◆−大変お久しぶりです。−みてい (2003/2/3 01:29:27) No.24615
 ┣TimePiece0【無題】−みてい (2003/2/3 01:33:52) No.24616
 ┗TimePiece1【交】−みてい (2003/2/3 01:53:19) No.24617
  ┣Re:TimePiece1【交】−おや (2003/2/3 14:49:51) No.24619
  ┃┗はじめまして。−みてい (2003/2/4 01:48:22) No.24626
  ┗わあ,みていさんだv 初めましてvvv−ひろみ (2003/2/3 20:45:42) No.24621
   ┗をっ、ひろみさんだv初めまして☆−みてい (2003/2/4 01:55:44) No.24627


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24615大変お久しぶりです。みてい 2003/2/3 01:29:27


こんにちは、みていです。
大変ご無沙汰しておりました。
最近は冷えますねぇ。
みていはインフルエンザをもうやったので、この冬はもぉ風邪ひかねぇだろと高をくくってますが、さてどうなりますやら(苦笑)

懲りもせず新シリーズ始めますっ。
流れ的には前のシリーズを受けてるんですが、単独でも成り立つようにしていきたいと思いますので、初めましての方も気が向かれましたらお付き合いくださいませv
…………更新は、ものすっごく遅いと思いますが……(汗)

ではでは、おつきあいください。

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24616TimePiece0【無題】みてい 2003/2/3 01:33:52
記事番号24615へのコメント

いわゆる、『予告』みたいなもんです。
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 ソレに最初に気がついたのは誰だったのだろうか。

 ――― 傷ついた懐中時計

 その意味を悟った者がいたのだろうか。

 ――― 欠けた部品

 受け入れたのか。

 ――― 止まった秒針

 拒絶したのか。

 ――― 凍りつかせたココロ

 抗う者は。

 ――― 惑う緋色

 告げる者は。

 ――― 砕ける蒼色


 ―――――― 誘う(いざなう)者を追い、傷ついた彼の者を癒したものは ――――――



**********************************************************************
ではでは、気長に続きをお待ちくださいv
みていでした。
多謝♪

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24617TimePiece1【交】みてい 2003/2/3 01:53:19
記事番号24615へのコメント

第1話です。
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 オレから話聞こうなんてモノズキだなぁお前さんも。
 まともな話なんかできないぞ?
 それでもいいのか?


 そうだなぁ、何から話せばいいんだろな。
 オレにとっては、何ていうか。
 うーん。

********************

 偶然にしてはできすぎだった。


 とある城で期間限定で公開される魔道書を無事閲覧することができ。
 まぁ読んどいて損は無いけど今のところ得も無さそうだと早々に見切りをつけて退散したあたしとガウリイ。
 これからやんなきゃいけないようなこともなく、盗賊さんたちは根こそぎやっつけて財布はあったかい。
 とりあえず南にでも進路をとってみようかと話していた。

 そんなときだった。

 誘われた。
 否、挑発された。

 あたしは、あたしたちはそれを無視できなかった。




【交】




「何考えてんだと思う?あの紫カッパ」
「かっぱ?」
「紫のおかっぱゴキブリのことよ」
「面白くないこと」
「まぁ、たしかにあの性悪ニコ目が考えてることなんてロクなことなわけないけど…」

 窓の外を見ながら頬杖をつくガウリイを視界の隅に置きながら、あたしはミルクティの最後の一口を飲み干した。
 外はゆらゆら雪が舞い始めている。
 雨ほどには急かさないはずの天候の変化が、あたしには逆に奇妙な焦燥感を抱かせていた。

(ボクたちを止めることができます?)

 唐突に現れたゼロスは、あたしにそう言うと唐突に消えた。
 …違う、『あたしとガウリイ』に言ったんだ。
「ボク『たち』ってどういうことかしら」
「うーん」
「カッパ部隊がいんじゃないでしょーね…」
「ぶっ」
「ガウリイ?」
「ぶははははははははははははははっ」
「どやかましいわっ!」
 
  スぱこーんっ☆

「いてっ」
 いきなし爆笑かましたくらげにスリッパをあたっくしてみれば。
「あのな」
「………………………………。」
 ……………………………………………………………………………。
 ………………………………………………………………くっ
「くっだらな〜っ!
 な、なんでそんなことになんのよ〜〜〜〜〜〜っ!!
 …ぷっ、くっ、あははっはははははははははっ」
「なー、笑えるだろ」
「爆笑王だわ、あんた」
「いやぁ」
「か、カッパ頭のゼロスがぶいーんぞろぞろと…カッパ…つるつる…あははははははははっ」
 あぁ、思い出すたび笑えてくる。
 笑うだけでは抑えきれず、ばんばんと机を叩き足をじたばたさせるあたしたち。

