◆−リハビリテーション 『流れ(フロウ) 上』−むくぅ (2002/7/24 11:49:49) No.21246 ┣想像もしてなかった……(汗)−白河綜 (2002/7/24 22:22:57) No.21254 ┃┗実は…(何)−むくぅ (2002/7/25 11:22:46) No.21257 ┣リハビリテーション 『流れ(フロウ) 下』−むくぅ (2002/7/28 13:57:39) No.21269 ┗リハビリテーション エピローグ 『次走者(バトン・タッチ)』−むくぅ (2002/7/28 18:56:10) No.21270 ┗早っ!!Σ(=∇=; って終わりですかっ!!?−白河綜 (2002/7/28 21:34:19) No.21273 ┗実は終わりです!−むくぅ (2002/7/29 10:51:59) No.21278
21246 | リハビリテーション 『流れ(フロウ) 上』 | むくぅ E-mail URL | 2002/7/24 11:49:49 |
はじめましての方ははじめまして。こんにちはの方はこんにちは。お久しぶりですの方はお久しぶりです。むくぅなのです(礼) (注)はじめましての方はよろしければ著者別もしくは過去記事をごらん下さい。この話は完全完璧な続きものです。 ……と、まぁ毎度でもない(爆)注意を終えたところで! 前回のお話を覚えていない方も……というか覚えている方がいるのかどうか甚だ疑問なのですが、とりあえず…… それでは、始まりますリハビリテーション『流れ(フロウ) 上』。お付き合いいただければ幸いですv =================================== ガゥンッ! 血が飛び散る。 思ったより正確な射撃に不意を突かれたか……いずれにしても、ひるんだ隙を見て、フロゥニィが走る。 「リャァッ!」 がっ! 気合とともに放たれた蹴りを防ぐが、瞬間天使は眉をしかめた。 ――フェイントか。 もう一度、銃声。 「ッ……!」 仰け反るようにして後退し、フロゥニィを睨みつける。 「……お前は……」 目を見開き、興味深いものを見る目で言う。驚いてはいない。面白そうな表情――全てを見透かしているような、気に入らぬ表情(かお)だった。 「人間では――ないな?」 フロゥニィは答えなかった。 「……人間ではない……?」 ルシィンは、その天使の奇妙な問いかけに首を傾げた。が、すぐにヨンドンの横に跪いているコーチェを見やり、 「どうです? 彼は?」 「…………」 コーチェは黙って首を横に振った。 「……ほとんど即死。セレフィがすぐ回復やっても間に合わなかったと思う」 「そうですか……」 人の死を見るのが初めてなわけではない。 ――が、いつまで経っても慣れるものではなかったし、慣れていいものでもないだろう。 「……本当にあなた方はこんなことを望むんですか?」 「………」 問いに、少女は沈黙を保っている。 「――致し方ない犠牲なんて言ったら、殴りますからね」 「しょうがないなんて……思ってないよ」 コーチェは開いたままだったヨンドンの瞳を閉じてやりながら、呟いた。それを見ながら、ルシィンはゆっくりとその傍らに座り込む。 「あなた。私に言いましたね。 『己で選んだ道を、信じてすらいない』と。 ――それは私のことですか? 貴方――貴方たちのことではないんですか?」 「……僕らのことかもしれない」 コーチェは立ち上がり、ちょうど天使に吹っ飛ばされて、起き上がるところだったフロゥニィを見た。 「『人類の世界』なんて抽象的なもの、護ったってどうしようもないのかもしれないしね」 「……その『抽象的なもの』のためにヨンドンは死んだのよ」 いつの間にかそばによってきていたセレフィが言った。睨みつけるようにコーチェを見ながら、 「忘れないで」 「……そうだね」 コーチェは頷いた。 「――彼は?」 ふと、視線を移す。フロゥニィ――といったか。あの男。 ――動きが速過ぎる。アレは人間の動きではない。 「魔術師狩り……では? 彼は――」 「その通り。流石に頭がいいね。ルシィン」 ニキがすたすたと、こちらに歩み寄りながら言ってくる。 「……肉体改造者ですか……」 苦い顔でルシィンが呟いた。『魔術師狩り』――そう呼ばれるものの中には、体に『ちょっとした』細工を加えるものがまれにいる。常現象を凌駕する魔術師と渡り合うための措置だが―― 「にしても、アレは度が過ぎていますね……速過ぎる。かなり負荷がかかっているでしょう」 「そう――フロゥニィはそんなに長生きできない体だよ。 体を酷使してきたツケだ」 「……何故魔術師殺しが魔術師に味方するんです? 宗旨替え、というわけでもなさそうですが」 皮肉るように言う。ニキは少し厳しい顔をした――普通ならばフロゥニィに加勢すべきときだが、今は『そうするべき』時ではない。ルシィンの問いにしばし瞑目したのち、 「……子供を殺したと言っていた」 「子供?」 求めている答えとは少々違ったのだろう。全く違ったのかもしれない。眉をひそめて言ってくる少年に、彼は頷いた。 「子供を殺したから――そうフロゥニィは言っていた。魔術師の子供だ。それでイヤになったんだろうな。 ……彼は元は復讐者だった。両親を魔術師に殺されたんだ」 くっ、とルシィンが眉を寄せる。 血の臭い、吐き気――狂ったように泣き喚く妹……かつての記憶がフラッシュバックし、少年は軽く頭を押さえた。 「……私たち兄妹のちょうど反対ということですか……?」 