◆−揺れるビー玉。−春祭あられ (2002/7/1 02:04:11) No.21114
 ┣降るガラス星。−春祭あられ (2002/7/1 18:02:35) No.21119
 ┃┗ううっ・・・美しい偲び愛ですぅ・・・(感涙)−藤原清貫 (2002/7/3 13:19:13) No.21127
 ┃ ┗Re:ううっ・・・美しい偲び愛ですぅ・・・(感涙)−春祭あられ (2002/7/3 15:30:33) No.21133
 ┣始めまして−イリス・バイオレット (2002/7/1 19:54:58) No.21120
 ┃┗Re:始めまして−春祭あられ (2002/7/3 15:36:27) No.21134
 ┗空の星。−春祭あられ (2002/7/3 15:05:33) No.21130


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21114揺れるビー玉。春祭あられ E-mail 2002/7/1 02:04:11


えっと、ちょっとゼロリナチックの物を書きました。
昔投稿した「そら。そして、ソラ。」の続きに当たると考えてください。
でも、多分これだけでも読めます。
もし良かったら、著者別にもあるんで「そら。そして、ソラ。」も見てくださるとなおいっそう良いです。
白い空間をイメージして読んでくださると嬉しいです。












ガラスの中から、私は貴方を見ていました。
ずっと、ずっと。



























   揺れるビー玉。




























私の心はずっと透明な球体の中にいました。
そして一人の人をを見ていました。悲しく漂うあの人を。
最後まで、素直になれなかったあの人を。
時に私は水色に、時に私は輝く朱色に、時に私は藍色に染まって見守って。
空の色を映して。
曇った日の太陽の色はプラチナ。直視できる太陽の色を映して砂浜を歩いたりします。
あの人は私を殺してしまいました。
私の大好きだった空に嫉妬して。
そして、あの人は滅びを望んで。身体を失って。命を失って。名前を失って。でも自我だけは、記憶だけは残って。
身体を手に入れました。永遠の命を手に入れました。名前を手に入れました。自我はそのままに。
彼は人を殺めたり、滅びを望んだり、いろいろして。
でも、時々海の見える丘で一人泣いていたり。
私はここにいるのに。
貴方のすぐ近くで、貴方を見守っているのに。
ガラスの中で、貴方と同じ時間を過ごしているのに。
気付かない。
それでいい。気付かないでいて。
泣いてるところを見られているなんて、恥ずかしいでしょう?






























私が死んでから、何年も、何年も、何年もたちました。
本当に長い時間がたちました。
彼がたくさんの竜を殺してしまったのも見ました。
ある女の子を殺してしまったのも見ました。
その時の銀髪の人を見て、笑っているのも見ました。
女の子に会って、笑っているのも見ました。
私に似ている女の子です。空の、好きそうな女の子です。
悲しそうな貴方は、その子に会って少し変わりました。
明るくなったね。もう淋しくないんじゃない?心から、ほら。笑っているじゃない。
私はいつも見ていました。そんな彼を。あんな彼を。
まあるいガラスの中から。


































この女の子はとても賢そうで。私よりも賢くて。
貴方はそんなところを見て、彼女に聞いたのね。
「ずっと前にいなくなった人の顔が・・・・・・その人の顔が笑った顔しか思い出せなくなったのなら、忘れかけてるってことなのでしょうか」
それは、儚いガラス細工のような表情。
賢い少女はこういいました。
「自分の一部になってるってことでしょ?」
それはそれは自信ありげに。
「思い出はね、必要な所だけが残っていく物よ。あんたにとって、それが必要な所だったんじゃない?自分の存在において、必要な血肉の一部。全て忘れることなんて、ありえないんだから」
そう。私だって全部覚えているわけじゃない。覚えているのは、感情のある貴方。
泣いてる、笑ってる、怒ってる、生きてる貴方。
「それは・・・・・・初耳です」
「そう?これが人間ってもんよ?」








































