◆−導かれちゃった者たち 冒険をする ディオル Lv12−Dirac (2002/11/30 00:54:23) No.23534 ┣導かれちゃった者たち 第六話 大海原の守り神−Dirac (2002/11/30 01:00:00) No.23535 ┃┣食後まもなく読んじゃいましたよ(空笑)−リナ&キャナ (2002/11/30 13:43:12) No.23541 ┃┃┗次回はもっと美しいバトルを描写することを目標にします−Dirac (2002/12/3 19:01:51) No.23595 ┃┣○国は不思議な踊りを踊った! 日本はお金を吸い取られた!−エモーション (2002/11/30 20:10:01) No.23546 ┃┃┗○国はマホトーンを唱えた! 日本は発言権を封じられた!−Dirac (2002/12/3 19:05:30) No.23596 ┃┗Re:導かれちゃった者たち 第六話 大海原の守り神−D・S・ハイドラント (2002/12/4 20:06:41) No.23614 ┃ ┗アレフガルドってアレフガイドかと思っていました−Dirac (2002/12/10 20:54:57) No.23695 ┗導かれちゃった者たち 第七話 お転婆姫様御一行−Dirac (2002/12/13 22:51:17) No.23739 ┣Re:導かれちゃった者たち 第七話 お転婆姫様御一行−D・S・ハイドラント (2002/12/13 23:12:41) No.23740 ┃┗世界三大美人もビックリ−Dirac (2002/12/16 22:12:11) NEW No.23800 ┣タイトルをよく見れば・・・(←気付かなかった人)−リナ&キャナ (2002/12/14 11:18:39) NEW No.23748 ┃┗麻婆豆腐(なんのこっちゃ)−Dirac (2002/12/16 22:38:31) NEW No.23802 ┗かいしんのいちげき。エモーションは105ポイントのダメージ−エモーション (2002/12/14 20:46:31) NEW No.23757 ┗この話は敬老感謝の日に書きたかったです−Dirac (2002/12/16 22:53:18) NEW No.23804
23534 | 導かれちゃった者たち 冒険をする ディオル Lv12 | Dirac E-mail URL | 2002/11/30 00:54:23 |
神父:ディオル殿、よくぞ戻られました。 というわけで、『導かれちゃった者たち』の新規ツリーです。 今までのあらすじ(おーむねこの通り) 山々と樹海に囲まれたとある村で、ディオルは家族や村人の愛情を受け、幼なじみのウィニーとともに幸せな時間を過ごしていた、しかし、ディオルは自分が伝説の勇者の血を引いていることをまだ知らなかった。 ディオルが十七回目の誕生日を迎えた日、彼をまだ未完成のうちに抹殺しようと図ったガウリイ=ガブリエルら邪悪なる者たちが突如村を襲来した。村人はディオルに彼が勇者の末裔であることを知らせると、彼をかくまい、魔族に全力で抵抗を試みる。しかし、無残にも彼らは息絶え、ウィニーはディオルの身代わりとなってその命を散らした。突然訪れた悲しみに打ちひしがれながらも、ウィニーと結んだ約束『この世界を救う』を守るべく、ディオルは旅立った。 世界有数の都市エンドールにて、偶然出会った占い師ラティーナと運命の出会いを果たし、彼女と彼女の姉である踊り子マーティーを仲間にしたディオルは、ニードに馬車を貸してもらおうとするが、かたくなに心を閉ざすニードは頑として拒否する。そんなニードを救うべく、三人は『裏切りの洞窟』に挑む。途中でマーティーたちとはぐれたディオルは、彼女たちの偽者との遭遇という恐るべき罠にも屈せず、信じる心を手に入れた。それはニードの心の壁を氷解させ、馬車とともに仲間となった。 その馬車でコナンベリーに到着したディオルたちは、平和な海を取り戻そうと、マリウスという名の商人が一人で魔物が巣食う大灯台へ向かったということを耳にする。マリウスの身を案じたディオルたちは、早速大灯台へと乗りこんだのであった。 |
23535 | 導かれちゃった者たち 第六話 大海原の守り神 | Dirac E-mail URL | 2002/11/30 01:00:00 |
記事番号23534へのコメント 「マリウス殿! どこにおられますか!?」 大灯台一階の魔物たちを殲滅したディオルたちは、マリウスの行方を探していた。 「ラティーナさぁん、マリウスさんがどこにいるか分かりますかぁ?」 「……分からないわ」 ラティーナが様々なアイテムを駆使して大灯台にいる人間の居場所を探るが、彼ら以外の存在は見られない。 さりげなくディオルの存在も彼女の探索に反応しているが……。 「ということは、マリウス殿は神のもとへ旅立たれたか、あるいは我々と――」 「伏せて下さい」 マイルズの言葉を遮って、ラティーナが銀の十字架をディオルの方へと投げる。 「うおっ!?」 とっさにディオルがしゃがみこむ。 「うぐっ!」 十字架が飛んでいった方向で何者かが苦悶の声を上げ、今まで巧みに隠されていた気配がかすかに漏れる。 「――メノラ」 ラティーナの言葉と同時に、十字架からまばゆい光があふれ出す。 やがて白い光が収まると、その気配はなくなった。 「……もう大丈夫です」 「もうちょっと上手く投げてもらいたかったのだが……」 頭にぽっかりと穴が開いたディオルが、恨めしそうに言った。 「ふむ。……マリウス殿の安否の確認より先に、ボスを叩く必要があるようだな」 どこからか敵がこちらのスキを狙っていては、マリウスを探すことに集中できない。ディオルたちはさらに上の階へと上がっていった。 ディオルたちが最上階に到達するまで、大した時間はかからなかった。 そのディオルたちの目に真っ先に入ってきたのは、今や破滅の炎を収める器と化してしまった巨大な竈【かまど】と、 「よく来たな。まずは見事と誉めておこう」 マイルズよりもさらに二回りほど大きな白い虎と、漆黒のマントを纏った頭の薄い四十代の男、真紅の甲冑と竜や蛇を模した兜で全身を覆った男であった。 「貴様らが大灯台の首謀者か」 消えかかった眉墨を補いながら、マイルズがワイルドな笑みを浮かべる。 「ま、そんなところだな」 ディオルたちの方へと歩み寄りながら、甲冑の男が言った。 「俺の名は火蜥蜴【サラマンド】ルオーグルだ。で、俺の隣にいるこいつが真紅の破壊者【クリムゾン・デストロイヤー】リナ=インバース、前にいるのがグロウヅって名前だ」 『……………………………………………………………………………………』 ありえない名前約一名に、ディオルたちしばし沈黙。 「わざわざ自己紹介とはご苦労だな。さしずめ、死にゆくものに名前を教えるのが貴様らの流儀なのだろう」 と、ディオル。……って、アンタ死んどりまっせ。 「ご名答」 「ならばこちらもそれに従うとするか」 「その必要はない」 リナがそう口許をいびつに曲げた瞬間、ルオーグルの兜から大量の液体が飛び出し、 「炎の槍【フレア・ランス】」 その意図をディオルたちが察するより早く、液体目掛けてリナが間髪置かずに一本の槍と化した炎を放つ。 それが戦いの合図となった。 「――!!――」 危険を察知したディオルたち四人がその場から一斉に散ると、たちまちその液体から火の手が上がり、さっきまで彼らがいた場所が真っ赤に燃え上った。 「油か」 異常に燃え上る火の勢いと、立ちこめる黒煙。手っ取り早くそれを引き起こすものと言えば油しかない。 「あぁ、このままではみんな危ないですぅ」 大灯台は遠くの船に光で合図を送ること役目があるので、最上階の壁には巨大な光の出口があり、煙が充満して窒息することはない。だが、炎が最上階を焼き尽くすまで、時間はかからないだろう。 