特別だっただけです。 まあ、本当にマフィアならこういう事は他言出来ないんですけどね。 omerta(イタリア語:沈黙の意)という掟があって、そういう事をバラすと始末されちゃうんですよ。 例外というモノも存在するには存在するんですが、やっぱり普通ならバラしません。 あと文中に出てきたGDPですが、現在はよく分かんないです。 ただ、カリフォルニアはとにかくすごいんだよ、という事が分かって頂ければ大丈夫です。 実際の所は不景気の影響で変動してるかも知れませんけど。 いや、それは良いんです(よくねえ) 問題なのは、ちびリナが使ったという銃です。 五歳の子供でも使えるように改良したら、まじで玩具程度の威力しかでないと思うんですが… どうでしょう? まあ、いちいち気にしてたら蒜悸の小説なんて矛盾だらけの穴だらけですが…それでもさすがに今回は、ね。 よし、テスト同様忘れちゃいましょう(待て) それでは。 |
21177 | Re:初投稿です。 | 椋 蒜悸 | 2002/7/11 17:08:05 |
記事番号21069へのコメント はい、続けて投稿です。 今回も本筋からは外れています。 んでもって、比較的ほのぼのしていると思います。 嵐の前の静けさ、という感は否めませんが。 取り敢えず、どうぞです。 +++++++++++++++++++++++++ 板張りの廊下の上を軽快な足音が通り過ぎていく。 やたらと広い屋敷だった。 リナを入れても現在四人と一匹しか住んでいない。 おまけに、リナは外泊が多くこの屋敷に戻ることは少なかった。 それなのに敷地の広さといい部屋数といい半端じゃなくスケールがでかいのだ。 話に聞くジャパニーズマフィア――もといヤクザや極道なんかの家屋敷とはこんなものなのだろうか、とリナはしょうもないことを考えながら家族の姿を探し続けていた。 とにかく広い。 大の大人百人が寝泊りしてもまだ余りあるだろうこの屋敷は、探索するには退屈しないが特定の人間を探すにはとことん不便である。 学校かなんかのように放送機器があれば楽なのだが、妙なところでこだわるリナの家族たちもさすがにそこまではしていなかったようだ。 よって、このように延々と廊下を走りながら一つ一つ部屋を覘く羽目になったわけである。 長年合衆国にいたリナには知る由もなかったのだが、この屋敷、広さも内装もそこらのヤクザや極道では足元にも及ばないほどのものだった。 とは言え、別にけばけばしいわけではない。 むしろ地味なほどである。 もちろん、傍目には質素に映るほど簡素なものではあっても、それら数々の調度品は同量の金くらいの価値はあるのだが。 「…リナ?」 ルナに声をかけられたのは突き当たりで右に折れ、庭に面した廊下に出たときだった。 ルナは縁側に座り、何処からともなく拾ってきたスポットとかいう犬に餌をやっていたのだ。 このスポットという奴、犬にしては大柄なほうで初めて見たときは狼と間違えたほどだったのだが、慣れてしまうとルナに従順なだけのただの『犬』としか見えない。 「姉ちゃん、ちょっと…」 「何が起きてるかは知らないし、知るつもりもないけど」 ルナはリナの言葉を遮ると、スポットの餌を庭の奥にまで投げた。 取りに走るスポットが泣いていたように見えたのは気のせいだろうが、こうなるともはやただのイジメである。 「…手伝わないわよ。 どうせまた、出て行くんでしょ?」 ――そうなるのなら、手伝いたくなどない。 言外に告げられた言葉の中には、リナへの気遣いが見て取れた。 選択肢はいくらでもある。 けれど、ここで引くわけにはいかないから。 リナは頷かなかった。 「…ううん。 そうじゃなくてね、近くに花屋がないかと思って」 「それじゃ、見つけたんだ?」 ルナは振り返らない。 リナはルナの隣に腰掛け、戻ってきたスポットから餌を奪うと再び遠くへと投げる。 「うん。 結構あっさりとね。 