-久々に投稿いきますっ-翼月 星(4/22-00:20)No.2390
 ┣ゼロスのキモチ-翼月 星(4/22-00:37)No.2391
 ┣リナのキモチ-翼月 星(4/22-00:44)No.2392
 ┣2人の想い-翼月 星(4/22-00:47)No.2393
 ┣心に棲まう光と闇-翼月 星(4/22-00:52)No.2394
 ┣2人のキモチ-翼月 星(4/22-00:56)No.2395
 ┃┗Re:2人のキモチ  自ら突っ込み(爆)-翼月 星(4/22-01:23)No.2396
 ┃ ┗Re:2人のキモチ  自ら突っ込み(爆)-松原ぼたん(4/22-17:41)No.2397
 ┃  ┗松原ぼたん様 ありがとうございますぅ-翼月 星(4/23-03:26)No.2407
 ┣残された存在(もの)-翼月 星(4/23-03:12)No.2406
 ┃┣Re:残された存在(もの)-いっく(4/23-06:07)No.2409
 ┃┃┗Re:残された存在(もの)-翼月 星(4/25-00:44)No.2431
 ┃┣Re:残された存在(もの)-とんとん(4/23-06:20)No.2410
 ┃┃┗Re:残された存在(もの)-翼月 星(4/25-00:58)No.2432
 ┃┣Re:残された存在(もの)-松原ぼたん(4/23-17:27)No.2414
 ┃┃┗Re:残された存在(もの)-翼月 星(4/25-01:08)No.2433
 ┃┗Re:残された存在(もの)-めなりん(4/23-18:38)No.2415
 ┃ ┗Re:残された存在(もの)-翼月 星(4/25-01:23)No.2434
 ┗巡り来る瞬間(とき)-翼月 星(4/25-07:54)No.2438
  ┗Re:巡り来る瞬間(とき)-松原ぼたん(4/25-20:08)No.2452
   ┗Re:巡り来る瞬間(とき)-翼月 星(4/26-00:28)No.2458


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2390久々に投稿いきますっ翼月 星 E-mail URL4/22-00:20

 と、いうわけで、久々の投稿です
 ツリーとっくに沈んじゃってるので新しいを作ります
 あ、沈んだ分については、過去の記事のところにちゃんとあります
 ので、基本的には再掲示はいたしません
 それでも再掲示をして欲しいという方は言ってくれれば再掲示いたします

 ではでは、そういうことで、投稿いっきまーすっ

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2391ゼロスのキモチ翼月 星 E-mail URL4/22-00:37
記事番号2390へのコメント
ゼロスのキモチ
--------------------------------------------------------------------------------
 一口、紅茶を飲み、カップをテーブルに置く。
 そっと、ため息を吐く。
 さらにはくすくすと笑いだす。
 …はたから見るとあやしい限りである。(笑)
「すっごくあやしいわよ、ゼロス」
 そしてここにもそれを突っ込む人間がひとり。言うまでもなくリナである。
 突っ込まれた本人(人じゃないけど…)は、かすかにぎょっとした表情を浮かべたが、すぐにいつもの不適な笑い顔を
取り繕う。
「眠れないんですか? リナさん」
「べつにー。それよりゼロスこそどうしたのよ? それとも魔族って眠らないの?」
「ちょっと、考え事をしていましてね。まあ、確かに魔族は眠る必要はありませんが…眠ったりもしますよ」
「…それってただの娯楽っていわない?」
 相変わらず鋭い突っ込みである。
「まあ、そうともいうかもしれませんね」
「それよりも、どういう考え事? お役所仕事のあんたが」
「あ、ひどいですぅ。リナさん…。 僕たち魔族だってプライベートはあるのに……」
 そう言ってひとりでいじけだす。
「はぐらかそうったってダーメ。
 …別に言いたくないんならいいけど……さ…」
「なんだ。やっぱりリナさんなら気付きましたか。
 …そうですね。ちょっと自分のことを考えてたんですよ…」
「…自分の……?」
  不思議そうにリナが訊ねる。
「ええ。
 …変ですよね…。僕は魔族だというのに、滅びを望んでいるというのに…人間を愛してしまったんです…。生きようとす
る人間を。
 根本的な考え方が違うというのに…惹かれるんですよ…。なぜでしょうね……。
 もちろん、その人はなにも知りませんけどね…」
 …なぜだろう…? リナの胸がちくりと痛む。
「…変なこと言ってしまってすみません…。忘れてくれませんか…? おやすみなさい」
 そう言って、ゼロスは部屋に帰っていった。
 あとにはただ、自分の気持ちに悩むリナが残されていた。

--------------------------------------------------------------------------------
 さて、ゼロスの想い人は誰でしょう? 俺の好みからしてバレバレですね(笑)
 ほんとはくっつけてあげるはずだったのに… なぜこんなことに……
 と、いうことで、くっつけるまで書きました
 シリーズ第1弾ってところです
 とりあえず、今回はこれでっ

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2392リナのキモチ翼月 星 E-mail URL4/22-00:44
記事番号2390へのコメント
リナのキモチ
--------------------------------------------------------------------------------
 ゼロスが立ち去った後、リナはただただ悩み続けていた。
 なぁんてこと、リナに限ってあるはずがない。
 悩んだのは確かである。が、考えても答えは逃げていくばかり。
「こんな時は、やっぱり盗賊いぢめよね(はぁと)」
と、出かけていったのである。

『火炎球(ファイアー・ボール)!』
『爆炎舞(バースト・ロンド)!!』
 夜空に呪文の花が咲いた。

「盗賊も十分いぢめたし、お宝もたぁっぷり(はぁと)」
 けれど、なぜだろう?
 未だ心が晴れないのは…心の中が何かもやもやしているのは……。
「ゼロスの…ばか…」
 ぽつりと呟く。
 ゼロスがあんなことを言ったから。根拠はないけどそう思った。

 …あたしが望んでいるのは…なに?
 なんでこんなに悩んでいるの…?