ガラスの中からいつも見ているよ。
空の色を映して、今のそのままを見てる。
私がここで何を言ったって、もう声すら届きそうに無いけれど。
ここから見てる。
貴方も見てるわ、私を。
だって気付いてる。
昔の私はもうガラスの中だけど。
今の私は、貴方の前にいます。
そして今の私は昔の私を何も思い出さないまま、無邪気に今の貴方の名前を叫んでる。
こうやって、ほら。
「いこ、ゼロス!今日はなんだか気分が良いから朝飯おごったげる!」
賢い少女は今日も空を眺めて。
「見てゼロス!空が澄み渡ってる!すんごい笑顔で笑ってる!」
私は今日も空を眺めて。
「見て。今日もいい天気ね。雲ひとつないわ。ああいうのを、空が笑ってるって言うのね」
あの頃の言葉を繰り返す。
「ええ。空が笑ってますね、リナさん」
いつもガラスの中から、私の中から見ています。
姿が見られない日は、貴方が笑っているのか、泣いているのか。
それがすごく気がかりで。
でも。
久々に賢い少女の前に、私の前に現れて見る、貴方も好きです。
好きです。



















大好きです。



















ああ、今日も空が綺麗です。



















/END/


大量にスペース使いました。こんなんで雰囲気出せるのか、おい。
とりあえず、まだまだ文章の未熟さを思い知った春祭でした☆

では、また次回皆様に会えるのを祈って。
 春祭あられ


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21119降るガラス星。春祭あられ E-mail 2002/7/1 18:02:35
記事番号21114へのコメント

そして第二段。
ゼロスくん独白を書きました。
見て、感想くれると嬉しいです。































そこはガラスの中だと聞きました。
暑いですか、寒いですか?
どのような感じなのですか?



   























降るガラス星。



































死んだ人間の魂はガラス球に入ると聞きました。
正確には、ガラス球のようになると聞きました。
では、僕が殺してしまったあの人も、ガラス球になっているのでしょうか。
人の魂はやはり美しいのでしょうか。
僕は醜かったけれど、きっと彼女の魂は美しかったのでしょう。
透明なクリスタル。
そう、信じています。
こうしていることで決して償いになるとは思えないけれど。
今日も僕は、貴方を見つけに行きます。


































貴女の好きだったものは、空の次に海でしたね。
毎日毎日、共に海へ行きましたね。
笑ってる顔を、今でも鮮明に思い出せます。
まるで宝石のようでした。



































貴女はいつも、海で落ちてるガラスを拾っては中をのぞきこんでた。
宝石と同じくらい貴重なガラス。
それは海に捨てられて、潮に流されて削られて、角がなくなっていて丸っこくって。
太陽の光にすかして。
“クリスタル!!”
って叫んでましたね。
赤のガラスを透かせばルビー。
蒼のガラスを透かせばサファイア。
空と海を映せばアクアマリン。
天然の、最高の宝石たち。
そう、まるで捨てられた、人間の魂のように。













































ガラスの中は心地好いですか?
この前、僕は貴女をやっと見つけました。
長い、本当に長い年月でした。
もう、生まれ変わっていたんですね。
そして、貴女が彼女だとはちょっと驚きました。
そして、貴女は何一つ変わっていなかった。









































この前海に行ったでしょう?
その時、近くにビー玉が転がっていたのを覚えていますか?
貴女はそれを拾って手の中で遊んでいた。
「珍しい。ガラスですね。売るつもりですか?」
金勘定が好きだったから迷わずそう思ったのに。
「そーね。でもとっとく。あたしね、他のどんな豪華な宝石見ても、商売以外に欲しいとは思わないけれど・・・・・・ガラスはね、手放せないの。特に海で拾った物は」
肩をすくめて呟く姿が、昔の、ガラスの中の彼女に重なった。
とても、いとおしいと思った。
「見て。こうすると、どんな宝石よりも綺麗なの」
そう言って空にかざすビー玉。
光るそれは、輝かしいプラチナ。
眼が焼ける。光。
揺れる、ビー玉。
星のよう。
流れる、降るガラス星。
「これだけは、手放せない」
ああ、やっぱり貴女だ。
リナさん。
昔の彼女を、その中に見つけました。
確かに。
迷いも無く。
でも。
近づきすぎてはやはりいけませんね。
僕はまた同じ過ちを犯すでしょうから。



