まあ、手掛かりもあったし」 「また、殺す気?」 「分かんない。 …説得が無理なら、それしかないと思うけど」 「…説得?」 リナの言葉に、ルナは胡乱な目を向けた。 殺し屋や掃除屋の類には、説得などするだけ無駄である。 彼らは金と引き換えに、依頼主の要望どおり人を殺すだけなのだ。 けれど、今回は勝手が違う。 「奴ら、自分が雇った殺し屋まで始末する気よ」 自分たちの命が絡めば、向こうも少しは耳を貸すかもしれない。 相手のことは大方調べ終わっている。 負けるとは思わないが、それでも手痛い損害を被ることは目に見えていた。 ――ならば、逆にこちらに引き込むことはできないか? リナらしからぬ考えではあったが、この際背に腹は変えられない。 情報と引き換えにこちらは時間を得る。 相手が迷っている間に逃亡の手筈を整え、向こうがこちらにつくのならば共にとんずら。 戦力も増え、何かと逃亡が楽になるだろう。 あくまでリナの命を狙うというのなら、その場で殺せばいいだけのことだ。 ――そうでなければ、生き残れない。 口元に苦い笑みが浮かぶ。 自分の考えに、リナは苦笑を禁じえなかった。 どうやら合衆国での生活は自分で思っている以上に影響が強かったらしい。 分かっていた筈なのに。 それでも。 何だか、今はそれが無性に悲しかった。 「与えられた状況を嘆くことは誰にでも出来るわ。 でも、無視してはいけない。 それは、今までの自分をも否定することになるから」 「それ、何?」 「さあね。 …あんたは、今までずっと頑張って来たんでしょ? だったらそれを認めてやらなくちゃ」 一見説教のようなそれも、彼女なりの励ましなのだろう。 リナが無言のまま頷くのを見届けると、ルナは大儀そうに立ち上がり、一つ伸びをした。 「そうそう。 花屋に関しては後で地図を描いて上げるから、ちゃんと部屋で大人しくしていなさいよ」 ルナは足元のスポットを離れの小屋へと追い遣ると、リナの頭を叩いて奥の方へと引っ込んでしまった。 一人で考えられるように気を使ってくれたのか、単に面倒になっただけなのか。 リナは翳りのない笑みを零すと、柱に凭れ掛かり目を閉じた。 花樹の香りが庭を包んでいる。 風が、栗色の髪を揺らしていった。 +++++++++++++++++++++++++ ほい、終了です。 ルナさんに引き続き、今度はスポットです。 ルナさんにしろスポットにしろ、当初出す予定はなかったんですが… と言うか、リナの家、何なんでしょうね。 よくよく考えなくても妙です。 …忘れちゃい(そのネタ止めろ) 話は変わりますが(白々しい)、今日図書館で『アメリアを狙え』という洋書を見つけました。 世の中不思議で一杯です(何) それでは。 |
21178 | 済みませんです〜 | 椋 蒜悸 | 2002/7/11 17:11:07 |
記事番号21177へのコメント すーみーまーせーん。 これは、『Re:初投稿です。』なんかじゃなくて『Slum Ruby 7』です。 蒜悸の不注意です。 二度目のミステイク。 済みませんでした。 椋蒜悸 |
21184 | はんどがん | Tsubasa | 2002/7/11 23:23:17 |
記事番号21177へのコメント こんばんは。Tsubasaです。 えー、ご要望にお答えしてグロックについて。 この銃は、オーストリアのグロック社で開発された拳銃です。最初に出たのはグロック17。9ミリ弾を使用し装弾数17+1発。というもの。 この銃は、現在主流のプラスチック拳銃の幕開けとなった銃です。 史上初ではなかったですが、初めて市場に受け入れられた二番目のプラスチック拳銃です。 特徴は、プラスチックの部品を全体の40%以上使っている事(でも、スライドやバレルは金属製なんでx線検査に引っ掛かります)。安全装置が引き金に組み込まれているため、引き金に指をかけない限り暴発しないとされている。 