「だが、奴らも条件は同じはず。一体何を考え――」 マイルズの思考を中断したのは、炎の中から姿を現したグロウヅであった。 「何っ!?」 「はあぁぁっ!!」 ドボゴッ グロウヅの拳に顔面をとらえられ、マイルズが床にたたきつけられる。 「ふぬっ!」 不意打ちのパンチをもらって頭が朦朧としたマイルズだが、とっさに床を蹴ってグロウヅの二撃目を回避する。 「兄さん!」 古代文字が描かれた札を手に、ラティーナがグロウヅに何かを仕掛けようとするが、 「そうはさせん。炎熱鞭【バム・ロッド】」 「くっ」 リナが生み出した炎の鞭に、ラティーナの援護が遮られた。 「なるほど。奴らは何らかの耐火を施してあるということか」 こちらもルオーグルの炎をかわしながら、ディオルがいまいましげに言った。 「消化弾【エクストボール】」 ウィニーが消化の魔法で何とか火の勢いを止める。 「とりあえず、炎はあたしが食い止めてみますぅ」 とは言うものの、彼女の消化弾はうる覚えであり、なおかつ敵の攻撃をかわしながらでは、なかなか鎮火できない。 やはり、まずはあの二人の炎の戦士をどうにかしなければならない。 「ここはわたしが奴らの戦闘能力を抑えよう。援護を頼む」 「マイルズさん、一体何を――」 ウィニーが問うより早く、マイルズは竈に向かって駆け出す。 「食らえぇっ!!」 当然、無防備なマイルズにオーグルがすぐさま炎の矢【フレア・アロー】を放つ体勢に入る。 「そうはさせん!!」 しかし、そのルオーグルにディオルが猛毒の霧を吐く。 「くっ!!」 たまらずルオーグルが後ろへ下がる。 「我が秘技、とくと受けてみよ!」 高らかに声を上げると、マイルズは竈の周りを回りながら不思議な踊りを踊り出す。その竈の炎が彼の舞踊にフュージョンした風景になっているのは気のせいだろうか? 「うっ!!」 「ぐがああぁぁぁっ!!」 すると、何故かリナとルオーグルの魔力が急激に削り取られていった。 「今だ!」 マイルズの踊りにもがき苦しむルオーグルに、ディオルが口から緑青色の粘液Aを放ち、追い討ちをかける。 意外ときれいな弾道を描いた粘液Aは、ルオーグルの鎧の隙間に忍び込み、彼の体の隅々に絡み付いていく。 「ぐあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 ほどなくして、ルオーグルの断末魔の叫びが響き渡った。何故かペパーミントの爽やかな香りが彼らを優しく包み込んでいくが、それについて深く論議するのはお互いのためにならないだろう。 「お、おのれぇぇっ!!」 「すいませんが、一枚引いて下さいませんか?」 ルオーグルの凄惨な最期に舌を打つリナに、ラティーナがタロットを突き出した。 「ふ、ふざけるなっ!!」 激昂したリナがラティーナを弾き飛ばすと、タロットがあたりに散らばる。 それらの絵柄は、黒衣の悪魔がいたり、暗闇を蝙蝠の群れが飛んでいたり、三日月が不気味だったり、自らの首を脇に抱えた騎士が斧を持っていたりする。 「…………ご愁傷様」 ラティーナが胸元で十字を結んで祈りを捧げたその瞬間、 ドゴドゴドゴドゴォォォォォォーーーーン リナ=インバース目掛け、四百二十七匹のゼルガディス(石人形属のモンスター)が降り注いだ。 「ふふふふふ……。このタロット、気をつけないとこんな痛い目に遭いますのに」 微笑むラティーナ横顔は、まるで月光を反射する刃の色に似ていた。 「あとは貴様一人だけだな」 「くっ」 四人に囲まれたグロウヅが、後ろの壁にむかってじりじりと後ずさる。 「ふっ……ふははははははははははははははっ!!」 しかし、絶対的に不利な状況に追い込まれながら、グロウヅが哄笑を上げた。 「狂ったか」 わけが分からない状態に陥ったグロウヅに、マイルズが哀れみの視線を向ける。 それに対し、グロウヅは少々余裕さえ見せて、 「マリウスがどうなってもいいのか?」 いやらしく意地の悪い笑みを浮かべた。 「……確かにマリウスさんは捕らえられているようです」 グロウヅの心を読んだラティーナが、苦々しそうに言う。 「くっ! 卑怯な!」 「この背徳者め!」 「そういうことだ。マリウスの命が惜しいなら――」 トスッ グロウヅの顔をかすめた十字架が、彼の言葉を遮った。 「……これは」 その十字架はラティーナが不審者に向かって投げたものであった。 「な、何者!?」 浅く切れた頬を手で抑えながら、グロウヅが十字架の飛んできた方向に目をやる。 そこには黒装束に身を包んだ男がひっそりと佇んでいた。 「わたしがどうかしたか? グロウヅ」 「き、貴様は、マリウス! どうやって!?」 牢に押し込めたはずの男の出現に、グロウヅの声が裏返った。 「あの程度の牢を抜け出すことなど造作もないこと。捕まった後、こっそり抜け出して色々と調べさせてもらった」 そう言っている最中にも、彼は影の方へとその身を置き、今でもこっそりしている。 「じゃあ、あの時ラティーナさんが感じた気配って」 「察しの通りわたしだ。あなた方の様子をうかがっていたのだが、まさか感づかれるとは思わなかった」 「だがな、海の守護神はどうするんだ? 俺を殺したらその場所も分からなくなるぞ」 マリウスを人質として活用することはできなくなったが、グロウヅは海の守り神に代役を求めた。 「そうそう、ついでにこんなものも見つけさせてもらった」 しかしマリウスは動じず、ハニワの形状をした物体をグロウヅに掲げた。 「そ、それは、海の守護神の像!!」 こうして、グロウヅのもうひとつ切り札も泡と消える。 「これで、貴様を地獄に引きずり落とすのに何の躊躇いも必要なくなったわけだ」 指の関節をゴキュゴキュ鳴らしながら、マイルズが満面の笑みを浮かべる。 「クッ、クソオオオォォォォォォッ!」 観念したのか自棄になったのか、マイルズに飛びかかったグロウヅを片付けるのに、さしたる時間はかからなかったのは言うまでもない。 「マリウスという名は世を忍ぶ作戦名【コード・ネーム】。本名はギザンと申す」 戦いも終わり、お互い自己紹介をすることとなったがディオルたちがギザンの素顔を見たのはこれが初めてだった。 ちなみに、偽名で行動するのは地方の風習らしい。(本人談) 「昔、我々の国は隣国と一触即発の関係にあって、我々の村は暗殺者【アサッシン】養成所であった。だが現在は和解が成立し、暗殺者養成所はその友好を台無しにする存在となったのだ」 そこで、闇の世界からの脱却を目指すべく、ギザンたちは暗殺者から足を洗い、村おこしに着手することになったのだ。 「だが、どれもこれも成果はいま一つ。そこで、別の村おこしを偵察したところ、土偶ゼル(石人形属のモンスター)の亡骸に突き刺さった伝説の剣に集客能力があったのだ」 ギザンたちもこれを模倣することにしたのだが、本当に伝説の剣を展示しようとしたのが、その村と唯一異なる点である。 「というわけで、わたしは今、商人仲間の中で世界一の剣として名高い『天空の剣』を探している」 どさくさまぎれに自分を『商人』と言い切るギザン。 「しかし、一人では何かと大変なのだ。もしよろしければ力を貸して頂きたい。もちろん報酬は払い申す」 「なら、わたしたちの使命に協力して頂けませんか?」 どう断ろうかと、話の切り出しに悩んでいたディオルをよそに、ラティーナが条件付きで応じる。 「ラティーナ殿」 「くっくっく。ギザンさんはわたしたちの仲間です」 『ええぇっ!!』 皆さんは予想済みでしょうが、ラティーナの言葉に三人は驚く。 「それは、どういう意味で?」 顔にハテナマークを浮かべるギザンに、ディオルが事情をかいつまんで話す。 「なるほど。しかし、本当にわたしのような者が、導かれ(ちゃっ)ているのか?」 「くっくっく……。間違いございません。あなたはわたしたちと同じです」 確かに同じ路線である。 「分かり申した。微力ながら協力させて頂くに」 こうして、また一人イった、もとい心強い味方が増えたのだった。 