 答えは未だ心の迷宮の中。

--------------------------------------------------------------------------------
 あ゛あ゛あ゛っ  全然くっつかないっ
 しかも、リナ自覚してないしっ
 キャラが思うように動いてくれないよう……
 しかもギャグに走るし………
 さくさく次いきましょうっ(笑)

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23932人の想い翼月 星 E-mail URL4/22-00:47
記事番号2390へのコメント
2人の想い
--------------------------------------------------------------------------------

 …ヒトなのに愛した。

 …魔族なのに気になった。

 本当ならこんな風に過ごすことがなかった相手。
 …出会わなければこんな想いをすることもなかったのかもしれない……。
 でも、出会ったからにはどうにもならない。

 不安、不安、不安…不安だけが募っていく。
 今、どうしているのか…お互いに気になって……。

 ………誰か、助けて……。
 自分が自分じゃなくなっていく……自分が壊れていく…。
 誰か………。

 …ねぇ…ゼロス……。

 …リナさん…リナさん……。

--------------------------------------------------------------------------------
 なんかシリアスだしー… わけわかんないしー
 最後がなんか…最初の予定とは…… 番外編と思った方がいいかも…
 ホントにキャラが動かないー ゼロスとリナしかでてないのがいけないのか……なんで2人とも動いてくれないかなー…
 俺のストーリーの作りが悪いのか……
 でも、このストーリーからして、他のキャラが出る可能性は低すぎ……
 なんとか頑張ってみます… (^_^;)

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2394心に棲まう光と闇翼月 星 E-mail URL4/22-00:52
記事番号2390へのコメント
心に棲まう光と闇
--------------------------------------------------------------------------------
 心の中に闇が棲んでいる。
 ううん、闇がかたどったもの。
 あたしだけの中に棲んでいる、大きな強い闇。
 このまま心の中に広がっていく…。
 心の中が闇に染まる。
 初めて心を闇に明け渡してもいいと思った。
 一緒にいられるなら…。

 まわりが闇だけの中、たった1つ感じた光。
 けれど、その心の中には闇をも飼っている。
 そして、その手の中にそらに大きな闇の存在をも。
 それはいつか自分を滅ぼすかもしれない。
 けれど、心の中のたった1つの光。

--------------------------------------------------------------------------------
 これも番外編だな…
 前のもそうだけど、ストーリーじゃなくて、2人の心を書いてるような話になってる……どっちかというと、詩に近いのかも

 シリーズとしては同じかもしれないけど、全然違うような……
 しかも、だんだん短くなっていってるし…… この短さは一体……?
 ちなみに、「闇」は2種類あります 魔族を示す「闇」と、誰もが持つ心の暗黒部分(?)の「闇」と
 …自分でもちょっとわけわかんなくなってきてはいるけど………
 …次としてはストーリー本編に話を…戻せるんだろうか…本当に…(爆)

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23952人のキモチ翼月 星 E-mail URL4/22-00:56
記事番号2390へのコメント
2人のキモチ
--------------------------------------------------------------------------------
「ねぇねぇ、ゼロスの好きな人ってどんな人?」
 何でもないようなふりで問いかけるリナ。
 もっとも、ゼロスには必要以上にはしゃいでいるように見えたが。
(僕は…それほどまでに、そういう対象としてリナさんに見られていないんでしょうか…)
「魔族が人間を愛した矛盾にそんなに興味あります?
 まさか、それをまとめて魔道士協会に売るなんていくらなんでも言いませんよね…」
(ずぇっんぜん違うわよ、ばかぁ…
 あたしがそんなに金の亡者に見えるっての?
 ……人の…人の気も知らないで…)
「個人的な興味よっ。それとも、そんなに神滅斬(ラグナ・ブレード)くらいたい、ゼロス? ふふふ」
 妖しげな笑みを浮かべるリナ。
(もちろん冗談だけどさ…。)
(…このまま…リナさんの手で滅ぼされてしまおうか……。
 伝えてはいけない想いならばいっそ……。
 でも…せめてもうしばらくは一緒に…)

「目が…笑ってないんですけど……。
 …………………………そうですね。
 人間とは僕らとは逆に生きようとするもの。そう言いましたね。
 本当にその通りに生きている人ですよ。いつもいつも精一杯生きる人です。
 でも…その分、心の中に大きなものをため込んでしまうんですよ。彼女はそれらしいふるまいは何一つしてませんけど
ね。
 小さなものはいろいろとストレス発散しているようなので平気なようですが、大きなものに限って1人で抱え込んでしまう
んです。
 出来ることなら僕にもその重さを分けて欲しいんですけどね。
 彼女のプライドがそれを許さないんでしょうね…」
 言葉の1つ1つに想いがこもっていた。
 誰よりも愛おしい相手だけに用意された言葉。
(…かなわないな……)
 そう思った。

「それよりもリナさんはどうなんですか?」
「……あたし…は…。
 …そうね。進む道は全然違うわ。一緒になれる相手じゃあないの。
 でも、いつもいつも助けてもらった。
 だけどねあいつの本心はいつもいつも闇に包まれているから全然わかんないの。
 誰よりも優しくて…そして残酷な奴だわ。
 次にいつ会えるか…ううん、会えるかどうかすらわかんないんだから…」
(…ねぇ、そうでしょう、ゼロス?)
 1つ1つ選んだ言葉。
 相手に負担をかけさせないために。気付かれないように。
「でも…好きになったらどうしようもないものね」
 そう言って微笑む。
 いつものまぶしい笑顔とは全然違う。
 女らしくきれいな、そして1度見たら忘れられないほど鮮やかな笑顔だった。
(リナさんの好きな相手だけに向けられる笑顔。
 いつも僕の前で見せてくれる無邪気な笑顔とは全く違いますね…)

