◆−ゼルガディス暴走曲☆1★−D・S・ハイドラント (2002/11/15 20:36:05) No.23314 ┣Re:ゼルガディス暴走曲☆1★−エモーション (2002/11/15 21:27:53) No.23316 ┃┗Re:ゼルガディス暴走曲☆1★−D・S・ハイドラント (2002/11/15 22:04:48) No.23318 ┗ゼルガディス暴走曲☆1★これで終わっていいのかよ−D・S・ハイドラント (2002/12/1 11:09:08) No.23563 ┗後書き(仮)−D・S・ハイドラント (2002/12/3 21:39:35) NEW No.23599
23314 | ゼルガディス暴走曲☆1★ | D・S・ハイドラント | 2002/11/15 20:36:05 |
こんばんはか、こんにちは、かは分かりませんが、お久しぶりのゼル暴です。 こちらは最近あんまりいないので、こちら側にしてみました。 何とシリアスです今回。 それでは・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 吹く風は鋭く冷たい。 その身に震えを感じながらも止まることはない。 ただ遠い地を目指し疾駆する。 行くしかないのだ。 そう決めたのは自分なのだから ――あの人に会うために ――きっと会える。 ――わたしの神様が言ってるんだから ―――ゼルガディス暴走曲――― ――限定生産版―― ―――今さら俺にかまうなよ――― いつもの店のいつもの時刻 天上の焔が闇に消える頃である。 どこか寂しさ、切なさを帯びた空気の中、2人はそこにいた。 「ゼルガディスさん、お久しぶりです。」 声は知ったものであった。 2年前・・・だろうか。 共に旅した仲間。 今もけして忘れてはいない。 絶対に忘れるものか。 白いフード付きのローブ姿のゼルガディスはどうでもいいと思いながらも、そんな言葉を頭の中で走らせた。 「アメリア・・・。」 そう彼が対峙する少女。 それはセイルーン第一王位継承者フィリオネルの娘、アメリアである。 以前と変わった点はあまり見られない。 だが成長してないわけではない。 だがバランスよく育っているためあんまり変化の印象を持てない。 服装も旅の頃と同じものである。 だが以前と同じに作らせた服なのだろう。 しかし、そんなことはどうでもいい。 願わくば、2度と会いたくはなかった。 そんな彼女が目の前にいるのだ。 アメリアとは2年前に別れた。 そうこの街でだ。 そして彼は言った。 もうこの醜い姿を見せたくはないと、 必ず人間の姿に戻ると、 そう彼女に約束した。 だがそれももう叶わない。 (俺は諦めてしまったんだ。) 終わった。 終わったのだ。 もう気力などない。 終焉を待つだけだ。 「帰ってくれアメリア!」 彼は寂しそうに声を出した。それは思うより強い言葉となった。 彼の唇はまだ震えている。 彼女の体も・・・。 「そうですか・・・すみませんでした。」 アメリアが立ち去ろうとしとき 「えっ!」 アメリアは声を発した。 「ゼルガディスさん。」 ふと戻ってきて 「何だ、帰るんじゃなかったのか。」 震えた口から紡がれたのは冷たい言葉だった。 その刃は彼女を傷つけただろうか。 「神託・・・ガウリイさんが」 「旦那がどうしたって!」 予想外の名前に驚きつつも聞き返す。 「ガウリイさんが・・・自殺を。」 その声は震えていた。 「まさか!」 だがそれを胸中で切り返す暇もなくにそれが本当のことだと悟った。 神託は必ず現実となる。 そして心当たりもある。 「急ぐぞ。」 震えを解き即座に立ち上がる。 「親父、悪いが帰るぞ。」 硬貨を置き、アメリアの手を引いて店を出る。 ――旦那は1年前にリナに逃げられている。 ――そんなことで自殺するとは思えないが。 ――だが旦那も人間だ。 ――強いわけじゃない。 ――待ってろよガウリイ。 闇の帳を引き裂き2人は疾駆する。 アメリアの指す一方に向かって・・・。 果たしてガウリイは本当に自殺する気なのだろうか。 だとすれば、2人はガウリイを救うことが出来るのだろうか。 続く(気配は今のところなし) |