即席ながら竈に祭壇を設け、そこに守り神を奉ると、おぞましき邪竜の吐息は不死鳥の瞳の輝きに変わり、先の見えない夜空の闇を照らした。 「おおっ! これぞまさしく光!! 聖なる光だああぁぁぁぁっ!!」 絶望を跡形も残さない輝きを前に、ギザンがひれ伏す。……アンタ感動しすぎ。 「でもぉ、なんか変な臭いがしませんかぁ?」 「そう言えば、火薬のような臭いが……」 「炎の勢いが異様に激しい」 大灯台の炎は海の守護神の力によって灯されているものあり、火薬のような物理的な要因で燃えているのではない。さらに、海を暖かく見守るはずの聖なる灯火は、何故か破壊の劫火のごとくうねりを上げて大灯台の天井を舐め回している。 「はっ! ま……まさか!!」 しばらくして、何かに気がついたギザンが、自分の懐の中で必死に何かを探す。 「ギザン殿、どうなされた?」 マイルズの問いかけに、ギザンは顔面蒼白になって答えた。 「……爆薬がない」 …………………………………………………………………………………… 全員がそれの意味することを理解した瞬間、 ピボオオオオオオォォォォォォーーーーン 大灯台の最上階で、天をも焦がす紅蓮の火柱が夜空に華々しく咲き誇った。 こうして、大灯台が再建されて守り神が再び奉られるまでの一ヶ月間、母なる海の怒りが爆発したのであった。 神様はくれぐれもぞんざいに扱わないようにしましょう。 ちなみに、サントハイム東方の移民が集まる町に、頭をサメにかじられたハンサムな男が、公衆の面前ではとても口に出せない格好で漂流してきたという噂があるが、真偽のほどは定かではない。 リナとゼルが出演してくれた第六話です。 トルネコは実はギザンでした。ズーマやレミーもトルネコ候補だったのですが、ズーマは何だか書きにくいし、レミーさんの第3章はちょっと違和感があったのでやめました。まあ、誰がトルネコでも方向性はあまり変わってませんが……。 そして、(いろんな意味で)大迫力の戦闘シーンはいかがでしょうか? っていっても、ウィニーはあんまり目立っていないし、グロウヅはこっちの都合でレーザービームを出さなかったし……。食後間もなくお読みになってしまった方はごめんなさい。 |
23541 | 食後まもなく読んじゃいましたよ(空笑) | リナ&キャナ E-mail | 2002/11/30 13:43:12 |
記事番号23535へのコメント こんにちはです〜〜〜 > ラティーナが様々なアイテムを駆使して大灯台にいる人間の居場所を探るが、彼ら以外の存在は見られない。 > さりげなくディオルの存在も彼女の探索に反応しているが……。 をーい・・・(滝汗) >「もうちょっと上手く投げてもらいたかったのだが……」 > 頭にぽっかりと穴が開いたディオルが、恨めしそうに言った。 十字架だから、なのか。ゾンビさんだから、なのか。 ・・・あるいはどちらもなのか。 >「俺の名は火蜥蜴【サラマンド】ルオーグルだ。で、俺の隣にいるこいつが真紅の破壊者【クリムゾン・デストロイヤー】リナ=インバース、前にいるのがグロウヅって名前だ」 ・・・ ・・・・・・ ・・・・・・・・・ ルオーグルはいいです。確かに炎の戦士です。 グロウズも確かに納得できます。 でも・・・ でも・・・ 真紅の破壊者・・・なんであんたがここに・・・ しかも『リナ=インバース』を名乗って・・・ >「わざわざ自己紹介とはご苦労だな。さしずめ、死にゆくものに名前を教えるのが貴様らの流儀なのだろう」 > と、ディオル。……って、アンタ死んどりまっせ。 まあ、そうですが・・・ でもまあ、意思があるだけ、ただのゾンビよりましです。 >「そうはさせん。炎熱鞭【バム・ロッド】」 >「くっ」 > リナが生み出した炎の鞭に、ラティーナの援護が遮られた。 ・・・ すっげぇ違和感あるんですが・・・ >「そうはさせん!!」 > しかし、そのルオーグルにディオルが猛毒の霧を吐く。 もしもし・・・ディオルさん・・・ 本当にモンスター化してますよ・・・ >「我が秘技、とくと受けてみよ!」 > 高らかに声を上げると、マイルズは竈の周りを回りながら不思議な踊りを踊り出す。その竈の炎が彼の舞踊にフュージョンした風景になっているのは気のせいだろうか? >「うっ!!」 >「ぐがああぁぁぁっ!!」 > すると、何故かリナとルオーグルの魔力が急激に削り取られていった。 なるほど・・・ 『不思議な踊り』、と・・・ 確かに不思議ですが・・・(汗) >「…………ご愁傷様」 > ラティーナが胸元で十字を結んで祈りを捧げたその瞬間、 > ドゴドゴドゴドゴォォォォォォーーーーン > リナ=インバース目掛け、四百二十七匹のゼルガディス(石人形属のモンスター)が降り注いだ。 ・・・ ・・・・・・ ・・・・・・・・・ ちょ・・・ちょっと待った!!!!!!!!!!!! な・・・何かが違いません!? っていうか・・・ね・・・ほら・・・(錯乱中) >「マリウスという名は世を忍ぶ作戦名【コード・ネーム】。本名はギザンと申す」 えっと・・・作戦名・・・ですか・・・ まあ、確かにラドックは近い、ですね・・・ でも・・・ でも・・・ あの役立たず(失礼)のトルネコが、戦闘力の高いギザンなんて〜〜!!(笑) しかも、ラジオドラマでは結構美声(さらに笑)だったのに・・・ >「だが、どれもこれも成果はいま一つ。そこで、別の村おこしを偵察したところ、土偶ゼル(石人形属のモンスター)の亡骸に突き刺さった伝説の剣に集客能力があったのだ」 だから・・・ それ、めちゃくちゃ笑えすぎて、かえってやばい気も・・・ まあ、漬物石や鬼面組よりはましかもしれませんが。 > こうして、また一人イった、もとい心強い味方が増えたのだった。 すっごく納得できちゃったのは、間違ってるんでしょうか・・・(笑) > 即席ながら竈に祭壇を設け、そこに守り神を奉ると、おぞましき邪竜の吐息は不死鳥の瞳の輝きに変わり、先の見えない夜空の闇を照らした。 >「おおっ! これぞまさしく光!! 聖なる光だああぁぁぁぁっ!!」 > 絶望を跡形も残さない輝きを前に、ギザンがひれ伏す。……アンタ感動しすぎ。 おもわず、 『これでディオルが浄化されたら笑うよな・・・』 とか思っちゃったんですが。 > ちなみに、サントハイム東方の移民が集まる町に、頭をサメにかじられたハンサムな男が、公衆の面前ではとても口に出せない格好で漂流してきたという噂があるが、真偽のほどは定かではない。 相変わらず不幸ですね・・・彼・・・ 魔族軍のリーダーなのに・・・ まして、DQ界が誇る悲劇の美公子(言い過ぎ)なのに・・・ > リナとゼルが出演してくれた第六話です。 出演してませんって・・・(汗) 特にリナ・・・ > そして、(いろんな意味で)大迫力の戦闘シーンはいかがでしょうか? っていっても、ウィニーはあんまり目立っていないし、グロウヅはこっちの都合でレーザービームを出さなかったし……。食後間もなくお読みになってしまった方はごめんなさい。 食後です!!! さっき昼ごはん食べたばっかりでしたよ・・・ すみません・・・ では、この辺で失礼いたします・・・ |
23595 | 次回はもっと美しいバトルを描写することを目標にします | Dirac E-mail URL | 2002/12/3 19:01:51 |