「ヨンドンもだ。彼も両親を人間に殺された。もっとも、あの子は復讐しようとは思わなかったようだけれど……」 言いながら、ニキは物言わぬ躯となったヨンドンに視線を移す。 ――ルシィンが、ふと目を見開いた。 「コーチェはなんなんです?」 問われて、ニキはあいまいな笑みを浮かべた。その反応が気に入らなかったのか、ルシィンは一歩、ニキに向かって踏み出す。 「ヨンドンと言いましたか? この子はこの場で殺されなくてはならなかった。私がこの場にいて怪我を負わなければ、貴方はあの天使とやらに会えなかった。フロゥニィ――あの青年は今戦わなくてはならないらしい―― ……貴方はこの茶番の主催者だ……なら。コーチェは? コーチェの役目は一体何なんですか? ニキ――」 「言っただろう――」 ニキは――ノゾミは? ――瞳を閉じて笑った。とても面白がっているとは思えない、暗い嗤いだった。 「……己の道を信じてすらいない―― 正しくはない。こうするしかなかったわけでもない。私が選択した。合っているかどうかは解らないがね――」 「だあぁぁぁッッ!」 宙返りするように吹っ飛ばされて、思わず悲鳴を上げる。 ――頭から落ちる! とっさに受身を取って、ごろごろと地面を転がった。 いくら身体に手を加えても、所詮は―― 「……っくそ!」 フロゥニィは痛む頭を押さえ、ふらふらと立ち上がった。 「まだやる気か」 フィクチフィアが、ふわりと舞い降りて言う。 嘲笑しているわけではなく、単純にそう思い、聞いてきているらしい。それだからこそ腹が立つのだが―― 「……死にたくない」 「それが理由か」 「そうだ」 右の腕のない天使が、面白がるように口の端を吊り上げた。そして―― 「加勢しますよ。フロゥニィさん」 ……昨日の敵は今日の友。 言ったのは誰だか知らないが、数世紀以上前からあり、これからも使われていくのだろう。 そんなフレーズが、一瞬、彼の脳裏をよぎった。 それはおいておくとして、振り向けば、そこには黒い髪の少年――ルシィンが立っていた。 数時間前まで敵だった少年。使い古しのフレーズよりハイペースである。 「加勢……ね」 フロゥニィは苦笑しかけて失敗した。膝を折り、尻餅をつく。 「……いや。 悪ぃけど俺ギブアップだわ。バトンタッチね」 ――その言葉に、笑いもせずにルシィンはため息をつき、フロゥニィに歩み寄ってその手を取った。 「解りました」 「……有難うよ」 地面に手を突き無理矢理立ち上がって、倒れるように青年は退場する。 「さて、次は私が相手です」 「……予定通りか」 「知りません」 ルシィンはフィクチフィアのよく解らない呟きを一言の元に切り捨てると、すっと息を吸い、踏み込んだ。 「……ッ!」 一瞬、呼気を吐き出すだけの、声のない叫び。目に見えぬ衝撃は、天使の左腕の一振りだけで霧散した。懐まで一気に飛び込み、足をかける。当然フィクチフィアは飛んだ――血にまみれた翼を羽ばたかせ、すっと目を細める。子供が軽い実験に失敗したような、そんな残念そうな顔。 「――解っているだけでは躱せぬものだな」 「ほざけッ――!」 がっ! 腹に掌を押し付け、ふっと息を吐く。鮮血がさっとルシィンの白い手にかぶった。天使は満身創痍ともいえる状態だった。それでも―― ――笑っている。 笑っているのだ。こいつは。 「………ふざけるなァッ!」 踊らされた。自分は。 ……『これ』のために、駒にされたのだ。ノゾミ博士(あのおとこ)に――! 「子供が―― ……まぁ、こうなるべくしてこうなったのかもしれないな」 わけのわからぬことを、天使は呟いた。 「何を言ッ――!」 とんっ。 左肩を押される。それだけでふらりとバランスが崩れた。ちらりと見ると、血が舞っている――自分の血だ。 認識する一瞬前に、左手が動かなくなった。痛みなど当然ないが、動けなくなるまでの状態に左腕がぼろぼろになってしまったということだ。 これはッ…… (いけないッ! 対応が……) 追いつけない。 殺されるッ――! ……意識の外で光が散った。 『――コーチェの役目は、一体何なんですか?』 コーチェの――役目……は―― =================================== エキストラを出すのが苦手です。 脇役とか通行人とか苦手です。めちゃめちゃ苦手です。 なのでむくぅの話は主要人物のみで進行するので見苦しい場合がありますが、気にしない方向でお願いします(爆) さて、某お方のレスで『あと二話で』……とか何とか言っておりましたが、全然さっぱり終わりません。すみません(汗) 次の『流れ(フロウ) 下』とあわせて一話ぶんと数えれば何とか二話ですが……それすらも危ういです(汗) ちなみに今回のタイトル『フロウ』はフロゥニィと引っ掛けてるわけではありません(爆) 次のはもっと速く出したいなぁと思いつつ、むくぅなのでした……逃走ッ! |
21254 | 想像もしてなかった……(汗) | 白河綜 E-mail URL | 2002/7/24 22:22:57 |
