◆−初投稿です−暇人 (2002/9/1 10:16:40) No.21636
 ┣はじめまして。−猫楽者 (2002/9/1 17:24:28) No.21641
 ┃┗Re:はじめまして。−暇人 (2002/9/1 19:41:22) No.21644
 ┗不幸の始まり 2−暇人 (2002/9/1 21:05:49) No.21647


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21636初投稿です暇人 2002/9/1 10:16:40


はじめまして、暇人(ひまじん)です。いきあたりばったりで書くから、多少変なところもあるかもしれないけどご容赦ください。

$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$

 不幸の始まり 1

 「もし、魔道士殿ですか?」

 この物語はごく普通の一言から始まった。

「はい、そうですけど。」
「実は、頼みがあるのですが・・・・」
「いや。」
 このあたし、リナ=インバースは、きっぱりはっきり言って、トリ肉を一口。
「いや、話だけでも・・・・」
「減るからやだ。」
「別に、話くらいならいいんじゃないのか?」
 あたしの旅の連れ、ガウリイが声を上げた。
「甘いわね、ガウリイ。こういう依頼は激安だって相場は決まってるのよ!」
「では、せめて名前だけでも・・・・」
「何でよ?」
 さっきからあたしに話しかけている村人その1にあたしは聞いた。
「あなたの人形作って呪いをかけるためです。」
   ごぎょめぎづっ!
「このリナ=インバースに呪いかけようなんざ、いい度胸してるじゃない!」
「リナ=インバース!?」
 声をあげたのは、今まで話していた村人その1ではなく、近くに座っていた15歳くらいの、一見魔剣士風の男の子だった。
「リナ=インバースさん!?僕ガイア=フレイヤと言います。ぜひ、僕をあなたの弟子にして下さい!」
   どぐぁしゃぁぁぁん!
 あたしはいきなりこけ、ガウリイが叫ぶ。
「お前、悪いことは言わん。やめとけ!お前はまだ若いんだ。こんな所で人生投げるな!」
「あんたにそこまで言われる筋合いはないわぁぁぁっ!」
  げしゃっ!
 あたしの放った飛び膝蹴りが、ガウリイの脳天を直撃した。
「で、あんた、なんであたしの弟子になりたいわけ?そりゃあ、あたしは天下に名高い天才美少女魔道士だけど、他の人でもいいんじゃないの?」
「いいえ!リナさんじゃなきゃダメなんです!サイラーグを崩壊させ、セイルーンの6分の1を消失させて、ベゼルドのハイパー・デーモンを倒し、セレンティアの事件を解決したという、名魔道士のあなたじゃなきゃイヤなんです!」
  どきゅりぃぃぃっ!
「サイラーグとセイルーンのは余計よ。」
 ガイアとかいう弟子入り志願者を、きっちりコークスクリューパンチの餌食にしてから、あたしは言った。
「と・・・とにかく、弟子にして下さい!」
「い・や・だ」
「弟子にしてくれたら、ここの食事代、奢ります。」
「う゛っ!」
「いやなら、どこまででも後ろからついていきますよ(にっこり)」
 こっ・・・・・こいつ、できる!
「さあ、どうします?」
「うっ・・・・・うううう・・・・あー、もう、わかったわよ!弟子にすればいいんでしょ!弟子にすれば!」
「ありがとうございます!」

こうして、押しかけ弟子、ガイアと、ガウリイ、そしてあたしの3人旅は始まるのだった。

$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$
 あとがき
 不幸の始まり 1を読んでいただき、ありがとうございます。
感想、レスしてくれたらとても嬉しいです。

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21641はじめまして。猫楽者 2002/9/1 17:24:28
記事番号21636へのコメント

暇人さんは No.21636「初投稿です」で書きました。
>
>はじめまして、暇人(ひまじん)です。いきあたりばったりで書くから、多少変なところもあるかもしれないけどご容赦ください。
>

はじめまして、無謀にも駄文の投稿をさせていただいております、猫楽者と申します。
よろしくお願い致します。

とても面白いお話の続きが気になりまして、拙い感想ですが書かせていただきました。

>
>$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$
>
> 不幸の始まり 1
>

タイトルからして気になりました。
不幸・・・・って、いったい誰が・・・・。

>
> 「もし、魔道士殿ですか?」
>
> この物語はごく普通の一言から始まった。
>
>「はい、そうですけど。」
>「実は、頼みがあるのですが・・・・」
>「いや。」
> このあたし、リナ=インバースは、きっぱりはっきり言って、トリ肉を一口。
>「いや、話だけでも・・・・」
>「減るからやだ。」
>「別に、話くらいならいいんじゃないのか?」
> あたしの旅の連れ、ガウリイが声を上げた。
>「甘いわね、ガウリイ。こういう依頼は激安だって相場は決まってるのよ!」
>「では、せめて名前だけでも・・・・」
>「何でよ?」
> さっきからあたしに話しかけている村人その1にあたしは聞いた。
>「あなたの人形作って呪いをかけるためです。」
>   ごぎょめぎづっ!
>