記事番号23541へのコメント タイトルはあくまでも目標であって、目標は達成できるとは限らないのです。 >ルオーグルはいいです。確かに炎の戦士です。 >グロウズも確かに納得できます。 >でも・・・ >でも・・・ >真紅の破壊者・・・なんであんたがここに・・・ >しかも『リナ=インバース』を名乗って・・・ いや〜、名前からして火炎系のやつだと思ったので。 どうでもいいことですが、『真紅』ではなくて『紅蓮』でした。 >> 高らかに声を上げると、マイルズは竈の周りを回りながら不思議な踊りを踊り出す。その竈の炎が彼の舞踊にフュージョンした風景になっているのは気のせいだろうか? >>「うっ!!」 >>「ぐがああぁぁぁっ!!」 >> すると、何故かリナとルオーグルの魔力が急激に削り取られていった。 >なるほど・・・ >『不思議な踊り』、と・・・ >確かに不思議ですが・・・(汗) 彼は踊り子ですから。 >> リナ=インバース目掛け、四百二十七匹のゼルガディス(石人形属のモンスター)が降り注いだ。 >・・・ >・・・・・・ >・・・・・・・・・ >ちょ・・・ちょっと待った!!!!!!!!!!!! >な・・・何かが違いません!? >っていうか・・・ね・・・ほら・・・(錯乱中) メ○オだと思ってやって下さい。 某社との合併記念です。 >>「だが、どれもこれも成果はいま一つ。そこで、別の村おこしを偵察したところ、土偶ゼル(石人形属のモンスター)の亡骸に突き刺さった伝説の剣に集客能力があったのだ」 >だから・・・ >それ、めちゃくちゃ笑えすぎて、かえってやばい気も・・・ >まあ、漬物石や鬼面組よりはましかもしれませんが。 いや、どちらも孤高の戦士なので。(土偶戦士は単体でしか現れないそうです) >食後です!!! >さっき昼ごはん食べたばっかりでしたよ・・・ お見苦しい場面、まことに申し訳ございません。 ペパーミントの香りで回復してください。 >すみません・・・ >では、この辺で失礼いたします・・・ ボンバーマン、もとい『少年たちの、あるさわやかな一日』、楽しく読ませていただきました。 ルークがおかしくなったのはコレのせいなのではと思っちゃいました。 弱肉強食、人肉腐食、腐肉侵食……。 それでは。(↑は何なんだ?) |
23546 | ○国は不思議な踊りを踊った! 日本はお金を吸い取られた! | エモーション E-mail | 2002/11/30 20:10:01 |
記事番号23535へのコメント はっ! 思わず某所の「ドラクエ風小○政権」の一文を!!(爆) 爆笑しましたよ〜!! 最初のあらすじ……こうして、伝説は事実と微妙に違う形で語り継がれるのね……。 伝説は終わり、歴史が始まる……(完)……終わってない。 メジャーキャラが出てくると言うことでしたので、誰かな〜と思っていたら……。 > マイルズよりもさらに二回りほど大きな白い虎と、漆黒のマントを纏った頭の薄い四十代の男、真紅の甲冑と竜や蛇を模した兜で全身を覆った男であった。 >「貴様らが大灯台の首謀者か」 > 消えかかった眉墨を補いながら、マイルズがワイルドな笑みを浮かべる。 >「ま、そんなところだな」 > ディオルたちの方へと歩み寄りながら、甲冑の男が言った。 >「俺の名は火蜥蜴【サラマンド】ルオーグルだ。で、俺の隣にいるこいつが真紅の破壊者【クリムゾン・デストロイヤー】リナ=インバース、前にいるのがグロウヅって名前だ」 誰が……リナ=インバース……(笑) さらに…… > リナ=インバース目掛け、四百二十七匹のゼルガディス(石人形属のモンスター)が降り注いだ。 ゼ、ゼルガディス……おかしいっ!おかしすぎる〜(爆笑) 頭の中を埴輪風ゼルが駆け抜けて……!!!! ←画面の前でのたうち回ってます。 トルネコはギザンさんですか……。仲間を呼びますよね? 妹の友人が画面の前で 呆然としたという、愉快な対ラスボス戦の終結をちょっと期待しちゃいますよ(笑) それにしても >土偶ゼル(石人形属のモンスター)の亡骸に突き刺さった伝説の剣 これ、すごくおかしいです。ま、まずい、ドラクエで土偶系モンスター、 倒せなくなりそう……(笑) > ちなみに、サントハイム東方の移民が集まる町に、頭をサメにかじられたハンサムな男が、公衆の面前ではとても口に出せない格好で漂流してきたという噂があるが、真偽のほどは定かではない。 ……不幸てんこ盛りですね、ガウリイ(笑) では、この辺で失礼します。 |
23596 | ○国はマホトーンを唱えた! 日本は発言権を封じられた! | Dirac E-mail URL | 2002/12/3 19:05:30 |
記事番号23546へのコメント 対抗してみました。 >爆笑しましたよ〜!! >最初のあらすじ……こうして、伝説は事実と微妙に違う形で語り継がれるのね……。 監修はヒュパティアさんです。(こらこら) >メジャーキャラが出てくると言うことでしたので、誰かな〜と思っていたら……。 >>「俺の名は火蜥蜴【サラマンド】ルオーグルだ。で、俺の隣にいるこいつが真紅の破壊者【クリムゾン・デストロイヤー】リナ=インバース、前にいるのがグロウヅって名前だ」 >誰が……リナ=インバース……(笑) えぇ!? 違うんですか!? >さらに…… >> リナ=インバース目掛け、四百二十七匹のゼルガディス(石人形属のモンスター)が降り注いだ。 >ゼ、ゼルガディス……おかしいっ!おかしすぎる〜(爆笑) >頭の中を埴輪風ゼルが駆け抜けて……!!!! ←画面の前でのたうち回ってます。 まだまだいっぱいありますよ。 動く石像、爆弾岩、ゴーレム(まんま)、賢者の石、岩石落とし、ビアンカ……。 >トルネコはギザンさんですか……。仲間を呼びますよね? 妹の友人が画面の前で >呆然としたという、愉快な対ラスボス戦の終結をちょっと期待しちゃいますよ(笑) 実は、わたしもドラクエ3をやっていた時、バラモスのイオナズンが賢者のマホカンタで跳ね返って60ポイントほどダメージを食らってました。 その後、バラモスは2、3ターンほど御陀仏。惜しかった。 >それにしても >>土偶ゼル(石人形属のモンスター)の亡骸に突き刺さった伝説の剣 >これ、すごくおかしいです。ま、まずい、ドラクエで土偶系モンスター、 >倒せなくなりそう……(笑) ゾンビ系は容赦なく倒せるでしょうか? >では、この辺で失礼します。 はい、それでは。 |
23614 | Re:導かれちゃった者たち 第六話 大海原の守り神 | D・S・ハイドラント | 2002/12/4 20:06:41 |
記事番号23535へのコメント 遅れまして〜 > 頭にぽっかりと穴が開いたディオルが、恨めしそうに言った。 並んで歩くのがDQの宿命か・・・ >「俺の名は火蜥蜴【サラマンド】ルオーグルだ。で、俺の隣にいるこいつが真紅の破壊者【クリムゾン・デストロイヤー】リナ=インバース、前にいるのがグロウヅって名前だ」 えっあのドラまたが・・・(致死) > リナ=インバース目掛け、四百二十七匹のゼルガディス(石人形属のモンスター)が降り注いだ。 ・・・ゼルが雑魚モンスター。 > 即席ながら竈に祭壇を設け、そこに守り神を奉ると、おぞましき邪竜の吐息は不死鳥の瞳の輝きに変わり、先の見えない夜空の闇を照らした。 >「おおっ! これぞまさしく光!! 聖なる光だああぁぁぁぁっ!!」 そーいえばこの大灯台って7のコスタールのところと似てますね(知らなかったらすみません。) それではまた次回楽しみに待ってます。(知らないキャラがいっぱい、スレすぺ読まねば) |
23695 | アレフガルドってアレフガイドかと思っていました | Dirac E-mail URL | 2002/12/10 20:54:57 |
記事番号23614へのコメント >遅れまして〜 こちらも遅れました。いろいろ多忙だったもので。 >> 頭にぽっかりと穴が開いたディオルが、恨めしそうに言った。 >並んで歩くのがDQの宿命か・・・ はう! そういうモノの考え方もありましたか! 一本取られました。 >そーいえばこの大灯台って7のコスタールのところと似てますね(知らなかったらすみません。) すいません。ドラクエは6以降やっていません。(実はPS版の4もよく知らなかったりします) >それではまた次回楽しみに待ってます。 現在、出だしに苦戦しております。次回は遅くなりそうです。 >(知らないキャラがいっぱい、スレすぺ読まねば) 参考までに。 火蜥蜴ルオーグルはSP14巻の『忍び寄る闇〔後編〕』、紅蓮(真紅じゃありませんでした)の破壊者リナ=インバースはSP10巻の『破壊神はつらいよ〔前編〕』に出てきます。 ところで、 D・S・ハイドラントさんもドラクエ始めましたね。 しかもかなりの本格派&正統派! 下劣&邪道のわたしのドラクエとは見事なまでのコントラスト! ドラクエ1はあまり知りませんが(『悪霊の神々』から知っています)、今後の展開を楽しみにしております。 それでは。 |
