◆−導かれちゃった者たち 冒険をする ディオル Lv16−Dirac (2003/1/21 20:51:01) No.24455 ┣導かれちゃった者たち 第九話 命の種は氷に眠る−Dirac (2003/1/21 20:53:10) No.24456 ┃┣Re:導かれちゃった者たち 第九話 命の種は氷に眠る−エモーション (2003/1/21 22:27:02) No.24459 ┃┃┗こうして真実は葬られていく……−Dirac (2003/2/3 21:59:03) No.24622 ┃┗うぁぁぁぁ!!!気付かなかった!!!(←どじ)−リナ&キャナ (2003/1/25 15:11:49) No.24504 ┃ ┗2問目送ります−Dirac (2003/2/3 22:30:59) No.24624 ┗導かれちゃった者たち 第十話 その時は訪れた−Dirac (2003/2/8 23:18:15) No.24694 ┣お願いします・・・『祝って』ください・・・−リナ&キャナ (2003/2/9 11:13:09) NEW No.24703 ┃┗ではTIMさんに頼んでみましょう−Dirac (2003/2/12 01:17:42) NEW No.24741 ┣祝いと呪いは微妙な違い……。−エモーション (2003/2/10 21:33:41) NEW No.24723 ┗Re:導かれちゃった者たち 第十話 その時は訪れた−らりろれる (2003/2/11 01:30:26) NEW No.24732
24455 | 導かれちゃった者たち 冒険をする ディオル Lv16 | Dirac E-mail URL | 2003/1/21 20:51:01 |
神父:ディオル殿はあと3231ポイントの経験値でレベルが上がります。 今までのあらすじ(第八、九話はオリジナル色が強いので特に注意!) 山々と樹海に囲まれたとある村で、ディオルは家族や村人の愛情を受け、幼なじみのウィニーとともに幸せな時間を過ごしていた、しかし、ディオルは自分が伝説の勇者の血を引いていることをまだ知らなかった。 ディオルが十七回目の誕生日を迎えた日、彼をまだ未完成のうちに抹殺しようと図ったガウリイ=ガブリエルら邪悪なる者たちが突如村を襲来した。村人はディオルに彼が勇者の末裔であることを知らせると、彼をかくまい、魔族に全力で抵抗を試みる。しかし、無残にも彼らは息絶え、ウィニーはディオルの身代わりとなってその命を散らした。突然訪れた悲しみに打ちひしがれながらも、ウィニーと結んだ約束『この世界を救う』を守るべく、ディオルは旅立った。 病に倒れたランガーシャを救うべく、干ばつによって絶滅した百薬の長アイレウスを蘇らそうとするマリアテーゼ姫は、過去に保存していたアイレウスの種の保存場所へと向かったが、途中で何者かの襲撃に遭った。人間技とは思えない攻撃の数々に苦戦するマリアテーゼ姫たったが、すんでのところでディオルたちが駆けつけ、難を逃れた。 実は、マリアテーゼを襲った集団は、ソレッタの復興に協力しているベルギスことラーヴァスであり、ランガーシャの病はマリアテーゼ姫を狙ったラーヴァスの毒によるものであった。その目的は、マリアテーゼ姫に毒を盛り、人体実験を繰り返して開発した新アイレウスを差し出し、再びソレッタに注目を向けようというものであった。 |
24456 | 導かれちゃった者たち 第九話 命の種は氷に眠る | Dirac E-mail URL | 2003/1/21 20:53:10 |
記事番号24455へのコメント ラーヴァスのアクションを合図に、申し合わせたかのように部下たちが一斉に四方に散った。仲間にラティーナの金縛りを解いてもらったのか、分散する黒い人影の中にはゾードも混じっている。 「瞬間移動か!」 瞬間移動の次は死角に回り込んでの攻撃であることは明確である。危険を察知し、ディオルたちが横に跳んだ。 刹那、さっきまでマリアテーゼが横たわっていた場所が爆ぜ割れる轟音がこだまする。 「きゃあぁぁぁっ!!」 マリアテーゼと彼女を退避したウィニーは、直撃こそ免れたが、二人分の体重にウィニー一人分の脚力では十分に距離を取ることができず、風圧を受けて吹っ飛ばされた。 そこに、一片の空白もなくザイケルが迫る。 「マスター! 危ない!」 ウィニーに体勢を立て直す時間的余裕はない。さらに、飛ばされた拍子に頭を打ち、意識が朦朧としていた。そんなウィニーに、ザイケルの刃をかわす術などない。 ――ウィニーには。 カラン…… 乾いた金属音のみを残したザイケルには、何が起こったか分からなかったであろう。 「一個、とてつもなくハイソでない物体がありますが」 ザイケルにとって運が悪かったのは、吹っ飛ばされたことで彼女の意識が戻ったこと。 「ここで眠ってしまうのはもっとハイソではありませんわね」 ディオルを己の瞳に映さないようにして、マリアテーゼがゆっくりと起き上がった。 「あとは頼んだぞ。首尾よくやれよ」 「逃すか!」 スッ―― この場を去ろうとするラーヴァスとディオルたちの間を、黒ずくめが隔てる。 この状況でラーヴァスが単独行動をするもっともらしい理由は、おそらく……。 「ヤツめ! 先にアイレウスの種を処分するつもりだ!」 アイレウスの種がなくなれば、ラーヴァスが自家製のアイレウスをえさに交換条件を持ち込んでくるだろう。そうなってしまえば、ラーヴァスの思う壺だ。 「そうはいかん!」 ラーヴァスを逃すまいと、ギザンが黒ずくめたちに突っ込んでゆく。 ダガーを突き出すギザンに、黒ずくめたちが砂糖に群がるアリのように襲いかかる。 しかし、 「地霊砲雷陣【アーク・ブラス】」 「ぐおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉっ!!」 「ぎああああああぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 ギザンが巻き起こした雷の渦に、黒ずくめたちが絡め取られる。 呪文を短縮したため、威力、有効範囲とも地霊砲雷陣本来のものではなかったが、黒ずくめたちの動きを止めるにはこれで十分に事足りた。 穴の開いた黒ずくめの壁をギザンが通り抜ける。 ディオルたちもそれに続こうとするが、 「氷の矢【フリーズ・アロー】」 「ちっ」 カーマインが放った一条の氷の矢に動きを止められ、マイルズが舌を打つ。 再び陣形を整えた黒ずくめたちが、ギザンの後を追うことをそう易々とは許してくれそうになかった。 瞬間移動を会得していたのはラーヴァスだけではなかった。 「空【ヴォイド】」 突如現れたザインの膝蹴りがマイルズのこめかみを打ちぬく。 「ほう」 普通の人間ならその場に倒れるはずである。だが、マイルズは不敵な笑みさえ浮かべる。 「なっ!?」 完璧に膝が入りながら小揺るぎもしないマイルズに、ザインがわずかに表情を変える。 「ぬおおおぉぉぉぉぉっ!」 ドボゴオォォォォーーーーン 恐るべき威力で放たれたマイルズの拳は、足元とそこに張った氷に大穴を空けた。 だが、肝心のザインをしとめることはできない。 「むぅ、ハエのようにちょこまかと」 目の前で瞬間移動を繰り返すザインを、いまいましげに目で追うマイルズ。 