23316 | Re:ゼルガディス暴走曲☆1★ | エモーション E-mail | 2002/11/15 21:27:53 |
記事番号23314へのコメント これは……微妙に前の話と絡んでいるのでしょうか……? 設定が(ガウリイのこととか)重なっているので。 あちらがギャグだっただけに、ああ、このドシリアスさはー?! という感じです。 ゼル主体だとそうなるのでしょうか。(あちらはアインが1人でギャグに していた気もしますが……) ガウリイが自殺ー? はうううううううっ(号泣) リナに逃げられただけでも私にはショックなのに、さらにっ!! 気になる……気になる……「ファイナルアンサー」と答えたあとの みのもんたの無言の眼差し攻撃と同じくらいっ! 続きを気にしつつ、これで失礼します。 |
23318 | Re:ゼルガディス暴走曲☆1★ | D・S・ハイドラント | 2002/11/15 22:04:48 |
記事番号23316へのコメント >これは……微妙に前の話と絡んでいるのでしょうか……? まあ設定は引きずりますし・・・。 >設定が(ガウリイのこととか)重なっているので。 ゼル受難+ガウリナ離婚=不幸ものですし >あちらがギャグだっただけに、ああ、このドシリアスさはー?! 結構この話、書き始めはシリアスに見えますし・・・。 >という感じです。 この話、書き出しがシリアスすぎてギャグに持っていけないことがあるんですよ。(始めはこれもギャグになる予定だった。) >ゼル主体だとそうなるのでしょうか。(あちらはアインが1人でギャグに >していた気もしますが……) まあそうですね。 > >ガウリイが自殺ー? >はうううううううっ(号泣) >リナに逃げられただけでも私にはショックなのに、さらにっ!! 結構不幸な話ですし > >気になる……気になる……「ファイナルアンサー」と答えたあとの >みのもんたの無言の眼差し攻撃と同じくらいっ! そうですか > >続きを気にしつつ、これで失礼します。 こう書かれると続き書かなきゃなりませんね・・・。 これで終わるつもりだったのに。 まあ何とか書きます。 それでは〜。 |
23563 | ゼルガディス暴走曲☆1★これで終わっていいのかよ | D・S・ハイドラント | 2002/12/1 11:09:08 |
記事番号23314へのコメント 虚無は揺れる。 揺れるそれはすでに虚ろではない。 虚無は虚無だから、それは不動で不変で、存在しない。 存在すれば虚無ではないから・・・。 空疎な石の並びを障害を全く感じることなく通りすぎていくそれは無ではなく、すでに在るもの。 だがその中では虚無は常に感じられる。 真のそれでなければ虚無は在るのかも知れない。 輝く焔も希薄で照らす大地も自然的ながらも無機質にしか思えない。 在るものが在り続ける。虚しいだけだ。 そう思わずにはそれを感じることが許せれぬ、絶対の虚無。 虚無感が多い。 神はいる。 祈る先には大樹、その果てには金鱗の上炎、それが、求めるものだろうか。 求めはしない。 ただ崇める。 風が駆け抜けた。 儚い美は弄ばれる。 本当にそれが美しいかは最期を、絶頂の輝きを観る光宿す2対の闇の炎の宝玉にも分からない。 闇は絶対、光はそれを狩る支配者に過ぎない。 暴君の元で滅びをさらすのは安らかとは言えない。 闇は絶対だから常闇で彼は眠る。 「――――。」 すでにそれを呼ぶ声も雫に飲まれ届くかない。 永遠の旅人達にすらも・・・。 (ガウリイ。) ただ届くのは我が身だけ・・・。 |
23599 | 後書き(仮) | D・S・ハイドラント | 2002/12/3 21:39:35 |
記事番号23563へのコメント はいハイドラントです。 それにしてもこのツリー標高低いや・・・。 気づく人も少ないだろうなあ。 まずこんな駄文というよりわけのわからない、ただの単語を並べただけの話にもなってないものを読む人なんているのかな。 間違って読んで不快感や吐気などを感じた方、本当にすみません。 それにしてもわけがわからん。 一応、リナがガウリイの墓を参りに来たという話です。 それだけです。 間のエピソードは書く予定無いので(待て) それでは〜 |