23739 | 導かれちゃった者たち 第七話 お転婆姫様御一行 | Dirac E-mail URL | 2002/12/13 22:51:17 |
記事番号23534へのコメント コナンベリーから海を隔てて南に位置するミントスの町は、五つ星ホテル『ネクサリア』で有名である。 ネクサリアは元々は小さな民宿であったが、今や再生復興の神様と謳われているベルギスが経営に乗り出してから、大きく発展した。 ネクサリアは、皇族・王族用の部屋から疲労困憊の旅人用まで、様々な用途、金額の部屋があるが、サービス業の基本と五つ星の誇りゆえに、誰に対しても失礼な接客をせぬよう、日々従業員に厳しい教育が行き届いている。 そんなホテルに、ランガーシャという名の老女を連れた若い男女が血相を変えて駆け込んできたのは、今から五日前のことだった。 七日ほど前に火事で全焼した病院がまだ再建されていないため、彼女たちは、一般庶民では一生手が届かないであろう最高級の部屋を、空いているからということで、しばらく無料で借りることになったのだ。 だが、それを幸運という言葉で表現するのは適切ではない。良質な羽毛を惜しみなく取り入れたベッドであるにもかかわらず、お供の老女が体中から絶えず湧き出す激痛に苦しんでいるというのに、快適さと豪華さを思う存分に堪能することなどできようか。 『…………………………………………』 老女の脈を計り終えた医師は、黄色く変色した腕をそっと放し、口を閉ざして意味深な沈黙を生む。 「先生、具合のほどはいかがなのでしょうか?」 不安に駆られた二十歳くらいの若い優男が、医師に恐る恐る尋ねた。 彼の名はガードナー。産声を上げた誕生の日に洗礼を受け、幼い頃から神に仕える道を選んだ神官である。 「それが……」 医師の唇は、医師がかもし出す雰囲気以上に動きが重い。 「まさか、先はもう長くはないと言うのですの!?」 「ちょっ、ちょっと!」 方程式を解くが如くの典型的なシチュエーションに、青年と同年代くらいの真紅の目をした銀髪の美女が医師の襟首を掴む。 彼女の名はマリアテーゼ。彼女の洗練された仕草や振る舞いは、まるでお姫様のそれである。 「ああっ! 落ち着いて下さい!」 冷静さを欠いたマリアテーゼの肩をガードナーが取り押さえ、必死になだめた。 「はっ! いけませんわ! わたくしとしたことが、こんなハイソでないようなことをしてしまうなんて……」 醜態というほどでもないが、マリアテーゼは頬に軽く手をあてて、取り乱した自分を反省する。 「それで、ランガーシャ様のご容態はいかがなのですか?」 「それが……、皮膚が黄色や紫、蒼色などに変色するなどという症状は、聞いたこともないのですよ」 ランガーシャの皮膚に異常が起こったのは、五日前にここのホテルのレストランで取った夕食の直後であった。しかも、自覚症状のような前兆や虫に刺されたというような心当たりも全く見当たらない、突然の発病である。 「おそらく潜伏期間の長い病気だったのでしょうが、それ以上のことは分かりません」 「……そうですか」 立ち塞がる容赦のない現実に、マリアテーゼの声は陽炎【かげろう】のように落ちていった。 大灯台の弁償のために船を没収されたギザンだったが、何としてもミントスに行きたいという彼の願いを聞き入れたディオルたちは、自家製のいかたに乗ってミントスの町へ辿り着いた。 しかし、ギザンの表情は冴えない。 「……まさか留守だったとは」 彼がミントスに行きたがっていた理由は、ネクサリアの経営者ベルギスに、村おこしの教えを乞い、あわよくば協力を要請するためであった。村おこしの方針は決まっているが、それが成功するとは限らないわけで、その時のために、少しでも何らかの形で彼の力を借りようとしたのだ。 彼の素性や経歴はベールに包まれているが、粗末な民宿を五つ星ホテルまで引き上げた手腕は紛れもない真実である。その彼の存在が大きな武器となるのは間違いない。 「気を落とされるな。ソレッタに行けばベルギス殿に会えるではないか」 ネクサリアの従業員によると、彼はソレッタ復興委員会の委員長を務めていて、その関係でしばらくソレッタに滞在しているらしく、今のところ帰る予定はないという。 ソレッタはここミントスから南東にある農業国であり、むしろ村に近い国である。地味な印象を受ける国だが、そんなソレッタの富を長年潤してきたのは、『アイレウス』という特産物である。 アイレウスはツタ科植物の一種で、その根を煎じたものはあらゆる病に効くと言われている。医学的な根拠は全くないが、不治の病と宣告された者を何人も救ってきたのは事実である。 アイレウスは非常に外界の影響に敏感な植物で、気候や土の成分、土中の微生物や虫など、環境的な条件が完璧に整合したソレッタでしか生育しない。しかし、環境が適切であれば、栽培するのは至って簡単であり、特別な技術はいらない。 だが、五年前の記録的な干ばつによりソレッタは全滅してしまい、たちまちソレッタ経済は拠り所を失い、現在は国家崩壊の危機に瀕している。 「しかし、仮にベルギス殿に会えたとしても、この状況では色々と話を聞かせてもらえるとは思えない」 確かに、復興計画でいくつもの仕事を抱えながら、その片手間に他人の指導を行っていては、どちらもおざなりになってしまうのがオチである。 「とにかく、会ってみるだけでもいいじゃないですかぁ。もしかしたらぁ、ソレッタ復興後に村おこしを協力してもらえるかもしれませんよぉ」 「……励ましのお言葉、かたじけない」 ウィニーに慰められ、ギザンが礼を言う。 「とりあえず、今日はネクサリアに泊まって、明日ソレッタに行ってみるとしよう」 「それが妥当だろう。今からソレッタに行ってもどうせ野宿だ」 「フィリアもこれ以上歩けないでしょうし」 ディオルの案に反対意見もなかったので、とりあえず一行はネクサリアに泊まることになった。 その彼らの背中で、いかだのメインエンジンを務めたフィリアが、馬遣いの荒いオーナーたちに閃光の吐息【レーザー・ブレス】をぶっ放そうとしたが、それに感づいていたラティーナの金縛りによって服従、もとい調教されていた。 「朗報ですわ!」 今まで何人もの医師にさじを投げられたマリアテーゼであったが、そんな絶望は微塵も感じさせず、むしろ目を輝かせすらしながら帰ってきた。 「ど、どうしたんですか?」 「見つけましたわ! ランガーシャ様を治す方法を!」 「えっ!? ホ、ホントですか!?」 マリアテーゼのその言葉に、ガードナーの顔からも笑みがこぼれる。 「でも、一体どうやって?」 「アイレウスですわ!」 「アイレウス? でも、それって干ばつで全滅したはずでは……」 「ところがそうではありませんの。パデキアについて調べてみましたら、二十年ほど前に、ソレッタの人々が余った種を地下に保存しておいたみたいですわ」 「保存ですか?」 「ええ! ソレッタの南方にある洞窟に。その洞窟は天然氷ができるほど温度が低くて、保存には最適なのだそうですわ」 「でも、だったらソレッタの人々もアイレウスを栽培できるはずじゃないですか?」 ガードナーの疑問はもっともである。二十年という歳月は決して人の記憶容量を超えるものではなく、保存したアイレウスの種の存在を忘れるはずがない。 「確かに、干ばつの翌年にソレッタの人々は洞窟に行かれたそうです。