「爆裂陣【メガ・ブランド】」 ブゴオオオオオォォォォォォォォォォォン 不意に真横から生まれた波紋がマイルズの足に達した途端、氷ごと岩が吹き荒れた。 爆裂陣は、死すらありうるというほど破壊力は高い。 「こんな豆鉄砲などで」 だが、それは常識でしかない。 「何だと!?」 蚊に食われたようなマイルズの表情に、爆裂陣を唱えた黒Aの目が見開かれる。 「邪魔だ!」 バゴオオオオオオォォォォォォーーーーン マイルズに蹴り飛ばされた黒Aは、黒子十人ほど巻き込んで岩肌に叩きつけられた。 だが、そのマイルズの意識のわずかな空白を逃さず、ザインがマイルズの右腕を掴む。 打撃が無意味であることを悟ったザインは関節技へと持ち込もうとした。どんな人間であれ、関節を逆向きに曲げられて無傷ですむはずがないと考えたのだ。 しかし、ザインが技をかける前に。 ズシャアアアアアアァァァァァーーーーン 投げ下ろすようにマイルズが右腕を振り下ろすと、ザインはさらに地下へめり込んだ。 瓦礫に埋まったまま、ザインは二度と戻ることはなかった。 あれからさらに地下を三階ほど降りたギザンを待っていたのは、扉の前に立っているラーヴァスだった。 扉は木製で簡素な造りであるが、低温で腐敗が防止されているのか、それほど朽ちてはいない。 「お早い登場だな」 怒りのつぼを刺激するニタニタしたラーヴァスの表情を無視し、ギザンは静かにダガーを構える。 『まずいな……。もし、あの奥の部屋がアイレウスの保存場所であったら……』 だが、ラーヴァスの背後にある扉の存在が非常に気になっていた。 そして、そのギザンの懸念を見透かしているのか、 「アイレウスの種がこの奥にあったらどうする?」 ラーヴァスは卑劣な声でそう言って、扉に手をかざした。その手に輝く魔力が解放されれば、扉の向こうが木っ端微塵になるのは確実である。 「わざわざ言うのは野暮だが一応言っておこう。素直に攻撃を受けないと後ろの倉庫を粉々にする。忠告を無視するのは勝手だが、どうする?」 「くっ……」 ラーヴァスの言葉に、ギザンが歯を食いしばって悔やむ。 もちろん、ラーヴァスがハッタリをかましている可能性も、アイレウスの種が他の場所にもある可能性もある。だが、確かめる術がない。 何もできないギザンに、ラーヴァスは光り輝く手をかざした。 ディオルとガルヴァの剣の腕にそれほど違いはない。だが、ディオルが剣を振るう度に飛び散るディオル液Zが、ガルヴァの集中力を徐々に削っていった。 さらに、 「ぐほぉっ!」 誤ってディオル液Zを飲み込んだガルヴァに、天国の美味が襲いかかった。 「覚悟!」 ガルヴァはすでに戦闘不能であろうが、ごていねいにディオルが剣を振り下ろす。 だが、 「むっ!?」 その剣がガルヴァに達する前に、ディオルの腕が高々と宙を舞った。 「あははははははははははははははっ! 右腕はもらったぜ」 ディオルの背後から耳障りなゾードの笑い声がする。 「……不可視の刃か」 「死ねぇ!」 ……もう死んでるって。 ズシャアァァ ディオルが推測した通りの見えない刃は、彼の胴体を切り刻み、肉片を撒き散らした。 「ひゃーっひゃっひゃっひゃ! 大当たりぃ!!」 よほど気持ちがいいらしく、ゾードがはしゃぎまくっている。 だが、その歓喜は長くは続かない。 「何がおかしい?」 ディオルは冷たく言い放った。 「何だと!」 「何がそんなにおかしいのか訊いているんだ。貴様が何故笑っているか分からないまま葬ってしまったら、気分がすっきりしないからな」 はみ出した臓器を床に引きずり、血や消化液の跡を垂らしながらながら、ゾードにゆっくりと歩み寄るディオル。……って、アンタを見ているこっちの気分がすっきりしない。 「強がってんじゃねぇ!!」 全く動じないディオルにイラついたか、次は頭を狙うゾード。 だが、ディオルの大脳が吹っ飛んだ音は、ゾードの怒声とともに虚しく響くだけ。 「往生際が悪いな」 「くそっ、くそっ、くそぉっ!!」 ゾードが矢継ぎ早に刃を繰り出すも、ディオルは血肉をほどばしらせるだけで、その歩みを止めることはない。 「来るな来るな来るなくるなくるなくるなクルナクルナグルナグルナグルナグルナ!!」 自分の体の特性も忘れ、赤黒い血を浴びながら錯乱状態に陥るゾード。 ディオルは、そんなゾードにかろうじて原形を止めた口を開け……。 「ぐあああああぁぁぁぁぁぁーーーっ!!」 …………………………………………………………………………………… 詳しい描写は避けるが、ゾードは動かなくなった。 ラーヴァスの魔力刃が天井をぶち抜いた。 『――!?――』 刃が自分の身に降りかかってくるのかとばかり思っていたギザンは、一瞬あっけにとられる。 「これぞ我が秘技、誘う踊り」 何がラーヴァスを誘惑したのかは置いといて、先ほどのイレギュラーはマイルズの踊りがもたらしたものだったらしい。 後ろから聞こえたその声にギザンが振り向くと、左手を腰にあて、右手の人さし指を高々と天井に掲げたマイルズがいた。 「マイルズ殿。かたじけない」 「お互い様だ。こちらも遅れてすまぬ」 「同じく」 さらに、いいタイミングでディオルたちが駆けつける。 「き、貴様ら……」 六対一の状況になり、それまでポーカーフェイスで通してきたラーヴァスが、わずかながら初めて感情を表に見せ始めた。 「はあっ!」 さらに、ラーヴァスの注意が反れたその瞬間を見逃さず、ギザンが戦友の『死を紡ぐ糸』を繰り出す。 ラーヴァスは糸を振り払おうとするが、糸は蜘蛛のそれのように彼の体に巻きつく。 「ちぃっ。空」 たまらずラーヴァスが瞬間移動を試みるが、 「無駄だ」 ギザンは構わず糸を引っ張り、ラーヴァスの体を締め付ける。 ドサドサドサッ ギザンの後ろに現れたのは、糸で締められ千切れたラーヴァスの部品であった。 「危ないですわ!」 『――!?――』 スシャッ マリアテーゼの叫び声に、考えるより先に体が反応したギザンの体を触手がかすめる。 「なっ!」 ギザンの視線に映ったものは、すべての傷口から触手が生えたラーヴァスの胴体。 「この状態でまだ生きているとは!」 確かに目玉は腐り気味だが、とうに息絶えているはずの状態でなお戦えるだけの力があるラーヴァスに、体を切り刻まれながら五体満足のディオルが何故か目を疑った。 「気をつけて下さい! 襲ってくるのはおそらく胴体だけではありません!」 マリアテーゼが注意を呼びかける。切断された胴体が生きているのなら、他の部位が生きているのは当然だ。 案の定、左手が不気味に指を動かし、右ふくらはぎのない下半身がひとりでに起き上がる。だが、頭が見当たらない。 「あぁっ! 頭が扉の方に逃げていきますっ!」 ウィニーが指差す方向には、まるで植物が成長するかのように首から触手を伸ばし、扉へ近づくラーヴァスの顔があった。 「しまった!!」 「まさか! あそこにアイレウスの種が!?」 「分からぬが、おそらく」 ギザンの返事と同時に、各々が何らかのモーションをとるが、 ジュルリャッ 「うごっ!」 「きゃぁっ!」 半死霊騎士【デュラハン】状態のラーヴァスの体から生えた触手に手足を縛られた。 「くそっ」 触手を解こうと必死にもがくが、上手く力が入らない。 こうしている間にも、ラーヴァスの頭は器用にも扉を開け、 「マスター! こうなればあれを!」 「はいっ!」 ディオルはウィニーに何とかキノコのぬいぐるみを半開きにしてもらい、これまた何とか手を自分の頭に持っていくと、 ビュン こともあろうに、頭を外して扉に向かって投げつけた。 