「…さっき、言わなかったことがあるんですよ。
 …実は、僕は彼女に振られちゃってるんですよね」
 いつもの作った笑顔じゃなく、本心のせつなげな悲しげな笑顔。
(…ゼロスに…こんな顔させて…?)
「どうして? ゼロスが魔族だから?!」
(…あたしは…魔族なのに好きになったのに……)
「…違いますよ。好きな人がいるんです。
 だから…リナさんは僕の分まで頑張って下さいね」
(…これが僕に言えるせいいっぱいの言葉だから………)

 我慢の限界だった。思わずキレるリナ。
「〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!
 ばかっ、ばかばかばか、大ばかっ!!
 ちょっとぐらい気付きなさいよっ!
 あたしが好きなのは…好きな相手はゼロスなんだからっっ!!」
 ついつい叫ぶ。
「……へ?」
「鈍感っ! どうして何にも気付いてくれないのよっ!
 ちょっとぐらい気付いてくれてもいいじゃない!」
「リナさん…?」
 半信半疑で問いかけるゼロス。
「なによ…」
 今さらながらに真っ赤になって答えるリナ。
 その顔が今の言葉を現実だと物語っている。

「リナさんだって鈍感ですよ。何にも気付いてくれなかったんですからね」
「……なにそれ…?」
 今度はリナがきょとんとする番だった。
「全部、リナさんのことを言っていたんですよ。僕が今言ってたこと全部」
「うそぉ…だって…あたしゼロスのこと振った覚えなんて…」
 戸惑いながら答えるリナ。
「リナさんが、好きな人のことを語ってくれたから。だから振られてしまったと思って…」
「全部、ゼロスのことよ…?」

 一瞬、お互いに黙ってしまう2人。

「……だから、リナさん。
 何でも1人で抱え込まないで下さい。僕でよければ…話して下さい。
 進む道は違うけど。優しくて残酷で…次にいつ会えるかわからない僕だけど、それでよかったら…」
「…うん、ゼロス…。
 優しくて残酷で次にいつ会えるかわからない。それがゼロスだから…。
 進む道が違う、そんなあたしでいいんなら」

 こんな自分でいいならば、お互いに大事にし合おう。


--------------------------------------------------------------------------------
 しかも、これは別として、1〜4はだんだん短くなっていってたし…
 シリーズとしては同じかもしれないけど、全然違うような……
 4とはうってかわって長くなりました
 …いや、俺にとってはこの程度あたりですでに長いうちにはいるんですよ(爆)
 ちなみに、5は、全部学校の授業中に書いたもの(爆)
 これホントに終わんないかと思ったし  もう、どうやってくってけていいか悩んで悩んで… で、結局こうなりました。
 と、いうわけで、ここまでのおつきあいありがとうございましたーっ m(_ _)m

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2396Re:2人のキモチ  自ら突っ込み(爆)翼月 星 E-mail URL4/22-01:23
記事番号2395へのコメント
>2人のキモチ
>--------------------------------------------------------------------------------

> まさか、それをまとめて魔道士協会に売るなんていくらなんでも言いませんよね…」
>(ずぇっんぜん違うわよ、ばかぁ…
> あたしがそんなに金の亡者に見えるっての?
  うん   ん?殺気……(SE:どこばきべきぐしゃぁぁっっ!!)

>「個人的な興味よっ。それとも、そんなに神滅斬(ラグナ・ブレード)くらいたい、ゼロス? ふふふ」
> 妖しげな笑みを浮かべるリナ。
>(もちろん冗談だけどさ…。)
  いや、でも滅ぼしてしまえば誰のものにもならないぞ(笑)

> 人間とは僕らとは逆に生きようとするもの。そう言いましたね。
> 本当にその通りに生きている人ですよ。いつもいつも精一杯生きる人です。
> でも…その分、心の中に大きなものをため込んでしまうんですよ。彼女はそれらしいふるまいは何一つしてませんけど
>ね。
> 小さなものはいろいろとストレス発散しているようなので平気なようですが、大きなものに限って1人で抱え込んでしまう
>んです。
> 出来ることなら僕にもその重さを分けて欲しいんですけどね。
> 彼女のプライドがそれを許さないんでしょうね…」
  ゼロス……よく言っててダメージ喰らわなかったなぁ… 愛の力か?(核爆)

>「……だから、リナさん。
> 何でも1人で抱え込まないで下さい。僕でよければ…話して下さい。
> 進む道は違うけど。優しくて残酷で…次にいつ会えるかわからない僕だけど、それでよかったら…」
  ……根に持ってるんじゃないのか……?


 ちなみに、このつっこみ、採用されてたらストーリー変わってた可能性あります(笑)
 …そうなったらどうなってたんだろうなぁ……
 ストーリーなかなか出来なくて自分でも必死で書いてたから……
 全く想像がつかない……

 ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございました
 このシリーズは、これで完結です
 ……多分…
 書きたいのがあるんだけど、それはこのシリーズじゃないので
 さて、次に出るのは何でしょうね(笑)


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2397Re:2人のキモチ  自ら突っ込み(爆)松原ぼたん E-mail 4/22-17:41
記事番号2396へのコメント
 面白かったです。

> …はたから見るとあやしい限りである。(笑)
 たっ、確かに(^^;)。
> あとにはただ、自分の気持ちに悩むリナが残されていた。
 自覚してないんですね。
>「こんな時は、やっぱり盗賊いぢめよね(はぁと)」
 そうそう(笑)。
> でも、出会ったからにはどうにもならない。
 ああ、そうかもしれませんね。
> もっとも、ゼロスには必要以上にはしゃいでいるように見えたが。
 その通りなんじゃ・・・・。
> 我慢の限界だった。思わずキレるリナ。
 確かにキレたくもなるわね。
> こんな自分でいいならば、お互いに大事にし合おう。
 よかった、よかった。
>  いや、でも滅ぼしてしまえば誰のものにもならないぞ(笑)
 確かに(笑)。
> ちなみに、このつっこみ、採用されてたらストーリー変わってた可能性あります(笑)
> …そうなったらどうなってたんだろうなぁ……
 ギャグになってたでしょう(笑)。