でも、そこは魔物の棲家と化していたそうですわ」 ガードナーの疑問にマリアテーゼはそう答えた。 「一般の方々では魔物は手におえる代物ではございません。でも、わたくしでしたら何とかなりますわ」 「そうですね。では、僕はランガーシャ様の面倒を見ていますので――」 「あ、ランガーシャ様の面倒はネクサリアの方々が見てくれるそうですわ。ですから――」 「えぇっ!!」 マリアテーゼの言葉を遮り、突然ガードナーが絶叫する。 「僕も一緒に行くんですかあぁぁぁっ!?」 ガードナーが見事に裏返った声を上げた。その態度は抗議めいた匂いと脅えの響きが溶け込んでいる。 「もしかして、魔物が棲みつく洞窟にわたくし一人に行けとおっしゃるのですか?」 ガードナーの情けない姿に、マリアテーゼが目を細めて間接的に非難する。 「それはハイソではありませんわね」 いつも通りではあるが、根性のないガードナーの有様に、彼女はハイソではない冷たい視線を射た。 「い、いえ、あのその……。お、お腹が、あいたたたた……」 左脇腹を押さえてうずくまりながら、ガードナーが上目遣いで必死にマリアテーゼに卑屈に媚びる。 「そうやって仮病を使って逃れようとするなんて、ますますもってハイソじゃありませんわね」 だが、相変わらず彼女の口調は凍てついている。 「ホ、ホ、ホントですって。ほんとに……」 結局、それからガードナーが立ち上がることはなかった。 ほどなくしてガードナーを見切ったマリアテーゼは、ハイソではないと分かっていながらも、心の中で文句を言わずにはいられなかった。 『まったく……何故あんな殿方が――』 ドン 「うおっ」 「きゃっ」 小走りで廊下の突き当たりを曲がろうとしたマリアテーゼは、死角から突然現れた人影と正面衝突してしまった。 「いたたた……」 勢いよくぶつけた額をさすりながら、彼女は視界を飛び交う星を振り払う。 「気を付けなされ。廊下は走ると危ない」 「これは失礼しました。なにぶん急いでいたもので……」 手を差し伸べられた手を取ろうとしたマリアテーゼは、 …………………………………………………………………………………… キノコのぬいぐるみから腐りきった顔を覗かせた姿を視細胞に吸収してしまい、自分をとりまく時空の因果運動をしばし静止させた。 「お眠りなさい」 マリアテーゼが扇で風を生み出し、生後(?)いくばくもない男の四肢を切り裂いて土へと還した。 「世も末ですわ! あんなアンチハイソ極まりない物体が、こんなハイソなホテルに堂々と宿泊しているだなんて!」 終末説を想起させる衝撃映像に、彼女は思わず蒼ざめる。 「あら、いやだ。こんなことをしている場合ではありませんわ」 その身を震わせながらも、惨劇の残滓であるキノコを背に、マリアテーゼは気を取り直して再び歩き出した。 「はうああああああああああぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 オカルト中毒占い師、踊り子肉団子、闇の商人、ゾンビキノコ(復活した)、ある意味復興のスペシャリストによる奇襲、もとい突然の訪問に、ガードナーはすぐさま悲鳴を上げた。 「ななななななななんででですすすすすかあああああああああなたガタガタがたは!?」 足をガクガク鳴らせながらも、部屋の奥にランガーシャがいる手前、ガードナーは後ろへ下がる一歩を何とか踏み止める。 「あの……」 「わああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 だが、ギザンが一歩歩み寄った途端、ガードナーはその場から逃げ出した。 「ひいいぃぃっ! 神様!! お助けあれ!!」 クローゼットの中に隠れ、ガードナーが神のご加護をねだる。 「もしもし……」 「この方ぁ、完全に脅えちゃってますよぉ」 「困ったなあ。これでは話もできん」 ディオルたちがクローゼットを開けようとすると、開けられてはなるまいと内側から必死に閉ざそうとするガードナー。 するとそこへ、 「やれやれ……。ガードナーは相変わらず情けないぞえ」 騒ぎを聞きつけたのか、よろよろのランガーシャが四つん這いでディオルたちのもとへやって来た。 「ああっ!? ランガーシャ様!!」 ランガーシャの出現に、さすがにガードナーは目にも止まらぬ速さでクローゼットから飛び出し、 「ランガーシャ様! お助け下さい!!」 お歳を召した重病人の後ろで震えていたりする。 「……ラティーナ、本当にこやつが導かれ(ちゃっ)た者なのか?」 ガードナーの姿に呆れたマイルズが、ラティーナに疑問の声を投げかける。 どうやら、ラティーナが彼らに対し特別なものを感じたようである。 「間違いありません。導かれ(ちゃっ)た者たちが集い始めてから、仲間の存在をより強く感じますから」 マイルズにそう言うと、ラティーナはランガーシャに向かって深く頭を下げ、 「お初にお目にかかります。ランガーシャ姫様」 またまたやってしまいました。 『何故アリーナがランガーシャなんだ!?』とお怒りの方、先に言っておきます。理由はお転『婆』だからです。(某国の王子の正体も同じような展開ですし) マリアテーゼさんを出したのは、彼女がアリーナと思わせる&教育係っぽいからです。(ガードナーはなんでだろう?) ……って、七回目になってこんなトラップが有効かどうか、かなり不安なところではありますが。 アイレウスの設定は適当に作っちゃったものですが、果たして植物に『ツタ科』なんてあるのでしょうか? |
23740 | Re:導かれちゃった者たち 第七話 お転婆姫様御一行 | D・S・ハイドラント | 2002/12/13 23:12:41 |
記事番号23739へのコメント > そんなホテルに、ランガーシャという名の老女を連れた若い男女が血相を変えて駆け込んできたのは、今から五日前のことだった。 アリーナ達ですか > ソレッタはここミントスから南東にある農業国であり、むしろ村に近い国である。地味な印象を受ける国だが、そんなソレッタの富を長年潤してきたのは、『アイレウス』という特産物である。 アイレウス? >「世も末ですわ! あんなアンチハイソ極まりない物体が、こんなハイソなホテルに堂々と宿泊しているだなんて!」 まさか・・・。 > オカルト中毒占い師、踊り子肉団子、闇の商人、ゾンビキノコ(復活した)、 文字にするとやはり凄いですね。 >『何故アリーナがランガーシャなんだ!?』とお怒りの方、先に言っておきます。理由はお転『婆』だからです。(某国の王子の正体も同じような展開ですし) アリーナがランガーシャでしたか。 てっきりブライのことかと思って読んでました。 すみません。 >しかもかなりの本格派&正統派!(前のレス返し時) 全然、本格派で正統派じゃない気がするのは私だけでしょうか・・・。 それでは〜次回はアイレウスとやらを入手ですか・・・。 がんばってください。 こんなレスしか出来なくて本当にすみません。 |
23800 | 世界三大美人もビックリ | Dirac E-mail URL | 2002/12/16 22:12:11 |
記事番号23740へのコメント 毎度どうもありがとうございます。 >> ソレッタはここミントスから南東にある農業国であり、むしろ村に近い国である。地味な印象を受ける国だが、そんなソレッタの富を長年潤してきたのは、『アイレウス』という特産物である。 >アイレウス? 本編11巻に出てくる、植物型のモンスターです。 体内に取り入れた相手の能力を使ったり、再生能力が高かったりします。 >> オカルト中毒占い師、踊り子肉団子、闇の商人、ゾンビキノコ(復活した)、 >文字にするとやはり凄いですね。 この後、さらに姫様が加わるわけで……。 自画自賛ながら、もしこんなゲームが出たらやりたくなってきた自分がいたりします。 >アリーナがランガーシャでしたか。 >てっきりブライのことかと思って読んでました。 >すみません。 いえいえ。予想外の展開にできれば、こちらとしては嬉しいのです。 ちなみに、マリアテーゼはブライ役というわけではなく、アリーナだと思わせるトラップ役です。……じゃあブライは? >それでは〜次回はアイレウスとやらを入手ですか・・・。 >がんばってください。 次回のあらすじは見えているので、なるべく早く書き上げたいところです。 いろいろパタパタ忙しくて、感想の返事を書くだけで、こちらから感想書けなくて申し訳がございません。 それでは。 |