「……お客さん、もうちょい静かにしてもらえませんかね」

 口元を引きつらせる宿のおいちゃんに二人して平身低頭謝り、あたしたちは早々に部屋へと引き上げた。


 ――― 翌朝。


「……捕まえた」
「…どーすんのよそれ」
「どぉする言われても、…どうしよっか、リナ」
「だーっ!」

 誰かこののほほんクラゲをどうにかしてっ!
 何で雪ウサギ大福買ってくるはずが明らかに食べ物じゃないものを小脇に抱えてくるのよっ!?
 あたしはガウリイに抱えられているじたじたばたばたしている存在を見た。
 …少なくともただの子どもじゃないわね。
「あんた、どっから来たの?」
 試しに訊いてみると。
「おっ」
 子どもは不器用に人差し指を伸ばしてガウリイが歩いてきた方向を指差した。
「へぇ、あっちなのね。
 ラウルの村から来たの?」
「…………」
「わかってないみたいだぞ」
「そうね」
 どすっ。
 鈍い音がしてガウリイの顔が少しゆがんだ。
 相変わらずじたばたする子どもにガウリイが太ももをしたたかに蹴られたようだ。
 ちらっと目で問うと、『大丈夫』とでも言うように目配せをしてきた。
「やっぱこれって迷子か?」
「じゃなかったら逃げてきたかよね」
「かもなぁ」
「でしょ」
 この子の『見た目』だけ考えても、その可能性は否定できない。
「で、どうする」
「そこなのよねぇ」
「へ、どこだどこだ?」
 …………………………。
 ぱかぁんっ♪
「もぉっ、ガウリイったらホントにクラゲさんなんだからっ」
「………………………………………………」
「どったのー、ガウリイ」
「………………すまん、オレが悪かった」
「わかればよろしい」
 ふっ、できればこの手は使いたくなかったわ………。
「あ、あのー、お取り込み中悪りっすけど」
「悪いと思ったら出直して〜」
「あ、そっすかわかったっしょ。ってンなわけにはいかんのよっ!」
「あにようっさいわねぇ」

「連れを探してんだってばよっ!こっち向けム ――― 」

  どしゃーんっ

 その瞬間、雪のわずかに残る道に雷が落ちた☆
「おぉイズ、久しぶりだなあ」
 …今挨拶しても聞こえてないと思うわよ、ガウリイ。


「ほれ、きっちし謝っとけっしょ」

『天変地異』によってちょっぴしコゲた自称吟遊詩人はついさっきまでガウリイが抱えていた子どもの頭を押し下げた。
 ぐいっと頭を下げられたその子は、ぴょこっと頭を上げると彼によじ登る。
「ねぇイズ。
その子ってあんたの連れの子?」
「おー、おれっちの連れ。
 ちゃんとおそろのバンダナしてるっしょ」
 まぁ、言われて見りゃたしかにこの『墓穴掘り名人』と同じ色のバンダナをしてるわね。
 イズが額に、ビィが首に、この子が頭に。
 まさに『ご一行様』。
 …目立つわねぇ、巨大アヒルな見た目のビィに加えてこの子もときたら。
「この子ってイズの子か?」
「いんやぁ、おれっちまだオヨメサマいないし?」
 いてこんなフラフラしてたら底なしの甲斐性なしよね。

「んでな、コイツの名前。『ワン』つーから以後よろしゅーに」
「「まんまやがな」」
「そこはそれ、ご愛嬌ってことで☆」

 ワンと呼ばれたその子は、あたしたちがシンクロしてつっこむとはたん、とシッポを動かした。
 ――― この子が他の子と違うところ。
 それは、ふさふさとしたシッポと、バンダナから見える犬のような耳があることだった。
 イズに言わせれば、下手に隠すよりもこうやって大っぴらに見せてたほうが返って飾りのように思われて都合がいいらしい。
 肩車をされたワンはときどき背伸びをしながら周りを見渡している。
 その姿は本当の親子のようにも見えた。

****************************

 がつがつがつがつ
 もぐもぐもぐもぐもぐもぐ
 ぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぷわくっ
 ごっくん
 あぐあぐあぐあぐ

「あーっおいしかったっv」
「満腹満腹」
「食ったぞ〜って感じっしょ」
「びっびぃ♪」

 数ヶ月ぶりに会ったことだし、ゴハンでも食べながら話さない?ということになって。
 いざ燦然と輝くゴハンさんがテーブルを占領したら。
 ………何も乗っていない皿に埋め尽くされるまで話が始まることはなかった。
 …まぁ、あたしたちじゃこんなとこよね。
「んで?
 ご両人はこの街には例の『魔道書』絡みでか?」
「その魔道書『絡み』ってのはやめてちょうだい。
 あたしたちがいっつも厄介ごとに首突っ込んでると思ったら大間違いよっ」
「……突っ込んでないほうが稀なよーな…」
「ガウリイっ、ぼそっとつっこむんじゃないっ」
「へいへい。
 イズはそれで何でここをほっつき歩いてたんだ?」
「ほっつきって…。
 おれっちは村に戻る途中っしょ。
 コレの顔見世してねえし?」
 言いながらイズはてんてんとワンの頭を触った。
 ワンははたんと頭を触られるたびに耳を倒し、気持ち良さそうに目を閉じていた。