「うおおおおぉぉぉぉぉぉっ!!」 「こざかしいっ!!」 グジュ ザシュッ ジョビャッ ビシュァッ 扉の向こうで繰り広げられる死闘。何故か血で濡れた肉が爆ぜる音しか聞こえない。 ウィニーたちも早く応戦したいところだが、ラーヴァスの触手がそれを阻む。一方、ラーヴァスの体もこれが限界なのか、さらに触手を生やして追撃することができない。 しばらくそんな不毛な時間が続き、 ―――― 何の前触れもなく、この世の果てとしか思えない強烈な極寒が訪れた。 「もうすっかり元通りじゃ。おかげで助かったぞえ」 ラーヴァスの毒から解放され、ランガーシャ姫はガッツポーズをとって元気さをアピールした。 「これで、晴れてランガーシャ姫様も我らのお仲間ですな」 高齢者にしては大きな力こぶのランガーシャにディオルがぎこちなく微笑むと、それにつられて、他のみんなも錆びたちょうつがいのような笑みを浮かべた。ランガーシャは全くそれに気づかず、ガードナーはそれを尋ねる根性がなかったので、不自然な場の空気はそれ以上進行することはなかったが。 まあ、それも無理ないであろう。ランガーシャが飲んだのはラーヴァスのアイレウスの根を煎じたものだったりするのだから。 ――突然冥界のような寒さが吹き荒れた後、アイレウスの種はラーヴァスともども凍りついてしまったのだ。 命からがら(?)難を逃れたディオルによると、ラーヴァスが山積みにしてあったアイレウスの種を吹き散らした時に、床に彫ってあった文字が姿を現し、ラーヴァスの目がそこに向かった瞬間に、精神さえ凍てつかせそうな冷気が起こったとのだという。 床に刻まれていたその言葉は『となりの空き地に……』。 ディオルはそこから先を見ることはできなかったが、それは幸運であろう。 どうやら、アイレウスの種はあの恐るべき呪詛を封印していたようだ。 だが、何故アイレウスの種で封印するのかは、永遠に分からないというか知っても意味がないだろう。 こうして、ランガーシャ姫様御一行を仲間に加え、ディオルが極めてハイソに見える催眠術をマリアテーゼにかけ、ガードナーに「ディオルになりたいのか?」と説き伏せ、まだ見ぬ導かれ(ちゃっ)た者を探す旅を再会したのだった。 ――今までとの伝説ともこれからの伝説とも全く無関係な話だが。 国を訪れた旅人を誘拐して、浄結水【アクア・クリエイト】で水撒きという強制労働をさせたことが国際問題となり、世界中から糾弾されたソレッタ王グランド=マスターは間もなく失脚したことだけは述べておこう。 忙しい合間をぬっての今年度初の投稿です。改めて明けましておめでとうございます。 物質・非物質を問うことなく、あらゆる存在が暗黒の淵に葬られてしまう、禁断の終局をもたらす合言葉が、その恐るべき力の片鱗を見せた第九話です。 それにしても、消化不良の戦闘描写に玉虫色の終わり方……。後で書き直すかも。(←だったらちゃんと書いて投稿しろ) なにはともあれ、導かれ(ちゃっ)た者たちも残るはあと一人。もう全員集結するのも(わたしの執筆)時間の問題です。 |
24459 | Re:導かれちゃった者たち 第九話 命の種は氷に眠る | エモーション E-mail | 2003/1/21 22:27:02 |
記事番号24456へのコメント 「ヒュパティアせんせ〜、お話が微妙にちがーう」 「これはね、『脚色』っていうのよ(はあと) 『三○志』も史実を元にしているのに、執筆者で少し違いがでるでしょう?」 「……ティア……、それはちょっと、何かが激しく違う……」 以上、あらすじ執筆中の中継をお送りしました。(悪ノリして、すみません……m(__)m) こんばんは。 凄い……シリアスな展開の中に、きっちりギャグが。 > ディオルを己の瞳に映さないようにして、マリアテーゼがゆっくりと起き上がった。 ハイソではないけれど、味方なので妥協しているんですね……。 > 普通の人間ならその場に倒れるはずである。だが、マイルズは不敵な笑みさえ浮かべる。 >「なっ!?」 > 完璧に膝が入りながら小揺るぎもしないマイルズに、ザインがわずかに表情を変える。 ……この手の作戦は相手を見てやらなくては駄目ですよね(笑) > 誤ってディオル液Zを飲み込んだガルヴァに、天国の美味が襲いかかった。 ああ、「天国」の意味がかなり違う……。味わいたくない美味です……。 >「何がおかしい?」 > ディオルは冷たく言い放った。 >「何だと!」 >「何がそんなにおかしいのか訊いているんだ。貴様が何故笑っているか分からないまま葬ってしまったら、気分がすっきりしないからな」 こーゆー部分は「勇者」っぽいですよね、ディオルさん。 > はみ出した臓器を床に引きずり、血や消化液の跡を垂らしながらながら、ゾードにゆっくりと歩み寄るディオル。……って、アンタを見ているこっちの気分がすっきりしない。 でも、この辺りが……(笑) > ゾードが矢継ぎ早に刃を繰り出すも、ディオルは血肉をほどばしらせるだけで、その歩みを止めることはない。 >「来るな来るな来るなくるなくるなくるなクルナクルナグルナグルナグルナグルナ!!」 な、何かすっごく気持ちが分かるような……。気分は「バイ○ハ○ード」……。 しかもGame Over。画面一杯に「You Dead」の文字が……。 >「これぞ我が秘技、誘う踊り」 > 何がラーヴァスを誘惑したのかは置いといて、先ほどのイレギュラーはマイルズの踊りがもたらしたものだったらしい。 何に「誘惑」されたのか、滅茶苦茶気になります……。 > 六対一の状況になり、それまでポーカーフェイスで通してきたラーヴァスが、わずかながら初めて感情を表に見せ始めた。 それ以前にこのメンバーでは……動揺して当然のような……。 > 命からがら(?)難を逃れたディオルによると、ラーヴァスが山積みにしてあったアイレウスの種を吹き散らした時に、床に彫ってあった文字が姿を現し、ラーヴァスの目がそこに向かった瞬間に、精神さえ凍てつかせそうな冷気が起こったとのだという。 > 床に刻まれていたその言葉は『となりの空き地に……』。 > ディオルはそこから先を見ることはできなかったが、それは幸運であろう。 ……凄い、凄いよ、黄金竜のギャグ……。まさに最終兵器……。 > こうして、ランガーシャ姫様御一行を仲間に加え、ディオルが極めてハイソに見える催眠術をマリアテーゼにかけ、ガードナーに「ディオルになりたいのか?」と説き伏せ、まだ見ぬ導かれ(ちゃっ)た者を探す旅を再会したのだった。 次はライアンですね。ホイミンもでるのでしょうか? > 忙しい合間をぬっての今年度初の投稿です。改めて明けましておめでとうございます。 お疲れさまです。今年もよろしくお願いいたします。 > 物質・非物質を問うことなく、あらゆる存在が暗黒の淵に葬られてしまう、禁断の終局をもたらす合言葉が、その恐るべき力の片鱗を見せた第九話です。 現実の「核」のごとく、強力な監視が必要ですよね。なんておそろしい。 > それにしても、消化不良の戦闘描写に玉虫色の終わり方……。後で書き直すかも。(←だったらちゃんと書いて投稿しろ) > なにはともあれ、導かれ(ちゃっ)た者たちも残るはあと一人。もう全員集結するのも(わたしの執筆)時間の問題です。 今回も楽しませていただきました。(ついでに悪ノリも) 無理をせずに書いていってください。 では、変なコメントでしたが、これで失礼します。 |