23748 | タイトルをよく見れば・・・(←気付かなかった人) | リナ&キャナ E-mail | 2002/12/14 11:18:39 |
記事番号23739へのコメント こんにちはです。 先に言っておきますと、遅めの朝ごはんにトーストかじりながら読み始めました。 ・・・前回の教訓が生かされてないぞ。 > コナンベリーから海を隔てて南に位置するミントスの町は、五つ星ホテル『ネクサリア』で有名である。 > ネクサリアは元々は小さな民宿であったが、今や再生復興の神様と謳われているベルギスが経営に乗り出してから、大きく発展した。 げふっ!!!!(パンをのどに詰まらせた)(笑い事じゃなくて実話) いや・・・上のこと、漫画みたいですがホントなんですよ・・・ ベルギスって・・・(滝汗) 何で・・・(涙) ちなみに、これ以後こういうことがないように、先に食事を済ませてから読むのを再開。 > そんなホテルに、ランガーシャという名の老女を連れた若い男女が血相を変えて駆け込んできたのは、今から五日前のことだった。 タイトルをよく見ていれば気づいたはずですけどねぇ・・・ あたしはすっかり、ランガーシャ=ブライだと思ってましたよ・・・ まあ、ミントスで倒れるのは、正確にはクリフトですが・・・ > 彼の名はガードナー。産声を上げた誕生の日に洗礼を受け、幼い頃から神に仕える道を選んだ神官である。 ・・・(汗) まあ、PSのクリフトって、思いっきりへたれですし(高所恐怖症+カナヅチ)今までの中では一番似合ってるかも・・・ > 方程式を解くが如くの典型的なシチュエーションに、青年と同年代くらいの真紅の目をした銀髪の美女が医師の襟首を掴む。 > 彼女の名はマリアテーゼ。彼女の洗練された仕草や振る舞いは、まるでお姫様のそれである。 すっかりだまされましたよ・・・あたし・・・ マリアなら、結構アリーナっぽいかも〜、とか思ったあたしが間違ってました。 考えてみれば、以前のレス返しか何かで『アリーナ役が・・・』っておっしゃってましたしね・・・ > ランガーシャの皮膚に異常が起こったのは、五日前にここのホテルのレストランで取った夕食の直後であった。しかも、自覚症状のような前兆や虫に刺されたというような心当たりも全く見当たらない、突然の発病である。 はじめ、『単なる老衰じゃねーの?』とか思ったあたしって一体・・・(爆) > ネクサリアの従業員によると、彼はソレッタ復興委員会の委員長を務めていて、その関係でしばらくソレッタに滞在しているらしく、今のところ帰る予定はないという。 某HPを思い出したあたしって一体・・・(待て)(ちなみにあたしは、その某HPの副委員長・・・)(さらに待て) > ソレッタはここミントスから南東にある農業国であり、むしろ村に近い国である。地味な印象を受ける国だが、そんなソレッタの富を長年潤してきたのは、『アイレウス』という特産物である。 をいをいをいをい・・・ 合成獣を特産物にしていいんですか!? ・・・はっ!!と言うことは、ひょっとして最初に現れた一本は特別変異だったとか!? > アイレウスはツタ科植物の一種で、その根を煎じたものはあらゆる病に効くと言われている。医学的な根拠は全くないが、不治の病と宣告された者を何人も救ってきたのは事実である。 マンドラゴラみたいですね・・・ そー言えば、あれも7年経ったら動き回るし、似たようなものかも。 じゃあ、アイレウスに人間の血を与えて生まれてくるのはベル=ドールゴーファ、って言うんでしょうか? ・・・アルラウネですね。だって・・・アルラウネって、血を与えた人間と外見とか正確とかそっくりですし、ベル=ドールゴーファって、切りつけた相手の能力覚えちゃいますし・・・ > だが、五年前の記録的な干ばつによりソレッタは全滅してしまい、たちまちソレッタ経済は拠り所を失い、現在は国家崩壊の危機に瀕している。 ・・・全滅したのはアイレウスでは? ソレッタ全滅したら・・・それはヤバいっす。 > その彼らの背中で、いかだのメインエンジンを務めたフィリアが、馬遣いの荒いオーナーたちに閃光の吐息【レーザー・ブレス】をぶっ放そうとしたが、それに感づいていたラティーナの金縛りによって服従、もとい調教されていた。 メインエンジンって・・・ 海の中、泳がされてたのかなぁ・・・フィリア・・・ ってか、馬でも閃光の吐息使えるんなら、立派な戦力じゃないですか(笑) >「もしかして、魔物が棲みつく洞窟にわたくし一人に行けとおっしゃるのですか?」 ・・・そういえば、マリアさんってヴァンパイアでしたよね・・・ ニフラムや正義のそろばんで一発衝天するモンスターヴァンパイアと一緒・・・(待て) > 手を差し伸べられた手を取ろうとしたマリアテーゼは、 > …………………………………………………………………………………… > キノコのぬいぐるみから腐りきった顔を覗かせた姿を視細胞に吸収してしまい、自分をとりまく時空の因果運動をしばし静止させた。 >「お眠りなさい」 > マリアテーゼが扇で風を生み出し、生後(?)いくばくもない男の四肢を切り裂いて土へと還した。 をい・・・ まあ、確かにそうなるのは運命だろーとは思いますけどねぇ・・・ 確かに、原作でもマリアはアンデットの群れを一瞬で葬りさってましたし・・・ ・・・ふと思ったんですが、マリアテーゼをマリアって呼んでたら、ハイソじゃないですね(苦笑) それに第一、『仁義なき場所取り』のマリアとダブる・・・ >「はうああああああああああぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 > オカルト中毒占い師、踊り子肉団子、闇の商人、ゾンビキノコ(復活した)、ある意味復興のスペシャリストによる奇襲、もとい突然の訪問に、ガードナーはすぐさま悲鳴を上げた。 ガードナーじゃなくても悲鳴上げたくなりますよ・・・これは・・・ > マイルズにそう言うと、ラティーナはランガーシャに向かって深く頭を下げ、 >「お初にお目にかかります。ランガーシャ姫様」 げふっ!!!!ごふっ!!!!! ぜいぜい・・・ぜいぜい・・・ ランガーシャ・・・『姫様』ですかい!! そりゃ・・・まあ・・・ フィルさんだって、父親がまだ現国王である以上、あの歳でも『王子様』なわけで・・・(シルフィールがいたら卒倒ですな) でも・・・ ランガーシャの歳で『姫様』って、今の(って言っても行方不明ですが)サントハイムの王様って一体おいくつですか!!? > アイレウスの設定は適当に作っちゃったものですが、果たして植物に『ツタ科』なんてあるのでしょうか? 確かあったはずですけど・・・あたしも自信なくなってきたなぁ・・・ はぁ・・・はぁ・・・ ランガーシャがアリーナ・・・ アリーナって16歳なんですけど・・・(勇者もです) 勇者が『あれ』なんだから、ある意味適任かもしれませんが・・・ ・・・そういえば、クリフトってアリーナに惚れてるんですよね。 『あれ』に惚れたのか!?って言うかガードナー、あんたにはエレミーがいるだろうが!? って・・・4コマ漫画とかで、よくクリフトがアリーナの技の練習台になって帰って喜んでたりするネタがあったりしますし、Mの気のあるガードナーはますます適任かも・・・ バカなことを延々と書いてしまって申し訳ないです。 では、この辺で。 |