それでもやっぱり。



















貴女の笑顔が忘れられません。



















大好きです。



















/END/


またしょーもないもん作りました。
許してください。
嗚呼蹴らないで!!(げしげし)
くすん。
では、次こそまともにかけますよーに。(願掛け)

また皆様に会えることを祈って。
 春祭あられ





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21127ううっ・・・美しい偲び愛ですぅ・・・(感涙)藤原清貫 2002/7/3 13:19:13
記事番号21119へのコメント

春祭あられさんは No.21119「降るガラス星。」で書きました。
>
>そして第二段。
>ゼロスくん独白を書きました。
>見て、感想くれると嬉しいです。

 こんにちは。
 うみゅう・・・なんかレス自体結構久しぶりのような気がする・・・。
 前のゼロスくん話がよかったので、また感想書きにきたのです。ベタなのでロクなこと書けないかも知れませんが・・・。
 あ、そうそう。掲示板のカキコから、さっそくホムペ見てきました。
 あれだけのホムペをタグ打ちのみで作ったなんてすごいです。春祭さんは頑張り屋さんなのですね。
 でも掲示板には書き込みできない・・・というよりまだ入れない?残念なのです。書き込みできるようになってからまた行こうと思います。
 焦らずに、マイペースで自分の理想とするホムペを作ってくださいませ。

>そこはガラスの中だと聞きました。
>暑いですか、寒いですか?
>どのような感じなのですか?

 う〜ん、そう言われてもなぁ・・・
 まず呼吸できないだろーし、とりあえずは息苦しいかな?(マテ)

>降るガラス星。

>死んだ人間の魂はガラス球に入ると聞きました。
>正確には、ガラス球のようになると聞きました。
>では、僕が殺してしまったあの人も、ガラス球になっているのでしょうか。
>人の魂はやはり美しいのでしょうか。
>僕は醜かったけれど、きっと彼女の魂は美しかったのでしょう。
>透明なクリスタル。
>そう、信じています。
>こうしていることで決して償いになるとは思えないけれど。
>今日も僕は、貴方を見つけに行きます。

 ゼロスくんは前回のお話ではリナの前世の人を・・・。
 自分が醜く見えて、情けなく思えて、そのことを悩んで、夜も眠れなくなることってありますよね・・・。

>貴女の好きだったものは、空の次に海でしたね。
>毎日毎日、共に海へ行きましたね。
>笑ってる顔を、今でも鮮明に思い出せます。
>まるで宝石のようでした。

 輝く笑顔。素敵です(マテ)
 でも、空と海ですか・・・・・う〜ん・・・・・私はどっちも好きなんですけど・・・。
 ・・・春祭さんはどちらがお好きですか?(振るな)

>貴女はいつも、海で落ちてるガラスを拾っては中をのぞきこんでた。
>宝石と同じくらい貴重なガラス。
>それは海に捨てられて、潮に流されて削られて、角がなくなっていて丸っこくって。
>太陽の光にすかして。
>“クリスタル!!”
>って叫んでましたね。
>赤のガラスを透かせばルビー。
>蒼のガラスを透かせばサファイア。
>空と海を映せばアクアマリン。
>天然の、最高の宝石たち。
>そう、まるで捨てられた、人間の魂のように。

 ・・・無色透明だから、どんな色にも染められる、っていうことなのでしょうか?
 