 本当に面白かったです。
 ではまた、ご縁がありましたなら。

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2407松原ぼたん様 ありがとうございますぅ翼月 星 E-mail URL4/23-03:26
記事番号2397へのコメント
松原ぼたんさんは No.2397「Re:2人のキモチ  自ら突っ込み(爆)」で書きました。
> 面白かったです。
   ありがとうございます(はぁと)

>> …はたから見るとあやしい限りである。(笑)
> たっ、確かに(^^;)。
   そーです  わかっててやったんです(笑)

>> あとにはただ、自分の気持ちに悩むリナが残されていた。
> 自覚してないんですね。
   ええ、してません   キャラが勝手に動いたら……自覚してなかったんですね…

>>「こんな時は、やっぱり盗賊いぢめよね(はぁと)」
> そうそう(笑)。
   …なぜこんな時……? それにしても……俺も盗賊いぢめやってみたいわ(はぁと)

>> でも、出会ったからにはどうにもならない。
> ああ、そうかもしれませんね。
    ……でも、出会ったこと自体は計画的(笑)

>> 我慢の限界だった。思わずキレるリナ。
> 確かにキレたくもなるわね。
   …このふたり、なかなか動いてくれなくて……苦労しました…ふぅ

>> ちなみに、このつっこみ、採用されてたらストーリー変わってた可能性あります(笑)
>> …そうなったらどうなってたんだろうなぁ……
> ギャグになってたでしょう(笑)。
   多分そうなってたでしょう   ギャグにしても良かったんだけどね  やっぱりゼロリナが書きたかったの(はぁと)

> 本当に面白かったです。
> ではまた、ご縁がありましたなら。
   ありがとうございますっ
   また、ご縁がありましたら(というか、続きが出たら)  って、これ1つ投稿した後に書いてたりするけど(笑)
   ではではっ  本当にありがとうございましたぁっ

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2406残された存在(もの)翼月 星 E-mail URL4/23-03:12
記事番号2390へのコメント
 最初に言っておきますが、これは前のシリーズとは違います  あしからず

 残された存在(もの)


 ゼフィーリアのはずれにある森。
 そこには魔族が済んでいると噂されている。
 もっともそれが真実かどうかは知らない。誰も確かめようとする者はいなかった。どこかの村を襲ったという話も聞かな
い。
 そのためそれは噂の域を出ていなかったのだ。

 実際にはそこに魔族はいた。
 闇を映したような黒髪。アメジストの色をした瞳。
 けれど、その瞳は何も映していない。心の中は虚ろ。
 …理由はただ一つ。愛した人はもういないのだ。
 たった1人で、何百年も過ごした。
 もう、自分が望んでいるものが、滅びなのか、他の何かなのかわからない状態で。
(もし運が良かったら……彼女の魂にもう一度めぐり会えますか……?)

 けれど…1人で過ごすのはつらい。
 見知った人間などもういるはずもなく、魔族とも縁を切っているのでもう会えるはずもない。
 と、いっても、正確に言うと、クビにされたのだが…。
 腑抜けになってしまって使いものにならない、と。
 でも、彼の想いを知っていたわざわざそうしてくれたのだろう。彼の創造主であり、上司でもあるあの方には全てお見
通しだったのだ。
 それに、彼女の子孫もいない。彼女は独りのまま生涯を終えたのだ。
 そう、多分……お互いに想い合っていた。告げる勇気がなく、そのまま2人は会えなくなってしまったけれど…。

(あなたの魂に会いたい……けれど、滅びれば会えるのか存在し続ければ会えるのか………それすらもわからないん
です…)

(彼女と一緒に滅んでしまえばよかったのかもしれませんね…)

(ねぇ、あなたは今、どうしているんです?)



 誰だかわかりますね?  けど、あえて名前は入れずに終わろうとしたんです
 しかし、話の展開が途中で変わって、それを書くと名前を入れることになっておもしろくないので、次に回そうと思ってな
んとか区切りをつけました 結果は最初の予定通り(?)
 でも、展開させていくとスレイヤーズから離れていきそうでどうしようかと……
 というか、スレであってスレじゃありませんが、スレじゃなくてスレなんです…多分……  って、なんか謎の言葉…(爆)
 登場人物も同じと言えば同じなんだけど、違うと言えば違うし……  まあ、同じなやつもいるけど…
 それに、これはこれでこの状態で終わらせることも出来るし、続きのっけるかどうかはわかりません
 (いや、なんかスレ以外のっけちゃまずいような気がするし…)
 まあ、それならそれで自分のHPにのっければいいだけだしね(それで思い出した 再掲示しなくても昔のはうちのHP
にあるんだっけ…(宣伝?)まあ、してくれといわれればしますけどね…  残ってるのであっというまに…(笑))
 …正確に言うと、スレにオリジが入ってるってところだろうか……
 どうしましょうねぇ…
 レス求むっ!

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2409Re:残された存在(もの)いっく 4/23-06:07
記事番号2406へのコメント
はじめまして。いっくともうします。
いつもレスつけるじかんなくて困ってるんですが、
いつもよませていただいてます。


> でも、展開させていくとスレイヤーズから離れていきそうでどうしようかと……
> というか、スレであってスレじゃありませんが、スレじゃなくてスレなんです…多分……  って、なんか謎の言葉…(爆)
> 登場人物も同じと言えば同じなんだけど、違うと言えば違うし……  まあ、同じなやつもいるけど…
> それに、これはこれでこの状態で終わらせることも出来るし、続きのっけるかどうかはわかりません
> (いや、なんかスレ以外のっけちゃまずいような気がするし…)
> まあ、それならそれで自分のHPにのっければいいだけだしね(それで思い出した 再掲示しなくても昔のはうちのHP
>にあるんだっけ…(宣伝?)まあ、してくれといわれればしますけどね…  残ってるのであっというまに…(笑))
> …正確に言うと、スレにオリジが入ってるってところだろうか……
> どうしましょうねぇ…
> レス求むっ!