記事番号21246へのコメント むくぅさんは No.21246「リハビリテーション 『流れ(フロウ) 上』」で書きました。 はーっはっはむくぅさん発掘!! グ&ウ「「待て」」 (がっこん☆) ウ「ンフv 石臼を転がしテみまシタvv」 グ「新ネタだね」 そうじゃないでしょおぉぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉっっっ!!!?(だくだく) グ「あ、生きてた」 ウ「相変わらズしぶといノネ〜」 なんですウィンちゃん。その目。 とまぁ戯れはこの辺にして(全くだ) こんにちは。むくぅさん発見な白河綜なのですっ! なんだかいよいよクライマックスな感じなのですよおぉぉぉぉぉv 未だに謎めいた感じの多分主人公ニキ君(爆)がきになるです〜っ!! というわけで、今回のレスをvv >「ッ……!」 > 仰け反るようにして後退し、フロゥニィを睨みつける。 >「……お前は……」 > 目を見開き、興味深いものを見る目で言う。驚いてはいない。面白そうな表情――全てを見透かしているような、気に入らぬ表情(かお)だった。 >「人間では――ないな?」 > フロゥニィは答えなかった。 まず度肝を抜かれたのはフロゥニィさんですよっ! まさか元は魔術師を迫害していた側……しかも肉体改造者だとは思いも寄らなかったですっ! まぁ、ニキ君達と行動を共にしている以上、ある程度の強さはあると思っていましたが…… でもてっきり他の方々の足を見事に引っ張ったあげく美味しいトコを独り占めするタイプの(以下仕込み刀に襲われ中断) ウ「失礼ヨ♪」 グ「…………(はぁ)」 >「どうです? 彼は?」 >「…………」 > コーチェは黙って首を横に振った。 >「……ほとんど即死。セレフィがすぐ回復やっても間に合わなかったと思う」 ああっ、ヨンドンさん〜〜〜〜(><。 辛いです。きっと彼は誰よりも争いごとを遠ざけようとしていた人だと思っていただけに…………(泣) >『――コーチェの役目は、一体何なんですか?』 > コーチェの――役目……は―― そうなんですよっ! ニキ君もミステリアスなら、さらにその上を行くのがコーチェさんなのです!! プロローグの時点ですでに謎の人と化し、回数を追うごとになって増えていく謎!! 気になる! きになるのですよおぉぉぉぉぉおおぉぉぉぉぉぉぉぉおぉぉぉぉっっっ!! ああっ! これから謎が集約され、解決されるのですね! 楽しみ&ちょっぴり真実を見るのが怖いような(爆) ではでは! 『フロウ』は『フロゥニィ』さんとかけたモノだとタイトルを見た瞬間思った(爆)白河綜でしたっ!! |
21257 | 実は…(何) | むくぅ E-mail URL | 2002/7/25 11:22:46 |
記事番号21254へのコメント 白河綜さんは No.21254「想像もしてなかった……(汗)」で書きました。 > はーっはっはむくぅさん発掘!! >グ&ウ「「待て」」 > > (がっこん☆) > >ウ「ンフv 石臼を転がしテみまシタvv」 >グ「新ネタだね」 > そうじゃないでしょおぉぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉっっっ!!!?(だくだく) >グ「あ、生きてた」 >ウ「相変わらズしぶといノネ〜」 > なんですウィンちゃん。その目。 > とまぁ戯れはこの辺にして(全くだ) > こんにちは。むくぅさん発見な白河綜なのですっ! > なんだかいよいよクライマックスな感じなのですよおぉぉぉぉぉv 未だに謎めいた感じの多分主人公ニキ君(爆)がきになるです〜っ!! > というわけで、今回のレスをvv 発掘っ!? ということはねつぞ…… (しばらくお待ちいただけると幸いでございます) 風呂「うわ何だ今の日本語として間違った字幕はッ! 俺相変わらず風呂だしっ!」 (だくだくと額から血を流しつつ)流れでもいいかなと思ったんですが、やはり古きよき文化は守っていかねばと。ちなみにニードルガンは痛いですのでやめて下さいフロゥニィさん。 評「古きよき文化……?」 そうです評議長。 というわけで……何故に挨拶遅れまくったんでしょう。そういえば白河藩って結構ご近所な、東北人むくぅなのです(爆) どうもこんにちはです白河さん、ウィンチャン♪(何故にそこだけ) グロウさんッ! ぐ「東北人のクセに汗かき……」 関係ありませぇぇぇぇっ!(汗) ともあれ、クライマックス間近なのに相変わらず思わせぶりすぎるぞ主人公。ていうか主人公が誰なのかもわからないよ風味なリハビリテーション。 外伝のはずなのに本編より多く出ててどうするんだと思いつつ、今回のレス返しをッ! ちなみに石臼をいままでせっきゅうって読んでましたごめんなさい!(爆) >>「ッ……!」 >> 仰け反るようにして後退し、フロゥニィを睨みつける。 >>「……お前は……」 >> 目を見開き、興味深いものを見る目で言う。驚いてはいない。面白そうな表情――全てを見透かしているような、気に入らぬ表情(かお)だった。 >>「人間では――ないな?」 >> フロゥニィは答えなかった。 > > まず度肝を抜かれたのはフロゥニィさんですよっ! > まさか元は魔術師を迫害していた側……しかも肉体改造者だとは思いも寄らなかったですっ! まぁ、ニキ君達と行動を共にしている以上、ある程度の強さはあると思っていましたが…… > でもてっきり他の方々の足を見事に引っ張ったあげく美味しいトコを独り占めするタイプの(以下仕込み刀に襲われ中断) >ウ「失礼ヨ♪」 >グ「…………(はぁ)」 これはもう、思いついたときには眼鏡がずり落ちました(両目共に裸眼視力0.03) 風呂「……要するに、後付設定だったと」 魔術師狩りという概念はもともとあったのですが。まさかフロゥニィさんがそうだったとは思いも。 ぐ「……とりあえず殴ってイイ?」 