>ガラスの中は心地好いですか?
>この前、僕は貴女をやっと見つけました。
>長い、本当に長い年月でした。
>もう、生まれ変わっていたんですね。
>そして、貴女が彼女だとはちょっと驚きました。
>そして、貴女は何一つ変わっていなかった。

 何一つ変わっていなかった。あの日、ゼロスの脳裏に焼き付けられたあの風景。空と風と潮の香りと、そして彼女と。
 慨視感(デジャヴュ)ではない、確かな手ごたえ。記憶にではなく、心の中に刻み付けられた思い出。
 屈託のない天使のような笑顔。それが遠く忘れ去られていた心の中の風景と重なり、五感を通して、みるみるうちに、目の前の現実の風景として甦ってくる。
 ・・・って、それっぽいモノローグを勝手に作っちゃいました。(汗)

>この前海に行ったでしょう?
>その時、近くにビー玉が転がっていたのを覚えていますか?
>貴女はそれを拾って手の中で遊んでいた。
>「珍しい。ガラスですね。売るつもりですか?」
>金勘定が好きだったから迷わずそう思ったのに。
>「そーね。でもとっとく。あたしね、他のどんな豪華な宝石見ても、商売以外に欲しいとは思わないけれど・・・・・・ガラスはね、手放せないの。特に海で拾った物は」
>肩をすくめて呟く姿が、昔の、ガラスの中の彼女に重なった。
>とても、いとおしいと思った。
>「見て。こうすると、どんな宝石よりも綺麗なの」
>そう言って空にかざすビー玉。
>光るそれは、輝かしいプラチナ。
>眼が焼ける。光。
>揺れる、ビー玉。
>星のよう。
>流れる、降るガラス星。
>「これだけは、手放せない」
>ああ、やっぱり貴女だ。
>リナさん。
>昔の彼女を、その中に見つけました。
>確かに。
>迷いも無く。
>でも。
>近づきすぎてはやはりいけませんね。
>僕はまた同じ過ちを犯すでしょうから。

 そうですねー・・・近づきすぎるとかえって疎まれる場合もありますから・・・。その人にとっては負担になるだろうし・・・。
 ゼロスくんはリナさんを大切に思ってるから、あえて距離を置いているんですね。
 自分の思いを押し付けるだけじゃただのストーカー。
 本当にその人を大切に思うのなら、その人の気持ちをまずわかってやらなければ。
 それが本当の「優しさ」。うわべだけ優しい言葉をかけるのではなく、本当の優しさは自分を信じる強さと、他人の気持ちを思いやれる優しさを兼ね備えたこと。

>それでもやっぱり。

 うんうん。

>貴女の笑顔が忘れられません。

 忘れなくていいんです。自分の気持ちに正直に。

>大好きです。

>/END/
>
>
>またしょーもないもん作りました。
>許してください。
>嗚呼蹴らないで!!(げしげし)

 じゃ、石投げます。てい!ていっ!(マテ)
 でも、こういうスチエーションのお話はとっても好きなのです。
 「偲び愛」っていうんですよね。こういうのって。
 ぜひぜひ、お暇な時にでもまた書いてほしいです。
 ゼロスくんは強くなりましたね。自分の気持ちに素直になれたし、自分をコントロールできるようになったし。
 ・・・でもなんか、魔族の本質からはますますかけ離れていくよーな・・・(汗)
 いっそ、アメリアがいつぞや言っていたように、魔族なんてアコギな商売はやめてしまったほうがいいのではないでしょーか?(マテ)
 だって今のゼロスくんはリナのことを完全に信じているもの。魔族っぽくないですよね。
 逆にいえば、魔族であるゼロスの心さえも打つ。それだけリナが強くて優しい人だっていう証明でもあるのかもしれませんね。

 余談ですけど、シェーラなんかも人間に生まれ変わってこないかなぁ・・・って思うのです。どんなに酷いことを言われても、覇王のことをを信じ続けたから。
 ああいう素直なコが、どうして魔族として生を受けてしまったんだろう?なんだか可愛そうですよね。
 でも、シェーラは自分が魔族として生まれたことなんか決して恨まず、健気に覇王のために尽くして尽くして尽くして・・・きっと、彼女も精一杯、「生きた」んだと思います。強いですよね。彼女も。

>くすん。
>では、次こそまともにかけますよーに。(願掛け)
>
>また皆様に会えることを祈って。
> 春祭あられ

 はいはい。こちらこそ、次回作も楽しみにしていますね。
 ではでは。期末テスト頑張ってください!