え、といそいでいるのできちんとしたことはかけませんが、
是非読ませていただきたいです。
書いてくださるとうれしいのですが・・・。
(ってゆーか書いてください(爆))

一方的な要件だけですいません。
ではでは。

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2431Re:残された存在(もの)翼月 星 E-mail URL4/25-00:44
記事番号2409へのコメント
いっくさんは No.2409「Re:残された存在(もの)」で書きました。
>はじめまして。いっくともうします。
>いつもレスつけるじかんなくて困ってるんですが、
>いつもよませていただいてます。
  それはそれはありがとうございます(はぁと)

>え、といそいでいるのできちんとしたことはかけませんが、
>是非読ませていただきたいです。
>書いてくださるとうれしいのですが・・・。
>(ってゆーか書いてください(爆))
  ありがとうございます  作品は頑張って作っておりますので
  出来上がる時をお楽しみに(って、期待に添えなかったりして…)

>一方的な要件だけですいません。
  いえいえ、ありがとうございました
  これからもよろしくお願いします


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2410Re:残された存在(もの)とんとん E-mail 4/23-06:20
記事番号2406へのコメント
ちゃいですっ☆
ゼロリナ全般なんでもおっけー且ラヴラヴな瞳々と申しますっ☆
すっごく良かったですっ(コメントはここにつけていますが、他のも全部読みました)
しかし、ここまで爽やかになってしまうと(「二人の想い」)嬉しいですね
私が書くとゼロスの一方的な思いになってしまうので(未熟だから・・)うみゅ。良かったです

ではまた。

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2432Re:残された存在(もの)翼月 星 E-mail URL4/25-00:58
記事番号2410へのコメント
とんとんさんは No.2410「Re:残された存在(もの)」で書きました。
>ちゃいですっ☆
>ゼロリナ全般なんでもおっけー且ラヴラヴな瞳々と申しますっ☆
>すっごく良かったですっ(コメントはここにつけていますが、他のも全部読みました)
>しかし、ここまで爽やかになってしまうと(「二人の想い」)嬉しいですね
>私が書くとゼロスの一方的な思いになってしまうので(未熟だから・・)うみゅ。良かったです
   いや……ただ、両思いにしたいだけ…それが俺の趣味(笑)
   だから、半分無理矢理くっつけてるんですよねー…
   俺もすっごく未熟なんですから  それでも書きたくて書いてるだけ(爆)

>ではまた。
   はい  ありがとうございます

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2414Re:残された存在(もの)松原ぼたん E-mail 4/23-17:27
記事番号2406へのコメント
 面白かったです。

> 闇を映したような黒髪。アメジストの色をした瞳。
 あの方ですね。
> でも、彼の想いを知っていたわざわざそうしてくれたのだろう。彼の創造主であり、上司でもあるあの方には全てお見
>通しだったのだ。
 あの方らしい気が・・・・(?)
> そう、多分……お互いに想い合っていた。告げる勇気がなく、そのまま2人は会えなくなってしまったけれど…。
 せつないです。

 本当に切なかったです。
 ではまた、ご縁がありましたなら。

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2433Re:残された存在(もの)翼月 星 E-mail URL4/25-01:08
記事番号2414へのコメント
松原ぼたんさんは No.2414「Re:残された存在(もの)」で書きました。
> 面白かったです。
>
>> 闇を映したような黒髪。アメジストの色をした瞳。
> あの方ですね。
    はい、多分予想通りです   というか、俺の趣味からしてあの方以外にありえません

>> でも、彼の想いを知っていたわざわざそうしてくれたのだろう。彼の創造主であり、上司でもあるあの方には全てお見
>>通しだったのだ。
> あの方らしい気が・・・・(?)
    うーん…この方の性格はあまりよく把握してないので……
    話の展開上(正確にはいきおいかもしれない…(笑))こういう役柄になりました

>> そう、多分……お互いに想い合っていた。告げる勇気がなく、そのまま2人は会えなくなってしまったけれど…。
> せつないです。
    そりゃあもう  1人残されて苦しんでるこの方が書きたかったんだから(…ひどい)
    それを目的として書きましたからねー(悪魔か…おまい… (^_^;))

>> 本当に切なかったです。
> ではまた、ご縁がありましたなら。
    はい、この後も頑張って書きますので、よろしくお願いしまーすっ

トップに戻る
2415Re:残された存在(もの)めなりん 4/23-18:38
記事番号2406へのコメント
こんにちは!めなりんです!レスします!

> ゼフィーリアのはずれにある森。

葡萄がとれそうですね〜(爆)
ほんでもって、リナちゃんが踏んでんの(笑)

> 実際にはそこに魔族はいた。
> 闇を映したような黒髪。アメジストの色をした瞳。

・・・誰だろう・・・?
・・・まさか・・・(謎)

> けれど、その瞳は何も映していない。心の中は虚ろ。
> …理由はただ一つ。愛した人はもういないのだ。
> たった1人で、何百年も過ごした。
> もう、自分が望んでいるものが、滅びなのか、他の何かなのかわからない状態で。
>(もし運が良かったら……彼女の魂にもう一度めぐり会えますか……?)