24622 | こうして真実は葬られていく…… | Dirac E-mail URL | 2003/2/3 21:59:03 |
記事番号24459へのコメント お久しぶりです。 >「ヒュパティアせんせ〜、お話が微妙にちがーう」 >「これはね、『脚色』っていうのよ(はあと) > 『三○志』も史実を元にしているのに、執筆者で少し違いがでるでしょう?」 >「……ティア……、それはちょっと、何かが激しく違う……」 > > 以上、あらすじ執筆中の中継をお送りしました。(悪ノリして、すみません……m(__)m) いえいえ、引き金を引いたのはわたしです。 この際、ヒュパティアが事実の捏造に手を染める……もとい、脚色に至るまでの話でも作っちゃいましょうか? (ヲオゥイッ!!) >> ディオルを己の瞳に映さないようにして、マリアテーゼがゆっくりと起き上がった。 >ハイソではないけれど、味方なので妥協しているんですね……。 勇者自体が妥協の産物です。 >> 誤ってディオル液Zを飲み込んだガルヴァに、天国の美味が襲いかかった。 >ああ、「天国」の意味がかなり違う……。味わいたくない美味です……。 ゆっくりと時間をかけて仕上げた熟成の一品です。 >>「何がそんなにおかしいのか訊いているんだ。貴様が何故笑っているか分からないまま葬ってしまったら、気分がすっきりしないからな」 >こーゆー部分は「勇者」っぽいですよね、ディオルさん。 > >> はみ出した臓器を床に引きずり、血や消化液の跡を垂らしながらながら、ゾードにゆっくりと歩み寄るディオル。……って、アンタを見ているこっちの気分がすっきりしない。 >でも、この辺りが……(笑) 勇者の五臓六腑の形だって気持ち悪いですよ。 えっ!? そういうことじゃないって!? byディオル >>「来るな来るな来るなくるなくるなくるなクルナクルナグルナグルナグルナグルナ!!」 >な、何かすっごく気持ちが分かるような……。気分は「バイ○ハ○ード」……。 >しかもGame Over。画面一杯に「You Dead」の文字が……。 ちなみにディオルは8回ほど浄化されてGame Overしてます。 >> 何がラーヴァスを誘惑したのかは置いといて、先ほどのイレギュラーはマイルズの踊りがもたらしたものだったらしい。 >何に「誘惑」されたのか、滅茶苦茶気になります……。 ラーヴァスがそおゆうシュミだったのです。(言いきった) >……凄い、凄いよ、黄金竜のギャグ……。まさに最終兵器……。 さすがクリフト&ブライ候補です。マ○ャドとザ○キの同時攻撃。 ……いや、アレに比べればぬるま湯か。 >次はライアンですね。ホイミンもでるのでしょうか? ライアン役は3つ候補ありまして、現在決めかねています。 ホイミンは……どうでしょうかね? ホイミン役は決まっていますけど、出すとしたら『王宮の戦士たち』に出る確率の方が高いです。 >今回も楽しませていただきました。(ついでに悪ノリも) >無理をせずに書いていってください。 >では、変なコメントでしたが、これで失礼します。 お気遣いありがとうございます。 とはいえ、最近レポートを再開しましたので、『導かれちゃった者たち』の方は遅くなりそうです。(何の偶然か、新レポートはこの話と無関係ではなかったりします) それでは。 |
24504 | うぁぁぁぁ!!!気付かなかった!!!(←どじ) | リナ&キャナ E-mail | 2003/1/25 15:11:49 |
記事番号24456へのコメント おひさしぶりです〜〜〜 あ、先日のメールは有難うございますです。 早速プリントアウトしてやってみました。 >「一個、とてつもなくハイソでない物体がありますが」 単位『個』ですか・・・マリアさん・・・(汗) >「爆裂陣【メガ・ブランド】」 > ブゴオオオオオォォォォォォォォォォォン > 不意に真横から生まれた波紋がマイルズの足に達した途端、氷ごと岩が吹き荒れた。 > 爆裂陣は、死すらありうるというほど破壊力は高い。 >「こんな豆鉄砲などで」 > だが、それは常識でしかない。 さすがマイルズさん・・・ マーニャはHP低い・・・ごほごほ。 > 瓦礫に埋まったまま、ザインは二度と戻ることはなかった。 ブラストアッシュのほうが幸せだったなぁ・・・ > 何もできないギザンに、ラーヴァスは光り輝く手をかざした。 あ・・・『あれ』ですね・・・ 12巻の・・・ > ディオルとガルヴァの剣の腕にそれほど違いはない。だが、ディオルが剣を振るう度に飛び散るディオル液Zが、ガルヴァの集中力を徐々に削っていった。 > さらに、 >「ぐほぉっ!」 > 誤ってディオル液Zを飲み込んだガルヴァに、天国の美味が襲いかかった。 いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!! 想像したくないぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいい!! > はみ出した臓器を床に引きずり、血や消化液の跡を垂らしながらながら、ゾードにゆっくりと歩み寄るディオル。……って、アンタを見ているこっちの気分がすっきりしない。 勇者じゃないですぅ・・・(涙) > ラーヴァスの魔力刃が天井をぶち抜いた。 >『――!?――』 > 刃が自分の身に降りかかってくるのかとばかり思っていたギザンは、一瞬あっけにとられる。 あ・・・やっぱりそうだった・・・ ↑でも書きましたが、あれですね。 『腕が首を薙いでいた』とか書いてあって、 「!!!?? ルークがやられた!!?」と思わせていて。 ぐるりと他のキャラを回って段落変わってみたら、『デーモンの首を』薙いでいた、って言う・・・ >「これぞ我が秘技、誘う踊り」 > 何がラーヴァスを誘惑したのかは置いといて、先ほどのイレギュラーはマイルズの踊りがもたらしたものだったらしい。 > 後ろから聞こえたその声にギザンが振り向くと、左手を腰にあて、右手の人さし指を高々と天井に掲げたマイルズがいた。 ウー・・・マンボ!! ・・・ ・・・・・・ ・・・・・・・・・ ごめんなさい・・・ > さらに、ラーヴァスの注意が反れたその瞬間を見逃さず、ギザンが戦友の『死を紡ぐ糸』を繰り出す。 ああ・・・いたなぁ・・・そんな人・・・ > 高齢者にしては大きな力こぶのランガーシャにディオルがぎこちなく微笑むと、それにつられて、他のみんなも錆びたちょうつがいのような笑みを浮かべた。ランガーシャは全くそれに気づかず、ガードナーはそれを尋ねる根性がなかったので、不自然な場の空気はそれ以上進行することはなかったが。 > まあ、それも無理ないであろう。ランガーシャが飲んだのはラーヴァスのアイレウスの根を煎じたものだったりするのだから。 ・・・ すみません・・・あたしも凍りつきました・・・ > こうして、ランガーシャ姫様御一行を仲間に加え、ディオルが極めてハイソに見える催眠術をマリアテーゼにかけ、ガードナーに「ディオルになりたいのか?」と説き伏せ、まだ見ぬ導かれ(ちゃっ)た者を探す旅を再会したのだった。 いえ・・・ いいんですけどね・・・ 催眠術に脅し(説き伏せたとは納得したくないらしい)ですか・・・ 次はハバリア〜キングレオですね。 個人的には、モンバーバラでマイルズが何をしていたのか、が気になるんですが(笑) そういえば、以前あたしがシンシア焼くとして誰を考えていたのか、と言うのをいっていましたが・・・ 個人的には、リイナ=サンバース嬢かと信じていました。 では、この辺で失礼いたします。 |