問題として、緊張状態の人間は手を握ってしまう傾向があるため、ホルスター内の銃を掴んだとき、暴発を起こしてしまい自分を売ってしまう事があると言う事。また、グリップの角度が不自然な為、垂直に構えると銃口が上を向くので、とっさの場合照準がやり辛いと言う事。 そんな問題にも関わらず、全米の警官の間で最も使用率が高いのがこのグロック17である。 このグロックはヴァージョンがかなり豊富にあるのでその一部を紹介。 グロック17をフルートができるようにしたグロック18。装弾数17+1(ノーマルマガジン)50+1(ロングマガジン)。 グロック17を一回り小さくしたグロック19。装弾数15+1。 グロック17を手の平サイズにしたグロック26.装弾数10+1. グロック17の45APCモデルのグロック21(及びフレーム強化方の21c)。装弾数15+1。 グロック26の45APCモデルのグロック36.装弾数6+1. 俺が知っているのはこんなもんです。 えー、追加情報として。最近アメリカの警察などの法執行機関では45口径の銃を使用する事が奨励されているとのことです。理由としては、最近の銃を使う犯罪者の殆どはドラックでトリップしており、そんな連中は9ミリ程度では2,3発食らっても大したダメージを受けないそうです。そのため、ストッピングパワーがある45口径が再度注目されているとのこと。 参考文献ですが、実はそんなに偉そうなもんじゃないです。単なるエアガンの専門雑誌です。「GAN」「コンバットマガジン(英字タイトル)」「アームズ(英字タイトル)」などが書店でよく見る雑誌です。エアガンの専門誌ではありますが、実銃の情報もかなり豊富です。一見の価値ありかと。 あと、単に銃の寸法と外観が知りたいだけなら「エアガンカタログ」もお勧めです。「このキャラにはどの銃を持たせようかなー」ってくらいのことなら解決してくれるでしょう。 >問題なのは、ちびリナが使ったという銃です。 > 五歳の子供でも使えるように改良したら、まじで玩具程度の威力しかでないと思うんですが… > どうでしょう? とのことですが、そういう銃、ちゃんとあります。コルト25オートと言うかなり小さい銃なんですが、弾は25口径弾を使います。さらに反動の軽い22口径弾仕様もあるのですが、安全性の面で25口径の方が優っているようです。装弾数は覚えてませんが5,6発くらいだったと思います。 で、肝心の威力なんですが、こぶしで殴るよりまし。程度だそうです。つまり、殺傷力はきわめて低いものです。急所に当てないと本気で使い物にならないそうです。でも、作中では心臓とこめかみに命中させているので充分殺傷力はあると思います。 どれくらい小さいかというと、手の平にすっぽり収まるくらいです。普通にグリップ握るのにトリガーの人差し指を除けば中指しかつかえません。それくらい小さいです。 えー、銃の解説はこれくらいにして(ああ、マニア丸出し)。 テストお疲れ様です。楽しみにしていた続きが読めて嬉しい限りです。 今回二話ともインターミッション的な話でしたが、リナってば花買ってどうするつもりなんでしょ? この辺が次回への注目どころかも? はたしてゼル達との激しい撃ち合いはあるのでしょうか?楽しみです。 |
21188 | Re:はんどがん | 椋 蒜悸 | 2002/7/12 13:41:14 |
記事番号21184へのコメント 今日は、椋蒜悸です。 丁寧な解説有難う御座います。 >テストお疲れ様です。楽しみにしていた続きが読めて嬉しい限りです。 きゃ〜v 楽しみにしていて下さったんですか? 有難う御座いますです。 >今回二話ともインターミッション的な話でしたが、リナってば花買ってどうするつもりなんでしょ? >この辺が次回への注目どころかも? 注目…と言いますか。 うーん。 まあ、ちょっとしたリナらしからぬ手回しみたいな…? 謎(?)はちゃんと次回で判明します。 伏線なんかではありませんです…そのハズです。 種を明かすと(明かすな)マフィア絡みっぽい感じです。 >はたしてゼル達との激しい撃ち合いはあるのでしょうか?楽しみです。 撃ち合いに関しては…ゼル達と撃ち合うかは分かりませんけど、取り敢えずは銃撃戦はあります。 …の予定です(汗) 上手く表現出来るかは分かりませんけど、頑張ります。 だから、楽しみにしていて下さい(待て) それでは。 |