「なら明日からは違う方向ね。
 あたしたちは南へ向かうつもりだったから」
「またバッタリってものアリっしょ」
「まぁな」



 ――― このときは、『再会』がすぐそこに迫っているとは思いもしなかった。



/続/


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はい、もうオリキャラが出ております。
ワンちゃん、とある漫画のとあるキャラに見た目がもしかして似ちゃってらぁと気が付いたのは設定しちゃった後(爆)
……強行(悪)

毎回そうなんですが、新シリーズは少なくとも3話目くらいまでは手探りです。
文章とか何か変な感じするんですよね。
今回はどれくらいで馴染むかな。

○小ネタ…かな?
 『進化した?ゴキブリ』

ではでは、もうストックないぞーなみていでした。
多謝vv

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24619Re:TimePiece1【交】おや 2003/2/3 14:49:51
記事番号24617へのコメント

ゴキブリの次はカッパ・・・ゼロス、すんげー言われ放題ですねー。
しかもなまじ否定できないあたりが・・・・・・。
次はどう呼ばれるのでしょーね、パシリ魔族君は。

注:あたしは別にゼロスが嫌いというわけではありません。
  だから刺さないで下さい。

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24626はじめまして。みてい 2003/2/4 01:48:22
記事番号24619へのコメント

はじめまして、おやさん。

>ゴキブリの次はカッパ・・・ゼロス、すんげー言われ放題ですねー。
>しかもなまじ否定できないあたりが・・・・・・。
>次はどう呼ばれるのでしょーね、パシリ魔族君は。
さて、どうでしょう(笑)
>注:あたしは別にゼロスが嫌いというわけではありません。
>  だから刺さないで下さい。
刺しませんけど…。

コメントありがとうございました。
…でも、欲を言わせていただくなら小ネタだけでなく、ほんのちょっとでも内容に触れていただけると嬉しいかなぁって思います。
第一話から何を書けって思われるかもしれませんけど、そこしか読まれてないような気がして、ちょっとけっこう寂しいのです。

ではでは、小うるさいみていに懲りずにまた来ていただけると嬉しいです。
みていでした。多謝v

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24621わあ,みていさんだv 初めましてvvvひろみ 2003/2/3 20:45:42
記事番号24617へのコメント

 なんつーかこう,「つかまえるぞ」と言わんばかりの不躾(すぎる)タイトルだな・・・っていうか挨拶を先に入れろ自分。卍会では御世話になっております〜,初めましてです,ひろみと申しますvv

>「カッパ部隊がいんじゃないでしょーね…」

>「くっだらな〜っ!
> な、なんでそんなことになんのよ〜〜〜〜〜〜っ!!
> …ぷっ、くっ、あははっはははははははははっ」
>「なー、笑えるだろ」
>「爆笑王だわ、あんた」
>「いやぁ」
>「か、カッパ頭のゼロスがぶいーんぞろぞろと…カッパ…つるつる…あははははははははっ」

 まぢですかっ!! ・・・見たいような見たくないような不思議な気分(笑)

 イズさんが颯爽と現れました・・・・勿論ビィと共に。今度はしっぽぱふぱふ(何)―――ワン君という新キャラも一緒で,この後どうなるのか激楽しみでございます♪
 そして,この後くらげの素敵兄さまも出てきたりするのでしょうかっ(期待大)大ファンなんです〜vvかっこいいです〜(出てきてないキャラにラブコール送らないで下さい)

 ではでは,ひろみでしたv

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24627をっ、ひろみさんだv初めまして☆みてい 2003/2/4 01:55:44
記事番号24621へのコメント

> 卍会では御世話になっております〜,初めましてです,ひろみと申しますvv
こちらこそお世話になっております。
いらっしゃいませ、ひろみさんv

> まぢですかっ!! ・・・見たいような見たくないような不思議な気分(笑)
カッパ隊ゼロス。
元ネタは『○カッパ頭』からなんですけどね(笑)←微妙に伏字になってない
> イズさんが颯爽と現れました・・・・勿論ビィと共に。今度はしっぽぱふぱふ(何)―――ワン君という新キャラも一緒で,この後どうなるのか激楽しみでございます♪
新キャラを登場させるとき、みていが一番悩むのが『名前』でして。
ワンもかーなり悩んだんですよ。
三人まとめて、ちっちゃい小ネタになってたりします(笑)
彼らにはまた登場願います。
> そして,この後くらげの素敵兄さまも出てきたりするのでしょうかっ(期待大)大ファンなんです〜vvかっこいいです〜(出てきてないキャラにラブコール送らないで下さい)
くらげ兄、登場します。
登場することは決まってます。
いつ頃出てくるかは………もちょっと先かもです。

> ではでは,ひろみでしたv
ありがとうございました。
またおつきあいくださいませv
ではでは、みていでした。多謝☆