◆−Hell master force…−東琥珀 (2002/7/21 14:00:28) No.21235


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21235Hell master force…東琥珀 2002/7/21 14:00:28


冥:…馬鹿者。
作:…はイ?
冥:最近冥王軍の話ばっかりじゃ無いかキミってヤツは!!
  …まぁ、それはそれで僕の出番が増えるんだけど…ぶつぶつ。
作:んにゅ。
  だって私がスレパロ小説書き始めたのって、
  『冥王様の悪いイメージを無くしたいッッ!!』がキッカケっスよ。
  自然的に冥王関係のネタが増えるのは仕方が無いでしょう。
冥:んー…でもなんかねー…
作:まぁ…私も…自然的にオリキャラ祭りになるのは何とかしたいと…(汗)



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「と言う訳で今日は野外実習です」
『はイ?』
にっこにこ笑いながら楽しそうに言う冥王に、一斉に問い返す部下六人。
「ちょっと待ってくださいよ…今戦争中なんですよ?戦争中!」
「そうです!」
「いくら冥王様の御命令と言えど、その指令はちょっとどーかと…」
「右に同意」
「全く貴方という人は………」
「バナナはおやつに入りますか?」
遠足ネタのオヤクソクv
最後の冥王神官ウルドの問いにコケる五人。
「ウルド………貴方ってひとは………」
「ウルド、魔族だもん」
「貴方って魔族は………」
律儀に言い直す所がとってもヴェルダンディー。(謎)
冥王将軍は、きっ、とフィブリゾの方を向き直り、
「貴方も貴方ですお父様…いくらなんでもこの非常時に…」
「あ、そうそう、おやつは三百円までね」
『聞けよっ!!』
にこにこ笑いながら言う冥王へのツッコミが再び唱和する。
「大体『サンビャクエン』ってなんですか!?」
「いやん、あんまり深く気にしないで♪」
冥王はユカイな仕草でぱたぱた手を振る。
それを見た瞬間。
六人(一部除く)は理解した。
…………………………この人に、何言っても無駄だ………………………
心の中で一斉に呟いたのだった。



in物質世界(マテリアル・サイド)にて。
「つまり…」
手渡された冥王様手作りパンフを見ながら言う冥王神官アテネ。
「何処まで人間になりきれるか、を試すための企画なのか」
ふんふん、と感心したように頷く。
………………………………こじつけだと思うけど………………………
感心している同僚を傷つけないように、こっそり心の中で言う冥王将軍エイル。
「ここから歩いて三日くらいの所にゴールがあって…………
そこで冥王様が待っている………と」
真面目にブツブツ何やら考えている冥王神官ガイア。
「六人で誰が一番早くそこまでたどり着けるか競うのですわね」
結構ノリ気のヴェルダンディー。
「一番早く着いた子にごほうびあげる、て書いてるぅ」
こちらもノリ気のウルド。
「空間移動は禁止…ま、当然ですわね」
「………………………………………………」
とんとん、とアテネがヴェルダンディーの肩をつつく。
「?」
振り返ると。
ある一点を指で指し示すアテネ。
そこにいたのは。
「……………………………………うふふふふふふふふふふふふふふふふ」
冥王将軍スクルド。
身体中から妖気とも邪気ともつかないオーラを漂わせている。
思わず二、三歩後ずさる周りの面々。
ずいっ、と周りの面々に迫るスクルド。
その表情にはなんつーか、鬼気迫るものがある。
……大体何を言いたいのかはわかる。
「ふふふふふふふふっっ!!!いーじゃないっっ!!!!燃えるわぁぁっっっ!!こーゆーイベントって!」
「萌えるの間違いじゃ無いの?」
「うるさいガイアっ!
……………………………………………そーよ。
いいことっっ!!?アンタにだけはぜっっったいに負けないからねっ!」
何故かガイアをライバル視しているスクルド。
やはり愛?(つーか書いてて恥ずかしい)
言いたい事だけ言うと、ぱっと身を翻し、たたたっ、と走って行くスクルド。
「あーあ、行っちゃったねぇ」
「ったく単純なんだから…そう簡単にいく訳無いでしょっての」
「どーゆー事だ、ガイア?」
「あの冥王様が、こういう舞台だけ用意して『見てるだけ〜』なワケ無いでしょ」
部下にも性格見抜かれてるゼ冥王っ!(笑)
「………………………やはり………何処かに罠があるか」
「たぶん」
「でも…いくら冥王様でも自分の部下に罠なんて………」
「………ヴェルダンディー………貴方、そう言い切れるの?」
「…………………………う゛っ………………………」
黙り込む全員。
しばらく後……………
『……………………………あの人だからねぇぇぇ………………………………』
やっぱり部下にも性格見抜かれている冥王であった。







…………………ま、みんなで仲良く行ってちゃ競争になんないし、私は単独行動にさせてもらうわ……………………
そう言い残してガイアも去った。

地図はいらないのか、と聞くアテネに、黙って頭をとんとん、と叩きながら。
「…ま、ガイアは大丈夫だろ」
「本当に地図全部覚えたのかなぁ」
「……………ガイアだからねぇぇ……………」
「それよりも、心配なのはスクルドの方ですわ」
「道覚えてるとは思えないし………」
「途中で迷子になるのがオチじゃないですか?」
「しびれを切らして空間移動して失格、て事もありますわ」
「……………ま、こんな所で話し込んでても仕方ない」
「話は歩きながらだネ☆」
そして歩き出す四人。
もし自分たちが同時にゴールしたらどうなるんだろう、と考えているアテネ。
おやつの事を考えているウルド。
何も考えていないヴェルダンディー。
新しい同僚への嫌がらせを考えているエイル。
なんとなくマトモなヤツがいないような気がする。
………………………………………………………
ま、頑張れ。冥王軍。
四人と一人と一人で始まったこの競争は当分の間終わりそうに無い。







言い訳あんど言い逃れ。


作:構想三分の超即興話です。
冥:…………さんぷん……………
作:冥王様キャラ違うけどまぁ気にしないでおくんなまし。
冥:………その内誰かに刺されるよ……キミ……
作:いや………それはちょっとカンベンしてほしい今日この頃。
  今日この頃じゃなくてもカンベンして欲しいけど。
冥:そらそーだ。
  で?今後の展開は?
  ……って聞く訳にもいかないね。
作:さっきも言ったけど『構想三分』なので。
  正直言ってさっぱり考えてません。
冥:をーい……
作:ま、確実に言えるのはこれだけ。
  『乞わないご期待』。
冥:結局其れか…………
作:結局それだっ!
  それじゃ皆様また会いましょう。
  しーゆぅねくすとうぃーく。
冥:うぃーくっ!?


                                              幕。