24624 | 2問目送ります | Dirac E-mail URL | 2003/2/3 22:30:59 |
記事番号24504へのコメント >おひさしぶりです〜〜〜 >あ、先日のメールは有難うございますです。 >早速プリントアウトしてやってみました。 問題はどうでしたでしょうか? これから2問目を送りますので。 >>「一個、とてつもなくハイソでない物体がありますが」 >単位『個』ですか・・・マリアさん・・・(汗) あら、いけませんわ、あたくしとしたことが。アレを『個』と数えては、『個』に失礼ですわ。 byマリアテーゼ >> 誤ってディオル液Zを飲み込んだガルヴァに、天国の美味が襲いかかった。 >いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!! >想像したくないぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいい!! 何て味だ! ほっぺたが落ちそうだ!! 頬の肉が腐って……。 >> はみ出した臓器を床に引きずり、血や消化液の跡を垂らしながらながら、ゾードにゆっくりと歩み寄るディオル。……って、アンタを見ているこっちの気分がすっきりしない。 >勇者じゃないですぅ・・・(涙) カッコよさじゃない! どんな逆境にも負けないのが勇者なんだ!! byディオル >> ラーヴァスの魔力刃が天井をぶち抜いた。 >>『――!?――』 >> 刃が自分の身に降りかかってくるのかとばかり思っていたギザンは、一瞬あっけにとられる。 >あ・・・やっぱりそうだった・・・ >↑でも書きましたが、あれですね。 >『腕が首を薙いでいた』とか書いてあって、 >「!!!?? ルークがやられた!!?」と思わせていて。 >ぐるりと他のキャラを回って段落変わってみたら、『デーモンの首を』薙いでいた、って言う・・・ どうせやられるはずがないんですけど(ミもフタもない)、一番自然な展開なのでこうしました。 >> こうして、ランガーシャ姫様御一行を仲間に加え、ディオルが極めてハイソに見える催眠術をマリアテーゼにかけ、ガードナーに「ディオルになりたいのか?」と説き伏せ、まだ見ぬ導かれ(ちゃっ)た者を探す旅を再会したのだった。 >いえ・・・ >いいんですけどね・・・ >催眠術に脅し(説き伏せたとは納得したくないらしい)ですか・・・ そういえば補欠がいたっけなぁ。 >次はハバリア〜キングレオですね。 >個人的には、モンバーバラでマイルズが何をしていたのか、が気になるんですが(笑) 今言えるのは、彼がモンバーバラナンバー1の踊り子だったことです。 >そういえば、以前あたしがシンシア役として誰を考えていたのか、と言うのをいっていましたが・・・ >個人的には、リイナ=サンバース嬢かと信じていました。 違います。普通に考えてもまず出てこないキャラクターです。 ちなみに、ロザリーは近いうちに出す予定です。 >では、この辺で失礼いたします。 それでは。 |
24694 | 導かれちゃった者たち 第十話 その時は訪れた | Dirac E-mail URL | 2003/2/8 23:18:15 |
記事番号24455へのコメント ソレッタ異常気象を起こした呪力の影響で二ヶ月ほど早く到来した冬将軍に、昆布一枚で挑んだガウリイ=ガブリエルは、当然の帰結ながら病に犯されてしまった。 『何故だ!? 何故オレはこうなんだ!?』 八年にも及ぶ大捜索の末に勇者の居場所をつきとめ、いざ勇者を征伐せんと意気込んでその隠れ里を訪れれば、勇者はすでに天寿をまっとうしており、トキメキと言う恐るべき覚醒を遂げた村の老婆たちに死の淵に追い込まれ、何故か魔法を封じられてアジトに帰還できなくなり、部下に大灯台を占拠させたために大荒れになった海を渡るはめになり、海で出くわしたサメの群れに根こそぎ服を破られ、しぶしぶ昆布を身に纏わなくてはならなくなったところに、これまた五年前にソレッタに仕掛けた天候の呪いの余波による大寒波をまともに食らい…………。 老いた魔女が調理する紫色の液体のように煮えた大脳で己の行為を反芻しながら、それが裏目裏目に出ることに嘆き悲しんでいた。 『その上……こんな難病に犯されるとは!!』 さらに、厳しい寒さにさらされたせいか、『左目のまぶたから爪が生え、右の鼻孔から牙が生え、舌から脇毛が生え、ヘソが勝手にしゃべる』という、何とも奇天烈【きてれつ】な病気が彼の身を蝕んでいた。 「知らん」 医師からの返答は決まってこうだった。今回で実に十四軒目である。 「こんなことになるなら、アイレウスを全滅させるんじゃなかった……」 若き魔族の王は、待合室で自分の診察の番が回ってくるのを待ちながら、病魔と自らの過ちに加え、一緒に順番を待っているお歳を召した女性たちによる、悪意のない間接的な精神攻撃と格闘していた。 ランガーシャ一行を仲間に加えたディオルたちは、例によってフィリア原動機付きいかだで、ミントスより西方に位置する大陸へと向かっていた。 北西部の帝都キングレオを中心とするこの大陸は、グラウシェラーという男が王位を継承した瞬間に魔界と化していた。 重税、鎖国、強制労働、思想規制、軍事的制裁……。 悪魔としか思えない専制政治によって大陸の北半分が濁った灰色に染まるのに、大した時間はかからなかった。 だが……。 「まさか、クーデターを起こしたのがマイルズ殿とラティーナ殿だったとは」 マイルズが語り出した打ち明け話に耳を傾けていたギザンが、目を丸くした。 「クーデターなどという大層なものじゃない。親の仇が偶然キングレオの王グラウシェラーだっただけのことだ」 やや自嘲気味に笑みを浮かべるマイルズ。 「経緯はどうあれ、結果、暴君を退けたではないかえ」 「くっくっくっ……、でもキングレオは相変わらずです……」 ランガーシャの言葉に、ラティーナが潮風に吹かれながらそう答える。 マイルズたちは確かにグラウシェラーを葬った。しかし、当のグラウシェラーは傀儡【かいらい】の王でしかなかったのだ。 グラウシェラーがより巨大な闇の下僕でしかないことを知ったマイルズたちは、その邪悪を打ち破るべく、お告げ所で知った勇者を探す旅に出た。グラウシェラー直属の主であるラギアソーンがペット捜索から一時帰還したのは、そのわずか三日後であった。 そう、キングレオの民衆統治は文字通り三日天下で終わったのだ。 「ならば、もう一度腐りきった王政に鉄槌を下せばよいではないか」 と、ディオル。……アンタ、『腐りきった』って言葉使ったの絶対わざとだろ。 「無論そのつもりだ。今度こそ父の無念を晴らす」 闘志をにじませた声で言いマイルズ。だが、彼らがキングレオへと向かう本当の理由は別にあった。 「くっくっくっ……。でも、まさかあのキングレオに最後の一人がいるなんて思わなかったわ。これが運命ってやつかしら」 「そうだな。……キングレオでやり残したことに決着をつける機会を得られたのは、神の思し召しかな」 運命の糸が手繰り寄せられる瞬間は、刻々と近づいていった。 