あぁぁぁああシリアスですねぇぇぇっ!
こぉいぅシリアスなのは書いた事が無いので大好きです(笑)あこがれてます(爆笑)

> けれど…1人で過ごすのはつらい。
> 見知った人間などもういるはずもなく、魔族とも縁を切っているのでもう会えるはずもない。
> と、いっても、正確に言うと、クビにされたのだが…。

クビにされたのか・・・それはかあいそーに。あたしんとこくるかい?(爆)


>(あなたの魂に会いたい……けれど、滅びれば会えるのか存在し続ければ会えるのか………それすらもわからないん
>です…)
>(彼女と一緒に滅んでしまえばよかったのかもしれませんね…)
>(ねぇ、あなたは今、どうしているんです?)

あぁぁぁぁ。かわいいですねぇぇぇ・・・

> 誰だかわかりますね?  けど、あえて名前は入れずに終わろうとしたんです

え〜めなりんわかんな〜い(爆死)

> (いや、なんかスレ以外のっけちゃまずいような気がするし…)

えっ!そぉなんですかっ!?るろうにとかやっちゃいけないんですかっ!?
今度ネタにして、書き殴りinるろ世界(笑)つくろーとおもってたのにっ!?(爆)

> レス求むっ!
レスしましたっ!
さぁ他のもきりきり読まなきゃ!今日はこの辺でっ!んじゃね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!
おもしろかったですぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜でわでわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!(^^)

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2434Re:残された存在(もの)翼月 星 E-mail URL4/25-01:23
記事番号2415へのコメント
めなりんさんは No.2415「Re:残された存在(もの)」で書きました。
>こんにちは!めなりんです!レスします!
  はーい  ありがとうございまーす

>> ゼフィーリアのはずれにある森。
>葡萄がとれそうですね〜(爆)
>ほんでもって、リナちゃんが踏んでんの(笑)
   ……そこまでは考えてなかったですねー……
   この時代にリナはいませんが…

>> 実際にはそこに魔族はいた。
>> 闇を映したような黒髪。アメジストの色をした瞳。
>・・・誰だろう・・・?
>・・・まさか・・・(謎)
   多分そのまさかです(笑)

>> けれど、その瞳は何も映していない。心の中は虚ろ。
>> …理由はただ一つ。愛した人はもういないのだ。
>> たった1人で、何百年も過ごした。
>> もう、自分が望んでいるものが、滅びなのか、他の何かなのかわからない状態で。
>>(もし運が良かったら……彼女の魂にもう一度めぐり会えますか……?)
>あぁぁぁああシリアスですねぇぇぇっ!
>こぉいぅシリアスなのは書いた事が無いので大好きです(笑)あこがれてます(爆笑)
   あこがれます?  俺ろくなの書けないから……シリアスと言うと、たいてい暗くなる…(爆)

>> けれど…1人で過ごすのはつらい。
>> 見知った人間などもういるはずもなく、魔族とも縁を切っているのでもう会えるはずもない。
>> と、いっても、正確に言うと、クビにされたのだが…。
>クビにされたのか・・・それはかあいそーに。あたしんとこくるかい?(爆)
   この方のためにわざわざクビにしたんです
   それに、ある人を待ってるので…どこにも仕える気はないと思いますよ
   それに、この後…ね…(秘密だけど…)

>>(あなたの魂に会いたい……けれど、滅びれば会えるのか存在し続ければ会えるのか………それすらもわからないん
>>です…)
>>(彼女と一緒に滅んでしまえばよかったのかもしれませんね…)
>>(ねぇ、あなたは今、どうしているんです?)
>あぁぁぁぁ。かわいいですねぇぇぇ・・・
   ……かわいいですか?  …そういわれればかわいいかも…

>> 誰だかわかりますね?  けど、あえて名前は入れずに終わろうとしたんです
>え〜めなりんわかんな〜い(爆死)
   …俺の趣味から予想はつくでしょう(笑)
   次のでちゃんとでてきますのでご安心下さい(書いたら(死))

>> (いや、なんかスレ以外のっけちゃまずいような気がするし…)
>えっ!そぉなんですかっ!?るろうにとかやっちゃいけないんですかっ!?
>今度ネタにして、書き殴りinるろ世界(笑)つくろーとおもってたのにっ!?(爆)
   …いや、知らないけど……なんとなくそう思っただけ…

>> レス求むっ!
>レスしましたっ!
>さぁ他のもきりきり読まなきゃ!今日はこの辺でっ!んじゃね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!
>おもしろかったですぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜でわでわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!(^^)
   ありがとうございますっ
   ……俺もいろいろレスしなきゃ……
   いろいろ頑張ってみまーすっ

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2438巡り来る瞬間(とき)翼月 星 E-mail URL4/25-07:54
記事番号2390へのコメント
 これは、残された存在(もの)の続きです。

 巡り来る瞬間(とき)


 あたしは、気ままに流れる旅の傭兵なんぞというもんをやっていたりする。
 この地に来たのもただの気まぐれだった。
 もとも、それは必然のことだったのだが、それを知るにはずっと後になってから。

 ある村にさしかかり、その入り口で人待ち顔の女性を見かけた。
 もっとも、あたしはこの村に来たのは初めてだから関係ないと思ったのだが。
 通り過ぎようとするとその女性が呼びかけてきた。
「あなたに話があるのよ」
と。
「せっかくだからおごってあげるわ。ただし、5品だけよ。そこで話をしましょう」
(やった、おごり。でもケチ。5品と言わず、全部にしてくれればいいのに…)

 そう言って連れて行かれたのは『リアランサー』という店だった。
 彼女はそこでウエイトレスのバイトをしているという。
 今日はわざわざそのバイトを休んでまであたしを待っていたというのだから、さすがに話ぐらいは聞いてあげないとま
ずいだろう。
(…それにしても、よくあたしが来るのが今日だってわかったわね…)