風呂「……ご自由に」 (覇王直伝左ストレート←待て) ぐ「魔族は両利きなので便利ダネ♪」 評「いやそういう問題でもないと思うけど……」 ……って、そういえば仕込み刀ッ! 愛用なさってるんですねグロウさん! 嬉しげです! 評「……何『げ』って。『げ』って」 >>「どうです? 彼は?」 >>「…………」 >> コーチェは黙って首を横に振った。 >>「……ほとんど即死。セレフィがすぐ回復やっても間に合わなかったと思う」 > > ああっ、ヨンドンさん〜〜〜〜(><。 > 辛いです。きっと彼は誰よりも争いごとを遠ざけようとしていた人だと思っていただけに…………(泣) ほんっとうに迷いました。死なせるべきか。 復讐者が生き残って、ある意味では正しい選択をしたヨンドンさんが死んでしまったのは、皮肉としか言いようがないです。 風呂「書いたお前が言うなぁぁぁぁぁぁぁっ!(怒)」 >>『――コーチェの役目は、一体何なんですか?』 >> コーチェの――役目……は―― > > そうなんですよっ! ニキ君もミステリアスなら、さらにその上を行くのがコーチェさんなのです!! > プロローグの時点ですでに謎の人と化し、回数を追うごとになって増えていく謎!! > 気になる! きになるのですよおぉぉぉぉぉおおぉぉぉぉぉぉぉぉおぉぉぉぉっっっ!! 謎の人のまま終わるかもッ!(待てこら) ていうかちなみにあの戦いは微妙に伏線になってる風味ッ!?(?って) ともあれ謎が残らないように悶絶ちうです…… > ああっ! これから謎が集約され、解決されるのですね! > 楽しみ&ちょっぴり真実を見るのが怖いような(爆) > ではでは! > 『フロウ』は『フロゥニィ』さんとかけたモノだとタイトルを見た瞬間思った(爆)白河綜でしたっ!! むくぅは自分で伏線張ってるにも関わらず忘れていることが多々あるので(駄目じゃん) 『ココ明かし忘れ!』というところがあったらむくぅまでどしどしどうぞ(爆) 評「ちなみに封筒にはかみそり同封で」 いやぁぁぁぁぁぁっ!(汗) 他にはトゥーシューズに画鋲!? ぐ「元ネタ解らないのに使うなヨ……」 それはともかく!(汗) 全部明かせるのか不安で不安でしょうがないむくぅなのでしたっ! やっぱり『フロウ』と『フロゥニィ』引っかけという意見が多数なんでしょうか!(爆) ではではッ! 久しぶりに逃走いたしますッ! ロケットスタート! |
21269 | リハビリテーション 『流れ(フロウ) 下』 | むくぅ E-mail URL | 2002/7/28 13:57:39 |
記事番号21246へのコメント 上下にするとタイトルが楽だなぁ(爆) むくぅです。 長々と続いてきたリハビリテーションも、これを入れて残り二話。あぁようやく本編に戻れるとちょっと嬉しい気分です。 今回はサブタイにさらにサブタイがあります。 読んでいただければ多分解ると思うのですが……さぁ当ててみよう(何) 今回は伏線を片っ端から消しまくる予定だったのに、何ゆえか新たに伏線張ってるし(吐血) 多分次の話か本編で語られると思われます(おいおい) というわけで、リハビリテーション最終回準備号(何) 『流れ(フロウ) 下』、よろしければ最後までお付き合いをば―― =================================== ――普通に生きてきたものは、知らず知らずのうちにたくさんのことを周りから学ぶ。 偏った価値観だけを見せ続けられればそれが普通だと思い込んでしまうし、見たことも聞いたことも触れたこともないことを知ることは当然できない。 ゆえに。 ……彼らとてそうなのだ。 『流れ』を決め、流れに沿うことしか教わってこなかった。 彼らとて。 そしてこれは私のワガママ。 たった一つの我儘。 ……すまないと謝るつもりはない。 ただ――許してくれたっていいだろう? 一つだけ。一つだけの我儘なのだから。 ……ッは…… 短く、ルシィンは息を吐いた。 ――生きている。 「……嘘だ……」 思わず呟いた――嘘だ。 一瞬。 ――いや、半瞬。 コーチェが自分を守るように、前に立ちはだかった。『何か』に貫かれ、血を噴出しながら、少女がこちらに倒れてくる。ニキが―― ニキがフィクチフィアの頭をがっ、と掴んだ。 ……ぼっ…… あっさりと、『天使』の頭部がはじけ散る。 血は出ない……いや、血が飛び散ったと思った瞬間、それが土くれに変わっていった。 どさどさと。 乾いた土があたりにぶちまかれる。 「……コーチェ?」 それをほとんど見ずに、ルシィンは呆然と問いかけた。 反応は――あった。 「これで……予定通り……だ」 ほとんどうわごとのようなそのセリフに、ぎり、とルシィンは唇を噛む。 「予定予定予定! その予定とやらに沿って死んで…… それでどうなるというんですかあなたたちはッ!」 「……それ以外に道は示されなかった……僕らにはそれしかッ……」 コーチェは大きく目を見開いて、咳き込んだ。視線の先には、実際目に映るものとは別の『何か』がある。 「――それしかなかった……示された道を走りきるしか……」 「そんなはずはないッ!」 ぽたぽたと、肘を伝って血が地面に流れ落ちた。自分の血ではない。少女の血だ。既に死につつある―― 「そんなはずはない……だって貴方は自分の選んだ道を信じていないと言ったじゃないですかッ! あれも――ノゾミ博士が示した道なんですかッ!? 貴方が本当に思っていた言葉ではなかったんですかッ!」 「――」 答えない。 