無謀すぎますよ、村人その1さん。
リナさん相手にその暴言・・・・・・(汗)
その程度で済んだ事に感謝しなくては。

>
>「このリナ=インバースに呪いかけようなんざ、いい度胸してるじゃない!」
>「リナ=インバース!?」
> 声をあげたのは、今まで話していた村人その1ではなく、近くに座っていた15歳くらいの、一見魔剣士風の男の子だった。
>「リナ=インバースさん!?僕ガイア=フレイヤと言います。ぜひ、僕をあなたの弟子にして下さい!」
>   どぐぁしゃぁぁぁん!
> あたしはいきなりこけ、ガウリイが叫ぶ。
>「お前、悪いことは言わん。やめとけ!お前はまだ若いんだ。こんな所で人生投げるな!」
>「あんたにそこまで言われる筋合いはないわぁぁぁっ!」
>  げしゃっ!
> あたしの放った飛び膝蹴りが、ガウリイの脳天を直撃した。
>

あ・・・・・あの、ガイア=フレイヤさん(汗)
ガウリイさんの言うとおりです。
まだまだ先は長く、たくさんの夢と希望をお持ちでしょうに。
まだ引き返せます、真人間(?)の道をワザワザ踏み外さなくても。

>
>「で、あんた、なんであたしの弟子になりたいわけ?そりゃあ、あたしは天下に名高い天才美少女魔道士だけど、他の人でもいいんじゃないの?」
>「いいえ!リナさんじゃなきゃダメなんです!サイラーグを崩壊させ、セイルーンの6分の1を消失させて、ベゼルドのハイパー・デーモンを倒し、セレンティアの事件を解決したという、名魔道士のあなたじゃなきゃイヤなんです!」
>  どきゅりぃぃぃっ!
>「サイラーグとセイルーンのは余計よ。」
> ガイアとかいう弟子入り志願者を、きっちりコークスクリューパンチの餌食にしてから、あたしは言った。
>

いや、サイラーグとセイルーンの件にもリナさん、きっちり関わっていたような気が(汗)

>
>「と・・・とにかく、弟子にして下さい!」
>「い・や・だ」
>「弟子にしてくれたら、ここの食事代、奢ります。」
>「う゛っ!」
>「いやなら、どこまででも後ろからついていきますよ(にっこり)」
> こっ・・・・・こいつ、できる!
>「さあ、どうします?」
>「うっ・・・・・うううう・・・・あー、もう、わかったわよ!弟子にすればいいんでしょ!弟子にすれば!」
>「ありがとうございます!」
>

あの、もしかして・・・・・・これがガイさんの不幸の始まりのような。

>
>こうして、押しかけ弟子、ガイアと、ガウリイ、そしてあたしの3人旅は始まるのだった。
>
>$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$
> あとがき
> 不幸の始まり 1を読んでいただき、ありがとうございます。
>感想、レスしてくれたらとても嬉しいです。
>

面白かったです。ガイアさんがどんな目に遭うのか、続きがとても気になります。

夏休み最後の日も暑いですが、お体にお気をつけて、お元気で。

では、短いですが、これで失礼します。

>

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21644Re:はじめまして。暇人 2002/9/1 19:41:22
記事番号21641へのコメント


>
>はじめまして、無謀にも駄文の投稿をさせていただいております、猫楽者と申します。
>よろしくお願い致します。
>
>とても面白いお話の続きが気になりまして、拙い感想ですが書かせていただきました。
 はじめまして、感想ありがとうございます。
>

>
>タイトルからして気になりました。
>不幸・・・・って、いったい誰が・・・・。
 それは今は秘密です(笑)(ゼロスファン)
>

>
>あ・・・・・あの、ガイア=フレイヤさん(汗)
>ガウリイさんの言うとおりです。
>まだまだ先は長く、たくさんの夢と希望をお持ちでしょうに。
>まだ引き返せます、真人間(?)の道をワザワザ踏み外さなくても。
 ははは・・・・・・。ガイア君には同情しますよ、僕も。
>
>
>いや、サイラーグとセイルーンの件にもリナさん、きっちり関わっていたような気が(汗)
 きっと忘れたいんでは?街壊滅はさすがに・・・・。
>