21189 | Slum Ruby 8 | 椋 蒜悸 | 2002/7/12 18:25:11 |
記事番号21069へのコメント 椋蒜悸です、今日は。 またもや、予定になかった人が出てきちゃってます。 弱りました。 このまま収拾がつかなくなっちゃったりして。 うぎょばー。(どういう悲鳴だ) ではでは、どうぞ。 +++++++++++++++++++++++++ 「すいませーん。 お届け物でーす」 妙に間延びした声と共に、階下にある玄関口の所でベルが鳴る。 「はーい」 「こんにちは。 素敵な花束ですね、恋人さんですか?」 アメリアが応対に出ると、配達員は真っ赤な花束を差し出しながら言った。 無論、アメリアには何の心当たりもない。 三人の中で近日中に誕生日が訪れる者もいないし、恋人がいるという話も聞いた事がなかったのだ。 しかし、記録には確かにここの住所が記名されている。 アメリアは不自然でない程度に返答を誤魔化すと、花束を受け取って配達員を送り出した。 そっと花束の中を確かめてみる。 だが、花束の中にはカードも見当たらなければ、別になにか刃物が隠されているという陳腐な仕掛けもなかった。 首を傾げながら上に上がると、部屋ではガウリイとゼルガディスが何か考え込んでいる。 とは言え正確には、考え込んでいたのはゼルガディスだけで、ガウリイの方は既に寝込んでしまっているようだったのだが。 ゼルガディスは俯けていた顔を上げ、アメリアの手元に目を留めると呆れたように言った。 「何だ、その花束は」 「これが、『お届け物』だったんです」 「相手は?」 「分かりません。 何も書いてなかったんです。 探したんですけどカードも見当たらなくて」 アメリアは腕の中に目を落とす。 花束は、鮮やかな色調を帯びた真紅の薔薇だった。 数も多く、優に五十本はある。 「思い当たる節はないのか?」 いつの間にやら目を覚ましたらしいガウリイが問い掛けてきたが、それはこっちが訊きたい事である。 「いえ、何にも。 と言うか、ガウリイさんの方こそ無いんですか? これは別にわたし宛に届いたんじゃなくて、ここの住所に届いたものなんですから」 「いや、正直オレにも分からん」 ゼルガディスは何も言わない。 だが、既に彼はぴんときていた。 これはマフィアのやり口なのだ。 この世界で薔薇の花がどういう意味を持っているのか。 それを充分すぎるほどに心得ていたゼルガディスは由々しすぎると言わんばかりに溜息を吐くと、デスクの上の受話器を取った。 あまり個人的には頼りたくなかったが、この際仕方がない。 正確な情報ならば、多すぎても困るという事はない筈だ。 引き出しから小さくたたんだ紙切れを引っ張り出し、そこに几帳面な字で書き連ねてあった番号を押す。 遠くで数回呼び出し音が続き、しばらくの間が空いてから若そうな男の声が聞こえてきた。 『…はい?』 ゼルガディスは電話をスピーカーに切り替えると、アメリアとガウリイを手招きする。 「ああ、爺さんか? ゼルガディスだが」 『おや、珍しいですね。 あなたの方から連絡を寄越すとは、一体どういう風の吹き回しですか?』 のほほんとした声は、ゼルガディスの祖父だとは思えないほどに若々しく、そして面白がるような響きがあった。 「そんな事はどうでも良いんだよ。 訊きたい事がある」 『何か?』 ゼルガディスは単刀直入に切り込む。 