「……ニキ……あと……頼んだ」 一呼吸おいて、まるでリレーでバトンタッチをするような、そんな軽い言葉を最後に―― コーチェは喋らなくなった。 『――くくくッ……』 ……笑い声が聞こえた。耳障りではあるが、それはルシィンの心情ゆえだ。聞き苦しい声ではなかった。 これは。 フィクチフィア――? あの天使…… 「一体……」 「聞こえているんじゃない……『響いている』んだ」 辺りを見回すルシィンに、ニキが顔をしかめて、地に落ちて胴だけになった『天使』を見下ろした。 声はなおも響いている。 『まずはおめでとう、と言っておこう。ノゾミ=シクル=キサラギ―― この三年間、見事にお前は自らの用意した舞台で踊りきった……いや、これからも踊り続けるのかな? ……我々がまた現れるとも知れぬのに……そうだろう?』 「できる限りのことはするさ」 響いてくる声に、ニキは無表情にそういった。 「確かに――今は、お前たちが滅ぼそうとしても状態かもしれない。この世界は。 けれども、一度道を踏み外しても、やり直すことはいつだってできるんだ」 ……フロゥニィが眉を寄せた。ルシィンはコーチェの躯を抱えたまま黙っている。セレフィはただ、無表情にことの運びを聞いていた。 『――最も恐れるのは『それ』だよ……ノゾミ』 言葉に、ニキは解っている、というように頷く。 「――私だって、全て『やり直し』が効く世界はないと思う。 それは全てが『先見』のようにになってしまうということだからね。 ……これからも『ああいうもの』は増えていく。手遅れも先んずることもなくなる。 私はそれを止めたいと思う……そのためにできる限りのことはする。 お前らみたいに『面倒くさいから壊してしまおう』なんて馬鹿なことはしない」 ニキは顔をしかめて、フィクチフィアだったもの――その前は己が身体だったものをにらみつけた。 「――だから……」 吐き捨てるように呟いて、天使の胴に手をかざす。 「……お前らなんか要らない」 ど……んっ! 四散した身体は土くれに、土くれがさらさらと細かい砂に変わっていく。 「……」 やがてそれも消えうせると、ルシィンは黙って立ち上がった。コーチェを静かに地面に置き。大きく息をついているニキに向かって。 ――腕を振り上げた。 ぱぁんっ、という、軽い音が響く。 頬を叩かれて、ニキは無表情でルシィンを見つめた。 「……それで……満足した?」 「〜〜〜ッ!」 がっ…… 再度振り上げられたルシィンの腕を、フロゥニィが軽く、掴んだ。 「無駄だ。やめとけ」 「……私の気がすみませんッ!」 掴まれた右腕ではなく、だらりと垂れ下がった左腕を無理矢理持ち上げた。ニキは黙ってそれを見ている。 「済むわけがない」 フロゥニィはあくまで、静かに言った。 「俺だってそうだ。後味悪くてしょうがないよ…… それはニキだってセレフィだって一緒だろう」 言われて、ルシィンは妹の方を振り返る。彼女はただ――うつむいていた。泣いているようにも見えたが。 少年はため息をついて、未だ沈黙するだけのニキを見つめる。 「……ニキは、どうなんですか? 貴方は未来とやらのために二人を切り捨てたのでしょう?」 「コーチェは……違うよ」 ニキは疲れたようにそういった。 「違う……?」 ルシィンが眉をひそめると、ニキは露骨に、しまった――そういう顔をする。 「どういうことですか、違うとは」 「……それは」 「どういうことですか!」 「…………」 沈黙したまま、応えない。 「ニキ! いい加減に……」 「いい加減にしろ!」 ルシィンを遮り、フロゥニィが叫んだ。 「……この期に及んでまだ何か隠すのか? 俺たちは自分のために、お前に戦うことを余儀なくされた! 知る権利がある。俺たちは知る権利があるだろう!」 「――我儘だよ」 「わがまま?」 大きく、ため息をつく。 ニキはぺたんと尻餅をついて、もう一度、大きくため息をついた。 「……たった一つの我儘なんだ。ノゾミ博士の」 空を見上げて、ニキはためらいがちに言う。 「ノゾミ博士に近い。その点でいえば僕よりコーチェのほうが上だ。 僕はこの場を整える雑用係に過ぎなかったし、これからもそう。でも、コーチェはただ一点……世界の平和も。未来の安泰も。それすらも関係なしに、一つだけの目的のために存在した。 たった一つの我儘のために」 「わがまま……って……?」 ルシィンは呟いた。声が震えている……フロゥニィはただ首を傾げただけだったが、少年は何かを察したようだった。 「……君のためだよ」 ニキなのかノゾミなのか。ただ今はこの少年は、自分と同じなのだと――ルシィンは直感した。 ……兄なのだ。この少年も。コーチェという妹が死んで、悲しいのだ。そして。 「君のためだ。ルシィン。 さっきの一瞬で君は死んでいるはずだった……それをコーチェが助けた。 私は……僕は、君のためにコーチェを見殺しにしなくてはならなかった!」 「……私のために……?」 ルシィンは思い返す――あの時コーチェが来ていなければ。 『予定通り』 コーチェはそういった。それでもあれは――ノゾミ博士の我儘でしかなかったということか。 「何故……」 「……正確に言えば、君たち兄妹はとばっちりなんだ。 僕らは戦える魔術師を探していた。だが『流れ』に沿って使うことのできる魔術師は、君ら兄妹しかいなかった。 ……だからせめて死なせまいとした」 「そのためにコーチェが――?」 「そう。そのためだけといってもいい。事実、コーチェは天使とは戦っていなかっただろ? 戦闘を行ったのは君とのあの一戦だけだ」 「そのときに……既に彼女が死ぬことは決まっていたと――?」 