>
>あの、もしかして・・・・・・これがガイさんの不幸の始まりのような。
 さあ、どうでしょう?リナも十分不幸だと思いますよ(笑)
>
>
>面白かったです。ガイアさんがどんな目に遭うのか、続きがとても気になります。
>
>夏休み最後の日も暑いですが、お体にお気をつけて、お元気で。
>
>では、短いですが、これで失礼します。
 こちらこそ、読んでいただいて、さらに「面白い」と言っていただいてありがとうございます。なるべく早く2を出せるようにがんばります。
 猫楽者さんも、お体に気をつけて、元気にお過ごし下さい。
>
>>
>

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21647不幸の始まり 2暇人 2002/9/1 21:05:49
記事番号21636へのコメント

こんにちは。新米投稿者、暇人です。
けっこう早く出ました。この話、何話まで続くか分かりませんが、楽しんでくれると嬉しいです。
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 不幸の始まり 2

「で、どこ行くんだ?リナ。」
 ガウリイは、のんきに声を上げた。
「このくらげぇぇぇっ!何回言ったら分かるの!?ミリア・タウンだって言ってるでしょ!」
 ミリア・タウンでは、最近、妙なデーモン(聞いた話によると、海王槍破撃{ダルフ・ストラッシュ}を受けても倒れなかったそうだ。)が出没しているらしい、ラルティーグ王国の端の街だ。あたし達は今、ミリア・タウンにほど近いテルモード・シティの魔道士協会の依頼で、そこに向かっている。
 ・・・・・・まあ、依頼料は激安だったが、リナは魔道士協会の依頼は受けておいた方がいいと思ったのだ。
「でも、そのデーモン、海王槍破撃{ダルフ・ストラッシュ}くらっても倒れなかったんでしょう?リナ先生、打つ手あるんですか?・・・・・・・・竜破斬{ドラグ・スレイブ}はやめてくださいね。」
「まっさかぁ。いくらあたしでも、街中でそんな呪文ぶちかますなんてしないわよ。」
 ガウリイの『うそつけ』と言う視線には気づかずに、リナは先を続けた。
「でも・・・・まずそれ以前に、無事に街まで着けるか、ですね。」
「そうだな。」
「と、いうわけよ。しっかりばれてるんだからでてらっしゃい!」
『ほう・・・・。人間にしては、少しはやるようだな』
 既にガウリイはブラスト・ソードを抜いている。リナは呪文を唱え、ガイアは剣を抜いた。
 現れたのは、魔族。見た目は・・・・・・そう、かつて戦ったセイグラムに似ている。
『我が名はヴェイス。貴様らをこの先へは行かせん!』
「おおおおおおっ!」
 ガウリイが走る。ヴェイスは手の中に闇の剣を作り、ガウリイを迎え撃つ。
「烈閃槍{エルメキア・ランス}!」
 リナは光の槍をうちだし、ヴェイスに直撃させる。しかし・・・・
『きかん!』
 どうやらこいつは、それなりに力を持った魔族らしい。
『返すぞ』
 言うなり、ヴェイスは光の矢を連射する。
(返さんでいい、んなもん!)
「はぁっ!」
 ガウリイの剣が一閃する。しかし、ヴェイスはその一撃を止めた。その間にも、光の矢はリナ達の方に向かっている。
「魔鏡刃!」
 ガイアが吠え、彼の剣の刀身が輝く。
  ばぢぃっ!
 弾けるような音を立て、剣は、向かい来る光の矢をすべてはねかえした!
『何?』
 ヴェイスのその一瞬の隙をついて、ガウリイの剣がヴェイスに突き刺さる。
『ぐぁあぁぁぁぁぁっ!』
 ヴェイスの叫び声が響く。そこに
「烈閃砲{エルメキア・フレイム}!」
「黒妖陣{ブラスト・アッシュ}!」
 ガイアとリナの十字砲火が炸裂し、ヴェイスは叫び声の余韻のみを残し、消滅した。
「ふう・・・・。終わったな。」
 ガウリイの呟きが、戦いの終わりを告げた。

 その後、リナ達は近くの宿をとった。
「ところでガイア、その剣、一体何なの?どうやら魔法剣みたいだけど。」
「そうですけど。この剣は、呪文を跳ね返したり、吸収したりすることができるんです。」
「それ、う・・・・・・・・」
「売りませんよ。」
(ちっ!)
 リナは、心の中で舌打ちした。

 その夜のこと、ガイアは首にかかっていた、ロケットペンダントの中身を見ていた。
中には、黒髪、黒目の・・・ガイアに面影が似ている女の人の絵。
「シオン姉さん・・・・・・・。」
 ガイアは小さく呟いた。

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 あとがき
 どうですか?前はギャグが多かったので、今回はシリアスにしました。
 良かったら、感想お願いします。