 席に着くと、あたしはすかさず注文をした。
 メニューを5品、10セットずつ、と。
「確かあなた、5皿じゃなくて5品って言ったわよね。
 全部おごってね」
 にっこりと笑いかける。
 彼女はくすくすと笑いながら答えた。
「まあ、いいわ。
 そのかわり、私の言うことは聞いてもらうからね。
 どうしても嫌だって言うんなら別にかまわないけど、とりあえず1つ言えることはこれはあなたのために言ってることな
の」
(脅し…ね…なかなか言ってくれるわね)
「あたしの頼みはただ1つ。あなたに会ってもらいたい相手がいるの」
(たった、それだけ…? 別段益があるようには思えないけど…)
「どうしてあたしなワケ?
 わざわざ見知らぬ傭兵に頼むことじゃあないと思うわ。
 それに…なんて言ったらいいかわかんないけど、あなたもただ者じゃあないんでしょう?」
 そう、彼女は何か…何かおかしかった。わずかに心の奥に見つけた恐怖に気付かぬふりをして聞いてみる。
「見知らぬ傭兵…ね…まぁそうなんだけど…あなたじゃないとだめだから…」
 彼女が告げながら、小さなため息と寂しげな瞳を見せたことに気付いた者は誰もいなかった。

 とりあえず、彼女の頼みを聞くことにした。
 会って欲しい相手とはこの村のはずれの森にいるらしい。
 もっとも、その森の中のどこにいるかまでは詳しくは知らないらしいが…。
 どうしようもないので、ただ森の奥へと向かって歩き続けた。

(…人の気配…?
 ずいぶんと長い間、ここに足を踏み入れた者はいなかったのに…)
 閉じていた瞳を開く。
 この森には人間が入ってきたらわかるように結界を張ってあるのだ。
(…近づいてくる…? どうしようか…)

 アメジストに輝く双眸が見えた。
 その場にいたのは、闇の凝縮したものだった。
「……リナさん……?」
 闇が問いかける。
 なぜそう思ったのか、問いかけたのか…その闇にもわからなかった。
 しいて言うならば直感、そしてそうであったらいいと思う希望。
「……人違いよ…あたしには…ライナ=リヴァースという名前が、あるわ………」
 そう言ったにもかかわらず、彼女は何かを考えていた。
 そう呼ばれることが心地よく懐かしい。
 なぜだかわからなかったが。
「それよりも、あたしが名乗ったんだからそっちも名乗りなさいよ。
 と、言ってもあたしはある人にあなたに会うように頼まれたんだけどね」
 正直に話す。かけひきなど通じないと思ったから。
「失礼しました。あなたはライナ=リヴァースというんですね?
 僕の名前はゼロス。元獣神官です」
 闇が答える。
 なぜ人間に名乗ろうと思ったのか、それは彼自身にもわからなかったが…。
「……ゼロス……」
 どこかなつかしい響き。
 彼女の中で何かがはじける。
「……ゼロス…………?」
 そしてもう1度問いかける。
 ゼロスにはなぜライナが呼びかけるのかわからない。
「僕の名前がどうかしましたか? ライナさん」
「好きよ、ゼロス。会いたかった…!」
「ラ、ライナさん…??」
 突如そんなことを言われても困るゼロス。
「あたしは、ライナだけどリナなのよ。
 要は前世の記憶ってやつ。っていっても、本来なら浄化されてから転生することになってるから、ね。
 ゼロスにあったら記憶を取り戻すようにしてくれたの。
 あの方も悪い人じゃあないんでしょうね。…人じゃないけど…」
「そうかもしれませんね。
 それにしても…誰が僕がここにいるなんて…
 リナさんにそんなことを頼んだ相手って一体どんな人ですか?」
 そう言われて、その人の姿を思い出す。
「@☆★※£¢〜〜〜〜〜〜〜っっ!!!」
「リっ、リナさん?」
 目を回して倒れかけたライナを急いで支えるゼロス。
「…………………………ねっ…ねぇちゃん……あれねぇちゃんだわ……………」
「…リナさんのお姉さんというと…赤の竜神の騎士(スィーフィード・ナイト)?」
 そう、かの女性は赤の竜神の騎士(スィーフィード・ナイト)、リナの郷里の姉ちゃんことルナ=インバースだったのだ。
 …20ぐらいの姿のまま数百年も生きたのだろうか…
 とことんおそるべし、郷里の姉ちゃん。
   (場外にて: ルナ=インバース「いやぁねぇ」 そう言って軽く作者をはたく。
        ずかばきべきぐしゃぁっ!!  作者沈黙……………)
「どぉしよお…姉ちゃんにあんなにおごらせて、あんな口まできいちゃった………」
 そう言うライナはもう、顔面蒼白である。
「落ち着いて下さい、リナさん。
 僕も口添えしますから。
 このままどこかに逃げようとしたらもっとひどいことになるんじゃありませんか?」
「…あたりまえよ…そ…そんなことしたら殺されるわよ…」
 ゼロスの腕の中でライナはがたがたとふるえている。
(……転生してもやっぱりお姉さんは苦手なんですね…)
 そんな姿を自分に見せてくれるリナがかわいいと思うゼロス。
「さあ、一緒にゼフィーリアに戻りましょう。リナさん」

