◆−久し振りの投稿です・・・・・・(滝汗)−恵宝 (2002/9/27 19:22:07) No.22263 ┗スレイヤー・エンジェルズ 11−恵宝 (2002/9/27 19:24:06) No.22264 ┗スレイヤー・エンジェルズ 12−恵宝 (2002/10/2 22:27:26) NEW No.22358
22263 | 久し振りの投稿です・・・・・・(滝汗) | 恵宝 E-mail | 2002/9/27 19:22:07 |
お久し振りです・・・・・・・・・・・・・・。 忘れられている可能性もあると思いますが・・・・・・・・・・。 ははははは(もお笑って誤魔化す)。 少しばかり間が開き過ぎたなあと自覚はしてます・・・・・・。 あと少しですので、見捨てずにお願いいたします〜っ! |
22264 | スレイヤー・エンジェルズ 11 | 恵宝 E-mail | 2002/9/27 19:24:06 |
記事番号22263へのコメント 恵宝:おひさしぶりです……覚えている方、いらっしゃるでしょうか…(滝汗) エル様:まったく、ずっとゲームをしていたなんてねえ…。 恵宝:ようやくわんだほ〜が手に入ったんですっ! エル様:随分前のゲームよね……。 恵宝:それでも、ゲームとかは当時のあたしには高くてあんまり手の出せないものだったし……。 エル様:暇さえあればゲームをしていたのよね。学校の課題すらほっぽって。 恵宝:う゛。………………………まずはあらすじを。 ドイツにある銀行に強盗が入った。その強盗は、リナの知り合い。シルフィールは銀行にいたため人質になり、アメリアとカーチェイスをした。そして、とある軍事施設でその強盗はアメリアの仕事の上司であり相棒であったグラウシェラーに射殺される。 リナ達三人は、グラウシェラーに殺されそうになるものの、その事件について探りを入れるためにガーヴのもとを訊ねるが、ガーヴは射殺され、その際のどさくさでアメリアが捕まってしまう。 リナとシルフィールの二人は、アメリア救出のために、軍事施設に忍び込む作戦を立てていた。 一方、アメリアから糾弾の電話を受けたエルは、秘書のミリーナと、そのおまけルークと事件を追っていた。 ――という感じです。 それでは、続きをどおぞ。 スレイヤー・エンジェルズ 11 「さて、準備はOK? シルフィール」 「ええ、大丈夫ですわ」 「じゃ、早速お願い」 「はい」 そう言うと、シルフィールは、少しだけ慣れた手つきで、機械をセッティングしていく。 射撃の時に、標的を空に飛ばしていた、あの機械だ。その機械には、今、極上のパーティ用の肉がセットされている。 その肉を豪快に飛ばし――犬の頭に命中させる。 きゃん、と小さく泣いたが、すぐに目の前にある肉に気をとられ、むしゃむしゃと食べ始める。 「当たりましたわ」 シルフィールはにっこりと笑って言った。 ヘリの操縦と、射撃。この二つが得意なシルフィールがいたからこその作戦だった。 リナは、犬がむしゃむしゃと肉を食べるのを見て、小さく溜め息をつく。 「舌の肥えた犬よね。 ――あたしも食べた事ないような最高級のお肉を食べるなんて贅沢な……」 犬は、肉を食べた直後に、くうくうと眠り出す。 「よっし、薬は効いているみたい」 「では、行きましょうか」 「言っておくけど、声出しちゃだめだからね、シルフィール」 「わかっていますわ」 「車で絶叫してたじゃない?」 「心の準備というものが出来ていなかったからですわ」 そう言いながら、シルフィールはスノーボードをリナに渡す。 そして、そのまま足につける。 「それじゃあ、いくからねっ!」 そう言うと、リナは手元のスイッチを押す。 その途端、くるくると、ワイヤーが巻き取られる。 リナとシルフィールはワイヤーの先に取り付けた取っ手に捕まっている。 林の芝生の上を滑り出す。だんだんと、そのスピードが上がり、 ぐんっ―― 二人は、そのまま勢いよく、電流の流れる柵の上を飛び越えていく。 ずさ―― 小さく音をたてて、二人は下り坂になっている芝生を滑り降り、着地する。 ひょい、っとボードを外すと、リナは近くの様子を探りつつ、銃を取り出した。 「さてと、アメリア探しに行くわよ」 「もちろんですわ」 そう言って、にっこりと笑い合い、二人は目の前の、建物の中へと忍び込んでいった。 一方、部屋に幽閉されたままのアメリアは。 「まったく……この国はどうなってるのかしら。 