「……そういうことになるね」 「そんな……」 知らずに自分はコーチェに重傷を負わせていたことになる。 あれがなければあるいは……少女は死ななかったのではないか。 「先見――『時視』の見せる未来は絶対だ。 その未来が『起こるように』行動していれば、その流れは決して変化することはない」 「……時視……?」 フロゥニィは眉をひそめた。 「未来を見るってことか?」 「未来だけじゃない。過去現在全てを見ることができる――いやできるんじゃない。 ただ『見ている』んだ。時視は」 「……知識としては知ってる……」 セレフィは眉をひそめて言った。 「死ぬこともないから生きているというわけでもない。時視は一様に子供の姿をしていて――触れたものにも見ている『時』の一端を見せる――そして」 「時視が見せる『全て』を見たものは耐え切れず狂ってしまう。 ……狂えばよかったかもしれないね。私も。 そうすればこんなことにはならなかった…… …………」 ニキはうつむいて、立ち上がった。 「――さて、と。 そろそろ行くか」 「どこにだ? 俺たちの家、潰れただろ」 フロゥニィが呟くと、潰した本人であるルシィンが無言で視線を逸らした。 「私の研究所にさ。 ――まだまだ、仕事が残ってる。言っただろ? あぁいうのがまた出てこないために、僕らはできる限りのことをしなくちゃ」 ニキは苦笑した。『僕ら』というのはこの四人のことなのだろうか。それとも自分――ニキとノゾミということだろうか。 それを問うことはせずに、フロゥニィは何ともいえない表情を浮かべた。 ――コーチェたちの躯は火葬にされて、ただ、海に還っていった。 =================================== 今回は雰囲気もかねて後書き(もどき)なしでいこうかなぁと思ったんですが、やっぱり書けと宇宙から電波がやってきたので書くことにします(何) 受信状態がやたらといいみたいです。テンパってます。中途半端なところで切ってます。 しかし、ニキ(ノゾミ)中心はひとまずここで終わりです。しかし一方、セレフィが目立ってないのでちょっと涙が出てきました。ひいきしてるのに。多分次回も出番あんましありません。 今回のサブタイのサブタイ。わかりましたでしょうか……多分次回答えあわせ(爆) あと最初の方にも問題出したんですよね。確か。『誰のためにこの話を書いたか』…… 中途半端なときに答え合せいたします。 正解はルシィンでした……やたらと怪我してるのでばればれなんですね!(どういうばれかただ) さて、ようやく次回は最終回……になるといいです!(爆) 希望です! 果たして終われるのでしょうか!?(現在一行も書いてナッシング・爆) ……というわけで、次回もお付き合いいただければ幸いです。 むくぅなのでしたっ! 逃走ッ!(とかいてダッシュと読んだり読まなかったり) |
21270 | リハビリテーション エピローグ 『次走者(バトン・タッチ)』 | むくぅ E-mail URL | 2002/7/28 18:56:10 |
記事番号21246へのコメント 超高速(言いすぎ)で書き上げてむくぅです。 短ッ!(驚愕) ……とツッコんでやって下さい。 でも終わりです。 正真正銘、リハビリテーションは終わりです。 しかも中途半端です。 ところどころわけわかんないところが残りまくってますが、以後本編!(結局それか) エドたちがシリアスやってくれないので、どう謎(っぽいもの)を解消しようかなぁと悶絶しております。 さて。 それでは、よろしければリハビリテーション最終話『次走者(バトン・タッチ)』、よろしければお付き合いを…… =================================== ……こんこんっ。 静かなノックの音に、彼は立ち上がり、ドアを開いた。 「やぁ――来ると思っていたよ」 来客者の顔を見て、彼はにっこりと笑いながら、そう言った―― 「どういうことですかッ! 死んだ!? あの男が?! そんなはずはないでしょう!」 受話器に向かって叫んだ後、青年はふぅふぅと息をついた。いくら年月が経っても、公衆電話にたいした変化はない。 《落ち着けルシィン。事実だ》 落ち着いた受話器の向こうの声に言われて、ルシィン――そういわれた青年は血が出るほどに唇を噛み締める。 黒い髪、黒い瞳。色白の、端正な顔立ちは、昔で言うアジア系、もう少し限定すると極東の島国の人間のものだった。もっとも、混血の進んだ現在で、人種などは毛ほども意味をなさないが。年齢は二十歳前後といったところだろう。青年は辺りを見回したまま、声を潜めて口を開いた。 「……本当ですか?」 《ああ、俺も信じられないが、他殺だよ。葬儀は来週の――》 ルシィンは言われてカレンダーを見た。 《来週の今日。丸つけとけ》 「それで? 殺した奴は見つかりましたか?」 もし見つかっていないのなら、自分で探し出して八つ裂きにしてやる――静かだが、受ける印象はそういう声だ。 《怖ぇなおい……慌てんなよ。殺した奴はまだ見つかってない。が、殺したらしい奴には目撃証言が在る》 「ほぅ――よくそんなものを見つけてきましたね」 《甘く見るなってんだ。こちとら『元』魔術師狩りだぜ? ヒト探しには慣れてる》 言って、声の端に自嘲の色を浮かべて言ってから、 《……それで、その、『殺したらしい奴』だけどな……》 《子供――?》 ルシィンの声に、飾り気のない携帯電話を持った男は、ああ、と頷いた。 