 『リアランサー』に行き、姉ちゃんに会った。
「…あ、あの…ごめんひゃい…あたしが悪かったから、おしおきだけはやめてぇ〜!!」
「僕からもお願いします。わからなくて当然なことですし」
 2人で姉ちゃんの許しを請おうとする。
が、その反応はあっさりしたものだった。
「わかってるわよ。記憶がないんだから仕方ないでしょう。
 あと、おごったのは数百年ぶりだからサービスしてあげたのよ。
 それよりも、あんた達これからどうすんの?」
 ……全く考えていなかった…(作者も)
「そうね…みんなの子孫とかどんな風になっているかとか見てみたいかもしんないな」
「…リナさんの、というか、ライナさんの親にお嫁に下さいって言いに行きたいですね…。
 とりあえず、その前にルナさん、いいですか?」
 言ったゼロスも照れていたが、ライナはもっと照れていた。
「こんな妹でもいいならね。
 それにそうじゃなければわざわざ会わせようとはしないでしょう?
 2人がそのつもりなら、私は昔と同じようにに見送るわ。
 『世界を見てらっしゃい』昔とはずいぶんと変わったしね。
 そして…ちゃんと帰ってくるのよ」
 その瞳には深い色が刻まれていた。
 赤の竜神の騎士(スィーフィード・ナイト)、その立場ゆえにいろんなものから目を逸らさずに見てきたのだろう。
 普段のウエイトレスの姿からは想像もできないけれど。
「いってくるから。ちゃんと帰ってくるわよ。
 なんせあたしにはあれの呪文もあるし、何より姉ちゃんの妹なんだから」
 その態度には少し見栄が混じっていたけれども。気持ちだけは本当だから。
「僕がちゃんと護ります」
「あなたも。リナと一緒に帰ってくるのよ」
 命を捨てて護ろうとするのは美徳ではあるけれど、残された方にとってはこの上もなく残酷だから。
 …残されたゼロスはよく知っているだろう……。
「はい、ありがとうございます」

 そして2人は旅立っていく。
 過去の闇から光ある未来へと。



 …終わったー……
 えーと、ライナの名前は、スーファミで主人公の名前をLINAにしたら、ライナに見えて……それで使ったんです リヴァ
ースはたんなる語呂合わせ(爆)
 あと、郷里の姉ちゃん  本当にこんな性格なのかは知りません。ストーリーの都合上、かきやすくしてたらこんなんで
ましたけどー(笑)
 で、L様  いいひとやってます 今回  まあ、たまにはいいでしょう

 シリーズとしては、一応まだ続けるつもりはありますが、どうなるかまではわかりません
 続きのストーリーとしては作中で言ってた通りになると思います
 さて、また授業中に頑張るか(爆)

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2452Re:巡り来る瞬間(とき)松原ぼたん E-mail 4/25-20:08
記事番号2438へのコメント
 面白かったです。

>「せっかくだからおごってあげるわ。ただし、5品だけよ。そこで話をしましょう」
>(やった、おごり。でもケチ。5品と言わず、全部にしてくれればいいのに…)
 どっちもどっち。
> そう言って連れて行かれたのは『リアランサー』という店だった。
 伝統ありますねー(笑)。
> メニューを5品、10セットずつ、と。
 こっ、こすい。
>「好きよ、ゼロス。会いたかった…!」
 いっ、いきなりなヤツ。
> あの方も悪い人じゃあないんでしょうね。…人じゃないけど…」
 うーん、粋なことを。
>「…………………………ねっ…ねぇちゃん……あれねぇちゃんだわ……………」
 そりゃ怖い。
> そう、かの女性は赤の竜神の騎士(スィーフィード・ナイト)、リナの郷里の姉ちゃんことルナ=インバースだったのだ。
 すでに完全に人間じゃねーな(笑)。
> …20ぐらいの姿のまま数百年も生きたのだろうか…
 同じ場所でバイト続けて・・・・怪しまれなかったのか?
>「そうね…みんなの子孫とかどんな風になっているかとか見てみたいかもしんないな」
 あ、確かに興味ある。
> シリーズとしては、一応まだ続けるつもりはありますが、どうなるかまではわかりません
 楽しみにしてます。

 本当に面白かったです。
 ではまた、ご縁がありましたなら。

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2458Re:巡り来る瞬間(とき)翼月 星 E-mail URL4/26-00:28
記事番号2452へのコメント
松原ぼたんさんは No.2452「Re:巡り来る瞬間(とき)」で書きました。
> 面白かったです。
  ありがとうございますっ

>>「せっかくだからおごってあげるわ。ただし、5品だけよ。そこで話をしましょう」
>>(やった、おごり。でもケチ。5品と言わず、全部にしてくれればいいのに…)
> どっちもどっち。
   ほほほ  やっぱり姉妹だし、似たんですよ(笑)

>> そう言って連れて行かれたのは『リアランサー』という店だった。
> 伝統ありますねー(笑)。
   そーいやそうですねー…

>> メニューを5品、10セットずつ、と。
> こっ、こすい。
   だって記憶はなくてもリナだし(笑)

>>「好きよ、ゼロス。会いたかった…!」
> いっ、いきなりなヤツ。
   ……いや…どう切り出していいかわかんなくて…(=俺の文章力がない(笑))

>> あの方も悪い人じゃあないんでしょうね。…人じゃないけど…」
> うーん、粋なことを。
   まあ、今回は最初からこっちの予定でしたから

>>「…………………………ねっ…ねぇちゃん……あれねぇちゃんだわ……………」
> そりゃ怖い。
>> そう、かの女性は赤の竜神の騎士(スィーフィード・ナイト)、リナの郷里の姉ちゃんことルナ=インバースだったのだ。
> すでに完全に人間じゃねーな(笑)。
   ……平和のためにがんばれ! スィーフィードナイト!(謎爆)  ってことで生き続けてもらいました

>> …20ぐらいの姿のまま数百年も生きたのだろうか…
> 同じ場所でバイト続けて・・・・怪しまれなかったのか?
   なんとなく……ゼフィーリアってすごいところだし…あやしまれなかったんじゃないですか?
   ルナがスィーフィードナイトなのは……多分知ってると思うから…多分…

>>「そうね…みんなの子孫とかどんな風になっているかとか見てみたいかもしんないな」
> あ、確かに興味ある。
>> シリーズとしては、一応まだ続けるつもりはありますが、どうなるかまではわかりません
> 楽しみにしてます。
   ……続ける気はあります が、ネタが出てこない……
   なんとかしなければ……

> 本当に面白かったです。
> ではまた、ご縁がありましたなら。
   ………頑張ってみます…
   ありがとうございましたぁっ