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21133Re:ううっ・・・美しい偲び愛ですぅ・・・(感涙)春祭あられ E-mail URL2002/7/3 15:30:33
記事番号21127へのコメント

藤原清貫さんは No.21127「ううっ・・・美しい偲び愛ですぅ・・・(感涙)」で書きました。

こんにちは藤原さん。
そんな泣かないで下さいな(笑)

> こんにちは。
> うみゅう・・・なんかレス自体結構久しぶりのような気がする・・・。
そうですね。久しぶりですね。

> 前のゼロスくん話がよかったので、また感想書きにきたのです。ベタなのでロクなこと書けないかも知れませんが・・・。
有難うございますv

> あ、そうそう。掲示板のカキコから、さっそくホムペ見てきました。
うわ!早っ!

> あれだけのホムペをタグ打ちのみで作ったなんてすごいです。春祭さんは頑張り屋さんなのですね。
ぐーたら主義者です。騙されてはいけません。

> でも掲示板には書き込みできない・・・というよりまだ入れない?残念なのです。書き込みできるようになってからまた行こうと思います。
まだ入れてないんですよね。ごめんなさい。
そのうちいれようと思ってますけど、なかなかいい掲示板が見つからなくて。

> 焦らずに、マイペースで自分の理想とするホムペを作ってくださいませ。
はい。そうします。
綺麗なホームページ目指します!!

>>そこはガラスの中だと聞きました。
>>暑いですか、寒いですか?
>>どのような感じなのですか?
>
> う〜ん、そう言われてもなぁ・・・
> まず呼吸できないだろーし、とりあえずは息苦しいかな?(マテ)
いやん。
そんな現実味のこもった返答されても私が困る(汗)

>>降るガラス星。
>
>>死んだ人間の魂はガラス球に入ると聞きました。
>>正確には、ガラス球のようになると聞きました。
>>では、僕が殺してしまったあの人も、ガラス球になっているのでしょうか。
>>人の魂はやはり美しいのでしょうか。
>>僕は醜かったけれど、きっと彼女の魂は美しかったのでしょう。
>>透明なクリスタル。
>>そう、信じています。
>>こうしていることで決して償いになるとは思えないけれど。
>>今日も僕は、貴方を見つけに行きます。
>
> ゼロスくんは前回のお話ではリナの前世の人を・・・。
リアっちですね。

> 自分が醜く見えて、情けなく思えて、そのことを悩んで、夜も眠れなくなることってありますよね・・・。
私はいつもそうです。
鏡よ鏡、この世で一番醜いのはだあれ。
それは春祭あられでございます。ってなぐらいに。

>>貴女の好きだったものは、空の次に海でしたね。
>>毎日毎日、共に海へ行きましたね。
>>笑ってる顔を、今でも鮮明に思い出せます。
>>まるで宝石のようでした。
>
> 輝く笑顔。素敵です(マテ)
素敵な女の子に重ねてますね?
駄目ですよ。妄想の世界に浸っちゃ!(自分に言ってます)

> でも、空と海ですか・・・・・う〜ん・・・・・私はどっちも好きなんですけど・・・。
> ・・・春祭さんはどちらがお好きですか?(振るな)
どっちもだけど、強いて言えば空。
曇りの空も、はれた空も、どんな空も大好きです。
台風のときは雲の動きが面白い。

>>貴女はいつも、海で落ちてるガラスを拾っては中をのぞきこんでた。
>>宝石と同じくらい貴重なガラス。
>>それは海に捨てられて、潮に流されて削られて、角がなくなっていて丸っこくって。
>>太陽の光にすかして。
>>“クリスタル!!”
>>って叫んでましたね。
>>赤のガラスを透かせばルビー。
>>蒼のガラスを透かせばサファイア。
>>空と海を映せばアクアマリン。
>>天然の、最高の宝石たち。
>>そう、まるで捨てられた、人間の魂のように。
>
> ・・・無色透明だから、どんな色にも染められる、っていうことなのでしょうか?
私、今大変なあやまちをしたことに気付きました。
新しい続きで、空の星。があるんですけど、それでガラスはこの時代に無いって・・・・・・
こっちじゃしっかりある設定じゃん!!
しまった・・・・・・(汗)