23802 | 麻婆豆腐(なんのこっちゃ) | Dirac E-mail URL | 2002/12/16 22:38:31 |
記事番号23748へのコメント >先に言っておきますと、遅めの朝ごはんにトーストかじりながら読み始めました。 >・・・前回の教訓が生かされてないぞ。 まあ、今回は戦闘シーンがないので幾分かマシでしょう。 >> ネクサリアは元々は小さな民宿であったが、今や再生復興の神様と謳われているベルギスが経営に乗り出してから、大きく発展した。 >げふっ!!!!(パンをのどに詰まらせた)(笑い事じゃなくて実話) >いや・・・上のこと、漫画みたいですがホントなんですよ・・・ >ベルギスって・・・(滝汗) >何で・・・(涙) ベルギスが出てくる理由はちゃんとあるのです。何故かは次回で明らかになります。 >すっかりだまされましたよ・・・あたし・・・ >マリアなら、結構アリーナっぽいかも〜、とか思ったあたしが間違ってました。 >考えてみれば、以前のレス返しか何かで『アリーナ役が・・・』っておっしゃってましたしね・・・ リーサルウェポンは踊り子さんだけじゃないのです。 レミー、イリーズ、レイミアも候補に上がったわけですが、『お転婆』という字でランガーシャが急浮上し、そのままダントツでアリーナ役を勝ち取っちゃったわけです。 このシリーズは常に気を抜いてはいけません。 >> ソレッタはここミントスから南東にある農業国であり、むしろ村に近い国である。地味な印象を受ける国だが、そんなソレッタの富を長年潤してきたのは、『アイレウス』という特産物である。 >をいをいをいをい・・・ >合成獣を特産物にしていいんですか!? >・・・はっ!!と言うことは、ひょっとして最初に現れた一本は特別変異だったとか!? そのへんも、次回明らかになると思います。 ……わたしがそのへんを書くことを放棄しなければ。 >> だが、五年前の記録的な干ばつによりソレッタは全滅してしまい、たちまちソレッタ経済は拠り所を失い、現在は国家崩壊の危機に瀕している。 >・・・全滅したのはアイレウスでは? >ソレッタ全滅したら・・・それはヤバいっす。 間違えました。申し訳ございません。 >> その彼らの背中で、いかだのメインエンジンを務めたフィリアが、馬遣いの荒いオーナーたちに閃光の吐息【レーザー・ブレス】をぶっ放そうとしたが、それに感づいていたラティーナの金縛りによって服従、もとい調教されていた。 >メインエンジンって・・・ >海の中、泳がされてたのかなぁ・・・フィリア・・・ >ってか、馬でも閃光の吐息使えるんなら、立派な戦力じゃないですか(笑) フィリアはそのうち戦闘に加える予定です。 入り口のでかい洞窟あたりで。 >>「もしかして、魔物が棲みつく洞窟にわたくし一人に行けとおっしゃるのですか?」 >・・・そういえば、マリアさんってヴァンパイアでしたよね・・・ >ニフラムや正義のそろばんで一発衝天するモンスターヴァンパイアと一緒・・・(待て) 彼女をヴァンパイアにするか、それとも普通の人間にしちゃうか、現在決め兼ねております。 >ランガーシャの歳で『姫様』って、今の(って言っても行方不明ですが)サントハイムの王様って一体おいくつですか!!? サントハイムの王様は、年齢の離れたランガーシャの母親と結婚しました。(当時、サントハイム王25歳、ランガーシャの母48歳。ってホントかよ?) というわけで、ランガーシャは義理の娘であり、王様とは同い年くらいです。もしかしたら年上かも……。 >・・・そういえば、クリフトってアリーナに惚れてるんですよね。 マディソン郡の橋再び。(←内容あまり知らない。確か映画でクリント・イースト・ウッドが出演していた) >バカなことを延々と書いてしまって申し訳ないです。 >では、この辺で。 話は変わりますが、物理の問題(力学と電磁気ばっか)はセンター試験後にお渡しします。 この時期はセンター試験に集中なさって下さい。 それでは。 |
23757 | かいしんのいちげき。エモーションは105ポイントのダメージ | エモーション E-mail | 2002/12/14 20:46:31 |
記事番号23739へのコメント こんばんは。 凄い……まさか、アリーナ姫がランガーシャ……。 実は「本当は18歳なの(はあと)でも、魔王に呪いで外見90歳にされちゃた(はあと)」 とか、某宮○監督の次作品映画のような設定が……(←ドリーム入った発言) 私も最初、マリアテーゼさんがアリーナかと思いました。見事に引っかかりました。 それにしてもランガーシャさん……そのご高齢で何故旅を……。 ……はっ!もしかして「水○黄○」?! > ディオルの案に反対意見もなかったので、とりあえず一行はネクサリアに泊まることになった。 > その彼らの背中で、いかだのメインエンジンを務めたフィリアが、馬遣いの荒いオーナーたちに閃光の吐息【レーザー・ブレス】をぶっ放そうとしたが、それに感づいていたラティーナの金縛りによって服従、もとい調教されていた。 ……フィリア……(だばだば)レーザー・ブレスくらい、放ちたくもなりますよね……。 >「はうああああああああああぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 > オカルト中毒占い師、踊り子肉団子、闇の商人、ゾンビキノコ(復活した)、ある意味復興のスペシャリストによる奇襲、もとい突然の訪問に、ガードナーはすぐさま悲鳴を上げた。 そりゃ、まあ……無理もないのでは……(滝汗) 今回は、ほんとにやられました〜!! ランガーシャさんに……。ガードナーがクリフト……。ちょっと合っているかも。 PS版は確かにまだ1階なのに「高いところは苦手です」と、ガクガクブルブル してましたし。 では、この辺で失礼します。 |
23804 | この話は敬老感謝の日に書きたかったです | Dirac E-mail URL | 2002/12/16 22:53:18 |
記事番号23757へのコメント >こんばんは。 >凄い……まさか、アリーナ姫がランガーシャ……。 >実は「本当は18歳なの(はあと)でも、魔王に呪いで外見90歳にされちゃた(はあと)」 >とか、某宮○監督の次作品映画のような設定が……(←ドリーム入った発言) 次回作というより、すでに『も○のけ姫』です。 振り上げた〜鉈を〜♪ >私も最初、マリアテーゼさんがアリーナかと思いました。見事に引っかかりました。 引っ掛けちゃいましてどうもスミマセン。 イリーズをトラップ役にしようかとも思ったのですが、児童が旅の連れになっているのはおかしいと思い(こんな小説にしておいて、今さらそんなこと気にするヤツ)、マリアテーゼになったわけです。 >それにしてもランガーシャさん……そのご高齢で何故旅を……。 >……はっ!もしかして「水○黄○」?! 意外と『母を○ねて三○里』かもしれませんよ。 でも、三千里歩いても、もうおそらくお母さんには会えない……。もしかしてディオルは彼女のお母さんと会ったかも。 >> オカルト中毒占い師、踊り子肉団子、闇の商人、ゾンビキノコ(復活した)、ある意味復興のスペシャリストによる奇襲、もとい突然の訪問に、ガードナーはすぐさま悲鳴を上げた。 >そりゃ、まあ……無理もないのでは……(滝汗) 貞○もボブ=○ップも真っ青でしょう。 書いてる本人が出くわしても迷わず逃げます。 >今回は、ほんとにやられました〜!! >ランガーシャさんに……。ガードナーがクリフト……。ちょっと合っているかも。 >PS版は確かにまだ1階なのに「高いところは苦手です」と、ガクガクブルブル >してましたし。 そうなんですか。(PS版は知りません) 一番神頼みしてそうなキャラということで決めちゃったのですが。 >では、この辺で失礼します。 はい、それでは。 |