この祖父を相手にすると、得意の駆け引きも全く通用しないのだ。 「あんたは、リナ=インバースを知っているか?」 『ええ、知っていますよ。 彼女はこちらの世界では十分すぎるほどに有名ですからね』 「その女に関して、知りうる限りを教えてくれ」 『その場合、私への見返りは?』 「一人、実験台を寄越してやってもいい」 『…「やってもいい」ですか。 つまり、それが反故になる可能性も?』 「生き残れるかどうかが分からんからな」 ゼルガディスは苦く笑うと音量を上げた。 国際電話のためか、どうも電波の状態が悪いのだ。 『…分かりました。 そうですね、何から話しましょうか』 「あの女の素性から、だな」 『ふむ…ならばまず、彼女がカリフォルニアのボスだという事は?』 ゼルガディスは肩を落とした。 やはりという思いと、冗談じゃないという思いが交錯し、複雑に絡み合う。 スピーカーから飛び出した言葉の羅列に、アメリアとガウリイが後ろで息を呑んだのが分かったが、今はそれに構っていられない。 「…それは、確かな事なのか?」 『それも知らなかったんですか。 これは、最初から話した方が良さそうですね』 電話の向こうの人物は呆れたように言うと、しばらくの間をおいてから御伽噺でも聞かせるかのようにゆっくりと話し始める。 それは、夢物語のように途方もない話で、にわかには信じられないものだった。 『…まあ、そういう訳で彼女は追われ、現在行方不明です。 ガンビーノは血眼になって探させているようですが、あなたがそんな事を訊いてきた所を見ると、どうやらリナ=インバースさんは日本にいるようですね。 そして、あなた方に始末するよう依頼がきた』 「大当たり」 『でしたら、一つだけ忠告です。 あなた方が彼女を殺すかどうかについては口出ししませんが、依頼主の動向にも気をつけておいた方が良いですよ』 「どういう事だ?」 『これ以上は、私も確信がないので言えません。 もし知りたければ、リナ=インバース本人と話してみるのも良いかも知れませんね』 それだけ言うと、通話は一方的に切られた。 デスクの上に投げ出された花束が目に入る。 薔薇は、脅迫の意。 リナ=インバースはそれに気付く事を見越した上で、ここに送ってきたに違いない。 わざわざ、誰も知らないはずのこの家に。 ――こちらの素性は、既にばれているのだ。 「本当に、厄介な相手だな…」 スピーカーの奥の電子音は、いつの間にか止んでいた。 +++++++++++++++++++++++++ はい、終わりです。 今回の話について、少しばかり注釈を。 薔薇が脅迫に使われるのは本当ですが、どっちかと言うと「お前を殺す」というような意味合いで使われます。 んでもって、相手の隠れ家(家でも可)に送る事で、「お前の居場所はバレてんぞ」みたいな脅迫になります。 薔薇の花を使うというのが面白かったので出してみました。 …再度言います。 蒜悸は、ヤクザでも極道でもましてやマフィアなんかじゃありません。 勘違いしないで下さいね、というか信じて下さい。 本当です。 意外にもレゾさんが善人のように思えてその割には裏であくどい事やってるなー的な人になっちゃいました。 まあ、良いですよね。 それでは。 |
21213 | Re:Slum Ruby 8 | Tsubasa | 2002/7/16 18:31:59 |
記事番号21189へのコメント こんにちは。Tsubasaです。 まさか、花にこのような使い方があったとは。チャンスがあれば実践してみたいものです(笑)。 まあ、イタリアンマフィアは殺す相手に殺意を悟られないようにプレゼントをする、なんてことは聞いた事がありましたが。 それにしてもゼルガディス御一行様は動きにくそうですね。まだ、目立ったアクションは起こしてないのにすでに先制攻撃を食らってますし、、、それだけリナが常人離れしてるってことでしょうか? ではでは。次回も楽しみにしてます。 |