まあ、無色とまではいきませんが、ガラスは太陽の光に透かせば綺麗だし、
無色の物だったらどんな物でも映せますよね。
 
>>ガラスの中は心地好いですか?
>>この前、僕は貴女をやっと見つけました。
>>長い、本当に長い年月でした。
>>もう、生まれ変わっていたんですね。
>>そして、貴女が彼女だとはちょっと驚きました。
>>そして、貴女は何一つ変わっていなかった。
>
> 何一つ変わっていなかった。あの日、ゼロスの脳裏に焼き付けられたあの風景。空と風と潮の香りと、そして彼女と。
> 慨視感(デジャヴュ)ではない、確かな手ごたえ。記憶にではなく、心の中に刻み付けられた思い出。
> 屈託のない天使のような笑顔。それが遠く忘れ去られていた心の中の風景と重なり、五感を通して、みるみるうちに、目の前の現実の風景として甦ってくる。
> ・・・って、それっぽいモノローグを勝手に作っちゃいました。(汗)
おお!かっこいい!(キラーン)
さあ、今度は一人称でれっつごー!!(待ちなさい)

>>この前海に行ったでしょう?
>>その時、近くにビー玉が転がっていたのを覚えていますか?
>>貴女はそれを拾って手の中で遊んでいた。
>>「珍しい。ガラスですね。売るつもりですか?」
>>金勘定が好きだったから迷わずそう思ったのに。
>>「そーね。でもとっとく。あたしね、他のどんな豪華な宝石見ても、商売以外に欲しいとは思わないけれど・・・・・・ガラスはね、手放せないの。特に海で拾った物は」
>>肩をすくめて呟く姿が、昔の、ガラスの中の彼女に重なった。
>>とても、いとおしいと思った。
>>「見て。こうすると、どんな宝石よりも綺麗なの」
>>そう言って空にかざすビー玉。
>>光るそれは、輝かしいプラチナ。
>>眼が焼ける。光。
>>揺れる、ビー玉。
>>星のよう。
>>流れる、降るガラス星。
>>「これだけは、手放せない」
>>ああ、やっぱり貴女だ。
>>リナさん。
>>昔の彼女を、その中に見つけました。
>>確かに。
>>迷いも無く。
>>でも。
>>近づきすぎてはやはりいけませんね。
>>僕はまた同じ過ちを犯すでしょうから。
>
> そうですねー・・・近づきすぎるとかえって疎まれる場合もありますから・・・。その人にとっては負担になるだろうし・・・。
というより、疎まれるっていうより、ゼロスの理性がぶちきれちゃうからです。(何つー言い方だ)
また嫉妬して殺しかねないなー・・・とか思ってるんですよ、きっと。

> ゼロスくんはリナさんを大切に思ってるから、あえて距離を置いているんですね。
そうです。
悲劇のヒロイン(?!)だね、ゼロやんったら☆

> 自分の思いを押し付けるだけじゃただのストーカー。
> 本当にその人を大切に思うのなら、その人の気持ちをまずわかってやらなければ。
まさにその通りです!

> それが本当の「優しさ」。うわべだけ優しい言葉をかけるのではなく、本当の優しさは自分を信じる強さと、他人の気持ちを思いやれる優しさを兼ね備えたこと。
うううううううううううう。
それ、私に言ってます?
ごめんなさい優しくなくて。世界の全ての皆様に申し上げます。私卑怯で優しくなくて不細工で馬鹿で不器用で何もかもが駄目でごーめーんーなーさーいー!!
この間さくらんぼ全部食べてごーめーんーなーさーいー!!

>>それでもやっぱり。
> うんうん。
>
>>貴女の笑顔が忘れられません。
> 忘れなくていいんです。自分の気持ちに正直に。
私はすぐに忘れそうだ・・・(汗)

>>大好きです。
>
>>/END/
>>
>>またしょーもないもん作りました。
>>許してください。
>>嗚呼蹴らないで!!(げしげし)
>
> じゃ、石投げます。てい!ていっ!(マテ)
きゃーっ?!(滝汗)
じゃあこっちは水鉄砲で、水風船で応戦だ!!