「ラギアソーン様!」 戦う力もろくに残っていない傷だらけの兵士が、よろめいた足取りでキングレオ城の王の間へ駈け込んだ。 「た、大変です。く、曲者が――」 「そんなことは見れば分かる」 消えそうな意識をなんとか維持して危急を伝えに来た兵士に、ラギアソーンはさらりとそう言った。 「で、その曲者とやらは何人で、その特徴は?」 「曲者は一名、女で長い黒髪、剣技に長けていて、背中には片刃の長剣、腰にはロングソードとショートソードを一本ずつ差して……ぐふっ!!」 伝えるべきことを伝えると、兵士が基本に忠実な力尽き方をした。 ――バタン そこに兵士が言い残した女剣士が現れたのは、ほとんど同時だった。 「あなたがラギアソーンね」 「ほう、何者だが知らんが、一国の王に対する言葉使いとは思えんな。少なくとも、そちらも名乗るのが礼儀ではないか」 静かな殺意を漂わせながら、ラギアソーンが彼女を睨みつけた。 「そうね。あたしはレミーよ」 だが、レミーと名乗った彼女は全く臆することなくラギアソーンに名乗る。 「ほう。……わたしはいかにもラギアソーンだが、一体わたしに何の用だ?」 いかにも見下したような声で笑うラギアソーン。だが、目は全く笑っていない。 「ラグラディアって人に頼まれたんで、あなたを斬りに来たわ」 レミーが自分の右手を愛剣ジャックの柄に伸ばす。 「なかなか面白いことを言う女だな」 静かな殺意を漂わせながら、ラギアソーンが静かに席を立つ。 「だが、このキングレオの王に対する数々の無礼な言動は死に値する」 六本の腕、蝙蝠【こうもり】のような翼、額の右側に生えた一本のねじれた角、異様に大きく血走った左の隻眼。 それまで人間の姿をしていたラギアソーンが、見る見るうちに人ならざるものへと姿を変えた。 「最初からそのつもりでしょ」 ジャックを静かに引きぬいながら、レミー。 「……そう言えば、王様斬るの初めてだわ。どんな手応えなのか楽しみだわ」 空腹の人間がサーロインステーキを見たときのように喉をゴクリと鳴らしながら、レミーがジャックの刃先をラギアソーンに向けた。 太陽が半円のおよそ五分のニを回ったところで、キングレオ城が大陸とともにその姿を現した。 「フィリア! 遅いぞ!!」 はやる気持ちを抑え切れず、鞭を振るうマイルズの手もついつい力が入ってしまう。 『オノレェッ! イツカコイツラシバイタル!!』 誇り高きドラゴン・ホースに対する尊厳など一片もない処遇に、いつの間にかフィリアの心に黒い特異点が生まれていた。 「こうすればぁ、速くなりますかねぇ」 ウィニーがフィリアの前に骨董品を吊るす。 『クソオッ! コンナコテンテキナシュダンニアヤツラレテシマウトハ!!』 ニンジンにつられる馬というのは彼女も知っているし、そんなトリックに乗ってやる気はさらさらない。だが、悲しいことに、遺跡から骨董品を見つけたら前の飼い主の父親からえさをもらえたのがきっかけで、骨董品を見つけてご褒美をもらう行為が蓄積し、彼女の脊椎内で骨董品に対する正の走性がプログラムされてしまい、体が勝手に骨董品に誘導されてしまうのだ。 一方、 「うっぷ……」 船体の上下左右の激しい振動が、ただでさえ妙な腐敗臭に悩まされている(誰かさんがハイソに見えても、所詮催眠術は催眠術の域を出ない)マリアテーゼを確実に追いつめていった。 『いけないですわ! そんなみっともない行為はハイソでないですわ! 耐えるのよマリアテーゼ=ハインライン!!』 これから決戦だというのに、すでに瀬戸際の戦いを強いられているマリアテーゼ。だが、あえなく前哨戦に敗れ、彼女は(以下検閲によりカット。……って、もっとカットすべきモノがあるだろ!!)してしまった。 フィリアに向かって……。 『ナニヲサラシトンネン!! コノボケナスゥッ!!』 さらに、 「うわああぁぁぁっ!! 恐いよおおぉぉぉぉっ!!」 船の揺れにビビりまくり、フィリアの体にがっしりとしがみつくガードナーが、さっきから耳元でギャーギャーわめいている。 『ヤカマシイッ! オノレハドコヲサワットンノジャァッ!!』 その上、 「もっと静かに泳がんかこの馬鹿馬! おかげで腰を打ったぞえ!!」 ランガーシャの蹴りが飛んできた。 ――プチン その時、フィリアの中で何かが砕け散った。 『チクショウ! コンナノヤッテラレルカ!! コイツラヤツザキニシタルッ!!』 ――パァッ―― フィリアに生じた特異点はビックバンを起こし、黒のインフレーションが彼女の深層心理を一瞬で支配した。 ディオルたちが上陸したのは、日も暮れ始めた頃だった。 「凄い威力ですねぇ」 フィリアが怒りに任せて放った閃光の吐息【レーザー・ブレス】によって崩壊したキングレオ城を眺めながら、ウィニーがまるで他人事のような声で言った。 「これなら十分戦力としても使えるな」 閃光の吐息を連打してふらふらのフィリア(結局当てることができなかった)の気持ちも知らずに、フィリアのお尻をポンポン叩きながら、マイルズが豪快に笑う。 今後フィリアはもっとこき使われることだろう。 「どうやらこの方のようですね」 瓦礫の山に埋まりながらもかろうじてその隙間から出ているレミーの右手を、ラティーナが見つけた。 「もしもし、生きてらっしゃいますか?」 マリアテーゼの呼びかけが聞こえたか、レミーの手がピクリと動く。 「どうやらご無事のようですわ」 「ならば――」 ズポッ 齢六十を超えているはずのランガーシャが、レミーを安々と引っ張り出した。 「大丈夫かえ?」 「ど、どうもありがとうございます」 救い出されたレミーは、自分を生き埋めにさせた張本人の飼い主の仲間であることもしらずに、ランガーシャに礼を言う。 「…………」 だが、レミーはランガーシャをじろじろと観察する。 「顔に何かついとるかえ?」 まじまじと見られるのが気になり、ランガーシャが尋ねる。 「もしかして、あなた、ランガーシャ姫ですよね? じゃあ、ディオルさんってひと、いらっしゃいません?」 彼女のその一言に、思わず顔を見合わせる一同。 「わたしがディオルだが……」 ランガーシャが姫だと何故分かったのか、そしてランガーシャから自分を連想したのは何故か、疑問に思ったが、一応ディオルは名乗り出た。 「初めまして。実は、ある人の依頼で導かれ(ちゃっ)た者の代理を務めることになったレミーです」 ディオルと初対面したにもかかわらず、レミーは全く驚くそぶりも見せずにいきなり自己紹介をした。 レミー曰く、導かれ(ちゃっ)た者である人間の一人が逮捕された(『正義の味方だろうが!!』ってツッコミはなしのルールで)ので、急遽代理人となって、手始めに怪しいラギアソーンを倒すようにと、ラグラディアに命じられたとのことである。 ちなみに、ディオルたちの人相はその時聞いたらしい。(だから驚かなかった) 『代替可能かよ!?』 導かれ(ちゃっ)たうち二名ほど心の中で絶叫したが、うち一名は一度引き受けたのに個人的な理由でやめるハイソのなさを許さず、もう一名は文句を言う勇気がなかったので、抗議の声が外に出ることはなかった。 「なるほど、そういうことでしたか。それではレミー殿、これからよろしくお願いいたす」 こうして。 この日、運命すらも超越した絆で結ばれることを約束された導かれ(ちゃっ)た者が、ついにすべて集ったのだった。 