あんな悪を軍にのさばらせておくなんて!!!!! こんなの正義じゃないわ!!!!!!!!! 絶対、ぜ――――――――――――――――――――っっったい!!!!! このアメリアが正義の鉄槌を下してみせるんだからっ!!!!!!!!!!」 ――けっこお元気良かったりしたのだった。 そんな風に彼女が叫んでいるのが、リナたちに聞こえたのか、二人は、アメリアの監禁されている部屋の扉を迷いなく開けた。 「アメリア!」 「良かった、無事でしたのね」 二人は、安堵の声を出す。 「あたしが悪に負けることも、屈服することもありえないわ。 父さんが言っていたもの。正義は必ず勝つものだ、って!」 「そお………」 アメリアのその言葉を聞き流しながら、アメリアを椅子に縛り付けているロープを外す。 「――酷い顔ですわね。すぐに手当てしなくては」 「平気よ、これくらい! 正義を貫いた証だものっ!!」 「……それはともかく、アメリア。 今は、逃げるわよ」 「ええ、徹底的に悪の根源から打ち倒す為、今ここは退くべき時だもの。 それは、理解しているわ」 三人は、部屋を飛び出した。 だが、次の角を曲がった途端、出会い頭に軍人と鉢合わせてしまった。 リナ達は、慌てて別方向の道へと走り出す! 軍人は、慌てずすかさず、無線機を取り出し、「女が逃げた!」とどこかに告げる。 リナ達は、ただ自分達の勘に頼って、建物の中を駆けて行った。 階段を下りて、廊下を走る。と、軍人が発砲をしてきそうな事に気がついたリナたち三人は、後ろ向きに走りながら、同時に数発、発砲する。 たたたたん――っ! 銃声が、廊下に響きわたり、三人は角を曲がり、走り抜ける。 それは、とても即興のチームだとは思えないほどの、息の合ったコンビネーションだった。 「リナさんっ、この扉、開かないみたいです!」 シルフィールは、梯子の上の扉を開けようとして――重すぎて開けられなかった。 だが、ここからの逃げ道は、もう他にはない。 三人が通ってきた道には軍人がいる。 限られたわずかな装備しかもたない今の三人では、おそらく、ろくに反撃も出来ないままに殺されてしまう。 それがわかっているからこそ、三人の顔色に、わずかな焦りの色が浮かんだ。 「代わって、あたしがやってみる」 そう言って、アメリアが扉に手をかけて―― 「とーさん直伝!セイルーン家に伝わる、究極技! 平和主義者クラ――――ッシュ!!!!!!!!」 そう叫ぶと同時に、扉を殴りつける。 その光景に、リナとシルフィールは唖然とした。 「・・・・・・・・・・うそ」 「扉が・・・・・・・開いてしまいましたわね・・・・・・・」 三人を追っていた軍人に、そのかなり上位の人間が、後ろから呼び止めた。 「大尉、これはどういう事かね?」 慌てて振り返り、一瞬、不味い。という顔をするが、すぐに取り繕った表情をして、 「よく事態は飲み込めていませんが――コード3が発令しました」 その軍人の一言に、上官は息を飲み、顔色を変えた。 よほどの緊急事態だという事を知らせるものだからだ。 慌てふためき、何処かへと向かって行く上官を見て、軽く舌打ちをして、無線機を取り出す。 「女達は格納庫へ逃げた」 リナ達は、格納庫に着いたものの、ここから外に出るには目の前の重い扉を開かなくてはいけないとわかっていた。 どうするべきか、と少し戸惑っていたとき、複数の足音が近づいてくるのが、聞こえてきた。 リナは、耳の性能がかなり人よりいいのである。 「アメリア、シルフィール。これに乗ろう」 そう言って、リナが乗り込んだのは、戦車。 アメリアとシルフィールの二人は、一瞬顔を見合わせたが、リナとは別の入り口から、それぞれ、戦車に乗り込む。 「リナ、機械に強いって言っても、戦車は操縦した事ないんでしょ?」 「無いわ。実際の経験はね」 「どういう事?」 「知識はあるの!」 そう言って、次々とボタンを押して、戦車を起動させていく。 「シルフィール。上に赤いボタンあるでしょ? 押して」 あらかたの操作が終わってから、リナが言う。 その表情は凄く楽しそうだ。 「何が起こりますの?」 「ん? 扉が開く」 そう言われ、シルフィールは、ボタンをぽち、っと押した。その途端、三人に、わずかに遅いくる衝撃。 戦車の砲台から、弾が発射されたのだ。目の前にあった扉を粉々に打ち砕いてしまう。 「り・・・・リナ・・・・・・・・・」 アメリアが、掠れた声を出す。 ボタンを押したシルフィール自身は、ぴしり、と固まっている。 「さあ! いくわよっ!」 