> でも、こういうスチエーションのお話はとっても好きなのです。
> 「偲び愛」っていうんですよね。こういうのって。
偲び愛。うん、素敵な響き。

> ぜひぜひ、お暇な時にでもまた書いてほしいです。
> ゼロスくんは強くなりましたね。自分の気持ちに素直になれたし、自分をコントロールできるようになったし。
> ・・・でもなんか、魔族の本質からはますますかけ離れていくよーな・・・(汗)
それは言わないお約束・・・・・・待っておくんなましお代官様。

> いっそ、アメリアがいつぞや言っていたように、魔族なんてアコギな商売はやめてしまったほうがいいのではないでしょーか?(マテ)
> だって今のゼロスくんはリナのことを完全に信じているもの。魔族っぽくないですよね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
なんだったら魔族やめさせようかな、ゼロス。(ぼそっ)

> 逆にいえば、魔族であるゼロスの心さえも打つ。それだけリナが強くて優しい人だっていう証明でもあるのかもしれませんね。
リナは確かに優しいかもしれないけど・・・・・・
あれじゃあ誰にも分からんて。(笑)

> 余談ですけど、シェーラなんかも人間に生まれ変わってこないかなぁ・・・って思うのです。どんなに酷いことを言われても、覇王のことをを信じ続けたから。
> ああいう素直なコが、どうして魔族として生を受けてしまったんだろう?なんだか可愛そうですよね。
> でも、シェーラは自分が魔族として生まれたことなんか決して恨まず、健気に覇王のために尽くして尽くして尽くして・・・きっと、彼女も精一杯、「生きた」んだと思います。強いですよね。彼女も。
シェーラかぁ・・・。
はい。今度考えてみます。

>>くすん。
>>では、次こそまともにかけますよーに。(願掛け)
>>
>>また皆様に会えることを祈って。
>> 春祭あられ
>
> はいはい。こちらこそ、次回作も楽しみにしていますね。
> ではでは。期末テスト頑張ってください!
期末テスト。。。。やな響きだ。
だって今日もあんまできなかったし。明日も出来ないんだろうなぁ・・・(テスト中)

では。


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21120始めましてイリス・バイオレット 2002/7/1 19:54:58
記事番号21114へのコメント

はじめまして、
イリス・バイオレットと言います、
新参者です。
以後お見知りおきを。

さて、ここに、レスを入れたのは、
・・・・・・・・・
・・そ・・・のぉ・
・・おもしろっかった、・・
・・というか、
あたいのダチでこの小説2にいる、
周・蓮花(シュウ・レンファ)って奴の
『思い・気持ち』ってシリ―ズの
2番目の1よりも
空白が多い分、
ゼロスの戸惑いが伝わって来たんだ。

これからも応援するよ。
春祭あられセンセ。


追伸:小説2、気向いたら覗いて、
   レス入れてくれれば幸いです。
   ・・・・あたいのダチのところにな。

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21134Re:始めまして春祭あられ E-mail URL2002/7/3 15:36:27
記事番号21120へのコメント

イリス・バイオレットさんは No.21120「始めまして」で書きました。

>はじめまして、
>イリス・バイオレットと言います、
>新参者です。
>以後お見知りおきを。
はじめまして!!春祭です。
私の小説を読んで、レス下さって有難うございました!
なんか感激の涙で前が見れません!(汗)

>さて、ここに、レスを入れたのは、
>・・・・・・・・・
>・・そ・・・のぉ・
>・・おもしろっかった、・・
ををっ!!
有難うございます!
私的に、こういう書き方はこのシリーズでしかしてないんで、反応が気になっていたところなのです。
面白いって言って頂けて嬉しいのなんのって。

>・・というか、
>あたいのダチでこの小説2にいる、
>周・蓮花(シュウ・レンファ)って奴の
>『思い・気持ち』ってシリ―ズの
>2番目の1よりも
>空白が多い分、
>ゼロスの戸惑いが伝わって来たんだ。
小説2。
最近やけに更新が早くなってますよね。
あまり覗いてないんで、見てなかったのですが、気になります。
今度覗いて見ます!