黒い髪、青みがかった紫色の目。日に焼けた、というよりはもともと浅黒い肌をした男である。年齢は二十代後半ほど。名を、フロゥニィといった。 「ああ、それも見た感じ十歳越えたか越えないかってぐらいの年齢らしい。あん時のお前よりも小さい殺人者だ」 《……皮肉ですかそれは。 それで、どうしてその子が殺したらしいと?》 ため息混じりに問うてくるルシィンに、フロゥニィは肩をすくめて、 「単純明快。あいつが死んでた部屋から出てきたんだとよ。 目撃者――ピザの配達員が部屋に入るともう死んでた」 《……じゃあ、その子供とやらに決まってるじゃないですか》 「まぁ待て。まだその子はあくまで重要参考人だよ。 あいつに用があって、死んでたんで驚いて、それで逃げたのかも知れんだろ?」 《確かにまぁ、そういう考え方もありますね……》 「それにあいつは血塗れで死んでたわけだが、その子供は返り血をかぶっていないらしかったからな。 こうなると、その子の線は薄くなってくる」 《……いえ、その子供ですね》 確信に満ちたその声に、フロゥニィは呆れたような顔になる。 「何でだよ。言っただろ? その子供は返り血を――」 《かぶっていなかった。 ――魔術師です。その子供。それならば返り血を浴びずに済む。 いえ……子供かどうかも怪しい》 「どういうことだ?」 《成長が止まる――そういう魔術師がいると、ノゾミ博士から聞いたことがあります。 古い友人とか何とか言ってましたけど、名前は聞いてません。もう自分より年上なのに子供の姿をしている――》 「子供! そいつか!」 《……しかし、解らないのは、どうしてその古い友人とやらが彼を殺したかです。 これは、調べないといけませんね――セレフィにも伝えておきます。それじゃ》 がちゃん、と電話を切って、ルシィンはため息をついた。 「死んだ……? ニキが? ……そんな馬鹿な……」 呟きは彼自身にしか聞こえず、しばしそこで呆然としているしかなかった。 「やぁ――来ると思っていたよ。 セリィ。久しぶりだね」 「……じゃあ、ボクの目的もわかってるよね?」 「もちろん。私を殺しに来たのだろう?」 「落ち着いているよね。いつもそうだ。 ボクは時視に耐えられなかったのに。君は耐えた。その違いかなぁ。 どう思う?」 「私には応えようがないな……すまない。セリィ」 「……。約束だったよね。ここで君を殺すって。 ……ずるいなぁ。君だけ死ねるなんて」 「役目は――まだ終わっていないだろう?」 「うん。そうだね。 それじゃ、もう時間がないから。 ……さよなら。ノゾミ」 ……!―― 鮮血が散った。 少年が手をかざし、青年の胸に刃物で刺したような穴が開く。少年に返り血はない。 とさりっ、と倒れた、死体でしかなくなったものを見て、少年はかすかに首を傾げた。 「さよなら」 少年は笑って、くるりと背を向け、去っていった。 …… ……さぁ。 バトン・タッチの時間だよ。 全てを見ていた少年から。 ……何も見ることのできなかった、『子供』に。 どこで歯車は狂うだろう。どこで時計は止まるだろう。 さぁ。 ……バトン・タッチの、時間だよ…… =================================== エピローグにサブタイつけてしまったので、しょうがないからプロローグにもつけてこようと後書きもどきです。 ……一応むくぅとしてははじめての長編(風)オリジナル完結なんですが、これっぽっちも完結した雰囲気じゃないのは何故でしょう(涙) これから本編をシリアスな空気にすべく奔走します。走ります(爆) それでは。 ……むくぅなのでした(吐血) 次は多分スレイヤーズでお会いしましょう! 逃走ぉぉぉッ! |
21273 | 早っ!!Σ(=∇=; って終わりですかっ!!? | 白河綜 E-mail URL | 2002/7/28 21:34:19 |
記事番号21270へのコメント むくぅさんは No.21270「リハビリテーション エピローグ 『次走者(バトン・タッチ)』」で書きました。 って聞いてませんよ!? そんなこと!! こんにちは。白河綜なのです!! グ「……はいいとして、なんなの? このでだし」 だって! これで最後だなんてきいてないっす!! グ「……何故「っす」……? ま・いいけどさ。聞いてなかっただけなんだろう? どうせ」 「どうせ」とか言わないでくださいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっ!!(涙) では! 最終話レス返し、行きます!! >「やぁ――来ると思っていたよ」 > 来客者の顔を見て、彼はにっこりと笑いながら、そう言った―― 新たな争乱の火種さん到来(爆) ていうか、笑顔でむかえるのは痛いですニキ君。 結局ニキ君は最期の最後まで謎の人でしたねぇ…………。 >「やぁ――来ると思っていたよ。 > セリィ。久しぶりだね」 >「……じゃあ、ボクの目的もわかってるよね?」 >「もちろん。私を殺しに来たのだろう?」 >「落ち着いているよね。いつもそうだ。 > ボクは時視に耐えられなかったのに。君は耐えた。その違いかなぁ。 > どう思う?」 >「私には応えようがないな……すまない。セリィ」 >「……。約束だったよね。ここで君を殺すって。 > ……ずるいなぁ。君だけ死ねるなんて」 なんだか益々意味深な台詞のやりとりなのです。 セリィさん……ニキ君と同じように「時視」の能力者さんなのですね。 