リナは、そんな事お構いなしで、戦車を発進させた。 戦車を進めていった先には、数台の車が駐車してあった。 だがリナは、そんなことも気にせずに突き進んでいく。 めきょめきょ、と嫌〜な音をたてて、車が踏み潰される。 「ねえ、なんか今・・・変な音しなかった?」 「気にしないの!」 アメリアの小さな危惧は、リナの一言によって打ち消された。 だが、それはかなりの大事だった。 リナが操作している戦車が踏み潰した車から、ガソリンが漏れ出していたのだ。 それは、リナが電流の通った柵を突き破った電流がもとで、引火し、大爆発を引き起こした。 「・・・・・・・・・・・・・・・あらま」 リナは、さすがに爆発炎上してしまった為に、冷や汗を一筋流す。 「・・・・・・・・・・このままとんずらするわよっ!」 「今回は、許可するわ。リナ」 「アメリアさん?」 アメリアの意外な言葉に、シルフィールが聞き返す。 「だって、大きな正義を貫くには、小さな悪事の一つや二つは仕方ないもの!!」 アメリアは、そうきっぱりと宣言したのだった。 「よく言った、アメリア! ってことで、行くわよっ!」 リナの操縦する戦車は、そのまま、朝方に、ケルンの街中へと入っていったのだった。 燃え盛るその施設の消火作業に追われる軍人達がいたことを、リナが気にするはずもなかった。 恵宝:うう・・・・・・続き・・・ようやく書けた・・・・・。 エル様:まったく・・・・・TODなんてやってるからでしょうが・・・・ 恵宝:うぐっ! エル様:わんだほ〜が手に入った〜!!!って喜んでプレイして・・完全に「はまり」っていう事態に陥ったからって、別のゲームに手を出すなんてねえ・・・・。 恵宝:返す言葉もありません・・・・・・・・・・・。事実ですもん・・・・・。でもやっぱりOP、きれいだなあ・・・とても5年前のゲームとは思えない・・・・。 エル様:ふふふ、それで、続きは書くのよね♪あと少しだし(はあと) 恵宝:今日はちょっと・・・・この話は無理かと。もう一個の方も一話くらいは進めておきたいですし。話の本流からズレまくる予定ですから。 エル様:ふうん、そういう事いうの。それじゃ、覚悟はいいわね(はあと) 恵宝:エル様!? 今それをあたしにすると、もう一つの話が書けなくなりますよ!? エル様:どっちにしろあたしは出ないもの(はあと)問題ないわ(はあと)えい。 恵宝:――――――――――っ!!!!!!!!! エル様:跡形もなくなったわね・・・・・まあいいか(はあと) |
22358 | スレイヤー・エンジェルズ 12 | 恵宝 | 2002/10/2 22:27:26 |
記事番号22264へのコメント 恵宝:再び、お久し振りです! 今は課題提出期限が迫っているにもかかわらずの投稿ですっ! エル様:完全に現実逃避ね…………………。 恵宝:う・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 エル様:まあいいわ。あたしは活躍するのよね(はあと) 恵宝:……出番は、あります…………。それでは、いきまっす!! スレイヤー・エンジェルズ 12 うっすらと夜が明けていく。 明け方のケルンの街中を、一台の戦車が、どうどうと走り抜けていっていた。 当然、リナ達の乗る戦車である。 その、少し前の事だった。 明け方。アメリアの父の家に一人の男が銃を構えて押し入ってきたという事をのぞいては、その日のケルンは、ほかは何もかわりなかった。 はあ、とエルはあからさまに溜め息をつく。 目の前には、四人ほどの軍の関係者達。 「それで、そちらの言い分は、それだけ?」 「・・・・・・・・・・・・・」 エルの一言に、軍関係者はぴしり、と石化し、一部の者は風化していく。 「気に入らないわね。 先日、軍事施設ないで民間人の死人が出たのを皮切りに、その施設が爆発炎上、その上今はケルンの町中を一台の戦車が闊歩していて。 それでも、軍は全くの無関係だ、とそう言うの?」 にこやかに言う、エル。 その笑みに潜む、その凄みに、軍関係者は、ぴし、と再び凍りつく。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(滝汗)」 だくだくと汗を流し、誰も口をきけないでいた。 「まあいいわ。 これからも色々聞きたいことが出来ると思うけど、それはその時に、ね」 そう言って、エルは席を立ち、すたすたと部屋を出て行った。 