>これからも応援するよ。
>春祭あられセンセ。
有難うございます有難うございます!
こりゃ本当に涙が止まりませんって。

>追伸:小説2、気向いたら覗いて、
>   レス入れてくれれば幸いです。
>   ・・・・あたいのダチのところにな。
もちろん行かせて貰います!
それから、まだ予告だけど投稿してましたよね。
そちらにも期待してます!
頑張ってくださいね、待ってます!
では、短いですがこれにて。
 春祭あられ


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21130空の星。春祭あられ E-mail URL2002/7/3 15:05:33
記事番号21114へのコメント

綺麗なビー玉ね、って。その人は私を見て言いました。
それは私が死ぬ、ちょっと前のこと。






























   空の星。



































その人が私のところに来たのは、月が綺麗な宵の刻。
満月のように、綺麗な人でした。
見た目は絶対普通の人間なのに。
身体全体が金色に光っているようで。
思わず目を奪われた。
いつも家にいるあの人には、少し御使いをしてもらっていました。
宵の刻に、満月草を摘みに。
それが古い慣わしの、薬草。
その人は私を見て微笑んで。
「とても綺麗なビー玉ね」
って言った。





































その頃この世にはまだガラスなんて無くて。
ビー玉なんて知らなくて。
何のことか分からなかったけれど。
今なら分かる。
私なんだ。







































私が死んでから、またその人に会いました。
深い深い混沌で。
私はすっかり闇を映して。
赤い赤い世界を背後に見てた。
金色のその人は、にっこり笑って「お久しぶりね」って言った。
私のビー玉を手にとって、混沌の空に浮かべてくれました。
「貴方は輝ける星になれる?」
闇以外を映すのは難しそうです。
「闇に住まう悲しい子らの星になれる?」
宵に輝く星は闇に包まれながらも綺麗で。
私にはなれそうもありません。
だって。
私はただのビー玉で。
あの人にさえ闇を植え付けてしまった張本人で。
一人輝くことなど出来ません。




































それからその人は、「赤の世界に帰りなさい」って言ってくれました。
けれども、条件がありました。
「あたしを映して宵の刻はプラチナに、昼の刻は空の色を映しなさい」
私は星にはなれません。どうしてなることが出来ましょうか。
「大丈夫。貴女ならできる。今は魔族となってしまったあの子だって、未だに貴女を忘れていないのだから」
それはあの人のことですか?
「あたしは駄目な母親だった。あのように作ったのはあたしなのに、とても可哀想に思ってしまう。本当は何よりも純粋な心を持つ生き物なのに、悲しい子達よ」
それは魔族のことですか?
それにあの人も含まれますか?
あの人のためだったら、私にはやれそうな気がします。
あの人のためだけだったら、星になれそうな気がします。

































やがて私は世界に帰りました。
空の色はやはり美しくて。
宵もやはり美しくて。
砂浜を歩いていました。
白い白い砂浜で、あの人を探すために、歩いていました。
見つけた貴方はとても悲しい人だった。
そして、悲しく泣く人だった。
































その偽りの笑みを、本当の笑みに変えられる日はいつのことでしょうか。
私は貴方の前に出て、変えてみたいから。
本当の笑みをもう一度見たいから。
星になります。
かの女の人との約束どおり、悲しい子らの星になります。
空を映して、包み込んであげるから。
































とても綺麗なビー玉ですね。
そう言って笑ってくれるのを信じています。



















いつか貴方を解放できることを



















信じています。










/END/

このお話しによると、リナさんは魔族たちの星らしいです。唯一の希望らしいです。
何じゃそら。
私もついに焼きが回ったか。
しかもこんなに続きを出すとは思わなかったし。意外だな、ウン。
(作者が言ってどうするよ)

では、また皆様に会えるのを祈って。
 春祭あられ