「お、お、おのれぇ……」 ディオルたちの様子を物陰で見ながら、ラギアソーンが怒りで身を震わせた。 「むっ!?」 しかし、フィリアの姿を視界にとらえるなり、ラギアソーンの様子が一変する。 「あのブレス、まさか……」 何故か、ラギアソーンの涙腺がゆるみ始めた。 「ああっ! お前はジョンっ!!」 頭を打ってトチ狂ったか、ラギアソーンはとうとう堰を切ったように号泣しだした。 こうしてフィリアに抱擁したラギアソーンが、この後再起不能になるまでケチョンケチョンにされたのは言うまでもない。 記念すべき第十話です。魔法の鍵のイベントは書く必要性を感じなかったのでカットしました。 ――まあ、そんなことよりも。 呪!! 導かれ(ちゃっ)た者だよ全員集合!! え? 一人はスペアだって? 折角めでたく全員集合したんだから、細かいこと言って場の雰囲気を崩しちゃダメ。 記念にクイズです。ロザリー役は誰でしょう? ……って、十回目でいまさらこんなこと催すなよ。 ちなみに、期限はロザリー役が登場するまでで、正解者の方(複数の場合はご感想が早かった方に限らせていただきます)はわたしのHPにて表彰します。賞品拒否はOKです。 |
24703 | お願いします・・・『祝って』ください・・・ | リナ&キャナ E-mail | 2003/2/9 11:13:09 |
記事番号24694へのコメント こんにちはです。 タイトルの意味は・・・ > 呪!! 導かれ(ちゃっ)た者だよ全員集合!! え? 一人はスペアだって? 折角めでたく全員集合したんだから、細かいこと言って場の雰囲気を崩しちゃダメ。 『祝』じゃないんですか!?『呪』ですか!? では、いつもどおりの部分部分のツッコミ(迷惑だっつー説あり)を。 >『その上……こんな難病に犯されるとは!!』 > さらに、厳しい寒さにさらされたせいか、『左目のまぶたから爪が生え、右の鼻孔から牙が生え、舌から脇毛が生え、ヘソが勝手にしゃべる』という、何とも奇天烈【きてれつ】な病気が彼の身を蝕んでいた。 何かの漫画でこういうのがあった気が・・・ なんだったっけ・・・グルグル・・・じゃぁないし・・・ それにしても、相変わらず不幸な魔王様(苦笑) > 北西部の帝都キングレオを中心とするこの大陸は、グラウシェラーという男が王位を継承した瞬間に魔界と化していた。 ・・・グラウシェラーがバルザック・・・? じゃあ・・・キングレオは誰・・・? > マイルズたちは確かにグラウシェラーを葬った。しかし、当のグラウシェラーは傀儡【かいらい】の王でしかなかったのだ。 > グラウシェラーがより巨大な闇の下僕でしかないことを知ったマイルズたちは、その邪悪を打ち破るべく、お告げ所で知った勇者を探す旅に出た。グラウシェラー直属の主であるラギアソーンがペット捜索から一時帰還したのは、そのわずか三日後であった。 ・・・えっと・・・ グラウシェラーの上司がラギアソーンって・・・ ラギアソーンって・・・ そりゃ、メンバーの大半がすぺしゃるキャラなこの話では、ある意味妥当ですが・・・(滝汗) >「で、その曲者とやらは何人で、その特徴は?」 >「曲者は一名、女で長い黒髪、剣技に長けていて、背中には片刃の長剣、腰にはロングソードとショートソードを一本ずつ差して……ぐふっ!!」 > 伝えるべきことを伝えると、兵士が基本に忠実な力尽き方をした。 をを!!! ライアンはレミーさんですか。 これは又珍しくまともな・・・げふげふっ!! いや・・・妥当な人選ですね。 それにしても、この兵士・・・役者で食っていけないか?(笑) > 太陽が半円のおよそ五分のニを回ったところで、キングレオ城が大陸とともにその姿を現した。 ・・・ ・・・・・・はい? >「こうすればぁ、速くなりますかねぇ」 > ウィニーがフィリアの前に骨董品を吊るす。 >『クソオッ! コンナコテンテキナシュダンニアヤツラレテシマウトハ!!』 > ニンジンにつられる馬というのは彼女も知っているし、そんなトリックに乗ってやる気はさらさらない。だが、悲しいことに、遺跡から骨董品を見つけたら前の飼い主の父親からえさをもらえたのがきっかけで、骨董品を見つけてご褒美をもらう行為が蓄積し、彼女の脊椎内で骨董品に対する正の走性がプログラムされてしまい、体が勝手に骨董品に誘導されてしまうのだ。 さすが骨董品マニア・・・ しかし、唯一メインキャラ(アニメオリジだけど)でレギュラーなのに、なんて不遇な扱い・・・ 出番のかけらもないアメリアやゼロスのほうが絶対まし・・・ >「凄い威力ですねぇ」 > フィリアが怒りに任せて放った閃光の吐息【レーザー・ブレス】によって崩壊したキングレオ城を眺めながら、ウィニーがまるで他人事のような声で言った。 >「これなら十分戦力としても使えるな」 > 閃光の吐息を連打してふらふらのフィリア(結局当てることができなかった)の気持ちも知らずに、フィリアのお尻をポンポン叩きながら、マイルズが豪快に笑う。 > 今後フィリアはもっとこき使われることだろう。 ・・・バロンの角笛要らないじゃないですか。 >「もしかして、あなた、ランガーシャ姫ですよね? じゃあ、ディオルさんってひと、いらっしゃいません?」 !!!!!!!!!!!!!!!!!!! な・・・なんで、この人を見て『姫』と断言できる!!? それほど、インパクトのでかさで有名だったんだろうか・・・ > ディオルと初対面したにもかかわらず、レミーは全く驚くそぶりも見せずにいきなり自己紹介をした。 精神強いなぁ・・・(そういう問題ではないという説濃厚) > レミー曰く、導かれ(ちゃっ)た者である人間の一人が逮捕された(『正義の味方だろうが!!』ってツッコミはなしのルールで)ので、急遽代理人となって、手始めに怪しいラギアソーンを倒すようにと、ラグラディアに命じられたとのことである。 ・・・正義の味方ぁ? 少なくとも、勇者は正義には見え無い気が・・・ たちの人相はその時聞いたらしい。(だから驚かなかった) >『代替可能かよ!?』 > 導かれ(ちゃっ)たうち二名ほど心の中で絶叫したが、うち一名は一度引き受けたのに個人的な理由でやめるハイソのなさを許さず、もう一名は文句を言う勇気がなかったので、抗議の声が外に出ることはなかった。 ・・・確かに、まともな精神の持ち主と言えば、この2人くらいしかいないしなぁ・・・ しかし、やっぱりこの2人も濃いので、そういうことにも普段は気付かないだけで・・・ > こうして。 > この日、運命すらも超越した絆で結ばれることを約束された導かれ(ちゃっ)た者が、ついにすべて集ったのだった。 集まってません!!! > 記念にクイズです。ロザリー役は誰でしょう? ……って、十回目でいまさらこんなこと催すなよ。 > ちなみに、期限はロザリー役が登場するまでで、正解者の方(複数の場合はご感想が早かった方に限らせていただきます)はわたしのHPにて表彰します。賞品拒否はOKです。 前に『リイナだぁ!!』って言っておいて、思いっきりはずしてますからねぇ・・・ うーん・・・エルフつながりでシャーリーンですか? メフィもエルフだけど、本編キャラだし・・・ いくらなんでもモリーンじゃないだろうし・・・(モリーンじゃまともすぎる)(待て) クレミアもアリかもしれないけど・・・ まあ、あたしの答えはシャーリーンでお願いします。 では、又〜〜〜 |