そのあたりに、何か謎が隠されているのでしょうか? う〜む………… > ……さぁ。 > バトン・タッチの時間だよ。 > 全てを見ていた少年から。 > ……何も見ることのできなかった、『子供』に。 > どこで歯車は狂うだろう。どこで時計は止まるだろう。 > さぁ。 > > ……バトン・タッチの、時間だよ…… ああ意味深(爆) ふっふっふ。 でも、なんだかシリーズモノで続きそうな感じなのですねv ああv 楽しみv ふと。 思い返してみると、最初あんなにいた人々が、最終的にルシィンさんとフロゥニィさんのみになってしまったのですね。 ちょっぴり寂しい想いにかられました(涙) ああどうか。 地上をさった尊い命に安らぎが訪れますように。 ではでは。 予習に追われてまともなレスが書けない(爆)ことをお詫びしつつ。 白河綜でした! むくぅさん。お疲れさまでしたvv |
21278 | 実は終わりです! | むくぅ E-mail URL | 2002/7/29 10:51:59 |
記事番号21273へのコメント 白河綜さんは No.21273「早っ!!Σ(=∇=; って終わりですかっ!!?」で書きました。 > って聞いてませんよ!? そんなこと!! > こんにちは。白河綜なのです!! >グ「……はいいとして、なんなの? このでだし」 > だって! これで最後だなんてきいてないっす!! >グ「……何故「っす」……? > ま・いいけどさ。聞いてなかっただけなんだろう? どうせ」 >「どうせ」とか言わないでくださいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっ!!(涙) > では! 最終話レス返し、行きます!! どうもこんにちは! いつもネット中毒気味! それでいいのか受験生! むくぅなのです!(爆) ル「テンション高いですよアホ蝙蝠」 (さくっ)うわ無言でみぞおち刺した! 鬼っ子だこの子! 風呂「鬼っ子って……節分か?」 いやまぁ、何はともあれ最終回。感想有難うございます。白河さん&グロウさん。 それではレス返しをばッ! >>「やぁ――来ると思っていたよ」 >> 来客者の顔を見て、彼はにっこりと笑いながら、そう言った―― > > 新たな争乱の火種さん到来(爆) > ていうか、笑顔でむかえるのは痛いですニキ君。 > 結局ニキ君は最期の最後まで謎の人でしたねぇ…………。 達観しすぎで困りますニキさん。 何か度が過ぎるとニキさんが悪役に見えて困ります(爆) この火種さんの名前やらなにやらは、多分エドガーさんたちが明かしてくれる……といいなぁ(何) >>「やぁ――来ると思っていたよ。 >> セリィ。久しぶりだね」 >>「……じゃあ、ボクの目的もわかってるよね?」 >>「もちろん。私を殺しに来たのだろう?」 >>「落ち着いているよね。いつもそうだ。 >> ボクは時視に耐えられなかったのに。君は耐えた。その違いかなぁ。 >> どう思う?」 >>「私には応えようがないな……すまない。セリィ」 >>「……。約束だったよね。ここで君を殺すって。 >> ……ずるいなぁ。君だけ死ねるなんて」 > > なんだか益々意味深な台詞のやりとりなのです。 > セリィさん……ニキ君と同じように「時視」の能力者さんなのですね。 > そのあたりに、何か謎が隠されているのでしょうか? > う〜む………… セリィはあだ名だったりも。本名は考えてません(爆) セリィとニキが時視の能力を持ってるわけじゃなくて、時視という魔術師がいるんです(解りにくい) それに触れることで未来や過去を見れるんですが、セリィさんの方はそれに耐え切れなかったと。そのあたりもまたエドガーさんたちが(以下略) >> ……さぁ。 >> バトン・タッチの時間だよ。 >> 全てを見ていた少年から。 >> ……何も見ることのできなかった、『子供』に。 >> どこで歯車は狂うだろう。どこで時計は止まるだろう。 >> さぁ。 >> >> ……バトン・タッチの、時間だよ…… > > ああ意味深(爆) > ふっふっふ。 > でも、なんだかシリーズモノで続きそうな感じなのですねv > ああv 楽しみv ふっふ(意味ありげ笑い) さぁ意味深のまま終わってしまったぞ! どうするむくぅッ! と自問自答してのた打ち回っております(爆) 続きます。ニキたちはひとまず終了ですが、とりあえずエドガーさんたちが(以下略←いい加減にしろ) > ふと。 > 思い返してみると、最初あんなにいた人々が、最終的にルシィンさんとフロゥニィさんのみになってしまったのですね。 > ちょっぴり寂しい想いにかられました(涙) セレフィさんが! セレフィさんが残ってます白河さん!(爆) ……いや、最終話だってのに名前が一回しか出てこずセリフなんか全然なくて生き残ってるとか何とか言われても全然信用ないですが(笑) お気に入りなのに全く目立たなかったという(爆) > ああどうか。 > > 地上をさった尊い命に安らぎが訪れますように。 ……何か約一名、安らぎすぎて困っちゃう風味にくつろいでいると思われるヒトが若干一名(ニキ) って、すみませんすみませんふざけてすみません(汗) > ではでは。 > 予習に追われてまともなレスが書けない(爆)ことをお詫びしつつ。 > 白河綜でした! > むくぅさん。お疲れさまでしたvv では、勉強しろと自分で思いつつ勉強してない、第一志望ヤバめ(爆) なむくぅなのでしたっ! ありがとうございました! 逃走ッ! |