その部屋には、もう精神的に無事な者は、誰一人残っていなかったという……。 「・・・・情けないわね」 ミリーナが待機していた車に乗り、エルは不満げに呟いた。 「どうかなさいましたか?」 「最近の刑事も軍人も、あたしとろくに会話できる人材っていないじゃない。 情けないわね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」 はあ、と溜め息をついて、言う。 それは、少し無理な事では、と言いかけ、その言葉をミリーナは飲み込む。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・貴女に睨まれて、その上普通に話せる方がいるとは少し、信じられませんが」 車を運転しながら、ミリーナは静かに言う。 「ミリーナも、結構言うようになったわね(はあと)」 くすくす、と楽しそうに笑いながら、エルは言った。 その言葉に、ミリーナは少し、冷や汗を流す。 「・・・・・・・・・少しは、慣れましたから」 小さな溜め息をついて、ミリーナはぽつり、とそう言った。 グラウシェラーは、フィルに銃を突きつけて、リビングにいた。 「こんな事してなんになるというのだ?」 「あの三人は、ここに戻ってくるだろ?」 そんな会話が、明け方から、ずっと押し問答のように繰り返されていた。 そんな時、家の電話が鳴った。 「出ろ。余計な事は言うな」 「もしもし」 小さく溜め息をついて、フィルは電話に出る。 途端、顔が、少しばかり驚愕に見開かれる。 「・・・・・でかい銃が、お前を狙っている、と」 そう言われ、グラウシェラーは、怪訝そうに銃を構えたまま玄関へ向かい――突然、戦車の砲弾を目の前にした。 フィルは、呆然とするグラウシェラーの手から、銃を取りあげ、 「逮捕だ」 と言いながら、その手に手錠をかけた。 その目の前の戦車から、アメリア、シルフィール、リナの順で、ひょっこり、と出てきたのだった。 がはははは、とフィルが楽しそうに笑ったのは、いつものことなので、近所の人たちも全く気にもとめていなかったりするのだった。 戦車が、その家の前に止まっていても、むしろ、珍しい物があるなあ、程度にしか考えず、見物にきていたりするのだった。 アメリアたちは、リビングで、父に事のあらましを簡単に説明した。 「なるほど、そういう事が。 それで、警察に行くのか?」 「証拠もなしで?」 「印刷版という、決定的な証拠がなくしては、この話は単なる虚言と言われる可能性もありますものね」 フィルの言葉に、小さく溜め息をついて、リナ、シルフィールは口々に言った。 「今、偽札の印刷をしているのは何所!!!!!」 アメリアの言葉も、グラウシェラーは無言で黙秘する。 「・・・・・・・・言う気はないみたいですわね」 その様子を見て、シルフィールはちいさく溜め息をついた。 「白状させる方法ならあるわよ〜」 んっふふふふふふ(はあと)と、楽しそうにリナが笑む。 「リナ、ここでやるの?」 少し困ったように、アメリアは言う。 「ん〜〜〜〜〜、もう少し広いほうがいいわねえ。ある?」 「おお、あるぞ。こっちだ」 そう言い、フィルはグラウシェラーをつれて、外へと、ガレージへと向かって行く。 リナ、アメリア、シルフィールも、当然、その後ろへとついていった。 「これ、預かってて」 リナはそう言って、銃をアメリアに渡すと、ガレージに入っていく。 シャッターが閉じる寸前、グラウシェラーにかけてあった手錠が、する、と滑り出してきた。 それからすぐに、ひたすらに、悲鳴が聞こえ続けた。 その声が止むと、リナはガレージからでてきた。 その背後には、目を回して倒れているグラウシェラー。 「どうでした?」 「一撃で吐いた。 いくわよ!」 そう言って、リナ達は、グラウシェラーから聞き出した、偽札を印刷している場所へと、車を発進させた。 フィルは、ふう、とちいさく息をついて――グラウシェラーをその場にほっぽって、ガレージのシャッターを閉めた。 ・・・・あたしが余り活躍してない・・・・(怒) あ、恵宝代理、エルよ。 まったく、あたしが出るって言っておいて・・・これだけ。 それに、この話があまりに短かったから、お仕置きをしておいたわ。 今はまだ還ってるんだけど。 ま・そのうちこっちに戻ってくるでしょ。 この話はあと少しだから、またあたしが活躍できなくなるわねえ・・・・。 また新しいお仕置き考えてみようかしら(はあと) |