24741 | ではTIMさんに頼んでみましょう | Dirac E-mail URL | 2003/2/12 01:17:42 |
記事番号24703へのコメント >『祝』じゃないんですか!?『呪』ですか!? 本音が出ちゃいました。 というわけで……。 あ〜めでたい! しめすへん! あに! 祝!! ……ころもへんだったっけ? >> さらに、厳しい寒さにさらされたせいか、『左目のまぶたから爪が生え、右の鼻孔から牙が生え、舌から脇毛が生え、ヘソが勝手にしゃべる』という、何とも奇天烈【きてれつ】な病気が彼の身を蝕んでいた。 >何かの漫画でこういうのがあった気が・・・ >なんだったっけ・・・グルグル・・・じゃぁないし・・・ >それにしても、相変わらず不幸な魔王様(苦笑) 漫画を参考にしたわけじゃないので分かりません。 ただ、彼の度重なる不幸も、次回かその次あたりには「そりゃ天罰だ!!」と思われるかもしれません。 かなり問題作なので……。 >グラウシェラーの上司がラギアソーンって・・・ >ラギアソーンって・・・ >そりゃ、メンバーの大半がすぺしゃるキャラなこの話では、ある意味妥当ですが・・・(滝汗) 別にSPを前面に押し出そうとしているわけじゃないんですけどね。 ラギアソーンは手がいっぱいあるからキングレオ、グラウシェラーは自分の存在を隠していたからバルザックなのです。 このシリーズは、スレイヤーズとドラクエ4がどのように結びいたら面白いかを追求して書いています。例のクイズはこれからも続けていくつもりなので、今後のご参考になさって下さい。……って、参考になりますか? >> 太陽が半円のおよそ五分のニを回ったところで、キングレオ城が大陸とともにその姿を現した。 >・・・ >・・・・・・はい? 地面を基準にした太陽の位置が変わったことを描写して、時間が経ったことを表現したつもりなのです。 やたら分かりづらい言いまわしでごめんなさい。 >> ニンジンにつられる馬というのは彼女も知っているし、そんなトリックに乗ってやる気はさらさらない。だが、悲しいことに、遺跡から骨董品を見つけたら前の飼い主の父親からえさをもらえたのがきっかけで、骨董品を見つけてご褒美をもらう行為が蓄積し、彼女の脊椎内で骨董品に対する正の走性がプログラムされてしまい、体が勝手に骨董品に誘導されてしまうのだ。 >さすが骨董品マニア・・・ >しかし、唯一メインキャラ(アニメオリジだけど)でレギュラーなのに、なんて不遇な扱い・・・ >出番のかけらもないアメリアやゼロスのほうが絶対まし・・・ 今後登場する予定のメインキャラって、チョイ役含めてせいぜい四名ほどしかいません。 ちなみに、次回ゼロスが登場します。 >> 導かれ(ちゃっ)たうち二名ほど心の中で絶叫したが、うち一名は一度引き受けたのに個人的な理由でやめるハイソのなさを許さず、もう一名は文句を言う勇気がなかったので、抗議の声が外に出ることはなかった。 >・・・確かに、まともな精神の持ち主と言えば、この2人くらいしかいないしなぁ・・・ >しかし、やっぱりこの2人も濃いので、そういうことにも普段は気付かないだけで・・・ いや、勇者も根本はまともですよ。 彼のスピリットにその器がともなっていないだけで……。 >まあ、あたしの答えはシャーリーンでお願いします。 ファイナルアンサー? >では、又〜〜〜 問題の方、滞っていて申し訳ございません。(問題のミス発覚連発) いつごろまで届ければよいでしょうか? 変な終わり方ですが、それでは。 |
24723 | 祝いと呪いは微妙な違い……。 | エモーション E-mail | 2003/2/10 21:33:41 |
記事番号24694へのコメント こんばんは。 気が付くの遅れちゃいました〜!! 何だかひたすらガウリイ=ガブリエルは不幸ですね。 >『その上……こんな難病に犯されるとは!!』 > さらに、厳しい寒さにさらされたせいか、『左目のまぶたから爪が生え、右の鼻孔から牙が生え、舌から脇毛が生え、ヘソが勝手にしゃべる』という、何とも奇天烈【きてれつ】な病気が彼の身を蝕んでいた。 ……どんな病気なんですか、これ……(汗) それ以前に病気ですか、これ……(滝汗) 何だか嫌なものに変化したという感じにしか見えませんが……。 グラウシェラーが傀儡というのには……(笑) しかも直属の上司がラギアーソン……(爆笑)でもやっぱりペットは探して いるんですね。 ライアンがレミーさん……でも代役というのに驚きました。 逮捕されたって何やらかしたのでしょう……本当の導かれちゃった者は……。 また、フィリアが何だか滅茶苦茶かわいそうですね。 かつての主が言った「俺のフィリアが汚れる」は、正しい見解でしたねぇ……。 城を完璧に破壊したレーザーブレスはさすがにフィリアだとしか言えませんが。 > 呪!! 導かれ(ちゃっ)た者だよ全員集合!! え? 一人はスペアだって? 折角めでたく全員集合したんだから、細かいこと言って場の雰囲気を崩しちゃダメ。 呪……ですか(汗)それとも呪(まじな)っているのでしょうか。 まあ、ラティーナさんがいつも呪(まじな)いしてますが。 とりあえず、メンバー集合おめでとうございます! ティアちゃんもがんばってあらすじの脚色に燃えます(笑) > 記念にクイズです。ロザリー役は誰でしょう? ……って、十回目でいまさらこんなこと催すなよ。 ロザリー……誰なんでしょうね……。あちらでデスピサロさまが怒ってた キャスティングなんですよね……。 ガウリイが、お婆さんのラブラブフラッシュ(仮名)の前に敗北したとき 「リ……」って言っていたのはヒントになるのでしょうか。 ……実はフィリオネル殿下(爆)とか……。マーニャがマイルズさんですし(笑) では、拙いコメント&もう思いつかなくて自棄に走った変な答えで 申し訳ありませんが、この辺で失礼します。 |
24732 | Re:導かれちゃった者たち 第十話 その時は訪れた | らりろれる E-mail | 2003/2/11 01:30:26 |
記事番号24694へのコメント ども、五年に一度の大量発生期が近づいてきている(マテ)らりろれるです。 いつもひーひー笑わさせられていただいてます。 本当はいつものように読み逃げするはずだったのですが(爆滅)、とても恐ろしい考えが脳裏を横切ってしまいましたのでぶちまけてしまいます。 > 記念にクイズです。ロザリー役は誰でしょう? ……って、十回目でいまさらこんなこと催すなよ。 正直、俺も最初はリィナあたりかと思っていました。がしかし。 ロザリー……いましたよそういえばぴったりの人が。長編の二巻あたりに。 危なくないようスライムと一緒に閉じ込められて、『届いて私のこの想い』と電波──じゃなかった思念波を飛ばして見知らぬ相手を招き寄せ、封印してくれた張本人を、さっくりやっちゃうように依頼していたお方が。 ロザリー役はずばり! 白のハルシフォムさんですねっ! ……違ってたらやだなぁ。あたってるともっとヤだけど。 > ちなみに、期限はロザリー役が登場するまでで、正解者の方(複数の場合はご感想が早かった方に限らせていただきます)はわたしのHPにて表彰します。賞品拒否はOKです。 正解…見たいようなみたくないような…。 ともあれ、運命の日を厳粛なころもちで迎えたいと思います。 でわでわ。 |